取扱説明書 DRNET2 - 商品データダウンロード

取扱説明書
C-DR1600/C-DR0900 用
ネットワークソフトウェア
DRNET2
このたびは、TOA C-DR1600/C-DR0900用ネットワークソフトウェアをお買い上げいただき、まことにあり
がとうございます。
正しくご使用いただくために、必ずこの取扱説明書をお読みになり、末長くご愛用くださいますようお願い
申し上げます。
はじめに
このたびはTOAデジタルレコーダーをお買い上げいただきありがとうございます。
本ソフトウェアは、TOAデジタルレコーダーのためのネットワークソフトウェアです。
対応する製品は
・ C−DR1600、C−DR0900
・ C−DR0800−8
です。C−DR1600、C−DR0900は本ソフトウェアの全機能に対応しています。
C−DR0800−8では使用可能な機能に制限があります。
本ソフトウェアは以下の特長、機能を備えています。
1)PCに取込んだ画像およびネットワーク接続されているデジタルレコーダーの画像を表示、検
索、印刷することができます。
2)データソースという概念で画像データの所在を扱うことにより、PC内およびデジタルレコーダ
ー内の画像に対し同一の操作画面からアクセスすることができます。
3)TCP/IPプロトコルによりデジタルレコーダーとネットワーク通信をおこない、同時に4台までの
デジタルレコーダーに接続することができます。
4)デジタルレコーダーの画像データの閲覧、検索、取得方法に関しては、時刻を指定して所望
の画像を絞り込んでいく「絞り込み検索モード」と、アラーム入力時刻により所望画像を検索す
る「アラーム検索モード」を設けておりますので、必要に応じて使い分けてご利用いただけま
す。
本ソフトウェアをお客様のさまざまな用途にご活用いただきますよう、よろしくお願いいたしま
す。
目次
1.動作環境 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p.1
2.インストールとアンインストール ・・・・・・・・・・・・・・ p.2
3.著作権、免責・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p.4
4.ネットワークの設定
a) デジタルレコーダーのIPアドレス設定・・・ p.5
b) WindowsのIPアドレス設定・・・・・・・・・・・・・ p.6
c) 結線方法と接続の確認 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ p.8
5.本ソフトの初期設定
a) ユーザー登録・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p.9
b) エイリアス登録 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p.10
c) 登録データのバックアップ ・・・・・・・・・・・・・・ p.13
6.使い方
a) 起動 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p.14
b) デジタルレコーダーに接続する ・・・・・・・ p.16
c) モードを選択する・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p.18
d) データソースを選択する ・・・・・・・・・・・・・・・ p.19
e) サムネイル画面を表示する・・・・・・・・・・・・・ p.21
f) 絞込み検索 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p.23
g) ステップ検索 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p.25
h) アラーム検索 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p.26
i) 再生画面 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p.27
j) マルチ再生 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p.28
k) 改ざん検出 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p.29
l) 記録概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p.30
m) アラームログ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p.31
n) リモート操作 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p.32
o) メニュー設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p.33
7.ISDN接続について
a) ISDN接続の準備・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p.38
b) 接続の手順 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p.39
8.トラブルシューティング ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p.40
