Quattro - サウンドハウス

 Quattro
USB Audio Interface
株式会社サウンドハウス
Professional Sound Equipment
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p
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〒286-0044 千葉県成田市不動ケ岡 1958
TEL:0476-22-9333 FAX:0476-22-9334
2
はじめに
この度は、M-AUDIO 社製の商品をお買い上げ頂き、誠に有り難うございます。
性能をフルに発揮させ、末永くお使い頂く為に、ご使用になる前にこの取扱説明書を必ずお読み
下さい。尚、お読みになった後は、保証書と一緒に大切に保管して下さい。
ご使用の前に
1.
この取扱説明書にしたがって操作して下さい。
2.
水には大変弱いので、雨などがかからないよう充分ご注意下さい。
3.
内部には精密な電子部品が多数実装されています。移動及び輸送時には大きな衝撃が加わら
ないようにして下さい。
4.
本機の設置場所は直射日光の当たる場所やストーブの直前など、高温になりやすい場所を避
け、なるべく通気性の良い場所で御使用下さい。
5.
定格電圧 AC100V,50/60Hz で御使用下さい。
6.
信号の入出力端子に、許容範囲を越える異常電圧が加わらない様にして下さい。
7.
故障や感電事故を防止すると共に、性能を維持する為にも、ケースを開けて内部に触れたり
しないでください。修理が必要な時には、販売店、もしくは輸入代理店までお問い合わせ下
さい。
3
必要システム構成
Windows
・ Windows 98 SE/ Windows ME/ Windows 2000/ Windows XP
・ Platinum III は 500MHz/ 96kHz、Platinum II は 400MKz/ 48kHz またはそれ以下
・ 128MB RAM / 96kHz、64MB RAM/ 48kHz またはそれ以下
Macintosh
・ オンボード USB を装備している Mac G3 プロセッサ搭載モデル
・ Mac OS 9.1 以上
・ 96kHz での使用の場合は 128MB、48kHz 以下では 64MB の RAM が必要
・ MIDI を使用するには Opcode OMS が必要
Quattro Front Panel
1.
1/2 Input Level スイッチ:OUT にすると、Quattro の入力 1/2 のラインレベルは-10dBV にな
ります。このスイッチを押すと入力ラインレベルは+4dBu になります。
2.
1/2 Output Level スイッチ:OUT にすると、Quattro の出力 1/2 のラインレベルは-10dBV にな
ります。このスイッチを押すと入力ラインレベルは+4dBu になります。
3.
1/2 Direct Monitor スイッチ:OUT にすると、Quattro の入力 1/2 はモニタリング用のコンピュ
ータに接続されます。このスイッチを押すと入力 1/2 を出力 1/2 に接続します。
4.
3/4 Input Level スイッチ:OUT にすると、Quattro の入力 3/4 のラインレベルは-10dBV にな
ります。このスイッチを押すと入力ラインレベルは+4dBu になります。
5.
3/4 Output Level スイッチ:OUT にすると、Quattro の出力 3/4 のラインレベルは-10dBV にな
ります。このスイッチを押すと入力ラインレベルは+4dBu になります。
4
6.
3/4 Direct Monitor スイッチ:OUT にすると、Quattro の入力 1/2 はモニター用のコンピュータ
に接続されます。このスイッチを押すと入力 1/2 を出力 1/2 に接続します。
7.
MIDI In ポート:この MIDI 端子から、コンピュータの MIDI 入力へ接続します。
8.
MIDI Out ポート:この MIDI 端子から、コンピュータの MIDI 出力へ接続します。
9.
主電源と LED:このスイッチを ON にすると Quattro の電源が入り、LED が点灯します。
Rear Panel
1. 9VAC 電源端子:電源アダプターを接続します。付属のアダプターのみを使用して下さい。
2. 「To Omni I/O」端子:この 15 ピン DB 端子には Omni I/O ケーブルのメス側端子を接続します。
3. USB 端子:USB ケーブルの機材側端子を受けます。
4.
オーディオ I N 1 から I N 4:バランス・フォンまたはアンバランス・フォンを使用できます。ラ
インレベル入力仕様により、ラインレベル楽器やプリアンプを接続できます。
5.
オーディオ OUT 1 から OUT 4 :バランス・フォンまたはアンバランス・フォンを使用できます。
ラインレベル出力仕様により、ミキサー、パワーアンプ、パワードスピーカーなどの機材に接続
できます。
5
クイックガイド
Quattro クイックガイドではセッティングの全体像をわかりやすく説明していますので、ご使用前
にこのマニュアルをよく読んでいただくことをおすすめします。
1.
Quattro 専用の 9VAC アダプターを接続して下さい。
2.
USB ケーブルでコンピュータと Quattro を接続して下さい。OMS をインストールし、ドライバ
ーディスクにある AudioSport Installer プログラムを起動させて下さい(MIDI 用に OMS を設
定する必要があります)。ASIO 対応の音楽プログラムを使用する場合、Quattro の ASIO ドラ
イバーを音楽プログラムの ASIO フォルダにドラッグして下さい。コンピュータの電源が OFF
になっていることを確認して下さい。Quattro の電源を入れてからコンピュータの電源を入れて
下さい。
3.
