平成26年度 事 業 報 告 書 - 公益財団法人 兵庫県芸術文化協会

平成26年度 事 業 報 告 書
『公益目的事業』
〔芸術文化センター関係〕
〔事業展開の基本コンセプト〕
①
②
③
多彩な舞台芸術の『創造・発信』
芸術性豊かなものから親近感に富むものまで、
『幅広いニーズ』に応える上演
舞台芸術の『普及』
・県民の創造活動の支援
芸術文化センターの運営
開館10周年企画 主なもの
期間:平成 26 年 12 月 31 日(佐渡裕芸術監督指揮 ジルヴェスター・コンサート)
から平成 27 年 12 月 31 日ジルヴェスター・コンサートまでの1年間
[佐渡裕芸術監督プロデュースシリーズ]
・平成 26 年 12 月 31 日~平成 27 年 1 月 1 日 ジルヴェスター・ガラ・コンサート
-開館 10 周年へのカウントダウン- 1 公演
・1 月 16 日~18 日 第 75 回定期演奏会 佐渡裕指揮 マーラー:交響曲第 2 番「復活」3 公演
・7 月 14 日~26 日 プロデュースオペラ「椿姫」
(新制作 11 作目)全 10 公演
・12 月 10 日 開館 10 周年記念演奏会 佐渡裕指揮 ベートーヴェン「第九」
*第 83 回定期演奏会 12 月 11 日~13 日(3 公演)
[自主企画制作・演劇等]
・5 月 6 日 創作能「KUREHA 呉服」 1 公演
・6 月 26 日~28 日 「TABU タブー」-シーラッハ「禁忌」より- 3 公演
[大型招聘・提携企画等]
・3 月 1 日 エサ=ペッカ・サロネン指揮 フィルハーモニア管弦楽団 1 公演
・3 月 21 日 日本オペラプロジェクト オペラ「藤戸」2 公演
・6 月 6 日~7 日 全国劇場等共同制作オペラ「フィガロの結婚」2 公演
・9 月 23 日 英国ロイヤル・オペラ「ドン・ジョヴァンニ」1 公演
・11 月 8 日 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 1 公演
[県民参加・普及事業]
・9 月 5 日 ひょうごの民俗芸能 1 公演
[オープンデー]
・10 月 24 日 共催:西北活性化協議会
1 芸術文化センター事業
(1) 佐渡芸術監督プロデュースオペラ・コンサート公演(KOBELCO 大ホール)
佐渡裕芸術監督ならではの企画による制作・上演。プロデュースオペラは全国的にも珍しい
全8回ロングラン公演に今年度も挑戦し、幅広いオペラファンの獲得・定着を図った。
演
目
公演年月日
出演者等
26.7.18
~27
(8公演)
指 揮:佐渡裕
演 出:デヴィッド・ニース
出 演:
(ダブル・キャスト)
フィオルディリージ:スザンナ・フィリップス/
小川里美
ドラベッラ:サンドラ・ピケス・エディ/
フイリン・チュウ
フェルランド:チャド・シェルトン/
ジョン・健・ヌッツォ
ほか
管弦楽:兵庫芸術文化センター管弦楽団
合 唱:ひょうごプロデュースオペラ合唱団
モーツァルト作曲
オペラ「コジ・ファン・
トゥッテ」
(新制作 10 作目)
(全2幕/イタリア語上
演・日本語字幕付)
*文化庁「劇場・音楽堂等活性
化事業」/(公財)三菱 UFJ 信託
芸術文化財団/(公財)花王芸
術・科学財団助成
入場者(人)
14,010
*県内3会場
「ハイライトコンサート」
洲本市 4/18、
篠山市 4/27、
たつの市 5/3
詳細は別記
阪神・淡路大震災20年事業
ジルヴェスター・ガラ・
コンサート -開館 10 周年
へのカウントダウン-
26.12.31
~27.1.1
(1公演)
*冠協賛:アサヒビール株式会社
合
計
指 揮:佐渡裕
出 演:並河寿美(ソプラノ)、
林美智子(メゾソプラノ)
、
松本薰平(テノール)
、
晴雅彦(バリトン)
合 唱:ひょうごプロデュースオペラ合唱団
管弦楽:兵庫芸術文化センター管弦楽団
2事業
9公演
1,963
15,973
※芸術文化センター管弦楽団演奏会は別記
(2) 独自の自主企画・プロデュースによる演劇公演等(阪急中ホール)
芸文センター独自に企画・制作し上演する、良質で多彩な演目により、新たなファンも発掘。
演
目
朗読劇
演 「橋爪功 ちょっぴり
劇 ゾッとする話」
公演年月日
26.6.7
~8
(2公演)
出演者等
作 :
「零人」大坪砂男
「鍵」フェルディナント・フォン・シーラッハ
翻訳:酒寄進一
演 出:深作健太
朗 読:橋爪功
音楽・演奏:小曽根真
入場者(人)
959
零人/鍵
26.6 .21
(1公演)
【水戸公演】
水戸芸術館 ACM 劇場
主催:(公財)水戸市芸術振興財団
(331)
26.12.6
~7
(2公演)
「スワン」
演
劇 *文化庁「劇場・音楽堂等活
26.12.13
~14
性化事業」助成(兵庫公演のみ)
(3公演)
26.12.17
~23
(8公演)
作 :エリザベス・エグロフ
翻 訳:高橋知伽江
演 出:深作健太
出 演:一路真輝、細貝圭、大澄賢也
【水戸公演】
水戸芸術館 ACM 劇場
主催:(公財)水戸市芸術振興財団
【東京公演】
紀伊國屋ホール
主催:東宝芸能 キューブ
870
(795)
(1,800)
【第1部】
トーク「信長・秀吉・家康と、阪神間」
出 演:田辺眞人(園田学園女子大学名誉教授、
「絵本太功記」
尼ケ崎の段
*文化庁「劇場・音楽堂等活
性化事業」助成
兵庫県文化賞受賞)
河内厚郎(兵庫県立芸術文化センター特別
参与)
26.7.10
(1公演)
497
【第2部】
文楽上演「絵本太功記」尼ケ崎の段
出 演:吉田和生(人形浄瑠璃文楽座人形方)ほか
古
典
芸
能
【第1部】
朗読「流転の子 最後の皇女・愛新覚羅嫮
生」本岡典子(ノンフィクション作家)
トーク 本岡典子×河内厚郎
語りの地平
ヒストリィ&ストーリィ
in Nishinomiya
27.3.28
(1公演)
(神戸女学院小ホール)
合
計
語り「西宮ものがたり」豊竹英大夫(人形浄
瑠璃文楽座・太夫)
204
【第2部】
現代・義太夫節「パトリック世紀」「緑の劇場」
(建畠晢・作) 豊竹英大夫、竹澤團吾(人
形浄瑠璃文楽座・三味線)
講談「真田丸の戦い」旭堂南陵(講談師)
4事業
6公演
12公演(外部公演)
2,530
(2,926)
(3) 幅広いニーズに応える公演(招聘・提携・共催事業)
① 日本オペラ(共催公演)
(阪急中ホール)
演
目
公演年月日
日本オペラプロジェクト 2014
オペラ「藤戸」(全1幕)
(公財)サントリー芸術財団推薦
コンサート
合
27.3.21
(2公演)
計
出演者等
作 曲:尾上和彦
原 作:有吉佐和子
指 揮:奥村哲也
演 出:岩田達宗
総合プロデュース:日下部吉彦
出 演:小濱妙美、井上美和、晴雅彦、
迎肇聡 ほか
演 奏:日野俊介(チェロ)ほか
1事業
2公演
入場者(人)
1,219
1,219
② 国内外オーケストラ・オペラ・バレエ・室内楽公演等(KOBELCO 大ホール)
音楽マネジメント事務所等との連携により、世界水準のオーケストラ、オペラ、バレエ公
演をはじめ、様々な国の優れた舞台芸術を上演し、観客の期待に応えるとともに、大規模舞台
芸術専門劇場としての存在感をアピール。
演
目
出演者等
入場者(人)
エルトマン&メストレ
ソプラノ&ハープ
デュオ・リサイタル
26.4.24
(1公演)
ソプラノ:モイツァ・エルトマン
ハープ:グザヴィエ・ドゥ・メストレ
1,304
ラン・ラン
ピアノ・リサイタル
26.4.30
(1公演)
ピアノ:ラン・ラン
1,702
出 演:宮川彬良&アンサンブル・ベガ
1,527
ピアノ:ミハイル・プレトニョフ
1,377
宮川彬良&
アンサンブル・ベガ
こどもの日スペシャル ♪
26.5.5
(1公演)
ミハイル・プレトニョフ
ピアノ・リサイタル
26.5.28
(1公演)
ノルウェー少女合唱団
26.8.2
(1公演)
出 演:ノルウェー少女合唱団
1,598
茂木大輔の生で聴く
“のだめカンタービレ”
の音楽会(関西テレビ共催)
26.8.9
~10
(2公演)
企画・指揮・お話:茂木大輔
管弦楽:兵庫芸術文化センター管弦楽団
3,962
フレディ・ケンプ
ピアノ・リサイタル
26.9.7
(1公演)
ピアノ:フレディ・ケンプ
1,354
出 演:高嶋ちさ子
12 人のヴァイオリニスト
1,894
関西二期会第 81 回オペラ
26.10.25
公演 創立 50 周年記念
~26
ヴェルディ 歌劇「ドン・
(2公演)
カルロ」(関西二期会共催)
指 揮:ダニエーレ・アジマン
演 出:カルロ・アントニオ・デ・ルチーア
出 演:関西二期会
合 唱:関西二期会合唱団
管弦楽:関西フィルハーモニー管弦楽団
3,037
マリオ・ブルネロ(チェロ)
&児玉桃(ピアノ)
デュオ・リサイタル
26.11.8
(1公演)
チェロ:マリオ・ブルネロ
ピアノ:児玉桃
1,234
新イタリア合奏団
26.11.24
ヴィヴァルディの“四季”
(1公演)
出 演:新イタリア合奏団
1,860
マリス・ヤンソンス指揮
バイエルン放送交響楽団
26.11.27
(1公演)
指 揮:マリス・ヤンソンス
ピアノ:クリスチャン・ツィメルマン
管弦楽:バイエルン放送交響楽団
1,983
ミラノ大聖堂聖歌隊
クリスマス・コンサート
26.12.6
(1公演)
合 唱:ミラノ大聖堂聖歌隊
1,502
(民音共催)
オ
ー
ケ
ス
ト
ラ
・
オ
ペ
ラ
等
公演年月日
高嶋ちさ子
12 人の ヴァ イオ リニ ス ト
(BSフジ共催)
26.9.23
(1公演)
キエフ・オペラ
「トゥーランドット」
26.12.14
(1公演)
(朝日放送共催)
宮川彬良とアンサンブル・ベガ
ニューイヤー・コンサート 2015
27.1.3
(1公演)
ジャパン・ヴィルトゥオーゾ
・シンフォニー・オーケストラ
第 3 回兵庫公演
27.1.4
(1公演)
(メイ・コーポレーション共催)
オ
ー
ケ
ス
ト
ラ
・
オ
ペ
ラ
等
バ
レ
エ
・
ダ
ン
ス
・
ミ
ュ
ー
ジ
カ
ル
等
出 演:ウクライナ国立歌劇場管弦楽団
同合唱団・バレエ団
1,989
出 演:宮川彬良、アンサンブル・ベガ
1,568
指 揮:大友直人
プ ロ デ ュ ー ス:三枝成彰
管弦楽:ジャパン・ヴィルトゥオーゾ・
シンフォニー・オーケストラ
指揮・ヴァイオリン:ペーター・グート
ソプラノ:小林沙羅
管弦楽:ウィーン・シュトラウス・
フェスティヴァル・オーケストラ
1,885
ウィーンのニューイヤ
ー・コンサート
27.1.11
(1公演)
大ブルックナー展 第 1 回
井上道義指揮
大阪フィルハーモニー交響楽団
27.1.24
(1公演)
指 揮:井上道義
管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団
1,753
小山実稚恵
音の幻想(ファンタジー)
第1回ロマンス~ロマ
ン派の巨匠たち
27.1.25
(1公演)
ピアノ:小山実稚恵
1,718
エサ=ペッカ・サロネン指揮
フィルハーモニア管弦楽団
27.3.1
(1公演)
指 揮:エサ=ペッカ・サロネン
ヴァイオリン:ヒラリー・ハーン
管弦楽:フィルハーモニア管弦楽団
1,990
堀米ゆず子
バッハ&ブラームス
プロジェクト 第4回
27.3.7
(1公演)
ヴァイオリン:堀米ゆず子 ほか
1,414
マレク・ヤノフスキ指揮
ベルリン放送交響楽団
27.3.21
(1公演)
指 揮:マレク・ヤノフスキ
管弦楽:ベルリン放送交響楽団
1,123
竹澤恭子&堤剛&児玉桃
トリオ
27.3.22
(1公演)
ヴァイオリン:竹澤恭子
チェロ:堤剛
ピアノ:児玉桃
1,414
26.8.23
(1公演)
構成・振付・美術・照明:勅使川原三郎
出 演:オーレリー・デュポン
佐東利穂子、鰐川枝里、
勅使川原三郎 ほか
1,685
(大阪フィルハーモニー協会共催)
睡眠 -Sleep-
共同制作:東京芸術劇場・
愛知県芸術劇場・KARAS
*文化庁「劇場・音楽堂等活
性化事業」助成
26.8.14
~17
(5公演)
【東京公演】
東京芸術劇場プレイハウス
26.8.21
(1公演)
【愛知公演】
愛知県芸術劇場
合
計 24事業 26公演
6公演(外部公演)
983
(2,834)
(796)
41,856
(3,630)
※共催事業:①芸文センターのコンセプトに合致、ラインナップとバランス・整合・補強するもので、②共催者からの
提案・事業誘致(営業)によって選定し、③広報券売協力に加え、収支リスク負担・施設設備使用料負担
について条件協議を行う事業
③ 国内外演劇・ミュージカル・古典芸能公演等(阪急中ホール)
劇場・劇団とのネットワークにより、ストレートプレイ、一人芝居などの演劇をはじめ、ミュ
ージカル、ダンス、狂言、落語、コンサートなど、幅広い層が楽しめる良質で多彩な演目を提供
するとともに能、日本舞踊などの「はじめてシリーズ」やシアターコンサート等、芸術文化セン
ターならではの企画を展開。
演
目
ミュージカル
ちぬの誓い
山本陽子 一人語り
「花埋み」
出演者等
26.4.5
~6
(3公演)
演出・振付:謝珠栄
出 演:東山義久、相葉裕樹、良知真次、
戸井勝海、今拓哉 ほか
26.4.9
(1公演)
作 :渡辺淳一
上演台本・演出:笹部博司
音 楽:笠松泰洋
出 演:山本陽子
入場者(人)
2,225
574
今度は愛妻家
26.4.26
~27
(3公演)
作 :中谷まゆみ
演 出:板垣恭一
出 演:瀬奈じゅん、葛山信吾、
村井國夫 ほか
1,598
その場しのぎの男たち
26.4.29
(2公演)
作 :三谷幸喜
演 出:山田和也
出 演:佐藤B作、佐渡稔、石井愃一 ほか
1,492
26.5.24
(1公演)
作・演出:水谷龍二
出 演:風間杜夫
26.6.12
~15
(5公演)
作 :リチャード・ビーン
翻 訳:小田島恒志
演 出:森新太郎
出 演:内野聖陽、浦井健治、成河 ほか
26.6.17
(1公演)
原 作:リチャード・アルフィエリ
演 出:西川信廣
出 演:草笛光子、星智也
26.6.20
~21
(2公演)
作 :山田太一
演 出:鵜山仁
出 演:草刈正雄、紺野美沙子 ほか
26.6.22
(1公演)
作 :ブライアン・クラーク
演 出:髙瀬久男
出 演:加藤健一、三田和代
風間杜夫ひとり芝居
正義の味方
演
劇
・
ミ
ュ
ー
ジ
カ
ル
公演年月日
*文化庁「劇場・音楽堂等活
性化事業」助成
THE BIG FELLAH
ビッグ・フェラー
*文化庁「劇場・音楽堂等活
性化事業」助成
*世田谷パブリックシアターとの連携
6週間のダンスレッスン
*文化庁「劇場・音楽堂等活
性化事業」助成
朗読座
「日本の面影」
*文化庁「劇場・音楽堂等活
性化事業」助成
加藤健一事務所
「請願」
MANSAI マクベス
*文化庁「劇場・音楽堂等活
性化事業」助成
*世田谷パブリックシアターとの連携
十九歳のジェイコブ
*文化庁「地域発・文化芸術
創造発信イニシアチブ」助成
*新国立劇場との連携
26.7.1
~2
(2公演)
原 作:ウィリアム・シェイクスピア
翻 訳:河合祥一郎
構成・演出:野村萬斎
出 演:野村萬斎 秋山菜津子 ほか
26.7.5
~6
(2公演)
作 :中上健次
演 出:松本雄吉
出 演:石田卓也、松下洸平 ほか
686
2,757
784
1,174
664
1,566
776
こまつ座
「兄おとうと」
*文化庁「劇場・音楽堂等活
性化事業」助成
柄本明 ひとり芝居
風のセールスマン
*文化庁「劇場・音楽堂等活
性化事業」助成
白石加代子「百物語」
第三十二夜
~the Final~
*文化庁「劇場・音楽堂等活
性化事業」助成
子どもとおとなのための◎
読み聞かせ
ROLLY の「お話の森」in
夏のひょうごスペシャル
作 :井上ひさし
演 出:鵜山仁
出 演:辻萬長、剣幸 ほか
679
26.7.13
(1公演)
作 :別役実
出演・演出:柄本明
775
26.7.18
~19
(2公演)
構成・演出:鴨下信一
出 演:白石加代子
26.7.20
(1公演)
構成・演出・出演:ROLLY
789
作 :ドナルド・マーグリーズ
演 出:宮田慶子
出 演:中越典子 ほか
326
26.7.9
(1公演)
1,573
*世田谷パブリックシアターとの連携
永遠の一瞬
*文化庁「地域発・文化芸術
創造発信イニシアチブ」助成
*新国立劇場との連携
演
劇
・
ミ
ュ
ー
ジ
カ
ル
カッコーの巣の上で
26.8.2
(1公演)
26.8.6
~17
(15 公演)
原 作:ケン・キージー
(脚 本:デール・ワッサーマン)
上演台本・演出:河原雅彦
出 演:小栗旬、神野美鈴、武田真治 ほか
11,803
原案・音楽:三宅純
構成・演出:白井晃
出 演:山本耕史、美波、森山開次、
白井晃、江波杏子
1,357
*文化庁「劇場・音楽堂等活
性化事業」助成
26.9.10
~15
(8公演)
原作・原案:高橋克彦
演 出:栗山民也
出 演:片岡愛之助、三宅健、平幹二朗 ほか
5,811
一万年後も君は世界で
いちばん美しい
26.9.25
(1公演)
原 作:三島由紀夫
演 出:中屋敷法仁
出 演:早乙女太一、松田美由紀
582
長山藍子によるひとり語り
山本周五郎「柳橋物語」
26.10.1
(1公演)
上演台本・演出:笹部博司
出 演:長山藍子
567
淑女のロマンス
26.10.4
(1公演)
Lost Memory Theatre
*KAAT 神奈川芸術劇場との連携
炎立つ
*文化庁「劇場・音楽堂等活
性化事業」助成
こまつ座
「きらめく星座」
26.9.6
~7
(2公演)
26.10.10
~11
*文化庁「劇場・音楽堂等活
(2公演)
性化事業」助成
作 :水谷龍二
演 出:髙瀬久男
出 演:前田美波里、柴田理恵、
キムラ緑子
作 :井上ひさし
演 出:栗山民也
出 演:秋山菜津子、山西惇、久保酎吉、
木場勝己 ほか
781
854
ブンナよ、木からおり
26.10.12
てこい
*文化庁「劇場・音楽堂等活
(1公演)
作 :水上勉
演 出:磯村純
出 演:逢笠恵祐 ほか
483
作 :ワジディ・ムワワド
演 出:上村聡史
出 演:麻実れい ほか
587
26.11.1
(1公演)
作 :デイヴィッド・ヘア
演 出:蓬莱竜太
出 演:若村麻由美、久世星佳
780
26.11.3
(1公演)
作・演出:渡辺えり
出 演:大沢健、宇梶剛士、渡辺えり ほか
570
26.11.8
(1公演)
作・演出:永井愛
出 演:金田明夫、水崎綾女 ほか
570
性化事業」助成
炎 アンサンディ
*世田谷パブリックシアターとの連携
ブレス・オブ・ライフ
~女の肖像~
*新国立劇場との連携
オフィス3○○
「天使猫-宮澤賢治の
生き方-」
*文化庁「劇場・音楽堂等活
性化事業」助成
二兎社
「鷗外の怪談」
*文化庁「劇場・音楽堂等活
性化事業」助成
演
劇
・
ミ
ュ
ー
ジ
カ
ル
26.10.18
(1公演)
TS ミュージカルファンデーション
26.11.29
ミュージカル familia
~30
~4月 25 日誕生の日~
(4公演)
演出・振付・作詞:謝珠栄
出 演:大空祐飛 ほか
2,812
夫が多すぎて
26.12.10
~11
(3公演)
作 :W.サマセット・モーム
上演台本・演出:板垣恭一
出 演:大地真央、石田純一、中村梅雀 ほか
1,599
萩咲く頃に
26.12.13
(1公演)
作・演出:ふたくちつよし
出 演:音無美紀子、大和田獏 ほか
289
26.12.27
(1公演)
作 :ニック・ペイン
演 出:小川絵梨子
出 演:鈴木杏、浦井健治
774
上演台本:石丸さち子
演 出:井坂聡
出 演:名取裕子、HIROSHI(ピアノ)
542
27.1.21
~22
(2公演)
原 作:ビートたけし
演 出:石橋冠、寺﨑秀臣
出 演:陣内孝則、室井滋 ほか
745
27.2.28
(1公演)
作 :フィリップ・リドリー
演 出:白井晃
出 演:高橋一生、瀬戸康史 ほか
785
星ノ数ホド
*新国立劇場との連携
名取裕子
新春朗読会 2015
渡辺淳一「女優」
菊次郎とさき
マーキュリー・ファー
Mercury Fur
*世田谷パブリックシアターとの連携
27.1.3
(1公演)
狂人なおもて往生をとぐ
演
劇
・
ミ
ュ
ー
ジ
カ
ル
古
典
芸
能
*文化庁「劇場・音楽堂等活
性化事業」助成
*東京芸術劇場との連携
27.3.14
(1公演)
作 :清水邦夫
演 出:熊林弘高
出 演:福士誠治 ほか
782
司葉子 一人語り
有吉佐和子「紀ノ川」
27.3.29
(1公演)
上演台本:笹部博司
演 出:大場正昭
出 演:司葉子
641
古典と遊ぶ 春爛漫
茂山狂言会
はじめての狂言
26.4.12
(1公演)
出 演:茂山正邦、茂山茂、茂山逸平
茂山童司、井口竜也、鈴木実
767
古典と遊ぶ 春爛漫
茂山狂言会
お豆腐狂言会
26.4.12
(1公演)
出 演:茂山千五郎、茂山七五三
茂山千三郎、茂山正邦、茂山茂
茂山逸平、茂山童司 井口竜也
615
HANAGATA 番外編
平家物語“和らいの乱”
26.7.21
(1公演)
出 演:茂山正邦、茂山宗彦、茂山茂
茂山逸平、茂山童司
800
万作萬斎狂言公演
26.10.13
出 演:野村万作、野村萬斎 ほか
(2公演)
芸術文化センタープロデュース
はじめてのお能 第六弾
芸術文化センタープロデュース
はじめての日本舞踊
第二弾
上方新鋭落語会 2014
出 演:成田達志、杉信太朗、河村大
浦田保親、河村栄重、林本大
福王和幸、上田慎也
27.2.7 出 演:西川箕乃助、花柳寿楽、花柳基
(1公演)
藤間蘭黄、山村友五郎ほか
26.5.22
(1公演)
709
619
出 演:桂南天、桂米紫、桂紅雀、
桂吉の丞、桂そうば、
豊来家一輝(曲芸)
600
出 演:林家三平、古今亭菊之丞、
古今亭文菊
455
三平、菊之丞、文菊
江戸落語三人会
26.6.1
(1公演)
笑福亭三喬独演会
26.6.28
(1公演)
出 演:笑福亭三喬 ほか
800
桂吉弥独演会
26.7.26
(1公演)
出 演:桂吉弥
800
柳家花緑・桂春蝶
二人会
26.9.23
(1公演)
出 演:柳家花緑、桂春蝶
726
出 演:三遊亭白鳥、柳家三三
772
落
語
26.11.9
(1公演)
537
白鳥・三三 両極端な会 26.10.19
in 秋のひょうご
(1公演)
立川談春 30 周年記念落
語会「もとのその一」
26.10.25
~26
(2公演)
出 演:立川談春
1,579
秋の特選落語競演会 2014
26.11.15
(2公演)
八光・方正のツキのあ
る噺
27.1.10
(1公演)
出 演:月亭八光、月亭方正
ゲスト:桂三度
笑福亭鶴瓶落語会
27.1.24
~25
(3公演)
出 演:笑福亭鶴瓶
ゲスト:春風亭一之輔(24 日)、桂文華(25 日)
春風亭小朝独演会
27.2.8
(1公演)
出 演:春風亭小朝
799
春風亭昇太独演会
27.3.8
(1公演)
出 演:春風亭昇太
797
立川談春
30 周年記念落語会
27.3.15
(1公演)
出 演:立川談春
790
いいむろなおきマイムソロ公演
マイムの時間2
26.4.19
(1公演)
作・演出・出演:いいむろなおき
751
芸術文化センタープロデュース
シアターコンサート
26.5.17
~18
(2公演)
出 演:森山開次(ダンサー)
レ・フレール(ピアノデュオ)
稲本渡(クラリネット)、向井航(チェロ)
落
語
sound theater Ⅳ
Noism 設立 10 周年記念
劇的舞踊「カルメン」
*(一財)地域創造助成
音
楽
・
バ
レ
エ
・
ダ
ン
ス
等
打打打団天鼓
和太鼓コンサート
(朝日新聞社他共催)
芸術文化センタープロデュース
堀内元バレエ USA Ⅴ
松永貴志 JAZZ LIVE
(朝日放送共催)
芸術文化センタープロデュース
フラメンコ カルメン
を舞う
コンドルズ グランド
スラム 兵庫スペシャ
ル公演
合
出 演:桂ざこば、桂南光 ほか
1,527
797
2,395
1,345
26.6.27
(1公演)
演出・振付:金森穣
音 楽:G.ビゼー<カルメン>オーケストラ版&組曲版
&交響曲版より編曲
出 演:Noism1&Noism2 奥野晃士
764
26.8.3
(1公演)
出 演:打打打団天鼓
692
26.8.30
~31
(2公演)
構成・振付:堀内元(セントルイス・バレエ芸術監督)
出 演:吉田都(ゲストプリンシパル)、堀内元、
関西出身の海外バレエ団所属ダンサー
1,559
27.1.16
~17
(2公演)
出 演:松永貴志トリオ ほか
1,019
27.1.31
(1公演)
27.3.7
~8
(2公演)
27.3.1
(1公演)
計
構成・振付:小松原庸子
出 演:ギタリスト荘村清志、奥濱春彦、
入交恒子、北山由佳、ミゲル・デ・
バダホス ほか
【水戸公演】
水戸芸術館 ACM 劇場
主催:(公財)水戸市芸術振興財団
出 演:コンドルズ
64事業 114公演
2公演(外部公演)
768
(640)
784
76,718
(640)
④ 国内外室内楽公演等(神戸女学院小ホール)
世界一流の室内楽団をはじめ、地元出身で幅広い活躍を続ける音楽家やシリーズ「古楽の愉
しみ」によるアーリーミュージック、世界の音楽・ダンスを集めた「世界音楽図鑑」
、ジャズ
など芸術文化センターならではの良質で親しみやすい幅広いジャンルの公演で音楽系ファン
の裾野を拡大。
演
目
山下洋輔
ピアノ・リサイタル
公演年月日
出演者等
入場者(人)
26.4.10
(1公演)
ピアノ:山下洋輔
411
26.4.16
(1公演)
ソプラノ:髙嶋優羽
ピアノ:山畑誠
406
タベア・ツィンマーマン
無伴奏ヴィオラ・リサイタル
26.4.26
(1公演)
ヴィオラ:タベア・ツィンマーマン
412
イリーナ・メジューエワ
ピアノ・リサイタル
26.5.11
(1公演)
ピアノ:イリーナ・メジューエワ
414
アルテミス・カルテット
(弦楽四重奏)
26.5.25
(1公演)
出 演:アルテミス・カルテット
413
ピアノ:仲道郁代
827
26.6.14
(1公演)
ピアノ:フランチェスコ・トリスターノ
415
エマーソン弦楽四重奏団
26.6.22
(1公演)
出 演:エマーソン弦楽四重奏団
417
ラモン・オルテガ・ケロ
オーボエ・リサイタル
26.7.6
(1公演)
オーボエ:ラモン・オルテガ・ケロ
ピアノ:アニカ・トロイトラー
414
ワンコイン・コンサート NO.1アーテ
ィスト 2012 アンコール・リサイタル
髙嶋優羽 ソプラノ・リ
サイタル
仲道郁代(ピアノ)
時空を超えてタイムトリップ
第3回 スタインウェイとブロー
音 ドウッドで聴くベートーヴェン
楽
一 フランチェスコ・トリスターノ
般
ピアノ・リサイタル
26.6.7
(2公演)
アンドレア・バッケッティ
ピアノ・リサイタル
26.7.12
(1公演)
ピアノ:アンドレア・バッケッティ
412
テレマン室内オーケストラ
26.9.21
(1公演)
出 演:テレマン室内オーケストラ
412
ハインツ・ホリガー
オーボエ・リサイタル
26.9.27
(1公演)
オーボエ:ハインツ・ホリガー
ピアノ:アントン・ケルニャック
414
アルカント・カルテット
(弦楽四重奏)
26.9.28
(1公演)
ヴァイオリン:アンティエ・ヴァイトハース、ダニエル・ゼペック
ヴィオラ:タベア・ツィンマーマン
チェロ:ジャン=ギアン・ケラス
413
堀米ゆず子
バッハ&ブラームス
プロジェクト 第3回
26.10.25
