災害対応 バルク システム

災害対応
バルク
システム
貯槽ユニット
供給ユニット
ガイドブック
だからこそ、
今必要なことがある。
巨大災害は
必ずやってくる。
ライフライン崩壊後、被災地をどう支えるか。
1995年1月17日。阪神・淡路大震災が発生したこの日、この国
の災害対策は根本からの見直しが不可欠となりました。それは、
ライフラインが完全に崩壊した後では、
避難所でさえ被災者の生活
を支えることが困難であることが明確になったからです。この時の
教訓から、様々な準備を整える必要性が声高に叫ばれました。
しかし、ライフライン崩壊後を支えるための準備は、従来のシス
テムだけでは実 現できなかったのです。不幸にも、この事実は
2004年10月23日に発生した新潟県中越地震で、
改めて浮き彫り
になってしまいました。交通網が寸断され、孤立化したエリアには、
救援物資さえ届けるのが困難で、ライフラインの復旧は遅々として
進まず、
地域住民全員が避難を余儀なくされたのです。
しかも、
避難
所からあふれた被災者は、自家用車で避難生活を続けたため、肺
塞栓症
(エコノミークラス症候群の一種)
などで命を落とすケースが
多発してしまったのです。
災害対応
バルク
システム
[貯槽ユニット]
[供給ユニット]
2
災害発生後直後の生活基盤を支えるために。
大災害が発生した直後、救援物資が届くまでの期間をどう乗り
越えるのか。その対策が重要であることは、今や常識になりつつあ
ります。各地方自治体は、そのための備蓄を積極的に行っています
が、それは食料や飲料水、毛布など、避難時の最低限の必要性を満
たすものにとどまっています。中越地震の悲劇を回避するための
生活基盤の整備は、未だ課題として残っている状況です。
しかし今は、首都圏直下型地震、東海地震をはじめ、全国で巨大
地震がいつ発生してもおかしくないと言われている状況です。ライ
フライン崩壊後の被災地を支えるシステム整備を、今すぐにでも実
施しなくてはなりません。当社は、こうした社会的ニーズに応える
ために、LPガスバルク供給を活用した災害対応システムを開発い
たしました。このシステムの設置を、全国に拡大していくことで地
域防災体制を強化していけると確信しております。
3
開発背景
(1)巨大地震到来後のライフライン崩壊で数100万人の被害が予測されています。
(2)LPガスは数々の被災地で、
災害に対する
「強さ」
を証明しています。
(3)すべてを電気に頼るオール電化は、
災害直後を支えられない危険があります。
ライフライン崩壊後、即座に初期救援を支える。
それを実現するシステムが必要とされています。
襲来が予測される巨大地震では、
ライフライン崩壊で被害想定も数100万人規模に!
「いつ来てもおかしくない」とされる巨大地震。すでに、被害予測が公開されています。それを見ると、ライフライン崩壊
での被害は、数100万人規模に達すると予測されています。阪神・淡路大震災、新潟県・中越地震などの経験から、この数
字を見ると本当の意味を実感できます。つまり、災害直後からの避難生活がいかに厳しいかということなのです。
LPガスは、
災害に強い。
過去の災害でも証明済み。
今、
日本全体で、
巨大地震をはじめ、
大規模
災害の到来が予測されています。
特に、
地震
に関しては、
首都直下地震、
東海地震、
東南海・
地 震 名
被災件数
宮城県沖 '78/6/12
約9,600
3日
3,200軒/日
約100
1日
100軒/日
釧路沖 '93/1/15
阪神淡路 '95/1/17
復旧までに要した日数
約163,000
14日 11,600軒/日
南海地震と、
太平洋岸のほぼすべてのエリア
で、
「いつ来てもおかしくない」
というレベル
■三大地震ライフライン被害想定
た状況の中で、特に注意が必要なエリアで
は、
積極的な災害対策が推進されています。
※発災1日後支障数
特に、ライフライン崩壊後の避難生活を
支 える 体 制 整 備 は 重 要 視 さ れて い ま す。
そして、その主役として注目されているが、
※発災1日後支障数
520万人
上水道 約550万人
下水道 約23万人
都市ガス 約290万人
電力 約
東海地震
1,300軒/日
含めて、
「 災害に強い」ことはすでに証明済
20万戸
電 気
10万戸
5万戸
都市ガス
1万戸
水 道
5千戸
1千戸
5百戸
みだからです。
LPガス
10月23日
10月30日 11月4日
