一般廃棄物処理基本計画
パブリックコメント用
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平成 22 年 3 月
河北郡市広域事務組合
- 目
次 -
パブコメ用
第1章
割愛
×
計画の基本的事項
1.1
計画策定の趣旨 .................................................
1
1.2
計画の位置付け .................................................
2
1.3
計画対象 .......................................................
3
第2章
地域概況
2.1
位置・地勢等 ....................................................
4
2.2
気象 ...........................................................
5
2.3
人口 ...........................................................
8
2.4
産業 ........................................................... 10
2.5
その他 ......................................................... 16
2.6
河北郡市広域事務組合の概況 ..................................... 18
第3章
ごみ処理の概況
3.1
ごみの排出状況 ................................................. 20
3.2
収集・運搬の状況 ................................................ 35
3.3
中間処理の状況 ................................................. 41
3.4
最終処分の状況 ................................................. 47
3.5
啓発指導・環境保全活動 .......................................... 51
第4章
ごみ処理に係る基本方針
5.1
基本的な考え方 ................................................. 53
5.2
施策体系 ....................................................... 56
第5章
ごみ量に係る予測
5.1
予測手順、フロー ............................................... 59
5.2
現状(実績)に基づくごみ量の予測 ................................. ×
5.3
排出抑制(減量化)を考慮したごみ量の予測 ......................... ×
5.4
容器包装廃棄物の回収量の予測 ................................... ×
5.5
ごみ量・内訳等の整理 ............................................ 83
第6章
排出抑制計画
6.1
基本方針 ....................................................... 86
6.2
具体的施策 ..................................................... 86
第7章
再資源化・有効利用計画
7.1
基本方針 ....................................................... 89
7.2
具体的施策 ..................................................... 89
第8章
広報・啓発、参加推進計画
8.1
基本方針 ....................................................... 94
8.2
具体的施策 ..................................................... 94
第9章
収集・運搬計画
9.1
基本方針 ....................................................... 99
9.2
具体的施策 ..................................................... ×
第 10 章
中間処理計画
10.1
基本方針 ...................................................... 103
10.2
具体的施策 .................................................... 103
10.3
ごみ処理経費の比較・分析 ....................................... 106
10.4
省エネ法等への対応 ............................................ 108
10.5
施設整備に係る見通し .......................................... 111
第 11 章
最終処分計画
11.1
基本方針 ...................................................... 116
11.2
具体的施策 .................................................... 116
11.3
最終処分量に係る見通し ........................................ 118
第 12 章
その他計画
12.1
不法投棄対策 .................................................. 120
12.2
災害廃棄物対策 ................................................ 120
12.3
計画の進行管理 ................................................ 120
第 13 章
生活排水処理の概況
13.1
処理体系 ...................................................... 121
13.2
河北郡市浄化センター .......................................... 123
13.3
し尿等の収集・運搬状況 ......................................... 126
13.4
し尿等搬入量 .................................................. 127
13.5
処理汚泥発生量 ................................................ 129
13.6
各種測定結果 .................................................. 132
13.7
農業集落排水処理施設等 ........................................ 137
13.8
合併処理浄化槽 ................................................ 141
13.9
下水道 ........................................................ 144
13.10
処理形態別人口 ............................................... 149
13.11
1 人 1 日平均排出量 ............................................ 152
第 14 章
水環境・水質保全の状況
14.1
河川・湖沼等の概況 ............................................. 153
14.2
水質に係る関係法令、社会的基盤 ................................ 156
14.3
水質測定結果 .................................................. 164
14.4
啓発・環境保全活動等 ........................................... 166
第 15 章
生活排水処理に係る基本方針
15.1
基本的な考え方 ................................................ 168
15.2
施策体系 ...................................................... 170
第 16 章
生活排水処理量の予測
16.1
予測手順、フロー .............................................. 174
16.2
計画処理人口の予測 ............................................. ×
16.3
計画 1 人 1 日平均排出量の設定 .................................. 213
16.4
生活排水計画年間処理量(非定住人口分)の予測 .................... 214
16.5
生活排水処理量の取りまとめ .................................... 215
16.6
計画処理量の設定 .............................................. 220
第 17 章
生活排水処理計画
17.1
基本方針 ...................................................... 224
17.2
具体的施策 .................................................... 225
第 18 章
し尿・汚泥等処理計画
18.1
基本方針 ...................................................... 230
18.2
具体的施策 .................................................... 230
18.3
「河北郡市浄化センター」の更新に係る検討 ........................ 233
第 19 章
水環境保全・参加推進計画
19.1
基本方針 ...................................................... 244
19.2
具体的施策 .................................................... 244
第1章
計画の基本的事項
1.1 計画策定の趣旨
今日の廃棄物処理に係る政策は地球温暖化対策や生態系・生物多様性の保全等との整合・
配慮が要求される等、複雑さを増しているが、いずれにしても住民・事業者・行政すべての主
体が地球規模での環境問題の深刻化を真摯に受け止め、個々の責務を全うし、化石燃料・資
源の多量消費に支えられた社会経済構造から、省資源・省エネルギーを基調とする 循環型
社会 、 低炭素社会 、 自然共生社会 への転換を急がなければ、 持続可能な社会
は保
障されないと改めて認識すべき時期に来ている。
温室効果ガスの排出削減については、京都議定書が 2005 年 2 月 16 日に発効し、第一約
束期間〔2008 年度(平成 20 年度)∼2012 年度(平成 24 年度)〕に 1990 年比で 6%を削減し
なければならないものの、2008 年度時点で 1990 年比+1.6%という状況にあり、更に平成
21 年 9 月 22 日に開催された国連気候変動首脳会合において温室効果ガス削減の中期目標
について「1990 年比で 2020 年までに 25%削減を目指す」と表明したことは、2009 年 12 月
7 日∼18 日に開催された第 15 回気候変動枠組条約締約国会議(COP15)において 2013 年度
以降の目標や枠組みに関する合意が得られなかったことから正式な条約にはなっていない
ものの、事実上の国際公約になったと言え、重責を課せられたことになる。
このような中、オフセット・クレジット(J-VER;Japan Verified Emission Reduction)制
度が急速に整備された他、再生可能エネルギーの全量買取制度、温室効果ガス対策税(環境
税)等についても検討されており、これらの動向は社会経済構造の根幹に影響を及ぼすもの
と考えられるため、廃棄物処理に関してもその起源、つまり発生・排出抑制に係る取組につ
いて、これまで以上に重視すべき時期が到来したと言える。また、平成 20 年 3 月 25 日に
閣議決定された「廃棄物処理施設整備計画」は廃棄物処理施設の整備にあたって地球温暖化
防止に配慮することが重要であることを示すと同時に、ストックマネジメントの導入によっ
て廃棄物処理施設の計画的かつ効率的な維持や更新を進め、長寿命化・延命化を図るべきと
する等、LC-CO2 (ライフサイクル CO2)分析を極めて重視している。
一方、河北郡市広域事務組合(以下、組合という。)では、平成 16 年 3 月に「一般廃棄物処
理基本計画」を、平成 19 年 6 月に「第 5 期分別収集計画」を策定し、これら計画に基づいて
ごみ及びし尿等の適正処理、排出抑制や再資源化等に係る施策、並びに河北郡市リサイクル
プラザの整備等を実施してきたところであるが、上記の社会情勢等をふまえ、 循環型社会 、
低炭素社会 に向けた取組を更に推進するためにも、一般廃棄物処理に係る目標、住民・
事業者・行政の責務、具体的施策等の整理・見直し等を行うべき時期に来ている。また、これ
まで重点的に取り組んできた次の事項等についても河北郡市全域の
化・低減効果
社会的コストの効率
を検証し、方向性や見通しを改めて整理・周知することは有意義である。
古紙類の回収・資源化率向上とそれによる可燃ごみ排出量及び施設運営・維持管理コス
トの低減
生活排水処理関連施設の合理的かつ経済的な体系構築及び施設更新に係る検討
以上の背景や意義をふまえ、総合的・中長期的な視点のもと、 持続可能な社会 を実現す
べく、「河北郡市広域事務組合 一般廃棄物処理基本計画」(以下、本計画という。)を策定す
るものとする。
-1-
1.2 計画の位置付け
本計画は「廃棄物の処理及び清掃に関する法律(以下、廃棄物処理法という。)」 第 6 条第 1
項の規定に基づき、同法の目的である「廃棄物の排出抑制、廃棄物の適正処理、生活環境の
清潔保持によって生活環境の保全及び公衆衛生の向上」を図るための河北郡市における基本
方針となるものである。
また、本計画は「環境基本法」、「循環型社会形成推進基本法」、「地球温暖化対策の推進に
関する法律」等の上位・関連法、並びに市町の総合計画に定められる環境保全・廃棄物処理に
係る事項等と整合を図りつつ、総合的・中長期的な視点のもと、一般廃棄物処理に係る具体
的施策等を定めるものである。
図 1.1 に循環型社会・低炭素社会の形成推進に係る上位・関連法や各種計画と本計画との
関係・位置付けを示す。なお、本計画は「ごみ処理基本計画」と「生活排水処理基本計画」から
構成される。
図 1.1 一般廃棄物処理基本計画の位置付け
-2-
1.3 計画対象
1.3.1 計画の範囲
本計画の対象地域は河北郡市(かほく市、津幡町、内灘町)全域とし、その範囲は一般廃棄
物の排出抑制、分別、収集・運搬、再資源化、中間処理、最終処分、並びに啓発・参加促進等
に係る事項を含むものとする。
計画対象廃棄物は組合が自ら処理・処分する一般廃棄物、拠点・集団回収(公共関与)される
資源物の他、拠点回収(非公共)される資源物、不法投棄廃棄物等、その実態の把握が本計画
の実効性等に影響を及ぼす事項についても対象とする。
1.3.2 計画期間
一般廃棄物処理基本計画の目標年次は概ね 10 年から 15 年先に設定することとなってお
り、また、生活排水処理基本計画と関連する市町の下水道事業計画を勘案すると、平成 37
年度を計画目標年次とすることが妥当と考えられる。よって、平成 22 年度から平成 37 年
度までの 16 年間を計画期間とする。
ごみ処理については、現有 RDF 製造施設「河北郡市クリーンセンター」を平成 29 年度末
に停止し、平成 30 年度当初から新たな施設を供用開始予定であるため、平成 30 年度を中
間目標年次とする。
生活排水処理については、現有し尿処理施設「河北郡市浄化センター」の老朽化が著しいこ
とをふまえ、平成 26 年度を中間目標年次とし、この時点における状況等を予測・評価する。
なお、本計画は概ね 5 年を目安に見直すことを基本とするが、政策・制度等の改変、社会
経済情勢の変化、施設整備に係る情勢変化等があった場合には、必要に応じて順次見直すも
のとする。
-3-
第2章 地域概況
2.1 位置・地勢等
河北郡市は石川県のほぼ中央に位置し、かほく市、津幡町、内灘町の 1 市 2 町で構成さ
れている。郡市面積は県全体の 4.67%に相当する 195.58km2 となっており、北は宝達志水
町、南は金沢市、東は富山県小矢部市及び高岡市、西は日本海にそれぞれ隣接している。地
形的には東から西へ向かって、山地、丘陵地、沖積低地、段丘地、海岸砂丘地と多様性を有
し、これらの地形と一体となった緑豊かな自然環境に恵まれている。
なお、本地域は石川県下最大の潟面積を持つ「河北潟」を有しており、河北郡市と金沢市
を含めた河北潟流域は平成 7 年 3 月に「河北潟流域生活排水対策重点地域」に指定されて
いる。
図 2.1 に河北郡市の位置図を、表 2.1 に郡市域面積を示す。
図 2.1 河北郡市の位置図
表 2.1 河北郡市の面積
面積 [km2]
かほく市
津幡町
内灘町
計
64.76
110.44
20.38
195.58
出典; 各市町ホームページ
-4-
2.2 気象
表 2.2、表 2.3 に河北郡市周辺における気象状況を示す。河北郡市は山間部から海岸部に
まで及ぶため、気候は各々わずかな違いがみられるものの、全体としては冬季の降雪が典型
的な日本海側気候である。
なお、河北郡市を含む石川県は 3 方向を海に囲まれ、対馬海流(暖流)の影響を受けること
から、同緯度の他都市と比べると比較的温暖であるという特徴がある。また、全国有数の多
降水量地域でもある。
-5-
-6-
S58
S59
S60
S61
S62
S63
H1
H2
H3
H4
H5
H6
H7
H8
H9
H10
H11
H12
H13
H14
H15
H16
H17
H18
H19
H20
H21
年
年間
日最大
合計
[mm]
[mm]
2,632
118
1,910
62
2,976
114
1,899
93
1,715
63
2,400
89
2,272
114
2,021
74
2,264
134
1,696
41
2,552
99
1,338
44
2,193
113
1,897
147
2,034
92
2,583
125
2,360
140
1,923
143
2,030
70
2,419
144
1,935
131
2,049
74
2,502
143
2,089
74
1,557
90
1,707.5
89.5
2,080.5
91.5
[月/日]
9月28日
8月27日
6月30日
7月16日
6月09日
6月03日
9月06日
8月17日
6月29日
6月30日
8月17日
1月17日
7月08日
6月25日
6月28日
9月22日
9月21日
9月10日
1月15日
7月13日
8月31日
9月05日
8月11日
8月12日
6月22日
8月16日
6月22日
起日
降水量
1時間
起日時
日平均
最大
[mm]
[月/日/時]
[℃]
36 8月01日06:00
13.5
38 8月27日09:00
12.9
28 7月11日06:00
13.5
22 7月16日21:00
12.8
26 7月25日02:00
13.8
22 10月12日21:00
12.9
26 9月02日14:00
13.8
21 9月15日06:00
14.5
41 7月12日06:00
13.8
16 7月17日17:00
13.7
35 8月19日19:00
13.0
36 7月25日16:00
14.2
33 7月08日07:00
13.1
30 6月15日05:00
13.0
22 5月08日17:00
13.7
42 8月12日11:00
14.6
59 8月27日09:00
14.2
42 7月25日08:00
14.2
29 9月28日01:00
13.9
59 7月13日17:00
14.2
32 9月06日08:40
13.8
32 9月14日03:00
14.8
57 8月06日15:20
13.8
50 8月12日11:40
13.8
31 6月29日07:50
14.4
39.5 8月15日08:30
14.2
33.0 7月21日01:30
14.0
[℃]
35.2
34.7
35.4
34.8
35.2
31.2
33.4
34.5
33.4
33.8
35.6
33.6
35.6
35.7
32.5
37.3
36.9
34.2
36.0
35.2
36.7
34.8
35.9
34.9
33.9
33.9
最高
-6-
[月/日/時]
8月15日15:00
8月21日15:00
9月01日11:00
8月29日16:00
7月23日14:00
8月12日10:00
7月25日15:00
8月22日12:00
7月30日14:00
9月02日13:00
7月25日16:00
8月14日17:00
7月24日12:00
7月19日13:00
8月09日14:00
7月19日12:00
8月07日12:00
7月31日15:00
7月12日12:00
9月01日15:00
9月13日11:40
8月19日13:00
9月07日12:20
8月19日14:30
9月17日13:40
8月03日13:30
7月15日10:07
起日時
気 温
[℃]
-3.5
-5.5
-4.9
-5.4
-3.9
-5.1
-2.4
-6.3
-2.8
-3.3
-1.7
-3.9
-4.8
-4.6
-5.4
-2.9
-5.4
-4.1
-4.3
-2.8
-4.1
-4.6
-2.7
-4.4
-2.7
-2.9
-2.8
最低
平均
最大
風向
起日時
[h]
2,122.8
2,238.7
2,030.6
2,149.6
1,347.8
1,522.2
1,594.4
1,279.8
1,557.3
1,339.0
1,708.2
1,417.4
1,571.4
1,607.5
1,401.5
1,619.3
1,785.7
1,732.8
1,636.2
1,425.7
1,699.4
1,537.6
1,483.3
1,616.3
1,587.1
1,650.4
年間
日照時間
出典; 気象庁ホームページ 気象統計情報
[月/日/時]
[m/s] [m/s]
[月/日/時]
2月12日24:00
2.5
15 西北西 3月17日21:00
2月20日07:00
2.3
11 北西 12月18日22:00
1月19日07:00
2.4
13 南西 11月28日14:00
2月11日04:00
2.3
13
1月08日17:00
西
2月02日05:00
2.4
13 南西
4月21日23:00
2月22日07:00
2.5
13 西南西 2月06日23:00
1月29日07:00
2.2
13 北西 12月31日04:00
1月28日03:00
2.3
14 北西 12月27日08:00
1月29日03:00
2.4
23
9月28日02:00
2月12日06:00
2.5
14 西北西 12月24日06:00
3月17日04:00
2.7
16 南西
9月04日12:00
1月31日07:00
2.7
12 西北西 12月15日22:00
1月17日07:00
2.9
15 西南西 4月12日13:00
2月02日09:00
2.7
15 西南西 6月19日01:00
1月22日01:00
2.7
16 西南西 12月02日13:00
1月24日15:00
2.6
16 南西 10月18日04:00
2月05日03:00
2.5
13
12月20日03:00
西
1月28日03:00
2.9
14 北西
2月08日24:00
1月18日05:00
3.0
14 西北西 12月15日12:00
1月26日07:00
3.0
15 西南西 1月08日10:00
1月29日15:10
2.8
16 西南西 1月28日04:10
1月22日13:30
3.0
19 南西
8月31日05:00
2月26日07:40
3.2
16 西南西 12月17日14:40
2月04日06:10
2.8
18 西南西 11月07日12:00
2月05日07:20
2.9
15
2月15日14:20
西
2月13日03:20
2.6
14 西南西 11月29日20:30
1月16日03:10
2.7 15.2
西
12月18日06:07
起日時
風 速
表 2.2 気象状況(かほくアメダス観測所; 北緯 36 度 42.7 分/東経 136 度 41.5 分、標高 42m)
-7-
S58
S59
S60
S61
S62
S63
H1
H2
H3
H4
H5
H6
H7
H8
H9
H10
H11
H12
H13
H14
H15
H16
H17
H18
H19
H20
H21
年
降水量
年間
1時間
日最大
起日
合計
最大
[mm]
[mm]
[月/日]
[mm]
35.0
3,061.0
158.5 9月28日
48.0
2,303.0
74.0 6月26日
38.5
3,307.0
90.5 9月07日
25.5
2,029.5
69.0 7月13日
22.0
1,997.5
80.5 5月23日
34.5
2,790.0
101.0 9月11日
36.5
2,677.0
116.5 9月06日
36.5
2,293.0
80.5 8月17日
41.5
2,559.5
109.0 7月12日
17.5
1,935.0
44.0 12月08日
36.0
2,722.5
74.5 8月17日
27.0
1,600.5
46.0 1月17日
49.0
2,654.0
112.5 8月31日
26.0
2,134.5
187.5 6月25日
31.0
2,505.5
108.0 6月28日
46.5
2,631.0
143.5 9月22日
53.0
2,575.5
119.5 9月21日
40.5
2,126.0
172.0 9月10日
46.5
1,921.0
68.5 9月28日
47.5
2,793.0
94.5 7月13日
22.5
2,073.0
84.0 8月31日
27.5
2,329.0
94.0 10月20日
2,545.0
93.0 7月12日
35.5
24.0
2,447.0
104.5 9月07日
44.0
1,820.5
83.5 6月22日
40.0
1,859.0
65.5 6月29日
29.5
2,292.0
99.5 7月17日
[月/日]
7月24日
8月27日
9月07日
7月13日
8月22日
9月20日
9月25日
9月15日
6月29日
7月14日
8月19日
9月19日
8月31日
9月07日
5月09日
9月22日
9月21日
9月10日
9月28日
7月13日
9月06日
7月10日
8月06日
9月07日
8月20日
7月08日
7月21日
起日
[℃]
14.1
13.5
14.3
13.7
14.7
13.7
14.7
15.5
14.7
14.5
13.9
15.3
14.3
14.2
14.7
15.6
15.3
15.1
14.8
15.2
14.8
15.8
14.8
14.6
15.1
14.9
14.8
日平均
[℃]
36.9
35.7
38.0
36.8
36.4
34.0
35.7
37.2
36.0
34.8
35.0
38.0
36.6
36.5
36.8
34.2
36.9
37.3
35.7
37.5
36.1
37.7
35.5
36.5
36.4
35.5
34.9
最高
-7-
[月/日]
8月29日
8月21日
9月01日
8月29日
7月23日
8月09日
8月13日
8月22日
7月30日
9月02日
7月25日
8月14日
8月27日
8月14日
8月09日
8月24日
7月30日
7月31日
8月08日
9月01日
9月13日
8月19日
9月07日
8月19日
8月03日
8月03日
7月15日
起日
気 温
[℃]
-3.2
-6.7
-6.0
-4.9
-3.3
-5.5
-2.0
-5.0
-2.5
-2.4
-1.3
-2.6
-2.7
-4.2
-5.5
-2.6
-4.2
-2.6
-3.4
-2.3
-3.6
-4.1
-1.7
-3.5
-2.1
-2.8
-2.0
最低
平均
最大
風向
風 速
[月/日]
3月17日
3月12日
12月12日
1月06日
4月21日
1月09日
4月16日
12月26日
12月28日
12月23日
9月04日
4月12日
4月23日
12月01日
12月02日
10月18日
9月24日
2月15日
12月30日
3月21日
1月29日
10月20日
1月01日
12月28日
3月05日
12月11日
10月08日
起日
[h]
1,843.9
1,840.3
1,699.9
1,698.1
1,708.9
1,463.8
1,593.7
1,695.5
1,340.6
1,637.1
1,360.8
1,883.5
1,535.2
1,773.3
1,748.9
1,432.7
1,651.9
1,822.1
1,790.1
1,703.5
1,519.9
1,809.6
1,655.0
1,586.8
1,696.7
1,771.3
1,702.8
年間
日照時間
出典; 気象庁ホームページ 気象統計情報
[月/日]
[m/s] [m/s]
2月14日
2.3 13.3
西
2月12日
2.2
9.8 南西
1月19日
2.2 13.1
西
2月11日
2.1 11.6
西
2月02日
2.2 14.4 南南東
2月22日
2.2 11.2 西北西
1月28日
2.0 10.2
西
1月28日
2.1 11.7
西
2月25日
2.6 22.2 西南西
1月16日
4.1 19.2
西
3月17日
4.2 23.3 南西
1月31日
4.0 19.0
南
1月17日
4.1 22.1 南南西
2月02日
4.1 22.3
北
1月22日
4.2 22.4
西
1月24日
4.1 23.4 南南西
2月04日
3.9 20.2 南南西
1月27日
4.0 24.4 西北西
1月15日
4.0 20.2
西
1月26日
4.1 18.5 南南西
1月29日
3.9 18.6
西
1月22日
4.0 23.6 北東
2月26日
4.2 19.1
北
2月04日
3.8 19.7 南西
1月01日
3.9 18.8 南南西
2月13日
3.7 19.2
西
1月16日
3.9 19.9
北
起日
表 2.3 気象状況(金沢地方気象台; 北緯 36 度 35.3 分/東経 136 度 38.0 分、標高 5.7m)
2.3 人口
表 2.4 及び図 2.2 に河北郡市における行政区域内人口の推移を、表 2.5 に平成 21 年度に
おける年齢階層別人口を示す。
なお、かほく市は旧高松町、旧七塚町、旧宇ノ気町の合併によって平成 16 年 3 月 1 日に
発足しているため、平成 15 年度までの行政区域内人口は旧 3 町の和を示している。
河北郡市全体でみた場合、域内人口はやや増加傾向にあるが、増加率は年々鈍化しつつあ
る。
表 2.4 行政区域内人口の推移(各年度 3 月 31 日現在)
年度
市町
H5
かほく市 行政区域内人口[人]
増減率[%]
津幡町
行政区域内人口[人]
増減率[%]
内灘町
※
※
行政区域内人口[人]
増減率[%]
※
年度
市町
かほく市 行政区域内人口[人]
増減率[%]
津幡町
行政区域内人口[人]
増減率[%]
内灘町
※
※
行政区域内人口[人]
増減率[%]
※
H6
H7
H8
H9
H10
H11
H12
34,800
34,857
35,094
35,281
35,359
35,382
35,427
35,467
100.00
100.16
100.68
100.53
100.22
100.07
100.13
100.11
28,824
29,844
30,917
32,011
33,191
33,829
34,392
35,324
100.00
103.54
103.60
103.54
103.69
101.92
101.66
102.71
25,733
25,903
26,070
26,158
26,265
26,343
26,512
26,569
100.00
100.66
100.64
100.34
100.41
100.30
100.64
100.21
H13
H14
H15
H16
H17
H18
H19
H20
35,509
35,347
35,411
35,377
35,383
35,399
35,261
35,293
100.12
99.54
100.18
99.90
100.02
100.05
99.61
100.09
35,676
35,975
36,234
36,390
36,551
36,897
37,212
37,520
101.00
100.84
100.72
100.43
100.44
100.95
100.85
100.83
26,665
26,813
26,839
26,927
26,817
26,805
26,805
26,718
100.36
100.56
100.10
100.33
99.59
99.96
100.00
99.68
※前年度の行政区域内人口を100とした場合の人口増減率を示す。
出典; 住民基本台帳(各市町)
40,000
行政区域内人口 [人]
35,000
30,000
かほく市
25,000
津幡町
20,000
内灘町
15,000
10,000
5,000
0
H5
H6
H7
H8
H9
H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20
年 度
図 2.2 行政区域内人口の推移
-8-
一方、年齢階層別人口をみると、年少人口(0∼14 歳)の割合は依然低下傾向にあり、高齢
化が確実に進行していることがわかる。老年人口(65 歳以上)が全人口の 7%を超える社会を
高齢化社会、14%を超える社会を高齢社会と呼ぶが、かほく市が 23.2%、津幡町が 17.4%、
内灘町が 18.1%であり、すべての市町が高齢社会に入っている。なお、河北郡市全域にお
ける老年人口の割合は 19.7%であるのに対し、石川県内全域では 22.8%(平成 20 年 10 月 1
日現在)、全国では 22.1%(平成 20 年 10 月 1 日現在)であることを考慮すると、高齢化の進
行は比較的緩やかとみることもできるが、年齢階層別人口の傾向をみる限り、更なる進行・
加速は避けられない。
表 2.5 年齢階層別人口(平成 20 年 10 月 1 日現在)
かほく市
年齢階層
人口
[人]
津幡町
割合
[%]
人口
[人]
内灘町
割合
[%]
人口
[人]
割合
[%]
総数
34,780
100.0
36,675
100.0
26,758
100.0
0∼4歳
1,516
4.4
1,828
5.0
1,183
4.4
5∼9
1,849
5.3
2,120
5.8
1,456
5.4
10∼14
1,961
5.6
2,378
6.5
1,513
5.7
15∼19
1,795
5.2
2,387
6.5
1,553
5.8
20∼24
1,439
4.1
1,963
5.4
1,592
5.9
25∼29
1,632
4.7
1,755
4.8
1,519
5.7
30∼34
2,320
6.7
2,476
6.8
1,881
7.0
35∼39
2,580
7.4
2,951
8.0
2,118
7.9
40∼44
2,302
6.6
2,795
7.6
1,803
6.7
45∼49
1,880
5.4
2,536
6.9
1,624
6.1
50∼54
1,936
5.6
2,308
6.3
1,693
6.3
55∼59
2,784
8.0
2,476
6.8
2,001
7.5
60∼64
2,719
7.8
2,308
6.3
1,956
7.3
65∼69
2,349
6.8
1,827
5.0
1,670
6.2
70∼74
1,833
5.3
1,493
4.1
1,147
4.3
75∼79
1,532
4.4
1,291
3.5
891
3.3
80歳以上
2,352
6.8
1,773
4.8
1,142
4.3
年齢不詳
1
0.0
10
0.0
16
0.1
出典; 石川県統計情報室「石川県の人口と世帯」
-9-
2.4 産業
2.4.1 産業全般
表 2.6 及び図 2.3 に河北郡市における産業別人口を示す。各市町とも第 1 次産業、第 2 次
産業の人口が減少し、第 3 次産業へ移行している傾向が伺える。特に津幡町と内灘町では
第 3 次産業人口が 70%に迫る情勢となっている。
表 2.6 産業別人口
S55
種別
かほく市
津幡町
内灘町
第1次産業
第2次産業
第3次産業
その他
計
第1次産業
第2次産業
第3次産業
その他
計
第1次産業
第2次産業
第3次産業
その他
計
人口
[人]
1,112
9,261
6,961
2
17,336
1,632
4,700
5,939
−
12,271
162
3,445
5,648
3
9,258
S60
割合
[%]
6.4
53.4
40.2
0.0
100.0
13.3
38.3
48.4
−
100.0
1.7
37.2
61.0
0.0
100.0
人口
[人]
980
9,282
7,633
−
17,895
1,218
4,739
6,562
−
12,519
219
3,780
6,742
5
10,746
H2
割合
[%]
5.5
51.9
42.7
−
100.0
9.7
37.9
52.4
−
100.0
2.0
35.2
62.7
0.0
100.0
人口
[人]
723
9,660
8,126
21
18,530
927
5,398
7,371
−
13,696
174
4,435
7,793
6
12,408
H7
割合
[%]
3.9
52.1
43.9
0.1
100.0
6.8
39.4
53.8
−
100.0
1.4
35.7
62.8
0.0
100.0
人口
[人]
657
9,645
9,253
7
19,562
886
5,977
9,290
8
16,161
164
4,910
8,795
8
13,877
H12
割合
[%]
3.4
49.3
47.3
0.0
100.0
5.5
37.0
57.5
0.0
100.0
1.2
35.4
63.4
0.1
100.0
人口
[人]
491
8,818
9,330
34
18,673
554
5,880
11,115
23
17,572
159
4,511
9,082
30
13,782
H17
割合
[%]
2.6
47.2
50.0
0.2
100.0
3.2
33.5
63.3
0.1
100.0
1.2
32.7
65.9
0.2
100.0
人口
[人]
450
7,564
9,859
85
17,958
587
5,659
11,755
161
18,162
148
4,018
9,321
137
13,624
割合
[%]
2.5
42.1
54.9
0.5
100.0
3.2
31.2
64.7
0.9
100.0
1.1
29.5
68.4
1.0
100.0
出典; 国勢調査
その他
0.50%
第1次産業
2.50%
その他
0.90%
第2次産業
42.10%
第1次産業
3.20%
第2次産業
31.20%
第3次産業
54.90%
第3次産業
64.70%
【津 幡 町】
【かほく市】
その他
1.00%
第1次産業
1.10%
第2次産業
29.50%
第1次産業
第2次産業
第3次産業
その他
第3次産業
68.40%
【内 灘 町】
図 2.3 産業別人口
- 10 -
平成17年10月1日現在
(1) 農林水産業
① 農業
表 2.7 に河北郡市における農家数・農業就業人口の推移を、表 2.8 に経営耕地面積の推
移を、表 2.9 に主要農産物収穫量の推移を示す。
農家数、農業就業人口、経営耕地は全て減少傾向にある。また、各市町とも第 2 種兼
業農家(農業所得を従とする兼業農家)の割合が突出している。収穫量については、野菜
の減少とバラツキが顕著である。
表 2.7 農家数・農業就業人口
S50
種別
かほく市
内灘町
S60
H2
H7
H12
H17
専業農家
[戸]
48
62
78
67
77
65
71
兼業農家 (第1種)
[戸]
198
156
105
62
96
64
41
[戸]
2,201
1,963
1,722
1,071
824
529
454
総農家数
[戸]
2,447
2,181
1,905
1,200
997
658
566
農業就業人口
[人]
2,441
2,279
2,089
1,433
1,266
938
803
専業農家
[戸]
70
68
81
100
106
103
144
(第2種)
津幡町
S55
兼業農家 (第1種)
[戸]
270
185
186
69
76
55
88
(第2種)
[戸]
2,080
1,969
1,814
1,688
1,500
1,100
747
総農家数
[戸]
2,420
2,222
2,081
1,857
1,682
1,258
979
農業就業人口
[人]
3,119
2,521
2,231
2,111
1,946
1,559
1,352
専業農家
[戸]
9
9
24
23
23
13
16
兼業農家 (第1種)
[戸]
6
4
13
7
16
15
11
(第2種)
[戸]
780
646
623
400
299
79
61
総農家数
[戸]
795
659
660
430
338
107
88
農業就業人口
[人]
646
550
504
379
282
117
116
出典; 農林業センサス
表 2.8 経営耕地面積
種別
かほく市
S60
H2
H7
873
815
820
780
769
679
622
畑
318
260
328
244
201
185
138
樹園地
137
118
101
98
88
65
60
1,328
1,193
1,249
1,122
1,058
929
820
田
1,823
1,812
1,702
1,539
1,405
1,241
1,145
畑
116
135
327
233
178
140
120
16
14
17
12
11
11
5
1,955
1,961
2,046
1,784
1,594
1,392
1,270
田
140
122
119
99
90
68
71
畑
79
73
261
103
226
212
181
1
1
0
1
0
1
0
220
196
380
203
316
281
252
樹園地
総面積
内灘町
S55
田
総面積
津幡町
S50
単位; ha
H12
H17
樹園地
総面積
出典; 農林業センサス
