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CIVL 総会速報
日程:2016年2月18,19日各委員会
20,21日総会
場所:各委員会はMSI(Maison du Sport Internationa)
総会は、ホテル Movenpick、ローザンヌ、スイス
参加国:出席26。委任状6。計32か国
レポート・議決事項:
FAIからのレポートによれば、各委員会の公認大会数としては
CIAM(模型)が351大会で1位、CIVLが296大会で2位。
CIVL会長レポート
・FAIはエアーゲームズシリーズなるコンセプトに予算を付けて推し進める。目的は、エアー
スポーツを観客、メディアに対してアトラクティブなものとしもっと、一般社会にプレズンスを
知らしめること。
・2024年オリンピックにパリが立候補する意向。成功したらPGを種目に含める方向で計画
している
2016年1月1日以降、カテ2の公認申請には、公認申請書類に加えて、公認料を支払ったこ
との証書を、同時にCIVLの大会コーディネーターに送る。
HG関連(後日取り纏める)
PG関連
・距離計算にはFAI球体を使用する(現状と同)
。高度は気圧高度を使用する(ヨーロッパ選手
権までの大会で試して最終判断する)
。
・ヨーロッパ選手権において、使用するスコアリングシステムは、改訂FSが間に合えばそれを
使用するが、間に合わなければコンペチェックを使用することとし、最終判断は理事会に任せる。
CCC関連
・計算上強度は23Gにアップ(現行14G)
。
・アクセルレンジは最大14cm(現行は18cm)
・高速時のテストは、A-Bライザーの差を10cmに制限するリミッターを装備して行う(現
行はフルアクセル状態でテスト)
。
・回復テストにおいて、パイロットが操作してから3秒以内に回復すること(現行5秒)。
・XSサイズ(最大飛行重量が90kg以下)の飛行試験は認証機関で行う。スケーリングで製
造された他のサイズの飛行試験はメーカーのパイロットにより実施することで足りる。飛行試験
のビデオを含むXSサイズに関する書類は、大会開始90日以上前にCIVLに提出。その他の
サイズは60日以上前。機体は大会前30日以上前に選手が入手できなければならない。
PGA関連
・参加機体は、EN認証を取得しているものあるいは、CCCクラスの23G規定を満たすもの
とする。
・アキュアシー・バッジも記録同様、DC2cmパッドだけを対象とする。
IPPIカード関連
・バルクで購入することが出来る(1枚0.20ユーロ、年間の発行数分をCIVLに支払う)。
・CIVLはNACおよびその他の連盟にもIPPIカードの発行を委任することが出来る。
・CIVLはIPPIカード発行を委任した機関に、IPPIカードの発行料を問い合わせるこ
とが出来る。
・CIVLは法外な発行料を課している機関からIPPIカードの発行委任を引き上げることが
出来る。
FAIスポーティングライセンス(SL)関連
・SLの発行拒否あるいは発行したものの引き上げにはその理由を英文でFAIに提出すること
とする。
・SLは道理にかなった金額で発行するものとし、FAIに支払う金額に上乗せする金額に関し
てはその説明文を英文でFAIに提出することとする。
・バッジフライトにはSLは不要とする。
・FAIオフィシャル(ジュリー、スチュワード、ジャッジ)にはASC(HG・PGではCI
VL)が無料で international official card(仮称) を発行する。それらがFAIルールを理解し
順守する証となる。カテ1大会でのオフィシャルはこのカードを所持していなければならない。
理事会からの提案関連
・副会長の中から第1副会長を理事会が選任する。会長が不在あるいは会長が委任した場合は第
1副会長が会長の代わりとなる。
・WPRSポイント・システムはFAI公認大会にFAISLを持つ参加選手に対してポイント
を与えランキングするもの。一度FAIカレンダーに掲載された公認大会は、たとえ何らかの理
由で公認が取り消されたとしても、理事会の判断で参加選手にポイントを与えることが出来るこ
ととする。理事会の判断は公表される。
・カテ2大会の公認料は大会の選手参加料の1.5倍(現行1倍)とする。ただし最低は50ユ