1.動作環境
◆ 本ソフトウェアは以下の動作環境を想定して設計されております。
1)OS
: Windows2000(R) Professional (SP2以上)、WindowsXP(R) Professional Edition
2)CPU
: 1GHz 以上
3)メインメモリ : 256MBytes 以上
4)画面解像度 : 1024 X 768 画素以上
5)色分解能
: 16ビット(65536色) 以上
6)その他
: DirectX8.1 ランタイムライブラリがインストールされていること
上記の数値は、実用上支障なく動作することを想定した値になっております。
Windows2000(R) Professional 、WindowsXP(R) Professional Editionは、米国Microsoft
Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
◆ ご注意:
1.本ソフトウェアは上記パーソナルコンピュータ上で本ソフトウェアを単独で動作させて確認を行いました。
従いまして、動作環境を満足するその他のパーソナルコンピュータ上で動作させた場合や他のアプリケー
ションソフト・ユーティリティソフトが動作している場合では、一部の機能・性能に不具合が生じる可能性があ
りますので御了承願います。
2.本ソフトウェアは、Windowsシステムフォントとして「小さなフォント(96dpi)」を用いることを標準に設計さ
れています。「大きなフォント(120dpi)」を用いた場合、特に800*600の画面解像度では、表示ウィンドウ
の一部が画面から飛び出して、操作しづらくなる場合があります。
Windowsシステムフォントは、Windows「画面のプロパティ」で確認してください。
− 1 ―
2.インストールとアンインストール
インストール
本ソフトウェアは、本ソフトウェアを実行するために必要な中間ファイルなどとともに、圧縮した形でご提供
いたしております。お客様のコンピュータへのインストールには、以下のいずれかの手順に従い、Setup.e
xeを実行してください。
1)「マイコンピュータ」−「コントロールパネル」−「プログラムの追加と削除」から「プログラムの追加」を選択
してください。もし、Windowsがインストールプログラムを見つけられなかった場合は、「参照」ボタンから、
インストールプログラム「Setup.exe」のフルパスを選択してください。
2)エクスプローラより、ソフトウェアを格納したフォルダを参照し、インストールプログラム「Setup.exe」を実
行してください。
その後、インストールプログラムの指示に従ってください。インストール時には「情報の入力」画面で管
理者ユーザ名を登録してください。
インストールは通常数10秒∼数分で完了します。
本ソフトを実行するためには、DirectX8.1ランタイムライブラリがインストールされていることが必要です。
WindowsXP以外のOSで以前のバージョンを使用している場合はDirectXを8.1以上に更新してください。
DirectXのバージョンは、「スタート」−「ファイル名を指定して実行」−[dxdiag] で確認することができます。
− 2 ―
旧バージョンからバージョンアップする場合の御注意
旧バージョンをアンイストールした後に本バージョンをインストールしてください。
この場合、本バージョンのインストール時に、「ユーザ情報またはエイリアス情報が設定されています。削
除しますか。」の画面が表示されます。通常は「いいえ」を選択してください。以前に登録した情報を抹消し
たい場合に限り、「はい」を選択してください。
アンインストール
「マイコンピュータ」−「コントロールパネル」−「プログラムの追加と削除」から「変更と削除」を選択し、
「DRNET2」を選択して削除してください。
− 3 ―
3.著作権、免責等
1)本プログラム(DRNET2)とその付属物についての著作権は、TOA株式会社、及び開発元が保持してい
ます。
お客様は、著作権法に基づき、本プログラムをTOA株式会社の許可なく第3者に譲渡したり、逆アセン
ブル等にて解析改変することはできません。
2)本プログラムのインストールに関し、お客様は、
A)お客様ご自身がデジタルレコーダーで記録された画像を処理するコンピュータ
B)お客様ご自身が委託された人物ないし機関がデジタルレコーダーで記録された画像を処理するコン
ピュータに限り契約で決められた台数のコンピュータへのインストールを行うことができます。
なお、ここで「お客様」とは、TOAデジタルレコーダーをお買い上げいただいたお客様を意味し、個人法
人を問いません。
3)本プログラムは、デジタルレコーダーで記録された画像データを処理するためのものであり、デジタルレ
コーダーで記録された画像データ以外の処理に対しては正常な動作を保証しておりません。
4)弊社において十分なテストを繰り返し行っておりますが、このプログラムをお客様のシステムにインストー
ルするにあたっては、基本的にお客様の責任においてなされるものであるとし、システム上になんらかの
損害が生じた場合においても、これらの損害についての弊社の責任は免責とさせていただきます。
5)プログラムに関する御質問は、デジタルレコーダーをお買い上げいただきました営業または販売店にお
問い合わせください。
上記内容に同意していただいた上で、本プログラムをご使用いただけます。
上記内容に違背した行為があった場合には、本プログラムの使用を中止していただきます。
− 4 ―
