海外留学を希望する方へ 日本人学生のための海外留学の手引き 梨花女子大学(韓国) 香港理工大学(中国) オックスフォード大学 オーリエルカレッジ(英国) 蘇州大学(中国) 西安工程大学(中国) 南京大学(中国) 奈良女子大学国際交流センター・国際課 2014 年 5 月作成 ■この冊子に関するお問合せ■ 奈良女子大学 国際課留学生係 電話:0742-20-3240 E-mail:[email protected] 1.留学の種類 ·························· P1 2.留学情報収集について ··········· P2 3.語学能力について ················· P4 4.留学費用について ················· P5 5.奨学金について ···················· P5 6.危機管理・保険について········· P7 7.留学に関する相談について······ P8 大学間学生交流協定大学一覧········· 別紙1 レスター大学(英国) 東海大学(台湾) 1.留学の種類 (1)[交換留学制度] 交換(派遣)留学制度とは、本学と学生交流協定を結んでいる海外の大学*へ、奈良女子 大学に在籍している学生が在籍したまま留学する制度です。制度の主な内容は下記の通り です。 (* 協定締結大学については、別紙1を参照) 留学先の大学へ検定料、入学料、授業料を納める必要はないが、本学には授業料を支 払う 留学期間は、1年以内の1学期、または複数学期 留学期間は本学における在学期間として認められる 留学先での履修単位は本学で認定されれば本学の単位として互換することができる 航空運賃、生活費、保険料などは自己負担 募集人数は、各協定校につき原則 1 名もしくは 2 名以内で、派遣される学生は学内選考 (書類選考および面接)で選ばれます。 応募時期は例年前年度の7月頃からです。 応募資格、必要書類については国際課もし くは国際交流センターまでお尋ねください。 (2)[大学主催の短期研修] 国際交流センターが窓口となり、毎年、夏季・春季の長期休暇中に、4 週間程度の海外で の語学研修プログラムを実施しています。 1)南京大学中国語短期研修 研修期間:8 月中旬~9 月中旬の 4 週間程度 留学先:南京大学 海外教育学院(中国) 募集人数:10 名程度 参加要件:大学で少なくとも一年の中国語学習を修了した学生、もしくは同等の中国 語学習歴をもつ学生。 募集時期:4 月に説明会を実施、募集は 4 月~5 月に行ないます。 単位取得:可。 「キャリア科目」として開講(卒業要件外) 2)ニュージーランドリンカーン大学短期英語研修 研修期間:2 月下旬~3 月下旬の 4 週間程度 留学先:リンカーン大学 English Language Centre(ニュージーランド) 募集人数:25 名程度 1 参加要件:TOEIC(IP 可)530 点以上 募集時期:5~6 月に説明会を実施、募集は 7 月に行ないます。 単位取得:可。 「キャリア科目」として開講(卒業要件外)。 (3)[一般留学] 一般留学とは、上記の留学制度を利用せず、留学先の選択や、手続きはすべて個人で行 います。これらの情報収集や手続きについては、在日の各国留学情報提供機関などでも指 導してもらえますが、確実な情報を得るためには留学を希望する大学へ直接問い合わせる ことをお勧めします。 2.留学情報収集について 国際交流センターでも留学情報を提供していますが、各自で留学先(国の事情や大学、 渡航手続等)について事前に調べておくことにより、留学準備がスムーズに行えます。以 下に主な国の留学情報提供機関を掲載しておきますので参考にしてください。 ◇留学全般に関する情報 独立行政法人日本学生支援機構(JASSO) 留学生事業部留学情報課 〒135-8630 東京都江東区青海 2-2-1 電話:03-5520-6111 E-mail:[email protected] ホームページ: 【海外留学情報ページ】 http://www2.jasso.go.jp/study_a/oversea_info.html ◇アメリカ合衆国 日米教育委員会 〒100-0014 東京都千代田区永田町 2-14-2 山王グランドビル 207 号 電話:03-3580-3231 ホームページ:http://www.fulbright.jp/ ◇英国 ブリティッシュ・カウンシル 〒162-0825 東京都新宿区神楽坂 1-2 電話:03-3235-8031 FAX:03-3235-8040 ホームページ:http://www.britishcouncil.jp/ 2 ◇フランス フランス政府留学局(CampusFrance)日本支局-東京メインオフィス 〒106-8514 東京都港区南麻布 