期間 平成 27 年 7 月 11 日(土)~16 日(木) 場所 フランスブレス地方 SSH フランス国ブレス・シャポン研修 パスカルシャネル氏農場 ブレス鶏館 期日 平成 27 年 8 月 17 日(月) 場所 能代宇宙広場(秋田県能代市) 第 7 回ロケット甲子園 (モデルロケット全国大会) 発射用意 ロケット発射 優 勝 期日 平成 27 年 7 月 15 日(水) 場所 本校第 1 アリーナ SSH 講演会 宇宙の謎にせまる国際リニアコライダー 期日 平成 27 年 10 月 8 日(木) 場所 本校(会議室・第 2 アリーナ・大講堂) SSH 講演会 プレゼンテーションスキル講座 普通科特進コース 秋田大学 川村教授 処理場オ・シャボン・ブレッサン 普通科探求コース 秋田職能短大 小笠原教授 I 農 業 科 秋田県立大学 古屋教授 県内サイエンス研修 期日 平成 27 年 11 月 12 日(木) 秋田大学(宇宙) 秋田大学(化学) 秋田大学(生物) 秋田県立大学 木材高度加工研究所 DOWA エコシステム 県外サイエンス研修 日本科学未来館 期日 平成 28 年 2 月 8 日(月)~10(水) JAXA 筑波宇宙センター 高エネルギー加速器研究機構 期日 平成 27 年 8 月 27 日(金) 場所 本校第 1 アリーナ 校内生徒研究発表会 ポスター発表(1 年) ポスター発表(2 年) ポスター発表(生物資源科) ロケットの展示(科学部) 口頭発表(宇宙研究) 口頭発表(緑地環境科) II 巻 頭 言 秋田県立秋田北鷹高等学校 校長 佐 藤 清 悦 本校は北秋田市内にあった四つの高校が統合して誕生し5年目を迎えました。開校3年目の平成25 年度から文部科学省より5年間のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の研究指定を受け、学校 づくりの新たな柱に理数教育の振興を掲げ、全校生徒・職員が一丸となって推進してきました。 本校は市内で唯一の高校として、地域を支える人材の育成という重要な役割も期待されていることか ら、科学的思考力や国際的な視野を持って地域貢献できる生徒の育成を目指しています。そのため、S SHの研究テーマを「人と地球環境との共生並びに宇宙開発まで、ふるさと秋田に学ぶ」とし、地域と の関わりを重視しながら、宇宙や地域の素材を題材に探究活動を進めてきました。また全ての生徒の科 学への興味・関心を高め、科学研究の基礎的なスキルを身につけることが、生徒の成長を促し将来の地 域産業の活性化やグローバル化に貢献するものと考えて取組を進めています。指定3年目の今年度は、 全学年が対象となったことなどから学校全体で取り組む体制が整い、課題であった教科や学科を超えた 意見交換や研究ができるようになり、学校内外での生徒同士の交流が活発化したことから、研究内容の 深化と発表スキルの向上が見られるようになりました。 今年度実施した活動と成果について主なものを四つ紹介します。 一つ目は秋田北鷹ケイポン班の海外研修があげられます。7月に「比内地鶏の去勢鶏=ケイポン」の 研究で、去勢鶏の先進地であるフランスのブレス地方を訪れ、地元農家との交流、フランス語で研究発 表、先進技術の習得など大きな成果を上げました。帰国後は生徒はもとより地域住民に対しても体験報 告や研究発表を行い、研修成果を地域に還元することができました。 二つ目は、科学部の活動です。8月には、科学部「チームブルースカイ」(2年生3名)がロケット 甲子園大会 2015」のロケット打ち上げ競技に出場して大会新記録で本校として2度目の優勝を果たし、 来年度イギリスで開催される国際大会への出場権を獲得しました。科学部はロケット打ち上げの他にも 穴あきパラシュートや缶サット、探査ローバなどの研究で大きな成果を上げています。 三つ目は、同じく8月に大阪で行われた全国生徒研究発表会での発表です。校地内で保護しているサ トイモ科の植物「マイヅルテンナンショウ」の性転換の研究について発表しました。文系の生徒が科学 的な研究を行っていることに、他校の先生や生徒たちから賞賛の声をいただきました。生徒達は貴重な 経験を積むとともに、大きな自信を得ることができたと思います。 四つ目は、県外や海外の高校との交流です。本校と同じく農業系の学科がありSSH指定校である北 海道岩見沢農業高校との交流が実現しました。今年2月に相互に訪問して課題研究発表などの交流を行 い、大きな刺激を受け生徒も成長することができました。また、同じ2月に本校と同様に普通科と農業 科があることが縁となり、台湾国立龍潭高級中学の生徒35名が本校を訪問し交流しました。体験授業 など様々な活動を一緒に行うことで異文化理解とグローバルな視野を持つ契機となりました。 本校のこれまでのSSH事業の課題として、到達目標の明確化や生徒の変容を示す客観的な評価方法 の確立、国際性の育成や高大連携事業の活発化があげられます。SSH事業後半となる2年間は、これ らの課題を改善しながら、将来に繋がるよう本事業を推進していきたいと考えています。 平成 27 年度スーパーサイエンスハイスクール研究開発実施報告書(第 3 年次) 目 次 巻頭カラー 巻頭言・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 平成 27 年度スーパーサイエンスハイスクール研究開発実施報告(要約)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 平成 27 年度スーパーサイエンスハイスクール研究開発の成果と課題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 7 1. 研究開発の課題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10 2. 研究開発の経緯・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11 3. 研究開発の内容・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13 (1)本校の状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (2)研究開発課題設定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (3)仮説の設定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (4)研究開発と検証・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・ロケット甲子園 2015・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・缶サット甲子園秋田地方大会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・第 1 回 SSH 講演会「宇宙の謎に迫る国際リニアコライダー」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・第 2 回 SSH 講演会「プレゼンテーションスキル講座」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・県内サイエンス研修・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・県外サイエンス研修・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・白神フィールドワーク・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・学校祭での「科学展」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・学校祭での「ポスター発表会」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・中学生体験入学・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・北秋田市産業祭(小学生実験体験)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・SSH 海外研修「フランス国ブレス・シャポン研修」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・SSH 生徒研究発表会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・SSH 校内生徒研究発表会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・東北地区 SSH 指定校発表会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・秋田県 SSH 合同発表会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・北海道岩見沢農業高等学校研究成果発表会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・北海道岩見沢農業高等学校交流事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13 13 14 20 21 23 24 27 28 30 32 32 33 33 34 34 36 38 40 41 42 42 4. 実施の効果とその評価・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 47 5. 校内における SSH の組織的推進体制・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 49 6. 研究開発実施上の課題及び今後の研究開発の方向・成果の普及・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 49 関係資料 教育課程表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 平成 27 年度 運営指導委員・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 第 1 回運営指導委員会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 第 2 回運営指導委員会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ SSH に関する意識調査結果・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 50 52 52 53 55 秋田県立秋田北鷹高等学校 指定第 1 期目 25~29 平成 27 年度スーパーサイエンスハイスクール研究開発実施報告(要約) ① 研究開発課題 人と地球環境との共生並びに宇宙開発まで、ふるさと秋田に学ぶ ② 研究開発の概要 仮説 1(宇宙研究) 科学部の活動を中心に 3 年間かけて研究を進めてきた。指定 1 年次にロケット甲子園で優勝、2 年次に国 際大会に出場した経験を生かし、今年度またロケット甲子園で優勝し、来年度国際大会に出場することが 決定している。また、今年度も缶サット甲子園に出場するなど、他の研究活動にも積極的に取り組み、成 果を上げてきた。今年度から家庭クラブも活動に加わり、北秋田市の特産品「バター餅」の宇宙食への活 用に向けて研究が始まった。授業でもテーマに取り上げ、部活動と共同で研究できる教材開発に努めた。 仮説 2(サイエンスビオトープ) 農業科の活動が活発になり、校内外の発表会にも多くの発表が出るようになった。普通科と農業科の教 員の間で研究に助言をし合う姿が見られるようになり、科の垣根を越えた取組が見られるようになった。 県内外の高校や大学等との連携も強化し、北海道岩見沢農業高校との交流事業や秋田職業能力開発短期大 学校との連携も始まった。生徒の課題研究では、研究機関から指導を受けながら進めることによって内容 が深化してきており、本校のサイエンスビオトープが徐々に構築されてきた。次年度は台湾国立龍潭高級 中学との国際交流も行うことが決定している。 ③ 平成 27 年度実施規模 普通科1学年全員(4学級、160名)・2学年全員(5学級、192名)・3学年全員(5学級、174名) 農業科1学年全員(2学級、 70名)・2学年全員(2学級、 62名)・3学年全員(2学級、 69名) 合計727名 ④ 研究開発内容 ○研究計画 1 年次 「SSH 英語」普通科 1 学年全員 ・学校設定科目 「科学リテラシーA・B」1 学年全員、 ・SSH 講演会・ロケット講習会 ・県内サイエンス研修 秋田大学、秋田県立大学、国際教養大学、秋田県立大学木材高度加工研究所 (1 年生全員) 東北電力エナジアムパーク、DOWA エコシステム秋田(株)、昭和化学工業(株) ・県外サイエンス研修 国立科学博物館、農業生物資源研究所、食と農の科学館、JAXA 筑波宇宙センタ (1 年生希望者) ー、サイエンス・スクエアつくば、日本科学未来館 ・白神フィールドワーク 白神山地世界遺産センター「藤里館」(農業科 1 年生希望者) ・各種研究発表会 SSH 生徒研究発表会、東北地区 SSH 指定校発表会、秋田県 SSH 合同発表会、 秋田県小・中・高等学校児童生徒理科研究発表大会、東北植物学会、科学リテラシー 発表会 ・科学の普及 学校祭「科学の祭典」 、中学生体験入学「科学展」 、北秋田市産業祭「小学生実験体験」 ・科学技術系コンテスト 第 5 回ロケット甲子園優勝、日本学生科学賞秋田県審査県議会長賞・審査委員長 賞、齋藤憲三・山﨑貞一奨励賞銀賞、高校生科学技術チャレンジ(JSEC)応募 ・運営指導委員会 第 1 回(7 月)、第 2 回(11 月) 2 年次 ・学校設定科目 「宇宙研究ⅠA」 「課題研究ⅠA・B・C・D」普通科 2 年生全員 ・SSH 講演会・ロケット講習会・英語プレゼンテーション研修 ・英国海外研修(モデルロケット国際大会) ・県内サイエンス研修 秋田大学、秋田県立大学、国際教養大学、秋田県立大学木材高度加工研究所 (1 年生全員) 東北電力エナジアムパーク、DOWA エコシステム秋田(株)、昭和化学工業(株) ・県外サイエンス研修 国立科学博物館、JAXA 筑波宇宙センター、高エネルギー加速器研究機構、 (1 年生希望者) 日本科学未来館 ・白神フィールドワーク 白神山地世界遺産センター「藤里館」(農業科 1 年生希望者) 3 ・各種研究発表会 SSH 生徒研究発表会、東北地区 SSH 指定校発表会、秋田県 SSH 合同発表会、秋田県 小・中・高等学校児童生徒理科研究発表大会、課題研究発表会、課題研究発表交流会 ・科学の普及 学校祭「科学の祭典」 、中学生体験入学「科学展」 、北秋田市産業祭「小学生実験体験」 ・科学技術系コンテスト 第 6 回ロケット甲子園 4 位、日本学生科学賞秋田県審査、齋藤憲三・山﨑貞一 奨励賞、高校生科学技術チャレンジ(JSEC)、科学の甲子園秋田県予選 ・運営指導委員会 第 1 回(7 月)、第 2 回(11 月) 3 年次 ・学校設定科目 「宇宙研究ⅡA」 「課題研究ⅡA・B・C・D」普通科 3 学年全員 ・SSH 講演会「国際リニアコライダー」 「プレゼンテーションスキル講座」 ・フランス国ブレス・シャポン研修 ・県内サイエンス研修 秋田大学、秋田県立大学、国際教養大学、秋田県立大学木材高度加工研究所 (1 年生全員) 東北電力エナジアムパーク、DOWA エコシステム秋田(株)、昭和化学工業(株) ・県外サイエンス研修 国立科学博物館、JAXA 筑波宇宙センター、高エネルギー加速器研究機構、 (1 年生希望者) 日本科学未来館 ・白神フィールドワーク 白神山地世界遺産センター「藤里館」(農業科 1 年生希望者) ・各種研究発表会 SSH 生徒研究発表会、東北地区 SSH 指定校発表会、秋田県 SSH 合同発表会、 秋田県小・中・高等学校児童生徒理科研究発表大会、秋田職業能力開発短期大学校高校 連携合同発表会、北海道岩見沢農業高等学校研究成果発表会、校内生徒研究発表会 ・科学の普及 学校祭「科学の祭典」・「ポスター発表会」 、中学生体験入学「科学展」 、 北秋田市産業祭「小学生実験体験」・「研究成果発表」 ・科学技術系コンテスト 第 7 回ロケット甲子園優勝・3 位、日本学生科学賞秋田県審査審査委員長賞、 齋藤憲三・山﨑貞一奨励賞銀賞、科学の甲子園秋田県予選 ・運営指導委員会 第 1 回(7 月)、第 2 回(11 月) 4 年次 ・中間ヒアリングや前年度の「研究の検証」を踏まえた教育課程や指導内容の改善 ・各活動に関するアンケート調査(通年) ・研究の進捗状況についての協議(1、2 学期)、研究の検証(3 学期) 5 年次 ・前年度の「研究の検証」を踏まえた教育課程や指導内容の改善 ・各活動に関するアンケート調査(通年) ・研究の進捗状況についての協議(1、2 学期)、研究の最終的な検証(3 学期) ○教育課程上の特例等特記すべき事項 ①教育課程の特例とその適用範囲 適用範囲 教育課程の特例 変更前 普通科1 学年 科学リテラシーA(3 単位) 「総合」(1 単位)の1 単位、 「社会と情報」(2 単位)の1 単位、 「化学基礎」 農業科1 学年 科学リテラシーB(3 単位) (2 単位)の1 単位 「総合」(1 単位)の 1 単位、 「社会と情報」(2 単位)の 1 単位、 「科学と人 間生活」(2 単位)の1 単位 普通科2 学年(特進理系) 宇宙研究ⅠA(3 単位) 「総合」(1 単位)の 1 単位、 「数学Ⅱ」(4 単位)の 1 単位、 「物理基礎」(2 単位)の1 単位 普通科2 学年(特進文系) 課題研究ⅠA(3 単位) 「総合」(1 単位)の 1 単位、 「数学Ⅱ」(4 単位)の 1 単位、 「物理基礎」(2 単位)の1 単位 普通科2 学年(探求文系) 課題研究ⅠB(3 単位) 「数学Ⅱ」(4 単位)の 1 単位、 「総合」(1 単位)の 1 単位、 「課題研究」(1 単位)の1 単位 普通科2 学年(探求キャリア) 課題研究ⅠC(2 単位) 「総合」(1 単位)の1 単位、 「課題研究」(1 単位)の1 単位、 普通科2 学年(探求スポーツ) 課題研究ⅠD(1 単位) 「総合」(1 単位)の1 単位 普通科3 学年(特進理系) 宇宙研究ⅡA(2 単位) 「総合」(1 単位)の1 単位、 「数学Ⅲ(6 単位)」または「数学演習」(4 単位) の1 単位 4 普通科3 学年(特進文系) 課題研究ⅡA(1 単位) 「総合」(1 単位)の1 単位 普通科3 学年(探求文系) 課題研究ⅡB(2 単位) 「総合」(1 単位)の1 単位、 「課題研究」(1 単位)の1 単位 普通科3 学年(探求キャリア) 課題研究ⅡC(2 単位) 「総合」(1 単位)の1 単位、 「課題研究」(1 単位)の1 単位 普通科3 学年(探求スポーツ) 課題研究ⅡD(1 単位) 「総合」(1 単位)の1 単位 ※「総合」は総合的な学習の時間である。 適用範囲の( )はコース等の名称である。 ②特例に該当しない教育課程の変更 適用範囲 教育課程の変更 変更前 普通科1 学年 SSH 英語(2 単位) 「英語表現Ⅰ」(2 単位)の2 単位 ○平成 27 年度の教育課程の内容 関係資料に記載。 ○具体的な研究事項・活動内容 (1)宇宙研究(仮説 1) ①学校設定科目 「宇宙研究ⅠA」(3 単位) 普通科 2 学年特別進学コース(理系) 「宇宙研究ⅡA」(2 単位) 普通科 3 学年特別進学コース(理系) ②教材開発 ロケット甲子園、缶サット甲子園秋田地方大会 ③意識高揚 SSH 講演会「宇宙の謎にせまる国際リニアコライダー」 (講師:岩手大学教授) 県内サイエンス研修(秋田大学宇宙専攻) 県外サイエンス研修(日本科学未来館、JAXA 筑波宇宙センター、高エネルギー加速器 研究機構、国立科学博物館) (2)サイエンスビオトープ(仮説 2) 1 学年 「科学リテラシーA・B」 、 「SSH 英語」 ①学校設定科目 2 学年 「宇宙研究ⅠA」 「課題研究ⅠA・B・C・D」 3 学年 「宇宙研究ⅡA」 「課題研究ⅡA・B・C・D」 ②講演会 SSH 講演会「宇宙の謎にせまる国際リニアコライダー」(講師:岩手大学教授) SSH 講演会「プレゼンテーションスキル講座」(講師:秋田大学・秋田県立大学・秋田職能短大) ③県内サイエンス研修 秋田大学教育文化学部(宇宙専攻・化学専攻・生物専攻) 、秋田県立大学生物資源科学部、 国際教養大学、秋田県立大学木材高度加工研究所・東北電力能代火力発電所、 DOWA エコシステム秋田・昭和化学工業 ④県外サイエンス研修(東京・筑波) 日本科学未来館、JAXA 筑波宇宙センター、高エネルギー加速器研究機構、国立科学博物館 ⑤科学の普及 学校祭での科学展とポスター発表、中学生体験入学、北秋田市産業祭(小学生実験講座) ⑥フィールドワーク 白神山地世界遺産センター「藤里館」研修 ⑦発表会 SSH 生徒研究発表会(普通科課題研究班) 秋田県小・中・高等学校児童生徒理科研究発表大会(科学部) 校内生徒研究発表会(全学年) 東北地区 SSH 指定校発表会(宇宙研究 2 年生、課題研究 2 年生、科学部) 秋田県 SSH 合同発表会(宇宙研究 2 年生、課題研究 2 年生、農業科、科学部、家庭クラブ) 秋田職業能力開発短期大学校高校連携合同発表会(科学部、緑地環境科 2 年生) 北海道岩見沢農業高等学校研究成果発表会(生物資源科 2 年生・1 年生、課題研究 2 年生) ⑧科学技術系コンテスト ロケット甲子園[モデルロケットの全国大会](2 チーム参加) 優勝・3 位入賞 缶サット甲子園秋田地方大会(1 チーム参加) 科学の甲子園秋田県予選(1 チーム参加) 日本学生科学賞秋田県審査「穴あきパラシュートの安定性に関わる研究」 齋藤憲三・山﨑貞一奨励賞銅賞「R2(ロケット&ローバ)プロジェクト~ファイナル・ステージ~」 5 ⑤ 研究開発の成果と課題 ○実施による成果とその課題 (1)宇宙研究(仮説 1) 「宇宙研究ⅡA」 (2 単位) ①学校設定科目「宇宙研究ⅠA」(3 単位)、 新たなテーマへの取組が見られ、研究にも幅が出てきた。後輩に引き継ぎ継続的に研究を行うこと ができるテーマや、多方面からアプローチできる教材の開発が課題である。 ②教材開発(科学部・家庭クラブ) 科学部の活動成果が宇宙研究における教材開発に貢献している。ロケット甲子園を始め、多くのコ ンテストや発表会で活躍が目立った。また、家庭クラブと課題研究において共通のテーマを研究し、 情報交換を行うことができた。 ③意識高揚 宇宙の起源に関わる講演会により宇宙研究に対する興味・関心を高めた。 (2)サイエンス・ビオトープ(仮説 2) ①学校設定科目 「宇宙研究」や「課題研究」では、科学的に探究する能力を育成するために学科やコースの特長を 生かしたテーマを設定した。探求コースの課題研究のテーマ設定と指導方法の研究が必要である。 ②講演会 大学等から講師を招いて指導いただき、ポスター発表の技術向上を図った。 ③県内サイエンス研修 学級減に伴いコースを精選し、7 班に分かれて秋田県内の大学や研究所、民間企業などで研修し、科 学技術に対する興味・関心を高めたり、国際性に関して体験的に学んだりした。 ④県外サイエンス研修 日本科学未来館や JAXA において体験に学習することにより、科学技術に対する興味・関心を高め、 課題研究に対する意欲を高めた。次年度に向けて内容の精選が必要である。 ⑤科学の普及 科学の楽しさを伝えたり、研究成果を普及させたりするめに、小・中学生や一般の方を対象に実験 講座等を行った。学校祭でポスター発表を開催し、課題研究や科学部の成果の普及に努めた。 ⑥フィールドワーク 探究プログラムの開発が課題である。 ⑦研究発表会 研究テーマや研究方法、発表方法などについて自校生徒や他校生徒との交流ができ、大学等の専門 家から直接指導していただいた。農業科の成果発表が充実し、生徒間の意見交流も活発化してきた。 普通科との共同研究が進められるような教材の開発も進めていく。 ⑧科学技術系コンテスト 全国大会のロケット甲子園では優勝に返り咲いた。他のコンテストでも上位入賞を目指す。 ○実施上の課題と今後の取組 (1)宇宙研究(仮説 1) これまで開発した教材について科学部と学校設定科目「宇宙研究ⅠA・ⅡA」で課題研究を行うこと によって生徒の関心を高めてきたが、大学や研究機関と連携を行い更なる深化を図る。 ロケット甲子園での成果や缶サット甲子園の出場経験を生かし、科学技術系コンテストへの積極的な 参加と上位入賞を目指す。 (2)サイエンス・ビオトープ(仮説 2) ①学校設定科目 3 年間で成果を上げることのできた研究テーマを更に深化させるための工夫と、科を越えて研究する ことのできる新たな研究テーマの開発を進める。大学等との連携を組織的に更に進めていく。 ②研究発表会 自分たちの研究を発表し意見交換を行うことはもちろんのこと、他の生徒や他校の生徒の研究発表に 対して質問し、積極的に意見交換を行うことができる意識の高揚を図る。 ③普通科と農業科との連携強化 普通科と農業科が共同研究できるような新たな教材の開発を進め、研究活動の活性化を図る。 ④国際性の涵養 学校設定科目「SSH 英語」を充実させることにより英語を用いた発表スキルを高め、国際性育成の取 組の強化を図る。 6 秋田県立秋田北鷹高等学校 指定第 1 期目 25~29 平成 27 年度スーパーサイエンスハイスクール研究開発の成果と課題 ① 研究開発の成果 (1)学校設定科目 ①科目体系 3 年目の今年は全校生徒が対象となった。農業科の SSH 学校設定科目は 1 学年の科学リテラシーB のみであるが、2、3 学年は農業科目で課題研究等に取り組んでいる。 学年 普通科(1 学年 4 学級、2・3 学年 5 学級) 特進(理系) 3 学年 探求(文系) 探求(キャリア) 農業科(2 学級) 探求(スポーツ) 生物資源科 緑地環境科 科学リテラシーA(3 単位) 1 学年 2 学年 特進(文系) 科学リテラシーB (3 単位) SSH 英語(2 単位) 宇宙研究ⅠA 課題研究ⅠA 課題研究ⅠB (3 単位) (3 単位) (3 単位) 宇宙研究ⅡA 課題研究ⅡA 課題研究ⅡB (2 単位) (1 単位) (2 単位) 課題研究ⅠC 課題研究ⅠD (2 単位) (1 単位) 課題研究ⅡC 課題研究ⅡD (2 単位) (1 単位) 専門科目 課題研究 ※ SSH の学校設定科目をゴシック体で表す。 ②科学リテラシー(1 学年) ア 目標 2・3 学年における課題研究に取り組むために必要な能力や態度を育成することを目的に、科学技術 に対する興味・関心と課題研究に取り組む意欲を高めとともに、思考力・判断力・表現力を育成する。 イ 生徒の状況 特進は大学進学、探求は専門学校進学と就職、農業科は就職を希望する生徒多く、全体として就職 と進学がそれぞれ 50%ずつである。 ウ 講演会 岩手大学成田晋也教授による国際リニアコライダーについての講演会を実施し、宇宙の起源に迫る 研究を行うことのできる研究施設の有用性について学び、研究することのすばらしさについて興味・ 関心を高めた。アンケート結果は 24 頁に示す エ 県内サイエンス研修 1 年生が 7 班に分かれて秋田県内の大学や研究所、民間企業の専門家から科学技術等に関して直接 指導を受ける研修を実施した。全体的に研修内容への興味・関心は高く、理解が深まった。アンケー ト結果は 29 頁に示す。 本校の研究開発課題「人と地球環境との共生並びに宇宙開発まで、ふるさと秋田に学ぶ」において、 上記の講演会により「地球環境」と「宇宙開発」を、県内サイエンス研修により「ふるさと秋田に学 ぶ」に取り組み成果を得た。 オ 課題研究 SSH 指定 3 年目となる今年度の 1 年生は、科学研究に対する意識が非常に高い生徒が多いことが意 識調査より分かる(関係資料 55 頁) 。そのため「自分が興味をもっていることについて主体的に研究 する」ことができるよう配慮した。また、農業科での課題研究も強化し、科学的に研究する手法や楽 しさを実感できるように努めた。 11 月に実施した生徒研究発表会では、普通科だけでなく農業科もポスター発表を行い、合計 20 本 のテーマについて 1 年生どうしで意見交換を行うことができた。また、一般参観者や運営指導委員の 前でも発表を行い、多くの指導を受けることによって、次年度以降の研究に向けて取り組む上で役に 立つアドバイスをたくさんいただくことができた。 