4. ネットワークの設定
4-a) デジタルレコーダーのIPアドレス設定
以下には、デジタルレコーダーでのIPアドレスの設定の手順について説明します。
詳しくは本体付属の取扱説明書をご覧ください。
・C−DR1600、およびC−DR0900の場合
1)「メニュー」キーを押します。画面にOSDメニューが表示されます。
2)「>」、「<」、「∧」、「∨」の各キーを押して、 [リモートメニュー]−[ネットワーク設定] を選択します。
3)ネットワーク設定画面で、IPアドレス、ゲートウエイ、サブネットマスクの各項目の数値を設定します。桁移
動は「>」、「<」キー、数字入力は「1」から「10」までのキーで行ないます。各項目の設定値を確定する
ときは「メニュー」キーを押します。
本体の出荷初期状態では
IPアドレス
: 192.168.000.001
ゲートウエイ
: 192.168.000.254
サブネットマスク: 255.255.255.000
となっています。
4)上記設定入力終了後、「<」キーを3回押して、メニュー画面から抜けます。
・C−DR0800−8の場合
1)「メニュー」キーを押します。画面にOSDメニューが表示されます。
2)「くり下がり」キーを押します。IPアドレス設定画面になります。
3)「設定」キーと「8」キーを同時押しします。ロックモードが解除されます。
4)「開始/終了」キーを押します。
5)「設定」キーを押します。
6)「くり上がり」キーと「くり下がり」キーで点滅桁の数値を設定します。
7)「設定」キーで点滅桁を移動します。
以下、6)と7)の繰返しで各桁の数値を設定します。
− 5 ―
4-b) WindowsのIPアドレス設定
Windows上でのコンピュータのIPアドレスの設定は、ネットワークのプロパティを用いて設定します。なお、
Administratorなど設定権限のあるアカウントでのログインを行っていないと設定の変更ができませんのでご
注意ください。
1)「ローカルエリア接続のプロパティ」ウィンドウを表示させます。
① Windows2000の場合
a)「マイコンピュータ」∼「コントロールパネル」∼「ネットワークとダイヤルアップ接続」∼「ローカルエリア
接続」をダブルクリックします。(あるいは「ネットワーク」アイコンを右クリックし、現れるコンテキストメニ
ューから「プロパティ」を選択してください。)
b)「ローカルエリア接続状況」ウィンドウで「プロパティ」を選択します。
② WindowsXPの場合
a)「マイコンピュータ」をダブルクリックします。「マイネットワーク」∼「ネットワーク接続を表示する」をクリ
ックします。(あるいは「マイネットワーク」アイコンを右クリックし、現れるコンテキストメニューから「プロ
パティ」を選択してください。)
2)「ローカルエリア接続のプロパティ」ウィンドウから、通信に用いる通信デバイスのTCP/IPプロトコル設定
を選択してください。
− 6 ―
3)「プロパティ」ボタンをクリックして、「インターネットプロトコル(TCP/IP)のプロパティ」ウィンドウを開きます。
このウィンドウで「次のIPアドレスを使う」設定とし、デジタルレコーダーに設定したIPアドレスとおなじネット
ワークアドレスとなるよう、IPアドレスとサブネットマスクを設定してください。
− 7 ―
4-c) 結線方法と接続の確認
C−DR1600、およびC−DR0900は、10BASE-T/100BASE-TXのイーサネットポートを標準で装備して
おり、Ethernetケーブルを直接接続することができます。
C−DR0800−8では本体前面のカードスロットに挿入したLANカードにEthernetケーブルを接続しま
す。
1 結線方法
コンピュータとデジタルレコーダーの結線には以下の2つの方法があります。
1)コンピュータとデジタルレコーダーをEthernetクロスケーブルで1対1(Peer-to-Peer)接続する。
2)コンピュータとデジタルレコーダーをHubを介してEthernetストレートケーブルでLAN接続する。
2 接続の確認
C−DR1600、およびC−DR0900はPingコマンドに対応しています。
通信ソフトがうまく動作しない場合などに、Pingコマンドによる接続の確認をお勧めします。
1)「スタート」−「全てのプログラム」−「アクセサリ」から、コマンドプロンプトを立ち上げてください。
2)以下のようにキー入力します。
ping xxx.xxx.xxx.xxxEnter
(xxx.xxx.xxx.xxx=デジタルレコーダーのIPアドレス)
3)コンピュータとデジタルレコーダーとが、物理的(電気的)に正しく接続されていた場合、以下のようなレス
ポンスが得られます。
Reply from xxx.xxx.xxx.xxx: bytes32 time<=10ms TTL=128
− 8 ―
Reply from xxx.xxx.xxx.xxx: bytes32 time<=10ms TTL=128
Reply from xxx.xxx.xxx.xxx: bytes32 time<=10ms TTL=128
Reply from xxx.xxx.xxx.xxx: bytes32 time<=10ms TTL=128
(時間(10ms)は、ネットワークの状態などで多少左右します)
4)コンピュータとデジタルレコーダーとが、物理的(電気的)に正しく接続されていない場合、以下のようなレ
スポンスが得られます。
Request
Request
Request
Request
timed
timed
timed
timed
out.
out.
out.
out.
