ソードアート・オンライン ~リスタートワールド~ ID:82824

ソードアート・オンラ
イン ∼リスタート
ワールド∼
アームズ
︻注意事項︼
このPDFファイルは﹁ハーメルン﹂で掲載中の作品を自動的にPDF化したもので
す。
小説の作者、
﹁ハーメルン﹂の運営者に無断でPDFファイル及び作品を引用の範囲を
超える形で転載・改変・再配布・販売することを禁じます。
︻あらすじ︼
プレイヤー数千人が死ぬこととなってしまったSAO事件が終わってから三年後・・・
生き残ったプレイヤーは元の生活に戻ったり、特別な学校に通っていた。
そんな中、アミュスフィアⅡの後継機たるアミュスフィアⅢが発売され、それに合わ
せて、仮想世界を生きるゲーム・・・
﹃クリエイティブファンタジア﹄
が発売される。
サービス開始時刻が、徐々に近づいてくる。
それをパソコンの画面越しに確認している一人の男、
名前は﹃阿岐野 新谷﹄︵アギノ シンヤ︶
ゲーム好きな男が降り立った仮想世界は、地獄の一言だった。
そんな世界で、再び何でも屋の看板片手に生き抜く。
そんな、物語。
そして、彼の地にて
︻黒の剣士︼と︻何でも屋︼は出逢う。
※SAO事件終わった後の出来事はほとんどあった事になっていますが、アリシゼー
ション篇の物語等は無かった事になっています。
※一部キャラクターが生きてたり死んでたりします。
※一部キャラクターに変な呼び名がついてるかもしれません。
※キャラクター案、武器、防具の名前、ステータスなど募集してます。
目 次 第一話 再臨、デスゲーム │││
1
弟が部屋に来てダイブをしようと、隣のベッドで準備を始める
フィアとスマホを繋ぎ、アミュスフィアを装着する
正式サービス開始の知らせがスマホとパソコンに届く、が、それを無視してアミュス
14:00
それと同時に、スマホとアミュスフィアを繋ぐ為のコードを用意する
残り少しの時間でスマホゲーム・・・﹃コード・レジスタ﹄をやっておく
あと十分・・・
13:50
しずつ消していく
食事を済ませた後にトイレに行き、ダイブ中にログアウトしなきゃいけない要因を少
13:45
そして、軽めの食事と水分をとる
自分の部屋で、最新型﹃アミュスフィアⅢ﹄にソフトを入れる
13:25 ∼自宅∼
第一話 再臨、デスゲーム
第一話 再臨、デスゲーム
1
俺は弟に、
﹁先にやってるぞ﹂と、一言言って、ログインワード、
﹃リンクスタート﹄と
呟く
そして、新たな仮想世界へと旅立つ・・・
︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳
ログインした自分の視界には、幾何学的な円形の模様の何かが部屋の様になってて、
その中心に居る様な景色が映った。
・・・突然ピロピロリン♪と言う音が鳴る。
アームズ﹁うん、こんな感じであと眼の色が・・・青緑かな。﹂
ラクターを作っていく。
身長は平均男性ぐらい、体型は痩せぎみで銀髪、まるでエルフの様な耳を持ったキャ
アームズ﹁んー・・・﹂
再び、ピロピロリン♪と言う音がなり、今度は容姿の決定をする。
﹁A・・・伸ばし棒・・・mu・・・zu・・・、よし、これでアームズっと。﹂
を打ち込んでいく。
手慣れた動きで、現実の自分そっくりに作られたアバターを操り、ゲームで使う名前
名前は・・・﹂
﹁プロフィール設定か・・・
2
第一話 再臨、デスゲーム
3
こんな感じかな、と言いながらアバターを完成させて、初期ステータス、服装等を決
めていく。
︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳
アームズ﹁よし、出来た。﹂
そう喋る自分の目の前には、もう一人の自分、ゲーム内でのアバターが居る。
アームズ﹁さて・・・ゲームスタート。﹂
その言葉の後、アバターが消滅し、空間が崩壊する。
そして、何もなくなった空間に大きく文字が現れ、ゲームが始まる。
﹃welcome to creative fantasia﹄
クリエイティブファンタジア・・・
それが、このゲームの名前だった。
︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳
アームズ﹁っとと・・・﹂
﹂
ゲーム開始と同時に光に包まれ、次に視界に映ったのは、古い遺跡の様な場所。
そして﹃チュートリアル﹄の文字。
アームズ﹁矢印の書いてある看板・・・この通りに進めってことかな
取り敢えず、目の前にあった矢印の通りに遺跡を進んでいく。
?
