平成24年4月23日(月)

Yamagata University
「工学部月例記者懇談会(4月)」一覧
日
時:平成24年4月23日(月)14:00~
場
所:工 学 部 事 務 棟 2 階 第 1 応 接 室
【発表事項】
1
物資化学工学分野に「吉田司教授」が着任いたしました
2
本 学 部 の 教 員 が 「 平 成 24 年 度 科 学 技 術 分 野 の
文部科学大臣表彰」を受賞しました
3
今年も「モバイルキッズ・ケミラボ」を開催します
資料1
資料2
資料3
【お知らせ】
( 1 ) 今後の山形大学工学部関連のイベント等
資料4
・公開講座「米沢と山大工学部-地域と大学の共生-」
・有 機 エ レ ク ト ロ ニ ク ス 研 究 セ ン タ ー 「 第 1 回 国 際 シ ン ポ ジ ウ ム 」
(2)平成 23 年度入学者数(平成 24 年 4 月入学)について
※ 次回の予定
5月28日(月)14:00~
資料5
2012/4/23
山形大学
Ti
O
O
C
C
OH
OH
C
O
N
N
吉田 司
N
RuII
独自に開発したRDE装置
Light weight full plastic solar cell
(10 ×10 cm, η = 5.8%)
Ti
O
eI-/I3-
NCS
N
有機エレクトロニクス研究センター 有機太陽電池部門 教授
[email protected]
NCS
C
O
(半導体)
TiO2
Dye
e-
(色素)
最高効率12.3%
(電解質)
Adsorb dyes
from soln.
Coating TiO2
nanoparticles
実用的サイズ、耐久性確
保⇔効率は4-6%くらい
ポーラス単結晶
構造酸化亜鉛
+極(Pt, C...)
O
ナノ構造酸化亜鉛電極の低温製膜による
プラスチック太陽電池
-極(FTOガラス)
グレッツェル型
Sinter at 450ºC
Dye modified
porous TiO2
基板がガラスに限定
Ruは貴金属、色も悪い
低温高速成膜
軽量フレキシブル太陽電池
用途が見つからない!
TCO glass
多数の日本企業が研究開発競争!
ZnO/色素ハイブリッド薄膜電析
主流はグレッツェル型、やはり用途が課題・・・
Eosin YをSDAとした1Dナノワイヤー構造ポーラス単結晶ZnOの形成
Zn2+ + 1/2 O2 + 2e- → ZnO
O2 + 2H2O + 4e- → 4OHZn2+ + 2OH- → ZnO + H2O
典型的な電析条件
酸素飽和5 mM ZnCl2 + 0.1 M KCl水溶液
-1.0 V (vs. SCE), 70˚C for 10 to 60 min
ZnO/EosinY hybrid
Cross-section
Pure ZnO
Surface
O
C
Br
ONa
Br
NaO
O
Br
O
Br
Nanowire porous single crystal
(High surface area + crystallinity)
エオシンY分子が多
量に導入されること
でZnO結晶粒内に
ナノポアが形成され
る
1
2012/4/23
仮設住宅向けオフグリッド太陽光発電システムの実証研究開発
発電する白壁、発電する窓
究極のカラーバリエーションで無限の可能性!