楽器等を接続する際には全てのオーディオレベルを下げてから Quattro のオーディオ入力端子
へ接続して下さい。その後に Quattro をミキサーなどのモニタリングシステムへ接続して下さい。
4.
音楽ソフトを設定してレコーディングを開始して下さい。
操作方法
USB ポートを使用することでコンピュータとの高速接続を可能にします。Quattro は USB 接続なの
で電源を落とすことなくコンピュータに接続することができます。USB ドライバに接続して、ドラ
イバをインストールするだけで使用可能です。
AudioSport Quattro は便利な USB ポートを搭載しており高品質なオーディオサウンドをコンピュ
ータで再現できます。
USB ポートはハブを利用して複数の機器を接続することができますが、AudioSport Quattro は USB
ポートで得られる性能を最大限に引き出すために、USB ハブを通さずに直接コンピュータの USB
ポートに接続して下さい。USB 対応マウスやキーボードを使用する場合、もう一方の USB ポートに
接続することができます(通常 USB ポートは 2 つ装備されています)。
Quattro USB オーディオ・インターフェースは最大で 24bit/96kHz の処理が可能です。または 48kHz
以下のサンプリング・レートでは 16 または 24bit での処理が選択できます。ドライバーソフトに付属
されている ASIO コントロールパネルにより複数のオペレーション・モードに設定できます。
Quattro には複数の操作モードがあり、付属の ASIO ドライバを使用する場合 4IN/ 4OUT オーディ
オデバイスとして機能します。Windows MME ドライバと同様、ASIO ドライバもインストールの
段階で自動的にロードされます。ドライバインストール時にはドライバ設定コントロールパネルも
ロードされ、ASIO と Windows MME ドライバの切り替えが可能です。Windows MME 使用時の
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USB Audio Quattro は 2 IN/2OUT デバイスとして機能します。
Quattro には2つのステレオペア(1/2、3/4)としてオーディオ入力が 4 つ、オーディオ出力が 4 つ
(同じく 1/2、3/4)があります。USB 搭載の Mac に 1x1 MIDI オペレーションを加えることができ
るので、単独の MIDI インターフェース、または他の MIDI デバイスと一緒に使用できます。 Mac
で MIDI 操作する場合には Opcode OMS または Open Your Music System MIDI マネージャープロ
グラムが必要です。Quattro ドライバをインストールする前にプログラムをインストールして下さい。
4 IN/4OUT の状態で 16 bit/44.1kHz または 48kHz で作動します。2 IN/4OUT、4IN/2OUT では、
24 or 16bit/48kHz かそれ以下、になります。2 IN または 2 OUT では 24 bit/96kHz かそれ以下にな
ります。詳細は「ASIO コントロールパネル操作モード」で解説されています。
AudioSport のフロントパネルにあるボタンを押すことで+4dB または-10dB ラインレベルを選択で
きます。バランス/アンバランスの両方に対応するのでスタジオ等のプロ機材にもすぐに対応できま
す。
AudioSport Quattro は Mac のサウンドマネージャーと併用できるのでシステムサウンドカードとし
ても使用できます。ASIO ドライバも搭載されているので ASIO 対応のオーディオソフトとの使用も
可能です。音楽ソフトが ASIO 対応であれば、ASIO での使用をおすすめします。音楽ソフトを通し
てのきわめて低いレーテンシーでモニタリングが可能です。 ASIO を使用しない場合、または
Quattro の入力信号をモニターする場合のために Direct Monitor が設けられています。コンピュー
タをバイパスし、Quattro への入力信号をダイレクトにモニターするときにご利用下さい。
AudioSport Quattro は Omni I/O Desk Top Recording System との併用も可能です。この Omni を
使用することで 2 つのマイク/楽器プリアンプを Quattro の入力系統に接続し、ミキサーを出力系統
に接続できます。この Omni ミキサーで MIDI キーボードをオーディオトラックにブレンドするこ
とや、Quattro の出力にエフェクトを足したり、独立したミックスダウンをしながらのモニター及び
ヘッドフォンコントロールが可能です。M-Audio のホームページで詳細を確認してください。
Windows 版のハード/ソフトのインストール
Windows XP 版インストール
1. M-Audio USB Quattro の電源を OFF の状態で Windows XP を立ち上げて下さい。USB ケーブ
ルを接続し Quattro の電源を ON にして下さい。
2. Window XP は自動的に USB Composite デバイスと USB オーディオデバイスのドライバをインス
トールします。
3. 付属の CD ROM をコンピュータの CD ROM ドライブに入れて下さい。
7
4. ドライバの選択には、「Install from a list or specific location」を選び「Next」をクリックして下
さい。
5. 「include this location in the search 」と書かれたボックスをチェックし「browse」をクリックし
て下さい。「my computer」をクリックし、Midiman ドライバディスクを含む CD-ROM ドライ
ブをクリックして下さい。使用している CD ROM ドライブが D だとすると、Quattro ドライバは
D:/USB_AUDIO/Quattro/Win XP にあろます。「OK」、続いて「Next」をクリックして下さい。
6. この時点で Microsoft Windows には Midiman USB Audio Sport Quattro MIDI Driver (WDM) を
インストールする画面が表示され、「continue anyway」をクリックします。完了したら「Finish 」
をクリックして下さい。
7. この作業が繰り返されもう一つのドライバが検索されます。「Install from a list or specific
location」、続いて「Next」をクリックして下さい。
8. 「include this location in the search 」と書かれたボックスをチェックし「browse」をクリックし
て下さい。「my computer」をクリックし、Midiman ドライバディスクを含む CD-ROM ドライ
ブをクリックして下さい。使用している CD ドライブが D だとすると、Quattro ドライバを
D:/USB_AUDIO/Quattro/Win XP にあります。「OK」、続いて「Next」をクリックして下さい。
9. この時点で Microsoft Windows には Midiman USB Audio Sport Quattro MIDI Driver (VxD)をイ
ンストールする画面が表示され、「continue anyway」をクリックします。完了したら「Finish 」
をクリックして下さい。
10.
