5 学校教育全般に関する 意見や要望について 問 13.小・中学校の教師に対して望むこと(資質・能力) 問 14.「地域に開かれた学校」についてのイメージ 問 15.優先すべき教育に関する取り組み 問 16.幼児教育の充実に向けて注力すべき取り組み 問 17.市立幼稚園の活性化のための方策について 1 A.全体傾向 Q 問 13.小・中学校の教師に対して望むこと あなたは、小・中学校の教師に対して、どのようなことを 望みますか。 「教育に対する責任感や愛情がある」「子どもに公平に接する」「物事を正 しく判断する力を持つ」が教師に望む上位3位に。 図表5-1 小校・中学校の教師に対して望むこと 0.0 5.0 10.0 15.0 17.9 ①教育に対する責任感や愛情がある 14.9 ③子どもに公平に接する 14.4 ②物事を正しく判断する力を持つ 12.3 ④将来の夢と目標を持たせ応援する 9.8 ⑤わかりやすい授業を行う 7.9 ⑥社会変化に柔軟に対応する 6.7 ⑧生活習慣や社会規範について指導する 6.4 ⑦子ども、保護者の相談に気軽に応じる 5.6 ⑨学習や部活動等を熱心に指導する 3.1 ⑩教科の専門的な知識や見識がある ⑪その他 20.0 (%) 1.1 ※上記図表中の数値は、11 項目の中から小・中学校の教師に望むことを3つまで選択してもらい、各項目の選択 件数を全選択件数で割った割合を示す。なお、割合が高いものから順に項目を並べ替えている。 小・中学校の教師に対して望むこととして、「教育に対する責任感や愛情がある」「子ど もに公平に接する」 「物事を正しく判断する力を持つ」が上位3位となり、授業や専門的知 識よりも、まずは、教育者としての資質が求められていることがうかがえる。 2 A.全体傾向 Q 問 14. 「地域に開かれた学校」についてのイメージ 地域に開かれた学校とはどういう学校だと思いますか。 「学校の情報を地域・保護者に伝える」「地域での体験機会の充実」「学校 行事への地域住民参加の促進」が上位3位に。 図表5-2 「地域に開かれた学校」についてのイメージ 0.0 5.0 10.0 15.0 ①学校の情報を地域・保護者に伝える 19.0 14.3 ②地域での体験機会の充実 ③学校行事への地域住民参加の促進 12.5 12.1 ⑤学校と幼稚園・保育所の連携を深める 8.9 ⑦学校施設の積極的な開放 8.0 ⑥自治会等との連携を強化する ④地域の人を講師として招くなどの交流を進める 7.3 ⑧授業公開を積極的に進める 7.2 5.4 ⑨教師が積極的に地域行事に参加する 4.5 ⑩地域・保護者が学校運営に参加する ⑪その他 20.0 (%) 0.7 ※上記図表中の数値は、11 項目の中から「地域に開かれた学校」のイメージにあてはまるものを3つまで選択し てもらい、各項目の選択件数を全選択件数で割った割合を示す。なお、割合が高いものから順に項目を並べ替 えている。 「地域に開かれた学校」のイメージとして、「学校の情報を地域・保護者に伝える」「地 域での体験機会の充実」 「学校行事への地域住民参加の促進」など、学校と地域が相互に情 報共有を図ったり、ともに取り組むような事柄が求められていることがうかがえる。 3 A.全体傾向 Q 問 15.優先すべき教育に関する取り組み 現在、取り入れられたり、検討されている教育に関する取 り組みで、どれを優先すべきだと思いますか。 「習熟度別授業の実施」「35 人学級の導入」「道徳教育の充実」が上位3 位に。 