Data Sheet PSV-400-3D スキャニング振動計 ポリテック スキャニング振動計 シリーズ PSV-400 スキャニング振動計 PSV-400-3D スキャニング振動計 MSA-500 マイクロシステム アナライザ PSV Software PSV-A-440 光学ディロテータ RoboVib スキャニング振動計システム 振動を3次元で収集し、解析を支援 構造的な振動のシミュレーションに用いるモデルは、信頼性の高い実験データに基づいて検証を行う必要 があります。PSV-400-3D スキャニング レーザ振動計は、複雑な形状を持つオブジェクトの実際の振動形状 や固有モードを、幅広い周波数レンジで高精度に、短時間で測定できる他に類のない測定ツールです。 測定データの中でも、 オブジェクトで実際に発生する純粋な振動特性を反映したものだけが、 「信頼できる」 データとなります。 これはまさに、PSV-400-3Dの非接触計測が保証する特長です。最先端のテクノロジと高 性能な測定機能、 そしてそのデータをソフトウェアで解析・可視化できるPSV-400-3Dは、複雑な構造的動特 性が引き起こすさまざまな問題の解決策を、研究や開発の段階で容易に見つけ出すことができます。 レーザを利用した非接触測定 あらゆる大きさの測定ターゲットに対応 PSV-400-3Dは、表面振動の測定における最も革命的 な概念の1つを、3次元に拡大します。3Dシステムの心 臓部は、振動速度を高精度に計測できる光学センサで ある、3台のレーザドップラ振動計です。各センサは、振 動するオブジェクトの表面から反射した散乱光に生じる 周波数の変化(ドップラー効果)から、振動を収集しま す。この測定手法は、優れた精度を発揮するだけでな く、接触式の振動計と同等に安全でありながら、装置 の校正を最小限に抑えることができます。 本来、自動車や航空機の構造体や構成部品の測定を目 的に開発されたPSV-400-3D スキャニング振動計は、今 や非常に汎用的な測定ツールとして活躍しています。大 きな構造物も、非常に簡単に短時間で測定でき、さらに ロボットを利用することで測定を自動化することさえ可 能です。その一方で、mmサイズの超音波振動子も、新し く登場した高周波向けのPSV-400-3D-Mにより、3次元 での振動測定が可能になりました。また、燃えるような 熱さのものから、回転するもの、機械的に繊細なものま で、あらゆる構造物の振動を測定できます。システム構 成は、帯域幅1 MHz、測定レンジ 10 m/s を最大として、 さまざまな組み合わせから選択することができます。 レーザドップラ振動計の測定原理については、ポリテッ クジャパン ホームページ www.polytec.co.jpから、 「振動計の原理」をご参照ください。 Advancing Measurements by Light www.polytec.co.jp より迅速で、より適切な製品開発のために − 3Dレーザドップラ振動計のメリット 直感的に操作できる使いやすいツール PSV-400-3Dでは、わずか数分で測定を開始 できます。これは簡単なセットアップと、直感 的に定義できる測定グリッド、1歩ずつ、分か りやすくユーザを導くガイド機能、そして完 全に自動化された測定処理によって実現さ れています。 非接触であらゆる表面を測定 PSVは非接触の振動計測システムであり、接 触式のように無数のセンサを接着したり、ケ ーブルを配線する必要はありません。振動 は、表面の形状に依存することなく純粋に 測定できます。また、センサと測定ターゲッ トが遠く離れていても、正確な振動を簡単 に測定できます。 ジオメトリとダイナミクス−3Dにおける すべての測定タスク PSV-400-3Dでは、既存のFEモデルからイン ポートした3Dオブジェクト座標を用いて、測 定グリッドを生成できます。または、搭載さ れているジオメトリ スキャンユニットで3D形 状を測定することもできます。測定データと ジオメトリは同一の座標系に一緒に保存で き、FEモデル シミュレーションとの比較用に エクスポートできます。接触式のトランスデュ ーサにはないメリットとして、有限要素におけ るノードとの高い相関性が保証されます。 高密度な測定ポイント、高い周波数 – 正確なモデル比較を実現 PSV-400-3Dでは、そのシーケンシャルな測 定方法により、測定ポイントを事実上無制 限に、つまり、測定グリッドを高密度に設定 できます。このため測定グリッドは、モデル 比較において高次のモードもリファレンスと して利用できるため、特に効果的なメリット です。