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2011 年度予算概算要求に
年度予算概算要求に向けた要望
けた要望・
要望・提言
~元気な
元気な北海道を
北海道を復活させるために
復活させるために~
させるために~
2010年
2010年7月30日
30日
民主党北海道総支部連合会
民主党北海道選出国会議員会
北海道議会民主党・
北海道議会民主党・道民連合議員会
北海道は
北海道は、広大な
広大な面積を
面積を有し、都市が
都市が点在する
点在する広域分散型社会
する広域分散型社会であるととも
広域分散型社会であるととも
に、積雪寒冷という
積雪寒冷という気象的
という気象的な
気象的な特性を
特性を有しています。
しています。
また、
また、アイヌ民族
アイヌ民族との
民族との共生社会
との共生社会、
共生社会、北方領土と
北方領土と隣接という
隣接という、
という、全国的にも
全国的にも類
にも類をみ
ない地域特性
ない地域特性を
を
有
しているところです。
しているところです
。
地域特性
本道はいま
本道はいま、
はいま、人口減少や
人口減少や高齢化が
高齢化が全国を
全国を上回るスピードで
上回るスピードで進行
るスピードで進行し
進行し、医療・
医療・福
祉など道民生活
など道民生活に
道民生活に関わる様
わる様々な問題を
問題を抱えています。
えています。
また、
また、道内の
道内の経済・
経済・雇用情勢は
雇用情勢は、一部に
一部に明るい動
るい動きがみられるものの、
きがみられるものの、依然
として厳
として厳しい状況
しい状況が
状況が続いています。
いています。
道民の
道民の安全・
安全・安心な
安心な暮らしをしっかり支
らしをしっかり支えていくためには、
えていくためには、医療・
医療・福祉や
福祉や雇
用・中小企業対策など
中小企業対策など、
など、喫緊の
喫緊の課題に
課題に迅速かつ
迅速かつ確実
かつ確実に
確実に対応していくことが
対応していくことが必要
していくことが必要
です。
です。
一方、
一方、本道には
本道には恵
まれた「食」や「環境」、「
環境」、「観光
など本道ならではの優
ならではの優
には恵まれた「
」、「観光」
観光」など本
位性や
位性や特性があり
特性があり、
があり、これらを活
これらを活かして、
かして、元気な
元気な北海道の
北海道の復活やわが
復活やわが国
やわが国のこれか
らの発展
らの発展(
発展(新成長戦略)
新成長戦略)に大いに貢献
いに貢献していこうと
貢献していこうと、
していこうと、果敢な
果敢な挑戦が
挑戦が行われてい
ます。
ます。
つきましては、
つきましては、2011 年度の
年度の施策の
施策の推進や
推進や予算編成にあたり
予算編成にあたり、
にあたり、道民生活の
道民生活の安定、
安定、
及びこれからの北海道
びこれからの北海道の
北海道の発展に
発展に必要な
必要な事項について
事項について、
について、特段のご
特段のご配慮
のご配慮を
配慮を賜ります
よう、
よう、要望・
要望・提言するものです
提言するものです。
するものです。
2010 年 7 月
民主党北海道総支部連合会
代表
三井 辨雄
民主党北海道選出国会議員会
会長
松木 謙公
北海道議会民主党・
北海道議会民主党・道民連合議員会
会長
三津 丈夫
1 農林水産業の
農林水産業の再生、
再生、地域経済の
地域経済の活性化
(1)農林漁業の
農林漁業の「6次産業化」
次産業化」 (農水省、
農水省、経産省)
経産省)
・農林漁業と製造業や小売業などとの融合(農林漁業の 6 次産業化)により生産物の価値
を高め、農林漁業と農山漁村の再生を図ること。
・北海道フード・クラスター構想を推進すること。大学や試験研究機関と連携した新商品
開発など、生産物の高付加価値化を支援すること。
・学校や老人ホームなどの給食における「地産地消」を進めるとともに、北海道産品の移
輸出への取り組みを支援すること。
