平成25年5月27日 農林水産省生産局 畜産部食肉鶏卵課 中小食肉卸売

平成25年5月27日
農林水産省生産局
畜産部食肉鶏卵課
中小食肉卸売事業者資金融資円滑化緊急対策事業について
1 事業の目的
この事業は、食肉卸売業者の経営改善を支援するため、食肉卸売業者が金融機関
から融資を受ける際に債務保証を行うことにより、資金融通の円滑化を図ることを
目的とするものです。
2 事業の実施機関
この事業は、農林水産省が企画立案し、農林水産省の依頼により独立行政法人農
畜産業振興機構(以下「農畜産業振興機構」という。)が補助事業として実施して
います。具体的には、食肉卸売業者の全国団体である全国食肉業務用卸協同組合連
合会(以下「全肉業連」という。)及び全国輸入食肉事業協同組合連合会(以下「全
輸連」という。)が事業実施主体(債務保証を行う者)となり、農畜産業振興機構
がこれら2連合会に債務保証に必要な費用を全額補助します。
3
実施機関の概要
(農畜産業振興機構)
独立行政法人通則法及び独立行政法人農畜産業振興機構法に基づき設立された法
人であり、「畜産物の生産又は流通の合理化を図るための事業その他畜産業の振興
に資するための事業」(独立行政法人農畜産業振興機構法第10条第2項)等をその
業務としています。
(全肉業連)
中小企業等協同組合法に基づく事業協同組合連合会であり、業務用食肉の卸売に
関する協同事業を行っている団体です。これまで20年以上も食肉流通の合理化に関
する農畜産業振興機構の事業を実施しており、事業実施主体として経験豊富な団体
です。
(全輸連)
中小企業等協同組合法に基づく事業協同組合連合会であり、業務用食肉の卸売に
関する協同事業を行っている団体です。これまで20年以上も食肉流通の合理化に関
する農畜産業振興機構の事業を実施しており、事業実施主体として経験豊富な団体
です。
なお、上記2団体は、この事業の他に、食肉卸売団体に対する債務保証として「国
- 1 -
産食肉流通合理化緊急資金支援事業」も昨年度から実施していますが、こちらにつ
いても適正に事業を執行しているところです。
4 債務保証履行の確実性
(事業の継続性)
本事業は、独立行政法人が実施する補助事業として農林水産省と財務省との協議
を経て平成23年度から平成29年度末まで実施することが決定しており、そのことは
「中小食肉卸売事業者資金融通円滑化緊急事業実施要綱」(以下「事業実施要綱」
という。)に明記されています。
(予算の確実性)
農畜産業振興機構において、平成25年度の保証基盤として10億円(保証限度額50
億円、事故率20%と想定)が予算措置されており、また、全肉業連及び全輸連に対
しては、補助金の限度額通知もなされています。なお、平成26年度以降についても、
保証残高に応じた債務保証予算の確保を行ってまいります。
(事業の安全性)
本事業による債務保証の引き受けに当たっては、事業実施要綱に基づき、債務保
証限度額50億円の範囲内で実施すること、有識者による審査委員会において保証の
可否を判断することが規定されており、農林水産省及び農畜産業振興機構の指導の
下、定められた事業枠の中で公正な審査を経て運用されます。
以上のことから、信用保証協会等の法律に基づき設立された保証と同様に、履行
の確実性が極めて高い保証です。
5 債務保証手続
金融機関は、被保証人が債務を履行しない場合に全肉業連に代位弁済を請求する
ことができます。全肉業連は、農畜産業振興機構の補助を得て速やかに代位弁済を
行います。この手続きは、農畜産業振興機構が事業実施要綱として制定し、ホーム
ページで公開するとともに、全肉業連においても、関係規定についてホームページ
で公開しております。
事業実施要綱 URL http://www.alic.go.jp/content/000070696.pdf
関係規程
URL http://www.zenniku-gyoren.or.jp/
- 2 -