弟 4 号 2012 発行;アブ・アリ プロジェクト 代表;アリヤ・ラッタナーウィチャイクン 皆様へこんにちは、また、アブ-アリ通信を送ります。いつも遅れてすみません。 5 月の報告をします。 今、こちらは雨季に入ってます。山の人たちは農作業が忙しくなってきて、植物 を植える時期です。 5 月になるとタイ全国は、学校が新学期になりました。 アブ-アリの方も、主に夢の家には新学期のことで忙しかったです。今年はスタッフも 代わり、慣れていないので、スムーズに行きませんでした。 今年、夢の家に新しい学生を入れたのは、山のほうが 3 人と、下の寮のほうが 1 人入り ました。良の子供たちは 5 月 13 日にそれぞれの実家から寮に戻ってきました。 前から寮にいる子供たちは、仲良しの子供たちと久しぶりに喋ったり、遊んだりしまし た。しかし、ノッパドン君だけははお父さんが寮まで送ってくれてたとき、すごく泣き ました。新しい寮生は、お父さんと別れるとき、すごく泣きました。 新入寮生を紹介します。 チンタナー(中 1)さんの村はホイ・キレック(寮から 20 キロほど離れ ている)という名前で、森の中にあり、小学校しかありません。お父さ んが居ない家庭で、入寮してきました。ニコニコと明るい子で、まじめ に勉強する子です。 パッパダー(中 1)さんもチンタナーさんと同じ村の出身で、お父さんと お母さんが離別して、お姉さんが身体障害で不自由です。 この子も明るい子で、勉強が好きなようです。 ミッサニー(小 4)さんの村はチャオム村(寮から 100 キロくらい離れて る)で、電気もない、水の便も悪い、学校もない村で、お父さんとお母 さんが離別して、彼女自身も学校を転々としてきました。明るい娘さん です。 ワッサナー(中 1)さんはサンコン村(メーサイのほうにあります)出 身。この村はいろいろな所からアカ族が集まるスラムみたいな集落で、 大変な問題を抱えている村です。自分たちの田畑を持っておらず、貧し い村です。母親が病気で、夢の家では母親の元から遠すぎるので、市内 の寮に入ることになりました。 さて、今、今回入寮の希望を果たして叶えてあげられなかった 2 人の姉妹のことが心残 りです。 お姉さんが小 3、妹は 1 年生で、二人同時の入寮を希望していまし た。 この二人の姉妹は、ID カードもない。学校に入るのも大変な状態。 親も村から出れないので、学校に送りに行くこともできない。でも 勉強がすきなのです。父親が二人の娘を夜の仕事に連れ出して、花 売りをさせています。将来が不安です。 今回、アブ-アリの予算的な問題で、入寮という形で助けてあげられることはできなか ったのですが、応援は(小額の援助金という形で)していきたいと思っています。来年 は何とか入寮させてあげたいと思っています。 最後に新しいスタッフを紹介します。 名前はキティポン・チュポさん(26 才)アカ族。独身男性。高等専門学 校(5 年制)を卒業。NGO 活動に興味があり、伝統技術の伝承にも興味 があり、将来アカ族の伝統を継承していきたいと思っている。 寮内でも、豚や鶏を世話したり、菜園の世話も積極的です。子供たちと の仲もよく、人気者で、面倒をよく見てくれます。 その他 20 日ホイナムグン村の婦人グルプとアカ族の刺繍に ついて会議を しました。 25 日には、お客様をお迎えしました。加古川ソロプチミストの皆さんと JALET。チェン ライ・ロータリーの人々が夢の家にいらっしゃいました。 その日はテレビやアンプなどを買っていただきました。それに、日本のカレーを作って 子供たちに食べさせてくれました。子供たちは大喜びで、みんな美味しいと言ってまし た。子供たちは皆様に歌や踊りなどを披露しました。 加古川ソロプチミスト の皆さん 今年夢の家の子供達
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