『書香』29号

大谷大学図書館・博物館報(第29号) ( 1)
大 谷 大 学
図書館・博物館報
第29号 2012年3月16日
大谷大学図書館・博物館 発行
〒60
3―81
4
3 京都市北区小山上総町
TEL.
075― 411―8123
目 次
〈巻頭言〉
書の香り
藤嶽 明信(真宗総合学術センター長・教授)… 2
幾星霜-私事にわたる謝辞-
沙加戸 弘 (教授)………………………… 3
〈資料紹介〉
チベット 文献資料の歴史
- TBRCCor
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onsに至るまで- 福田 洋一 (教授)………………………… 5
〈Ne
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〉
図書館所蔵古典籍データベース試行版を公開 …………………………………………………… 7
図書館・博物館の活動 2011年度記録 …………………………………………………………… 1
0
( 2) 大谷大学図書館・博物館報(第29号)
〈巻頭言〉
書の香り
真宗総合学術センター長・教授 藤 嶽 明 信 (真宗学)
同じ書物を読んでいた。そんなことをきっ
と浮かび上がってきた。
かけにして、その日初めて会った人と話が弾
この日に限らず、どうしてこんなことが思
むことがある。
い出されてくるのだろうというような事柄が
過日、中国から来ている人を交えての懇談
突然浮かんできたりすることがある。自分の
会があった。出されてくる料理を手掛かりに
心に残ってくる事柄やそれらの浮かび上がり
日中の食材や食文化の話、また映画監督や映
方が、必ずしも自分の意思や意識した通りで
画などについての話が交わされた。
はないということは、不思議な気もするし、
そして話が日本の文学作品におよんで、梶
面白いことだとも思う。
井基次郎の『檸檬』が話題になった。この短
学生時代に、「熏習(くんじゅう)
」という
編小説に対しては同席していた各人それぞれ
仏教用語を習った。お香などが焚かれた部屋
の思い入れがあるようで、ひとしきり話が盛
に居ると、いつの間にか香りが衣服などに付
り上がった。
着して残存する。そのように自己が経験した
『檸檬』を巡っての話は、「ところで、どう
事柄が自己の心や肉体に印象を与えて、その
してレモンだったのかね」と、丸善の本の上
影響作用が残留することを「熏習」というの
に置かれた果物について、「なんでかね」「ど
だと教わった。経験自体は過ぎ去っていって
うしてでしょう」とまたしばらく盛り上がっ
も、経験の印象は自己に留まり残る。経験が
た。そして「ミカンじゃおかしいでしょ」と
人間にもたらすことについての極めて興味深
いうようなところで、次の話題に移っていっ
い捉え方であると思う。
た。この日の会合のように、その日初めて
近年は、書物を読んでもその内容の詳細は
会った人もいるのに、お互いが同じ書物を読
忘れていくことが多い。けれどもその書物を
んでいたということで、親しみがぐっと増し
読んだときに受けた感銘など の印象は案外
たのは印象深かった。
残っていたりする。そしてそれは何かの拍子
この日は『檸檬』が話題になったことに
に立ち上ってくる。それは「書の香り」かも
よって、この本に誘われて学生時代に訪ねた
しれないと思う。
丸善の店内や寺町通りの果物屋さんが思い出
されてきた。それとともに特段意識して見た
覚えもない当時の街の雰囲気などもぽっかり
大谷大学図書館・博物館報(第29号) ( 3)
幾星霜
─私事にわたる謝辞─
教授 沙加戸 弘
(国文学)
年齢から言えば筆者は紛もなく大学紛争の
世代であるが、幸か不幸か在籍した大学は筆
者卒業の後紛争となり、大谷大学に縁を得た
時には、まだその余波はあったものの、紛争
自体は終焉に向っていた。
在籍した大学が筆者卒業の後紛争となり、
騒然としていた中で、学生の一派が大学本部
と図書館を封鎖した。その時先師(夢にも忘
れ難い我一生の恩師である)が全学集会で、
日頃の温厚さからは想像もできぬ強い主張を
