子供 のいじめを解消する方法 プ 小澤昭弥 ロ Jヽ 澤 千鶴 私 (小澤昭弥 )は昭和 3年 (1928)生まれ の者で、今年 83歳 になります 。昭 和 23年 春 、愛知 一 師本 科学卒 業し、一 富市 の 手秋 中学 で理科を担 当し、1年 後 に 名古屋 大 学理学部 に入学 し、3年 で卒業 してから工 学部 に助手講師 、効教 授 と 12年 間勤 めた メリカヘ 留学 し電 池 、燃料電 池 の研 究 をしておりました。 もの です 。この 間 、数 年FBqァ その 時小学校 1年 生 の 長 男をアメリカヘ 連 れて行きアメリカの 学校 へ 入れ ました。住 んだ場 所 はイタリア街で 、あまり良くない 住地 でした。子供 は 、毎 日のように消 じゴム を取 られたり、いじめられ 通 しで困つていました 。 この とき家内 は 、その 同じ組 の 強そうな友 人 2-3人 を家 に呼 び込んで巣 子を出した り、ゲ ー ムで遊 ぱせ て 、うちの長 男 (進弥 )と仲 良くしてくれ るように頼 み 、翌 日か ら学 校 へ 行くの はその 強 い 友選 と共 に行 くことにさせ ました。これ でいじめ はす っか り無 く なりました。この 強 い 友達を見 つ ける前 は、家内 は子供 を学校 の 問まで送 ったり、迎 えに行 ― pた りして、いじめ を受 けない ようにしてお りまt夕 た。家 内も名古 屋市 で 、東 桜 互 小学校 で教 師をしてお り、いじめ は、学校 の先生 に頼 む より、親 の 方で手を打たない といけないと言 つて上 記 のようにしてこの 問題を解決 して切 り抜 けました。 ﹁ ︱ ︱ ︱ I J 一 5サ l gil L rlL 小学校 の理科実験 奎廷三童菱蔓剰 私 は 、数年前 (平成 17年 頃 )に犬山市の小学校で、理 科実験 の 補助教 師を募集し ておりました。年齢 は無関係との ことでしたのでこれ に応 募 じました。20名 が採用 され 、 月 25万 円の手 当が 出ましたが 、80歳 近 い私 の様な者 は私 一 人でした 。他 の人 々 は その 年 の 春 に教師 の 採用 に不合格 となつた人々ばか りでした。理科補助 教師 の 仕事 は 、理 科 の 実験 には準 備 と手 数 がかか るので、正 規 の担任 教師だけ ではやれないの で、補 助教師 の 人に準備させようという事 です。 実験 の 道具 はあるものもかな りありますが 、や はり買い集めて実験 が やれ るように 準備 しないといfナ ませんでした。小 学校 は担 当の先生の 80%が 女 性 の方 々で、理 科 の 実験をやつたことの ない人が 多く、補助教 師を取 つただ けで、うまく実験 ができなか ったのです 。師範 学校 の 物理 や化 学 の 授 業 でも小学校 の理 科 そのもの の 実験 の 練 習 はありませんでしたので、理科 実験を本 当にやるには、やれる人 にやりやすい実験 道具 を与 えることが何 よりも必要 でして。従 つて私 は、や りやす い道具 の 一 つ として、 日本 特殊 殉 業か ら酸素 発 生 器 を借 りてきて、酸素 の 実験 をさせることにしました 。こ れ は大 変上 手にでき学校としても費用 の節約 にもなりましたが 、学外の人を小学校に 入れるこどで、校長や教顕 先生か ら難色を示され ました。そこで私 は 、中小企業 の 人 々で小学校の理科 実験をやることを断念し、私 自身の金で公民館を夏休みに借 り て希望 の生 徒だけ集めて子供大学 をやることにしました。 -113 生徒 全員が や らなくても、510%の 子供 か ら理 科 に熱心な者 が出て将来の 日本 の 技 術 の リー‐ ダー になってくれ たらよい 、と考えて、小学 生の理 科離れ 論 議 は、全 員 に 同じようFこ 時間をか けて理 科実験 と取 り組 ませようとした学校 の 教育 の方針が 不適 当 という事 を考 えました 。 そこでやりたいもの だけに、電 気テスター と光量計を lヶ 月貸し出して 自由に測 定さ せるという事をさせました。子供も大 変喜んで、lヶ 月の終わ りに殆どの子 供が 1000 ータ十 を買いたいと つてきました 円でその 2つ のメー 言 。