平成28年度 深川市立納内診療所設計業務委託に係る 公募型プロポーザル方式による 受託候補者選定審査結果報告書 平成28年12月19日 深川市立納内診療所設計業務委託に係る 公募型プロポーザル方式審査委員会 平成28年度 深川市立納内診療所設計業務委託に係る 公募型プロポーザル方式による 受託候補者選定審査結果報告 平成28年12月19日 深川市立納内診療所設計業務委託に係る 公募型プロポーザル方式審査委員会 委員長 坂 本 光 央 深川市立納内診療所設計業務委託の受託候補者を選定する公募型プロポーザルに ついては、平成28年10月21日に募集開始の公告を行い、同年11月18日の受 付期限までに3者から参加表明があったことから、参加表明時に提出のあった会社等 の概要等により参加資格審査を行い、資格要件を満たしていることを確認のうえ、企 画提案書等の書類を受付けした。 提出された提案に対して、審査委員会を組織し同年12月15日に深川市健康福祉 センターデ・アイ研修室において、提案者からプレゼンテーションを受け、ヒアリン グを行うとともに、提案内容の厳正、公正かつ慎重な審査の結果、最優秀提案者を選 定するに至った。 なお、当該審査経過及び講評は、別紙のとおりである。 記 1.最優秀提案者 日本都市設計株式会社 以上 平成28年度 深川市立納内診療所設計業務委託に係る 公募型プロポーザル方式による 受託候補者選定審査経過及び講評 深川市立納内診療所設計業務委託に係る 公募型プロポーザル方式審査委員会 委員長 坂 本 光 央 1 はじめに 深川市立納内診療所(以下「診療所」という。)は、昭和40年9月に建築(鉄 筋コンクリート造)され、昭和42年及び昭和45年に増築を行っているが、建築 後50年が経過し、建物の老朽化や設備の劣化が著しく、維持していくためには耐 震化等の大規模修繕が必要となっているため、新たに改築することになった。 設計業務を委託するにあたり、柔軟な発想や卓越した設計能力、豊かな経験を有 する事業者から広く提案を募集することとなり、公募型プロポーザル方式を採用し 選定することとした。 選定にあたっては、診療所の地元である納内地域代表委員として納内地域集落対 策協議会の推薦者3名を含む8名の委員で組織する「深川市立納内診療所設計業務 委託に係る公募型プロポーザル方式審査委員会(以下「審査委員会」という。)が 設置され、3回にわたる審査委員会を開催したなかで、最優秀提案者を選定するに 至った。 なお、審査委員会委員は次のとおりである。 【深川市立納内診療所設計業務委託に係る公募型プロポーザル方式審査委員会委員 】 委 員 長 坂 本 光 央(深川市副市長) 副委員長 籔 友 博(深川市市民福祉部長) 委 員 大 坂 康 博(深川市立納内診療所院長) 委 員 安 藤 一 彦(地域代表者)納内地域集落対策協議会会長 委 員 川 中 裕(地域代表者)納内活き活きまちづくり委員会会長 委 員 吉 田 緑(地域代表者)JAきたそらち女性部納内支部会長 委 員 三ッ井 隆 博(深川市市民福祉部次長) 委 員 井 原 淳(深川市建設水道部建築住宅課長) 2 選定までの経過 平成28年10月21日(金) 募集の公告 平成28年10月28日(金) 募集説明会 平成28年11月11日(金) 第1回審査委員会 平成28年11月18日(金) 参加表明書受付期限 平成28年11月25日(金) 第2回審査委員会(書類審査) 平成28年11月29日(火) 書類審査結果通知 平成28年12月15日(木) 第3回審査委員会(プレゼンテーション、最優 秀提案者の選定) 平成28年12月19日(月) 審査結果通知 3 審査結果 (1)第1回審査委員会:平成28年11月11日 深川市健康福祉センター研修室 審査委員会委員長である副市長から挨拶、委員の紹介を行った後、事務局より 審査委員会の設置要領の説明があり確認された。 その後、選定審査評価方法及び方針について協議を行い、事務局から説明され た内容に異議なく確認された。 また、今後のスケジュールとして次回審査委員会の開始時間等の調整を行い、 参加表明があった参加者から提出された企画提案書等を各委員へ事前配付する ことを確認した。 (2)審査委員へ企画提案書事前配付:平成28年11月21日 事務局から参加表明書の提出があった3者の業務履行方針等を事前配付した。 また、選定審査の参考資料として「選定審査の手引き」を作成し、あわせて事 前配付した。 (3)第2回審査委員会:平成28年11月25日 深川市健康福祉センター研修室 審査委員会委員長の挨拶後、協議事項の第1次審査について事務局から説明し、 会社等の実績及び設計チームの能力については、事務局で事前に採点した事を説 明し、その後、提案者(3者)から提出された「業務履行方針」「業務上配慮す べき事項についての提案書」について、委員から質疑を受けながら11項目の観 点に着目し書類による審査を行った。 また、当日、欠席した委員の採点分も審査に加えることを全会一致で確認し、 採点結果は集計後、後日各委員へ周知することとした。 事務局から第2次審査への参加要請提案者について説明、参加提案者が想定し ていた数を超えなかったため、全提案者を第2次審査へ参加要請することを全会 一致で確認し決定した。 (4)第3回審査委員会:平成28年12月15日 深川市健康福祉センター研修室 審査委員会委員長の挨拶後、協議事項の第2次審査について事務局から説明し、 企画提案書について、3者からのプレゼンテーションが行われた。所要時間は1 者30分程度で提案者からの説明及び質疑を行った。 プレゼンテーション終了後、提案説明を受けたうえでの疑問点や審査基準につ いて再度確認し、委員の意思統一を図った。 その後、各委員が評価採点を行い、委員の採点結果を集計し合計得点が最も高 い企画提案をした者を最優秀提案者として決定した。 4 講評 募集説明会には5者の参加があり、説明会及びその後の質問受付期限までに参加 者から15件の質問事項が出され市ホームページにより回答を公開した。その後、 最終的に公募に応じた企画提案者は最優秀提案者と決定した日本都市設計株式会 社を含め3者であった。 審査は第1次審査(書類審査)及び第2次審査(プレゼンテーション及び質疑) の2段階で行った。 第1次審査では、会社等の実績、設計チームの能力など提案者の所属する各技術 者の状況や実績について、また設計業務に対する履行方針(6項目)及び業務上配 慮すべき事項の提案(5項目)を書類審査により評価採点を行った。 第2次審査では、提案者からの説明後、各委員から提案に対する考え方、提案内 容の具体的なイメージ等について質疑があり、診療所を受診する患者等の利用者に とって配慮されたものか、提案内容はあらゆるコストも含め実現可能なものか、環 境への配慮及び災害への備え等に着目し審査を行った。 3者ともに診療所内に取り込む採光方法を重視し、患者及び職員の動線に配慮さ れ、積雪寒冷地における雪対策等に配慮したシステム等を提案しており、環境にも 配慮したものとなっていることを感じた。 その中で審査委員の多くが評価した建設及びランニングコスト削減の項目が、第 2次審査の採点で他者を上回る評価を集め最高得点を獲得した、日本都市設計株式 会社を最優秀提案者と決定したところである。 終わりに、本業務に関心を持ち、プロポーザルに参加ご協力いただいた提案者に、 深く感謝を申し上げるとともに、本業務により納内地域の医療を提供する重要な役 割を担う納内診療所が、地域住民の健やかな暮らしを支えるため、安心・安定した 医療を提供できる施設となるよう期待し、講評とする。
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