5. 本ソフトの初期設定
5-a) ユーザー登録
1)インストール直後の管理ユーザのパスワード設定
本プログラムをインストール後に最初に起動させますと、下記のように、インストール時に登録した管理
ユーザでのログイン画面が現れます。この時点ではパスワードが設定されていませんので、パスワード変
更をクリックし、画面の指示に従ってパスワードを登録してください。
2)その後のユーザ登録/管理
本ソフトでは複数のユーザを権限情報付きで登録することができます。
管理者ユーザ : 本ソフトの機能を全て使用することができます。
一般ユーザ
: デジタルレコーダーおよびPC内の画像データにアクセスすることができます。
機能限定ユーザ: PC内の画像データにのみアクセスすることができます。
メニューバーの、[ファイル]−[ユーザ登録]を選択すると以下のユーザ登録画面が現われます。(本ソ
フトに管理者ユーザとしてログオンしている必要があります)
ユーザ名及びユーザレベルを指定して、[登録]をクリックするとユーザが追加されます。ユーザ名の文
字数は32文字までです。また、登録できるユーザ数は100人までです。新規にユーザを登録した場合、
− 9 ―
そのユーザ名で本プログラムを起動したときはパスワードは無しになっています。パスワードを設定した
い場合は起動時のDRNET2ログイン画面で「パスワード変更」ボタンをクリックし、画面の指示に従って登
録してください。パスワードの文字数は32文字までです。
ユーザ登録を抹消するときは、管理者ユーザでログインし、メニューバーの、[ファイル]−[ユーザ登録]
を選択します。ユーザ登録画面で該当ユーザを選択し、「削除」ボタンをクリックします。
また、ユーザがパスワードを忘れてしまった場合、ユーザ登録画面で「パスワードクリア」ボタンをクリック
した後、該当ユーザ名で再起動してパスワードを入れ直します。
5-b) エイリアス登録
ネットワーク経由で接続されるデジタルレコーダーの情報を登録します。
1)メニューバーの[エイリアス]−[新規作成]で「新しいエイリアス」が作成されます。
2)新しいエイリアスの文字部分をクリックして名称変更モードにした後、デジタルレコーダーの名称を入力し
ます。
3)メニューバーの[エイリアス]−[詳細設定]で以下の設定画面が現われますので下表に従って設定した後
[OK]をクリックします。
設定項目
C−DR1600/C−DR0900
C−DR0800−8
デジタルレコーダーの種別
DR1600/DR0900
DR0800
IPアドレス
IPアドレスを入力
通信レート
一覧から選択
ユーザID
ユーザIDを入力
入力できません
パスワード
パスワードを入力
アラーム通知
有りの場合チェックを入れます
C-DR1600、C-DR0900本体の出荷時の設定は、 ユーザID=DSH000、パスワード=000000 です。
2台以上のデジタルレコーダーを接続する場合は、1)∼3)を繰返します。エイリアスは最大1,000件登
− 10 ―
録できます。
通信レートは 16kbps ∼ フルスピード(デジタルレコーダー本体が送出できる最大速度)までの間で設定
可能です。お使いの伝送路に合わせて設定してください。
例)
スイッチングハブ経由で全機器が 100Mbpsで接続されている環境の場合 ・・・・・フルスピード
ダムハブ経由で4台のデジタルレコーダーが 10Mbps で接続されている場合・・2Mbps
ISDN回線経由で4台のデジタルレコーダーが接続されている場合 ・・・・・・・・・・・・16kbps
− 11 ―
デジタルレコーダーのエイリアスはグルーピングし、階層構造を持たせることができます。
グループ作成はメニューバーの[エイリアス]−[グループ新規作成]で行ないます。
− 12 ―
5−c)登録データのバックアップ
登録したデータについてはバックアップをとっておくことをお奨めします。
バックアップ作成用ツールとしてDRREG.exeが用意されています。DRREG.exeはDRNET2が格納されてい
るのと同一のフォルダにありますので、[スタート]−[ファイル名を指定して実行]から「参照」ボタンをクリックし、
DRREG.exeを指定して起動してください。
起動すると以下の画面が現れます。バックアップする情報の選択を行った後、情報を格納するファイル名
を指定して、「実行」をクリックしてください。
バックアップした情報をDRNET2が使用しているレジストリに戻す場合は「ファイルの情報をレジストリに登
録」を選択して「実行」をクリックします。
− 13 ―
6.使い方
6-a) 起動
本プログラムを起動させますと、下記のようなログイン画面が表示されます。(ユーザID欄には最後にログ
インしたユーザ名が表示されます)
ここで、パスワードを入力し「OK」をクリックするとDRNET2が起動されて下記のような初期画面が表示
されます。
− 14 ―
− 15 ―
6-b) デジタルレコーダーに接続する
デジタルレコーダーから画像を取得するためには、接続操作を行なう必要があります。機能限定ユーザは
デジタルレコーダーに接続することができません(PCに取得済の画像のみを扱う場合はデジタルレコーダ
ーに接続する必要はありません)。
接続したいデジタルレコーダーのエイリアスをクリックした後、メニューバーの[エイリアス]−[接続]を選択し
ます。
C−DR0800−8では直ちに接続が実行されます。
C−DR1600、およびC−DR0900では以下の画面が現われますので、特権ユーザでログインするか否か
を選択した後、[OK]をクリックします。ユーザIDは前述の【本ソフトの初期設定】−【エイリアス登録】で登録
