2015 年 4 月 23 日 いざな 医療機関向け DVD 教材「医療メディエーションへの 誘 い」の販売開始 改正医療法施行後の遺族とのコミュニケーション教育にも活用可能 損保ジャパン日本興亜リスクマネジメント株式会社(本社:東京都新宿区、以下「損保ジャパン 日本興亜リスク」、代表取締役社長:角 秀洋)は、医療機関向けに、一般社団法人日本医療 メディエーター協会(*1)(以下「日本医療メディエーター協会」)との共同製作による DVD 教材 いざな 「医療メディエーション ( *2) への 誘 い――コンフリクト ( *3)・マネジメントへのナラティヴ アプローチ ( *4)」(以下「本 DVD 教材」)の販売を 5 月 1 日から開始します。 *1 2007 年 3 月設立。対話が医療を拓くという理念のもと、院内医療メディエーターの育成と普及を進めている。 *2 医療者と患者がお互いに向き合う場を設定し、医療機関に所属する職員が第三者の立場となり、対立している医療者と 患者との間で対話の橋渡しをする役割を担う「医療メディエーター」が、双方の対話を促し医療者と患者の認知や理解のずれを 知り、お互いの関係を再構築する仕組み *3 意見や利害の衝突、葛藤、対立 *4 対話を通して問題解決や対立関係の解消への新しい物語を生み出すこと 1. 背景 2014 年 6 月 18 日に成立した改正医療法により盛り込まれ、2015 年 10 月 1 日から施行される 医療事故調査制度では、医療事故が発生した場合、まず遺族に説明することになっており、今まで 以上に医療機関側は遺族へ正しい情報を伝えることが重要になります。医療メディエーションは、 医療機関側、患者側と紛争関係になる前の日頃からのコミュニケーションの質の向上、医療事故 が発生した際の情報開示に有効な仕組みと言われています。海外ではアメリカ、イギリス、 フランス、中国、台湾などで医療メディエーションが導入されています。アメリカでは、医療 訴訟を大幅に減少させる手段として、一部の医療機関で導入され、医療訴訟および経費の大幅な 削減を実現しています。日本では、日本医療メディエーター協会が、2005 年から医療機関の スタッフを対象にした「院内医療メディエーター養成教育」を開始し、認定者の総数は 2014 年 12 月 30 日時点で約 3,400 名(*5) に達しています。 損保ジャパン日本興亜リスクでは、日本における医療メディエーターの浸透、医療メディ エーションへの理解を深めることを目的とし、日本医療メディエーター協会と共同で本 DVD 教材を開発し販売することとしました。 *5 一般社団法人日本医療メディエーター協会 医療メディエーター情報 http://jahm.org/index.html(アクセス日:2015 年 3 月 18 日) 2. 本 DVD 教材の概要 本教材には、3 つの事例について、それぞれの解説つきで 175 分の映像を収録しています。 (1)収録内容 ・はじめに ・皮膚科の事例(ニキビ治療で皮膚がむけた例) ①対応が悪い例 ②メディエーターを交えての対応 ③主治医によるセルフメディエーション ・駐車場・外来受付の事例 ・気管支鏡の取り違え例 1 ・まとめ (2)指導解説 医療メディエーションの第一人者である、日本医療メディエーター協会の和田仁孝氏 (早稲田大学大学院法務研究科教授)と中西淑美氏(山形大学医学部総合医学教育センター 准教授)が担当しています。 (3)費用 定価 9,000 円(税抜) (4)利用方法 以下のような研修等でご利用いただけます。 ・医療事故調査制度を踏まえた、遺族への正しい情報開示を行うための研修 ・日常診療における患者への対話力を向上させるための研修 ・看護やケア等で直接患者と関わる方の信頼と安心の関係を構築するための研修 ・医療機関内で発生する苦情や事故の初期対応を行うための研修 ・患者サポート体制充実加算(*6) のための医療対話推進者を育成するための研修 ・医療メディエーターへの理解と対応力の向上を目的とするための研修 *6 医療従事者と患者との対話を促進するため、患者又はその家族等に対する支援体制を評価したものであり、当該保険医療 機関に入院している患者について、入院期間中1回に限り、入院初日に算定する。 3. 販売目標 初年度 2,000 部、1,800 万円の売り上げを目指します。 4. 今後の展開 損保ジャパン日本興亜リスクは、本 DVD 教材の販売を通じて、医療メディエーションの正しい 理解と教育の促進に貢献してまいります。 損保ジャパン日本興亜リスクマネジメントについて 損保ジャパン日本興亜リスクマネジメント株式会社は、損保ジャパン日本興亜グループのリスクコンサルティン グ会社です。全社的リスクマネジメント(ERM)、事業継続(BCM・BCP)、火災・爆発事故、自然災害、CSR・ 環境、セキュリティ、製造物責任(PL)、労働災害、医療・介護安全および自動車事故防止などに関するコンサ ルティング・サービスを提供しています。詳しくは、損保ジャパン日本興亜リスクマネジメントのウェブサイト (http://www.sjnk-rm.co.jp/)をご覧ください。 サービス内容に関するお問い合わせ先 損保ジャパン日本興亜リスクマネジメント株式会社 医療リスクマネジメント事業部[担当:能村、橋本] 〒160-0023 東京都新宿区西新宿 1-24-1 エステック情報ビル TEL:03-3349-3501(直通) 報道機関の方からのお問い合わせ先 損保ジャパン日本興亜リスクマネジメント株式会社 営業推進部[担当:渡辺] 〒160-0023 東京都新宿区西新宿 1-24-1 エステック情報ビル TEL:03-3349-5468(直通) 以上 2
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