カ 県外サイエンス研修 1 年生の希望者を対象に、科学技術に対する興味・関心を高めるとともに知識と経験を充実させる ために東京・つくば研修を行った。アンケート結果を 31 頁に示す。科学技術に対する興味・関心が高 まり、今後の SSH の取組への意欲が高まった。 7 ③SSH 英語(普通科 1 学年) 英語でプレゼンテーションする基礎的技能を身につけることを目的として実施した。理学に特徴的な 英語に触れる意味でも英字論文の教材化など今後検討していく。また、課題研究の発表に英語でのスピ ーチを取り入れるなど工夫が必要である。 ④宇宙研究Ⅰ・課題研究Ⅰ(普通科 2 学年) ア 課題研究 宇宙研究ⅠA(特別進学コース理系)・課題研究ⅠA(特別進学コース文系)では、計 13 の研究テーマで 課題研究を行った。 課題研究ⅠB・C・D(探求コース)では、地元北秋田を大テーマとして特産品のバター餅や民俗芸能 の大太鼓などの研究テーマを中心として課題研究を行った。 イ 生徒研究発表会 ポスター発表は、特別進学コースは 23 班、探求コース 6 班、農業科 15 班が行い、口頭発表は特別進 学コース理系、農業科、科学部、家庭クラブが行った。1・2 年生へのアンケート結果を 39 頁に示す。 ウ 科学部・家庭クラブと連携した宇宙研究ⅠAの教材開発 宇宙開発利用に関するもので学校設定科目「宇宙研究Ⅰ・Ⅱ」で利用できる教材を開発した。 気圧高度計を搭載した小型モデルロケット、空き缶を使用した模擬衛星「缶サット」 、校内探査ロー バ、北秋田市特産品バター餅の宇宙食への活用方法の基礎研究 ⑤宇宙研究Ⅱ・課題研究Ⅱ(普通科 3 学年) ア 課題研究 宇宙研究ⅡA(特別進学コース理系)・課題研究ⅡA(特別進学コース文系)では、計 13 の研究テーマで 課題研究を行った。2 年間の研究を更に深めながら論文にまとめることができた。また、全国生徒研究 発表会の本校代表として、課題研究ⅡAのグループから選ばれた生徒が全国の舞台で堂々と発表し、多 くの参観者から賞賛を得た。 課題研究ⅡB・C・D(探求コース)では、それぞれのグループが新たな課題を見つけ、それの解決に 向けて取り組むことができた。 イ 生徒研究発表会 全国生徒研究発表会やフランス研修を経験した生徒が全校生徒の前でその成果を報告し、後輩たちに 引き継ぐことができた。 (2)校外の研究発表会と科学の普及 SSH 全国生徒研究発表会、東北地区 SSH 指定校発表会 秋田県小・中・高等学校児童生徒理科研究発表大会、秋田県 SSH 合同発表会 学校祭での科学展およびポスター発表会、中学生体験入学での体験授業と科学展、 北秋田市産業祭(小学生実験講座)、理系女子(リケジョ)をめざそう in 秋田 昨年度開発した自己評価法(ルーブリック法)を検証するために各種発表会に参加した生徒の評価を 行った。 (3)科学技術系コンテスト 第 7 回ロケット甲子園 優勝・3 位入賞 日本学生科学賞秋田県審査 審査委員長賞(4 位)、缶サット甲子園秋田地方大会、科学の甲子園、 齋藤憲三・山﨑貞一奨励賞 銅賞 (4)他の SSH 校との交流 東日本で 2 校しかない農業科を持つ SSH 校である北海道岩見沢農業高校と交流事業を行った。岩見 沢農業高校研究成果発表会において口頭発表 1 題、ポスター発表 2 題を行い、英語での口頭発表や同じ 農業を学ぶ高校生との意見交流を活発に行うことができた。また、本校にも研究班 1 班を招き、口頭発 表を通じて意見交流することができた。 (5)運営指導委員会 7 月と 11 月の 2 回実施し、11 月には生徒研究発表会に出席いただき生徒の活動を見ていただいた。 昨年度から全校での取り組みに移行し、農業科からの研究発表が多く出されていたところに全校体制で 取り組んでいる様子が覗えると好評価をいただいた。 8 ② 研究開発の課題 (1)学校設定科目 ①科学リテラシー(1 学年) 生徒の意識調査から本校が SSH 校であるという認識が地域に定着してきていると考えられる。生 徒もこれを意識して入学してきており、特に普通科特進コースの生徒の科学に対する興味・関心や 科学的な実験に対する期待度は非常に高い。また、農業科の生徒の意識も高まってきているところ も特徴的であり、生徒の知的好奇心を活かす授業内容を更に検討する。 生徒は課題研究を進め、発表するところまでは順調に進めていくことができているが、他の生徒 の発表を聞いて意見交換することが遠慮がちでうまくできないところに弱さを感じる。授業の中で 課題を発見・解決し、発表・意見交換を行う場面を多くするなどして、その経験を増やす方法を検 討する必要がある。 理科に関する研究テーマで課題研究を行い発表するという本校のスタイルはできあがってきた。 今までそのスタイルに追いつけていなかった農業科の授業でも、理科の指導者が生徒の研究を指導 し、情報の担当者がポスター作り等を指導する体制を構築することにより、一人の職員に依存せず に負担を軽減して進めることができた。今後このような体制を更に充実させていくことによって、 より高度な研究・発表が進められるようにする。 ②国際性の育成 昨年はイギリスで開催されたモデルロケット国際大会に出場、今年度は去勢鶏研究の先進国である フランスでブレス鶏の実際を学ぶことにより海外研修を実施してきた。これらの成果は校内生徒研究 発表会や中学生向け体験入学、地域の産業祭などで公表され、本校生徒や地域に還元してきた。これ らの事業が入学してくる新入生のモチベーションになっていることも事実であるが、海外を体験でき る生徒が限定されており、報告という形でしか他の生徒に広められていない。多くの生徒に海外を経 験する、または国際情勢の中における日本の立場を考えるきっかけを与えるためには学校にいながら 外国の文化に触れる機会を増やすことが必要であると考える。現在、台湾の龍潭高級中学との交流事 業も始まりつつあり、この機会を活かして日本や外国の理解が進むようプログラムを検討していく。 フランス研修や北海道岩見沢農業高校研究成果発表会にて、本校の研究班がフランス語や英語でプ レゼンテーションを行ってきており、その研究内容と発表のレベルの高さに賞賛を得ることができて いる。この経験を多くの生徒に伝え、多くの生徒が体験できるようなプログラムを開発していく。 ③宇宙研究・課題研究 宇宙開発利用に関わる研究テーマで課題研究を行う学校設定科目「宇宙研究ⅠA・ⅡA」では、以 前から取り組んでいたモデルロケット製作だけでなく、光速度を測定する研究や、乳酸菌やバナナと いった身近な材料の宇宙での活用に関わる基礎研究、地域の特産品であるバター餅やケイ藻土の活用 など多岐に渡り、様々な視点からアプローチしてきた。それぞれの研究について大学等からの指導を いただきながら更に深めることができるように配慮し、宇宙開発に興味を持ち、その事業に参画しよ うとするような生徒の育成に努めている。 本校の SSH 事業に関わる課題研究は、当初は理科が中心となって行ってきた。昨年度から農業科 にも協力を仰ぎ、農業クラブにおける課題研究のノウハウを活かして生徒の指導を進めており、今年 度運営指導委員や他校の教員から一定の評価をいただくことができた。普通科探求コースの課題研究 に関してはまだまだ調べ学習の域を抜けていないなどの改善点があげられており、担当する職員の研 修も含め次年度は更に改善していく。 昨年度開発した発表におけるルーブリック評価を校内生徒研究発表会や秋田県 SSH 合同発表会な どに参加した生徒に実施した。11 月に開催した校内生徒研究発表会ではほぼすべての項目について 「発表内容」や「内容理解」 、 「質疑応答」の評価が高かった点 約 3.0 ポイントの高評価をしていた。 からも、自分たちの研究を概ね理解し、しっかりと質疑を行うことができたと考えているようであっ た。 「発表姿勢」や「反応確認」がやや低かったことからやや一方的な発表になってしまったことも 反省点として覗える。しかし、秋田県 SSH 合同発表会ではほとんどの項目について 2.0 ポイント以下 という低い評価をしており、他校の生徒の発表を聞き、意見交換を行うことにより、自分たちの研究 や発表の改善点や課題に改めて気付いたようである。今後は生徒が発表する場面を増やし、生徒が自 分の問題点や改善点に自ら気が付き改善していくようなプログラムを開発していくと共に、ルーブリ ック評価を活用する場面を増やし、正当に評価する力を身につけさせる工夫も必要である。 9 実施報告書(本文) 1.研究開発の課題 (1)宇宙研究(仮説 1) ①学校設定科目「宇宙研究ⅠA」 普通科 2 学年の特別進学コース(理系)「宇 宙研究ⅠA」(3 単位)において宇宙開発利用 に関わる課題研究に取り組んで発表した。 モデルロケット学習に取組み、宇宙開発に 対する興味・関心を高めた。 ②学校設定科目「宇宙研究ⅡA」 普通科 3 学年の特別進学コース(理系)「宇 宙研究ⅡA」(2 単位)において「宇宙ⅠA」 での研究を継続し、その内容の深化に努め、 論文としてまとめた。 ③教材開発(科学部) 科学部の活動成果が宇宙研究ⅠAにおけ る教材開発に貢献した。 ロケット甲子園出場、缶サット甲子園秋田 地方大会、日本学生科学賞秋田県審査、 科学の甲子園 秋田大学教育文化学部(宇宙専攻・化学専 攻・生物専攻) 、秋田県立大学生物資源科学 部、国際教養大学、秋田県立大学木材高度 加工研究所・東北電力能代火力発電所、 DOWA エコシステム秋田・昭和化学工業 ④県外サイエンス研修 1 年生希望者による東京・つくば研修に おいて研究所や博物館で学習することによ り、科学技術に対する興味・関心を高め、 課題研究に対する意欲を高めた。 日本科学未来館、国立科学博物館、JAXA 筑波宇宙センター、高エネルギー加速器研 究機構 ⑤科学の普及 科学の楽しさを伝えたり、研究成果を普及 させたりするめに、地域での発表や小・中 学生や一般の方を対象に実験講座等を行っ た。 学校祭での科学展やポスター発表会、中学 生体験入学、北秋田市産業祭(小学生実験講 座・フランス研修報告) ⑥フィールドワーク 白神山地世界遺産センター「藤里館」 ⑦発表会 研究成果を発表し合うことにより、研究す る能力と態度を高め合った。 SSH 生徒研究発表会(インテックス大阪)、 秋田県小・中・高等学校児童生徒理科研究 発表大会(秋田大学)、校内生徒研究発表会 (本校)、東北地区 SSH 指定校発表会、秋田 県 SSH 合同発表会、理系女子(リケジョ)を 目指そう in 秋田 ⑧科学技術系コンテスト ・ロケット甲子園(全国大会) [優勝と 3 位] ・缶サット甲子園秋田地方大会 ・科学の甲子園秋田県予選 ・日本学生科学賞秋田県審査 審査員長賞 「穴あきパラシュートの安定性に関わる研 究」 ・齋藤憲三・山﨑貞一奨励賞銅賞 「R2(ロケット&ローバ)プロジェクト~フ ァイナル・ステージ~」 ④1 学年の意識高揚 SSH 講演会 (宇宙の謎に迫る国際リニアコライダー) 岩手大学 教授 成田晋也 県内サイエンス研修(宇宙専攻) 秋田大学 教授 川村教一 (2)サイエンス・ビオトープ(仮説 2) ①学校設定科目 科学的に探究する能力を育成するために、 学科・コースに対応した科目を設定した。 1 学年 「科学リテラシーA・B」 「SSH 英語」 2 学年 「宇宙研究ⅠA」 「課題研究ⅠA・B・C・D」 3 学年 「課題研究ⅡA・B・C・D」 ②講演会 プレゼンテーションスキル講座 秋田大学 教授 川村教一 秋田職能短大 教授 小笠原吉張 秋田県立大学 教授 古屋廣光 ③県内サイエンス研修 7 班に分かれて、秋田県内の大学や研究 所、民間企業などでの研修に参加し、科学 技術に対する興味・関心を高めたり、国際 性に関して体験的に学んだりした。 10 2.研究開発の経緯 (1)宇宙研究(仮説 1) 期間 名称 4 月~ 3 月 学校設定科目「宇宙研究ⅠA」 「宇宙研究ⅡA」 7 月 15 日(水) 第 1 回 SSH 講演会(本校) 「宇宙の謎にせまる国際リニアコライダー」 岩手大学 教授 成田 晋也 7 月 18 日(土) 缶サット甲子園秋田地方大会(秋田大学) 8 月 17 日(月) 第 7 回ロケット甲子園(能代宇宙広場) 「チームブルースカイ」 全国大会優勝 「チームブルージェット」全国大会 3 位入賞 10 月 9 日(金) 日本学生科学賞秋田県審査 「穴あきパラシュートの安定性に関する研究」 審査委員長賞(4 位) 3 月 16 日(水) 齋藤憲三・山﨑貞一奨励賞 「R2(ロケット&ローバ)プロジェクト ~ファイナル・ステージ~」 銅賞 (2)サイエンス・ビオトープ(仮説 2) 期間 名称 4 月~ 3 月 学校設定科目「科学リテラシー」(本校) 学校設定科目「SSH 英語」(本校) 学校設定科目「宇宙研究ⅠA」 学校設定科目「課題研究ⅠA・B・C・D」 学校設定科目「宇宙研究ⅡA」 学校設定科目「課題研究ⅡA・B・C・D」 6 月 21 日(日) 学校祭での「科学展」 ・ 「ポスター発表会」(本校) 7 月 31 日(金) 8 月 5 日(水) ~6 日(木) 10 月 8 日(木) 10 月 22 日(木) 10 月 24 日(土) ~25 日(日) 11 月 12 日(木) 中学生体験入学(本校) SSH 生徒研究発表会(インテックス大阪) ポスター発表 「マイヅルテンナンショウのフェノロジーに関する調査」 第 2 回 SSH 講演会 「プレゼンテーションスキル講座」 秋田大学 教授 川村 教一 院生 松橋 龍平・吉川 千詠 秋田職業能力開発短期大学校 教授 小笠原 吉張 秋田県立大学 教授 古屋 廣光 院生 羽根坂 駿 白神フィールドワーク(藤里町) 北秋田市産業祭出展(北秋田市鷹巣体育館) ポスター発表、小学生実験体験講座 県内サイエンス研修 秋田大学教育文化学部、国際教養大学、 秋田県立大学生物資源科学部・木材高度加工研究所、 DOWA エコシステム秋田・昭和化学工業 11 参加者・対象 普通科 2 年B組 普通科 3 年A組 全校生徒 科学部 科学部(2 年) 科学部(1 年) 科学部 科学部 参加者・対象 1 年生全員 普通科 1 年生 普通科 2 年生 普通科 2 年生 普通科 3 年生 普通科 3 年生 普通科特進 3 年、 科学部、一般公開 中学 3 年生希望者 課題研究マイヅルテ ンナンショウ班 (3 年) 普通科(特進 1 年) 普通科(特進 2 年) 普通科(探求 2 年) 生物資源科(2 年) 緑地環境科(2 年) 農業科 1 年生希望者 科学部、 生物資源科、 一般公開 1 年生全員 11 月 15 日(土) 11 月 15 日(土) 11月21日(土) 11月27日(金) 1 月 23 日(土) ~24 日(日) 2 月 7 日(日) 2 月 8 日(月) ~10 日(水) 秋田県児童生徒理科研究発表大会(秋田大学) 口頭発表「穴あきパラシュートの安定性に関する研究」 理系女子(リケジョ)をめざそう in 秋田 口頭発表 「マイヅルテンナンショウのフェノロジーに関する調査」 第 5 回科学の甲子園全国大会秋田県予選会(秋田県総合教育セ ンター) SSH 校内生徒研究発表会(本校) 東北地区 SSH 指定校発表会(青森県八戸市) 口頭発表 「穴あきパラシュートの安定性に関する研究」 ポスター発表 「北秋田市産珪藻土の消臭効果および吸湿効果の研究」 「マイヅルテンナンショウの個体サイズと発芽率の関係」 秋田県スーパーサイエンスハイスクール合同発表会(秋田市) 口頭発表 「穴あきパラシュートの安定性に関する研究」 「バター餅で守れ!北秋田の味プロジェクト!」 ポスター発表 「光速度の測定」 「乳酸菌による脂肪の分解」 「北秋田市産珪藻土の消臭効果および吸湿効果の研究」 「ハート型種なしぶどう」 県外サイエンス研修 日本科学未来館(東京)、高エネルギー加速器研究機構(つくば 市)、宇宙航空研究開発機構筑波宇宙センター(つくば市)、国立 科学博物館(東京) 科学技術系コンテスト等の結果 7 月 18 日(土) 缶サット甲子園秋田地方大会(秋田大学) 8 月 17 日(月) 第 7 回ロケット甲子園(能代宇宙広場) 「チームブルースカイ」 全国大会優勝 「チームブルージェット」全国大会 3 位入賞 10 月 9 日(金) 日本学生科学賞秋田県審査応募 「穴あきパラシュートの安定性に関する研究」 審査委員長賞(4 位) 11 月 21 日(土) 第 5 回科学の甲子園全国大会秋田県予選会出場 1 チーム 3 月 16 日(水) 齋藤憲三・山﨑貞一奨励賞 「R2(ロケット&ローバ)プロジェクト ~ファイナル・ステージ~」 銅賞 12 科学部(1 年) 課題研究マイヅルテ ンナンショウ班 (3 年) 科学部 全校生徒 科学部(1 年) 宇宙研究(2 年) 課題研究(2 年) 科学部(1 年) 家庭クラブ(1 年) 課題研究(2 年) 宇宙研究(2 年) 宇宙研究(2 年) 生物資源科(2 年) 1 年生希望者 科学部 科学部 科学部 科学部 科学部 積極的に行っている。 農 場 実習水田、果樹園、畜舎、見本林 ガラス温室、ビニールハウス 演習林 秋田杉 (面積は 28.3ha、東京ドーム 6 個分) 平成 26 年度の進路決定状況(平成 27 年 3 月卒業) は次のとおりであり、多様な進路である。 3.研究開発の内容 (1)本校の状況 平成23 年4 月に北秋田市の高等学校4 校が統合し て市内唯一の本校が開校し、5 年が経過する。 県立鷹巣高等学校(普通科) 県立鷹巣農林高等学校(農業科) 県立米内沢高等学校(普通科) 普通科 農業科 合計 (人) (人) (人) 20 1 21 国公立 大学 32 4 36 私 立 卒業生 233 人 市立合川高等学校(普通科) 県立秋田北鷹高等学校 (普通科と農業科) 進学 短期大学 本校は、21 世紀の県北に活力を与え「県北地区の 核となる学校」を目指すことを目標としており、そ れを実現するために、本校では北鷹プロジェクトを 推進する。 北鷹プロジェクト ①自らを律し、主体的に行動できる生徒を育成する ②確かな学力を定着させ、自己の進路希望を実現で きる生徒を育成する (SSH 事業) ③地域社会等との連携を深め、郷土の発展に貢献で きる生徒を育成する ④自然環境や農業に関心をもち、環境活動のできる 生徒を育成する SSH 指定校としての取組を、北鷹プロジェクトの 「②確かな学力を定着させ、自己の進路希望を実現 できる生徒を育成する」に位置付け、課題解決能力 を育成し、社会貢献の意識向上と、将来、国際的に 活躍できる科学技術系人材の育成を図る。 本校は北秋田市唯一の高等学校であり、生徒の多 様な進路希望に対応するために多様なコースを設定 している。平成 27 年度の学科・コース及び学級を次 に示す。 大学科 1 学年 特別進学 コース 普通科 探求 コース 2 学年 3 学年 緑地 環境科 進学合計 公務員 就職 民間企業 就職合計 文系コース 文系コース キャリアコース 学級数 5 (1 学年 は 4) スポーツコース 1 環境土木コース 森林環境コース 9.0 15.5 8 4 12 5.2 38 10 48 20.1 98 19 117 50.2 11 3 14 6.0 61 37 98 42.0 72 40 112 48.0 (2)研究開発課題設定 本校は豊かな自然に恵まれた地域環境にあり、生 命の尊重と自然環境の保全を重視した教育を推進す る条件が整っている。 農業科では既に大学や研究機関との連携が行われ ているが、県内外の大学や研究関との連携を普通科 にも拡充することにより、課題研究をより充実させ ることができるものと考える。 研究機関等の連携による農業科の研究 ・稲「あきたこまち」栽培における慣行栽培 有機栽培、無農薬栽培、粉炭栽培の違いの 研究 ・リンゴの栽培におけるケイソウ土栽培と慣 行栽培との違いの研究 ・褐色和種の牛の対外受精の研究 ・炭の製造過程でできる木酢液の効果 ・秋田フキ「こまちがさ」の原種の節栽培 ・ヤマノイモ小分割法の研究 持続可能な社会の発展に貢献するためにも、地球 的視野に立った研究を進める必がある。その動機付 けの方法として、生徒の物理的視点を高めることを 考えている。隣接する能代市にある能代ロケット実 験場(JAXA)では、固体ロケットエンジや再使用ロケ ットエンジンの燃焼実験など、宇宙開発に関わる最 先端の実験が行われている。小惑星探査機「はやぶ さ」 を打ち上げた M-V ロケットのエンジンの燃焼験 もこの実験場で行われた。 また、実験場の近くでは、能代宇宙イベントが毎 年開催され日本全国から研究や生が集まり、缶サッ ト競技や大型モデルロケット公開打上、高校生が参 加するロケット甲子園などを行っている。本校生徒 理系コース 生物資源科 農業科 専修各種学校 割合(%) 1 ※学級数は学年ごとの数である。 本校の農業科には、農業に関する学科(生物資源 科)と林業に関する学科(緑地環境科)があり、農場と 演習林を保有する。 農業科は農場や演習林などを活用して農林業の学 習を行うとともに、農林業的研究や地域との連携を 13 も宇宙科学研究に関して体験的に学習できるイベン トに参加することができるなど、研究を進める上で の条件に恵まれている。 能代宇宙イベントの開催に携わっている秋田大学 大学院の和田豊講師は、ロケット研究の他に、小中 学生や一般を対象として宇宙授業やロケット打ち上 げ体験なども極的に行っており、 平成 24 年度には本 校の 1 学年(現 2 学年)を対象に宇宙に関する講義と ロケット打ち上げ体験を実施した。 学校の環境やこれらの経緯を踏まえて、本校の研 究開発課題を決定した。 研究開発課題 人と地球環境との共生並びに宇宙開発まで、 ふるさと秋田に学ぶ 研究開発の目的 ふるさと秋田にある大学や研究機関等には 日本の中でも先進的、かつハイレベルな研究を 行っている機関が少なくない。それらの機関と 連携し、秋田の自然を対象とした科学研究を進 める過程を通して、自然に対する生徒の興味・ 関心を高め、課題解決能力を育成することによ り、向学心とよりハイレベルな研究心を育み、 社会貢献の意識向上と国際的に活躍できる科 学技術系人材の育成を図る。 研究開発の目標 ①鉱物資源等の有効利用 資源開発において世界的に実績のある秋 田大学との連携の下、秋田の県北にあるケ イソウ土等の資源の活用を研究し、リサイ クルも含めた鉱物資源等の有効利用を研究 開発する。 ②豊かな自然の研究 本校の演習林並びに白神山地を活用し、 木質資源の理想的な循環系の確立や微生物 の利用を目指した研究を秋田県立大学、並 びに附属研究施設の木材高度加工研究所と 連携して課題研究に取り組む。また、微生 物の利用については秋田大学医学部との連 携により有用微生物の研究にも関わってい きたい。 ③宇宙開発利用 能代市ではロケット実験場があることに よって毎年「能代宇宙イベント」が行われ ている。そのため、宇宙開発に関わる研究 開発について子どもたちの関心は高まって いる。宇宙開発に関して、ロケット、探査 ロボット、さらには宇宙食の領域まで研究 の幅を広げ、JAXA 等の研究機関と連携し て課題研究に取り組み、将来多くの関係領 域で世界的に活躍できる科学技術系の人材 を育成する。 ④食品研究への興味・関心 家庭クラブの食品研究(バター餅等)を 発展させ、宇宙食や高機能食等の食品化学 の研究により女子生徒の科学研究への興 味・関心を高め、理系領域を志す人材を育 成する。 ⑤学校設定科目「宇宙研究」 地球的視野をもって研究を進める動機付 けとして、学校設定科目「宇宙研究」の研 究プログラムを開発する。 ⑥サイエンスビオトープの開発 課題研究に取り組むためのサイエンスビ オトープ(科学研究環境)を開発する。 (3)仮説の設定 仮説 1(宇宙研究) 学校設定科目「宇宙研究」を実施することに より、宇宙開発利用についての理解が深まると ともに、地球的視野で科学的な現象を理解しよ うとする態度を育成することができる。 平成 24 年度に SSH 指定校に応募するために、文 部科学省が平成 25 年度の SSH 指定校において特に 期待する研究開発テーマの例の中から次の 2 項目を 取り上げた。 ①数学の学習内容と理科の学習内容の関連性を 考慮した融合教科・科目、 教育課程の開発 ②工学的な発想(Technology や Engineering)を取り 入れた教科・科目、教育課程の開発 この 2 項目の開発を満たすものとして、宇宙科学 (宇宙工学と宇宙理学)を考えた。数学と理科の融合 により宇宙科学を学び、工学的な発想を取り入れた 課題究を行うことにより、教科・科目の融合と工学 的な発想を取り入れることができる。生徒の視点を 垂直方向の宇宙にもっていくことにより、地球的視 野で見ることがきる能力を育成できるのではないか と考えた。 現行の高等学校学習指導要領では、宇宙に関する 学習と宇宙における運動等は次の教科・科目におい て扱う。 教科 科目 理科 科学と人間生活 宇宙や地球の科学 身近な天体と太陽系における地球 理科 地学基礎 宇宙における地球 宇宙の誕生と地球の形成について観察,実 験などを通して探究し,宇宙と惑星としての 14 地球の特徴を理解させる。 理科 地学 宇宙の構造 宇宙に関する事物・現象を観察,実験などを 通して探究し,宇宙の構造について理解させ る。 理数 理数地学 宇宙の構造と進化。 理科 物理基礎 物体の運動 理科 物理 万有引力 万有引力の法則及び万有引力による物体の 運動について理解すること。 ・宇宙食としてのバター餅等の特性を調べ る。 ・市販の電池や自作した電池の特性を学 ぶ。 ・低圧力下での物性を学ぶ。 ・放射線の性質を学ぶ。 宇宙での観測 ・太陽表面の黒点等の観察、月や惑星など の観察を行う。 ・GPS(Global Positioning System)の仕組みを 学び、その応用を考える。 課題研究 ・グループごとに研究テーマを決め課題研究に 取り組む。 ・口頭発表またはポスター発表を行い、報告書 を作成する。 数学 三角関数、微分積分 宇宙開発利用について学習することを目的とし て、本校の普通科理系に学校設定科目「宇宙研究 Ⅰ・Ⅱ」を設定した。 対象となる生徒は特別進学コースと探求コース の理系であるが、本校では 2・3 年生探求コース理 系の生徒がいないため、2 年生特別進学コース理系 の生徒とした。 普通科 普通科 農業科 (理系) (理系以外) 1 学年 科学リテラシー 2 学年 宇宙研究Ⅰ 課題研究Ⅰ 専門科目 3 学年 宇宙研究Ⅱ 課題研究Ⅱ 課題研究 宇宙研究Ⅰの設定については、他の学校設定科目 についてまとめて説明している仮説 2 で説明する。 今年度計画した学校設定科目「宇宙研究Ⅰ」の学 習活動の内容を次に示す。 基礎学習 ・宇宙での運動について学び、宇宙環境の特殊 性を学ぶ。 ・人工衛星や探査機などの運動を地上で再現す る実験とコンピュータシミュレーションに より学ぶ。 ・宇宙開発利用の基礎を学ぶ 特別進学コース理系が学習する「宇宙研究ⅠA」 では、宇宙開発利用の学習において基礎となる知識 や技能を身に付けて総合的に学習するために、数学 (数学Ⅱ)と理科(物理基礎)を融合させた内容を扱い、 さらに、工学的発想を取り入れた学習を行う。 数学Ⅱと物理基礎において、特に重視する内容を 次に示す。 科目名 重視する内容 数学Ⅱ 図形と方程式、三角関数、微分 物理基礎 運動の法則、物体の落下運動 探究活動 学校設定科目「宇宙研究Ⅰ」による期待される成 果を次に示す。 宇宙研究Ⅰの実施により期待される成果 ①宇宙開発利用に対する生徒の興味・関心が高ま る。 ②宇宙開発利用に関する課題研究の研究テーマ の開発 ③科学部と連携した教材開発と技術蓄積 仮説 2(サイエンスビオトープ) 研究機関との連携や大学との接続を行いな がら課題研究等に取り組むことができるサイ エンスビオトープ(科学研究環境)を開発し、 生命を尊重し、自然環境保全に努めながら共生 する能力を育成することにより、科学技術系人 材を育成することができる。 分野別学習 宇宙への道程 ・モデルロケット等の製作と打上をとおし てロケットについて学ぶ。 ・探査ローバに構造や機能など学び、探査 ローバの製作とコンピュータ制御を行 う。 サイエンスビオトープの開発の上で最も重視する のが課題研究である。その課題研究を行うための学 校設定科目を次に示す。 宇宙での生活 15 ※農業科の農業情報処理(代替 1 単位)について 生物資源科は 1 年次に代替し、 緑地環境科は 2 年次に代替する。 ①3 年間の学校設定科目 仮説に基づいて、1 学年から 3 学年までの科目を 設定した。 普通科 普通科 農業科 (理系) (理系以外) 1 学年 科学リテラシー 2 学年 宇宙研究Ⅰ 課題研究Ⅰ 専門科目 3 学年 宇宙研究Ⅱ 課題研究Ⅱ 課題研究 なお、農業科の 2 学年は既存の専門科目、農業科 3 学年は既存の課題研究を行うこととする。 ③「SSH 英語」普通科 1 学年全員 国際的に活躍できる科学技術系人材育成のために、 英語によるコミュニケーション能力を育成するため に設定する。 英語表現Ⅰ(2 単位) 「SSH 英語」 ④普通科 2 学年の学校設定科目 普通科 2 学年 ②「科学リテラシー」1 学年全員 学校設定科目「科学リテラシー」における教育課 程の変更を次に示す。 