11月14日
11月29日
12月3日
12月15日
12月28日
地震発生日
(社日本エルピーガス連合会作成)
災害に強いLPガスなら、今すぐ災害対策の強化が可能。
※直後停電人口
便利さだけを追求するのは危険。
災害対策との両立をバルクで実現。
※支障人口
東南海・
南海地震
LPガスなのです。LPガスは、復旧スピード
生活を支える機動力、利用用途の幅広さを
※直後断水人口
避難所での緊急炊き出しにLPガス
現在は、ライフライン利用そのものが大きく変わ
りつつあります。例えば、オール電化。四国エリアで
※一週間後支障人口
1,000万人
上水道 約1,600万人
下水道 約 26万人
都市ガス 約300万人
電力 約
18日
30万戸
の早さはもちろんのこと、被災地での避難
※発災1日後支障数
約24,000
新潟県中越地震における各エネルギー復旧までに要した時間
要点検・供給停止戸数
首都
直下地震
160万軒
上下水道 約1,100万人
都市ガス 約120万軒
電力 約
で注意喚起が呼びかけられています。
こうし
新潟県中越 '04/10/23
は新築住宅の60%以上で採用されるなど、全国で
急速に普及。
分譲地すべてがオール電化というケース
も珍しくなくなっています。しかし、災害のことを考
えると、そこには大きな不安を感じざるを得ません。
※直後停電人口
なぜ なら、電 気が止まれば すべてが使えなくなり、
復 旧 するまで そ の 状 態 が 続 いてしまうからで す。
今、
便利さを追求するあまりに、
災害に弱い街が広が
りつつあるといっても過言ではないでしょう。
※直後断水人口
しかし、
LPガスならば、
オール電化地域であろうと
都市ガス地域であろうと、
LPガスを活用した災害対
策を 今すぐ導入することが 可能 なのです。だから
※支障人口
こそ私たちは、
「災害対応バルク供給ユニット」
を開発
したのです。
※一週間後支障人口
※オール電化普及率情報は、
四国電力資料などを参考
(中央防災会議資料より)
4
5
開発コンセプト
(1)被災地で必要とされるすべての機能をセットアップしたシステム。
(2)地域防災体制の核となって、
「災害に強いまちづくり」
にも貢献。
過去の災害で初期救援の核となったLPガスに注目。
バルク供給を活用した究極の防災システムが完成。
被災直後の生活基盤を支える。
その体制をバルク供給で実現。
被災地の生活基盤を、どう支えるか。そのテーマ
を考えるとき、重要なポイントは「被災直後の不安を
なくすこと」。そのためには、
「安心して生活するため
の機能を満たすこと」が必要です。バルク供給体制
を活用すれば、この課題をクリアすることが可能で
す。そこで私たちは、バルク供給を核にして、被災直
後の生活基盤を支える様々な機能ユニットをセット
するシステムを開発しました。
■さらに広がるメリット
■開発コンセプト
被災地での生活を支える
不可欠な機能をフルカバー。
MERIT-1
地域防災体制の構築に貢献。
災害対応バルク供給ユニットを設置
「暖かいモノが食べたい」
「お風呂に入りたい」
「夜を明る
くしたい」
。
これまで避難所で寄せられてきた切実なニー
ズから、冬の暖房器具、濾水器などまで、被災地で必要
となる機能をすべて、
バルク貯槽に接続して利用できる
システムです。
災害直後の避難生活を支援するシステム
として開発しています。
し た 施 設 は 、災 害 時 に 被 災 者 救 援
センターとして活用することが 可能に
なりま す 。そ の ため 、設 置した 施 設 を
一般企業
中心にして、
行政、
地域住民を結んだ
「地域
防 災 体 制 」の 構 築 が 可 能 に なりま す 。
定 期的な防災訓練の実施や、災害時の
役 割 分担など、いざという時 の準 備 が
スムーズに進められます。
行政
地域住民
地方自治体
バルク
MERIT-2
どんな地域でも設置が可能。
バ ル ク 貯 槽 を 活 用 して い る た め 、
ど ん な エリア で も 設 置 が 可 能 で す 。
つまり、ライフライン崩 壊 後 の 復 旧が
暖房
調理
困 難 に な る と 予 測 さ れ る 、都 市 ガ ス
エリア、オール電化エリアにも設置する
都市ガス
こ と が 可 能 な の で す 。い って み れ ば 、
「災害に弱い街」を「災害後も安心できる
街」へと変えることができるのです。
共 存 可 能!