した内容が表示されます。
遠隔操作(リモート操作、メニュー設定および時刻合わせ)の機能を使用するためには特権ユーザでログ
インする必要があります。
特権ユーザのログインでは上記の認証画面に続き、下記の認証画面が現れます。予め本体に設定した、
特権ユーザのユーザIDとパスワードを入力し、自動ログアウトの時間を選択して、[OK]をクリックします。
接続に成功すると、プログラムはデジタルレコーダーに対して、通信の初期化を行った後デジタルレコー
ダーに記録蓄積された画像データに対する概要情報を取得します。
− 16 ―
概要情報は
1)その時点で保存されている最も古い画像データの記録時刻
2)その時点で保存されている最も新しい画像データの記録時刻
3)カメラナンバーごとのアラーム件数
などであり、下記のように表示されます。
− 17 ―
6-c) モードを選択する
本ソフトは画像を扱うための閲覧モードと、ネットワーク経由でデジタルレコーダーを遠隔操作するため
の設定モードを備えています。
1 閲覧モード
[閲覧]タブをクリックすることで閲覧モードになります。閲覧モードでは、
画像のサムネイル表示、再生、印刷等ができます。
ネットワーク経由で効率良く必要な画像を探すために各種検索モードが用意されています。
画像データが改ざんされていないかをチェックすることができます。
2 設定モード
[設定]タブをクリックすることで設定モードになります。設定モードでは
記録概要、アラームログ等の動作情報の取得ができます。
デジタルレコーダー本体メニューの設定値をネットワーク経由で確認、変更することができます。
− 18 ―
6-d) データソースを選択する
本ソフトでは、サムネール表示や再生等の対象となる画像データの所在を、データソースという概念で扱
います。PC内のドライブ/フォルダ/ファイルや、デジタルレコーダーのハードディスクおよびカメラを同列
に扱うことにより、直感的な操作を可能としています。
データソースの選択は以下の手順で行います。
1)画面左側のフォルダーツリーに表示されているアイコンをクリックして、選択したいデータソースが含ま
れているフォルダを指定します。
2)画面右側のデータソース名一覧から選択したいデータソースをクリックします。
下図はデータソースとして、「1 新宿店」という名称のデジタルレコーダーの入力1の最新画像が選択され
ていることを意味します。
− 19 ―
PC本体のデータソースが選択されている場合
下図はデータソースとして、ハードディスクドライブEのフォルダ[DSH画像]-[020829] 内のファイル
AV_FILE.dsh が選択されていることを意味します。
PC本体のデータソースとして本ソフトで取り扱うことのできる画像はデジタルレコーダーで生成したファイ
ルのみです。ファイルの拡張子は、
C−DR1600、C−DR0900の場合: dsh
C−DR0800−8の場合: jpg
です。
データソースを取り扱う際、処理に要する時間はフォルダ内の画像数・サイズの他に、お使いのPCの演算・
表示およびドライブからの読込み速度によって大きく異なります。
フロッピーディスクやメモリーカード等はハードディスクに比較して低速であるため、サムネイル表示等の操
作は、いったんハードディスクにコピーしてから行うことをお奨めします。
− 20 ―
6-e) サムネイル画面を表示する
サムネイル画面では、選択されたデータソースの先頭から末尾までを、ほぼ15等分した間隔で15画面
表示します。下図は絞込検索でデジタルレコーダーから取得した画像データのサムネイル表示画面の例で
す。
サムネイル画像を表示する手順としては以下があります。
1)PC内のデータソース(画像ファイル)
・データソースを選択して「サムネイル」タブをクリックします
2)デジタルレコーダー本体のハードディスク内のデータソース
・絞込み検索機能を使って表示します
・ステップ検索機能を使って表示します
・アラーム検索機能を使って表示します
サムネイル画面からは更に以下の操作を行なうことができます。
1)範囲を指定して絞込
1−1)閲覧表示画像のいずれかをクリックし、絞り込みの開始時刻を決定します。
(クリックされたサムネイル画がネガ表示になります)
1−2)再度同様に閲覧表示画像のいずれかをクリックし、絞り込みの終了時刻を決定します。
(クリックされたサムネイル画がネガ表示になります)
1−3)「絞込み」ボタンをクリックします。
− 21 ―
この手順で絞込みを行うと、開始点が閲覧表示画像の左上に移動し、終了点が閲覧表示画像の右
下に移動して、その間が、より高い時間分解能で表示されます。
さらに細かい時間分解能が必要な場合には、再度同じ手順を繰り返してください。
2)範囲を指定して保存 (データソースがPC本体内のファイルの場合、拡張子が dsh のファイルのみ可
能です)
2−1)前項の手順で保存開始/終了点を指定します。
2−2)「保存」ボタンをクリックします。「名前を付けて保存」ウィンドウが現れます。
2−3)アップロード先のフォルダーを決定します。デフォルトのファイル名(AV_FILE.dsh)を変更する場
合はファイル名を入力してください。
2−4)「保存」をクリックします。
【ファイルの保存先】
データソースがC−DR1600、およびC−DR0900の記録画像の場合、指定したフォルダに
画像ファイルが保存されます。
データソースがC−DR0800−8の記録画像の場合、指定したフォルダの下に操作した日付
を名称とするフォルダが作成され、更にその下に作成されたフォルダの中に画像ファイルが保
存されます。1つのフォルダに保存されるファイルは約60,000ファイルまでです。指定範囲内