なお、これ以降、総合的な学習の時間を「総合」 とする。 普通科 1 学年 変更前 教育課程の変更 変更前 コース 学校設定科目 特別進学 (理系) 宇宙研究ⅠA (3 単位) 総合(1) 数学Ⅱ(1) 物理基礎(1) 特別進学 (文系) 課題研究ⅠA (3 単位) 総合(1) 数学Ⅱ(1) 物理基礎(1) 宇宙研究ⅠB (3 単位) 総合(1) 数学Ⅱ(1) 課題研究(1) 探究 (理系) ( )は単位数 総合 (1 単位) 総合 (1 単位) 社会と情報 (2 単位) 社会と情報 (1 単位) + 社会と情報 (1 単位) 探究 (文系) 課題研究ⅠB (3 単位) 総合(1) 数学Ⅱ(1) 課題研究(1) 化学基礎 (2 単位) 化学基礎 (1 単位) + 化学基礎 (1 単位) 探究 (キャリア) 課題研究ⅠC (2 単位) 総合(1) 課題研究(1) 探究 (スポーツ) 課題研究ⅠD 科学リテラシーA (3 単位) 総合(1) ⑤普通科 3 学年の学校設定科目 普通科 3 学年 農業科 1 学年 変更前 学校設定科目 特別進学 (理系) 宇宙研究ⅡA (2 単位) 特別進学 (文系) 課題研究ⅡA (1 単位) 総合(1) (1 単位) 探求 (理系) 宇宙研究ⅡB (2 単位) 総合(1) 課題研究(1) 科学と人間生活 探求 (文系) 課題研究ⅡB (2 位) 総合(1) 課題研究(1) 探求 (キャリア) 課題研究ⅡC (2 単位) 総合(1) 課題研究(1) 探求 (スポーツ) 課題研究ⅡD (1 単位) 総合(1) 教育課程の変更 総合 (1 単位) 総合 (1 単位) 社会と情報 (2 単位) 社会と情報 (1 単位) 科学と人間生活 科学と人間生活 (2 単位) (1 単位) + + 変更前 コース 農業情報処理 (1 単位) 科学リテラシーB (3 単位) 16 ( )は単位数 総合(1) 数学Ⅲ(1)または 数学演習(1) 宇宙研究Ⅰでの課題研究をさらに深めるために、 普通科 3 学年理系では宇宙研究Ⅱを学ぶ。 宇宙研究Ⅱでは、数学Ⅲまたは数学演習(学校設定 科目)の微分と積分を扱う。 6 7 8 9 ⑥科学リテラシーの代替内容 目的 2、3 学年における宇宙研究や課題研究などを 行うために必要な基礎的な能力や態度を育成 する。 目標 ①科学技術に対する興味・関心を高める。 ②課題研究に取り組む意欲を高める。 ③思考力・判断力・表現力を育成する。 対象 1 学年全員 内容 ①研究者による講演 ②サイエンス研修 県内研修(全員)、県外研修(希望者) ③課題研究 ④科学リテラシー発表会 ⑤課題研究のための基礎学習 (理科に関する知識と技能) (情報に関する知識と技能) 教育課程の変更 変更前 10 11 12 1 2 3 計 科学リテラシー(社会と情報) 内 容 月 4 情報検索とインターネット 5 データのまとめとしての表計算 6 レポート作成としてのワープロ 7 レポート作成としてのワープロ 8 発表としてのプレゼンテーション 9 発表としてのプレゼンテーション 10 コンピュータ通信 11 発表会のためのポスター作成 12 コンピュータ制御 1 データベースの利用 2 報告書作成 3 アンケート調査実施と集計 教育課程の変更 総合 (1 単位) 社会と情報 (1 単位) 科学リテラシー (3 単位) 普通科 化学基礎 (1 単位) 農業科 科学と人間生活 (1 単位) 代替となる内容 課題研究の過程 科目 研 究 研究 情報 観察 まと 発表 テーマ 計画 収集 実験 め 総合 1 1 1 1 1 2 2 2 2 6 1 2 1 1 1 1 2 2 1 1 35 時数 3 4 3 2 1 3 4 4 3 2 3 3 計 35 科学リテラシー(化学基礎) 普通科 内 容 時数 月 4 4 物質の探究 純物質と混合物 5 3 化合物と元素、物質の三態 原子の構造と元素の周期表 原子の構造 2 6 元素の周期律と元素の性質 化学結合 イオン、イオン結合 7 2 共有結合、配位結合、分子間の結合 1 8 金属結合 社会と情報 化学基礎 科学と 人間生活 ⑦年間指導計画 科学リテラシー(総合) 内 容 月 4 ・SSH ガイダンス 5 ・課題研究紹介 ・研究テーマの決定方法 ・農業科と課題研究 ・研究テーマを考える ・研究テーマの絞り込み ・研究グループ決定 ・本校 SSH 取組の紹介 ・SSH 講演会 ・研究計画と情報検索 ・探究活動(観察と実験) ・探究活動(まとめ) ・県内サイエンス研修 ・パネル発表準備 ・科学リテラシー発表会 ・発表会の反省 ・アンケート調査 ・研究活動のまとめ ・2 年次の研究テーマの考え方 ・2 年次の研究テーマを考える ・SSH 講演会 ・1 年間のまとめ ・2 年次の課題研究の準備 時数 1 1 1 17 9 10 11 12 1 2 3 化学結合と物質の分類・用途 物質量と化学反応式 原子量・分子量・式量 物質量、溶液の濃度 科学リテラシー探究活動(観察実験) 科学リテラシー探究活動(観察実験) 化学反応式と量的関係 酸と塩基 酸と塩基、水素イオン濃度とpH 水素イオン濃度とpH 中和反応と塩の生成、中和滴定 酸化還元反応 酸化と還元、酸化剤と還元剤 計 科学リテラシー(科学と人間生活) 農業科 内 容 月 4 生物と光 植物の生育と光 5 ヒトの視覚と光、動物の行動と光 6 食料と衣料 食品の科学 7 衣料の科学 8 光や熱の科学 9 光の性質 10 科学リテラシー探究活動(観察実験) 11 科学リテラシー探究活動(観察実験) 12 探究活動のまとめ 1 身近な天体と太陽系における地球 2 太陽系の中の地球 3 太陽と人間生活 計 宇宙研究ⅠA・課題研究ⅠA(3 単位) 内 容 月 4 ガイダンス 研究班の決定・研究テーマ協議 5 研究テーマに関する情報収集 研究計画立案 実験・観察 6 実験・観察 7 実験・観察 8 実験・観察 9 実験・観察 10 実験結果と考察 ポスター構成の検討 11 ポスター作成、発表練習 課題研究発表会 12 課題研究の自己評価と反省 1 2 5 3 6 3 2 6 9 研究のまとめと追加実験 プレゼン作成 口頭発表練習 口頭発表 計 6 105 課題研究ⅠB(3 単位)・ⅠC(2 単位)・ⅠD(1 単位) 内 容 時数 月 2 3 ⅠB 4 2 5 35 6 7 8 9 10 時数 3 3 3 2 1 4 5 4 2 2 4 2 35 11 12 1 2 3 2 ガイダンス 研究班の決定・研究テーマ協 7 議 研究テーマに関する情報収 4 集 4 研究計画立案 4 実験・観察 9 実験・観察 6 実験・観察 4 実験・観察 9 実感・観察 10 実験結果と考察 3 ポスター構成の検討 10 ポスター作成、発表練習 3 課題研究発表会 9 課題研究と自己評価 6 研究報告書作成 9 研究報告書作成 6 研究のまとめ 計 105 ⅠC ⅠD 2 4 2 1 4 2 3 1 6 4 2 6 4 4 5 3 6 4 6 6 70 2 3 2 1 3 2 2 2 2 3 2 3 3 35 宇宙研究ⅡA(2 単位)・課題研究ⅡA(1 単位) 内 容 時数 月 4 時数 2 7 4 4 4 9 6 4 9 10 3 10 3 9 5 6 7 8 9 10 11 12 1 ガイダンス 実験・観察 実験・観察 実験・観察 実験・観察 実験・観察 実感・観察 研究報告書作成ガイダンス 研究報告書作成 研究報告書作成 課題研究発表会 研究報告書作成 自己評価 研究のまとめ 計 18 宇宙 課題 1 5 8 6 4 2 6 1 7 7 1 6 1 1 56 1 2 4 3 2 1 3 1 3 3 1 3 1 1 29 課題研究ⅡB(2 単位)・ⅡC(2 単位)・ⅡD(1 単位) 月 内 容 時数 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 ガイダンス 研究班の決定・研究テーマ協 議 研究テーマに関する情報収 集 研究計画立案 実験・観察 実験・観察 実験・観察 実験・観察 実感・観察 実験結果と考察 口頭発表スライド構成の検 討 口頭発表スライド・研究報告 書作成 課題研究発表会 研究報告書作成 自己評価 研究のまとめ 計 SSH 英語の目標 日常生活の身近な話題について、英語で聞いたり話した ⅡB ⅡC ⅡD りして情報を理解し、伝える基礎的な能力を養うととも 2 4 2 4 1 2 に、英語でプレゼンテーションする基礎的技能を身につ け、国際的に活躍できる語学力の基礎を養う。 1 日常的な話題について、英語を聞いてその内容を理解 4 4 2 し、場面や目的に応じて適切に反応する。 (聞くこと) 2 関心のあることについて相手に質問したり、相手の質 3 1 6 4 2 6 4 4 3 1 6 4 2 6 4 4 2 7 7 2 1 6 1 1 56 1 6 1 1 56 1 3 1 1 29 問に答えたりする。 (聞くこと) 3 情報や考えなどを場面や目的に応じて適切に伝えたり すること。 (話すこと) 3 2 1 3 2 2 4 各課の基本的な語彙と構文を身につけ、それを駆使し てコミュニケーションを図ろうとする態度を身につけ る。 (知的理解・興味関心) 年間指導計画 1 学 期 2 学 期 ・肯定文と否定文についての理解を深め、コミュニケーション を図ろうとする。 ・初対面のあいさつ、自己紹介などを行う。 ・動詞と時制についての理解を深め、コミュニケーションを図 ろうとする。 ・今後の予定について相手に伝える。 ・ 「~したことがある」 「すでに~してしまった」といった内容 などについて、積極的に伝えようとする。 ・助動詞 can, may, must, have to, should などについての理解を深 め、コミュニケーションを図ろうとする。 ・自分の住む地域を紹介する。 ・基本的な受動態についての理解を深め、コミュニケーション を図ろうとする。 ・ 「~される予定だ」 「AがBさんに贈られた」といった内容な どについて、積極的に伝えようとする。 ・ 〈will+be+過去分詞〉 〈A+be 動詞+given+to B〉について の理解を深め、コミュニケーションを図ろうとする。 ・不定詞についての理解を深め、コミュニケーションを図ろう とする。 ・不定詞の名詞的用法、仮主語・仮目的語 it についての理解を 深め、コミュニケーションを図ろうとする。 ・不定詞の副詞的用法、形容詞的用法についての理解を深め、 コミュニケーションを図ろうとする。 ・Show & Tell で自分の思い出を紹介する ・動名詞のさまざまな用法についての理解を深め、コミュニケ ーションを図ろうとする。 ・現在分詞、過去分詞の限定用法、分詞構文の基礎についての 理解を深め、コミュニケーションを図ろうとする。 ・日本の文化について英語で紹介する。 ・比較級、最上級についての理解を深め、コミュニケーション を図ろうとする。 ・ 〈as ... as 〉 〈no other A+動詞+as as B〉についての理解を 深め、コミュニケーションを図ろうとする。 ・いろいろな国の習慣文化について発表する。 ・関係代名詞 who, which の主格・目的格用法と省略についての 理解を深め、コミュニケーションを図ろうとする。 ・関係副詞や複合関係詞の用法についての理解を深め、コミュ ニケーションを図ろうとする。 ・仮定法についての理解を深め、コミュニケーション を図ろうとする。 ・ 〈wish+仮定法の文〉 〈as if+仮定法の文〉についての 3 理解を深め、コミュニケーションを図ろうとする。 ・環境問題について英語で表現する。 学 ・いろいろな構文についての理解を深め、コミュニケ 期 ーションを図ろうとする。 ・環境問題について英語で発表する。 ・接続詞・話法等についての理解を深め、コミュニケ ーションを図ろうとする。 19 (4)研究開発と検証 仮説 1(宇宙研究) 学校設定科目「宇宙研究」を実施することに より、宇宙開発利用についての理解が深まると ともに、地球的視野で科学的な現象を理解しよ うとする態度を育成することができる。 (資料) 宇宙研究Ⅰでの課題研究の研究テーマ ①光の速度測定 ②宇宙への第一歩 ③バター餅を宇宙へ ④New Space Food ⑤Linear Motor Car ⑥北秋田市産珪藻土の消臭効果および吸湿効 果の研究 昨年、2 年生の学校設定科目「宇宙研究Ⅰ」にお いて、宇宙開発利用への興味・関心を高めるととも にものづくり教育や工学教育の一環としてモデル ロケット学習を実施した。その結果、モデルロケッ トの製作と打上には興味を示したが、その先の過程 である課題研究の研究テーマとして考えたり、ロケ ット甲子園や缶サット甲子園などに出場したりす る意欲は高まらずロケット甲子園等の出場希望者 はなかった。 そこで次の取組を行った。 宇宙研究Ⅱでの課題研究の研究テーマ ①過冷却 ②ミドリムシを探る ③折り紙の世界 ④霧箱を科学する ⑤加圧トレーニングの理論と実践 ⑥ケイソウ土の性質 ①課題研究の研究テーマ ・宇宙開発利用に関連があると考えられる研究 テーマの設定(光の速度測定実験や宇宙食への アプローチ) ・課題研究の後に宇宙開発利用と関連付ける ②科学部による宇宙研究ⅠAの教材開発 ・ロケット甲子園出場 ・缶サット甲子園秋田地方大会出場 ・モデルロケット国際大会出場 ・校内探査ローバの開発 ③1 年生の興味・関心、意欲の高揚 ・2 年次の宇宙研究に取り組むための意欲の高 揚 科学部の研究テーマ 部員(1 年生 3 名、2 年生 7 名、3 年生 6 名) ①ロケット班(3 年目) 科学技術系コンテストの全国大会であるロ ケット甲子園に出場するために、モデルロケッ トを設計・製作し、大会に出場する。大会後は、 モデルロケットに関する研究を行う。 今年度は 2 チーム出場し、チームブルースカ イが優勝、チームブルージェットが 3 位に入賞 した。チームブルースカイは来年度、イギリス で開催されるモデルロケット国際大会に出場 する。 取組を次に示す。 宇宙研究のための取組 モデルロケット学習 ロケット甲子園 缶サット甲子園秋田地方大会 SSH 講演会 県内サイエンス研修(宇宙専攻コースの設置) 県外サイエンス研修(JAXA や KEK、日本科学 未来館、国立科学博物館の見学) ※県内・県外サイエンス研修についての記録は 28~ 31 頁に記されている。 ②缶サット班(2 年目) 科学技術系コンテストの全国大会である缶 サット甲子園の地方大会に出場するために、缶 サットを設計・製作し、地方大会に出場する。 大会後は、缶サットに関する研究を行う。 ③探査ローバ班(3 年目) SSH に指定される前からの研究テーマとし て、JAXA が開発している月惑星探査ローバに 影響を受け、校内を自律的に移動する校内探査 ローバを開発してきた。 20 モデルロケットの設計図を下図に示す。 第 7 回ロケット甲子園 ノーズコーン ペイロード部 目的 科学技術系コンテストの全国大会であるロケ ット甲子園(文部科学省等の後援による第 11 回能代宇宙イベントで実施)に科学部が参加す ることにより生徒の航空宇宙への興味・関心を 高めるとともに、モデルロケットの製作と打 上・回収をとおして日本における宇宙教育とも のづくり教育の実践的研究に貢献する。 日時 平成 27 年 8 月 18 日(月) 9:00~16:30 場所 能代宇宙広場(秋田県能代市) 参加者 科学部 2 年生 3 名・1 年生 7 名、引率 2 名 日程 9:00~ 9:30 打上準備 10:00~11:00 打上 1 回目 11:00~12:00 未回収ロケットの探索 12:00~13:00 打上準備 13:00~14:00 打上 2 回目 14:00~15:00 未回収ロケットの探索 16:00~16:30 表彰式 第 7 回ロケット甲子園のルール(抜粋) ボディ部 生卵 高度計 エンジン パラシュート フィン 平成 27 年 7 月 19 日に能代宇宙広場で行われた合 同打上練習会で試作機を 4 回打ち上げ、回収を行っ た。成功した 2 回の結果を下表に示す。 打上 総重量 高度 滞空時間 1 回目 558g 433ft(130m) 26 秒 2 回目 490g 663ft(200m) 37 秒 高度と対空時間ともにルールに対して小さな値と なったため、再設計を行い全長 700mm、直径 70mm に変更し、再度モデルロケットを製作した。下図に 示す。 ・自分達で設計、製作した 1 段式のモデルロケットを使用 する。 ・全長 65cm 以上、機体総重量 650g以下 ・エンジンのトータルインパルスは 80Ns 以下 ・生卵 2 個搭載(1 個は縦に、もう 1 個は横に入れる) 今回のロケット甲子園には全国から 10 チームが 出場した。内訳は、北海道 1 校 2 チーム、岩手県 1 校 2 チーム、秋田県 3 校 5 チーム、埼玉県 1 校 1 チ ームである。 大会当日の天候は曇時々晴であり、東風で風速は 測定していないが数 m/s と思われたが、低気圧が近 づいていたため、上空では風が強い状況であった。 打上の様子を下図に示す。 ・2 回の打上と回収を行う。 ・指定滞空時間 1 回目 44~46 秒、2 回目 43~45 秒 ・指定高度 1 回目 850 フィート(259m) 2 回目 825 フィート(251m) ・使用高度計 APRA または Pnut ・ペイロード部(高度計と卵)とボディ部(エンジン)はつなが って着地しなければならない。 出場の過程 3 回目の出場となるロケット甲子園(モデルロケッ トの全国大会)には、科学部の「チームブルースカイ」 (2 年生男子 3 名)と「チームブルージェット」(1 年生 4 名)が出場することにした。 ルールに基づいてモデルロケットを設計し試作機 を製作した。モデルロケットの全長は 800mm、直径 は 80mm と、エンジンは入手が容易な F20-4W とし た。 生卵と高度計を搭載するペイロード部とエンジン を搭載するボディ部は、軽くて強度を保つためにケ ント紙とクラフト紙を木工用ボンドで張り合わせて 製作した。 21 チームブルースカイ チームブルージェット 主催者が発表した公式記録の抜粋を下表に示す。 チーム名 打上 滞空時間 高度 [秒] [フィート] 得点 チーム 1 回目 47.48 846 (失格) ブルージェット 2 回目 42.07 912 90.72 チーム 1 回目 47.66 847 9.64 ブルースカイ 2 回目 41.81 789 40.76 1 年生の「チームブルージェット」の 1 回目は卵 が割れたので失格となったが、2 回目は上がり過ぎ たため得点が 40.76 と高くなった。 2 年生の「チームブルースカイ」の 1 回目は指定 高度 850 フィートに対し 847 フィートで、3 フィー ト(約 91cm)の差、滞空時間は指定時間に対して 1.6 秒の差となり得点は「9.64」であった。主催者の発 表では日本新記録である。2 回目は打上角度のミス のため高度が上がらなかった。 会場の上空は風が強かったため、チームブルース カイの 1 回目の打上では、パラシュートで落下中に 水平距離で 100m以上流されて、10m以上の高さの 林の中に落下した。時間はかかったが、このモデル ロケットを無事に回収することができ、これが優勝 打上となった。 ロケット甲子園 2015 の本校の結果を 下表に示す。 チームブルースカイ 優勝 (2 年生) (国際大会出場) チームブルージェット 3 位入賞 (1 年生) 表彰式の様子を下図に示す。 ものづくりにおける継承の重要性を生徒は体験的に 学んだ。 平成28年7月にイギリスで行われるモデルロケッ ト国際大会では、モデルロケットの打上・回収と製 作したモデルロケットに関する英語によるプレゼン テーションを行う。大会出場に向けてモデルロケッ トに関して理論的に学び、実践的な研究を行う機会 を得た。 また、国際大会に出場することにより、アメリカ など航空宇宙の分野でトップの国の高校生との技術 交流をする機会を得ることができる。 ロケット甲子園に出場しなかった科学部 1 年生女 子 3 名は、ロケット甲子園に向けて製作したモデル ロケットのパラシュート製作に携わった。これをき っかけに、ロケット甲子園後に女子 3 名が「穴あき パラシュートの安定性」に関する研究を行った。モ デルロケットに搭載するパラシュートには中央に穴 をあけるが、その理由についてパラシュートの大き さや穴の大きさ、総重量などを変えて実験を行い、 パラシュートに穴をあけるのは安定して落下するこ とを明らかにした。この研究は、平成 27 年度の日本 学生科学賞秋田県審査において審査委員長賞(4 位) を受賞した。 製作したパラシュートを搭載したモデルロケット がロケット甲子園で優勝したことにより、1 年生女 子 3 名はロケットやパラシュートなどの宇宙開発に 関わることに興味をもち、研究に取り組むようにな った。成果があがることが予想されること意図的に 生徒が携わるようにすることにより、興味・関心が 高まる可能性がある。 ロケット甲子園で優勝したチームブルースカイに は平成28年7月にイギリスのファーンボロー空港で 行われモデルロケット国際大会 IRC(International Rocketry Challenge)に出場する権利が与えられ、アメ リカ、フランス、イギリスの各代表チームと世界一 を競う予定である。 課題 科学部がロケット甲子園に出場して 3 年になり、 優勝(2 回)と 3 位入賞(2 回)を受賞している。宇宙開 発に対する科学部員の興味・関心は高まっている。 しかし普通科 1 学年の学校設定科目「科学リテラ シーA」では、モデルロケットへの興味・関心を高 めるために 1 学期に学校の陸上競技場で小型モデル 成果 ロケットの打上を行っているが、普通科 2 学年特別 平成 25 年度から出場しているロケット甲子園の 進学コース理系の学校設定科目「宇宙研究ⅠA」の 成績は次のとおりである。 課題研究においてモデルロケットを研究テーマとし 平成 25 年度 優勝(初出場・初優勝) たのは二つの班のみである。興味・関心が高まるこ 平成 26 年度 3 位入賞 とと研究テーマとして選択することが別のことであ 平成 27 年度 優勝、3 位入賞 る。したがって、1 学年においてモデルロケットに ケント紙とクラフト紙を貼り合わせて製作する方 法は大きさや長さを自由に変えることができるので、 関する体験的な実験などの充実が課題である。 設計どおりのモデルロケットを製作することができ る。 この方法は平成 25 年度にロケット甲子園に出場 したチームが開発したもので、後輩達に受け継がれ ている。 開発した技術の継承がうまく行われており、 22 缶サット甲子園秋田地方大会 目的 科学技術系コンテストの全国大会である「缶 サット甲子園」 ( 「理数が楽しくなる教育」実行 委員会主催)地方大会「缶サット甲子園 2015 秋田大会」に本校科学部が出場することにより、 缶サット放出方法の開発、制御回路や通信回路 を搭載した缶サットの開発、缶サット降下試験 などの活動を通して、航空宇宙への興味・関心 を高めるとともに科学技術におけるものづく りの技能を高める。 主催 秋田大学理工学部創造生産工学コース 日時 平成 27 年 7 月 18 日(土) 13:10~15:10 場所 太平山スキー場オーパス 参加者 科学部缶サット班(1 年生女子 4 名) 引率 1 名 日程 10:00~10:10 開会式 10:10~11:00 機体審査 11:00~12:00 事前プレゼン 13:00~14:00 性能審査(グラウンド) 14:30~15:30 事後プレゼン 16:00~16:10 閉会式 出場校 本校 1 校(実質的な東北大会) 参加状況 缶サット甲子園は、高校生が自作した缶サット(空 缶を利用した模擬人工衛星)をモデルロケットで打 ち上げ、独自のミッションを行う競技である。 科学部缶サット班では、 次のミッションを考えた。 本校のミッション概要(提出した資料) パラシュートで降下する缶サットがどのよ うな動きをするのかを調べるために、加速度セ ンサーとディジタルコンパス、高度計を搭載 し、降下中にデータをコントローラ mbed に保 存します。同時に無線 LAN モジュール XBeeWiFi からリアルタイムでパソコンにデー タを送り保存します。 缶サット着地後、mbed に保存されたデータ をパソコンにコピーして降下中の缶サットの 動きを再現し、どの程度缶サットが揺れたかを 調べます。 さらに、撮影した動画をパソコンにコピーし て再生し、缶サットの揺れと動画を比較しま す。 大会の画像 計量中の缶サット 缶サットを搭載したモデルロケットの 打上準備 事後プレゼン このミッションに基づいて、 缶サットを製作した。 その設計図を右上に示す。 23 結果 打ち上げる直前に缶サット内の電源コードが切れ てしまい電気が供給されない状態で打ち上げられた ため、降下中のデータが全く記録できなかった。パ ラシュートによる降下は成功したが、ミッションが 行われなかったため、全国大会に出場することはで きなかった。 成果 電源トラブルのためミッションを実行できなかっ たが、自らミッションを考え、缶サットの設計・製 作ができる段階まではできている。 今後は、缶サットの製作期間を短縮し打上実験を 何度も行い事前に問題点の解消することにより、ミ ッションを成功させる。 第 1 回 SSH 講演会 「宇宙の謎にせまる 国際リニアコライダー」 目的 本校では「人と地球環境との共生並びに宇宙 開発まで、ふるさと秋田に学ぶ」という研究開 発課題のもと、事業が進められている。今回の 講演会では東北地区に誘致が進められている 国際リニアコライダー(ILC)の研究内容や意義、 素粒子物理等の体系的な講義を受講すること により、基礎科学の重要性及び宇宙の起源や ILC の社会への貢献について理解を深める。 日時 平成 27 年 7 月 15 日(水) 13:20~15:10 場所 本校第 1 アリーナ 演題 「宇宙の謎にせまる国際リニアコライダー」 講師 岩手大学工学部電気電子・情報システム工学 科 教授 成田 晋也 氏 参加者 全校生徒 内容 (1)国際リニアコライダーが目指すもの リニアコライダー研究に関わる歴史と原理 素粒子研究は宇宙の誕生に関わる (2)国際リニアコライダーとはどのようなものか 加速器の種類と原理 世界のリニアコライダー (3)なぜ日本に、東北に作るのか 岩手県北上地方の地理的条件 (4)何をもたらすのか 医療、生命科学、新機能材料/部品創出、情報 /通信、計量/計測、エネルギー/環境 講演の内容を理解できましたか。 どちらか とても理 というと 解できた 理解でき た あまり理 全く理解 解できな できなか かった った 特進 15.4% 53.8% 30.8% 0.0% 1 探求 6.5% 31.5% 50.9% 10.2% 年 農業 4.7% 39.1% 50.0% 4.7% 学年 7.6% 37.9% 46.9% 6.6% 特進 7.1% 42.9% 25.0% 25.0% 農業 5.9% 41.2% 44.1% 8.8% 学年 6.5% 41.9% 35.5% 16.1% 特進 6.6% 42.6% 45.9% 3.3% 3 探求 4.8% 24.0% 53.8% 17.3% 年 農業 1.9% 39.6% 50.9% 7.5% 学年 4.6% 33.0% 50.9% 11.0% 2 年 生徒の感想 ・宇宙に関わる未来の施設がとても近くにできる ことに驚いた。もっと宇宙に興味を持ちたい。 ・科学や文化の発展のために何かできることがあ れば協力していきたい。 ・施設ができると東北は活性化すると思う。 ・1 年次の県外サイエンス研修で加速器を見たこ とがあったので興味が持てた。 ・加速器を使った実験により新たな発見や新たな 技術開発につながり、様々な発展をもたらすこと が分かった。 アンケート結果 ※2 年探求コースはインターンシップのため欠席 講演の内容に興味をもてましたか。 とても興 味を持て た どちらか というと 興味を持 てた あまり興 全く興味 味を持て を持てな なかった かった 特進 41.0% 1 探求 13.9% 51.9% 27.8% 6.5% 年 農業 10.9% 43.8% 39.1% 4.7% 学年 18.0% 48.8% 27.5% 5.2% 特進 10.7% 35.7% 35.7% 17.9% 農業 11.8% 44.1% 38.2% 5.9% 学年 11.3% 40.3% 37.1% 11.3% 特進 14.8% 59.0% 24.6% 0.0% 3 探求 11.5% 35.6% 38.5% 14.4% 年 農業 11.3% 34.0% 49.1% 5.7% 学年 12.4% 41.7% 37.2% 8.3% 2 年 48.7% 7.7% 2.6% 岩手大学 成田 晋也 教授 成果 ILC の原理に関わる学習は非常に難解なものであ るが、成田先生にわかりやすくお話しいただき、生 徒の理解も得られたと考えている。