周波数が高い場合も、局部的なモード 超音波テクノロジ: 極小の振動も を高い分解能で測定できます。 費用対効果に優れ、CAEワークフローへ のスムーズな統合が可能 スピーディな測定と、測定プロセスの自動化 の相乗効果により、PSV-400-3Dは構造解析 に必要な時間と労力を削減することができ ます。従来の接触式とは異なり、センサの取 り付けが不要なため、最大で90%の時間短 縮を可能にします。また、オープンなシステム 設計により、ジオメトリや測定値などのデー タ交換処理がシンプルになったため、PSV400-3DはCAEワークフローへもシームレス に統合することができます。 近接で追跡 微小な超音波アクチュエータは、身の回り の日常的なデバイスや医療技術に多く用い られるようになりました。標準バージョンの PSV-400-3Dが航空宇宙、自動車などの構造 体から、聴力補助装置や生物学分野まで、 構造的な振動を測定できる柔軟なツールと しての地位を確立したのち、こうした微小な システムの特性評価用として、高周波対応の PSV-400-3D-Mバージョンが開発されまし た。PSV-400-3D-Mでは、こうしたアクチュ エータなどの動特性を、専用アクセサリや、3 本のレーザビームを±0.1 mmの精度で位置 決めできる画像処理メソッドを利用すること で、最大1 MHzまで測定できます。 詳しい情報は、www.polytec.co.jpを ご参照ください。 テスト結果を自動化: RoboVib RoboVib スキャニング振動計システム は、PSV-400-3Dと高精度な産業用ロボ ットを組み合わせることで、優れた費用 対効果を発揮するシステムです。RoboVib は、CAEワークフローへの統合、繰り返し テストの自動化、測定単位当たりのコスト や時間の低減、実験室や設備の稼働率の 全体的な向上などを通じて、大幅なテス ト効率の向上を実現します。テストシーケ ンスは、FEジオメトリ データに基づき、シ ミュレーション プログラム上で最初に設 定しておきます。後は、何もしなくても大 丈夫です。オブジェクトに対する位置決 め、座標系のアライメント、測定の実行 − これらのテスト手順はすべて、RoboVibが 自動的に実行していきます。必要に応じ て、夜間にスキャンを終わらせておくと、 翌日には実験室を次の作業に向けて開放 できます。 RoboVibについての詳細は、www.polytec.co.jp の「PSV-400-3D スキャニング振動計」から 「RoboVib」ページをご参照ください。 2 測定ターゲット: 振動するものはすべて PSV-400-3D スキャニング振動計は、3次元の振動を測定するための理想的なツールであり、あらゆる産業や研究開発分野で 利用可能です。設計工程への統合が容易な、汎用的でユーザ フレンドリなシステムであるPSV-400-3Dでは、自動車シャーシの モーダル解析用データの収集も、繊維複合体の非破壊検査も、同じぐらい簡単に実行できます。 この非接触測定テクノロジのメリットや、非接触だからこそ実現できる測定が新たに発見されるにつれ、応用できる領域も日々 拡大しています。 自動車開発 n n 自動車および自動車部品の実験的モー ダル解析 ブレーキ、タイヤ、インテリア表面などの ノイズ制御 特に重要なメリット: 高効率、自動化が可 能、MIMO対応、表面に非依存、CAEおよ びモーダル解析へのインタフェース 物質研究および理工学 n n 環境発電トランスデューサや構造体、微 小構造体の測定 構造ヘルス モニタリング、パラメータお よび損傷の非破壊評価、ラム波伝搬 特に重要なメリット: 高い汎用性、幅広い 周波数レンジ、高時間分解能、ポイント密 度の高さ 超音波領域 n n 電化製品およびデータストレージ 超音波トランスデューサ、超音波アクチュ エータ、センサ、ツール、モータなどの評 価と最適化 製品工学、医療技術、および車体構造分 野(例: 距離センサ) 特に重要なメリット(PSV-400-3D-M): 帯域の広さ、非常に高精度な測定ポイント の位置決め、微小な試料を測定するための 汎用的なアクセサリ n n 動的テストおよび振動解析(例: ハードディ スク ドライブの磁気ヘッド) 環境テスト– 自動車や航空機の電気系統 に組み込まれるプリントされた回路ボード および部品の脆弱性解析 特に重要なメリット: 非常に微細な測定量に 対応、部品間で発生する相対振動の分離、 高い測定帯域幅 航空宇宙 n n 航空機、宇宙船などの部品の構造検査お よび構造的動特性 材料の疲労および損傷検査 特に重要なメリット: 軽量な構造物にもマ スローディングを与えない、あらゆる温度 に対応、真空環境での測定に対応 3 詳細については、www.polytec.co.jpの「アプ リケーション」ページをご参照ください。 