ーロ(現行20ユーロ)とする。
・カテ1大会の公認料:現在の公認料算定方法は面倒なので、参加選手数のみを変数として簡略
化する。また、現行の国別ランキング上位3か国がFAIに直接払うことを止め上位1位の国の
みがFAIに直接払うこととする。また初めて開催される大会の公認料を50%に減額する措置
は、これまで長期間、利用されていないので取りやめる。
ソフトウエアーに関して、これまでは殆どボランティアで行ってきたが、限界があるので、FL
YTECと正式に契約を結んで行うこととする。これまでのFSのメンテナンスに関しては年間
120時間までは無償で行うこととなる。
S7関連
S7コモン(共通)
:カテ2大会の大会成立条件を各種目1本とする。
S7A(HG/PGXC競技)
:
・6.3 空域違反(高度も含む)のペナルティーは、境界の手前100mから境界の内側30
mまでは、警告のみでポイントの罰則無し(タスク結果にその旨表示される)。境界の内側30m
以上入ったら、そのタスクゼロ点になる。
・4.2.1 プライマリートラックログに問題があった場合にのみ、バックアップログを提出
できることとする。
・6.3.1 雲中飛行に関しての項目は、PGのみに適用。For example…taken by cloud flying.
の文章を削除。
S7C(アキュラシー)関連:
・measuring field は最小5mとするが、ローカルルールに記載することで、5m以下にすること
も可能に。
・現在はファイナルラウンドのみがランキングの逆順で飛ぶことになっているが、これを、選手
が余裕をもってテイクオフへ上がれるならば、第1ラウンド以降適当なラウンド毎にランキング
の逆順で飛ぶことも可能とする。
・2017年1月1日以降、スコアリングは出来ればオンラインで、観客に見せられるライブス
コアリングとする(選手がランディングしたら、すぐにスコアがスコアボードに表示される)。
・個人ランキングで上位3位までに同得点が出た場合で時間的にタイブレークのフライトが出来
ないときの処置に関して現行のS7には記載がないが、
「その場合は、ゼロスコアのラウンド数が
多いほうが上位とし、それも同点の場合は、1cmスコアのラウンド数が多いほうが上位とする。
以降はこの繰り返しとする。
」を追加する。
・2017年のアルバニアの世界選手権を利用して、国際ジャッジ会議を招集し、ジャッジの質
の向上・均質化を図る。
・女子世界選手権の開催を目標に、カテ2の女子ワールドカップ開催を検討する。
ブルガリアからの提案
1.空域違反に関しては、新しいS7Aに変更されているので、取り下げることにする。
2と3(リーディングポイント)に関しては承認され2016年5月1日から採用する。
GAPの計算式
LeadingWeight = (1 – DistanceWeight) * 1.4 / 8 を
ゴール者がいないときは、LeadingWeight = 0.1 * (BestDistance / TaskDistance)
としゴール者がいる時は、LeadingWeight = (1 – DistanceWeight) * 1.4 / 4 とする。
これにより、リーディングポイントはこれまでより多くなる。ゴール者がいないときは現行の最
大18点のところ、最長距離がタスク距離の半分であれば最大50点になる。ゴール者がいる時
のリーディングポイントはこれまでの倍になる。
以下の選手権が承認された。
2017年フランスクラス2世界選手権
2018年スペイン7月14~28日クラス1ヨーロッパ選手権
2018年ブラジル4月1~15日PGパンナム選手権
2018年スロベニア9月15~22日PGAヨーロッパ選手権
2018年タイ5月26~6月3日PGAアジア・オセアニア選手権
2019年イタリア7月12~27日クラス1世界選手権
ペペ・ロペス・ディプロマ=>ハンガリア推薦の Jozsef Szalay 氏に。
PG&HGディプロマ=>メキシコ推薦の MIGUEL GUTIERREZ 氏に。
エアースポーツメダル=>フランス推薦の Educ’en Ciel(フランスのHG/PG連盟が13年間
にわたって行ってきた子供たちが空に関心を寄せさせるプログラム)に。
次回の総会は2月2~5後の日程でオーストリアのザルツブルグで開催する。