また、本校の県 外サイエンス研修で高エネルギー加速器研究機構を 訪れたことのある生徒の多くが、当時分からなかっ た内容について理解が深まり、その研究の有用性を 理解したようである。 素粒子研究を通じて宇宙の起源に迫ることができ るという講話は生徒の未知の世界に対する興味や意 識を喚起することができたと考えている。 24 仮説 1(宇宙研究)に関するまとめ 仮説 1 の検証のために、平成 25~27 年度の取組、宇宙研究ⅠA、課題研究ⅠAの研究テーマと宇宙開発利 用との関連を下表にまとめた。 年度 学校設定科目 科学部 ロケット班 探査ローバ班 平成 25 年度 科学リテラシーA 普通科 1 年生 モデルロケット講習会 第 5 回ロケット甲子園 校内探査ローバの開発 平成 26 年度 宇宙研究ⅠA 普通科 2 年生 特別進学コース理系 ロケット学習 課題研究 英語プレゼンテーション 校内探査ローバ の開発 研修 モデルロケット国際大会 ロケット学習 第 6 回ロケット甲子園 平成 27 年度 (今年度) 宇宙研究ⅠA 普通科 2 年生 特別進学コース理系 宇宙研究ⅡA 普通科 3 年生 特別進学コース理系 ロケット学習 第 7 回ロケット甲子園 校内探査ローバ の開発 缶サット班 缶サット甲子園 秋田地方大会 缶サット甲子園 秋田地方大会 宇宙研究ⅠAの研究テーマと宇宙開発利用との関連 研究テーマ 宇宙開発利用分野での応用 宇宙への第一歩 ①ロケット開発 宇宙に近づく ②パラシュート開発 New Space Food ①宇宙食としての利用 バター餅を宇宙へ ②地元特産品の活用 バナナのアミラーゼ活性の研究 ③宇宙環境下での健康管理 乳酸菌による脂肪の分解 Linear Motor Car ①工学技術の宇宙への応用 ②衝撃吸収技術への応用 光速度の測定 ①通信技術への応用 ②宇宙空間での距離や時間の計測 北秋田市産珪藻土の消臭効果および吸湿 ①宇宙船および宇宙服内の環境浄化 ②トイレに使用する 効果の研究 ③宇宙船内の二酸化炭素吸収 宇宙研究に関わる取組について、成果と課題をま とめた。 成果 ・宇宙研究に特化している科学部の活動におい て、ロケット甲子園で再び優勝することができ たのは 3 年間の継続的な研究が功を奏したもの である。また、ロケットから波及したパラシュ ートの研究においても日本学生科学賞秋田県 審査審査委員長賞を受賞することができた。 ・モデルロケットの製作が科学部だけでなく課 題研究の中でも行われるようになり、技術的な 面で高レベルな意見交換がなされるようにな った。 ・家庭科の協力により、宇宙食への取組が始ま った。地域の特産品であるバター餅を題材に取 り上げていることから、家庭クラブだけでな く、普通科特進コースや探求コースにおいても 研究がなされ、校内生徒研究発表会では活発な 意見交換がなされた。 ・地域の素材であるケイ藻土を活かした研究が 複数年に渡って研究されている。1 年ごとに研 究の切り口も変化しているが成果を上げてき ている。今後も継続して研究を進める。 ・2 年次の研究成果を踏まえ多方面に研究のイ メージが広がるようになり、テーマの幅が広が ってきた。 25 課題 ・モデルロケットに対する興味・関心は高まっ てきた。製作したロケットの性能を比較・確認 する意味でも、ロケット甲子園へ出場する意欲 が高まるように指導を進める。 ・現在、ロケットやローバーなどについて指導 できる教員が 1 人しかおらず、特定の教員に依 存しているところがある。他の教員でも指導で きるシステムの工夫が必要である。 ・宇宙食についても更に研究を進め、バター餅 だけでなく他の食材の活用方法(生物資源科の 作る農産物の活用)なども検討していく。 ・ケイ藻土を用いた研究については、地元にあ る企業が採掘を行っていることから、その企業 と連携しその有用性を地方から発信していく ことも検討する。 ・他のテーマに関しても、大学や研究機関と連 携することができるよう進めていく。特に、能 代市にあるJAXA能代ロケット実験場がまだ本 校の事業に活用されていないこともあるので、 生徒にとって有効な研修を検討していく。 文系の生徒もみられ、 「課題研究」の中でも宇 宙に関わる研究がされるようになってきてい る。 「課題研究」においても文系の生徒に指導 できるような体制を作っていく。 仮説 2(サイエンスビオトープ) 研究機関との連携や大学との接続を行いな がら課題研究等に取り組むことができるサイ エンスビオトープ(科学研究環境)を開発し、 生命を尊重し、自然環境保全に努めながら共生 する能力を育成することにより、科学技術系人 材を育成することができる。 課題研究に取り組む環境としてのサイエンスビオ トープ(科学研究環境)を表す図を以下に示す。 ビオトープ(biotope)とは生息場所を意味するドイ ツ語であり、例えば公園にある小さな池をひとつの ビオトープと考えることができ、そこでは小動物が 生息している。 仮説 1 についてのまとめを次に示す。 仮説 1(宇宙研究) 学校設定科目「宇宙研究」を実施することに より、宇宙開発利用についての理解が深まると ともに、地球的視野で科学的な現象を理解しよ うとする態度を育成することができる。 仮説 1 の検証 ①普通科 2 学年特別進学コース理系に「宇宙研 究ⅠA」 、普通科 3 学年特別進学コース理系に 「宇宙研究ⅡA」を設定して、課題研究を行っ た結果、宇宙開発利用に対する興味・関心は高 まっていることが意識調査からも分かる。ま た、3 年間継続的に研究を進めることによって、 地域へ情報が伝わり、高い意識を持った生徒が 入学してくるようになった。 これらの意識の高い生徒をどのように育て ていくのか、我々のスキルも必要とされるとこ ろである。生徒のやる気を活かし、より高度な 段階へ引き上げるため、我々職員も研修を積ん でいかなければいけない。 ②科学部との連携により、宇宙研究ⅠAの教材 開発は進んでおり、モデルロケットを利用して 学習を進めることができるようになった。大学 や研究機関との連携を計り、さらに教材開発を 進める。 ③学校設定科目「宇宙研究」は理系の生徒が学 習するが、その内容に対して興味・関心のある 上図のサイエンスビオトープを開発するために次の ような取組を行った。 第 2 回 SSH 講演会 県内サイエンス研修 県外サイエンス研修 白神フィールドワーク 学校祭での科学展・ポスター発表会 中学生体験入学 北秋田市産業祭~小学生実験体験講座~ フランス国ブレスシャポン研修 SSH 全国生徒研究発表会 校内生徒研究発表会 東北地区SSTH指定校発表会 秋田県 SSH 指定校発表会 秋田県児童生徒理科研究発表大会 北海道岩見沢農業高等学校研究成果発表会 これらの取組の状況と成果を次ページ以降に示す。 26 第 2 回 SSH 講演会 「プレゼンテーションスキル講座」 目的 校内生徒研究発表会にむけて、ポスター発表 に関わるスキルアップを目指し、効果的なポス ターの作成と発表の仕方を学会等で発表してい る大学等の先生方からご指導いただく。また、 大学院生に実際に発表してもらい、その実際を 学ぶとともに質疑の仕方も学ぶ。 日時 平成 27 年 10 月 8 日(木) 13:20~15:10 場所 特進コース:会議室 探求コース:第 2 アリーナ 生物資源科・緑地環境科:大講堂 参加者 1 年生特別進学コース、2 年生全員 内容 ポスター発表における効果的なポスターの作 り方と発表の仕方 講師 特進コース:秋田大学教育文化学部 教授 川村 教一 院生 松橋 龍平・吉川 千詠 探求コース:秋田職業能力開発短期大学校 小笠原 吉張 教授 生物資源科・緑地環境科 :秋田県立大学生物資源科学部 古屋 廣光 教授 院生 羽根坂 駿 事後アンケートによる調査では以下のようになった。 講演の内容を理解できましたか。 よく理解 できた どちらかとい あまり理解 全く理解 うと理解でき できなかっ できなか た た った 74.9% 24.2% 0.9% 0.0% 探求 33.4% 58.7% 7.0% 0.9% 農業 41.4% 52.8% 5.8% 0.0% 学年 51.0% 44.3% 4.4% 0.3% 11 月の生徒研究発表会に向けて役に立ちましたか。 特進 とても役 に立った 特進 探求 農業 学年 どちらかとい あまり役に 全く役に うと役に立っ 立たなかっ 立たなか た た った 73.6% 41.2% 62.8% 58.7% 特進コース 25.5% 57.0% 37.2% 40.3% 0.9% 1.8% 0.0% 1.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 探求コース 探求コース 農 業 科 農 業 科 生徒の感想 〔特進〕 ・研究には再現性、客観性、公認性が大切だという ことが分かった。発表するときには注意してポスタ ー作りをしようと思った。 ・仮説の検証を繰り返して法則や原理を見いだすこ とが研究だということが分かった。 ・ポスターではテーマやそれに対する答え、解決策、 意見などを加えることが大切であり、聞き手に合わ せて内容を検討する必要があることが分かった。 〔探求〕 ・文字の大きさを変えたり、改行する位置を工夫し たりするだけで見やすくなることが分かった。 ・写真の置き場所に困っていたが講演を聴いてほと んどの配置が決まりました。本当によかった。 ・色を使うと見やすくなるが、ゴチャゴチャさせず にシンプルに作ることも見やすさの上では大切な ことが分かった。 〔農業科〕 ・発表するときにはネタを集められるだけ集めると 発表しやすくなるというアドバイスをいただいた。 ・聞き手の気を引くような見やすいポスターを作る ことが大切だと分かった。 ・研究発表は自分の研究で見つけた発見を聞き手に 主張することだと話していたのでそのようにして いきたい。 成果 学会等で実際に発表している大学教授や大学院生 からその発表の実際やポスターの工夫を伺い、どの ような発表をするべきか、どのようなポスターが効 果的なのかを具体的に理解することができたようで ある。アンケート結果や生徒の感想からも生徒の疑 問を直接的に解決するものであり、非常に有効な講 演会であったと考えられる。 グループワーク(特進) 27 ⑦DOWA エコシステム秋田・昭和化学工業(46 人) [午前]DOWA エコシステム秋田(株) 施設案内・説明 所長 川上 智 [午後]昭和化学工業(株)秋田工場 施設案内・説明 工場長 橋本 祐一 県内サイエンス研修 目的 科学・技術分野の知的好奇心を醸成するため に、優れた学習資産を有する県内の大学や研究 施設・企業での学習を行う。また、秋田県内の 自然環境や研究施設などへの理解を深め、自然 探索や施設見学での学習などにより、実物や展 示物を直接見たり聞いたりする機会をもつ。 この訪問において科学・技術に関する知識を 深め直接体験させることにより、秋田県で行わ れている科学・技術に関する研究内容について 理解を深めさせるとともに、生徒の研究意欲を 高める。 また、英語でのプレゼンテーションと質疑応 答ができる生徒の育成を目指し、専門家の指導 により実践的な語学力を高める。 日時 平成 27 年 11 月 12 日(木) 参加者 1 年生全員 研修コースと内容 ①秋田大学教育文化学部宇宙専攻(24 人) 講師 教育文化学部英語・理数教育講座 教授 川村 教一 内容 実験!彗星のでき方 ②秋田大学教育文化学部化学専攻(23 人) 講師 教育文化学部英語・理数教育講座 教授 岩田 吉弘 内容 化学研究実験 スキルアップ「pH センサ ーとパソコンを使った実験」 ①鉱業博物館 ①宇宙選専攻 ②化学専攻 ③生物専攻 ④生物資源科学部 ⑤国際教養大学 ⑥木材高度加工研究所 ⑥東北電力 ⑦DOWA エコシステム秋田 ⑦昭和化学工業 ③秋田大学教育文化学部生物専攻(35 人) 講師 教育文化学部英語・理数教育講座 准教授 石井 照久 内容 秋田県の環境との共生について ④秋田県立大学生物資源科学部(34 人) 講師 生物資源学部生物生産科学科 内容 学生によるポスター発表の実演 農場等施設見学 ⑤国際教養大学(32 人) 講師 講師 ミゲール・ソーサ 内容 ・授業体験 ・外国人留学生との交流 分かったことや今後学習で深めたいこと、 疑問など。 ①秋田大学(宇宙) ・彗星の正体や仕組みが先生の話と実験で初めて分 かった。 ・なぜそうなるのか考えることが大事。 ・ただ実験するのではなく、研究対象への知識や理 解が重要だと分かった。 ⑥秋田県立大学木材高度加工研究所・東北電力能 代火力発電所(35 人) [午前]講師 秋田県立大学木材高度加工研究所 教授 栗本 康司 内容 秋田の林業と木材研究 [午後]東北電力能代火力発電所 28 ②秋田大学(化学) ・まだ学習していない内容だったので難しかった。 ・覚えて終わりというアバウトなものではなく、な ぜそうなるのか論理的に追求できるようになるため に基礎は大切だと痛感した。 ・実験道具の使い方が難しかったが、今後もやって みたいと思った。 ③秋田大学(生物) ・バナナから DNA を抽出した。痛い思いをせず自 分の DNA も取り出せる方法はないか知りたいと思 った。 ・身近にあるものを研究対象にしても楽しく深く研 究できることを知った。 ・1 台 50 万円の顕微鏡を 1 人 1 台使わせてもらい、 様々な細胞を見て生物学にとても興味を持った。 ④秋田県立大学 ・八郎湖が水質汚濁で悩まされていることが初めて 分かった。 ・ポスター発表の練習はビデオに撮って相手の立場 だとどのように聞こえるか、改善しなければいけな いことは何か、などを確認するといい。 ⑤国際教養大学 ・グローバル社会の今、英語力をつけることで職業 の幅が広がることが分かった。 ・自分の伝えたいことがどうしたら相手に伝わるか よく考えて行動に移すことが大切だ。 ・留学生と交流して外国の文化の違いを知ることが できた。 ⑥木工研・東北電力 ・秋田ではどんどん木を切って森林の整備をしなけ ればいけないことが分かった。 ・木は使い道によって曲げたりしながら使うことが できるところに興味を持った。 ・能代火力発電所だけで秋田県の年間使用量よりも 多く発電していることに驚いた。 ⑦DOWA エコ・昭和化学 ・磁石を利用して鉄や銅、ステンレスを仕分けして いる。このような大きな企業が大館にあるのを知ら なかった。 ・小さな部品にごく少量使われている希少金属をど うやって再利用するのか、とても興味を持った。 ・ケイ藻土に関しては北秋田市が日本中心になって いることに驚いた。 ・お茶やビールの製造にケイ藻土が使われているこ とを初めて知った。 29 研修の内容に興味をもてましたか 非常に興 どちらかと どちらかと 全く興味 味を持て いうと持て いうと持て を持てな た た なかった かった ① 75.0% 20.8% 4.2% 0.0% ② 13.0% 60.9% 21.7% 4.3% ③ 50.0% 46.9% 3.1% 0.0% ④ 35.5% 58.1% 6.5% 0.0% ⑤ 42.4% 45.5% 6.1% 6.1% ⑥ 9.1% 69.7% 21.2% 0.0% ⑦ 15.6% 51.1% 26.7% 6.7% 合計 32.6% 51.1% 13.6% 2.7% どちらかと あまり理解 全く理解 いうと理解 できなかっ できなか できた た った 講義の内容は理解できましたか 非常に理 解できた ① 58.3% 37.5% 4.2% 0.0% ② 4.3% 21.7% 65.2% 8.7% ③ 21.9% 71.9% 6.3% 0.0% ④ 16.1% 67.7% 16.1% 0.0% ⑤ 18.2% 33.3% 42.4% 6.1% ⑥ 3.0% 69.7% 24.2% 3.0% ⑦ 6.7% 57.8% 28.9% 6.7% 合計 16.7% 53.4% 26.2% 3.6% 実施状況と成果 今年の 1 年生から 6 学級になったことを受け、昨 年からコースを 1 つ削減した。その分、今回実施し たコースはやや生徒数が多めであったが、大学教授 の協力のもと、円滑に、かつ有効的に進めることが できた。 いずれのコースも 3 年目ということもあり、 SSH校である本校に必要な資質をよく理解した上で 講義をしてくださり、ただ研究の面白さや大切さを 伝えるだけでなく、研究する心構えや伝える手法ま で指導してくださり、どのコースも生徒の満足度や 理解度は高かったと感じている。大学の先生方には この企画を楽しみにしてくれている方も多く、次年 度も続けて生徒の興味・関心を引き出すようにして いきたい。また、この研修をきっかけに本校職員と 大学教授が連絡を取り合うようにし、課題研究の際 に大学との連携をとりやすくするよう努める。 県外サイエンス研修 目的 優れた学習資産を有する研究施設の実物や展 示物を直接体験することにより、科学技術分 野の知的好奇心を醸成し、将来の進路や課題 研究に役立てる。 日時 平成 28 年 2 月 8 日(月)~10 日(水) 参加者 1 年生希望者 12 名、引率 2 名 (特進コース男子 3 名、女子 9 名) 研修先施設 日本科学未来館 国立科学博物館 宇宙航空研究開発機構 JAXA 筑波宇宙センター 高エネルギー加速器研究機構 実施状況 (1)事前学習 合計 3 回各 1 時間で実施 1 月 19 日(火) 研修全般の流れの確認と班編制、注意事項の確 認をした。 研修施設についてインターネットや文献を利用 し調査を行った。事前学習ワークシートに興味が ある内容やもっと知りたいことなどを記入した。 1 月 27 日(水) 第 1 回に引き続き研修施設についてインターネ ットや文献を利用し調査を行った。調査内容はワ ークシートにまとめ、次回の発表に備えた。 2 月 3 日(水) 研修施設の概要等について班ごとに発表し、研 修施設に関する情報を共有した。 研修のてびきを配布し、研修の日程、持ち物な ど細かな確認を行った。 常設展示見学 未来館前にて ②2 日目(2 月 9 日) 筑波宇宙センター(JAXA) 10:00~12:40 はじめに担展示館「スペースドーム」で歴代の人 工衛星や国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験 棟実物大モデルなどを見学し、日本の宇宙開発の歴 史について学習した。後半はガイド付き見学ツアー に参加し、国際宇宙ステーション「きぼう」の運用 管制室を見学することができた。 スペースドーム 宇宙飛行士訓練棟 高エネルギー加速器研究機構 13:30~15:30 はじめに KEK コミュニケーションプラザにおい て常設展示を自由に見学した。その後フォトンファ クトリーでこの施設での研究について担当者から説 明をいただいた。加速器で発生させた強力な光で、 物質の構造や機能を原子や分子レベルで調べ、様々 な分野の研究に応用していることがわかった。また B ファクトリー実験施設ではまもなく再稼働する Bell Ⅱ 測定器を実際に見学し、そのスケールの大 きさを目の当たりにした。理論が難しい研究施設で あったが、 第1回SSH 講演会と共通する内容であり、 興味を持つことができたようである。 (2)本研修 施設ごとにワークシートを用意し、概要や興味を もった事、疑問に思った事を記録しながら研修を行 った。各研修日の夜は、宿舎でワークシートを整理 する時間を設けて、各自まとめを行った。 ①1 日目(2 月 8 日) 日本科学未来館 14:15~16:45 班ごとに館内を自由見学した。3~5 階の常設展示 ではアンドロイドの見学や iPS 細胞に関する講義に 耳を傾け、真剣にメモを取りながら話を聞く姿が見 られた。平日ということで混雑もなく、ASIMO の デモンストレーションもじっくりと見ることができ た。 フォトンファクトリー ③3 日目(2 月 10 日) 国立科学博物館 9:00~12:00 常設展示「日本館」と「世界館」をグループごとに 見学、学習した。多くの標本や剥製を観察し、3 時 間では見切れないボリュームであった。 30 (3)事後学習 ①2 月 19 日(金) 16:00~17:00 ワークシートの整理と、発表会へ向けたプレゼン テーションの作成を班ごとに行った。 ②3 月 17 日(木) 発表会 作成したプレゼンテーション (研修で学んだこと) を 1 年生全員に発表し、学習を共有する。 アンケート結果 ◎:とても思う。 :やや思う。 :どちらともいえない :あまり思わない ×:全く思わない 国立科学博物館 割合(%) ◎ 63.6 45.5 45.5 36.4 27.3 36.4 18.2 9.1 18.2 自分から考える姿勢 が強まった 36.4 45.5 18.2 コミュニケーション 能力が高まった 27.3 54.5 18.2 今後のSSH への意欲 が高まった 54.5 36.4 9.1 面白かった 理解できた 興味関心が高まった × 0.0%は空欄とする。 日本科学未来館 ◎ 90.9 9.1 54.5 9.1 81.8 45.5 自分から考える姿勢 が強まった 45.5 54.5 コミュニケーション 能力が高まった 9.1 63.6 今後のSSH への意欲 が高まった 63.6 36.4 面白かった 理解できた 興味関心が高まった 宇宙航空研究開発機 構 割合(%) ◎ 9.1 自分から考える姿勢 が強まった 36.4 54.5 9.1 コミュニケーション 能力が高まった 27.3 54.5 18.2 今後のSSH への意欲 が高まった 63.6 36.4 興味関心が高まった 高エネルギー加速器 研究機構 × × 割合(%) ◎ 興味関心が高まった 9.1 45.5 18.2 45.5 自分から考える姿勢 が強まった 18.2 36.4 45.5 54.5 36.4 9.1 面白かった 27.3 理解できた コミュニケーション 能力が高まった 今後のSSH への意欲 が高まった 来年度特進コース理系を希望する生徒、または課 題研究に非常に意欲を持っている生徒を中心に募集 し、今回の研修を実施した。本校の SSH 事業の研究 開発課題も理解して参加している生徒が多く、 JAXA つくば宇宙センターへの興味・関心が非常に 高かった。また、事前学習によってどのような研究 施設なのか、何を学ぶことができるのかといったそ の施設に対する理解もあったため、目的をしっかり ともって取り組むことができ、短時間で効果的に学 ぶことができた。 日本科学未来館ではタイミングが悪く、展示が終 了しているブースも多かったが、生徒はそれぞれの 目的にしているブースで真剣に学んでいる姿が見ら れた。 高エネルギー加速器研究機構での研修は、指導し てくれた研究者が非常に話が上手で丁寧に教えて下 さり、生徒も理解しやすかったと考えている。SSH 講演会で国際リニアコライダーについて学んでいた ことも担当者に伝えていたためか、とても丁寧に対 応していただいた。 次年度以降は内容の精選や日程の見直しも含めて 検討し、生徒に有意義な研修にしていく。 27.3 63.6 27.3 理解できた × 9.1 100 27.3 72.7 面白かった 実施状況と成果 割合(%) 27.3 9.1 18.2 36.4 9.1 36.4 45.5 36.4 31 白神フィールドワーク 学校祭での「科学展」 目的 自然に対する興味・関心を高めるために、学 校設定「科学リテラシー」の活動の一環として、 本校の北西部に広がる世界遺産「白神山地」に ある白神山地世界遺産センター「藤里館」での 学習を行う。 日時 平成 27 年 10 月 23 日(金) 14:00~15:40 場所 白神山地世界遺産センター「藤里館」 参加者 農業科 1 年生 21 名、引率 1 名 日程 14:00~14:30 講演 14:30~15:00 施設見学 15:00~15:30 映像説明 15:30~15:40 資料まとめ 講演 講演 施設内見学 施設内見学 目的 科学の楽しさを一般の方に普及させるとと もに、科学部の活動を紹介することを目的とし、 部員の表現力の育成やモデルロケットの製 作・研究の普及を図る。 日時 平成 27 年 6 月 22 日(日) 10:00~14:00 場所 本校化学実験室、本校陸上競技場 対象 一般公開 参加者 科学部 展示内容 浮沈子、フリクションペン、水に浮く文字 ダイラタンシー、錯視、指ハブ グラスハープ、塩水の屈折 ピンホールカメラ モデルロケットと校内探査ローバの展示 打上実験 小型モデルロケットの打上 実施状況 一般の方に科学の楽しさを体験していただくため に、 「五感にうったえる実験」をコンセプトとし展示 を工夫した。 また、 平成 26 年度のロケット甲子園で 3 位入賞と なったモデルロケットや、4 年がかりで製作してい る校内探査ローバの展示と説明を行った。 科学部員による調査の結果、入場者数と人気の高 かった展示を次に示す。 入場者数 科学展 170 名 200 名 モデルロケット打上 30 名 人気の高かった展示 ・ダイラタンシー ・フリクションペン ・水に浮く文字 成果と課題 世界遺産に指定されている白神山地について、身 近な故に知らないことが多く、自然遺産の存在意義 や保全意識の向上に非常に有効であった。 藤里町役場商工観光課の職員からスライドやビデ オ、ジオラマ等を使って細かく説明いただき、その 知識を授業等で活用することができた。緑地環境科 森林環境コースの生徒が主であったため、林業につ いて考える上でもよいきっかけになった。 岳岱自然観察教育林への道路の開通をぎりぎりま で待っての実施であったが、今年度も改修工事が間 に合わず行くことができなかった。次年度以降は視 察地域を変更するなども検討し、更に有意義な研修 を目指す。 展示「ダイラタンシー」は小麦粉に適量の水を加 えたものであり、急に手で握ると硬くなるが、力を 緩めると手から流れ落ちる。調理などでこの現象を 体験している方に対して原理の説明を行った。 また「フリクションペン」で書いた文字やイラス トは熱を加えると消え、冷やすと表れるもので、特 に小さな子供達に人気があった。このペンは市販で あるが、この展示をきかっけとして科学的な現象に 興味をもってもらえるようにした。 モデルロケット打上 昨年度の科学展でも行ったモデルロケット打上を 本校陸上競技場で行った。 32 11 時と、13 時にそれぞれ 2 回ずつ市販の小型モデ ルロケット αⅢをエンジン(火薬)A8-3 を用いて打ち 上げた。 合わせて約 30 名の一般の方にモデルロケッ トの構造と打上を紹介した。 やや風が吹いていたので、モデルロケットは風上 に向かって上昇することを説明した。この現象に興 味を示した方が多かった。 中学生体験入学 中学校 3 年生で本校の体験入学で理科の体 験授業を希望する生徒を対象に、モデルロケ ットの組立と打上を行うことにより、宇宙開 発に対する中学生の興味・関心を高めるとと もに、SSH 海外研修の成果の普及に努める。 日時 平成 27 年 7 月 31 日(金) 10:05~10:55 場所 生物実験室、陸上競技場 対象 中学 3 年生 39 名 内容 ・モデルロケットについて(生物実験室) モデルロケットの構造 ロケット甲子園と国際大会の出場 ・モデルロケットの組立(生物実験室) 1 班 5 名で、パラシュートの収納やエンジン のセットなどを分担しながら小型モデルロケ ットを組み立てたる。 ・モデルロケットの打上(陸上競技場) 組み立てたモデルロケットを班ごとに打ち 上げた。 エンジン内の放出薬燃焼の熱がパラシュー トに触れたため、ナイロン製のパラシュートが 開かないで落下したモデルロケットもあった。 モデルロケットの打上は日本モデルロケッ ト協会4級ライセンスをもっている教員が行っ た。 目的 成果 生徒は展示の企画、準備、展示などの活動をとお して科学の普及の方法を学ぶとともに、一般の方に 科学の楽しさを伝えることができた。 また、科学部で取り組んでいる「宇宙開発に関わ る研究」の中で、モデルロケットと校内探査ローバ の研究について理解してもらうことができた。 課題 SSH指定校の科学部として宇宙開発に関して取り 組んでいるモデルロケットや校内探査ローバの展示 を行ったが、展示と説明だけではなくポスター発表 や口頭発表などを行う必要がある。 学校祭での「ポスター発表会」 目的 本校の SSH 事業で行っている課題研究の成 果を地域の方々に見ていただき、科学する面白 さを地域に普及すると共に、生徒自身も発表を 通じて多くの方々から意見をいただき、更に研 究を深めていくきっかけとする。また、本校の 活動への理解を深めていただき、地域の方々の 協力を仰ぐきっかけとする。 日時 平成 27 年 6 月 22 日(日) 13:00~14:00 場所 本校 3 階選択教室 対象 一般公開 参加者 特別進学コース 3 年 アンケート結果 体験授業はどうでしたか 割合(%) 良かった どちらともいえない つまらなかった 94.9 5.1 0.0 中学生の感想 ・自分たちでロケットを作り、理解も深まった。 ・とても分かりやすく、ロケットを飛ばしてみた楽しかっ た。 成果 中学生が普段あまり体験できないモデルロケット の組立と打上をとおして、宇宙開発への興味・関心 を高めることができた。 意図はしていなかったが、パラシュートが開かな いで落下するモデルロケットを見ることにより宇宙 開発の難しさを理解してもらうことができた。 SSH海外研修としてのモデルロケット国際大会出 場の成果の普及する機会になった。 成果 特別進学コース 3 年が 1 年間研究してきた成果を 学校祭の中で地域の皆さんに発表した。様々な行事 がある中であったので 1 時間しか時間は確保できな かったが、中学生をはじめ多くの一般市民の方々が 来場してくれた。地域の期待の高さを覗うことがで きた。 33 北秋田市産業祭 (小学生実験体験) SSH 海外研修 「フランス国ブレス・シャポン研修」 目的 第 9 回北秋田市産業祭において、一般の方を 対象に科学の普及を図る。あわせて小学生を主 な対象して簡単な実験体験を行う。 SSH 指定校としての成果の普及を図る。 日時 平成 27 年 10 月 24 日(土) 10:00~14:00 場所 北秋田市鷹巣体育館 内容 ①小学生実験体験 ・浮沈子を上下させる ・指ハブで摩擦力を体験 ・目の錯覚を体験 ②ポスター展示 ・海外研修(フランス研修) ・ロケット甲子園のモデルロケット 目的 フランスはEU最大の農業生産国であり多く の農産物を輸出している。特にブレス地方の鶏 の中でも去勢鶏(ブレス・シャポン)は世界的 に有名であり、日本にも輸入されている。フラ ンスのブレス・シャポンと本校の秋田北鷹ケイ ポンの去勢技術や飼育方法などに関する技術交 流を行い、科学的視点での考察を行うことによ り本校の去勢鶏の改良を図るとともに、本校独 自の去勢鶏の国際的な普及の端緒とする。 ブレス・シャポンの去勢技術や飼育方法の心 髄は、生きた鶏を飼育している場所でしか学ぶ ことができない。また、去勢鶏に関する歴史や 生命に関する考え方なども去勢鶏を飼育してい る農場でなければ真実を知ることはできない。 海外研修に参加する本校生徒がこれらのことを 正しく知り、体験的に学ぶことにより、全国的 にもあまり取り組まれていない去勢鶏について、 将来、 地域のリーダーとなるための機会とする。 さらに、鶏の去勢と飼育方法を科学的に探究し ながら、科学的思考を深め、動物を扱うための 倫理観を育成する学習活動などから、農業教育 の実践的研究を行う。また、研究成果の普及を とおして生徒が社会貢献できるようになること をめざす。 期日 平成 27 年 7 月 11 日(土)~7 月 16 日(木) (4 泊 6 日) 参加者 引率 佐藤 正幸 生徒 生物資源科 3 年生 5 名 事前研修 ①秋田県畜産試験場 5 月 22 日(金) 秋田県畜産試験場において、フランスのブレ ス・シャポンと同じ方法で行われている比内地鶏 のヒナ 10 週齢の去勢方法と、本校で行っている 4 週齢ヒナの去勢方法との技術的相違と去勢後の生 態的・形態的相違などについて科学的に調査・研 究した。また、比内地鶏の去勢や飼育に関して「動 物実験の適正な実施に向けたガイドライン」(日本 学術会議 2006)の理解を深めることにより、社会 的理解の下で研究を進めることができる資質を身 に付ける。さらに、去勢鶏の肉質を研究する方法 としての脂肪酸組成の分析方法について理解を深 め、本校の去勢鶏「秋田北鷹ケイポン」の肉質研 究を推進する機会とした。 ②農場等での技術交流 5 月 15 日(金) 去勢鶏を飼育・販売している北秋田市の飼育農 家や県外の農場などにおいて、主に去勢鶏の飼育 方法について技術交流を行った。特に、去勢鶏の 飼料の種類と肉質との関連について研究を深めす 産業祭主会場 モデルロケット 海外研修ポスター 成果 一般の方を対象に本校の農業科や家庭クラブが展 示や販売などを行うことにより活動の成果を披露す る本校のブースにおいて、今年度の SSH フランス研 修やロケット甲子園の成果の普及を行った。 悪天候のため入場者数が少なかったが小学生実験 体験には 10 名程度の小学生が参加し、 指に差し込ん で抜けなくなった指ハブを懸命に引き抜こうとする 姿などが見られ、科学の楽しさや不思議さを体験し てもらった。 34 ションと交流を行うため、秋田県フランス協会か ら紹介いただいたフランス語講師マリ・ロマン氏 からフランス語での口頭プレゼンテーションとポ スター制作の指導をいただいた。 ることができた。 ③飼育農家 6 月 10 日(水) 大館比内・北秋田地区の飼育農家を訪問し、去 勢に関する技術や管理等の調査・研究を行い、本 校において考察した後、成果発表を実施した。 ④科学交流のための語学研修 5 月 11 日(月)、6 月 17 日(水)、7 月 1 日(水) ブレス・シャポンの農場におけるプレゼンテー 日程 月日 (曜) 7/11 (土) 訪問先等 (発着) 学校 秋田空港発 羽田空港着 現地 時刻 14:00 17:00 18:10 実施内容 貸切バスにて秋田空港へ 宿泊地(都市) アートホテルズ大森 (品川区) 航空機(JAL166)にて空路羽田空港へ 7/12 (日) 羽田空港発 10:35 パリ(シャルルドゴ 16:10 ール)空港着 羽田空港よりフランスパリヘ(JL45 便) (所要 12 時間 35 分) 到着後、専用バスにてホテルへ移動 7/13 (月) 8:02 パリ発 9:33 ディジョン着 『ブレス鶏館』(ソ ーヌ・エ・ロワール 14:30 県)着 17:30 マコン着 TGV9261 便にてパリからディジョンへ移動・ メルキュール ルーアンへ移動 マコン ボード 施設見学、ガイディングツアーと質疑応答 (マコン) ホテル発 9:00 パスカル・シャネ 10:30 ル氏農場 ポアリエ農場 13:00 ホテル着 17:30 ホテルから専用バスにて研修農場へ パスカル・シャネル氏農場で研修 7/15 (水) ホテル発 9:00 処理場オ・シャボ 10:30 ン・ブレッサン着 16:02 空港着 20:30 空港発 ホテルから専用バス 処理場オ・シャボン・ブレッサンの 見学・研修 到着後、搭乗手続・通関・出国審査 パリより空路(JL46 便)羽田空港へ 7/16 (木) 羽田空港着 秋田空港着 学校着 15:25 20:05 21:50 羽田空港到着後、入国審査・通関 秋田空港より貸切バスにて学校へ 到着後、解散 7/14 (火) ブレス鶏館での発表 イビス パリ ベルティエ ポルト ド クリシー 専用バスにてホテルへ移動 メルキュール マコン ボード (マコン) ポアリエ農場でブレス鶏の昼食と研修 専用バスにてホテルへ移動 パスカル農場視察 ブレスシャポン鶏 機中泊 ブレス組合と交流 事後研修 ①学校体験入学 7 月 31 日 本校にて体験入学を希望する生徒に対して、本 研究を発表した。 ②フランス研修まとめ 8 月 24 日 35 フランス語講師マリ・ロマンさんより指導を受 け、資料の訂正、追加を行った。 ③秋田県高校産業教育フェア研究発表会 10 月 8 日 横手清陵高校 職業に関する学科、総合学科、家庭クラブに参 加する生徒が学びの成果を地域社会や産業界等に 発信した。 ④食味試験(試食) 10 月 15 日 「秋田北鷹ケイポンスープ」 、 「秋田北鷹ソーセ ージ」の新商品が完成し、試食会を開催した。 去勢鶏の肉質の向上に取り組み、地域の関係者 による検討会行った。 ⑤北秋田市産業祭への参加 10 月 25 日 海外研修成果の地域での普及を目的として、 北秋田市産業祭に参加し研修報告を行った。 ⑥校内生徒研究発表会 11 月 27 日 海外研修の成果の普及を図るため本校の課題 研究等の発表会において発表した。 ⑦北海道岩見沢農業高校研究成果発表会 2 月 18 日 岩見沢農業高校研究成果発表会に参加し、発 表を通じて意見交流を行った。 SSH 生徒研究発表会 SSH 生徒研究発表会への参加を通して、他 校の課題研究等の研究内容や研究発表の方法 について学び、自校の課題研究等への積極的 な取り組みを図る。 日時 平成 27 年 8 月 5 日(火)~6 日(水) 場所 インテックス大阪(大阪市) 参加者 課題研究マイヅルテンナンショウ班 9 名 日程 8 月 5 日(火) 09:00~10:00 開会・講演 10:30~12:30 ポスター発表 (指定 3 年目校は審査) 昼 食 12:30~13:30 13:30~17:00 ポスター発表 17:30~18:00 代表校選出 8 月 6 日(水) 09:00~11:05 代表校による口頭発表 11:20~12:30 昼 食 12:30~13:30 研究者ミニライブ講演 12:30~14:00 ポスター発表 14:00~15:00 表彰、全体講評、閉会 目的 成果 「比内地鶏オスの有効活用」を目標に、高級ブラ ンドをめざし研究に取り組んでいる。秋田北鷹ケイ ポンのさらなる向上に向けて、本場フランス・シャ ポンの研修を体験した。研修の主な目的は、①去勢 技術、 ②飼育方法、 ③解体技術の確認の 3 つに絞る。 特に、脱毛方法ついては、肉質と関係があり、重要 なポイントである。生徒のフランス語での発表も、 好評であった。シャポンの去勢鶏は 8 週齢で行い、 本校は 4 週齢である。飼育方法は、様々な問題も伴 うが、10 ㎡当たり 1 羽、放し飼いも取り入れ、仕上 げは、エピネットで飼育する。脱毛方法は、高級ブ ランドをめざすとすれば、ドライピッキングによる 脱毛に変更する。ブレッサン組合の処理場では、3 割を輸出している。日本が最大の輸出国であり、輸 出量の 3 分の 1 が日本向けである。自国内販売の 8 割が高級レストランに販売され、出荷基準はAOP により、格付けされている。1591 年頃、ブレス鶏が 知られるようになり、歴史は古く、飼育基準も厳し く、しっかりとした管理がされている。生徒たちも 充実した研修ができ、フランスで多くのことを学ぶ とともに、日本の良さについても気づくことができ た。この研修の成果を活かし、今後の研究に取り入 れたい。本研修が高級ブランドに向けて、一歩近づ くと思われる。 本校の研究テーマと概要 <テーマ> マイヅルテンナンショウのフェノロジーに関わる 調査 <目 的> 本校では絶滅危惧種Ⅱ類(RDB)に指定されている 植物「マイヅルテンナンショウ」を保護している。 本種はその個体サイズに応じて無性株から雄株へ、 雄株から両性株へ可逆的に性転換することが知られ ている。この種の保全を目的としたフェノロジー調 査を行い、性転換の時期を推定できる地上部位を明 らかにする。 <方 法> 18 個体について各種個体サイズ(草丈・基部直径・ 花柄長・葉柄長)を定期的に計測した(2012 年~2014 年の5 月~9 月の期間)。 2013 年には寒冷紗を使用し、 11 個体に 62.3%の光制限を施した。各計測箇所にお けるデータの最大値を採用し、統計ソフト「Stat View ver5.0」 を用いて両性株と雄株を比較する統計分析を 行った。 <結 果> ① 性表現と個体サイズについて 2012 年から 2014 年の合計データから草丈・基部 直径について、両性株が有意に大きいことがわかっ た(p<0.05)。また、2014 年の調査から両性株は花柄 長が有意に短いことがわかった(p<0.05)。 36 ② 光制限の影響について 2013 年に光制限を受けなかった雄株は、光制限を 受けた雄株と比較して個体サイズに有意差がなかっ た。また、光制限を受けなかった雄株は翌年個体サ イズが大きくなり、両性株へと性転換する傾向が見 られた。 <考 察> ① 基部直径と草丈は性転換の時期を知る上で非常 に有効であると考えられる。また、花柄長も有効で あることがわかり、その性転換の時期をより正確に 推定することができる。 ② 光制限の影響について、 光制限を受けた影響はそ の年の個体サイズには現れず、翌年の個体サイズに 現れている。よって、その年に光合成によって得た 資源の地下茎への蓄積量に応じて翌年個体サイズを 変化させ、より多くの資源を蓄積できたものが両性 株へと性転換する可能性があると考えられる。 <結 論> 本種の個体サイズには前年の光合成によって蓄え られた資源量が関係し、その資源量によって地上部 の個体サイズを変化させ、性転換を行うことが考え られる。また、性転換の時期を推定するには基部直 径と草丈が非常に有効であり、更に花柄長も有効で あることがわかった。 ポスター発表 PC を使ってプレゼン アピールタイム 発表後のメンバー ・タブレットを用いて映像を見せたり、自作の実験 装置や再現実験の実物を持参したりして分かりやす く研究を説明しようとする工夫が見られた。 ・日本語に英語の補助、英語に日本語の補助という ポスターがあった。 ・引きつけられる説明やしっかりした質疑応答。 ・自分の言葉で説明できるポスターに魅力があった。 今後の改善 ・高校生らしい研究を。 ・先行研究との違いを明確に。 ・仮説と結論を明確に。 ・研究手法の妥当性に配慮。 ・発展的考察にも配慮。 ・調べ学習で終わっていないか、解決から次の仮説 が生まれて探究が深まる。 ・一方的なプレゼンテーションにならないように、 聞き手との対話も大切にする。 ・共同研究では、メンバー全員の深い理解を。 ・発表要旨は読み手を意識して作成する。 全体について ★研究内容 ・身近な生活や地域の題材をもとに、多方面に発達 させている。 ・身近なテーマで、条件設定の工夫と地道な努力が 見られた。 ・テーマのおもしろさ、探究性や追究性があった。 ・名前や記号の使い方に工夫があった。 ・批判的に考えるクリティカルシンキングが生かさ れていた。 ★研究方法 ・追試など実験道具の工夫があった。 ・観察を地道に進めている。 ・モデルでの値と実際の値をうまく整合化していた。 ・実験方法など可視化の工夫があった。 ・国際交流への発展も見ることができた。 ・実験回数が少ないものもあった。 平成 28 年度生徒研究発表会 口頭発表審査 ・全指定校を対象にする 生徒研究発表会の講評から ポスター発表 海外 9 カ国・地域 26 校、203 校発表、ポスター評 価平成 25 年度採択校 43 校 よかったこと ・自分の興味・関心のある身近なテーマで、アピー ル性のあるポスターが多かった。 ・防災や減災など身近な自然のテーマで、社会への アピールがあった。 ・探究的な活動が多く見られた。 ・発表資料での課題や論点がしっかりして見やすく なっていた。 成果 全国の舞台で文系女子 9 名が理系研究で発表した。 全国 SSH 校の参観者からは様々な疑問や質問、アド バイスがされ、生徒たちも非常に参考になったよう である。今回はグループが 9 人と大所帯だったこと もあり、 全員の生徒が 1 人で発表できる状態で臨み、 全ての発表時間とアピールタイムをフルに活用して 多くの高校生と意見交換できたことが成果であった。 他県の先生方からもしっかりとした生徒の研究と発 表に賞賛の声をいただくことができた。生徒も達成 感でいっぱいだったようである。 37 2 年ポスター発表テーマ SSH 校内生徒研究発表会 目的 学校設定科目「宇宙研究Ⅰ」 、 「課題研究Ⅰ」 、 農業科 2 年生の課題研究、1 年「科学リテラシ ー」における課題研究の発表を行うことにより、 研究内容や研究方法を生徒同士が共有すると ともに、普通科と農業科の研究交流の場とする。 研究内容や発表方法について、運営指導委員 から指導を受ける。 日時 平成 27 年 11 月 27 日(金) 場所 本校第一アリーナ 参加者 全校生徒、SSH 運営指導委員 日程 10:40~11:25 学年別ポスター発表会 第 1 学年 第 2 アリーナ 第 2 学年 第 1 アリーナ 12:00~13:00 受付(ポスター発表) 13:10~13:30 開会行事 13:30~14:30 課題研究口頭発表 14:40~15:00 海外研修・全国生徒研究発表会 報告 15:00~15:10 閉会行事 2A-1 2A-2 宇宙に近づく 2A-3 光速度の測定 2A-4 クラス どのようにして英単語は作られたのか ~How have English Words been made?~ 2A-5 角度と飛距離の関連性 2A-6 New Space Food 2A-7 バター餅を宇宙へ 2B-1 バナナのアミラーゼ活性の研究 2B-2 宇宙への第一歩 2B-3 Linear Motor Car 2B-4 乳酸菌による脂肪の分解 2B-5 氷の強度について 2B-6 北秋田市産珪藻土の消臭効果および吸湿効 果の研究 2D-1 シシトウの糖度研究 2D-2 バター餅の長期保存 2E-1 1 年ポスター発表テーマ マイヅルテンナンショウの個体サイズと発 芽率の関係 森吉山の自然 2N-1 光の色による植物の成長の違い テーマ 2N-2 ハート型種無しぶどう 1A-1 弾むスライム 2N-3 野菜の皮で染まるかな? 紙飛行機の素材と大きさによる飛行性能の 1A-2 違い 2N-4 蚊取り線香を作ろう 廃棄部位の活用法 ~とさか・もみじを使っ たラーメン~ 1A-3 サインペンの色の分離 1A-4 過冷却 2N-5 1A-5 逆さまにしてもこぼれない水 2N-6 米油の効能についての比較及び調査 1A-6 真空ポンプで減圧実験 1A-7 カビのしらべ 3N-1 世界へ羽ばたけ 秋田北鷹ケイポン!~比 内地鶏去勢鶏の高級ブランドをめざして~ 1A-8 エイムズの部屋の秘密 1A-9 モデルロケットの打上 3B-1 マイヅルテンナンショウのフェノロジーに 関わる調査 1B-4 マインドストーム 1B-8 お茶の色を消す実験 口頭発表テーマ クラス テーマ 1D-6 ぷよぷよたまごを作ろう N-1 野菜の色素 1N-2 土壌中の生物の調査 1N-3 身の回りの宇宙 1N-4 走った後の人の体温の変化 1N-5 メントスコーラの威力と成分 穴あきパラシュートの安定性に関する 研究 普通科 2 年 モデルロケットの製作と打ち上げ 緑地環境科 木材の可能性を引き出したい! 2年 『Only One』を多くのスケートボーダ ーに 1N-6 土の成分について 家庭クラブ バター餅で守れ!北秋田の味プロジェ 2年 クト! 1N-7 生クリーム(生乳)からバターを作る 1R-1 科学部 1 年 木の種類によってボールの跳ね方は変わる のか 38 実験・観察などを十分に行うことできましたか。 1 年 2 年 運営指導委員 十分に行う どちらか あまりで ことができ といえば きなかっ た できた た ほとん どでき なかっ た 特進 48.8% 43.9% 7.3% 0.0% 探求 44.3% 51.9% 3.8% 0.0% 農業 51.5% 39.7% 8.8% 0.0% 学年 47.9% 45.7% 6.4% 0.0% 特進 39.4% 42.4% 15.2% 3.0% 探求 24.7% 47.9% 27.4% 0.0% 農業 41.0% 45.9% 13.1% 0.0% 学年 34.5% 45.5% 19.0% 1.0% 課題研究をとおして身についたものを選んでください。 (複数回答) ポスター発表(2 年) ポスター発表(1 年) 口頭発表(科学部) 1 年 口頭発表(家庭クラブ) 2 年 積極的に 取り組ん だ 1 年 2 年 どちらかと いえば積極 的に取り組 んだ あまり取 り組まな かった ほとん 1 年 ど取り 組まな かった 特進 48.8% 48.8% 2.4% 0.0% 探求 41.8% 53.2% 5.1% 0.0% 農業 58.8% 39.7% 1.5% 0.0% 学年 49.5% 47.3% 3.2% 0.0% 特進 50.0% 45.5% 4.5% 0.0% 探求 27.0% 56.8% 16.2% 0.0% 農業 42.6% 52.5% 4.9% 0.0% 学年 39.3% 51.7% 9.0% 0.0% 2 年 39 他の人と 実験・観 いことに 協力する 察の結果 調べよう 対して興 姿勢 を考える とする態 味・関心を 度 もつ心 力 39.0% 58.5% 53.7% 34.1% 探求 27.8% 46.8% 50.6% 26.6% 農業 42.6% 50.0% 48.5% 23.5% 学年 35.6% 50.5% 50.5% 27.1% 特進 45.5% 53.0% 53.0% 39.4% 探求 32.9% 39.2% 50.6% 11.4% 農業 54.1% 42.6% 41.0% 26.2% 学年 43.2% 44.7% 48.5% 24.8% 実験・観察 実験・観察 理科や技 の結果を の結果を 術に対す 判断する まとめ表 る興味・ 力 現する力 関心 アンケート結果から 課題研究への取り組みを自己評価してください。 わからな いことを 特進 JST 関根調査員挨拶 運営指導委員講評 わからな 特進 34.1% 34.1% 24.4% 探求 36.7% 26.6% 15.2% 農業 39.7% 36.8% 26.5% 学年 37.2% 31.9% 21.3% 特進 28.8% 33.3% 30.3% 探求 17.7% 22.8% 8.9% 農業 32.8% 41.0% 14.8% 学年 25.7% 31.6% 17.5% 課題研究での取り組む姿勢や実験・観察の取組に ついては、アンケートの結果からも概ね積極的に取 り組むことができているようである。身についたも のという問いに関しても、1 年生は「わからないこ とに対して興味・関心をもつ心」がいずれのコース でも非常に高く、 「科学リテラシー」の中で行う課題 研究のテーマ設定を身近な疑問から取り上げたこと がこのような結果を誘引していると考えられる。ま た、グループで協力して研究し、発表する作業を進 める中で「他人と協力する姿勢」を学んでいったこ とも結果に現れている。 2 年生に関しても 1 年生同様「わからないことに 対して興味・関心をもつ心」や「他人と協力する姿 勢」はもちろんであるが、特進コースと農業科にお いて「わからないことを調べようとする態度」が高 くなっていることが特徴的である。1 年間という時 間をかけた課題研究の中で、調べるほど、研究する ほどわいてくる疑問を解決することに面白みを感じ てきていると思われる。 しかし、課題として見えてくるのは、2 年生探求 コースの課題研究について、 「実験・観察の結果を考 える力」や「実験・観察の結果を判断する力」が非 常に低いことから、課題研究が調べ学習になってお り、実験・観察が積極的に行われていないことが考 えられる。それ故に「実験・観察が十分にできたか」 の問いに関して「あまりできなかった」が比較的多 くなっているのであろう。次年度は探求コースの課 題研究でも改善を図り、課題解決の手法をしっかり と身に付けさせるよう配慮したいと考えている。 東北地区 SSH 指定校発表会 目的 東北地区 SSH 指定校の代表生徒が、それぞれ の学校における SSH 事業の取り組み状況や研 究成果の発表を行い、議論することによって、 相互に刺激し合い、連帯感を深める。さらに問 題解決能力を養うことによって、これからの活 動や研究の質的向上と意欲昂揚を図る。 日時 平成 28 年 1 月 23 日(土)~24 日(日) 場所 青森県立八戸北高等学校 参加者 宇宙研究 2 年生、課題研究 2 年生、 科学部 1 年生 生徒合計 10 名、引率 2 名 日程 1 月 23 日(土) 13:00~13:15 開会行事 13:15~15:10 口頭発表① 15:25~16:55 口頭発表② 1 月 24 日(日) 9:20~10:10 ポスター発表① 10:20~11:10 ポスター発表② 11:30~12:00 閉会行事 本校の発表 口頭発表 ①「穴あきパラシュートの安定性に関する研究」 科学部 1 年生 ポスター発表 ①「北秋田市産珪藻土の消臭効果および吸湿効果の 研究」宇宙研究 2 年生 ②「マイヅルテンナンショウの個体サイズと発芽率 の関係」課題研究 2 年生 口頭発表 ポスター発表 成果 昨年度に比較して小規模の開催となったため、出 展できる発表数が少なく、参加した生徒の数も非常 に少なかったが、本校から参加した生徒たちは本校 の課題研究の中でも比較的完成度の高いものであっ たため他校の生徒と意見交流にも十分対応できた。 東北地区の SSH 校には進学校が非常に多いことか ら、研究や質問の内容も非常に高度で驚いていたよ うだが、臆することなく受け答えし、口頭発表にお いてもマイクを持って質問する生徒が複数いたこと は本校にとっても収穫であり、生徒の成長を見るこ とができた瞬間であった。 40 秋田県 SSH 合同発表会 秋田県児童生徒理科研究発表大会 目的 県内の SSH 指定校が合同発表会を実施する ことで,各校相互のネットワークを構築する とともに、各校参加者のプレゼンテーション 能力と科学リテラシーの向上を図る。 日時 平成 28 年 2 月 7 日(日) 9:00~13:00 場所 秋田拠点センターアルヴェ 主催 秋田県教育委員会 参加校 秋田県内 SSH 指定校(4 校) 大館鳳鳴高等学校、秋田中央高等学校 横手清陵学院高等学校、 秋田北鷹高等学校 対象 (一般公開) 日程 9:00~ 9:30 会場準備 9:30~12:30 ポスター発表 10:00~11:00 口頭発表① 11:30~12:30 口頭発表② 12:30~13:00 片付け・解散 本校の発表 口頭発表 ①「穴あきパラシュートの安定性に関する研究」 科学部 1 年生 ②「バター餅で守れ!北秋田の味プロジェクト!」 家庭クラブ ポスター発表 ①「光速度の測定」課題研究 2 年生 ②「乳酸菌による脂肪の分解」宇宙研究 2 年生 ③「北秋田市産珪藻土の消臭効果および吸湿効果の 研究」宇宙研究 2 年生 ④「ハート型種なしぶどう」農業科 2 年生 口頭発表 目的 小・中・高等学校の児童・生徒が理科にかか わる研究成果について発表する機会を提供し、 自主的な研究活動の拡大を図るとともに、児 童生徒の「科学する心」の育成に資する。 日時 平成 27 年 11 月 15 日(土) 9:45~15:30 主催 秋田県高文連自然科学部会、秋田大学 後援 秋田県教育委員会 場所 秋田大学 教育文化学部 2 号館 日程 9:45~10:00 開会式 10:00~12:00 研究発表 12:00~13:00 昼食 13:00~14:20 研究発表 14:30~15:00 講話 15:00~15:30 閉会式 本校の参加者 科学部の 1・2 年生(11 名) 引率 1 名 本校の発表 「穴あきパラシュートの安定性に関する研究」 (日本学生科学賞秋田県審査で審査委員長賞) 科学部 1 年女子(3 名) 発表の状況 今年度本校が優勝したロケット甲子園への出場の ために科学部 2 年生が製作したモデルロケットに搭 載するパラシュートには穴があいている理由を明ら かにした研究である。 実際に送風機とパラシュートを使用して穴あきパ ラシュートの安定生を見せることにより、わかりや すく結果を示すことができた。 穴あきパラシュートが安定する理由についての質 問に対しては、明確な回答をすることができなく、 今後の課題となった。 成果 本校の SSH 研究開発課題に含まれる「宇宙開発」 分野で、これまでモデルロケットの構造や飛行制御 について研究し発表してきたが、今年度はパラシュ ートの研究成果を発表することができ、宇宙開発に 関わる系統的な研究を確立できた。 ポスター発表 成果 秋田県合同発表会は生徒同士の意見交流だけでな く県内 SSH4 校の活動を県内に広めることも目的と していることから、本校のみならず各校からバリエ ーションに富んだテーマの発表される。今年度も理 系の発表から文系の発表まで様々な発表がされた。 本校からは校外での発表が初めての生徒も多く、 緊張して質問に答えられない生徒も見られたが、そ れぞれの発表テーマについてしっかりと発表し、質 疑を行うことができたようである。また、他の SSH 校との交流も生徒のよい刺激になり、研究の改善策 が見えたという声もあった。 41 北海道岩見沢農業高等学校 研究成果発表会 北海道岩見沢農業高等学校 交流事業 目的 東日本で2 校しかない農業科を持つSSH 校で ある岩見沢農業高等学校と交流することによ り、農業を科学する意識の高揚を図る。 また、 同じ農業を学ぶ高校生どうしで意見交流を行 い、地域による農作物や農業技術の違いを理 解しながらそれぞれの技術向上を目指す。 日時 平成 28 年 2 月 18 日(木) 9:00~14:15 場所 北海道岩見沢農業高等学校 参加者 生物資源科 3 年 2 名、2 年 2 名、1 年 4 名 普通科特進コース 2 年 4 名 生徒合計 12 名、引率 2 名 日程 9:00~ 9:15 開会行事 9:15~10:40 2 年生研究発表 7 テーマ 10:40~10:55 秋田北鷹高校口頭発表 10:55~12:20 3 年生研究発表 7 テーマ 12:20~12:40 指導講評(指導・助言)・閉会 12:40~13:30 昼食 13:30~14:15 ポスター発表 本校の発表 口頭発表 ①「比内地鶏去勢鶏の高級ブランド化を目指して ~去勢技術と生産方法の確立」(秋田北鷹ケイポ ン班) ポスター発表 ①「マイヅルテンナンショウの個体サイズと発芽率 の関係」 (2 年 A 組) ②「秋田北鷹高校農場と一般家庭での土壌成分の比 較」 (1 年 N 組) 成果 岩見沢農業校は、農業科のみで 1 学年 7 学科の非 常に大規模な農業高校である。