・安心・安全の食を確保するため、食品の原料原産地などの表示及びトレーサビリティ(取
引履歴の明確化)の義務付け対象を拡大すること。
・WTO や FTA、EPA 交渉においては、食の安全・安定供給、食料自給率の向上、国内農林
漁業・農山漁村の振興などを損なわないよう取り組むこと。
(2)農業の
農業の戸別所得補償、
戸別所得補償、生産基盤整備 (農水省)
農水省)
・コメの戸別所得補償の本格実施に向けては、生産費における家族労働評価の見直しを進
めること。
・畑作や酪農への拡大に向けては、輪作体系の維持、大規模経営中心といった北海道の特
性が十分反映されるよう取り組むこと。
・野菜や果樹などに対する新たな生産振興策と経営セーフティネットの構築に取り組むこ
と。
・エゾシカ等野生鳥獣による農林業被害防止に向け、適正生息数への抑制など、被害防止
対策の拡充強化や防止技術の確立に取り組むこと。
・食料供給基地である北海道の農業生産・供給基盤の整備については、そのあり方を見直
す中で、着実に推進が図られるよう取り組むこと。
(3)森林の
森林の整備、
整備、林業の
林業の活性化 (農水省)
農水省)
・林業・林産業の再生を環境をベースとした成長戦略の中に位置付け、木材の安定供給力
の強化を軸にした対策により、地域再生を図ること。
・森林を荒廃させることがないよう、適切な資源管理に基づく伐採、造林、育林等、森林
計画制度を抜本的に見直すこと。
・「緑のダム」構想の観点に立って、国有林等の公有林と民有林を一体化した流域保全対
策を強化すること。
・森林環境税(仮称)を検討すること。間伐等の森林整備を実施するために必要な費用を
森林所有者に交付する「森林管理・環境保全直接支払い制度」の導入に取り組むこと。
・公共施設整備、住宅建設等での地域材・道産材活用の支援策を強化すること。
(4)漁業・
漁業・漁村の
漁村の振興 (農水省)
農水省)
・水産資源の持続的利用に向け、資源評価の精度向上を図りながら、TAC 制度などの資源
管理を推進すること。禁漁・休漁・減船など資源回復措置への支援拡充に取り組むこと。
・漁場環境を保全するため、森林・河川・海洋環境の整備を進めること。併せて、種苗生
産・放流など栽培漁業を振興し、水産資源の増大を図ること。
・漁業経営の安定に向け、燃油高騰セーフティネットや魚価維持対策、さらには制度資金、
省エネ機器導入の助成措置などの拡充強化に取り組むこと。
・持続的な漁業・漁村を可能とするため、漁業経営の実態に即した漁業所得補償制度の実
現に取り組むこと。
2.観光の
観光の振興、
振興、総合交通ネットワークの
総合交通ネットワークの整備
ネットワークの整備
(1)新千歳空港の
新千歳空港の国際拠点化、
国際拠点化、地域航空ネットワークの
地域航空ネットワークの確保
ネットワークの確保 (国交省)
国交省)
・新千歳空港の国際拠点化推進の観点から、中国、ロシアの航空会社に対する乗り入れに
ついて、さらなる規制緩和を進めること。
・本年 3 月に新千歳空港国際線ターミナルが設置され、アジア路線を中心に出入国者が急
増していること等から、CIQ体制の充実強化を図ること。
・新千歳空港の管理運営のあり方を見直し、地方移管や民営化等について検討を進めるこ
と。
・地方航空路線の休廃止や事業撤退が事業者側の事情のみで一方的に行われないよう、地
元自治体や空港の設置管理者等と事前協議する一定のルールづくりに取り組むこと。丘
珠空港の維持・存続を図ること。
(2)北海道新幹線や
北海道新幹線や高規格道路の
高規格道路の整備、
整備、離島航路の
離島航路の確保 (国交省、
国交省、総務省)
総務省)
・北海道新幹線の新函館~札幌間の全線フル規格での早期認可・着工、早期完成を図るこ
と。国の財源や地方の財政負担、貨物輸送、並行在来線等のあり方検討を進めること。
・救急医療施設へのアクセス向上や、経済活動活性化の基盤となる高規格幹線道路等、幹
線交通ネットワークの整備を図ること。
・一般道路の速度規制見直しによる地方道の高速化を検討すること。
・離島に居住する住民にとって生活のための重要な交通手段である離島航路の存続に向け