オール電化
水、お湯
6
照明、電気
7
システムチャート
(1)バルク貯槽ユニットに供給ユニットをセットするだけのシンプルなシステム。
(2)供給ユニットは、
防災倉庫で保管できるよう使いやすさに配慮。
(3)施設規模、
必要性に応じて、
自由に選択できるセットバリエーション。
煮炊きから暖房、発電、給湯まですべてをフォロー。
設置場所を救援センター化できるポテンシャルを実現。
■システム概要
供給ユニット
屋外設置
新規にバルクを設置する場合
LP
機能別ユニットは防災倉庫に保管でき、
被災時に接続して利用。
燃焼器ユニット
バルク貯槽ユニット
調 理
暖 房
濾 水
被災地では
炊き出しテントで必要とな
る機能を装備したユニット。
コンロ、ストーブに加えて、
濾 水 器 も セ ット 。食 事 の
調 理 、配膳から、ストーブを
囲んだ飲食場所の整備まで
可能になります。
「暖かいものを食べたい」という
避難時のニーズは、過去の災害
でも上位にランクされています。
燃焼器ユニットがあれば、その
ニーズに対応できます。
※濾水器からの水は、そのままでは飲料水と
してはご利用いただけません。
給湯ユニット
給 湯
既存のバルクに追加する場合
被災地では
給湯器と自動ポンプ、送水
用ホースまでセットアップし
たユニット。シャワーやお風
呂での利用はもちろん、
お湯
だけでできる「アルファ米」
などの調理にも役立てるこ
とができます。
「 お 風 呂 に 入 り た い 」と い う
ニーズも、
避難所では常にトップ
ラ ン ク 。給 湯 ユ ニット は この
ニーズに加え、
調理でのニーズに
も対応できます。
LP
バルク貯槽
分岐ユニット
日常はLPガス供 給用
としてご利用いただけ
ます。
バルク貯槽からのLPガス
を、燃焼器ユニット及び給
湯ユニットへ供給します。
発電・照明ユニット
※メータはオプション
発 電
照 明
既存設備利用
貯水タンク
災害時の水の供 給を確保する
ため、
上水道の水を貯留しておく
貯水槽。
この水を、
濾水器や給湯
ユニットで活用していきます。
8
発 電 機 へ の ガ ス 供 給 は 、貯 槽 の 液 取 入 弁 ブ ロ ーバ ルブ
(弊社連結弁方式)もしくは均圧弁からとなります。
※発電機のガス取り出しの計量について
発 電 機 へ の 供 給 圧 力 は0 .2M p aで あ る 為 、液 石 法 に お ける 計 量 メー ター
(0.1Mpa以下)が存在しません。
よってバルク貯槽内のLPガス所有者と災害時の使用者が異なる場合、災害時や
防災訓練等においてガスを使用する場合、
メーターによる授受が不可能となります。
その為、下記の方法による供給が必要と考えられます。
①発電機へのガス供給は単独容器による質量販売とする
②LPガス所有者からガスの無償提供が受けられる場合、LPガス所有者と災害時使
用者間で無償使用の取り決めを行なう。
(トラブル回避の為、契約書・覚書等の取り交しが最善と考えられます)
被災地では
LPガス発電機と照明器具
などをセットアップした
ユニット。夜間での照明の
確保をはじめとして、電気
が必要な様々な機 器を
利用することが可能とな
ります。
※上記接続ユニットだけでなくお手持ちのガス機器を直接
接続することも可能です。
(別途ホース等が必要です。)
被 災後、夜間の暗さは大きな
不安要素となります。加えて、
携帯電話などの充電など、
電気
を必要とする課題は多く、
それ
らへの対応も可能となります。
炊飯器
二重巻き
コンロ
三重巻き
コンロ
9
商品スペック
災害時の使いやすさはもちろん、保管しやすさにも配慮。
各ユニットともにベーシックでシンプルな設計を採用。