(1公演)
ヴァイオリン:堀米ゆず子 ほか
409
バンドネオン:三浦一馬 ほか
413
26.11.2
(1公演)
出 演:宮川彬良(ピアノ、トーク)
岡崎裕美(うた、トーク)
327
26.11.20
(1公演)
コントラルト:ナタリー・シュトゥッツマン
ピアノ:インゲル・ゼーデルグレン
413
三浦一馬 映画音楽セ 26.10.29
レクション
(1公演)
未来の音楽授業
アキラ塾
ナタリー・シュトゥッツマン
コントラルト・リサイタル
音
楽
一
般
ミロシュ
ギター・リサイタル
26.12.7
(1公演)
ギター:ミロシュ
411
上岡敏之&崔文洙
デュオ・リサイタル
26.12.21
(1公演)
ピアノ:上岡敏之
ヴァイオリン:崔文洙
340
マルティン・フレスト
クラリネット・リサイタル
27.1.12
(1公演)
クラリネット:マルティン・フレスト
ピアノ:ローランド・ペンティネン
412
千住真理子 イザイ無
伴奏ソナタ 全曲演奏会
27.1.18
(1公演)
ヴァイオリン:千住真理子
413
林美智子&大萩康司
デュオ・リサイタル
武満徹ソングス
27.2.21
(1公演)
メゾソプラノ:林美智子
ギター:大萩康司 ほか
416
27.3.20
(1公演)
テューバ:次田心平
ユーフォニアム:外囿祥一郎 ほか
364
26.5.31
(1公演)
出 演:普天間かおり
琉球伝統歌舞集団「琉神」
612
バラライカ:北川翔
アコーディオン:大田智美
コントラバス・バラライカ:廣瀬謙 パーカッション:岡山晃久
406
出 演:ファンファーレ・チォカリーア
676
ワンコイン・コンサート No.1 アーテ
ィスト 2013 アンコール・リサイタル
次田心平 テューバ・リサイ
タル with 外囿祥一郎
沖縄から吹く風
普天間かおり&
琉球伝統歌舞集団「琉神」
(阪急中ホール)
[
]
シ
リ
ー
ズ
企
画
世
界
音
楽
図
鑑
ばららいかるてっと
炎のジプシー・ブラス
<ファンファーレ・チォカリーア>
(阪急中ホール)
26.7.5
(1公演)
26.10.15
(1公演)
26.11.1
(KOBELCO 大ホール)
(1公演)
聲明-しょうみょう-
ケルティック・コーラス
アヌーナ
(KOBELCO 大ホール)
26.11.21
(1公演)
出 演:声明の会・千年の聲
1,650
出 演:アヌーナ
1,291
ソプラノ:ヨハネッテ・ゾマー
管弦楽:コンチェルト・ケルン
26.6.8
(1公演)
チ ェ ン バ ロ:曽根麻矢子
412
ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ:ジキスヴァルト・クイケン
413
26.10.13
(1公演)
出 演:ラ・ヴェネクシアーナ
549
ル・ポエム・アルモニーク
26.11.16
(1公演)
出 演:ル・ポエム・アルモニーク
(フランスの古楽アンサンブル)
378
ドロテー・ミールズ
ソプラノ・リサイタル
27.1.10
(1公演)
ソプラノ:ドロテー・ミールズ ほか
347
アーポ・ハッキネン
チェンバロ・リサイタル
27.2.1
(1公演)
チェンバロ:アーポ・ハッキネン
414
ケネス・ワイス
チェンバロ・リサイタル
27.3.8
(1公演)
チェンバロ:ケネス・ワイス
415
27.3.26
(1公演)
チェンバロ:鈴木雅明
ヴァイオリン:若松夏美、荒木優子
フラウト・トラヴェルソ:菅きよみ
415
26.12.10
(1公演)
アルトサックス:渡辺貞夫 ほか
1,480
クリスマス・ジャズ・フェスティバル
アトリエ澤野スペシャル
フランチェスカ・タン
ドイトリオ
26.12.12
(1公演)
ピアノ&ヴォーカル:フランチェスカ・タンドイ ほか
391
]
クリスマス・ジャズ・フェスティバル
ゴールデンシニアトリオ
26.12.13
(1公演)
ヴィブラフォン:鍋島直昶
ピアノ:大塚善章
ベース:宮本直介
360
[
26.6.1
(1公演)
[
ヨハネッテ・ゾマー&
コンチェルト・ケルン
]
シ
リ
ー
ズ
企
画
古
楽
の
愉
し
み
*
文
化
庁
「
劇
場
・
音
楽
堂
等
活
性
化
事
業
」
助
成
(
バ
ッ
ハ
・
コ
レ
ギ
ウ
ム
・
ジ
ャ
パ
ン
除
く
)
(KOBELCO 大ホール)
曽根麻矢子
チェンバロ・シリーズ第3回
ゴルトベルク変奏曲
ジキスヴァルト・クイケン
ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ
無伴奏
ラ・ヴェネクシアーナ
「ポッペーアの戴冠」
(KOBELCO 大ホール)
バッハ・コレギウム・
ジャパン
(バッハ・コレギウム・ジャパン共催)
クリスマス・ジャズ・フェスティバル
渡辺貞夫オーケストラ
(KOBELCO 大ホール)
シ
リ
ー
ズ
企
画
ジ
ャ
ズ
26.6.28
(1公演)
クリスマス・ジャズ・フェスティバル
26.12.18
山下洋輔
(1公演)
スペシャル・ビッグバンド
1,056
ピアノ:山下洋輔 ほか
1,397
クラリネット :北村英治 ほか
404
(KOBELCO 大ホール)
クリスマス・ジャズ・フェスティバル
北村英治カルテット
26.12.19
(1公演)
[
]
シ
リ
ー
ズ
企
画
ジ
ャ
ズ
クリスマス・ジャズ・フェスティバル
オールスター・
ジャムセッション!
26.12.21
(1公演)
テナーサックス:峰厚介 ほか
540
(阪急中ホール)
クリスマス・ジャズ・フェスティバル
アロージャズオーケストラ 26.12.23
(1公演)
VS 東京キューバンボーイズ
演 奏:アロージャスオーケストラ
東京キューバンボーイズ
2,115
(KOBELCO 大ホール)
合
計 44事業
45公演
25,419
(4) 舞台芸術の普及・県民の創造活動支援
① プロムナードコンサート・ワンコイン・コンサート等
(ア) プロムナードコンサート(KOBELCO 大ホール)
人気・実力を兼ね備えた国内演奏家や国外アーティストを招き、親しみやすいプログラ
ムによる低額入場料(2,000 円程度)公演を開催し、広範囲な集客(裾野の拡大)
。
演
目
公演年月日
出演者等
入場者(人)
チェロ・カルテット
(長谷川陽子、古川展生、遠
藤真理、辻本玲)
26.4.19
(1公演)
チェロ:長谷川陽子、古川展生、
遠藤真理、辻本玲
1,898
菊池洋子 乙女の祈り
~ピアノ名曲選
26.6.29
(1公演)
ピアノ:菊池洋子
1,983
木嶋真優
ヴァイオリン・リサイタル
26.9.20
(1公演)
ヴァイオリン:木嶋真優
ピアノ:江口玲
1,694
ナレク・アフナジャリャン
チェロ・リサイタル
26.10.11
(1公演)
チェロ:ナレク・アフナジャリャン
ピアノ:オクサーナ・シェフチェンコ
1,232
ウィーン弦楽四重奏団
26.11.29
(1公演)
出 演:ウィーン弦楽四重奏団
1,988
合
計
5事業
5公演
8,795
(イ)
ワンコイン・コンサート(入場料 500 円)
(KOBELCO 大ホール)
県内外音楽コンクール受賞者など兵庫・関西ゆかりの新進気鋭の音楽家による60分の
コンサートを平日の昼間に開催し、広範囲な集客(裾野の拡大)。
演
目
公演年月日
ソ プ ラ ノ:
中嶋康子(ソプラノ)
~花笑みのソプラノ
院歌曲研究室修了。第 22 回アゼリア推薦
新人演奏会において審査員賞を受賞す
る。大阪音楽大学演奏員。びわ湖ホール
声楽アンサンブルメンバー)
26.4.22
(1公演)
ピアノ:
コントラバス:
幣隆太朗(コントラバス)
~コントラバス、低音へ
の誘い
出演者等
中嶋康子(大阪音楽大学卒業、同大学
ピアノ:
1,983
寺嶋陸也
幣隆太朗(兵庫県立西宮高校音楽科、
東京芸術大学卒業。08 年シュトゥットガ
ルト放送交響楽団に入団。09 年ヴュルツ
ブルグ音楽大学マイスタークラスの修了
試験を満場一致で合格)
26.5.9
(2公演)
入場者(人)
秋元孝介
2,588
クロマチックハーモニカ:
科オーボエ専攻卒業。2010 年、第 30 回F.
I.H.日本ハーモニカコンクール 3 部門
にて優勝。第 8 回アジア太平洋ハーモニカ
大会クロマチックソロオープンにて優勝)
南里沙(クロマチックハーモニカ)
26.6.19
~クロマチックハーモニ
(1公演)
カとの出会い
ギター:
トロンボーン:
ピアノ:
ク ラ リ ネ ッ ト:
ピアノ:
ヴァイオリン:
ヴィオラ:
チェロ:
ピアノ:
サ ク ソ フ ォン:
野島玲菜(サクソフォン)
26.12.5
~クラシカル・サクソフ
(1公演)
ォン
川口晃祐 川口智輝
(ピアノ・デュオ)
~鮮烈!兄弟ピアノ・デ
ュオ
高等学校(現、京都堀川高校)を卒業。と
もに東京藝術大学を経て、現在、同大学
大学院ピアノ科に在籍中。2012 年度、青
山音楽賞(バロックザール賞)を受賞。
パリ・エコール・ノルマル音楽院に留学)
27.1.7
(2公演)
9事業
3,708
梁美沙(大阪府出身、相愛高等学校音楽
科卒業後パリ国立高等音楽院ヴァイオリ
ン科マスターコースに入学。01 年度咲く
やこの花賞、07 年「モーリス・ラヴェル
国際音楽アカデミー」にてラヴェルアカ
デミー賞を受賞)
27.3.5
(2公演)
計
1,990
ピアノ: 泉里佳
サクソフォン・アンサンブル: サックス・パーティー!
ピアノ: 川口晃祐・川口智輝(京都市立音楽
ピアノ:
合
3,122
豊嶋泰嗣
ファニー・スパンガロ
松尾久美
野島玲菜(大阪府出身。01 年広島音楽
高校音楽課程器楽科サクソフォン専攻を
卒業。05 年大阪音楽大学を首席で卒業。
05 年第 42 回なにわ芸術祭「新進音楽家競
演会」にて新人奨励賞を受賞)
ヴァイオリン:
梁美沙(ヴァイオリン)
~ヴァイオリン、珠玉の
メロディ
1,989
森玉美穂
原田亮子(桐朋学園大学音楽学部を卒
業。英国王立音楽院大学院課程演奏家デ
ィプロマコースを最高学位(DipRAM)に
て修了。第 1 回全日本芸術コンクール
(AJAA)ヴァイオリン部門第 1 位、2011
年 9 月より、兵庫芸術文化センター管弦
楽団でヴァイオリン・フォアシュピーラ
ーを務める)
原田亮子(ヴァイオリン)
26.11.5
~ヴァイオリン、音の万
(2公演)
華鏡
2,508
原田恭子
梅本貴子(京都市立芸術大学音楽学部
卒業。05 年、第 2 回クラリネットアンサン
ブルコンクール、デュオ部門第 1 位受賞。
08 年大阪中央ロータリークラブ 25 周年
記念音楽コンクール入賞。現在、関西フ
ィルハーモニー管弦楽団首席奏者)
26.9.4
(1公演)
1,971
渡辺具義
ベース:藤谷一郎
藤原功次郎(大阪府出身。兵庫県立西
宮高等学校音楽科卒業。2007 年、東京芸
術大学音楽学部器楽科を首席で卒業。ア
カンサス音楽賞受賞 12 年インタームジカインターナシ
ョナルコンペティションにて優勝。現在、日本フィ
ルハーモニー交響楽団首席奏者)
藤原功次郎(トロンボーン)
26.8.13
~トロンボーン、幸せを
(2公演)
紡ぐ音
梅本貴子(クラリネット)
~クラリネットで巡る世
界旅行
南里沙(神戸女学院大学音楽学部音楽学
ジョナス・ヴィトー
14公演
<音楽事業アドバイザー会議>
センターの主催する音楽事業の中で、兵庫・関西ゆかりの若手アーティスト・人材
を登用する普及事業(ワンコイン・コンサート等)の出演者候補について発掘・審議す
るため、音楽事業アドバイザー会議を開催。
2,851
22,710
(アドバイザー)
中村孝義(大阪音楽大学理事長)、響敏也(音楽評論家)、藤本賢市(神戸新聞社)、
出水奈美(毎日新聞学芸部記者)
(ウ) ドリーム・コンチェルト(KOBELCO 大ホール)
ワンコイン・コンサート出演者と芸術文化センター管弦楽団によるスペシャル・
コンサートを開催。
演
目
公演年月日
出演者等
入場者(人)
26.5.24
(1公演)
ドリーム・コンチェルト
*冠協賛:西宮ロータリークラブ
合
計
指 揮:川本貢司
フルート:南部やすか ヴァイオリン:周防亮介
ギター:松尾俊介
オーボエ:大島弥州夫
管弦楽:兵庫芸術文化センター管弦楽団
1,847
1事業
1,847
1公演
(エ) ワンコイン・プレ・レクチャー(阪急中ホール)
芸術監督プロデュースオペラをより楽しんでいただくため、オペラ歌手によるハイライ
トコンサートを開催。また、専門家、演奏家等のレクチャー・トークを実施し、広範囲な
集客(裾野の拡大)
。
演
目
公演年月日
出演者等
入場者(人)
26.4.17
(1公演)
オペラ「コジ・ファン・
トゥッテ」
ハイライトコンサート
~ええとこどり!
26.4.18
4.27
5. 3
(3公演)
出 演:和泉万里子、西村薫、坂口裕子
中川正崇、福嶋勲、萩原次己
ピアノ・お話:伊原敏行
構成・ステージング:木村孝夫
【県内公演】
洲本市文化体育館 文化ホール しばえもん座
たんば田園交響ホール
たつの市総合文化会館 アクアホール
795
(1,408)
オペラ「コジ・ファン・トゥッテ」ワンコイン・プレ・レクチャー
第1回
コジ・ファン・トゥッ テ
~モーツァルトが遺し
た奇跡の音楽
第2回
心変わりはどうして!?
~危険な恋の物語
合
26.5.21
(2公演)
講師・ピアノ:三ツ石潤司(コレペティトール)
出 演:森井美貴(ソプラノ)
西村薫(メゾ・ソプラノ)
神田行雄(バス)
1,590
26.6.18
(2公演)
講 師:堀内修(音楽評論家)
1,462
計
3事業
5公演
3公演(県内公演)
3,847
(1,408)
② 県民創作公演
舞台芸術団体フェスティバル(共催)
(県域団体)
演
K
大O
ホB
ーE
ルL
C
O
目
公演年月日
入場者(人)
ベルリンガーズ沙羅と
仲間たちハンドベルコ
ンサート
26.9.28
(1公演)
兵庫県音楽団体協議会
ベルリンガーズ沙羅
「群読・青春詩歌の
響き」~高村光太郎「道
程」から 100 年~
26.8.23
(1公演)
兵庫県劇団協議会
劇団自由人会
306
第 60 回記念箏曲浴衣会
26.8.24
(1公演)
兵庫県箏紘連盟
577
26.9.21
(1公演)
公益社団法人能楽協会神戸支部
353
26.9.28
(1公演)
公益財団法人姫路市文化国際交流財団
千城恵アーティスト・アカデミー
401
大根の葉
―しあわせの記憶―
26.9.30
(1公演)
兵庫県劇団協議会
社団法人劇団道化座
497
アンサンブルアルボラーダと
西宮市少年少女合奏
団卒団生
26.8.29
(1公演)
兵庫県音楽活動推進会議
アンサンブルアルボラーダ
224
あなたに贈る世界の
名曲
26.8.31
(1公演)
兵庫県音楽団体協議会
405
阪
急
中 第3回にしのみや能
ホ
ー
ル
HYOGO シャンソン・ミュー
ジカル&レビューショー2
神
戸
女
学
院
小
ホ
ー
ル
主催団体
1,777
We Love Marimba
コンサート
26.9.6
(1公演)
兵庫県音楽活動推進会議
神戸マリンバソサエティ
370
アンサンブルフェスティバル
兵庫 2014
26.9.7
(1公演)
アンサンブルフェスティバル兵庫 2014 実行委員会
477
クラリネットを楽し
む会 Vol.2
26.9.13
(1公演)
兵庫県音楽活動推進会議
クラリネッティッシモ
259
ミュージック・グランプリ
・フェスティバル
26.9.14
(1公演)
ミュージック・グランプリ・フェスティバ
ル実行委員会
400
合
計
12事業
12公演
*県民創作公演
⑰「おさん茂兵衛 丹波歌暦」
(丹波)
、⑱「農村歌舞伎 葛畑座」
(但馬)
、⑲「魔法の靴」
(神戸)
、
「淡路人形
21 「播州歌舞伎」
22 「バラに願いを~親愛なるアンネ・フラ
浄瑠璃」
(淡路)
、⑳「西遊記」
(阪神)
、○
(播磨)
、○
23 「じろはったん」
24 「とどけよう、あなたの心にこの響き~」(神戸)
ンクへ」
(阪神)
、○
(但馬)
、○
27 「ひょうごの民俗芸能祭」(全県))次回企画検討中
(関連 ⑰「阪神・淡路大震災 1.17 追悼コンサート」(阪神) ○
6,046
③ ピッコロ劇団公演(共催)
(阪急中ホール)
演
目
公演年月日
ファミリー劇場
「飛んで孫悟空」
26.12.19
~20
(3公演)
27.2.20
~22
(6公演)
第51回公演
「マクベス」
合
計
出演者等
作 :別役実
演 出:平井久美子(ピッコロ劇団員)
出 演:ピッコロ劇団員 ほか
原 作:シェイクスピア
翻 訳:喜志哲雄
演 出:ジェイスン・アーカリ
出 演:浜畑賢吉、大鳥れい、
ピッコロ劇団員
2事業
9公演
入場者(人)
1,246
2,830
4,076
④ 人形浄瑠璃街道推進事業(共催)
(阪急中ホール)
演
目
公演年月日
淡路人形浄瑠璃魅力発信事業
「西宮公演」
27.1.6
(1公演)
合
計
出演者等
入場者(人)
出演団体:淡路人形座 ほか
430
1事業
430
1公演
【芸術文化センター事業 評価】
(1) 主催事業の成果
○ 「芸術監督プロデュースオペラ・コンサートによる創造・発信」、「幅広いニーズに応える上演」、「舞台芸術の普
及・県民の創造活動支援」の3つの柱で、10 年目においても質・量ともに開館記念期間(H17~19 の3年間)の水準
を維持した。
○ 主催公演数(外部公演を除く)は H26:249 公演で開館前計画(県基準:58 公演)の 4 倍の規模を実現。芸術文化
振興拠点として、またパブリックシアターとして県民の多様な舞台芸術鑑賞ニーズに応えるとともに、新たなファン層
を発掘し「芸術文化立県ひょうご」の一翼を担っている。
○ 平均公演入場率(H17~H26)は 87.7%(主催公演チケットオフィス受付分)、入場者の公演満足度は平均 96.7%
(観客アンケート「とてもよかった」「よかった」の割合)。中ホールの主催事業公演観客動員数(92,578 人)は過去最
高となった。
(2) 多彩な主催公演
○ 平成 26 年度はオペラ「コジ・ファン・トゥッテ」を芸術文化センター8公演(公演入場者1万 4 千人超)に加えて、昨
年度の県内公演に続き、県内3会場(洲本市、篠山市、たつの市)で「ハイライトコンサート」を実施したほか、バイエ
ルン放送交響楽団、ベルリン放送交響楽団など数々の世界トップ級公演を実現、国内外への情報発信と舞台芸術
専門劇場としての存在感をアピールした。
○ 12 月 31 日の佐渡芸術監督プロデュース ジルヴェスター・ガラ・コンサートをかわきりに 1 年間、開館 10 周年記念
事業として、多彩な企画をスタート。
(3) 特色あるシリーズ企画・舞台芸術の普及
○ 芸術文化センターならではの特色あるシリーズ企画(「世界音楽図鑑」(ワールドミュージック)、「古楽の愉しみ」
(アーリーミュージック)等)を充実。また、プロムナード・コンサート、ワンコイン・コンサートなど低料金の公演を通じ
て舞台芸術の普及(ファンの拡大)促進に貢献した。
(4) 県民の創造活動支援
○ 舞台芸術団体フェスティバルにより、県民の創造活動の檜舞台を提供するとともに地域文化の発信、文化力向上
を支援した。
※劇場・企業経営者はじめ専門家で構成した「芸文センター運営委員会」で継続的にデータ分析・評価されてい
るもの。以下の項目についても同じ。
2 兵庫芸術文化センター管弦楽団事業
兵庫県立芸術文化センター専属のプロオーケストラとして、毎年世界各地でオーディションを
実施し、優秀な若手演奏家を中心に構成する兵庫ならではのユニークな『フレッシュでインター
ナショナル』なオーケストラ。また、兵庫から世界に人材を育て発信する『オーケストラアカデ
ミー』の要素も有する「兵庫芸術文化センター管弦楽団」では、①定期演奏会の開催、プロデュ
ースオペラ公演への出演をはじめ、
②室内楽演奏会や③県内各地でのアウトリーチ活動など、
「パ
ブリックシアター」の顔にふさわしい多彩な活動を展開。(県内 41 市町一巡達成)
・芸術監督
:佐渡裕
・レジデントコンダクター:岩村力
・コンサートマスター:四方恭子、豊嶋泰嗣
・ミュージック・アドヴァイザー:水島愛子
・コアメンバー:14 パート 48 人(10 型2管編成、35 歳以下、3年契約、全国・世界各地でのオーディションで選抜)
コアメンバー・オーディション
<2014 シーズン>
<2015 シーズン>
・世界の優れた若手演奏家の確保
・毎年概ね 1/3 程度交代ローテーションへの円滑な移行
【実施時期】平成 25 年 10 月~平成 26 年3月
【実施時期】平成 26 年9月~平成 27 年3月
【応募総数】11 パート 439 人、国籍 31 カ国
【募集パート】9パート 14 人
【入 団 数】11 パート 23 人
<平成 27 年 4 月時点の状況>
1年目:23 人、2年目:11 人、3年目:6 人
14 パート 40 人、国籍:9 カ国、平均年齢:26.8 歳
① 演奏会活動
27事業51公演(センター事業:4事業12公演(再掲)を除く)
フレッシュでインターナショナルなオーケストラの魅力ある演奏会を実施。
(ア)定期演奏会(KOBELCO 大ホール)
佐渡裕芸術監督をはじめ、世界一流の客演指揮者やソリストを招聘し、古典から現代曲まで
の魅力あるレパートリーを、大小さまざまな編成で演奏し、質の高い芸術性を追求。
演
目
〔2013-2014 シーズン〕
第 69 回
グリンカ :歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
ラフマニノフ :ピアノ協奏曲第 2 番
チャイコフスキー:交響曲第 6 番「悲愴」
第 70 回
ラヴェル :道化師の朝の歌
ダフニスとクロエ第 2 組曲
ドビュッシー :海
ショーソン :愛と海の詩
第 71 回
コダーイ :ガランタ舞曲
バルトーク :ヴァイオリン協奏曲第 2 番
ラフマニノフ :交響的舞曲
*(公財)日本音楽財団助成
〔2014-2015 シーズン〕
第 72 回
シューベルト: 交響曲第8番「未完成」
ブルックナー: 交響曲第4 番「ロマンティック」
第 73 回
コープランド:エル・サロン・メヒコ
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第 1 番
リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」
公演年月日
出演者等
26.4.11
~13
(3公演)
指 揮:佐渡裕
*全国ツアー
ピアノ:ドミトリー・メイボローダ
5,964
26.5.16
~18
(3公演)
指 揮:ロッセン・ミラノフ
ソプラノ:浜田理恵
5,720
26.6.13
~15
(3公演)
指 揮:シュテファン・ザンデルリンク
ヴ ァ イ オ リ ン:有希マヌエラ・ヤンケ
5,708
26.9.12
~14
(3公演)
指 揮:佐渡裕
5,964
指 揮:アロンドラ・デ・ラ・パーラ
ヴ ァ イ オ リ ン:ネマニャ・ラドゥロヴィチ
5,953
26.10.17
~19
(3公演)
入場者(人)
第 74 回
ギョーム・ルクー:弦楽のためのアダージォ
ラヴェル :左手のためのピアノ協奏曲
フランク :交響曲
阪神・淡路大震災20年事業
第 75 回
マーラー :交響曲第 2 番「復活」
第 76 回
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番
ドヴォルザーク: 交響曲第 7 番
第 77 回
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第 3 番
シベリウス:交響曲第 2 番
第 78 回
ウェーバー :舞踏への勧誘
シ ョパン :ピアノ協奏曲第 2 番
ブラームス :交響曲第 2 番
第 79 回
ハイドン :交響曲第 96 番「奇蹟」
ティベット :2 つの弦楽オーケストラ
のための協奏曲
メンデルスゾーン:交響曲第 3 番「スコットランド」
第 80 回
ウェーバー :歌劇「オベロン」序曲
クラリネット協奏曲第 1 番
シューマン :交響曲第 2 番
合
計
26.11.14
~16
(3公演)
指 揮:クリスティアン・アルミンク
ピアノ:ダン・タイ・ソン
5,866
27.1.16
~18
(3公演)
指 揮:佐渡裕
ソプラノ:並河寿美
メゾ・ソプラノ:清水華澄
合 唱:ひょうごプロデュースオペラ合唱団
オープニング記念第 9 合唱団
5,951
27.2.20
~22
(3公演)
指 揮:下野竜也
ヴ ァ イ オ リ ン:シン・ヒョンス
5,870
27.3.13
~15
(3公演)
指 揮:ガエタノ・デスピノーサ
ピアノ:リーズ・ドゥ・ラ・サール
5,959
27.4.10
~12
(3公演)
指 揮:佐渡裕
ピアノ:エフゲニ・ボジャノフ
-
27.5.15
~17
(3公演)
指 揮:サー・ネヴィル・マリナー
-
27.6.19
~21
(3公演)
指 揮:ユベール・スダーン
クラリネット :マイケル・コリンズ
-
9事業
27公演(平成26年度)
52,955
*2014-2015 シーズン定期会員数 4,980(金曜 1,624、土曜 1,657、日曜 1,699)
(イ)特別演奏会(KOBELCO 大ホール)
下野竜也プロジェクト、ユベール・スダーン・モーツァルトシリーズなどの新シリーズや、
名曲コンサート、ファミリーコンサート、ポップスコンサートなど親しみやすい公演により幅
広い観客ニーズに応え、クラシックファン層を拡大。
演
目
下野竜也 シューマン&ブラー
ムス プロジェクト第2回
下
野
竜
也
プ
ロ
ジ
ェ
ク
ト
公演年月日
出演者等
入場者(人)
26.4.5
(1公演)
指 揮:下野竜也
ピアノ:河村尚子
1,969
下野竜也 シューマン&ブラー
ムス プロジェクト第3回
26.5.31
(1公演)
指 揮:下野竜也
ヴァイオリン:郷古廉
1,863
下野竜也 シューマン&ブラー
ムス プロジェクト第4回
26.6.21
(1公演)
指 揮:下野竜也
ヴァイオリン:三浦文彰
チェロ:山上薫
1,779
*オーケストラがじっくりとアンサンブルに取
り組む新プロジェクト。ブラームス協奏曲とシ
ューマン交響曲の組み合わせによる全 4 回(平
成 25 年度~26 年度)シリーズ
ユ
ベ
ー
ル
・
ス
ダ
ー
ン
・
モ
ー
ツ
ァ
ル
ト
シ
リ
ー
ズ
ユベール・スダーン
モーツァルトの旅 第1回
*神童モーツァルト生誕の地であるオーストリ
ア・ザルツブルクで、ザルツブルク・モーツァ
ルテウム管弦楽団の首席指揮者を 13 年間に渡
って務めたユベール・スダーン氏によるこだわ
りのシリーズ
26.9.27
(1公演)
指 揮:ユベール・スダーン
ピアノ:小菅優
1,743
ユベール・スダーン
モーツァルトの旅 第2回
26.12.13
(1公演)
指 揮:ユベール・スダーン
フルート:小山裕幾
ハープ:山宮るり子
1,611
ユベール・スダーン
モーツァルトの旅 第3回
27.2.7
(1公演)
指 揮:ユベール・スダーン
ソプラノ:松田奈緒美
1,523
26.6.6
(1公演)
トロンボーン:滝田姫子
クラリネット:カルメン・イゾ
415
ヴィオラ:青野亜紀乃
チェロ:ファニー・スパンガロ
410
PACオーケストラ
リサイタルシリーズ
(神戸女学院小ホール)
PACオーケストラ
リサイタルシリーズ
(神戸女学院小ホール)
27.2.28
(1公演)
PAC クリスマス POPS!