4
アームズ﹁ん、少し大きめの部屋と・・・看板
﹂
﹂を使う。
以前やったことがある別ゲーと同じ操作なのを察して、それならチュートリアルもや
操作方法か。﹂
了ね・・・これ最初に説明するってどういうこと・・・あー・・・これ、ALOと同じ
アームズ﹁ふーん・・・それで、アイテムの所にある道具を使うとチュートリアル終
項目は、ステータス、アイテム、装備、設定等色々ある。
ぶつぶつ呟きながら、説明通りに指を動かすとSEと共にウィンドウが表示される。
るように移動させる・・・と・・・﹂
アームズ﹁えーっと・・・右手の人差し指と中指を合わせて、上から下にスライドす
目の前には看板があり、ウィンドウの開き方の説明等が書いてある。
?
って・・・名前考えろよ・・・まあ、良いや、使用・・・っと。﹂
らなくて良いかなと思い、すぐにアイテム﹁
アームズ﹁
???
良い感じ・・・そう思った理由は、ちゃんとテレポートが出来た事や、テレポートし
だな。﹂
アームズ﹁おー・・・良い感じだな、面白そうなゲームだと思って、買っといて正解
自分の周囲が青く発光し、テレポートが終わった後、目の前は草原へと変わっていた。
使用ボタンを押した途端、テレポートが始まる。
???
第一話 再臨、デスゲーム
5
た先が土の中だったりしなかったからである。
過去にその様な事が起きて、外部からアミュスフィアを外してもらうまで何も出来な
いなんて事を経験しているせいで、当たり前の事が何故か感動的だった。
そう思っていると、ピコン♪と言う、メールが届いた音がした。
﹂
確認すると、
﹁チュートリアル内で獲得し損ねたアイテムの配布﹂と言う題名で、初期
選択した武器と幾つかのアイテムが届いた。
アームズ﹁お、武器と防具だ、装備しとかないとって・・・なんだこれ
その視線の先には、もう一件のメール。
題名は﹁接続ボーナス﹂なんかやったっけ・・・と呟きながら開くとそこには・・・
?
﹂
確かに接続したけど、何か貰えるっけ・・・と思
アームズ﹁コード・レジスタ・・・接続ボーナス・・・主人公にそっくりなナビゲー
こんなのあったっけ・・・
ター配布・・・
あれ
?
?
の小さな妖精が現れる。
PON☆と言う音と共に、目の前にコード・レジスタで使っていた主人公と同じ格好
すると・・・
そして、そのままアイテム欄から﹁ナビゲーター﹃アームズ﹄﹂を使用する。
いながら、アイテム受け取りのボタンを押す。
?
6
・・・完璧に、今の自分と同じ姿の。
貴方がマスターですか
アームズ﹁・・・﹂
ミニアームズ﹁
﹂
?
のアームズです。﹂
アームズ﹁あー・・・まず、良いか
ミニアームズ﹁はい。﹂
ミニアームズ﹁・・・﹂
アームズ﹁・・・﹂
ミニアームズ﹁・・・もしかしてマスター、同じ名前ですか
﹂
アームズ﹁良かった・・・同じ名前のままだと辛かった・・・﹂
ミニアームズ﹁別にかまわないですけど・・・﹂
?
?
アームズ﹁お前の名前を変えることは可能
﹂
アームズ。﹂
ミニアームズ﹁やはりそうでしたか、初めましてマスター、ナビゲーションピクシー
アームズ﹁あー、うん、多分俺がマスターだ。﹂
そう思いながら、会話を始める。
アームズ︵やっちまった・・・︶
喋りかけてくるミニアームズを見ながら、心の底から思った。
?
?