3Dスキャニング振動測定技術 – 測定仕様の変更にも柔軟に対応 PSV- 400 -3D スキャニング振動計は、 ①3台の振動計スキャンヘッド(各ヘッドに ジオメトリ データ レーザ干渉計を内蔵)、②スキャナおよび 定義 インポート 測定 ビデオカメラ、③メインコンピュータおよ び3台のデータ収集・制御用ユニット(各 スキャンヘッドに1台)を収納したキャビネ ットから構成されています。 スキャナとデータ収集機能は、高性能な 数値 シミュレーション FEM PSV Softwareによって制御され、同期化 セットアップ 後処理 されます。最先端の3Dグラフィック機能に データ収集 より、動的プロセスを可視化し、なめらか に動く3Dアニメーションを実現します。 設定の定義 実験的 モーダル解析 自動スキャン データ解析 データの エクスポート オープン性を重視したシステム設計 Visual Basic®互換のScripting Engineでは、 PSV-400-3D スキャニング振動計にはオー 外部アプリケーションやプロセス制御システ プンなシステム設計が施されており、技術 ムからPSVシステムをプログラムしたり、制御 的なワークフローやIT環境にシームレスに することができます。 統合できる強力なデータ収集プラットフォー 現在の測定要件にも、将来の測定要件に ムです。PSVのシステムは、ジオメトリ データ も柔軟に対応 をCAEやFEMパッケージ、そして便利なジオ 測定の目的によって、必要な周波数帯域幅、 メトリ スキャンユニットからインポートでき 測定レンジ、および測定チャンネルの数は異 る入力インタフェースを備えています。 なります。PSV-400-3Dスキャニング振動計 また、PSVのデータはすべて、豊富なエクス は、測定用途に応じて2つのバージョンが用 ポート用フィルタやオープン データインタ 意されています。1つは、音響や低い超音波 フェースである PolytecFile Accessを介し、 領域の測定に適した PSV-400-3D バージョ サード パーティ製のアプリケーションにエク スポートできます。 PSV Softwareには、多数の演算処理を駆使 し、測定データへのリンクや測定データの後 処理を行う高性能な信号解析モジュールが 実装されています。 データの評価と アニメーション化 ン、もう1つは、高い超音波領域の測定に適し た PSV-400-3D-M バージョンです。高性能 なデータアクイジション ボード、シグナル ジ ェネレータ、およびソフトウェアの機能は、 ユーザの測定タスクに応じて個別に構成で きます。測定できる周波数は near DC ∼ 1 MHz、振動速度は < 0.01 µm/s ∼ 10 m/s です。また、適切なハードウェア/ソフトウェ ア アクセサリを選択することで、PSV-4003Dによる測定はさらに簡単に、より効率的 になります(7ページを参照)。 PSV-400-3D システム構成パターン モデル名 対応用途 チャンネル 数 最大周波数 最大振動 速度 PSV-400-3D-H 構造的な動特性および音響特性の測定 8 80 kHz 10 m/s PSV-400-3D-M 高周波(超音波)領域の動特性の測定 4 1000 kHz 10 m/s 4 PSV-400-3Dでの測定は、非常に簡単です。 PSV-400-3Dで振動を測定するための操作は、従来の多チャンネル式接触型トランス デューサと比べてずっと直感的でシンプルです。 システムを設置し、 ジオメトリおよび 測定グリッドを設定したら、 もうすでに、測定を始める準備は万端です。 対話式によるセットアップ 形状や方向、測定グリッドのポイント密度な どの設定は、ユーザフレンドリな描画ツール で簡単に実行できます。これらの設定は、 ビデオ画像に映し出された測定ターゲット に対して直接実行できます。 ターゲットの実形状は、CAE/FEMファイル から読み込むことも、ジオメトリ スキャンユ ニットを使って測定中のターゲットから直接 収集することもできます。 帯域幅、周波数分解能、加振方法、および チャンネルは、すべて1つのダイアログで 定義できます。 PSVでは、1つの設定をすべての測定ポイン トに適用できます。前回の測定で使用した 設定を保存しておくと、次の測定でもプロ ジェクトブラウザから簡単なマウス操作だ けで読み込むことができます。