90 × 80 mm フィルムモジュール
現在変換効率3.1%
モバイルエレクトロニクス
←2011CEATEC MURATA
有機圧電体+ZnO太陽電池
フレキシブルTVリモコン
n-Bu
n-Bu
N
Cl
I
CO2 H
n-Bu
n-Bu
N
軽量・フレキシブル・カラフル・低価格
ソーラーウェア
32型液晶テレビ
定格消費電力47W
年間36 kWh (=99 Wh/day)
エコ住宅
HO2 C
障子太陽電池
LEDシーリングライト
消費電力47W
5時間点灯で235 Wh/day)
自動車・道路インフラ
フィルムDSC 250W system
(変換効率3%なら8.3平米)
年間発電量250 kWh
(=1日平均684 Wh)
自動車用バッテリー12V, 56 Ah
容量672 Wh
スマートホン
電池容量3.5Wh
2回充電して7Wh/day
震災等で完全に電源が断たれても、情報、明かり、食糧保存は可能
エアコンや電気調理器は無理
これ一式20万円以下で提供可能
当然上記システムはギリギリなので、夏は余る、冬は足らない
充電時の損失は無視している(足らなきゃ太陽電池を大きくする)
道路防音壁太陽電池
50L冷蔵庫
年間消費電力120 kWh
(=329 Wh/day)
これで670 Wh/day
ちなみにエアコンは6畳用でも年間400kWh以上
最先端研究開発支援プログラム(~FY2013)
有機系太陽電池のサブテーマ
Gifu University
マイクロ波水熱合成による高性能酸化チタン光電極の開発
Ti 出発原料
高度構造制御された酸化チタン微粒子の高速合成および製膜技術の開発
I-V測定結果 高結晶性酸化チタン
ナノロッド
研究目的(FY 2010-2011)
Nanorod TiO2
色素増感太陽電池
光電極用TiO2ナノ微粒子
の高速合成
~10nm
層状チタン酸コロイド
180℃、
Microwave
1時間以内で
synthesis
SDA
反応が完結
(Structure Directing
製膜手法の開発
本研究での手段
1.マイクロ波水熱反応装置
2.超臨界水反応装置(流通式合成装置)
微粒子高速合成技術・
製膜技術
実用化への展開
スクリーン
印刷
Nanorod TiO2
P25
Jsc
・長時間水熱合成の代替技術となる高速酸化チタン合成手法の確立
・酸化チタン構造 とDSC性能相関の解明
22μm
20μm
Agent)
Voc
TEM image
50nm
SEM image
TiO2
Nanorod TiO2
Degussa P25
アナターゼ
アナターゼ
100nm
ナノ構造制御(異方性結晶成長)の例
J sc
V oc
F.F.
(mA/cm 2) (mV)
16.3
709 0.718
10.9
690 0.761
η
(%)
8.32
5.71
(100mW/cm2,AM 1.5)
高性能光電極として機能することが判明
2
資
料
3
今年も「モバイルキッズ・ケミラボ」を開催します
2002 年より実施している米沢市教育委員会との連携事業「モバイルキッズ・ケミラボ」は、今
年で 11 年目となります。過去の活動の中で、学社連携の強化、社会教育の質量の充実とリーダー
養成、何よりも児童生徒の科学へ興味関心の高揚となって大きな成果をあげてきました。
参加者にはリピーターの児童が圧倒的に多く、理科の楽しさを味わい、理科好きな児童が育っ
ていることと思われます。新メニューの開拓などにより(スライムボール、クリップモーター新
型など)
、興味を喚起する多様な講座内容を提供できるようになってきており、より一層魅力的な
講座へと成長しています。
【モバイルキッズ・ケミラボ 2012】
日
時:平成24年5月~11月の土曜日 午前
計14回(※詳細は裏ページ参照)
場
所:米沢市教育委員会理科研修センター
対
象:主として米沢市内小学4年生以上の児童と保護者、及び地域のリーダー
参 加 費:無料
そ の 他:大学院理工学研究科(主として物質化学工学分野、バイオ化学工学分野)の教員や
技術職員が、実験指導を行います。
「モバイルキッズ・ケミラボ 2011」の活動内容
(L)は、リーダーコース受講者数
テーマ
開催月日 参加児童数 保護者(L) 合計
第1節 化粧品を作ろう
5/14
53
12 (1) 66
5/21
42
19 (2) 63
5/28
45
13 (2) 60 189
第2節 -196℃の世界
6/18
51
16 (1) 68
玉ねぎの皮で染色
6/25
55
16 (2) 73