人間には色 々の 者が いて 、音 楽 好きの者 、絵 を描 く長との 好きな者 、色 々で 、夫 々の 人に適 したところを延 ばして 、 すきな分 野 で世 界 一 になるようrこ その人 々力` すれ ば 日本 fま素 晴 らしい国になるでしょ う。全 員が運動会 で同 時 にゴー ル ヘ 入るような教 育が おこなわれ ているの をみ て、私 の ようにアメリカの 教 育 と比 較 してみることの 出来た者 には 、日本 の文 部 省 は何を考 えているのだろうと思 いました。 人 田の 12%の 人 が 素 晴 らしいアィデアを出せ ば 、社 会 は (日本 は)素 晴 らしい国 になります 。リーダー になる人をつ くるか 、輸 入するのがアメリカ流 の あり方です。 日本も国家として教 育法を考 え、世界 中か ら良い 人 (優れた人)を日本 の 中 へ 入れ る努 力をしてくれたらと思 います。次頁に付 ける私 の意 見 (昔電気化学誌 1997年 に暮 いた一 文 :国際 交流 についての 一 文をこの 後に再録しておきます。 う展 望重 65, ヽ ィ ),(1997 国際交流 と国際競争が 研究者 の生 き甲斐 を つ くる 小 沢 !ヽ ki、 11 昭 弥 K ( ッヽヽ ヽヽ 臨簿 一一 歳近 は 1 1 本人 の海外旅行 t ) 急増 し, l l q 際交流 も身近 に感 じられ, また海外か らの留学│ l i や 労働 杵 も多 くな り, 技 術i ・平体i の交流 も多 ヤ l教 くな った。 私 が 2 9 才 で渡 米 し, ヽ は1 ) 1 l r g l授 , ヽぃ H e r 教 授 の も ′ ) こ 十 の 4 0 て 1 9 う 6 イ とで, とで 垣池研究 を した は約 │ │ は、1 l i 1 lj先 1:前 │:ブ l11電 池 の基礎研究 で研究 費 を もら ってお られ 私 t ) その資金 で r i l 学 ) 、 この 研究 の機会 を得 た こ の とき、軒i 用i L 池の研究 発 表会 が あ イ i さ か ら到 を かI 約 れ た そ 会 に 市上 i ざ! 後の 私 に も、│ │ 1 席 く権 もな い外1 呵 して こび) 人公 ば) 内容 を 川本へ帰 って 本 会 の│ こ 池技術 委 けi 公て 報 l t i ヤ ' す は は した `路時 の 委 , 1 長の 京人 の岡 │ 1 1 教 │ て毎年 授 キ ア メ │ 力 にキ へ こん な電池情 報 を │ 1 本 持 って きて くれ ないか │ と 切イ! され た 私 は + 1 本の皆 さんが こん なに触 りに して くた さるな らとア メ リカに l l l の長野1 渡米 とな , た そ の │ 1約 まる決″ を し1 3 5 4 + こ 亡、 対 5 0 名 の学 ん ・ 留学4 1 セア メ │ 力の 大学 へ紹 介 しl q 際資流 につ とめ た 私 が 英北 人 の教 授 と して帰 1 呵した ときには, そ の研究■ も助 子は韓 1 呵人 大 学 -114- は タイ人 で あ った 私 もこれ らの 人 々が 向L l g に │モ 院′ 帰 った と き H 本 へ留学 して よか った と思 って くれ る電池 の研究 テ ー マ を選 ん だ こ の とき, 私 は 3 5 年 前 ア メ リカで軍 ナ 1 ] 電池 研 究 会 に 出席 した と きの ことを思 い出 した そ の会で ア メ リカで は, ど こまで の 情 報 は公 開 で , ど こか らが非 公開か , か な り明確 に して い る こ とを 発 見 した 1 ! 本の政府 や会 社 は、白ネ 上の利益 を通 求 す る考 え 方 が 強 く1 1 ! 界 の ため に我 々が今 な にを す べ きか, ど こまで公 開 して他「 ll・ の人 に 与え てお くべ きか につ いての視点 が 足 りな いよ うに思 う 国 際 交流 は , 公開情 報 を使 って 人 々が便利 だ, す は らしい と思 うことを小 さい ク ル ー プで始 め るとよいので す。 このために公開技術 。