カタログダウンロード(PDF形式:2.9MB)

ボルト組立式
外部補強フレームシリーズ
蓄熱槽・貯湯槽
新耐震設計 スロッシング対応品
強さを追求した
ボルト組立式外部補強フレームシリーズ
清潔な飲料水を提供することを第一に
水槽に求められる
耐震性、衛生性、耐久性、施工性などの条件に
高水準の品質でお応えし、
マンションやオフィス、工場、
レジャー施設など
水槽の構造計算手順と項目
安全性
開発されたヒシタンク®。
●
開 始
計算諸元設定
十分な強度を保持した
構造で大地震でも貯水
機能を確保
(平成8年新建築基準法に準拠)
衛生性
●
水道法及び食品衛生法
に適合した安心できる
水質
安全で安心して
ご使用頂ける
水槽を目指して
(水道水質基準に適合)
外部補強フレーム構造
で維持管理のし易さを
確保
応力算定
3
機能性
●
1
応力算定項目
2
様々な場所でご利用いただいています。
外力算定
1
天井パネル
2
天井補強梁材
4
本体据付ボルト
6
アンカーボルト
3
5
側壁補強部材
本体平架台
発生応力と許容値との比較判定
6
5
4
OUT
発生応力<許容値
発生たわみ<許容値
終了
地震に対する設計のポイント
槽本体補強方式の変遷
タンク本体への影響
地震の作用力
波の動き
加速度型応答
水槽に加わる水圧は
水槽下部が最大
水圧のかかり方
外部補強フレーム方式
向かい合う側壁の交点をSUS製
ロッドで引っ張り合う方式
側壁の交点に補強材を配置し
たブレス補強方式
側壁補強材、鉄平架台、天井補強材とを
ラーメン
(門形)
構造とした高剛性補強方式
昭和39年(’64年)発売当初〜
旧建築基準法適合品
昭和58年(’83年)FRP水槽耐
震設計基準適合
昭和56年度改正建築基準法 0.7、1.0、1.5G仕様品
平成8年(’96年)新建築基準法
1.0、1.5、2.0G仕様品
阪神淡路大震災の教訓にもとづく
タンクの移動/転倒
コンクリート基礎への影響
地震の作用力
波の動き
天井ー側板への影響
変位型応答
振動数が小さい
大きくゆっくり揺れる動き
水槽に加わる水圧は
水槽上部が最大
1
ブレス方式
配管部への影響
振動数が大きい
小刻みに早く揺れる動き
地震
発生
ステーボルト方式
水圧のかかり方
震災調査や耐震実験データを元に、
信頼性の高い外部補強フレーム方式を
ボルト組立式タンク全機種に採用。
・内部補強材への影響
・側板の影響
・底板ー側板部への影響
・底板への影響
東日本大震災において、外部補強構造・ボルト組立式ステンレスタンクで貯水機能を損なう破損はみら
れませんでした。
また、外部機関の調査においても、外部補強構造の有用性が確認されています。
日本給水タンク工業会資料より一部抜粋
2
外部補強フレーム方式を採用した
ボルト組立式ヒシタンク シリーズ
®
ステンレス製パネル型高置水槽・受水槽
ステンレス製蓄熱槽・貯湯槽
耐熱仕様
使用最高温度80℃
耐食性に優れたSUS444製パネルを使用。使用最高
温度80℃までの貯湯を考慮した設計。保温材には
25mm厚と50mm厚(オプション品)
の2タイプを用
意。経済的な深夜電力を活用した貯湯槽としても利
用可。
同時に省エネルギー対策にも有効。
ボルト組立形
搬入・設置が容易
清掃が容易
外部補強フレーム方式(外部補強構造)
を採用しているため、年1回以上
義務付けられている定期清掃の際、作業が容易に行え、隅々まで内部点
検が可能です。
100%リサイクル
水槽の貯水性能の材料特性を活かして、
ステンレスパネルをボルト組立
形にすることで、品質と経済性を高めただけでなく、分別を容易にしてス
テンレス鋼の100%リサイクルも可能にしました。
リユース・リニューアルが簡単
ボルト組立形なので、解体・組立・再利用が容易で、移設やリニューアル
が簡単かつ経済的に行えます。
ボルト組立形なので、溶接・溶断作業は不要です。
組立・解体に火気を使用しません。
廃液処理不要
ボルト組立形なので、溶接部の酸洗い処理や、
それに伴う廃液処理も不
要で、産業廃棄物による水質・土壌汚染を起こしません。
組立には100Vの電源を使用します。
標準設計仕様
目
静 水 圧
設計水位
地
積
震
雪
風 圧 力
水
水
温
質
耐震設計
スロッシング対応品
標準設計仕様
水位(m)×0.01MPa{0.1kgf/cm2}
水槽高さ(呼称高さ)×0.9
設計水平震度KH=1.0、1.5、2.0
設計垂直震度=設計水平震度×1/2
スロッシング設計用速度応答スペクトル値
SV=150、375cm/sec