シグナル ジ ェネレータは、PSV Softwareで制御でき、定 義した加振信号を正確に出力します。 ライブビデオ画像上の測定グリッド クイック スキャン レーザビームは、自動的にグリッド全体をス PSV-400-3Dは、広帯域での振動測定でも、 キャンし、事前に定義したポイントの振動 各測定ポイントのスペクトラムと、測定表面 を1点ずつ測定していきます。その間、レー の振動形状をすべて保存します。 ザの焦点はそれぞれ最適に調整されます。 FastScanモードでは、振動形状を最短時間 つまり、S/N比は常に監視され、最適化され で測定することができ、数秒間で数百の測 ます。スキャンの実行中は、振動計およびリ 定ポイントを計測します。 ファレンス信号の時間応答および周波数ス ペクトラムが表示されます。 周波数スペクトラム ブレーキディスクの測定 パーフェクトなアニメーション機能 PSV Softwareパッケージは、 測定した振 動を、情報が詰まったアニメーションとして 表示できます。 振動形状は、色分けされた2D/3Dグラフ ィックとして表示できます。注目する周波 数も、スペクトラムからカーソルで簡単に 選択できます。 ビデオ画像も3Dでアニメーション化され、 構造体の振動が強調されて、まるで生きて いるかのように動きます。 アニメーションの断面図は、振動の詳細な 把握に役立ちます。 過渡的な現象に対する反応は、タイムドメ イン アニメーション*機能により、高分解能 なスローモーションで観察できます。 個々の測定ポイントの解析には、ポイントご とのスペクトラム、伝達関数、コヒーレンス、 時間信号*などを利用できます。 こうしたグラフィックやアニメーションは、 簡単にエクスポートでき、訴求力の高いレ ポートやプレゼンテーションの作成を強力 に支援します。 3Dアニメーション 柔軟な解析 ポリテックのシグナルプロセッサは、スプレ ッドシート形式の高性能な解析ツールであ り、全体のデータセットや個々の部分的な データに対して、豊富な種類の算術演算や 統計演算を実行します。 別のセンサで収集したデータも簡単にイン ポートでき、振動計データにリンクさせるこ とができます。 測定データは、標準的なエクスポート フィ ルタやポリテック独自のPolytecFileAccess オープン インタフェースを介してエクス ポートでき、外部ソフトウェア パッケージや ユーザ独自の専用ソフトウェアを利用して、 モーダル解析、音場解析、およびパワーフロ ー計算などに使用できます。 シミュレートされたモード *オプションまたはオプションのアクセサリとして 提供 5 シグナルプロセッサ テクニカル データ 標準システム構成 振動計システム OFV-5000 振動計コントローラ x 3台: デジタル速度 デコーダを搭載 PSV-I-400 センサヘッド x 3台: OFV-505 振動計センサ、高精度スキャナ、およびオートフォーカスおよび72倍 ズーム機能を搭載したカラー ビデオカメラ (移動用ケース付属)を含む PSV-E-401/PSV-E-408 ジャンクション ボックス: PSV-CL-10 電源ケーブル(10 m)が3本付属 コンピュータ PSV-W-402 データマネジメント システム Windows® XP または Vista 64搭載の業務用PC、Gigabit Ethernet、 データ収集用ハードウェア 大画面モニタ (24インチ)、DVD書き込み装置、光学マウスおよびキーボード アクセサリ VIB-A-T02 三脚(チップ-チルト アダプタ付き) PSV-Z-051 ハンドヘルド リモートコントローラ (スキャナ制御用) 可搬型 19インチ ラックマウント キャビネット (電子制御装置およびケーブルを収納、作業用カウンタつき) その他に含まれる構成部品は、PSVのモデルおよび構成によって異なります。 技術的な仕様 光学系 PSV-I-400 センサヘッド 構成部品 外形寸法 [W x L x H] PSV-A-420 センサヘッド(ジオメトリ スキャンユニット内蔵) 190 mm x 376 mm x 163 mm (7.5 in x 14.8 in x 6.4 in) 238 mm x 382 mm x 163 mm (9.4 in x 15.0 in x 6.4 in) 重量 7 kg(15.4 lbs) 7.6 kg(16.8 lbs) レーザタイプ ヘリウムネオン レーザ(633 nm) レーザダイオード(620 ∼ 690 nm) レーザ安全クラス クラス2(< 1 mW 可視出力) クラス2(<1 mW 出力) 測定距離 