公開知識 はど こまでか を 十分 明確 に してお くことが必 要 です ま た他 人 のl F g 際 交 流活動 の足 を引 っ張 らず これ を援助 しよ うとい う考え 方が大切です 私 が理 事長 を して い る国際技術交流 協会 は何 か 小 さい ことを1 田 際ク ル ー プで実行 しよ うとす る人 々に資金 を援助 してお ります 希 い人 も退職 され た方 もこの私共 の運動 に参 加 され る ことを願 って お りま す 他人 のため他L 国 のためにな るよいア イデ アでF F g 際 交流 ・国 際 競 ′ 争 を して 自分 の人生 の 1 と き甲斐 をつ くって い ただ きた い と願 うもの です 国際技術交流協会理事長 大学 の 教 育 が 不適 当なアメリカの 教 育 私 (小澤 )の長 男 の進祢を私 がボスドクとしてアメリカの第 1年 目を過 ごした Dukc Un貯ersttyの化 学 工 学科 に送 り込んだ。彼 はその化学 工 学科 の 講義 や濃習が、数学 た。そこで私 tよ憂体 みを利 用 し が 多くて、化学 らしい 演習 が 殆 どな いことを私 に告 tず て化 学 の 分析 をやらせ 、特 に機 器分析 をや らせ た。この 分析をやることにより、彼 は 化学 の 体 質を身 に付 け、大変 良 い研究心 の ある化学 人 間 になつたと思う。 na網 社 へ 入 り化学とコンピュータを使 って大いに会社 に貢献した由 卒業後 1ま、日eck『 である。その会社 の測 定器 は、病 院 内 の 分析機 や研 究 用 の超遠心分 析など物 貰を 取 り扱う分 野 で大変役 に立ったと思う。 どん な仕 事 も技 術 上全 部 良く解 つているわ けでなく、うまくいかないことにぶつかつ い ″ たとき なぜか と考 えて解 決する人間 力がないと一 歩 先 へ 進めないのです 。人生 は 何 が起 こるか分 か らないので、何事 についても、なぜ か ?と 考 える力を持 つことが大 切 である。大学 の教育 は、夫 々の 大学 で企画されているが 、その 人々にとって最善 か どうか │ま良 く堵 えて自分 の適 性 にあった学科 へ 移 ることを決意することも大切 である。 私 は 、い ま 83歳 であり、もう何も考 えなくてよいという人も多いが 、100歳 まで健康 で、 楽しく人の為 になる仕事をするためのアイデアの 開発 に努めているのです。老人 に生 きがいを与 え、持 っている資金 の 範 囲でやれ ることをやるという決 心が大切 だと思 つ ています。人生 は金を残す ことでない (あの 世 ではお金 は何の役にも立たない)、残 つ た資金 で何 か研究してみることで生きがいを自分で作 りたいと考えているのです 。 -115- 生 徒 の 質問 に対する教 師 の答 え方 将 来社会 で大きく成功する生徒 をつ くるには 、理科 的な質 問 にせ よ、経 済 的費 間 に せ よ、人 間関係 の 質 問 にせ よ、それ に対す る答 を「それ は ・中 ●●0だよ」と回答を与 え ることは、その 人 に考 えさせる機会 を与 えない ことになる。理科 の 質 問に答 えて「それ は ,中 ●●の 本 の 教 科書 の 何 更 に出 ている」と言うと、そ こに書 いて ある率 のみ が 正 し いと考 えて、それ 以 上 深 く考 えてみ ることをしな い。すぐに答 えて考 えさせ る機会 を与 えな い答 え方 は教 育法 として一 番 良 くな いことである。 3の 本を読 ん 何 か質 問され たら、すぐに国答をしないで「 私 にもよく解 らない 。君 が 2、 せて Telしてみ で考 えてみ てくれ な いか ?」「 考 えたらまた私 に君の 調 べ たことをFF5か 十 て 下さい 」と言 つておくの が 良い 。塾 の 先生 は、何 か 聞 かれ るとす ぐ答 えを出す と、そ の 先生 は素 晴 らしい (良い先生 )と尊敬されるのですが、考 える力を付 けてくれ る先生 が本 当の 先生 であるという事 を忘れ ては いけないと思 います 。愛 知 一 部 の 化学 の 中 川 八太郎 先 生 は、戦 後 甘 い 物 がない、石鹸 がないという時代 に、学生 に甘 い物 や 石 鹸を作 つて見 せて、「学生 が 教 えてください 」と言うと、「自分でや つてみ よ」と雷 つて具 体 的 に教 えてくれ る人 ではなかつた 。