0.6×10-3MPa{60kgf/m2}
(垂直積雪量30cm)
1160N/m2(平成12年改正建築基準法に基づく
大都市区域の係数を考慮した荷重)
常温(30℃以下)
PH5.8〜8.6
保温型「ボルト組立形」ステンレスパネルの複合板構造
単位:mm
ウレタンフォーム
標準設計仕様
項
※上記範囲以外のものについては、特別設計となっております。別途お問い合わせください。
3
組立作業に火気を使用しないので工場内等、火気使用不可の現場でも施工可
能。溶接部の酸洗い処理やそれに伴う廃液処理も不要。
ヒシタンクの実績と技術ノウハウを活かし、
スロッシング対策を施した高い耐
震構造(国土交通省告示第1924号適合)。外部補強により強化させた外部補
強フレーム方式で、槽内部の補強が不要となり、清掃やメンテナンスが容易。
熱交換器などの設置も可能。
高電圧不要
項
溶接・火気不要
静
水
目
圧
25
使用最高温度
保 温 仕 様
25mm厚(オプション:50mm厚)
設 計 水 位
地
震
積
風
水
雪
圧
力
質
8.5
化粧カバー
(耐熱FRP)
標準設計仕様
水位(m)×0.01MPa{0.1kgf/cm2}
1〜2mH:水槽高さ
(呼称高さ)×0.9
2.5〜3mH:水槽高さ
(呼称高さ)-0.25m
設計水平震度KH=1.0、1.5
設計垂直震度=設計水平震度×1/2
スロッシング設計用速度応答スペクトル値
SV=150、375cm/sec
0.6×10-3MPa<60kgf/m2>
(垂直積雪量30cm)
1160N/m2(平成12年改正建築基準法に基づく
大都市区域の係数を考慮した荷重)
80℃
PH5.8 〜 8.6
天井板
発泡ポリスチレン
側板
耐熱発泡ポリスチレン
底板
発泡ポリスチレン
化粧カバー
(アルミ)
8.5
ボルト組立形パネルタンクはすべて外部補強フレーム方式を採用してお
り、阪神淡路大震災や東日本大震災でも、
その高い信頼性は実証済みです。
火気不使用
50
耐震性
20
外部補強構造のボルト組立形のステンレスタンクなので…
※
パネル式ボルト組立形なので、搬入経路が狭い場合
でも搬入・施工が可能。施工期間も大幅に短縮。設置
スペースに合わせてタンクの大きさが0.5mピッチで
選択。断熱保温材が後付け方式のため、
メンテナンス
やリニューアル時の分別廃棄が可能。
(※別途お問い合わせください)
化粧カバー(アルミ)
※上記範囲以外のものについては、特別設計となっております。別途お問い合わせください。
4
外部補強フレーム方式を採用した
ボルト組立式ヒシタンク シリーズ
®
FRP製パネル型高置水槽・受水槽
地震発生時
瞬時に水を守る
緊急遮断システム
システム
三菱樹脂は“清潔な飲料水を提供する”こと
水槽の出水口
(給水側)
に装備する緊急遮断弁システムです。
製給水タンクを昭和37年に開発・販売しま
止し、大切な生活用水を確保します。
を第一と考え、FRPの特性を生かしたFRP
地震災害時に水槽内の弁体が自動的に閉まり、水の流出を防
した。それ以来、FRPタンクのパイオニアと
復帰に際しては、安全確認の上、均圧管を開き制御盤のリセッ
して常に技術の改良を続け、皆様の信頼に
トボタンを押すだけで自動復帰できます。
応えられるよう努めています。
項
目
静 水 圧
設計水位
地
震
積
雪
風 圧 力
水
水
温
質
照 度 率
緊急時に自動的に作動
標準設計仕様
制御盤内に感震器を内蔵しています。
地震時に設定値以上の加速度を感震器が感知すると、
バルブに信号を送り遮
断します。
水位(m)×0.01MPa{0.1kgf/cm2}
水槽高さ(呼称高さ)×0.9
設計水平震度KH=1.0、1.5、2.0
設計垂直震度=設計水平震度×1/2
スロッシング設計用速度応答スペクトル値
SV=150、375cm/sec
(垂直積雪量30cm)
0.6×10-3MPa{60kgf/m2}
1160N/m2(平成12年改正建築基準法に基づく
大都市区域の係数を考慮した荷重)
常温(30℃以下)
アクチュエーター
感震器の感知レベルは、
ご注文時にご指示頂ければ自由に設定できます。(設
定可能範囲:~225gal)
PH5.8〜8.6
二面巾:B
0.1%以下
※上記範囲以外のものについては、特別設計となっております。別途お問い合わせください。
ソケット
約H
約H1
φd
約H2
耐熱FRP製パネル型蓄熱槽・貯湯槽
手作業により開閉も可能
緊急時の予期せぬアクシデントにより制御盤から復帰作業ができない場合で
も、
バルブを直接スパナ等で開閉することが可能です。