小さなバルーンが「Your new hardware is installed and is ready to use」を表示します。
USB ASIO ドライバのインストールが必要ですので注意して下さい。
11.
「My Computer」を開き、CD-ROM ドライブにある Midiman Driver Disk をクリックし
て 下 さ い 。 USB Audio フ ォ ル ダ 、 Quattro フ ォ ル ダ 、 Win XP フ ォ ル ダ を 順 に
「XPPostInstaller.exe」をダブルクリックして下さい。
12.
「Midiman USB Audio Quattro ASIO 1/2 」のインストール指示が出たら 「 Continue
anyway」をクリックして下さい。
13.
Midiman USB Audio Quattro ASIO 3/4 」のインストール指示が出たら「 Continue
anyway」をクリックして下さい。
14.
数秒後、デスクトップ左下に M-Audio のアイコンが表示され、USB Audio Quattro がイン
ストールされます。
15.
インストール完了後、コンピュータを再起動して下さい。
Windows 2000 版インストール
1.
M-Audio USB Quattro の電源を OFF の状態で Windows XP を立ち上げて下さい。
2.
付属の CD をコンピュータの CD ドライブに入れて下さい。使用している CD ドライブが D だと
8
すると、Quattro ドライバは D:/USB_AUDIO/Quattro/Win XP にあります。
3.
ダブルクリックし Quattro W2K インストーラプログラムをスタートします。
4.
ダイアログボックスが表示されるので「Yes」を押します。
5.
W-Audio USB Quattro を接続し電源を On にして下さい。
6.
Windows 2000 が USB Composite デバイス用のドライバを自動的にインストールします。
7.
自動的に複数のドライバをインストールします。 M-Audio USB Quattro MIDI ド ラ イ バ
(WDM)のダイアログボックスが表示されるので「Yes」をクリックして下さい。M-Audio USB
Quattro ASIO 3/4 のダイアログボックスが表示されので「Yes」をクリックして下さい。M-Audio
USB Quattro ASIO 1/2 のダイアログボックスが表示されので「Yes」をクリックして下さい。
最後に M-Audio USB Quattro MIDI ドライバ(VxD)のダイアログボックスが表示されますの
で「Yes」をクリックして下さい。
8.
この時点でデスクトップ左下に M-Audio のアイコンが表示され、ドライバがインストールされ
たことを表します。
9.
インストール完了後、コンピュータを再起動して下さい。
Windows ME 版インストール
1.
M-Audio USB Quattro の電源を OFF の状態で Windows ME を立ち上げて下さい。USB ケー
ブルを接続し Quattro の電源を ON にして下さい。
2.
Windows は USB Composite デバイスドライバのインストールを行います。
注意:USB Composite デバイスがすでにインストールされている場合、この手順はスキップされま
す。USB オーディオデバイスすでにインストールされている場合にのみスキップされます。
3.
Add New Hardware Wizard により USB Audio Device 用のドライバを検索するように指示が出
たら「Specify the location of the driver」を選択し、「Next」をクリックして下さい。
4.
ドライバ検索の範囲指定を要求されるので、「Specify a location」以外のオプションサーチのチ
ェックマークを全て消して下さい。付属のドライバ CD を挿入して下さい。「Browse」をクリ
ックして下さい。フォルダ「USB_AUDIO/QUATTRO/WINME」はコンピュータの CD ドライ
ブにあります。「Next」をクリックして下さい。
5.
ドライバのインストール準備完了。「Next」をクリックして下さい。
6.
新しいハードウェア・デバイスが必要とするソフトのインストールが完了されたことが表示され
ます。「Finish 」ボタンをクリックして下さい。新しいハードウェア・デバイスの数だけこの手
順が繰り返されます。すべての手順が完了した時点で Quattro の Windows MME ドライバと
ASIO 及び EASI ドライバがインストールされます。
7.
Windows ME CD からコピーするファイルを検索できない場合があります。その際には
Windows ME CD をドライブに挿入し、ブラウズボタンでこの CD を指示し「Win ME」フォル
ダをブラウズして下さい。「OK 」をクリックしてウィンドウを閉じ、次に「 OK」をクリック
9
しインストールを続行して下さい。
8.
ファイルが処理され、新しいハードウェアデバイスが必要とするソフトのインストールが完了し
たことが表示されます。「Finish 」ボタンをクリックして下さい。
注意:ハードウェアの設定と MIDI ドライバのインストールには数分かかる場合があります。
9.