て、支援すること。
3.恵まれた環境
まれた環境を
かし、新しい産業
しい産業の
環境を生かし、
産業の振興
(1)自然エネルギー
自然エネルギー等
エネルギー等の導入促進 (経産省)
経産省)
・北海道は水力、天然ガス、木質や畜産糞尿のバイオマス、雪氷、風力、太陽光などの自
然エネルギーに恵まれた地域であり、その導入・活用を積極的に支援すること。
・再生可能エネルギーを全量買い取る固定価格制度の導入とともに、効率的な電力網(ス
マート・グリッド)の技術開発・普及を支援し、新しい産業の振興を図ること。
(2)ICT(
(情報通信技術)
情報通信技術)の振興 (総務省、
総務省、経産省)
経産省)
・北海道は、冷涼な気候により、データセンター等の電力消費を大幅に抑えることができ
ることから、この利点を生かし、首都圏のデータセンターやネットワークの誘致を促進
すること。
・コンテナ型等の低コストで柔軟な施設整備、距離によるコスト格差のないネットワーク
環境の整備を図ること。
4.雇用のセーフティネット
雇用のセーフティネット、
のセーフティネット、季節労働者の
季節労働者の対策 (厚労省)
厚労省)
・「ふるさと雇用再生特別対策事業」及び「緊急雇用創出事業」については、市町村や受
託事業者が運用しやすくなるよう、人件費割合要件の緩和等、弾力的な運用の措置を講
じること。
・時限措置である「訓練期間中の生活保障制度」の恒久化に取り組むこと。
・職業訓練に大きな役割を果たし、道内では4カ所設置されている地域職業訓練センター
の機能維持に取り組むこと。
・季節労働者について、雇用保険特例一時金の「50日分支給」への復元に取り組むこと。。
・季節労働者対策として通年雇用促進事業の実施主体となっている「地域協議会」が、主
体的事業をより実施できるよう委託条件を見直すこと。
・建設業のソフトランディングに取り組むこと。
5.医師不足の
医師不足の解消、
解消、地域医療の
地域医療の確保 (厚労省、
厚労省、文科省、
文科省、総務省)
総務省)
・道内の医師不足の解消に向け、道内の大学における医学部の新増設を図ること。
・新卒医師等に地域医療経験を義務付ける方策を検討すること。公的な医師派遣システム
の構築に取り組むこと。
・地域病院の経営安定、勤務医の雇用条件改善等に向け、診療報酬の改訂を図ること。
・地域における中核的機能を担う公的病院への支援を拡充すること。
6.地域主権の
地域主権の確立、
確立、財政基盤の
財政基盤の強化 (総務省、
総務省、財務省、
財務省、内閣府)
内閣府)
・地域主権の確立、地域経済の活性化に向け、規制改革、税制の特例、事後的サポート体
制の整備など必要な政策を複合的・集中的に実施する「総合特区」を北海道に適用する
こと。
・基礎自治体の財政基盤強化に向け、ひも付き補助金を一括交付金にすること。
・広大な行政面積、積雪寒冷の気象条件、離島等の特殊な地域事情を抱える市町村が多く
存在する北海道については、多様な基礎自治体を認めるとともに、その地域特性を的確
に反映した地方交付税の算定方式の確立を図ること。
・地球温暖化対策の観点から、基準財政需要額に国有林を含む森林面積の算入を検討する
こと。
・国の地方支分部局の見直しに際しては、国と地方の役割分担を明確にする中で、真に地
域の活性化につながるよう、自治体や地域住民の声を十分反映すること。
・夕張市については、財政再生計画の着実な推進を図る中で、市民生活や産業振興にかか
わる課題について、積極的に支援すること。
7.アイヌの人
アイヌの人たちに対
たちに対する総合的施策推進
する総合的施策推進 (内閣官房)
内閣官房)
・先住民族であるアイヌの人たちの地位の向上と民族の誇りが尊重される社会の実現に向
け、有識者懇談会の報告等を踏まえ、総合的な施策の推進と、その推進の根拠となる法
律の制定に取り組むこと。
8.北方領土の
北方領土の早期返還 (外務省、
外務省、内閣府)
内閣府)
・わが国固有の領土である北方4島の早期返還に向け、積極的な取り組みを推進すること。
以上