造形表現学科 - 東京家政大学

家政学部[板橋キャンパス]
造形表現学科
造形表現学科の特色
さまざまな専門領域を基礎から学び、造形表現
を幅広く身につけ、アート・映像、デザイン、工
芸のさらなる創造の世界を広げます。入学時か
ら専門を決めるのではなく、学びながら専門科
目を自由に選択します。自分にあった表現方法
を身につけることによって、造形表現を生かした
社会貢献のできる人材を育成します。
ICT活用教育を推進しています!
取得できる資格
◦中学校教諭1種
(美術)
◦高等学校教諭1種
(美術)
◦学芸員
取得指導を行う資格検定
◦カラーコーディネーター検定
◦インテリアコーディネーター
◦福祉住環境コーディネーター
◦Webデザイナー検定
◦CGクリエイター検定
◦マルチメディア検定
初心者から上級者まで、美術・デザインに関するパソコンのスキルを、基礎からていねいに指導します。
215
1. 基礎から学び、造形表現の総合力を身につける教育課程
たくましい
心と感性を
育てる
造形表現学科
家政学部
学科のコンセプト
入学時に専門分野を決めるのではなく、1年次に多くの造形表
現を体験し、自分の方向性を見つけます。2年次に専門科目へ
の導入となる科目を学びます。
2. さまざまな専門科目を選択できるフレキシブルなカリキュラム
3年次からは各専門科目を自由に選択し、自分にあった表現
方法を身につけることによって、造形による表現の可能性を追
求します。
3. みどりに恵まれたキャンパスと充実した実習施設
都心では貴重なみどり豊かなキャンパスで造形活動を実践します。各専門分野
に応じた充実した実習施設を用意しています。
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ICT活用教育を推進しています。
●デ ザ イ ン 業 界 を は じ め 、 す べ て の 社 会 、 産 業 に お い て 情 報 通 信 技 術 ( I C T :
Information and Communication Technologies)が普及し、重要な役割を担って
います。本学科では、グラフィックデザイン、Webデザイン、映像表現分野を中
心に実践的な教育カリキュラムを実施しています。
こんな人 が向いています
● 造形表現を総合的に学び、広く社会で活躍したい人
● 根気強く、プロセスを大切にし、共同して作品の制作ができる人
● 造形表現の分野に興味と関心がある人、積極性と行動力がある人
(高校で美術科目を履修していない人や初心者も歓 迎です)
受験生のための
造形学校
開講
入学前に造形表現の基礎から指導
・自分の表現能力の確認や実技入試の準備ができます。
・造形表現学科の指導方法を知ることができます。
AO入試を受ける場合は造形学校受講が必須となります
大学院でさらに
専門性を深める
カリキュラム!
216
目
科
1年次
感性を
育てる
実習基礎
デッサン
カラーシミュレーション
基礎造形
図学/色彩学
西洋美術史
美術研究 A
ほか
2年次
さまざまな
表現を知る
専門導
入科
目
素材と表現
絵画Ⅰ
グラフィックデザイン基礎
デジタルデザイン基礎
インテリアデザイン基礎
日本・東洋美術史
彫塑 /美術研究 B
ほか
教
さまざまな
専門
科
基礎共
通
学びの流れ
職
関
連
ICT 活用教育で取り組む
主なアプリケーション
T活
・グラフィックデザイン関連ツール
(Photoshop,Illustrator など)
・DTP 関連ツール
(InDesign など)
・Web 関連ツール
(DreamWeaver など)
目
も
・
用
学
教
のづ
芸員
関連
育関
絵画Ⅱ
日本画/版画
グラフィックデザイン
デジタルデザイン
インテリアデザイン
住環境デザイン
総合表現
映像表現 ほか
芸
染色/織物/陶芸
高度な
専門教育
ト
テキスタイルアート
金工・ジュエリー
教育実習
科目
ゼミナール ほか
か
卒業制作
目
就 職 大学院
取得できる資格
4年次
次
ファッション表現
連科
くり 3年次
3
科目
専門
IC
科
目
専門性を
高める
進学
取得指導を行う資格検定
● 中学校教諭1種
(美術)
● カラーコーディネーター検定
● Webデザイナー検定
● 高等学校教諭1種
(美術)
● インテリアコーディネーター
● CGクリエイター検定
● 学芸員
● 福祉住環境コーディネーター
● マルチメディア検定
主な就職先
家政学部 造形表現学科
平成27年3月卒業者 進路決定者 就職・進学状況
中学校教諭等
10.5%
デザイナー
15.9%
企画・開発
3.9%
一般事務
21.1%
総合職
(営業)
15.8%
販売
10.5%
その他11.8%
技術製造
進学
3.9%
6.6%
■ 主な就職先
センター事業団、積水ハウス
(株)
、東京真珠(株)
、藤門商事(株)