図表5-3 優先すべき教育に関する取り組み 0.0 5.0 10.0 15.0 ①習熟度別授業の実施 20.0 (%) 18.6 17.3 ②35人学級の導入 12.0 道徳教育の充実 ⑤小学校における教科担任制の実施 10.7 授業数や授業内容の増加 10.5 8.0 読書活動の充実 6.2 ③国語教育の充実 理数教育の充実 4.2 ⑥学校選択制の導入 4.0 ⑨2学期制の導入 2.3 ⑦ICTを活用した授業の実施 2.3 特別支援教育の充実 1.9 ⑩その他 2.0 ※上記図表中の数値は、13 項目の中から優先すべきだと考える取り組みを3つまで選択してもらい、各項目の選 択件数を全選択件数で割った割合を示す。なお、割合が高いものから順に項目を並べ替えている。 優先すべきだと考える取り組みの上位3位としては「習熟度別授業の実施」「35 人学級 の導入」 「道徳教育の充実」が挙げられており、児童・生徒一人ひとりにきめ細かく対応で きる体制が求められていることがうかがえる。 4 A.全体傾向 Q 問 16.幼児教育の充実に向けて注力すべき取り組み 幼児教育の充実を図るため、今後、どのような取り組みに 力を入れるべきだとお考えですか。 「幼保の一体化」に注力すべきという意見が最も多い。 図表5-4 幼児教育の充実に向けて注力すべき取り組み 0.0 10.0 20.0 30.0 37.7 ①幼保の一体化 26.4 子どもが安心して遊べる場の確保 ②③④幼稚園での子育て支援 22.9 家庭・地域と連携した食育・体育の充実 ⑤その他 40.0 (%) 11.7 1.3 ※上記図表中の数値は、5項目の中から注力すべきだと考える取り組みを1つ選択してもらい、各項目の選択件 数を全選択件数で割った割合を示す。なお、割合が高いものから順に項目を並べ替えている。 幼児教育の充実を図る上で注力すべき取り組みの第 1 位は「幼保の一体化」となり、 「幼 稚園での子育て支援」と合わせると6割以上となり、幼稚園と保育所の双方の良い面を併 せ持った教育・保育機能を期待している状況がうかがえる。 5 A.全体傾向 Q 問 17.市立幼稚園の活性化のための方策について 少子化などが原因で、市立幼稚園1園あたりの幼児数が減 少しています。市立幼稚園の活性化のためにどのような取 り組みを進めるべきだと思いますか。 今後の活性化方策として、「保育所機能を持った認定こども園の整備」が 最も多い。 図表5-5 市立幼稚園の活性化のための方策について 0.0 10.0 20.0 30.0 保育所機能を持った認定こども園の整備 36.1 28.5 「預かり保育」の実施 ③現状のままでよい 11.4 ②園区を廃止し、自由園区に 9.5 ①幼稚園の統廃合 9.4 ⑥私立幼稚園に任せていく ⑤その他 40.0 (%) 3.5 1.6 ※上記図表中の数値は、7項目の中から進めるべきだと考える取り組みを1つ選択してもらい、各項目の選択件 数を全選択件数で割った割合を示す。なお、割合が高いものから順に項目を並べ替えている。 市立幼稚園の活性化のために求められている取り組みの第1位は「保育所機能を持った 認定こども園の整備」で、「 「預かり保育」の実施」を併せると6割以上となっており、多 様なニーズに対応できる機能が求められていることがうかがえる。 6 B.年代別傾向 Q 問 13.小・中学校の教師に望むこと あなたは、小学校・中学校の教師に対して、どのようなこ とを望みますか。 若い世代の親は、教師に「子どもに公平に接する」ことを求めている。 