ポジティブ・アクション

資料 ポジティブアクション・適用除外
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【ポジティブ・アクション】
■ポジティブ・アクション とは?
「ポジティブ・アクション」とは、女性の能力発揮を進めるための積極的取組のことです。
固定的な性別による役割分担意識や過去の経緯から、男女労働者の間に事実上生じている差があるとき、それを解消しよう
と、企業が行う自主的かつ積極的な取組をさします。
ポジティブ・アクションは、単に女性だからという理由だけで女性を「優遇」するためのものではなく、これまでの慣行や固定的な
性別の役割分担意識などが原因で、女性は男性よりも能力を発揮しにくい環境に置かれている場合に、こうした状況を「是正」
するための取組なのです。
■ポジティブ・アクションによる効果
男女雇用機会均等法の指針では、「雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保の支障となっている事情」とは、
「固定的な男女の役割分担意識に根ざす企業の制度や慣行に基づき、雇用の場において男女労働者の間に事実上格差が
生じていることをいう」とし、「支障となっている事情の存否は女性労働者が男性労働者と比較して相当程度少ない状況にある
か否かにより判断する」としました。
そして、通達では、「相当程度少ないとは、女性が4割を下回っていることをいう。」と基準を明らかにしました。
つまり、女性が4割以下の場合は、採用基準を満たす者の中から女性を優先して採用したり、募集、採用の対象を女性のみと
することや女性に有利な条件をつけること等が認められます。配置や昇進等においても同様です。
この様な取扱をしても、男女雇用機会均等法違反ではないとされています。
ポジティブ・アクションは、男性に比べて女性が能力を発揮しづらかった従来の職場環境を是正するための取組でもあります。
ポジティブ・アクションを進めるための望ましい取組目標としては、次の6つが重要とされています。
①男女均等な待遇の確保
②女性の勤続年数の伸張
③職場の雰囲気・風土の改善
④女性の採用拡大
⑤女性の職域拡大・管理職の増加
⑥多様な働き方の確保
※ポジティブ・アクション制度の詳細、導入・運用方法などは各地方労働局雇用均等室にお問合せください。
【適用除外職種】
次の場合は性別指定をした募集をしても、男女差別となりません。
(1)芸術・芸能分野(モデル、俳優、オペラ歌手等)
(2)守衛、警備員等防犯上の要請から男性に従事させることが必要である職業
(3)宗教上、風紀上、スポーツにおける競技の性質上男女どちらか一方でなければならない職業
(4)労働基準法による女性の就業禁止業務
(5)風俗、風習等の相違により女性が能力を発揮しがたい海外での勤務等、男性労働者と均等な取扱をすることが困難な場合
※「これは適用除外職種?」と判断に迷われる場合は、各地方労働局雇用均等室に確認することをお勧めします。
【参考】
■下記は典型的な男女雇用機会均等法違反です。
(1)「女性歓迎」や「女性向きの職種」といった表示、募集・採用の対象を女性のみとすること。
(2)募集・採用時に男性又は女性を表す職種の名称を用いること。(例:カメラマン)
(3)男女とも定年年齢が65歳を超えていても、女性65歳、男性68歳とすること。
(4)営業職への配置にあたり、その対象を男性労働者のみとすること。
■下記は男女差別になりません。
(1)管理職の女性比率が現状で10%である企業で、その比率を高めるために、管理職に必要とされる能力を付与するための教育訓練を女性のみを対象に行うこ
と。
(2)新規プロジェクトチームのメンバーを公募したが、希望者が男性のみであったため結果的に男性のみとなった。この場合、配置に関する男女差別とはいえない。
■不明点は各地方労働局雇用均等室へ。
地域
地域
担当所轄名
愛知県
愛知労働局雇用均等室
三重県
三重労働局雇用均等室
岐阜県
岐阜労働局雇用均等室
静岡県
静岡労働局雇用均等室
大阪府
大阪労働局雇用均等室
京都府
京都労働局雇用均等室
兵庫県
兵庫労働局雇用均等室
和歌山県
和歌山労働局雇用均等室
奈良県
奈良労働局雇用均等室
滋賀県
滋賀労働局雇用均等室
※上記以外の地域は、都道府県労働局所在地一覧 http://www.mhlw.go.jp/general/sosiki/chihou/ をご覧ください。
東京都
神奈川県
千葉県
埼玉県
茨城県
群馬県
栃木県
山梨県
担当所轄名
東京労働局雇用均等室
神奈川労働局雇用均等室
千葉労働局雇用均等室
埼玉労働局雇用均等室
茨城労働局雇用均等室
群馬労働局雇用均等室
栃木労働局雇用均等室
山梨労働局雇用均等室
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(直)059-226-2318
(直)058-263-1220
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(直)06-6941-8940
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2007/10/31 作成
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