〈共通事業〉 スポーツ大好きクラブ① 1 趣旨 様々な運動を体験する中で、体力の向上や運動習慣の定着を目指すと共に、運動することの意 義や大切さに気づき、自らすすんで運動を行う姿勢を育てる。 2 期日 平成 27 年6月 13 日(土)~14 日(日) 3 主催 北海道立青少年体験活動支援施設ネイパル森 4 参加対象 渡島、檜山管内小学校4、5、6年生 5 参加実績 14 名(18 名申し込み)※保護者 10 名 6 プログラム 6 7 8 9 7 11 12 13 受 受付開始12:30 付 6/13(土) 6/14(日) 10 起 床 朝 食 活 動 準 備 14 開 会 式 閉 体験 チャレンジ プログ 会 タイム 解散12:00~ ラム 式 15 ちょいトレ ① 16 17 保護者解散 15:30~ 8つの運動を やってみよう 18 夕 食 19 20 21 22 ちょいトレ 入浴 準 就 ② 自由時間 備 寝 ※天候等によって、内容を一部変更する場合があります。 活動の様子 13 日(土)に集合した子どもたちは、初めて会う友達との出会い に少し緊張していた。開会式を行ったあと、親子でできるちょっと したトレーニング「ちょいトレ」を行った。よい姿勢をテーマに、 骨盤のゆがみや体感を鍛える運動、ストレッチ体操などを紹介し、 親子で取り組んだ。参加者からは「家でも簡単にできるから、続け てやっていきたい。 」 「いろいろな場所に効果がある運動を知ること ができた。 」との声があがっていた。 その後、新体力テストを実施した。上体起こし、握力、長座体前 屈、反復横跳び、立ち幅跳び、20mシャトルランの6つの運動を行 った。シャトルランでは、 「頑張れ!」 「まだいける!」など、子ど もたちが自然と励まし合っていた。 ウォークラリーでは、よりよい生活習慣づくりに関する紙芝居「渡 島のしまお君」を用いて、早寝、早起き、朝ごはんにかかわるクイ ズ形式で、体を動かしながら生活習慣について学んだ。 夕食後は、日本けん玉協会の級位表を参考にしたけん玉カードを 配布し、けん玉に挑戦した。けん玉がうまくなるコツを伝えたり、 実際に技を見せたりすることで、子どもたちができる技も飛躍的に 増え、夢中になって取り組んでいた。取り組みが終わったあとに、 体が熱くなっていることに注目させ、 「体が熱くなることは、筋肉が 使われているため」ということを伝えた。遊びだと思っていたもの が運動になることを知り、運動を身近に感じることができた。 2日目には、新体力テストの 50m走、ソフトボール投げを行った。 その後、函館の社会人ラグビーチームから講師を3名招いて、タッチ ラグビーに取り組んだ。ラグビーというとタックルがあり少し怖いイ メージをもっている子どもたちが多かったが、タックルをタッチに変 えるなど、ルールを工夫することで、ラグビーに親しみをもった子ど もが多かった。アンケートでは、6割の子どもが一番楽しかった活動 はタッチラグビーと回答し、「初めてやって楽しかった。」「トライを 決めることができて楽しかった。」などの感想を記していた。 8 アンケート結果 【参加者事前アンケートより 【参加者事後アンケート】 【保護者事前アンケートより】 参加者の実態について、日常的に運動を行っている子とあまり運動を行っていない子の差があることや、運動 が好きであるが苦手意識をもっている子がいることなどが明らかになった。保護者からは、 「根気力を身につけ て欲しい。 」 「みんなと達成感を味わうことの素晴らしさを学んでほしい。」 「いろいろなことにチャレンジして欲 しい。 」というような意見があげられた。 9 事業の分析と考察 子どもたちのけん玉の取り組みは素晴らしかった。休憩時間や夜の自由時間などには全員がけん玉に取り組ん でいた。少しずつできる技が増えていく中で、楽しさを実感している様子が見られた。要因は、けん玉を全員分 用意できたこと、フリップを用意して、分かりやすくけん玉の効果を伝えたこと、職員全員がけん玉を披露した ことなどがあげられる。今回取り入れた「ちょいトレ」では、誰でも簡単にできる運動であったため、参加者全 員の取り組みが非常によかった。このようなプログラムを上手に活用しながら、メインのプログラムを考えてい きたい。参加者の事後アンケートの回答状況から見ても、本事業のねらいは達成できたと考える。 【成果と課題】 ・保護者プログラムでは、家庭でも簡単に親子が協力しながら行える運動を紹介したことで、家庭での運動が継 続できるような効果が期待できる。 ・タッチラグビーでは、外部講師の方々の協力でとても臨場感のあるものになった。口で説明するよりも実際に 見て、体験することが大切である。 ・運動が得意な子と不得意な子がいる場合に、タッチラグビーなどのチームワークが求められるスポーツを実施 した場合、どうしても参加者同士で温度差があり、うまくまとまらないような事態が起こることがある。 ・参加人数が少なかった。募集 30 名に対して、当日は 14 名の参加であった。 10 今後に向けて ・参加者の数をもっと増やしたいので、第2回では対象年齢を見直し、追加募集を行う。(子どもたちの関心が 高いカヌー体験などを取り入れたい。) ・けん玉は第2回以降も、ちょいトレとして取り入れる。 ・外部講師の依頼や専門性をもった職員のプログラム参加を早めに検討する。 ・習熟度別、選択制のプログラムや、けん玉のような誰でもお手軽にできるようなプログラムの検討。
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