シート
弁箱
バックアップ電源で停電時も安心
バタフライ
L
使用最高温度80℃まで耐える耐寒・耐熱
FRP仕様、
シールパッキンは耐熱・耐食性の
良いEPDM製としております。
保温材には特に断熱材に優れた高性能断
熱材を使用しており、優れた保温性を発揮
します。
また、耐熱性を追求した設計として
おります。
項
目
静 水 圧
設計水位
地
震
積
雪
風 圧 力
水
水
温
質
照 度 率
制御盤内にあるバックアップ電源で、停電時にも確実に作動します。地震の感
知はもとよりバルブの作動も通電時と同じように行えます。
40
面間
L
33
d
43
B
28
H1
213
H2
56
全高
H
361
質量
約(kg)
8.1
65
46
66
28
231
80
379
9.0
呼び径
50
80
100
125
150
200
250
300
43
46
55
84
52
100
56
154
68
246
56
60
78
130
200
295
28
28
28
30
32
36
221
236
69
384
123
497
16.4
168
540
20.6
260
729
106
305
138
333
403
433
水位(m)×0.01MPa{0.1kgf/cm2}
水槽高さ(呼称高さ)×0.9
設計水平震度KH=1.0、1.5
設計垂直震度=設計水平震度×1/2
スロッシング設計用速度応答スペクトル値
SV=150、375cm/sec
(垂直積雪量30cm)
0.6×10-3MPa{60kgf/m2}
1160N/m2(平成12年改正建築基準法に基づく
大都市区域の係数を考慮した荷重)
常温(80℃以下)
PH5.8〜8.6
0.1%以下
8.4
89
248
290
369
223
396
512
699
※配管寸法の収まりをご検討の際は、正式図面での確認をお願いいたします。
標準設計仕様
感震器の感知レベルは自由設定可能
優れた耐久性と信頼性
遮断弁本体にはステンレスを採用しているので錆びにくく、耐久性および信頼
性にも優れています。
9.0
9.7
17.7
39.0
遮断後の復帰作業が簡単
復帰作業は停電時でも通電時と同様に制御盤から作業ができるので、
どなた
でも容易に行えます。
46.0
メンテナンスも簡単
遮断弁は、通常のバルブと同様の外置きタイプなので、駆動部やバルブのメン
テナンスも容易です。
バルブ以外の機器への操作、信号も発信可能
外部出力回路を装備しているので、
ポンプなどバルブ以外の機器への操作対
応も可能です。
平常時は通常のバルブとして使用可能
清掃時等に、一般のバルブとしてもご使用いただけるので経済的です。
※上記範囲以外のものについては、特別設計となっております。別途お問い合わせください。
5
6
注意
本印刷物に記載する製品の仕様・性能数値等は、一般的な使
用条件における、ユーザーガイドとして掲示するものです。
記載使用条件を外れて使用され、物的・人的損害が発生して
も、当社はその責任を負いかねます。また、本印刷物は当社
が必要とする事由により予告なく改訂され、本版以前に刊行
した当該印刷物の版は無効となりますので、
ご注意下さい。
本
社 103-0021 東京都中央区日本橋本石町1ー2ー2 三菱樹脂ビル ☎03(3279)3448(直通)
関 西 支 店 541-0044 大阪市中央区伏見町4ー1ー1 明治安田生命大阪御堂筋ビル ☎06(6204)8509(直通)
中 部 支 店 451-6037 名古屋市西区牛島町6ー1 名古屋ルーセントタワー ☎052(565)3735(直通)
九 州 支 店 812-0026 福岡市博多区上川端町12ー20 ふくぎん博多ビル ☎092(262)5273(直通)
北 海 道 支 店 060-0807 札 幌 市 北 区 北 七 条 西 4 ー3 ー1 新 北 海 道ビル ☎011(746)6318(直通)
東 北 支 店 980-0014 仙 台 市 青 葉 区 本 町 1ー2 ー 20 K D X 仙 台ビル ☎022(261)8451(直通)
取扱店
三菱樹脂インフラテックのホームページアドレス http://www.mp-infratec.co.jp/
●本カタログ記載の内容については、予告なく変更する場合があります。
●ヒシタンクは三菱樹脂の登録商標です。
●色調については、印刷の特性上、現物と異なる場合があります。
●本カタログから無断転載を禁じます。
資料請求 NO.525011
文書 NO.525051B11102
2014年12月10日改訂(E)