0.35 m ∼ 5 m 測定可能なサイズ 数mm² ∼ 数 m² カメラ スキャナ カラー ビデオカメラ、CCD 1/4 、752 x 582ピクセル、オートフォーカスおよび72倍ズーム付き (4倍デジタル、 18倍光学) オプション: 外部デジタルカメラ、1034 x 779 ピクセル、モノクロ、1/3インチ Cマウント マクロズーム、 8.5 mm ∼ 90 mm、最小測定距離: 178 mm、最小視野: 6 x 8 mm 高精度スキャンユニット (スキャン範囲: XY軸について± 20° )、角度分解能 < 0.002、角度安定性 < 0.01° /hr スキャン速度 30 ポイント/秒(標準) データ収集/データ処理 構成部品 外形寸法 [W x L x H] OFV-5000 振動計コントローラ mm (in) 450 x 360 x 150 (17.7 x 14.1 x 5.9) 10 kg(22.0 lbs) 重量 PSV-E-401 ジャンクション ボックス 450 × 360 × 135 (17.7 x 14.1 x 5.3) PSV-E-408 ジャンクション ボックス (3D-Mシステムを除く) 482 × 303 × 23 (19.0 x 11.9 x 0.9) 9 kg(19.8 lbs) 1.5 kg(3.3 lbs) PSV-W-402 データマネジメント システム 450 x 550 x 190 (17.7 x 21.7 x 7.5) 18 kg(39.7 lbs) 一般的な仕様 電源 100 ∼ 240 VAC ±10 %、50/60 Hz、全体の最大値: 800 W 使用環境条件 動作温度: + 5 ∼ + 40 ° C(41∼104 ° F)、保管温度: – 10 ∼ + 65 ° C(14∼149 ° F) 相対湿度: 最高 80 %、結露なきこと 校正条件 24か月ごと PSV-400-3D デコーダおよび性能仕様 モデル名 デコーダ名1) レンジ数 PSV-400-3D-H VD-08 8 0.2 ∼ 50 0.002 ∼ 0.5 DC ∼ 25 kHz < 0.01 ∼ 0.2 VD-09 8 5 ∼ 1000 0.05 ∼ 10 DC ∼ 2.5 MHz 0.01 ∼ 4 VD-07 6 1 ∼ 50 0.01 ∼ 0.5 DC ∼ 350 kHz < 0.02 ∼ 0.2 VD-09 8 5 ∼ 1000 0.05 ∼ 10 DC ∼ 2.5 MHz 0.01 ∼ 4 PSV-400-3D-M レンジ (mm s-1/V) フルスケール(p) (m/s) デコーダ周波数範囲 分解能2) (µm s-1 /√Hz) 1) モジュール型システム: ご要望に応じて、別のデコーダの組み合わせや追加のデコーダをご購入いただけます。 ® 2) 残留ノイズレベルは、3M Scotchlite Tape(反射フィルム) 上で、1 Hzのスペクトル分解能で測定した際の、S/N比が0 dBとなる信号振幅(rms値) として定義されます。 達成できる分解能は周波数に依存し、10 Hz 以上の周波数に対して指定できます。 6 PSV-400-3D データマネジメント システム バージョン名 チャンネル数 PSV-400-3D-H PSV-400-3D-M 3 振動計チャンネル 5 リファレンス チャンネル 3 振動計チャンネル 1 リファレンス チャンネル 収集帯域幅 80 kHz 1000 kHz 分解能 24 ビット 12 ∼ 16 ビット (帯域幅による) センサ電源 4 mA /24 V IEPE 互換 4 mA /24 V IEPE 互換 シグナルジェネレータ チャンネル 4(MIMO測定では無相関) 1 帯域幅 80 kHz 500 kHz 分解能 12 ビット 16 ビット 標準規格との適合性 電気的安全性 IEC/EN 61010-1:2002-08 EMC IEC/EN 61326-1:2006-10; エミッション: FCC クラス B、IEC/EN 61000-3-2 および 61000-3-3 イミュニティ: IEC/EN 61000-4-2 ∼ 61000-4-6 および IEC/EN 61000-4-11 レーザの安全性 IEC/EN 60825-1:2003-10 (CFR 1040.10, CFR 1040.11) Laser Radiation Do not stare into beam Class 2 Laser Product According to EN 60825-1 (2001) P ≤ 1 mW/cw; λ = 620-700 nm PSV-400 ハードウェア アクセサリ PSV-A-MIR / PSV-A-MIR+ ミラーセット レーザビームの照射が難しいポイントの測定を可能にするミラーのセット。 