に60,000以上の画像がある場合は複数のフォルダに分割して保存されます。
【ファイルサイズの制約】
データソースがC−DR1600、およびC−DR0900の記録画像の場合、保存できるファイ
ルサイズの上限は1.9GBです。
3)1枚の画像を指定してJPEGで保存 (データソースがPC本体内のファイルの場合、拡張子が dsh のフ
ァイルのみ可能です)
3−1)閲覧表示画像のいずれかをクリックすることにより、保存する画像を指定します。
3−2)「保存]ボタンをクリックします。「名前を付けて保存」ウィンドウが現れます。
3−3)アップロード先のフォルダーを決定します。デフォルトのファイル名(AV_FILE.jpg)を変更する場
合はファイル名を入力してください。
3−4)「保存」をクリックします。
4)1枚の画像を指定して印刷
4−1)閲覧表示画像のいずれかをクリックすることにより、印刷する画像を指定します。日付と時刻を
画像に重ねて印刷する場合は「日付時刻付加」にチェックを入れます。
4−2)「印刷」ボタンをクリックします。
− 22 ―
5)1枚の画像を指定して拡大表示
5−1)閲覧表示画像のいずれかを左クリックして選択後、右クリックすると「拡大」のプルダウンメニュー
が表示されます。これを選択すると、拡大画像が表示されます。
5−2)拡大画像表示画面で右クリックすると「元に戻す」メニューが表示されるので、これを選択する
と、元の閲覧表示画面に戻ります。
− 23 ―
6-f) 絞込み検索
絞込み検索では、ある時刻からある時刻までの画像を一定時間間隔で閲覧し、目標とする時刻位置に絞
り込んで、画像データをデジタルレコーダーからコンピューターにアップロードできます。
絞込み検索範囲の指定
データソースとして、デジタルレコーダーの記録画像を選択した後、メニューバーから[データソース]−
[検索]−[絞込み検索]を指定すると、開始および終了の日付・時刻設定ウィンドウが現れます。
必要となる画像データが含まれる日時範囲を設定して[OK]をクリックするとサムネイル画面が現れます。
年を設定するときはカレンダーの年の数字部をクリックします。
月を設定するときはカレンダーの月の数字部をクリックします。
− 24 ―
6-g) ステップ検索
ステップ検索では、ある時刻からの画像を一定時間間隔で閲覧し、目標とする時刻位置に絞り込んで、画
像データをデジタルレコーダーからコンピューターにアップロードできます。
ステップ検索範囲の指定
データソースとして、デジタルレコーダーの記録画像を選択した後、メニューバーから[データソース]−
[検索]−[ステップ検索]を指定すると、開始の日付・時刻設定および間隔指定ウィンドウが現れます。
必要となる画像データが含まれるよう、開始日時と間隔を設定して[OK]をクリックするとサムネイル画面が
現れます。
ステップ検索では「過去検索」ボタンおよび「未来検索」ボタンにより、検索結果の前後を検索することがで
きます。
− 25 ―
6-h) アラーム検索
以下、アラーム信号が入力された時刻に記録保存された画像を「アラーム画像」と称します。
所望のアラーム画像を取得するには、本検索モードにおいて以下の手順をとります。
1)アラーム画像一覧(アラームリスト)を取得する。
2)アラーム画像一覧(アラームリスト)のなかから、所望のアラーム画像を選択する。
3)選択した画像をアップロードする。
1 アラーム画像一覧(アラームリスト)の取得
データソースとして、デジタルレコーダーの記録画像を選択した後、メニューバーから[データソース]−
[検索]−[アラーム検索]を指定すると、開始の日付・時刻設定および件数指定ウィンドウが現れます。
検索条件を入力後[OK]をクリックすると、本ソフトウェアはデジタルレコーダーに対して、アラーム画像一
覧(アラームリスト)の取得を行い、結果が表示されます。検索は指定された「開始時刻」を起点に、それより
も過去の方向に向かって行われます。
アラーム件数が15件を越える場合は「次の15件」ボタンおよび「前の15件」ボタンをクリックすることにより
表示画像を切替えることができます。
2 アラーム画像の選択
アップロードしたいサムネイル画をクリックします。画像がネガ表示になります。
3 アップロード
所望の画像範囲が決まりましたら、そのサムネイル画像をクリックしてください。クリックされたサムネイル画
がネガ表示になります。その後に「保存」ボタンをクリックしてください。「アップロードフォルダ選択」ウィンドウ
が現れますのでアップロード先のフォルダーを決定してください。デフォルトのファイル名(AV_FILE.jpg)を
変更する場合はファイル名を入力してください。続いてOKをクリックしてください。選択されたアラーム画像
(アラーム入力時の1枚の画像)がPCにアップロードされます。
− 26 ―
6-i) 再生画面
再生画面では、選択されたデータソースの連続再生を行ないます。下図はPC内のハードディスクに格納
された画像ファイルの再生画面例です。データソースが選択されると画像表示領域の上にデータソース名
が表示されます。別のデータソースを選択する場合はデータソース一覧に戻ります。
データソースを選択した後に再生タブをクリックし、再生ボタンをクリックすると再生を開始します。
データソースがデジタルレコーダーの記録画像または最新画像の場合は、データソース一覧に戻ることな
くデータソースを変更することが可能です。最初に現在選択されているデータソースを切り離します。データ
ソースの切り離しは画像表示部でマウスを右クリックし、この時表示される「切り離し」をクリックします。次に