26.12.20
(1公演)
第 32 回名曲コンサート
ドヴォルザーク「新世界」
&チャイコフスキー「ヴァイ
オリン協奏曲」
春休みPAC子どものための
オーケストラ・コンサート
室
内
オ
ー
ケ
ス
ト
ラ
第 19 回
PACチェンバー・オーケストラ
with ポール・メイエ
(神戸女学院小ホール)
指 揮:マット・カティンガブ
ドラムス :スティーブ・モレッティ
1,136
27.1.10
(1公演)
指 揮:ハンスイェルク・シュレンベルガー
ヴァイオリン:川久保賜紀
1,988
27.3.28
(1公演)
指 揮:岩村力
リコーダー:江崎浩司
1,385
26.11.28
~29
(2公演)
第 20 回
PACチェンバー・オーケストラ
with ナビル・シェハタ
27.3.6
~7
(2公演)
(神戸女学院小ホール)
合
計
指揮・クラリネット:ポール・メイエ
728
指揮・コントラバス:ナビル・シェハタ
674
13事業
15公演
17,224
(ウ)室内楽演奏会(神戸女学院小ホール)
バロックから現代曲まで、さまざまなレパートリーを多様な編成で演奏し、室内楽の魅力を
伝えた。芸術文化センター管弦楽団コアメンバーと特別契約奏者との組み合わせ。幅広い編成
で高度な公演を実現。
演
目
公演年月日
出演者等
入場者(人)
26.5.9
第 39 回
~10 トランペット:ウヴェ・ケラー
571
PAC ブラス!
(2公演)
26.6.5
~6
(2公演)
26.8.2
~3
(2公演)
第 40 回
PAC ストリングス!
第 41 回
PAC パーカッション
第 42 回
PAC ストリングス!
26.9.20
(1公演)
第 43 回
PAC ブラス!
合
ヴァイオリン:ジェニファー・ギルバート
ハーヴィー・デ・スーザ
511
パーカッション:トーマス・バリット
823
チェロ:ルイジ・ピオヴァノ
324
26.11.7
~8 トランペット:イエルーン・ベルワルツ
(2公演)
計
5事業
9公演
324
2,553
(エ)阪神・淡路大震災20年事業・第75回定期演奏会関連事業 1月17日(土)
兵庫県公館での追悼式典に出演するとともに、定期演奏会の模様をライブ中継、芸術監督・
楽団員によるアウトリーチも併せて実施。第75回定期演奏会では、午後5時46分に開演し
出演者と来場者が黙祷を捧げた。
【兵庫県公館での追悼式典出演】
佐渡芸術監督、豊嶋泰嗣コンサートマスター、楽団員 19 人出演(献奏曲、献唱曲演奏)
【第75回定期演奏会ライブ中継】
兵庫県公館、西宮市民会館アミティホール
【アウトリーチ】
・神戸市立駒ヶ林中学校体育館(地元追悼行事に佐渡芸術監督、岩手県大槌町の高橋吉祥寺
住職(SKO東日本大震災復興祈念活動拠点)が参加)
・アクタ西宮東館2F 中央広場(1.17 メモリアルコンサート 弦・管・打 13 人出演)
・宝塚ホテル(阪神・淡路大震災宝塚市犠牲者慰霊式 弦楽 4 人出演)
(オ)センター事業への出演
4事業12公演(再掲)
佐渡芸術監督のプロデュースするオペラ・コンサート公演等で演奏。
② 体験教育・普及活動
(ア)青少年芸術体験事業「わくわくオーケストラ教室」の実施40公演 〔KOBELCO 大ホール〕
兵庫県内の中学1年生(約5万人全員)を対象に、本格的な交響楽団の演奏に親しむ機会を
設けることにより、これからの社会を担う生徒の豊かな感性、創造力を育むとともに、音楽教
育(体験教育)の振興を図った。
【企
画】佐渡裕芸術監督
【指
揮】岩村力、太田雅音、角田鋼亮
【内
容】第1部 参加・体験コーナー:ホールの紹介、楽器紹介
第2部 鑑賞コーナー:楽曲の紹介、演奏会
【公演時間】約1時間(70’)
【時
期】平成26年6月24日(火)~平成27年1月30日(金)
【実
績】385校 52,625人(引率教員等含む)
(イ) アウトリーチ活動
芸術文化センターからの遠隔地域や日頃音楽に触れる機会の少ない方々に音楽の魅力・感動
を伝え、音楽の普及と楽団のPRを図るため、アウトリーチ活動を展開し、活動先については
公募制度も導入・実施(医療機関、福祉施設、小中高等学校、参画と協働を実践する地域活動
への参加等)
。
【実
績】28回
・松が丘小学校音楽授業(明石市) *佐渡芸術監督
4月28日
・那波、双葉中学校吹奏楽クリニック(相生市) *佐渡芸術監督
4月29日
*県内すべての 41 市町一巡訪問を達成
・合宿地(洲本市)での佐渡芸術監督指揮、スーパーキッズ・オーケストラ演奏 7月28日、29日
・東日本大震災復興祈念被災地訪問活動(福島県、宮城県、岩手県 5会場) 8月9日、10日
*佐渡芸術監督指揮、スーパーキッズ・オーケストラ演奏
・但東、日高東、日高西中学校吹奏楽クリニック(豊岡市) *佐渡芸術監督 9月 3日
・竹野中学校吹奏楽クリニック(豊岡市) *佐渡芸術監督
9月 6日
・PACシーズン・オープニング・フェスティバルアウトリーチ(豊岡市 3会場)
9月 6日
勝林寺、豊岡市役所、御用地館
・明石市生涯学習センター(明石市)
9月23日
・みどり地域生活支援センター(芦屋市)
10月23日
・中筋校区福祉推進委員会(高砂市)
10月31日
・西宮公同教会(西宮市)
11月21日
・安倉住宅集会所(宝塚市)
11月30日
・あしや喜楽苑(芦屋市)
12月 9日
・横尾忠則現代美術館(神戸市)
12月14日
・にしきたのクリスマス(芸文センター1階エントランス)
12月20日
・阪神・淡路大震災20年アウトリーチ(3会場)
1月17日(再掲)
神戸市立駒ヶ林中学校体育館、アクタ西宮東館、宝塚ホテル
・加古川北公民館(加古川市)
2月27日
・加東市役所、ケアホームかとう(加東市 2会場)
3月30日
(ウ) スーパーキッズ・オーケストラ事業
オーディションによって選ばれた子どもたち(小学生から高校生まで)が佐渡芸術監督
指揮のもとに演奏活動を行った。
(a)合宿(洲本市) (再掲)
【日 程】7月27日(日)~29日(火)
【スケジュール】7月27日 リハーサル、28日 地元交流イベント(洲本市民広場)
、
29日 成果発表ミニコンサート(洲本市文化体育館)
(b)東日本大震災復興祈念被災地訪問活動(福島県、宮城県、岩手県 5会場) (再掲)
「東北に“心のビタミン・音楽”を届けるプロジェクト」 *文化庁「劇場・音楽堂等活性化事業」助成
【日 程】8月9日(土)~10日(日)
【スケジュール】8月9日(土)ジャスモール南相馬(福島県南相馬市)、仙台白百合学園 レジナパーチスホール(宮城県仙台市)
8月10日(日)宝来館(岩手県釜石市)、城山公園体育館(岩手県大槌町)、
旧大松小学校体育館(岩手県釜石市)
(前日(8月8日)に出発ミニコンサートを東京芸術劇場アトリウムで開催。加藤完治指揮)
(c)演奏会「佐渡裕とスーパーキッズ・オーケストラ」
(KOBELCO 大ホール)
【日 程】8月30日(土) 入場者数 2,093人
(d)その他の活動
・元町ミュージックウィーク
【日程・場所】 10月 4日 兵庫県公館
・子どものためのスーパーキッズ・オーケストラ・コンサート
【日程・場所】 11月24日 春日井市民会館
・東大阪市ボランティア基金チャリティーコンサート
【日程・場所】 12月 6日 東大阪市民会館
・一万人の第九 *指揮:佐渡芸術監督
【日程・場所】 12月 7日 大阪城ホール
・婦人の友 大津婦人の会コンサート
【日程・場所】
1月12日 栗東芸術文化会館さきら
・富士火災
【日程・場所】
1月16日 富士火災大阪本社
・神戸YMCA支援チャリティコンサート
【日程・場所】
1月24日 カトリック神戸中央教会
・阪神淡路大震災20年事業「感謝、そして未来 トークとミニコンサート」
【日程・場所】
2月11日 人と防災未来センター
・国際ロータリー第 2680 地区 地区大会
【日程・場所】
3月 1日
ポートピアホール
・淡路花博 2015 花みどりフェア オープニング
【日程・場所】
3月21日 洲本市文化体育館、旧益習館跡庭園
・淡路花博 2015 花みどりフェア 子どものためのスーパーキッズ・オーケストラ・コンサート
【日程・場所】
3月29日 洲本市文化体育館
③ 多彩な演奏活動
楽団の魅力を広く県内・全国へPR(県内外からの依頼公演等)
*兵庫県内での公演・アウトリーチ活動は、平成 26 年 4 月 29 日で県内すべての 41 市町一巡訪問達成
(ア) 県内外ホールと連携した演奏活動
県内展開を最重点にしつつ、兵庫文化発信につながる県外展開を展望。
・佐渡裕芸術監督指揮による定期演奏会と同演目によるコンサート
会 場
日 程
[県外] 和歌山市(和歌山県民文化会館)
4月 16 日(水)
宮崎市(宮崎県立芸術劇場)
4月 18 日(金)
佐賀市(佐賀市文化会館)
4月 19 日(土)
長崎市(長崎市公会堂)
4月 20 日(日)
熊本市(熊本県立劇場)
4月 22 日(火)
福岡市(アクロス福岡)
4月 23 日(水)
岡山市(岡山市民会館)
4月 24 日(木)
福井市(ハーモニーホールふくい)
4月 27 日(日)
横浜市(横浜みなとみらいホール)
5月 1日(木)
[県内] 朝来市(和田山ジュピターホール)
4月 26 日(土)
*夢但馬 2014 開会式
明石市(明石市民会館)
4月 28 日(月)
太子町(太子町あすかホール)
4月 29 日(火・祝)
*県民芸術劇場の活用
*平成 25 年 10 月から 11 月(東北・関東・中四国8会場)に続き、平成 26 年4月(10 シーズン目
スタート)県内3会場と九州中心に県外9会場でツアー。
(イ) 幅広いニーズに対応した演奏活動
(a)題名のない音楽会
横浜みなとみらいホール 5月1日(木)(再掲)、芸術文化センター(KOBELCO 大ホール)9月 18 日(木)
(b)甲子園会館の音楽會 第 17 回武庫川コンチェルト(武庫川女子大学甲子園会館)10 月 26 日(日)
(c)一万人の第九(大阪城ホール)
12 月7日(日)
(ウ) 県議会議場コンサート
(エ) その他
故貝原俊民前兵庫県知事県民お別れの会
平成 27 年2月 16 日(月)
12 月 24 日(水)
④ コアメンバー演奏力の強化
(ア) PACシーズンオープニング・フェスティバル(ミュージックキャンプ)
*文化庁「劇場・音楽堂等活性化事業」助成
若手育成という当楽団の性格から、そのミッションの一つであるアカデミー機能のより一
層の強化、充実を目的に、シーズン・スケジュールの初め(9月)に国内外より著名な指導者
陣(スペシャル・ゲスト・プレイヤー)を招き、オーケストラのレベルアップに不可欠なア
ンサンブル力の強化を図った
(ミュージックキャンプ)
。
また、
芸術文化センターだけでなく、
県内市町の文化施設においても開催(共同主催)することで、地域における音楽文化の発展に
寄与した(フェスティバル)
。
【時 期】9月2日(火)~9月6日(土)5日間
*その直後の佐渡監督指揮第 72 回定期演奏会(9/12~9/14)に成果を繋げる
【会 場】豊岡市民会館
【内 容】 ①室内楽プログラム(スペシャル・ゲスト・プレイヤーのリーダーシップ)
②オーケストラプログラム(指揮:佐渡芸術監督)
③アウトリーチコンサート
④公開リハーサル、マスタークラス等
【スケジュール】9月2日(火)シーティングオーディション、セクションリハーサル、結団式(芸文センター)実施
9月3日(水)~4日(木)オーケストラ練習、公開リハーサルほか(豊岡市)
3日(水)佐渡芸術監督 但東、日高東、日高西中学校吹奏楽クリニック(再掲)
9月5日(金)オーケストラ公演
計1事業1公演(外部依頼公演)
9月6日(土)アウトリーチ(出石 勝林寺、豊岡市役所、竹野 御用地館)
(再掲)
佐渡芸術監督 竹野中学校吹奏楽クリニック (再掲)
【出 演】佐渡裕(指揮・芸術監督)
兵庫芸術文化センター管弦楽団(コアメンバー)
スペシャル・ゲスト・プレイヤー
・デイヴィッド・キム(Vn フィラデルフィア管コンマス)
・水島愛子(Vn 元バイエルン放送響、PAC ミュージック・アドヴァイザー)
・チェ・ホン・チェン(Va フィラデルフィア管)
・ルイジ・ピオヴァノ(Vc ローマ・サンタチェチーリア管首席)
・マシュー・ヴォーン(Tb フィラデルフィア管)
・ミヒャエル・ヴラダー(Timp ウィーン交響楽団首席)
(開催地)平成 24 年多可町 ⇒平成 25 年洲本市 ⇒平成 26 年豊岡市
(イ) 世界トップ級の奏者をソリスト、客演コンマス、パートトップとして招聘(特別契約奏者)。
特別契約奏者との共演、指導(マスタークラス)により、コアメンバーが世界一流の演奏
技術などを体感できる機会を設けた。
ウェイ・ルー(Vn)
、ジェニファー・ギルバート(Vn)
、ハーヴィー・デ・スーザ(Vn)
、
有希マヌエラ・ヤンケ(Vn)
、ペーター・ヴェヒター(Vn)
、デイヴィッド・キム(Vn)
、
マシュー・ハンター(Va)、ユルゲン・ヴェーバー(Va)
、チェ・ホン・チェン(Va)
、リカ
ルド・ブルー(Vc) 、クレメンス・ヴァイゲル(Vc)
、ルイジ・ピヴァノ(Vc)
、ロバート・
ウィリアムズ(Bn)、ウヴェ・ケラー(Tp)、マシュー・ヴォーン(Tb)、ミヒャエル・ヴラ
ダー(Timp)、トーマス・バリット(Timp)ほか
【兵庫芸術文化センター管弦楽団事業 評価】
(1) 演奏会活動
○ 国内では例のない年 9 回全 3 公演の定期演奏会をはじめ多彩なプログラムで本格的な演奏活動を展開し、
オーケストラの醍醐味を存分に味わえる多数のレパートリーを提供(51 公演)。平均公演入場率(H17~H26)
は 92.1%で、満足度も 96.9%を超えるなど県民の音楽鑑賞ニーズに応えるとともに、音楽文化の向上に貢献した。
○ H26 年定期演奏会員(2014-15 シーズン通し券購入者)は 4,980 人(過去最高)となるなど、佐渡芸術監督や楽
団の清新な魅力が大きな支持を得、期待を集めた。また、各種媒体で取り上げられるなど情報発信力も高めた。
○ 阪神・淡路大震災から 20 年となる平成 27 年 1 月 17 日は、兵庫県公館での追悼式典での献奏や、第 75 回
定期演奏会(マーラー:交響曲第 2 番「復活」)の模様をライブ中継、佐渡芸術監督・楽団員によるアウトリーチ
も併せて実施するなど、「震災復興のシンボル」としての活動を展開した。
(2) 体験教育・普及活動
○ 県内の中学 1 年生全員を対象とした体験教育「わくわくオーケストラ教室」(40 公演)を実施。日頃演奏会に
馴染みのない子供達に本格的ホールで生のオーケストラ鑑賞・感動体験機会を提供することで音楽への関心
や感性を高め、将来のファン層を形成した(「よかった」評価 90%超)。
○ 普及活動としてアウトリーチ活動では、東日本大震災復興祈念として佐渡芸術監督とスーパーキッズ・オーケ
ストラが被災地5会場で鎮魂演奏を行った。また、スーパーキッズ・オーケストラメンバーが大槌町(岩手県)東日本
大震災津波追悼式で追悼演奏を行った。
(3) 多彩な演奏活動
○ 県内外ホールと連携し、定期演奏会の巡回公演や、県内共催公演を実施(18 公演)。兵庫文化発信につな
がる県外展開を展望。九州を中心に 9 会場で佐渡芸術監督指揮による定期演奏会と同演目によるコンサート
を実施。また、県立劇場・楽団のミッションとして、佐渡芸術監督指揮でPACオーケストラが夢但馬 2014 開会
式での記念演奏など県内活動を積極的に展開。平成 26 年 4 月 29 日佐渡芸術監督の吹奏楽クリニック(相生
市)で県内すべての 41 市町一巡訪問を達成(227 回)。楽団の普及活動を展開した。
(4) コアメンバー演奏力の強化
○ PACシーズン・オープニング・フェスティバルを開催。シーズン幕開けとなる9月佐渡芸術監督指揮 定期
演奏会・シーズンを通じた楽団の安定的運営に向け実施。「楽団の設置、運営目的の浸透・徹底」、「団結力の
強化」、「演奏・アンサンブル力の強化」、「地域における音楽文化の発展(開催市町とのネットワーク強化)」を
図った。(合宿地:豊岡市)
○ 新たに水島愛子氏(元バイエルン放送交響楽団)をミュージック・アドヴァイザーに迎え、佐渡芸術監督をサ
ポートしてアカデミー機能を充実。楽団員のコアメンバーが芸術文化センターでの実績を重ねる中で一層技
量を向上させ、国内外のプロオーケストラ主要メンバーとして転出し、楽団設立理念の一つであるアカデミー
機能を発揮した。
<ホール別の主催事業数・公演数>
区 分
芸術文化センター事業
舞台芸術団体
フェスティバル等
芸術文化センター管弦楽団事業
演奏活動
青少年芸術体験事業
主催事業 計
KOBELCO 大ホール
48 事業 62 公演
1 事業 1 公演
19 事業 37 公演
1 事業 40 公演
69 事業 140 公演
阪急中ホール
74 事業 129 公演
8 事業 15 公演
―
―
82 事業 144 公演
神戸女学院小ホール
35 事業 36 公演
6 事業 6 公演
9 事業 15 公演
―
50 事業 57 公演
小計
157 事業 227 公演
15 事業 22 公演
28 事業 52 公演
1 事業 40 公演
201 事業 341 公演
―
―
―
23 公演
―
18 事業 18 公演
―
18 事業 18 公演
外部公演
楽団外部依頼公演
計
【基準】
23 公演
―
157 事業 250 公演 15 事業 22 公演
172 事業 272 公演
【36 事業 58 公演】
46 事業 70 公演
1 事業 40 公演
47 事業 110 公演
【48 公演】
【40 公演】
219 事業 382 公演
【36 事業 146 公演】
〔注1〕上記のほか普及事業開催:広報普及イベント(公開リハーサル、レクチャー・トーク、ワークショップ、
バックステージツアー、企画展示、西北活性化協議会イベント等)、楽団アウトリーチ活動等
*イベント総数 811
3 芸術文化センター広報・普及活動
① 広報活 動
(ア)多面 的な広報宣伝活動
(a) 記者発表等の情報発信
発売記者発表:センター事業の発売・イベントについて、原則毎月記者発表(資料
配布)のほか、主な事業について個別制作発表・出演者記者会見を企画。
広 域的なPR、ファンの 発掘・裾野拡大、安定 的・継続的な有料入場 者
の確 保をめざして積極的に 展開。
*開館 10 周年のロゴ、ポスター、タペストリー等を作成。開館 10 周年のスタート
を前に記者会見を実施(12 月 3 日 KOBELCO 大ホール)
(b) 紙面広報
佐渡芸術監督をはじめ芸文センターへの取材要請に、全国紙、ミニコミ紙等への
きめ細かな対応・活用を図るとともに、自主広告との相乗効果を図った。
(c) 交通機関広報-ポスター活用-
京阪神中心に、阪急・JRの鉄道車両・駅にポスターを掲出。
(d) 放送局等との共催
TV報道番組等での放送に取り組むとともに、共催型公演事業等による在阪マス
コミ媒体を活用し、PR活動を推進。
【主なもの 】
放送日
放送局
26.4.16
関西テレビ
よーいドン!
情報番組
26.4.28
NHK
ニュース KOBE 発
ニュース
26.4.28
NHK
(ラジオ)
23:00 定時ニュース
ニュース
26.4.28
サンテレビ
NEWS PORT
ニュース
26.5. 2
関西テレビ
怪傑えみちゃんねる
情報番組
浦井健治「ビッグ・フェラー」
26.5. 4
朝日放送
題名のない音楽会
音楽番組
佐渡裕とスーパーキッズ・オーケストラ
26.5.11
朝日放送
題名のない音楽会
音楽番組
佐渡裕とスーパーキッズ・オーケストラ
26.5.17
NHK
(ラジオ)
関西土曜ほっとタイム
情報番組
紺野美沙子 朗読座「日本の
面影」
26.6.29
朝日放送
題名のない音楽会
音楽番組
佐渡裕とスーパーキッズ・オーケストラ
26.8. 3
関西テレビ
新堂本兄弟
情報番組
片岡愛之助、三宅健「炎立つ」
26.8. 4
朝日放送
もしものシュミレーションバラエティ
お試しか!
情報番組
片岡愛之助、三宅健「炎立つ」
26.8. 6
朝日放送
徹子の部屋
情報番組
平幹二朗「炎立つ」
26.8. 9
関西テレビ
めざましどようび
情報番組
片岡愛之助「炎立つ」
26.9.15
毎日放送
佐渡裕とスーパーキッズ・オーケストラ
ドキュメンタリー
佐渡裕とスーパーキッズ・オーケストラ
26.9.28
NHK-FM
(ラジオ)
ブラボー!オーケストラ
音楽番組
下野竜也 PAC シューマン&ブラー
ムス プロジェクト
朝日放送
題名のない音楽会
音楽番組
佐渡裕芸術監督、PAC
26.10.12
番組名
形態
内容
紺野美沙子 朗読座「日本の
面影」
佐渡裕芸術監督 明石市立
松が丘小学校音楽授業
佐渡裕芸術監督 明石市立
松が丘小学校音楽授業
佐渡裕芸術監督 明石市立
松が丘小学校音楽授業
26.11.2
サンテレビ
ひょうごワイワイ
情報番組
阪神南で芸術文化に触れよう
26.12.4
毎日放送
プレバト!
情報番組
一路真輝「スワン」
26.12.5
MBS
(ラジオ)
ありがとう浜村淳です
情報番組
一路真輝「スワン」
26.12.15
フジテレビ
ライオンのごきげんよう!