- 11 -
表 2.9 主要農産物の収穫量
単位; t/年
米
か
ほ
く
市
津
幡
町
内
灘
町
平成13年
平成14年
平成15年
平成16年
平成17年
平成18年
平成19年
平成20年
平成13年
平成14年
平成15年
平成16年
平成17年
平成18年
平成19年
平成20年
平成13年
平成14年
平成15年
平成16年
平成17年
平成18年
平成19年
平成20年
3,318
3,306
2,946
3,210
3,360
3,360
3,360
3,400
6,300
6,340
5,800
6,220
6,300
6,330
6,320
6,490
385
394
393
426
426
434
445
458
六条大麦
301
251
228
219
210
158
218
289
329
317
269
229
225
154
229
308
136
172
159
171
258
181
179
215
大豆
野菜
176
116
137
96
77
131
118
124
279
209
178
151
135
185
183
191
153
172
227
159
165
231
202
209
果樹
5,004
4,710
4,900
4,060
1,457
3,219
1,457
−
1,510
1,450
1,370
1,070
779
1,044
779
−
4,600
4,640
4,650
3,650
1,198
3,559
1,198
−
葉たばこ
799
706
824
590
683
663
683
牧草
3
3
1
0
0
−
−
−
−
234
229
282
244
266
247
266
5
5
3
0
0
48
2
−
−
−
−
−
−
−
23
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
2
6,360
−
2
7,930
−
2
9,310
−
2
9,230
−
−
2
−
−
2
−
−
2
−
−
−
出典; 石川県市町村勢要覧
② 林業
表 2.10 に河北郡市の林野面積を示す。津幡町は町全体の約半分が山林であり、内灘町
は砂丘を基調とした地域であるため、林野の割合は 10%強となっている。
なお、本州随一の広さを誇る「石川県森林公園」には、自然の地形を活かした「家族団
らんの森」、「スポーツの森」、「学習の森」、「散策の森」、「たん練の森」と称される 5 つ
の森が整備されており、四季を通じて豊かなみどり、自然とふれあうことができる。
表 2.10 森林面積
単位; ha
林野面積(所有形態別)
総面積
かほく市
津幡町
内灘町
平成12年
2,444
平成17年
2,416
平成12年
5,638
平成17年
5,637
平成12年
245
平成17年
245
国有林
25
総面積に占め
る林野の割合
民有林
公有林
私有林
819
1,600
37.7
771
1,645
37.3
18
1,568
4,052
51.1
18
1,609
4,010
51.0
−
235
10
12.0
−
227
18
12.0
−
出典; 農林業センサス
- 12 -
③ 水産業
表 2.11 に海面漁業漁獲量を示す。水産業は主に旧七塚町、内灘町において営まれてい
る。漁業経営は天候や燃料価格等の影響を受けやすく、不安定であるため、助成制度等
支援策の拡充が求められている。
表 2.11 海面漁業漁獲量
単位; t/年
魚類
かほく市
津幡町
内灘町
貝類
藻類
その他
平成19年
903
9
−
128
平成20年
869
4
−
119
平成19年
−
−
−
−
平成20年
−
−
−
−
平成19年
161
18
平成20年
120
41
37
−
−
35
出典; 石川県市町村勢要覧
(2) 工業
表 2.12 に河北郡市における事業所数・従業者数、製造品出荷額の推移を、表 2.13 に事
業所・従業者数、製造品出荷額の業種別内訳(平成 20 年 12 月 31 日現在)を示す。
河北郡市では、ゴム入り織物等を中心とする繊維工業が盛んであり、雇用や出荷額等に
貢献してきたが、生産拠点の新興国への移行等によって近年では、事業所数、従業者数と
も年々減少している。一方、かほく市には情報通信機器メーカの拠点があるため、製造品
出荷額が突出している。
表 2.12 事業所数・従業者数、製造品出荷額
H9
種別
[箇所]
かほく市 事業所数
[人]
従業者数
製造品出荷額 [万円]
津幡町
内灘町
事業所数
[箇所]
従業者数
[人]
H10
H11
H12
H13
H14
964
956
911
859
825
322
7,179
6,962
6,806
6,667
6,468
4,487
18,724,710 22,988,953 22,259,590 16,860,546 16,930,500 18,365,091
160
183
178
165
166
82
2,303
2,279
2,085
2,003
2,031
1,758
製造品出荷額 [万円]
4,052,059
3,733,267
3,373,904
3,397,895
3,300,563
2,959,846
事業所数
[箇所]
149
154
145
129
127
48
従業者数
[人]
837
765
717
639
647
435
1,328,936
1,112,298
971,910
820,761
720,408
547,986
H17
H18
H19
H20
製造品出荷額 [万円]
H15
種別
かほく市 事業所数
従業者数
製造品出荷額
津幡町
事業所数
従業者数
製造品出荷額
内灘町
事業所数
従業者数
製造品出荷額
[箇所]
[人]
[万円]
[箇所]
[人]
[万円]
[箇所]
[人]
[万円]
H16
323
281
301
284
275
270
4,371
4,160
4,281
4,260
4,462
4,373
14,625,324 12,833,723 12,491,129 13,513,624 14,297,730 13,526,573
87
84
80
84
87
84
1,884
2,200
2,145
2,253
2,378
2,246
2,942,917 3,320,690 3,638,145 4,008,999 4,321,041 3,986,654
44
43
45
31
30
29
409
466
461
394
399
402
468,958
603,281
610,771
491,167
534,837
484,570
出典; 工業統計
- 13 -
表 2.13 事業所数・従業者数、製造品出荷額の業種別内訳
事業所数 従業者数 製造品出荷額
[箇所]
[人]
[万円]
産業分類
かほく市
品
7
119
飲料・たばこ・飼料
2
18
業
172
1,886
木 材 ・ 木 製 品
2
14
家 具 ・ 装 備 品
3
60
89,388
パ ル プ ・ 紙
5
43
51,452
食
繊
料
維
工
印
―
石 油 ・ 石 炭
―
学
工
X
3,008,115
X
5
―
―
津幡町
X
品
6
233
飲料・たばこ・飼料
1
10
業
15
274
木 材 ・ 木 製 品
1
4
家 具 ・ 装 備 品
3
50
パ ル プ ・ 紙
1
4
食
繊
料
維
工
印
1
刷
化
―
石 油 ・ 石 炭
1
プラスチック製品
2
59
2
28
学
工
業
―
―
ゴ
3
57
54,321
ゴ
―
皮
窯 業 ・ 土 石
2
27
鉄
2
42
革
―
―
窯 業 ・ 土 石
7
63
77,914
鉄
業
5
225
739,788
鋼
ム
製
品
革
鋼
―
業
―
X
X
X
―
X
鉄
金
属
2
35
金
属
製
品
9
93
は ん 用 機 械
10
生 産 用 機 械
19
業 務 用 機 械
1
5
X
業 務 用 機 械
―
―
電
子
部
品
1
12
X
電
子
部
品
―
―
電
気
機
械
7
344
電
気
機
械
4
情
報
通
信
2
765
情
報
通
信
2
146
輸
送
機
械
3
32
93,010
輸
送
機
械
5
215
431,529
そ の 他 製 品
3
35
34,262
そ の 他 製 品
4
182
578,819
270
4,373
13,526,573
総 数
84
2,246
3,986,654
総 数
鉄
金
属
173,800
金
属
製
品
145
429,997
は ん 用 機 械
9
104
208,494
344
599,276
生 産 用 機 械
11
274
526,705
品
2
107
飲料・たばこ・飼料
1
13
15
149
繊
料
維
工
業
木 材 ・ 木 製 品
―
―
1
家 具 ・ 装 備 品
875,673
X
刷
―
―
―
業
―
―
―
石 油 ・ 石 炭
―
―
―
プラスチック製品
―
―
―
ゴ
品
―
―
―
革
―
―
―
窯 業 ・ 土 石
―
―
皮
鉄
鋼
1
業
非
鉄
金
属
金
属
製
品
は ん 用 機 械
―
X
業 務 用 機 械
―
5
―
3
―
―
28
35,955
―
69
―
1
X
―
―
5
生 産 用 機 械
74,115
―
21
電
子
部
品
電
気
機
械
―
―
―
情
報
通
信
―
―
―
輸
送
機
械
―
―
―
そ の 他 製 品
―
―
―
総 数
―
621,953
X
印
製
―
―
10
―
ム
195
606,418
X
―
工
387
134,989
―
学
12
X
パ ル プ ・ 紙
化
―
非
事業所数 従業者数 製造品出荷額
[箇所]
[人]
[万円]
産業分類
食
―
X
非
X
―
X
X
219,298
品
X
78,005
6
73
製
X
348,549
―
6
ム
247,296
6
―
プラスチック製品
皮
内灘町
1
刷
業
化
164,372
事業所数 従業者数 製造品出荷額
[箇所]
[人]
[万円]
産業分類
29
402
X
1,733,400
出典; 工業統計(平成20年12月31日現在)
- 14 -
(3) 商業
表 2.14 に河北郡市における事業所数・従業者数、年間商品販売額の推移を、表 2.15 に
事業所数・従業者数、年間商品販売額の業種別内訳(平成 19 年 6 月 1 日現在)を示す。
近年、河北郡市では国道・県道沿線に大型ショッピングセンターや飲食店等が新設され、
車の利用を前提とした消費行動が定着しつつあるため、環境に配慮したライフスタイル、
消費行動を促す意味でも、既存商店街の活性化に取り組む必要がある。また、大型店舗と
の共存共栄を図るべく、駐車場や案内板等の整備によって既存商店街との繋がりを形成し、
消費行動の選択肢を広げる等、利便性、快適性、環境保全性等に配慮した商店街の再構築
が必要である。
表 2.14 事業所数・従業者数、年間商品販売額
H9
種別
かほく市 事業所数
従業者数
[箇所]
[人]
年間商品販売額 [万円]
津幡町
内灘町
事業所数
[箇所]
従業者数
[人]
H11
447
H14
446
H16
427
H19
391
373
1,894
1,999
1,966
1,861
1,845
4,872,304
4,221,586
3,675,501
3,305,085
3,587,232
281
289
245
262
241
1,751
2,034
1,786
2,212
2,211
年間商品販売額 [万円]
4,160,679
5,312,888
4,748,087
5,277,587
5,598,656
事業所数
[箇所]
198
223
205
187
171
従業者数
[人]
年間商品販売額 [万円]
1,084
1,082
968
953
1,017
2,026,424
1,877,553
1,539,005
1,631,398
1,623,256
出典; 商業統計
表 2.15 事業所数・従業者数、年間商品販売額の業種別内訳
事業所数
[箇所]
産業分類
かほく市
津幡町
内灘町
卸 売 業 計
各
種
商
品
小
売
織 物 ・ 衣 服 ・ 身 の 回 り 品 小 売
飲
食
料
品
小
売
自 動 車 ・ 自 転 車 小 売
家具・じゅう器・機械器具小売
そ
の
他
の
小
売
小 売 業 計
合 計
卸 売 業 計
各
種
商
品
小
売
織 物 ・ 衣 服 ・ 身 の 回 り 品 小 売
飲
食
料
品
小
売
自 動 車 ・ 自 転 車 小 売
家具・じゅう器・機械器具小売
そ
の
他
の
小
売
小 売 業 計
合 計
卸 売 業 計
各
種
商
品
小
売
織 物 ・ 衣 服 ・ 身 の 回 り 品 小 売
飲
食
料
品
小
売
自 動 車 ・ 自 転 車 小 売
家具・じゅう器・機械器具小売
そ
の
他
の
小
売
小 売 業 計
合 計
従業者数
[人]
60
業
業
業
業
業
業
業
業
業
業
業
業
業
業
業
業
業
業
- 15 -
―
309
年間商品販売額
[万円]
1,395,810
―
32
85
95,160
118
691
756,797
28
188
304,345
33
77
165,758
102
495
869,362
313
1,536
2,191,422
373
1,845
3,587,232
34
280
2,405,047
2
282
X
24
105
143,878
83
885
1,511,636
11
81
200,126
21
76
90,401
66
502
X
207
1,931
3,193,609
241
2,211
5,598,656
30
149
354,008
1
1
X
14
34
39,844
50
481
623,446
6
25
57,993
11
27
29,450
59
300
X
141
868
1,269,248
171
1,017
1,623,256
出典; 商業統計(平成19年6月1日現在)
―
2.5 その他
2.5.1 特産品、観光地等
表 2.16 に河北郡市における特産品、観光地等を示す。
表 2.16 河北郡市の特産品、観光地等
かほく市
津幡町
内灘町
種別
内 容
特産品
スイカ、秋冬大根、さつまいも(かほっくり)、長いも、砂丘地ぶどう、紋平柿、らっきょう、
ネットメロン、大海かぶら寿し、大根寿し、加能ガニ(ズワイガニ、香箱ガニ)、織物
観光地
西田幾多郎記念哲学館、上山田しだれ桜、上山田貝塚、大海西山弥生の里、
うみっこらんど七塚、海と渚の博物館、高地谷林道「桜の道」、七塚中央公園、
妙鏡寺つつじ園、白尾灯台、能登街道
特産品
米、倶利迦羅そば、まこもたけ、しいたけ、倶利迦羅りんご、スイカ、ネットメロン、
タケノコ、じねんじょ、地酒、地味噌、ひまわり油、銘菓、河合谷杉笛、竹炭
観光地
倶利迦羅不動寺、倶利迦羅不動尊西之坊鳳凰殿、龍ヶ峰城跡公園、歴史国道「北陸道」、
倶利迦羅公園、石川県森林公園、三国山キャンプ場、ひまわり村、河合谷・木窪大滝、
峨山禅師生誕地、滝の谷霊水
特産品
スイカ、さつまいも、牛乳、乳製品、ハチミツ
観光地
内灘砂丘、内灘海水浴場、サンセットブリッジ内灘、道の駅サンセットパーク、
内灘総合公園(パノラマ展望台)、風力発電所(サンセットウイング)、
歴史民族資料館風と砂の館、ハマナス群生地、井上靖文学碑、河北潟
出典; 石川県市町村勢要覧、観光パンフレット等
2.5.2 環境情報
(1) 大気環境
表 2.17 に河北郡市における大気環境測定結果を示す。いずれの測定項目も過去 5 年間
において環境基準を十分に下回っている。
表 2.17 大気環境測定結果
測定項目
二酸化硫黄
二酸化窒素
測定項目
H16
年平均値 [ppm]
H17
H18
H19
津幡町加賀爪
0.003
0.003
−
−
−
内灘
内灘町緑台
0.004
0.004
−
−
−
津幡
津幡町加賀爪
0.011
0.010
0.011
0.009
内灘
内灘町緑台
0.011
0.009
0.010
0.009
測定局
所在地
津幡
測定局
光化学オキシダント 津幡
内灘
所在地
H16
H20
浮遊粒子状物質
0.04以下
0.008 0.04∼0.06
以下
0.009
昼間の1時間値の年平均値 [ppm]
H17
H18
H19
H20
津幡町加賀爪
0.033
0.033
0.033
0.035
0.035
内灘町緑台
0.034
0.035
0.031
0.038
0.039
H20
3
測定項目
環境基準 [ppm]
1日平均値 1時間値
0.1以下
―
環境基準 [ppm]
1日平均値 1時間値
―
0.06以下
3
測定局
所在地
H16
年平均値 [mg/m ]
H17
H18
H19
津幡
津幡町加賀爪
0.019
0.018
0.019
0.019
0.019
内灘
内灘町緑台
0.019
0.020
0.018
0.018
0.018
環境基準 [mg/m ]
1日平均値 1時間値
0.10以下
0.20以下
出典; 環境大気調査報告書(石川県)
- 16 -
(2) 水環境、水質
「第 14 章 水環境・水質保全の状況」 表 14.8∼表 14.12 に河北郡市における公共用水域
水質測定結果を示す。
(3) ダイオキシン類
表 2.18 に河北郡市におけるダイオキシン類環境調査結果を示す。調査対象の内、水質
については、環境基準値を超過する場合があり、
県内の他測定地点よりも高い傾向にある。
測定地点の河川は閉鎖性水域である河北潟に流入していることから、今後も継続的に監視
し、傾向を注視する必要がある。
表 2.18 ダイオキシン類環境調査結果
調査対象
大気 (一般環境)
[pg-TEQ/L]
水質
[pg-TEQ/g]
底質
地下水
測定地点
[pg-TEQ/m3] 津幡測定局
[pg-TEQ/L]
土壌
[pg-TEQ/g]
H17
H18
H19
H20
0.017
0.036
0.025
0.018
0.20
0.77
0.22
0.23
0.14
0.35
0.26
0.50
1.0
0.43
1.2
3.0
1.3
0.66
0.31
0.29
0.57
1.2
0.90
0.79
2.0
0.94
1.1
0.56
0.38
0.88
0.66
1.4
津幡川
住ノ江橋
能瀬川
浦能瀬橋
0.29
宇ノ気川
宇ノ気川橋
0.59
河北潟
河北潟中央
0.95
0.59
0.97
津幡川
住ノ江橋
9.1
1.8
2.0
2.7
1.7
能瀬川
浦能瀬橋
7.8
1.5
2.3
4.5
2.6
宇ノ気川
宇ノ気川橋
7.2
0.63
1.3
1.1
1.9
河北潟
河北潟中央
0.78
0.43
0.52
0.76
0.29
かほく市気屋
0.063
−
−
−
−
かほく市浜北
−
0.038
−
−
−
かほく市宇野気
−
−
−
−
0.041
津幡町北中条
0.063
−
−
−
−
津幡町庄
−
−
0.050
−
−
内灘町大根布
−
−
0.049
−
−
かほく市高松オ82-2
−
−
−
−
0.54
−
0.15
−
−
−
津幡町横浜
5.9
−
−
−
−
津幡町能瀬
2.0
−
−
−
−
かほく市宇野気
(一般環境)
H16
0.048
津幡町緑が丘
−
−
0.32
−
−
内灘町鶴ヶ丘
−
−
0.62
−
−
かほく市夏栗
−
0.018
−
−
−
−
−
−
−
−
−
(発生源周辺) [pg-TEQ/g] かほく市夏栗地内
かほく市長柄町
5.9
2.0
10
0.060
環境基準
0.6以下
1以下
150以下
1以下
1,000以下
1,000以下
出典; ダイオキシン類環境調査報告書(石川県)
- 17 -
2.6 河北郡市広域事務組合の概況
2.6.1 組合設立の目的
昭和 37 年 5 月 8 日、一般廃棄物の広域処理を目的として、旧高松町、旧七塚町、旧宇ノ
気町、内灘町を構成団体として「河北郡北部環境衛生事業組合」が設立された。翌年、津幡町
が構成団体に加わり、組織名称は「河北郡衛生事業組合」と改称したが、その後の下水道事業
の進捗に伴い、下水汚泥を共同処理する必要が生じたことから、平成 5 年 2 月 1 日に「宇ノ
気七塚都市計画下水道施設組合」を構成団体に加えると同時に、下水処汚泥処理施設事業を
組合事業とする規約の変更を行い、「河北郡広域事務組合」に改称した。平成 16 年 3 月 1 日
の「かほく市」発足に伴い、現在の組織名称は「河北郡市広域事務組合」となっている。
2.6.2 事業概要
本組合は、かほく市、津幡町、内灘町の構成団体管内における一般廃棄物処理施設の設置
及び維持管理・運営に関する事項、下水汚泥処理に関する事項、河北郡市会館の設置及び維
持管理に関する事項、関係団体間の連絡調整事務に関する事項を業務範囲としている。また、
平成 20 年 9 月 30 日に河北郡市斎場施設組合が解散したことに伴い、斎場の設置及び管理・
運営等に関する事務を引き継いでいる。
図 2.4 に組合組織図を、表 2.19 に職員構成を示す。
理事長 (津幡町長)
理 事 会
理 事 (内灘町長)
理 事 (かほく市長)
監 査 委 員
( 2名 )
事 務 局
公 平 委 員
庶 務 課
( 3名 )
ごみ処理等対策
促進協議会委員
企 画 課
リサイクル推進室
( 12名 )
河北斎場
施設管理課
河北郡市クリーンセンター
河北郡市浄化センター
河北郡市リサイクルプラザ
河北郡市広域汚泥焼却センター
会計管理者
会計係
かほく市議会議員 (4名)
組 合 議 会
( 12名 )
津幡町議会議員
(4名)
内灘町議会議員
(4名)
図 2.4 河北郡市広域事務組合組織図(平成 22 年 4 月 1 日現在)
- 18 -
- 19 -
務
務
局
課
計
石川北部アール・ディ・エフ広域処理組合
派遣職員
河北郡市広域汚泥焼却センター
河北郡市リサイクルプラザ
河北郡市浄化センター
河北郡市クリーンセンター
施 設 管 理 課
河北斎場
企
画
課
リサイクル推進室
事
庶
部署等
1
1
局長
3
1
1
1
課長
4
(1)
課長補佐
1
1
所長
所長
1
所長(嘱託)
(1)
課長補佐
1
課長補佐
所 長
主査
1
主査
1
技術係長
1
技術係長
2
- 19 -
11
主査
1
技術係長
2
14
主査
1
主査
8
技術係長
3
施設係長
1
主査
1
主査
1
庶務係長
1
企画係長
1
主査
係長
15
技師
5
技師
2
技師
1
技師
6
主事
1
主事
技師
表 2.19 組合職員構成(平成 22 年 4 月 1 日現在)
1
1
技能士
(6)
(6)
臨時職員
49
(21)
2
9
4
(8)
5
(2)
18
(2)
2
(8)
4
(1)
5
計
出典; 河北郡市広域事務組合資料
(14)
(8)
(2)
(2)
(1)
(1)
嘱託職員
単位; 人
第3章 ごみ処理の概況
3.1 ごみの排出状況
3.1.1 ごみの分別区分
表 3.1 に河北郡市におけるごみの分別区分を示す。「河北郡市リサイクルプラザ」の稼動に
伴い、平成 18 年 4 月から容器包装プラスチックの計画収集、粗大ごみの有料収集(事前連絡・
処理券制)を開始した他、平成 19 年 4 月から毎月第 1・第 3 日曜日に組合敷地内において古
紙類及び布類の回収(以下、組合拠点回収という。)を実施しており、内灘町では庁舎の一角
にリサイクルステーション(ストックスペース)を設けて平成 20 年 6 月から、津幡町では庁
舎敷地内にリサイクルステーション(ストックヤード)を設置して平成 21 年 8 月から、共に
容器包装廃棄物や古紙類をはじめとする資源ごみ全般の受入・回収(以下、常設拠点回収、ま
たは拠点回収(公共関与)という。)を開始している。また、かほく市及び内灘町では、平成
21 年 4 月から古紙類の計画収集を開始している。
表 3.1 ごみの分別区分(平成 21 年度)
分別区分
可燃ごみ
不燃ごみ
収
集
ご
み
容
器
包
装
・
資
源
ご
み
缶
(スチール、アルミ)
びん
(無色、茶色、その他)
品目、分別例など
ひも・ロープ・ホース等(50cm 以内)、枝きれ(長さ 50cm 太さ 10cm 以内)、ビデオテ
ープ・カセットテープ(1 袋 1 個まで)、ベルト・鞄等(金具をはずす)、ライター(使用済みのも
の)、紙おむつ(汚物を除く)、生ごみ(よく絞る)、容器包装 4 品目以外のプラス
チック製品、ビニール加工紙・カーボン紙・感熱紙等
小型家電類(1m×50cm×50cm、20kg 以上のものは粗大ごみ)、コンロ、フライパ
ン・鍋・やかん等、陶器・ガラス類、割れた蛍光管、貝がら等
飲料等の空き缶、スプレー缶(穴を空ける)、菓子缶等
飲料等の空きびん(王冠・栓等は不燃ごみへ)等
PET ボトル
飲料・みりん・しょうゆ用等(キャップ・ラベルを外して水洗い)
容器包装プラスチック
ボトル類、カップ類、発砲スチロール容器、プラスチック容器(4 品目限定)
紙パック
牛乳・ジュースパック(アルミ箔が貼ってあるものは可燃ごみへ)
古紙類
新聞、段ボール、雑誌・雑がみ
廃食用油
使用済天ぷら油
廃蛍光管・廃乾電池
廃蛍光管、廃乾電池、カガミ、体温計等
粗大ごみ
自転車、ベッド、タンス、机、ソファー、布団、じゅうたん等
組合拠点回収
古紙類、布類
常設拠点回収
容器包装・資源ごみ全般
集団回収推奨ごみ
新聞、段ボール
拠点回収(非公共)推奨ごみ
発泡スチロールトレイ、紙パック
組合で受入できないもの
・寝具店、家具店、タタミ店等の大量持込は受入れない。
・プロパンガスボンベ、オートバイ、農機具、農薬、劇薬、塗料、燃料油、消火器、
タイヤ、チューブ、木かぶ、建築・建設廃材、医療系廃棄物(注射器、注射針)、
家電リサイクル法対象 5 品目(テレビ、エアコン、洗濯機・衣類乾燥機、冷蔵庫、冷凍
庫)、パソコン等は受入れない。
出典; 「河北郡市家庭ごみカレンダー」
- 20 -
3.1.2 ごみ処理の体系
表 3.2 に組合におけるごみの処理形態を、図 3.1 にごみ処理・再資源化体系を示す。
表 3.2 ごみの処理形態(平成 21 年度)
区
分
可燃ごみ
不燃ごみ
処 理 形 態
「河北郡市クリーンセンター」にてRDF(ごみ固形燃料)化。
高カロリーごみは熱供給炉にて熱回収。
RDF化不適物は「河北郡市最終処分場」へ、高カロリーごみの焼却
灰は「河北郡市灰埋立場」へ。
「河北郡市リサイクルプラザ」にて鉄くず、アルミくずを回収後、一
部可燃物は「河北郡市クリーンセンター」へ、その他不燃物は「河北郡
市最終処分場」へ。
鉄くず、アルミくずは一時貯留後、資源再生業者へ搬出し、資源化。
粗大ごみ
同 上
缶(スチール、アルミ)
ごみステーションから回収(中間処理)業者へ直接運搬し、資源化。
但し、直接持込分は一時貯留後、搬出・資源化。
紙パック
同 上
びん(無色、茶色、その他)
「河北郡市リサイクルプラザ」にて選別・粉砕・貯留後、資源再生業者
へ運搬し、資源化。
古紙類
同 上
但し、集団回収を推奨。
PET ボトル
「河北郡市リサイクルプラザ」にて選別、圧縮・結束、一時貯留後、資
源再生業者へ搬出し、資源化。
容器包装プラスチック
同 上
廃蛍光管・廃乾電池
「河北郡市リサイクルプラザ」にて一時貯留後、資源再生業者へ搬出
し、資源化。
廃食用油
「河北郡市リサイクルプラザ」にて一時貯留後、搬出・資源化。
- 21 -
- 22 資源物
資源物
計画収集
直接持込
計画収集
廃食用油
雑誌・雑がみ
運
搬
業
者
資源物
資源物
資源物
資源物
資源物
資源物
資源物
資源物
資源物
資源物
資源物
資源物
図 3.1 ごみ処理・再資源化体系
資源物
計画収集
直接持込
新 聞
資源物
計画収集
直接持込
段ボール
資源物
資源物
資源物
資源物
資源物
資源物
資源物
可燃物、資源物
不燃物
可燃物、資源物
不燃物
資源物
ご
み
ス
テ
ー
シ
ョ
ン
又
は
各
戸
計画収集
直接持込
計画収集
直接持込
計画収集
直接持込
計画収集
直接持込
計画収集
直接持込
計画収集
直接持込
計画収集
直接持込
リ
サ
イ
ク
ル
プ
ラ
ザ
紙パック
その他プラスチック
PETボトル
廃乾電池
廃蛍光管
ガラスびん
アルミ缶
計画収集
直接持込
直接持込(可燃物)
直接持込(その他)
直接持込(事業者)
直接持込(個人)
直接持込
計画収集
直接持込
計画収集
直接持込
直接持込
計画収集
直接持込
資源物
資源物
RDF
不適物
資源物
資源物
資源物
資源物
資源物
資源物
資源物
資源物
資源物
資源物
資源物
資源物
RDF専焼炉
スチール缶
公用ごみ
草 類
剪定枝、木材
粗大ごみ
不燃ごみ
高カロリーごみ
可燃ごみ
最
終
処
分
場
資
源
再
生
業
者
回
収︵中 間 処 理︶業
者
R
D
F
製
造
施
設
3.1.3 ごみの排出量
(1) ごみ量の実績
表 3.3 及び図 3.2 に組合におけるごみ量の推移を、表 3.4 に分別区分毎のごみ量の実績
を示す。なお、【資料編】
第 1 章 表 1.1 及び図 1.1 に各市町におけるごみ量の推移を示す。
- 23 -
- 24 -
38,000
36,000
34,000
32,000
30,000
28,000
26,000
24,000
22,000
20,000
18,000
16,000
14,000
12,000
10,000
8,000
6,000
4,000
2,000
0
H11
年 度
計画収集人口 [人]
計画収集
可燃物
不燃物
直接持込
可燃物
高カロリーごみ
不燃物
粗大ごみ
組合拠点回収
拠点回収(公共関与)
集団回収(公共関与)
総ごみ量
総ごみ量原単位 [g/人・日]
総ごみ量 [t/年]
H12
H13
H11
96,331
17,909.47
16,095.23
1,814.24
8,012.52
6,236.39
1,042.68
733.45
434.00
3,070.78
29,426.77
836.9
H14
H12
97,360
18,647.55
16,834.02
1,813.53
9,005.06
6,765.52
1,073.17
1,166.37
388.62
3,066.66
31,107.89
875.4
H16
H17
H14
98,135
19,378.54
17,629.92
1,748.62
9,927.27
7,370.61
1,124.56
1,432.10
192.58
2,912.13
32,410.52
904.8
H18
H15
98,484
19,568.53
17,814.92
1,753.61
9,977.82
7,265.99
1,189.21
1,522.62
230.81
2,573.51
32,350.67
900.0
H19
H20
H16
98,694
19,310.78
17,540.57
1,770.21
10,130.97
7,178.00
1,173.37
1,779.60
379.82
2,652.04
32,473.61
901.5
図 3.2 ごみの量の推移(組合全体)
年 度
H15
H13
97,850
19,319.87
17,555.47
1,764.40
9,119.79
6,884.06
1,129.61
1,106.12
173.32
3,027.81
31,640.79
885.9
表 3.3 ごみ量の推移(組合全体)
H18
99,101
18,805.12
17,170.09
1,635.03
10,044.99
7,070.85
1,074.91
1,899.23
693.85
2,835.50
32,379.46
895.2
H19
99,278
18,319.79
16,778.89
1,540.90
9,491.46
6,882.78
1,049.21
1,559.47
669.23
111.29
2,384.43
30,976.20
854.8
単位;t/年
H20
99,531
18,304.75
16,821.99
1,482.76
8,793.50
6,865.89
900.83
1,026.78
786.07
122.06
220.24
1,922.07
30,148.69
829.9
0
100
200
300
400
500
600
700
800
900
1,000
総ごみ量原単位 [g/人・日]
計画収集可燃物
計画収集不燃物
直接持込可燃物
直接持込高カロリーごみ
直接持込不燃物
粗大ごみ
組合拠点回収
拠点回収(公共関与)
集団回収(公共関与)
出典; 河北郡市広域事務組合 各施設運営実績書
H17
98,751
19,257.49
17,586.32
1,671.17
9,929.03
7,495.79
1,028.91
1,404.33
428.29
2,967.94
32,582.75
904.0
総ごみ量原単位 [g/人・日]
表 3.4 ごみ量の実績(組合全体)
単位;t/年
年
度
H11
H12
97,360
H13
97,850
H14
98,135
H15
98,484
H16
98,694
H17
98,751
H18
99,101
H19
99,278
H20
計画収集人口 [人]
96,331
99,531
計画収集
17,881.5 18,617.6 19,287.1 19,345.4 19,535.8 19,253.2 19,257.5 18,875.5 18,378.3 18,359.6
16,067.2 16,804.1 17,522.7 17,596.8 17,782.2 17,509.7 17,586.3 17,170.1 16,778.9 16,822.0
可燃物
15,952.7 16,672.5 17,378.3 17,442.8 17,622.3 17,343.1 17,429.4 16,924.0 16,481.7 16,518.8
普通ごみ
容器包装廃棄物
86.2
101.6
111.7
120.8
127.3
135.7
128.3
216.2
269.1
紙 製
20.2
20.1
21.0
21.6
21.5
20.4
19.2
24.7
25.5
紙パック
段ボール
-
-
-
-
その他紙製容器包装
-
-
-
-
プラスチック製 PETボトル
その他プラスチック製容器包装
66.1
-
-
28.3
資源ごみ
81.5
90.8
-
29.9
-
99.3
-
32.7
33.1
-
-
-
-
282.9
25.3
-
-
-
-
-
-
-
105.7
115.3
109.2
134.9
130.4
128.1
-
-
-
56.6
113.2
129.5
29.8
28.1
32.7
30.9
28.6
20.3
新聞
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
雑誌・雑がみ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
28.3
29.9
32.7
33.1
32.7
30.9
28.6
29.8
28.1
20.3
1,814.2
1,813.5
1,764.4
1,748.6
1,753.6
1,743.5
1,671.2
1,635.0
1,540.9
1,482.8
不燃ごみ
900.3
943.7
905.8
891.9
926.1
921.8
912.5
889.8
810.3
773.7
容器包装廃棄物
872.3
830.2
815.1
811.7
784.5
777.2
716.8
701.7
689.8
669.8
スチール
214.3
193.7
186.6
178.0
166.5
156.4
138.6
131.6
120.5
110.4
アルミ
104.3
103.4
109.8
111.2
107.2
104.3
96.8
100.2
89.7
73.8
無色ガラス
255.5
253.4
258.3
261.1
259.2
262.3
240.4
240.8
241.4
238.4
茶色ガラス
206.6
203.0
196.4
200.1
188.8
191.0
181.6
168.9
173.6
182.9
91.7
76.7
64.0
61.4
62.8
63.2
59.3
60.3
64.6
64.4
41.7
39.7
43.6
45.1
43.0
44.5
41.9
43.5
40.8
39.3
廃乾電池
23.3
22.9
24.9
26.3
26.4
28.3
25.6
26.3
24.6
24.5
廃蛍光管
18.4
16.8
18.6
18.8
16.6
16.2
16.3
17.3
16.3
14.7
70.4
58.5
54.8
廃食用油
不燃物
缶
ガラスびん
その他ガラス
資源ごみ
-
粗大ごみ
-
-
-
-
-
-
8,446.5
9,393.7
9,293.1 10,119.9 10,208.6 10,510.8 10,357.3 10,668.5 10,102.2
9,524.8
7,279.1
7,838.7
8,013.7
8,495.2
8,455.2
8,351.4
8,524.7
8,145.8
7,932.0
7,766.7
普通ごみ
5,978.5
6,384.2
6,541.6
7,040.6
6,988.3
6,888.7
7,216.1
6,950.1
6,769.1
6,761.2
高カロリーごみ
1,042.7
1,073.2
1,129.6
1,124.6
1,189.2
1,173.4
1,028.9
1,074.9
1,049.2
900.8
直接持込
可燃物
剪定枝・木材類
-
137.5
150.0
170.5
151.4
162.2
160.2
容器包装廃棄物
156.0
155.1
132.0
95.3
67.8
74.0
60.0
紙パック
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
段ボール
156.0
-
155.1
-
132.0
-
95.3
-
67.8
-
74.0
-
60.0
-
62.7
-
61.2
-
52.5
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
紙 製
その他紙製容器包装
プラスチック製 PETボトル
その他プラスチック製容器包装
資源ごみ
新聞
雑誌・雑がみ
62.7
61.2
52.5
101.9
88.8
60.5
64.2
58.4
53.1
59.5
58.1
52.5
52.2
101.4
84.7
60.5
64.2
58.4
53.1
59.5
58.1
52.5
52.2
0.4
4.1
733.5
1,166.4
1,106.1
1,432.1
1,522.6
1,779.6
1,404.3
1,899.2
1,559.5
1,026.8
510.2
1,010.1
965.3
1,289.8
1,382.6
1,630.0
1,255.4
1,899.2
1,559.5
1,026.8
13.6
12.6
10.9
10.3
8.2
6.5
5.4
-
-
-
スチール
7.2
4.6
3.7
3.5
2.3
1.8
1.6
-
-
-
アルミ
1.4
0.9
0.8
1.1
0.8
0.6
0.5
-
-
-
無色ガラス
1.9
2.9
3.1
2.8
2.8
2.2
1.8
-
-
-
茶色ガラス
2.5
3.2
2.5
2.2
1.8
1.4
1.0
-
-
-
その他ガラス
0.6
1.0
0.8
0.7
0.6
0.5
0.5
-
-
-
209.7
143.6
130.0
132.0
131.9
143.2
143.6
-
-
-
金属類
209.7
143.6
130.0
132.0
131.9
143.2
143.6
-
-
-
廃乾電池
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
布類
不燃物
不燃ごみ
容器包装廃棄物
缶
ガラスびん
資源ごみ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
434.0
388.6
173.3
192.6
230.8
379.8
428.3
623.5
610.8
731.3
可燃粗大(クリーンセンター)
173.6
155.4
88.6
100.0
81.8
168.8
143.2
不燃粗大(最終処分場)
260.4
233.2
84.7
92.5
149.1
211.0
285.1
623.5
610.8
731.3
組合拠点回収
-
-
-
-
-
-
-
-
111.3
122.1
拠点回収(公共関与)
-
-
-
-
-
-
-
-
-
廃蛍光管
粗大ごみ
集団回収(公共関与)
3,070.8
3,066.7
3,027.8
2,912.1
2,573.5
2,652.0
2,967.9
2,835.5
2,384.4
220.2
1,922.1
総ごみ量
29,398.8 31,078.0 31,608.1 32,377.4 32,318.0 32,416.0 32,582.8 32,379.5 30,976.2 30,148.7
総ごみ量①※1
26,328.0 28,011.3 28,580.2 29,465.3 29,744.5 29,764.0 29,614.8 29,544.0 28,480.5 27,884.3
注) 表中の数値は0.1t未満を四捨五入しているため、合計が合わないことがある。
※1 組合拠点回収、拠点回収(公共関与)、集団回収(公共関与)〔以下、拠点・集団回収(公共関与)と表記〕を除いたもの。
出典; 河北郡市広域事務組合 各施設運営実績書
- 25 -
(2) 可燃ごみの月別搬入量
表 3.5 に可燃ごみの月別搬入量及び月変動係数を示す。可燃ごみは夏期に多く搬入され
る傾向にある。
表 3.5 可燃ごみの月別搬入量及び月変動係数
H18
年 度
内 訳
計画収集 直接持込
[t/月]
[t/月]
H19
計
月変動
[t/月]
係 数
計画収集 直接持込
[t/月]
[t/月]
H20
計
月変動
[t/月]
係 数
計画収集 直接持込
[t/月]
[t/月]
計
月変動
[t/月]
係 数
4月
1,242.1
553.1
1,795.2
0.90
1,372.7
521.4
1,894.1
0.98
1,382.8
565.9
1,948.7
1.01
5月
1,582.7
631.2
2,213.8
1.11
1,499.8
632.4
2,132.2
1.10
1,465.3
596.5
2,061.8
1.06
6月
1,456.5
604.2
2,060.7
1.04
1,339.8
565.8
1,905.7
0.98
1,341.3
557.3
1,898.6
0.98
月
7月
1,491.6
641.6
2,133.2
1.07
1,528.6
605.5
2,134.0
1.10
1,515.4
595.9
2,111.3
1.09
別
8月
1,569.6
646.9
2,216.5
1.12
1,460.5
600.8
2,061.3
1.06
1,446.3
573.6
2,019.9
1.04
搬
9月
1,368.8
577.1
1,945.9
0.98
1,269.1
546.1
1,815.3
0.94
1,462.5
564.2
2,026.7
1.05
入
10月
1,470.0
595.9
2,065.8
1.04
1,404.4
598.1
2,002.4
1.03
1,370.7
591.3
1,962.0
1.01
量
11月
1,380.8
553.5
1,934.3
0.97
1,363.3
544.2
1,907.5
0.99
1,263.7
565.7
1,829.4
0.94
12月
1,465.1
585.7
2,050.7
1.03
1,440.8
608.9
2,049.7
1.06
1,545.6
609.6
2,155.2
1.11
1月
1,442.7
515.8
1,958.5
0.99
1,349.1
512.0
1,861.1
0.96
1,305.2
520.4
1,825.6
0.94
2月
1,143.3
481.9
1,625.2
0.82