、
( 学)
●小学校教諭:
【公立】東京都②
渡辺学園②、慶昌堂印刷
(株)
(
、株)
ファミリー・ライフ、
(株)
ニチイ学館
●中学校教諭:
【公立】
さいたま市、埼玉県
●総合職(営業)
:
(株)
木下工務店、
ジャパンフーズ
(株)
(
、株)
ドトールコー
●特別支援学校教諭:
【公立】埼玉県
ヒー、
(株)
シティーヒル、昭和西川
(株)
、巣鴨信用金庫、
(株)
のりくら、
(株)
●分析・調査:
(株)
チャーリー
メディア出版、
(株)
ガイアコミュニケーションズ
●編集者:
(株)
PR現代
(株)
ルネ、
( 株)
ラメール、
( 株)
ドゥニーム、
( 株)
ワールドストアパー
●グラフィックデザイナー:NHN PlayArt
(株)
(
、株)
ティーツー、
(株)
アース ●販売:
トナーズ、趣味のきもの ふじや、
(株)
カインズ
●デザイナー:
(株)
ソフテックス、
(株)
Acca effe、丸眞
(株)
●技術製造職:
(株)
真工社、岡山工芸
●Webデザイナー:
(株)
あとらす二十一、
(株)
アド・プロ
●公務員:筑西広域市町村圏事務組合
●企画・開発:清原
(株)
(
、株)
ディ・ライト
●事務:
(株)高木商会、
日本労働者協同組合
(ワーカーズコープ)連合会 ●その他:
(株)
ジェイアール東海パッセンジャーズ、東京リスマチック
(株) 他
217
造形表現学科の
実習基礎は 年生の全員が履修
す る 通 年 の 科 目 で す。造 形 表 現 に
必 要 な 感 性 の 磨 き 方、表 現 の ベ ー
スとなる発想の仕方や素材の扱い
方を学びます。
実 習 基 礎 A は 視 覚 伝 達、ICT
に つ い て 導 入 的 な 実 技 を 学 び、実
習基礎 B では自然物の造形要素や
自然素材の特性についての知識を
習 得 し ま す。ま た、造 形 表 現 の 社
会 に お け る 役 割 に つ い て、学 外 授
業やワークショップを含めた授業
を実施します。
造形表現の最初の一歩
基礎的な実技や知識を学ぶ
実習基礎 A・B
造形表現学科では、
多様な美術表現を基礎から学び
社会で役立つ創造力や感性を身につけます。
授業紹介
もっと知りたい!
1
素材と表現
専門教育の基礎として
素材や技法について学ぶ
素材はそれを用いる人が何を表現
したいかで、その特徴を生かしてど
のようにも変化させていくことがで
きます。この授業では素材の加工を
通して、造形活動における表現の展
開方法と可能性をさぐります。素材
は、金属、土、繊維を軸とし、表現
技法は金工・ジュエリー、陶芸、織
物、染 色 に つ い て そ れ ぞ れ の 教 員
が 指 導 し ま す。工 芸 分 野 の 基 礎 科
目 と し て 位 置 づ け ら れ、多 様 な 素
材に対する表現の基礎が学べます。
基礎造形
発 想や素 材の扱いな ど、実 際に制
作しながら造形表現の基礎を学ぶ
何かをかたちに表現しようとする
とき、多くの人が、発想、素材、表
現方法の選定で迷います。この科目
では、そのような美術の表現の基本
である、造形表現の基礎を学びます。
造形表現の目的、自由に発想する
ための方法、何を表現したらよいか、
どう表現したらよいか、どんな方法
を選んだらよいか、どんな材料を選
んだらよいか、どんな技術や道具を
使ったらよいか等を、実際に制作し
ながら、習得していきます。
作品は学園祭等で公開されます。
218
ファイバーワーク、
テキスタイルアートなど)
⃝織物
(タペストリー、
⃝金工・ジュエリー
(金属による造形、
装身具など)
⃝グラフィックデザイン
(絵本、
ブランディング、
イラストなど)
⃝デジタルデザイン
(Webサイト、
イラスト、
アニメなど)
⃝住環境デザイン
(住宅、
集合住宅、
図書館など)
⃝インテリアデザイン
(住宅、
家具、
食雑貨、
遊具など)
⃝総合表現
(彫刻、
フィギュアなど)
⃝美術史
(各分野の歴史的考察など)
⃝映像
(写真、
ビデオ、
アニメ、
インスタレーションなど)
卒業制作
⃝染色
(タペストリー、
パネル、
テキスタイルジュエリーなど)
自主企画で展覧会を開催します
⃝陶芸
(器、
陶板、
照明、
オブジェなど)
卒業制作展を学外での展覧会とし
て自主企画し発表します。作品を作
るだけではなく、社会へアートを発
信する場の作り方を学びます。
卒業制作は、各自が入学してから
学んできた美術のさまざまな分野の
中で、一番興味があり、自信がもて
る分野を選び、取り組みます。専門
分野ごとのゼミで制作研究を深めな
がら、年間を通じて制作します。多
方面の分野にわたる指導が必要な場
合は、他の分野の教員の指導も受け
ることができ、領域横断的な制作を
行うことも可能です。
卒 業 制 作・論 文 題目一覧
⃝絵画
(油絵・日本画・版画など)