新規にバルクを設置する場合
LP
(1)保管庫に合わせた設計で、
平時での管理のしやすさにも配慮。
(2)手持ちのガス機器や最新製品も利用できるようなシンプルな仕様。
(3)ニーズに合わせたカスタマイズにも対応しています。
供給ユニット
バルク貯槽ユニット
燃焼器ユニット
■外形寸法/全長1180×幅800×高さ970
■塗装/ライトグレー(マンセル5Y7.5/1)
■標準搭載機器/
●コンロ/
2器(2重羽付、出力10kW0.71kg/h相当)
●ガスストーブ/
1h当たりガス消費5.81kW(0.42kg/h)相当
●濾水器/
手動ポンプ式、処理水量500リットル/h
●燃焼器用ホース/
Hi-Nゴム管(10m×2本)
LPガスコード(5m×1本)
●燃焼器用ホース格納箱
■内容積
300kg
500kg
1000kg
735リットル
1,212.5リットル
2,422リットル
■最大貯蔵量
295kg
487kg
974kg
■調整器容量
20kg/h
35kg/h
35kg/h
給湯ユニット
■外形寸法/全長1180×幅800×高さ970
■塗装/ライトグレー(マンセル5Y7.5/1)
■標準搭載機器/
●給湯器/
16号給湯器[LPガス:33kW(2.4kg/h)]
●自動ポンプ/
揚程15m時揚水量20リットル/min
●送水ホース/
φ19スプリングホース(20m)
●給湯器ガスホース/
ワンタッチガスホース(14mm)
※調整器容量はバルク貯槽の仕様条件等によって異なります。
既存のバルクに追加する場合
LP
バルク貯槽
分岐ユニット
発電・照明ユニット
※メータはオプション
■外形寸法/幅455×奥行330×高さ750
■塗装/ライトグレー(マンセル5Y7.5/1)
■最大供給量/2.5m3/h
■供給圧力/2.8kpa
■ガス供給口/
4口=迅速継手接続 2口コンセント×2個(ヒューズガス栓)
1口=迅速継手接続(15Aネジボールガス栓+カプラ)
■災害時のガス供給切替/仕切り弁による手動操作
10
■外形寸法/全長1180×幅800×高さ970
■塗装/ライトグレー(マンセル5Y7.5/1)
■標準搭載機器/
●LPガス発電機/
交流定格電圧100V・8.5A
(供給圧力0.2MPa、消費量約0.5kg/h)
●サークルライト/
移動式、定格電圧100V、定格消費量80W
●ブライトンライト/
固定式、定格電圧100V、定格消費電力65W(2個)
●発電機用ホース
●発電機用格納箱
11
セットラインナップ
設置場所の広さや施設機能に合わせて自由に選択。
防災計画に合わせたセットバリエーションを用意。
各ユニットの組み合わせで7つのセットバリエーションをご用意しています。
A
B
C
D
E
F
SET
SET
SET
SET
SET
SET
(1)設置施設に合わせて、
4つのセットバリエーションから自由に選択。
(2)必要な機能ユニットを自由にチョイスしてセットアップ可能。
(3)保管庫までセットしているため、
平時での管理も安心。
役 所
LP
燃焼器機能だけに
特化したセット。
バルク貯槽ユニット
●提案システム例
A
SET
燃焼器ユニット
(1)行政の中核となるケースが多いため、
LP
他 のエネル ギ ー 機 能との 補 完 を
想定してセット。
バルク貯槽ユニット
(2)ボランティアセンターとして機能
させる場合は、スタッフの 活 動を
支えるセットアップに。
燃焼器ユニット
LP
燃焼器と発電・照明の
2つのユニットをセット。
バルク貯槽ユニット
公民館
燃焼器ユニット
発電・照明ユニット
B
SET
LP
バルク貯槽ユニット
学 校
給湯ユニット
発電・照明ユニット
C
SET
LP
バルク貯槽ユニット
病 院
燃焼器ユニット