画面左側のフォルダーツリー表示から新しく再生したいデータソースを選択し、再生画面上にドラッグ&ドロ
ップします。
1 PC内の画像ファイル
ネットワークまたはメモリカード経由でPCに格納された画像ファイルを再生します。「日付時刻」にチェック
を入れると、その画像が記録された日時を画像右下に表示します。音声データがある場合は音声も再生で
きます。音声出力のオン/オフと音量調節は画面右下のスピーカアイコンと音量スライダーで行います。
音声出力オン状態です。クリックすると消音状態になります。
消音状態です。クリックすると音声出力オン状態になります。
− 27 ―
スライダーのつまみを左右に移動することにより音量調節ができます。
2 デジタルレコーダーのハードディスク内に記録されている画像
本モードでは、デジタルレコーダーが記録保存した画像を再生表示します。「日付時刻」にチェックを入れ
ると、その画像が記録された日時を画像右下に表示します。音声の再生はできません。
3 デジタルレコーダーに接続されているカメラの画像
本モードでは、デジタルレコーダーに接続されている1台のカメラの最新画像を継続して再生表示します。
音声の再生はできません。
6-j) マルチ再生
マルチ再生画面では最大4件までの最新画像を4分割表示します。
(PC内のファイルやデジタルレコーダー内の記録画像を表示することはできません)
マルチ再生タブをクリックした後、データソースを選択します。データソースは、画面左側のフォルダツリー
の最新画像を表示したいエリアにドラッグ&ドロップすることで選択します。2つ以上の画面を表示する場合
はウィンドウ右下の「ALL」にチェックを入れてください。再生ボタンをクリックすると再生を開始します。デー
タソースの切り離し手順は前項の再生画面と同じです。
本機能を使用することにより、4台のカメラの画像を同時にモニタすることができます。
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6-k) 改ざん検出
デジタルレコーダーによって記録された画像データが改ざんされていないかをチェックします。検出対象
のデータソースとして指定できるのはPC内の画像ファイル(拡張子 dsh)のみです。検出対象はファイル単
位およびフォルダ単位で指定できます。
データソース指定後改ざん検出タブをクリックすると、以下のような検出結果が表示されます。
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設定モードでは記録概要、アラームログ、リモート操作の3つのタブが使用できます。
ただし、リモート操作はデジタルレコーダーに特権モードでログインしたときに限り使用可能です。
6-l) 記録概要
[記録概要]タブをクリックすると、デジタルレコーダーに記録蓄積された画像データに対する概要情報を
表示します。
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6-m) アラームログ
[アラームログ]タブをクリックすると、デジタルレコーダーに入力されたアラームの履歴を一覧表示します
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6-n) リモート操作
[リモート操作]タブをクリックすると、遠隔操作およびメニュー設定の画面が現われます。リモート操作は
C−DR1600、またはC−DR0900に特権ユーザでログインしているときのみ可能です。
本体パネルを模した操作釦をクリックすることにより、ネットワーク経由でデジタルレコーダーの操作ができ
ます。
記録停止、タイマ録画予約解除は各々[停止]ボタン、[タイマー]ボタンを右クリックします。
[記録設定]ボタンをクリックすることにより、タイマ記録等のメニュー設定ウインドウが現われます。
[時刻合わせ]ボタンをクリックすることにより、日付・時刻設定ウインドウが現われます。
[リモート操作]タブをクリックして、遠隔操作状態になると、デジタルレコーダー本体は、モードロック
ランプが点灯しモードロックとなり、フロントのボタン操作を受け付けなくなります。モードロックを解除
するには、[リモート操作]以外のタブを選択して、遠隔操作状態から抜けてください。
遠隔操作状態のまま、DRNET2を終了すると、デジタルレコーダー本体はモードロックのままとなり、
デジタルレコーダー本体からはモードロックを解除できませんのでご注意ください。
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6-o) メニュー設定の項目を選択する
メニュー設定ウインドウで設定する項目の釦をクリックすることにより、該当項目の設定ウインドウが現わ
れます。各設定項目の詳細についてはデジタルレコーダー本体の取扱説明書を御参照ください。
1 一般記録設定
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2 タイマ記録設定
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3 非常連動記録設定
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4 センサ連動記録設定
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6-p) 時刻合わせ
デジタルレコーダー本体の日時を設定します。詳細はデジタルレコーダー本体の取扱説明書を御参照く
ださい。なお、遠隔地からの操作ではデータの遅延により時刻が正確に設定できない場合があります。