美 術 研 究 / 美 術研修
学外研修で本物にふれる
広範な知識と教養を深めるため、実技、
学外研修(展覧会鑑賞、工場見学、古美術
研修、海外美術研修等)を時間割外に実
施します。海外美術研修では、イタリア
のボローニャ大学との交流を軸としたイ
タリアの諸都市を巡る「イタリア文化・
美術研修」等があります。
家政学部 造形表現学科
総 合 表 現(狭山アートキャンプ2014)
アートと社会を考える
ライブペイントの制作
鍛冶プログラム
219
「狭山アートキャンプ2014」を、夏休み
の2日間をかけて狭山キャンパスで実施
しました。アトリエや教室とは異なる屋
外空間で主体的にアートを体験します。
造形表現の新たな魅力や社会のなかでの
役割を理解していきます。
年度
絵画
松田理生「いとおしいひと」
吉田朱里「百花繚乱」
デジタルデザイン
矢澤遥「虎視眈々」
グラフィックデザイン
井上麻衣「恋する少女」
菅野光沙「ヒカリ倶楽部」
映像メディア
勝瀬憧「別冊 若毛伝説」
版画
添野茜「ある町の話」
松尾理瑚「魔法使い」
佐波舞音「風呂と雨」
桐谷真理子「四季折々」
尾崎千尋「flow」
小俣有紀「you know what」
インテリアデザイン
吉田麻衣子「WILD Frontier」
猪原幸「komeya −コメヤ−」
高野眞菜「M colorful tree」
220
造形表現学科の
卒業作品
2014
造形表現学科公式ホームページで詳しく見ることができます。
染色
下田華子「主張」
佐々木朋紀「 〜私色〜」
小山麻衣「ここには何もない」
小黒莉菜「色を宿す」
織物
日本画
竹内彩乃「ゆらめく色」
島田侑佳「巡り」
高井麻音「fungi and symbiosis」
陶芸
高田菜々実「Hand made」
東りかこ「存在する青」
田代千晴「生きる」
西沙織「透光」
金工・ジュエリー
髙井恵里花「henteco」
221
宮澤芽生「艶」
清原夏美「七つの大罪」
住環境造形
総合表現
家政学部 造形表現学科
大山萌子「communicate伝」
上野彩香「微小宇宙」
金井彩華「クレールシャトレー久喜」
■ 私の好きな授業
■ 私の好きな授業
版画Ⅰ
インテリアデザイン基礎
宮本 咲良
造形表現学科 卒業
私立桐光学園高校出身
(株)クリーク・アンド・リバー社 勤務
実習を通して基本的な版画の技法を習得しま
す。小さな銅版に鋭いニードルで引っ掻きなが
ら絵を描くのもそのひとつで、途中で何度も試
し刷りを行い、「ここは少し濃くしよう」とか、
「もっと書き込んでいこう」などと微調整しな
がら、制作していきました。
むずかしいのは、一度描いたところは消せな
いこと、つまり、失敗しても直せないのです。
その失敗を生かすか、最初からやり直すかは本
人次第なので、失敗をプラスに転換させる発想
法と、版画そのものの奥深さを、私はこの授業
で学ぶことができました。
髙井 恵里花
造形表現学科 卒業
神奈川県立横浜平沼高校出身
東京家政大学大学院へ進学
インテリアデザイン基礎の授業では、「カフェ
スペースのあるケーキ屋さん」というテーマに
沿って、20分の1のスケールの模型を制作し
ました。
私たちのグループは、居心地の良いこだわり
のある店舗空間について、雑誌で調べただけで
なく、実際にお店に行って調査しました。
そのうえで、自分たちでコンセプトを決めて、
店舗の内外装から家具、商品であるケーキ、さ
らに販売員の制服までを一から作り上げました。
自分のイメージを形にするということの楽しさ
を、この授業で教えていただきました。
■ 私の好きな授業
■ 私の好きな授業
基礎造形
ファッションプロダクト
竹内 彩乃
造形表現学科 卒業
埼玉県立川越南高校出身
(株)フェローズ 勤務
ひとつのテーマに沿って、自由に発想し表現
するのが「基礎造形」です。私が最初に取り組
んだテーマは「風と遊ぶ」でした。デザインや
コンセプトを先生に提出し、OK が出たら作業
を開始します。私はこのテーマで、2メートル
を超えるオブジェを制作しました。
また、「等身大の自分」というテーマでは、
キャンバスにほぼ等身大のありのままの自分を
表現しました。この作品は、毎年秋に開かれる
「緑苑祭」にも展示され、来場者による投票が
行われました。一般の人の反応がストレートに
わかる、とても刺激的な瞬間でした。
羽川 しおり
造形表現学科 卒業
東京都立北園高校出身
昭和西川(株) 勤務
この授業では、イラストレーターやフォト
ショップを使ってオリジナルの柄やパターンを
デザインします。そして、それらを布に印刷し、
立体へと展開していくまでを学んでいきます。
1~2年で学んだソフトの応用と、テキスタ
イルデザインの基本が習得できるのが授業の良
いところです。また、ひとりで商品を作り上げ
るので、商品企画に求められる幅広い知識やノ
ウハウを身につけることができました。
現在は寝具メーカーに就職し、「多くの人に