なされた、と後に後輩から聞いた。その要旨
は、
動ならばすぐさま図書館の封鎖を解け。
意を尽してはいないと思うが大略以上のよ
大学は まずも って研究の場である。
うな発言であった、と聞く。
従って大学は事実の解明というところに
その後、大谷大学に縁を得て、先達のはか
本義を持っている。そしてそれが、教育
り知れない叡智と後に来る者への熱い思いを
という働きを生むのである。
眼のあたりにすることとなった。
その大学において、大学本部はともか
「図書館ちゅうのはな、大谷大学の図書館
く、図書館を封鎖するは、人間の存在を
のこっちゃ。ほかのはな、図書館とは言わへ
否定するにも等しい暴挙以外の何もので
んのじゃ。
」
というのは、筆者の兄の暴言であ
もない。図書館は、右であれ左であれ、
る。筆者はこの言葉を、中学一年生から、朝
北であれ南であれ、斉し く依って立つべ
夕呪文の如く聞いて育ち、今では大きな声で
き研究の基である。言わば図書館は大学
は言えないが、ほぼ似たような感慨を持って
そのものである。
いる。
図書館を封鎖した学生に問う、君達は
亡父は、大谷大学への進学を熱望していた
大学を否定しようとしているか、大学人
が、道場の事情がそれを許さなかった。而し
として主張しているか。大学を否定する
て兄が大谷大学に進学した時は、まこと深い
ならこの場から去れ、大学人としての行
慶びをもってこれを賀した。若き日の、筆者
( 4) 大谷大学図書館・博物館報(第29号)
の気まぐれの如き転進を容認したのも、その
自らの研究の拠点とすることができたこと、
先が大谷大学であったからである、と筆者は
注・『ウォーナーズ・リスト』は、その
確信している。
成立過程も、その作成に携わった人 々
過ぐる親鸞聖人七百回の御遠忌の時、兄は
も、いや何よりもその作成目的が、巷間
大谷大学の真宗史学に在籍していたが、新し
伝えられているところとは大きくその趣
い図書館(現・至誠館)の完成を、父・兄と
を異にするが、結果とし て欧米の人 々
もにこの上ないよろこびとしていたことが、
が、日本文化並びに東洋文化において、
中学生にもよくわかった。
特別のはからいを必要とする、かつかけ
その大谷大学の図書館の改築に、平成十二
がえのない遺産として認識したものの一
年の春から 二年間、図書館長とし て携わっ
覧である、という点はいさゝかも揺がな
た。これによって筆者が十五瓩の減量を果し
い。
たのはおまけである。
そしてその働きを現代にまで伝え続けて下
思えば奇しき縁である。釈尊以来の先達の
された方々に出遇えたことを、無上の喜びと
思索と研鑽の結晶の如き図書館を、はたまた
し て、ここに深甚の謝意を表するものであ
『ウォーナーズ・リスト』所載の図書館を、
る。
大谷大学図書館・博物館報(第29号) ( 5)
〈資料紹介〉
チベット文献資料の歴史
─ TBRCCor
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onsに至るまで─
教授 福 田 洋 一
(仏教哲学〈チベット 〉)
あらゆる言語の中で、もっとも多くの仏教
蔵経の複製本を刊行し、チベット語大蔵経を
文献が残されているのはチベット語だという
用いた仏教研究に多大の貢献をした。
ことをご存知だろうか。チベット大蔵経は、
1959年、中国軍のラサ侵攻を逃れてダ ラ
インド の仏典のみから なり、それ以外のチ
イ・ラマ14世がインドに亡命したときから状
ベット人が書いた文献は、蔵外文献と呼ばれ
況は一変する。相前後して多数の僧侶が、仏
る。大蔵経には、初期の経典から小乗、大乗
像・仏画とともに仏教典籍を持って亡命し
の経典と論書、そして大量の密教文献、特に
た。難民となったチベット人たちは、それら
インド 最後期の密教文献がチベット語に訳出
の文献を複製出版して収入の一部にあてた。
されている。チベット人の書いた蔵外文献も
一方アメリカはチベット人難民支援の一環と
ほとんどが仏教書であり、それ以外の歴史や
して、その出版活動を支えた。1968年、米国
暦学、医学、建築学、語学も仏教に関わるも
議会図書館のニューデリー支部にチベット仏
