マスタープランの 実 現 に向 けて 111 マスタープランの実現に向けて 磐田市都市計画マスタープランは、 都市計画分野における、 まちづくりの基本的な方針を示したもので ある。今後、本計画に基づく都市づくり及び地域づくりを着実に実施していくために、 次のような基本的な 取り組みを推進していくものとする。 1. 市民の参加と協働の推進 まちづくりを進めていくにあたり、 市民・企業・行政がお互いの役割を理解し協力し合う 「協働のまちづく り」 を基本とする。 ①情報公開の充実 市民への都市計画に関する情報公開を積極的に進め、 市民の求める情報の提供に努める。 市民に分かりやすく利用しやすい都市計画分野の窓口体制や、 情報提供のシステムの整備を進める。 • まちづくりに関する情報を受発信する総合的な窓口の設置を検討する。 • ホームページや広報の活用、 各種まちづくりパンフレットの発行、 学校教育の場の活用など、 まちづくり に関する広報活動の充実と市民の学習機会の提供を進める。 ②市民参加システムの拡充 まちづくりに関心の高い人から薄い人まで、 あるいは既にまちづくり活動に係わっている人からきっかけ がつかめない人まで、 さまざまな市民が広くまちづくりに取り組めるよう、市民参加の形態や機会の多様 化を図り、 市民のまちづくりへの参画を促進する。 まちづくりの企画・計画段階から実施・利用段階まで、 市民が主体となったまちづくり活動のさまざまなレ ベルや範囲に応じて、 積極的な支援を図る。 • 市民によるまちづくり組織の設立を奨励する。 • 市民のまちづくり活動への支援・助成事業の充実を図る。 ・情報提供システム、 窓口体制の整備 ・広報活動、 学習機会の提供 等 • 市民参加のまちづくりルール (条例等) の検討を行う。 情報公開 の充実 ③協働体制の充実 市民による主体的なまちづくり活動と行政との協働 体制の確立を図る。 また、 協働によるまちづくり意識の定着を図る。 市民の参加と 協働の推進 市民参加 システムの 拡充 ・市民参加の多様な機会・ 形態の提供 ・市民まちづくり活動への 支援の充実 等 112 協働体制 の充実 ・協働意識の定着 ・協働体制の確立 等 マスタープランの実現に向けて 2. 効率的な事業実施 本計画に基づく各分野での整備プログラムの策定など、 まちづくりに係わる事業全般について、 効率化 の視点を重視した事業推進を図る。 また、 行政のみでは事業実施が困難な場合もあることから、 PFI事業や指定管理者制度の活用など、 民 間の資金やノウハウを有効に活用した効率的なまちづくりの推進に努める。 3. 計画の見直し 本計画の将来都市像等の計画内容については、 今後の社会経済動向の変化、 広域的な都市整備の 動向、計画の実現の段階などの考慮とともに、関連する計画との整合を図るため、必要な計画の見直し を適宜行う。 なお、 概ね10年後に計画の中間見直しを行う。 4. 推進体制の整備 ①庁内体制の整備 多様な市民ニーズに対応していくため、 また、 まちづくりの推進においては分野横断的な対応が必要と なることから、 庁内における組織体制を柔軟で連携の高いものとしていく。 ②関係機関等との調整・協力 骨格的な道路の整備など、 広域的な都市計画事業の実施にあたっては、 国・県や周辺都市をはじめと する関係機関との調整・協力を図り、 適切な連携のもと施策を推進する。 113
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