愛される商品を企画したい」という夢に向かっ
て、歩み始めたところです。
222
造形表現学科
家政学部
造形表現学科
カリキュラムの特色
造形表現学科では4年間で、感性を磨き、表現する能力を身につけることを目指しています。
カリキュラム・ツリー
家政学部 造形表現学科
工芸論 住の文化
デザイン概論
美の世界
環境造形論
326
造形表現学科/時間割モデル
先輩たちの時間割モデル
(科目は現在のものと一部異なります)
この授業がおもしろい!《映像表現C(アニメーション)》
この授業では、さまざまな技法を学びながらアニメーションの制作をおこないます。静止しているものが自分の手によって動くようになってい
く過程に、毎回驚きや発見がありました。自分の理想通りの動きを作れたときはもちろんのこと、想定外の動きがおもしろかったときにも感動し
ました。地道な作業を乗り越えて完成した作品を見る喜びが味わえる授業でした。
1年次
○は前期 ●は後期 ★は通年 ◇は1期 ◆は2期 □は3期 ■は4期
月
1
家政学部
造形表現学科卒業
髙井恵里花
2
神奈川県立横浜平沼高校出身
東京家政大学大学院進学
3
4
取得資格
中学校教諭1種(美術)、高等学
校教諭1種(美術)、学芸員
月
★実習基礎A
(映像・デザイン)
★実習基礎B
(空間・工芸)
★実習基礎A
(映像・デザイン)
★実習基礎B
(空間・工芸)
★実習基礎A
(映像・デザイン)
★実習基礎B
(空間・工芸)
★実習基礎A
(映像・デザイン)
★実習基礎B
(空間・工芸)
火
2
●体育と健康
○住の文化
●基礎造形
○図学
●デッサンⅠ
★西洋美術史
★英語ⅠA
○育ちの探究(b)
●デザイン概論
○基礎造形
●カラーシミュレー
ション
★中国語Ⅰ
○からだとスポーツⅠ
●からだとスポーツⅡ
木
金
土
★素材と表現
○学校教育心理学
●日本・東洋美術史
●特別活動の研究
●絵画Ⅰ
◇彫塑
◆デッサンⅡ
●デジタルデザイン基礎
●美術科教育法Ⅰ
◇グラフィックデザイン概論
◆デジタルデザイン概論
●インテリア技術論
集中講義
3
年次
家政学部 造形表現学科
○工芸論
○インテリアデザイン基礎
・総合表現
・美術研修
●図学
○パソコン
○デジタルデザイン基礎
○日本国憲法
□彫塑
●経済学
■デッサンⅡ
4
月
●パソコンⅡ
○教育概論Ⅰ
●教育概論Ⅱ
◇彫塑
○絵画Ⅰ
◆デッサンⅡ
●美術と環境
●インテリアデザイン基礎
土
○家族関係学
○色彩学
★素材と表現
○日本・東洋美術史
●住環境デザインⅠ
金
○デッサンⅠ
●教職基礎論
○環境造形論
3
5
木
○人間の探究(b)
●美の世界
水
○デジタルデザイン基礎
○住環境デザイン
□彫塑
○心理学
●グラフィックデザイン基礎
■デッサンⅡ
水
2
年次
1
5
★英語ⅠB
火
集中講義
(1 年次)
・美術研究 A
・介護等体験の研究
(2 年次)
・美術研究 B
・介護等体験の研究
○絵画Ⅰ
●絵画Ⅰ
月
火
水
木
金
土
1
○インテリアデザインⅠ ○スクールカウンセ
●日本画Ⅰ
リング論
○絵画Ⅱ
●陶芸Ⅰ
○版画Ⅰ
○グラフィックデザインⅠ ○生徒指導論
●インテリアデザインⅡ ●グラフィックデザインⅡ ●デジタルデザインⅡ
2
○インテリアデザインⅠ
○博物館資料論
●日本画Ⅰ
○絵画Ⅱ
●陶芸Ⅰ
○版画Ⅰ
○グラフィックデザインⅠ ○道徳教育の研究
●インテリアデザインⅡ ●グラフィックデザインⅡ ●デジタルデザインⅡ
3
○映像表現基礎
●美術科教育法Ⅲ
○陶芸Ⅰ
●映像表現A
(写真メディア)
●絵画Ⅲ
○インテリア文化論
□博物館経営論
■博物館情報論
4
○映像表現基礎
○陶芸Ⅰ
●映像表現A
(写真メディア)
●絵画Ⅲ
5
○美術科教育法Ⅱ
○教育方法の研究
火
水
●版画Ⅱ
木
○博物館概論
●マーケティング論
○デジタルデザインⅠ
○デジタルデザインⅠ
●博物館実習
金
○インテリアCADⅠ
○デジタルデザインⅢ
(フラッシュアニメ)
○インテリアCADⅠ
○デジタルデザインⅢ
(フラッシュアニメ)
土
4
年次
1
○教育制度論
集中講義
・教育実習 A
・卒業制作・論文ゼミナール
・卒業制作・論文
2
○教育実習の研究
3
○美術科教育法Ⅳ
4
○映像表現B
○グラフィックデザインⅢ (ビデオメディア)
●陶芸Ⅱ
○インテリアプロダクト
●インテリアCADⅡ
○陶芸Ⅱ
●映像表現C
(アニメーション)
5
●博物館実習
●インテリアCADⅡ
○陶芸Ⅱ
●現代美術論
327
●版画Ⅱ
○映像表現B
○インテリアプロダクト □生涯学習概論
(ビデオメディア) ●教職実践演習
■視聴覚教育メディ
●陶芸Ⅱ
(中・高)
ア論
●教育学概論
○博物館実習
●映像表現C
(アニメーション)
ホームページでシラバス(講義概要)をご覧いただけます。 大学トップページ→「シラバス公開」をクリックしてください。
