雇用保険制度が変わりました! 最低賃金が変更されました!

2010年12月1日
VOL.21
発行:
発行 :社会保険労務士法人大槻経営労務管理事務所
〒 104-0061 東京都中央区銀座1-16-7
東京都中央区銀座 1-16-7 友泉銀座ビル
友泉銀座 ビル4
ビル 4階
雇用保険制度が
わりました!
雇用保険制度
が変わりました
!
TEL 03(5524)1701( 代表)
代表 ) FAX 03(5524)1708
今回は
今回は、 適用範囲が
適用範囲が拡大された
拡大された雇用保険制度
された雇用保険制度について
雇用保険制度について取上
について 取上げます
取上げます。
げます。
雇用保険からは「育児休業給付」、「介護休業給付」、「教育訓練給付」そして「失業給付(基本手当)」等、
事由に応じて給付を受けることができます。
ただし、その支給対象は「(雇用保険の)被保険者」です。つまり、雇用保険に加入していることが必要です。
その適用が、次のとおり一部緩和等されました。
Ⅰ: (
: (雇用保険の
雇用保険の)適用範囲の
適用範囲の拡大(
拡大(緩和) 緩和) 正社員のほか、「アルバイト、パートタイマー等(短時間就労者)」あるいは「派遣労働者」であっても、一定の
要件に該当する場合は、雇用保険の被保険者となります。その範囲が、次のように拡大されました。
平成22
平成22年
22年4月1日以降、
日以降、 新たに対象
たに対象(
対象(被保険者)
被保険者)となる者
となる者については、
については、 ハローワーク(
ハローワーク(公共職業安定所)
公共職業安定所)に
おいて取得手続
おいて 取得手続きを
取得手続きを行
きを行う 必要があります
必要があります。
があります。
旧
旧 (平成21年3月31日~平成22年3月31日)
① 「6ヵ月以上」の雇用見込みがあること
② 所定労働時間が週20時間以上であること ⇒
新
新 (
(平成
(平成22
平成22年
22年4月1日~)
① 「31
「31日以上
31日以上」
日以上」の雇用見込みがあること
雇用見込みがあること
② 所定労働時間が週20時間以上であること 新制度の留意点:「1ヶ月契約」の場合、
・「28日」等の小の月は非加入、「31日」の大の月は加入となるので注意が必要です。
・31日未満の契約期間の途中で、31日以上雇用の見込みがたった場合、その日で取得することになります。
Ⅱ: (
: (雇用保険の
雇用保険の)2年を超える遡及適用
える遡及適用 (
遡及適用 (新
(新しい制度
しい制度)
制度)
離職により失業給付(基本手当)を受ける場合、雇用保険の加入期間(被保険者であった期間)によって、
支給される日数(所定給付日数)が異なります。
そこで、取得手続きモレ等により、雇用保険の加入期間が実際より短かった場合、新たに2年を超える期間
まで適用が拡大されることになりました。
新制度
新制度 (
新制度 (平成
(平成22
平成22年
22年10月
10月1日 ~ )
「2
「2年を超えて」
えて 」遡って加入
って 加入できる
加入できる。
できる。
○(2 年を超える期間
える期間については
期間については)
については)雇用保険料が
雇用保険料が
給与から
給与から天引
から天引きされていることが
天引きされていることが明
きされていることが明らかなこと
⇒ 雇用保険料を控除していなかった場合、
保険料控除の事実が確認できない場合は、
従来どおり。 (遡及できる期間は2年以内)
○離職日が平成22年9月30日以前であっても、
10月1日以降雇用保険に加入していれば、
遡及手続き(個人等で)は、可能です。
手 続 き
○原則、平成22年10月1日以降に在籍している方の手続き
を事業主が行います。
・「雇用保険被保険者資格訂正願」及び「聴取書」
・添付資料:「賃金台帳」「給与明細」「源泉徴収票」等
○「2年以内」の遡及適用手続きについては従来どおりです。
雇用関係があれば(雇用保険料が天引きされていなくても)
遡及手続きができます。
・「雇用保険被保険者取得届」等
・添付資料:「賃金台帳」「出勤簿」「労働者名簿」等
最低賃金が
変更されました
されました!
最低賃金
が変更
されました
!
最低賃金が変更されたので、注意が必要です。
最低賃金は、「
「各都道府県ごと
各都道府県ごと(
ごと(地域別)」
地域別)」に定められていますが、その額が引上げられました。
)」
なお、「改定日」も各都道府県ごとに異なるので、注意が必要です。 (※)
(抜 粋)
最低賃金 (時間額)
時間額)
都道府県名 最低賃金
東 京 都 821
821円
821円
神 奈 川 県 818
818円
818円
千 葉 県 744
744円
744円
埼 玉 県 750
750円
750円
改 定 日
平成
平成22
平成22年
22年10月
10月24日
24日 ~
平成
平成22
平成22年
22年10月
10月21日
21日 ~
平成
平成22
平成22年
22年10月
10月24日
24日 ~
平成
平成22
平成22年
22年10月
10月16日
16日 ~
(※)「塗料製造業」「鉄鋼業」「自動車小売業」等、特定の産業については、(各都道府県ごとに)
「産業別
「産業別」
産業別」の最低賃金が定められています。当該業種に該当する場合は、「地域別」または「産業別」
いずれか高い方の額が適用されます。
●パート等で最低賃金の者は、契約期間の途中で最低賃金の改定があった場合、新しい最低賃金額が適用されます。