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7.ISDN接続について
7-a) ISDN接続の準備
デジタルレコーダーに記録された画像を、ISDN回線経由で入手することができます。
この場合、お客様がNTT-ISDN回線契約をなされている必要があり、さらにデジタルレコーダー本体のほか
に、ダイアルアップルータ-をご準備いただく必要があります。
接続の構成は下図のようになります。
ここにおいてデジタルレコーダーに接続されるダイアルアップルータ-は、以下の要件をみたしている
必要があります。
1)Ethernet(10Base-T)ポートHUBを備えていること。
−デジタルレコーダーのEthernetポートに、ストレートケーブルで接続してください。
2)RAS(Remote Access Server)機能を有していること。
−ホスト(デジタルレコーダーにアクセスしようとするコンピュータ)のIPアドレス変換を行います。
詳しくは、ダイアルアップルーターの取扱説明書などをご覧ください。
なお弊社では、NTT-ME MN128-SOHO Slotin を用いて動作確認をしております。
ホスト(デジタルレコーダーにアクセスしようとするコンピュータ)側のISDN接続手段は、特にダイアルアッ
プルータ-である必要はなく、TA(Terminal Adapter)、DSU(Digital Service Unit) の組み合わせでもかまい
ません。
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7-b) 接続の手順
1)デジタルレコーダーのIPアドレス設定
本書「ネットワークの設定」項、「デジタルレコーダーのIPアドレス設定」ページを参照して下さい。
以下では、簡単のためにデジタルレコーダーのIPアドレスが、192.168.0.11、サブネットマスクが
255.255.255.0に設定されているものとします。
2)デジタルレコーダー側ダイアルアップルーターの設定
デジタルレコーダーに接続されたダイアルアップルーターにコンピュータを接続して、
ソフトウェア(多くはインターネットブラウザソフト)からか、あるいはルーター本体からの操作で以下を設定し
てください。
(設定方法の詳細は、ダイアルアップルーターの取扱説明書などをご覧ください。)
2−1)ルーター自身のIPアドレス
デジタルレコーダーと共通のネットワークアドレスのIPアドレスと、デジタルレコーダーと共通のマスク長のサ
ブネットマスク値に設定してください。
(本例では、たとえば IPAddress=192.168.0.1、SubnetMask=255.255.255.0 )
2−2)ルーターのDHCP機能:OFF
ルーターが、LAN上に接続された機器にIPアドレスを割り振る機能を停止させます。
2−3)ルーターのRAS機能:ON
ルーターの、RemoteAccessServer機能を動作させます。
2−4)Remote IP Address
デジタルレコーダー、およびルーター自身のIPアドレスと重複しないIPアドレスを設定してください。このとき、
ネットワークアドレスとサブネットマスク値は同一としてください。
(本例では,たとえば IPAddress=192.168.0.254、SubnetMask=255.255.255.0 )
3)ホストコンピュータ(デジタルレコーダーにアクセスしようとするコンピュータ)のIPアドレスを、上記デジタル
レコーダーと、デジタルレコーダーに接続されたダイアルアップルーターに設定されたIPアドレスとは異なる
ネットワークアドレスのIPアドレスに設定してください。(本例では,たとえば IPAddress=192.168.10.2、
SubnetMask=255.255.255.0 )
なお、ホストコンピュータ側にもダイアルアップルーターを用いる場合、ルーターのIPアドレス自身も、上記
デジタルレコーダーと、デジタルレコーダーに接続されたダイアルアップルーターに設定された
IPアドレスとは異なるネットワークアドレスのIPアドレスに設定してください。
4)ホストコンピュータより電話をかけ、回線を開いてください。
(電話のかけかた、回線の開きかたについては、ホストコンピュータに接続されたダイアルアップルーター、
ないしTerminal Adapterの取扱説明書などをご覧ください。)
5)本ソフトを立ち上げ、デジタルレコーダーのIPアドレス(本例ではIP Address=192.168.0.11)を指定して
通信を開始してください。
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8.トラブルシューティング
8-a) メッセージ 「ソケットの作成に失敗しました」が出たとき
LAN発報のためのソケットが獲得できなかったときに表示されるメッセージです。
LAN発報機能をお使いの場合は、PCを再起動してください。LAN発報機能をお使いでない場合は
そのまま継続しても問題はありません。
8-b)フォルダーツリーに最新画像のアイコンがない。
エイリアスに接続されていて、記録画像のアイコンがあるのに最新画像のアイコンが表示されない場合
があります。これはデジタルレコーダー本体が遠隔モニタリング禁止状態となっている(出荷時初期設定
値)ためです。本体操作ボタンで「メニュー」−「記録メニュー」−「遠隔モニタリング設定」で設定画面を
出し、DRNET2の画面上に表示したい入力CHの設定を「無」から「有」に変更してください。
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