家政学部
造形表現学科
カリキュラム
2 選
[1]選
美術の英語 B
[1]選
色彩学
カラーシミュレーション
△★●
○
★●
○
△★●
○
○
2 必 ○
(1) 必
△★
○
2 選
○
インテリアプロダクト
インテリア文化論
インテリア技術論
2 選
インテリアCADⅠ
(2)選
インテリアCADⅡ
(2)選
絵画Ⅱ
(2)選
○
○
(2)選
(2)選
基礎造形
(2) 必
◎
△
版画Ⅱ
(2)選
デッサンⅠ
(2) 必
◎
△●
染色Ⅰ
(4)選
◎
◎
△
彫塑
(2)選
◎
△
素材と表現
(4)選
◎
専
門
実習基礎A
(映像・デザイン)(4)必
◎
△
実習基礎B
(空間・工芸) (4)必
◎
中美教必
○
○
(2)選
グラフィックデザインⅢ
(2)選
デジタルデザイン基礎
(2)選
デジタルデザインⅠ
(2)選
○
○
○
◎
○
デジタルデザインⅡ(web)(2)選
○
デジタルデザインⅢ(フラッシュアニメ) (2)選
映像表現基礎
○
(2)選
○
映像表現 A(写真メディア)
(2)選
○
映像表現 C(アニメーション)
(2)選
住空間関連科目
住環境デザインⅡ
(2)選
住環境デザインⅢ
(2)選
住環境デザインⅣ
(2)選
インテリアデザイン基礎
(2)選
インテリアデザインⅠ
(2)選
インテリアデザインⅡ
(2)選
○
学芸員関連科目
(2)選
(2)選
(4)選
織物Ⅱ
(2)選
金工・ジュエリーⅠ
(4)選
金工・ジュエリーⅡ
(4)選
陶芸Ⅰ
(4)選
陶芸Ⅱ
(4)選
◎
○
○
○
◎
○
○
○
◎
○
◎
○
◎
◎
◎
◎
テキスタイルアート
(染) (2)選
○
テキスタイルアート
(織) (2)選
ファッション表現Ⅰ
(2)選
ファッション表現Ⅱ
(2)選
○
○
○
コンピュータファッションプリント (2)選
ファッションプロダクト
(2)選
美術研究A
[2]選
美術研究B
[2]選
総合表現
(1)選
美術研修
[2]選
○
○
◎
★●
◎
●
○
◎
卒業制作・論文ゼミナール[2]必
◎
(4)必
◎
卒業制作・論文
○
映像表現 B(ビデオメディア)
(2)選
住環境デザインⅠ
総合表現科目
(2)選
目
目
(2)選
グラフィックデザインⅡ
◎
染色Ⅱ
織物Ⅰ
○
○
生涯学習概論
2 選
博物館概論
2 選
○
博物館経営論
2 選
○
博物館資料論
2 選
○
博物館資料保存論
2 選
○
★
博物館展示論
2 選
○
★
○
★
★
★
★
博物館情報・メディア論
2 選
○
★
博物館教育論
2 選
○
★
博物館実習
(3)選
○
◎
★
△美術科教諭必 ★学芸員必 ●他学科履修可能
単位について
※1:各学科専攻の教職に関する科目は、学部学科共通科目となります。教職に関する科目について詳しく知りたい方は、288 − 289ページを ご覧ください。
※2:単位については、以下のようになっています。
1. 単位数の数字のみは講義、
[ ]は演習、
( )は実習および実技を示す。
2. 卒業制作・論文の着手に際しては、原則として専門教育科目を60単位以上(他学科履修は含まない)修得していなければならない。
3. 専門教育科目は必修科目・選択科目を合わせて80単位以上修得する。
4. 全学共通教育科目および専門教育科目を合わせて、卒業に必要な124単位以上になるように修得する。
標準開設年次の◎は通年開講科目 ○は前期または後期開講科目
先輩の時間割を掲載しています。P327 を参考にしてください。
328
家政学部 造形表現学科
科
グラフィックデザインⅠ
○
科
グラフィックデザイン基礎 (2)選
育
育
グラフィックデザイン関連科目 デジタルデザイン関連科目 映像表現関連科目
イラストレーション
テキスタイルアート関連科目
1 選
1 選
教
教
グラフィックデザイン概論
デジタルデザイン概論
○
○
(2)選
版画Ⅰ
(2) 選
○
(2)選
日本画Ⅱ
(4)選
○
絵画Ⅲ
△
4年
○
日本画Ⅰ
◎
デッサンⅡ
3年
○
2 選
(2) 必
絵画Ⅰ
2年
(2)選
図学
マーケティング論
工芸関連科目
専
門
美術関係基礎科目 絵画関連科目
美術の英語 A
△★●
◎
標準開設年次
1年
後期
前期
後期
前期
後期
前期
後期
前期
2 選
美術と環境
◎
授業科目
必選別
現代美術論
4年
単位数
4 選
3年
住空間関連科目
4 選
日本・東洋美術史
2年
区 分
西洋美術史
標準開設年次
1年
後期
前期
後期
前期
後期
前期
後期
前期
必選別
単位数
区 分
授業科目
※ 下記のカリキュラムは、平成 28 年度には一部改定される場合があります。
造形表現学科/カリキュラム
※ 下記の内容は、平成 28 年度には一部改定される場合があります。
科目概要
日本・東洋美術史
習を通じて学び、
視覚から受ける感覚、
イ