M-Audio アイコンが画面右下に表示されドライバのインストールが完了したことを表します。
10. インストール完了後、コンピュータを再起動して下さい。
Windows 98 Second Edition 版のインストール
1. M-Audio USB Quattro の電源を OFF の状態で Windows 98 SE を立ち上げて下さい。USB ケ
ーブルを接続し Quattro の電源を ON にして下さい。
2. Windows は USB Composite デバイスドライバのインストールを行います。
注意:USB Composite デバイスがすでにインストールされている場合、この手順はスキップされま
す。USB オーディオデバイスすでにインストールされている場合にのみスキップされます。
3. Add New Hardware Wizard により USB Audio Device 用のドライバを検索するように指示が出
たら「Specify the location of the driver」を選択し、「Next」をクリックして下さい。
4. 「Search for the best driver for your drive」を選択し「OK」と「Next」を順にクリックして
下さい。
5. ドライバ検索の範囲指定を要求されるので、「Specify a location」以外のオプションサーチのチ
ェックマークを全て消して下さい。付属のドライバ CD を挿入して下さい。「Browse」をクリ
ックし、フォルダ「USB_AUDIO/QUATTRO/WIN98SE」をコンピュータの CD ドライブに置
いて下さい。「Next」をクリックして下さい。
6. ドライバのインストール準備完了。「Next」をクリックして下さい。
7. ファイルが処理され新しいハードウェア・デバイスが必要とするソフトのインストールが完了さ
れたことが表示されます。「Finish 」ボタンをクリックして下さい。新しいハードウェア・デバ
イスの数だけこの手順が繰り返されます。すべての手順が完了した時点で Quattro の Windows
MME ドライバと ASIO 及び EASI ドライバがインストールされます。
8. Windows 98 CD からコピーするファイルを検索できない場合があります。その際には Windows
98 CD をドライブに挿入し、ブラウズボタンでこの CD を指示し「Win 98 」フォルダをブラウ
ズして下さい。「OK」をクリックしてウィンドウを閉じ、次に「OK」をクリックしインストー
ルを続行して下さい。
9. ファイルが処理され、新しいハードウェアデバイスが必要とするソフトのインストールが完了し
たことが表示されます。「Finish 」ボタンをクリックして下さい。
注意:ハードウェアの設定と MIDI ドライバのインストールには数分かかる場合があります。
10
10. M-Audio アイコンが画面右下に表示されドライバのインストールが完了したことを表します。
インストール完了後、コンピュータを再起動して下さい。
Mac 版のハード/ソフトのインストール
Mac 用 Quattro のセットアップはとてもシンプルな手順で行えます。インストールアップデートが
ある場合には readme ファイル内のインストール部分を参照して下さい。
Mac における MIDI 操作には Opcode の OMS(Open Music Syetem)が必要です。Quattro に付属
されている CD から OMS をインストールできます。フロッピーディスクであればホームページ
(http://www.midiman.com/drivers.htm、の Mac OS9.x セクション)、または Opcode のホームペ
ージ(www.opcode.com)へ行き OMS をダウンロードしてください。Quattro MIDI ドライバを OMS
フォルダ内に置くため、AudioSport Quattro インストーラを作動させる前にインストールして下さ
い。
AudioSport Quattro には Quattro ASIO ドライバ以外の全てのドライバ・コンポーネントが含まれ
ています。ASIO 対応の場合、デスクトップ上にフォルダに入れて使用している音楽ソフト ASIO フ
ォルダ内にインサートしてください。
1. 付属のドライバディスクの Mac 用 AudioSport インストーラをダブルクリックしてください。イ
ンストーラプログラムで Quattro エクステンションをインストールし、デスクトップ上に
AudioSport Quattro ASIO フォルダを作成してください。
2. ASIO ドライバの音楽ソフトを使用している場合、そのプログラムの ASIO フォルダ(Mac ハー
ドディスク内)に AudioSport ASIO ドライバ(インスローラによって作成された AudioSport
Quattro ASIO フォルダの内にあります)をドラッグ/ドロップして下さい。
3. コンピュータをシャットダウンしてください。
4. Quattro 付属のアダプターをつないでください。
5. USB ケーブルをコンピュータと Quattro に接続して下さい。Quattro の電源を入れた後にコンピ
ュータの電源を入れてください。
Quattro を使用する際のサウンドマネージャの可動方法については「Quattro と Macintosh サウンド
マネージャ」を参照して下さい。ASIO の使用方法に関しては「Mac での ASIO 操作方法」を参照
して下さい。
OMS の設定方法
まず Apple Talk が OFF になっていることを確認してください(ON であれば OMS が自動的に感知
し、OFF にするように指示しますが念のため確認することをおすすめします)。初めて Quattro ド
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ライバのインストール、OMS の設定を行う場合には、以下の設定方法に沿ってください。
初めて OMS を設定する場合
1. Opcode フォルダの OMS アプリケーションフォルダ内の OMS セットアップをダブルクリックし
てください。
2. OMS がまだ設定されていないことが表示されますので、OK をクリックしてください。
3. 「Creat a New Studio Setup」が表示されたら、OK をクリックしてください。