7/ 2
42
15 (2) 59 200
クリップモーター
9/ 3
43
12 (1) 56
オリジナルスタンプ
9/10
35
11 (1) 47
9/17
40
12 (3) 55 158
電気パン
第3節
第4節 サイエンス広場 ・・・・・・・・ブース来場者
生涯学習フェスタ
・・・・・・・有料入場者
第5節 スライム(ボール他)
3Dめがね
約100
約200
+ 200
11/12
44
14 (2) 60
11/19
30
7 (0) 37
11/26
33
8 (4) 45 142
総計
689
お問い合わせ
米沢市理科研修センター(TEL 0238-22-5111)
「モバイルキッズ2012」実施内容一覧
月/日
学習テーマ
おいしい電気パ
5/19
ンを作ろう
5/26
6/02
よう
梅干しはなぜ赤
ーを作ろう
-196℃の世界
を作ろう
オリジナルクレ
ヨンを作って絵
を描こう
金メッキにだま
11/17
されるな
12/01
12/08
消えた色を戻したり、熱
や電気を出して酸素の
実験
を作る。
実験
ものづく
り
ものづく
でも凍らせてみる
り
に水をつけて色を広
げてしおりを作る。
ものづく
り
ローソクからいろんな
ものづく
色のクレヨンを作る。
り
銅板を染めて、金メッ
キそっくりのにせも
のを作る。
理工学研究科
2.5
助教 片桐洋史
物質生命化学科
2.5
理工学研究科
准教授 波多野豊
2.5
平
液体窒素を使って、何
インクをつけたろ紙
山形大学大学院
山形大学大学院
ことを知る。
池を使って、モーター
2.5
教授 鵜浦 啓
梅干の赤い色は、植物の
クリップ、磁石、乾電
理工学研究科
山形大学理学部
力を調べる
色素が酸性で赤くなる
時間
教授 尾形健明
り
きれいなしおり
10/07
パンを作る。
パーボールを作る
9/15
10/06
実験
を作ろう
クリップモータ
9/22
き器をつくり、おいしい
講師名
山形大学大学院
ものづく
い?
9/08
電気をつかったパン焼
硬いスライムのスー
6/30
7/07
学習方法
スーパーボール
酸素の力を調べ
6/23
学習内容
ものづく
り
高級せっけんを
はだにやさしい高級セ
ものづく
作ろう
ッケンを作る。
り
山形大学大学院
理工学研究科
2.5
技術部 田村恒一
山形大学大学院
理工学研究科
2.5
助教 川井貴裕
山形大学大学院
理工学研究科
5.0
助教 水口仁志
山形大学大学院
理工学研究科
5.0
准教授 落合文吾
山形大学大学院
2.5
理工学研究科
准教授 松嶋雄太
山形大学大学院
2.5
理工学研究科
准教授 木島龍朗
10/06、10/07は、生涯学習フェアでの開催とする。他のテーマとして、「化粧品を作ろう」
を加えることとする。担当は、山形大学大学院理工学研究科准教授 野々村美宗、時間5.0
資 料
4
今後の山形大学工学部関連のイベント等一覧
今後開催される、山形大学工学部関連のイベント等をご紹介します。
【公開講座「米沢と山大工学部-地域と大学の共生-」
】
日 時:平成 24 年 5 月 9 日(水)~7 月 25 日(水)
毎週水曜、計 12 回 各回 18:00~19:30
会 場:山形大学工学部4号館中示範A教室
定員・受講料:80名・無料
問合せ:米沢市役所 総合政策課 地域振興担当
TEL 0238-22-5111(内 2803)
※詳細は別添の資料をご覧ください
【山形大学有機エレクトロニクス研究センター「第一回国際シンポジウム」を開催します】
ノーベル賞受賞者の A . J . ヒーガー博士ほか、世界の有機エレクトロニクスをリードす
る研究者が集結する、国際シンポジウムを開催します。
日 時:平成 24 年 5 月 11 日(金) 11:00~17:50
場 所:東京・竹橋「学術総合センター」
費 用:一般 3,000 円 / 学生 1,000 円
<基調講演>
A . J . ヒーガー博士 カリフォルニア大学サンタバーバラ校
(2000 年ノーベル化学賞受賞)
<特別講演>
C . W . タン博士(ロチェスター大学教授 / 山形大学連携卓越研究教授)
Y . ヤン博士(カリフォルニア大学ロサンゼルス校教授連携卓越研究教授)
K . レオ博士(ドレスデン工科大学教授)
問合せ:研究プロジェクト支援室
TEL 0238-26-3590
※詳細は別添の資料をご覧ください
2012 年度山形大学公開講座・学園都市推進協議会まちなかカレッジ
米沢と山大工学部
-地域と大学の共生-
受講者募集!