1,146.5
472.6
1,619.2
0.84
1,097.3
468.9
1,566.2
0.81
3月
1,310.9
563.3
1,874.2
0.94
1,307.0
561.4
1,868.3
0.97
1,322.8
551.9
1,874.7
合 計
16,924.0
平 均
1,410.3
最 大
−
6,950.1 23,874.1
579.2
−
16,481.7
−
1,989.5
1.00
1,373.5
−
1.12
−
6,769.1 23,250.8
564.1
−
16,518.8
−
1,937.6
1.00
1,376.6
−
1.10
−
6,761.2 23,280.0
563.4
−
0.97
−
1,940.0
1.00
−
1.11
出典; 河北郡市クリーンセンター運営実績書
(3) 高カロリーごみの月別搬入量
表 3.6 に高カロリーごみの月別搬入量及び月変動係数を示す。高カロリーごみは年末に
多く搬入される傾向にある。
表 3.6 高カロリーごみの月別搬入量及び月変動係数
H18
年 度
内 訳
H19
H20
直接持込
月変動
直接持込
月変動
直接持込
月変動
[t/月]
係 数
[t/月]
係 数
[t/月]
係 数
4月
87.4
0.92
90.1
1.02
87.8
1.11
5月
102.5
1.08
93.9
1.06
80.8
1.02
6月
98.0
1.03
89.7
1.02
90.6
1.14
月
7月
84.1
0.89
103.7
1.17
76.1
0.96
別
8月
92.6
0.98
85.4
0.97
81.9
1.03
搬
9月
96.6
1.02
78.6
0.89
78.8
0.99
入
10月
107.0
1.13
97.8
1.11
82.8
1.04
量
11月
86.5
0.91
80.4
0.91
63.4
0.80
12月
123.9
1.31
116.2
1.32
105.8
1.33
1月
71.6
0.76
55.8
0.63
60.8
0.77
2月
90.6
0.96
71.0
0.80
74.0
0.93
3月
96.8
1.02
97.9
1.11
70.7
0.89
合 計
1,137.6
平 均
94.8
最 大
−
−
1,060.4
1.00
1.31
88.4
−
−
1.00
1.32
953.4
79.4
−
−
1.00
1.33
出典; 河北郡市クリーンセンター運営実績書
- 26 -
(4) その他ごみの月別搬入量
表 3.7 にその他ごみ(不燃ごみ、粗大ごみ、容器包装廃棄物、資源ごみ、公用ごみの一
部)の月別搬入量及び月変動係数を示す。
表 3.7 その他ごみの月別排出量及び月変動係数
H18
年 度
内 訳
計画収集 直接持込
[t/月]
[t/月]
H19
計
月変動
[t/月]
係 数
計画収集 直接持込
[t/月]
[t/月]
H20
計
月変動
[t/月]
係 数
計画収集 直接持込
[t/月]
[t/月]
計
月変動
[t/月]
係 数
4月
175.6
67.8
243.3
1.00
165.8
85.4
251.3
1.05
150.1
98.8
248.9
1.00
5月
189.3
92.2
281.4
1.16
165.4
91.0
256.4
1.07
184.0
98.0
281.9
1.13
6月
166.3
84.0
250.3
1.03
170.5
81.8
252.3
1.06
147.4
115.6
263.0
1.06
月
7月
157.3
82.1
239.4
0.98
155.7
99.1
254.8
1.07
146.5
117.8
264.3
1.06
別
8月
169.5
104.7
274.3
1.13
165.7
102.2
268.0
1.12
169.9
104.6
274.5
1.10
搬
9月
181.8
88.9
270.7
1.11
177.0
82.8
259.8
1.09
147.7
95.6
243.3
0.98
入
10月
155.3
101.0
256.3
1.05
148.8
109.9
258.7
1.08
152.3
130.8
283.2
1.14
量
11月
145.2
82.3
227.4
0.93
155.4
74.7
230.2
0.96
145.1
81.2
226.3
0.91
12月
181.3
93.6
274.9
1.13
162.7
87.2
249.9
1.05
158.7
120.0
278.6
1.12
1月
159.7
45.9
205.6
0.85
149.0
42.8
191.8
0.80
151.3
41.4
192.7
0.78
2月
128.9
54.3
183.2
0.75
111.1
34.6
145.7
0.61
123.7
53.2
176.9
0.71
3月
132.5
83.1
215.6
0.89
150.7
101.1
251.8
1.05
137.6
113.8
251.5
1.01
合 計
1,942.6
979.7
2,922.3
1,877.9
992.7
2,870.6
1,814.4
1,170.7
2,985.1
平 均
161.9
81.6
243.5
1.00
156.5
82.7
239.2
1.00
151.2
97.6
248.8
1.00
最 大
−
−
1.16
−
−
1.12
−
−
1.14
−
−
−
−
−
−
出典; 河北郡市クリーンセンター運営実績書
(5) 可燃ごみの性状
表 3.8 に可燃ごみの性状分析結果を、図 3.3 に可燃ごみの組成及び低位発熱量(年度別
平均値)の推移を示す。
なお、平成 15 年度までは性状分析を毎月実施していたが、平成 16 年度以降は年 4 回
の実施としている。
組成については、紙類とプラスチック類の割合が依然として高い。
- 27 -
表 3.8(a) 可燃ごみの性状分析結果(平成 18 年度)
区
分
測定年月日
第1回
第2回
第3回
第4回
5/16
8/22
11/7
2/20
平均
紙類
35.3
55.9
18.3
29.1
34.7
ちゅう芥類
11.1
3.6
16.7
12.2
10.9
17.9
25.5
11.0
16.8
17.8
組 繊維類
2.9
4.2
2.8
3.2
3.3
30.5
8.8
46.0
38.0
30.8
1.7
1.3
5.0
0.3
2.1
金属類
0.5
0.6
0.1
0.2
0.4
ガラス類
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
木・竹・わら類
プラスチック類
成 ゴム・皮革類
[%] 陶器・石類
0.1
0.1
0.1
0.2
0.1
100.0
100.0
100.0
100.0
100.0
125.0
119.0
163.0
141.0
137.0
39.0
34.9
37.0
55.7
41.7
成 灰分
14.8
15.7
7.5
10.7
12.2
分 可燃分
55.4
58.9
60.1
41.0
53.9
109.2
109.5
104.6
107.4
107.7
9,450
10,000
10,500
6,300
9,063
その他
合 計
見掛比重[kg/m3]
三 水分
[%]
合 計
低位発熱量(計算値)[kJ/kg]
出典; 河北郡市クリーンセンター運営実績書
表 3.8(b) 可燃ごみの性状分析結果(平成 19 年度)
区
分
測定年月日
第1回
第2回
第3回
第4回
5/25
8/27
11/12
2/19
紙類
52.3
37.4
ちゅう芥類
18.6
1.6
組 繊維類
木・竹・わら類
プラスチック類
平均
9.5
53.2
38.1
21.0
5.1
19.1
16.0
4.6
29.9
2.7
9.7
3.9
1.5
17.3
2.0
6.2
21.7
35.1
37.7
20.5
28.8
0.0
0.0
0.0
0.9
0.2
金属類
1.5
0.4
0.4
0.8
0.8
ガラス類
0.0
0.0
0.1
0.0
0.0
[%] 陶器・石類
0.4
0.0
0.0
0.0
0.1
その他
0.0
0.0
0.0
0.8
0.2
100.0
100.0
100.0
100.0
100.0
92.0
70.0
158.0
95.0
103.8
39.0
56.5
33.0
38.6
41.8
成 灰分
20.0
7.9
5.3
21.3
13.6
分 可燃分
53.4
41.1
64.9
53.3
53.2
成 ゴム・皮革類
合 計
3
見掛比重[kg/m ]
三 水分
[%]
合 計
低位発熱量(計算値)[kJ/kg]
112.4
105.5
103.2
113.2
108.6
9,100
6,300
11,500
9,050
8,988
出典; 河北郡市クリーンセンター運営実績書
- 28 -
表 3.8(c) 可燃ごみの性状分析結果(平成 20 年度)
区
分
測定年月日
紙類
第1回
第2回
第3回
第4回
5/12
8/4
11/10
2/10
平均
32.8
34.8
36.7
50.8
38.8
8.3
15.1
5.6
15.8
11.2
4.8
7.3
14.5
9.0
8.9
ちゅう芥類
組 繊維類
2.9
12.1
21.5
0.6
9.3
49.4
30.6
21.5
22.9
31.1
0.0
0.0
0.0
0.4
0.1
金属類
0.1
0.1
0.1
0.5
0.2
ガラス類
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.2
0.0
0.0
0.0
0.1
木・竹・わら類
プラスチック類
成 ゴム・皮革類
[%] 陶器・石類
1.5
0.0
0.1
0.0
0.4
100.0
100.0
100.0
100.0
100.0
88.0
362.0
125.0
130.0
176.3
40.8
60.0
49.3
50.3
50.1
その他
合 計
見掛比重[kg/m3]
三 水分
4.1
4.0
3.6
4.6
4.1
55.1
36.0
47.1
45.1
45.8
100.0
100.0
100.0
100.0
100.0
9,350
5,250
7,600
7,250
7,363
成 灰分
分 可燃分
[%]
合 計
低位発熱量(計算値)[kJ/kg]
出典; 河北郡市クリーンセンター運営実績書
100
12,000
その他
陶器・石類
11,000
ガラス類
80
金属類
60
9,000
8,000
40
7,000
20
6,000
0
5,000
H14
H15
H16
H17
年 度
H18
H19
H20
図 3.3 可燃ごみの組成及び低位発熱量(年度別平均値)の推移
- 29 -
低位発熱量[kJ/kg]
組成[%]
10,000
ゴム・皮革類
プラスチック類
木・竹・わら類
繊維類
ちゅう芥類
紙類
低位発熱量
(6) 集団回収実施団体数
表 3.9 に各市町における集団回収実施団体数を示す。
表 3.9 各市町の集団回収実施団体数
かほく市
津幡町
内灘町
合 計
3
12
7
22
25
3
3
31
保育所(幼稚園含む)
0
12
8
20
その他
0
1
0
1
28
28
18
74
町内会(小中学校含む)
子供会
合 計
(平成 21 年度実績)
(7) 集団回収量の実績
表 3.10 に河北郡市における集団回収量の実績を示す。また、【資料編】第 1 章 表 1.2
に各市町における集団回収量の実績を示す。
(8) 拠点・集団回収量のまとめ
表 3.11 に河北郡市における拠点・集団回収量をまとめる。また、【資料編】第 1 章 表
1.3 に各市町における拠点・集団回収量をまとめる
(9) 容器包装廃棄物排出量のまとめ
【資料編】第 1
表 3.12 に河北郡市における容器包装廃棄物排出量をまとめる。また、
章 表 1.4 に各市町における容器包装廃棄物排出量をまとめる。
- 30 -
- 31 -
資
源
ご
み
容
器
包
装
廃
棄
物
不燃物
可燃物
プラスチック製
容器包装
-
その他プラスチック製
容器包装
67.90
-
その他
金属類
その他
合 計
479.21
-
9.78
-
265.04
33.41
118.00
2.12
29.40
21.46
H13
448.53
-
11.23
-
269.59
39.74
-
86.27
20.76
20.94
H14
348.38
-
-
-
263.20
27.34
35.12
15.85
6.87
-
H15
362.90
-
-
-
273.56
29.01
39.47
14.01
6.86
-
H16
355.46
-
1.05
-
307.25
19.92
11.72
3.13
11.49
0.91
H17
336.31
0.22
0.89
-
284.33
25.98
10.17
2.80
11.17
0.76
H18
-
-
0.60
115.90
68.90
-
0.60
19.20
-
-
-
11.40
-
-
-
0.29
-
-
-
0.18
-
-
0.05
0.07
-
-
0.07
-
218.96
-
-
-
200.00
8.81
7.44
-
2.71
-
H20
-
-
-
-
876.51
-
-
-
-
672.92
1,234.21 1,030.20
273.71
-
-
-
243.86
16.65
8.82
-
4.38
-
H19
単位;t/年
出典; 河北郡市広域事務組合資料
3,070.78 3,066.66 3,027.81 2,912.13 2,573.51 2,652.04 2,967.94 2,835.50 2,384.43 1,922.07
2,599.70 2,592.90 2,548.60 2,463.60 2,225.13 2,289.14 2,612.48 2,499.18 2,110.72 1,703.12
54.20
小 計
473.76
-
-
-
276.34
30.55
151.00
3.04
12.83
-
H12
2,477.60 2,476.40 2,459.90 2,452.20 2,224.84 2,288.96 2,612.36 2,499.12
布類
雑誌・雑がみ
新聞
471.08
-
PETボトル
小 計
-
その他紙製容器包装
289.03
紙製容器包装 段ボール
138.60
26.86
リターナブルびん
5.70
10.89
アルミ
ワンウェイびん
(無色・茶色・その他)
-
スチール
H11
紙パック
ガラスびん
缶
種 類
表 3.10 集団回収量の実績(組合全体)
-
雑誌・雑がみ
布類
- 32 -
関
与
-
-
0.00
0.00
-
-
-
-
-
0.00
0.00
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
0.00
-
-
-
-
H13
0.00
0.00
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
0.00
-
-
-
-
H14
0.00
0.00
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
0.00
-
-
-
-
H15
0.00
0.00
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
0.00
-
-
-
-
H16
0.00
0.00
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
0.00
-
-
-
-
H17
0.00
0.00
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
0.00
-
-
-
-
H18
0.00
0.00
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
111.29
34.57
39.95
26.70
10.07
H19
285.50
220.24
-
-
0.58
2.27
0.00
80.86
96.98
9.48
12.02
35.14
1.86
6.18
10.09
17.85
4.99
7.21
122.06
33.49
45.86
31.10
11.61
H20
単位;t/年
①∼③の合計
※2 組合施設に搬入される品目は拠点・集団回収量に算入しない。
出典; 河北郡市広域事務組合資料
3,070.78 3,066.66 3,027.81 2,912.13 2,573.51 2,652.04 2,967.94 2,835.50 2,495.72 2,264.37
集団回収(公共関与)の合計 ③0 3,070.78 3,066.66 3,027.81 2,912.13 2,573.51 2,652.04 2,967.94 2,835.50 2,384.43 1,922.07
0.00
-
廃蛍光管
小 計
-
廃乾電池
0.00
-
廃食用油
-
布類
PETボトル キャップ
-
-
-
-
-
-
-
-
※1 組合拠点回収の量は市町毎の搬入車輌台数に基づいて按分した。
︶
小計(組合施設搬入分を除く) ②0
資源ごみ
雑誌・雑がみ
-
-
-
-
-
-
0.00
-
-
-
-
-
-
その他
-
無色
-
-
アルミ
茶色
-
スチール
0.00
-
小 計 ①0
-
新聞
H12
表 3.11 拠点・集団回収量のまとめ(組合全体)
H11
段ボール
種 類
紙パック
拠 紙製容器包装
段ボール
点
回
PETボトル
収 プラスチック製
その他プラスチック製
容器包装
容器包装
公
新聞
共
ガラスびん
缶
組
合
拠 資源ごみ
点
回
収
︵
- 33 -
11年度
96,331
338.03
221.46
105.68
10.89
564.49
257.40
2.63
209.07
2.18
92.28
0.94
517.85
20.19
26.86
12年度
97,360
315.43
198.29
104.31
12.83
543.21
256.29
1.44
206.14
1.15
77.75
0.44
507.69
20.13
30.55
単位;t/年
計画収集人口 [人]
缶
スチール
13年度
14年度
15年度
16年度
17年度
18年度
19年度
20年度
97,850
98,135
98,484
98,694
98,751
99,101
99,278
99,531
351.76
336.25
283.62
269.86
249.96
243.67
214.53
191.81
組 合
190.27
182.27
168.78
158.11
140.23
131.57
120.45
110.36
拠点・集団回収(公共関与)
21.46
20.94
0.91
0.76
拠点回収(非公共)
アルミ
組 合
110.63
112.28
107.97
104.89
97.33
100.17
89.70
73.75
拠点・集団回収(公共関与)
29.40
20.76
6.87
6.86
11.49
11.17
4.38
7.70
拠点回収(非公共)
ガラスびん
526.69
614.49
531.78
534.68
487.70
472.79
479.61
485.67
無色ガラス
組 合
261.45
263.89
261.95
264.56
242.16
240.80
241.40
238.36
拠点・集団回収(公共関与)
1.06
43.10
8.04
7.12
1.56
1.43
茶色ガラス
組 合
198.72
202.26
190.63
192.40
182.57
168.94
173.61
182.90
拠点・集団回収(公共関与)
0.81
33.03
5.85
5.18
1.18
1.01
その他ガラス
組 合
64.39
62.07
63.35
63.71
59.84
60.25
64.60
64.41
拠点・集団回収(公共関与)
0.26
10.14
1.95
1.71
0.39
0.36
紙製容器包装
480.39
456.36
402.74
420.37
433.05
436.39
440.27
421.75
紙パック
組 合
20.96
21.55
21.53
20.39
19.16
24.70
25.50
25.31
拠点・集団回収(公共関与)
33.37
39.72
27.34
29.01
19.92
25.98
16.65
8.81
拠点回収(非公共)
3.82
5.01
13.13
15.86
段ボール
組 合
155.98
155.06
132.00
95.32
67.84
74.00
60.00
62.68
61.18
52.53
拠点・集団回収(公共関与)
289.03
276.34
265.04
269.59
263.20
273.56
307.25
284.33
253.93
246.75
拠点回収(非公共)
組 合
1.01
0.85
0.60
0.64
0.58
0.53
0.60
0.58
0.53
0.52
その他紙製容器包装 拠点・集団回収(公共関与)
24.78
24.76
24.60
24.52
22.25
22.89
26.12
24.99
82.48
71.97
拠点回収(非公共)
プラスチック製容器包装
66.05
81.51
128.33
139.87
105.73
149.52
110.23
240.21
243.63
318.98
PETボトル
組 合
66.05
81.51
90.76
99.28
105.73
115.32
109.18
134.92
130.44
128.12
拠点・集団回収(公共関与)
9.78
11.23
1.05
0.89
拠点回収(非公共)
組 合
56.60
113.19
129.47
その他プラスチック製
容器包装
拠点・集団回収(公共関与)
0.22
拠点回収(非公共)
27.79
29.36
34.20
47.58
61.39
※1 「紙パック」、「その他プラスチック製容器包装(白色トレイ)」の拠点回収(非公共)は店舗拠点における回収量であり、記入年度のみ調査した参考値。
※2 「スチール缶」、「アルミ缶」、「段ボール」、「その他紙製容器包装」、「PETボトル」の拠点回収(非公共)は民間業者による拠点回収量であり、平成21年7月から回収開始。
※3 拠点・集団回収(公共関与)によるガラスびんの内、リターナブルびんは除いた。
※4 拠点・集団回収(公共関与)によるガラスびんの内、色別が不明なものは各年度の組合回収分の比率で按分した。
※5 平成11∼16年度の直接持込の段ボールは市町毎の回収量を把握していないため、各年度の高カロリーごみの搬入量比率で按分した。
※6 平成11∼16年度の直接持込の「新聞、雑誌・雑がみ」は市町毎の回収量を把握していないため、各年度の人口比率で按分した。
※7 直接持込の「新聞、雑誌・雑がみ」、平成11∼18年度の集団回収(公共関与)分に混入している「その他紙製容器包装」は1%と仮定した。
平成19年度以降の拠点・集団回収(公共関与)分、計画収集分に混入している「その他紙製容器包装」は「雑誌・雑がみ」の9%と仮定した。
年 度
表 3.12 容器包装廃棄物排出量のまとめ(組合全体)
(10) 拠点回収(非公共)の実績
表 3.13 に店舗拠点における紙パック及び白色トレイの回収量を、表 3.14 に民間業者の
拠点におけるスチール、アルミ、段ボール、その他紙製容器包装及び PET ボトルの回収
量を示す。
なお、表 3.13 の店舗拠点回収量は記入年度に実施した拠点回収実施店舗及び資源再生
業者へのヒアリング調査に基づくものである。
表 3.14 の民間業者による拠点回収は平成 21 年 7 月から開始されており、回収量は同
民間業者へのヒアリング調査に基づくものである。
表 3.13 店舗拠点における紙パック及び白色トレイの回収量
単位;t/年
紙パック
白色トレイ
H18 年度
H20 年度
H16 年度
H18 年度
H20 年度
かほく市
5.20
6.76
13.30
15.44
24.33
津幡町
3.77
2.60
14.10
19.82
21.46
内灘町
4.16
6.50
6.80
12.32
15.60
13.13
15.86
34.20
47.58
61.39
合 計
※ 各店舗の報告が袋数の場合、白色トレイ回収専用の大型袋は 3kg/袋、紙パック回収専用の
袋は 5kg/袋として換算。
表 3.14 民間業者の拠点における容器包装廃棄物の回収量
(単位;t/年)
スチール
平成 21 年度
0.43
アルミ
段ボール
0.12
0.65
- 34 -
その他紙製
容器包装
0.01
PET ボトル
0.80
3.2 収集・運搬の状況
3.2.1 収集・運搬体制
(1) 収集方式
表 1.13 に各市町におけるごみの収集方式を示す。なお、内灘町は戸別収集方式からス
テーション方式への転換を積極的には進めていない。
表 3.15 ごみの収集方式
市町名
可燃ごみ
不燃ごみ
容器包装・資源ごみ
かほく市
ステーション方式
一部戸別収集方式
ステーション方式
一部戸別収集方式
ステーション方式
津 幡 町
ステーション方式
一部戸別収集方式
ステーション方式
一部戸別収集方式
ステーション方式
内 灘 町
戸別収集方式
戸別収集方式
ステーション方式
古紙類は戸別収集方式
出典; 河北郡市広域事務組合資料
(2) 有料化の状況
① 有料収集指定袋
表 3.16 に有料収集指定袋(家庭系)の仕様等を示す。有料収集指定袋のサイズ大・中に
ついては平成 7 年 1 月から、サイズ小については平成 10 年 10 月から導入している。な
お、価格の改定は導入以来、一度も実施していない。
表 3.16 収集指定袋(家庭系)の仕様等
項
目
サイズ
厚
さ
透明度
材
質
文字印刷
価
格
大
中
小
800mm×650mm
670mm×470mm
500mm×350mm
0.025mm 以上
同 左
同 左
半透明
同 左
同 左
高密度ポリエチレン 100%
同 左
同 左
黒文字(片面 1 色)
同 左
同 左
40 円/袋(税込)
20 円/袋(税込)
12 円/袋(税込)
出典; 河北郡市広域事務組合資料
事業系ごみについては、許可業者による有料収集、若しくは事業者自らが直接搬入を
行っている。事業系ごみの収集袋については、平成 10 年 10 月から認定制度を導入して
いる。表 3.17 に収集認定袋(事業系)の仕様を示す。
- 35 -
表 3.17 収集認定袋(事業系)の仕様
項
目
特
800mm×650mm
0.04mm 以上
同 左
半透明
同 左
高密度ポリエチレン 100%
同 左
赤文字(片面 1 色)
同 左
さ
透明度
材
質
大
900mm×800mm
サイズ
厚
大
文字印刷
出典; 河北郡市広域事務組合資料
② 粗大ごみ処理券
粗大ごみについては、平成 18 年 4 月から処理券制を導入している。粗大ごみを排出
する際には、指定収集日の 1 週間前までに受付センターへ連絡し、粗大ごみに処理券を
貼り付けて収集日当日に排出する運用としている。
なお、処理券の価格は 1 枚につき 800 円としている。
(3) 収集頻度
表 3.18 に各市町における収集頻度等を示す。
表 3.18 品目毎の収集頻度
市町名
かほく市
品 目
可燃ごみ
週2回
不燃ごみ
月1回
容器包装・資源ごみ
月1回
古紙類
津 幡 町
収集頻度
2 ヶ月に 1 回
粗大ごみ
月1回
可燃ごみ
週2回
不燃ごみ
月1回
容器包装・資源ごみ
月1回
古紙類
内 灘 町
−
粗大ごみ
月1回
可燃ごみ
週2回
不燃ごみ
月1回
容器包装・資源ごみ
月1回
古紙類
月1回
粗大ごみ
月1回
(4) 排出容器及び収集・運搬車輌
表 3.19 にごみの排出容器及び収集車輌を示す。
- 36 -
備考
ステーション方式
未実施
戸別収集方式
現在、分別収集に取り組んでいる容器包装廃棄物の内、缶、紙パック、段ボール及びそ
の他紙製容器包装は直接民間業者へ運搬している。
PET ボトル、その他プラスチック製容器包装の分別収集にあたっては、高圧縮式パッ
カー車が使用されている。
表 3.19 排出容器及び収集・運搬車輌
項 目
収集に係る
分別の区分
種 類
排出容器
収集保管
容器
可燃ごみ
可燃ごみ
指定袋
ネット等※
不燃ごみ
不燃ごみ
無指定
コンテナ等※
粗大ごみ
粗大ごみ
無指定
無指定
缶
無指定
(ネット等)
無指定
(ネット等)
スチール
アルミ
大型袋
大型袋
無色ガラス
茶色ガラス
ガラスびん
無指定
(ネット等)
コンテナ
紙パック
段ボール
その他紙製容器包装
紙パック
段ボール
雑誌・雑がみ
無指定
(紐掛等)
無指定
(紐掛等)
パッカー車
2∼3t
パッカー車
2∼3t
平ボディ車
2.0 トン
パッカー車
2.0∼4.0 トン
パッカー車
2.0∼4.0 トン
平ボディ車
2.0 トン
その他ガラス
無指定
(コンテナ等)
収集・運搬車輌
コンテナ
平ボディ車
2.0 トン
パッカー車
2.0∼4.0 トン
無指定
平ボディ車
2.0 トン
パッカー車
2.0∼4.0 トン
無指定
平ボディ車
2.0 トン
PET ボトル
PET ボトル
無指定
(ネット等)
大型袋
パッカー車
2.0∼4.0 トン
その他プラスチック製
容器包装
その他プラスチック製
容器包装
無指定
(ネット等)
大型袋
パッカー車
2.0∼4.0 トン
廃蛍光管
廃乾電池
資源ごみ
無指定
コンテナ
廃食用油
資源ごみ
無指定
指定容器
平ボディ車
2.0t
平ボディ車
2.0t
中間処理
クリーンセンター
(RDF 化)
リサイクルプラザ
(破砕・選別等)
リサイクルプラザ
(破砕・選別等)
リサイクルプラザ
(一部保管)、
常設拠点
(一部保管)
リサイクルプラザ
(粉砕、保管)、
常設拠点
(一部保管)
リサイクルプラザ
(一部保管)、
常設拠点
(一部保管)
リサイクルプラザ
(一部保管)、
常設拠点
(一部保管)
リサイクルプラザ
(一部保管)、
常設拠点
(一部保管)
リサイクルプラザ
(圧縮・結束、保管)
常設拠点
(一部保管)
リサイクルプラザ
(圧縮・結束、保管)
常設拠点
(一部保管)
リサイクルプラザ
(破砕、保管等)
リサイクルプラザ
(保管等)
※ ステーション収集における収集・保管容器を示す。
出典; 河北郡市広域事務組合資料
- 37 -
(5) 収集・運搬等の実施者
平成 21 年 4 月から、古紙類〔段ボール、新聞、雑誌・雑がみ(その他紙製容器包装を含
む)〕の分別収集を開始したため、容器包装廃棄物については、スチール、アルミ、無色
ガラス、茶色ガラス、その他ガラス、紙パック、段ボール、その他紙製容器包装、PET
ボトル、その他プラスチック製容器包装の全品目を対象に分別収集を実施していることと
なる。
表 3.20 に収集・運搬等の実施者を示す。
表 3.20 収集・運搬等の実施者
項 目
種 類
収集に係る分別の区分
可燃ごみ
可燃ごみ
不燃ごみ
不燃ごみ
委託業者による指定日収集
〔計画収集、直接持込〕
委託業者による指定日収集
〔計画収集、直接持込〕
委託業者による指定日収集
〔一部直接持込、
拠点・集団回収(公共関与)、
拠点回収(非公共)※1
〕
スチール
アルミ
無色ガラス
茶色ガラス
缶
委託業者による指定日収集
〔一部直接持込、
拠点・集団回収(公共関与) 〕
ガラスびん
その他ガラス
紙パック
紙パック
段ボール
段ボール
収集・運搬段階
委託業者による指定日収集
〔一部直接持込、
拠点・集団回収(公共関与)、
拠点回収(非公共)※2
〕
委託業者による指定日収集
〔一部直接持込、
拠点・集団回収(公共関与)、
拠点回収(非公共)※1
〕
その他紙製容器包装
※「雑誌・雑がみ」として
収集
〃
PET ボトル
PET ボトル
〃
選別・保管等段階
クリーンセンター
リサイクルプラザ
民間業者
〔一部組合、
常設拠点〕
組 合
〔一部常設拠点〕
民間業者
〔一部組合、
常設拠点〕
〃
組 合
〔一部常設拠点〕
委託業者による指定日収集
〔一部直接持込、
〃
※2
拠点回収(非公共)
〕
※1 スチール、アルミ、段ボール、その他紙製容器包装、PET ボトルについては、民間業者による拠
点回収が実施されている。
※2 紙パック、白色トレイについては、スーパーマーケット等の店舗における拠点回収が実施されて
いる。
その他プラスチック製
容器包装
その他プラスチック製
容器包装
(6) 収集・運搬業者等
表 3.21 に収集・運搬業者、回収(中間処理)業者及び資源再生業者の数を示す。各市町と
も全ての計画収集品目について、収集・運搬を民間業者に委託している状況にある。
- 38 -
表 3.21 収集・運搬業者数等
種 別
運搬業者数
回収業者数
資源再生業者数
可燃ごみ
4社
−
−
不燃ごみ
4社
−
−
スチール
2社
2社
3社
アルミ
2社
2社
3社
ガラスびん(無色・茶色・その他)
2社
1社
1社
紙パック
2社
3社
1社
段ボール
4社
3社
4社
その他紙製容器包装
4社
3社
2社
PET ボトル
3社
1社
1社
その他プラスチック製容器包装
3社
1社
1社
布類
1社
1社
1社
廃乾電池、廃蛍光管
2社
1社
1社
金属類
1社
1社
1社
容
器
包
装
廃
棄
物
資
源
ご
み
3.2.2 月別搬入車輌台数の実績
(1) 可燃ごみの月別搬入車輌台数
表 3.22 に可燃ごみの月別搬入車輌台数及び日平均台数を示す。
表 3.22 可燃ごみの月別搬入車輌台数及び日平均台数
H18
年 度
内 訳
計画収集 直接持込
[台/月]
[台/月]
H19
計
日平均
[台/月]
[台/日]
計画収集 直接持込
[台/月]
[台/月]
H20
計
日平均
[台/月]
[台/日]
計画収集 直接持込
[台/月]
[台/月]
計
日平均
[台/月]
[台/日]
4月
551
946
1,497
63
611
1,258
1,869
75
577
1,381
1,958
76
5月
643
1,180
1,823
76
645
1,420
2,065
87
606
1,478
2,084
84
6月
622
1,245
1,867
72
584
1,313
1,897
73
562
1,275
1,837
74
月
7月
587
1,242
1,829
71
626
1,404
2,030
82
594
1,305
1,899
74
別
8月
636
1,431
2,067
77
599
1,447
2,046
76
549
1,352
1,901
74
搬
9月
593
1,164
1,757
71
535
1,222
1,757
71
591
1,244
1,835
71
入
10月
638
1,300
1,938
75
611
1,506
2,117
79
582
1,385
1,967
73
台
11月
590
1,127
1,717
67
596
1,114
1,710
69
525
1,142
1,667
67
数
12月
629
1,288
1,917
77
609
1,469
2,078
77
638
1,464
2,102
81
1月
629
945
1,574
66
580
899
1,479
62
551
887
1,438
60
2月
544
935
1,479
62
516
768
1,284
52
493
928
1,421
62
3月
627
1,234
1,861
72
564
1,240
1,804
70
583
1,252
1,835
71
合 計
7,289
14,037
21,326
7,076
15,060
22,136
6,851
15,093
21,944
平 均
607
1,170
1,777
71
590
1,255
1,845
73
571
1,258
1,829
72
最 大
643
1,431
2,067
77
645
1,506
2,117
87
638
1,478
2,102
84
−
−
−
出典; 河北郡市クリーンセンター運営実績書
- 39 -
(2) 高カロリーごみの月別搬入車輌台数
表 3.23 に高カロリーごみの月別搬入車輌台数及び日平均台数を示す。
表 3.23 高カロリーごみの月別搬入車輌台数及び日平均台数
H18
年 度
内 訳
H19
H20
直接持込
日平均
直接持込
日平均
直接持込
日平均
[台/月]
[台/日]
[台/月]
[台/日]
[台/月]
[台/日]
4月
339
15
350
14
401
16
5月
393
17
415
18
393
16
6月
373
15
378
15
384
16
月
7月
304
12
412
17
359
14
別
8月
353
14
362
14
383
15
搬
9月
381
16
346
14
375
15
入
10月
377
15
417
16
430
16
台
11月
338
13
347
14
351
15
数
12月
528
22
528
20
492
19
1月
277
12
246
11
282
12
2月
353
15
294
12
329
15
3月
373
15
421
17
376
15
合 計
4,389
平 均
366
15
4,516
376
15
380
15
最 大
528
22
528
20
492
19
−
4,555
−
−
出典; 河北郡市クリーンセンター運営実績書
(3) その他ごみの月別搬入車輌台数
表 3.24 にその他ごみ(不燃ごみ、粗大ごみ、容器包装廃棄物、資源ごみ、公用ごみの一
部)の月別搬入車輌台数及び日平均台数を示す。
表 3.24 その他ごみの月別搬入車輌台数及び日平均台数
H18
年 度
内 訳
計画収集 直接持込
[台/月]
[台/月]
H19
公用車
計
[台/月]
[台/月]
計画収集 直接持込
[台/月]
[台/月]
H20
公用車
計
[台/月]
[台/月]
計画収集 直接持込
[台/月]
[台/月]
公用車
計
[台/月]
[台/月]
4月
209
546
9
764
230
835
16
1,081
215
1,048
31
1,294
5月
251
727
14
992
241
914
22
1,177
232
1,148
9
1,389
6月
223
665
21
909
297
850
20
1,167
224
1,141
14
1,379
月
7月
224
594
28
846
242
1,004
20
1,266
229
1,183
22
1,434
別
8月
243
881
41
1,165
249
1,047
36
1,332
252
1,152
17
1,421
搬
9月
268
798
14
1,080
257
897
13
1,167
230
1,066
10
1,306
入
10月
212
878
14
1,104
238
1,078
26
1,342
243
1,167
15
1,425
台
11月
224
753
27
1,004
241
777
15
1,033
232
888
17
1,137
数
12月
246
965
24
1,235
224
1,128
23
1,375
241
1,589
14
1,844
1月
219
475
9
703
218
496
12
726
231
505
8
744
2月
207
496
41
744
187
378
9
574
218
654
9
881
221
796
29
1,046
218
998
42
1,258
232
1,084
35
1,351
合 計
2,747
8,574
271
11,592
2,842
10,402
254
13,498
2,779
12,625
201
15,605
平 均
229
715
23
966
237
867
21
1,125
232
1,052
17
1,300
最 大
268
965
41
1,235
297
1,128
42
1,375
252
1,589
35
1,844
3月
出典; 河北郡市リサイクルセンター運営実績書
- 40 -
3.3 中間処理の状況
3.3.1 河北郡市クリーンセンター
(1) 施設概要
「河北郡市クリーンセンター」は平成 15 年 4 月から本格稼動しており、可燃ごみから
RDF(ごみ固形燃料)を製造している。表 3.25 に「河北郡市クリーンセンター」の施設概要
を、【資料編】第 1 章 図 1.2 に処理フローを示す。
なお、製造されたRDFは石川北部アール・ディ・エフ広域処理組合が管理運営する「石
川北部 RDF センター(RDF 専用焼却施設)」における焼却・発電に供すとともに、生成され
るスラグが路盤材等に有効利用されている。
表 3.25 河北郡市クリーンセンター 施設概要
施設名称
河北郡市クリーンセンター
所在地
石川県河北郡津幡町字領家西 71 番地 1
敷地面積
6,201.88 m2
処理能力
119.5 t/16h
処理方式
受入供給設備
ピット&クレーン方式
破砕設備
2 軸剪断破砕方式
選別設備
磁力及び風力選別方式
乾燥設備
攪拌装置付熱風回転方式
固形化設備
スクリュー方式
脱臭設備
貯留・搬出設備
燃焼脱臭方式及びプラズマ脱臭方式
RDF
サイロ方式
不燃物、処理灰 バンカ方式
熱供給設備
流動床方式
灰処理設備
薬剤処理方式
給水設備
加圧給水方式
排水処理設備
乾燥設備蒸発処理方式
余熱利用設備
暖房、融雪
着
工
平成 13 年 7 月
竣
工
平成 15 年 3 月
(本格稼動は平成 15 年 4 月)
出典; 「河北郡市クリーンセンター エコラ」 パンフレット
(2) RDF製造量等
表 3.26 に「河北郡市クリーンセンター」における RDF 製造量等の実績を示す。
- 41 -
表 3.26 「河北郡市クリーンセンター」における RDF 製造量等
H18
年 度
内 訳
4月
RDF製造量
灰搬出量
[t/月]
[t/月]
1,114.60
12.12
H19
不適物搬出量 RDF製造量
[t/月]
H20
不適物搬出量 RDF製造量
灰搬出量
[t/月]
[t/月]
9.84
890.78
[t/月]
17.05
9.44
灰搬出量
不適物搬出量
[t/月]
[t/月]
[t/月]
1,090.50
15.53
9.06
5月
990.22
16.34
20.78
1,115.99
20.45
27.45
915.80
20.76
10.84
6月
1,023.77
18.25
20.85
908.66
12.95
15.80
1,030.56
17.59
9.23
月
7月
908.00
17.80
13.12
1,073.49
13.46
8.54
935.10
16.07
18.04
別
8月
1,447.48
18.00
21.84
1,088.01
17.36
12.14
973.61
15.94
9.29
搬
9月
1,013.41
10.86
12.48
994.46
12.25
9.95
930.58
12.74
6.94
出
10月
829.96
14.68
8.25
886.65
13.34
7.62
951.31
14.33
11.29
量
11月
1,181.13
14.58
12.54
1,005.12
14.76
8.99
948.08
14.11
7.71
12月
1,107.01
16.09
13.29
1,028.60
12.34
9.18
1,054.51
15.71
10.64
1月
1,139.21
14.18
8.64
1,020.39
15.06
7.70
989.34
16.16
6.95
2月
858.30
13.54
7.24
877.35
13.65
6.38
706.39
10.88
7.48
3月
1,009.61
16.02
14.22
843.65
13.49
10.88
993.67
18.74
9.89
合 計
12,622.70
182.46
163.09
11,733.15
176.16
134.07
11,519.45
188.56
117.36
平 均
1,051.89
15.21
13.59
977.76
14.68
11.17
959.95
15.71
9.78
最 大