図表5-6 小学校・中学校の教師に対して望むことの年代別の違い 18~29歳 30~59歳 60歳以上 全体平均 20.0 若>壮>高 若<高<壮 15.0 10.0 5.0 0.0 ①教育に対する ①教育に対する 責任感や愛情がある 責任感や 愛情がある ③子どもに ⑧子ど もに 公平に接する 公平に接する ②物事を正しく ⑦物事を 正しく 判断する 力を 持つ 判断する 力を持つ ④将来の夢と ④将来の夢と目標を 目標を持たせ 持たせ応援する ⑤わかりやすい ②わかりやすい 授業を 行う 授業を行う 応援する ⑥社会変化に ⑨社会変化に 柔軟に対応する 柔軟に対応する ⑧生活習慣や ③生活習慣や社会規範 について指導する 社会規範について 指導する ⑦子ども、保護者 ⑤子ど も、保護者の相談 に気軽に応じる の相談に気軽 ⑨学習や ⑩学習や部活動等を 熱心に指導する 部活動等 に応じる を熱心に 指導する ⑩教科の専門的 ⑥教科の専門的 知識や見識がある 知識や見識がある ※上記図表中の折れ線グラフは、図表5-1に準じて算出した各年代層における各項目の選択割合を示す。なお、 項目は住民全体における選択割合の高いものから順に並べ替えている。 いずれの年代においても「教育に対する責任感や愛情がある」の割合が最も高くなって いるが、「子どもに公平に接する」では若年層が、「物事を正しく判断する力を持つ」では 壮年層が他の年代と比べ高くなっている。 7 B.年代別傾向 Q 問 14. 「地域に開かれた学校」についてのイメージ 地域に開かれた学校とはどういう学校だと思いますか。 「地域に開かれた学校」のイメージは、若年層と高齢層で異なっている。 図表5-7 「地域に開かれた学校」についての年代別のイメージの違い 18~29歳 30~59歳 60歳以上 全体平均 25.0 若<高<壮 20.0 15.0 若<壮<高 10.0 5.0 0.0 ①学校の情報を ①学校の情報 地域・保護者に伝える を地域・保護者 に伝える ②地域での ②地域での 体験機会の充実 体験機会 の充実 ③学校行事への ③学校行事 地域住民参加の促進 への地域住民 参加の促進 ⑤学校と幼稚園・保育所 ⑤学校と幼稚園・ の連携を 深める 保育所の連携 を深める ⑦学校施設の ⑦学校施設 積極的な開放 の積極的な開放 ⑥自治会等との ⑥自治会等との 連携を 強化する 連携を強化する ④地域の人を 講師として ④地域の人を 招くなど の交流を 進める 講師として 招くなどの 交流を進める ⑧授業公開を ⑧授業公開を 積極的に進める 積極的に進める ⑨教師が積極的に ⑨教師が積極的 地域行事に参加する に地域行事に 参加する ⑩地域・保護者が ⑩地域・保護者 学校運営に参加する が学校運営 に参加する ※上記図表中の折れ線グラフは、図表5-2に準じて算出した各年代層における各項目の選択割合を示す。なお、 項目は住民全体における選択割合の高いものから順に並べ替えている。 壮年層と高齢層では、 「学校の情報を地域・保護者に伝える」が、若年層では「地域での 体験機会の充実」の割合が最も高くなっている。また、 「自治会等との連携を強化する」で は、年齢が上がるにつれて割合が高くなっている。 8 B.年代別傾向 Q 問 15.優先すべき教育に関する取り組み 教育改革の中で取り入れられたり、検討されたりしている 取り組みについて、どれを優先すべきだと思いますか。 若年層は習熟度別教育、高齢層は道徳を優先すべきと回答。 図表5-8 優先すべき教育に関する取り組みの年代別の違い 18~29歳 30~59歳 60歳以上 全体平均 25.0 若>壮>高 若<高<壮 20.0 壮<若<高 15.0 10.0 5.0 0.0 ①習熟度別授業 ①習熟度別 の実施 授業の実施 ②35人学級 ②35 人学級 の導入 の導入 道徳教育 道徳教育 の充実 の充実 ⑤小学校における ⑤小学校における 教科担任制の実施 教科担任制 の実施 授業数や 授業数や授業内容 の増加 授業内容 ③国語教育 ③国語教育 の充実 の充実 読書活動 読書活動 の充実 の充実 理数教育 理数教育 の充実 の充実 ⑥学校選択制 ⑥学校選択性 の導入 の導入 ⑨2学期制 ⑨2学期制 の導入 の導入 ⑦ICTを活用 ⑦ICTを 活用した 特別支援教育 特別支援教育 した授業の実施 の充実 授業の実施 の充実 の増加 ※上記図表中の折れ線グラフは、図表5-3に準じて算出した各年代層における各項目の選択割合を示す。