4. OMS Driver Search が表示され Quattro が接続されているポート(モデム/プリンタ)を選択する
ように指示が出ます。この時点ではポートを選ばずに Search をクリックして下さい。OMS が検
索を始めます。USB が接続されていない場合、セットアップはできません。
5. ドライバが検索されると OMS Driver Setup に Quattro が表示されるので OK をクリックしてく
ださい。OMS が Quattro の出力ポートを限定します(Identifying が表示されます)。
6. OMS MIDI Device Setup ボックスが表示され、Quattro が必要な出力ポートを指示します(ポー
トの左側にオープン・クリック・ボックスがあります)。
7. ファイルセーブボックスと My Studio Setup が表示されます。Quattro の入出力機材を接続する
前にフォルダに名前をつけ(またはデフォルト名)新たな Studio Setup を保存して下さい。楽器
を選び(これはオプションです)セットアップ完了です。
8. これで Quattro による MIDI 操作ができます。
Studio メニューへ行き OMS の Test Studio ユーティリティを開いてください。キーボードを示す矢
印が点滅し、キーボードにより音を出すとコンピュータから「MIDI received」というオーディオメ
ッセージを受けます。
キーボードアイコンをクリックすると Quattro MIDI 出力ポートへトーン・クラスターを送信します。
LED が点灯しサウンドモジュールがコードをプレイします。
アプリケーションを閉じ OMS Setup を終了します。その他の設定に関しては音楽ソフトの説明に従
ってください。OMS 対応や MIDI システム設定のために Open Music System を選択して下さい。
AudioSport Quattro の設定
Quattro には 4 つのライン入力と 4 つのライン出力があり、バランス・フォン端子では+4dB バラン
ス信号、アンバランス・フォンで-10dB アンバランス信号となります。
キーボードなどのラインレベル楽器の出力、マイクプリアンプの出力、CD プレーヤーやその同等の
機材の出力を接続できます。使用する機材の説明書を参考にしラインレベル(+4dB バランス/-10dB
アンバランス仕様)を確認して下さい。その他は「入力/出力レベルスイッチ」を参照して下さい。
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AudioSport Quattro の 4 つの出力、またはそのうちの 2 つの出力をモニタリングシステムやパワー
ドスピーカー、ヘッドフォンアンプのステレオセンド出力として使用できます。使用する機材の説
明書を参考にしてラインレベル(+4dB バランス/-10dB アンバランス仕様)を確認し、「入出力レベ
ルスイッチの使用方法」を参照して下さい。
次の図でセットアップ例を紹介します。セットアップ例(図中の上)ではマイク/楽器用プリアンプ
を入力 1/2 に、MIDI サウンドモジュールのオーディオ出力を入力 3/4 に、4つの出力をミキサーに
接続しています。セットアップ例 #2(図中の下) では CD プレーヤーを入力 1/2 に、出力 1/2 をモ
ニタリングシステムに接続しています。
MIDI 操作
Quattro には MIDI 入力×1、MIDI 出力×1 があります。Quattro の MIDI 操作はオーディオ操作
とは独立していて、個別に設定をする必要があります。
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Mac 用 ミ ュ ー ジ ッ ク ソ フ ト に は MIDI デ バ イ ス 設 定 ペ ー ジ が あ り ま す 。 そ の ペ ー ジ を 開 き
AudioSport Quattro の「MIDI In」 と「MIDI Out」をクリックして作動させます。単独の MIDI
デバイスとして、または音楽ソフトが接続可能な複数の MIDI デバイスをつなげることができます。
下の表は典型的な AudioSport Quattro を含む MIDI 設定の一例です。コントローラ・キーボードを
Quattro の MIDI In ポートへ、サウンドモジュールを MIDI Out ポートに接続しています。
入力/出力レベルスイッチ
フロントパネルの Input Level/Output Level スイッチで、Quattro のステレオ・ラインレベルの設
定を行います。 「Out」にすると Quattro は-10dBV ラインレベルになります。Input Level スイ
ッチを押し「In」にするとラインレベルが+4dBu になります。
各スイッチの設定は入出力ステレオ・ペアの一方のラインレベルに影響を与えます。機材のライン
レベルによっては、ステレオ・ペアの一方を個別に設定できます。必要に応じて、入力をあるライ
ンレベルで設定し、その出力を別レベルでも設定可能です。
-10dB ラインレベルで作動する機材(一般的には民生品)はピン端子やフォン端子を使用します。
+4dB ラインレベルで作動する機材は XLR 端子やバランス・フォン端子を使用します。
ダイレクト・モニタリング
Quattro の入力時の音声信号をダイレクトでモニターするには、スイッチを「In 」にして Direct
Monitor スイッチを Input 1/2 か Input 3/4 に設定します。これによりコンピュータとソフトをバ
イパスし、入力信号(1/2 か 3/4)を対応する出力へダイレクトに接続します。
14
録音システム内のレーテンシーを防ぐため Direct Monitoring オプションを使用します。ASIO ドラ
イバーと ASIO 対応の音楽ソフトを使用すれば、レーテンシーを抑えた状態で録音された音楽をモ
ニターできます。なおサウンドマネージャーでは、一般的に望ましくないとされるレーテンシーを
再生してしまいます。Quattro の Direct Monitor オプションを使用すればゼロ・レーテンシーの状
態で録音ソースをモニターできます。
Windows 版 Quattro 操作方法
USB Audio 設定マネージャ
Quattro マネージャがインストールされるとコントロールパネルも Windows タスクバーにインスト
ールされます。このコントロールパネルは USB Audio ASIO ドライバとなります。設定マネージャ