学園都市推進協議会では「米沢まちなかカレッジ」を毎年開講しています。
今年は山形大学工学部のフレックスコース 1 年生のため開講する標題の講義を市民の
方にも開放していただき、学生とともに学ぶ特別編として開講します。
米沢になぜ工学部があり、地域とどのように結びついて発展してきたのかを学びます。
米沢と山大工学部の「絆」を確かめ地域と大学の将来を学生と一緒に考えてみませんか?
○ 日 時: 平成 24 年 5 月 9 日(水)から 7 月 25 日(水)まで
毎週水曜日、計 12 回 各回 18:00~19:30
○ 会 場: 山形大学工学部 4 号館中示範A教室
○ 定 員: 80 名(どなたでもご受講いただけます。)
○ 受講料: 無料 ※9 回以上ご出席の方には修了証書を差し上げます。
○ 講 師: 山本陽史(山形大学基盤教育院教授)
門馬甲兒(山形大学EM部教授・工学部アドミッションサービス担当)
○ 各回テーマ(講師の都合により前後することがあります)
5月9日
16 日
23 日
30 日
開講式/なぜ国立大学には工学部が多いのか
東北・山形県・置賜地域・米沢市の現在
米沢を作った人々(1)-直江兼続
米沢を作った人々(2)-上杉鷹山
【
【
【
【
山本教授
門馬教授
山本教授
山本教授
】
】
】
】
6 月 6 日 黎明の近代-イザベラ・バードと県令三島通庸【 山本教授 】
13 日 米沢高等工業学校誕生
【 山本教授 】
20 日 工学部の現在と将来
【 門馬教授 】
27 日 米沢を作った人びと(3)-秦逸三
【 山本教授 】
7月4日
11 日
18 日
25 日
山形大学誕生と山大工学部
東日本大震災と大学
米沢の産業と大学の経済効果
工学部生に望むこと・工学部生が望むこと
(学生と受講生との懇談)/閉講式
【 山本教授 】
【 山本教授 】
【 門馬教授 】
○ 問合せ・申込み:米沢市役所総合政策課地域振興担当 電話 0238-22-5111(内線 2803)
申込みの際は電話にて、上記問合せ先までお願いします。
後日、案内文書を郵送します。
主催:山形大学工学部
共催:学園都市推進協議会 後援:米沢市
資 料 5
平成24年4月1日現在
平成24年度入学者数について(平成24年4月入学)
■工学部
コース
昼 間
コース
フレックス
コース
学科
機能高分子工学科
物質化学工学科
バイオ化学工学科
応用生命システム工学科
情報科学科
電気電子工学科
機械システム工学科
小計
システム創成工学科
入学定員
110
75
60
60
75
75
115
570
入学者数(*1)
122
75
61
61
81
84
119
603
50
50
小計
50
合計(昼間+フレックスコース)
620
*1 < >内の数字は、政府派遣留学生で内数です。
50
653
■工学部
コース
(3年次編入学)
学科
機能高分子工学科
物質化学工学科
バイオ化学工学科
昼 間
応用生命システム工学科
コース
情報科学科
電気電子工学科
機械システム工学科
小計
合計(昼間コース)
■大学院理工学研究科
課程
学科
機能高分子工学専攻
有機デバイス工学専攻
物質化学工学専攻
バイオ化学工学専攻
博士前期課程 応用生命システム工学専攻
(工学系) 情報科学専攻
電気電子工学専攻
機械システム工学専攻
ものづくり技術経営学専攻
小計
有機材料工学専攻
バイオ工学専攻
博士後期課程 電子情報工学専攻
(工学系) 機械システム工学専攻
ものづくり技術経営学専攻
小計
募集人員
入学者数
1
4
0
1
2
2
3
13
13
若干名
若干名
若干名
募集人員
30
25
38
28
23
28
34
50
14
270
9
4
5
4
4
26
入学者数
35
48
34
33
27
27
42
48
6
300
16(進7)
6(進5)
2(進1)
0
1(進0)
25(進9)
<4>
<4>