1,447.48
18.25
21.84
1,115.99
20.45
27.45
1,090.50
20.76
18.04
出典; 河北郡市クリーンセンター運営実績書
(3) 施設使用料
表 3.27 に可燃ごみ及び高カロリーごみを直接搬入する場合の施設使用料の履歴を示す。
表 3.27 施設使用料の履歴(可燃ごみ、高カロリーごみ)
可燃ごみ
平成元年 4 月
500kg 未満
500kg 以上 1,000kg 未満
1,000kg 以上
高カロリーごみ
800 円
1,400 円
2,600 円
―
1kg につき 10 円
平成 2 年 4 月
同 上
平成 6 年 4 月
500kg 未満
800 円
500kg 以上 1,000kg 未満
1,600 円
1,000kg 以上 2,000kg 未満 2,600 円
2,000kg 以上 2,500kg 未満 3,600 円
平成 10 年 10 月
200kg 以下
500 円
200kg を超え 4,500kg 以下の場合
10kg につき 50 円加算
平成 18 年 4 月∼
10kg につき 70 円
同 上
10kg につき 100 円
同 上
出典; 河北郡市広域事務組合資料
3.3.2 河北郡市リサイクルプラザ
(1) 施設概要
「河北郡市リサイクルプラザ」は平成 18 年 4 月から本格稼動しており、不燃ごみ、粗大
ごみ、容器包装・資源ごみ等を合理的に再資源化するとともに、不用品の再生・展示、地域
- 42 -
住民への情報提供等に供している。表 3.28 に「河北郡市リサイクルプラザ」の施設概要を、
【資料編】第 1 章 図 1.3 に処理フローを示す。
表 3.28 河北郡市リサイクルプラザ 施設概要
施設名称
河北郡市リサイクルプラザ
所在地
石川県河北郡津幡町字領家ル 9 番地 1
敷地面積
17,000 m2
処理能力
16.0 t/5h
処理方式
受入供給設備
受入ヤード、ピット&クレーン方式
破砕設備
2 軸低速回転式+高速回転式
選別設備
粒度、磁力、アルミ選別及び風力選別方式
再生設備
受入ホッパ、手選別、貯留、圧縮・結束方式
集じん・脱臭設備
サイクロン、バグフィルタ、活性炭吸着方式
貯留・搬出設備
バンカ、コンテナ方式
給水設備
加圧給水方式
排水処理設備
油水分離処理方式
(内、建設用地 約 11,000 m2)
着
工
平成 16 年 10 月
竣
工
平成 18 年 3 月
(本格稼動は平成 18 年 4 月)
出典; 「河北郡市リサイクルプラザ」 パンフレット等
(2) 資源物等の搬出量
表 3.29 に「河北郡市リサイクルプラザ」における処理後に搬出された資源物等の量を示
す。
- 43 -
表 3.29(a) 資源物等の搬出量(平成 18 年度)
単位; t
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
3月
合 計
4月
可燃物
※1
9.95
2.75
2.75
5.79
2.38
2.13
1.80
1.56
3.46
1.34
1.62
2.12
37.65
木質系
※2
19.48 22.65 25.33 30.49 27.73 40.62 47.11 38.94 30.88 14.84 19.62 25.27
342.96
不燃物
※3
77.16 104.81 89.48 67.19 114.46 64.99 88.64 94.46 89.68 63.12 52.72 88.70
995.41
破砕鉄くず
35.05 48.62 40.92 33.65 38.06 33.81 39.28 34.81 43.47 34.05 33.35 41.06
456.13
破砕アルミくず
1.27
2.38
2.67
2.34
4.64
2.11
4.21
2.24
3.78
4.52
2.12
4.51
36.79
スクラップ① ※4
9.32
7.92
6.90
5.03
8.44
7.15
7.67
4.76
9.06
1.71
2.40
6.01
76.37
スクラップ② ※5
2.78 13.69 15.53 14.06 10.30 16.24
7.76
5.33
9.80
7.76
8.69
7.86
119.80
被覆線
0.80
0.49
0.70
0.27
0.81
0.62
0.76
0.44
1.07
0.65
0.55
1.14
8.30
段ボール
6.19
7.94
7.87
5.84
5.19
4.47
4.19
5.40
4.75
4.82
3.97
3.41
64.04
新聞
0.72
1.44
1.55
2.28
1.44
1.95
0.86
1.55
2.28
1.52
1.69
1.85
19.13
雑誌・雑がみ
1.94
4.86
3.80
2.99
3.55
1.27
2.47
4.35
4.76
3.40
2.87
2.69
38.95
アルミ缶
7.17
8.25
8.21
9.33 11.56 11.76
7.45
7.33
7.94
8.07
6.25
6.85
100.17
スチール缶
10.57 12.74 11.61 10.42 12.39 13.20
9.98
9.85 11.32 11.03
8.94
9.52
131.57
無色びん
19.74 23.63 21.27 19.24 21.45 22.17 16.94 17.73 22.09 21.67 17.31 17.56
240.80
茶色びん
13.33 17.32 15.90 14.32 16.80 18.75 13.29 12.44 13.26 12.07
9.89 11.57
168.94
その他びん
4.55
5.02
4.82
4.72
5.34
5.23
4.18
4.40
5.47
6.39
5.00
5.13
60.25
PETボトル
8.76 11.39 11.31 11.61 15.23 16.35 11.42 10.32 11.41 10.30
7.67
9.15
134.92
容器包装プラスチック
2.07
4.31
4.17
4.67
4.27
4.59
3.65
3.91
5.71
6.46
5.64
7.15
56.60
紙パック
1.85
2.03
2.24
2.22
2.48
2.59
1.97
1.92
2.16
1.71
1.73
1.80
24.70
廃乾電池
2.26
2.36
2.26
1.77
1.86
2.16
2.02
1.98
3.37
2.36
2.09
1.80
26.29
廃蛍光管
1.84
1.51
1.38
1.15
1.16
1.32
1.19
1.16
2.23
1.79
1.28
1.24
17.25
廃食用油
2.51
2.66
2.88
2.50
2.59
2.57
2.56
2.19
2.49
2.28
2.31
2.30
29.84
組合拠点回収 古紙類
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00 19.20
0.00
0.00
0.00
19.20
組合拠点回収 古着類
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
9.00
0.00
0.00
0.00
9.00
合 計
239.31 308.77 283.55 251.88 312.13 276.05 279.40 267.07 318.64 221.86 197.71 258.69 3,215.06
※1 可燃物は「河北郡市クリーンセンター」へ搬出
出典; 河北郡市リサイクルセンター運営実績書
※2 木質系は「河北郡市最終処分場」の覆土材として搬出
※3 不燃物は「河北郡市最終処分場」へ搬出
※4 スクラップ①は「河北郡市リサイクルプラザ」から排出される下級金属
※5 スクラップ②は「河北郡市クリーンセンター」から排出される下級金属
項 目
表 3.29(b) 資源物等の搬出量(平成 19 年度)
単位; t
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
3月
合 計
4月
可燃物
※1
1.55
1.99
1.15
2.39
2.61
1.77
4.15
2.14
3.65
1.63
1.10
3.96
28.09
木質系
※2
31.96 35.14 43.04 70.60 63.11 45.48 50.67 46.54 28.78 11.20
9.29 21.79
457.60
不燃物
※3
124.88 88.57 70.97 31.62 71.63 52.60 73.21 36.46 78.54 37.57 50.98 62.32
779.35
破砕鉄くず
33.71 43.42 41.01 27.23 38.70 29.22 38.87 33.59 43.93 24.21 23.64 41.71
419.24
破砕アルミくず
2.84
2.52
3.83
2.30
3.53
2.48
4.22
1.48
5.63
2.71
1.46
4.18
37.18
スクラップ① ※4
6.13
4.31
6.11
6.31
4.64
2.93
4.24
7.67
5.18
1.84
2.71
4.85
56.92
スクラップ② ※5
4.89
9.71
4.76
6.80 10.72
4.90
5.94
8.00
6.14
6.33
5.70
9.54
83.43
被覆線
0.68
0.51
0.72
0.68
0.28
0.50
0.78
0.65
0.60
0.29
0.48
0.76
6.93
段ボール
3.34
3.64
4.37
5.46
5.30
3.44
4.10
4.35
5.74
3.09
2.93
5.08
50.84
新聞
1.01
1.09
1.26
1.92
1.09
1.19
1.54
0.96
2.20
1.68
0.58
2.01
16.53
雑誌・雑がみ
3.98
1.60
3.54
4.48
4.19
2.09
3.82
1.34
7.33
2.74
1.95
5.36
42.42
アルミ缶
6.98
7.73
8.22
8.20 10.39 10.22
7.02
6.91
6.12
6.77
5.04
6.10
89.70
スチール缶
10.09 11.10 11.58
9.85 11.49 12.10
9.31 10.30
8.93
9.88
7.31
8.51
120.45
無色びん
10.95 21.33 20.59 29.90
9.71 20.63 21.60 21.80 19.17 30.51 11.24 20.39
237.82
茶色びん
9.90 21.55
9.87 20.86 19.06 20.61 10.00 21.69 18.37 10.19
9.22 20.79
192.11
その他びん
0.00
0.00 10.86
9.18
0.00
9.66
0.00 10.55
0.00 10.60
0.00 11.31
62.16
PETボトル
5.31 11.85
6.19 14.07
7.02 25.59 13.21
6.85
5.77 11.90
5.70 11.49
124.95
容器包装プラスチック
3.44 12.12
9.15
9.90
4.66 13.96
8.58
8.69
8.87 14.24
9.23
9.05
111.89
紙パック
2.08
2.03
2.33
2.11
2.74
2.49
2.18
2.18
1.92
1.71
1.67
2.08
25.52
廃乾電池
0.00
0.00
5.09
0.00
5.06
0.00
0.00
5.02
0.00
5.02
0.00
4.72
24.91
廃蛍光管
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
7.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
7.88
14.88
廃食用油
2.49
2.63
2.73
2.58
2.31
2.53
2.11
2.23
2.22
2.06
1.84
2.35
28.08
組合拠点回収 古紙類
13.30
6.50
5.53
4.11
5.35
4.95
8.17
3.80
9.62
0.00
0.00 15.45
76.78
組合拠点回収 古着類
0.00
5.85
3.67
0.00
4.55
0.34
4.66
2.20
3.62
3.28
0.00
0.00
28.17
合 計
279.51 295.19 276.57 270.55 288.14 276.68 278.38 245.40 272.33 199.45 152.07 281.68 3,115.95
※1 可燃物は「河北郡市クリーンセンター」へ搬出
出典; 河北郡市リサイクルセンター運営実績書
※2 木質系は「河北郡市最終処分場」の覆土材として搬出
※3 不燃物は「河北郡市最終処分場」へ搬出
※4 スクラップ①は「河北郡市リサイクルプラザ」から排出される下級金属
※5 スクラップ②は「河北郡市クリーンセンター」から排出される下級金属
項 目
- 44 -
表 3.29(c) 資源物等の搬出量(平成 20 年度)
単位; t
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
3月
合 計
4月
可燃物
※1
5.56
1.84
5.01
7.85
3.03
1.44
2.64
2.27
7.30
1.51
1.52
5.42
45.39
木質系
※2
44.27 48.22 46.84 88.18 70.17 60.62 64.90 59.98 41.37 17.72 14.26 49.31
605.84
不燃物
※3
74.84 93.06 70.47 44.61 48.33 54.06 75.51 49.30 81.64 49.24 51.78 44.08
736.92
破砕鉄くず
34.12 35.99 39.95 26.70 30.61 25.79 32.54 28.33 40.03 23.45 23.34 42.64
383.49
破砕アルミくず
2.86
4.28
4.06
2.81
2.25
2.65
3.88
2.92
4.22
2.76
2.67
3.89
39.25
スクラップ① ※4
3.66
5.17
4.92
3.05
3.75
5.03
4.16
3.61
7.33
2.67
4.42
4.95
52.72
スクラップ② ※5
7.38
8.62
7.55
6.30
7.48
5.43
9.44
5.82
7.97
5.29
6.18
8.28
85.74
被覆線
0.61
0.92
0.66
0.28
1.03
0.67
0.90
0.31
1.39
0.63
0.66
1.25
9.31
段ボール
5.06
4.50
4.25
5.61
5.50
5.28
5.48
5.93
6.66
5.05
5.10
4.98
63.40
新聞
1.16
1.08
0.80
1.05
1.39
0.97
1.26
0.35
3.71
0.49
1.33
1.75
15.34
雑誌・雑がみ
4.91
4.93
2.96
3.27
4.00
2.53
3.18
2.45
9.67
1.94
2.32
6.85
49.01
アルミ缶
5.82
6.80
5.57
7.23
9.00
7.04
6.87
5.45
4.82
6.29
4.35
4.51
73.75
スチール缶
8.86 11.21
8.60
9.20 11.35
8.87 10.14
8.78
8.63
9.21
7.70
7.81
110.36
無色びん
23.17 21.47 23.19 21.31 20.73 10.70 21.39 21.17 21.26 21.15 20.77 20.52
246.83
茶色びん
11.81 20.18 10.58 15.94 31.05 11.56 21.45 11.97 20.42
9.92 16.08 16.08
197.04
その他びん
0.00
9.75
0.00
9.41
0.00 10.65
0.00
9.73
0.00 10.43
0.00 14.19
64.16
PETボトル
6.48
6.15 14.20 13.73 13.11 14.83
6.10
6.07
6.01 11.36
5.55
0.00
103.59
容器包装プラスチック
9.01
8.82 13.43
8.99 13.92
9.22 13.31
8.69 12.66
8.81 13.09
8.74
128.69
紙パック
2.00
2.14
1.95
2.32
2.74
2.15
2.53
2.07
2.01
1.73
1.69
1.98
25.31
廃乾電池
0.00
0.00
4.76
0.00
5.01
0.00
4.96
0.00
0.00
4.98
0.00
5.07
24.78
廃蛍光管
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
6.77
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
7.12
13.89
廃食用油
2.17
2.38
1.56
1.57
1.77
1.42
1.66
1.55
1.67
1.45
1.60
1.50
20.30
組合拠点回収 古紙類
13.87
9.26
4.95
7.71
6.27
6.86
6.96
4.27 14.53
0.00
0.00 13.89
88.57
組合拠点回収 古着類
8.44
0.00
3.88
5.81
0.00
4.79
5.25
0.00
5.10
3.59
0.00
3.94
40.80
合 計
276.06 306.77 280.14 292.93 292.49 259.33 304.51 241.02 308.40 199.67 184.41 278.75 3,224.48
※1 可燃物は「河北郡市クリーンセンター」へ搬出
出典; 河北郡市リサイクルセンター運営実績書
※2 木質系は「河北郡市最終処分場」の覆土材として搬出
※3 不燃物は「河北郡市最終処分場」へ搬出
※4 スクラップ①は「河北郡市リサイクルプラザ」から排出される下級金属
※5 スクラップ②は「河北郡市クリーンセンター」から排出される下級金属
項 目
(3) 施設使用料
表 3.30 に「河北郡市リサイクルプラザ」にごみを直接搬入する場合の使用料を示す。
表 3.30 「河北郡市リサイクルプラザ」の使用料
平成 18 年 4 月∼
条 件
料金
10kg につき
70 円
出典; 河北郡市家庭ごみカレンダー
(4) 資源物売却単価
表 3.31 に資源物売却単価の推移を示す。平成 20 年度はいわゆるリーマンショックの
影響によって原油等が史上最大の暴落幅を記録した年であるため、資源物の売却単価も非
常に不安定な動きとなっている。
- 45 -
表 3.31 資源物売却単価の推移
単位; 円/kg
H20年度
項 目
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
3月
4月
破砕鉄くず
→
30.00 36.00 38.00 42.00 46.00 30.00 21.00
2.00
0.00
2.00
3.00
破砕アルミくず
120.00
→
→
→
118.00
→
102.00 70.00 13.00
→
14.00
→
20.00 26.00 28.00
→
35.00 23.00 16.00
1.00
0.00
→
→
1.00
スクラップ① ※1
スクラップ② ※2
→
→
→
→
→
→
10.00
14.00
18.00 11.00
7.00
0.00
200.00
→
180.00
→
186.00 176.00 162.00 50.00 15.00
→
39.00 53.00
被覆線
段ボール
→
→
→
→
→
→
→
→
→
5.00
3.00
5.00
→
→
→
→
→
→
→
→
→
新聞
5.00
3.00
5.00
3.00
→
→
→
→
→
→
→
2.00
→
3.00
→
雑誌・雑がみ
→
→
→
→
→
→
アルミ缶
130.00
118.00
104.00 60.00 10.00
11.00
13.00
→
→
20.00 30.00 14.00
4.00
0.00
→
→
→
→
スチール缶
1.40
→
→
→
→
→
→
→
→
→
→
→
無色びん
→
→
→
→
→
→
→
→
→
→
→
茶色びん
0.40
0.00
→
→
→
→
→
→
→
→
→
→
→
その他びん
55.00
→
→
→
→
→
→
→
40.00
5.00
→
→
PETボトル
→
→
→
→
→
→
→
→
→
→
→
紙パック
5.00
H18年度
H19年度
項 目
4月
8月
12月
1月
4月
12月
破砕鉄くず
13.70 15.70 18.20
→
22.00
→
→
→
破砕アルミくず
141.00 144.00 154.00
156.00
11.00
→
→
→
15.00
→
スクラップ① ※1
→
→
→
スクラップ② ※2
10.00
11.00
7.00
被覆線
→
→
→
80.00
100.00 120.00
→
→
→
2.00
→
段ボール
△ 2.50
→
→
→
→
新聞
0.00
2.00
→
→
→
1.00
→
雑誌・雑がみ
△ 3.00
80.00 70.00 80.00
→
100.00
→
アルミ缶
→
→
スチール缶
8.00
7.00
8.00
10.00
→
→
→
1.50
→
無色びん
△ 0.27
→
→
→
0.50
→
茶色びん
△ 1.01
→
→
→
→
その他びん
△ 0.85
0.00
40.00 60.00
→
→
50.00
→
PETボトル
紙パック
→
→
→
→
5.00
5.00
※1 スクラップ①は「河北郡市リサイクルプラザ」から排出される下級金属。
出典; 河北郡市広域事務組合資料
※2 スクラップ②は「河北郡市クリーンセンター」から排出される下級金属。
※3 矢印(→)は売却単価が前契約と同額であることを示す。
- 46 -
3.4 最終処分の状況
3.4.1 河北郡市最終処分場
(1) 施設概要
【資料編】第 1 章 図 1.4 にしゃ水工構
表 3.32 に「河北郡市最終処分場」の施設概要を、
造・浸出水処理施設フローを示す。
表 3.32 河北郡市最終処分場 施設概要
施設名称
河北郡市最終処分場
所在地
石川県河北郡津幡町字莇谷ハ 24 番地
処分場面積
44,223 m2
埋立容積
150,000 m3
埋立方式
準好気性埋立
埋立工法
サンドイッチ工法
埋立期間
平成 11 年 10 月∼平成 26 年 3 月予定
埋立対象物
金属類、陶磁器類、ガラスくず、小家電類、その他不燃物
浸出水処理設備
処理能力
処理方式
放流水質
140 m3/日
接触ばっ気法
凝集沈殿+砂ろ過+特殊多孔体+活性炭
BOD 10ppm
COD 10ppm
SS 10ppm
T-N 10ppm
T-P 1ppm
pH 5.8∼8.6
着 工
平成 9 年 8 月
竣 工
平成 11 年 3 月
出典; 「河北郡市最終処分場」 パンフレット
(2) 処分実績
【資料編】第 1 章 表 1.5 に平成 18∼20
表 3.33 に「河北郡市最終処分場」の処分実績を、
年度の月別内訳を示す。
なお、最終処分量の傾向を見ると、公用ごみ(泥類、草類、海岸清掃ごみ、不法投棄廃
棄物、災害ごみ等)の搬入状況、突発的な最終処分対象の発生による影響、バラツキが大
きい。
- 47 -
表 3.33 「河北郡市最終処分場」の処分実績
年度
最終処分量
埋立容量
埋立量
[ m3 ]
[t]
平成11年度
638 (1,061)※1
覆土量
合計
残余容量
[ m3 ]
[ m3 ]
[ m3 ]
514.00
2,180.00
2,694.00
147,306.00 ( 98.2 % )
平成12年度
2,216
1,731.17
360.00
2,091.17
145,214.83 ( 96.8 % )
平成13年度
1,989
1,604.04
414.00
2,018.04
143,196.79 ( 95.5 % )
平成14年度
2,308
1,861.12
972.00
2,833.12
140,363.67 ( 93.6 % )
平成15年度
2,593
2,091.68
522.00
2,613.68
137,749.99 ( 91.8 % )
平成16年度
2,903
2,340.56
2,895.00
5,235.56
132,514.43 ( 88.3 % )
平成17年度
2,616
2,109.61
604.50
2,714.11
129,800.32 ( 86.5 % )
平成18年度
2,917
2,558.02
444.96
3,002.98
126,797.34 ( 84.5 % )
平成19年度
3,827
3,826.90
2,378.20
6,205.10
120,592.24 ( 80.4 % )
平成20年度
1,377
1,110.08
1,380.24
2,490.32
118,101.92 ( 78.7 % )
合計
23,383
19,747.18
12,150.90
31,898.08
―
※2
※1 ( )内は「旧河北郡最終処分場」への埋立分。
※2 平成19年度の埋立量3,827[t]の内、1,817.53[t]が不法投棄廃棄物であるため、ごみ量(直接持込不燃
物)からは差し引いている。
出典; 河北郡市最終処分場運営実績書
(3) 施設使用料
表 3.34 に最終処分場へごみを直接搬入する場合の施設使用料の履歴を示す。
表 3.34 施設使用料の履歴(最終処分場)
最終処分場
平成元年 4 月
1t 車未満
1t 車以上 2t 車未満
2t 車以上 3t 車未満
3t 車以上 4t 車以下
500 円
900 円
2,100 円
4,100 円
平成 6 年 4 月
500kg 未満
800 円
500kg 以上 1,000kg 未満
1,600 円
1,000kg 以上 2,000kg 未満 2,600 円
2,000kg 以上 2,500kg 未満 3,600 円
平成 10 年 10 月
200kg 以下
500 円
200kg を超え 4,500kg 以下の場合
10kg につき 100 円加算
平成 18 年 4 月∼
廃 止
出典; 河北郡市広域事務組合資料
3.4.2 河北郡市灰埋立場
(1) 施設概要
【資料編】第 1 章 図 1.6 にしゃ水工構造
表 3.35 に「河北郡市灰埋立場」の施設概要を、
等を示す。
- 48 -
表 3.35 河北郡市灰埋立場 施設概要
施設名称
河北郡市灰埋立場
所在地
石川県河北郡津幡町莇谷ハ 87 番地
処分場面積
15,015 m2
埋立地面積
10,114 m2
埋立容積
45,000 m3
埋立方式
準好気性埋立
埋立工法
サンドイッチ工法
埋立期間
平成 6 年 4 月∼平成 21 年 3 月予定
埋立対象物
焼却灰
浸出水処理設備
処理能力
80 m3/日
処理方式
接触ばっ気法
凝集沈殿+砂ろ過
BOD 10ppm
COD 15ppm
SS
10ppm
pH
5.8∼8.6
放流水質
着
工
平成 4 年 10 月
竣
工
平成 6 年 3 月
出典; 「河北郡市灰埋立場」 パンフレット
(2) 処分実績
【資料編】第 1 章 表 1.6 に平成 18∼20
表 3.36 に「河北郡市灰埋立場」の処分実績を、
年度の月別内訳を示す。
表 3.36 「河北郡市灰埋立場」の処分実績
最終処分量
年度
埋立量
埋立容量
[t]
[ m3 ]
覆土量
合計
残余容量
[ m3 ]
[ m3 ]
[m ]
3
平成6年度
―
1,930.58
48.00
1,978.58
43,021.42 ( 95.6 % )
平成7年度
―
1,727.96
228.00
1,955.96
41,065.46 ( 91.3 % )
平成8年度
―
1,851.92
380.00
2,231.92
38,833.54 ( 86.3 % )
平成9年度
―
2,145.88
633.00
2,778.88
36,054.66 ( 80.1 % )
平成10年度
―
2,313.14
536.00
2,849.14
33,205.52 ( 73.8 % )
平成11年度
―
2,486.86
330.00
2,816.86
30,388.66 ( 67.5 % )
平成12年度
―
2,530.56
318.00
2,848.56
27,540.10 ( 61.2 % )
平成13年度
―
2,603.84
4,407.00
7,010.84
20,529.26 ( 45.6 % )
平成14年度
―
2,449.03
78.00
2,527.03
18,002.23 ( 40.0 % )
平成15年度
216
216.47
540.00
756.47
17,245.76 ( 38.3 % )
平成16年度
191
191.41
108.00
299.41
16,946.35 ( 37.7 % )
平成17年度
178
182.46
120.00
302.46
16,643.89 ( 37.0 % )
平成18年度
198
198.25
0.00
198.25
16,445.64 ( 36.5 % )
平成19年度
1,070
1,070.12
31.00
1,101.12
15,344.52 ( 34.1 % )
平成20年度
1,210
1,210.48
230.00
1,440.48
13,904.04 ( 30.9 % )
合計
3,065
23,108.96
7,987.00
31,095.96
―
出典; 河北郡市灰埋立場運営実績書
- 49 -
3.4.3 旧河北郡最終処分場
(1) 施設概要
表 3.37 に「旧河北郡最終処分場」の施設概要を示す。「旧河北郡最終処分場」は平成 11
年 9 月に埋立を終了しており、同跡地は組合において公園( どんぐりの森
を整備、あ
らかし・しらかし・かしわ・くぬぎ等 70∼90 本の落葉樹を植樹、あずま屋を設置)に整備し
た後、かほく市(旧宇ノ気町)へ売却している。
表 3.37 旧河北郡最終処分場 施設概要
施設名称
旧河北郡最終処分場
所在地
石川県河北郡宇ノ気町宇気屋ム 12-2 番地
類型
管理型(山間埋立)
処分場面積
37,470 m2
埋立地面積
19,500 m2
埋立容積
100,000 m3
埋立方式
準好気性埋立
埋立工法
サンドイッチ工法
埋立期間
平成 2 年 4 月∼平成 11 年 9 月
埋立対象物
金属類、陶磁器類、ガラスくず、小家電類、その他不燃物
処理能力
150 m3/日
浸出水処理設備
処理方式
放流水質
接触ばっ気法
凝集沈殿+砂ろ過
BOD 10ppm
COD 15ppm
SS
10ppm
pH
5.8∼8.6
出典; 河北郡市広域事務組合資料
(2) 管理状況等
「旧河北郡最終処分場」は 一般廃棄物最終処分場の廃止要件 を満たしており、廃止手
続きを行うことも可能であるが、近隣住民から管理・監視の要望があることから、現在も
組合において浸出水の水質測定、水処理施設の管理等を継続している。
3.4.4 放流水質等測定結果
【資料編】第 1 章 表 1.7 に「河北郡市最終処分場」、「河北郡市灰埋立場」、「旧河北郡最終
処分場」における放流水質及び地下水の測定結果を示す。
- 50 -
3.5 啓発指導・環境保全活動
3.5.1 各種助成制度
(1) 生ごみ処理機等に係る助成
各市町とも生ごみ処理機等の購入に対する助成制度を設けている。表 3.38 に各市町の
助成制度を示す。
表 3.38 生ごみ処理機等に係る助成制度
種
類
生ごみ処理機
市町名
コンポスト器
かほく市
購入価格の 1/3(限度額 20,000 円)
一世帯 1 基まで
3,000 円
一世帯 1 基まで
津 幡 町
購入価格の 1/3(限度額 15,000 円)
一世帯 1 基まで
3,000 円
一世帯 2 基まで
内 灘 町
購入価格の 1/3(限度額 20,000 円)
一世帯 1 基まで
3,000 円
一世帯 2 基まで
出典; 各市町ホームページ
(2) 集団回収に係る助成
表 3.39 に各市町の集団回収に対する助成制度を示す。各市町とも集団回収に対する助
成制度を設け、リサイクルの促進に努めている。
表 3.39 集団回収に対する助成制度
市町名
かほく市
津 幡 町
内 灘 町
金
額
条
件
届出を行った団体(子ども会、PTA
等)の新聞紙、雑がみ及び段ボールの
回収に対して助成
津幡町に住所を有する者で構成され
る団体(町内会、子供会等)の内、リ
1.5 円/kg(10 円未満切捨て)
サイクル推進団体として登録した団
体の古紙類の回収に対して助成
内灘町に在住する者で構成される団
3 円/kg(損失分は上乗せ)
戸 別 収 集 で 、 か つ 回 収 量 が 体の内、リサイクル推進団体として
1,000kg 以上の場合、10,000 円 登録した団体の古紙類、缶、生きビ
ン等の回収に対して助成
助成
出典; 各市町資料
3 円/kg+定額 2,000 円
(3) ごみステーション整備に係る助成
表 3.40 に各市町のごみステーション整備に係る助成制度を示す。各市町によって助成
の状況や内容は区々である。
- 51 -
表 3.40 ごみステーションの整備に係る助成制度
市町名
内
容
金
額
ごみステーションに設置する「ごみ集積保
対象経費の 1/2(限度額 80,000 円)
管箱」の整備に対する補助金
かほく市
容器包装・資源物等回収用具「収納庫」の整
対象経費の 1/2(限度額 300,000 円)
備に対する補助金
年 2 回(春季、秋季)
ごみステーション利用世帯数×100 円
ごみステーションの管理費に対する助成
津 幡 町
内 灘 町
―
―
20,000 円程度/ステーション
ごみステーションの設置に対する助成
出典; 各市町資料
3.5.2 啓発指導・環境保全活動の現況
表 3.41 に各市町や組合において啓発活動の一環として実施している協議会、勉強会、イ
ベント等を示す。
表 3.41 協議会やイベント等
河北郡市ごみ処理等対策促進協議会、各種説明会
施設見学会や 親子ごみ探検ツアー
等
各種講演会やシンポジウム
子ども不法投棄合同パトロール
エコクッキング教室
各種体験教室(吹きガラス、バーナーワーク、紙すき等)
リサイクル工作コンクール
エコみらい河北
における再生品の抽選・販売
河北潟水質浄化連絡協議会、河北潟環境塾
河北潟クリーン作戦、河北潟自然観察会、河北潟水辺体験会、
河北潟親子バスツアー、河北潟野鳥の観察会、河北潟のお話会
地球温暖化対策地域協議会、地球温暖化防止実行計画の講習会等
FM かほく 78.7MHz にて
エコみらい河北 NEWS
- 52 -
放送中
第4章 ごみ処理に係る基本方針
4.1 基本的な考え方
4.1.1 背景
平成 20 年 3 月 25 日に閣議決定された「第 2 次循環型社会形成推進基本計画」のポイント
としては、①「21 世紀環境立国戦略(平成 19 年 6 月 1 日 閣議決定)」において示された「循環
型社会(3R による資源循環)」、「低炭素社会(温室効果ガス排出量の大幅削減)」、「自然共生社
会(自然の恵みの享受と継承)」に向けた各取組を統合的に推進し、 持続可能な社会 を実現
すること、②地域の特性や循環資源の性質等に応じて 地域循環圏 の構築や 3R 活動を推
進すること、③従来からの物質フロー指標に対して新たな目標を設定すると同時に、補助指
標や推移をモニターする指標を導入し、循環型社会の形成へ向けた進捗を定量的に把握・評
価すること、④3R の推進に関して国際的に主導的役割を果たし、循環型社会を構築するこ
この中で、
③の一般廃棄物に係る数値目標は表 4.1 のとおりである。
との 4 点が挙げられる。
表 4.1 第 2 次循環型社会形成推進基本計画の数値目標
項
目
目標年度
1 人 1 日あたりのごみ排出量
1 人 1 日あたりの家庭系ごみ排出量
※1 資源回収されるものは除く
※2 粗大ごみは含む
事業系ごみ排出量
※ 総量に対して
内
容
平成 12 年度比 約 10%削減
平成 27 年度 平成 12 年度比 約 20%削減
平成 12 年度比 約 20%削減
また、平成 20 年度から平成 24 年度までを計画期間とする「廃棄物処理施設整備計画(平
成 20 年 3 月 25 日 閣議決定)」では、同時に閣議決定された「第 2 次循環型社会形成推進基
本計画」の内容をふまえ、 廃棄物処理の 3R 化の推進 を基本理念に掲げると同時に、①地
球温暖化対策との連携、②廃棄物系バイオマス利活用の推進、③廃棄物処理施設のストック
マネジメント等を重点事項に挙げている。同計画の数値目標は表 4.2 のとおりである。
表 4.2 廃棄物処理施設整備計画の数値目標
項
目
目標年度
内
容
ごみ総排出量
平成 19 年度見込み 5,200 万 t ⇒ 5,000 万 t
リサイクル(再資源化)率
平成 19 年度見込み 20%
ごみ減量処理率
平成 24 年度 平成 19 年度見込み 98%
⇒ 25%
⇒ 概ね 100%
最終処分場の残余年数
平成 19 年度水準 15 年分
ごみ焼却施設の総発電能力
平成 19 年度見込み 1,630MW ⇒ 約 2,500MW
⇒ 維持
一方、「一般廃棄物会計基準、一般廃棄物処理有料化の手引き及び市町村における循環型
社会づくりに向けた一般廃棄物処理システムの指針の策定について(環廃対第 070628001
号、平成 19 年 6 月 28 日)」によって通知・公表された「市町村における循環型社会づくりに
向けた一般廃棄物処理システムの指針」(以下、処理システム指針という。)では、表 4.3 の
数値目標が示されている。
- 53 -
表 4.3 処理システム指針の数値目標
項
目
目標年度
内
1 人 1 日あたりごみ総排出量
リサイクル(再資源化)率
容
平成 16 年度 1.146kg/人・日 ⇒ 1.056kg/人・日
平成 22 年度 平成 16 年度 16.9%
⇒ 約 24%
平成 16 年度 15.1%
⇒ 約 13%
最終処分場率
以上から、組合においても国の数値目標の他、ごみ処理の現況等をふまえ、定量的な目標
を設定し、すべての主体(住民・事業者・行政)が一丸となって目標を達成すべく、ごみの排出
抑制、再資源化等を強力に推進するものとする。
4.1.2 基本理念
「4.1.1 背景」をふまえ、本計画における基本理念として次の 2 点を設定する。
基本理念1
∼持続可能な社会の追求∼
資源・エネルギーをできる限り節約、循環(再使用、再利用)することによって廃棄物
や温室効果ガスの発生を最小限に抑え、環境負荷が少ない持続可能な社会へ転換する。
基本理念 2 ∼すべての主体の参加と連携による取組の推進∼
すべての主体(住民・事業者・行政)が物の生産‐流通‐消費‐廃棄という社会経済シ
ステムの全過程を各々の立場から見直し、自主的かつ主体的な取組を実践すると同時
に、それら取組の効果的な連携を図る。
4.1.3 基本方針及び優先順位
ごみ処理に係る取組の基本方針及び優先順位を次のとおり改めて明記する。めざすべき持
続可能な社会はいわゆる リサイクル社会 ではない。リサイクルには経費を要し、必ずし
も社会的コストの効率化・最小化が図られているとは限らないためである。よって、3R の
原則に則り、次の優先順位をふまえた取組を実践していくものとする。
【基本方針及び優先順位】
①廃棄物をできるだけ出さない(Reduce)
②同じ形状のまま再使用する(Reuse)
③原材料として再利用(Material Recycle)
④エネルギーとして再利用(Thermal Recycle)
⑤環境保全及び安全に万全を期した適正処理・処分
- 54 -
(1) ①を最も優先する理由
多量の廃棄物を再使用、あるいは再利用しても生産や再利用の過程において資源やエネ
ルギーの浪費、温室効果ガスの二次的発生等を引き起こし、環境負荷を増大させることと
なる。このため、持続可能な社会を実現するためには、廃棄物を発生させないことが根本
的な対策となり、そのための取組を最優先すべきである。
(2) ③よりも②を優先する理由
再使用はある形状の物を概ね維持したまま使用することから、再利用と比較して処理過
程におけるエネルギー消費量、二次的な廃棄物や有害物質等の発生が少ない。このため、
再利用よりも優先すべきである。
(3) ⑤よりも③・④を優先する理由
再利用は新たな資源の節約や最終処分場の延命化等につながるため、適正処理・処分よ
りも優先すべきである。なお、③と④については、トータルの社会的コストや環境負荷を
ふまえ、優先順位を決めるべきである。
4.1.4 各主体の責任・役割
前述の基本理念及び基本方針を実現する上で、すべての主体(住民・事業者・行政)が留意す
べき責任・役割方針を示す。
【住民の責任・役割】
・豊かさの価値観を見直し、ごみを出さないライフスタイルに転換する。
・消費者としての責任と影響力を認識し、再生品・環境にやさしい商品の
購入等に努める。
・リサイクルを進めるための取組に積極的に参加する。
【事業者の責任・役割】
・生産・流通等の各過程においてごみの発生・排出抑制に努める。
・ごみになりにくい商品の製造・販売に取り組む。
・使用後の商品を自主的に回収し、再利用・再資源化を図る。
【行政の責任・役割】
・合理化・効率化、社会的コストの低減に配慮したごみ処理に努める。
・住民・事業者の取組に対する働き掛け・支援、啓発活動等を行う。
・地域をリードする模範・率先行動に努める。
- 55 -
4.2 施策体系
4.2.1 ごみ問題のつながりと個別計画
基本理念を全うし、 持続可能な社会 を実現するためには、ごみの発生∼最終処分に至
るまでの流れやつながりに着目し、総合的な視点から施策等の立案・見直しを行う必要があ
る。このため、ごみ問題に係る事象のつながりや関連を図 4.1 に整理する。
本計画では、図 4.1 のつながり・関連を考慮し、図中に示す 6 種類の個別計画を策定する
ものとする。
4.2.2 施策体系図
「4.2.1 ごみ問題のつながりと個別計画」をふまえ、図 4.2 に施策体系図を示す。
- 56 -
個別計画①;発生・排出抑制計画
個別計画②;再資源化・有効利用計画
個別計画④;収集・運搬計画
再資源化量の変化
個別計画⑤;中間処理計画
中間処理量の減少による
負荷(労力・コスト等)の
低減
ごみの性状変化
再資源化・処理効率の向上
ごみ量の減少に
由来する減少
収集・運搬に係る負荷
(労力・コスト等)の変化
ごみ量の減少
再資源化・処理体系の変化
・施設の受入体制
・処理方法、管理体制 等
施設整備による
資源化量の増加
ごみ分別に係る
負荷の軽減
収集・運搬ごみ量の
減少による負荷低減
分別収集品目の
増加による負荷増大
分別精度の向上
最終処分対象物の
量の変化
最終処分対象物の
質の変化
収集・運搬方法の変化
・分別収集品目
・収集方式 ・収集頻度 ・車輌配置 等 分別品目の細分化
処分体制の変化
・埋立方法 ・侵出水処理方式 ・管理体制 ・跡地利用 等 分別による
ごみの性状変化
個別計画⑥;最終処分計画
個別計画③;広報・啓発、参加促進計画
環境保全に係る
精神的基盤整備
(環境意識の向上)
参加・取組を円滑化する
仕組みの整備
図 4.1 ごみ問題に係る事象のつながり及び関連(連関図)
- 57 -
- 57 -
図 4.2 ごみ処理基本計画 施策体系図
- 58 -
- 58 -
第5章 ごみ量に係る予測
5.1 予測手順、フロー
5.1.1 予測手順
まず、現状(実績)に基づく時系列分析によって総ごみ量を予測した後、排出抑制(減量化)
を考慮した総ごみ量を設定する。次に減量化後の総ごみ量から分別収集・再資源化が可能な
容器包装廃棄物等の回収量を予測し、種別の計画処理量を整理・算出する。ごみ量に関する
予測手順及び主な実施事項を次にまとめる。
(1) 現状(実績)に基づく総ごみ量の予測