は主に価値概念としてのデザインを考え
メージ、
効果を考察する。
るようになってきている。それには近代
東アジアの東端に位置する日本は、常
のデザイン史を抜きには考えられず、デ
に大陸・半島との交渉・交流を通じて特
ザインが現代に至るまでの流れを考察
色ある文化や美術を育んできた。ことに
ファッション、工芸、美術、デザインの
し、デザインがどんな領域に分かれて発
仏教文化とのふれあいは日本美術の世
各分野で形態や空間の造形を理解し自
達してきたか、また今後の展望について
界に華やかで深まりのある広がりと奥
由に表現するためには、私たちが視覚に
検討をしてみる。
また20世紀初頭の産業
ゆきを与えた。
感じる世界を的確に認識し、イメージで
革命によって生み出されたデザインと現
この授業では、原始・古代から近代に
きる能力が求められる。そのため、基礎
在のデザインを対比させて考えてみるこ
いたる流れを、大陸や半島の動向をあわ
となる図法を学ぶ必要がある。ことに透
とで、流行や消費商品のデザインを模索
せ見ながら、仏教美術を中心に学習し、
視図法は近代の絵画や彫刻、建築に大き
し、
現在のデザインの概念を理解する。
その特質を考えてみる。美術史の学習
図学
な影響をおよぼした重要な図法である。
授業の内容を以下に示す。
環境造形論
は、視覚の刺激とイメージの記憶によっ
てより楽しいものとなる。そのために映
太古から人間は、世界中至るところ
像教材を活用するとともに、関連の展覧
ながら立体と平面の関係を理解する。
で、生活を営んできており、我々はこれ
会ガイドなどもおこなう。
あわせて3面図、
平行透視図法を学ぶ。
らのさまざまな住環境のなかで、ふだん
1. 図
上の形態を読み取り立体を制作し
色彩学
2. 各 種の図法を用いた透視図法を習得
の生活を営んでいる。このような日常の
し、遠近法による形態や空間把握能
生活に関わる環境は、主に、町や村で、そ
色彩の世界を理解し、表現力を身につけ
力、構想力、表現力を高める。
こでは、自然的・歴史的環境との深い関
ることは、美術を志す者にとってすべての
基礎造形
わりがみられる。このような、昔から、築
表現の基本になる。絵画をはじめとするファ
きあげられてきた生活環境には、暮らし
インアートの分野ではもちろん、染色、織
家政学部 造形表現学科
何かをかたちに表現しようとすると
やすさが積み重ねられており、それは、
物、陶芸、グラフィックデザイン、金工・ジュ
き、発想、素材、表現方法の選定で迷うこ
アメニティ(生活の快適性)と呼ばれて
エリー、インテリアデザインなどすべての
とが多いが、この教科では、そのような、
いる。この教科では、世界各地の住生活
工芸やデザインの分野で豊かな色彩感覚
美術の表現の基本である、造形表現の基
と住環境について、具体的に映像で取り
と美しい色彩表現の能力が求められる。
礎を学ぶ。造形表現の目的、自由に発想
上げ、さまざま自然、歴史、文化のもとで
さらに現在では、新しい職能としてカ
するための方法、何を表現したらよい
培われてきたアメニティを発見し学ぶ。
ラーコーディネーターの重要性が高まっ
か、どう表現したらよいか、どんな方法
を選んだらよいか、どんな材料を選んだ
カラーシミュレーション
ているため、この授業はカラーコーディ
ネーションの基礎としてカラーオーダー
らよいか、どんな技術や道具を使ったら
カラーシミュレーションは、対象物相
システム、
色彩調和の考え方など、
カラー
よいか、等々を体験する。
互の関係や計画完成後のカラー・イメー
コーディネートのための知識も学ぶ。
博物館実習
ジを、あらかじめ検討するために使う手
法である。
以前は、
手描きのレンダリング
工芸論
大学付属の博物館で実習を行い、資料
やパースで色彩検討することが多かった
元来
「工芸」という言葉の対象は、生活
の取り扱い、展示、写真撮影、資料調査の
が、最近ではパソコン・ソフトの向上に
に密着した実用的な美術で、衣食住に関
方法など、現場で働く学芸員を中心に指
よって比較的簡単に陰影や材質感の表現
わるさまざまな日用品をさしていた。そ
導する。実際の博物館の仕事を体験しな
もできるようになったため、CGによる
れらは用いる材料や技術によって分類
がら、より実践的な内容となっている。
シミュレーションが普及している。この
され、陶芸、漆工、金工、染織工、木工など
また博物館見学も、年1回実施してお
授業では、アナログとデジタルを取り混
の分野を形成し、育まれてきた伝統的な
り、学内博物館の実習で、より履修しや
ぜて、
基礎的な課題を実習し、
色彩効果の
生活芸術である。日用雑器から高級な美
すいように工夫されている。
実証を体験する。さらに色彩はカタチと
術工芸品まで多様な発展をとげてきた
密接な関係をもっているということを実
工芸の基盤は
「用と美」という理念で、快
適な生活は、使い心地のよさと魅力ある
