経営の現況とトピックス 2009年11月11日 代表取締役社長 古河 直純 連結業績推移 四半期別連結業績推移 単位:億円 (売上高) 1,000 800 600 400 売上高 764 (営業利益) 営業利益 802 670 554 452 53 47 200 47 3 39 12 0 -200 41億円 増益 -29 -400 -600 -800 -1,000 -110 1Q 2Q 3Q 2008年度 60 40 20 0 -20 -40 -60 -80 -100 81億円 増益 -1,200 100 80 122億円 増益 -120 4Q 1Q 2Q 2009年度 2 2009年度 重点課題 1.70%稼動でも利益を確保できる事業体質の実現 2.キャッシュフローを重視し有利子負債を削減 3.研究開発から生産技術確立までの質とスピードの向上 ※ とは弊社の中期経営3ヵ年計画(2008年度~2010年度)の名称です 3 重点課題1:70%稼動でも利益を確保できる事業体質の実現 エラストマー素材事業 主要SBU稼働率推移 汎用ゴム 単位:% 特殊ゴム SIS 120 100 80 60 40 20 0 4Q実績 2008年度 1Q実績 2Q実績 3Q見込 4Q見込 2009年度 4 重点課題1:70%稼動でも利益を確保できる事業体質の実現 光学フィルム売上高推移 120 100 80 60 40 20 0 2007 上期 2007 下期 2008 上期 2008 下期 2009 上期 ※2007年度上期の売上高を100として表示 5 重点課題1:70%稼動でも利益を確保できる事業体質の実現 コストダウンの状況 【目標】 累積削減効果目標額260億円 (2009~2010年度の2年間) (前年同期比) 固定費削減 100億円/年削減 (2008年度比較) 変動費削減 2年間累積 60億円以上削減 上期:固定費72億円削減 年間削減見込:100億円 (前年同期比) 上期:変動費10億円削減 年間削減見込:20億円 6 重点課題2:キャッシュフローを重視し有利子負債を削減 棚卸資産・有利子負債の状況 棚卸資産回転月数推移 棚卸資産 棚卸資産回転月数 (棚卸資産) 単位:億円 有利子負債残高推移 (回転月数) 単位:月数 800 単位:億円 1300 4.00 1,233 3.69 700 3.50 3.02 600 500 2.48 556 1,182 1200 3.00 2.36 2.50 1,148 1,128 1100 476 436 400 413 2.00 300 1.50 200 1.00 100 0.50 0 0.00 1000 900 800 '09年 3月末 '09年 6月末 '09年 9月末 '09年 9月末 '09年 3月末 '09年 6月末 '09年 9月末 '09年 9月末 実績 実績 計画 実績 実績 実績 計画 実績 (注)分母=直前3ヵ月の平均月間売上高で算出 7 重点課題3:研究開発から生産技術確立までの”質”と” スピード”の向上 連結研究開発費推移 (億円) 140 連結研究開発費 売上高研究開発費比率 (比率) 5.0 120 100 80 4.5 下期 見込 60 40 20 4.0 3.5 3.0 上期 実績 0 2.5 2.0 1.5 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 (年度) 見込 計画 8 トピックス 1.光学フィルムの開発と展開 2.電池材料の開発と展開 3.次世代自動車用ポリマーの開発と展開 9 1.光学フィルムの開発と展開 (内容) ・液晶TV業界の技術キーワードとゼオンの開発品 ・製品紹介 10 液晶TV業界の技術キーワードとゼオンの開発品 2008 スリム化 技術 キーワード コントラスト 2009 2倍速 2010 2011 省エネ化 2012 2013 3D パブリックディスプレイ 4倍速 2500: 1 3000:1 5000:1 10000:1 ゼオノア位相差フィルム ゼオンの 開発品 輝度向上フィルム 塗布型TFT保護膜 ウルトラクリーン技術 ゼオンの テクノロジー プラットフォーム 光学樹脂設計技術 界面分析技術 光学設計技術 デバイス評価技術 1.