このセットには、高品質コーティングが 施された4台(PSV-A-MIR+: 5台)のミラーと、磁石ベースのミラーホルダが含まれています。 PSV-A-PDA リモートコントロール ユニット レーザビームの位置決め、焦点調整、 スキャンポイントのティーチングなどを遠隔から無線で操作できるリモート コントローラ PSV-A-430 アコースティックゲート ユニット ノイズが一定のしきい値を超過した場合に、ゲート入力を有効にするオプション(ブレーキの鳴き測定などに有効) PSV-A-T31 三脚システム 3台のPSV-I-400 センサヘッドを簡単に、すばやく設置できる三脚 PSV-400-3D-M 超音波測定用アクセサリ A-CAZ-1000 外部ビデオカメラ マクロズーム レンズ付き外部ビデオカメラ: 微小な測定ターゲットの測定ポイントを高精度に定義可能 PSV-S-TRIA 3-D ジオメトリ最適化 画像処理用ソフトウェア オプション: ポイントのジオメトリおよび測定精度を最適化 PSV-A-450 アライメント サンプル センサヘッドの正確な3Dアライメントを支援するリファレンス オブジェクト。既知の座標に沿って正確に機械的に マークされたリファレンス ポイントを用い、3D空間上でバランスよく分散させることで、PSV測定システムの基本的な アライメントを正確に定義できます。 これにより、空間精度を向上させることができます。 PSV-A-T34 近接 PSV-3D スタンド A-MIR-2030 ミラーセット 3台の PSV-I-400 スキャンヘッド用固定スタンド。 スキャンヘッド間の角度を最適に調整し、すべての振動成分 (面内および面外)の分解能のバランスを調整します。 A-CAZ-1000 中央デジタルカメラも取り付けられます。 前面がコーティングされた特殊なミラー。位置決めを柔軟に行える、磁石ベースのスタンドが付属しています。 レーザビームを直接照射できないエリアも測定することができます。PSV-A-T34 近接 PSV-3D スタンドと 組み合わせることにより、垂直方向の測定も可能になります。 RoboVib スキャニング振動計システム – 測定ターゲットの大きさ、測定可能エリアについては一般的な数値を表示 ロボット型式 リニア軸 最大測定寸法 [L x D x H] KUKA KR-140 KL 1500(5.0 m) 6.0 m x 1.1 m x 2.2 m KUKA KR-60 なし 0.5 m x 0.5 m x 0.5 m 3.0 m x 0.5 m x 0.5 m 測定可能面 前面、上面、片面 (目安: 乗用車の一方の側面) 全面から可能 片面および上面のみ RoboVibスキャニング振動計システムの詳細については、ポリテックジャパンのホームページ www.polytec.co.jp の「PSV-400-3D スキャニング振動計」から 「RoboVib」ページを ご参照ください。 7 ソフトウェア − 機能およびオプション 設定用 l m APS Professional 測定ポイントおよび個々のオブジェクトのプロパティを任意に設定 l Geometry Data Import スキャンポイント定義のため、 ジオメトリデータをPSV Softwareにインポート するためのGeometry Module l Signal Generator ターゲット加振用のシグナル ジェネレータ l High Resolution Scan 各オブジェクトについて、512 x 512ポイントの高分解能測定を可能にする ソフトウェア エクステンション l FastScan 構造物の応答を解析するための高速スキャンルーチン(最大30スキャン ポイント/秒)。単一周波数のみ対応。 l Time Domain Data スキャン中にタイムドメイン データを収集。データの収集中に平均化と アニメーション化を実行することができます。 m Zoom FFT 選択した周波数帯域の周波数分解能を大幅に向上 m Extended FFT Lines FFTライン数を拡張するさまざまなオプション(最大819 200ライン) m Multi Frame 燃焼エンジンのトリガ測定向けオプション m PSV Softwareに搭載されている演算ライブラリへのユーザ インタフェース。 使いやすいスプレッドシート形式。 l 測定用 解析用 技術的な仕様は予告なく変更される場合があります。