給湯ユニット
発電・照明ユニット
D
SET
セットに。
LP
バルク貯槽ユニット
道の駅
発電・照明ユニット
D
SET
バルク貯槽を
災害対応化する
最小限セット。
企 業
バルク貯槽ユニット
E
SET
LP
LP
バルク貯槽ユニット
バルク貯槽
分岐ユニット
(1)大 規 模 避 難 所に指 定されている
場合は、フルセットで機能を充実。
(2)施設として整備されている機能と
バルク貯槽ユニット
組 み合 わせることで 機 能 強 化 を
図る視点も。
発電・照明ユニット
(1)多数の負傷者が集中するケースを
LP
想 定して、必要な機能を強化する
発想で。
バルク貯槽ユニット
(2)自家発電施設がある場合は、
足りな
い機能を補完するセットアップを。
給湯ユニット
発電・照明ユニット
LP
(1)被災直後の救援センターとして活動
が可能となるフルセットで機能充実。
バルク貯槽ユニット
(2)食料備蓄、物資輸送のしやすさを、
緊急時に活かさせるセットアップを。
燃焼器ユニット
LP
発電・照明ユニット
LP
燃焼器ユニット
発電・照明機能だけに
特化したセット。
(2)避 難 所 へ 行 け なくなるケース が
想定できる場合は、
数日間を支える
給湯ユニット
すべての機能ユニットを
つけたフルセット。
機能できるセットアップを。
バルク貯槽ユニット
燃焼器ユニット
給湯と発電・照明の
2つのユニットをセット。
(1)地域住民の最も身近な避難所として
LP
給湯ユニット
LP
バルク貯槽ユニット
発電・照明ユニット
(1)操業中の被災対策として、従業員
数に合わせてセットアップ。
(2)地域社会貢献を考慮して、
地域住民
の 一 時 避 難 場 所としての 対 応 も
考えられます。
発電・照明ユニット
※既存のバルクをご利用の場合は、既存バルク+分岐ユニットでの置換が可能です。
12
13
サポート体制
(1)設置場所の条件やニーズに合わせて、
最適なセットを提案。
(2)地域防災体制の構築や防災訓練の実施まできめ細かくサポート。
(3)全国のユーザーと連携し、
運用ノウハウなどの情報提供まで配慮。
導入アドバイスはもろちん、地域防災体制の構築支援、
防災訓練サポートまで、徹底したバックアップを提供。
step1
step2
step3
ヒアリング+
現地調査
設置プランニング
施 工
最初に、ヒアリングを
ヒアリング、現地調査
行い、お客様のニーズを
で得た情報を元に、バル
聞 き ま す 。そ の 上 で 、
ク貯 槽 設 置プラン及び、
設置場所の調査を実施。
それらを総合して、設置
step4
step5
step7
step8
ノウハウや 防 災 訓 練 で
とに配慮。いざという時、
のポイントなど、様々な
機 能 ユ ニット セ ット
実施します。防災倉庫の
していきます。設置施設
地域自治会との協力体制
トします。
訓練プログラム
すぐに活用できるよう保
情 報 を 収 集 。ユー ザ ー
アップ、
防災倉庫の設置
設 置 は 、被 災 時 に 活 用
での防災訓練を行う感覚
構築 のための支 援から、
の策 定、行政の協力依 頼、
管管理、メンテナンスに
相 互で 活 用していた だ
プランのため の 情 報を
プ ラン を 作 成しま す。
する場合の敷地 利用を
で、中心となる防災担当
防 災マニュアル の 整 備
地 域住 民 への参加告 知
も対応。
定期的な防災訓
ける ように 、継 続 的 な
収 集 。ま た 、地 域 と の
プランをお 客 様に提 案
考慮して最 適 な 場 所に
ス タ ッフ は も ち ろ ん 、
まで、
きめ細かくサポート。
など、
必要なツールとノウ
練の実 施で設備の状態
