リーフレット(あしあと)

病気療養中のあなたへ
どこかで、誰かが祈っています。
恵み豊かな神よ、わたしたちの生涯は
あなたの手によって導かれています。
御子イエスは
わたしたちの苦しみを負い、
悲しみを担ってくださいました。
キリストの力が、
わたしの内に宿るように、
むしろ大いに喜んで、
自分の弱さを誇りましょう。
(コリントの信徒への手紙Ⅱ 12 章29 節)
どんなにつらいときでも
祈り続けなさい。かならずイエスが
あなたたちと共に
いてくれます。
(福者コルカタのマザーテレサ)
愛、これこそ私の唯一の星。
この星に導かれて、
私は安全な船旅を続けます。
(幼きイエスの聖テレジア)
神に感謝せよ。神はいつくしみ深く、
そのあわれみは永遠。
(詩篇118 章1 節)
病の床にあるあなたのために祈ります。
苦しみの中でキリストと
共に十字架を負う人を、
キリストの力によって強めて下さい。
あなたの恵みによって健康を回復し、
心から感謝を
ささげることができますように。
言葉には力があるといわれています。
聖書の言葉や
著名人のいわれた言葉を
お届けします。
響くものがありましたら、幸いです。
疲れた者、重荷を負う者は、
だれでもわたしのもとに
来なさい。
休ませてあげよう。
(マタイによる福音書11 章28 節)
横浜教区神奈川第三地区
「神の愛を証しする力を育てる部門」の会
苦しむことを知っている
ということは、
一つの大切な生きるすべです。
砂の上の足跡
(ヤコブ・アルベリオーネ)
ある晩、男が夢をみていた。
夢の中で彼は、神と並んで
浜辺を歩いているのだった。
希望を持って喜び、苦難を耐え忍び、
たゆまず祈りなさい。
そして空の向こうには、
彼のこれまでの人生が
映し出されては
消えていった。
(ローマの信徒への手紙 12 章 12 節)
喜ぶ人と共に喜び、
なく人と共に泣きなさい。
どの場面でも、砂の上には
ふたりの足跡が 残されていた。
ひとつは彼自身のもの、
もうひとつは神のものだった。
(ローマの信徒への手紙 12 章 15 節)
人生のつい先ほどの場面が
目の前から消えていくと、
彼はふりかえり、
砂の上の足跡を眺めた。
主よ、わたしの言葉に耳を傾け、
つぶやきを聞き分けて下さい。
すると彼の人生の道程には、
ひとりの足跡しか
残っていない場所が、
いくつもあるのだった。
(詩篇 5 章 2 節)
しかもそれは、彼の人生の中でも、
特につらく、悲しいときに
起きているのだった。
すっかり悩んでしまった彼は、
神にそのことをたずねてみた。
「神よ、私があなたに従って生きると
決めたとき、あなたはずっと私とともに
歩いてくださるとおっしゃられた。
しかし、私の人生の
もっとも困難なときには、
いつもひとりの足跡しか
残っていないではありませんか。
私が一番にあなたを必要としたときに、
なぜあなたは
私を見捨てられたのですか」
神は答えられた。
「わが子よ。私の大切な子供よ。
私はあなたを愛している。
私はあなたを見捨てはしない。
あなたの試練と苦しみのときに、
ひとりの足跡しか残されていないのは、
その時はわたしが
あなたを背負って歩いていたのだ」
作者不詳