のばかりである。蔵外文献はさらに膨大な数
教研究者のジーン・スミスを迎え、チベット
にのぼる。
人の出版活動を指導し、刊行された書籍を購
このような仏教文献の宝庫も、しばらくの
入し ていった。これは農業貿易促進援助法
間、外国人の近づけるものではなかった。2
0
(PL
480と呼ばれる1954年に制定されたア メ
世紀に入ると、日欧の探検家によって大蔵経
リカの法律。日本が戦後復興期に小麦の供給
や蔵外文献がもたらされ、各国の研究機関に
を受けたのもこの法案の恩恵の一つである。
)
設置されるようになったが、その機関に行っ
に基づく支援活動の一つであった。印刷部数
て閲覧するしかなかったので、やはり研究環
500冊のうち半分をア メリカが買い取り、議
境はよくなかった。日本では、チベット一番
会図書館を始めとして、アメリカ全土の大学
乗りを果たした河口慧海将来の文献が東洋文
に設置していった。
庫に、多田等観将来の文献が東北大学と東京
こうして、それまでは一部の機関でしか閲
大学に、そして寺本婉雅の将来したものがわ
覧できなかったチベット語文献が、それを遥
が大谷大学に所蔵されている。東北大学は、
かに上回る量で出版され、多くの人が手にす
その蔵書を元に西蔵大蔵経目録と蔵外文献目
ることのできるものとなった。
録をいち早く刊行し、チベット語文献目録の
その後、ア メリカの世界宗教高等研究所
基準となった。大谷大学では、北京版西蔵大
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( 6) 大谷大学図書館・博物館報(第29号)
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ons
)は、米議会図書館の収集し た チ
PDF化され、安価に購入できるようになっ
ベット語文献をマ イクロフィッシ ュに撮影
た。
し、19
77年から販売を始めた。1990年代まで
TBRCのデータベースも日々進化し、多く
に出版された多くのチベット語文献が収録さ
の全集で個々の著作のデータまで採録される
れ、また安価でもあったので、日本でもいく
ようになっている。人名も著者名だけではな
つかの機関が購入した(もちろん本学も所蔵
く、先生や弟子、奥書に言及される人物まで
している)。複製出版本は、一度印刷されて
収録され、異名や称号からも検索できる。
もすぐに絶版になるため完全な収集は難し
さらに、個別の文献として頒布されていた
かったが、マイクロフィッシュ版は遡って注
PDFを全て収録し たハードデ ィスクが機関
文することができたので、網羅的にチベット
向けに提供されるようになった。本学が購入
語文献を揃えられるようになった。
した TBRCCor
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onsがそれであ
一方、1996年に議会図書館を退職したジー
る。これを購入した機関は、TBRCのデータ
ン・スミスは、自らの収集した図書をベース
ベースで検索した文献の PDFを、TBRCのサ
に、1999年に新たにチベット語文献を網羅的
イトでオンラインで閲覧できる権利が与えら
に収集、整理、提供するための機関 Ti
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れる。日本でこの Cor
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onsを購
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(TBRC)を設立し、
入した大学は実は多くない。インド仏教およ
2
00
1年には居をニューヨークに移した。コン
びチベット関係の研究者や学生、大学院生が
ピ ュータ技術の進展に対応して、資料名、著
多数在籍し、チベット研究を重視している大
者名などをデータベース化し、文献はスキャ
学は日本には数少ないからである。われわれ
ンしてデジ タル化して PDFの形で頒布する