情報提供を強化。
災害時
防災 連 携を 希望される
した上で、調整して施工
設 置 。こうす る こ とで 、
より多くの 方々 が 利 用
設 置 場所を地 域防災の
ハウを提供。
安心して実施
を確認できるようサポー
に役 立つ情報交換がで
場 合 は 、地 域 の 情 報 も
プラン を 作 成して い き
防 災 訓 練 のしやす さ
で きるよう指 導 を 行 い
核として有効利用できる
できるよう支援します。
トし、メンテナンスにも
きるサービスを目指して
合わせて収集します。
ます。
まで配慮していきます。
ます。
体制を整えます。
対応します。
いきます。
■サポート■
■サポート■
■サポート■
●災害時の状 況を考
慮したプランニング。
●防災訓練などの実施
を 踏 まえ たプ ラン
ニング。
● 法 規 制をクリアし、
安全性を高めるアド
バイス
導入後、
使い方を
バルク貯槽と
倉庫設置
きめ細かくレクチャー。
被災時の使いやすさを
施工設計と提案
全国の利用者同志で、
管しておくことになるこ
の実施についてもサポー
要望と設置場所
条件確認
継続的
ノウハウ情報提供
ノウハウを活用。
きたら、合 同の防 災 訓 練
や消防署などの 行政や
緊急時に使えるよう
もサポートします。役 所
どう使うかをレクチャー
メンテナンスにも対応。
際にセットしたユニットを
分 岐ユ ニット の 設 置を
合同での防災訓練の
て 、バ ル ク貯 槽 の 設 置、
実施を支援します。
全国の利用者から運用
施 工プランに基づい
地域の連携体制の
災害がない平時には保
導入レクチャー
構築までサポート。
地域防災体制が構築で
配慮して施工。
地 域防災体制の構築
収集した情報を基に、
設置が完了した後、実
最適なプランを提案。
保管運用サポート
ニーズを聞き、
合同防災訓練の
実施サポート
現地の状況を把握。
地域防災体制の
構築サポート
●防災ノウハウを活か
した設置までのアド
バイス
体制構築
ノウハウ提供
合同防災訓練の
支援
保管運用の支援
最新情報の提供
■サポート■
■サポート■
■サポート■
■サポート■
■サポート■
●安心して利用できる
施工を実施。
● 各 ユ ニット の 活 用
マニュアルの提供
●
「防災訓練プログラム」
サンプルの提供
●
「管理チェックシート」
サンプルの提供
●ユーザー登録による
サービス体制整備
●利用状況を想定した
施工品質を提供。
● 各 ユ ニット の 活 用
レクチャーの実施
●地域自治会と締結する
「合意書」
サンプルの
提供
●「地域への訓練告知
チラシ」サンプルの
提供
●メンテナンスサービス
の提供
●全国ユーザーからの
情報収集及び提供
設置施設防災訓練
● 行政と締 結する
「災害協定」
サンプル
の提供
●「 防 災 マニュアル 」
サンプルの提供
14
step6
●「 防 災 訓 練 実 施
マニュアル」
サンプル
の提供
15
ケーススタディ
(1)災害時、
地域に開放することを想定してシステムを設置。
(2)行政、
住民と防災協定を締結。
三位一体の防災体制を構築。
(3)半年に1回、
合同で防災訓練を実施。
協力体制の強化が進行中。
すでに静岡ではこのシステムを核にして、
市民、行政との三位一体の防災体制を確立。
1.バルク供給設備の能力
1-1貯蔵能力
(1)最大貯槽能力
300kg貯槽
500kg貯槽
1000kg貯槽
貯蔵量(kg)
295
487
974
残量50%
148
244
487
残量30%
89
146
292
1-2ガス発生能力
(1)条件:残液量:30%・外気温度:0℃・
連続使用時間:4時間
300kg貯槽 74.2kw(5.3kg/h)