情報番組
陣内孝則、風間トオル
「菊次郎とさき」
26.12.16
ABC
(ラジオ)
どっきり!はっきり!三代澤康司です
情報番組
松永貴志
26.12.17
NHK
スタジオパークからこんにちは
情報番組
室井滋「菊次郎とさき」
26.12.23
TBS/
毎日放送
一万人の第九
音楽番組
佐渡裕芸術監督、PAC、
SKO出演
(12/7 大阪城ホール)
26.12.25
朝日放送
スタンダップ
情報番組
松永貴志
27.1.5
NHK総合
地域のおしらせ
ニュース
淡路人形浄瑠璃魅力発信事業
西宮公演
27.1.9
テレビ朝日
モーニングバード
情報番組
室井滋「菊次郎とさき」
27.1.9
テレビ朝日
徹子の部屋
情報番組
音無美紀子「菊次郎とさき」
27.1.11
フジテレビ
ボクらの時代
情報番組
陣内孝則「菊次郎とさき」
芸文センター収録分
「阪神・淡路大震災から 20 年
「祈り」から生まれた劇場
佐渡裕芸術監督、PAC、
林伸光ゼネラルマネージャー
阪神・淡路大震災から 20 年
「祈り」から生まれた劇場
27.1.11
朝日放送
題名のない音楽会
音楽番組
27.1.17
BS朝日
題名のない音楽会(再放送)
情報番組
27.1.17
サンテレビ
阪神・淡路大震災 20 年追悼式典中継
情報番組
佐渡裕芸術監督、PAC
27.1.17
NHK大阪
阪神・淡路大震災 20 年追悼式典中継
情報番組
佐渡裕芸術監督、PAC
27.1.17
NHK
NHKFM、NHK
国際(ラジオ)
ともに迎えたい阪神・淡路大震災 20 年
情報番組
佐渡裕芸術監督インタビュー
芸文センター収録分
日本のオーケストラ文化は兵庫発!?
ブルックナー「交響曲第 4 番」
佐渡裕芸術監督、PAC
芸術文化センターと震災復
興について特集
佐渡裕芸術監督、PAC
佐渡裕芸術監督、PAC
H27 年 4 月ツアー紹介
日本のオーケストラ文化は兵庫発!?
ブルックナー「交響曲第 4 番」
27.1.18
朝日放送
題名のない音楽会
音楽番組
27.1.19
TBS
あさチャン!
情報番組
27.1.21
金沢テレビ
となりのテレ金チャン
情報番組
27.1.24
BS朝日
題名のない音楽会(再放送)
音楽番組
27.2.23
FM大阪
おしゃべり音楽マガジンくらこれ!
音楽番組
藤村順一副館長
27.3.21
関西テレビ
にじいろジーン
情報番組
一路真輝「シャーロックホ
ームズ」
(e) 県広報媒体の活用
・県民だよりひょうご、ニューひょうご ごこくなどの紙面媒体
・県民情報番組 ひょうご“ワイワイ”など電波媒体
(イ)自主媒体による展開
(a) 舞台芸術情報誌の発行
舞台芸術をはじめ多彩な芸術文化の情報を発信するため、情報誌を発行
【内容】 ・芸術文化センター事業特集
・イベント情報(音楽・演劇・舞踊等の各種イベントガイド)
・舞台芸術をはじめ多彩な芸術文化の情報
【発行】 年2回/各 70,000 部
(b) 会報誌(公演案内リーフレット)の発行
毎月1回/各 60,000 部
(c) ホームページの運営(http://www.gcenter-hyogo.jp)
施設、公演事業、付属管弦楽団をPRするとともに情報交流を推進
【内容】 施設概要・公演案内・入場券購入・楽団情報 等
(d) ホームページ・アクセス件数 809,917 件(平成 26 年 4 月~平成 27 年 3 月)
(e) メールマガジンへの情報発信
毎月1回:公演情報・楽団PR等の情報
(ウ)芸術文化センター会員制度(登録無料・先行予約)
【特 典】 チケット先行予約(割引料金設定なし)
会報誌(公演案内リーフレット)
・チラシの送付
【会員数】 57,004 人(平成 27 年 3 月現在)
(エ)チケットオフィスの運営
毎月①スタッフ 50 名、電話 35 台という全国で例のない充実したチケット予約受付体
制をとるとともに、②インターネットでも同時受付。
プロデュースオペラ、ワンコイン・コンサートでは③プレイガイド特設電話を設置し
て、①人気演目の公演回数増、②バラエティ豊かなラインナップ、と並び③取りにくい
チケット予約・受取り体制の改善についての要望に対応。
② 主催事業と連動した普及事業等
主催事業の公開リハーサル、ワークショップ等により、制作過程や事業内容を観客にわか
りやすく理解を深め楽しめるものとするために企画・実施。
また、情報コーナー「ポッケ」においても、主催事業関連の企画展示を実施。
(ア) 公開リハーサル
内
容
開催日
参加者(人)
26. 7.15
オペラ「コジ・ファン・トゥッテ」公開リハーサル
~16
1,076
(2回)
楽団・定期演奏会
第69回
26. 4.10
746
第70回
26. 5.15
523
第71回
26. 6.12
544
第72回
26. 9.11
836
第73回
26.10.16
572
第74回
26.11.13
576
第75回
27. 1.15
854
楽団・定期演奏会
合
(イ)
計
10事業
第76回
27. 2.19
618
第77回
27. 3.12
568
11回
6,913
ワークショップ等
内容
開催日
楽器を触ったり演奏したりする
楽器体験コーナー
指導:西宮交響楽団
(KOBELCO 大ホールホワイエ)
楽器体験コーナー
「音のどうぶつえん」
参加者(人)
26. 5. 5
1,527
26. 5. 5
10
26. 7.17
448
26. 6.24
12
26.10.26
24
※宮川彬良&アンサンブル・ベガ(5/5)入場者
影アナウンス体験
舞台上で影アナウンス実体験
(KOBELCO 大ホール)
オペラ創造ワークショップ『コ
ジ・ファン・トゥッテ』の制作
アトリエ&バックステージツ
アー
(KOBELCO 大ホール)
※宮川彬良&アンサブル・ベガ(5/5)入場者より募集
翌日に公演初日を控えた劇場で演出家
やデザイナー等プロダクション関係者
が制作秘話を語る
劇的舞踊『カルメン』関連企画 Noism2 専属振付家兼リハーサル監督が
Noism こどものためのから ダンス未経験者(小学 1 年生~6 年生)
を対象にからだの使い方とその魅力に
だワークショップ
(リハーサル室) ついてレッスン
聲明(しょうみょう)ワークシ 聲明の成り立ち、聲明の楽譜「博士」の読
ョップ~日本音楽の源流・ み方を学び、参加者全員で聲明を唱えた
※世界音楽図鑑「聲明」(11/1)公演のチケット
聲明を唱える~
(リハーサル室)
購入者より募集
(ウ)バッ クステージツアー
一般の方を対象に、普段、目にすることのでき ない劇場の 舞台裏や舞 台機構、
公演準備作 業の様子などを案内す る見学会を開催。
内容
開催日
参加者(人)
兵庫県立芸術文化センターのなるほどバックステージツアー2014
第1回
なるほど「ピアノ」編 @神戸女学院小ホール
26.7. 1
(1回)
140
第2回
なるほど「阪急中ホール」編
26.7.25
(2回)
112
第3回
夏休みの「わくわく探検隊ツアー」
26.8.15
(2回)
165
第4回
なるほど「KOBELCO 大ホール」編
26.9.15
(2回)
121
第5回
なるほど「PACオーケストラ」編
26.10.8~9
(2回)
69
第6回
なるほど「設備」編 @芸術文化センター
26.12.16
(2回)
80
合
計
6事業
11回
687
(エ)
企 画展示(共通ロビー情 報コーナー「ポッケ 」)
内容
バレエコレクション
企画展示
*薄井憲二氏(企画制作アドバイザー)
の貴重なバレエコレクション(約 6,500
点)を活用し、その全貌を紹介すること
でバレエの歴史を概観
開催日
薄井憲二バレエ・コレクション常設展
(共通ロビー)
26.10.1~27.3.31
企画展 蘇る白鳥~『瀕死の白鳥』舞
踊譜をめぐって~
*企画関連ダンス・パフォーマンス「蘇る白鳥」
(H27 年 4/28~29 1 階エントランス)
27.3.24~5.10
ワンコイン・ポッケ
26. 4.19~ 5.25
ポッケ版 初夏のオススメ公演
~阪急中ホールがおもしろい!~
26. 5.27~ 6.15
佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ
「コジ・ファン・トゥッテ」企画展
26. 7. 1~ 7.27
舞踊公演特集
兵庫県立芸術文化センタープロデュース公演
「睡眠-Sleep-」「堀内元バレエ USA V」
26. 7.29~ 8.31
兵庫芸術文化センター管弦楽団(PAC)特集
26. 9. 2~10.13
世界音楽図鑑特集
26.10.15~11.24
クリスマス・ジャズ・フェスティバル特集
26.11.26~12.23
主催事業関連企画展示
開館 10 周年イヤー スタート
~オペラで振り返る10年~
26.12.24~27.1.12
PAC2014-15 メンバー紹介
27.1.14~2. 8
日本オペラプロジェクト 2014「藤戸」
27.2.17~3.22
(オ)薄井 憲二バレエ・コレクシ ョン
(a) コレクションの貸出
薄井憲二氏(舞踊家、日本バレエ協会会長)が世界各地から収集した世界有数の規模
を誇るバレエ関連資料(書簡、プログラム、絵画・ポスター、書籍等約 6,500 点)
、同バ
レエ・コレクションの概要、展示情報などをインターネットで配信するとともに、美術館
等での展示やバレエ公演紹介のパンフレットのために貸し出した。
内
容
貸出先
BS 朝日特別企画「草刈民代 日本
のバレエの母を求めて~エリアナ・ テレコムスタッフ株式会社
パヴロバの生涯と謎~」
学研まんが「NEW
アンナ・パブロワ」
世界の伝記
NHK・Eテレ「らららクラシック」
貸出期間(開催日)
26.6.29 放映
有限会社大悠社
26.10.7 発売
日本放送協 会
音楽・伝統 芸能番組部
27.1.17 放映
(b )
目録の作 成
これらの コレクションを 活用して、当センター の広報宣伝・普及活動 を
充実させる とともに、バレエの歴 史・芸術性の理解を通 じてバレエ公演の
一層の普及を図るため、薄井憲二氏監修のもと、コレクションを体系的に整理した
目録(第4巻)を作成。
*第 1 巻 プログラム・台本(平成 23 年度)
、第2巻 書籍・楽譜(平成 24 年度)
、第3巻 アンティー
クプリント・手紙・サイン・切手他(平成 26 年度)
、第4巻 写真・衣裳・陶器・メダル・コイン他
4 東日本大震災復興祈念の継続的な取組
・スーパーキッズ・オーケストラの継続的な東日本大震災被災地訪問演奏活動
・復興のシンボルとしての新ホール創設に向けた支援
「音楽ホール建設基金」創設記念講演(仙台市 H26.7)
・東日本大震災復興祈念等事業資金
センター職員が、外部の委員会(芸術文化関連)の委員として従事したり、大学等で講義・
講演を行う場合の報酬等や大口の寄附金収入等を「東日本大震災復興祈念等事業資金」と
して管理し、被災地への支援活動を行い有効活用。
① 財源:寄附金、表彰副賞、委員謝金 等
*平成 23 年度:神戸新聞平和賞副賞(神戸新聞 300 千円)
、福島原発事故賠償金(東
京電力 7,386 千円)
、平成 25・26 年度:大口の寄附金(H25:2,000 千円、H26:4,000
千円)等
② 充当事業
(ア) スーパーキッズ・オーケストラによる東日本大震災被災地訪問演奏
(イ) PACメンバーによる東日本大震災被災地アウトリーチ活動
(ウ) プロデュースオペラ、楽団定期演奏会等への被災者招待 等
【サントリーホールディングス㈱からの寄附】
・趣旨:スーパーキッズ・オーケストラの設立趣旨や東日本大震災復興祈念活動に賛同
され、東北への訪問、合宿等の事業活動(今後 10 年間)に対する支援として 150,000
千円の寄附をいただいた。
(サントリー「東北サンさんプロジェクト」の一環)
・管理:
「スーパーキッズ・オーケストラ事業推進資産」として資産管理・運営
【芸術文化センター広報・普及活動 評価】
(1) 広報活動
○ 新聞・専門誌、県広報媒体等への積極的な情報提供・取材対応、放送局等との連携を通じた広域かつ
多面的なPR(広報宣伝活動)によりファンを発掘・裾野拡大を行い安定的・継続的な有料入場者確保につ
なげた。また、中ホールは平成 23 年度より広報宣伝戦略「阪急中ホールはおもしろい大作戦」を展開。
H24 は公演を厳選し入場率を高め、H25、H26 は他劇場とのネットワークにより多彩な公演を数多く開催。
その結果、中ホールへの期待・魅力が顕在化し H26 は過去最高の入場者(92,578 人 H25 比 109%)とな
り観客が定着した。
開館 10 周年に向け、ロゴ、ポスター、タペストリー等を作成し、各公演の広報活動と連携して 10 周年の
広報展開を行い相乗効果を図った。開館 10 周年のスタートを前に記者会見を実施し、これまでの 10 年や
今後の展開を広く発信した。
(2) 会員制度
○ 登録無料の会員制度(約 60,000 人、特典:先行予約)を運営、毎月発送の会報誌は単なる公演案内にと
どまらず舞台芸術情報誌(70,000 部/年2回)とともに、有力な広報宣伝自主媒体の役割を果たす。その
結果、観客の約7割が会員で占められるなど、高い直販率を維持し効率的な券売を実現。また、チケット販
売はピーク時 50 人体制で運用するチケットオフィスによる電話予約に加え、インターネットによる予約、ロ
ーソンでの特設電話が定着(先行発売期間ネット比率 40%超)し、「電話がつながらない」等のクレームが
激減した。平成 26 年 8 月より新たにセブンイレブンでのチケット引き取りを開始し更に利便性を高めた(利
用率 23%)。
【芸術文化センター広報・普及活動 評価】
(3) 主催事業と連動した普及事業等(重視)
○ パブリックシアターとして、県民が舞台芸術に触れる多様な機会を提供するため、誰でも参加できる公開
リハーサル、ワークショップ、バックステージツアーなどを実施、参加者からも大変好評(バックステージツ
アーの満足度 97.9%)を得ており、センターのソフト・ハードさらには舞台芸術への関心を深め、センター
ファン層を拡げた。
(4) 企画展示
○ 情報コーナー「ポッケ」(共通ロビーに設置)では、貴重な薄井バレエ・コレクションの企画展示をはじめ、
公演と連動した様々な展示を常時実施、興味を喚起し、知識を深める場を提供した。
(5) 東日本大震災復興祈念の継続的な取組
○ 東日本大震災復興祈念の取組を継続していくために、センター職員が大学等で講義・講演を行う場合の
報酬等や大口の寄附金収入等を「東日本大震災復興祈念等事業資金」として管理し、被災地への支援活
動を行い有効活用した。
○ スーパーキッズ・オーケストラの設立趣旨や東日本大震災復興祈念活動にサントリーホールディングス㈱
が賛同され、東北への訪問、合宿等の事業活動(今後 10 年)に対する支援として 150,000 千円の寄附をい
ただいた。「スーパーキッズ・オーケストラ事業推進資産」として資産管理・運営。
5 施設の管理運営事業(発表・交流の場の提供)
<施設管理運営の基本コンセプト>
① 発信する劇場としてセンター・楽団自主企画事業を中心に運営
② 専門性の高い劇場(機能・設備・スタッフ)の特性が生かされる舞台芸術公演の
利用促進
創造・
③ 県民の多様な創造活動の発表の場、劇場空間への親しみ・交流機会を通じて芸術
文化の裾野拡大
④ フレキシブルで使い勝手の良い運営、開放性と賑わいで街づくりの一翼を形成
① 施設の管理運営
* 施設利用(貸館)受付の状況
・ 本格的舞台芸術公演の優先利用受付(18か月前受付)
毎月1日から18か月後の月分を受付
・ 一般(貸館)利用受付
a ホール(12か月前受付)
毎月1日に翌年度の当該月分を受付。受付開始後は4か月前の末日までに随時受付
【ホール利用】平成26年4月~27年3月
ホール
開館日数
基準
KOBELCO
大ホール
2,001 席
阪急
中ホール
800 席
神戸女学院
小ホール
417 席
実績
利用日数
基準
312
290
305
303
203
(70%)
実績
298
(146.8%)
[95.5%]
289
(142.4%)
[94.8%]
301
(148.3%)
[99.3%]
利用日数内訳
主催事業
貸館事業
実績
237
実績
61
[79.5%]
237
[20.5%]
52
[82.0%]
89
[18.0%]
212
[29.6%]
[70.4%]
※ 基準:県収支枠組における施設維持管理費、スタッフ配置、施設使用料収入の算定基礎としたもの
※ 利用日数の( )内:利用日数(基準)と比較した利用率、[ ]内:開館日数(実績)と比較した利用率
※ 利用日数内訳の[ ]内:利用日数(実績)と比較した利用率
*H26 ホール実質稼働日数 324 日 300 日を超える数値
・ リハーサル室、スタジオ(3か月前受付)
毎月1日に3か月後の月分を受付。受付開始後は、前日まで随時受付
【リハーサル室・スタジオ利用】平成26年4月~27年3月
施設名
開館日数
1 331㎡(ピアノ有り)
2
88㎡(ピアノ有り)
1
22㎡
2
22㎡
3
22㎡(ピアノ有り)
4
11㎡(ピアノ有り)
5
82㎡(ピアノ有り)
リハーサル室
スタジオ
利用日数
315
310
294
295
294
296
299
262[
306[
256[
265[
273[
296[
296[
83.2%]
98.7%]
87.1%]
89.8%]
92.9%]
100% ]
99.0%]
*施設(ホール、リハーサル室・スタジオ)利用登録件数(累計) 3,130
<ホール別の貸館事業数・公演数>(平成26年4月~27年3月)
区分
KOBELCO 大ホール
阪急中ホール
神戸女学院小ホール
計
貸館事業
51 事業 56 公演
40 事業 46 公演
209 事業 215 公演
300 事業 317 公演
(*芸術文化センター各ホール公演総数(主催+貸館 658 公演)
【付属駐車場利用】
(平成26年4月~27年3月)
施設名
付属駐車場
開館日数
302
利用台数(台)
延べ利用台数 24,776
*第2駐車場は平成25年7月31日で廃止
【利用料収入】
施設名
大ホール
中ホール
区
小ホール
分
リハーサル室
スタジオ
(単位:円、税込)
金
額
43,181,620
12,142,040
21,284,770
3,715,150
4,795,950
ホール等計
85,119,530
附属設備
37,867,500
附属駐車場
14,625,150
合
計
137,612,180
* 舞台芸術専門スタッフによる公演サポート(創造支援)
舞台技術(舞台、音響、照明)専門スタッフをはじめ各部門の専門スタッフにより、
施設利用者の創作・発表を企画段階から様々な角度で支援。
【実 績】 8件
(ア )
人材育成
舞台芸術界の将来を担う人材育成のための実践的なセミナーなどを幅広く実施。
(a) 舞台技術関係者等の育成
・ 第9回 舞台技術セミナー「なるほど舞台機構」
【内 容】第1部 舞台機構の概要
第2部 舞台機構の構成(機械編)
第3部 舞台機構の構成(電気編)
第4部 舞台機構の維持管理と運用について
講師: 木治 康夫 氏(三菱重工メカトロシステムズ株式会社)
三好 亮 氏(三菱重工メカトロシステムズ株式会社)
【時 期】11月6日
【場 所】芸術文化センター 阪急中ホール
【実 績】154人
・ 音響家技能認定講座 ビギナーズコース 3級音響技術者技能認定対象
【内 容】山台組立/紐の結び方/スポットライトの仕込み/音響機器の仕込み/
スピーチの SR/音楽の再生等
【時 期】2月3日
【場 所】芸術文化センター 阪急中ホール
【実 績】22人
(b )
アートマネジメント講座の開催
近畿地区の文化施設職員等を対象に、アートマネジメントに必要な専門的知識・技術を習得
させることを目的として開催。
内容
開催日
参加者(人)
第1回
「劇場、音楽堂等の活性化に関する法律」
施行後の関西の状況と今後
講 師:中川幾郎(帝塚山大学名誉教授)
27.3. 4
27
第2回
「最新の文化政策と今後のゆくえ 2015」
講 師:北風幸一(文化庁文化部芸術文化課文化活動振興室長)
27.3.11
32
27.3.18
35
第3回
(c )
「事業の企画とネットワーク事業
~ネットワーク事業のノウハウ~」
講 師:荒起一夫((公財)吹田市文化振興事業団理事長)
パ ネ リ ス ト:安田江(兵庫県立芸術文化センタープロデューサー)
コ ー テ ゙ ィ ネー タ ー:林伸光(兵庫県立芸術文化センターゼネラルマネージャー)
合
計
3事業
3回
アートマネジメント関係の人材育成ほか
事業名
期間
アートマネジメント
実習
インターンシップ
26. 4. 1
~27.3.31
26.8.13~15
8.29~30
26. 8.28
~ 8.30
26. 9. 2
~ 9. 6
参加者
神戸大学・大学院
神戸女学院大学・大学院
94
参加者(人)
備考
音楽制作、
17 広報営業、
普及業務
京都女子大学
2 普及業務
武庫川女子大学
1
武庫川女子大学
楽団運営
業務
楽団運営
4
業務
26. 9. 9
~ 9.24
京都造形芸術大学
1
楽団運営
業務
26.11. 1
~ 11.30
東京芸術劇場アーツアカデミー研
修生
1
楽団運営
業務
県庁インターンシップ
26. 8.29
神戸女学院大学
1
大学でのアートマネ
ジメント講座
26. 4. 1
~9.30
神戸大学 学生
(6 回)
神戸女学院大学 学生(15 回)
受講生 講師派遣
97 (2 人)
大学での音響効果実
習等
26. 4. 1
~27. 3.31
大阪芸術大学 学生(30 回)
受講生 講師派遣
60 (1 人)
26. 6.30
文化施設・芸術団体等の事業
担当者、運営管理者等
参加者 講師派遣
185 (1 人)
26. 7. 3
仙台経済同友会会員ほか
参加者 講師派遣
200 (1 人)
26. 8. 2
~ 8. 3
アートマネジメント専攻大学
生、クラシック音楽界への就
職希望者、芸術団体、ホール
等の制作担当職員ほか
受講生 講師派遣
89 (1 人)
26. 9. 9
10. 7
北海道教育大学 学生(2 回)
受講生 講師派遣
60 (1 人)
26. 9.13
アジア各国から舞台芸術
振興を主導する関係者
参加者 講師派遣
247 (1 人)
大学での音楽活用実
習及び演習
26・10.23
10.30
11. 6
武庫川女子大学 学生(3 回)
参加者 講師派遣
50 (1 人)
大学での講義(全学
キャリア科目)
26.12.11
神戸大学 学生
受講生 講師派遣
35 (1 人)
公立ホール運営管理
方針説明会
26.12.20
市民、文化芸術団体関係者
ほか
参加者 講師派遣
70 (1 人)
劇場・音楽堂等の職
員のための広報セミ
ナー2015
27.3.24
劇場・音楽堂等で広報業務
を専門としている職員
参加者 講師派遣
36 (1 人)
インターンシップ
第3回全国劇場・音
楽堂等連携フォーラ
ム
音楽ホール建設基金創
設発起人会結成記念講
演会(仙台市)
クラシック・コンサ
ート制作 基礎講座
大学での実践型アー
トマネジメント人材
育成研修
第 32 回 FACP(アジア
文化芸術交流促進連盟)
2014 日本会議 in 川崎
(d)
体験学習等
事業名
トライやる・
ウィーク
(中学2年生)
期間
26. 5.13
~16
26. 5.20
~23
26. 5.27
~30
参加者
参加者(人)
西宮市立甲武中学校
5
西宮市立瓦木中学校
5
西宮市立平木中学校
5
備考
初任者研修に係る社
会体験研修(教員)
26. 8.14
~15
西宮市立甲武中学校
4
西宮市立上甲子園中学校
1
(e )
公立文化施設職員の研修生受け入れ
兵庫県公立文化施設協議会に加盟する公立文化施設職員を派遣研修生として受け入れ、
人材育成とともにネットワークづくりを進めた。
公立文化施設の名称
研修期間
受入人員
内容
26.6.6
舞台基礎知識、舞台設営体
豊岡市民会館
2人
~8
験、管理・技術の取得
(イ) 地域連携・にぎわいづくり事業
(a)
(b)
西北活性化協議会
芸術文化センターの開館を機に、センターを核とした地域全体の振興発展と活性化を目的
に平成18年4月1日に設立(構成:アクタ西宮振興会、にしきた商店街、芸術文化センタ
ー、阪急西宮ガーデンズ)
。センターと地元が一体となって様々なイベントを実施し、地域の
にぎわいを創出。
イベント等
内容
開催日
参加者(人)
オペラ「コジ・ファン・トゥッテ」公演記念イベント『にしきたオペラウィーク&前夜祭』
・「アンサンブルちょうちょのクラシック・コンサ
26. 7. 6
70
26. 7.12
150
26. 7.15
150
コジつけ!?
にしきた商店街の飲食店(27 店)がオペラ期 26. 7.15
オペラ グルメ・ウ
間中、特別メニューを実施
~27
ィーク
-
ート~天才モーツァルトの魅力♪~」
谷田奈央(メゾ・ソプラノ)、今井さつき(フルート)、白坂亜紀(ピアノ)
(阪急西宮ガーデンズ4Fホール)
にしきたオペラ ・「コジ・ファン・トゥッテ/ピザパーティ」
ヤタ Guy、西宮公同幼稚園コーラス隊
ウィーク
(にしきた駅前公園)
・オペラ「コジ・ファン・トゥッテ」より“家政婦デスピー
ナは見た!! 人はみんなこんなもの…”
高木ひとみ(ソプラノ)、三井久美子(ピアノ)
(アクタ西宮東館 2F中央ひろば)
・「コジ・ファン・トゥッテ」前夜祭開幕ファンファーレ
(西宮市:瓦木、平木、深津中学校、篠山市:篠山東中学校 吹奏楽部)
・夢の「PIZZA SADO-LA」コンテスト!