の前には、これまでに出版された、大蔵経を
方法がとられた。ジーン・スミスの蔵書自体
含む膨大なチベット語文献が全て揃ってい
も網羅的なものであったが、TBRCはさらに
る。あとはそれを読み研究すればよいだけで
その後も精力的に文献を収集し、今や PL
480
ある。数年前には考えられなかった恵まれた
によって米国議会図書館が収集したものを遥
環境であるといえよう。
かに上回る量となっている。そのほとんどが
大谷大学図書館・博物館報(第29号) ( 7)
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図
図書館所蔵古典籍データベース試行版を公
書館所蔵古典籍データベース試行版を公開
本学図書館では親鸞聖人750回御遠忌記念
所藏貴重書書誌データベース」構築という目
事業の一環とし て2
0
11年11月末日に古典籍
標の実現に向けた取り組みでもあった。
データベース試行版を公開した。ここでいう
古典籍とは、本学が所蔵する真宗学関係(宗
具体的作業
大・宗小)、仏教学関係(余大・余小)、その
この取り組みは、真宗総合研究所のデジタ
他の分野(外大・外小)に分類される主とし
ル・アーカイブ資料室の「古典籍データベー
て江戸期から明治初年にかけて編纂された糸
ス」事業として採択され、図書館、情報コア
で綴じられた本(一部折り本等を含む)の総
部門の協力を得て進める、研究事業として推
称である。
進されることとなった。
具体的な検討を開始したのは2
009年度から
計画の端緒
であった。データベースとして入力する項目
本学では約3万部14万冊の古典籍を所藏し
の検討から開始した。データの基本となる資
ているが、この目録は収藏順に『大谷大学図
料名は内題を原則とし、そのほか外題・目録
書館和漢書分類目録』第一(大正14年)、第二
題・序題・尾題・版心題等も採用したほか、
(昭和7年)、第三(昭和40年)に収録されて
本館既刊の書冊目録記載の名称等も参照する
いるほか、楠丘文庫目録、・林山文庫目録な
こととした。カナ読みのほか外国人の使用も
ど御寄贈いただいたそれぞれの目録に別れて
考慮しローマ字表記も添えた。そのほかの項
収載され一括して検索することができず、洋
目としては著者情報、書式情報、刊行に関す
装本が遡及入力によりコンピ ュータで一括し
る情報、その他書誌情報など100項目にも及
て検索できるようになったのに比してまこと
ぶこととなった。加えて今回のデータベース
に不便であった。
作成の特色としては、入力項目の詳細なるこ
これら古典籍資料は本学の前身である高倉
とと同時にキーワード 、解説を付与したこと
学寮時代の資料をも受け継ぎ本学図書館の基
を挙げることができる。単に書名・著者名な
幹をなす資料であり、未だに利用者も少なく
どを記したデータベースが多いように見うけ
ない。その内幾分かは活字化されているとは
られるが、その資料に関する解説を加えたこ
云うものの、日本国内においても本学しか所
とは大きな特色であると言えよう。
蔵していないものも多く、本学図書館の一大
公開のためのソフトの使用については項目
特色をなす資料群であるといっても過言では
数や表示条件の理由から自己開発のソフトを
ない。その意味でこれらの資料を横断的に検
使用することとした。このソフト開発に関し
索できるシステムの構築は多年の懸案でもあ
ては、入力フォーマットの開発と共に本学教
り、2
00
1年現在の図書館建築当時の「図書館
育研究支援課情報コア職員が担当した。
( 8) 大谷大学図書館・博物館報(第29号)
当初古典籍データと通常図書データとを同
追加してゆく予定であるが、そのこととは別
列にして検索することも検討したが、システ
に課題も多く抱えている。まず第一に、入力
ム上の問題が大きく、通常図書の OPACとは
速度を上げることが挙げられる。そのために
別個に検索システムを構築することとした。
は高度な能力を持つ職員の養成と人数の確保
このデータベース作成に先立って作業用と
が必要である。
して二つのシステムの構築を行った。一つは
第二にはデジタル・アーカイブとしての画