やってみ てどうもうまくいか ない と言つてゆくと、 少 し教 えてくれ る人でしたG考 えさせ 実 験 をさせ ることが 教 育 の 本 堂 という事 で 、これ に徹 した教 育法 の 先生でした。私 の 一 生 は この 先 生 の や り方 で 、アメリカで大成 功 し たと今 振 り込 っているのです。 何 を ど う学 習す るのが 効 果的 か ? 日本人 は何 故英語 に55い か ?速 修 は可能 か ? NPC法 とは ? 発 音 の 学 習 法 ・耳 の 訓練 法 ( 日本化学会出版 の化学 と工業, 1 9 9 7年 1月 号、化学教育 1992年 より, 技術英語,一 般英会話 : 何をどう学習するが ―― 幼児 ・小学生 ・大学生 ・企業技術者の それぞれの人に適した学習法は?― 小 沢 昭 j体・佐 藤 厚 ・鈴 木 喜 隆 ・長 哲 郎 - 116- 一 人では何 事 も大きくできないが 一 人 が 雷 い 出 さな い と何 事 も始 ま らな い 私 は、英語 教 育 にしても、電 池技 術 の 国際サ ンプルにしても、大変勇敢 に人 々の 前 で 自分 の 考 え方 を述べ 、一 人でもやれるところまでやります か ら、考 えてみ て下さいと 一 他 人 に強く主張 してきました。その 殆どで 応 の 成功 をして国際 的 に寅 献 してきまし たc今 までだれ もや つていないからと提 案することをため らうのでなく、正 しいと思う事 rま雷 つてみ て 、全 力で 自分 一 人でもやるという主張をすると、つ いてくる人が出てくる ものであると信 じています。 一 人では大きなことは 出来ないが 、先ず 問題点を指摘 して同意の 人を集めることか ら始 め ないとい けな いと思 つている。今 回 の 教 育 上 の 問題 でも、日本 の 教育 は親 が 子 どもは 学校 が 教 育 してくれ ると思つているようであるが 、アメリカでは 、親 は小 中学 校 へ 出か けて、出来ない子供 と話 し合つて、教 育 の 大部 分を実際行 つています 。この ことを私 にもやつてもらうようにしたいと思 つてまず 私 の 30年 やつてきた出版物 に色 々 の意 見が 出るようにする事 から始めようと今始 めたところです 。華 いに2口3回 という83 IBA Letterを 2000部 ず つ 印刷 して配布 して反応を 歳位 の 同志を得 て、年 2冊 の ITE― みる事 から始 めることにしました。2'3会 の会 長 の大 野先 生 が 同志の方 々と御 参加下 さる事 になり大変有難 いことと感謝 しているところです 。 私 の他 の 研究 予― マは 1 100歳 まで生きて何か社会 貢献をしてみたいという80歳 以 上の人 々を集 めて、 100歳 まで生きるには何を食 べ たらよいか 、どんな健康法をしたらよいか ?を 調 査 し提案 したいと考 えています 。 2 健 康 に良 い事 がかなり証 明され ているカテキンを沢山 に安く取る日本 の粉末 緑 茶をこの 100歳 までの健康 プロジェクHこ入れたいと考 えています 。また最近知 った玉 葱が健 康 に良 いというので、これ も安 い食 品です ので、私共の 100歳 プ ロジェクトに取 り入れたいと考 えています。中国でも玉 葱 の効 果 は広く認め られ ているようです。 3 健 康法としては、血 瞥のを化を何 とか したいと、毎 日この 5年 間 マッサ ー ジをし い ています。これ を沢山 の金 を使 用しなくても毛細血管の老化に効果 の ある つ ま 'と み もみ いう方法をよく研 究 してみたいと考 えています 。 4.総 茶 の粉 末 は 、株 茶として 日本 では 、昔 か ら広 く使 用されているの に 、中国 で は 、売れ てい ません 。これ を世界 の健 康食 の 一 つ に広 めてみたいと努 力 中 で す。 -117- な ん でもや ってみ よう。 大 発見 の 初 めとなるか も。 Let's Try Any thing whey We don't know the Detail. 小澤昭弥 ( 前東北大教授 、滞米 3 0 年 ) ,11辺 岡J(lTE箱 根 1研究所、代表) 」 Ohn C_Nardi(ITE会 長 、U"S,Ao汗ice,OhiO) 立 ( 上海交通大学教授、滞 日 1 2 年工 学博士) 大場好弘 ( 山形大学前 工 業部長) 織 (1)百車丸には下の様な効果と務能 が配されている。