生徒は非常に純朴で あり、挨拶も元気で活力を感じる。大規模な農場を 有しており、中でも牛や豚、鶏を育てている畜舎で は、 朝 5 時から夜の 10 時まで生徒たちが動物の世話 をし、先輩が後輩を指導しながら命を強く意識して 毎日を過ごしている。 今回の発表に関して、生徒は非常に意欲的に取り 組んでいる姿が感じられ、本校の生徒に投げかけら れる質問も農業的観点からのものが多く、特に普通 科の生徒は予想しない質問に戸惑いながらも、非常 に面白さを感じたようである。 発表の冒頭 1 分を英語でプレゼンテーションする というルールを設けた発表スタイルは本校にとって も非常に参考になる方法であると感じた。 目的 東日本で2校しかない農業科を持つSSH 校で ある岩見沢農業高等学校と交流することにより、 農業を科学する意識の高揚を図る。また、同じ 農業を学ぶ高校生どうしで意見交流を行い、地 域による農作物や農業技術の違いを理解しなが らそれぞれの技術向上を目指す。 日時 平成 28 年 2 月 22 日(月) 9:00~15:00 場所 秋田北鷹高等学校 参加者 生物資源科 2 年 34 名、緑地環境科 2 年 28 名、岩見沢農業高等学校森林科学科 3 年 4 名 生徒合計 66 名、 岩見沢農業高等学校引率教員 2名 日程 9:15~ 9:30 歓迎セレモニー 9:45~11:30 研究発表 4 テーマ 11:30~13:30 きりたんぽ作り・試食会 13:30~15:00 木工実習 15:15~ 施設設備見学 本校の発表 口頭発表 ①「木材の可能性を引き出したい!『Only One』を 多くのスケートボーダーに」(緑地環境科) ②「比内地鶏去勢鶏の高級ブランド化を目指して ~去勢技術と生産方法の確立」(秋田北鷹ケイポン 班) ③「バター餅で守れ!北秋田の味プロジェクト!」 (家庭クラブ) ④「トドマツ人工林における巻き枯らし間伐の効果 についての調査研究」(岩見沢農業高等学校森林科 学科 3 年) 成果 今年度交流の始まった北海道岩見沢農業高校の生 徒に研究発表をしていただき、本校の生徒の研究も 聞いてもらうことによって、お互いの研究について 意見を出し合い、 知識を深めることができた。 また、 同じ林業を学ぶ生徒との意見交流は、本校森林環境 コースの生徒には非常に興味深かったようであり、 多くの意見を出し合うことによって非常に盛り上が った会になった。岩見沢農業高校の生徒も視点の異 なる質問に非常に興味をそそられたということであ った。次年度以降も継続する。 42 評価の対象にした発表会は以下の通りである。 発表会 対象者 校内生徒研究発表会 ポスター発表・口頭発表を 行った 1・2 年生全員 166 名 東北地区 SSH 指定校 ポスター発表 7 名 発表会 口頭発表 3 名 合計 10 名 秋田県 SSH 合同発表 ポスター発表 17 名 会 口頭発表 10 名 合計 17 名 岩見沢農業高校 ポスター発表 8 名 研究成果発表会 口頭発表 2 名 合計 10 名 課題研究の発表に対する自己評価 (ルーブリック評価の検証) 昨年度、研究と発表に分けたルーブリックの開発 に着手した。今年度はこの発表に関するルーブリッ クを各発表会ごとに実施し、発表の回数をこなすほ どにどのように変化するか検証し、本ルーブリック の評価基準等の適性度を測る。 評価項目は昨年開発した以下の評価基準を用いた。 発表におけるルーブリック評価の観点 観点 段階 4 3 2 1 原稿を見ないで 原稿を時々見て発表し 頻繁に原稿を見て発表 発表した た した ずっと原稿を読んで いた すべて話した 話さなかったことが少 話さなかったことが多 しあった かった ほとんど話せなかっ た 声量 十分に大きな声 適切な大きさの声で話 声の大きさが足りなか で話した した った 声が小さく聞こえな いようだった (聴衆の) 反応確認 反応を確認しな 時々反応を確認しなが あまり反応を確認しな がら話した ら話した いで話した 反応を確認しないで 話した 内容理解 すべて理解して 理解してもらえない内 理解してもらえない内 もらった 容が少しあった 容が多くあった ほとんど理解しても らえなかった すべて答えた ほとんど答えられな かった 発表姿勢 発表内容 質疑応答 答えられなかった質問 答えられない質問が多 が少しあった かった 各発表会の評価の結果を以下に示す。 ①校内生徒研究発表会 特進 1 年 探求 農業 学年 特進 2 年 探求 農業 学年 発表姿勢 発表内容 3.3 3.0 3.0 3.0 2.7 2.8 2.4 2.6 3.5 3.9 3.8 3.6 3.7 3.0 3.8 3.7 声量 3.1 3.1 2.9 2.9 3.1 3.5 3.1 3.1 反応確認 内容理解 質疑応答 総合評価 3.1 3.0 3.0 2.9 3.0 2.3 3.0 2.9 3.1 3.3 3.2 3.0 3.3 3.0 3.2 3.2 3.3 3.4 3.5 3.2 3.2 3.3 3.5 3.3 3.2 3.3 3.2 3.1 3.2 3.0 3.2 3.1 反応確認 内容理解 質疑応答 総合評価 3.0 3.3 3.3 3.3 2.9 3.0 3.7 2.7 3.0 3.2 3.2 3.3 ②東北地区 SSH 指定校発表会 パラシュート マイヅル ケイ藻土 発表姿勢 発表内容 2.0 3.0 3.0 4.0 3.9 4.0 声量 3.3 3.4 3.7 43 ③秋田県 SSH 合同発表会 パラシュート バター餅 光速度 乳酸菌 ケイ藻土 ぶどう 発表姿勢 発表内容 2.0 3.0 3.0 2.6 2.7 2.3 4.0 3.9 4.0 3.8 4.0 4.0 声量 反応確認 内容理解 質疑応答 総合評価 2.0 3.4 3.3 3.0 3.5 3.0 3.0 3.6 3.0 3.1 3.7 3.3 3.3 3.2 3.0 2.7 3.3 3.0 2.9 3.4 3.2 3.1 3.5 3.1 反応確認 内容理解 質疑応答 総合評価 2.0 4.0 3.5 3.0 3.3 3.8 4.0 3.5 4.0 2.8 3.8 3.5 3.0 3.4 3.0 3.1 3.7 3.0 ④岩見沢農業高校研究成果発表会 ケイポン マイヅル 土壌成分 発表姿勢 発表内容 1.0 3.8 3.0 4.0 4.0 4.0 声量 3.0 4.0 3.0 ①校内生徒研究発表会のデータから、11 月下旬 に行われたこの発表会では原稿を準備して発表す る生徒が多かったことから、 「発表姿勢」について 低い結果となっている。また、発表に慣れていな いことから聞き手の反応を確認することを怠って いたことが考えられ「反応確認」もやや低い結果 なっている。 「質疑応答」に関しては、聞き手が同 じ生徒であることや外部からの参観者も校内の発 表会ということもあり、あまり突っ込んだ質問を しなかったことが考えられ、概ねの生徒が高評価 をしている。 ったのではないかと考えられる。それ故に「内容 理解」に関してもやや厳しい評価になったのでは ないだろうか。 マイヅル班に関しては、②東北から④岩見沢に かけて「総合評価」が非常に良くなっている。 「発 表姿勢」や「声量」だけでなく「内容理解」や「質 疑応答」 に関しても高評価になっていることから、 この期間にしっかりと練習され、発表会に向かっ たことが考えられる。実際、指導者の話によると 放課後も時間を作り、部活動の合間を見て発表練 習する姿が見られたといっている。 1 月下旬に開催された②東北地区 SSH 指定校発 表会や2月初旬に開催された③秋田県SSH 合同発 表会、2 月下旬に開催された④岩見沢農業高校研 究成果発表会では、発表練習にかける時間ができ たことから、 「発表姿勢」や「声量」 、 「反応確認」 などはやや高評価になってきている。しかし、聞 き手の目が肥えてくる外部の発表会では難解な質 問や予想し得ない質問をされることが多く、 「質疑 応答」の部分が厳しい評価になったようである。 これらの結果から、このルーブリックは生徒の 発表に向けた普段の練習の様子から発表している 状況までしっかりと反映された形の評価がされる ことがわかる。したがって生徒に自己評価させる には適した基準を設定したルーブリックであると 考えられる。 しかし、④岩見沢にて全編英語での発表にチャ レンジしたケイポン班では原稿を見ながらの発表 であったため「発表姿勢」が 1.0 となってしまっ た。その前向きなチャレンジを評価することは難 しいこともわかったので、生徒の前向きな気持ち を評価する「心のルーブリック」にチャレンジし てみる必要がある。また、この評価は非常に主観 的なところも見られるので、自分の活動を正当に 評価する力を身に付けるために、このルーブリッ クを利用して自分を評価する場面を校内で増やし、 生徒自身が評価するスキルを磨くことができるプ ログラムを今後検討していく。 これらのデータから口頭発表を主に行ったパラ シュート班とポスター発表を行ったマイヅル班を 抽出してみる。 パラシュート班に関して、②東北よりも③秋田 県の方が「総合評価」が下がっている。特徴的な ところは「反応確認」が②東北では 3.0 であった 評価が③秋田では 2.0 と下がっているところであ る。このときの会場を思い出してみると②東北で は大きなステージで聴衆が遠かったが、③秋田で はステージがなく聴衆とほぼ同じ目線での発表と いうこともあり、聴衆の反応がダイレクトに伝わ 44 仮説 2(サイエンス・ビオトープ)に関するまとめ 仮説 2 の検証のために、サイエンス・ビオトープ SSH 取組の名称 SSH 講演会 県内サイエンス研修 県外サイエンス研修 学校祭での科学展・ポスター発表 中学生体験入学 北秋田市産業祭 白神フィールドワーク SSH 全国生徒研究発表会 理科研究発表大会 校内生徒研究発表会 東北地区 SSH 指定校発表会 秋田県 SSH 合同発表会 海外研修 岩見沢農業高校交流事業 プロジェクト名 としての秋田北鷹高等学校と取り巻く環境を下図に 示し、DEプロジェクトの達成度を下表に示した。 SSH の取組状況 上図の番号 ・・・④・・・・・・⑪ ①②・④⑤・・・・・・ ・・・・・⑥・・・・・ ・・・・・・⑦・・⑩⑪ ・・・・・・⑦・・・・ ・・・・・・⑦・・・⑪ ①・・・・⑥・・・・⑪ ・・③④⑤⑥・⑧⑨・・ ・・・・・・・・⑨⑩・ ・・・④⑤⑥⑦⑧⑨⑩⑪ ・・・④・・・⑧⑨・・ ・・・④・・⑦・⑨⑩・ ・・③④⑤⑥・・・・・ ・・・④⑤・・⑧・・・ 内容・備考 大学や企業などでの学習 東京・つくば研修 科学の普及 モデルロケット打上 小学生実験講座 白神山地世界遺産センター 秋田県内の発表会 本校で実施 八戸北高校で実施 県内 SSH4 校による発表会 フランス国ブレス・シャポン研修 研究成果発表会に参加 DEプロジェクトの達成度 概要 ①英語 DE サイエンス 英語による発表 ②大学 DE イングリッシュ 大学等の英語セミナーへの参加 ③科学 DE インターナショナル 海外での科学交流 ④番組 DE プレゼン 動画による研究のまとめ ⑤廊下 DE ディスカッション 広い廊下での話し合い ⑥中庭 DE エキスポ 中庭の展示物 ⑦地域 DE サイエンス 地域での科学の普及 ⑧交流 DE スキルアップ SSH 指定校としての発表交流 ⑨科学 DE コンテスト 科学技術系コンテストへの参加 ⑩自作 DE ロケット ロケット甲子園等への参加 ※達成度は 5 段階で、 45 達成度 の数で表す。 サイエンス・ビオトープに関してまとめた。 成果 ・生徒の課題研究では本校でなければできない 研究スタイルができてきており、普通科と農業 科の併設校故の横断的な取組が見えてきた。課 題研究を進める上で必要な実験スキルや地域 の特産品バター餅の研究などについて、農業科 と理科、家庭科の教員が情報交換をし、アドバ イスし合う姿が校内で見られるようになった のは、生徒もさることながら職員が研究を楽し み始めた証拠であると考えている。これが生徒 の研究にも非常に良い効果を示していくこと は間違いない。 課題 ・課題研究の内容の深化を図るために、大学や 研究機関の専門家からの指導を積極的に進め る必要がある。1 年生だけでなく 2 年生におい ても大学等に足を向ける機会を設定するよう 検討する。 ・普通科と農業科の併設校である利点を活か し、科を越えて横断的に取り組むことのできる 新たな教材の開発に努める。現在、バター餅に ついては研究が始まっているがそれを深化さ せるのはもちろんのこと、新たな教材を開発 し、学校が一丸となって取り組むことができる プログラムを開発する。 ・課題研究における自己評価の方法として昨年 取り組んだルーブリックについて、データを集 めて検証することができた。 ・DE プロジェクトの達成度でも、国際性の涵 養の取組が未だ不十分である。学校設定科目 「SSH 英語」での取組の見直しや、大学等との 連携・接続を強化する。 ・学校の立地条件から大学等との連携が取りに くい環境にある本校であったが、生徒の探求心 から大学教員の直接指導を受けようとするグ ループが現れた。また、大学が遠い分、隣町に ある秋田職業能力開発短期大学校との連携を 始め、今年度、大学校から講師を招いたり、大 学校の発表会に本校から参加したりと連携が 進み始めた。 ・今年度から台湾龍潭高級中学との国際交流が 本校で始まった。この機会を活かし、英語での 会話を多く用いる台湾の高校生と交流し、国際 性を身に付けられるよう進めていく。また、研 究内容を英語で発表することにより、英語での コミュニケーション能力も向上させていく。 ・DE プロジェクトの「廊下 DE ディスカッシ ョン」は学校祭運営の都合で教室での開催とな ったが、地域住民も含めた形で自由に討論し合 う場を設けることができた。今後も継続してい くと共に、これを発展させた「サイエンスカフ ェ」のような本校発信のサイエンス講座に進展 させていく。 ・DE プロジェクトの「交流 DE スキルアップ」 は、各種発表会を通じて県内外の SSH 校と交流 を持ってきた。今年、北海道岩見沢農業高校と の交流事業を通じてより身近な交流を行うこ とができ、特に農業を学ぶ生徒同士の交流は非 常に有意義で生徒自身の素晴らしい意見交流 の場になった。今後、共同研究なども視野に入 れながら交流を進めていく。 46 仮説 2(サイエンスビオトープ) 研究機関との連携や大学との接続を行いな がら課題研究等に取り組むことができるサイ エンスビオトープ(科学研究環境)を開発し、 生命を尊重し、自然環境保全に努めながら共生 する能力を育成することにより、科学技術系人 材を育成することができる。 仮説 2 の検証 4.実施の効果とその評価 (1)SSH に関する意識調査(生徒・保護者) 今年度実施した意識調査の結果を関係資料 55 頁 に示す。 「問 1A」の SSH の取組への参加に対する期待感 と「問 1B」の達成感をみると、生徒・保護者とも「科 学技術、理科・数学の面白そうな取組に参加できる (できた)」の割合が高い。また、1 年生では生徒・保 護者とも「科学技術、理科・数学に関する能力やセ ンス向上に役立つ(役立った)」と感じている。この ことからも本校 SSH 事業に対する生徒や保護者の 意識や期待は非常に高く、その期待に応える事業が 推進できていたと考えられる。 昨年度の意識調査と大きく異なったのが「問 1AB」の「理系学部への進学に役立つ(役立った)」 、 「大学進学後の志望分野探しに役立つ(役立った)」 、 「将来の志望職種探しに役立つ(役立った)」の問い に対して 1 年生特進コースの生徒および保護者の意 識が非常に高くなったことである。SSH での活動を 進路選択につなげようとする様子を覗うことができ る。 SSH 講演会や県内サイエンス研修で講師の 先生方の協力のもと、研究するということはど ういうことなのか、何のために研究をするのか といった話を盛り込むようにしていただいた ことで、単に実験をして楽しむのではなく、そ の成果が社会貢献になるということを生徒た ちが理解し始めてきているように感じる。ま た、1 年生の課題研究を充実させることにより、 より生徒の意識が高まることも今年度の活動 で明確になった。このことは意識調査の 1 年生 の「興味・関心」に関する質問項目がどのコー スや科においても一様に高いことからもわか る。 これらの事業を通じて意識の高まっている 生徒を次年度課題研究を通じていかに育てる かが問題である。研究グループによって大学教 員の指導を受けるグループが出てはきたが、そ の数はまだ少ないことから、大学との連携を密 にし、より高度な研究に触れる機会を増やすよ うにする。 ⅰ) 1 年生について 今年度の 1 年生は問 4 の概ねの問いに関して「力 がついた」と答えている。SSH 講演会や県内サイエ ンス研修などの事業による意識喚起だけでなく、学 校設定科目「科学リテラシー」の授業内容が成熟し てきたことが考えられる。生徒の身近な「なぜ」か ら解決する課題研究では、グループごとに短期間で 計画的に行うことができるような教材と指導者のア ドバイスが生徒のやる気を喚起しているものと考え ている。また、昨年までの課題となっていた農業科 に設置した学校設定科目「科学リテラシーB」にお ける課題研究では、理科分野担当者が班編制から実 験までの指導を行い、情報担当者がポスター作成か ら発表までを指導するスタイルを確立し、多くの職 員の手によって指導が行われるようになったため生 徒の意欲も非常に高くなったことが考えられ、意識 調査の結果にもそれが顕著に表れている。このシス テムを普通科にも進めていき、探求コースの課題研 究を充実することが今後の課題である。 今年度の事業において、農業科や家庭クラブ の活動が活発化することによって校内のネッ トワーク(サイエンスビオトープ)が構築され た。また、大学や企業との連携も向上し、地域 への情報発信が進み、地域から高評価を唱える 声が聞こえるようになった。今後、地元の中学 校や秋田職業能力開発短期大学校との連携を 密にし、地域に根ざした SSH 作りを促進してい く。 本校の事業で最も弱いと思われるのが「国際 性の育成」である。学校設定科目「SSH 英語」 以外の場面で英語を主に用いた活動が少ない ことにより、生徒や職員の意識調査においても その項目の評価が非常に低い。 次年度は他校の例も参考にしながら「SSH 英 語」で学んだ知識を活かす場面の設置を検討す る。また、台湾の龍潭高級中学との交流も中に 取り入れながら、生徒の英語力の向上と国際観 の育成に努めていく。 ⅱ) 2 年生について 課題研究の主力として活躍する 2 年生であるが、 昨年度 1 年生のときの意識調査と比較してやや上昇 傾向ではあるものの、大幅に下がっている項目も見 47 も研究を楽しめるような環境作りが大切である。次 年度以降もそのような雰囲気作りに努めていく。 られる。 特進コースでは問 4(7)自主性と(15)プレゼンテー ション能力に大幅な減少が見られる。このことから 考えられるのは、生徒の研究ではなく職員主導の研 究になっていないかということである。生徒と一緒 に研究していると、研究の方向性を教員のやりやす い方向に誘導してしまっていることがある。生徒が 自主的に主体性をもって取り組むためにも、生徒の 研究をうまく軌道修正するような指導ができるスキ ルを我々教員は身に付ける必要があると考える。生 徒と一緒に研究を楽しみながらも入り込みすぎない ところも考えていかなければいけない。 探求コースでは問 4(3)理科実験への興味が下がっ ているのが特徴的である。理科教員を「宇宙研究」 などの特進コースに配置している関係上、探求コー スは文系の教員で受け持つことになる。そこでネッ クになるのが「実験スキル」である。グループごと にテーマ設定して取り組んでいるものの実験・検証 に関わる指導ができずに調べ学習で終わっているこ とが考えられる。理科や農業科の教員がアドバイス できるようなシステムを構築し、改善を図る。 農業科では問 4(9)粘り強さと(11)問題発見力が下 がっている。研究テーマが決まってもそこに見える 問題を明確にする力が弱かったり、そこで見つけた 課題を追求していけなかったりする姿が見える。ま た、課題を発見してもそれを解決する能力が追いつ いていないことも考えられる。生徒が積極的に研究 に関わり、その研究を成熟させていくために、時間 の確保やグループ編成の在り方についても今後検討 する。 問 5 に見られる「向上したと感じる具体」には、 特に(10)~(15)について大幅なアップが見られる。 具体(1)~(9)については比較的生徒がもともと持つ 素質によるものが多い。本校生徒にもともと実験・ 観察が好きな生徒は多く、根がまじめな生徒も多い ことからその取り組む姿勢に関しては元来高い評価 がある。しかし、具体(10)~(15)に関しては生徒の 経験から成長してくるものである。3 年間の「科学 リテラシー」や「宇宙研究・課題研究」への取組が 生徒の「問題解決能力」や「プレゼンテーション能 力」を大きく向上させていると考えられる。生徒の 意識調査からも特進コースはもちろんのこと、探求 コースや農業科についてもこれらの項目は全て向上 している。生徒の SSH に対する期待と意識は高くな ってきていることから、我々教員も研修を積み、生 徒や保護者のニーズに応えることのできるスキルを 身に付ける。 問 5 の具体から最も問題と考えられるのが「(16) 国際性の育成」である。半数以上の先生方が「不十 分である」 と考えていることが覗える結果となった。 本校の SSH 事業の中で英語を用いたり、海外に目を 向けたりする場面が非常に少ないことが以前から指 摘されており、今後早急に改善する必要がある課題 である。 本校も台湾龍潭高級中学との姉妹校提携を視野に 入れており、多くの生徒を交流に関わらせることに よって身近な海外に目を向けさせることも必要であ ると考える。また、海外に行くことだけが国際性の 育成ではなく、本校の教室からできることも多くあ ると考えていることから、次年度 SSH 推進部や英語 科と協議しながら改善策を提示していく。 (2) SSH に関する意識調査(職員) 本校の全教職員を対象に意識調査を行った。3 年 間の変容を見るため、全てのデータを SSH 事業がス タートした平成 25 年度調査と比較した。 (3)運営指導委員会 問 3~5 に関して、「大変向上した」「やや向上し た」の合計値は、全ての調査項目について大きくア ップしている。問 3・4 に見られる「生徒の意識・興 味・関心」については、「向上した」と考える職員 は 80%を超えている。「生徒の意識・興味・関心が 向上した」と考える先生方が多く、データ的に見て も昨年と比較してもアップしている。生徒の意識の 変化が先生方の意識も変化させているように感じ る。それは問 5 の回答について全てがアップしてい ることからも、SSH 事業を楽しむ先生方が増えてき ているからではないかと考えている。生徒の発表に 見られる「やらされ感満載」ではなく、生徒も先生 第 2 回運営指導委員会の際に、全校での取組が非 常によくなり、発表会が活気づいていたと評価され た。特にポスターに農業科の発表が多く見られた点 も今までと違い普通科と農業科が一体となって事業 を展開していると評価されている。 しかし、国際性の育成の弱さと特定の職員の技量 に依存する形の事業は本来の SSH の目的ではない という指摘もあったことから、次年度特に力を入れ て改善を図っていきく。 48 5.校内における SSH の組織的推進体制 6.研究開発実施上の課題及び今後の研究開 SSH 事業推進のため、 校務分掌として SSH 推進部 を設置している。 発の方向・成果の普及 (1)国際性の育成 以前から問題視されていた本校の国際性育成プロ グラムであるが、他校との交流や視察を通じて改善 策が見えてきた。 「SSH 英語」において英語で発表 するだけでなく、英字論文を読むことを取り入れた り、発表の中に英語でのスピーチを入れる発表のル ール作りをしたりするなど工夫をしていく。また、 台湾龍潭高級中学との交流を通じて国際性を養って いく。 統括責任者(校長) 責任者(教頭、事務長) SSH 推進部(17 名) 主任、副主任(普通科 2 名・農業科 1 名)、 総務主任、教務主任、進路指導主事 理科教員(3 名)、1 年部主任、2 年部主任、 3 年部主任、農場長、生物資源科長、緑地 環境科長、事務部主任(経理事務主任者) (1)総務・企画班 ①学校設定科目担当 ②高大連携担当 ③校外研修活動担当 ④SSH 生徒発表会担当 ⑤運営指導委員会担当 ⑥成果の公表・普及担当 ⑦評価及び実施報告書担当 (2)科学リテラシー推進班 (3)宇宙研究・課題研究推進班 (4)大学・地域連携班 (5)経理班 (2)科・教科を越えた横断的な教材の開発 現在、北秋田市産ケイ藻土を用いた研究を生物資 源科と普通科特進コースで行ったり、北秋田市名産 のバター餅について普通科と家庭クラブで研究した りしている。このような横断的に研究することがで きる教材を開発し、多くの生徒が関心を持って取り 組むことができるような教材の開発に努める。 また、 農業科の特色も活かし、生産性の向上と科学的検証 をお互いが共同で行い、意見交流できることを目標 としていく。 (3)課題研究の評価と SSH 事業の評価 昨年発表におけるルーブリックに取り組み、今年 それを検証することができた。これに生徒のやる気 を評価する項目を検討し、評価によって生徒のモチ ベーションの向上するような評価基準の作り方を研 究する。 事業自体を評価するルーブリックを含めた評価法 を検討し、職員や生徒、保護者、運営指導委員、学 校評議委員など多くの方々に評価していただき、今 後の活動に活かす。 SSH 推進部主任は SSH 取組の総括を行い、 科学技 術振興機構や管理機関との連絡調整を行うことに今 年度から切り替えた。その分、校内における各事業 の主担当を明確にすることによって役割分担をし、 各事業を担当ブロックで運営することによって円滑 に進むようになった。また、昨年度まで全員がそろ いにくいという問題から会議を減らすようにしてい たが、会議の場はしっかりと設け、意思統一を図っ た上で事業を進め、やむを得ず欠席した職員には後 日改めて内容を伝えるようにして意思の疎通を図っ た。その結果、SSH 推進部内での事業に対する理解 が深まり、円滑に進むようになった。 今年度職員に行った意識調査より、 「生徒が SSH の取組に参加したことで、学校の科学技術、理科・ 数学に関する先進的な取組が充実したと思います か。 」という問いに対して 88.7%の職員が「とてもそ う思う・そう思う」 と回答していることからも事業に 対しての理解が得られたと確信している。 (4)成果の普及 校内外での発表は比較的多く設けられ、研究成果 が公表されてきている。研究の具体を生徒や外部の 方々が見ることができるようにし、更なる成果の普 及に努める。生徒の研究発表に用いたポスターや研 究論文の Web 公開なども積極的に進め、それをもと にまた議論が進むような場を作り出していく。そし て、その研究成果が生徒や先生方の間で共有され、 また新たな視点から研究が進むよう仕掛けをしてい く。 