著者典拠項目システムである。入力の省力化
像情報の提示が挙げられる。刊行時期が早い
と入力担当者による記入事項の精粗を避ける
もの、各種の版を持つもの、本学のみが所藏
ため既刊人名辞典類を参照し、8850項目に及
しているもの、学寮関係など本学の特色とす
ぶ人名典拠ファイルを作成した。二つ目は分
るもののほか、挿絵があり興味をひくもの等
類項目システムである。現在本学では図書分
が考えられるが、これに際しても表紙・奥付
類に日本図書館協会の『日本十進分類法』を
等に限定するのか、全冊のデータを提示する
用いているが、補助ツールとして『第三和漢
のか等の検討が必要になろう。その為には本
書分類目録』を基礎とした十門分類を採用し
データベースの目的は何であるのかの再確認
ている。この第三目録と第一・第二目録は分
が必要となるであろう。
類がやや異なっている。このため対照コード
第三には真宗学関係資料の入力を早期に終
表を作成し、文字表記の対照表も作成した。
え、仏教学関係、その他分野の資料に入力範
これらの検討と平行して具体的なデータ入
囲を拡大してゆくことが必要であるが、その
力作業を開始した。当面本学の最も特色的資
為には今後も多大なる労力と時間を必要とす
料群である真宗学関係資料(宗大と区分され
ることは間違いない。
るもの)から着手した。
第四には2
00
1年に響流館が竣工した際、博
入力は図書館での自館入力のほか、図書館
物館が開設され従来の図書館貴重書指定して
情報の入力に実績をもつ埼玉福祉会図書整理
いた資料の大半は博物館に移管されたのであ
事業部の協力を得た。
るが、これら貴重資料の基礎データを公開す
これらの作業の結果、現在まで入力が完了
ることが出来れば本学として社会的責務を果
し た24
,
00件のデ ータを基礎に試行版とし て
たしたと言えよう。ただしこのことは博物館
公開することとしたのである。大学のホーム
の方針等もあり今後の大きな検討課題である。
ページ→図書館→図書館古典籍データベース
(試行版)と選んでいただければ検索画面が
以上のように、本学の基幹的資料の一つで
開くように設定されている。検索は典籍名称
ある古典籍資料のデータベース化作業は、そ
関連情報、著作者関連情報、すべての登録情
の端緒についたばかりであるが、学問分野に
報の三種から選択できるよう工夫されている。
大きく寄与できるものであると信じている。
どうかその成長を温かく見守っていただきた
今後の方向性
今後の方向としては作成したデータは漸次
い。
(図書・博物館課 稲垣淳造)
大谷大学図書館・博物館報(第29号) ( 9)
検索画面
検索結果個別表示:阿弥陀経釈
検索結果一覧:黒谷上人
(1
0) 大谷大学図書館・博物館報(第29号)
2011年度 図 書 館 の 活 動
受贈図書資料(2011.
2.
1~201
2.
1.
31)
下記の方々より図書資料をご寄贈いただきました。
図書館にて活用させていただきます。ありがとうございました。
* * * * *
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、安藤弥、一郷正道、稲垣淳造、岩瀬真寿美、岩田稲人、海谷則之、大溪敦子、
奥村浩基、小谷信千代、落合隆、加来雄之、梶浦晋、加藤丈雄、亀山幸恵、萱嶋完彦、川村覚昭、
菊藤明道、喜多恵美子、杭迫柏樹、後藤昭雄、境田進、佐賀枝夏文、佐々木勇、佐々木令信、
塩谷菊美、嶋本隆光、白館戒雲、末柗昌子、鈴木孝夫、鈴木寿志、副島幸子、高倉洋彰、高橋幸子、
滝川義弘、武内寿子、竹田雅文、田中久美子、田中廣滋、照下栄子、藤堂俊英、徳永勲保、礪波護、
内藤章、中尾實信、長澤寛行、中森一郎、西村元照、野一色勲、蓮野博、秦恒平、林保堯、幡谷明、
原田平作、福本直之、府越義博、古川哲史、前田樹子、松野達雄、南井一彦、三宅伸一郎、三好一、
村松良一、山口敦史、山﨑浩史、山部能宜、由谷裕哉、林観潮、渡辺達郎
〈敬称略 機関以外 五十音順〉
図書館ガイダンスの実施
新入生対象ガ イダンス 5回
全利用者対象ガ イダンス 10回
ゼミ・クラス別ガ イダンス 2