4-11-44 在日フランス大使館内 電話:03-5798-6266 E-mail:[email protected] ホームページ:http://www.japon.campusfrance.org/ ◇ドイツ 1) ドイツ学術交流会 東京事務所 〒107-0052 東京都港区赤坂 7-5-56 ドイツ文化会館内 電話:03-3582-5962 ホームページ:http://tokyo.daad.de/wp/category/ja_news/ 2) ゲーテ・インスティトゥート東京 〒107-0052 東京都港区赤坂 7-5-56 ドイツ文化会館内 電話:03-3584-3201 ホームページ:http://www.goethe.de/ins/jp/tok/jaindex.htm 3) ゲーテ・インスティトゥート大阪(大阪ドイツ文化センター) 〒531-6035 大阪市北区大淀中 1-1-88-3502 梅田スカイビル・タワーイースト 35F 電話:06-6440-5900 ホームページ:http://www.goethe.de/ins/jp/osa/jaindex.htm ◇イタリア 1) イタリア文化会館 〒102-0074 東京都千代田区九段南 2-1-30 電話:03-3264-6011 ホームページ:http://www.iictokyo.esteri.it/IIC_Tokyo 2) 公益財団法人日本イタリア会館(京都本校) 〒606-8302 京都市左京区吉田牛の宮町 4 電話:075-761-4356 E-mail:centro@]italiakaikan.jp ホームページ: http://italiakaikan.jp/ ◇オーストラリア オーストラリア大使館 〒108-8361 東京都港区三田 2-1-14 ホームページ: 【オーストラリア政府公式留学情報ウェブサイト】 http://www.studyinaustralia.gov.au/japan ◇中国 中華人民共和国駐日本国大使館 〒106-0046 東京都港区元麻布 3-4-33 電話:03-3403-3388 オペレーター:内線 8100 ホームページ:http://www.china-embassy.or.jp/jpn/ 3 3.語学能力について 海外の大学へ留学するには、留学先大学の授業を理解するためや、また生活の上でも困 らないように、その国の言語力を身につけておく必要があります。 英語圏の大学へ留学する場合、通常 TOEFL (Test of English as a Foreign Language)も しくは IELTS(International English Language Testing System)のスコアの提出が求めら れ、留学先大学が求める基準をクリアしていなければなりません。交換留学へ応募する際 にも、出願書類を国際課留学生係へ提出する際に TOEFL もしくは IELTS のスコアを提出 する必要があります。 なお、2014 年 5 月現在、イギリスのビザ申請のための TOEFL の使用が英国政府の見直 しを受けているため、ご注意ください。 また英語以外の言語能力についても、下記に挙げる各言語能力試験があります。留学先 の大学や留学目的等により試験名及び入学に必要なレベルが異なりますので、留学を希望 する大学のホームページで確認してください。 言 語 英語 試 験 名 a) TOEFL 目安のレベル iBT 80 韓国語 関 http://www.ets.org/toefl/ 6.5 日本英語検定協会 http://www.eiken.or.jp/ielts/index. html (International English Language Testing System) 中国語 連 機 Educational Testing Service(ETS) (Test of English as a Foreign Language) b) IELTS 関 HSK 5 級(学部) HSK 日本実施委員会 (漢語水平考試) 6 級(大学院) http://www.hskj.jp/index.html 韓国語能力試験 5 級程度 (財)韓国教育財団 http://www.kref.or.jp/ フランス語 a) フランス語能力 認定試験 Niveau 4 b) DELF・DALF DELF B2 日仏文化協会 http://www.ccfj.com/talk/tef/index. html アンスティチュ・フランセ関西 http://www.institutfrancais.jp/ kansai/ (フランス国民教育 省・フランス語資格 試験) 4 ドイツ語 イタリア語 ゲーテ・インスティ テュート・ドイツ語 検定試験 Goethe-Zertifikat B1 イタリア語検定 中級(B2)以上 旧 ZD(ドイツ語基 礎統一試験) 大阪ドイツ文化センター http://www.goethe.de/ins/jp/osa/ jaindex.htm イタリア文化会館 東京 http://www.iictokyo.esteri.it/IIC_ Tokyo (シエナ外国人大学 イタリア語検定試 験:CILS) 4.