(2016年10月 日本語版)[PDF 1.94MB]

量子科学技術研究開発機構認定ベンチャー企業
株式会社 OKファイバーテクノロジー
株式会社OKファイバーテクノロジーは、国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構認定ベンチャー企業です。
レーザーと画像を同軸上に伝送できる複合型光ファイバー技術をもとに、産業機器及び医療機器を研究開発し、
広く世の中に新しい価値を提供します。
複合型光ファイバー
複合型光ファイバースコープの種類
焼灼レーザー用ファイバー
PDレーザー用ファイバー
血流計測用ファイバー束
照明用ファイバー束
観察用ファイバー束
レーザー導光用ファイバー、画像伝送用ファイバーなど異なる用途の
ファイバーを一体同軸化し一つの光学系で伝送することにより
光軸のずれを無くし、小型化を可能としました。
複合型光ファイバー構成図
複合型光ファイバー
画像伝送用極細径
光ファイバー レーザー伝送用
(~数万画素) 光ファイバー(1本)
カップリング装置 レ
ー
モニタ レーザー 画 ザ
像ー
低侵襲レーザー治療器
画像伝送用
光ファイバー
仕様



照明用
ミラー
光ファイバー~f0.2mm
レーザー光のみ反射
(~数十本)

2

1mm

複合型
光ファイバー
レーザー伝送用
光ファイバー


※外部照明光により
撮影
レーザー光と画像を
分離統合
産業分野


医療分野
レーザー導光用と画像伝送用光ファイバーを一体同軸化することで
目視の困難な狭い場所の溶接が容易に行えるようになります。
レーザートーチ
産業用複合型光ファイバー
レーザー伝送用光ファイバー
可視光画像伝送用
光ファイバー
制御用PC
レーザー源
複合型光ファイバー先端
ライト
ガイド
約1mm
約3~10mm
f0.2mm
挿入部
照明用光源
アシストガス
把持部
ワイヤー供給装置
配管検査補修ロボット
原子力・電力・化学プラント
等の配管、ビル・マンション
等の配管内壁の検査と補修
治療が必要な方の身体の負担を最小限に抑え、患部を見ながら
精密にレーザー治療を行う器具を開発しています。
対物レンズ 観察方向
レーザー
ライト
照射方向
ガイド
鉗子口
モニタ
照明光源
録画装置
画像観察装置
血流計測装置
システム制御装置
画像処理装置
カップリング装置
レーザーON/OFF
フットスイッチ
PDT用レーザー源
焼灼用レーザー源
低侵襲レーザー治療器
一般的な内視鏡先端
カップリング装置
~f0.6mm
構成例
画像
CCD
カメラ
レーザー導光用ファイバーと
画像伝送用ファイバーを
一体同軸化
断面図
実映像例
狭隘部レーザー溶接用
ハンディトーチ
複雑な鋳物の金型など
目視の困難な個所の補修
レーザー導光用
光ファイバー
観察方向≠レーザー照射方向
→2つの光学系が必要
観察方向
レーザー
照射方向
レーザー導光用
光ファイバー
観察方向=レーザー照射方向
→1つの光学系でOK
→光軸がずれない
→小型化可能
複合型光ファイバースコープは、
さまざまな医療分野における応用が期待されています。
脳外科領域
未破裂脳動脈瘤治療
呼吸器領域
末梢肺癌治療
消化器領域
胆嚢・膵臓の検査/治療
問い合わせ先
腸内の検査/治療
株式会社OKファイバーテクノロジー
京都研究所
〒619-0215 京都府木津川市梅美台8丁目1番地7
量子科学技術研究開発機構内
TEL 0774-71-8358
FAX 0774-71-8357
E-mail [email protected] URL http://www.okft.co.jp/
産婦人科領域
子宮体癌検査/治療
胎児治療
循環器領域
2016年10月1日現在
量子科学技術研究開発機構認定ベンチャー企業
株式会社 OKファイバーテクノロジー
複合型光ファイバースコープシステムを用いた医療研究
複合型光ファイバースコープ
仕様と特徴
イメージ
プロセッサ
同軸タイプ:観察と治療用
検査/治療を一体化
直径: f1.1 mm
光線力学的治療(PDT)
観察装置
(カメラ)
