no.286 2003 5-1 島根県農業試験場 薬用植物の栽培と利用 近年、健康に関する関心が高まるなかで、健康食品の需要が拡大しています。 県内には薬効成分を含む植物資源が多く自生していますが、産業として栽培さ れているのは薬用ニンジンくらいです。そこで、これらの資源を活用するため、 薬用植物の栽培と利用について検討しました。 この研究は、県内7つの研究機関が共同で行ない、当場では主に栽培技術の 確立を担当しました。その成果は以下のとおりです。 1)8種類の薬草(アーティチョーク、アシタバ、ウコン、エゴマ、エビス グサ、カワラケツメイ、スベリヒユ、ハブソウ)の露地栽培技術を確立し ました。 2)アシタバ、エゴマのハウス栽培技術を確立しました。 3)数種の薬草について優良系統を選抜し、採種しました。 これらの成果は、平成15年2月に「薬草栽培・利用指針」として発刊しまし た。詳しい栽培方法についてはそちらを参考にしてください。 また、薬草栽培については、農業試験場ホームページでもご覧になれます。 (http://www2.pref.shimane.jp/nousi) アーティチョーク ウコンの根 問い合せ先:園芸部野菜花き科(担当:岡崎愛理) アシタバ エゴマ TEL 0853−22−6650 E_mail:noshi@pref.shimane.jp
© Copyright 2024 Paperzz