・うたってみましょう!カンツォーネ
(山崎太郎、奥田愛、藤川晃史)
前夜祭
・先取り!「コジ・ファン・トゥッテ」
~いつも心に東北
(森井美貴、長町香里、諏訪部匡司、迎肇聡)
を~
・やっぱり最後は“にしきたずっと節”
(佐渡裕芸術監督)
(高松公園)
・えほん読みきかせイベント
(芸文センターエントランス)
26. 7.17
1,100
芸文センター開館9周年記念 第8回にしきた音楽祭
LALALA ミュージ
シャンコンテス
ト 2014 予選
3会場において予選会を実施(予選通過組数)
・ 西宮公同教会
10 組(1 組)
・ 大学交流センター
10 組(3 組)
・ 阪急西宮ガーデンズ 10 組(3 組)
LALALA ミュージシャ
ンコンテスト 2014
26. 8.31
26. 9. 7
26. 9.14
690
予選会を勝ち抜いた7組のミュージシャン
による決戦
(阪急中ホール)
26.10.22
500
LALALA ミュージシャンコンテスト 2014 の
グランプリ・プレミ
グランプリ受賞者等によるコンサート
アムコンサート
27. 1.25
200
街角コンサート
毎週土曜日
-
26.11.15
320
26.12.20
650
(プレラホール)
アクタ西館1階ほかで実施
来年度の芸術監督プロデュースオペラ 2015
「椿姫」公演にちなみ、フランスをテーマ
にクリスマスイベントを西宮北口周辺で実
施
フランスをテーマ ・イルミネーション点灯式
にしたクリスマス (高松公園、にしきた駅前公園、アクタ西宮円形デッキ、
阪急西宮ガーデンズ)
イベント
・佐渡芸術監督プロデュースオペラ 2015「椿姫」
プレイベント NISHIKITA のクリスマス
にしきた 椿 de クリスマス
(高松公園、芸文センターエントランス)
(c)地元企業との連携
県内外からのお客様へのホスピタリティの向上の一環として、常日頃から関係の深い地元
企業職員をホールに招き相互研修会を開催(阪急タクシー43 人)
② 公立ホール等との連携
(ア)公立文化施設協議会等
兵庫県公立文化施設協議会(加盟 39 ホール)会長(事務局)
、全国公立文化施設協会近畿支
部支部委員、多面・大規模舞台劇場協議会メンバーとして県内外ホール間の連携を深めた。
*兵庫県公立文化施設協議会(第 1 回幹事会・定例総会 7月 10 日、管外研修会 10 月 8 日、第2回幹事会
2 月 16 日、管内研修会 2 月 26 日)
(イ)公共劇場舞台技術者連絡会
公共劇場舞台技術者連絡会(公立の劇場やホールで舞台芸術を支える劇場技術者が連携して
設立:加盟 22 ホール)の副会長として、舞台技術専門員が参画し、各劇場間の諸問題の調査
研究、情報交換等を通して、公演の円滑な進行管理と安全確保、技術的専門性の確立を目指
した。
(ウ)主な全国の公立ホール整備への支援
センター職員の委員就任や視察受入、講演等を通じてアドバイス。
[参考] ・仙台市(宮城県)
:
「兵庫・芸術文化センター」をモデルに復興のシンボル
として「新音楽ホール」整備。平成 27 年度予算に「調査費」2,000 万円
を計上。経済界では「音楽ホール建設基金」が始動。
・堺市(大阪府)
:旧市民会館にかわる「堺市民芸術文化ホール」
(仮称)を
新設。平成 27 年度建設工事着手。平成 30 年度開館。
・枚方市(大阪府)
:老朽化した市民会館にかわる「総合文化施設」
(仮称)
を整備。平成 27 年 2 月に公募型プロポーザル方式により設計事業者選定。
平成 27 年度設計業務着手。
*その他、全国から視察を受入。
③ 各ホールネーミングライツ・スポンサー
【愛称の使用期間】
平成 26 年4月1日から平成 29 年3月 31 日まで(3年間)*3期目
【ネーミングライツスポンサー及び愛称】
正式名称
ネーミングライツスポンサー
愛 称
金 額
大ホール
株式会社神戸製鋼所
KOBELCO 大ホール
3,000 万円(税抜)
中ホール
阪急電鉄株式会社
阪急中ホール
1,500 万円(税抜)
小ホール
学校法人神戸女学院
神戸女学院小ホール
500 万円(税抜)
(主な表示物)看板、ポスター、チラシ、会報誌、情報誌、広告、ホームページ、チケット
④ 賛助会員制度及び各種助成制度の活用
(ア)賛助会員制度
自主企画事業の充実、センター及び楽団の活動を広く県民に理解してもらうための広報宣伝
などセンターの多彩な活動に賛同し支援をいただける県内主要企業、地元企業等を対象に賛助
会員を募った。
【実 績】 特別賛助会員 ゴールド会員(3,000 千円)
1社
シルバー会員(1,000 千円)
2社
一般賛助会員 18社41口(1口 50 千円)
計 705 万円
(イ)各種助成制度
県補助金をベースに経営効率を高めるとともに、ファンの期待に応えるメニュー充実、舞台
グレードアップ、公演数拡大、広報強化等の資金として、文化庁や民間財団等の公的助成の積
極的な獲得に努めた。
【実 績】 文化庁 劇場・音楽堂等活性化事業 22 事業
文化庁 地域発・文化芸術創造発信イニシアチブ事 業 2事業
(一財)地域創造 1事業
(公財)三菱UFJ信託芸術文化財団 1事業
(公財)花王芸術・科学財団 1事業
(公財)日本音楽財団 1事業
計 11,654 万円
(ウ)民間支援の受入れ(主なもの)
(a)NPO法人イエロー・エンジェル(理事長:宗次德二氏・名古屋市)によるコントラバス
の無償貸与。
コントラバス名:ヤナリス・ガリアーノ(1776 年・イタリア製)ほか
(b)株式会社松尾楽器商会(西宮北口店)からピアノ「スタインウェイ」1台を無償貸与。
⑤ 中長期的取り組み
(ア)芸術文化センター運営委員会
センターの運営について、運営委員会を開催し、事業の中長期的企画、事業展開、施設運
営全般に関して経営面など幅広い観点から検討・意見交換を行う。
【時 期】平成27年4月
【委 員】学識者、舞台芸術の専門家、マスコミ・経済界のリーダー、センター関係者等
(イ)次年度以降の事業計画づくり
多彩な舞台芸術を創造・発信していく芸術文化センター及び同管弦楽団の次年度以降の事
業展開に向けて、芸術監督とともに長期的な計画づくりを進め、企画検討、事前調査、出演者
等の交渉・調整、プランの作成、舞台の制作準備など、事業準備を行った。
【施設の管理・運営事業(交流・発表の場の提供) 評価】
(1) 施設の運営・発表の場の提供
○ 年間イベント数 約 800(平成 26 年度 主催等 382・貸館 316、普及イベント 113 計 811)
平成 26 年度公演入場者数 主催 338,916 人・貸館 147,609 人、普及イベント・ホール出演者・その他施設
利用者等 244,939 人 計 731,464 人
開館 9 年のハイスピードで公演入場者数 450 万人を達成(平成 26 年 9 月 13 日)し、開館 10 年 500 万人
に向け順調に推移。
○ 年間ホール実質稼働日数 平成 26 年度 324 日 *大・中・小ホールのいずれかの稼働日数
施設利用率(利用日数/開館日数)は各ホールとも基準利用率 70%を大幅に上回る高い利用率を維持。
県民の鑑賞・創造活動の場としてフルに機能し、安全・安心・快適な劇場として県民に親しまれている。
(H26 施設稼働率:KOBELCO 大ホール 95.5%、阪急中ホール 94.8%、神戸女学院小ホール 99.3%)
○ また、施設に対する満足度では、主催事業(観客)では 91.1%が満足しており、貸館(利用者)では 100%
と満足度は総じて高い。
○ リハーサル室・スタジオ(練習室)の利用も増加傾向にあり、利用者の拡大・定着、創造活動支援効果が
表れつつある。
○ ネーミングライツ支援(年間 5,000 万円)を受け安定的な運営を確保した。
*平成 26 年 4 月 1 日から平成 29 年 3 月 31 日まで(3 年間) 3 期目
(2) 人材育成
○ 大学院生を中心にアートマネジメント実習(日常業務を通じて学習)の機会提供(H26 17 人)、アートマネ
ジメント講座をはじめ各種研修会開催(会場提供含む)、さらに職員の大学等講師派遣などを通じて、舞台
芸術界を支える人材育成(基盤整備)にも取り組んでいる。
○ 公立文化施設職員(豊岡市民会館)を派遣研修生として受け入れ(2人)、人材育成とともにネットワーク
づくりを進めた。
(3) 地域連携・にぎわいづくり
○ 西北活性化協議会を中心に、市内の大学生、幼稚園児、周辺自治会等の参加も得て公演関連イベント、
開館記念イベント、クリスマスイベントなど趣向を凝らした様々なイベントを実施、地域のにぎわいと一体感
形成に寄与した。
○ 平成18 年度から兵庫県公立文化施設協議会会長館に就任、県内文化施設(39 館)ネットワークの核的役
割を果たすとともに、全国の主要施設として、広域的なホール連携を実施した。
○ 主な全国の公立ホール整備への支援として、センター職員の委員就任や視察受入、講演等を通じてアド
バイスを行った。(仙台市、堺市、枚方市他)
【今後の展開と中長期的課題】
7つのコンセプト(事業展開と施設管理運営)の維持・展開
ソフト:①多彩な舞台芸術の『創造・発信』、②『幅広いニーズ』に応える上演、③舞台芸術の『普及』・県民の創
造活動の支援
ハード:①自主企画事業を中心に運営、②専門性の高い劇場の特性が生かされる舞台芸術公演の利用促進、
③芸術文化の裾野拡大、④開放性と賑わいで街づくりの一翼を形成
(年間目標:主催公演 300 本、同入場者 30 万人、ホール稼働 300 日)
次の 10 年に向け、①長期的な県収支フレーム(予算)をベースに継続的な充実財源の確保、②安全・安心な
施設運営と安定的なソフト展開の土台となる設備・施設維持と改良、③優れた人材の確保・養成による運営体制
の安定継続を図る。
*高稼働率の施設・設備を支えるための大規模修繕・長期改修計画の策定・実施
平成26年度芸術文化センター来館者総数
(1)公演入場者
ホール名
KOBELCO 大ホール
阪急 中ホール
神戸女学院 小ホール
計
公演入場者数(人)
298,680
117,448
70,397
486,525
主催:338,916 貸館:147,609
(2)総来館者数
公演入場者
広報・普及イベント参加者
ホール出演者・スタッフ等
リハーサル室・スタジオ利用者
チケット購入者・レストラン利用者・共通ロビー来館者等
計
(参考)開館以来の来館者総数
項目
公演入場者数(人)
平成 17 年度
151,809
平成 18 年度
494,746
平成 19 年度
537,176
平成 20 年度
536,202
平成 21 年度
538,020
平成 22 年度
536,453
平成 23 年度
499,039
平成 24 年度
498,524
平成 25 年度
509,952
平成 26 年度
486,525
計
4,788,446
486,525 人
53,916 人
50,284 人
47,259 人
93,480 人
731,464 人
各種来館者数(人)
207,051
295,635
301,662
285,211
280,278
264,830
240,106
244,887
251,643
244,939
2,616,242
計
358,860
790,381
838,838
821,413
818,298
801,283
739,145
743,411
761,595
731,464
7,404,688
受賞 ~栄誉ある評価~
・関西元気文化圏賞ニューパワー賞「兵庫芸術文化センター管弦楽団」[ H19.1.11 関西元気文化圏推進協議会]
・関西元気文化圏賞特別賞
[ H23.1.20 関西元気文化圏推進協議会]
・地域創造大賞(総務大臣賞) [ H23.1.21 (財)地域創造 ]
・神戸新聞平和賞「佐渡裕と兵庫芸術文化センター管弦楽団」[ H23.5.3 ㈱神戸新聞社 ]
*賞金(30 万円)は東日本大震災被災地へのPACコアメンバーによるアウトリーチ活動等に活用
・関西元気文化圏賞 10 周年記念特別賞「佐渡裕芸術監督」
[ H25.1.22 関西元気文化圏推進協議会]
感謝状
・西宮市消防局(芸術文化センターにおける消防用設備の充実と、職員への防災教育の徹底により、
消防行政の推進に貢献している功績に対して)H27.3.6
・宝塚市(1 月 17日宝塚市犠牲者慰霊式でのPACメンバーの追悼演奏に対して)H27.3.14
〔尼崎青少年創造劇場関係〕
尼崎青少年創造劇場の運営
1 主催公演事業
① ピッコロ鑑賞劇場
青少年の創造活動を支え、地域文化の振興を図るために、演劇、音楽、落語などの
優れた舞台芸術を紹介する鑑賞劇場を開催した。また、子供向けの狂言会、落語会を
開催し、明日のひょうごを担う子供たちに芸術文化にふれる機会を提供した。
【時期】 平成 26 年4月~平成 27 年3月
【場所】 ピッコロシアター
入場者数
事
業
年月日
出演者等
26.4.26(土) 作:吉永仁郎 演出:西川信廣
27(日) 出演:加藤 武・金内喜久夫
「夏の盛りの蟬のように」 両日とも
中村彰男・大場泰正
(大ホール)
14:00
富沢亜古・古坂るみ子
文学座公演
ピッコロ室内楽サロン
26.5.10(土) アンサンブル Mint
<148>
(共催)
14:00
~3 imaginations ~
(小ホール)
ピッコロ寄席
「桂ざこば独演会」
(大ホール)
シアタースタート
「どうぞのいす」
(中ホール)
ピッコロ室内楽サロン
<149>
(共催)
(小ホール)
26.5.15(木)
18:30
出演:ざこば、わかば、
ちょうば、鯛介
15:00
86
361
独演会終演後に、米朝アンドロイド登場
26.5.23(金) 作:香山美子
構成・演出:小森美巳
11:00
出演:小森創介
14:00
26.7.12(土)
507
アンサンブル パスレル
~フランス音楽の広場~
236
68
ピッコロ寄席
三代目桂文之助襲名記念
「桂枝雀一門会」
26.8.23(土)
14:00
出演:南光、文之助、九雀
雀五郎、優々
337
(大ホール)
構成・演出:谷省吾
(演劇学校 1 期生)
いるか Hotel 第 17 回公演 26.8.30(土) 出演:岸原香恵・永井望
「喜劇!?ヴェニスの商人
14:00 18:00
仲村綾美・伊藤えりこ
永津真奈
~シェイクスピア’s Comedy~」 26.8.31(日)
山田メアリー美貴 他
14:00
(共催)
(大ホール)
660
※演劇学校生 3 名、同OB2 名が出演
SENDAI 座☆プロジェクト
演出:伊藤み弥
出演:樋渡宏嗣・渡部ギュウ・
9.15(月・祝)
山田裕 ほか
(中ホール)
13:00
「十二人の怒れる男」
(共催)
26.9.14(日)
13:00 17:00
346
6
ピッコロ室内楽サロン
26.9.13(土)
<150>
(共催)
18:00
クラシコトロンボーン
アンサンブル
ピッコロ室内楽サロン
26.11.8(土)
<151>
(共催)
19:00
ゲミュートリッヒアンサンル
(小ホール)
(小ホール)
71
46
ゲミュートリッヒスペシャルⅡ
26.11.15(土)
14:00
角ひろみ書下ろし
演出:平光琢也
出演:手塚祐介(ピッコロ演
劇学校本科 17 期卒業)ほか
267
26.12.7(日)
14:30
出演:劇団風の子九州
308
26.12.13(土)
14:00
出演:吉弥、よね吉、しん吉、
吉坊、佐ん吉
384
演劇集団円
「囁谷シルバー男声合唱団」
~音楽の父、母、そして伝説へ~
(大ホール)
劇団風の子九州
「なるほ堂ものがたり」
(大ホール)
ピッコロ寄席
「桂吉朝一門会」
(大ホール)
ピッコロ室内楽サロン
27.1.10(土)
<152>
(共催)
17:00
(小ホール)
ピッコロ寄席
「桂米團治独演会」
(大ホール)
27.2.6(金)
18:30
ピッコロ室内楽サロン
27.3.14(土)
<153>
(共催)
17:00
チェンバーサックス
CHAMBER SAX
75
出演:米團治、しん吉、そうば
出演:レゾネンンス
275
53
(小ホール)
ピッコロ寄席
「子どもと楽しむ落語会」
(大ホール)
27.3.15(日)
14:00
出演:桂吉弥ほか
349
② 2014ピッコロフェスティバル
8月の開館記念日を中心に夏休み期間中の約1か月間を、若者たちの演劇、音楽、
バレエなどの発表と交流の場として施設を開放、また優れたプロの舞台芸術の鑑賞を
通じて、地域の人々が舞台芸術に親しむ機会を提供した。(昭和 53 年8月 19 日開館
以降、毎年夏季の開催を継続)
【期間】 平成 26 年8月2日~8月 31 日
【場所】 ピッコロシアター(大・中・小ホールなど)
区
分
部 門 等
県 民 参 加 バレエ・モダンダンス
企画
中学・高校演劇
参加
団体数
出演者
数等
入場者
数
12
204
800
13
211
1,450
大学演劇・一般演劇
9
95
611
合唱・器楽アンサンブル
3
29
100
展示(洋画、写真、書、パステル画等)
3
65
508
地 域 団 体 人形劇フェスタ阪神
連携企画
バリアフリーコンサート
協賛企画
特別企画
平成演劇教育委員会 2014・夏季集中講座
「ちゃっと!狂言」発表会
イリゼクラリネットアンサンブル
ピッコロ劇団ファミリー劇場
「飛んで孫悟空」
ピッコロ寄席「桂枝雀一門会」
いるか Hotel「喜劇!?ヴェニスの商人」
計
17
113
500
10
139
125
10
100
255
2
38
114
3
45
2,145
82
1,039
6,608
人数計
7,647
【主催公演事業 評価】
(1) ピッコロ鑑賞劇場
〇 演劇の分野では6作品12ステージを事業展開。“文学座”や“劇団風の子”など国内の著
名な劇団の公演、東日本大震災復興支援としては、23 年度から続く SENDAI 座☆プロジェク
ト(仙台市)公演による「十二人の怒れる男」を共催公演した。さらに、25 年度から取り組んで
きた0~3歳児と保護者を対象のシアタースタート事業は、演劇集団円による「どうぞのいす」
を2ステージ、これまでと同様に今回も満席となり、ニーズの高さが伺えた。
〇 音楽の分野では、地域(西宮市、宝塚市など阪神間)の若手音楽家グループを支援する
「ピッコロ室内楽サロン」を奇数月の計6回開催(小ホールでの共催事業)し、好評を博した。
〇 伝統芸能の分野では、今年3月末に逝去された落語家の桂米朝師匠(地元尼崎市在住)
の一門(4グループ)によるそれそれの恒例の落語会を開催し安定した集客を得た。加えて、
子どもと大人が一緒に楽しめる体験型落語会を開催し、子どもたちが伝統芸能への興味や
理解を深める機会の提供に努めた。
〇 鑑賞劇場入場者のアンケート結果での公演満足度(「とても良かった」「よかった」)は、演劇
(94.9%)、音楽(100%)、伝統芸能(97.5%)であった。
(2) ピッコロフェスティバル
〇 ピッコロシアターが開館した昭和 53 年夏から毎年連続開催、平成 26 年度は第 36 回目。
阪神間を中心に数多くの団体からの参加希望が続き、地元に定着した事業となっている。
期間中の参加団体は 82 団体、参加者は 7,647 人(25 年度は 80 団体 7,752 人)。
〇 地域で活動するアマチュアの芸術団体やグループに、普段では経験できない本格的な舞
台空間やプロのスタッフが支える環境での発表の場を提供し、創作や技術の向上につなが
っている。
〇 創作活動の分野によっては、参加を継続されてきた団体・グループ内での世代交代があ
り、若い後継者が育成されつつある状況なども伺える。
〇 平成演劇教育委員会は、県高校演劇研究会阪神支部との共催によるワークショップを、前
身(青少年のための演劇講習会)を含め昭和 54 年以来継続実施してきており、阪神地域を
中心とした多くの高校生などで賑わった。
2 自主公演事業
①
県立ピッコロ劇団事業
県立尼崎青少年創造劇場が長年培ってきた人材育成事業の集大成として創設した
県立ピッコロ劇団が、優れた舞台芸術の創造と地域文化の振興をめざして、ピッコ
ロシアターなどでの演劇公演を中心に、演劇指導、外部出演など多彩な活動を展開
した。
【設
立】平成6年4月1日
【劇団代表】岩松 了(劇作家・演出家)
【客
員】石澤 秀二(演出家=青年座)
鵜山 仁(演出家=文学座)
喜志 哲雄(京都大学名誉教授) 清水 邦夫(劇作家)
杉本 了三(演劇プロデューサー) 内藤 裕敬(劇作家・演出家=南河内万歳一座)
藤原 新平(演出家=文学座)
別役 実 (劇作家)
【劇 団 員】 34 名(男 20 名、女 14 名) ※27 年 4 月 1 日現在
(ア)劇団公演の実施
大人向け、ファミリー向け、小学生向けなど、幅広く良質の演劇を提供した。
※は劇団員
事
業
年月日
オフシアターVol.29
「車窓から、世界の」
26.4.3(木)19:00
4(金)19:00
5(土)14:00/18:00
(中ホール)
6(日)14:00
オフシアターVol.30
「ピッコロ版・星の王子 26.4.17(木)16:00/19:00
さま」
18(金)13:00/17:30
(中ホール)
第49回公演
「海賊、森を走れば
それは焔……
―九鬼一族流史―」
(大ホール)
26.6.6(金)19:00
7(土)14:00
8(日)14:00
10(火)19:00
14(土)14:00
15(日)14:00
ピッコロわくわく・ステ
■6 月期(8 公演)
ージ
26.6.11(水)~13(金)
「海賊、森を走れば
17(火)、18(水)
それは焔……
■10
月期(8
公演)
―九鬼一族流史―」
26.10.28(火)~31(金)
(大ホール)
ファミリー劇場
「飛んで孫悟空」
(大ホール)
○ ピッコロ公演
26.8.2(土)11:00/15:00
3(日)11:00/15:00
※8/2 15:00
大阪ガス貸切
※8/3 15:00
コープこうべ団体 89
(バックステージ解説付)
出演者等
作・演出:横山拓也
出演:劇団員
入場者数
424
(男 3 名、女 3 名)
台本:原竹志※
演出:眞山直則※
音楽:谷川賢作
出演:劇団員(男 2、女 2)
作:清水邦夫
演出:鈴木田竜二※
出演:劇団員(男 13、女 6)
398
1,514
■県立図書館連携企画
「九鬼一族の系譜
-九鬼嘉隆から白洲次郎
まで-」
(展示)
5/16(金)~6/15(日)
公演期間中は、ピッコロシ
アターでの出張展示
■稽古見学会
(5/9(金)11 時~12 時)
計 26 校
5,238
(6 月 13 校)
(2,131)
(10 月 13 校)
園田女子大学生向け、サポ
ートクラブ会員も参加
(3,107)
作:別役 実
演出:平井久美子※
出演:劇団員(男 9、女 5)
仙台在住俳優からの客演
柏谷巴絵(8 月のみ)
、小濱
昭博、澤野正樹、嶺岸加奈
1,122
ファミリー劇場
「飛んで孫悟空」
ひょうご・東北交流公演
「飛んで孫悟空」
〇いわき公演
○いわき公演/
いわきアリオス大ホール
820
(WS 7)
26.8.14(木) 14:00
○仙台公演/
日立システムズホール仙台
シアターホール
〇仙台公演
26.8.17(日)
11:00/14:00
ファミリー劇場
「飛んで孫悟空」
(芸術文化センター・
阪急中ホール)
第50回公演
「かさぶた式部考」
26.12.19(金)18:30
20(土)11:00/
15:00
26.10.3(金) 18:30
4(土) 14:00
5(日) 14:00
7(火) 13:30/
18:30
8(水) 14:00
(大ホール)
1,246
作:秋元松代
演出:藤原新平
出演:劇団員(男 7、女 13)
■関連映画
「式部物語上映会
(9/30
165)
1,355
塚口サンサン劇場シアター3
原作:岡田 淳(偕成社刊)
台本:眞山直則※
演出:吉村祐樹※
出演:劇団員(男 5、女 4)
県民芸術劇場
(小学校公演)
「学校ウサギを
つかまえろ」
26.11.6(木)~28(金)
11/6 南あわじ市福良小
11/11 姫路市網干小
(2 ステージ)
11/13
11/18
11/20
11/26
11/28
(各小学校体育館)
第51回公演
ピッコロシアター
プロデュース
「マクベス」
27.2. 20(金) 14:00★
19:00
(★初回はトライアル公演)
21(土)
11:00/
16:00
22(日) 11:00/
16:00
(芸術文化センター・
阪急中ホール)
931
(WS 12)
7校
3,058
小野立大部小
多可町八千代南小
三田市あかしあ台小
姫路市増位小
川西市多田小
作:W.シェイクスピア
翻訳:喜志哲雄
演出:ジェイスン・アーカリ
客演:浜畑賢吉、大鳥れい
出演:劇団員(男 11、女 7)
オーディションの 8 名
子役 3 名(劇団ひまわり)
■稽古見学会(1/29
40)
■コープこうべ団体鑑賞
(2/21 33)
■芸術文化協会によるレクチャ
ー付鑑賞講座
(2/21 26)
■関連映画「もう一人のシェイク
スピア」上映会
2,830
(2/5 塚口サンサン劇場シアター3
126)
(イ)演劇の指導
大学や高等学校に劇団員を指導者として派遣するとともに、演劇を身近なものとして
感じてもらうためのワークショップ等を県下各地で開催した。なお、ピッコロ演劇学校
においては、本科及び研究科の主任講師、助手をピッコロ劇団員が、通年で担当。
事
業
等
劇団員
年月日
場 所 等
県立宝塚北高等学校 非常勤講師
眞山直則
今井佐知子
通年
県立宝塚北高等学校
県立伊丹北高等学校 非常勤講師
孫 高宏
通年
県立伊丹北高等学校
プール学院高等学校(2,3 年)
本田千恵子
山田 裕
樫村千晶
通年
プール学院高等学校
甲南女子大学 非常勤講師
本田千恵子
通年
甲南女子大学
宝塚大学
非常勤講師
眞山直則
通年
宝塚大学
京都学園大学 非常勤講師
山田 裕
後期
京都学園大学
近畿大学
島守辰明
風太郎
島守辰明
他
通年
近畿大学
神戸市立小部中学校演劇部
文化祭での発表に向けた演技指導
中川義文
26.5~10
神戸市立小部中学校
神戸女子山手高等学校音楽科 講師
(90 周年記念コンサート上演指導)
中川義文
26.8~11
神戸山手女子高等学校
豊岡市新任職員研修 講師
本田千恵子
26.4.7
豊岡市健康福祉施設多目的ホール
県立神戸鈴蘭台高等学校 講師
島守辰明
(文化祭向けクラス演劇脚本指導)
26.5.2
県立神戸鈴蘭台高等学校
県立川西北陵高等学校 講師
本田千恵子
26.5.27
6.3
県立川西北陵高等学校
尼崎信用金庫
新入社員研修 講師
本田千恵子
小安展子
26.5.29
尼崎信用金庫研修所
26.6.2
9
県立神戸鈴蘭台高等学校