二人の間に沈黙が流れる。
アームズ﹁・・・よし、名前考えるか。﹂
ミニアームズ﹁・・・そうですね。﹂
武器や防具を装備しながら、視界に映る町へ歩みを進めて、取り敢えずちっこい方の
アームズの為に名前を考えてやることにしたアームズだった・・・
アームズは唸りながら、今後どうするかの予定をたてていく。
アームズ﹁んー・・・どうしたもんか・・・﹂
易い程、道は広かった。
町中はプレイヤーと思わしき人物が何人も居たが、まだまだ増えると予想するのは容
二人は町に着くまで、ずーっと話し合いを続け、とうとう決まることは無かった。
ミニアームズ﹁いや、レイも良いと僕は思います。﹂
アームズ﹁やっぱり、シュウかグレイズあたりだと俺は思う。﹂
と喋っていた。
町へは、そう遠くはなかったのですぐにつき、道中モンスターに会うこともなく、ずっ
︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳
たらしい。︶
︵後から聞くと、運営側が名前変更可能にした理由が、この様な事態を想定しての事だっ
第一話 再臨、デスゲーム
7
8
ミニアームズ﹁初期金額だと、大して何も買えないですし、狩りに出るのが一番かと。﹂
その言葉にアームズは、そうだよなぁ・・・と言いながら、視線を下に落とす。
アームズ﹁・・・考えててもあれだし、行くか。﹂
どうせ思いつかない・・・そう思って、名前を考えるのをやめて、モンスターを倒す
ことにした。
︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳
やってきたのは町の外、多くもないザコモンスターがそこらを徘徊しているだけの平
原。
アームズ﹁ここなら、死ぬこともないだろ。﹂
アームズは初期選択した片手剣を鞘から抜く。
その時、右手に剣の重みがしっかりと伝わり、その感覚をアームズは噛み締めていた。
アームズ﹁ああ・・・ずっしりくるこの感じ・・・良いな、やっぱり。﹂
ミニアームズ﹁そんな事言ってないで、さっさと敵を倒しましょうよ・・・﹂
ミニアームズはアームズの胸ポケットから頭を出し、ぶつくさ言っている。
アームズはそれに、分かったよ・・・と言ってから、モンスターへ走って近づく。
最初のターゲットになった、イノシシみたいなモンスターは、走ってくるアームズに
反応し、ゆっくりと振り返る。
第一話 再臨、デスゲーム
9
アームズ﹁遅い
﹂
﹂
!
の後ろから攻撃を加える。
イノシシは攻撃を受け、一際大きな声をあげて怒りを露にする。
?
﹂
?
キュィィィンンン⋮と、音がなりながら、剣が光を放つ。
指示通り、腕に力を込める、すると・・・
アームズ﹁オーケー・・・﹂
までの待機時間って感じです。﹂
ミニアームズ﹁ちょっと溜める感じで待ってください。なんと言うか・・・技を出す
アームズ﹁んで、次は
アームズはその通りにする。
す、剣を両手で持って肩に担いでください。﹂
ミニアームズ﹁チュートリアルちゃんと受けましょうよ・・・ソードスキルが使えま
アームズ﹁ふふん・・・これなら余裕だな。ところで・・・なんか技とか無いのか
﹂
他のVRMMOで鍛えた動きで、イノシシの突進を避け、そして、そのままイノシシ
アームズ﹁いよっ・・・と
その一撃にイノシシは怯むが、すぐにアームズの方を向いて突進してくる。
アームズは振り返るイノシシに剣で一撃を当てる。
!
