ご挨拶 サイカングループオーナー 金 正律 会長 私はこれまで手がけてきた半導体・インターネット事業 を通じて深い縁のある日本に恩返しをしたいという気持ち で日本での事業展開を行ってきました。あるとき知人の紹 介で東千葉CCをラウンドしましたが、その自然環境に マッチしたコースの素晴らしさに深い感銘を受けました。 それから東千葉CCでプレーを重ねて、ここは愛情を込め て磨きあげれば最高のゴルフ場になると確信するに至りま した。 ぜひ弊社に会員の皆様と一緒に東千葉CCをより格式 の高い、より素晴らしい名門ゴルフ場とするお手伝いを させてください。弊社が準備した支援金は全額自己資金 杉原プロ と 金会長 です。他のゴルフ場事業会社と違い、投資家への利払い 東千葉カントリー倶楽部にて や出資者への配当のための短期的な利益に目を奪われ ることなく長期的な視点で東千葉CCの発展を目指していく所存です。もし弊社がスポンサーに なることができれば、私と浅からぬ縁がある杉原プロにトーナメントやプロによるレッスンを企 画して頂いたり、コースメンテナンスのアドバイスを頂いたりする等して会員の皆様にこれまで 以上に充実したクラブライフを提供したいと思います。 会員の皆様、ぜひとも弊社にその機会を与えてください。宜しくお願い致します。 弊社最高顧問 杉原輝雄プロ 私と武雄嬉野カントリー倶楽部の関係はオープン以来29年ぐらいになりますが、 私は、このゴルフ場にずいぶんお世話になりました。 そのゴルフ場の経営が、2・3年前にちょっと傾いて、それをサイカングループの 金会長がオーナーになられて、素晴らしい運営で再建いただき、私は本当に嬉しく思 いました。その金会長が、今度は東千葉CCに手を挙げられた。東千葉CCは、今で も素晴らしいコースです。だけど、カートを入れたりコースや設備を改善したりして、 日本一のゴルフコースを目指して頑張ろうとなさっている。そういう意向を伺いまし たもので、私は、これはもうぜひ応援したいと思っています 。お金とかそんな問題で は無しに、良いコースが出来るならプロゴルファーとしてこれに勝る喜びはありませ ん。私の本当のプロ人生最後の仕事として、金会長を応援して、将来的には国際的な メジャー大会を開催できるようなより素晴らしいコースにしていきたいですね。 [プロフィール] 1957 年プロ入り。1962 年に日本オープンゴルフ選手権で初優勝を飾ると、1973 年から 22 年連続で賞金シードを獲得する一方、1989 年永久シード権獲得、1990 年日本ユネスコフェアプレー賞受 賞、1991 年 JGA 認定証(グランドマスター)獲得、1995 年ゴルファー・オブ・ザ・イヤー1995 獲得等我が国を 代表するトッププロとして常に第一線での活躍を続ける。2006 年につるやオープンで世界最年長予選通過 記録を樹立(68 歳 10 ヶ月)し、さらに 2009 年には中日クラウンズにおいて同一大会 50 年連続出場達成とい うアーノルド・パーマーのマスターズ・トーナメント連続出場及び C.エバンズの全米アマ連続出場の世界タイ 記録に並ぶ偉業を成し遂げる。 通算 63 勝(うち海外 1 勝、シニアツアー8 勝) 1 http://www.cykanholdings.co.jp/jgi/ ジャパンゴルフインベストメント 杉原輝雄プロへのインタビュー ― 杉原プロ、本日はお忙しい中、お時間をとっ ていただきありがとうございます。本日は、今回 東千葉CCのスポンサーとしてサイカングループ のジャパンゴルフインベストメント社が支援を表 明したことを受けて、サイカングループのこれま での取組みと杉原プロのご協力についてお聞きし たいと思います。 杉原:よろしくお願いします。 ― 杉原プロは、サイカングループの保有する佐 賀県の武雄嬉野CCにご縁があると聞きました。 東千葉カントリー倶楽部にて 杉原:武雄嬉野CCは、アマチュア競技も開催 される九州屈指の名コースです。私は約30年 前の武雄嬉野CCの開場当時からアドバイザー として関与し、私の次男は同ゴルフ場に勤務し ています。私は毎年同ゴルフ場でチャリティー ゴルフの企画に携わってきましたので、私にと って縁が深いゴルフ場です。 杉原:特に東コースは、クラブハウスから距離が あるので、カートを導入すれば進行が良くなり、 メンバーや来場者の方にも喜んでもらえるので はないかと思いました。また、グリーンのコンデ ィションもとてもいいですが、コース改造により さらに戦略性を高める工夫ができればと思いま す。 ― 武雄嬉野カントリーは、約2年前に経営不振 に陥り、サイカングループの支援を受けることに なりましたね。 ― 東千葉CCを支援しようとしているサイカング ループに期待したいことはどういう点ですか。 杉原:サイカングループの金正律会長は、武雄 嬉野CCが経営難に陥った時に物心両面にわた って支援して下さり、立派に再建して下さいま した。従業員の雇用も守られ、みな安心してこ れまで通り勤務できることになり大変よかった と思っています。理事会や各種分科会の皆さん もサイカングループの支援に全面的に協力して います。 杉原:やはりコースの効率性や戦略性を高め、メ ンバーや来場者の方に安心してゴルフが出来、喜 んでもらえるコース造りをすることです。また、 従業員の方に安心して働いてもらえるということ も重要だと考えます。 ― サイカングループや金会長とのこれまでの縁か ら、サイカングループが東千葉CCを支援すること になった場合には、プロからもトーナメント等の各 種企画やメンバー間の交流について、東千葉CCを さらに価値の高いゴルフ場にするためにご協力いた だけると聞きました。 ― 今回サイカングループが支援を表明している 東千葉CCは、いかがですか。 杉原:最近2日間連続で東千葉CCをラウンド しましたが、落ち着いた林間コースでコースコ ンディションも素晴らしく、大変高品質のゴル フコースだと思いました。このコースをホーム グラウンドとするメンバーの方がアマチュア競 技においても素晴らしい成績を残していると聞 いています。 杉原:長年の経験を生かして私がお手伝いできる ことがあれば、喜んで協力したいと思います。 ― 本日はお忙しい中、ありがとうございました。 ― プロの眼から見て、改善すべき点はどのよう な点があるでしょうか。 2 http://www.cykanholdings.co.jp/jgi/ ジャパンゴルフインベストメント 武雄嬉野CCについて サイカングループの保有する武雄嬉野 CC(佐賀県・18H)のコースは周囲に 茶畑が点在する丘陵地帯に展開し、フラッ トな中にも各所に「池」と「バンカー」が 配置され、これに大きな高麗ワングリーン が待ち受けており、球趣がつきません。ま た、各ホール間ともインターバルが短く、 プレー中も疲れを感じさせません。 また武雄嬉野CCの持つ自然環境で特 筆すべきは、夏は涼しく冬は風も少なく快 適なプレーができることです。 サイカングループの支援後、新型カートの導入、ティーグラウンド・フェアウェイの芝の張り替 え、道路の舗装・勾配の補修等の修繕、コース機械の新規導入、樹木の植栽等の設備投資が行なわ れ、会員の皆様にご好評をいただいております。すでに、クラブハウスの改修や新クラブハウスの 建築に着手しております。 ホールアウト後は、ハウス浴場に豊富に湧出する温泉でゆっくり汗を流してクラブハウスくつろ げます。 3 http://www.cykanholdings.co.jp/jgi/ ジャパンゴルフインベストメント セキアヒルズについて サイカングループの保有するセキアヒルズは 20 万坪の規 模を持つ総合リゾートであり、緑豊かな丘の上、南欧のリゾ ートホテルを思わせる佇まいです。 眼前に広がる緑の眺望がリゾート感覚溢れる別世界へと誘 います。遊歩道には針葉樹や広葉樹が茂り、プチ森林浴を楽 しむのにちょうど良い小径。ホテル以外にもグルメやアミュ ーズメント・ボウリング、エステ、温泉、スパ、動物園、多 目的芝生広場など家族みんなで楽しめます。 熊本県玉名郡南関町(敷地面積約 20 万坪) 民事再生手続における弊社の立場に関するご説明 約 7,700 名の会員の皆様! 弊社は民事再生手続において、スポンサーとして選定されていたジャパ ンゴルフマネジメント社(以下「JGM社」)から、 実質的な資金の拠出者として利用され、ゴール ドマンサックスの別除権(抵当権)付債権の買取りや東千葉CCへの運転資金の貸付等、総額約50 億円もの資金を拠出させられました。さらに、昨年12月19日に予定されていた退会会員の皆様へ の債権額の7%を弁済するための約10億円超の資金も準備しておりました。 しかしながら、JGM社、東千葉CCの旧オーナーないしその関係者は、次々と違法な行為を行い、 弊社の約50億円の資金拠出が完了した途端、弊社を排除する行動(違法な新株発行、法外な金銭要 求等)を行いました。弊社は、JGM社、東千葉CCの旧オーナーないしその関係者の違法行為及び 背信行為にあったため、やむを得ずJGM社に対して上記弁済資金約10億円の拠出を控えざるを得 ませんでした(円で保有しており、ウォン安が原因ではありません) 。 その結果、約 7,700 名の会員の皆さまに 、残念ながら、ご迷惑をかけたことをお詫び致します。 弊社は、東千葉CCの旧オーナーらに対して訴訟を起こしており、弊社が違法行為の被害者である こと、および、弊社の正当性につき、裁判を通して明らかにします。また、 JGM社、東千葉CCの 旧オーナーないしその関係者に対しても、民事・刑事を問わず法的手段に訴えることにより解決を図 る所存です。詳しい経緯につきましては、平成 20 年 1 月 9 日付けご説明資料や 1 月 15 日の債権者説 明会で説明させて頂いた通りです。詳細な説明をご希望の会員様は、連絡事務所(電話:03-5501-7215、 FAX:03-5501-7212 小笠原国際総合法律事務所内)にお問い合わせください。ご説明資料を再度お送 りさせて頂きますし、また、弁護士から説明させて頂くことも可能です。 なお、上記に拠出した50億円とは別に、今後の会社更生における 退会する会員の弁済金などの別 途の目的で弊社の資金証書(残高証明書:30 億円)を既に管財人の先生に提出しております。管財人 の先生の行動により、JGM社は東千葉CCから完全に排除されましたので、今後は弊社としても安 心して東千葉CCに資金提供を行うことができ、確実に資金拠出することができます。 弊社がスポンサーに就任した場合、退会される会員の皆様に対しては退会確定後1か月以内に弁済が できるような速やかな資金提供をいたします。前もって、管財人に差し入れする意向もあります。弊 社の立場について会員の皆様からご理解をいただき、弊社が東千葉CCのスポンサーに選定された場 合には、管財人のご指導に基づき、更生計画案の速やかな策定及び可決認可並に更生計画の履行に最 大限協力する所存ですので、何卒よろしくお願い申し上げます。 4 http://www.cykanholdings.co.jp/jgi/ ジャパンゴルフインベストメント
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