26.6.9
11
県立神戸鈴蘭台高等学校
非常勤講師
劇団高円 養成塾 講師
島守辰明
中川義文
島守辰明
県立神戸鈴蘭台高等学校
中川義文
文化祭に向けたクラス演劇
(9 のみ)
上演指導
風太郎(11 のみ)
風太郎
木之下由香
老人ホーム「アットホームふじた」 菅原ゆうき
笹嶋 正
職員との共同製作・公演
風太郎
岡田力 他
県立神戸鈴蘭台高等学校 講師
通年
奈良市ならまちセンター
(毎月第 1,3 土曜)
26.6.27
アットホームふじた
27.3.27
養父市立建屋小学校
「ふるさと建屋物語」 上演指導
小安展子
吉江麻樹
26.7.28
養父市立建屋小学校
県立教育研修所
県立高等学校新任者研修 講師
本田千恵子
26.7.3
~4
県立教育研修所
老人ホーム「ライフ&シニアハウス
風太郎
千里中央」職員との共同製作・公演
26.7.5
ライフ&シニアハウス千里中央
キング醸造㈱
新入社員研修 講師
26.7.28
キング醸造㈱本社
本田千恵子
木之下由香
【教職員対象】
大人のための劇的体験プログラム 講師
本田千恵子
26.8.1
ピッコロシアター
和歌山県高等学校演劇連盟紀北支部
演劇部員対象演劇ワークショップ
亀井妙子
孫 高宏
広瀬綾子
26.8.3
~4
和歌山県立紀北青少年の家
兵庫県高等学校演劇研究会丹有支部
演劇部員対象演劇ワークショップ
本田千恵子
26.8.4
三田市広野市民センター
兵庫県自治研修所
行政特別研修 講師
本田千恵子
山田 裕
樫村千晶
26.8.5
~6
兵庫県自治研修所
尼崎市立塚口中学校
文化祭向け演劇発表会 上演指導
本田千恵子
26.9.29
尼崎市立塚口中学校
ビッグ・アイ
シアタープロジェクト事業
国際障害者交流センター
風太郎
木全晶子
吉江麻樹
広瀬綾子
小安展子
26.11.3
県立阪神昆陽特別支援学校
演劇ワークショップ 講師
島守辰明
山田 裕
広瀬綾子
26.11.13
14
27
28
(4 回)
「トライやる・ウィーク」
中学生対象演劇ワークショップ
広瀬綾子
26.11.12
ピッコロシアター
赤穂市立城西小学校
「子ども義士物語」
樫村千晶
山田 裕
26.11.14
赤穂市立城西小学校
兵庫県児童連絡協議会
児童厚生員等研修会 講師
亀井妙子
風太郎
26.11.21
兵庫県民会館
(公財)新国立劇場演劇研修所 講師
島守辰明
26.10.11
~12.21
新国立劇場演劇研修所
26.6.14
豊岡市子育て総合センター
(アイティー)
※日本劇作家大会 2014 豊岡
大会事業として実施
知的、発達障がい児(者)にむけての劇場体験
プログラム
「劇場って楽しい!!」 講師
上演指導
あつまれ!ピッコロひろば
亀井妙子
風太郎
眞山直則
吉江麻樹
亀井妙子
森 万紀
森 好文
小安展子
吉江麻樹
亀井妙子
森 万紀
山田 裕
26.7.3
10
(ビッグ・アイ 大阪府堺市)
※厚生労働省が障害者の「完全参
加と平等」の実現を図るシンボル施
設として、平成 13 年に設置。ホール
や研修、宿泊施設など。
阪神昆陽特別支援学校
宝塚市立末広小学校
26.6.30
養父市立建屋小学校
26.8.7
芦屋市立体育館
青少年センター
樫村千晶
山田 裕
浜崎大介
26.11.7
赤穂市立城西小学校
山田 裕
今井佐知子
樫村千晶
27.1.14
小野市立大部小学校
亀井妙子
森 万紀
山田 裕
27.1.21
22
尼崎市立上坂部小学校
亀井妙子
風太郎
眞山直則
今井佐知子
27.2.4
本田千恵子
27.2.6
(公社)日本劇団協議会
演劇と教育シリーズ 2014 セミナー
「検証ワークショップ
~様々な実践より」
パネリスト
尼崎市立尼崎養護学校
芸能花伝舎
(東京都新宿区)
(ウ)外部出演等
他劇団、放送局等の依頼を受け、演劇公演、放送等での出演や演出、県民向け行事の司会
等でも協力。
事
業
劇団員
年月日
場 所 等
木全晶子
26.4.12
兵庫県立芸術文化センタ
ー
1F エントランス
木之下由香
26.4.12
シアターBRAVA
(大阪市)
本田千恵子
26.5.24
27.1.17 より全国順次公開
2014 年度日本演劇学会全国大会
本田千恵子
「演劇学校セッション」
発表 島守辰明
26.6.15
摂南大学
寝屋川キャンパス
26.7.2
11.16
7.2 奈良市精華小学校
11.16 奈良市南部公民館
佐渡裕とスーパーキッズ
オーケストラミニコンサート
司会
Memorable Moment「GIFT」
出演
㈱サンテレビジョン製作映画
「神戸在住」
出演
奈良市人権教育推進協議会
「差別をなくす町民集会」において
風太郎
発表するひとり芝居
脚本、演出
桃園会第 47 回公演
木全晶子
「覚めてる間は夢を見ない」
小安展子
出演、演出補佐
26.6.25 ウィングフィールド
~29 (大阪市)
劇団文化座・モンゴル友好記念事業
島守辰明
「少年と白い馬」
脚本・演出
(公演)
26.5.29~6.6
26.5.16
東京・両国 シアターχ
~31
26.6.8~ 6.22
秋田県内を巡演
上海太郎氏のCD
「BravissmoⅢ」
小安展子
26.7~8
亀井妙子
風太郎
26.7.17
芸術文化センター
ロビー
「日経エデュケーションチャレンジ 2014
~高校生のための社会スタディー~」
小安展子
MC
26.7.30
柏の葉カンファレンスセン
ター
26.7.24
伊丹市立演劇ホール
(アイホール)
26.8.7
~10
神戸アートビレッジセンタ
ー
(KAVC ホール)
参画
西北活性化協議会
オペラ「コジ・ファン・トゥッテ」
前夜祭 イベント出演
(絵本読み聞かせ)
平成 26 年度 AI・HALL 自主企画
伊丹想流私塾マスターコースリーデ 保
ィング公演「水の音」
出演
兵庫県劇団協議会 45 周年
記念合同公演
中川義文
「ピビンパ ウェディング」
出演
劇団ガンダム公演「緑の奴ら」
出演
26.8.9
~10
インディペンデントシアター・セカン
ド
26.8.31
~9.14
8.31 西宮公同教会
9. 7 アクタ西宮
9.14 阪急西宮ガーデンズ
浜崎大介
26.9.13
園田学園女子大学グラウ
ンド
㈳兵庫県タクシー協会
「第 7 回兵庫県タクシー乗務員接客
コンテスト」
出演
風太郎
今井佐知子、
今仲ひろし
26.10.9
生田神社会館
(公財)尼崎市総合文化センター
「近松ナウ」事業
出演
岡田 力
風太郎
26.10.9
ナチュラルカフェ +b
兵庫県高等学校総合文化祭演劇部門
丹有支部予選
審査員
原 竹志
26.11.2
三田市立フラワータウン市民セ
ンター
鳥取県高等学校総合文化祭
第 42 回演劇発表会
審査員
風太郎
風太郎
西北活性化協議会
第8回にしきた音楽祭『LALAL
Aミュージシャンコンテスト』公開 本田千恵子
予選
司会
第 42 回たちばな祭り
「フェニックス共済再建制度」PR活動
26.11.8,9
鳥取市文化ホール
西北活性化協議会
「イルミネーション合同点灯式」
木全晶子
司会
26.11.15
西宮市高松公園
(芸術文化センター前)
ファミリー劇場「飛んで 孫悟空」
PRイベント
原 竹志
他8名
26.11.24
アクタ西宮 円形デッキ
光の領域 2014 公演
「ひなのとりで;砦」
堀江勇気
26.11.27
~30
ウィングフィールド
26.12.6
ライブハウスAPLA40
26.12.20
西宮市高松公園
(芸術文化センター前)
出演
覚和歌子の物語詩を舞台化するプロ
ジェクト VOL.1「拝啓 陶芸家さま」 小安展子
演出
西北活性化協議会
本田千恵子
「クリスマスイベント」
司会
すみよし少年少女合唱団
クリスマスチャリティコンサート 小安展子
振付指導
関西元気文化圏推進フォーラム
「文化芸術の再発見」Ⅳ
平井久美子
パネルディスカッションパネラー
㈱教育と探究社
「クエストカップ 2014 全国大会」
小安展子
司会及びMC指導
加古川シティオペラ
第6回定期公演
加古川シティオペラ・ジュニア
「チェルキオ」、
中川義文
ミュージックファンタジー
「ポコポコ星のポコ2」
演出
風太郎
神戸新聞社「新一年生のつどい」
小安展子
出演
吉江麻樹
8 月~12 月 メルパルクホール
(9 回)
(大阪市)
27.1.21
兵庫県公館
27.2.21
法政大学
市ヶ谷キャンパス
27.3.1
アラベスクホール
(加古川市)
27.3.14
神戸新聞松方ホール
(エ)ピッコロサポートクラブへの支援
尼崎商工会議所等が中心となって、平成8年に設立されたピッコロ劇団の後援会組
織である「ピッコロサポートクラブ」の活動支援として、情報誌『into』の発行など
の、会員向けサービス事業を共同で行った。また、平成 26 年 12 月 6 日(土)には、
劇場・劇団とサポートクラブ共催による「ピッコロ劇団創立 20 周年記念祝賀会」を
尼崎市内で開催し、演劇関係者など多くの参加者で賑わった。
【会員数】平成 27 年3月末 416(法人会員 37 個人会員 379)
【情報誌の発行】年4回発行(A5 版、24 ページ)
、16,000 部発行
【会員向け事業】ピッコロ劇団公演チケット優待、稽古場見学会、茶話会、
総会・交流会など
【自主公演事業 評価】
(1) 公演の実施
〇 演劇界の東京一極集中がさらに進む中、ピッコロ劇団は演劇公演の質の高さを維持しつつ、地域、兵
庫に根ざした作品づくりなどにより、今後とも県民に愛される優れた舞台芸術の提供に努めていく。年間
3本の本公演(6月期、10 月期、翌2月期。6月期の演目を「ピッコロわくわくステージ」にも活用)やファミリ
ー向け公演(夏休みとクリスマス期)を中心に、実験的なオフシアター公演、小学校公演などを実施して
きた。本拠地ピッコロシアター(大・中ホール)に加え、芸術文化センター(阪急中ホール)が第2の拠点と
なっている。
〇 26 年度は”劇団創立 20 年周年記念”として過去の名作の掘り起し上演や東北交流公演などを行った。
○ 6月公演では地元尼崎、三田などの郷土史に想を得た劇作家・清水邦夫の名作を躍動感あふれる舞
台として再現。10 月公演ではかつてピッコロ劇団に紀伊国屋演劇賞団体賞をもたらした演出家・藤原新
平(文学座)とともに劇作家・秋元松代の昭和の傑作を舞台化。(この作品では劇団員平井久美子が関
西現代演劇俳優賞女優賞を受賞) また翌 2 月の公演では、イギリス人演出家とともにシェイクスピアの
「マクベス」に挑戦、ダイナミックな舞台表現に取り組んだ。この2月公演は6回目となるピッコロシアタープ
ロデュースとして、関西演劇人の参加を得て関西演劇界の活性化にも貢献できていると考えている。
○ 大人も子どもも楽しめるファミリー劇場では、例年と同じく 8 月にピッコロシアター、12 月に芸術文化セン
ターで計7ステージ、演目は別役実前劇団代表の名作「飛んで孫悟空」。東日本大震災被災地の福島
県いわき市、宮城県仙台市でも上演し(3 ステージ)、満員の会場から大きな声援をいただいた。小学校
でのワークショップによる交流も図れた。
○ 小学校の体育館等で上演する「おでかけステージ」は、例年より多い7校(3,058 人)となった。
(25 年度は 3 校 1374 人)
〇 ピッコロシアター・大ホールでの生の舞台を県内中学生が鑑賞体験する「ピッコロわくわくステージ」も本
格実施4年目を迎え、参加学校数、生徒数なども年々拡大してきた(25 年度比での鑑賞者数 28%増)。
これまでは秋公演と同時期としていたが、今年度から学校側の要望に応えて6月期と 10 月期の2回実施
(計 16 ステージ)。鑑賞後のアンケート結果も極めて好評である(引率教員の教育成果満足度 97.4%)。
〇 公演事業入場者のアンケート結果での公演満足度(「とても良かった」「よかった」)は、本公演が
91.6%、ファミリー向け公演が 99.3%であった。
(2) 演劇の指導
ピッコロ演劇学校本科、研究科の主任講師、指導助手を通年で劇団員が務めている。学校教育の現
場支援についても、演劇指導や演劇ワークショップの依頼が増加してきている。また、行政や一般企業
から、演劇の手法を使った表現力やコミュニケーション力の向上を目的としたワークショップの依頼も増
加してきている。劇団活動の場の広がりが見られる。
(3) 外部出演
他劇団公演などへの出演や協力、県内文化イベントなどでの司会や協力など、外部からの依頼を受
けた劇団員活動の広がりが見られる。
(4) ピッコロサポートクラブへの支援
事務局を担当し、会員向けサービス事業を共同で展開した。事業参加者、会員数の増加が図られるよ
う今後とも充実に努める必要がある。
3 人材育成・体験活動事業
① ピッコロ演劇学校・ピッコロ舞台技術学校の運営
演劇創造について幅広く学ぶ演劇学校(本科 1983 年開設、研究科 1984 年開設)、音
響・照明・美術などの基礎技術を学ぶ舞台技術学校(1992 年開設)を運営している。
関西はもとより日本を代表する演劇人、舞台技術者を講師陣に迎え、プロ、アマチュ
アを問わない演劇関係者や地域の文化活動のリーダー、文化施設スタッフなどの幅広
い人材養成に努めた。
区
分
ピッコロ演劇学校
ピッコロ舞台技術学校
概
要
舞台づくりの楽しさや面白さを味
わいながら、表現力や創造力を身に
つけるなど、将来の演劇創造者、地
域に根差した文化活動リーダーを
養成
クリエイティブな地域文化のステ
ージづくりと文化施設運営の活性
化を図るため、舞台芸術を支える美
術、照明、音響の舞台技術者を養成
期
間
平成 26 年4月 30 日~平成 27 年3月 8 日
場
所
ピッコロシアター
授
業
原則、毎週2回(火・木の夜間)
原則、毎週2回(水・金の夜間)
年間数回の特別講義及び約 100 講義 年間数回の特別講義及び約 110 講義
■本科 主任講師 本田千恵子
(ピッコロ劇団員)
講
師
助手
広瀬綾子(同)ほか 板坂晋治、加藤登美子(美術)、
■研究科 主任講師 島守辰明
水野雅彦(照明)
、林哲郎(音響)
(ピッコロ劇団員)
助手
ほか
樫村千晶
(同)ほか
特別講師
入
学
卒
業
別役実、岩松了、平田オリザほか
島次郎、山北史郎、服部基ほか
本科
49 名(定員40名)
研究科 33 名(同 20名)
37 名(定員 30 名)
本科
35 名
研究科 27 名
〔33 期生〕 〔32 期生〕
30 名(美術 9 名、照明 12 名、音響 9 名)
〔24 期生〕
【特別講義】
区
分
期
日
特 別 講 師
講義テーマ
演劇学校
26.6.14~15
伊藤 惣一(俳優)
朗読
舞台技術学校
26.7.5~6
山北 史郎(音響プランナー)
音の話/音響効果の基礎
演劇学校
26.7.12~13
岩松 了(劇作家・演出家)
演劇的なことばについて
舞台技術学校
26.9.27~28
島 次郎(舞台美術家)
舞台美術の世界
舞台技術学校
26.11.22
~23
服部 基(舞台照明家)
舞台照明を考える
演劇学校
27.1.10~11
平田 オリザ(劇作家・演出家) 演劇を学ぶとは…
【上演実習】
〇合同発表会
区
分
演劇学校本科
(第 32 期)
開催年月日
26.10.25
~26
(中ホール)
内容・スタッフ等
「Show case ~0から生まれた小作品たち」
台本・演出・出演=演劇学校本科 32 期生
上演指導=本田千恵子(ピッコロ劇団員・本科主任講師)
同助手=広瀬綾子(ピッコロ劇団員・演劇学校 OB)
山田裕(ピッコロ劇団員)
照明プラン・操作=森田智子(舞台技術学校講師)
音響編集=林哲郎(舞台技術学校講師)
舞台監督=宮田重雄
入場者
263
「モスクワ~「三人姉妹」情景集」
台本・演出=島守辰明(ピッコロ劇団員・研究科主任講師)
演出助手=樫村千晶(ピッコロ劇団員)
十田裕加(研究科講師・演劇学校 OB)
歌唱指導=真鍋みよ子(本科及び研究科講師)
美術プラン指導=加藤登美子
演劇学校研究科
(第 31 期)
舞台技術学校
(第 23 期)
合同
26.11.1
~2
(中ホール)
(舞台技術学校美術主任講師)
装置製作・操作指導=木村容紹
(舞台技術学校美術講師)
照明主任監修=水野雅彦(舞台技術学校照明主任講師)
照明プラン・操作指導=竹内哲郎
(舞台技術学校照明講師)
照明操作指導=大川貴啓(舞台技術学校照明講師)、
岩花さとみ(同上・舞台技術学校 OB)
音響プラン・操作指導=林哲郎
311
(舞台技術学校音響主任講師)
舞台監督=宮田重雄
○卒業公演
区
分
演劇学校本科・
舞台技術学校
合同
開催年月日
27.3.7
~8
(大ホール)
内容・スタッフ等
「夏の夜の夢」
作=W・シェイクスピア
構成・演出=本田千恵子(ピッコロ劇団員)
演出助手=広瀬綾子(ピッコロ劇団員)
山田裕(ピッコロ劇団員)
出演=演劇学校本科 32 期生 35 名
美術プラン・製作・操作=舞台技術学校・美術コース生
9名
(美術プラン指導=加藤登美子)
照明プラン・操作=舞台技術学校照明コース生 12 名
(装置製作・操作指導=木村容紹ほか)
音響プラン・編集・操作=舞台技術学校音響コース生 9 名
(音響プラン・操作指導=林哲郎)
舞台監督=永易健介
入場者
821
(大ホール)
演劇学校研究科
「おはよう、グローヴァ―ズ・コーナーズ
~T・ワイルダー作『わが町』より~」
作=T・ワイルダー
潤色・演出=島守辰明(ピッコロ劇団員)
演出助手=樫村千晶(ピッコロ劇団員)
十田裕加(研究科講師・演劇学校 OB)
出演=演劇学校研究科生 27 名
美術=渡辺舞(舞台技術学校講師) 照明=大川貴啓
音響=増田郁子(舞台技術学校講師)
歌唱指導=真鍋みよ子
舞踊=伊賀裕子(本科及び研究科講師)
照明操作主任=竹内哲郎ほか
舞台監督=久保克司
【公開授業】
事
業
名
開催年月日
演劇学校オープンキャンパス
〈体験入学〉
27.1.12
舞台技術学校オープンキャンパス
26.12.12
〈軽音楽ライブ実習〉
内
容
等
受講者
劇表現の授業を参加者が体験
講師:本田千恵子、島守辰明
48
学校生が各コースに分かれ制作するライブ
45
の模擬上演(リハ含む)を見学
② ピッコロ・山根演劇賞の贈呈
ピッコロ演劇学校生及び舞台技術学校生のうち、成績優秀で他の模範となる者、県立ピ
ッコロ劇団員のうち優れた演劇活動を行った者に贈呈。
期 日
27.3.8
27.4.7
対
象 者
備
演劇学校本科(31期生)
演劇学校研究科(32 期生)
舞台技術学校(23 期生)から各1名 計3名
ピッコロ劇団員 2 名(原竹志 森万紀)
考
サントリー地域文化賞の副賞をもとに
平成元年3月に創設。その後、神戸新聞奨励賞、
久留島武彦文化賞、紀伊國屋演劇賞の賞金、山
根淑子氏の寄付等により、基金額を増額。
③ ピッコロ文化セミナーの開催
著名な舞台人や評論家による芸談・解説などを行い、地域の芸術文化への関心を高めた。
事
業
期
日
第 84 回
26.9.9(火)
山村若さんに聞く「上方舞の魅力発見」
(大ホール)
出演/3 代目山村友五郎
《山村流六世宗家・山村若改め》
聞き手
亀岡典子
(産経新聞
編集委員)
第 85 回
石本興司
26.11.27(木)
浜畑賢吉 芝居・ミュージカルを語る」
( 大阪芸術大学
(大ホール)
准教授、元ピッコ
出演/浜畑賢吉
ロ劇団員)
(俳優 大阪芸術大学舞台芸術学科長)
入場者数
261
216
④ 研修生等の受け入れ
トライやる・ウィーク、インターンシップなどの研修生を、年間を通して受け入れた。
研
修
学校等
参加者
トライやる・ウィーク等
尼崎市/小田北中、大成中、成良中、大庄中
南武庫之荘中、塚口中、小園中、立花中
園田東中、園田中、日新中
伊丹市/東中
宝塚市/南ひばりガ丘中、雲雀丘学園中
神戸市/本山中
8校
インターンシップ
高校/伊丹北高、武庫荘総合高、百合学院高
尼崎高、第一学院高校
大学/大手前大、神戸女学院大、大阪大
新任教職員研修
尼崎市/上坂部小、下坂部小、園田北小
園田南小、難波小、明和小
6校
15 校
33
20
11
29 校
計
64
⑤ ピッコロ実技教室の開催
伝統芸能、演劇等の体験的学習やそれらの解説を交えた鑑賞会を開催し、地域の舞台
芸術への関心を高め、将来の鑑賞者の育成を図った。
事
業
名
期 日
狂言教室
26.7.31
「ちゃっと!狂言」
~8.3
(中ホール) 発表会
26.8.3
2014 ピッコロ実技教室
出 演 者
等
講師:善竹隆司・隆平
曲:「口真似」「盆山」
2014 ピッコロ実技教室
平成演劇教育委員会
2014 夏期集中講座
26.8.22
阪神間等の高校演劇部員
(大ホール)
ピッコロオペラ教室
副理事長
(小ホール)
(大ホール)
34
発表会入場者
50
出演 100
入場者
255
講師:関西二期会
「オペラの楽しみ方」
関西二期会研修所修了生
オペラ公演
「ポッペアの戴冠」
参加者
27.3.27
米田哲二
出演:関西二期会オペラ研修所
第 30 期生
教室
80
公演
490
【人材育成事業・体験活動事業 評価】
(1) ピッコロ演劇学校・ピッコロ舞台技術学校の運営
〇 公立劇場では全国初の取り組み。演劇学校本科、研究科のそれぞれの主任講師、助手を通年で
ピッコロ劇団員やピッコロ演劇学校OBが務めている。また、舞台技術学校の主任講師(舞台美術、
音響、照明)は関西を代表する専門技術者が務めている。
演劇学校本科の平成 26年度末までの卒業生は 1,049 名、研究科は 619 名、舞台技術学校は
677 名となった。関西エリアを中心に若い世代の学びのニーズに応えつつ、専門的な人材の育成
だけでなく、地域での文化振興に指導力のある人材の育成に着実に貢献できていると考える。
〇 阪神・淡路大震災以後、入学者の定員割れが続いたため、潜在的なニーズの掘り起こしやPR活
動の強化に努めてきた。23 年度から応募者が増勢に転じ、26 年度の両校の入学者は、119 名(本
科 49、研究科 33、舞台技術学校 37)となり、入学定員(90)を上回った。(25 年度は 103 名)
〇 両校指導者の連携協力のもと、26 年度生による合同卒業公演は、多くの観客を前に新鮮な熱気
あふれる舞台となり、好評を博した。
(2) ピッコロ・山根演劇賞の贈呈
演劇学校(本科・研究科)、舞台技術学校の優れた学校生3名、ピッコロ劇団員2名に贈呈、顕彰
することができた。
(3) ピッコロシアター文化セミナーの開催
様々な舞台芸術への関心を多くの方々に深めてもらえるよう、出演者と聞き手の人選に工夫しなが
ら進めてきた。2回のセミナーのいずれもが賑わい、好評を博した。(入場者満足度は 99%)
(4) 研修生等の受け入れ
中学生から大学生、教員など要望のあった研修生を受け入れ感謝されており、今後とも希望に応じ
て受け入れていく。
(5) ピッコロ実技教室の開催
〇 「ちゃっと! 狂言」は、昭和 57 年以来、善竹一門の協力を得て実施しており、好評を博した。
(参加者満足度は 100%)
〇 「オペラ教室」は、平成 2 年以来、関西二期会との共催事業として実施しており、好評を博した。
(入場者満足度は 92.7%)
4 施設の管理運営事業
①
劇場施設の利用提供
青少年の演劇、音楽、舞踊等の創造活動を促進するとともに、県民文化の高揚を図る
ために設置された「県立尼崎青少年創造劇場(ピッコロシアター)」の指定管理者とし
て、鑑賞劇場、文化セミナー等の自主事業を実施するほか、施設の適切な管理と運営、
演劇、音楽、舞踊等の舞台芸術を創造しようとする県民の発表・練習の場として、
ホールや練習室などを広く提供している。
【所在地】
【施 設】
尼崎市南塚口町 3 丁目 17 番 8 号
大ホール(客席 396 席)、中ホール(収容 200 人)
小ホール(収容 100 人)、楽屋 6 室、練習室 3 室、展示室、資料室等
【利用者数】26 年度 131,374 人(25 年度 130,247 人)
【利用状況】
利用者数(人)
区 分
利用率(%)
25年度
26年度
25年度
26年度
大ホール
60,565
62,746
93.9
95.3
中ホール
20,638
21,076
92.0
93.1
小ホール
23,896
24,074
95.4
95.4
練習室
12,546
12,732
88.3
88.0
展示室
8,143
6,303
―
―
資料室
4,459
4,443
―
―
計
130,247
131,374
91.0
91.2
【利用料収入】
(単位:円、税込)
区
ホ
ー
ル
等
分
25 年度
26 年度
大ホール
6,797,530
7,031,136
中ホール
2,078,740
1,774,400
小ホール
2,367,350
2,548,150
925,500
896,910
練習室
2,041,850
2,038,150
展示室
8,400
64,100
14,219,370
14,352,846
7,338,200
7,428,630
21,557,570
21,781,476
楽屋
ホール等計
付属設備
合計
利用料収入
② 情報の提供
(ア) ホームページの利用状況
施設概要、利用案内、事業内容、劇団情報などを掲載し、広く情報発信した。
【アクセス件数】 110,500 件(平成 25 年度 98,018 件)
【地域別件数】 ※カッコ内は比率(%)
大 阪
神 戸 尼 崎 西 宮
京 都
首都圏
その他
27,730
13,429
5,545
3,369
2,653
28,599
29,215
(25.1) (12.2) (5.0) (3.1) (2.4) (25.8) (26.4)
(イ) 資料室の利用状況
演劇を中心に音楽、舞踊などの舞台芸術関係資料を収集整理して所蔵(書籍・
上演パンフレット等約 17,000 点、上演台本約 1,000 点、舞台写真・出演者色紙等
約 3,900 点弱など、合計約 25,428 点を所蔵)しており、貸し出し、閲覧などによ
り情報提供した。
【利用実績】 4,443 人(平成 25 年度 4,459 人)
主な利用者:中学・高校演劇部員、演劇関係者、
ピッコロ演劇学校生など
【施設の管理運営事業 評価】
(1) 利用状況
〇来場者は、25年度比1,127人の増(+0.86%)。全体の利用率は91.2%となり、25年度比0.2ポイント増。
全体としてほぼ例年同様の安定した高い稼働率を維持した。なお、展示室については平年ベースに
戻った。
(25年度は「ワッハ上方展」(来場者2,100人)があった。)
〇 利用料収入は、25年度比223,906円の増(+1.0%増)となった。
○ 貸館利用者を対象にした抽出調査では、「大変満足」「満足」の合計は、開館時間について79.2%。
施設・サービスについて84.2%、清潔さについて86.1%、スタッフについて91.1%、全体に対しては92.
