グローバル市場における 携帯電話端末の差別化最新動向

ROA Holdings, INC.
Report No. 04021
グローバル市場における
携帯電話端末の差別化最新動向
主要端末の付加機能及びアクセサリの分析
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グローバル市場における携帯電話端末の差別化最新動向
主要端末の付加機能及びアクセサリの分析
目 次
エグゼクティブサマリー
I グローバルトレンド : Nokiaの「Xpress-on Fun Shell」
II 端末差別化の要因としての携帯アクセサリの集中分析
2.1 携帯アクセサリ登場の背景
2.2 携帯アクセサリの種類及び特徴 2.3 世界主要端末メーカーの動向
2.3.1 ノキア
2.3.2 モトローラ
2.3.3 ソニー・エリクソン
2.3.4 シーメンス
2.4 韓国端末メーカーの動向
2.5
日本端末メーカーのUI戦略
2.5.1 三菱電機 V401D ニューインターフェースパッドと加速度センサー
2.5.2 NEC N900iニューロポインター UI
Ⅲ 結論
付録 ROA Holdingsの会社概要
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グローバル市場における携帯電話端末の差別化最新動向
主要端末の付加機能及びアクセサリの分析
表 目 次
「表1」 携帯アクセサリの分類
「表2」 ノキアの携帯アクセサリ
「表3」 ノキア3220の主な仕様
「表4」 モトローラの携帯アクセサリ
「表5」 ソニー・エリクソンの携帯アクセサリ
「表6」 シーメンスの携帯アクセサリ
「表7」 韓国端末メーカーの携帯アクセサリ
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グローバル市場における携帯電話端末の差別化最新動向
主要端末の付加機能及びアクセサリの分析
図 目 次
「図1」 ノキア3220モデル
「図2」 Xpress-on Fun Shellイメージ
「図3」 Xpress-on Fun Shellを利用したLight Messaging
「図4」 Kaleidoscope
「図5」 Medallion
「図6」 デジタルペン
「図7」 ソニー・エリクソンのGameboard EGB-10
「図8」 ソニー・エリクソンのBluetooth™ Car CAR-100
「図9」 ソニー・エリクソンのBluetooth™ Media Viewer MMV-100
「図10」 Bike-o-Meter IBS-600
「図11」 V401DのNew Interface Control パッドとイメージ
「図12」 加速度センサーイメージ
「図13」 NEC N900iニューロポインターイメージ
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グローバル市場における携帯電話端末の差別化最新動向
主要端末の付加機能及びアクセサリの分析
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エグゼクティブサマリー
レポートㆍガイドライン
最近世界主要端末メーカーは、携帯電話にアクセサリをつけるこ
とで他社との差別化を図っている。これは世界移動体通信端末市
場の競争が激しくなるにつれ、端末の機能とデザインだけで差別
化することが難しくなってきたためである。サムスン電子とモト
ローラから常にトップの座を狙われているノキアは、多様な新規
アクセサリを採用することで、競合他社と差別化を図るため注力
している。
日本主要端末メーカーはヨーロッパでの3Gサービスが本格的す
る前に、積極的な海外進出を試みている。世界の移動体通信市場
のトレンドを分析し、日本の高い技術力と携帯アクセサリをアレ
ンジする端末戦略を通じて端末ラインアップを構成することで、
高い成果を期待できるとROA Holdingsは分析する。
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Research & Consulting on Asia Convergence Market
携帯アクセサリとは、広義では「端末本体を除くすべての付加装
置」をいう。バッテリーや充電器、ハンズフリー装置なども含ま
れる。しかし、狭義では「端末として機能するために必要な装置
以外の付加装置」として定義される。この場合は、バッテリーや
充電器などは含まれないことになる。
本レポートは、ROA Holdings独自の携帯アクセサリのコンセプ
トと定義を通じて、今後の携帯端末の発展性と方向性を分析して
いる。もはや携帯端末は日常生活において必需品となっている。
携帯アクセサリは単なるアクセサリではなく、携帯端末に特化さ
れる。さらには付加サービス機能までに発展し、キャリア及び端
末メーカーの新たな収益源になろうとしている。
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グローバル市場における携帯電話端末の差別化最新動向
主要端末の付加機能及びアクセサリの分析
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エグゼクティブサマリー
2004年度第3四半期からは、日本と韓国市場で300万画素のカメ
ラ付き携帯電話やFelica(フェリカ)などのRFID技術を採用した端
末がと続々と発売されている。しかし、未だに200万画素のカメ
ラ付き携帯電話も普及していない世界市場全体を考えると、
世界
戦略において過当な画素数競争によるハイエンド端末のライン
アップ競争が、消費者の利益に繋がるかは不明である。携帯ア
クセサリに関連するニッチマーケットや顧客ロイヤルティの確
保をためのUI(ユーザーインターフェイス)の開発を通じて、この
ような端末が消費者にどのようなメリットを与えるのかを明確
にすべきである。それに伴う付加サービスを開発することで、
今
後の端末戦略の大きな柱になると期待される。
本レポートでは、上記のような側面から携帯アクセサリのコン
セプトを定義し、世界及び韓国主要端末メーカー間の携帯アク
セサリの相違点(コンセプト、製品、機能)を比較すること
で、今後モ携帯アクセサリが端末の差別化に要因として機能す
るかを分析する。また、グローバル市場では後発メーカーであ
る日本端末メーカーが伝統的な端末戦略に加え、携帯アクセサ
リによる差別化戦略の意義を分析した。
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