① 行政区域内人口の予測
② ごみ量の予測
・計画収集可燃物の 1 人 1 日平均排出量の予測
・計画収集不燃物の 1 人 1 日平均排出量の予測
・直接持込可燃物量の予測
・直接持込不燃物量の予測
・高カロリーごみ量の予測
・粗大ごみ量の予測
・拠点・集団回収量(公共関与)の予測
(2) 推計に基づく総ごみ量(現状分析)のまとめ
(3) 排出抑制(減量化)を考慮した総ごみ量の予測
① 排出抑制(減量化)目標の設定
② 総ごみ量の予測(減量化後)
(4) 容器包装廃棄物の回収量の予測
① 容器包装廃棄物潜在比率の選定
② 拠点・集団回収量(公共関与)の設定及び潜在比率の補正
③ 容器包装廃棄物回収率の設定
④ 容器包装廃棄物の回収量の算出
(5) ごみ量・内訳等の整理・取りまとめ
5.1.2 予測フロー
図 5.1 にごみ量の予測フローを示す。
- 59 -
- 60 -
- 60 -
図 5.1 ごみ量の予測フロー
- 84 -
240.8
168.9
60.3
43.5
無色ガラスびん
茶色ガラスびん
その他ガラスびん
廃乾電池、廃蛍光管
20.3
52.2
25.2
479.6
164.5
121.7
122.5
25.3
965.0
22,200
24,104
99,634
21年
25.0
530.4
168.6
120.8
120.0
25.1
941.5
22,007
23,938
99,718
22年
25.0
542.7
168.2
120.7
123.9
25.2
924.2
21,941
23,871
99,767
23年
24.9
549.0
170.2
120.6
125.7
25.2
906.6
21,875
23,797
99,780
24年
24.9
553.5
172.1
120.2
127.3
25.2
888.5
21,804
23,716
99,757
25年
24.8
557.3
171.5
120.0
128.7
25.2
870.1
21,731
23,628
99,700
26年
24.7
559.5
171.0
119.5
129.6
25.2
851.5
21,654
23,535
99,607
27年
24.6
561.3
170.3
119.1
130.5
25.0
832.4
21,572
23,436
99,479
28年
24.5
562.5
169.5
118.8
131.0
24.9
813.1
21,486
23,331
99,316
29年
24.4
562.7
168.8
118.2
131.6
24.9
793.5
21,396
23,220
99,118
30年
24.3
561.9
168.0
117.7
131.7
24.9
773.8
21,303
23,105
98,884
31年
24.1
562.6
167.1
117.1
131.8
24.6
753.9
21,204
22,985
98,617
32年
24.0
561.5
166.2
116.6
131.8
24.6
733.7
21,101
22,860
98,314
33年
23.9
560.2
165.3
116.1
131.6
24.3
713.5
20,995
22,730
97,975
34年
23.8
557.5
164.4
115.4
131.3
24.2
693.1
20,886
22,596
97,603
35年
23.6
556.4
163.4
114.8
131.0
24.1
672.7
20,772
22,458
97,195
36年
23.5
553.2
162.4
114.3
130.5
23.8
652.3
20,656
22,316
96,752
37年
39.8
63.1
190.6
235.3
60.6
100.0
39.6
62.8
189.7
234.1
59.9
99.5
39.5
62.6
189.2
233.5
60.2
99.3
39.4
62.5
188.8
232.9
60.1
99.1
39.3
62.4
188.2
232.3
60.0
98.9
39.1
62.1
187.6
231.4
59.9
98.5
39.0
61.9
186.7
230.6
59.8
98.2
38.8
61.7
186.1
229.6
59.5
97.8
38.7
61.4
185.2
228.7
59.4
97.4
38.5
61.1
184.3
227.7
59.1
97.1
38.3
60.9
183.4
226.4
58.8
96.6
38.2
60.5
182.4
225.4
58.5
96.2
38.0
60.1
181.4
224.2
58.3
95.7
37.8
59.8
180.3
222.9
58.1
95.2
37.6
59.6
179.2
221.6
57.7
94.6
37.3
59.2
178.0
220.3
57.4
94.2
37.1
58.9
176.8
218.9
57.0
93.5
693.9
669.2
786.1
683.8
704.7
723.2
736.8
746.7
753.6
758.1
760.5
761.7
761.9
761.2
759.9
758.3
756.1
753.8
751.4
748.8
1,226.4 1,139.8 1,160.9 1,194.5 1,203.2 1,216.5 1,229.3 1,241.0 1,252.8 1,263.3 1,273.3 1,283.0 1,291.9 1,300.5 1,308.6 1,316.2 1,323.4 1,330.2 1,336.5 1,342.7
639.6 1,105.8 1,099.0 1,096.6 1,093.7 1,090.4 1,086.8 1,082.9 1,078.7 1,074.2 1,069.5 1,064.6 1,059.5 1,054.1 1,048.6 1,042.9 1,037.0 1,031.0
39.3
64.4
182.9
238.4
73.8
110.4
32,379
30,976
30,149
30,126
※公用ごみとは、海岸清掃ごみ、災害ごみ、泥類、草類等
総ごみ量
29,941
29,874
29,796
29,707
29,609
29,502
29,387
29,265
29,137
29,003
28,863
28,717
28,567
28,412
28,252
28,088
拠点・集団回収(公共関与) 2,835.5 2,495.7 2,264.4 2,348.6 2,310.0 2,282.2 2,256.1 2,231.6 2,208.3 2,186.1 2,165.0 2,144.8 2,125.4 2,106.8 2,088.8 2,071.4 2,054.6 2,038.5 2,022.6 2,007.4
粗大ごみ
その他不燃ごみ
40.8
64.6
173.6
241.4
89.7
120.5
1,562.6 1,230.0
100.2
アルミ缶
※
131.6
公用ごみ
28.1
52.5
129.5
128.1
52.5
25.3
900.8
23,280
24,589
99,531
20年
単位; t/年
3,534.3 3,100.4 2,509.5 2,989.8 2,987.8 2,997.4 3,005.7 3,012.5 3,018.2 3,022.4 3,025.6 3,027.9 3,029.2 3,029.5 3,029.2 3,027.9 3,026.0 3,023.3 3,019.9 3,016.0
スチール缶
不燃物
29.8
58.1
新聞、雑誌・雑がみ
廃食用油
56.6
113.2
130.4
134.9
その他プラスチック製
容器包装
PETボトル
61.2
62.7
段ボール
25.5
24.7
1,074.9 1,049.2
23,251
24,711
99,278
19年
紙パック
高カロリーごみ
23,874
25,316
可燃物
普通ごみ
99,101
18年
計画収集人口[人]
年 度
実 績
表 5.7 ごみ量予測結果のまとめ
38,000
36,000
34,000
32,000
30,000
28,000
26,000
24,000
22,000
20,000
18,000
16,000
14,000
12,000
10,000
8,000
6,000
4,000
2,000
0
18
年
- 85 -
33
年
32
年
31
年
30
年
29
年
28
年
27
年
図 5.6 ごみ量予測結果のまとめ
37
年
36
年
35
年
34
年
26
年
25
年
24
年
23
年
22
年
21
年
20
年
19
年
ご み 量 [t/年]
普通ごみ
高カロリーごみ
紙パック
段ボール
PETボトル
その他プラスチック製容器包装
新聞、雑誌・雑がみ
廃食用油
スチール缶
アルミ缶
無色ガラス
茶色ガラス
その他ガラス
廃乾電池・廃蛍光管
公用ごみ
その他不燃ごみ
粗大ごみ
拠点・集団回収(公共関与)
第6章 排出抑制計画
6.1 基本方針
発生抑制・排出抑制、ごみの減量化に係る基本方針を次のとおり定める。
基本方針 ( 発生抑制・排出抑制 )
ごみの発生原因、抑制につながる仕組みを考え・行動し、社会・経済構造の
ごみの発生原因、抑制につながる仕組みを考え・行動し、社会・経済構造の
最上流からの変革・改善に寄与し、ごみの発生抑制・排出抑制を推進する。
最上流からの変革・改善に寄与し、ごみの発生抑制・排出抑制を推進する。
ごみの発生・排出自体を抑制することは、ごみを作り出さないために最も優先すべき考え
方であり、本計画においても国の数値目標を考慮した定量目標(減量化目標、削減比率)を設
定している。同目標を達成するため、地域におけるすべての人々が身近な暮らしの中でごみ
の発生原因を追及・改善し、ごみを発生させないライフスタイル、事業活動への転換を図る
ことによって最上流側から社会・経済構造の改革に取り組むこととする。
6.2 具体的施策
6.2.1 住民の責任・役割
(1) 物や資源の浪費防止、消費・購入行動の見直し
① 消費・購入の必要性の見直し
買い物をする際に購入の必要性(本当に必要なものか、今あるもので代用できないか
等)を十分に検討し、無駄な物を購入しないようにする。
物質的な豊かさに依存した暮らしを見直し、資源や物を浪費しないライフスタイル
を模索する。
物質的な豊かさに依存した暮らしを見直し、資源や物を浪費しないライフスタイル
を模索する。
② リース・レンタル制度の活用
物の使用頻度、所有の必要性等を勘案し、リース・レンタル制度を有効に活用する。
③ エコクッキングの実践
日頃の食生活を見直し、食品の食べ残し、買い過ぎによる廃棄等がないようにする。
また、エコクッキングを実践し、調理くず等を出さないようにする。
(2) 包装廃棄物の削減
① 過剰包装の回避
簡易包装商品、ばら売り商品を選択・購入することや、レジ等において過剰包装を
断ること等によってすぐにごみとなる不用な包装廃棄物の発生抑制に努める。
② 繰り返し利用可能な容器の選択
リターナブルびん、詰め替え品等、繰り返し利用可能な容器を使用した商品を選択・
購入する。
- 86 -
③ マイバック運動等への参加
スーパーマーケット等の包装廃棄物(買い物袋等)の排出抑制を図るため、買い物の
際には買い物袋(マイバック)を持参する。
(3) ごみの排出を抑制する商品の普及促進
① 使い捨て商品等の利用抑制
使い捨て型の商品を避け、詰め替え品や長持ちする商品を選択・購入し、ごみの排
出を少なくするよう努める。
② エコマーク商品等の利用促進
商品を選択する際は、エコマーク商品(製造工程等において環境負荷やごみの発生等
の低減に配慮された商品)等の選択・購入に努める。
(4) 物の長期使用の促進
① 修理等による長期利用
壊れた家電・家具・衣類等は簡単に捨てず、修理してできるだけ長く使うようにする。
② リユース(再使用)の推進による物のライフサイクルの延長
物を捨てる前にリユース(再使用)を検討し、安易なごみの排出を抑制する。
・自分の生活の中で再使用できないか
ex; 古着等のリフォーム、別用途での利用
・自分以外の人が再使用できないか
ex; 親しい者同士での譲渡・交換
フリーマーケット、リサイクルショップ等へ
フリーマーケット、リサイクルショップ等を上手く利用し、再使用の機会を増やす。
雑誌・インターネットによる売買情報等、新たなリユース品市場に参加する。
6.2.2 事業者の責任・役割
(1) 包装廃棄物の削減
① 過剰包装の自粛と新しい価値観に基づくサービスの提供
簡易包装商品、ばら売り商品等、不用な包装廃棄物が排出されにくい商品の製造・
販売を促進する。
商品包装に対する自主基準等の設定によって包装廃棄物の発生抑制に努めるとと
もに、顧客に対して包装の必要性を確認する等、新しい価値観に基づくサービスの
提供に努める。
② 繰り返し利用可能な容器への転換
使い捨て容器からリターナブル容器等、繰り返し利用可能な容器への転換を図る。
③ マイバック運動等の推進
レジ袋への課金、マイバック持参者への特典付与、独自のイベントとの連携等によ
って消費者のニーズ等をふまえたマイバック運動を展開する。
④ 流通用梱包材の削減
流通用梱包材については、その使用量を極力抑えた梱包方法を導入するとともに、
回収・再利用等が可能な梱包材の使用・開発に努める。
(2) ごみの排出を抑制する商品の普及促進
① 商品製造過程における発生抑制
商品の製造工程等を見直し、規格外品や副産物が少ない工程に改変することによっ
- 87 -
てごみの発生を抑制する。
② 使い捨て商品等の製造・販売抑制
使い捨て商品等の製造・販売を抑制し、詰め替え商品や長持ちする商品等、ごみの
排出が少ない商品を製造・販売する。
③ ごみの排出抑制に配慮した商品の開発・販売
物や資源の節約、ごみの排出抑制の視点から既存の製造商品を見直し、新しい視点
に基づく商品の開発・販売に取り組む。
(3) 物の長期利用の促進
① 長寿命商品の開発・販売
耐久性が高い商品の開発・販売を推進する。
② 修理・メンテナンス体制の整備・充実
共通部品の使用、修理・保守作業がしやすい商品設計等に努めるとともに、保証期
間の延長、修理・メンテナンス体制の整備等を行い、物が長期利用されやすい体制
を整備・充実する。
6.2.3 行政の責任・役割
(1) 住民・事業者等に対する指導・支援の強化
① 事業者に対する指導の強化
多量にごみを排出する事業者に対しては、自己処理の徹底、条例等の整備を図ると
ともに、「減量化計画書」の作成指導、管理者設置制度の導入、排出量に応じた料金
徴収による経済的負担の付与、受入許容量の設定等を行う。
中小事業者に対しても多量排出事業者と同様、減量化に係る指導等を徹底するとと
もに、取組に関する情報提供、近隣事業者や同業者同士による連携体制の構築を支
援する。
流通業者・販売業者に対しては、製品等の過剰包装の自粛を指導するとともに、消
費者からの要望に応じて簡易包装等、包装材の省略を選択できるサービスの提供等
を求めていく。
ごみの減量化に対する努力が不十分な事業者に対しては、直接持込ごみの受入拒否
等、ペナルティを検討する。
② ごみの減量活動、設備導入等に関する情報提供・支援
地域で自主的に行われている住民・事業者・民間団体等によるごみの減量活動等に
対する情報提供・支援を行い、地域におけるごみの減量活動を活性化する。
事業系ごみの減量化・再資源化に取り組む事業者等に対して税制面での優遇措置や
低利融資制度等に係る情報提供を行う。
③ 庁内におけるごみ減量活動の推進
物の過剰消費の抑制、グリーン購入等によって庁内におけるごみの発生抑制を図る。
- 88 -
第7章 再資源化・有効利用計画
7.1 基本方針
再資源化・有効利用計画に係る基本方針を次のとおり定める。
基本方針 ( 再資源化・有効利用 )
再資源化・有効利用方策の費用対効果を見極めた上で、その推進体制・仕組
再資源化・有効利用方策の費用対効果を見極めた上で、その推進体制・仕組
みづくりを進め、取組・活動の輪を広げる。
みづくりを進め、取組・活動の輪を広げる。
ごみの再資源化・有効利用を推進するためには、ごみの分別排出、適正排出を徹底すると
ともに、拠点・集団回収の活性化、活動のための拠点整備、資源物の回収ルートの整備等を
併せて行い、組織的かつ循環可能なリサイクル活動を展開する必要がある。
また、本当の意味でリサイクル活動を地域に根付かせるためには、ごみを捨てる際の分別
等を徹底するのみではなく、回収された資源物のその後の再資源化・再商品化にも着目し、
すべての主体(住民・事業者・行政)が再生品等の流通・利用の促進に努めることによって資源
循環の輪を形成することが重要である。
7.2 具体的施策
7.2.1 住民の責任・役割
(1) ごみ分別の徹底
① 分別の精度向上
「ごみカレンダー」、「家庭ごみの分け方・出し方」等に従った分別の徹底・精度向上に
努め、再資源化率の向上及び適正処理の推進に協力する。
「容器包装リサイクル法」、「家電リサイクル法」、「資源有効利用促進法」等のリサイ
クル関連法の趣旨及び内容を理解し、分別排出及び再資源化の推進に努める。また、
パソコンのリサイクル等、製造等事業者によるリサイクルシステムについて理解し、
製造業等の再資源化ルートに乗せるよう協力する。
② ごみ分別マナーの遵守
容器の中身を洗浄後に排出する等、再資源化・有効利用時の効率や品質を考慮し、
ごみの分別マナーを遵守する。
③ ポイ捨て・不法投棄の防止
ごみ拾いや清掃活動等に参加することによって地域の環境美化に努めるとともに、
ポイ捨てや不法投棄の実状を認識し、その撲滅に協力する。
④ 生ごみの堆肥化の推進
生ごみ処理機、コンポスト容器等に対する助成制度を有効に活用し、生ごみの堆肥
化に取り組む。
- 89 -
(2) 再生品の市場形成促進
再生品の市場形成を促進するため、トイレットペーパー等をはじめとする再生品の
選択・購入に努める。
環境意識が高い事業者、販売店(エコショップ等)を支持・利用する。
(3) リサイクルが容易な商品の普及促進
リサイクルが容易な商品(リサイクルしやすい素材を使用したもの、素材毎に分別が
可能なもの等)、エコマーク商品等の積極的な利用に努めるとともに、リサイクル及
び処理が困難な商品の使用を控える。
(4) 地域リサイクル活動の活性化
① 拠点・集団回収への参加
学校や町内会等による資源物の集団回収等に積極的に参加し、資源回収量の増加に
努めるとともに、活動を継続する。
集団回収等の主催者は集団回収等に取り組む団体等の実施スケジュールの計画化
及び定期化に努め、住民が気軽に参加できるよう配慮する。
販売店等が実施する紙パック、白色トレイ等の店舗拠点回収に積極的に参加する。
② 関連イベント等への参加
フリーマーケット等、リサイクル関連イベントに積極的に参加する。
地域における草の根的な団体活動への参加、ごみ及び環境関連イベントの企画・運
営等、住民側からも能動的にリサイクル活動の普及・拡大に取り組む。
7.2.2 事業者の責任・役割
(1) ごみ分別の徹底
① ごみ分別の推進
分別品目及びルール等を従業員に周知徹底し、事業所全体の取組に拡大する。
② 不法投棄等の防止、自らの責任による処理・再資源化の推進
再資源化ルートの整備、マニュフェスト制度の適正運用等によって自らの責任でご
みの再資源化・適正処理に努め、不法投棄につながらないようにする。
ごみ拾い、清掃活動等、地域の環境美化活動に参加・協賛する。
(2) 再生品の市場形成促進
再生原料等の使用拡大に努める。
事務用品、コピー用紙等の業務用品については、再生品への転換を図る。
再生品を製造・販売している場合は積極的にPR活動を行う。
(3) リサイクルが容易な商品の普及促進
① リサイクルが容易な製品の開発・販売
リサイクルしやすい素材の使用、素材別の分別等によって有効利用が容易な製品設
計、開発・販売に努める。
② 再生品、エコマーク商品等の製造・販売
再生品やエコマーク、グリーンマーク商品等の積極的な製造・販売に努める。
③ リサイクルマーク等の識別表示の徹底
容器包装の分別を容易にする識別表示、環境ラベルの表示(再生原料を使用した商品
- 90 -
表示等)を徹底する。
乾電池等、容器包装以外の製品等についても再資源化が促進されるよう分別排出方
法等の識別表示を徹底する。
(4) リサイクル技術・設備等の普及促進
① リサイクル技術・設備等の導入検討
各々の事業活動に導入可能なリサイクル技術・設備等の情報を積極的に収集し、計
画的な導入を検討する。
② 生ごみ(食品残さ)の堆肥化、飼料化の推進
食品関連事業者は食品リサイクル法の趣旨をふまえ、肥料化やメタン発酵等、生ご
み(食品残さ)の再資源化に取り組む。
(5) 地域リサイクル活動の活性化
① 店舗拠点回収・店頭回収の充実
販売店は自主的、
かつ積極的に店舗拠点回収(紙パック・白色トレイ・PET ボトル等)、
その他資源物等の店頭回収(自転車、家電品、電池等)に取り組む。
② 関連イベント・活動等の開催・協賛
フリーマーケットや環境フェア等、ごみ及び環境に関するイベントの開催・協賛等
を積極的に行う。
(6) 安定的なリサイクルルートの構築
① 使用済製品の自主的回収の推進
住民等に対し、「容器包装リサイクル法」、「家電リサイクル法」、「資源有効利用促
進法」等によってリサイクルシステムが確立している製品の回収を呼び掛けるとと
もに、それ以外の再資源化物の自主回収にも積極的に取り組む。
販売ルートを利用した店頭回収(自転車、家電品、電池等)、指定引き取り場所にお
ける回収等、品目に応じたリサイクルルートを適切に運用し、使用済製品の回収を
適正に行う。
② 事業者同士の連携による再資源化ルートの形成
ごみの相互利用や共同処理等、事業者間の連携を活かした再資源化ルートの形成に
努める。
7.2.3 行政の責任・役割
(1) 地域における再資源化方針の明確化
① 再資源化が可能な廃棄物の更なる再資源化の推進
「容器包装リサイクル法」等に基づき、容器包装廃棄物の再資源化を継続して推進す
る。
容器包装以外の廃棄物についても再資源化・有効活用に取り組む。
② 民間活用の推進
本地域における既存の再資源化ルートを基盤として、リサイクル関連の民間業者(=
収集・運搬業者、回収業者、資源再生業者)を積極的に活用していくとともに、より
経済的な体制の整備を図る。
- 91 -
(2) ごみ分別の徹底
① 分別体制の周知徹底
分別体制(=分別品目の分類や回収方法等)の周知徹底を図るため、住民等に配付す
る「ごみカレンダー」、「家庭ごみの分け方・出し方」等を分かりやすいものとする。
また、組合が処理を行わない処理困難物、家電 4 品目、パソコン等の処理方法につ
いても明示し、住民等への周知徹底を図る。特に、新たなリサイクルシステムを運
用する場合は有効に機能するよう広報・啓発活動を徹底する。
② ポイ捨て・不法投棄等への監視強化
「家電リサイクル法」、「資源有効利用促進法」によるパソコンリサイクルの義務化、
ごみの有料化(指定袋)等による不法投棄への影響が懸念されるため、不法投棄の多
発箇所に防止フェンス・看板等を設置するとともに、保健所や警察等とも連携した
パトロール体制を構築する。
ごみ拾い・清掃活動等の地域環境美化活動を企画・開催するとともに、マナーを向上
させるための方策を住民と共に協議・検討し、地域全体として環境意識の向上を図
る。
(3) 再生品の市場形成促進
① 再生品等の利用促進
再生品、エコマーク商品等を取り扱うエコショップ等の情報を広報誌やホームペー
ジで紹介し、住民等による利用を促進する。
② グリーン購入の推進
グリーン購入法等に基づき、「石川県リサイクル認定製品」等、環境に優しい商品の
積極的な購入、公共事業等による優先的使用に努める。
(4) リサイクル技術・設備等の普及促進
① リサイクル技術・設備等に関する情報提供、導入促進
リサイクル技術・設備等に関する勉強会を開催し、事業者等に参加を呼びかけると
ともに、設備導入にあたっての補助制度(国・県等)の紹介等を行う。
② 生ごみの再資源化に関する補助制度の充実
一般家庭等に対する生ごみ処理機、コンポスト容器等の助成制度を充実させ、生ご
みの再資源化を促進する。
食品関連事業者に対しては、食品リサイクル法の動向等を周知徹底し、生ごみの再
資源化を指導するとともに、業務用コンポスト機やその他再資源化設備の導入に係
る補助制度等について情報提供を行う。
(5) 地域リサイクル活動の活性化
① 集団回収等への助成等の充実
集団回収実施団体への助成制度を充実させる他、優良団体への表彰制度等を整備す
るとともに、同制度をPRすることによって住民等がリサイクル活動に参加する機
会の拡充に努める。
資源回収業者の確保等、集団回収に関する協力、アドバイスを行うことによって一
部の自治会・町内会等で実施されている集団回収を全域レベルまで拡大させる。ま
た、活動状況、回収量等のモニタリングを行う。
- 92 -
消費者グループやボランティアグループが実施する不用品交換会やフリーマーケ
ット等に対し、会場や保管場所の確保等について支援・協力する。
② 施設の効率的運用による再資源化・省エネ化の推進
施設の効率的運用によってごみ処理工程等における再資源化、省エネ化を推進する。
なお、啓発・学習等については、その機能の有効な活用方策等についても十分に考
慮する。
③ リサイクル協力店に対する支援
簡易包装やマイバッグ持参運動等によるごみの減量活動、店舗拠点回収・店頭回収
等によるリサイクル活動等に積極的に取り組んでいる販売店、あるいは環境負荷が
少ない商品(エコ商品)、再生品の品揃えを充実させている販売店等について住民等
へ情報提供を行う。また、店舗拠点回収・店頭回収等については、ごみ・再資源化の
流れを把握するためにも回収量やルート等のモニタリングを行う。
④ 表彰制度等の活用
事業者等に対しては、環境保全活動が継続的、かつ計画的に実施・改善されるよう
ISO14001 シリーズやエコアクション 21(環境活動評価プログラム)等の認証取得は
もとより、各種表彰制度等への応募を促し、環境保全活動の更なる活性化を図る。
(6) 安定的なリサイクルルートの構築
① リサイクル関連事業者の支援・育成
収集・運搬業者、回収業者、資源再生業者等、リサイクル関連業者の活用及び育成、
協働・連携体制の構築を図り、地域における再資源化の促進及び効率化を図る。
新たなリサイクル事業の拡充、起業化を促進・支援する。
② 資源物回収ルートの審査等
缶(金属類を含む)、ガラスびん、紙パック、段ボール、その他紙製容器包装、PET
ボトルの既存回収ルートについて、関連業者(=運搬業者、回収業者、資源再生業者)
の適格性を厳重に審査するとともに、適正に再商品化等の処理が行われていること
を確認する。また、引取価格の相場等を調査の上、ルートの妥当性、経済性等を再
検討する。但し、資源物の再商品化にあたっては再生資源市場の不安定さ等から逆
有償や回収の滞り等が生じ得るため、関連業者との協議を十分に行い、資源物の安
定的な流通を確保しつつ、より効率的、かつ経済的なルートを確立する。
資源物の再商品化等の状況については、住民に対して適切に情報提供を行う。
その他、事業者が自主的に回収している資源物の再商品化等ルートの確保・構築に
関しても支援・指導を行い、事業者の自主的な再資源化活動を促進する。
- 93 -
第8章 広報・啓発、参加推進計画
8.1 基本方針
広報・啓発・参加推進計画に係る基本方針を次のとおり定める。
基本方針 ( 広報・啓発・参加推進 )
すべての主体の環境意識の醸成、参加・取組、パートナーシップの構築に
すべての主体の環境意識の醸成、参加・取組、パートナーシップの構築に
つながる情報発信、支援等を行い、活動・協働を活性化する。
つながる情報発信、支援等を行い、活動・協働を活性化する。
ごみ問題への取組を活性化し、永続的に地域に根付かせるためには、それらの取組を推進
するすべての主体(住民・事業者・行政)に精神的な基盤が必要であり、その精神的基盤に支え
られた取組を継続・活性化するための工夫や仕組みづくりが不可欠である。平成 15 年 10 月
に「環境教育推進法」が制定されて以来、学校及び職場等における環境教育の機会・内容の充
実、環境教育の場となる自然環境等の保全・整備等が進められているが、現況や背景をふま
え、本計画では、広報(情報公開)・啓発(環境教育)活動の更なる充実による地域全体としての
環境意識の醸成・かさ上げを図るとともに、取組を支える制度づくり、補助・支援等の充実等
にも併せて取り組み、地域におけるすべての主体の参加・協力による循環型社会の構築をめ
ざすものとする。
8.2 具体的施策
8.2.1 住民の責任・役割
(1) 広報(情報公開)・啓発(環境教育)活動による環境意識の向上
① 環境関連情報の積極的受信・活用
ごみ問題をはじめとする環境問題に関心を持ち、積極的な情報受信に努めるととも
に、家族や親しい者同士で情報の共有化を図る。
ケーブルテレビ、インターネット情報、広報誌、地域情報誌、ごみカレンダー、関
連パンフレット・チラシ等に目を通し、地域の環境情報の積極的な受信・活用に努め
る。
受信した環境情報は日常生活や環境保全活動における有効活用、実践に努める。
② 環境学習による意識啓発の推進
学校教育及び生涯学習等における環境学習の機会を有効に活用する。
公民館や図書館等、公共施設の機能を有効に活用し、自主的な環境学習を行う。
③ 関連イベント等への参加
フリーマーケット、ごみ減量に係るキャンペーン活動、環境フェアやシンポジウム
等、ごみの減量・再資源化及び環境保全に係るイベントに参加する。
(2) 人材及び組織づくりの推進
① 環境家計簿等の活用
- 94 -
環境家計簿等のツールを活用して消費活動(物の購入量等)、ごみ排出量等をチェッ
クし、ごみを出さない環境にやさしい生活を常に意識する。
環境配慮意識が高い消費者(グリーンコンシューマー)として、環境配慮の観点から
事業者等を評価・支持することによって事業者の環境配慮行動を促進する。
② 組織的な活動への参加
集団回収等に継続的に参加し、地域の組織的なごみ減量・再資源化活動の活性化に
努めるとともに、地域コミュニティの再興・醸成を図る契機とする。
環境保全団体等の活動に参加し、地域の環境保全活動及び環境教育等の企画・運営
にチャレンジする。
③ リーダーを中心とする組織的活動の推進
「河北郡市ごみ処理等対策促進協議会」の委員等は環境保全活動のリーダーとして
地域における活動を組織化し、牽引役となるよう努める。また、その他の一般住民
はリーダーに協力する。
(3) すべての主体による地域環境行政の運営
地域運営及び環境づくりの主体としての役割・責任を自覚し、環境行政及び政策決
定への参加に努める。
行政が開催する地域説明会や講演会等に積極的に参加し、質疑・意見交換等を行う。
環境関連の計画立案等に積極的に参加するとともに、計画実行段階における参加・
協力を行う。
8.2.2 事業者の責任・役割
(1) 広報(情報公開)・啓発(環境教育)活動による環境意識の向上
① 環境関連情報の積極的受・発信及び活用
事業活動におけるごみの減量化・リサイクル対策を推進するため、関連情報の受信
に努める。
ケーブルテレビ、ホームページ、広報誌、地域情報誌、パンフレット・チラシ等を
活用し、ごみ問題及び環境に配慮した事業活動における取組成果(事業所で実施して
いる環境配慮活動の内容及びその成果、環境に配慮した商品等)をPRする。
行政等が行う環境情報の整理・取りまとめに協力し、情報提供等を行う。
② 関連イベント等への参加・協賛
フリーマーケット、ごみ減量に係るキャンペーン活動、環境フェア、シンポジウム、
フォーラム等に参加・協賛する。
(2) 人材及び組織づくりの推進
① ごみ減量化計画、マニュアル等の作成と実践
ごみ減量化計画、マニュアル等を作成し、従業員に周知徹底することによって事業
所全体の計画的な取組とする。その際、目標値や管理担当者を明確にする等の工夫
をする。
ごみ問題への取組を環境全体に対する取組に広げ、ISO14001 シリーズやエコアク
ション 21(環境活動評価プログラム)等の認証取得にも取り組む。
② 従業員に対する環境教育の推進
- 95 -
環境関連の技術や知識を高める研修・講習会等に自主的に参加する他、全従業員に
対して環境教育を浸透させる。
③ 事業者相互の情報網、連携関係の構築
事業者相互の交流や連携を図り、ごみ及び環境に関する共同事業・活動を企画・実施
する。
(3) すべての主体による地域環境行政の運営
地域運営及び環境づくりの主体としての役割・責任を自覚し、環境行政及び政策決
定に参加する。
行政が開催する地域説明会や講演会、あるいは環境関連の計画立案等に積極的に参
加し、行政及び住民との交流・連携を深めつつ、地域の環境保全活動に参加・協力す
る。
8.2.3 行政の責任・役割
(1) 広報(情報公開)・啓発(環境教育)活動による環境意識の向上
① 環境情報のタイムリーな提供、質的充実
地域のごみ及び環境に関するデータや情報を整理・モニタリングし、地域の環境情
報として取りまとめておく。
必要に応じてリサイクル関連法の改正内容等に関する住民説明会等を開催し、意識
高揚、協力に対する理解を求めていく。
関連イベント等の開催情報やリサイクル関連法の周知等、提供する情報については、
住民及び事業者のニーズ、環境教育的な観点、実際の取組への波及効果等を勘案し、
内容的な充実を図るとともに、タイムリーな提供に努める。
【提供する環境情報】
①地域の環境情報、データ等(ごみ排出量、資源回収量等)
②ごみ及び環境関連法及び法規制遵守のための対策情報
③地域の環境計画(環境基本計画、一般廃棄物処理基本計画等)に関する情報
④行政のごみ処理・再資源化事業、率先行動計画等の進捗状況の報告
⑤ごみの減量化・リサイクルに関する取組を支援・活性化するための情報
(例)・ごみ及び環境に係るイベント、勉強会、実践的活動等の開催情報
・不用品交換情報(住民が不用となった物品の情報をデータ化して蓄積)
・エコショップ、リサイクル協力店等の情報
・地域の民間団体、事業者等の活動の紹介
② 広報・地域情報誌、ホームページ等を活用した広報・啓発活動の推進
広報誌、地域情報誌、パンフレット・チラシ等による広報・啓発活動を継続・充実さ
せる。また、ごみの減量化及びリサイクルに関する特集、リサイクルマニュアル、
副読本、専門誌等の配布等を通じて住民の意識高揚を図る。
ホームページの逐次更新、ケーブルテレビや地域ラジオ局の活用等、新しい情報提
供の場の整備・充実、コミュニケーション機能(=情報相互交換機能)の拡充を図る。
- 96 -
③ 公共施設等を活用した広報・啓発活動の推進
ごみ処理施設、公民館、図書館等の公共施設を活用した広報・啓発活動を推進する。
(例)・ごみ処理施設見学会の充実
・環境情報等を入手するためのパソコンの設置
・体験型の啓発・学習機能の充実
・掲示板等を使った広報活動の推進
・環境関連図書コーナーの設置・充実 等
ごみ処理施設見学会を定期的に実施し、住民等の施設への理解及び有効活用、環境
啓発を促す。
④ 学校教育及び生涯学習、勉強会等を通じた広報・啓発活動の推進
環境に配慮したライフスタイルの形成には、特に幼少期における学習が果たす役割
が大きいため、学校教育を通じた環境学習の機会を積極的に提供する。また、学校
教育における環境教育の質的充実を図るため、教員等に対する情報提供についても
検討する。
生涯学習等における環境講座等の実施内容については、実践的な学習プログラムを
系統的、かつ継続的に推進する。
⑤ 参加・体験型の活動の場や機会の充実
フリーマーケット、ごみ減量化に係るキャンペーン活動等、ごみ問題を考える契機
となるPR型のイベントを定期的に企画・開催するとともに、環境フェア、シンポ
ジウム、フォーラム、体験教室等、ごみ問題に関する意識向上、取組の活性化に寄
与する啓発型の参加の場や機会の充実を図る。
ごみ減量化・リサイクルに関する取組を地域の祭り、伝統行事等に組み込み、住民
の気軽な参加を促す。
(例)・地域イベントにおける環境関連の出し物及び展示の実施
・箸や皿を持参するフードコーナーの運営 等
イベント等参加者へのアンケート、モニタリング等を行い、その結果を今後のイベ
ントの企画・運営に生かすことによって成果が期待できるものに改善していく。
リサイクル活動の一環としてイメージキャラクターやシンボルマーク等を効果的
に活用し、人々が楽しみながら活動するための工夫をする。
(2) 人材及び組織づくりの推進
① 助成・補助制度の見直し、充実
既存の助成制度について、助成方法や助成金額等の見直し・充実を図るとともに、
必要に応じて新たな制度等の創設を検討し、住民及び事業者の活動を支援する。
認知度が低い補助制度等については、地域に広くPRし、取組の普及を促す。
消費者グループやボランティアグループが実施する不用品交換会やフリーマーケ
ット等、住民等が自主的に主催するイベントに対して会場や保管場所の確保等につ
いて支援・協力する。
先進的な活動を行っている事業者及び団体の活動を注視し、情報提供や支援を行う
他、活動情報等を住民等に積極的に広報する。
② 認定・表彰制度等の活用
- 97 -
「石川県リサイクル製品認定制度」等の各種制度について、県と協力しつつ、住民等
に対する情報提供を積極的に行い、利用の拡大と制度の活性化を図る。
環境負荷が低い商品を販売している販売店を「エコショップ」として認定する等、広
く住民に周知する。
容器包装廃棄物の分別排出優良地区等に対する表彰制度の創設について検討し、分
別精度の向上等に対する動機付けを図る。また、県等の表彰制度との整合性等に配
慮しつつ、先進的・意欲的な活動を展開している団体及び事業者等に対する表彰制
度の整備、あるいは推薦等についても検討し、各種制度の効果的活用と組織的活動
の活性化を図る。
③ 活動リーダーの設置・育成
フリーマーケットの開催等、リサイクルに有効な活動を率先して行うリサイクルリ
ーダーを育成し、住民参加によるリサイクルを促進する。また、活動を維持・拡大
するため、リサイクルリーダーを個人レベルではなく、組織化して位置づけ、ネッ
トワーク化を図る。
④ 交流・ネットワークの構築
活動団体等が交流する場を設け、コミュニケーションの形成、連携の機会を提供し、
活動の輪の拡充に努める。
(3) すべての主体による地域環境行政の運営
① 開かれた地域環境行政の推進
環境政策の決定、行政計画の策定等を行政内部の合意のみで行わず、住民や事業者
を交えた懇談会等を開催することによって住民や事業者の意見を反映できる体制
にするとともに、環境政策及び計画推進に対する参加・協力を求める。
② 民間資金・活力の利活用検討
必要に応じて、PFI(Private Finance Initiative)、指定管理者制度等の導入、利活用
について検討を行う。
(4) 行政による率先行動の推進
① 職員の啓発及び率先行動計画の推進
住民、事業者等に積極的な取組を求めるため、行政として率先行動を推進する。具
体的には、職員に対する環境教育を推進するとともに、「率先行動計画」を立案し、
庁舎内の分別収集等によるごみの減量化・再資源化、グリーン購入による再生品等
の利用を促進する。また、計画の実施結果を公表し、住民等から評価を受ける。
「社団法人いしかわ環境パートナーシップ県民会議」等の活動に参加し、住民・事業
者・行政のネットワークを構築する。
グリーン購入については、「グリーン購入いしかわネットワーク」を通じた意見・情
報交換を行うとともに、新たなグリーン購入の取組を検討し、ネットワーク等へ提
案することによって周辺団体の意識向上、物品調達の活性化を図る。
② 行政間(各市町・組合)の協力・連携体制の強化
行政間のコミュニケーションを活性化し、地域におけるごみの減量化・再資源化及
び適正処理・処分に係る方針等を統一するとともに、施策の推進等にあたって協調・
連携を図る。
- 98 -
第9章 収集・運搬計画
9.1 基本方針
収集・運搬計画に係る基本方針を次のとおり定める。
基本方針 ( 収集・運搬 )
再資源化・有効利用方策や処理・処分体系に適合し、かつ合理化・効率化、環
再資源化・有効利用方策や処理・処分体系に適合し、かつ合理化・効率化、環
境影響に配慮した収集・運搬体制を構築する。
境影響に配慮した収集・運搬体制を構築する。
ごみの収集・運搬は衛生面から滞ることが許されない基本的な行政サービスの一つであり、
人員及びコストの投入が最も大きい部分でもあるため、常に安定的で効率的な体制を維持す
るとともに、周辺環境への負荷が少ない体制を整備することが必要である。また、本計画は
ごみの適正排出
が前提、かつポイントとなるため、住民・事業者一人ひとりの協力が重
要である。
なお、本地域における計画収集ごみの収集・運搬については、基本的に各市町の事務範囲
であるが、ごみの中間処理、最終処分を担う組合は収集・運搬体制によって直接的な影響を
受けるため、地域における再資源化方針、
中間処理体系等に適合した効率的な体制を検討し、
各市町に提案・働き掛けを行っていく必要がある。
9.2 具体的施策
9.2.1 住民の責任・役割
(1) 安定的で効率的な収集・運搬の推進
① ごみ量の削減
家庭から排出されるごみ量の減少によって収集・運搬に係る作業及び経費等が低減
されることを認識し、ごみの排出抑制に努める。
② ごみの排出マナーの遵守
「ごみカレンダー」、「家庭ごみの分け方・出し方」等に基づき、排出曜日及び排出時
間、分別ルールを守ったごみ出しを行い、ごみの収集・運搬の円滑化、効率化に協
力する。
③ 計画収集の有効活用
ごみの収集・運搬方法として最も効率的な計画収集を有効に活用し、直接持込等を
頻繁に行わないようにする。
9.2.2 事業者の責任・役割
(1) 安定的で効率的な収集・運搬の推進
① ごみ量の削減
事業所から排出されるごみ量の削減によって収集・運搬に係る作業及び経費等が低
- 99 -
第10章 中間処理計画
10.1 基本方針
中間処理計画に係る基本方針を次のとおり定める。
基本方針 ( 中間処理 )
施設の合理的、かつ効率的な運営・維持管理を徹底するとともに、社会的
施設の合理的、かつ効率的な運営・維持管理を徹底するとともに、社会的
コストや中長期的なコストミニマムに配慮した処理体系を構築する。
コストや中長期的なコストミニマムに配慮した処理体系を構築する。
従来の中間処理では、ごみの衛生処理・減容化、再資源化率の向上、最終処分量の削減等
が重視されてきたが、今日では、これらに加えてエネルギーの高効率回収、ストックマネジ
メントによる施設の長寿命化・延命化、機能保全コストの最小化等が求められている。
組合では、「河北郡市クリーンセンター」の供用開始以来、再資源化率は向上しているもの
の、施設の運営・維持管理費の上昇に苦慮しており、今日も維持管理費の各種低減策を講じ
ているところである。機能保全コスト、維持管理費の低減・最小化は直接的な社会要請であ
る一方、温室効果ガス排出量等とも深くかかわる課題であるため、中間処理計画において他
市町村等とのごみ処理経費の比較・分析を行う他、施設整備に係る中長期的な見通しを立て
ることとする。
なお、中間処理計画では、ごみ処理の事業主体である行政のみを対象として施策を設定し
ているが、ごみ問題のつながりや関連性(「第 4 章 ごみ処理に係る基本方針」 図 4.1 参照)を
ふまえ、中間処理計画がその他個別計画における住民、事業者等の取組や責務を基盤として
いることに留意が必要である。
10.2 具体的施策
10.2.1 行政の責任・役割
(1) 受入管理の徹底
① 受入時の監視・指導の徹底
処理施設へのごみの受入時には、分別等が十分になされているか等、搬入物のチェ
ックを行い、適正処理・再資源化に支障を来さないようにする。
② 受入情報等の整理・活用
処理施設におけるごみの受入量及び性状等のデータ整理にあたっては、単なる現状
把握に止まらず、処理機能の維持・確保等を検討する際の根拠資料として有効に活用
できるよう配慮する。
(2) 再資源化・効率化を重視した処理の推進