により USB Audio ASIO ドライバと Windows MME ドライバの選択ができます(Windows 98 SE
以上対応の WDM ドライバです)。USB Audio 設定マネージャを開くためには、タスクバーの右側
に M-Audio アイコンがあるのでダブルクリックして下さい。
MME ドライバにより、音楽アプリケーション同様、Windows でのデバイスの使用が可能になり、
「USB Audio Device」として表示されます。ASIO は Steinberg 社により開発されたドライバモデ
ルで、標準 ASIO ドライバを採用している音楽プログラムにより使用可能です。使用する音楽アプ
リケーションのドキュメンテーションでドライバモデルの確認をして下さい。
USB Audio 設定マネージャはインストールされた際にはデフォルトとして ASIO 設定になります。
Steinberg 社の Cubase や Nuendo、 Emagic 社の Logic などの ASIO 対応プログラムでは設定マネ
ージャを ASIO のままにして下さい。Quattro には付属の ASIO ドライバがあり、音楽プログラムも
USB Audio ASIO ドライバを使用するように設定して下さい。(「ASIO 操作方法」を参照して下
さい)
Cakewalk Pro Audio 9 や Sonar のような MME 対応の音楽プログラムを使用する場合には、MME
15
で操作するために設定マネージャを変更して下さい。MME ドライバ使用時には USB Audio Quattro
は 2 IN/ 2OUT デバイスとして機能します。
Quattro と Windows サウンドシステム
Quattro の Windows マルチメディアドライバにより、Windows システムサウンドデバイスとして
Quattro を使用できます。Windows MME はステレオ入出力に限定されているので Windows マルチ
メディアの Quattro では channel 1 と 2 だけが使用可能です。この設定で 16 bit/ 48kHz で作動しま
す。Quattro の Windows サウンドシステムの設定は以下の通りです。
1.
M-Audio ロゴをダブルクリックし、USB Audio 設定マネージャを開きます。
2.
MME を選択し「OK」をクリックします。
3. 「スタート/セッティング/コントロールパネル/マルチメディア」へ行き、プレイバックデバイス
を USB Audio デバイスにセットして下さい。「Apply 」と「OK」をクリックして下さい。
音楽プログラムで ASIO ドライバを使用する場合、Windows サウンドシステム M-Audio デバイス
の設定を変更する必要はありません。しかし Windows MME ドライバが OFF になっているためシ
ステムサウンドを聞くことはできません。ASIO を初期段階で使用しているのであれば、 Windows
サウンドシステムをシステム内にすでに存在するサウンドカードに設定する必要もあります。
Quattro 以外のオーディオデバイスがコンピュータ内にある場合には、マルチメディアオーディオ設
定を USB オーディオデバイスのままにして下さい。
コントロールの「マルチメディア」にある MIDI をクリックすると Windows MIDI デバイスが設定
されます。音楽プログラムは MIDI 操作をコントロールするので、この設定は音楽作成には影響を
与えません。
ASIO 操作方法
ASIO 対応音楽プログラムであれば USB Audio ASIO ドライバを使用可能です。Quattro をインス
トールする際に USB Audio Quattro 用の ASIO ドライバは自動的にインストールされます。USB
Audio 設定マネージャはデフォルトで ASIO にセッティングされているので変更は必要ありません。
注意:USB Audio 設定マネージャが「ASIO」操作用にセットされていれば、Windows サウンドシ
ステムは USB Audio デバイスにセットされています。この場合、Windows MME ドライバは OFF
なので、警告音などのサウンドは発生されません。
ASIO がインストールされ、音楽ソフトを開いた後オーディオ設定ページを開くことが可能です。
AudioSport Quattro ASIO ドライバが音楽ソフト内の ASIO ドライバリストに表示され、デフォル
16
トの状態でなければこの時点で選択可能となります。この設定後、音楽プログラムでは USB Audio
INPUT1-4、USB Audio OUTPUT1+2 、3+4 が選択可能ですが、M-Audio USB ASIO ドライバコン
トロールパネルの設定状況に異なります。
ASIO 対応の音楽ソフトを使用する場合、Quattro を ASIO ドライバーの設定で使用することをおす
すめします。ASIO による利点は、音楽ソフトを通して音楽をモニターできることです。ASIO 操作
時に Quattro は 4 IN/ 4OUT デバイスとして機能します。
ASIO コントロールパネルと PC での使用モード
音楽ソフトのセットアップページで M-Audio USB ASIO ドライバーが選択されていることを確認し
てから、Quattro の“M-Audio USB ASIO Driver”コントロールパネルを開いて下さい。ソフトの
オーディオ・セットアップ・ページに ASIO デバイスのコントロールパネル(この場合は USB Audio
Quattro)を開くボタンがあります。ボタンをクリックすると M-Audio USB ASIO Driver コントロ
ールパネルが開き USB Audio Quattro セッティングへアクセスできます。
通常、音楽ソフトの中から M-Audio USB ASIO ドライバ・パネルを開くことができますが“ USB
Audio Configuration Manager”からコントロールパネルを開くことも可能です。例えば Quattro
を一つのポート(例:96k オペレーション等)を動作可能な状態で使用していますと、入出力の両ポ
ートを動作可能にしないと起動できないソフトが使用できなくなってしまいます。このような場合
M-Audio USB Driver パネルから Quattro の USB Audio Configuration Manager を開き、入出力ポ