500kg貯槽 116.2kw(8.3kg/h)
1000kg貯槽 218.4kw(15.6kg/h)
防災訓練には、
地域住民の方々も多数ご参加いただいています。
地域消防署からも全面的に協力していただき、充実
した内容となっています。
訓練では、
機能ユニットの利用方法
を確認。
誰もが使えるよう練習して
います。
災害時に、敷地を有効利用できるよう防災訓練も
意識して行っています。
消費可能質量
300kg貯槽
500kg貯槽
1000kg貯槽
通常時『閉』
災害時『開』
いち早く災害対策バルク供給ユニットを設置したのは、矢崎総業(株)
静岡支店。東海地震が予測されている静岡県は、全国でも防災意識が高い
県として知られています。そうした地域にあって、最初から災害時には地域
住民に開放し、社屋敷地を救援センターとして機能させることを意図して
プラン、設置を行っています。
そのため、バルク供給ユニットだけでなく、高齢者やハンディキャップが
ある人にも利用しやすいよう、ユニバーサルデザインで設計。また、パーキ
ングゾーンにガラスリサイクル商品「スーパーソル」配合用土を導入し、駐車
場を芝生で緑化。災害時の救援テントも設置しやすいよう配慮しています。
注目!!
防災訓練の様子を放映したテレビ
番 組 を 、D V D 化 して い ま す 。
ご希望の方にはご覧頂けますので、
お気軽にお問合せください。
16
消費量(kg/h)
0.71
0.42
2.39
0.50
4.02
台数 使用時間/日(h)
kg/日
2
4.00
5.68
1
24.00 10.08
1
3.00
7.17
1
17.00
8.50
−
−
31.43
※・炊飯時間:40分×3回+2h[(湯沸かし:15分×4回、
味噌汁20分×3回)]
・発電機使用時間:14h(冬季照明)+3h(給湯器使用時間)
(注)バルク貯槽からLPガス発電機へガスを供給する場合
はガス事業者様とガス使用者側との間であらかじめ、ガス
の販売について取決めをお願いします。
液取入弁ブローバルブ
もしくは均圧弁
分岐ユニット
2.LPガス消費機器の概要
消費機器の仕様
GM
網入給水ホース
火気:2mの離隔
ガスコンロ
ストーブ(冬季)
給湯器
LPガス発電機
LPガス消費量;10kW(0.71kg/h)
LPガス消費量;5.81kW(0.42kg/h)
LPガス消費量;33.4kw(2.39kg/h)
LPガス消費量;7kw(0.5kg/h)
3.LP消費機器設置・接続手順
消化器
燃焼器ユニット
コードリール
給湯器
給湯ユニット
発電・照明ユニット
コードリール
3-1.準備
① 給湯、
発電・照明各ユニットを倉庫などから避難地
へ移動する。
②コンロ、ストーブ、照明、自動ポンプ等を敷地内へ
配置する。
3-2.ガス器具と燃焼器ホースとの接続
①分岐ユニットのガス栓とコンロはゴム管、
ストーブ
はLPガスコードで接続する。
②分岐ユニットの15A用迅速継手と給湯器を接続する。
3-3.緊急時のLPガス供給
①通常時供給側バルブを
「閉」
、
災害時供給側バルブ
を「開」にする。
②使用する消費機器と接続した分岐ユニットのガス
栓、バルブを開ける。
4.給水機器、照明機器等の接続
4-1.給水機器関係の接続
①濾水器
(1)貯水槽などに搭載されたホースで接続してくだ
さい。
(2)ホース内は空気が入っていますので、水が出る
まで濾水器の手動ポンプを回してください。
②給湯器
(1)貯水槽と自動ポンプを接続してください。
(2)最初は自動ポンプに高低差等で水を押し込んで
出口側に水が吐水することを確認してください。
(3)自動 ポ ン プとホースリール の 網 入りホースを
介して、給湯器にホースを接続してください。
