大府市 まち・ひと・しごと創生 総合戦略 「~ にぎわいあふれる 健康なまち おおぶ 【計画期間:平成 27 年度~平成 31 年度】 平成28年3月 ~ Ⅰ 1 基本的な考え方 現状 本市は、第1次大府市総合計画(1975 年(昭和 50 年)~1982 年(昭和 57 年))から 「健康都市」を基本理念に掲げ、1987 年(昭和 62 年)に「健康づくり都市宣言」を行い、 2006 年(平成 18 年)にはWHO健康都市連合に加盟するなど、健康都市の実現に向けた 様々な施策を展開してきました。 市制施行時(1970 年(昭和 45 年))の 12 月末に 48,540 人であった人口も都市基盤の 整備の進展とともに着実に増加を続け、2015 年(平成 27 年)4月1日現在では 89,000 人を超え、現在も年間 800 人程度の増加を続ける成熟したまちとなっています。 2 将来の人口推計 大府市人口ビジョンで示すとおり、本市の人口は、市制施行以降、順調に増加し、直 近 10 年間においても人口の増減の2種類の要因である「自然増減」、 「社会増減」共に増 加を続けている状況にあります。大型マンションが建設され、区画整理事業が計画され ているため、今後 10 年程度は増加を続け、その後、社会増が半減したとしても、出生数 が現状を維持していくことができれば、人口は 98,000 人前後で安定すると推計されます。 しかしながら、世代別人口の推移をみると、65 歳以上の高齢者人口が総人口に占める 割合は、2015 年(平成 27 年)に 20.3%だったものが、2060 年(平成 72 年)には 25%程 度まで上昇する見込みであるのに対し、15 歳から 64 歳までの生産年齢人口は、2015 年 (平成 27 年)63.6%から 2060 年(平成 72 年)には 60%程度まで減少する見込みとなりま す。 3 今後の方向性 全国的に本格的な人口減少時代が到来する中、本市においても今までのような大幅な 人口増加は期待できないため、現在の本市の人口増加の大きな要因である若い世代の転 入を維持するとともに、子どもから高齢者まで幸せに齢を重ねることができる「幸齢社 会」の実現に向け、 「子育て支援の充実」、 「働く場所の確保」を中心に、市民が「これか らも住み続けたい。」、「住んで良かった。」と実感できるよう、関連施策を推進します。 1 Ⅱ 1 政策の実行に当たっての基本方針 従来の施策の検証 (1) 「健康都市」の実現をまちづくりの基本的な理念に掲げる本市は、市民、地域、事 業者など多様な主体による参画と連携により、それぞれの役割と責任を果たしながら 一体となって「協働」によるまちづくりを進めています。 (2) 子育て・福祉については、他市に先駆けた取組を進め、産業振興についても「大府 市中小企業の振興でまちを元気にする条例」を策定し、市内中小企業の振興に力を入 れるとともに、ウェルネスバレー構想に基づき健康長寿産業の創出に向けて取り組ん でいます。 (3) ソフト面の充実に加えて、ハード面においても、土地区画整理事業の推進や上下水 道、道路網の整備などを着実に進めてきました。 (4) ソフト面とハード面の施策を着実に推進してきたことが、現在までの人口増加を生 み、成熟したまちの形成につながっています。 2 まち・ひと・しごと創生に向けた政策の視点 (1) 大府市人口ビジョンで示すとおり、本市の人口は今後しばらく増加を続けると推計 していますが、高齢化は確実に進行します。 (2) 将来の人口減少を見据えつつも、まちづくりの基本理念である「健康都市」の実現 に向け、着実に政策を推進します。 (3) 国が示す、以下の政策5原則の視点を踏まえ、事業を実施します。 ア 自立性 ・対症療法的なものにとどまらず、民間事業者・個人の自立につなげます。 ・施策の効果が地域に属する民間事業者・個人に直接利するものであり、支援がな くとも、地域の事業が継続する状態を目指し、これに資するための具体的な工夫 を行います。 イ 将来性 ・自主的かつ主体的に夢を持って前向きに取り組むものについて支援します。 ウ 地域性 ・地域の実態に合った施策を支援します。 ・本戦略に沿った施策を実施できる枠組みを整備します。 ・客観的な現状や将来性の分析、持続性の検証結果が反映されるプロセスを構築し ます。 2 エ 直接性 ・市民、地域、事業者など多様な主体による参画と連携を行います。 オ 結果重視 ・明確な P・D・C・A サイクルの下に、短期・長期の具体的な数値目標を設定し、 客観的な指標により検証、改善を行います。 