OM_DS_PSV-400-3D_2009_04_1000_J Signal Processor Principle Component Analysis MIMO測定用(PSV-400-3D-M では利用できません)。 Data Export to ME scope Vibrant Technology社のME scope モーダル解析ソフトウェアにデータを エクスポート m ME scope Modal Software Vibrant Technology社のME scope モーダル解析ソフトウェア パッケージ。 PSVのデータから、モードおよびモーダル パラメータを抽出(データ インタ フェースを含む)。 m Desktop Analysis Version 測定データの後処理および表示に利用できるPSV Softwareのデスクトップ バージョン(データ収集機能は搭載されていません)。 シングル ライセンス またはネットワーク ライセンスを選択できます。 m Software Maintenance Basic システムに付属の基本ソフトウェア メンテナンス契約(1年間有効)。 l Extendend Software Maintenance 基本メンテナンス期間を超過したシステムが対象。 ご契約期間内は、 ソフト ウェアのバージョンアップを何度でも無償で提供します(契約単位: 12ヶ月)。 m University Program 大学などの教育機関向けの特別なメンテナンス プログラム。測定システムと 併せてご購入いただいたソフトウェア パッケージのアップグレードを定期的 に受けられます。また、ご購入いただいた装置のサポート期間が終了するま で、 ソフトウェアの新しいリリースを無償で提供します。 m m メンテナンス パッケージ Windows® および Visual Basic® は、Microsoft社の登録商標です。 PSV-400-3D スキャニング振動計に関する技術的な情報およびアプリケーションの詳細については、 ポリテックジャパンのホームページをご参照いただくか、弊社営業部(Tel: 045-478-6980) まで お気軽にお問い合わせください。 標準 オプション ポリテックジャパン株式会社 〒222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜 3-1-9 アリーナタワー13F Tel. (045) 478-6980 Fax (045) 478-6981 [email protected] Polytec GmbH (Germany) Polytec Headquarters Polytec-Platz 1-7 76337 Waldbronn Tel. + 49 (0) 7243 604-0 Fax + 49 (0) 7243 69944 [email protected] Polytec France S.A.S. 32 rue Delizy 93694 Pantin Cedex Tel. + 33 (0) 1 48 10 39 30 Fax + 33 (0) 1 48 10 09 66 [email protected] Polytec Ltd.(Great Britain) Lambda House, Batford Mill Harpenden, Herts AL5 5BZ Tel. + 44 (0) 1582 711670 Fax + 44 (0) 1582 712084 [email protected] Polytec, Inc. (USA) North American Headquarters 1342 Bell Avenue, Suite 3-A Tustin, CA 92780 Tel. +1 714 850 1835 Fax +1 714 850 1831 [email protected] Midwest Office 3915 Research Park Dr. Suite A-12 Ann Arbor, MI 48108 Tel. +1 734 662 4900 Fax +1 734 662 4451 East Coast Office 25 South Street, Suite A Hopkinton, MA 01748 Tel. +1 508 544 1224 Fax +1 508 544 1225 Advancing Measurements by Light www.polytec.co.jp
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