① 処理・再資源化機能の適正な維持
処理施設におけるごみの受入量及びその性状、搬入形態等をふまえ、処理・再資源化
に必要な機能を適正に発揮し、かつ効率的な施設運営が可能となるよう適正に維持
- 103 -
管理する。
② 再資源化・有効利用を見据えた資源回収の推進
中間処理工程で回収される資源物については、その後の再資源化・有効利用に支障を
来さない状態(形状、純度等)での回収に努める。
③ 省エネルギー化に配慮した維持管理
施設の貯留機能を活用した平準化・調整、運転形態による熱効率の変化等、あらゆる
要素について考慮し、省エネルギー化につながる運転を行う。また、機器の適正な
メンテナンスによって過負荷等が発生しないよう維持管理を行う。
(3) 安全で効率的な処理の推進
① 労働安全衛生に配慮した維持管理費の推進
施設の運転・点検・清掃等が安全、かつ衛生的に行えるよう粉じん・臭気、騒音・振動、
照度等に配慮し、運転要員の適正な作業環境、作業性等を確保する。
② 監視・制御技術の有効活用
処理の安定性・安全性を考慮しつつ、処理工程の効率化、制御及び監視の合理化によ
って省力化、維持管理費の低減を図る。
③ ごみ量及びごみ質の変化に対応可能な処理体制の整備
ごみ量及びごみ質の変化等に対して柔軟、かつ効率的に対応可能な施設運用、処理
体制の整備等を行う。また、それを想定した設備・機器等の維持管理を行う。
④ エネルギー等の有効活用
施設において発生する熱エネルギー等の回収及び有効活用を推進する。
⑤ 民間活用の推進
「民間活用」の観点から、缶、紙パック、古紙類については、既存の収集・回収ルート
を活用した再資源化を継続し、中間処理及び再資源化の効率化、施設の負荷軽減を
図る。但し、委託料金、引取単価の動向によっては、より経済的なルートを選択す
る。
(4) 環境負荷の少ない処理の推進
① 公害防止・環境対策設備・機器等の適正な維持管理
ダイオキシン類対策をはじめ、騒音・振動、悪臭、排水等に係る対策設備・機器等を
適正に維持管理し、周辺環境への負荷を可能な限り抑える。
② 環境負荷の低減に配慮した補修等の推進
設備・機器の補修等にあたっては、廃材の再資源化や適正処理の他、環境に配慮した
資機材等の優先的利用を推進する。
(5) 処理施設を活用した啓発活動の推進
① 施設機能・設備の充実
住民及び事業者、小・中学生等を対象とした施設見学会や 親子ごみ探検ツアー 等
を定期的に開催し、施設の役割及び概要、施設における環境配慮活動等を説明する
ことによって住民等へのPR、環境啓発に努める。
河北郡市リサイクルプラザにおいて体験教室等を定期的に開催する他、展示品や展
示コンテンツが新たな意識啓発、情報発信となるよう内容の工夫、メンテナンスを
継続的、かつタイムリーに行う。
- 104 -
② 自然エネルギー設備の効果的活用
河北郡市リサイクルプラザへ設置した太陽光発電設備、風力発電設備のデータ蓄積
に努める他、啓発・学習等において有効に活用する。
③ 施設利用に係る利便性の向上
施設利用に係るアクセス(交通・利便性)を向上させるための施策を検討する。
- 105 -
10.3 ごみ処理経費の比較・分析
表 10.1 に他市町村とのごみ処理経費の比較を示す。
ここでいう「ごみ処理経費」とは、全てのごみの処理(収集・運搬、最終処分を含む)、施設の
維持管理に要した費用であり、環境省ホームページの「一般廃棄物処理事業実態調査結果」
(http://www.env.go.jp/recycle/waste_tech/ippan/index.html)に計上されている「処理及び維
持管理費」である。なお、「建設改良費」は「ごみ処理経費」には含めなかった。
また、比較対象は次の視点のもと、抽出を行った。
① 行政区域内人口が 6 万人∼12 万人程度であること。
② 可燃ごみの処理施設が 90[t/日]∼150[t/日]程度の規模で、かつ全連続運転(24h 運転)で
あること。また、可燃ごみの処理施設があまり古くないこと。
③ ①及び②を満たす RDF 製造施設を保有する市町村等を数箇所抽出すること。
④ 焼却(熱回収)施設に溶融機能を備える市町村等を全抽出箇所の半数程度にすること。
⑤ 一部事務組合は分担金等の計上のされ方に不明な点があるため、市町村から抽出する
こと。
表 10.1 に示すとおり、
組合の「1 人あたりのごみ処理経費」は、14,915[円/人・年]であるが、
これと他市町村との比較から、概ね次のことが言える。
① RDF 製造施設を保有する市町村(伊賀市、廿日市市)は「1 人あたりのごみ処理経費」が
概ね同等であるが、他方式と比較して決して安価とは言えない。
② 伊賀市や廿日市市とは、収集・運搬費のウェイトが異なる等、内訳に差異が認められる
ため、こういった類似都市の詳細を確認することは処理・維持管理費の低減策を検討す
る上で、有意義と考えられる。
③ 焼却(熱回収)施設に溶融機能を備える市町村は、溶融機能を備えない市町村よりも「1
人あたりのごみ処理経費」が明らかに高価である。
なお、「一般廃棄物処理事業実態調査結果」のデータベースは市町村等毎に経費の積算方法
や分類方法等が多少なりとも異なると考えられ、これは「一般廃棄物会計基準、一般廃棄物
処理有料化の手引き及び市町村における循環型社会づくりに向けた一般廃棄物処理システ
ムの指針の策定について(環廃対第 070628001 号、平成 19 年 6 月 28 日)」によって通知・公表
された「一般廃棄物会計基準」の意義に通ずるものと言える。一方、「平成 20 年度一般廃棄物
会計基準の普及促進業務報告書(平成 21 年 3 月)」によれば、「一般廃棄物会計基準」に基づい
た財務書類の作成について、「既に作成済み」が 1.3%、「作成中である」が 2.3%、「作成する
予定であるが、まだ作成していない」が 18.3%、「作成する予定はない」が 78.1%といった状
況であるが、類似都市との比較を厳密に行い、その比較・分析に基づいて施策等を定めるの
であれば、より多くの市町村等が「一般廃棄物会計基準」を採用すべきであることを鑑み、同
基準の適用を試みることとする。
- 106 -
表 10.1 ごみ処理経費の比較(平成20年度実績)
都道府県名
市町村等名称
行政区域内
人 口
①
1人あたり
ごみ処理経費
灰処理方式
可燃ごみ
可燃ごみ処理
処理方式
施設規模
焼却灰
(人)
処理及び維持管理費 (人件費+処理費+車両購入費+委託費+調査研究費)
合計
②÷①
②
(円/人・年)
(千円)
人件費 (一般職+収集運搬+中間処理+最終処分)
処理費 (収集運搬費+中間処理費+最終処分費)
車両等購入費 委託費 (収集運搬費+中間処理費+最終処分費+その他)
一般職
収集運搬
中間処理
最終処分
合計
収集運搬費
中間処理費
最終処分費
(千円)
(千円)
(千円)
(千円)
(千円)
(千円)
(千円)
(千円)
収集運搬費
中間処理費
最終処分費
その他
(千円)
(千円)
(千円)
(千円)
組合分担金
調査研究費
(千円)
(千円)
飛灰
(t/日)
(千円)
(千円)
(千円)
石川県
河北郡市
広域事務組合
99,539 固形燃料化
119.5
―
―
14,915
1,484,576
216,368
72,606
0
138,610
5,152
726,668
0
707,619
19,049
0
216,605
182,245
34,360
0
0
324,935
0
三重県
伊賀市
99,208 固形燃料化
135
―
―
16,609
1,647,706
166,074
83,359
70,982
9,421
2,312
644,586
79,562
564,705
319
0
728,584
341,907
370,673
8,182
7,822
108,462
0
広島県
廿日市市
117,496 固形燃料化
102
―
―
14,029
1,648,364
43,311
13,716
0
29,595
0
247,110
2,397
234,080
10,633
0
1,357,943
320,357
998,028
36,449
3,109
0
0
岩手県
北上市
93,992
焼却
ストーカ式
105
無し
薬剤
7,504
705,332
62,783
59,072
3,711
0
0
201,018
34,755
157,312
8,951
0
441,531
182,398
243,366
15,767
0
0
0
秋田県
大館市
81,162
焼却
ストーカ式
90
溶融
薬剤
12,950
1,051,058
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1,051,058
210,065
801,376
39,617
0
0
0
埼玉県
朝霞市
125,220
焼却
ストーカ式
120
薬剤
薬剤
10,114
1,266,519
112,218
112,218
0
0
0
249,070
0
249,070
0
0
905,231
474,651
275,968
148,839
5,773
0
0
千葉県
八街市
75,550
焼却
ストーカ式
125
溶融
その他
11,681
882,486
68,802
68,802
0
0
0
306,429
2,433
258,866
45,130
6,684
500,571
197,223
248,973
54,375
0
0
0
新潟県
南魚沼市
61,999
ガス化溶融
シャフト式
110
溶融
その他
18,092
1,121,681
184,549
135,360
0
45,676
3,513
440,064
0
431,688
8,376
0
497,068
144,387
301,543
51,138
0
0
0
富山県
射水市
94,851
焼却
流動床式
138
無し
セメント・薬剤
11,828
1,121,917
96,099
96,099
0
0
0
92,881
0
77,334
15,547
0
932,937
209,475
723,462
0
0
0
0
石川県
加賀市
74,708
焼却
流動床式
160
無し
セメント・薬剤
13,669
1,021,192
86,459
86,459
0
0
0
594,784
0
567,527
27,257
0
339,949
300,534
31,447
7,968
0
0
0
岐阜県
高山市
94,335
焼却
ストーカ式
100
無し
薬剤
10,383
979,454
234,073
73,918
12,320
123,196
24,639
109,380
1,303
88,381
19,696
0
636,001
265,589
359,754
10,658
0
0
0
岐阜県
中津川市
82,776
ガス化溶融
流動床式
98
溶融
薬剤
11,897
984,799
314,568
53,546
114,624
139,123
7,275
348,729
66,530
268,884
13,315
0
321,502
84,788
228,262
8,452
0
0
0
静岡県
島田市
102,946
ガス化溶融
シャフト式
148
溶融
薬剤
14,827
1,526,411
430,784
88,960
288,937
38,645
14,242
366,814
50,559
284,302
31,953
10,395
718,418
162,220
359,616
2,364
194,218
0
0
愛知県
東海市
106,109
焼却
ストーカ式
160
溶融
セメント固化
11,819
1,254,136
145,847
145,847
0
0
0
500,231
0
476,962
23,269
0
608,058
322,743
280,273
5,042
0
0
0
愛知県
知多市
84,639
ガス化溶融
回転式
130
溶融
セメント・薬剤
16,306
1,380,152
270,909
120,101
103,538
32,071
15,199
563,639
11,709
551,930
0
8,306
534,672
128,258
361,646
43,444
1,324
0
2,626
兵庫県
三木市
82,736
焼却
流動床式
117
無し
セメント・薬剤
11,996
992,539
332,594
49,532
230,109
34,278
18,675
296,926
30,252
255,535
11,139
0
363,019
115,804
236,053
9,217
1,945
0
0
奈良県
桜井市
61,884
ガス化溶融
流動床式
150
溶融
薬剤
23,469
1,452,331
514,327
98,073
275,076
141,178
0
210,792
60,366
141,037
9,389
3,282
723,930
15,931
696,676
11,323
0
0
0
徳島県
阿南市
78,905
焼却
ストーカ式
120
溶融
薬剤
19,296
1,522,584
605,462
271,218
243,932
90,312
0
677,482
122,317
543,919
11,246
31,138
208,502
2,834
195,204
10,464
0
0
0
愛媛県
四国中央市
93,870
焼却
ストーカ式
150
無し
薬剤
9,111
855,249
89,170
89,170
0
0
0
204,695
5,773
198,922
0
0
561,384
195,208
366,176
0
0
0
0
※1 環境省「一般廃棄物処理事業実態調査結果」には、河北郡市広域事務組合の収集運搬委託費182,245[千円]が計上されていないため、加算した。
出典; 環境省「一般廃棄物処理事業実態調査結果」 http://www.env.go.jp/recycle/waste_tech/ippan/index.html
※2 環境省「一般廃棄物処理事業実態調査結果」には、河北郡市広域事務組合の石川北部アール・ディ・エフ広域処理組合分担金324,935[千円]が計上されていないため、加算した。
- 107 -
10.4 省エネ法等への対応
10.4.1 省エネ法等への対応状況
「エネルギーの使用の合理化に関する法律(昭和 54 年 6 月 22 日 法律第 49 号)」(以下、省
エネ法という。)は石油危機を契機に「我が国のエネルギーをめぐる経済的社会的環境に応じ
た燃料資源の有効な利用の確保」と「工場・事業場、輸送、建築物、機械器具についてのエネ
ルギーの使用の合理化を総合的に進めるための必要な措置を講ずる」こと等を目的に制定さ
れ、その後、内外のエネルギー情勢の変化等に合わせて計 5 回の法改正が行われ、今日に至
っている。
「河北郡市クリーンセンター」はエネルギー使用量(原油換算値)が 3,000kL 以上であり、第
一種エネルギー管理指定工場に指定されているため、毎年度、定期報告書及び中長期計画書
を提出している。表 10.2 に平成 20 年度のエネルギー使用量を、表 10.3 に平成 20 年度の
RDF 製造量を示す。
表 10.2 「河北郡市クリーンセンター」のエネルギー使用量
エネルギー使用量
数 値
熱 量
灯 油
1,503
kL
55,160
GJ
電 気
6,430
MWh
62,327
GJ
―
117,487
GJ
―
3,031
kL
合 計 [GJ]
原油換算 [kL]
≡A
表 10.3 RDF 製造量
平成 20 年度
RDF 製造量 [千 t]
11.5
≡B
表 10.2 の A 及び表 10.3 の B に基づくエネルギーの使用に係る原単位(A÷B)の推移を表
10.4 にまとめる。
平成 18 年度以降はエネルギーの使用に係る原単位を毎年度 1%以上低減できており、設
備・機器や運転方法の改変等が成果に結び付いている。
表 10.4 エネルギーの使用に係る原単位の推移
エネルギーの使用に係る原単位
(A÷B)
[L/t]
対前年度比
[%]
平成 17 年度
平成 18 年度
平成 19 年度
平成 20 年度
278.9
270.6
267.0
263.6
―
97.0
98.7
98.7
なお、「地球温暖化対策の推進に関する法律(平成 10 年 10 月 9 日 法律第 117 号)」(以下、
温対法という。)に基づくエネルギー起源の二酸化炭素排出量は省エネ法上の定期報告書を
活用した報告が温対法上の報告と見なされ、平成 20 年度は表 10.5 のとおり報告している。
- 108 -
エネルギー起源の二酸化炭素排出量はエネルギーの使用に係る原単位と同義となるため、
平成 18 年度以降は毎年度 1%以上低減できていることとなる。
表 10.5 エネルギー起源の二酸化炭素排出量
平成 20 年度
7,310 t-CO2
エネルギー起源の CO2 排出量
※1 灯油の CO2 排出量算定係数は 2.49[t-CO2/kL]
※2 電力の CO2 排出量算定係数は 0.555[t-CO2/MWh]
10.4.2 改正省エネ法への対応
エネルギー消費量が大幅に増加している業務部門及び家庭部門における省エネルギー対
策をより一層推進するため、平成 20 年 5 月 30 日に省エネ法が改正され、平成 22 年 4 月 1
日から施行される。よって、今後も省エネルギー対策を講ずることはもとより、表 10.6 に
示す書類作成・手続き等を進める必要がある。
(1) 改正の概要
① 1 年度間のエネルギー使用量の集計単位が工場・事業場単位から事業者単位(企業単位)
に変わり、事業者全体(本社、工場、支店、営業所、店舗等)の 1 年度間のエネルギー使
用量(原油換算値)が 1,500kL 以上であれば、そのエネルギー使用量を事業者単位で国
へ届け出て、特定事業者の指定を受けなければならない。
② フランチャイズチェーン事業等の本部とその加盟店との間の約款等の内容が経済産業
省令で定める条件に該当する場合、その本部が連鎖化事業者となり、加盟店を含む事
業全体の 1 年度間のエネルギー使用量(原油換算値)が合計して 1,500kL 以上の場合に
は、その使用量を本部が国に届け出て、本部が特定連鎖化事業者の指定を受けなけれ
ばならない。
③ 特定事業者、または特定連鎖化事業者は「エネルギー管理統括者」、「エネルギー管理企
画推進者」をそれぞれ 1 名選任しなければならない。
(2) 提出書類
表 10.6 に提出書類の摘要や提出期日等をまとめる。
- 109 -
表 10.6 省エネ法の改正に伴う提出書類等
書類名称
摘 要
エネルギー使用状況届出書
事業者の前年度のエネルギー使用量
が原油換算で 1,500kL 以上である場
合に提出。
個別の工場や事業場等、事業所単位
で 1,500kL 以上の場合には、当該工
場・事業場のエネルギー使用量を事
業者全体のエネルギー使用量の内訳
として記載。
エネルギー管理統括者/エネ 特定事業者、または特定連鎖化事業
ルギー管理企画推進者選任 者は「エネルギー管理統括者」、「エネ
届出書
ルギー管理企画推進者」をそれぞれ
1 名選任し、本社の所在地を管轄す
る経済産業局に提出。
エネルギー管理者/エネルギ 「 第一 種エ ネルギ ー管 理指 定工 場
ー管理員選任届出書
等」、または「第二種エネルギー管理
指定工場等」を有している場合には、
当該工場・事業場毎に「エネルギー管
理者」、または「エネルギー管理員」
を選任し、本社の所在地を管轄する
経済産業局に取りまとめて提出。
中長期計画書
特定事業者、または特定連鎖化事業
者は本社の所在地を管轄する経済産
業局と、工場・事業場が行う事業の所
管省庁に提出。
「 第一 種エ ネルギ ー管 理指 定工 場
等」、または「第二種エネルギー管理
指定工場等」を有している場合には、
その計画を併せて取りまとめ、1 つ
の計画書として提出。
定期報告書
特定事業者、または特定連鎖化事業
者は本社の所在地を管轄する経済産
業局と、工場・事業場が行う事業の所
管省庁に提出。
「 第一 種エ ネルギ ー管 理指 定工 場
等」、または「第二種エネルギー管理
指定工場等」を有している場合には、
事業者全体の定期報告書の内訳とし
て当該工場・事業場のエネルギー使
用量等の情報を記載して提出。
- 110 -
提出期日
5 月末日
(平成 22 年度は 7 月末日)
事由が生じた日以降の
7月末日
事由が生じた日以降の
7月末日
毎年7月末日
(平成 22 年度は 11 月末日)
毎年7月末日
(平成 22 年度は 11 月末日)
10.5 施設整備に係る見通し
10.5.1 処理状況フローの試算
図 10.1 に平成 20 年度の処理状況フロー(実績)を、図 10.2 に中間目標年次の前年度(平成
29 年度)における処理状況フローを、図 10.3 に中間目標年次(平成 30 年度)における処理状
況フローを示す。
なお、試算にあたっては、実績、並びに表 5.7 及び図 5.6 に基づき、次の条件を設定した。
① 「河北郡市リサイクルプラザ」において回収するスクラップ類(金属くず)の量は、(不燃
ごみ+粗大ごみ)×33.0%とする。
② 「河北郡市リサイクルプラザ」から発生する不燃物の量は、(不燃ごみ+粗大ごみ)×
44.2%とする。
③ 高カロリーごみ残渣(高カロリーごみ焼却灰)の発生量は高カロリーごみ量の 18.1%と
する。
④ 石川北部 RDF センター(RDF 専用焼却施設)から搬入される残渣(溶融飛灰)の発生量は、
RDF 製造量を可燃ごみ量の 51%とした上で、その 8.1%とする。
⑤ 平成 30 年度の熱回収施設における可燃ごみ及び高カロリーごみの残渣の発生量は、
(可
燃ごみ+高カロリーごみ)×12%とする。
⑥ 「河北郡市リサイクルプラザ」において破砕処理した木質ごみは平成 29 年度までは最
終処分場の覆土材として利用するが、平成 30 年度からは熱回収施設において処理する
ものとし、その残渣(焼却灰)の発生量は木質ごみ量を可燃ごみ量の 2.3%とした上で、
その 12%とする。
⑦ 「河北郡市リサイクルプラザ」から発生する不燃物は、平成 30 年度から焼却処理によっ
て可燃分を減容するものとし、その残渣発生量を不燃物量の 35%とする。
※1
拠点・集団回収量
総資源化量
4,558 t
16.3%
(15.1%)
2,264 t
直接資源化量
処理後資源化量
374 t
1.3%
1,920 t
6.9%
排 出 量
計画処理量
中間処理量
27,884 t
27,884 t
100.0%
26,871 t
96.4%
RDF量
※2
11,519 t
57.7%
(53.3%)
処理後最終処分量
減量化量
自家処理量
直接最終処分量
0t
0.0%
640 t
2.3%
1,931 t
6.9%
11,501 t
41.2%
最終処分量
2,571 t
9.2%
※1 総資源化量の( )内の%表示値は排出量と拠点・集団回収量を合わせた量に対する再資源化率を表す。
※2 RDF量の%表示値はRDF量を再資源化量に算入した場合の総資源化率を、( )内の%表示値は排出量と拠点・集団回収量を
合わせた量に対する総資源化率を表す。
図 10.1 処理状況フロー(平成 20 年度)
- 111 -
総資源化量※1
拠点・集団回収量
5,016 t
18.5%
(17.1%)
2,145 t
直接資源化量
処理後資源化量
938 t
3.5%
1,933 t
7.1%
排 出 量
計画処理量
中間処理量
27,120 t
27,120 t
100.0%
25,108 t
92.6%
RDF量
※2
10,958 t
58.9%
(54.6%)
処理後最終処分量
1,939 t
7.1%
減量化量
自家処理量
直接最終処分量
0t
0.0%
1,074 t
4.0%
10,279 t
37.9%
最終処分量
3,013 t
11.1%
※1 総資源化量の( )内の%表示値は排出量と拠点・集団回収量を合わせた量に対する再資源化率を表す。
※2 RDF量の%表示値はRDF量を再資源化量に算入した場合の総資源化率を、( )内の%表示値は排出量と拠点・集団回収量を
合わせた量に対する総資源化率を表す。
図 10.2 処理状況フロー(平成 29 年度)
総資源化量※1
拠点・集団回収量
4,501 t
16.7%
(15.4%)
2,125 t
排 出 量
27,011 t
直接資源化量
処理後資源化量
938 t
3.5%
1,438 t
5.3%
計画処理量
中間処理量
処理後最終処分量
27,011 t
100.0%
25,004 t
92.6%
3,040 t
11.3%
減量化量
自家処理量
直接最終処分量
0t
0.0%
1,070 t
4.0%
20,527 t
76.0%
最終処分量
4,109 t
15.2%
※1 総資源化量の( )内の%表示値は排出量と拠点・集団回収量を合わせた量に対する再資源化率を表す。
図 10.3 処理状況フロー(平成 30 年度)
平成 29 年度及び平成 30 年度の直接資源化量は古紙類の回収量増加によって同等の増加が
見込める。しかし、平成 29 年度までは破砕処理した木質ごみを最終処分場の覆土材として
利用するのに対し、平成 30 年度からは熱回収施設において処理することを想定しているた
め、再資源化率は低下することとなる。
なお、最終処分量(率)については、「11.3.2 最終処分量(率)に係る考察」において触れるこ
ととする。
- 112 -
10.5.2 施設規模及び発電効率
(1) 施設規模の概算
ここでは、中間目標年次(平成 30 年度)を基準とした場合の熱回収(焼却)施設の規模を概
算する。なお、施設規模は平成 30 年度から 7 年を超えない範囲内で設定することとなる
が、表 5.7 及び図 5.6 に示したとおり焼却処理対象物は微減傾向にあるため、平成 30 年
度が施設規模設定年次となる。
施設規模=計画年間日平均処理量÷実稼働率÷調整稼働率
=(可燃ごみ+高カロリーごみ+木質ごみ+不燃物)÷365÷実稼働率÷調整稼働率
=(21,396.1+793.5+492.1+907.8)÷365÷(280/365)÷0.96
=88 [t/日]
この時の稼働率、並びにその逆数は各々次のとおりとなる。
稼 働 率={(21,396.1+793.5+492.1+907.8)÷365÷88}×100=73.4 [%]
88÷(21,396.1+793.5+492.1+907.8)×365=1.36
稼働率の逆数(1.36)は実際の月最大変動係数よりも大きいため、当該月に停止日(補修点
検日)を設けないよう計画することによって賄えることとなる。
なお、以上の概算は排出抑制や再資源化が表 5.7 及び図 5.6 の予測どおりに進んだ場合
に適用できるものである。
(2) 高効率発電に係る要件
内閣に設置された地球温暖化対策推進本部が平成 14 年 3 月 19 日に決定した「地球温暖
化対策推進大綱」では、廃棄物分野に関連する施策として、廃棄物の発生抑制、再利用、
再生利用の推進による廃棄物焼却量の抑制を図りつつ、燃やさざるを得ない廃棄物からの
エネルギーを有効活用する廃棄物発電やバイオマスエネルギー活用等により、化石燃料の
使用量の抑制を推進するとしている。更に平成 20 年 3 月 25 日に閣議決定された「廃棄物
処理施設整備計画」では、廃棄物処理施設の整備にあたっては、温室効果ガスの排出抑制
に配慮することが極めて重要との認識に立ち、平成 24 年度にごみ焼却施設の総発電能力
を約 2,500MW まで向上させることを目標としている。
このような背景のもと、廃棄物分野において更なる温暖化対策を推進するため、高効率
ごみ発電を行う施設に対して循環型社会形成推進交付金の交付率を 1/2 とする拡充支援が
平成 21 年度から平成 25 年度までの時限措置として開始されるとともに、高効率ごみ発電
を推進すべく「高効率ごみ発電施設整備マニュアル(平成 21 年 3 月)」が取りまとめられて
いる。
表 10.7 に施設規模毎の発電効率に係る交付要件、並びに発電効率の算出における前提
条件をまとめる。また、図 10.4 に交付要件と発電効率の実績との関係を示す。
- 113 -
表 10.7 施設規模毎の発電効率に係る交付要件
施設規模[t/日]
発電効率[%]
100 以下
12
前提条件
100 超、150 以下
14
ごみの低位発熱量
; 8,800kJ/kg
150 超、200 以下
15.5
燃焼空気比
; 1.4∼1.5
200 超、300 以下
17
蒸気条件
; 400℃、4MPaG
300 超、450 以下
18.5
復水器形式
; 空冷式
450 超、600 以下
20
排ガス処理
; 乾式
600 超、800 以下
21
触媒用排ガス再加熱
; なし
800 超、1,000 以下
22
1,000 超、1,400 以下
23
1,400 超、1,800 以下
24
1,800 超
25
(180℃程度の低温触媒採用)
白煙防止条件
; なし
出典; 環境省資料
図 10.4 交付要件と発電効率実績との関係
表 10.7 の前提条件については、所定の発電効率を達成できれば、必ずしも全てを満た
す必要はないとされているものの、前提条件は可能な限り熱ロスを抑え、効率を高める思
想のもと設定されているものであるため、所定の発電効率を達成するためには、概ね前提
条件に沿うことになると考えられる。また、「高効率ごみ発電施設整備マニュアル(平成 21
年 3 月)」に示されているとおり、排水(プラント排水、生活排水)については、処理・再利用
を行いつつ、余剰分は系外への放流を検討すべきであり、クローズドシステムでは所定の
- 114 -
発電効率を達成できないものと考えられる。
いずれにしても、中間目標年次(平成 30 年度)における施設規模は 100[t/日]以下となる
見通しであるため、発電設備設置の費用対効果、更なる高効率化技術の導入可能性等を含
め、詳細な調査・検討を進めることとする。
また、外部への熱供給分を発電量に換算して発電効率を算出する考え方は現時点におい
て認められていないものの、熱供給に対する評価方法については、検討の余地があるとさ
れているため、交付要件の改変・拡充、更には温暖化対策に係る政策動向等について今後
も注視していくものとする。
- 115 -
第11章 最終処分計画
11.1 基本方針
最終処分計画に係る基本方針を次のとおり定める。
基本方針 ( 最終処分 )
適正な受入・維持管理を徹底し、周辺環境に配慮することはもとより、排出
適正な受入・維持管理を徹底し、周辺環境に配慮することはもとより、排出
抑制・再資源化の更なる促進によって最終処分場の延命化を図る。
抑制・再資源化の更なる促進によって最終処分場の延命化を図る。
最終処分場への可燃物及び資源物の埋立を抑制し、処分場の延命化を図るとともに、周辺
環境に配慮した適正管理を行う。更に住民等からの信用・信頼の向上、地域との調和を図るた
め、情報公開の推進、有効な跡地利用方策の検討等を行うことも重要である。
なお、最終処分計画は中間処理計画と同様、ごみ処理の事業主体である行政のみを対象と
して施策を設定しているが、住民及び事業者等の取組を基盤とするものであることに留意が
必要である。
11.2 具体的施策
11.2.1 行政の責任・役割
(1) 受入管理の徹底
① 受入時の監視・指導の徹底
最終処分場の延命化を図るため、中間処理不適物のみ受け入れることを徹底する。
最終処分量の低減、汚染物質の混入防止による周辺環境の保全等を目的として埋立廃
棄物の受入時に事前書類確認、目視確認、抜き取り検査等を実施する。可燃物及び資
源物等の混入が確認された場合、選別が容易なものは選別後、中間処理不適物のみ受
け入れるものとし、選別が困難である場合や可燃物及び資源物等が多量に含まれる場
合には、中間処理施設への搬入を指導する。
② 受入情報等の活用
受入量及び性状等の情報については、単なる現状把握に止めることなく、最終処分場
の機能確保、跡地管理・跡地利用等に関する検討を行う際の根拠資料として有効活用
する。
(2) 埋立計画の見直し
① 減量化目標との対比・評価
減量化目標に基づく最終処分見込み量と実際の処分量を比較し、ごみの減量化・資源
化に係る取組の進捗状況を評価し、更なる取組の推進に反映する。
② 最終処分量・性状に応じた埋立方法の検討
埋立処分されるごみの種類や 1 日あたりの埋立処分量等を勘案し、
埋立計画を見直す。
- 116 -
(3) 最終処分場の適正管理
① 施設設備の適正管理
しゃ水工、貯留構造物等の各設備について、その機能が支障なく発揮されるよう維持
管理を行う。
浸出水の水量及び水質の変動に対して各設備を調整するとともに、その機能が支障な
く発揮されるよう維持管理を行う。
② 環境モニタリングの推進
周辺環境における騒音・振動、悪臭、地下水水質、放流先水質等の定期的なモニタリ
ング及びデータ整理・評価等を実施し、周辺環境へ与える影響を最小限に保つ。
浸出水処理施設が適切に維持管理され、処理水が放流基準等を満たしていることを確
認するため、定期的な水質分析及びデータ整理・評価等を実施し、より適切な運営管
理に利用する。
しゃ水工の健全性に係る評価を主目的として、地下水の水質分析及びデータ整理・評
価等を実施する。
(4) 跡地利用の検討
① 「旧河北郡最終処分場」における維持管理・跡地利用状況の検証
「旧河北郡最終処分場」の近隣住民の要望等に配慮し、浸出水処理施設の維持管理、定
期的な環境モニタリング(放流水・地下水調査)を継続する。なお、今後は必要に応じて
施設の完全廃止に向けた検討及び準備等を行っていくものとする。
近年の最終処分場の跡地利用方法としては、緑地還元のみでなく、地域還元・環境教
育等をコンセプトとしたスポーツ施設や老人ホーム等の建設、ビオトープ等の環境施
設の設置が行われる事例も見られるが、「旧河北郡最終処分場」は立地等の条件から高
度利用は難しく、現状の利用が妥当と考えられる。しかしながら、今後も地域住民の
ニーズ等をふまえた検証を継続するものとし、必要に応じてかほく市に対し、利活用
に係る提案・働き掛けを行うこととする。
② 供用中の最終処分場における跡地利用の検討
供用中の最終処分場については、将来的な跡地利用方法を見据えて埋立計画等の立
案・見直しを図る。
現在までの管理情報を整理・把握し、現時点において跡地利用方法の検討を行ってお
くとともに、今後の埋立状況に応じて適宜見直しを行う。
(5) 情報公開の推進
廃棄物処理法に基づいて搬入管理記録、施設管理記録、埋立管理記録、モニタリング
記録等を最終処分場に備え置き、関係者に縦覧する。
維持管理の透明化、信頼性を高めるため、縦覧以外の公開方法(広報、インターネッ
ト等)についても検討する。
中間処理施設(啓発施設)におけるPR、施設見学会の開催等を通じて地域住民等から
の信用・信頼の向上を図る。
- 117 -
11.3 最終処分量に係る見通し
11.3.1 残余容量の試算
表 11.1 及び図 11.1 に最終処分場残余容量の試算結果を示す。なお、試算にあたっては、
「10.5.1 処理状況フローの試算」の条件と同一とした。
表 11.1 に示すとおり、「河北郡市灰埋立場」は平成 29 年度から平成 30 年度に掛けて埋立容
積の 45,000[m3]に達する見通しである。表 11.1 では、覆土量を埋立容量の 1/3 としているた
め、覆土量を減らすことによって多少の延命化を図ることはできるが、平成 29 年度、あるい
は平成 30 年度に向けて対応方針等の検討に着手する必要がある。
「河北郡市最終処分場」については、平成 37 年度時点でも残余容量が 60%の見通しである。
但し、最終処分量の実績に現れているとおり、 公用ごみ の搬入量はバラツキが極めて大き
く、不法投棄ごみ等の予期せぬものを多量に受け入れなければならないケースも実際に生じ
ていることから、比較的搬入量の平準化が可能な泥類、草類等については、計画的な搬入に
努める必要がある。また、海岸清掃ごみについては、平成 21 年 7 月 15 日に公布・施行され
た「美しく豊かな自然を保護するための海岸における良好な景観及び環境の保全に係る海岸
漂着物等の処理等の推進に関する法律(平成 21 年 7 月 15 日 法律第 82 号)」(海岸漂着物処理
推進法)に基づき、地方公共団体の責務を全うしつつ、平成 30 年度に向けた施設整備に係る
検討と併せて、海岸漂着物(海岸清掃ごみ)のより適切な処理・処分方法を検討するものとする。
11.3.2 最終処分量(率)に係る考察
「10.5.1 処理状況フローの試算」において設定した条件では、平成 30 年度以降の最終処分
量(率)が若干増加することとなり、これを解消するためには、焼却(熱回収)施設を整備する際
に溶融機能を併せて備え、生成されるスラグを有効利用するしか方法はない。しかし、「10.3
ごみ処理経費の比較・分析」に示したとおり、溶融機能の付加はごみ処理経費の上昇を招き、
100[t/日]程度の施設規模では、それが顕著に現れるため、慎重な検討を要する。
一方、熱回収施設を整備する際には、原則として溶融機能を備えることとされているが、
最終処分場の残余容量が 15 年分以上ある場合には、溶融機能を備えなくてもよい旨の事務連
絡が平成 15 年 12 月 16 日に通知されており、これが溶融機能を備えない計画とする場合の
拠り所となっている。
表 11.1 に示したとおり、「河北郡市最終処分場」は平成 30 年度時点でも、その後 15 年分以
上の残余容量が見込め、「河北郡市灰埋立場」についても平成 29 年度、あるいは平成 30 年度
に向けて対応方針等を固めれば、 残余容量 15 年分以上 の条件に対して見通しがたつもの
と考えられる。
以上を鑑み、ごみ処理経費の低減を最優先するものとして、「10.5.1 処理状況フローの試
算」及び「11.3.1 残余容量の試算」に示した最終処分量及び残余容量を想定しておくこととす
る。
- 118 -
※3
※4
※5
※6
[t]
[t]
[t]
[t]
④
可燃ごみ・高カロリーごみ残渣 ⑤
⑥
⑦
RDF専焼炉残渣
木質残渣
不燃物残渣
累計 [ m3 ]
2,490
1,380
1,110
2,571
―
―
―
1,005
189
737
640
20年
1,440
230
1,210
2,072
518
1,554
3,022
―
―
―
909
170
843
1,099
22年
2,084
521
1,563
3,028
―
―
―
906
167
857
1,097
23年
2,094
523
1,570
3,030
―
―
―
904
164
869
1,094
24年
2,100
525
1,575
3,031
―
―
―
901
161
879
1,090
25年
2,105
0
18年
500
1,000
1,500
2,000
2,500
3,000
3,500
4,000
4,500
5,000
19年
20年
21年
526
1,579
3,029
―
―
―
898
157
887
1,087
26年
1,456
364
1,092
1,439
360
1,080
1,432
358
1,074
1,424
356
1,068
1,415
354
1,062
1,407
352
1,055
22年
23年
24年
25年
2,108
527
1,581
3,025
―
―
―
895
154
893
1,083
27年
2,109
527
1,582
3,019
―
―
―
891
151
899
1,079
28年
1,398
350
1,049
1,389
347
1,042
2,110
527
1,582
3,013
―
―
―
888
147
904
1,074
29年
1,141
285
856
4,109
318
59
2,663
0
0
0
1,070
30年
1,136
284
852
4,092
319
59
2,649
0
0
0
1,065
31年
1,380
345
1,035
4,053
1,013
3,040
4,036
1,009
3,027
27年
28年
29年
30年
31年
32年
33年
34年
35年
※9 体積換算係数は、1.0[ m3/t ]とした。
※7 体積換算係数は、0.8[ m3/t ]とした。
※8 覆土量は埋立容量の1/3とした。
図 11.1 最終処分場残余容量の検証
26年
RDF専焼炉残渣の発生量はRDF製造量を可燃ごみの51%とした上で、その8.1%とした。
可燃ごみ・高カロリーごみ残渣の発生量は、(可燃ごみ+高カロリーごみ)×12%とした。
木質残渣の発生量は木質量を可燃ごみの2.3%とした上で、その12%とした。
不燃物は、平成30年度から焼却処理によって可燃分を減容するものとし、その残渣発生量を不燃物量の35%とした。
※2 高カロリーごみ残渣の発生量は高カロリーごみ量の18.1%とした。
※3
※4
※5
※6
2,065
516
1,549
3,028
―
―
―
917
175
830
1,106
21年
表 11.1 最終処分場残余容量の検証
1,130
283
848
4,073
320
59
2,635
0
0
0
1,059
32年
1,124
281
843
4,053
321
58
2,620
0
0
0
1,054
33年
1,118
280
839
4,033
322
58
2,605
0
0
0
1,049
34年
1,112
278
834
4,012
322
58
2,590
0
0
0
1,043
35年
1,106
277
830
3,991
323
57
2,573
0
0
0
1,037
36年
1,100
275
825
3,969
324
57
2,557
0
0
0
1,031
37年
4,018
1,004
3,013
3,999
1,000
2,999
3,980
995
2,985
3,959
990
2,970
3,938
985
2,954
3,917
979
2,938
36年
37年
公用ごみ
不燃物
高カロリーごみ残渣
RDF専焼炉残渣
可燃ごみ・高カロリーごみ残渣
木質残渣
不燃物残渣
28,554 29,655 31,096 32,552 33,991 35,423 36,846 38,262 39,669 41,067 42,456 43,836 47,888 51,924 55,942 59,941 63,921 67,880 71,818 75,735
1,101
31
1,070
※1 不燃物の発生量は、(不燃ごみ+粗大ごみ)×44.2%とした。
河北郡市灰埋立場
0
198
198
[ m3 ] ※8
覆 土
合計 [ m3 ]
6,205
2,378
3,827
3,058
―
―
―
873
176
779
1,230
19年
実 績
23,219 29,424 31,915 33,980 36,051 38,136 40,229 42,329 44,435 46,543 48,652 50,762 51,903 53,038 54,169 55,293 56,411 57,524 58,630 59,730
3,003
[ m3 ] ※9
累計 [ m3 ]
合計 [ m3 ]
[ m ] ※8
445
[ m3 ] ※7
3
2,740
2,558
[t]
―
―
―
0
③+④+⑤+⑥+⑦
河北郡市最終処分場
覆 土
合 計
※2
[t]
③
高カロリーごみ残渣
①+②
995
[t]
②
182
1,563
※1
[t]
①
18年
不燃物
年 度
公用ごみ
最終処分量 [t/年]
- 119 -
第12章 その他計画
12.1 不法投棄対策
河北郡市では、 子ども不法投棄合同パトロール を実施する等、不法投棄の未然防止に取
り組んでいるところであるが、今後も自治会等と一体となった啓発活動により、パトロール
の強化、連絡体制の構築、街灯の設置等を行い、不法投棄を未然に防止するものとする。津
幡町では、「津幡町不法投棄物の防止に関する措置要綱(津幡町告示第 5 号、平成 14 年 2 月 5