3か年の実施計画(7~10 月) 次年度予算編成(11 月~) Plan Do 事業実施(検証結果の反映・改善) Action キックオフミーティング(4月) Check 3 事業実施 前年度事業検証(~6月) 決 算(6月~9月) Ⅲ 今後の施策の方向 安心して結婚・出産・子育てができるまちづくり 11 安心して結婚・出産・子育てができるまちづくり 本市は、 「子育て応援都市」として、他市に先駆け、中学生までの子ども医療費の無料 化や 17 回の妊産婦健診の無料化、小学校6年生までを受け入れる放課後クラブ事業を実 施するなど、従来から子育て施策に力を入れてきました。 大府市人口ビジョンでは、社会増の中心が 15 歳から 39 歳までの子育て施策の対象と なる若い世代となっています。 将来本市を支えていく若い世代が安心して結婚・出産・子育てができるまちとして今 後も発展していくためにも、きめ細やかな施策を推進します。 【基本目標①】 出生数:毎年度 1,000 人以上 (H22~H26 の平均 1,031 人/年) 【基本目標②】 市民意識調査「子どもを産み育てやすい環境の整備」において「満足・ 概ね満足」と答えた割合:毎年度 50%以上 (1) (H26 43.5%) 育児・保育サービスの充実 若い世代が安心して結婚・出産・育児ができるよう、母子健診、育児・子育て支援 の充実、保育サービスの充実を図ります。 【KPI(※) 【KPI 待機児童数:毎年度0人】(H26 0人) 子どもステーション利用者数:毎年度 53,000 人以上】 (H22~H26 の平均 53,809 人/年) ①母子健康診査事業(妊産婦健診事業)、母子訪問指導事業 ②子育て支援センター事業 ③保育所運営事業、民間保育施設の誘致【新規】、保育所整備事業 (※)KPI・・・重要業績評価指標(Key Performance Indicator)の略 4 (2) 小中学校教育及び児童生徒の生活の場の充実 保護者が安心できる充実した教育環境・体制づくりを進め、児童生徒が健やかに学 び成長できる環境を整えます。 【KPI ICT 教育の推進による新たな教材の開発:毎年度6件】(H27~) ①小学校運営事業、中学校運営事業(ICT 教育環境の整備事業) ②児童生徒指導推進事業 ③放課後児童健全育成事業 ④小学校施設整備事業、中学校施設整備事業 5 2 雇用を創出し、元気に働き続けることができるまちづくり 雇用を創出し、元気に働き続けることができるまちづくり 2 本市には、知多半島道路と伊勢湾岸自動車道のインターチェンジ、国道 23 号、302 号 があり、政令指定都市である名古屋市、製造業の中心である西三河地域、さらには知多 半島との交通の要衝となっており、経済活動が活発な地域にあります。 市民が豊かな生活を送るための基盤となる働く場所の確保は、安心して住み続けてい くための重要な要素となります。人口の高齢化が進展する中、まちを支える若い世代の 働く場を確保するため、本市の企業がより一層元気になるような施策を推進します。 【基本目標①】 総務省統計局経済センサス(基礎調査、活動調査)による、民間従業 者数:50,000 人以上 (H26 基礎調査 【基本目標②】 (H28 活動調査、H30 基礎調査) 46,361 人) 市民意識調査「市内で働く場所、機会」において「満足・概ね満足」 と答えた割合:毎年度 25%以上 (1) (H26 23.7%) 中小企業活性化支援 本市企業の大部分を占める中小企業の活性化を図るため、既存産業の育成や健康長 寿関連産業を始めとする次世代産業の創出を支援します。 【KPI 小規模事業者再投資補助制度の活用:毎年度2件】(H27~) 【KPI ウェルネスバレー構想推進による新製品開発等取組事例:毎年度5件、 新事業開発補助制度活用:毎年度3件】(H27~) ①産業立地促進奨励事業 (企業再投資促進補助事業、小規模事業者再投資補助事業) ②中小企業金融支援事業 (信用保証料補助事業【拡充】、利子補給補助事業【新規】) ③新事業創出支援事業 (中小企業研究開発等促進事業費補助事業、産学官連携推進事業、 新分野創出支援事業【新規】) ④ウェルネスバレー推進事業(推進関連業務委託事業、推進事業費補助事業) 6 (2) 雇用対策の推進 市民が豊かな生活を送るための基盤となる働く場を確保するため、企業立地を進め るとともに、人材の育成確保を図ります。 【KPI 産業立地奨励措置指定:毎年度1件】(H26 【KPI 雇用対策協議会会員企業の求人に対する採用率:毎年度 80%以上】 (H27 2件) 81%) ①産業立地促進奨励事業【再掲】(奨励措置の指定) ②ウェルネスバレー推進事業【再掲】 ③雇用促進事業(大府市就業支援センター(ワークプラザおおぶ)事業) ④雇用環境整備事業 (市内企業における仕事と子育ての両立支援(おおぶ子育てサポート優良事 業者表彰事業)、企業合同説明会) 7 33 一生元気なまちづくり 一生元気なまちづくり 本市の総人口における高齢者人口の割合をみると毎年徐々に高齢化が進み、2015 年(平 成 27 年)3月末現在では 20.3%となっています。