色 々の成分の 中の何が何 故どんな病気やどんな症状に効くかはよくわかつていない。しかし昔 からこの 葉は民間 で広く使用されている。私はある日夜中に鼻水が出て、止まらない ので薬局へ行つて薬を買おうとしたが、夜中の 11時 でどこも薬局が開いてい なかった。そこで、この百草丸が手元にあつたので、これを 30粒 飲んだ。そし たらピタリと鼻水 が止 まつたのでびつくりした。翌 日今まで手に出来 たかなり 大きな点 々としたシミアザがかなり色うすになっているのを見てびつくりした。 百草 が皮膚のシミ取りに効くのかと驚 いた。その後毎 日百車を 1週 間飲んだ ところ、手のあざはかなり次第に薄くなつた。やはり百車 が有効なせ いではな いかと思つて、他の人々にも試してもらう事を考えている。何事もはっきりした 理由がないのに、やってみることは大切であると痛感した。 効能 ・ 効果〕 〔 腹 食欲 不振 (食欲 減 退 )、胃部 ・ 部膨満 感、消化 不良、胃弱、食 べ 過ぎ(過食 )、 飲 み過ぎ(過飲 )、胸 やけ、 胸 つかえ、 もたれ (胃もたれ)、 はきけ (むかつき、胃のむかつき、 二 日酔 ・悪 酔 のむかつき、嘔 気 、 悪心 )、 嘔吐 成 分 ・分 量 〕 1 日 量6 0 粒中 〔 オウバ クエキス ……… ……900mけ 日局 ゲ ンノショウコ末 … 600m9 日局 ビャクジュツ末 ……600m9 ・ …………600m9 ………・ ガジュツ末 ・ 日局 リュウタ ン末 …… …150m9 日局 センブリ末 …… …… …16m9 添加物 と して カ ル メ田 ― ス ナ トリウム 、タ ル ク、ア ラ ビア ゴ ム 末 、活性 炭 を含 有 します。 製造 販売 元 □ 日野製薬株式会社 長野 県本曽部木祖村 大字数原 1598 -118- (2)私 の人生で最大のア必塑力での発 見 は、錫メッキの硫酸浴 に色 々の 有機ポリ マー を添加してこれ が大変有効であることを発見し、Yeager先生とアメリカ最 スティー ル社に大変喜 ぱれた。その研究の 目的は、サル 大 の鉄鋼会社 U,SⅢ フォンと言う今 まで使用していた錫 メッキ添加剤 が発ガン性の恐れ があると いう事 で、これ に代わる添加剤を発見する事 であつた。YGager先 生 は、色 々 の化含物をメッキ浴 に入れて電解 して分極 を測定するように学 生に指示され ていた。私 はポ スドクであつたが 、何 か今までその メッキ浴 にテストされなか った物をテストしてみ ようと、ダウ社 、デスポン社 が最近合成した新有機 ポリ ー マー を取 り寄 せてテストしたら、色 々のポリマ の有効な事 が発 見され たの です 。何 がどんな理 由でその メッキに効くかを全く知らなくても、今までの人 がやつた事のない物をテストするという事 で大発見をしたのです。 やってみることが何より大切であることを病感 じた次第ですc ー 錫 メッキ の 有機ポリマ について大発見 の研究報告 は下配のものです。 (論 文 )Organお Addition Agents in Actt Tin Piaung Elecus chemical TechPlolo喜y Vot.3, No.5-6 (May一 Junc)1965 by Ak'ya Kozawa and Ernest Yeagcr、 市C °t 問 3 i a n m O sいu 1 l o t e b a t h ( l M H 2 S 0 44+40M・ S n S O かo t T a b にi C o m p o u n d s w H c h g o v e s e m i b t t g h ! d e p o 封 。 : 『 tthout siirring 挑 晋 】c 料 1. aryl―polyether alcohols Tritons(RohHl and Haas Co.)Alkyl― H2C(CH3)2-≪ 岩暫 ;」 『 (OC2H040H シ :rent de concentranons ttp灘 usとし 、 2. Polypropylene glycols(Dow Chemical Co.) (%by Weight) =56--34 れ HO(C3H60)■ C3H60H licals Corp) 3 . Pluronics(Wyandotte Che■ HO(C2H40)o (CH CH20)b (C2H40)c H Semibright u… ma/cm― │ L61 L62 L64 F68 P75 L44 4. 