ート両方を動作可能にしてから音楽ソフトを起動して下さい。
USB Configuration Manager から ASIO または EASI コントロールパネルを開くには:
1. Windows システム・トレイにある M-Audio ロゴをダブルクリックして下さい。(アイコンを右ク
リックして、“開く”を選択して下さい)。
2. “Open ASIO/EASI Control Panel”のボタンをクリックして下さい。
3. “Interface”欄で使用するドライバ(ASIO または EASI)を選択して下さい。
4. “Device”欄で使用中の M-Audio USB Quattro 選択して下さい。
5. “OK”をクリックして下さい。
M-Audio USB ASIO ドライバ・ページでは M-Audio と Quattro のロゴが表示されます。右上に
“Versions”があり、そこにはファームウェアのバージョンと USB Audio Quattro に使用されてい
17
る ASIO ドライバのバージョン情報があります。
次の画像は 4 つの入出力チャンネルが全て動作可能に設定された M-Audio USB ASIO ドライバ・パ
ネルのスクリーン・ショットです。ここには“Available Channel Sets”と“Bitwidth ”の 2 セクシ
ョンがあります。16-Bit 設定では“Channel 1-4 In, 1-4 Out”のオプションがあり、最高サンプリ
ング・レートは 48000Hz です。
全 4 ステレオ・チャンネル(Channels 1-4 In と Channels 1-4 Out)を有効にしますと、Quattro は
16 bit/48000Hz 以下(48kHz、44.1kHz、22.05kHz、11.025kHz)の設定で“4x4”オーディオ・
デバイスとして使用できます。これらのサンプリング・レートや Bit depth のオプションは音楽ソフ
ト内で変更可能です。
Bitwidth スライダーで“24-Bit/Sample”設定を選択しますと、Available Channel Sets のリストが
開きその中からチャンネル設定を選択します。24-Bit/Sample 設定では全 4 チャンネル入出力が選択
できなくなります。この例では“Channels 1&2 In, 1&2 Out, 3&4 In”を選択することで出力 3&4
を無効にします。サンプリング・レートは最高で 48000Hz のままです。
3 つのステレオペアのコンビネーションで、Quattro は 2x4 か 4x2 デバイス(1 IN/ 2OUT 、2 IN/
1OUT)として機能します。このモード設定では 24-16 bit/ 48-44.1 kHz となります。
24 bit で設定されると OFF の状態のチャンネルはグレーで表示されます。
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Quattro は、1ステレオペアが ON、24 bit Sample Depth がセレクトされた状態では、96kHz サン
プリングレートにて作動します。コントロールパネルが 16 bit、ステレオペアが 1 つ以上選択されて
いると、Quattro はサンプリングレートは 96kHz にはなりません。下の図では「channel 1/2 IN」
が ON、24 bit が選択されています。「Available Sampling Rates」は 96000Hz、88200Hz です。
M-Audio USB ASIO コントロールパネルに、レーテンシー・ドロップダウンリストがあり、Quattro
のバッファーサイズを表しています。レーテンシー設定が低いとバッファーサイズも小さくなりま
す。ASIO ドライバには低めのセッティングが好ましい値です。
レーテンシーをどれだけ低く設定できるかはいくつかの要因(使用するシステムのパフォーマンス
や音楽ソフト自体のパフォーマンスレベル)によって左右されます。設定を「Medium」(写真)で
試し、その後一段低い設定にして下さい。システムの動作に支障がある場合には、動作が安定する
まで一つずつレーテンシー・レベルを上げてください。コントロールパネルの設定が完了した段階
で「OK」をクリックし AudioSport Quattro Settings ページを終了します。
Advanced Tab
アプリケーションによってはオーディオ用の USB チャンネルで
USB マウスのような他の USB デバイスのネイティブ機能はオーディオに障害を与える
原因となる場合があります。その時は「Advanced Tab」で「High」を選んで下さい。
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デフォルトの「Normal」設定はほとんどのアプリケーションに対応します。レーテン
シーが原因ではないオーディオ障害が発生する場合、「High」に設定して下さい。デフ
ォルトの状態で問題がない場合には、設定変更は必要ありません。
Quattro と Macintosh サウンド・マネージャ
Macintosh サウンド・マネージャーにより AudioSport Quattro をサウンドシステムのオーディオ入
出力として使用できます。 Quattro ASIO ドライバーを使用する場合にはサウンドコントロールパ
ネルを「built-in 」に設定してください。
Apple メニューを開き、コントロールパネルから「サウンド」を選択します。Macintosh サウンド
マネージャーはステレオ仕様に限定されるので、Quattro では Channel 1 と2のみがアクティブに
なります。この設定ではサンプリングレート 44.1kHz/16 bit で可動します。
Mac 用の音楽ソフトのほとんどが ASIO ドライバーを使用しています。サウンドマネージャーに切
り替えて Quattro を操作する場合には、使用する音楽ソフトを開始する前に「built-in 」に設定され
ていることを確認してください。
Mac 用 ASIO 操作方法
使用する Macintosh 音楽ソフトが ASIO 対応の場合には、AudioSport ASIO ドライバーをインスト
ールし Quattro を使用して下さい。音楽ソフト・フォルダ内に ASIO フォルダがあります。このフ
ォルダに AudioSport ASIO ドライバーをロケートして下さい。