大府市人口ビジョンでは、高齢者人 口は今後も増加を続け、2060 年(平成 72 年)には 25%程度にまで増加すると推計して います。 こうした中、本市の基本理念である「健康都市」を実現するため、子どもから高齢者 まで幸せに齢を重ねることができる「幸齢社会」の実現に向け施策を推進します。 【基本目標①】 健康寿命(平成 35 年度):男性 80 歳、女性 85 歳 (H26 男性 80.22 歳、女性 83.31 歳) 【基本目標②】 市民意識調査「今後の定住志向」において「今の場所に住み続けたい、 当分の間今の場所に住み続けたい」と答えた割合:毎年度 90%以上 (H26 (1) 86%) 健康づくりの推進 市民が健康づくりに取り組みやすい環境を整え、市民の健康に対する意識の啓発を 図ります。 【KPI 健康づくりチャレンジ参加者数:毎年度 1,500 人】 (H22~H26 の平均 【KPI 1,411 人/年) 国民健康保険特定健康診査受診率:60%】(H26 55.6%) ①WHO健康都市推進事業 (健康づくりチャレンジ事業、おおぶ一生元気ポイント事業、 大府シティ健康ウォーキング大会事業) ②成人健康診査事業、がん検診事業、予防接種事業 8 (2) 元気な幸齢社会の推進 高齢者が安心して過ごすことができるよう、保健・医療・福祉の各分野における相 互連携を促進するとともに、元気な高齢者が地域活動の担い手として活動できる環境 を整えます。 【KPI 要介護2~5認定率(平成 35 年度):6%以下】(H26 8.3%) ①高齢者の生きがい推進事業(ふれあいサロン助成事業) ②成人健康診査事業【再掲】(長寿人間ドック助成事業) ③介護予防事業(認知症ゼロを目指す大府市プログラム作成委託事業) ④在宅医療介護連携推進事業 (在宅医療・介護サービスの情報共有支援事業(おぶちゃん連絡帳) ) ⑤各公民館事業(寿大学事業) (3) 協働による地域力の向上 地域課題が多様化、複雑化する中で、自治会等における市民の自主的な活動を支 援し、市民活動の活性化を図ります。 【KPI 自治区における地域課題の解決に向けた取組件数:毎年度1件】 (H26 【KPI 1件) 市民活動団体の法人格取得件数:毎年度1件】(H26 ①地域振興事業 ②市民活動センター事業 ③市民との協働推進事業 ④公民館統括事業(大人の学び舎事業) 9 1件) 44 にぎわいが創出されるまちづくり にぎわいが創出されるまちづくり 本市の人口における社会増は、15 歳から 39 歳までの若い世代が中心となっています。 若い世代が本市の良さを実感し、活力あふれるまちとして持続し続けていくため、市、 地域、各種団体、企業が連携し、市民が中心となったにぎわいが創出できる施策を推進 します。 【基本目標】 (1) 人口の転入超過:毎年度 500 人 (H22~H26 の平均 460 人/年) 交流の場づくり 地域資源の活用や産業観光の促進などにより市民や来訪者が本市に親しむことが できる様々な交流の場づくりを図ります。 【KPI 交流事業参加者数:年間 150,000 人】(H22~H26 の平均 132,467 人/年) ①産業文化まつり事業 ②観光推進事業(大倉公園つつじまつり、大府長根山ぶどう狩り、大府盆梅展) ③地域福祉推進事業(福祉・健康フェア) ④市制施行 45 周年記念事業(緑化・文化・運動) (2) 近隣自治体、各種団体、企業等との連携、協働 近隣自治体や各種団体、企業、大学と連携、協働し、それぞれの長所を生かした連 携事業を実施します。 【KPI ウェルネスバレー推進事業連携事業数:毎年度 10 件】(H26 【KPI 市内大学との連携事業数:毎年度 65 件】(H26 11 件) 65 件) ①ウェルネスバレー推進事業【再掲】 (東浦町、国立長寿医療研究センター、あいち小児保健医療総合センター、 あいち健康プラザ、商工会議所、げんきの郷、至学館大学 等) ②介護予防事業【再掲】 (国立長寿医療研究センターとの連携) ③市内大学との包括協定に基づく連携(至学館大学、人間環境大学) 10 (3) 住環境の整備、にぎわいづくり 良好な土地利用を推進し、暮らしやすいまちづくりを行うとともに、駅周辺の活性 化を検討します。 【KPI 土地区画整理地区面積(横根平子地区・北山地区):33.0ha】 【KPI JR 大府駅、JR 共和駅の1日平均乗車人員:23,000 人以上】 (H25 1日平均 21,609 人) ①土地区画整理補助事業 ②土地区画整理新規地区推進事業 ③駅前まちづくり事業【新規】 11
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