5. 6. CH3 b=30 0+C=35 α tt C=30 b=30 工 b=30 α tt C=66 b-30 α tt c=200 b=35 4t tt c=93 b=21 α tt c-45 0.5-20 05-30 0.5-30 0.5-40 0.5-20 0.5-30 0.5-20 0.5-20 0.1-10 1.5-45 ol_1.o 6-30 kガ P35,NP40組 監 :景 i職 『 業思 卦 裾 1ネ 諾 拭 phentt dher ene of pdyethガ 戴ヽ ま Chem― CttЫ eneュ 盤瑠絆難i乳 粗景 品 iふ 撤掩 yd dhttttOn ω de 押 報呈 ・ 7. 登f 主 景& と 2 3 8 ユ M e t h メ 8. 0.1-1.0 0.1-1.0 0.05-10 0.05-1.0 0.05…1.0 0.05-10 0.1-1.0 0,1-1.0 d o d e C y l b e n z メ 廿立n d h ガ ammttum cHodde偲 ohm um 0.05-0.5 dmdhメbentt ammO拭 縄 締 協 :酎httbutyl phenoxydhoxytthyl― chloride(Rohnl and Haas Co) ― - 119- 12-30 今 までの本 に書 いてあることをまったく勉 強 しなくてもどうしてメッキ にテスト すれ ぱよいか という方 法さえ知れ ば研 究 は出来るのです 。この ことは 名 古屋 大学 理 学 部 の 坂 田 昌 一教 授 が研 究室 の 人 々にいつ も言 つて おられ た次 の 言葉 が大切であることの 証 明です。 「 天 才でなくても方法さえ知 れ ば 良 い研 究 (仕事 )ができる」 天才 でなくても方法論 さえみつけられれ ば、 よい仕事 ができる。 坂 田昌一博 士 (3)撚 料醜 の_白金にな絶&畳 盤の研真 私 の研究は、アメリカの NIHか ら 3年 間の研究費をもらつて行つた人工 心臓 用電 池の研究である。この 研究 により血 液中の ヘモグ 田ピンが酸 素 電極 の 撤 媒として素晴 らしいことを発見 じ、これを基 に、鉄 フタ田シアニン、コバ ル ト フタ田シアニンを発見したのです。 53. Electrode material and catalyst for oxygen reduction in istonic saline solu↓ion by A. Kozawa, V. E. Zilionis, and R. 」 . Brodd, J. Electro― chem, Soc.117, 1469(1970). 54, Oxygen and hydrogen peroxide reduction at a ferric phthalocyanine― catalyzed graphite elecとrode, by A. Kozawa, V. E. Zilionis, and R.」 ロ Brodd,」 .Electrocheln,Soc.117,1474(1970). 55, Effects of various additives in the electrolyte on oxygen reduction at ferric phthalocyanine― catalyzed graphite electrode, by A. Kozawa, ヽ E.Zilionis,and R.J.Brodd,ibid,118,1705(1971). -120- ア. この研 究 では 、生理 食塩 水 申での 0 2 の 還 元を研 究することになつていたの に 、血 液を直 接 に使 つて実 験 して大発 見 になつたのです。実 用 に近 い血 液を 使 つて電 気 化学 の 反応 をやつてみた ことが 大発見 につながつたのです 。 (4) 鉛電池用ポリマー 番加剤 の六発見 微小カーボンの 安定化 の 為 に加えた有機ポリマー が 鉛電 池の 劣化回復 と寿 命延長 になることが後でわ かつたのです 。