49 関係資料 平成27年度 普通科教育課程表 特別進学 教 科 標 準 科 目 単 位 国 語 総 合 4 国 語 表 現 3 国 現 代 文 B 4 語 古 典 B 4 国 語 演 習 学設 世 界 史 A 2 世 界 史 B 4 地 理 日 本 史 A 2 歴 日 本 史 B 4 史 地 理 A 2 地 理 B 4 現 代 社 会 2 公 倫 理 2 民 政 治 ・ 経 済 2 数 学 Ⅰ 3 数 学 Ⅱ 4 数 数 学 Ⅲ 5 学 数 学 A 2 数 学 B 2 数 学 演 習 学設 物 理 基 礎 2 物 理 4 化 学 基 礎 2 理 化 学 4 科 生 物 基 礎 2 生 物 4 理 科 演 習 学設 体 育 7~8 保健体育 保 健 2 音 楽 Ⅰ 2 美 術 Ⅰ 2 芸 書 道 Ⅰ 2 術 デ ス ク ト ッ プミ ュ ージ ック 学設 実 用 の 書 学設 コミュニケーション英語Ⅰ 3 コミュニケーション英語Ⅱ 4 コミュニケーション英語Ⅲ 4 外 英 語 表 現 Ⅰ 2 国 英 語 表 現 Ⅱ 4 語 英 語 会 話 2 英 語 演 習 学設 S S H 英 語 学設 家庭 家 庭 基 礎 2 情報 社 会 と 情 報 2 ビ ジ ネ ス 実 務 2~4 商 簿 記 2~8 業 情 報 処 理 2~8 家庭 フ ー ド デ ザ イ ン 2~6 ス ポ ー ツ 概 論 3~6 ス ポ ー ツ Ⅰ 2~10 体 ス ポ ー ツ Ⅱ 2~10 育 ス ポ ー ツ Ⅲ 2~10 ス ポ ー ツ Ⅵ 3~4 ス ポ ー ツ 演 習 学設 科 学 リ テ ラ シ ー A 学設 宇 宙 研 究 Ⅰ A 学設 宇 宙 研 究 Ⅱ A 学設 宇 宙 研 究 Ⅰ B 学設 宇 宙 研 究 Ⅱ B 学設 課 題 研 究 Ⅰ A 学設 総 課 題 研 究 Ⅱ A 学設 合 課 題 研 究 Ⅰ B 学設 課 題 研 究 Ⅱ B 学設 課 題 研 究 Ⅰ C 学設 課 題 研 究 Ⅱ C 学設 課 題 研 究 Ⅰ D 学設 課 題 研 究 Ⅱ D 学設 教 科 単 位 数 計 総 合 的 な 学 習 の 時 間 特 別 活 動 ホ ー ム 合 計 ル ー ム 1 年 理 系 文 系 理 系 ス ポ ー 文 系 ャ コ ー ス 探求 キ 共 通 リ ア ツ 2 年 3 年 2 年 3 年 2 年 3 年 2 年 3 年 2 年 3 年 2 年 3 年 2 3 1 3 3 2 3 2 3 2 3 1 3 3 (2) 〔2〕 [3] 〔2〕 [3] 〔2〕 [3] 2 2 2 3 3 2 3 3 2 3 5 [4] [4] [4] 〔2〕 [2] 〔2〕 [2] 〔2〕 [2] 〔2〕 [2] 〔2〕 [2] 〔2〕 [2] [4] [4] [4] [4] [4] [4] [4] [4] [4] 〔2〕 [2] 〔2〕 [2] 〔2〕 [2] (3) [4] (3) [4] (3) [4] (3) [4] (3) [4] (3) [4] 2 (2) 2 [2] 【2】 【2】 [2] 2 2 3 3 3 3 (4) 3 (6) (4) (6) 3 3 3 3 2 2 2 5 2 2 2 2 (4) 1 1 {4} 2 2 {4} 1 2 1 3 1 (2) (2) (2) 2 1 2 2 2 2 2 2 3 {4} 2 2 1 2 2 3 3 {4} 2 1 2 2 2 1 2 3 1 2 3 1 (1) (1) 2 (1) (1) 4 4 4 4 4 2 4 2 2 4 5 2 2 4 3 4 3 4 3 2 2 2 (2) (2) (2) (2) 2 2 1 3 3 2 2 3 3 2 1 〈4〉 〈4〉 〈4〉 1 1 1 〈4〉 〈4〉 〈4〉 1 1 3 3 2 3 2 3 1 3 2 2 2 1 31 31 1 32 1 32 31 1 32 31 31 1 32 1 32 ※特進理系3年の( )は数学Ⅲ6単位または数学演習4単位+英語演習2単位の選択。 ※探求文系3年の( )は数学Ⅱ4単位または国語演習2単位+英語演習2単位の選択。 ※探求理系3年の( )は数学Ⅲ6単位または数学Ⅱ4単位+英語演習2単位の選択。 50 31 1 32 31 1 32 31 1 32 31 1 32 31 31 31 1 31 1 32 1 32 1 32 1 32 平成27年度 農業系学科教育課程表 1年 教 科 学年等 科目 標 準 単位数 生物資源科 国 語 総 合 4 現 代 文 A 2 地理 世 歴史 地 界 公民 現 代 国 語 数 学 理 科 史 理 社 外 国 語 3 緑地環境科 森林環境 共通 環境土木 2 2 2 4 2 2 会 2 3 3 3 数 学 Ⅱ 4 数 学 A 2 科 学 と 人 間 生 活 2 物 理 基 礎 2 化 学 基 礎 2 生 物 基 礎 2 育 7~8 生物資源科 合 計 緑地環境科 生物 緑地環境 森林環境 共通 環境土木 資源 森林 土木 2 2 Ⅰ 3 3 2 3 5 5 3 3 2 2 4 5 3 3 3 3 3 3 5 4 1 1 3 2 2 4 3 2 1 2 1 2 2 3 2 2 2 2 2 1 1 健 2 1 1 3 3 2 3 3 2 7 7 2 2 Ⅰ 2 2 2 2 2 コミ ュニ ケーション 英 語Ⅰ 3 3 3 3 3 コミ ュニ ケーション 英 語Ⅱ 4 楽 家庭 家 庭 情報 社 普 3 生物資源科 A 学 芸術 音 緑地環境科 森林環境 共通 環境土木 3年 B 数 保健 体 体育 保 2年 基 会 通 と 教 農 科 業 課 情 ・ 科 と 2 報 2 目 計 境 2~6 環 題 礎 2 2 2 2 ※2 ※1 18 20 18 17 3 2 ※1 2 16 究 2~6 研 総 合 実 習 ( 内 ) 総 合 実 習 ( 外 ) 農 業 情 2 2 2 2 2 3 2 16 4 5 2 2 52 53 3 2 2 2 2 2 2 2 4 2 2 8 6 6 4~10 農 業 報 理 2~6 処 作 物 2~8 野 菜 2~8 果 樹 2~8 草 花 2~8 畜 産 2~12 農 業 経 営 2~6 農 業 機 械 2~6 1 1 1 2 1 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 (4) 品 流 通 2~6 森 林 科 学 4~8 2 2 3 7 森 林 経 営 4~8 2 2 3 7 産 物 2 用 4~8 利 農 業 土 木 設 計 4~8 農 業 土 木 施 循 2 生 物 4 工 4~6 2 4 環 2~6 2 2 2 林 環 境 総合 科 学 リ テ ラ シ ー B 学設 門 教 教 科 科 合 的 単 な 特 別 活 動 ・ 科 位 学 習 目 数 の 時 2 2 2 3 4 11 11 13 13 計 32 31 31 31 30 間 6 2 2 3 14 計 2 2 計 ホ ー ム ル ー ム 6 (2) 用 学設 利 8 2 2 ア グ リ ビ ジ ネ ス 基 礎 学設 森 4 2 用 2~5 活 (2) 2 2 量 4~8 測 合 2 食 水 総 1 2 2 植 物 ハ ゙ イ オ テ ク ノ ロ ジ ー 2~6 林 専 3 3 1 13 15 14 30 31 30 3 3 14 42 38 38 30 94 91 1 1 1 1 2 2 1 1 1 1 1 1 3 3 33 32 33 32 33 32 99 96 <備考> ※「社会と情報」は「農業情報処理」で代替 / ( )は選択 51 教諭(英語科主任・SSH 推進部) 教諭(SSH 推進部主任) 平成 27 年度運営指導委員 所 属 秋田大学北秋田分校 分校長 秋田大学 名誉教授 秋田大学教育文化学部附属 教育実践研究支援センター 教授 秋田県立大学生物資源科学部 アグリビジネス学科 教授 秋田県立大学生物資源科学部 生物生産学科 教授 秋田県立大学総合科学教育研 究センター 教授 秋田県農業試験場 場長 DOWAエコシステム(株) 環境技術研究所 所長 加賀 紀昭 櫻庭 洋 会次第 (1) 県教育委員会あいさつ 高校教育課副主幹兼班長 佐藤 彰久 (2) 校長あいさつ 校長 佐藤 清悦 (3) 今年度の SSH 事業実施計画 (4) 意見交換 氏 名 濱田 純 杉山 俊博 浦野 弘 荒樋 豊 意見交換の記録 古屋 廣光 宇宙研究・課題研究について 委員宇宙食について是非取り組んで欲しい。 [回答]本校で研究しているバター餅の宇宙食への 活用なども検討しており、一度 JAXA に持ってい ってもらったことがあるが回答はない。 委員継続研究をすることによって特進コースの 特徴を作ることもでき、外部で発表することもで きる。大学の研究発表のようになり、場合によっ ては修士レベルまで引き上げることも可能になる。 委員北秋田地域は高齢化・過疎化の進行の早い地 域であるため、農林水産業に社会的背景を意識付 けしてやれば研究テーマに広がりが出てくるので はないかと考えられる。 委員文部科学省の目標とするところは世界レベ ルの科学者を育成することであるが、私が必要と 考えるのは「創造性」である。誰がプロジェクト の中心なのかを説いて欲しい。 委員同じプロジェクトを続けることも大切だが、 視野を広く持つことも大切である。最初に広く学 んでからそれを深めていくことが大切である。 様々な事象が相互に関わり合っていることを意識 して学ぶ必要がある。 [回答]科学リテラシーは身近なテーマの中から1 つをピックアップして探求し、同じ実験室で学ぶ 関係上、他のグループがどのようにして研究して いるかを見ながら自分の研究を進めるようになっ ている。それが2年生になった課題研究では内容 が特化・深化していくように配慮している。 委員農業と生物はかなりリンクするところがあ る。農業や自然環境に恵まれた地域であるので、 農業と生物を分けることなく指導するようにして 欲しい。 [回答]普通科の生徒が農業科の学びを知らない場 合が多かった。SSH 事業によって農業科の発表を 聞く機会が増え、その活動に触れる機会が非常に 増えたと考えている。 長橋・テリ ー・リー 渡辺 兵衛 川上 智 第 1 回運営指導委員会 日時 平成 27 年 5 月 29 日(金) 場所 秋田地方総合庁舎 6 階 611 会議室 参加者 運営指導委員 氏 名 秋田大学北秋田分校 分校長 濱田 純 秋田大学 名誉教授 杉山 俊博 秋田大学教育文化学部附属 教育実践研究支援センター 浦野 弘 教授 秋田県立大学生物資源科学部 荒樋 豊 アグリビジネス学科 教授 秋田県立大学生物資源科学部 古屋 廣光 生物生産学科 教授 秋田県立大学総合科学教育研 長橋・テリ 究センター 教授 ー・リー 秋田県農業試験場 場長 渡辺 兵衛 DOWAエコシステム(株) 川上 智 環境技術研究所 所長 管理機関(秋田県教育委員会) 高校教育課 副主幹兼班長 佐藤 彰久 高校教育課 指導主事 藤澤 修 秋田北鷹高等学校 校長 佐藤 清悦 教頭 小林 吉則 教諭・教育専門監(SSH 推進部) 川村 幸生 教諭(農場長・SSH 推進部) 金 仁史 52 て科学的思考を生むとかという評価項目は設定さ れているか。 管理機関文科省が SSH で一番大きな目的にして いるのは「世界で勝てる科学者を育成したい」と いうことであり、そのために日本の高校で何がで きるかというところである。世界で勝てる科学技 術者を育成するためには、ある程度進路が評価さ れる。北鷹で SSH の目的のための評価というのは どのように設定するかは非常に大事である。 委員研究所では、研究成果ではない成果を社員に 対してどうするか、何かが終わったときに次の課 題を明確に定義できているか、継続性や発展性が 実現しているかどうか、もう一つ高いレベルでの 評価項目を設定されるのが望ましいのではないか。 委員トップクラスはいろいろやって可能性や能 力を身につけた子供たちが育ってもいいと思うが、 それ以外の子供にはもう少し違ったプログラムで 教育されるということがあってもいい。 管理機関最終的には課題研究を通じて生きる力 を身につけさせたいのではあるが、その上の力を 育成しなければいけない。 委員ルーブリックの評価の観点を 2 つ作っておい て、一つは生きる力を測るものにし、その上の評 価ができる基準を設けるように 2 段階にし、そう いったプログラムを作れば両方評価できる。 委員 2061 年のリテラシー問題について書かれた 本の中にかなり書かれており、日本もそれを踏ま えて中身の検討が進められている。我々にとって 評価基準を作る視点について書かれているので参 考になる。 委員評価項目に関して、一度作ったものは変えず に評価しないと公平性がないとか言われるが、毎 年結果を見ながら観点の書き方を変更していく方 法を 3 年かけて検討してもらうと、大学でも役に 立つ。 成果の普及について 委員ホームページが寂しい。通信だけではなかな か伝わりにくい。ホームページが顔なのでもっと 頑張って欲しい。写真をリンクさせて大きく見せ るようにするなどの工夫が必要である。 [回答]今年度力を入れていきたいと考えている。 個人情報の問題をうまくクリアしながらいい物を 作っていきたい。 委員 1・2 年生が研究してきたことを次の学年が参 照できるようになっているか。成果がどう活かさ れてきているかの公表がない。紙媒体に残し、次 の代がそれを見ることができ、その研究の上に新 しくオリジナルなものを作り上げることができれ ば、5 年間あるので積み重ねが大きくなり深まる。 目的を持って研究しプレゼンすることを身に付け させるために、各学年での活動を 3 年間を通じて 見ることができるシラバス的なものが報告書にあ れば、この後に続く学校などは非常に役に立つと 思われる。学校の中でも職員が変わっても続けて いくことができるようになるであろう。 [回答]学年毎の進行が分かるものは今までも作っ ていなかったので今後作るようにして残していき たい。3 年生が昨年 1 年間研究したものはレポー トとして回収してある。これを pdf 化してホーム ページ上あるいはイントラネット上で閲覧できる ように現在検討中である。 評価について 委員報告書にルーブリック評価が書かれてある が、どのようなものだったのかが知りたい。 [回答]他校の例や書籍などを参考にしながら観点 を設定している。報告書にあるのは、生徒が研究 と発表に関して自己評価するものである。 委員これだけのことをやっていると生徒に効果 が見えてきていると思うが、どのような効果が見 えてきているか。観点はどのようにして決めてい るか、基準はどうしているか、これがしっかりし てくれば教員の目標もはっきりしてくると思う。 学校全体として集計していけば、学校全体の力が どう変化したかが分かってくる。数字で表現でき るところもあるので、去年より今年と変化が見え てくる。 [回答]ルーブリックを使うと悪いところが見えて くる傾向がある。点数の低いところが自分たちの 課題となって見えてくる。今後、応用できるとこ ろを考えて進めていきたい。 委員ルーブリック評価にとても興味がある。研究 成果や発表のテクニックという意味ではある程度 できたものがあると思うが、SSH の目的に照らし 第 2 回運営指導委員会 日時 平成 27 年 11 月 27 日(金)15:30~16:30 場所 本校会議室 参加者 運営指導委員 氏 名 秋田大学北秋田分校 分校長 濱田 純 秋田県立大学生物資源科学部 荒樋 豊 アグリビジネス学科 教授 秋田県立大学総合科学教育研 長橋・テリ 究センター 教授 ー・リー 53 生の発表を見て次年度の目標にしたりすることが できるように次年度以降は改善する。 委員生徒の説明の声が小さいと感じた。口頭発表 で質問と答えが噛み合っていない場面が多かっ た。全体的に元気がない。もっとハメを外すよう な場面があってもいいと感じた。 委員発表の場を県内の大学でやってみるなど、緊 張感を持たせながら進めていくのも 1 つの手では ないか。大学でも学生プロジェクトの発表などが あるのでそれに混ざって発表するのも可能だと思 われる。 委員発表の経験を積むことも大切だが、研究の質 について生徒たちが「これを人々に伝えたいんだ」 という気持ちがなければプレゼンのスキルは上が らない一面がある。「うちのチームはこれを発見 した」というポイントをもって生徒を指導し高め ていくのも必要になる。 委員最初はクラスでグループワークのようなも のから始め、次にクラスメイトの前で発表をし、 徐々に集団を大きくしていくのがいい。途中の段 階でプレゼンテーションし、アドバイスをもらっ て軌道修正していくのもいい。生徒の興味のある トピックを取り上げて発表するのは良いことだ が、もっと内容をプラスして独創性や創造性を発 揮して欲しい。 委員目的と成果の整合性が取れていないものが ある。データの信頼性、実験の再現性というとこ ろをもう少し引き上げて欲しい。先輩の近くで見 てきた生徒もいると思うので、先輩の責任感も背 負って研究に向かうようになるともっと面白くな るのではないかと感じている。 [回答]貴重な意見とご指導をいただいた。次年度 に活かしていく。 JST 調査員教員が異動すると研究が立ち消えにな るという問題については、 SSH では大問題である。 SSH 指定校は研究機関であって、そこで働いてい る先生方は研究者である。SSH は「新しい教育の 仕組み作り」を研究する機関である。仕組み作り とは「誰がやってもできる」仕組みを作ることで ある。先生方の個人プレーで結果を残す指導では なく、「仕組み作り」をすることこそが SSH 校と して取り組むべきことであるということを認識し ていただきたい。 インターネットに関して、情報を集めるのに苦 労するような地域ではむしろ中心目に使って欲し い。インターネットのどの情報を使って調べるか が重要である。参考文献で「インターネットで調 べました」ではなく、どこのサイトで誰が書いた のかをしっかりと判断するように指導して欲しい。 秋田県農業試験場 場長 渡辺 兵衛 DOWAエコシステム(株) 川上 智 環境技術研究所 所長 国立研究開発法人科学技術振興機構(JST) 調査員 関根 康介 管理機関(秋田県教育委員会) 高校教育課 指導主事 渡部 剛 秋田北鷹高等学校 校長 佐藤 清悦 教頭 小林 吉則 教頭 伊藤すなお 事務長 長岐 亮 SSH 推進部 14 名 会次第 (1) 県教育委員会あいさつ 高校教育課指導主事 渡部 剛 (2) 校長あいさつ 校長 佐藤 清悦 (3) SSH 事業説明 (4) 意見交換 校内生徒研究発表会に関する意見交換の記録 委員サイエンスビオトープについて、着実に成果 が現れている。学校全体で動くというのが見えて きた。一番難儀したところはどこか。 [回答]雰囲気作りが大切だと考えている。先生方 が生徒に関わって研究することを楽しんでもらわ ないと全体として盛り上がっていかない。先生方 に協力してもらう場面を多く設け、先生方に動い てもらうことによって理解してもらったところが 大きかったと考えている。 特に普通科 1 年生では、生徒たちが興味のある ことを研究するということに主眼を置いた。研究 が足りないものもあるが、好きなことを研究し、 そこからステップアップするというのが大事だと 考えており、そのような雰囲気作りが良かったと 考えられる。 委員今回は特に 1 年生のポスターが多かったが、 2 年生のポスターを見ると 2 ランクくらいレベル が高い。2 年生が 1 年生にアドバイスするような 交流の場面があってもいいと感じた。2 年の動機 付けができる人たちがモデルのような形で後輩に 指導していく。後輩たちも受け入れられる先輩を 選んで受けられるという仕組みがあってもいいと 感じた。 [回答]今日の発表会の進め方も試験的に昨年まで とスタイルを変えてみた。3 年生も含め上級生が 後輩の発表にアドバイスをしたり、1 年生が 2 年 54 SSHに関する意識調査(生徒) 平成28年2月実施 網掛けは、1・2年生は昨年の1・2年生と、3年生は昨年の2年生と比較して10%以上上がった項目を表す。 問2以降については「大変増した」「やや増した」を合わせた値の差が10%以上上がった項目を表す。 網掛けは、1・2年生は昨年の1・2年生と、3年生は昨年の2年生と比較して10%以上下がった項目を表す。 問2以降については「大変増した」「やや増した」を合わせた値の差が10%以上下がった項目を表す。 問1A.SSHの取組への参加にあたって以下のような利点を意識していましたか。 「意識してい た」の割合[%] (1)科学技術、理科・数学の (2)科学技術、理科・数学に (3)理系学部への進学に役 面白そうな取組に参加でき 関する能力やセンス向上に 立つ る 役立つ 1年 2年 特進 91.7% 58.7% 普通科 探求 60.2% 27.6% 農業科 63.8% 33.9% 学年全体 66.7% 37.4% 保護者 47.4% 41.1% 「意識してい た」の割合[%] 3年 56.3% 40.8% 29.4% 43.8% 1年 71.4% 36.9% 46.6% 45.6% 42.4% 2年 18.6% 28.6% 26.0% 53.1% 31.5% 3年 53.1% 36.3% 29.4% 40.5% 1年 58.8% 22.3% 21.4% 28.2% 30.9% 2年 22.6% 8.8% 16.1% 14.3% 19.8% 3年 25.0% 28.4% 20.0% 25.9% (4)大学進学後の志望分野 (5)将来の志望職種探しに (6)国際性の向上に役立つ 探しに役立つ 役立つ 1年 2年 特進 54.5% 11.5% 普通科 探求 20.5% 8.8% 農業科 32.7% 18.2% 学年全体 29.5% 11.7% 保護者 32.5% 17.1% 3年 25.0% 30.4% 17.6% 26.5% 1年 48.6% 30.6% 32.7% 34.3% 40.7% 2年 11.5% 15.5% 35.8% 19.1% 30.4% 3年 25.0% 39.2% 28.6% 32.8% 1年 34.3% 35.1% 35.7% 35.1% 23.0% 2年 11.5% 18.9% 20.0% 17.2% 18.8% 3年 37.5% 34.3% 25.7% 33.8% 問1B.SSHの取組への参加によって以下のような効果はありましたか。 「効果があっ た」の割合[%] (1)科学技術、理科・数学の (2)科学技術、理科・数学に (3)理系学部への進学に役 面白そうな取組に参加でき 関する能力やセンス向上に 立った た 役立った 1年 2年 特進 94.3% 65.0% 普通科 探求 60.9% 34.5% 農業科 55.6% 39.3% 学年全体 65.3% 43.7% 保護者 54.7% 53.2% 「効果があっ た」の割合[%] 3年 60.9% 44.6% 65.7% 53.5% 1年 75.8% 40.7% 50.0% 49.2% 46.1% 2年 23.4% 34.5% 31.7% 57.8% 38.9% 3年 57.8% 42.6% 57.1% 50.0% 1年 51.4% 25.7% 30.2% 31.6% 29.2% 2年 25.9% 10.8% 22.6% 17.4% 21.3% 3年 18.8% 25.7% 51.4% 28.0% (4)大学進学後の志望分野 (5)将来の志望職種探しに (6)国際性の向上に役立っ 探しに役立った 役立った た 1年 2年 特進 67.6% 10.5% 普通科 探求 26.4% 10.1% 農業科 32.1% 28.6% 学年全体 35.0% 14.9% 保護者 29.7% 20.6% 3年 20.3% 28.7% 48.6% 29.5% 1年 53.1% 30.0% 42.6% 37.2% 40.3% 2年 15.3% 13.5% 38.5% 19.8% 33.6% 3年 29.7% 37.6% 44.1% 36.2% 1年 50.0% 34.9% 38.5% 38.4% 27.5% 2年 8.5% 20.7% 21.4% 17.7% 28.0% 3年 34.4% 32.7% 55.9% 37.2% 問2 SSHの取組に参加したことで、科学技術に対する興味・関心・意欲が増しましたか。 1年 2年 割合[%] 大変 やや 効果が もともと高 分からな 大変 やや 効果が もともと高 分からな 普通科 特進 探求 農業科 学年全体 保護者 増した 増した なかった かった 19.4% 9.3% 13.8% 12.4% 7.7% 72.2% 65.7% 65.5% 66.8% 41.3% 2.8% 21.3% 10.3% 14.9% 12.9% い 増した 増した 2.8% 2.8% 14.8% 57.4% 0.0% 3.7% 3.5% 38.6% 0.0% 10.3% 5.7% 41.5% 0.5% 5.4% 7.0% 44.3% 1.3% 36.8% 5.5% 30.9% なかった かった 21.3% 28.1% 22.6% 25.0% 15.5% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.9% い 6.6% 29.8% 30.2% 23.7% 47.3% 問3 SSHの取組に参加したことで、科学技術に関する学習に対する意欲が増しましたか。 1年 2年 割合[%] 大変 やや 効果が もともと高 分からな 大変 やや 効果が もともと高 分からな 普通科 特進 探求 農業科 学年全体 保護者 増した 増した なかった かった い 増した 増した なかった かった 17.6% 7.4% 11.9% 10.4% 7.1% 70.6% 52.8% 54.2% 56.2% 35.1% 5.9% 26.9% 20.3% 21.4% 15.6% 5.9% 12.0% 13.6% 11.4% 41.6% 10.0% 2.7% 1.9% 4.4% 4.5% 45.0% 33.6% 32.1% 36.3% 30.0% 35.0% 33.6% 30.2% 33.2% 11.8% 0.0% 0.9% 0.0% 0.5% 0.6% 55 0.0% 0.9% 0.0% 0.4% 0.9% い 10.0% 29.2% 35.8% 25.7% 52.7% 3年 大変 増した やや 増した 効果が もともと高 分からな なかった かった い 14.1% 10.9% 14.3% 12.5% 68.8% 42.6% 42.9% 51.0% 4.7% 22.8% 28.6% 18.0% 大変 増した やや 増した 効果が もともと高 分からな なかった かった い 12.7% 10.0% 8.8% 10.7% 58.7% 38.0% 38.2% 44.7% 19.0% 29.0% 38.2% 27.4% 1.6% 1.0% 0.0% 1.0% 10.9% 22.8% 14.3% 17.5% 3年 0.0% 9.5% 0.0% 23.0% 0.0% 14.7% 0.0% 17.3% 問4 SSHの取組に参加したことで、学習全般や科学技術、理科・数学に対する興味、姿勢、能力が向上しましたか。 (1)未知の事柄への興味(好奇心) 1年 2年 3年 割合[%] 大変 やや 効果が もともと高 分からな 大変 やや 効果が もともと高 分からな 大変 やや 効果が もともと高 分からな 増した 増した なかった かった い 普通科 特進 23.5% 64.7% 2.9% 5.9% 2.9% 探求 10.8% 58.6% 19.8% 5.4% 5.4% 農業科 22.4% 58.6% 8.6% 1.7% 8.6% 16.3% 59.6% 13.8% 4.4% 5.9% 学年全体 6.6% 45.4% 10.5% 1.3% 36.2% 保護者 (2)科学技術、理科・数学の理論・原理への興味 1年 割合[%] 大変 やや 効果が もともと高 分からな 増した 普通科 特進 16.1% 探求 9.9% 19.3% 農業科 13.6% 学年全体 5.2% 保護者 (3)理科実験への興味 割合[%] なかった かった 22.6% 36.9% 26.3% 31.7% 23.5% やや 増した 効果が もともと高 分からな 大変 なかった かった い 増した い 増した なかった かった い 増した 増した なかった かった 76.7% 60.9% 39.3% 59.7% 33.6% 11.7% 13.9% 19.6% 14.7% 13.3% 3.3% 20.0% 30.4% 18.2% 45.1% 21.9% 12.6% 17.1% 16.3% 64.1% 54.4% 62.9% 58.9% 9.4% 19.4% 11.4% 14.9% やや 増した 効果が もともと高 分からな 大変 なかった かった い 増した やや 増した 効果が もともと高 分からな なかった かった い 57.8% 35.9% 57.1% 46.5% 21.9% 39.8% 22.9% 31.2% 効果が もともと高 分からな 大変 なかった かった い 増した やや 増した 効果が もともと高 分からな なかった かった い 23.3% 34.8% 20.4% 28.4% 14.9% 56.3% 42.7% 51.4% 48.5% 15.6% 30.1% 22.9% 24.3% やや 増した 効果が もともと高 分からな なかった かった い 57.8% 37.9% 57.1% 47.5% 18.8% 34.0% 20.0% 26.7% やや 増した 効果が もともと高 分からな なかった かった い 59.4% 39.8% 51.4% 48.0% 25.0% 33.0% 22.9% 28.7% やや 増した 効果が もともと高 分からな なかった かった い 54.7% 42.7% 48.6% 47.5% 25.0% 29.1% 25.7% 27.2% やや 増した 効果が もともと高 分からな なかった かった い 64.1% 48.5% 42.9% 52.5% 10.9% 26.2% 25.7% 21.3% 3.2% 0.0% 11.7% 53.3% 3.6% 7.2% 2.7% 31.3% 0.0% 14.0% 5.3% 31.6% 2.5% 8.0% 5.7% 37.1% 1.3% 41.8% 4.4% 28.9% 1年 大変 増した 15.2% 20.2% 14.0% 17.6% 12.5% やや 増した 増した 増した 6.1% 3.0% 15.0% 60.0% 6.1% 7.0% 2.6% 38.3% 1.8% 10.5% 9.3% 37.0% 4.9% 7.4% 7.4% 43.7% 2.6% 40.1% 8.8% 29.8% 増した 1.7% 1.8% 0.0% 1.3% 2.6% 0.0% 21.4% 29.8% 17.9% 43.0% 15.6% 11.7% 5.7% 11.9% 0.0% 0.0% 3.6% 5.4% 1.9% 9.3% 2.5% 5.5% 2.6% 39.5% 1.7% 2.6% 3.7% 2.6% 3.5% 0.0% 21.7% 29.6% 17.9% 43.0% 26.6% 12.6% 5.7% 15.8% 効果が もともと高 分からな 大変 なかった かった い 増した 51.7% 38.3% 38.2% 41.7% 28.1% 30.0% 32.2% 20.0% 28.7% 17.5% やや 増した 効果が もともと高 分からな 大変 なかった かった い 増した 47.5% 40.4% 35.1% 40.9% 34.2% 31.1% 32.5% 28.1% 31.0% 14.9% 大変 増した やや 増した 効果が もともと高 分からな 大変 なかった かった い 増した 13.1% 3.6% 1.9% 5.8% 4.4% 37.7% 33.9% 26.4% 33.2% 31.6% 42.6% 33.9% 30.2% 35.4% 14.9% 大変 増した やや 増した 効果が もともと高 分からな 大変 なかった かった い 増した 1.7% 0.0% 1.8% 0.9% 2.6% 1.7% 24.3% 30.9% 20.0% 43.0% 17.2% 7.8% 11.4% 11.4% 2年 もともと高 分からな 大変 なかった かった い 増した なかった かった い 普通科 特進 3.0% 60.6% 18.2% 0.0% 18.2% 探求 9.9% 45.0% 32.4% 1.8% 10.8% 13.8% 48.3% 24.1% 0.0% 13.8% 農業科 学年全体 9.9% 48.5% 27.7% 1.0% 12.9% 7.1% 31.0% 14.8% 0.0% 47.1% 保護者 (7)自分から取組む姿勢(自主性、やる気、挑戦心) 1年 割合[%] 大変 やや 効果が もともと高 分からな 増した 増した なかった かった 16.7% 9.0% 18.2% 12.9% 7.8% 61.1% 58.6% 56.4% 58.4% 42.5% 16.7% 18.0% 14.5% 16.8% 17.0% い 8.2% 3.5% 1.8% 4.3% 5.3% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.9% 13.1% 23.7% 35.1% 23.7% 44.7% 12.5% 9.7% 8.6% 10.4% 0.0% 1.6% 1.9% 12.6% 5.7% 14.3% 2.0% 9.4% 1.6% 4.7% 1.9% 18.4% 0.0% 11.4% 1.5% 12.9% 3.1% 0.0% 2.9% 14.6% 5.7% 11.4% 3.5% 9.4% 3年 0.0% 1.8% 0.0% 0.9% 1.8% 6.6% 26.8% 41.5% 24.8% 47.4% 10.9% 5.8% 8.6% 7.9% 2年 56 1.6% 3.1% 0.0% 12.6% 0.0% 14.3% 0.5% 9.9% 3年 2年 2.8% 2.8% 13.1% 54.1% 24.6% 3.6% 10.8% 7.1% 47.8% 18.6% 1.8% 9.1% 5.5% 40.0% 20.0% 3.0% 8.9% 8.3% 47.6% 20.5% 2.0% 30.7% 7.1% 40.2% 10.7% 3.1% 9.7% 8.6% 7.4% 3年 やや 増した 15.0% 5.2% 9.1% 8.7% 8.8% い 3年 2年 効果が もともと高 分からな 大変 なかった かった い 増した 普通科 特進 2.9% 65.7% 22.9% 0.0% 8.6% 探求 8.1% 40.5% 41.4% 0.9% 9.0% 18.6% 49.2% 23.7% 0.0% 8.5% 農業科 10.2% 47.3% 33.2% 0.5% 8.8% 学年全体 5.9% 30.3% 19.7% 1.3% 42.8% 保護者 (6)社会で科学技術を正しく用いる姿勢 1年 割合[%] 大変 やや 効果が もともと高 分からな 増した 33.3% 42.9% 33.3% 38.0% 21.1% 1.6% 3.9% 0.0% 2.5% 3年 2年 やや 増した 1年 大変 増した 1.7% 1.7% 1.8% 1.7% 2.7% 2年 大変 増した 58.1% 42.3% 40.4% 44.2% 28.1% 普通科 特進 18.2% 66.7% 15.2% 探求 9.8% 45.5% 35.7% 22.2% 57.4% 9.3% 農業科 14.6% 52.3% 25.1% 学年全体 7.2% 36.2% 14.5% 保護者 (5)学んだ事を応用することへの興味 1年 割合[%] 大変 やや 効果が 普通科 特進 探求 農業科 学年全体 保護者 6.7% 3.5% 8.9% 5.6% 5.3% 増した 普通科 特進 33.3% 42.4% 探求 13.2% 53.5% 24.6% 49.1% 農業科 19.6% 50.5% 学年全体 7.9% 36.8% 保護者 (4)観測や観察への興味 割合[%] 増した 0.0% 9.4% 1.9% 20.4% 5.7% 11.4% 2.0% 15.3% 3年 3.3% 0.9% 1.8% 1.7% 1.8% 4.9% 25.7% 32.7% 21.8% 40.2% 21.9% 12.6% 14.3% 15.8% 3.1% 0.0% 1.0% 11.7% 5.7% 11.4% 2.5% 7.9% (8)周囲と協力して取組む姿勢(協調性、リーダーシップ) 1年 割合[%] 大変 やや 効果が もともと高 分からな 大変 増した 増した 普通科 特進 21.9% 59.4% 探求 12.7% 56.9% 21.8% 47.3% 農業科 学年全体 16.9% 54.5% 9.1% 39.0% 保護者 (9)粘り強く取組む姿勢 割合[%] なかった かった 18.8% 20.6% 16.4% 19.0% 15.6% い 0.0% 0.0% 11.5% 70.5% 3.9% 5.9% 8.0% 44.2% 0.0% 14.5% 10.7% 37.5% 2.1% 7.4% 9.6% 49.6% 1.3% 35.1% 8.8% 40.4% 1年 大変 増した やや 増した 増した 増した なかった かった い 普通科 特進 15.6% 56.3% 18.8% 0.0% 9.4% 探求 8.1% 42.3% 34.2% 1.8% 13.5% 15.1% 47.2% 15.1% 1.9% 20.8% 農業科 11.2% 45.9% 26.5% 1.5% 14.8% 学年全体 4.5% 27.9% 22.7% 1.3% 43.5% 保護者 (11)発見する力(問題発見力、気づく力) 1年 割合[%] 大変 やや 効果が もともと高 分からな 増した 増した 普通科 特進 8.8% 79.4% 探求 8.5% 49.1% 18.5% 55.6% 農業科 11.3% 56.2% 学年全体 5.2% 37.3% 保護者 (12)問題を解決する力 やや 増した 増した 1.6% 22.1% 28.6% 18.3% 39.5% 26.6% 7.8% 11.4% 14.4% 53.1% 56.3% 51.4% 54.5% 15.6% 25.2% 22.9% 21.8% 3年 効果が もともと高 分からな なかった かった い 6.8% 6.2% 11.5% 7.6% 7.1% 57.6% 39.8% 30.8% 42.4% 40.7% 25.4% 27.4% 19.2% 25.0% 11.5% 64.1% 45.6% 51.4% 52.5% 7.8% 29.1% 22.9% 21.3% 大変 増した やや 増した 効果が もともと高 分からな 大変 なかった かった い 増した やや 増した 効果が もともと高 分からな なかった かった い 47.5% 33.0% 27.3% 35.5% 32.5% 36.1% 35.7% 27.3% 33.8% 14.9% 48.4% 40.8% 51.4% 45.0% 21.9% 32.0% 25.7% 27.7% やや 増した 効果が もともと高 分からな 大変 なかった かった い 増した やや 増した 効果が もともと高 分からな なかった かった い 50.8% 42.1% 37.0% 43.2% 30.1% 30.5% 28.9% 24.1% 28.2% 14.2% 62.5% 46.6% 45.7% 51.5% 14.1% 28.2% 28.6% 23.8% やや 増した 効果が もともと高 分からな 大変 なかった かった い 増した やや 増した 効果が もともと高 分からな なかった かった い 60.7% 43.8% 28.3% 44.3% 32.5% 32.1% 28.6% 22.6% 28.1% 12.3% 67.2% 45.6% 45.7% 52.5% 9.4% 28.2% 31.4% 22.8% 大変 増した やや 増した 効果が もともと高 分からな 大変 なかった かった い 増した やや 増した 効果が もともと高 分からな なかった かった い 13.6% 2.8% 3.8% 5.9% 6.1% 59.3% 50.0% 37.7% 49.5% 32.5% 25.4% 25.0% 20.8% 24.1% 12.3% 65.6% 43.7% 54.3% 52.5% 7.8% 30.1% 25.7% 22.3% 大変 増した やや 増した 効果が もともと高 分からな 大変 なかった かった い 増した やや 増した 効果が もともと高 分からな なかった かった い 57.6% 42.0% 31.5% 43.6% 26.3% 27.1% 25.9% 25.9% 26.2% 14.0% 73.4% 49.5% 47.1% 56.7% 9.4% 26.2% 29.4% 21.4% 3.4% 0.9% 0.0% 1.3% 1.8% 6.8% 25.7% 38.5% 23.7% 38.9% 21.9% 11.7% 14.3% 15.3% 2年 8.2% 2.6% 5.5% 4.8% 5.3% い 5.9% 12.3% 13.0% 11.3% 39.9% 10.2% 2.6% 0.0% 4.0% 6.2% 1.6% 0.0% 0.0% 0.4% 1.8% 6.6% 28.7% 40.0% 25.5% 45.6% 15.6% 11.7% 8.6% 12.4% なかった かった い 増した 増した なかった かった い 14.3% 6.3% 13.0% 9.5% 7.2% 74.3% 51.4% 55.6% 56.5% 36.8% 8.6% 27.9% 13.0% 20.5% 13.2% 0.0% 11.7% 16.7% 11.0% 39.5% 2.9% 2.7% 1.9% 2.5% 3.3% 3.6% 2.7% 5.7% 3.6% 6.1% 0.0% 0.0% 1.9% 0.4% 0.9% 8.5% 26.3% 37.0% 24.2% 48.7% 17.2% 9.7% 11.4% 12.4% 0.0% 1.8% 0.0% 0.9% 0.0% 3.6% 23.2% 43.4% 23.1% 49.1% 17.2% 7.8% 14.3% 11.9% 1.6% 4.7% 2.9% 15.5% 0.0% 8.6% 2.0% 10.9% 3年 0.0% 0.0% 3.8% 0.9% 0.0% 1.7% 22.2% 34.0% 19.5% 49.1% 20.3% 8.7% 11.4% 12.9% 2年 57 0.0% 6.3% 1.9% 13.6% 0.0% 14.3% 1.0% 11.4% 3年 2年 8.5% 3.6% 1.9% 4.4% 6.1% 6.3% 7.8% 2.9% 12.6% 0.0% 14.3% 3.5% 11.4% 3年 2年 効果が もともと高 分からな 大変 なかった かった い 増した 1.6% 4.7% 1.0% 12.6% 0.0% 11.4% 1.0% 9.9% 3年 2年 2.9% 29.2% 11.1% 19.6% 16.3% 2.9% 0.9% 1.9% 1.5% 1.3% 1.6% 3.1% 1.9% 8.7% 0.0% 14.3% 1.5% 7.9% やや 増した なかった かった 普通科 特進 23.5% 58.8% 14.7% 0.0% 2.9% 探求 8.9% 51.8% 25.9% 6.3% 7.1% 22.6% 47.2% 11.3% 3.8% 15.1% 農業科 15.1% 51.8% 20.1% 4.5% 8.5% 学年全体 保護者 4.6% 39.2% 16.3% 1.3% 38.6% (14)考える力(洞察力、発想力、論理力) 1年 割合[%] 大変 やや 効果が もともと高 分からな 普通科 特進 探求 農業科 学年全体 保護者 0.0% 1.8% 1.8% 1.3% 0.9% 効果が もともと高 分からな なかった かった い 効果が もともと高 分からな 大変 なかった かった い 増した 大変 増した 普通科 特進 5.6% 80.6% 5.6% 2.8% 5.6% 探求 6.3% 46.8% 33.3% 2.7% 10.8% 農業科 15.1% 58.5% 13.2% 0.0% 13.2% 8.5% 56.0% 23.0% 2.0% 10.5% 学年全体 4.6% 39.2% 16.3% 1.3% 38.6% 保護者 (13)真実を探って明らかにしたい気持ち(探求心) 1年 割合[%] 大変 やや 効果が もともと高 分からな 増した 16.4% 23.9% 21.4% 21.3% 10.5% やや 増した やや 増した 1年 大変 増した 3年 効果が もともと高 分からな 大変 なかった かった い 増した 2年 効果が もともと高 分からな 大変 なかった かった い 増した 普通科 特進 11.8% 64.7% 20.6% 0.0% 2.9% 探求 6.6% 50.0% 29.2% 3.8% 10.4% 20.7% 48.3% 15.5% 0.0% 15.5% 農業科 11.6% 52.0% 23.7% 2.0% 10.6% 学年全体 9.1% 33.8% 17.5% 3.2% 36.4% 保護者 (10)独自なものを創り出そうとする姿勢(独創性) 1年 割合[%] 大変 やや 効果が もともと高 分からな 割合[%] 増した 2年 やや 増した 3.1% 3.1% 4.9% 12.6% 0.0% 8.6% 3.5% 8.9% 3年 1.7% 0.0% 0.0% 0.4% 0.9% 5.1% 28.6% 40.7% 25.3% 52.6% 15.6% 9.7% 14.7% 12.4% 0.0% 1.6% 2.9% 11.7% 0.0% 8.8% 1.5% 8.0% (15)成果を発表し伝える力(レポート作成、プレゼンテーション) 1年 割合[%] 大変 やや 効果が もともと高 分からな 大変 やや 増した 増した なかった かった い 普通科 特進 18.8% 68.8% 12.5% 0.0% 0.0% 探求 4.5% 45.0% 39.6% 1.8% 9.0% 17.2% 46.6% 19.0% 0.0% 17.2% 農業科 学年全体 10.4% 49.3% 29.4% 1.0% 10.0% 5.9% 41.2% 15.7% 1.3% 35.9% 保護者 (16)国際性(英語による表現力、国際感覚) 1年 割合[%] 大変 やや 効果が もともと高 分からな 普通科 特進 探求 農業科 学年全体 保護者 増した 増した なかった かった い 2.9% 4.6% 12.3% 6.5% 4.6% 41.2% 26.9% 28.1% 29.6% 32.7% 44.1% 49.1% 35.1% 44.2% 18.3% 11.8% 19.4% 24.6% 19.6% 43.8% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.7% 2年 3年 増した 増した 効果が もともと高 分からな 大変 なかった かった い 増した 13.6% 4.5% 5.7% 7.1% 7.1% 44.1% 37.5% 37.7% 39.3% 37.5% 35.6% 32.1% 18.9% 29.9% 9.8% 大変 増した やや 増した 効果が もともと高 分からな 大変 なかった かった い 増した 22.4% 17.9% 24.5% 20.6% 30.4% 67.2% 45.5% 34.0% 48.4% 12.5% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.9% 6.8% 25.9% 37.7% 23.7% 44.6% 28.1% 7.8% 8.6% 14.4% やや 増した 効果が もともと高 分からな なかった かった い 59.4% 39.8% 48.6% 47.5% 10.9% 35.0% 31.4% 26.7% やや 増した 効果が もともと高 分からな なかった かった い 36.5% 32.0% 37.1% 34.3% 42.9% 43.7% 40.0% 42.8% 2年 1.7% 1.8% 0.0% 1.3% 9.8% 0.0% 1.6% 1.9% 15.5% 0.0% 11.4% 1.0% 10.4% 3年 0.0% 0.9% 0.0% 0.4% 0.9% 8.6% 33.9% 41.5% 29.1% 46.4% 12.7% 7.8% 5.7% 9.0% 0.0% 7.9% 1.9% 14.6% 0.0% 17.1% 1.0% 12.9% 問5 問4の(1)~(16)のうちSSHの取組により最も向上したと思う興味、姿勢、能力は何ですか。(回答は3つまで) 1年 2年 3年 特進 探求 農業科 全体 特進 探求 農業科 全体 特進 探求 農業科 全体 (1)未知の事柄への興味(好奇心) 38.9% 20.5% 29.5% 26.2% 28.1% 22.0% 17.2% 22.5% 18.8% 18.4% 14.3% 17.8% (2)科学技術、理科・数学の理論・原理への興 味 16.7% 9.4% (3)理科実験への興味 13.9% 19.7% 11.5% 16.4% 14.1% 8.5% 17.2% 12.1% 12.5% 9.7% 14.3% 11.4% 16.7% 12.8% 16.4% 14.5% 15.6% 13.6% 20.7% 15.8% 6.3% 6.8% 14.3% 7.9% (4)観測や観察への興味 9.8% 10.7% 17.2% 1.7% 3.4% 6.3% 6.3% 8.7% 5.7% 7.4% (7)自分から取組む姿勢(自主性、やる気、挑戦 心) 2.8% 12.0% 14.8% 11.2% 15.6% 17.8% 13.8% 16.3% 10.9% 18.4% 31.4% 18.3% (8)周囲と協力して取組む姿勢(協調性、リー ダーシップ) 8.3% 21.4% 18.0% 18.2% 32.8% 24.6% 15.5% 24.6% 43.8% 14.6% 11.4% 23.3% (11)発見する力(問題発見力、気づく力) 13.9% 6.0% 14.8% 9.8% 11.1% 6.8% 6.6% 7.5% (13)真実を探って明らかにしたい気持ち(探究 心) 11.1% 10.3% 9.8% 10.3% 18.8% 5.9% (14)考える力(洞察力、発想力、論理力) 19.4% 12.8% 9.8% 13.1% 6.3% 18.6% 8.6% 12.9% 17.2% 14.6% 14.3% 15.3% (15)成果を発表し伝える力(レポート作成、プレ ゼンテーション) 16.7% 6.0% (9)粘り強く取組む姿勢 4.9% 7.5% 1.6% 14.4% 12.1% 10.4% 20.3% 20.4% 25.7% 21.3% 9.4% 10.2% 10.3% 10.0% 12.5% 11.7% 17.1% 12.9% 2年 探求 農業科 0.8% 1.7% 7.6% 6.9% 29.7% 31.0% 20.3% 13.8% 45.8% 48.3% 問7 入学前に、当校がSSH指定校であることを知っていましたか。 知っていて、当校を選択 知っていたが、当校を選 した理由の1つとなった 択した理由ではなかった 1年 2年 特進 36.1% 13.1% 普通科 探求 8.7% 9.1% 農業科 15.0% 3.8% 学年全体 15.5% 8.9% 3年 0.0% 5.8% 2.9% 1.9% 1年 50.0% 65.4% 61.7% 61.5% 2年 63.9% 67.3% 58.5% 64.3% 3年 64.5% 58.3% 45.7% 49.0% 知らなかった 1年 13.9% 26.0% 23.3% 23.0% 58 4.9% 7.8% 11.9% 20.7% 12.9% 21.9% 9.7% 問6 SSHの取組への参加において、困ったことは何ですか。(複数回答可) 1年 特進 探求 農業科 全体 特進 学校外に出かけることが多い 5.6% 1.7% 1.6% 2.3% 0.0% 授業内容が難しい 16.7% 20.5% 14.8% 18.2% 4.7% 発表の準備が大変 33.3% 28.2% 23.0% 27.6% 53.1% 課題研究が難しい 13.9% 22.2% 19.7% 20.1% 23.4% 特に困らなかった 44.4% 23.9% 37.7% 31.3% 25.0% 割合[%] 8.6% 10.0% 7.8% 2年 23.0% 23.6% 35.8% 26.3% 3年 24.2% 28.2% 31.4% 26.0% 全体 0.8% 6.7% 36.3% 19.6% 40.8% 特進 1.6% 0.0% 50.0% 15.6% 29.7% 8.6% 6.4% 8.6% 13.4% 3年 探求 農業科 1.0% 17.1% 13.6% 8.6% 31.1% 25.7% 25.2% 14.3% 25.2% 28.6% 全体 4.0% 8.4% 36.1% 20.3% 27.2% SSHに関する意識調査(職員用) 回答数45 平成28年2月実施 問1 SSHの取組において、学習指導要領よりも発展的な内容について重視しましたか。 大変重 やや重 重視しな 割合(%) 視した 視した かった ※平成25年度調査と比較して3.9%アップ 15.6% 60.0% 24.4% 問2 SSHの取組において、教科・科目を越えた教員の連携を重視しましたか。 大変重 やや重 重視しな 割合(%) 視した 視した かった ※平成25年度調査と比較して6.5%アップ 23.3% 60.5% 16.3% 問3 SSHの取組に参加したことで、生徒の科学技術に対する興味・関心・意欲は増したと思いますか。 割合(%) 大変向上 やや向上 効果がな もともと高 わからな した した かった かった い 15.6% 66.7% 82.2% 4.4% 0.0% 13.3% ※平成25年度調査と比較して11.1%アップ 問4 SSHの取組に参加したことで、生徒の科学技術に関する学習に対する意欲は増したと思いますか。 割合(%) 大変向上 やや向上 効果がな もともと高 わからな した した かった かった い 13.3% 68.9% 82.2% 4.4% 0.0% 13.3% ※平成25年度調査と比較して21.8%アップ 問5 SSHの取組に参加したことで、生徒の学習全般や科学技術、理科・数学に対する興味、姿勢、能力が 向上したと感じますか。 大変向上 やや向上 効果がな もともと高 わからな した した かった かった い (1)未知の事柄への興味(好奇心) (2)科学技術,理科・数学の理論・原理への興味 (3)理科実験への興味 (4)観測や観察への興味 (5)学んだ事を応用することへの興味 (6)社会で科学技術を正しく用いる姿勢 (7)自分から取組む姿勢(自主性,やる気,挑戦心) (8)周囲と協力して取組む姿勢(協調性,リーダーシップ) (9)粘り強く取組む姿勢 (10)独自なものを創り出そうとする姿勢(独創性) (11)発見する力(問題発見力、気づく力) (12)問題を解決する力 (13)真実を探って明らかにしたい気持ち(探究心) (14)考える力(洞察力、発想力、論理力) (15)成果を発表し伝える力(レポート作成、プレゼンテーション) (16)国際性(英語による表現力、国際感覚) ※平成25年度調査と比較して 15.6% 73.3% 88.9% 6.7% 68.9% 75.6% 20.0% 53.3% 73.3% 24.4% 57.8% 82.2% 4.4% 62.2% 66.7% 0.0% 57.8% 57.8% 15.6% 68.9% 84.4% 24.4% 64.4% 88.9% 17.8% 53.3% 71.1% 4.4% 64.4% 68.9% 4.4% 71.1% 75.6% 4.4% 77.8% 82.2% 13.3% 64.4% 77.8% 8.9% 75.6% 84.4% 28.9% 62.2% 91.1% 4.4% 44.4% 48.9% 50%以上アップ 59 0.0% 0.0% 11.1% 8.9% 0.0% 15.6% 4.4% 2.2% 20.0% 4.4% 0.0% 13.3% 20.0% 0.0% 13.3% 22.2% 0.0% 20.0% 8.9% 2.2% 4.4% 6.7% 2.2% 2.2% 13.3% 2.2% 13.3% 17.8% 0.0% 13.3% 15.6% 0.0% 8.9% 11.1% 0.0% 6.7% 6.7% 0.0% 15.6% 4.4% 0.0% 11.1% 6.7% 0.0% 2.2% 33.3% 0.0% 17.8% 15%以上アップ 問6 生徒に特に効果があったと思うSSHの取組はどれですか。(回答はいくつでも) (1)科学技術、理科・数学に割り当てが多い時間割 (2)科学者や技術者の特別講義・講演会 (3)大学や研究所、企業、科学館等の見学一体験学習 (4)個人や班で行う課題研究(自校の教員や生徒のみとの間で行うもの) (5)個人や班で行う課題研究(大学等の研究機関と一緒に、あるいは指導を受けて行うもの) (6)個人や班で行う課題研究(他の高校の教員や生徒と一緒に、あるいは指導を受けて行うもの) (7)理数系コンテストへの参加 (8)観察・実験の実施 (9)フィールドワーク(野外活動)の実施 (10)プレゼンテーションする力を高める学習 (11)英語で表現する力を高める学習 (12)他の高校の生徒との発表交流会 (13)科学系クラブ活動への参加 (14)海外の生徒との発表交流会 (15)海外の大学・研究機関等の訪問 (16)海外の生徒との共同課題研究 (17)国際学会や国際シンポジウムでの発表 (18)国際学会や国際シンポジウムの見学 8.9% 37.8% 40.0% 53.3% 24.4% 6.7% 11.1% 37.8% 13.3% 62.2% 11.1% 48.9% 20.0% 4.4% 4.4% 0.0% 4.4% 0.0% 問7 SSHの取組に参加したことで、学校の科学技術、理科・数学に関する先進的な取組が 充実したと思いますか。 大変充 やや充 効果が もともと わからな 割合(%) 実した 実した なかった 充実して い 18.2% 70.5% 4.5% 0.0% 6.8% 問8 生徒に特に効果があったと思うSSHの取組はどれですか。(回答はいくつでも) どちらと あまりそ とてもそ そう思わ そう思う もいえな う思わな う思う ない い い (1)生徒の理系学部への進学意欲に良い影響を与える 15.9% 61.4% 18.2% 2.3% 2.3% (2)新しいカリキュラムや教育方法を開発する上で役立つ 4.7% 65.1% 23.3% 4.7% 2.3% (3)教員の指導力の向上に役立つ 18.2% 59.1% 20.5% 2.3% 0.0% (4)教員間の協力関係の構築や新しい取組の実施など学 18.6% 48.8% 25.6% 4.7% 2.3% 校運営の改善一強化に役立つ (5)学校外の機関との連携関係を築き、連携による教育活 22.7% 56.8% 18.2% 2.3% 0.0% 動を進める上で有効だ (6)地域の人々に学校の教育方針や取組を理解してもらう 15.9% 61.4% 15.9% 2.3% 4.5% 上で良い影響を与える (7)将来の科学技術人材の育成に役立つ 23.3% 51.2% 18.6% 4.7% 2.3% 60
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