10
ミニアームズ﹁あとはシステムが勝手に動かしてくれますから、何もしなくて良いで
す。﹂
その言葉の直後・・・突然、体が動き始める。
イノシシとの距離を一回のステップで一気に詰め、右肩に担いだ剣をイノシシに思
いっきり叩きつける様に、全力で振る。
そして・・・イノシシのHPバーが一気に減少し、ゼロになった。
イノシシはその場に倒れ、ガラスが割れる様な音とエフェクトを撒き散らし、消えた。
アームズ﹁ふぅ・・・やったぜ。﹂
その言葉と共に、目の前にウィンドウが現れる、そこには、獲得経験値と、ゲーム内
通貨の獲得量が表示されていた。
ミニアームズ﹁初めてにしては大分良かったと思います、この勢いで狩り続けましょ
う。﹂
アームズ﹁ああ、そうだな。﹂
アームズは、そう一言言って、新たな獲物を探し始めた。
︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳
∼二時間後∼
ーーーー・・・辛い
アームズ︵俺は思うんだ・・・これは辛すぎるだろって・・・いきなりトレインして
たイノシシ擦り付けられ、四体に囲まれた時はヤバかった・・・︶
そのアームズのHPはレッドゾーンに突入しており、二回も攻撃を食らえば、間違い
なく削りきられてしまうほどのHPしか残されていなかった。
一応、ポーションはあったが、勿体ないと思ってしまい、結局使ってない。
まあ、町に戻れば全快出来るし、それで良いか
と、言うことで回復はしていなかったのだ。
アームズ︵そろそろ時間だな・・・︶
16:30・・・もう、かなりの時間プレイしている、そのうえ・・・
アームズは時間をちらりと確認する。
アームズ﹁それにしても・・・﹂
言うことになった。
結局、名前の方はグレイズで落ち着き、一応、もっと良い名前があればそれにする、と
。﹂
ミニアームズ﹁・・・名前はもうグレイズで良いですね
!
﹂
アームズはログアウトするために、町の宿まで向かう。
グレイズ﹁今日はこれからどうするんです
?
第一話 再臨、デスゲーム
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アームズ﹁一回ログアウトして飯を食べてくる。﹂
嘘だけどな・・・
グレイズ﹁そうですか・・・では、私は待ってますね、マスター。﹂
アームズ﹁ああ・・・んじゃあ、宿でログアウトするか・・・﹂
﹂
数分間歩いていると町へと到着、町の入り口近くの宿に入ってログアウトしようとし
たそのとき・・・
突如、光に包まれる。
アームズ﹁なっ・・・
訳もわからず、周りをキョロキョロしていたら、突然誰かが声をあげた。
者は居ない様だった。
プレイヤー達は、なんだなんだとざわついていて、何が起きているのか分かっている
周りには多くのプレイヤーがおり、広場一面を埋め尽くしていた。
光が消えると、そこは見知らぬ広場だった。
︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳
そして・・・
見えた。
周りが見えなくなる一瞬前には、自分以外のプレイヤーも同じ光に包まれているのが
!
﹁お、おい
空に何か・・・
﹂
!
アームズ﹁あれは・・・なんだよ
で何かが反応する。
﹂
思わず口から零れてしまう、状況が理解出来ないと言う気持ちが。そして、頭の奥底
!
と言う程、黒く染まっていた。
しかし、ちらりと見える顔の部分は、本来顔がある位置には何も無いのではないのか
アバターは赤いローブを纏い、その顔はフードで隠れている。
中に巨大なアバターが出現した。
あまりにも異常な光景を目にしていた為、誰もが黙り、空を見ていた、すると突然、空
ただそれだけがあった。
ひたすら赤い空と、テレビの画面に映っている様なエラーと言う文字。
[エラー][error][ERROR]
その声を聞いた全員が上を見上げる、そこにあったものは・・・
!
﹃んじゃあ・・・まず、リアルの性別とアバターの性別が違う奴等のアバターを弄くるか﹄
謎の赤ローブはその様な事を言いながら、恐ろしい事を言い始めた。
ございます。なんて、どうでも良いことはほっとこうか・・・﹄
﹃初めまして皆様・・・、クリエイティブファンタジアをプレイしていただきありがとう
第一話 再臨、デスゲーム
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それに・・・
その言葉の直後・・・一部プレイヤーが青く光り、少女が小太りのオッサンになった
りした。
それを見た周りのプレイヤーは悲鳴をあげ、パニックに陥る。
アームズ﹁・・・まさか、ゲームマスターに近い権限を持った誰か・・・
今の・・・﹂
葉が発せられる。
頭の奥底にある記憶が徐々に浮かび上がってくる。しかし、赤ローブは立て続けに言
?