最初 は 、電池 の再生に有効な微 小カーボンの安定化 の 目的で添加したのです。何故ポリマー が 有効かは、そ の後の数 年 の基礎研 究で解 つたことです。この意味 で基礎研究も大切 である か、何 7` も新 しい材料でやつてみると大発見 につながるのです。やつてみな いと何も見 つかりません9 (5) 大先生 の理科教育 の奨 め は正しいか ? ヨ 小中学校 の生徒 に理 科 の学 習を奨 める為、ノーベ ル 賞級 の大先生や東大 京大 の教授 の 方 々が 、理科 は、何故を追求する学科 で、何故を調 べ 解明す ることが大切であるから、理科をしつかり勉 強するようにというお話をよく聞き ます。私 は 、研究 の 初 めに何故 かを研究しようと思 つてやつたことは殆 どない 。 中川先生 が作つていた石鹸 や儀をどうして作るか ?つ まり役 に立つ もの 、自 分 の欲 しい物をどうすれ ば作れるか、を知りたいために実験をや つてみたの です。 私 は子供たちに、電 力節約とか、健康 に良い食物 をか、病 気に効く薬 の開発 とかいう実用 になることで子供にもわかる目的を与 えて、色 々とやつてみさせ ます。 るの が理科教育 の振興 には大切であると考 えてしヽ 難しい理 科を科学 の大 研究をするような、何故 かを発見させようと富 つても、 ー 子供 には 良くわからないのです。実用 になる研究 テ マ (プ日ジェクト)を与え て実験をやつてみ させることが 、理科教育 の 方法としては 、大切であると思 つ ているのです。 何事 もや つてみ る人 間を育 てる教育を小中学校 で 立 ち 上 │ずよ う で は あ り ま せ ん か 。 その 実験 には 、役 に立 つ 日常の使用 に役 立 った ことが子 供 に良く解 るように話 して興味を持 たせ て実 験 をさせ る手伝 いをや ることが 大切 です 。 今 日で1 よ 、節電 とか、電 力の 節約 は色 々と子供 にもできる大変 良い研究テー マです 。 これ を実験 させるには 、実際 の 測定器 ( 光量 ( ルックス) の測 定器 、電 気の ボル トや7 ンヘアの 測定用のテスター ) を与えて数字として、子供 ( ′ 1ヽ 学 生 4 - 6 年 ) が 自分 で測定 できるものを与 えて、測定させ る事 か ら始 めたらと考 えます。私 ( ′ jヽ 澤 ) は犬 山市 の 東 小 学校 で子 供大 学 を日曜 日にやってこの ような測定 を子 供 にさせることにしました。 社 会 は 1 - 2 % の ヤ ル 気ある人 々 ( リー ゲー になる人 々) の 力で大きな発展 をするので す 。少数 の人 をいかに教 育するかでその 国の運 命 が 決まるの です 。 子 供 の為の実験器 私 (小澤)が大 山の子供大学で使用したわずか 1000円位 の器具を子供に lヶ月貸 し出したものは、次の 2点 です 。 (1)電 圧、電流、抵抗を減1定するテスター (中国製 は 500円 -600円 です) (2)ル ックス系 (光の強度の測定器)蛍光灯から LEDに 光源 が変わりつつあり、同じ 電 力で何がどの位 の光量でエネルギー節約になるかを簡単 に測定し得る。 子供が 自分の物として lヶ 月の間 自宅で色 々と使ってみて、太陽光や電燈 の照度 などを測定したり、テスターで電池の劣化を測定したりして、しっか り自分の身につ け てその使 用法を覚えておくと一生 の生 活 の 道具 になり、研究心を持たせるの に大 変 良 い方法になります。百草丸 は音の人が 見 つけた有用な薬です。何がどう効くか今で もよく解 らないのに広く使用されており、今 日の 人々にも新しい研究を提 供しているの です 。 本 に書 いてなけれ ばやらない。理 由が解らないものには手 を出さないという では 事 、 何事も始 まらないし、親 は自分の子供 を、叉教 師は小学 校の子供 を立派な人 間 に育 てることは出来ないと思 います。 何 事 もや ってみ る人 間を育 てる教 育 学校から立ち上げようではありませんか。 122
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