ASIO がインストールされ、音楽ソフトを開いた後オーディオ設定ページに行くことが可能です。
AudioSport Quattro ASIO ドライバが音楽ソフト内の ASIO ドライバリストに表示され、デフォル
トの状態でなければこの時点で選択可能となります。
ASIO 対応の音楽ソフトを使用する場合、Quattro の ASIO ドライバーの設定をおすすめします。
ASIO による利点は、音楽ソフトを通して音楽をモニターできることです。
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ASIO コントロールパネル操作モード
音楽ソフトのオーディオ設定ページにおいて AudioSport Quattro ASIO ドライバーが選択されてい
れば Quattro ASIO コントロールパネルをスタートできます。オーディオ設定ページ内に ASIO 機器
のコントロールパネルをスタートするボタンがあります。このボタンをクリックすると Quattro
ASIO コントロールパネルが開き、AudioSport Quattro Settings へアクセスします。
AudioSport Quattro Settings ページには M Audio と Quattro のロゴが表示されます。画面左下に
ASIO ドライバー、USB ドライバーとその時点で使用されているファームウェアが表示されます。
その他には Support Legacy ASIO Hosts のチェックボックスも表示されます。音楽ソフトが ASIO
version 2 対応でない場合にはこのボックスをクリックし Legacy ASIO support を使用して下さい。
下のスクリーンショットは全ての入出力が ON になった状態の Quattro セッティングパネルです。
画面上には 2 列のコラムがあり、それぞれ Active Channel と Sample Depth となります。これら 2
つのチャンネルの設定は相互に影響を与えます。4つ全ての入出力チャンネルが ON の状態で
Sample Depth の列の 24 bit 設定が ON(グレーで表示される)になり、MAX サンプリング・レー
トが 「48000 Hz」と表示されます。
4 つ全てのステレオ入出力が ON の状態で、Quattro は 4×4 オーディオ機器(16 bit、サンプルレー
ト 48kHz またはそれ以下)として機能します。これら 2 つのサンプリングレート・オプションは bit
depth と同様に音楽ソフト内から選択できます。
Active Channel ボックスを ON/OFF にすることで(写真では Output 3 と 4 が OFF)、USB の性
能を最大限に利用することができます。Sample Depth 列の 24 bit 設定がアクセス可能となり、その
結果として OFF(グレーの表示が消える)になります。MAX サンプリング・レートは 48000Hz の
ままです。
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Quattro は 1 入力/2 出力、2 入力/1 出力仕様の 2×4 または 4×4 のオーディオ機器として機能します。
このモードでは Quattro は 48kHz/44.1kHz、24 bit/16 bit として設定可能です。 オプションの 24
bit が Quattro コントロールパネル内で選択されると、その時点で OFF になっている入出力は ON
になります。
ステレオ入出力が ON、Sample Depth が 24 bit の設定で、サンプリングレート 96kHz にて可動し
ます。コントロールパネルを 16 bit で設定すると、本体は 96kHz では作動しません。写真の例では、
MAX サンプリング・レート 96kHz の状態で Output 1 と 2 が ON、Sample Depth が 24 bit に選択
されています。
AudioSport Quattro Settings コントロール・パネル内の Sample Depth 列にレーテンシーを設定す
るドロップダウン・リストがあります。レーテンシーとは、音楽ソフトを通してモニターするとき
に Quattro のバッファーサイズ設定で変化する値です。レーテンシーをどれだけ低く設定できるか
はいくつかの要因(使用するシステムのパフォーマンスや音楽ソフト自体のパフォーマンスレベ
ル)によって左右されます。設定を「very low」(写真)で試し、システムの動作に支障がある場合
には、動作が安定するまで一つずつレーテンシー・レベルを上げてください。コントロールパネル
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の設定が完了した段階で「OK」をクリックし AudioSport Quattro Settings ページを終了します。
オーディオ・サウンドシステムのフル活用
プリントモニターのようなネットワークカードやデバイスを使用すると USB オーディオに電波障害
を与えることがあります。「操作方法」にあるように、Quattro は USB の能力を最大限に必要とす
るので、Quattro を使用する際にはアクティブ USB デバイスの使用を避けて下さい。オーディオト
ラック内にノイズがのる場合にはネットワークカードやモデムを一時的に切って下さい。
システムボードに AGP グラフィックスロットがあり PCI ベースのグラフィックカードを使用する
際には、AGP グラフィックカードと専用 AGP バスを使用することでオーディオ/サウンド面が改善
されます。または、オーディオ・プログラムのグラフィック・レベルを下げることで(例えば、レ
コーディング時のウェーブフォーム・ディスプレイを OFF にする)、パフォーマンス・レベルを上
げることも可能です。デジタル録音はそれ自体が重いプログラムなので、音楽ソフト以外のアプリ
ケーションを閉じることも大切です。
その他には…
オーディオデータ専用のハードディスクドライブをおすすめします。システムとプログラムを別ド
ライブ上にすることで、オーディオデータをドライブの手前に置き、パフォーマンスレベルをフル
に活用します。
メモリーは最低 128MB 以上にして下さい。256MB 以上あればパフォーマンスレベルを著しく改善
できるでしょう。
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