日)」を定めているため、同要綱との整合を図る他、早急な対応が可能となるよう郵便局等と
の提携によって連絡体制を構築する等、早期発見・早期対処の視点から、より効果的な方法を
検討し、体制の強化・充実を図るものとする。また、必要に応じてごみ投棄マップの作成や広
報等を行うこととする。
12.2 災害廃棄物対策
各市町の「地域防災計画」に基づいて担当班等を編成し、対処するものとするが、大規模災
害、あるいは清掃施設被災のために清掃活動、災害廃棄物の処理等が困難な場合に備え、周
辺地域や県等との連絡・連携体制を構築し、広域的処理体制の確保を図るものとする。また、
災害廃棄物の収集・運搬にあたって車輌が不足する場合には、民間業者の協力も得るものとす
る。
災害廃棄物の内、リサイクル可能なものはリサイクル、可燃ごみは「河北郡市クリーンセン
ター」において処理、家具等の粗大ごみは「河北郡市リサイクルプラザ」において破砕処理、適
正処理困難物は委託処理、それ以外のごみは埋立処分することを原則とするが、災害廃棄物
の適正かつ円滑な処理体制、仮置場(一時集積場所)等の配置、復旧時における減災対策等、各
市町と調整の上、定める必要があることから、「震災廃棄物対策指針 平成 10 年 10 月 厚生省
生活衛生局水道環境部環境整備課」、「水害廃棄物対策指針 平成 17 年 6 月 環境省大臣官房廃
棄物・リサイクル対策部廃棄物対策課」、「石川県災害廃棄物処理指針(平成 18 年 3 月 石川県)」
及び「市町災害廃棄物処理業務マニュアル(平成 18 年 3 月 石川県)」等に基づき、詳細な検討
を加えていくこととする。
12.3 計画の進行管理
本計画を着実に進めていくためには、ごみ量、再資源化率、ごみ処理経費等の計数管理を
行うとともに、施策等の取組状況を点検・評価する仕組みが必要である。
今後は本計画の内容や進捗状況等について、ホームページへの掲載、パブリックコメント
の募集等を実施し、方針・方向性の検証、新たな施策・改善策等の立案・展開、計画のフォロー
アップ・進行管理等に活かしていくこととする。
- 120 -
第13章 生活排水処理の概況
13.1 処理体系
図 13.1 に河北郡市における生活排水の処理体系を示す。
現在、河北郡市の生活排水は下水道、農業集落排水処理施設(小規模集合集落排水処理施
設を含む)、合併処理処理浄化槽、単独処理浄化槽によって処理されており、そのうち農業
集落排水汚泥、浄化槽汚泥及び汲み取りし尿を「河北郡市浄化センター」において処理してい
る。
- 121 -
- 122 -
- 122 -
図 13.1 河北郡市における生活排水の処理体系(平成 21 年度現在)
13.2 河北郡市浄化センター
13.2.1 施設概要
表 13.1 に「河北郡市浄化センター」の施設概要を示す。また、【資料編】第 3 章 図 3.1 に
処理フローを、図 3.2 に施設全体配置図を示す。
なお、本し尿処理施設は老朽化が進んでいることから、施設の更新に係る検討が必要であ
る。
表 13.1 河北郡市浄化センター 施設概要
施設名称
河北郡市浄化センター
所在地
石川県河北郡津幡町字能瀬ナ 73 番地 3
処理能力
120 kL/日(全量し尿)
主処理
処理方式
; 嫌気性消化、活性汚泥法
高度処理; 回転円板法
汚泥処理; 脱水、乾燥、焼却
臭気処理; 燃焼、または活性炭吸着
竣工年次
昭和 52 年度(1977 年度)
- 123 -
13.2.2 維持管理状況
表 13.2 に「河北郡市浄化センター」の運転状況を、表 13.3 に維持管理費を、表 13.4 に過
去 3 年間(平成 18 年度∼平成 20 年度)における主要な補修状況を示す。
表 13.2 河北郡市浄化センター 運転状況
H16
項 目
H17
H18
H19
H20
重油
(L)
114,213
82,415
56,335
35,198
35,545
電力
(kwh)
688,830
692,294
639,439
610,261
580,985
凝集剤
(kg)
739.2
695.2
730.2
696.4
528.6
滅菌剤
(kg)
1,820
1,820
1,740
1,135
985
5.333
3.635
1.418
0.881
0.627
プロパン
3
(m )
出典;河北郡市浄化センター資料
表 13.3 河北郡市浄化センター 維持管理費
単位;千円
項 目
H16
H17
H18
H19
H20
人件費
41,649
41,927
27,680
27,667
31,557
燃料費
5,087
5,376
3,912
3,121
2,285
光熱水費
9,293
9,456
8,948
8,464
8,642
消耗品費
10,615
8,358
5,953
4,251
4,493
3,881
2,950
2,176
2,037
1,951
修繕料
9,056
7,617
6,962
3,355
3,199
役務費
268
296
241
389
354
委託料
6,113
5,843
4,159
3,824
4,464
0
0
0
0
5,871
38
38
38
38
0
82,119
78,911
57,893
51,109
60,865
内、機器部品・消耗機材等
備品購入費
公課費
合 計
出典;河北郡市浄化センター資料
- 124 -
13.3 し尿等の収集・運搬状況
し尿及び浄化槽汚泥の収集・運搬は許可業者を活用しており、現在の収集・運搬車輌は最大
積載量 2.7∼3.7tのバキューム車である。
し尿処理施設の使用料及び収集・運搬料は施設使用条例において表 13.5 のとおり定めて
いる。
表13.5 し尿処理施設使用料及び収集・運搬委託料
改正年月日
項 目
S51.9.1 S53.4.1 S54.4.1 S56.1.1 S59.4.1
H1.4.1
H6.4.1
H9.7.1
H20.4.1
∼現在
使用料
(円/kL)
112
112
112
112
112
117
120
120
120
収集・運搬
委託料
(円/kL)
3,100
3,400
3,500
3,700
4,300
4,400
5,200
5,600
6,200
出典;施設使用条例
- 126 -
13.4 し尿等搬入量
13.4.1 年間搬入量
表 13.6 及び図 13.2 に河北郡市浄化センターへのし尿等の年間搬入量を示す。また、【資
料編】第 3 章 表 3.1 及び図 3.3 に各市町の年間搬入量を示す。
なお、し尿等の搬入量全体に占める浄化槽汚泥及び農集汚泥の割合は年々増加傾向にあり、
平成 20 年度における割合は 84.5%となっている。
表 13.6 年間搬入量(組合全体)
単独・合併
大型合併処理
処理浄化槽汚泥 浄化槽汚泥
(kL/年)
(kL/年)
し 尿
(kL/年)
年度
農業集落排水
汚泥
(kL/年)
合 計
(kL/年)
全体に占める
汚泥の割合
(%)
H11
5,096.00
9,898.00
1,594.00
1,553.00
18,141.00
71.9
H12
4,222.00
9,124.00
1,756.00
1,704.00
16,806.00
74.9
H13
3,871.00
9,522.00
1,501.00
1,868.00
16,762.00
76.9
H14
3,412.00
7,931.00
1,561.00
2,013.00
14,917.00
77.1
H15
2,974.00
6,903.68
1,693.12
2,095.20
13,666.00
78.2
H16
2,805.00
6,762.53
1,394.95
2,174.52
13,137.00
78.6
H17
2,621.00
6,196.90
1,629.45
2,654.65
13,102.00
80.0
H18
2,348.00
6,893.69
1,330.93
2,147.38
12,720.00
81.5
H19
1,936.50
5,221.64
1,665.92
2,271.43
11,095.49
82.5
H20
1,715.73
5,126.51
1,542.41
2,675.74
11,060.39
84.5
出典; 河北郡市浄化センター投入室日報
14,000
12,000
排出量 (kL/年)
10,000
し尿
8,000
6,000
単独・合併浄化槽
汚泥
4,000
大型合併浄化槽
汚泥
2,000
農業集落排水汚
泥
0
H11
H12
H13
H14
H15
H16
H17
H18
H19
H20
図 13.2 年間搬入量(組合全体)
13.4.2 月別搬入量
表 13.7 に「河北郡市浄化センター」へのし尿等の月別搬入量を示す。また、【資料編】第 3
章 表 3.2 に各市町別の月別搬入量を示す。
- 127 -
表 13.7 月別搬入量(組合全体)
単位;kL
年
度
H11
H12
H13
H14
H15
月
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
合計
平均
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
合計
平均
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
合計
平均
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
合計
平均
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
合計
平均
し尿
568.00
421.00
463.00
426.00
452.00
373.00
381.00
361.00
681.00
246.00
366.00
358.00
5,096.00
424.67
434.00
390.00
367.00
322.00
377.00
299.00
302.00
342.00
534.00
260.00
291.00
304.00
4,222.00
351.83
313.00
356.00
301.00
385.00
364.00
247.00
327.00
318.00
460.00
261.00
236.00
303.00
3,871.00
322.58
342.00
322.00
279.00
372.00
299.00
231.00
202.00
283.00
407.00
192.00
244.00
239.00
3,412.00
284.33
254.00
242.00
243.00
240.00
266.00
243.00
214.00
211.00
403.00
167.00
241.00
250.00
2,974.00
247.83
単独・合併処理 大型合併
浄化槽汚泥 浄化槽汚泥
1,072.00
1,034.00
1,231.00
928.00
710.00
829.00
756.00
678.00
674.00
575.00
617.00
794.00
9,898.00
824.83
1,054.00
1,223.00
1,400.00
913.00
928.00
886.00
578.00
548.00
468.00
257.00
438.00
431.00
9,124.00
760.33
959.00
1,059.00
1,397.00
986.00
877.00
660.00
649.00
567.00
492.00
389.00
551.00
936.00
9,522.00
793.50
1,178.00
1,042.00
829.00
736.00
493.00
603.00
565.00
368.00
690.00
360.00
506.00
561.00
7,931.00
660.92
812.51
846.00
682.24
656.51
677.77
500.17
595.03
397.73
379.50
411.02
504.29
440.91
6,903.68
575.31
126.00
153.00
122.00
107.00
148.00
136.00
103.00
183.00
119.00
154.00
122.00
121.00
1,594.00
132.83
126.00
198.00
125.00
160.00
145.00
177.00
175.00
181.00
131.00
79.00
118.00
141.00
1,756.00
146.33
182.00
123.00
108.00
127.00
72.00
111.00
93.00
117.00
160.00
73.00
131.00
204.00
1,501.00
125.08
115.00
104.00
140.00
119.00
102.00
136.00
69.00
247.00
113.00
166.00
85.00
165.00
1,561.00
130.08
216.09
207.79
156.97
139.88
85.52
156.18
111.87
125.79
105.37
96.60
120.81
170.25
1,693.12
141.09
農村集落
排水汚泥
0.00
134.00
176.00
141.00
147.00
190.00
97.00
152.00
93.00
149.00
110.00
164.00
1,553.00
129.42
0.00
187.00
175.00
202.00
129.00
202.00
53.00
260.00
122.00
35.00
199.00
140.00
1,704.00
142.00
89.00
285.00
91.00
222.00
81.00
151.00
129.00
212.00
88.00
146.00
159.00
215.00
1,868.00
155.67
72.00
124.00
199.00
187.00
82.00
144.00
337.00
260.00
140.00
207.00
190.00
71.00
2,013.00
167.75
77.40
143.21
177.79
210.61
194.71
172.65
222.10
148.48
189.13
179.38
161.90
217.84
2,095.20
174.60
合 計
1,766.00
1,742.00
1,992.00
1,602.00
1,457.00
1,528.00
1,337.00
1,374.00
1,567.00
1,124.00
1,215.00
1,437.00
18,141.00
1,511.75
1,614.00
1,998.00
2,067.00
1,597.00
1,579.00
1,564.00
1,108.00
1,331.00
1,255.00
631.00
1,046.00
1,016.00
16,806.00
1,400.50
1,543.00
1,823.00
1,897.00
1,720.00
1,394.00
1,169.00
1,198.00
1,214.00
1,200.00
869.00
1,077.00
1,658.00
16,762.00
1,396.83
1,707.00
1,592.00
1,447.00
1,414.00
976.00
1,114.00
1,173.00
1,158.00
1,350.00
925.00
1,025.00
1,036.00
14,917.00
1,243.08
1,360.00
1,439.00
1,260.00
1,247.00
1,224.00
1,072.00
1,143.00
883.00
1,077.00
854.00
1,028.00
1,079.00
13,666.00
1,138.83
単位;kL
年
度
H16
H17
H18
H19
H20
- 128 -
月
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
合計
平均
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
合計
平均
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
合計
平均
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
合計
平均
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
合計
平均
し尿
262.00
202.00
257.00
244.00
209.00
215.00
221.00
244.00
360.00
155.00
187.00
249.00
2,805.00
233.75
246.00
209.00
233.00
254.00
246.00
175.00
182.00
202.00
282.00
170.00
186.00
236.00
2,621.00
218.42
232.00
222.00
198.00
232.00
236.00
161.00
174.00
194.00
267.00
122.00
138.00
172.00
2,348.00
195.67
178.20
179.74
182.31
183.57
188.32
126.96
145.33
147.31
214.81
105.65
132.65
151.65
1,936.50
161.38
163.65
155.86
142.25
164.87
131.48
135.19
111.19
129.96
205.49
91.23
132.66
151.90
1,715.73
142.98
単独・合併処理 大型合併
浄化槽汚泥 浄化槽汚泥
642.77
727.01
722.91
572.69
536.89
614.74
570.05
490.37
466.25
411.75
314.65
692.45
6,762.53
563.54
669.98
800.89
898.64
601.70
565.31
487.98
464.87
343.35
321.90
231.47
314.87
495.94
6,196.90
516.41
629.16
729.68
1,067.52
751.35
619.15
565.57
548.21
472.54
418.29
316.72
353.63
421.87
6,893.69
574.47
651.89
663.19
617.69
492.55
473.24
341.85
494.72
316.01
332.77
215.39
239.53
382.81
5,221.64
435.14
636.02
556.71
678.03
574.93
351.02
464.29
350.24
275.42
345.11
173.40
228.83
492.51
5,126.51
427.21
171.60
174.21
241.17
237.32
145.46
170.35
15.78
21.07
85.45
49.42
0.00
83.12
1,394.95
116.25
158.21
183.52
164.03
147.05
87.89
155.42
89.05
127.48
94.49
0.00
165.28
257.03
1,629.45
135.79
62.22
117.57
92.03
122.11
82.53
110.04
82.52
66.94
186.44
117.02
107.68
183.83
1,330.93
110.91
126.86
99.13
258.44
109.74
84.65
165.96
113.07
118.27
196.67
76.11
70.35
246.67
1,665.92
138.83
170.44
140.29
146.47
142.05
100.45
109.22
91.02
128.23
148.19
60.58
107.91
197.56
1,542.41
128.53
農村集落
排水汚泥
116.63
177.78
229.92
182.99
195.65
210.91
92.17
322.56
91.30
178.83
134.35
241.43
2,174.52
181.21
126.81
162.59
269.33
236.25
147.80
242.60
121.08
453.17
139.61
198.53
372.85
184.03
2,654.65
221.22
127.62
192.75
154.45
170.54
140.32
185.39
129.27
203.52
191.27
110.26
182.69
359.30
2,147.38
178.95
174.28
210.57
234.52
160.10
72.20
56.97
349.46
479.66
60.02
196.51
147.19
129.95
2,271.43
189.29
159.97
243.32
162.65
133.87
139.72
417.56
10.36
293.12
601.83
175.65
87.75
249.94
2,675.74
222.98
合 計
1,193.00
1,281.00
1,451.00
1,237.00
1,087.00
1,211.00
899.00
1,078.00
1,003.00
795.00
636.00
1,266.00
13,137.00
1,094.75
1,201.00
1,356.00
1,565.00
1,239.00
1,047.00
1,061.00
857.00
1,126.00
838.00
600.00
1,039.00
1,173.00
13,102.00
1,091.83
1,051.00
1,262.00
1,512.00
1,276.00
1,078.00
1,022.00
934.00
937.00
1,063.00
666.00
782.00
1,137.00
12,720.00
1,060.00
1,131.23
1,152.63
1,292.96
945.96
818.41
691.74
1,102.58
1,061.25
804.27
593.66
589.72
911.08
11,095.49
924.62
1,130.08
1,096.18
1,129.40
1,015.72
722.67
1,126.26
562.81
826.73
1,300.62
500.86
557.15
1,091.91
11,060.39
921.70
出典; 河北郡市浄化センター投入室日報
13.5 処理汚泥発生量
表 13.8 に「河北郡市浄化センター」の処理において発生する消化汚泥量を、表 13.9 に余剰
汚泥量を示す。
- 129 -
- 130 -
月
4
5
6
7
8
9
10
H16
11
12
1
2
3
合計
平均
4
5
6
7
8
9
10
H17
11
12
1
2
3
合計
平均
4
5
6
7
8
9
10
H18
11
12
1
2
3
合計
平均
年
度
処理量
(kL)
130
110
110
100
110
85
80
90
80
80
50
110
1,135
95
80
90
100
130
140
100
100
80
130
120
100
130
1,300
108
100
110
100
80
70
80
80
70
80
90
130
90
1,080
90
脱水濃度
乾物含有量
(kg)
(g/m3)
39,640
5,153
40,580
4,464
38,450
4,230
38,160
3,816
40,880
4,497
37,810
3,214
37,840
3,027
39,270
3,534
39,430
3,154
37,920
3,034
40,160
2,008
41,990
4,619
472,130
44,750
39,344
3,729
42,120
3,370
40,970
3,687
38,820
3,882
38,320
4,982
37,190
5,207
37,720
3,772
38,080
3,808
38,910
3,113
39,920
5,190
41,900
5,028
42,920
4,292
39,880
5,184
476,750
51,514
39,729
4,293
41,250
4,125
38,880
4,277
37,690
3,769
37,540
3,003
36,300
2,541
37,160
2,973
35,910
2,873
36,170
2,532
36,190
2,895
36,030
3,243
36,870
4,793
35,820
3,224
445,810
40,247
37,151
3,354
乾物重量
(kg)
700
600
600
600
400
500
400
500
400
400
300
600
6,000
500
400
500
600
700
800
600
600
400
700
700
600
700
7,300
608
550
605
550
400
400
400
300
165
330
220
170
280
4,370
364
−
−
80
−
−
80
−
−
80
水分
(%)
回収率
(%)
13.6
13.4
14.2
15.7
8.9
15.6
13.2
14.1
12.7
13.2
14.9
13.0
−
13.5
11.9
13.6
15.5
14.1
15.4
15.9
15.8
12.9
13.5
13.9
14.0
13.5
−
14.1
13.3
14.1
14.6
13.3
15.7
13.5
10.4
6.5
11.4
6.8
3.5
8.7
−
11.0
月
4
5
6
7
8
9
10
H19
11
12
1
2
3
合計
平均
4
5
6
7
8
9
10
H20
11
12
1
2
3
合計
平均
年
度
80
110
100
80
80
80
60
80
70
70
80
90
980
82
90
80
80
80
70
90
60
64
64
64
64
64
870
73
処理量
(kL)
表 13.8 消化汚泥発生量
乾物重量
(kg)
200
200
200
300
220
220
330
220
−
300
220
220
2,630
239
220
170
220
220
220
280
150
180
180
−
−
−
1,840
204
−
−
80
−
−
80
水分
(%)
回収率
(%)
6.5
5.1
5.4
10.4
7.8
8.2
15.8
8.1
0.0
12.0
7.5
6.6
−
7.8
6.6
6.0
7.7
7.7
9.3
8.9
7.4
8.0
7.8
0.0
0.0
0.0
−
5.8
出典; 河北郡市浄化センター資料
脱水濃度
乾物含有量
(kg)
(g/m3)
38,180
3,054
35,430
3,897
37,320
3,732
35,970
2,878
35,130
2,810
33,570
2,686
34,760
2,086
34,080
2,726
−
−
35,710
2,500
36,860
2,949
36,970
3,327
393,980
32,645
35,816
2,968
36,970
3,327
35,600
2,848
35,880
2,870
35,550
2,844
33,910
2,374
34,770
3,129
33,890
2,033
35,160
2,250
35,930
2,300
−
−
−
−
−
−
317,660
23,976
35,296
2,664
- 131 -
月
4
5
6
7
8
9
10
H16
11
12
1
2
3
合計
平均
4
5
6
7
8
9
10
H17
11
12
1
2
3
合計
平均
4
5
6
7
8
9
10
H18
11
12
1
2
3
合計
平均
年
度
処理量
(kL)
384
463
699
620
545
527
468
359
389
524
337
434
5,749
479
597
608
716
590
541
474
400
351
490
630
406
917
6,720
560
568
910
994
981
622
548
759
573
407
413
339
599
7,713
643
濃 度
固形物含有量
(kg)
(g/m3)
15,100
5,798
16,000
7,408
14,400
10,066
13,200
8,184
13,100
7,140
12,600
6,640
14,000
6,552
14,800
5,313
16,300
6,341
11,500
6,026
12,000
4,044
11,900
5,165
164,900
78,676
13,742
6,556
12,400
7,403
14,500
8,816
16,100
11,528
14,600
8,614
12,300
6,654
9,200
4,361
10,100
4,040
11,200
3,931
14,700
7,203
8,700
5,481
6,200
2,517
8,400
7,703
138,400
78,251
11,533
6,521
8,700
4,942
11,500
10,465
12,000
11,928
10,500
10,301
9,300
5,785
10,800
5,918
10,100
7,666
9,600
5,501
14,400
5,861
14,000
5,782
10,800
3,661
10,200
6,110
131,900
83,919
10,992
6,993
固形物量
(kg)
5,515
6,923
9,352
7,550
6,550
5,886
5,959
4,637
5,899
5,071
3,509
4,363
71,214
5,935
6,731
8,312
10,918
7,641
5,844
3,717
3,392
3,485
6,648
4,951
2,243
6,945
70,827
5,902
4,241
9,337
10,684
9,283
4,985
4,848
5,854
4,811
5,317
5,338
3,310
5,306
73,314
6,110
脱水ケーキ量
(t)
35.9
45.0
60.8
49.1
42.6
38.3
38.7
30.1
38.4
33.0
22.8
28.4
463.1
38.6
43.8
54.0
71.0
49.7
38.0
24.2
22.1
22.7
43.2
32.2
14.6
45.1
460.4
38.4
27.6
60.7
69.4
60.3
31.2
31.5
38.0
31.3
34.6
34.7
21.5
34.5
475.3
39.6
水分
(%)
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
−
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
−
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.0
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
−
84.6
月
4
5
6
7
8
9
10
H19
11
12
1
2
3
合計
平均
4
5
6
7
8
9
10
H20
11
12
1
2
3
合計
平均
年
度
処理量
(kL)
826
829
786
591
552
291
321
394
343
238
260
279
5,710
476
376
420
481
476
369
260
248
207
324
224
191
366
3,942
329
表 13.9 余剰汚泥発生量
濃 度
固形物含有量
(kg)
(g/m3)
9,800
8,095
9,800
8,124
12,900
10,139
16,500
9,752
15,400
8,501
12,700
3,696
15,900
5,104
15,000
5,910
17,300
5,934
15,300
3,641
14,200
3,692
14,100
3,934
168,900
76,522
14,075
6,377
14,300
5,377
14,700
6,174
16,300
7,840
14,800
7,045
14,000
5,166
16,300
4,238
18,300
4,538
16,900
3,498
18,500
5,994
16,700
3,741
13,600
2,598
9,700
3,550
184,100
59,759
15,342
4,980
脱水ケーキ量
(t)
47.6
47.3
60.6
58.0
50.6
19.7
29.3
35.4
35.5
21.2
22.1
23.7
450.9
37.6
31.8
36.6
47.6
43.0
30.6
25.2
27.5
21.5
37.1
23.7
15.7
20.8
360.8
30.1
水分
(%)
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
−
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
85.0
84.6
84.6
−
84.7
出典; 河北郡市浄化センター資料
固形物量
(kg)
7,327
7,273
9,318
8,929
7,782
3,036
4,505
5,442
5,454
3,263
3,402
3,641
69,372
5,781
4,885
5,624
7,315
6,608
4,700
3,870
4,242
3,308
5,702
3,549
2,415
3,193
55,411
4,618
13.6 各種測定結果
13.6.1 収集し尿等の性状
(1) し尿
表 13.10 及び図 13.3 にし尿の性状分析結果を示す。
表 13.10 し尿 性状分析結果
測定項目
H16.7.20
7.9
5,800
2,800
4,300
1,900
210
0.05未満
0.1未満
1.0未満
0.041
0.05未満
0.015
0.023
0.05未満
0.03未満
2,000
pH
BOD
COD
SS
T-N
T-P
カドミウム及びその化合物
シアン化合物
有機りん化合物
鉛及びその化合物
六価クロム化合物
ヒ素及びその化合物
総水銀
アルキル水銀化合物
PCB
塩化物イオン
10,000
10,000
8,000
8,000
COD(mg/ )
BOD(mg/ )
単位;mg/L
し 尿
H17.7.21
H18.7.11
H19.7.5
H20.7.16
8.0
7.8
6.3
7.8
6,100
9,200
9,200
5,400
4,100
5,200
8,100
4,400
11,000
34,000
32,000
9,500
4,500
3,500
4,000
3,100
290
410
480
360
0.009
0.014
0.005
0.006
0.1未満
0.1未満
0.1未満
0.1未満
1.0未満
0.5未満
0.5未満
0.1未満
0.047
0.015
0.046
0.072
0.05未満
0.05未満
0.05未満
0.05未満
0.014 0.005未満
0.026
0.012
0.0066
0.0076
0.0049
0.0032
0.005未満 0.0005未満 0.005未満 0.005未満
0.003未満 0.003未満 0.003未満 0.003未満
2,100
2,000
3,300
3,100
出典;河北郡市浄化センター 計量証明書
6,000
4,000
2,000
6,000
4,000
2,000
0
0
H17
H18
年度
H19
H20
H16
40,000
5,000
30,000
4,000
T-N(mg/ )
SS(mg/ )
H16
20,000
10,000
0
H18
年度
H19
H20
H18
年度
H19
H20
3,000
2,000
1,000
0
H16
T-P(mg/ )
H17
H17
H18
年度
H19
H20
H16
H17
600
500
400
300
200
100
0
H16
H17
H18
年度
H19
H20
図 13.3 し尿 性状分析結果(主要項目)
- 132 -
(2) 浄化槽汚泥
表 13.11 及び図 13.4 に浄化槽汚泥の性状分析結果を示す。
表 13.11 浄化槽汚泥 性状分析結果
測定項目
H16.7.21
7.1
3,900
3,600
9,400
810
99
0.005未満
0.1未満
1.0未満
0.12
0.05未満
0.039
0.0077
0.05未満
0.03未満
1,700
pH
BOD
COD
SS
T-N
T-P
カドミウム及びその化合物
シアン化合物
有機りん化合物
鉛及びその化合物
六価クロム化合物
ヒ素及びその化合物
総水銀
アルキル水銀化合物
PCB
塩化物イオン
10,000
8,000
8,000
6,000
COD(mg/ )
BOD(mg/ )
単位;mg/L
浄化槽汚泥
H17.7.22
H18.7.12
H19.7.5
H20.7.16
6.7
6.4
8.0
6.4
4,200
9,300
2,300
4,400
3,800
7,400
5,400
4,300
11,000
24,000
10,000
11,000
720
1,000
810
850
91
210
98
72
0.008
0.092
0.022
0.006
0.1未満
0.1未満
0.1未満
0.1未満
1.0未満
0.5未満
0.5未満
0.5未満
0.048
0.29
0.006
0.082
0.05未満
0.05未満
0.05未満
0.05未満
0.013
0.011
0.007
0.015
0.0036
0.0075
0.0060
0.0058
0.005未満 0.005未満 0.005未満 0.005未満
0.003未満 0.003未満 0.003未満 0.003未満
190
180
66
85
出典;河北郡市浄化センター 計量証明書
6,000
4,000
2,000
0
2,000
0
H16
H17
H18
年度
H19
H20
30,000
25,000
20,000
15,000
10,000
5,000
0
T-N(mg/ )
SS(mg/ )
4,000
H16
H17
H18
年度
H19
H20
H16
H17
H18
年度
H19
H20
H16
H17
H18
年度
H19
H20
1,200
1,000
800
600
400
200
0
T-P(mg/ )
250
200
150
100
50
0
H16
H17
H18
年度
H19
H20
図 13.4 浄化槽汚泥 性状分析結果(主要項目)
- 133 -
13.6.2 放流水質測定結果
表 13.12 に河北郡市浄化センターの放流水質調査結果(生活環境項目 1;主要な調査項目)
を示す。また、【資料編】第 3 章 表 3.3∼表 3.4 にその他水質測定結果(生活環境項目 2、健
康項目)を示す。
表 13.12(a) 放流水質調査結果(生活環境項目 1)
測定項目
測定年月日
H16
H17
pH
(mg/L)
BOD
(mg/L)
COD
(mg/L)
SS
(mg/L)
平成 16 年度
大腸菌群数 ヘキサン抽出物
2
(個/㎝ )
(mg/L)
T-N
(mg/L)
T-P
(mg/L)
4/21
7.6
2.7
3.9
6.0
N.D.
N.D.
23.0
2.4
5/19
7.6
2.4
6.1
8.4
N.D.
N.D.
14.0
1.5
6/2
7.6
1.3
9.6
5.8
N.D.
N.D.
17.0
3.5
7/7
7.5
2.7
5.3
3.4
N.D.
N.D.
26.0
3.0
8/4
7.6
1.7
2.8
2.1
N.D.
N.D.
17.0
2.2
9/8
7.6
9.0
8.8
10.0
N.D.
N.D.
18.0
2.0
10/6
7.8
1.3
1未満
4.0
N.D.
N.D.
20.0
2.6
11/10
7.8
1未満
1未満
2.4
N.D.
N.D.
6.3
0.9
塩化物イオン
(mg/L)
−
23.0
−
26.0
−
19.0
−
21.0
12/8
7.7
0.8
5.4
7.6
N.D.
N.D.
29.0
3.1
1/12
7.6
2.3
4.4
8.0
N.D.
N.D.
7.0
1.0
2/2
7.4
1未満
3.8
N.D.
N.D.
N.D.
16.0
1.9
3/2
7.6
1.2
4.0
5.4
N.D.
N.D.
21.0
1.8
21.0
7.6
2.3
4.7
5.7
−
−
17.9
2.2
21.0
平均値
−
16.0
−
出典;河北郡市浄化センター資料
- 134 -
表 13.12(b) 放流水質調査結果(生活環境項目 1)
測定項目
測定年月日
H17
H18
pH
(mg/L)
BOD
(mg/L)
COD
(mg/L)
SS
(mg/L)
平成 17 年度
大腸菌群数 ヘキサン抽出物
2
(個/㎝ )
(mg/L)
T-N
(mg/L)
T-P
(mg/L)
4/27
7.6
1.4
7.8
14.0
N.D.
N.D.
18.0
2.3
5/11
7.5
N.D.
7.5
7.8
N.D.
N.D.
18.0
2.3
6/8
7.8
1.9
9.0
9.3
N.D.
N.D.
25.0
2.9
7/6
7.4
1.8
5.6
1.7
N.D.
N.D.
33.0
2.1
8/3
7.3
2.0
7.8
8.9
N.D.
N.D.
31.0
3.2
9/7
7.6
3.7
9.8
8.6
N.D.
N.D.
16.0
2.1
10/5
7.6
2.2
10.0
8.3
N.D.
N.D.
12.0
2.0
11/2
7.7
2.4
5.2
6.5
N.D.
N.D.
8.5
1.4
塩化物イオン
(mg/L)
−
18.0
−
28.0
−
19.0
−
20.0
12/7
7.6
1.5
8.4
16.0
N.D.
N.D.
17.0
2.9
1/11
7.6
5.8
8.3
10.0
N.D.
N.D.
19.0
2.1
2/8
7.4
4.3
15.0
18.0
N.D.
1.4
27.0
3.5
3/8
7.6
1.0
7.7
8.3
N.D.
N.D.
13.0
2.2
30.0
7.6
2.4
8.5
9.8
−
−
19.8
2.4
23.5
平均値
−
26.0
−
出典;河北郡市浄化センター資料
表 13.12(c) 放流水質調査結果(生活環境項目 1) 平成 18 年度
測定項目
測定年月日
H18
H19
pH
(mg/L)
BOD
(mg/L)
COD
(mg/L)
SS
(mg/L)
大腸菌群数 ヘキサン抽出物
2
(個/㎝ )
(mg/L)
T-N
(mg/L)
T-P
(mg/L)
塩化物イオン
(mg/L)
4/19
7.2
1.2
5.7
8.5
N.D.
−
19.0
2.4
33.0
5/10
7.4
4.0
6.4
7.0
N.D.
−
24.0
3.6
29.0
6/7
7.3
1.3
5.9
3.9
N.D.
−
31.0
3.8
28.0
7/5
7.4
24.0
13.0
8.6
N.D.
−
36.0
3.2
27.0
8/9
7.6
1.3
5.2
7.5
N.D.
−
14.0
2.2
17.0
9/6
7.8
1.7
3.7
3.5
N.D.
−
19.0
2.1
21.0
10/4
7.4
2.4
3.4
2.3
N.D.
−
23.0
2.0
21.0
11/8
7.6
1.3
5.1
6.3
N.D.
−
10.0
1.5
16.0
12/6
7.4
1.0
6.3
6.4
N.D.
−
28.0
3.3
27.0
1/10
7.5
3.1
8.4
13.0
N.D.
−
16.0
2.4
23.0
2/7
7.5
6.0
13.0
17.0
N.D.
−
16.0
2.3
21.0
3/7
7.5
1.2
3.4
2.9
N.D.