光学フィルムの開発と展開 11 Z軸高屈折率フィルム <IPS用開発品> Z軸高屈折率フィルムの製造領域 ® 延伸ゼオノアフィルム と NZ係数が負(NZ<0)の フィルムの製造が可能な Z軸高屈折率フィルムに より幅広い位相差設計 が可能 Re=(nx-ny)*d Rth={(nx+ny)/2-nz}*d NZ=(nx-nz)/(nx-ny) (nx>ny) 液晶TV(IPS方式)、デジタルサイネージ への展開に期待 1.光学フィルムの開発と展開 12 Dフィルム <斜め延伸フィルム> 斜め延伸 *モバイル-VAモード *モバイル-TNモード *3D-TV *デジタルサイネージ 斜め延伸フィルムの特長 1.光学フィルムの開発と展開 13 薄膜未延伸フィルム <Gフィルム> G+フィルムの特長(開発品) Gフィルムの特長 低Re 薄膜化 ゼオノア®は吸水性が非常に低く、 薄膜でも耐久性が高い Gフィルムの機能に加え、 ® 未延伸の等方性ゼオノアフィルム 低Reで光漏れ抑制 UVカット性能を付与 ↓↓↓ 表面部材としても使用可能 汎用のTNモード・IPSモードに対応可能 偏光板の薄型化 偏光板 液晶セル 液晶セル 偏光板全体で 約34μmの削減 偏光板 従来構成 1.光学フィルムの開発と展開 Gフィルム適用構成例 14 タッチパネルへの展開 一般的なタッチパネル構成例 (フィルム/ガラスタイプ) 低反射タイプタッチパネル構成例 (フィルム/ガラスタイプ) ハードコート層 ハードコート層 偏光板 HC付 λ/4ゼオノアフィルム(現在) ⇒ ZDフィルム(将来) ITO膜 PET ITO膜 HC付 λ/4ゼオノアフィルム(現在) ⇒ ZDフィルム(将来) ガラス 液晶セル 偏光板 液晶セル 反射率 20%以下 反射率 10%以下 偏光板の間にはさむITO膜として等方性フィルムを、 反射防止膜としてλ/4をご使用頂いている一例です 屋外での視認性向上に寄与します 屋外向け高精細画面アイテムへの展開に期待 *ビデオカメラ *カーナビ 1.光学フィルムの開発と展開 *携帯電話 *モバイルPC *デジタルカメラ 15 2.電池材料の開発と展開 (内容) ・電池内部の構成 16 ①電池内部の構成 電池内部の構成 負極 正極 コバルト酸リチウム 導電剤 電解液 バインダー グラファイト アルミ箔 活物質層 セパレータ 活物質層 銅箔 15μm 70μm 20μm 70μm 15μm 2.電池材料の開発と展開 17 3.次世代自動車用ポリマーの開発と展開 (内容) ・自動車を取り巻く環境とポリマー開発 18 自動車を取り巻く環境とポリマー開発 シリカタイヤ用ポリマー:S-SBR (溶液重合SBR) 低燃費性とウェットグリップ性 (安全性)を両立し、さらに 高性能なシリカとの結合を可能に ® 耐熱性改良ポリマー:Zetpol 、AR(アクリルゴム) バイオ燃料用ポリマー:NBR(ニトリルブタジエンゴム) 温暖化ガス 低減 オゾン層 破壊防止 大気汚染 への対応 騒音問題 への対応 低燃料透過用ポリマー:NBR アルコールを含む燃料でも 低燃料透過性能を発揮する 低価格な新規ポリマー 代替フロン用ポリマー:Zetpol ® CO2用ポリマー:AR 耐熱性防振ポリマー:Zetpol ® ® Zetpol (水素化ニトリルゴム) NBRを特殊な方法で水素化する事により製造された、 強度・耐油・耐熱に優れた特殊合成ゴム 3.次世代自動車用ポリマーの開発と展開 19 スピード 対 話 社会貢献 20 以上 本資料に掲載されている当社の計画、見通しなどは現在入手可能な情報に 基づき算出したものであり、リスクや不確定な要因を含んでおります。 実際の業績は様々な要因により、異なる結果となる場合があります。 日本ゼオン株式会社 CSR統括部門 広報室 東京都千代田区丸の内1-6-2 新丸の内センタービル Tel:03-3216-2747, Fax:03-3216-0501 21
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