レーザー光と映像を同軸で伝送
温熱/焼灼治療
血流計測
LED光源
2軸タイプ:観察と治療用
形状計測
直径: f0.83,f1.02 mm
画像処理機能搭載
レーザー光と映像を2軸で伝送
半導体レーザー
(波長664nm)
各色発光可能なLED搭載
蛍光観察機能搭載
極細タイプ:観察と検査用
タッチパネル式操作
直径: f0.83 mm
光線力学的治療(PDT)装置
(一部薬事未承認)
低侵襲レーザー治療装置(薬事未承認)
レーザー光を周辺部で伝送
適用例
末梢肺癌治療
子宮内検査/治療
子宮頸部を強制的に開口しない子宮体癌治療器具の開発
従来の内視鏡が挿入できない末梢肺の
観察および光線力学的治療(PDT)が
可能な器具の開発
内視鏡
癌
気管支
子宮内膜
細気管支
ファイバー
スコープ
卵巣
膣
ブタの肺を使用した動物実験
癌
照射部
卵管
照射部
壊死エリア
気管支(中心部) 細気管支(末梢部)
ファイバースコープの画像
照射部
 末梢肺に対するPDTの成功(末梢肺の生体内観察は世界初)
 2014~:臨床研究を開始
小腸内検査
膵臓・総胆管内検査
腸閉塞および腸が癒着している
患者さんに使用可能な
小腸内視鏡の開発
膵臓内、総胆管内の検査と胆石、
膵石、胆嚢癌および膵臓癌の治療
器具の開発
肝臓
胆嚢
総胆管
ファイバー
スコープ
カテーテル
上部消化器
内視鏡
レーザー
ファイバー
ファイバー
スコープ
照射位置
卵管の入り口
摘出子宮の観察映像
無遮断血管バイパス
ツール
血管中の血液供給を中断すること
なくバイパスを作成する器具の開発
動脈瘤
 胆管鏡では挿入の困難な狭隘部
の観察が可能
 十二指腸乳頭部を切開せず
主膵管・総胆管へ挿入し、
内部観察可能
神経内視鏡手術ツール
正確に止血可能な神経内視鏡治
療器具の開発
レシピエントの
血管
ファイバー
スコープ
ドナーの血管
出血の問題
十二指腸乳頭部
 継続的に腸の処置や診断を行う
ことが可能
 臨床研究を継続中
レーザー
照射痕
組織学的画像(断面)
 子宮口を強制的に開口しない
 子宮内診断とレーザー焼灼療法が可能
 2015~:臨床研究を開始(観察のみ)
膵臓
主膵管
摘出子宮を使用したレーザー焼灼実験
 観察しながら血管壁を切断
 無遮断血管バイパスシステムを
構築中
 2012~:前臨床試験を開始
 選択的な止血が可能
 2012~:前臨床試験を開始
2016年10月1日現在
量子科学技術研究開発機構認定ベンチャー企業
株式会社 OKファイバーテクノロジー
複合型光ファイバー技術の産業分野への応用
レーザー導光用と画像伝送用光ファイバーを一体同軸化することにより、
目視の困難な狭い場所の溶接が容易に行えるようになります。
複合型光ファイバー
加工ヘッド
システム構成例
可視光画像伝送用
光ファイバー
レーザー伝送用
光ファイバー
カップリング装置
制御用PC
画像調整・
出力モニタ用
アンプ
モニタ
レーザー源
観察用モニタ
カップリング装置
挿入部
照明用光源
f0.2mm
把持部
アシストガス
~f0.6mm
ワイヤー供給装置
複合型光ファイバー
加工ヘッド
配管検査補修ロボット
QCWファイバーレーザー
狭隘部レーザー溶接用
ハンディトーチ
原子力・電力・化学プラント等の
配管、ビル・マンション等の
配管内壁の検査と補修
複雑な鋳物の金型など
目視の困難な個所の補修
 レーザー:QCWファイバーレーザー(Peak:1.5kW)
 画像観察しながら画像中心にレーザー照射可能
狭隘部レーザー溶接用ハンディトーチ
配管検査補修ロボット
配管模型
ガス
外径f18mm
ガス
レーザー
レーザー
トーチ内にガスを流入させ
先端部から対象物に噴射
レーザーと画像の色収差を
補正するレンズを搭載
トーチ
平板での肉盛溶接
操作卓
モニタで配管の中を確認しなが
らレバーでロボットを操作する
肉盛溶接結果例
モニタで狭隘部を
確認しながら直接
溶接を行う
検査補修ロボット及び配管模型
トーチを配管模型に
挿入した様子
トーチ先端部
フィラーによる肉盛溶接可能
レーザー溶接の様子
2016年10月1日現在