留学費用について 留学するにあたり、滞在中にどのくらいの費用が必要なのか検討し、十分な資金を準備 しておくことが大切です。交換留学の場合、派遣先大学への授業料は納める必要はありま せんが、留学期間中も本学の授業料は必要となります。また、渡航費、滞在費(寮または アパート) 、生活費等の準備が必要となりますが、これらは滞在地域によって大きく異なり ます。過去に留学経験のある先輩や、現在留学中の人に聞くなど、いろいろな方法で情報 を集めておきましょう。交換留学については、留学に係る費用のことも含め、先輩からの アンケートを協定校毎にファイルし、国際交流センターに置いていますので、参考にして ください。なお、交換留学の場合、寮費は自己負担です。一般留学の場合は、留学を希望 する大学のホームページで調べて下さい。 5.奨学金について 日本人留学生に対する奨学金は、独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)や外国政府、 民間の企業や支援団体などから支給されるものがあります。 (1)独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)による奨学金 ●官民協働海外留学支援制度~トビタテ!留学 JAPAN 日本代表プログラム~ 企業からの支援により、 “産業界を中心に社会で求められる人材”等の育成を目的に実 施される奨学金制度です。大学等の教育機関への留学だけでなく、企業でのインターン シップや学生が立案した多様なプロジェクト等の留学が支援されます。 対象は、28 日以上 1 年以内の短期留学で、この奨学金に採用となった場合、留学の事 前・事後に実施される研修会に参加することが求められます。 支援される内容は、事前・事後研修会参加費(国内旅費の一部)、往復渡航費の一部、 授業料(上限あり) 、月々の奨学金で、全て給付型の奨学金となります。 昨年度から始まった奨学金制度で、今後の募集の時期はわかりませんが、留学を考え 5 られる方は、HP(https://tobitate.jasso.go.jp/)で制度の詳細を確認しておいてください。 また、学内募集情報にも注意しておいてください。 ●海外留学支援制度(長期派遣) 独立行政法人日本学生支援機構は、学生等を長期間海外の大学院等に派遣し、学位取 得や専門分野の研究を行う長期の海外留学を推進しています。 募集の対象は、 「修士」又は「博士」の学位を取得するために、海外の大学に 1 年以上 留学する学生です。 派遣期間や申請資格、支給額等の詳細は国際課留学生係までお問い合わせください。 応募締め切りは年度により多少異なります。関心のある方は、JASSO のホームページ (http://www.jasso.go.jp/scholarship/long_term_h.html)を参考に、学内の募集情報に も注意してください。学内での募集情報は、国際課前の掲示での案内とあわせて奈良女 子大学ホームページの「国際交流・留学情報」のページでもお知らせする予定です。 ●第二種奨学金(短期留学)の貸与(有利子貸与型) 対象は短期交換留学生として採用された学生です。ただし有利子の貸与となります。 奨学金の概要は JASSO のホームページ「第二種奨学金(短期留学)」 (http://www. jasso.go.jp/saiyou/tanki_ryuugaku.html)をご覧下さい。また詳細については、本学の 学生生活課学生支援係にお尋ねください。 ●第二種奨学金(海外)の貸与(有利子貸与型) 対象は海外の大学・大学院進学予定者で、こちらも有利子の貸与となります。奨学金 の概要については、 JASSO のホームページ「第二種奨学金(海外)」 (http://www.jasso.go.jp/ saiyou/ryuugaku17.html)をご覧ください。また詳細については、本学の学生生活課学 生支援係にお尋ねください。 (2)外国政府等による奨学金 外国政府、外国政府関係団体が、その国・地域の大学などへ留学する日本人を対象に実 施。募集人員や時期等は国により異なります。随時、国際課の掲示板でも案内しますが、 JASSO のホームページ「外国政府等奨学金留学生」 (http://www.jasso.go.jp/study_a /scholarships_foreign.html)にも最新の情報や詳しい案内が掲載されていますので参考に してください。 (3)その他の奨学金 上記の奨学金以外にも民間企業や団体等からの奨学金があります。受入れ大学や専攻分 6 野などが限定されている場合もあり、募集時期も様々ですのでご自身で調べる場合は、 JASSO の「海外留学奨学金パンフレット」(http://www.jasso.go.jp/study_a/pamphlet_j. html)の最新版を参照されることをおすすめします。 6.危機管理・保険について (1)留学先での危機管理 海外へ留学する際は、事前に留学先地域の治安情勢や犯罪傾向等を十分に把握し、事故 やトラブルに巻き込まれないよう日頃から心がけておいてください。 各国の治安に関しては、外務省の海外安全ホームページに最新の情報がアップされてい ます。 (http://www.anzen.mofa.go.jp/) 留学に関するスケジュールが決まったら、必ず出発する前(遅くとも出発の 10 日前まで) に「海外渡航届出書」を国際課に提出してください。 また、旅券法第 16 条により、海外に3カ月以上滞在する日本人は、日本国大使館または 総領事館に「在留届」を提出するよう義務付けられています。留学先で住所が決まり次第、 インターネット(http://www.ezairyu.mofa.go.jp/)により必ず申請を行って下さい。 また事故や災難に遭った際の連絡先や対応についても準備しておいてください。 (2)病気やケガに対する保険 国によって医療事情は大きく異なります。留学先で病気やケガになる可能性も考え、そ れらの医療費を十分カバーできる保険に事前に加入しておいてください。外務省の世界の 医療事情のサイト(http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/index.html)には各国の医療 事情や、日本語で対応可能な医療機関も掲載されていますのでよく読んで把握しておいて ください。 また持病等のある人は、渡航前にかかりつけの医師と相談したり、常備薬を持っていく ことも忘れないようにしてください。 下記は留学する際に関係する保険制度についての一般的な説明です。留学先の大学によ って加入しなければならない保険や内容が異なりますので、詳細については国際交流セン ターや各保険会社等にご相談ください。 ① 留学先大学独自の保険 留学先大学によっては、大学独自の保険への加入を義務付けているところがあります。 交換留学の場合については、受入れの許可が決まり次第、相手先大学より案内があります。 7 ② 海外旅行傷害保険(留学保険) 留学中の事故や病気、法律上の賠償金を支払う必要が生じた場合(他人に怪我をさせた り、高価な商品を壊した場合)等、保険金が支給されます。いずれの国へ留学する際にも 当該保険には必ず加入してください。 [参考] ■ジェイアイ傷害火災(http://www.jihoken.co.jp) ■AIU 保険会社(http://www.aiu.co.jp/travel/) ③ 学生教育研究災害傷害保険(学研災)・学研災付帯賠償責任保険(学研賠) 協定校への交換留学の場合、その協定校(交換留学中)における正課中の事故について は学研災・学研賠の対象となります。学研災の詳細については学生生活課でご確認くださ い。 ④ 国民健康保険 国民健康保険には海外療養費支給制度というものがあります。被保険者が海外で病気や ケガで治療を受けたとき、医療保険が適用され、支払った医療費の払戻請求ができます。 ⑤ クレジットカード付帯海外旅行保険 保険内容、適用条件など各会社によって異なりますので、詳細は各クレジットカード発 行会社に問い合わせてください。 *クレジットカード付帯の保険は非常に簡易な場合が多いため、内容をよく確かめ、補え ない部分がある場合、必ず上記②の海外旅行傷害保険(留学保険)にも加入してください。 7.留学に関する相談について 交換留学のことや各大学の情報、また語学試験に関するアドバイスなど、留学に関する 様々な質問や相談等があれば気軽に「国際交流センター」までお越しください。担当者が 丁寧に対応いたします。 (平日10:00~17:00) ・国際交流センターホームページ:http://www.nara-wu.ac.jp/iec/index/index.html ・E-mail:[email protected] ・電話:0742-20-3736 そのほか、国際課の窓口でも質問・相談に応じます。 E-mail : [email protected] / 電話:0742‐20‐3240(国際課留学生係) 2014 年 5 月作成 8
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