美しさが実現するものだった。しかし日
用品は工業製品で充足している現代で
は、工芸材料を芸術表現の媒体として
「用」を捨てた工芸が盛んになった。本論
では本来の
「工芸」の成り立ちから今日
の状況までの歴史をDVD、スライドなど
を通してたどりその本質と実態を探る。
デザイン概論
機能や形態としてのデザインは、一つ
のデザイン真理を形成してきたが、現在
329
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造形表現学科
家政学部
※ 下記の内容は、平成 28 年度には一部改定される場合があります。
イラストレーション
由な表現方法で、作品制作に取り組む。
科目概要
デッサンⅠ・Ⅱ
イラストレーションを描くことを職
繊維と色彩によるテキスタイルの可能
いろいろな素材を試みることで、先入
業にする人をイラストレーターという
性を探る。
観を取りはらい
「ものをみる眼」を養い、
が、グラフィックデザイナー、版画家、現
代美術家などを兼ねる場合が多い。今日
ファッション表現Ⅰ・Ⅱ
描く力をつける。
授業内容としては、風景、人物、イメー
のイラストレーションは挿し絵、CGイ
ファッションの代表的なアイテムと
ジドローイングなどのテーマで制作す
ラストレーション、キャラクターなど現
して
「衣服」があげられるが、身にまとう
る。それらの中で特に人物
(クロッキー、
代感覚に富む作品が多く、用途はカタロ
アイテム全般において造形としての可
固定ポーズ)を主に学ぶ。また描画材料
グやDVD、ホームページ、ゲームソフト
能性が多分に含まれ、自己表現として、
も鉛筆、木炭、ペン、水彩などのいろいろ
などに組み込まれ多様化している。
広がりをみせている。アイディアを可視
な素材を扱い、
触れさせる。
原画を絵の具や版画、 CGによるペイ
化するためには、素材の特性と表現に効
絵画Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
ントなどの 表 現 技 法によって、イラスト
果的な技法を知ることは欠かせない。
レーションのさまざまな表現の可能性を探
ファッション表現Ⅰでは、
「 縫う」
「刺
絵とは何か? 人はなぜ絵を描くの
り、実践的な課題により作品を制作する。
す」
「括る」
「挟む」
等の技法を用いた染色・
か? 自由な気持ちで描けたら、絵とは
加工を学び、視覚と触覚による効果を体
なんてすばらしいのだろうか! デッ
感し、
自由な造形を試みる。
サン、基礎造形等で学んできたことをさ
私たちは日常、都市空間の中で暮らし
ファッション表現Ⅱでは、主に羊毛を
らに展開させていく。
ているが、この科目ではその中の身近な
素材に
「紡ぎ」
「フェルト」の技法を学ぶ。
授業内容としては、風景、人物、イメー
生活環境を構成する「もの」や「空間」
「環
ファッション表現Ⅰで用いた技法や加工
ジドローイングなどのテーマで制作す
境」のデザインを学ぶ。
「 もの」
「 空間」の
方法を組み合わせるなど、作品制作を通
る。それらの中でも人物をテーマにした
デザインに当たっては、人体寸法、動作
して、
素材と表現の様々な可能性を探る。
制作を主に学ぶ。またいろいろな描画素
住環境デザインⅠ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ
寸法等の人間工学の知識に加え、素材の
特性を生かした形態、重量に耐える構造
デジタルデザインⅠ・Ⅱ・Ⅲ
材での表現・技法等も試み、絵画表現の
可能性を追求していく。
広告・ポスターや出版物、Webなどの
に当たっては、都市空間の中で人間生活
デザイン分野では、コンピュータによる
に関わる、自然や施設を考えるための
クリエイティブワークが現在不可欠で
主に人物や自然物をモチーフとして
様々な要素を見出し、空間として表現す
ある。実習は一人1台のコンピュータを
立体的な形の理解を深め、自分のイメー
るためのプロセスを学ぶ。
使用して実践的に作品の制作をおこな
ジした形を表現する方法を視覚と触覚
い、専門職としての社会適応能力を高め
を通して学ぶ。
ることを目的にする。授業は、教養とし
●木 彫…木を素材として基本的な道具
インテリア空間は、人間を包み込む環
ての一般的なコンピュータ教育から踏
の使い方から入り、彫ったり削ったり
境のなかでもっとも身近な空間である。
み込んで、
次の内容をおこなう。
インテリア空間のデザインを学ぶため
‌クリエイティブワークのためのコン
1.
インテリアデザインⅠ・Ⅱ
に、まず身近な住空間をよく知り、家具
などの道具、キッチン、冷暖房等の機器
等の知識、サニタリー等の生活機能空間
の知識、生活空間の関係、生活動線、生活
空間の構成を学ぶ必要がある。この授業
ピュータの基礎操作。
2.
デ ジタルメディアを主とした一般的
なデザイン。
3.