なお、 項目は住民全体における選択割合の高いものから順に並べ替えている。 若年層、高齢層では、「習熟度別授業の実施」が、壮年層では「35 人学級の導入」の割 合が最も高くなっている。また、高齢層で「道徳教育の充実」の割合が、他の年代と比べ て高くなっている。 9 10 6 「伊丹ならでは」の 教育について 問 18.「伊丹ならではの」教育について 11 A.全体傾向 Q 問 18. 「伊丹ならでは」の教育について 伊丹市が行っている「伊丹ならでは」あるいは「伊丹独自」 の教育について、どのような施策が有効だと思いますか。 「「ことばの力」をつける「ことば文化都市」の推進」「子どもサポーター等に よる授業補助・補充学習」「社会教育施設や文化財を活用した教育の推 進」が上位3位に。 図表6-1 「伊丹ならでは」の教育について 0.0 5.0 10.0 15.0 17.4 「ことばの力」をつける「ことば文化都市」の推進 17.0 子どもサポーター等による授業補助・補充学習 15.1 社会教育施設や文化財を活用した教育の推進 11.5 学校・地域・家庭が連携した教育 10.6 市独自の学力・学習状況調査 読書教育の充実 10.2 小学校における英語教育の充実 10.2 6.6 地域の特色を活かしたスポーツの振興 その他 20.0 (%) 1.5 ※上記図表中の数値は、9項目の中から有効だと思う施策を2つまで選択してもらい、各項目の選択件数を全選 択件数で割った割合を示す。なお、割合が高いものから順に項目を並べ替えている。 有効だと思う施策について、 「 「ことばの力」をつける「ことば文化都市」の推進」 「子ど もサポーター等による授業補助・補充学習」 「社会教育施設や文化財を活用した教育の推進」 が上位3位となっている。 12 B.年代別傾向 Q 問 18. 「伊丹ならでは」の教育について 伊丹市が行っている「伊丹ならでは」あるいは「伊丹独自」 の教育について、どのような施策が有効だと思いますか。 若い世代では、「読書」「スポーツ」で「伊丹ならでは」の教育を展開すべき との回答が多い。 図表6-2 「伊丹ならでは」の教育の年代別の違い 18~29歳 30~59歳 60歳以上 全体平均 20.0 若<壮<高 若>壮>高 15.0 10.0 5.0 0.0 「ことばの力」 「ことばの力」を つける 「ことば文化都市」の推進 をつける「ことば 文化都市」 の推進 子どもサポーター 子ど もサポーター等によ る 等による 授業補助・補充学習 社会教育 社会教育施設や 施設や文化財 文化財を 活用した教育の推進 授業補助・ 補充学習 を活用した 教育の推進 市独自の 市独自の 学力・学習 学力・学習状況調査 学校・地域・ 学校・地域・家庭 家庭が連携 が連携した教育 した教育 状況調査 小学校に 小学校における おける英語教育 英語教育の充実 の充実 読書教育 読書教育の充実 の充実 地域の特色 地域の特色を 活かした を活かした スポーツ の振興 スポーツの振興 ※上記図表中の折れ線グラフは、図表6-1に準じて算出した各年代層における各項目の選択割合を示す。なお、 項目は住民全体における選択割合の高いものから順に並べ替えている。 「社会教育施設や文化財を活用した教育の推進」 「学校・地域・家庭が連携した教育」 「市 独自の学力・学習状況調査」は、年齢が上がるほど、「読書教育の充実」「地域の特色を活 かしたスポーツの振興」は若い世代ほど、割合が高くなっている。 13
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