1%であった。
○ 利用者からの要望としては、「開館時間の延長」や「予約がとりにくい」などがある。開館時間は管理規
則や職員配置の問題から、現状どおり9時~21時としているが、予約手続き時間は21時までとしている
。また、予約については1年前からの受け付け、希望多数の場合は公平を期しての抽選とすることで理
解を得ている。このほか、バレエマットの整備や劇場モニタリングシステムの更新、駅前案内看板(阪急
塚口駅)の改修など予算の範囲内で対応した。
〇 今後とも施設・設備の安全点検や適切な維持管理に努め、快適で利用者サービスの充実した劇場施
設として地域に提供していく。
(2) 情報の提供
〇 ホームページのアクセス件数は、25年度比で12,482件の増(+12.3%)となった。前回リニューアル以
降の増加傾向が継続している。
〇 資料室は、演劇関係の資料を中心に舞台芸術専門書、上演台本等を広く揃え、一般に閲覧・貸出し
を行なう等、関西では稀有な存在。中学生から演劇研究者まで幅広く利用されている。
〔本部関係〕
芸術文化普及啓発事業
1 主催事業
(1) 芸術文化活動の表彰事業
①
第33回ふるさと文化賞の贈呈
地域社会にあって、永年にわたりひたむきな努力を続け、伝統文化の継承に貢献
するなど、その活動と功績が著しい方々に「ふるさと文化賞」を贈呈した。
【贈呈式】 平成27年2月6日
【会 場】 兵庫県民会館
【受賞者】 神戸市立兵庫商業高等学校龍獅團(郷土芸能)
中垣内さいれん坊主保存会(伝統行事継承)
狩野景葉(邦楽演奏・連琴普及)
②
亀高文子記念-赤艸社賞の贈呈
絵画の創作活動を通じて、県民文化の高揚に功績があった女流洋画家に、
「亀高文
子記念―赤艸社賞」を贈呈した。
【贈呈式】 平成27年2月24日
【会 場】 兵庫県民会館
【受賞者】 森本紀久子(洋画家・宝塚市)
③
坂井時忠音楽賞の贈呈
県内において音楽活動に優れた業績をあげ、将来の活躍が期待される音楽家を奨励
するため、
「坂井時忠音楽賞」を贈呈した。
【贈呈式】 平成27年2月24日
【会 場】 兵庫県民会館
【受賞者】 坂口裕子(ソプラノ・たつの市)
瀧村依里(ヴァイオリン・神戸市)
④
ひょうごアーティストサロン賞の贈呈
ひょうごアーティストサロンの事業に積極的に参加し、将来一層の活躍が期待され
る新進・若手芸術家及びサロンの企画・運営に協力的な指導者の方に「ひょうごアー
ティストサロン賞」を贈呈した。
【贈呈式】 平成27年3月24日
【会 場】 兵庫県民会館
【受賞者】 〈アーティスト部門〉城 沙織(ピアノ)
東音松浦麻矢(長唄)
〈協力者部門〉
兵庫県立西宮高等学校音楽科
(2) コンクール、展示事業
①
第26回全国手工芸コンクール in ひょうご
ふだんの生活から創りだされた、ぬくもりのある作品を募集する全国でも珍しい女
性対象のコンクールを実施した。
【時 期】 平成26年10月9日~12日
【会 場】 兵庫県民アートギャラリー
【出品数】 242点
【参加者】 1,789人
②
第20回兵庫ふれあい美術展
県内から日本画・洋画・彫刻・工芸・書・写真を公募し、優秀な作品を表彰した。
【時 期】 平成26年11月20日~23日
【会 場】 原田の森ギャラリー
【出品数】 404点
【参加者】 2,485人
③
第29回鈴懸の径絵画展
「兵庫の風物を描く」をテーマに、自ら絵画の創作活動に親しむアマチュアの発表・
交流の場となる野外公募展を開催した。
【開催日】 平成26年6月11日~14日
【会 場】 兵庫県民会館前プロムナード
【出品数】 120点
【鑑賞者】 約2,000人
④
兵庫県民会館文化教室総合展
兵庫県民会館で開講されている、美術・書道等さまざまなジャンルの文化教室の作
品を一堂に展示し、受講生間の交流や発表の場を提供した。
【開催日】 平成27年1月30日~2月1日
【会 場】 兵庫県民アートギャラリー
【出品数】 173点
【入場者】 750人
⑤
第27回ひょうご子どもの作文と詩コンクール
県下の小学生を対象として、学校や遊び、友だちづきあい、町、家庭での身近な
できごとなどを書いた未発表の作文と詩を公募し、優秀作品の表彰を行った。
【表彰式】 平成26年12月13日
【会 場】 兵庫県民会館
【応募数】 1,496点(作文1,095点、詩401点)
【共 催】 朝日新聞社
【協 力】 日本児童文芸家協会所属サークル「けやきの会」
(3) 主催公演事業
① 県民芸術劇場
県内各地において、小学生・高校生、一般を対象に、優れた舞台芸術を身近に鑑
賞する機会を提供するとともに、県内芸術団体等の出演機会の提供、市・町文化施
設の活性化を図った。
身近に鑑賞する機会をできるだけ均等に提供するため、特に学校公演において、
神戸・阪神地域より劇場やホールの数が限られる但馬・丹波・淡路地域の希望校を
優先して採択した。
種
別
開催場所
公演数
一般公演
市町文化
会館等
13
学校公演
小学校
高等学校
(計)
72
25
(97)
計
110
合
入場者(人)
公 演 内
容
6,398 オーケストラ、室内楽、舞踊 等
30,590 オーケストラ、室内楽、声楽、
18,699 バレエ、演劇、舞踊、ミュージカ
(49,289) ル、狂言、落語、和太鼓 等
55,687
② のじぎくサロンコンサート
兵庫県公館等で、県民が気軽に楽しめるサロン風コンサートを開催した。
入場者(人)
事 業 名
開催年月日
出演者等
小曽根 真ピアノ・リサイタル
合
計
27.2.7
1事業
小曽根 真
574
1公演
574
(4)講座・体験等事業
①
兵庫県生活文化大学
日々の暮らしに楽しみや喜びを見いだし、夢とうるおいのある生活文化を創り育て
るため、兵庫県生活文化大学を開催した。
文化財
4~2月
10
受講者
(人)
50
考古学
4~2月
10
35
4~2月
10
55
4~3月
10
77
6~2月
8
62
4~2月
8
26
講
座 名
開催地
日本美術
神戸市
ふるさとの歴史
会
場
兵庫県民会館
神 音楽鑑賞
戸
校 王朝文学に親しむ
神戸市
大阪市
伝統芸能
西宮市
兵庫県民会館
〈現地研修〉
〈鑑賞講座〉
大阪松竹座
芸術文化センター
期間・回数(回)
6~1月
8
46
明
石
校
ふるさとの歴史
明石市
明石市生涯学習
4~2月
センター
10
82
姫
路
校
ふるさとの歴史
姫路市
県立歴史博物館
10
62
合計
9講座
4~2月
84回
495
②
伝統文化体験フェスティバル事業
伝統文化の新たな担い手を発掘するため、県域文化団体等の協力を得て、初心者向
けの伝統文化の実演や体験講座を実施し、伝統文化の魅力を多面的に紹介した。
【開催日】
【会 場】
【参加者数】
【参加団体】
分野
平成27年3月7日~8日
兵庫県公館
2,901人(来場者2,442人、参加団体413人、スタッフ46人)
兵庫県いけばな協会ほか21団体
団体名
分野
団体名
民謡
日本民謡・民舞兵庫県連合会
邦楽
兵庫県箏絃連盟
和太鼓
兵庫県太鼓連盟
日本舞踊
兵庫県舞踊文化協会
民俗芸能
兵庫県伝承民俗芸能文化協会
能・狂言
公益社団法人能楽協会神戸支部
日本画
兵庫県日本画家連盟
書
兵庫県書作家協会
工芸
兵庫県工芸美術作家協会
短歌
兵庫県歌人クラブ
俳句
兵庫県俳句協会
川柳
兵庫県川柳協会
いけばな
兵庫県いけばな協会
茶道
兵庫県茶道協会
ちぎり絵
兵庫県婦人手工芸協会
絵付け体験
姫路張り子玩具
水墨画
兵庫県水墨画連盟
水墨画
「國際現代」水墨画協会
歌舞伎お化粧体験 神戸すずらん歌舞伎
折り紙
折り紙研究会
むかしあそび
鎧・甲冑の
着付け体験
武魂盛隆士隊
むかしあそび研究会
ぶ
こ ん せ い りゅ うもののふ たい
③
兵庫県公館伝統文化体験教室事業
関係文化団体との共催により、兵庫県公館和風会議室を活用して、伝統文化関係事
業を開催し、県民が伝統文化に触れる機会を提供した。
【時 期】 平成26年6月~平成27年2月
【回 数】 9回 (予定数10回:台風の影響により、「日本舞踊体験教室」を1回中止)
【会 場】 兵庫県公館和風会議室
【参加者数】201人
【内 容】 伝統文化(茶道、能楽、琴など)
【参加団体】能楽協会神戸支部ほか5団体
団体名
内容・回数(回)
参加者(人)
公益社団法人能楽協会神戸支部
能楽体験教室(3回)
96
兵庫県箏絃連盟
お琴体験教室(2回)
24
一絃須磨琴保存会
須磨琴体験教室(1回)
15
兵庫県舞踊文化協会
日本舞踊体験教室(1回)
10
兵庫県婦人手工芸協会
和紙のちぎり絵体験教室(1回)
11
兵庫県茶道協会
お茶席体験教室(1回)
45
合計
6教室(9回)
201
【主催事業 評価】
(1)表彰事業
伝統文化の継承に地道な努力を重ねている者、将来が期待される若手芸術家等に光を当て、県民に
広くその功績を周知し、各賞の受賞が更なる活躍のステップとなる人材育成に貢献した。
○「ふるさと文化賞」受賞者がその後において「ともしびの賞」を受賞、「坂井時忠音楽賞」受賞者が「兵
庫県芸術奨励賞」や「兵庫県文化賞」へと繋がる者を輩出するなど、各賞の顕彰が更なる活躍の場を
拡げている。
(2)コンクール、展示事業
県民の日頃の創作活動の発表の場として活用され、鑑賞者にも親しまれる機会として定着し、県民文
化の広がりに貢献した。
○26 年度は、春の「百花創作展」と秋の「鈴懸の径絵画展」を統合して、初夏の「鈴懸の径絵画展」とし
て開催し、秋の「兵庫ふれあい美術展」と併せて年 2 回の美術公募展として効率的な運営を図った。
25 827 点→
○公募展の統合で開催時期が変更になり制作期間が短くなったため、応募総数は減少(○
26 766 点)したが、満足度(「大変良かった」「良かった」の割合)は 86.6%と高く、また 90.3%の方が継続
○
開催を求めており、引き続き開催する。
(3)鑑賞機会の提供
県内各地の学校や地域の文化ホールなど身近な場所で優れた舞台芸術を鑑賞する機会の提供に努
めたことにより県民文化の高揚を図るとともに、出演する芸術文化団体の活動支援につなげた。
○26 年度の「県民芸術劇場」は予算削減から公演数が 25 減となったが、劇場やホールの少ない地域
の学校への優先採択、また「わくわくステージ」、「わくわくオーケストラ」との連携で地域間の均衡ある
鑑賞機会の提供を行った。
○阪神淡路 20 年事業として開催した小曽根真コンサートは、震災後 20 年間の活動を振り返るトーク
と世界的ピアニストの演奏で鑑賞者数は前年度 2 回平均(345 名)の 166%増の 574 名、満足度は
100%に達する事業となった。
(4)学習機会の提供
県立施設(県立美術館、歴史博物館、考古博物館)や県域文化団体と連携し、当協会だからこその独
自性の高い講座を開催し、芸術文化の学びと普及に貢献した。
○生活文化大学の受講生数は、人気が高く通し席が確保できない「芸術文化センター定期演奏会鑑
賞講座」など 2 講座を休止したため、総数で対前年度 63 人減少したが、各講座の平均受講者数は例
年の水準を確保できた。
(5)伝統文化体験機会の提供
県域芸術文化団体等の協力を得て、伝統文化を体験する機会を提供し、県民特に子どもたちへの伝
統文化に対する理解と興味・関心を高めた。
○「伝統文化体験フェスティバル」は、小学校等への広報に努めた(事前PRパンフ 35,000 部を小学校
へ配布、特に神戸市の近辺の学校には全校生に配布)ことにより、親子連れの来場者が増え、26 年度
の参加者数は 2,901 人で事業開始以来最高数となった。
2 芸術文化団体等との連携事業
地域文化団体等との情報交換、共同事業、シンポジウムなどの実施を通じて連携・交流
を深め、地域文化の高揚を図った。
① 兵庫県地域文化団体協議会への支援
県内7地域の地域文化団体が、相互の緊密な連携のもとに、文化活動のあり方を協
議し、事業展開を図るとともに、関係行政機関とも密接な連絡をとり、地域文化の向
上と振興に貢献することを目的とする兵庫県地域文化団体協議会の事務局としての
役割を果たすとともに、各団体との連携を深めた。
【構成団体】
阪神南文化振興団体連絡協議会
阪神北文化振興団体連絡協議会
東播磨文化団体連合会
西播磨文化協会連絡協議会
但馬文化協会
丹波文化団体協議会
淡路文化団体連絡協議会
公益財団法人兵庫県芸術文化協会
② 平成26年度地域文化を考えるシンポジウム
【開催日】 平成26年10月19日~20日
【会 場】 南あわじロイヤルホテル(10月19日)
現地見学:淡路人形浄瑠璃資料館、淡路人形座鑑賞(10月20日)
【主 催】 兵庫県地域文化団体協議会・(公財)兵庫県芸術文化協会・
淡路文化団体連絡協議会
【参加者】 277人
【テーマ】 「地域総がかりによる文化の継承」
③ 地域文化発信事業
兵庫県地域文化団体協議会構成団体が、地域で開催した展覧会を神戸展として開催す
る場(県民アートギャラリー特別展示室)を提供することにより、地域文化の発信を支
援した。
但馬郵便局長会写真展「但馬への誘い」
【開催日】 平成26年7月25日~27日
【主 催】 但馬文化協会
【出展数】 50点
【参加者】 280人
④ 芸術文化団体等の事業への支援
芸術文化団体等が主催する文化振興事業に対し、後援、協賛するとともに、優秀作
品に「兵庫県芸術文化協会賞」を贈った。
【後援事業件数】
221件
【協会賞交付件数】
75件
⑤ 兵庫県文化賞受賞者懇話会への支援
兵庫県文化賞受賞者で構成する兵庫県文化賞受賞者懇話会の事務局として、芸術文化
の振興を図った。
(ア) 第36回総会 (平成26年5月13日 ホテルオークラ神戸)
(イ) 会報(五瓣のたより) (平成26年8月発行)
(ウ) 兵庫県文化賞受賞者小品展 (5会場、会期23日間、入場者1,186人)
⑥ 阪神・淡路大震災 20 年における共催等事業
(ア) ヴィルトォーゾ・シンフォニー・オーケストラ・ニューイヤーコンサート
第 3 回兵庫公演
(震災 20 年を冠する事業として、県・芸術文化センターとともに共催)
【時 期】 平成27年1月4日(日)
【場 所】 兵庫県立芸術文化センター(KOBELCO 大ホール)
【入場者】 1,885人
(イ) “心に歌声を”スペシャルコンサート
阪神・淡路大震災の犠牲者を追悼し、震災の悲しみや復興に向かう喜びを分
かち合いつつ、震災の経験と教訓を強く発信するためのコンサートを開催した。
(県の周年事業として開催するための実行委員会メンバーに加わる)
【時 期】 平成27年1月5日(月)
【場 所】 神戸新聞松方ホール
【入場者】 437人
(ウ) メモリアルコンサート竹下景子詩の朗読と音楽の夕べ
(県の周年事業として開催する事業に共催)
【時 期】 平成27年1月18日(日)
【場 所】 兵庫県立芸術文化センター(阪急中ホール)
【入場者】 788人
⑦
がんばろう東日本!アート支援助成事業
県内の芸術文化団体・グループが行う被災地での芸術文化活動を支援することによ
り、被災者に、より多くの芸術文化に触れる機会を提供し、被災者のこころの復興と
被災地の芸術文化団体等の復興を支援した。
【実施時期】 平成26年5月~27年3月
【団 体 数】 6団体
【参加者数】 11,296人
平成26年度「がんばろう東日本!アート支援助成事業」一覧
№
団体名
1
写真展
KOBE
HEART
実行委員会
2
神戸フィルハ
ーモニック
3
兵庫県婦人
手工芸協会
5
6
アンサンブル
神戸
兵庫県洋画
団体協議会
アスタ新長田
スティールパ
ン振興会
FANTASTICS
容
期間
場 所
写真
訪れた被災者に笑顔の記
念写真をプレゼントする「ラ
イブ写真館~東北の笑顔」
を開催
26.5.21
~30
宮城県
仙台市
音楽
弦楽器、木管楽器、金管楽
器ごとのアンサンブルコンサ
ート及び地元中学校吹奏楽
部へのレッスン
26.9.12
~15
手工芸作品の展示、ワーク
ショップ(七宝焼・粘土細工
等)の開催、作品の寄贈
美術
形態
宮城県
南三陸町
146
①
26.11.3
~5
宮城県
仙台市
名取市
600
26.12.11
~16
神戸市
さんちか
ホール
3,000
小・中学生及びその保護者
等を対象にしたクラシックコ
ンサートを開催
26.12.1
~4
宮城県
名取市
岩手県
久慈市・
野田村
1,256
申請団体の会員と宮城県芸
術協会絵画部の会員が描
いた色紙を被災地の仮設住
宅で展示し被災者に寄贈
27.1.17
~18
宮城県
石巻市
3,844
被災地での展示会に先立
ち、兵庫県民会館で合同色
紙展を開催
音楽
実施
③
チャリティバザー会場で、被
災地からの作品コーナーを
設け合同展示等
音楽
参加者
(人)
1,500
手工芸
一般社団法人
4
内
分野
宮城県内のスティールパン
バンドと共演して、スティー
ルパンのオーケストラによる
コンサート、楽器体験ワーク
ショップを開催
合計
③
①
③
27.1.8
~12
27.3.20
~23
神戸市
兵庫県民会館
450
特別展示室
宮城県
気仙沼市
東松島市
名取市
山元町
500
②
11,296
《事業の実施形態》
① 被災者のこころを癒し、再び生きる力と希望をもたらすことが期待できる事業内容
② 上記①の事業活動に合わせて、現地の芸術文化団体等との交流を実施する事業内容
③ 上記①・②に加え、兵庫県内で現地の芸術文化団体等と交流する事業内容
【芸術文化団体との連携事業
評価】
地域で文化活動を行う人々の相互交流や地域での展覧会の開催で文化振興に貢献するとともに、
芸術文化を通したこころの復興活動を支援し、兵庫の文化力の更なる向上に取り組んだ。
○「地域文化を考えるシンポジウム」は県内各地域で開催地を持ち回り、文化活動を行う人々と支
援者相互の連携・交流を深めることができた。
○兵庫県文化賞受賞者の作品を県内各地で展覧する小品展は、地域の人々にも優れた芸術を鑑
賞する機会となり、地域の文化振興につながった。26 年度は広報をはがきからチラシに変更して紙
面を拡大するとともに、西播磨地域での初開催により入場者数を増加することができた。
○阪神・淡路大震災 20 年事業は、震災を経験した思いを次の世代に伝えるとともに、心に希望と元
気を呼び戻す機会となった。
○アート支援助成事業は、兵庫県内で東北被災地の芸術文化団体とともに実施する活動を追加し
た結果、被災地と兵庫県内の両方で連携して実施する事業が半数を占め、交流の広がりにつなが
る効果が認められた。
なお、当事業も呼び水の一つとなり、被災地域の芸術文化団体自体の活動が活発になりつつあ
ることから、県内団体からの問合せ件数、申請件数はともに減少している。
申請件数の推移[( )書きは問合せ件数]
23 26 件(73 件)、○
24 19 件(27 件)、○
25 8 件(16 件)、○
26 6 件(10 件)
○
3 県内アーティストへの相談・助言等支援事業
県民会館1階のアーティストサロンに、芸術文化コーディネーターとアシスタント及
び顧問2名を配置し、新進・若手芸術家に対する相談・助言や発表機会の提供など人材
育成支援を図った。
(1)新進・若手アーティスト等の育成・支援事業
① 芸術文化関係者の交流・連携の促進
様々な分野の芸術文化関係者がアーティストサロンに集い、出会い、語らいの場と
して利用され、交流の拠点としてサロン機能を発揮した。
② 相談・助言の実施
芸術文化情報の収集・発信を通じて蓄積した人材情報等に基づき、初心者から若手、
中堅を問わず芸術文化活動に関する様々な相談に応じた。また「さわやかステージ」
を開催するための各種相談・情報提供を行った。
【相談件数】 119件
【さわやかステージ斡旋件数】 29件
③ 親しみやすい芸術文化の普及
県民会館のロビーを活用した若手音楽家のコンサートを開催し、活動発表の場を提
供した。
県民会館ロビーコンサート
【開催日】 平成26年4月から平成27年3月まで22回
【会 場】 県民会館ロビー
【鑑賞者】 延べ1,919人
④ 若手アーティストの育成・支援
県民会館を活用して、新進・若手芸術家の作品展、演奏会を開催した。
(ア)新進美術家作品展の開催
県内各美術団体の協力を得て、芸術文化コーディネーターのもと、新進作家を中
心とした作品展を開催した。
・ひょうごアーティストサロン内
部門
開催年月日
出展人数(人)
入場者(人)
神戸二紀新鋭3人展
26.4.1~5.31
3
1,433
兵庫県写真作家協会7人展
26.6.2~7.31
7
1,492
兵庫県美術家同盟会員俊英展
26.8.1~9.30
9
1,464
兵庫の工芸
26.10.2~11.29
5
1,432
壁面を飾る
兵庫県書作家協会選抜展
26.12.1~27.1.31
兵庫県日本画家連盟新進作家展
27.2.2~3.31
合 計
256日
・県民アートギャラリー特別展示室
部門
開催年月日
6
1,248
14
1,391
44
8,460
出展人数(人)
入場者(人)
秋を描くサムホール展
26.9.24~28
60
1,065
兵庫県美術家同盟新進作家展
27.2.4~8
14
1,186
・県民アートギャラリー大・中展示室
部門
兵庫県美術作家交流展
新進・選抜・プラス
開催年月日
26.12.3~7
出展人数(人)
111
入場者(人)
1,012
(イ)新進音楽家演奏会の開催
クラシックの演奏家を目指す17歳から45歳未満の方々を公募し、若手音楽家
に発表の機会を提供するとともに、県民に、よりクラシック音楽に親しんでもらう
ため開催した。
【開催日】 平成26年11月16日
【会 場】 県民会館けんみんホール
【出演者】 10組
【入場者】 178人
(ウ)パフォーマー・フェスティバルの開催
日本舞踊や長唄を行っている若者に発表の機会を提供するため開催した。
【開催日】 平成27年2月22日
【会 場】 県民会館けんみんホール
【出演者】 4団体
【入場者】 298人
【県内アーティストへの相談・助言等支援事業 評価】
○ 芸術文化関係者の交流・連携の促進(サロン機能)
芸術文化コーディネーターと顧問が豊富な知識・経験とネットワークを活かし、多様な分野、幅広
い年齢層の芸術文化関係者が気軽に集い、交流・連携を生み育てるサロン機能が発揮できた。
○ 相談・助言の実施(情報の発信機能)
26 年度はコーディネーターが2人から1人へ減となり相談件数は減少したが、新たなコーディネー
ターと顧問(前コーディネーター)の適切な助言により県内の芸術文化の推進に寄与した。
・なお、平成 27 年 4 月よりコーディネーターは 2 名を配置し、顧問 2 名と合わせて 4 名体制でサ
ロンの充実を図った。
○ 親しみやすい芸術文化の普及(普及機能)
県民会館が文化の拠点として一層親しまれるよう「ロビーコンサート」を原則月2回に拡充し、リピ
ーター鑑賞者が年々増加するなど、参加者数は前年の 177%に増加した。
○ 若手アーティストの育成・支援(発表の場の提供機能)
「新進美術家作品展」「県民会館ロビーコンサート」「新進音楽家演奏会」「パフォーマー・フェス
ティバル」の開催は、その出品・出演が若手の発表の場の創出に寄与した。「新進美術家作品展」
の特別展示室を利用してのグループ展を、従来の2月に加え9月にも開催し、新進美術作家の励
みにつなげた。
〔県立美術館王子分館関係〕
県立美術館王子分館の管理・運営
兵庫県立美術館王子分館の指定管理者として、横尾忠則現代美術館において展覧会、
公開制作やコンサートなど各種催しを開催し、芸術文化に関する情報発信や情報収集を
行うとともに、原田の森ギャラリーでは、地域のプロ・アマチュア芸術家の発表の場と
しての役割を果たすよう管理・運営に努めた。
【所在地】 神戸市灘区原田通3丁目8番30号
【施 設】 〈原田の森ギャラリー〉 本館(1・2階展示室)、東館(1・2階展示室)
、
会議室(2室)、講義室等(3室)
〈横尾忠則現代美術館〉 アーカイブルーム、展示室(2・3階)、
オープンスタジオ、ミュージアムショップ、
インフォメーション
〈喫茶棟〉
〈附属駐車場〉 31台
1 原田の森ギャラリーの管理・運営
①
貸しギャラリー等の実施
公立美術館としては全国最大規模の貸しギャラリーや実技教室を有し、洋画・日本
画・書道・彫塑等の作品発表、並びに絵画教室等への提供施設として活用いただくと
ともに、造形芸術の活動・交流・情報発信拠点づくり及び創作活動の発表の場づくり
に努めた。
・利用状況など
【来館者数】 215,050人
【利用状況】
区
分
1階(600 ㎡)
本館
2階(1,296 ㎡)
展示室
1階(231.4 ㎡)
東館
2階(243.6 ㎡)
会議室
別館
2室
講義室等
別館
3室
附属駐車場
31台
開館日数(日)
308
308
308
308
616
924
308
【利用料収入状況】
区
分
金 額
区 分
展示室
22,104,075 附属駐車場
会議室等
5,702,900 収蔵庫
附属設備
27,840
合
計
②
利用日数(日)
利用率(%)
290
94.2
275
89.3
294
95.5
281
91.2
394
64.0
635
68.7
延べ利用台数 14,014台
(単位:円、税込)
金 額
7,236,800
2,547,394
37,619,009
ギャラリー運営会議の実施
広く公平・適正な利用を推進するとともに、効率的・計画的なギャラリー運営の
円滑化を図るため、利用団体代表者を含む運営委員からの助言・提言を得るギャラ
リー運営会議を実施した。
③ 情報の提供・広報
(ア)ホームページの運営(http://hyogo-arts.or.jp/harada)
【内 容】・施設概要、利用案内、空室情報、展覧会案内 等
(イ)催し物案内の配布
【内 容】・灘区各所、県民会館、他関係施設・公共施設等への配布
【原田の森ギャラリーの管理・運営
評価】
(1) 来館者数は、プレス関係への情報提供に加え、公共施設・地域の店舗、施設の広報活動を強化
し、また、ギャラリー利用の増加に伴い、昨年度比114%(25,759人増)。
(2) 県域造形芸術団体等の作品展示や創作活動の発表の場となっており、年間稼働率は、本館1階
展示室94.2%・本館2階大展示室89.3%・東館1階展示室95.5%・東館2階展示室91.2%・別館(講義室・
会議室、合計5室)66.8%、全体で78.2%と、これまでの最高値(平成25年度77.6%)を上回った。施
設利用料収入についても、ほぼ昨年度と同等に推移している。
(3)
マスコミや情報誌等に展覧会案内を送り、知名度アップを図るほか、空き室などの情報を更新・提
供を行っている。利用者からは、展示室が広い、使いやすいなどのご意見もいただいている。一方、
施設の老朽化に伴い、特に本館2階大展示室の照明が暗い、床・壁が汚れている等のご意見を
いただいており、これらに対応するため、平成28年1月から平成29年3月まで、耐震補強とともに、
照明、内装等の大規模改修を実施する予定である。
2 横尾忠則現代美術館の管理・運営
横尾忠則氏の優れた作品等について広く県民に鑑賞する機会を提供するため、横尾作
品を中心とする展覧会の実施、公開制作や著名人との対談など、様々な事業を展開する
美術館として運営を行った。
① 横尾作品を中心とした展覧会の開催 (平成27年3月31日現在)
展覧会名
横尾探検隊
LOST IN YOKOO JUNGLE
開催期間 (日数)
平成26年4月12日(土)~平成26年6月29日(日)(68 日)
入場者数(人)
5,637人
うち有料入場者数
・有料入場率
4,197人・74.5%
内
容
少年時代の横尾が親しんだ山川惣治の絵物語『少年王者』やターザン
映画等、その作品に大きな影響を与えた冒険物語に着目することで、
横尾芸術の核となる「子ども性」や「遊び心」に迫る展覧会を開催し
た。【出品点数:60 点、特別出品 2 点、参考資料 1 点】
展覧会名
枠と水平線と・・・ グラフィック・ワークを超えて
開催期間 (日数)
平成26年7月12日(土)~平成26年9月28日(日)(68 日)
入場者数(人)
6,071人
うち有料入場者数
・有料入場率
4,337人・71.4%
内
容
ポスターを主とするグラフィック・ワークにおいて、社会的な通念や
ルールを逸脱したり、打ち破ったりする制作を行ってきた横尾忠則。
彼のデザインにおける仕事を絵画的、美術史的に分析し、その特徴を
明らかにした。
【出品点数:170 点】
展覧会名
記憶の遠近術~篠山紀信、横尾忠則を撮る
開催期間 (日数)
平成26年10月11日(土)~平成27年1月4日(日)(72 日)
入場者数(人)
6,270人
うち有料入場者数
・有料入場率
4,515人・72.0%
内
容
展覧会名
篠山紀信の撮影により、60~70 年代にかけて横尾忠則と彼に影響を及
ぼした人々に焦点をあてた写真集『記憶の遠近術』に基づく展覧会を
開催した。
【出品点数:写真 75 点、絵画 2 点】
横尾忠則 大涅槃展
開催期間 (日数)
平成27年1月24日(土)~平成27年3月29日(日)(56 日)
入場者数(人)
6,885人
うち有料入場者数
・有料入場率
4,057人・58.9%
内
容
横尾忠則の偏執的な収集癖によって集められた約 600 体の涅槃像コレ
クションによるインスタレーションと、「涅槃」に関連する絵画・版
画・ポスターなどをあわせて紹介した。
【出品点数:83 点】
② 貴重なアーカイブ資料の整理と公開
イラストやポスターの原画、掲載誌をはじめ、横尾氏の手許に保管されていた大量
の資料を順次整理、公開している。資料整理をより円滑に行うため、博学連携を活用
し、平成25年7月より神戸芸術工科大学のインターン及び甲南大学、武蔵野美術大
学の博物館実習生を受け入れている。また、武蔵野美術大学美術館・図書館と共同で
の掲載誌の整理・調査研究を実施している。
(ア)整理
(a)整理済み資料に関する情報は、4階閲覧コーナーの端末で検索可能。
(b)検索システムに登録済の資料:1,907点
(イ)公開
(a)整理済み資料については閲覧可能(無料、要予約、個人への貸出不可)
(b)これまでの利用実績:29件
(ウ)展示
実績:123件
③ オープンスタジオを活用した多彩なイベントの実施
企画展ごとに、その内容と密接に関連したイベントを開催した。
(ア)企画展関連事業
〔横尾探検隊 LOST
IN
YOKOO
JUNGLE〕
出演者
参加者数
(人)
事業名
開催年月日
講演会「ジャングル・砂漠・雪氷極
地…探検千夜一夜物語」
26.4.20
講師:二名良日(探検家)
32
Y+T上映会「-横尾さんのターザン
の 原点 -ワイ ズミュ ラー 主演 映画
『ターザン』
」
26.4.26
-
21
横尾探検隊
26.4.29
講師:当館学芸員
11
スゴロクぬりえに挑戦!