4回
Topi
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〈図書館員による図書紹介企画〉
第2
3回 テーマ「
“豆本”って、知ってます?」
(期間:4月1日~5月13日)
第2
4回 テーマ「親鸞聖人行状絵伝」 (期間:11月18日~12月16日)
学生選書プロジェクト (2011年度 91
9冊収蔵)(201
2年3月1日現在)
プロジェクト メンバーおよびゼミ・クラス学生による選書ツアーを17回実施
図書館人事(2011年4月1日現在)
・図書館長
・図書館委員会委員
村瀬 順子
藤嶽 明信 村瀬 順子 阿部 利洋
天野 勝重 池上 哲司 加藤 丈雄
齋藤 望 関口 敏美 並木 治
松浦 典弘 箕浦 暁雄 山本 貴子
金 厚志 滝川 義弘 山内 美智
大谷大学図書館・博物館報(第29号) ( 1
1)
2011年度 博 物 館 の 活 動
春季企画展
大谷大学のあゆみ 歴代学長の肖像 -明治・大正・昭和- ■会 期
2
0
11年4月1日(金)~5月14日(土)
■展示品
*初代 清沢満之肖像、「我は此の如く如来を信ず」(我信念)
*二代 南條文雄肖像、碩果航西詩帖
*三代 佐々木月樵肖像、「大谷大学樹立の精神」 ほか全12件
■入館者数 10
,
54名
夏季企画展 三朝七高僧と真宗聖教
■会 期
2
0
11年6月3日(火)~8月7日(日)
■展示品
*阿弥陀如来立像
*「七高僧像」
*『安楽集』上巻
*重要文化財 『選択本願念仏集』
*『教行信証』 (坂東本影写) ほか全2
5件
■入館者数 17
,
6
1名
秋季企画展(実習生展併催)
初公開 大谷大学博物館所蔵の古瓦 -関連寺院の資料と共に
■会 期
2
0
11年9月6日(火)~9月2
4日(土)
■展示品
*単弁蓮華文軒丸瓦片(三国時代) *慶州奉徳寺鐘銘拓本(原品:統一新羅時代)
*忍冬唐草文軒平瓦片(白鳳時代) *東大寺大仏蓮弁線刻図拓本(原品:奈良時代)
*五輪塔文平瓦片(平安時代) ほか全3
7件
◇実習生展
A班 一休の生涯と伝承
B班 清凉寺釈迦堂 -天竺から日本へ-
C班 境界を護る -辟邪の象徴-
■入館者数 5
10名
(1
2) 大谷大学図書館・博物館報(第29号)
特別展 宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌記念 親鸞 ─真宗本廟の歴史─
■会 期
2
0
11年10月11日(火)~11月2
8日(月)
■展示品
*六字名号 親鸞筆(真宗大谷派・東本願寺蔵)
*親鸞聖人像(真向御影)(真宗大谷派・東本願寺蔵)
*富山県指定文化財 親鸞聖人絵伝(善徳寺〈城端別院〉)蔵)
*吉崎浦畧図 ほか全34件
■記念講演会
*10月15日(土) 「大坂本願寺と寺内町」(真宗大谷派教学研究所嘱託研究員 上場顕雄氏)
*11月3日(木・祝) 「山科本願寺と寺内町」(大谷大学長・教授 草野顕之氏)
■学生ガ イドによる解説ツアー (会期中実施)
■入館者数 29
,2
7名
冬季企画展 特別陳列 新発見 久多の木造五輪塔
■会 期
2
0
11年12月13日(火)~12月17日(土)
■展示品
木造五輪塔、経櫃、経皿
『大般若波蜜多経』(いずれも久多自治振興会より寄託)ほか全4件
■入館者数 584名
冬季企画展 〈拙心コレクション〉
草聖 于右任書展
■会 期
2
0
11年12月2
0日(火)~2
0
12年2月18日(土)
■展示品(西出義心氏より借用)
「標準草書千字文」「三蔵聖教序」 ほか全6
9件
■記念講演会
*1月14日(土) 「〈万世の為に太平を開く〉の志に生きた一大書聖」
(陝西省于右任書法学会名誉理事 西出義心氏)
*1月2
8日(土) 「于右任の書」
(日展理事・日本書芸院理事長 杭迫柏樹氏)
■入館者数 70
1名
博物館人事(2011年4月1日現在)
・博物館長 齋藤 望
主事 平野 寿則
・博物館委員会委員
藤嶽 明信 齋藤 望 平野 寿則 宮﨑 健司 浅見直一郎 乾 源俊 沙加戸 弘
三木 彰円 三宅伸一郎 釆睪 晃 金 厚志 滝川 義弘 山内 美智