濾水器
ブライトンライト
4-2.照明機器等の電源の接続
①電 気 コ ードリール をLPガ ス 発 電 機 に 接 続し
敷地内に配置する。
②照 明 器 具 を 任 意 の 位 置 に 固 定 又 は 配 置して、
電気コードリールに接続する。
③ 電 気コードリール、延 長コードを利 用して電 源
を接続する。
発電機へのガス供給は貯槽の液取入弁ブローバ
ルブもしくは、
均圧弁からとなります。
給水系ホース
電機コード
低圧LPガス
中圧LPガス(0.2Mpa)
破線:ユニット台車上の搭載位置
コンロ
写真:(社)新潟県エルピーガス協会(社)全国エルピーガス卸売協会 新潟県支部発行
「新潟県中越地震」より
ガスコンロ
ストーブ(冬季)
給湯器
LPガス発電機(注)
合 計
貯水槽
1000kg バルク貯槽
システム設置により、
地域防災体制の構築を実現。
さらに、災害時には施設を迅速に有効利用するためには、基本的な協力
体制が不可欠になってきます。そのため、矢崎総業(株)と地域住民、行政と
の災害協定を締結。災害時には、相互に協力して対応することを確認しあい
ました。その上で、定期的に合同で防災訓練を実施して、お互いの親睦
を深め、いざという時にスムーズに協力できる関係づくりを進めています。
合同の防災訓練には、地域住民にもご参加いただくことはもちろん、地域
消防署の協力もいただいています。消火器の使い方や、炊き出しの訓練な
ど、充実した内容で実施しており、この様子は地域テレビ局にも取材されて
います。
供給可能日数
59kg 2日
97kg 3日
195kg 6日
(2)1時間当り・1日当りのLPガス消費量
GM
災害時に地域に開放するため、
誰にも使いやすい配慮を徹底。
(1)LPガス消費可能質量:
(注)残液量50%から30%まで消費と仮定
日常使用ライン
LP
1-3ガス供給能力
※システム設置例
コンロ
ストーブ
サークルライト
災害時テント設営
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明日かもしれない「その時」、
あなたの地域を守るために。
ここ数年、日本は大規模な災害に、立て続けに襲われ続け
ています。
そして、さらに大規模地震の到来が、日本全域で予測され
る今、未 来を守ることは防災 対 策なくして考えられなく
なっています。
未来を支える
力になる。
だからこそ、防災対応バルクシステムは誕生したのです。
いつかやってくる
「その時」
、
被災者が再び明日を目指して、
踏み出すことができる基盤を支えるために。
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災害対応バルク
貯槽ユニット
供給ユニット
本社/〒108-8333 東京都港区三田1-4-28 三田国際ビル17F
環境エネルギー機器本部 ガス機器事業部
〒431-3312 静岡県浜松市天竜区二俣町南鹿島23
TEL.053-925-4511 FAX053-925-4512
東
北
営
業
部
TEL.022-284-9114
関
東
営
業
部
TEL.03-3298-3110
中
部
営
業
部
TEL.052-833-8414
関 西 中 国 営 業 部
TEL.06-6458-8185
九
州
営
業
部
TEL.092-411-4834
矢崎総業北海道販売(株)
TEL.011-852-2914
矢 崎 総 業 四 国 販 売(株)
TEL.087-833-3335
※所在地、電話番号については変更になることがありますのでご了承下さい。
※仕様は改良のため予告なく変更することがあります。
GA040CY① 1201001000