26.5.4
講師:当館学芸員
16
横尾探検隊
26.5.24
講師:当館学芸員
6
横尾探検隊
26.6.8
講師:当館学芸員
27
〔横尾忠則展 枠と水平線と…グラフィック・ワークを超えて〕
事業名
開催年月日
出演者
参加者数
(人)
キュレーターズトーク
26.7.26
講師:当館学芸員
26
「粋(イキ)な枠(ワーク)ショップ」
26.8.8
講師:当館学芸員
12
シルエット de アート
26.8.20
講師:当館学芸員
9
キュレーターズトーク
26.8.23
講師:当館学芸員
28
キュレーターズトーク
26.9.15
講師:当館学芸員
30
〔記憶の遠近術~篠山紀信、横尾忠則を撮る〕
開催年月日
アーティスト・トーク|篠山紀信+
横尾忠則
26.10.11
篠山紀信(写真家)
キュレーターズトーク
26.11.8
講師:当館学芸員
52
ピンホールカメラでコラージュ写真
26.11.15
講師:当館学芸員
12
林英哲ライブ
「Y氏と迷宮の鼓美術少年」
26.11.30
林英哲(太鼓)
、英哲風雲の会(田代
誠、辻祐)
108
対談
26.12.16
横尾忠則、磯崎新(建築家)
172
26.12.20
講師:当館学芸員
磯崎新×横尾忠則
キュレーターズトーク
出演者
参加者数
(人)
事業名
147
51
〔横尾忠則 大涅槃展〕
事業名
開催年月日
出演者
参加者数
(人)
横尾忠則サイン会
27.1.24
横尾忠則
68
ねんどで my 涅槃
27.2.14
講師:当館学芸員
50
ねんどで my 涅槃
27.2.21
講師:当館学芸員
59
玉川奈々福
27.2.22
玉川奈々福(浪曲師)
、沢村豊子(曲
師)
83
キュレーターズトーク
27.2.28
講師:当館学芸員
68
キュレーターズトーク
27.3.14
講師:当館学芸員
69
浪曲ライブ
(イ)オープンスタジオコンサート
協会本部のアーティストサロン及び芸術文化センター楽団部の協力を得て、県内
を中心に活動する優れた音楽家等によるコンサートをオープンスタジオを活用し
て開催し、美術館のにぎわい作りと新たなファン層の拡大をめざす。
タ
イ
ト
ル
演
者
参加者数
(人)
開催年月日
出
神田裕史テノールコンサート
26.4.27
神田裕史(Ten)、神田麻帆(Pf)
中村早希、亀山晴代
デュオリサイタル
26.5.25
中村早希(Pf)、亀山晴代(Vn)
80
ロシア音楽のひととき
26.6.22
東恵子(Pf)、野崎実果(Fg)、池松郁(Cl)
94
和田友紀菜ソプラノコンサート
26.7.20
和田友紀菜(Sp)、神田麻帆(Pf)
110
木村モモソロギターリサイタル
26.8.17
木村モモ(Gt)
117
初秋の名曲トリオコンサート
26.9.14
井上敦子(Vn)、倉石アオミ(Gt)、
吉田覚(Ten)
114
金子浩三ピアノコンサート
26.10.26
金子浩三(Pf)
90
松岡万希ソプラノコンサート
26.11.9
松岡万希(Sp)、高石香(Pf)
60
兵庫芸術文化センター管弦楽団
クラリネット五重奏コンサート
26.12.14
ヘルヴァシオ・タラゴナ・ヴァリ (Cl)、練木翔
(Vn)、モニーク・ラピンス(Vn)、丸山緑(Vla)、
フィリップ・バーグマン(Vc)
126
福嶋令奈ヴァイオリンコンサート
27.1.25
福嶋令奈(Vn)、黒田麻友(Pf)
102
藤原功次郎ウィーンからの手紙
27.2.15
藤原功次郎(Tb)、原田恭子(Pf)
133
チェロとコントラバス~低弦の調べ
27.3.1
赤松美幸(Cb)、大西泰徳(Vc)
105
90
④ 地域や他館との連携によるにぎわいづくり
(ア)地域との連携
(a)地域住民等との連携
・チラシ配布、地元イベントへの参画、開会式への招待、招待券の配布。
(b)周辺施設との連携(神戸文学館、灘区民ホール、王子動物園、BBプラザ美術館等)
・相互のポスター、チラシの掲示、設置、県立美術館とは、半券提示で相互に
割引制度を実施、開会式への招待。
・六甲ミーツアート(半券提示による相互割引実施)
(c)周辺地域との連携
・横尾探検隊では、周辺住民に割引券(チラシ)を配布。
(イ)他館との連携
(a)国内
【ミュージアムロードを構成する主要文化施設】
県立美術館本館はもとより、近接する神戸文学館や神戸市立王子動物園、ミュージ
アムロードの中間点に位置するBBプラザ美術館等と連携し、ポスター掲示、チラシ
の設置について相互に協力している。
【国内の美術館等】
豊島横尾館、西脇市岡之山美術館等、横尾作品を所蔵する美術館については、広報
連携など今後の連携方策について検討していく。また、川崎市市民ミュージアムには
当館の「横尾忠則 肖像図鑑HUMAN ICONS」を平成26年6月に巡回したほか、鹿
児島県霧島アートの森の横尾忠則展にも作品貸し出した。
(b)海外
ボストン美術館(ボストン・アメリカ)、ハウス・オブ・エルスウェアー(スイスの
公立美術館)から出品依頼、展覧会への協力依頼のため、また、ウォーカーアート
センター(ミネアポリス・アメリカ)、テート・モダン(ロンドン・イギリス)など
から、調査のため、各館の学芸員等が当館に来館しており、海外の美術館との連携
を調整中。
⑤ 情報の提供・広報(ホームページ等の運営)
(ア) 各展覧会
(a) 記者説明会
(b) チラシ(横尾氏デザイン)、ポスター配布
(c) 割引券設置(ジュンク堂書店、喜久屋書店ほか美術館、ギャラリー等)
(d)交通広告等
JR、阪急、神戸市営地下鉄広告等
(イ)横尾探検隊 LOST IN YOKOO JUNGLE
・近隣神戸市内小・中学校(各校児童・生徒数)へのチラシ、イベントチラシ配布(中
央区(7 校)、灘区(6 校))
(ウ)横尾忠則展 枠と水平線と・・・ グラフィック・ワークを超えて
・阪急 B3 車内吊ジャック広告 1,840 枚(能勢電鉄も)
(エ)記憶の遠近術~篠山紀信、横尾忠則を撮る
・JAD ビジョン(大阪駅中央口セット広告)
・大阪市営地下鉄(梅田駅映像広告)
(オ)横尾忠則 大涅槃展
・JR タイアップ広告
(カ) 館としての取り組み状況
(a)マスメディアの活用
[テレビ・ラジオ]
・ABC テレビ「ビーバップ!ハイヒール」
・NHK、サンテレビでニュース放送
・ローカルFM局電話取材等
[新聞・雑誌]
・神戸新聞、朝日新聞、読売新聞ほか各紙
・掲載雑誌(ぴあ、サヴィ、リシェ、関西ウォーカー、るるぶ、エルマガジン等)
[県広報媒体]
・ネット:ひょうごチャンネル
・紙面:県民だよりひょうご「文化の風」、ニューひょうご「ごこく」、ひょうご
自治
・メールマガジン:フェイスブック「はばタンなび」
、広報専門員ブログ
・県政掲示板、イオン店内ラック等の活用
・知事定例会見、横尾氏出演番組等での PR
(b)広報誌等の発行
・美術館ニュース(6~9 号)
・年報
(c)インターネットによる情報発信
・館ホームページ
・ツィッター
・フェイスブック(アクセス件数:1,101,780 人・フェイスブックの記事を見た
人の累計(5/1)現在)
・メールマガジン
【横尾忠則現代美術館の管理運営 評価】
(1) 横尾作品を中心とした展覧会の開催
平年度の入館者数の目標を7万人、入場者数の目標を3.5万人と設定し、魅力的な展覧会の開催
やオープンスタジオを活用したイベントの開催等により、観客動員を図ったが、平成26年度の実績は
、入館者数6万人、入場者数2.5万人と、それぞれ目標値を1万人下回る結果となった。今後とも、ポ
スター、チラシの制作を早めて事前広報を十分に展開するほか、当館の有料入場率が70%を超えて
おり、通常、美術館の入場率が50%程度であるのと比較しても、かなり高い水準になっていることから
、コアのファンに対しても、さらなる魅力を発信するなど観客動員につなげていく。
(2) 貴重なアーカイブ資料の整理と公開
アーカイブ資料については、神戸芸術工科大学や甲南大学の大学生インターンシップの受入れや
武蔵野美術大学との共同調査により、整理と公開で軌道に乗りはじめたところである。今後も、これら
の大学との連携を保ち、アーカイブ資料の整理と公開を進めていく。
(3) オープンスタジオを活用した多彩なイベントの実施
これまでも、企画展関連事業やオープンスタジオコンサートを精力的に開催し、観客の動員と美術
館の賑わいづくりに貢献してきたところである。今後も、親子向けワークショップの開催やオープンスタ
ジオコンサートのジャンルを拡大するなど、魅力的なイベントを開催に努める。
(4) 地域や他館との連携によるにぎわいづくり
県立美術館や BB プラザ美術館などミュージアムロードを構成する文化施設や豊島横尾館、西脇
市岡之山美術館など相互のポスターの掲示、チラシ配布、作品の貸し出し、巡回展などで、近隣施設
及び国内の美術館とは、順調に連携を進めている。なお、ボストン美術館、ハウス・オブ・エルスウェア
ー(スイスの公立美術館)など海外の美術館から、出品依頼、展覧会への協力依頼が寄せられており、
今後は、さらに海外に向けての横尾美術の発信拠点としての役割を果たしていく。
(5) 情報の提供・広報
横尾氏制作によるポスター、チラシによる広報展開に加え、今後とも、ホームページ、ツィッター、フ
ェイスブックなどの電子媒体による情報提供を積極的に展開し、リアルタイムの広報を展開していく。
『収益事業』
公益目的以外の施設提供事業
1 施設の管理運営事業
① 兵庫県民会館
県民の芸術文化活動の振興を図るため、兵庫県民会館の指定管理者として、広く県民に
会館施設の提供を行った。
【所在地】 神戸市中央区下山手通4丁目16番3号
【施 設】 11階ホール(収容180人)、9階ホール(客席数360席)、会議室(19室)、
集会室(3室)、宴会室(3室)、附属駐車場(42台)、専用車庫(43台)、
団体事務室(23団体)、営業店舗(2業者)
・利用状況など
【来館者数】506,480人
【利用状況】
施設名
室数等
開館日数(日)
利用日数(日)
利用率(%)
特別会議室
1室
355
251
70.7
ホール
1室
355
236
66.5
会議室
19室
6,745
4,974
73.7
集会室
3室
1,065
736
69.1
宴会室
3室
1,065
762
71.5
アートギャラリー
4室
1,420
767
54.0
附属駐車場
42台
355
355
延べ36,170台
専用車庫
43台
365
365
延べ379台
【利用料収入状況】
施 設 名
金
額
施
設 名
(単位:円、税込)
金
額
特別会議室
22,438,700 アートギャラリー
14,590,400
ホール
11,846,420 事務室及び倉庫
30,685,380
会議室
41,994,470 利便施設
集会室
宴会室
附属設備
2,519,674
2,545,120 附属駐車場
31,219,200
13,567,210 専用車庫
196,820
合
13,644,000
計
185,247,394
(ア) 文化情報の提供
兵庫県民会館の1階及び2階に、文化情報誌、催物案内チラシ、図書などを閲覧
できる情報コーナーを設けて、情報交流の場として多彩な文化情報を提供するとも
に、来館者数の増加を促進した。
(イ) ギャラリーの利用相談
兵庫県民アートギャラリーの利用促進を図るため、グループ展、個展を初めて開
催する利用者等に対して支援を行った。
(ウ) ホームページの運営(本部) (http://hyogo-arts.or.jp)
財団概要や本部事業のみならず各施設の公演、展覧会事業等を幅広く紹介した。
(a)
(公財)兵庫県芸術文化協会
【内
容】
・財団概要
・事業案内(協会主催事業等)
・管理施設案内
(b)兵庫県民会館、兵庫県民アートギャラリー
【内 容】
・施設概要、利用案内、空室情報
・催し物案内(イベント情報、文化教室)
・リンク(県下の美術館、博物館、ホール、芸術文化団体等、県立
施設等、官公庁等)
【アクセス数】 68,912件(平成26年4月~27年3月)
2 図書頒布・駐車場等
① 兵庫県芸術文化協会本部
兵庫県史や兵庫県の歴史などの図書頒布販売事業、文化関係図書や芸術文化関係入場券
の受託商品販売事業、兵庫県民会館及び兵庫県立美術館王子分館の来館者の利便性を勘
案し、清涼飲料水を中心とした自動販売機を設置する事業を実施し、その事業収入から
の収益を、公益目的事業の財源に充てた。
図書等の作成・頒布
(ア) 図書の作成
(イ) 図書の頒布
なし
兵庫県史など12種類 3冊
② 県立美術館王子分館
来館者の利便性の観点から、コイン方式附属駐車場(31台分)を設置・運営し、その
事業収入からの収益を、公益目的事業の財源に充てた。
③ 芸術文化センター
・駐車場運営
指定管理業務として来館者向け駐車場を設置・運営し、公益目的事業の財源に充てた。
収容台数 約100台
④ その他
(ア)喫茶、レストランの運営
施設利用者の便に供するため、芸術文化センターでは、喫茶・レストランのスペー
スを貸し出し、収益は公益目的事業の財源に充てた。
(イ)ショップの運営
芸術文化センターでは、オリジナルグッズや、音楽・バレエなど様々な舞台芸術に
関するグッズを販売し、収益は公益目的事業の財源に充てた。
また、横尾忠則現代美術館では、ミュージアムショップを運営し、横尾グッズ等の
販売を行った。
【施設の管理運営事業等 評価】
(1) 利用状況
○26 年度は消費税増税や電気料金の値上げによる経費増を吸収するため、県民会館利用料金を 8%(消
費税増税分 3%+コスト増分 5%)値上げしたことが影響して、有料施設の利用率は 73%(前年度 76%)と低
下し、ロビーコンサートの参加者増などがあったものの、来館者数は 506 千人(前年度 541 千人)に減少し
た。
特に 9 階、11 階のホール関係の来館者数が 24 千人減少しており、近隣の類似施設は 3%のみ値上げ、
または値上げそのものがなかったため、県民会館の利用料金に割高感が生じたことが要因になったと考え
られる。
このため、パンフレットの配布や常連利用者への呼びかけ、ホームページの刷新など、県民会館の利用促
進に向けた広報強化に取り組んでいる。
○利用料収入 1 億 85 百万円は対前年度比 98.5%と若干減少したが、経費圧縮、修繕費の県費による補
填等で 26 年度は収支を確保できた。
(2) 県民会館の指定管理
公募による平成 27 年度から 3 か年の県民会館の指定管理を平成 26 年 10 月に当協会が獲得した。
27 年度以降の県民会館指定管理受託に伴う県への還付金は 5 百万円増額の 1 億 03 百万円となったこと
から、独立採算である県民会館の収支を確保するための新たな対策の一つとして、平成 27 年 4 月からの使
用に向け、附属駐車場の機械化を実施した。
この結果、夜間の利用も可能となり、利用者の利便性向上と駐車場利用料収入の増収に効果を現してき
ている。
なお、平成 27 年4月より授乳室を新設し、子育て中の利用者の利便性向上を図った。
(3)その他
芸術文化センター、横尾忠則現代美術館では、ショップを設置してオリジナルグッズを販売しており、来館
者の目を楽しませ、来館記念品としても好評で、来館者の満足度向上に寄与した。
その他目的を達成するために必要な事業
1 県民文化普及事業
平成26年度-ふれあいの祭典-県民文化普及事業
平成26年度-ふれあいの祭典-県民文化普及事業(23)の企画・調整事務を実施した。
№
事
業
名
開催年月 日
会
場
参加者(人)
1
ひょうご演劇祭
26.8.23
西宮市
393
2
和太鼓フェスティバル in 兵庫
26.8.31
たつの市
3
アンサンブル・フェスティバル兵庫2014
26.9.7
西宮市
484
4
ミュージック・グランプリ・フェスティバル
26.9.14
西宮市
424
5
兵庫県いけばな展(神戸展)
26.10.2~7
神戸市
8,543
6
ひょうご名流舞踊の会
26.10.5
神戸市
1,649
7
ひょうご邦楽の祭典
26.10.5
神戸市
316
8
詩のフェスタひょうご
26.10.5
神戸市
111
9
ひょうごブラスフェスティバル2014
26.10.5
篠山市
1,121
10
全国手工芸コンクール in ひょうご
26.10.9
~12
神戸市
1,789
11
ひょうご吟剣詩舞道祭
26.10.12
三田市
1,055
12
兵庫県交響楽祭
26.10.12
たつの市
1,125
13
音楽とダンスの祭典2014 in Hyogo
26.10.19
神戸市
1,351
14
ひょうご大茶会
26.10.19
神戸市
2,335
15
兵庫ふれあい美術展
26.11.20
~23
神戸市
2,485
1,355
16
2014ひょうご洋舞フェスティバル
26.11.22
西宮市
1,471
17
兵庫短歌祭
26.11.22
加古川市
1,183
18
ひょうご日本民謡フェスティバル
26.11.23
神戸市
849
19
ひょうご民俗芸能祭
26.11.23
養父市
379
20
ひょうご俳句フェスティバル
26.11.30
神戸市
2,808
21
ひょうご合唱の祭典
26.11.30
加東市
1,026
22
兵庫県いけばな展(高砂市会場)
26.12.6~7
高砂市
2,183
23
兵庫県川柳祭 in 西脇
26.12.7
西脇市
3,663
合
計
38,098
2 地域文化団体との共同事業
文化団体名
事
業 名
開催年月日等
〔予選〕26.8.31、9.7、9.14
(場所:西宮市大学交流センター他)
「第8回にしきた音楽祭
〔決選〕26.10.22
LALALA ミュージシャンコンテスト
阪神南文化振
(場所:芸術文化センター)
2014」
興団体連絡協
〔グランプリ・プレミアム・コンサート〕27.1.25
議会
(場所:西宮市プレラホール)
2015ニューイヤー・コンサート
~オペラ『カルメン』ハイライト~
阪神北文化振
興団体連絡協 HANKITA こども文化フェスタ
議会
27.1.7
(場所:芸術文化センター)
26.10.18~19
(場所:猪名川町カリヨンホール他)
東播磨文化団 東播磨文芸誌「東はりま文化子午
27.3.6発行
体連合会
線第38号」発行
西播磨地域ふれあい文化交流会
西播磨文化協
会連絡協議会 阪神・淡路大震災20年
~音楽で心を癒す~阿部恩
おしゃべり&テノールコンサート
26.8.26
(場所:たつの市立御津公民館他)
26.12.4
(場所:西播磨文化会館)
平成26年度「たじま作品集=短詩
27.3.10発行
型文学第39集」発行
但馬文化協会
文教府夏期大学
丹波文化団体 平成26年度
協議会
丹波文化活動交流会
26.8.30
(場所:豊岡市民会館)
26.12.6~7
(場所:丹波の森公苑ホール他)
淡路文化の祭り
第33回全淡短歌祭
淡路文化団体
連絡協議会
第38回淡路島俳句大会
第36回淡路文学作品展
26.7.13
26.11.9
26.12.4~11
3 2014ひょうご文化交流のつどい事業
県域文化団体等の協賛のもと、様々な分野の文化関係者が一堂に集い、交流・親睦を
深める場を提供することにより、芸術文化活動の一層の発展を図った。
【開催日】 平成26年12月15日
【会 場】 ホテルオークラ神戸
【参加者】 576人
4 兵庫県芸術文化協会友の会事業
友の会への芸術文化に関する多彩な情報提供、各種事業の実施などを通じ、芸術文化
のすそ野の拡大を図った。
① 芸術文化協会友の会の運営
多彩な芸術文化に親しみ、こころ豊かな生活文化を育むため、学習及び芸術文化活動
への参加の促進を図った。
平成27年3月31日現在
一般会員
ファミリー会員
団体会員
10,000円
年
会 費
3,000円
5,000円
会
員 数
1,044人
130人(65組)
【特
68団体
典】
・文化情報紙「すずかけ」の送付
・友の会事業・生活文化大学等の参加費・受講料等の割引
・指定美術館・博物館等の入館料割引
・兵庫県民会館内食堂、喫茶等の利用料金割引
② 友の会事業の実施
国内外の人文・自然資源、文化史跡等を訪ね、先人が育んできた歴史・芸術文化にふ
れ、そのすばらしさを学ぶとともに、会員相互の交流と親睦を図った。
【ふるさと文化紀行】
催
物
名
開催年月日
場
所
参加者(人)
織田家の城下町・柏原と日本の原風
景・岩座神棚田を訪ねて
26.5.8
丹波市柏原町
多可郡多可町
八千代区・加美区
46
黒田官兵衛ゆかりの地・三木城跡(国史
跡) と浄土をのぞむ播磨の里・小野を訪
ねる
26.7.23
小野市・三木市
35
奈良の世界遺産~金峯山寺本尊特別
ご開帳と吉野山の紅葉
26.11.21
奈良県吉野郡
吉野町
42
計
3事業(3回)
123
【ふるさとウォーク】
催
物
名
開催年月日
埴岡真弓先生と歩く
黒田官兵衛ゆかりの地・妻鹿
計
26.10.22
1事業
場
所
姫路市飾磨区
妻鹿・白浜町
(1回)
参加者(人)
19
19
【至宝の文化財を訪ねて】
催
物
名
開催年月日
京の非公開寺院 ~琳派誕生から
400年 本法寺・建仁寺を訪ねて~
計
27.1.20
場
所
京都府京都市
1事業(1回)
参加者(人)
46
46
【ふれあいの旅】
区分
催
物
名
開催年月日
場
所
参加者(人)
海外
世界遺産フィヨルドと北欧の芸術 26.9.17
にふれる旅
~24
北欧
(デンマーク・
ノルウェー)
14
国内
世界文化遺産・富士山~信仰と 27.2.24
芸術の源を訪ねて~
~26
静岡県、山梨県
35
計
2事業(2回)
49
【演劇鑑賞講座】
催
物
名
開催年月日
場
所
参加者(人)
ピッコロ劇団創立20周年記念・ピッコロ
劇団第50回公演「かさぶた式部考」
26.10.8
ピッコロシアター
6
ピッコロシアタープロデュース・ピッコロ
劇団第51回公演「マクベス」
27.2.21
芸術文化センター
14
計
総
③
計
2事業(2回)
9事業 (9回)
20
257
友の会ニュース「すずかけ」の発行
友の会事業、芸術文化協会主催事業、芸術文化団体主催事業など、芸術文化に関
する情報を提供し、芸術文化活動への参加を促すとともに、関心を高めた。
【仕 様】 タブロイド版、6ページ、2色刷り
【発 行】 毎月1回
各5,000部
【内 容】 ・友の会事業、県内の芸術文化事業
・芸術文化センター事業、ピッコロシアター事業
・文化人紹介(素顔拝見)
・季節の花の名所や味どころ、歴史的・文化的な名所の紹介
(花さんぽ味めぐり)
・各種文化情報
【配布先】 友の会会員、県下各市町、報道機関ほか
④
芸術文化ボランティアの育成
友の会会員を対象に、協会が実施する事業への参画、受付・観客対応補助等をする
ボランティアを募り、文化ボランティアとして組織、育成した。
【その他目的を達成するために必要な事業
評価】
(1) 「ふれあいの祭典」県民文化普及事業
会場を都市部から地域のホールに移した事業や百貨店を会場に開催した事業に大きな来場者減
25 45 千人→○
26 38 千人)となったが、個々の事業は
があったことから、総参加者数は約 7,000 人の減(○
県域芸術文化団体及び県内市町の協力を得て実施することで、県内の文化振興と県民の交流の輪を
広げた。各事業への参加者満足度は、平均 92.2%(前年度 92.8%)。
(2) 地域文化団体との共同事業
兵庫県地域文化団体協議会が、各地域の文化協会等と共催し、各地域の特色を生かした文化活
動を行うことで、地域文化の振興に寄与した。26 年度は、阪神・淡路大震災から20年となることから、
西播磨文化協会連絡協議会が被災地で音楽ボランティアとして活躍された講師による講演会を開催
するなど、各地域で『伝える』、『備える』、『活かす』ための事業を追加実施した。
(3) 「ひょうご文化交流のつどい」
県内の芸術文化関係者が一堂に集う「つどい」の開催は、分野や流派を超えた交流・連携の実現に
つながっており、本県の芸術文化活動の一層の充実・発展とレベルアップに寄与した。
(4) 芸術文化協会友の会事業
24 1,270 人、○
25 1,143 人、○
26 1,044 人と減少傾向に歯止めがかかっていないため、
友の会会員数は、○
26 年度は、会報誌「すずかけ」送付先施設での周知強化や、新たに会員特典施設を14施設増設し、
会員の増員に努めた。
会報誌「すずかけ」は、兵庫の芸術文化に関するきめ細かな情報が得られるとして会員からは好評を
得ている。