そして、その時気付く者が数十人だけ居た・・・
あまりにも突然な死刑宣告に、誰も反応出来なかった。
全員の目が見開かれ、口が閉じなかった
・・・その瞬間、空気が凍った
いました。﹄
スフィアがあなた方の脳を焼いて、あなた方の人生を終わらせてしまう様になってしま
﹃一切のログアウトを禁止され、この世界で死ぬような事があれば、現実世界で、アミュ
ん・・・それは・・・﹄
﹃これでよし・・・さて、プレイヤーの皆さんには悲しいお知らせをしなければなりませ
14
﹃そう、これは繰り返し。あの時の再現・・・﹄
﹄
気づいた者達が、一瞬だけ震える。
ソードアート・オンライン
﹃改めて・・・ようこそ皆様
本当の正体は、多くのプレイヤーが死んだ、SAO事件の舞台・・・
台でもなんでもない・・・
その言葉を聞き、多くの人間が気付く。再現⋮繰り返し⋮ここは、新しいゲームの舞
∼リスタートワールド∼の世界へ
!
﹃浮遊城 アインクラッド﹄であると
﹂
!!!!
沈黙がその場を支配する。しかし・・・
出せよ
!
今すぐここから出せぇ ﹂
﹁あ、アミュスフィアにはリミッターが
誰のものとも分からぬ声が発せられる瞬間・・・
﹁イヤアアアァァァ
﹁お、おい
!
第一話 再臨、デスゲーム
15
!
﹂
こ、殺してやる
﹂
﹁イヤァァ
出して
出してよぉ
﹂
﹁嘘
﹂
!
!
!
!
!
﹂﹁テ、テメエなんか・・・テメエなんか怖かねぇ
!
付いてるんだから、殺せるわけなんてねぇ
つきやがって
﹁ヤローブッコロシテヤラァ
!
﹄
?
﹄
!
れになっていた。
﹂
!
テメエは
アームズ﹁・・・くそ・・・くっそ
何が・・・何がしたいんだよ
!
そして、その言葉を聞いた次の瞬間。目の前にあった筈の異常な光景は、ただの夕暮
あって、遊びではない・・・さあ、百階まで来な、プレイヤー諸君。﹄
﹃さて・・・やることはやったからさっさと退場させてもらうぜ。・・・これはゲームで
その言葉を聞き、再びプレイヤー達は混乱に陥る。
ヴギアを着けてるも同然なんだよ
﹃リミッターなんて解除しちまえば、ただの飾りなんだよ・・・つまり、今のお前らはナー
その言葉を聞いた瞬間、心臓が一瞬止まる錯覚に陥った。
以上の出力が出せなくて殺せない・・・なんて、言うと思ったか
﹃因みに・・・殺害方法はナーヴギアと同じ方法ですが、リミッターを解除しないと一定
アミュスフィアのリミッターの話、それがなんだか頭の片隅で引っ掛かる。
恐怖と言う重圧によっておかしくなった人々が叫んでいる。そして、その中にあった
!
16
!
第一話 再臨、デスゲーム
17
そんな言葉が頭の中を駆け巡る。そして、最悪の予想も。
アームズ﹁プレイヤー数はあの時の三倍・・・生き残る人数が前の事件の時の二倍だ
として計算してもかなりやばい・・・﹂
以前、SAO事件の際に、プレイヤー一万人を病院へ入院をさせていたと言うが、今
回はその三倍の人数が病院送りになる・・・
それだけで予想は出来た。そう・・・あぶれる可能性を。
それだけじゃない、病院の規模にもよるが、そう長くは薬がもたない。
そんな事が頭をよぎり、いつの間にか走り出していた。
∼百階まで来な、プレイヤー諸君∼
﹂
アームズ﹁ああ・・・百階まで行けば、テメエを一発ぐらい殴らせてくれるよなぁ・・・
逃げんじゃねえぞクソ野郎
そう、ここに誓う
絶対に・・・引きずり出してやる
一発、奴の顔を殴るまでは、死ねねえ
死ぬ可能性より、怒りをぶつけられる可能性を取った。
ただ、恐怖を上回る怒りに体を任せて、町を出る。そして、ただ走る、道を走る。
!