イラスト、写真、アニメーションを使用
した画像処理(Web、Flash、CG等)。
彫塑
することで、
ある形を表現する。
●塑 造…芯棒に粘土を付け足し盛り上
げて、自分の見えている形、あるいは
自由にイメージした形を表現する。
このような相反する工程の実習をお
こなうことにより立体感覚を養う。
テキスタイルアート(染・織)
テキスタイルアートは様々な繊維素
材を用いて
「染める」
「 織る」
「 縫う」
「編
む」
「 組む」等の技法を中心に、多様な技
法で制作されている。
テキスタイルアート
(染)では、捺染の
一手法であるシルクスクリーンプリン
トとテキスタイル加工法について学ぶ。
リピートや配色の効果、素材の特性を活
かした加工による質感の変化や表面効
果を理解し、作品のテーマに沿って空間
を意識したデザイン展開を試み制作す
る。
テキスタイルアート
(織)では、立体造
形として、展示される空間の演出、照明
の効果、影の表現などを視野に入れた自
330
家政学部 造形表現学科
体の知識を体得する。
「環境」のデザイン
造形表現学科/科目概要
博物館概論
金工・ジュエリーⅠ・Ⅱ
では、実際の空間に接しそれを自分自身
博物館といっても、美術館をはじめ歴
金工・ジュエリーの専門的な技術、思考
で感じ評価し理解すること、インテリア
史や民俗、考古等の人文系博物館、自然
能力を身につけられるよう、彫金、鍛金、
空間を計り、寸法として空間の大きさを
系の動物園や植物園、水族館など多種多
鋳金、七宝、ジュエリーによる課題が設定
把握することを中心に学ぶ。
様な施設がある。近年は企業のイメージ
されている。金工・ジュエリーⅠでは、①レ
アップのために、企業に関連した資料館
リーフ表現と鍛造シルバーリング②カル
や記念館、さらには個人のコレクション
ダーのジュエリーから学ぶ③精密鋳造に
建築設計をはじめとする空間デザイ
等を集めた博物館が観光地などに建て
よるジュエリー制作④七宝によるスタンド
ンの会社では、コンピュータを使った
られている。これらの博物館には一定の
制作を行う。金工・ジュエリーⅡでは、①透
CAD(computer aided design)に よ
方針があり、その目的にそって資料の収
け てみえる七 宝 制 作 ② 錫 合 金(ピュー
る作図が主流となっている。この教科で
集や保管、展示、普及広報等がなされて
ター)による鋳造制作③宝石を選び、シル
は、創作の道具としてCADを使いこなし
いる。この業務をおこなうのが学芸員で
バーリングに石を装飾する制作④精密鋳
ていく第一歩として、前半で2Dにおけ
ある。
造を応用したアクセサリー制作を実施し
る基礎的操作の確認をインテリア展開
概論では博物館の歴史と現状、設置目
ている。
図、平面図等でおこない、後半で各々が、
的と機能等について学ぶ。さらに生涯学
習社会のなかで博物館がどのような役
割をになっていくのかを考える。
映像表現基礎/映像表現A・B・C
陶芸Ⅰ・Ⅱ
「土」が「やきもの」として成り立つま
でのすべての過程を経験していくこと
で素材の特質を知り、
「陶」の理解を深
インテリアCADⅠ・Ⅱ
簡単な設計を行う中で使いこなす技術
を習得していく。
ハードはMac、
ソフトは
Vector Worksを使用する。
染色Ⅰ・Ⅱ
家政学部 造形表現学科
映像メディアを用いて、表現の幅を広
めていく。基本的な成形方法(手捻り、
げ、展開していくために必要な、映像制
ろくろ、石膏型など)、多様な装飾技法
れる機会の多い身近なものの一つにあ
作の基本的手法を実践的に学ぶ。また、
や焼成について習得する。実際にいろ
げられる。衣服やインテリアファブリッ
数多くの作品を観ることで、普段目にし
いろな技法、材料を試し体験を重ねて
ク等の生産を前提としたものから一品制
ている映像がどんな意味を生み出し、発
表現の可能性と幅を広げていくととも
作としてのアート作品まで幅広く存在し
信しているのかを読み解く力を身につ
に自由な発想で土による造形表現を展
ている。
ける。
開していく。
実習内容としては、映像制作全般にお
ける表現の可能性を探るとともに技術
グラフィックデザインⅠ・Ⅱ・Ⅲ
生活空間の中で
「染めた布」は、最も触
様々な染色表現のなかで伝統的な技
法である蝋染・型染・友禅染について学
ぶ。
布、
染料、
防染剤
(蝋、
糊)
の知識や各種
的な側面についても広く学ぶ。映像表現
日常生活の中で触れている様々な印
基礎では、さまざまな映像を用いた作品
刷物「新聞・雑誌・書籍・パンフレット・各
作を通して理解を深め造形表現力を養
資料に触れながら実践的な表現手法を
種包装・商品パッケージ・・・」これらは、
う。
学ぶ。映像表現Aではデジタル一眼レフ
すべてグラフィックデザインの成果物
カメラを使い、映像表現の基礎である写
である。私たちは、日々グラフィックデ
真表現に取り組み、映像表現Bでもデジ
ザインに囲まれて生活していると言っ
糸からつくる織物は、用途のある
「衣」
タル一眼レフカメラを用い、動画撮影か
ても過言ではない。
に代表されるように、紀元前から脈々と
ら編集出力までを行いながらCM作品な
グラフィックデザインⅠ・Ⅱでは、主
した長い歴史がある。それらは時代の流
どの動画像表現を制作する。映像表現C
に
「ブランド開発」
「商品開発」
「広告の企
れの中で、装飾的にも、また技術的にも
では、さまざまな手法を用いたアニメー
画・制作」
の手法を実習を通して学ぶ。
世界各地で独自に発展を続け、文化を写
ション表現を学び、アニメーションを制
グラフィックデザインⅢは、複数ペー
す鏡のようでもある。現在に至っては繊
作する。
ジによって構成された
「小冊子」
「 絵本」
維造形表現としてアートシーンで表現
「写真集」
「公共ポスター」等の企画・制作
331
技法の工程と染色効果について作品制
織物Ⅰ・Ⅱ
の場を持つようになっている。
を行う。
授業では初めに織り機を用いて織物
グラフィックデザインを構成する要
制作を学ぶ。まっさらな糸を染めるとこ
素には、文字・シンボルマーク・ロゴタイ
ろから始まり、様々な技術と表現方法を
プ・キャラクター・イラストレーション・
習得し作品を制作する。他にフェルト制
写真等の分野があるが、実習授業を通じ
作やファイバーアートの分野を学ぶこと
て、総合的な理解を深めるとともに、全
で、
色彩、
素材、
技法の理解を深めていく。
体を通し、ICT関連アプリケーション
プロセスを追って自ら考え、
デザインし、
ツールの展開から応用までを学ぶ。
完成させるチカラや、
発信力を養う。
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