−
22.0
3.0
21.0
7.5
4.0
6.6
7.2
−
−
21.5
2.7
23.7
平均値
出典;河北郡市浄化センター資料
- 135 -
表 13.12(d) 放流水質調査結果(生活環境項目 1)
測定項目
測定年月日
H19
H20
pH
(mg/L)
BOD
(mg/L)
COD
(mg/L)
SS
(mg/L)
平成 19 年度
大腸菌群数 ヘキサン抽出物
2
(個/㎝ )
(mg/L)
T-N
(mg/L)
T-P
(mg/L)
塩化物イオン
(mg/L)
4/19
7.6
3.3
4.0
4.1
100未満
−
19.0
3.2
24.0
5/19
7.4
1.0
4.1
2.9
100未満
−
22.0
2.9
22.0
6/6
7.6
1.0
9.4
9.9
100未満
−
19.0
2.5
19.0
7/4
7.4
1.1
4.0
2.9
100未満
−
29.0
3.3
26.0
8/8
7.6
1.3
5.3
8.2
100未満
−
16.0
2.7
21.0
9/5
7.7
2.1
8.2
11.0
100未満
−
16.0
2.1
34.0
10/3
7.6
2.0
8.8
12.0
100未満
−
29.0
3.6
24.0
11/7
7.6
1.3
11.0
17.0
100未満
−
19.0
2.5
20.0
12/5
7.3
1.8
5.9
2.2
100未満
−
48.0
4.3
36.0
1/9
7.7
2.1
6.7
13.0
100未満
−
9.6
1.3
15.0
2/6
7.5
1.0
5.4
4.2
100未満
−
20.0
2.1
21.0
3/5
7.4
1.6
6.6
10.0
100未満
−
21.0
2.6
25.0
7.5
1.6
6.6
8.1
−
−
22.3
2.8
23.9
平均値
出典;河北郡市浄化センター資料
表 13.12(e) 放流水質調査結果(生活環境項目 1)
測定項目
測定年月日
H20
H21
pH
(mg/L)
BOD
(mg/L)
COD
(mg/L)
SS
(mg/L)
平成 20 年度
大腸菌群数 ヘキサン抽出物
2
(個/㎝ )
(mg/L)
T-N
(mg/L)
T-P
(mg/L)
塩化物イオン
(mg/L)
4/16
7.4
2.4
6.6
5.7
100未満
−
30.0
3.4
25.0
5/14
7.5
2.2
3.8
3.6
100未満
−
25.0
5.8
23.0
6/4
7.6
1.0
5.0
4.3
100未満
−
27.0
3.1
27.0
7/2
7.4
2.2
6.0
9.1
100未満
−
14.0
2.6
20.0
8/6
7.6
1.6
3.9
5.9
100未満
−
17.0
2.6
20.0
9/3
7.4
5.4
4.8
4.3
100未満
−
29.0
2.9
25.0
10/8
7.5
1.0
3.6
2.6
100未満
−
29.0
3.0
15.0
11/5
7.5
1.9
6.8
9.5
100未満
−
24.0
2.7
20.0
12/3
7.6
2.9
9.7
13.0
100未満
−
16.0
1.8
20.0
1/7
7.6
7.2
6.6
13.0
100未満
−
9.1
1.3
25.0
2/4
7.6
2.1
8.8
14.0
100未満
−
9.8
1.6
18.0
3/4
7.4
1.0
3.6
5.6
100未満
−
16.0
2.0
25.0
7.5
2.6
5.8
7.6
−
−
20.5
2.7
21.9
平均値
出典;河北郡市浄化センター資料
- 136 -
13.7 農業集落排水処理施設等
13.7.1 施設概要
本地域では、津幡町、旧高松町、旧宇ノ気町において農業集落排水処理施設の整備が計画・
推進されている。表 13.13 に各市町における農業集落排水施設の概要を示す。
表 13.13(a) 農業集落排水処理施設の概要(かほく市)
処理区
名
計画
人口
平成20年度
整備人口
(実績)
計画汚水量
(日平均)
箕打
150人
95人
40.5 m3
ソイルシステム-Ⅰ型
二ッ屋
990人
557人
268 m3
八野
230人
152人
62.1 m3
瀬戸町
310人
209人
83.7 m3
野寺
90人
37人
24.3 m3
中沼
910人
682人
245.7 m3
黒川
150人
106人
40.5 m3
元女
130人
85人
35.1 m3
長柄町
920人
561人
248.4 m3
若緑
150人
101人
40.5 m3
夏栗
370人
159人
99.9 m3
内高松
990人
542人
宇ノ気第1
1,150人
(森)
事業年度
供用開始
年次
BOD 20mg/L S59∼S60
年度
SS 50mg/L
S61年度
流量調節−嫌気性ろ床−接触ばっき BOD 20mg/L S61∼S62
年度
SS 50mg/L
JARUS-Ⅲ型
H1年度
BOD 20mg/L S62∼H1
年度
SS 50mg/L
H1年度
BOD 20mg/L S63∼H1
年度
SS 50mg/L
H2年度
BOD 20mg/L S63∼H1
年度
SS 50mg/L
H2年度
流量調節−嫌気性ろ床−接触ばっき BOD 20mg/L H1∼H4
年度
SS 50mg/L
JARUS-Ⅲ型
H4年度
BOD 20mg/L H3∼H4
年度
SS 50mg/L
H5年度
BOD 20mg/L H4∼H5
年度
SS 50mg/L
H6年度
流量調節−嫌気性ろ床−接触ばっき BOD 20mg/L H3∼H6
年度
SS 50mg/L
JARUS-Ⅲ型
H6年度
BOD 20mg/L H6∼H7
年度
SS 50mg/L
H7年度
BOD 20mg/L H6∼H7
年度
SS 50mg/L
H7年度
267.3 m3
流量調節−嫌気性ろ床−接触ばっき BOD 20mg/L H8∼H10
年度
SS 50mg/L
JARUS-Ⅲ型
H10年度
561人
311.0 m3
流量調節−嫌気性ろ床−接触ばっき BOD 20mg/L H1∼H5
年度
SS 50mg/L
JARUS-Ⅲ型
H6年度
宇ノ気第2
1,160人
(狩鹿野)
793人
314.0 m3
BOD 20mg/L H6∼H11
年度
SS 50mg/L
H10年度
宇ノ気第3
(気屋)
445人
154.0 m3
BOD 20mg/L H8∼H10
年度
SS 50mg/L
H11年度
570人
処理方式
処理水質
嫌気性ろ床−接触ばっき
JARUS-Ⅴ型
嫌気性ろ床−接触ばっき
JARUS-Ⅴ型
沈殿分離−接触ばっき
JARUS-Ⅰ型
沈殿分離−接触ばっき
JARUS-Ⅰ型
沈殿分離−接触ばっき
JARUS-Ⅰ型
沈殿分離−接触ばっき
JARUS-Ⅰ型
沈殿分離−接触ばっき
JARUS-Ⅰ型
連続流入間欠ばっき方式
JARUS-XIV型
連続流入間欠ばっき方式
JARUS-XIV型
出典;かほく市農業集落排水施設パンフレット 等
- 137 -
表 13.13(b) 農業集落排水処理施設の概要(津幡町)
処理区
名
計画
人口
平成20年度
整備人口
(実績)
計画汚水量
(日平均)
富田
110人
98人
29.7 m3
刈安
840人
578人
227.0 m3
竹橋
940人
345人
254.0 m3
河合
290人
125人
78.3 m3
笠野第1
400人
241人
132.0 m3
上大田
220人
142人
59.4 m3
興津
200人
116人
54.0 m3
種
180人
126人
48.6 m3
笠野第2
850人
608人
230.0 m3
110人
34人
22.0 m3
原
※
処理水質
(放流水)
処理方式
接触ばっき方式
JARUS-Ⅰ型
接触ばっき方式
JARUS-Ⅲ型
流量調整槽前置嫌気ろ床併用
接触ばっき方式
JARUS-Ⅲ型
沈殿分離槽前置接触ばっき方式
JARUS-Ⅰ型
沈殿分離槽前置接触ばっき方式
JARUS-Ⅰ型
沈殿分離槽前置接触ばっき方式
JARUS-Ⅰ型
沈殿分離槽及び接触ばっき方式
JARUS-S型
接触ばっき方式(担体流動)
連続流入間欠ばっ気方式
JARUS-XIVG型
接触ばっき方式
事業年度
供用開始
年次
BOD 20mg/L H4∼H5
年度
SS 50mg/L
H5年度
BOD 20mg/L H5∼H7
年度
SS 50mg/L
H8年度
BOD 20mg/L H8∼H9
年度
SS 50mg/L
H9年度
BOD 20mg/L H8∼H10
年度
SS 50mg/L
H11年度
BOD 20mg/L H11∼H13
H14年度
年度
SS 50mg/L
BOD 20mg/L H12∼H14
H15年度
年度
SS 50mg/L
BOD 20mg/L H13∼H15
H16年度
年度
SS 50mg/L
BOD 20mg/L H17∼H19
H20年度
年度
SS 50mg/L
BOD 15mg/L H18∼H20
H21年度
年度
SS 15mg/L
BOD 20mg/L H6∼H7
年度
SS 50mg/L
H8年度
※ 小規模集合排水処理施設を示す。
出典;津幡町農業集落排水施設パンフレット 等
- 138 -
13.7.2 整備状況
表 13.14 に農業集落排水施設に係る整備人口及び水洗化人口の推移を示す。なお、かほく
市の実績データについては、経年変化が明らかでなかったため、平成 20 年度時点での状況
のみを示す。
表 13.14(a) 農業集落排水施設 整備人口及び水洗化率(かほく市)
処理区名
箕打
二ツ屋
八野
瀬戸町
野寺
項 目
H20
整備人口(人)
95
水洗化人口(人)
95
処理区名
中沼
項 目
H20
整備人口(人)
682
水洗化人口(人)
682
処理区名
夏栗
項 目
H20
整備人口(人)
159
水洗化人口(人)
158
水洗化率(%)
100.0
水洗化率(%)
100.0
水洗化率(%)
99.4
整備人口(人)
557
整備人口(人)
106
整備人口(人)
542
水洗化人口(人)
545
水洗化人口(人)
106
水洗化人口(人)
459
水洗化率(%)
97.8
整備人口(人)
152
水洗化人口(人)
152
黒川
元女
内高松
水洗化率(%)
100.0
水洗化率(%)
84.7
整備人口(人)
85
整備人口(人)
561
水洗化人口(人)
宇ノ気第1
80
水洗化人口(人)
(森)
544
水洗化率(%)
100.0
水洗化率(%)
94.1
水洗化率(%)
97.0
整備人口(人)
209
整備人口(人)
561
整備人口(人)
793
水洗化人口(人)
208
水洗化率(%)
99.5
整備人口(人)
37
水洗化人口(人)
33
水洗化率(%)
89.2
長柄町
若緑
水洗化人口(人)
宇ノ気第2
526
水洗化人口(人)
(狩鹿野)
水洗化率(%)
93.8
整備人口(人)
101
水洗化人口(人)
水洗化率(%)
99
98.0
水洗化率(%)
99.0
整備人口(人)
445
宇ノ気第3
水洗化人口(人)
(気屋)
合 計
417
水洗化率(%)
93.7
整備人口(人)
5,085
水洗化人口(人)
4,889
水洗化率(%)
- 139 -
785
96.1
表 13.14(b) 農業集落排水施設 整備人口及び水洗化率(津幡町)
処理区名
富田
刈安
竹橋
河合
項 目
興津
種
合 計
H14
H15
H16
H17
H18
H19
H20
95
93
94
88
92
95
97
98
98
水洗化人口(人)
89
87
88
89
88
92
95
97
98
98
水洗化率(%)
96.7
91.6
94.6
94.7
100.0
100.0
100.0
100.0
100.0
100.0
整備人口(人)
676
651
641
630
625
609
605
602
589
578
水洗化人口(人)
453
458
502
529
544
542
544
543
539
537
水洗化率(%)
67.0
70.4
78.3
84.0
87.0
89.0
89.9
90.2
91.5
92.9
整備人口(人)
422
413
414
403
399
380
373
376
356
345
水洗化人口(人)
232
287
325
325
326
326
328
326
327
311
水洗化率(%)
55.0
69.5
78.5
80.6
81.7
85.8
87.9
86.7
91.9
90.1
整備人口(人)
180
173
172
165
149
144
140
133
128
125
53
87
113
148
143
143
138
131
126
123
水洗化率(%)
29.4
50.3
65.7
89.7
96.0
99.3
98.6
98.5
98.4
98.4
整備人口(人)
−
−
−
252
243
242
237
234
236
241
−
−
−
84
100
124
181
177
186
193
水洗化率(%)
−
−
−
33.3
41.2
51.2
76.4
75.6
78.8
80.1
整備人口(人)
−
−
−
−
162
157
152
141
141
142
水洗化人口(人)
−
−
−
−
77
108
110
133
134
135
水洗化率(%)
−
−
−
−
47.5
68.8
72.4
94.3
95.0
95.1
整備人口(人)
−
−
−
−
−
132
129
123
118
116
水洗化人口(人)
−
−
−
−
−
49
93
109
107
107
水洗化率(%)
−
−
−
−
−
37.1
72.1
88.6
90.7
92.2
整備人口(人)
−
−
−
−
−
−
−
−
−
126
水洗化人口(人)
−
−
−
−
−
−
−
−
−
18
水洗化率(%)
−
−
−
−
−
−
−
−
−
14.3
整備人口(人)
−
−
−
−
−
−
−
−
−
608
−
−
−
−
−
−
−
−
−
12
−
−
−
−
−
−
−
−
−
2.0
水洗化人口(人)
水洗化率(%)
原
H13
92
笠野第2 水洗化人口(人)
※
H12
整備人口(人)
笠野第1 水洗化人口(人)
上大田
H11
整備人口(人)
56
52
50
44
38
39
35
35
35
34
水洗化人口(人)
14
16
19
19
19
24
21
22
22
27
水洗化率(%)
25.0
30.8
38.0
43.2
50.0
61.5
60.0
62.9
62.9
79.4
整備人口(人)
1,426
1,384
1,370
1,588
1,704
1,795
1,766
1,741
1,701
2,413
水洗化人口(人)
841
935
1,047
1,194
1,297
1,408
1,510
1,538
1,539
1,561
水洗化率(%)
59.0
67.6
76.4
75.2
76.1
78.4
85.5
88.3
90.5
64.7
※ 小規模集合排水処理施設(自治省管轄)を示す。
- 140 -
13.8 合併処理浄化槽
13.8.1 整備状況
表 13.15 に各市町における合併処理浄化槽人口の推移を示す。
河北郡市において合併処理浄化槽を積極的に整備しているのは津幡町のみであり、「合併
処理浄化槽設置整備事業」によって平成 30 年度までに 1,505 人の整備を完了することとな
っている。一方、その他の市町では明確な整備計画はない。
表 13.15 合併処理浄化槽人口の実績
各市町
H11
H12
H13
H14
H15
H16
H17
H18
単位;人
H19
H20
41
70
324
430
472
371
358
339
282
167
津幡町
850
994
1,081
1,147
1,241
1,266
1,310
1,320
1,332
1,342
内灘町
320
353
333
356
334
316
219
228
186
119
かほく市
出典;石川の廃棄物処理、河北郡市各市町ヒアリング
13.8.2 合併処理浄化槽の整備に係る補助制度等の動向
(1) 浄化槽整備事業
浄化槽整備事業には、市町村が浄化槽の設置・改築を行う者に対してその費用の一部を
助成する「浄化槽整備設置事業(個人設置型)」と、市町村自らが設置主体となって浄化槽の
面的整備を行う事業に対して国庫助成を行う「浄化槽市町村整備推進事業(市町村設置
型)」の事業メニューがある。
近年、市町村にとっても交付税措置のメリットがあり、住民等の費用負担が少ない「浄
化槽市町村整備推進事業(市町村設置型)」を導入する自治体が増えており、石川県下では
平成 21 年現在、七尾市、輪島市、珠洲市、羽咋市、能登町において同事業メニューによ
る浄化槽整備事業が実施されている。
表 13.16 に国庫助成対象となる浄化槽の要件を、図 13.5 に「浄化槽整備設置事業(個人
設置型)」と「浄化槽市町村整備推進事業(市町村設置型)」との比較を示す。
表 13.16 国庫助成対象となる浄化槽の要件
一般的なタイプ
高度処理型
窒素・燐除去型
BOD高度処理型
BOD除去率
90% 以上
97% 以上
BOD濃度
20mg/L 以下
5mg/L 以下
窒素濃度
−
20mg/L 以下
−
リン濃度
−
1mg/L 以下
−
出典;浄化槽普及促進ハンドブック
- 141 -
出典;浄化槽普及促進ハンドブック
図 13.5 「浄化槽設置整備事業」と「浄化槽市町村整備推進事業」の比較
(2) 国の支援措置の充実・強化のための助成制度の見直し
① 浄化槽整備区域促進特別モデル事業の実施
「浄化槽整備区域促進特別モデル事業」は浄化槽の普及を図るため、全国の先駆的な事
例となりうる事業を選定し、モデル事業としてその取組を支援することを目的としてお
り、平成 21 年度から 3 年間、助成率は 1/2 として試行的に行っている。
採択数については、それぞれのメニュー毎に 10 市町村以内としている(「低炭素社会
対応型浄化槽集中整備事業」においては、平成 21 年度補正予算で追加採択している)
。
表 13.17 に浄化槽整備区域促進特別モデル事業の事業内容を示す。
表 13.17 浄化槽整備区域促進特別モデル事業の事業内容
名 称
設置主体
事業内容
市町村が、浄化槽整備区域内の特定の区域(500人以上)におけ
浄化槽集中整備事業
市町村設置型
る浄化槽汚水処理人口普及率を、整備計画に基づき3年以内で
70%以上又は30ポイント以上向上を達成する事業
市町村が、浄化槽整備区域内であって、特に水質保全を図る必
要のある特定の区域(300人以上)について、整備計画に基づき
高度処理型浄化槽集中整備事業 市町村設置型
3年以内で概ね全域を高度処理型浄化槽により整備を行う事業
市町村が、浄化槽整備区域内の特定の区域において、整備計画
市町村設置型、
単独処理浄化槽集中転換事業
に基づき3年以内で直近の基数から30%以上又は50基以上の単
※
個人設置型
独処理浄化槽を合併処理浄化槽へ転換する事業
市町村が、整備計画に基づき3年以内で、市町村が定める災害
時の避難所となる施設(学校、公民館等の施設)のうち、浄化
防災拠点浄化槽集中整備事業
市町村設置型
槽で整備すべき特定の区域について概ね全数を整備する事業
(50人槽を超える規模)
浄化槽整備区域内の特定の区域において、低炭素社会対応型浄
低炭素社会対応型浄化槽
市町村設置型、 化槽による区域内普及率を、整備計画に基づき3年以内で30ポ
集中整備事業
個人設置型
イント以上又は100基以上向上させる事業
※ 「単独処理浄化槽集中転換事業」の個人設置型は平成21年度補正予算において実施
出典;浄化槽普及促進ハンドブック
- 142 -
② 単独処理浄化槽の撤去費の助成対象化
単独処理浄化槽は生活雑排水を未処理のまま放流し、更にし尿由来の汚濁負荷の低減
も不十分であることから、水質保全の観点からも問題となっている。
平成 12 年に浄化槽法が改正され、単独処理浄化槽の新設が原則禁止となり、既設の
単独処理浄化槽についても浄化槽等に転換する旨の努力義務規定が設けられた。しかし
ながら、平成 19 年度末現在において、全国に約 560 万基の単独処理浄化槽が残ってお
り、できるだけ早期に合併処理浄化槽へ転換することが必要である。
このため、平成 18 年度から交付金の助成制度が見直され、単独処理浄化槽の撤去費
についても助成対象となった。助成対象となる単独処理浄化槽は浄化槽整備区域内で、
使用開始後 30 年以内のものであり、合併処理浄化槽の工事費用と単独浄化槽の撤去費
用が現行の基準額(市町村設置型;5 人槽の場合 83.7 千円)を超える場合は、最大 9 万
円を加えた額を基準額となっている。
- 143 -
13.9 下水道
13.9.1 施設概要
表 13.18 に河北郡市における下水処理施設の概要を、図 13.6 に各施設の全体配置図を示
す。各施設とも処理方式としてオキシデーションディッチ法(OD 法)を採用している。
なお、「津幡町浄化センター」は放流先が河北潟であることから、上乗せ排出基準等の強化
に備え、リンの除去を目的とした高度処理施設の増設が計画されているが、整備年次等につ
いては未定である。
表 13.18 下水処理施設の概要
(a)津幡処理区
(b)かほく市-北部処理区
事業着手年月日
昭和56年2月25日
事業着手年月日
昭和58年2月4日
供用開始年月日
平成2年4月1日
供用開始年月日
平成2年10月1日
全体計画年次
平成37年度
全体計画年次
平成37年度
全体計画人口
41,000人
全体計画人口
7,210人
事業認可年次(最新)
平成25年度
事業認可年次(最新)
平成19年度
排除方式
分流式
排除方式
分流式
施設名称
津幡町浄化センター
施設名称
かほく市北部浄化センター
処理方式
オキシデーションディッチ法
処理方式
オキシデーションディッチ法
放流先
河北潟東部承水路
放流先
放流先環境基準
放流先環境基準
湖沼B 湖沼Ⅳ
(c)かほく市-南部処理区
日本海(河北沿岸海域)
海域A
(d)内灘処理区
事業着手年月日
昭和57年3月12日
事業着手年月日
昭和54年10月17日
供用開始年月日
平成3年4月1日
供用開始年月日
平成元年4月1日
全体計画年次
平成37年度
全体計画年次
平成27年度
全体計画人口
24,190人
全体計画人口
35,000人
事業認可年次(最新)
平成19年度
事業認可年次(最新)
平成14年度
排除方式
分流式
排除方式
分流式
施設名称
かほく市南部浄化センター
施設名称
内灘町浄化センター
処理方式
オキシデーションディッチ法
処理方式
オキシデーションディッチ法
放流先
放流先環境基準
日本海(河北沿岸海域)
海域A
放流先
放流先環境基準
- 144 -
日本海(河北沿岸海域)
海域A
沈ポ
砂ン
池プ
棟
最終
沈殿池
管
理
棟
オキシデーションディッチ
汚泥
処理棟
高度処理施設
塩素混和池
吐口
河北潟東部
放水路
既 設
全体計画
図 13.6(a) 下水処理施設 全体配置図(津幡町浄化センター)
最終沈殿池
着水井
管
理
棟
オキシデーションディッチ
塩素注入棟
汚泥処理棟
調整池
北部排水路を経て
日本海へ
既 設
全体計画
図 13.6(b) 下水処理施設 全体配置図(かほく市北部浄化センター)
- 145 -
日本海へ
汚泥貯留
タンク
オキシデーションディッチ
最終口沈澱池
管理棟
塩素混和池 沈砂 池
濃縮タンク
脱水機棟
最終口沈澱池
オキシデーションディッチ
ポンプ室
既 設
全体計画
図 13.6(c) 下水処理施設 全体配置図(かほく市南部浄化センター)
日本海
吐口
ドラムスクリーン室
返送汚泥ポンプ室
濃縮タンク
分配槽
オキシデーションディッチ
最終
沈澱池
最終沈澱池
塩素滅菌室
汚泥
処理
棟
返送汚泥
ポンプ室
オキシデーションディッチ
既 設
全体計画
図 13.6(d) 下水処理施設 全体配置図(内灘町浄化センター)
13.9.2 整備状況
表 13.19 に下水道整備人口に係る各市町の実績、将来計画を示す。なお、内灘町では下水
道整備がほぼ完了しており、将来計画を持たないため、実績のみを示す。
- 146 -
- 147 -
実 績
行政区域内人口
整備人口 (実績)
整備人口 (実績-単年度)
水洗化人口
水洗化率
将 来 計 画
整備人口 (計画)
整備人口 (計画-単年度)
- 145 -
∼H1
H2
H3
H4
H5
H6
H7
H8
H9
H10
H11
H12
H13
H14
H15
H16
H17
H18
H19
H20
(人) 24,189 24,593 24,962 25,442 25,733 25,903 26,070 26,158 26,265 26,343 26,512 26,569 26,665 26,813 26,839 26,927 26,817 26,805 26,805 26,718
(人) 10,105 11,478 12,921 13,896 16,249 17,967 19,237 20,806 23,146 23,401 23,509 24,323 24,889 25,411 25,720 26,089 26,385 26,509 26,645 26,589
(人) 10,105 1,373 1,443
975 2,353 1,718 1,270 1,569 2,340
255
108
814
566
522
309
369
296
124
136
-56
(人) 6,097 8,511 9,376 10,678 13,579 14,458 16,000 16,715 20,395 21,614 22,439 22,692 23,082 23,487 23,833 24,323 24,603 24,885 25,019 25,140
(%)
60.3 74.2 72.6 76.8 83.6 80.5 83.2 80.3 88.1 92.4 95.4 93.3 92.7 92.4 92.7 93.2 93.2 93.9 93.9 94.6
出典; 内灘町下水道課資料
表 13.19(c) 下水道整備に係る人口の実績 (内灘町)
H21
H22
H23
H24
H25
H26
H27
H28
H29
H30
H31
H32
H33
H34
H35
H36
H37
(人) 31,744 32,858 33,972 35,086 36,200 36,600 37,000 37,400 37,800 38,200 38,600 39,000 39,400 39,800 40,200 40,600 41,000
(人) 1,114 1,114 1,114 1,114 1,114
400
400
400
400
400
400
400
400
400
400
400
400
出典; 津幡町下水道課資料
(人)
(人)
(人)
(人)
(%)
∼H2
H3
H4
H5
H6
H7
H8
H9
H10
H11
H12
H13
H14
H15
H16
H17
H18
H19
H20
26,776 27,529 28,359 28,824 29,844 30,917 32,011 33,191 33,829 34,392 35,324 35,676 35,975 36,234 36,390 36,551 36,897 37,212 37,520
3,205 4,184 4,785 5,722 6,713 8,652 9,530 11,066 12,726 18,664 19,704 21,418 23,178 24,220 25,496 27,137 28,611 29,776 30,630
3,205
979
601
937
991 1,939
878 1,536 1,660 5,938 1,040 1,714 1,760 1,042 1,276 1,641 1,474 1,165
854
579 1,095 2,029 2,835 3,718 4,666 6,037 6,989 8,920 12,012 13,842 15,094 16,975 18,182 19,162 20,621 21,963 23,628 24,712
18.1 26.2 42.4 49.5 55.4 53.9 63.3 63.2 70.1 64.4 70.2 70.5 73.2 75.1 75.2 76.0 76.8 79.4 80.7
表 13.19(b) 下水道整備に係る人口の実績及び将来計画 (津幡町)
H21
H22
H23
H24
H25
H26
H27
H28
H29
H30
H31
H32
H33
H34
H35
H36
H37
(人) 29,400 29,499 29,598 29,697 29,796 29,895 30,000 30,140 30,280 30,420 30,560 30,700 30,842 30,984 31,126 31,268 31,400
(人)
109
99
99
99
99
99
105
140
140
140
140
140
142
142
142
142
132
出典; かほく市上下水道課資料
将 来 計 画
整備人口 (計画)
整備人口 (計画-単年度)
実 績
行政区域内人口
整備人口 (実績)
整備人口 (実績-単年度)
水洗化人口
水洗化率
∼H3
H4
H5
H6
H7
H8
H9
H10
H11
H12
H13
H14
H15
H16
H17
H18
H19
H20
(人) 34,552 34,598 34,800 34,857 35,094 35,281 35,359 35,382 35,427 35,467 35,509 35,347 35,411 35,377 35,383 35,399 35,261 35,293
(人) 9,295 10,566 12,024 13,303 15,618 15,982 17,559 18,571 19,544 20,873 21,696 23,225 24,400 26,162 27,752 28,267 29,069 29,291
(人) 9,295 1,271 1,458 1,279 2,315
364 1,577 1,012
973 1,329
823 1,529 1,175 1,762 1,590
515
802
222
(人) 1,221 2,897 5,275 6,899 8,749 10,314 11,764 12,569 13,907 14,914 15,838 16,774 17,741 19,258 20,293 22,295 23,052 23,975
(%)
13.1 27.4 43.9 51.9 56.0 64.5 67.0 67.7 71.2 71.5 73.0 72.2 72.7 73.6 73.1 78.9 79.3 81.9
実 績
行政区域内人口
整備人口 (実績)
整備人口 (実績-単年度)
水洗化人口
水洗化率
表 13.19(a) 下水道整備に係る人口の実績及び将来計画 (かほく市)
13.9.3 下水汚泥発生量等
【資料編】第 3 章 表 3.5 に河北郡市における下水汚泥発生量を示す。
現在、各下水処理施設で発生した下水汚泥は「河北郡市広域汚泥焼却センター」に集めて焼
却処理し、同焼却灰は「河北郡市焼却灰中間貯留場」に搬入・貯留している。なお、下水汚泥
焼却灰を原料とするインターロッキングブロック等の製品は「石川県リサイクル認定製品」
の認定を受けている。
一方、「河北郡市クリーンセンター」の稼動後、「河北郡市浄化センター」のし尿汚泥(消化
汚泥、余剰汚泥)を「河北郡市広域汚泥焼却センター」において焼却処理している。し尿汚泥
は下水汚泥と分離焼却し、し尿汚泥焼却灰は「河北郡市灰埋立場」へ搬出している。
13.9.4 下水処理施設 水質調査結果
【資料編】第 3 章 表 3.6∼表 3.9 及び図 3.4∼図 3.6 に各下水処理施設における水質調査
結果を示す。
- 148 -
13.10 処理形態別人口
次の考え方に基づき、過去 10 年間における処理形態別人口の実績を整理する。
(1) 下水道水洗化人口、農業集落排水水洗化人口等
下水道水洗化人口、農業集落排水水洗化人口等の集合処理人口については、施設使用料
の徴収等の関係から、行政において正確な処理世帯・人口を把握できるものと考えられる。
そのため、各市町が把握している処理人口データをそのまま使用した。
(2) 合併処理浄化槽人口
合併処理浄化槽人口については、助成制度等が整備されているため、行政において比較
的正確な処理人口が把握できるものと考えられる。そのため、各市町が把握している処理
人口データをそのまま使用した。
(3) 汲み取り人口、単独処理浄化槽人口
単独処理浄化槽人口及び汲み取り人口については、正確な処理人口の把握が困難であっ
た。そのため、し尿等搬入量の実績とし尿等の排出原単位(1 人 1 日平均排出量;文献値)
を用い、処理人口を算出した。
(4) その他
(3)によって算出した単独処理浄化槽人口及び汲み取り人口を処理形態別人口の合計が
行政区域内人口となるよう補正した。
表 13.20 に処理形態別人口の実績(補正後)を示す。なお、処理形態別人口の実績整理に係
る詳細については、【資料編】第 3 章「3.5 処理形態別人口の取りまとめ」に示す。
表 13.20(a) 処理形態別人口の実績(補正後) かほく市
単位;人
年 度
H11
H12
H13
H14
H15
H16
H17
H18
H19
H20
区 分
生活排水 衛生処理人口
生活排水衛生処理率〔%〕
公共下水道
合併処理浄化槽
農業集落排水施設
コミュニティ・プラント
生活排水 非衛生処理人口
単独処理浄化槽
汲み取り
行政区域内人口 (実績)
18,326 19,658 21,111 22,281 23,325 24,717 25,763 27,669 28,276 29,031
51.7%
55.4%
59.5%
63.0%
65.9%
69.9%
72.8%
78.2%
80.2%
82.3%
13,907 14,914 15,838 16,774 17,741 19,258 20,293 22,295 23,052 23,975
41
70
324
430
472
371
358
339
282
167
4,378
4,674
4,949
5,077
5,112
5,088
5,112
5,035
4,942
4,889
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
17,101 15,809 14,398 13,066 12,086 10,660
9,620
7,730
6,985
6,262
13,082 12,236 11,346 10,061
4,019
3,573
3,052
3,005
9,149
8,347
7,417
6,354
5,532
5,072
2,937
2,313
2,203
1,376
1,453
1,190
35,427 35,467 35,509 35,347 35,411 35,377 35,383 35,399 35,261 35,293
- 149 -
表 13.20(b) 処理形態別人口の実績(補正後) 津幡町
単位;人
年 度
H11
H12
H13
H14
H15
H16
H17
H18
H19
H20
区 分
13,689 15,755 17,203 19,297 20,702 21,759 23,324 24,688 26,369 27,469
生活排水 衛生処理人口
生活排水衛生処理率〔%〕
39.8%
44.6%
48.2%
53.6%
57.1%
59.8%
63.8%
66.9%
70.9%
73.2%
12,012 13,842 15,094 16,975 18,182 19,162 20,621 21,963 23,628 24,712
公共下水道
合併処理浄化槽
850
994
1,081
1,147
1,241
1,266
1,310
1,320
1,332
1,342
農業集落排水施設
827
919
1,028
1,175
1,279
1,331
1,393
1,405
1,409
1,415
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
コミュニティ・プラント
20,703 19,569 18,473 16,678 15,532 14,631 13,227 12,209 10,843 10,051
生活排水 非衛生処理人口
15,879 15,596 15,259 13,509 12,503 11,734 10,701 10,292
単独処理浄化槽
4,824
汲み取り
3,973
3,214
3,169
3,029
2,897
2,526
1,917
8,935
8,443
1,908
1,608
34,392 35,324 35,676 35,975 36,234 36,390 36,551 36,897 37,212 37,520
行政区域内人口 (実績)
表 13.20(c) 処理形態別人口の実績(補正後)
内灘町
単位;人
年 度
H11
H12
H13
H14
H15
H16
H17
H18
H19
H20
区 分
生活排水 衛生処理人口
生活排水衛生処理率〔%〕
公共下水道
22,759 23,045 23,415 23,843 24,167 24,639 24,822 25,113 25,205 25,259
85.8%
86.7%
87.8%
88.9%
90.0%
91.5%
92.5%
93.7%
94.0%
94.5%
22,439 22,692 23,082 23,487 23,833 24,323 24,603 24,885 25,019 25,140
320
353
333
356
334
316
219
228
186
119
農業集落排水施設
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
コミュニティ・プラント
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
3,753
3,524
3,250
2,970
2,672
2,288
1,995
1,692
1,600
1,459
3,156
2,861
2,538
2,391
2,261
1,908
1,592
1,294
1,282
1,214
597
663
712
579
411
380
403
398
318
245
合併処理浄化槽
生活排水 非衛生処理人口
単独処理浄化槽
汲み取り
行政区域内人口 (実績)
26,512 26,569 26,665 26,813 26,839 26,927 26,817 26,805 26,805 26,718
- 150 -
表 13.20 処理形態別人口の実績(補正後) 組合全体
単位;人
年 度
H11
H12
H13
H14
H15
H16
H17
H18
H19
H20
区 分
生活排水 衛生処理人口
生活排水衛生処理率〔%〕
公共下水道
54,774 58,458 61,729 65,421 68,194 71,115 73,909 77,470 79,850 81,759
56.9%
60.0%
63.1%
66.7%
69.2%
72.1%
74.8%
78.2%
80.4%
82.1%
48,358 51,448 54,014 57,236 59,756 62,743 65,517 69,143 71,699 73,827
合併処理浄化槽
1,211
1,417
1,738
1,933
2,047
1,953
1,887
1,887
1,800
1,628
農業集落排水施設
5,205
5,593
5,977
6,252
6,391
6,419
6,505
6,440
6,351
6,304
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
コミュニティ・プラント
生活排水 非衛生処理人口
単独処理浄化槽
汲み取り
行政区域内人口 (実績)
41,557 38,902 36,121 32,714 30,290 27,579 24,842 21,631 19,428 17,772
32,117 30,693 29,143 25,961 23,913 21,989 19,710 17,940 15,749 14,729
9,440
8,209
6,978
6,753
6,377
5,590
5,132
3,691
3,679
3,043
96,331 97,360 97,850 98,135 98,484 98,694 98,751 99,101 99,278 99,531
- 151 -
13.11 1 人 1 日平均排出量
表 13.21 に過去 5 年間(平成 16 年度∼平成 20 年度)における収集し尿等の搬入量及び処理
形態別人口の実績に基づいて算出した 1 人 1 日平均排出量を示す。
表 13.21 1 人 1 日平均排出量
単位;L/人・日
市町名
かほく市
項 目
H16
H17
H20
1.401
1.441
1.951
1.497
1.715
単独浄化槽汚泥
0.750
0.771
1.044
0.801
0.916
1.200
農業集落排水汚泥
1.021
1.226
0.894
1.028
1.106
し尿
1.366
1.387
1.600
1.446
1.449
単独浄化槽汚泥
0.734
0.741
0.855
0.774
0.778
1.200
合併浄化槽汚泥
内灘町
H19
し尿
合併浄化槽汚泥
津幡町
H18
農業集落排水汚泥
0.573
0.720
0.985
0.812
1.359
し尿
1.283
1.187
1.684
1.121
1.294
単独浄化槽汚泥
0.688
0.634
0.904
0.600
0.692
−
−
1.200
合併浄化槽汚泥
農業集落排水汚泥
−
- 152 -
−
−
第14章 水環境・水質保全の状況
14.1 河川・湖沼等の概況
14.1.1 河北潟の概況
河北潟はかほく市(=旧宇ノ気町)、津幡町、内灘町に接する湖沼(閉鎖性水域)であり、か
つては、日本海の海水が入り込む東西 4km、南北 8km の大きな汽水湖であったが、昭和
38 年に始まった国営事業によって 6 割程度が干拓され、潟の面積は 596ha となったものの、
現在も石川県下最大の湖沼である。
河北潟の水深は平均 2.2m と比較的浅く、深いところでも 5m 程度となっている。また、
昭和 55 年には海水の逆流防止及び水位調整を目的として防潮水門が設置されたため、現在
は完全な淡水湖となっている。
河北潟では釣りを楽しめる他、周辺は野鳥の宝庫となっており、ハクチョウ、ガン、カモ等
の渡り鳥の他、希少種等も多く見ることができる。
図 14.1 に河北潟の周辺図を、表 14.1 に河北潟の諸元を示す。
図 14.1 河北潟周辺図
表 14.1 河北潟の諸元
潟面積
596 ha
水 深
平均
最大
2.2 m
5.0 m
潟容量
流域面積
流域人口
127,000 人
(平成19年度末)
出典;北陸農政局及び石川県資料
13,094 千m3 276.12 km2
- 153 -
14.1.2 河北潟の自然的要件
河北潟は水が滞留するという湖沼本来の閉鎖的な特性を有しており、流入河川水に含まれ
る窒素、リン等の栄養塩類の蓄積により植物プランクトン等の増殖をもたらす、いわゆる富
栄養化が生じている湖沼である。富栄養化によって潟の中で植物プランクトンが異常に繁殖
し、水質が一層悪化することとなり、利水面や自然環境面において支障を来たすことが予想
される。なお、昭和 55 年に農業用水等の利水目的から設置された防潮水門は潟水の滞留性・
閉鎖性を高める一因と考えられている。
今後の湖沼の浄化対策としては、汚濁物質を物理・化学的に削減・除去するこれまでの対策
に加え、生物間の相互作用を含めた湖沼生態系の構造・機能が有効に働く環境の創造・維持、
さらに、湖沼全体としての多面的な健全性(水とのふれあい・水生生物との共生等)の観点も
ふまえた総合的な対策を推進する必要があり、環境技術実証事業などが実施されている。
14.1.3 河北潟を取り巻く社会的要件
(1) 「河北潟流域生活排水対策推進計画」の概要
平成 7 年 3 月、河北郡市(当時は河北郡 5 町)と金沢市を含めた河北潟流域は水質汚濁防
止法第 18 条の 6 に基づく「河北潟流域生活排水対策重点地域」に指定され、平成 8 年 3 月
に「河北潟流域生活排水対策推進計画」が策定され、平成 19 年 2 月に中間年次報告書が取
りまとめられた。現在は第2期として生活排水対策が推進されている。表 14.2 に計画の
概要を示す。
表 14.2 「河北潟流域生活排水対策推進計画」の概要
構成市町村
旧河北郡5町〔=かほく市(旧高松町、旧七塚町、旧宇ノ気町)、 津幡町、内灘町〕、
金沢市
策定年月
平成8年3月
(1)スローガン
“水鳥が群れ、魚が躍り、人がやすらぐ悠遊空間”
(2)基本方針
①生活排水施設の整備促進
②流入する汚濁負荷の削減
・生活排水、事業系農業系排水対策の推進
・窒素とリンの削減
・直接浄化の推進
計
画
の
目
標
③水質浄化推進体制の整備
・啓発活動の推進
・広域的な取組の推進
(3)計画目標年次
平成25年 (中間目標年次;平成17年)
(4)目標水質 中間 COD 6mg/L 以下
目標
年次 全窒素 1.0mg/L 以下
(H17) 全リン 0.1mg/L 以下
COD 5mg/L 以下
計画
年次 全窒素 0.6mg/L 以下
(H25)
全リン 0.05mg/L 以下
(農業用基準)
(水質環境基準湖沼Ⅴ類型に相当)
(水質環境基準湖沼Ⅴ類型に相当)
(水質環境基準湖沼B類型に相当)
(水質環境基準湖沼Ⅳ類型に相当)
(水質環境基準湖沼Ⅳ類型に相当)
出典; 河北潟流域生活排水対策推進計画
- 154 -
(2) 河北潟干拓地に係る土地利用等について
国営干拓事業(2011 年 3 月を以って事業完了予定)によって造成された 河北潟干拓地
は総面積が 1,359ha であり、主に麦や大豆、野菜等の畑作を中心とした農地、牧場・牧草
地として利用されている。未耕作地も少なくはないが、それらの土地は草原性の野生生物
の生息環境となっており、周辺の生態系において重要な機能を果たしている。
なお、同干拓地では「河北潟干拓地農業振興活性化特区」が指定され、特区内における農
地取得規制の緩和、食品関連産業等の誘致等の推進により、干拓地農業と食品関連産業の
連携・融合による地域の活性化が図られているが、一方でこのような土地利用に係る環境
変化が河北潟の水環境悪化につながるのではないかとの懸念もある。
- 155 -
14.2 水質に係る関係法令、社会的基盤
14.2.1 環境基準
「環境基本法」第 16 条では、公共用水域の水質保全を目的として環境基準を定めている。
表 14.3 に生活環境の保全に関する環境基準(以下、生活環境項目における環境基準という。)
を、表 14.4 に人の健康の保護に関する環境基準(以下、健康項目における環境基準という。)
を示す。
なお、近年の動向として注目すべき点は、平成 21 年 11 月に健康項目として、 1,4‐ジ
オキサン が追加されたことであり(表 14.4 参照)、平成 22 年 4 月 1 日から適用となる。1,4
‐ジオキサンは抽出・精製・反応用溶剤として広く用いられている合成有機化合物であり、発
がん性の可能性がある物質である。
表 14.3(a) 生活環境項目における環境基準(河川ア)
水素イオン
濃度
(pH)
生物化学的
酸素要求量
(BOD)
基 準 値
浮遊
物質量
(SS)
溶存
酸素量
(DO)
大腸菌
群数
項目
利用目的
の適応性
類型
AA
水道1級、自然環境保全及びA
以下の欄に掲げるもの
6.5以上
8.5以下
1mg/L以下
25mg/L以下
7.5mg/L以下
50MPN/
100mL以下
A
水道2級、水産1級、水浴及びB
以下の欄に掲げるもの
6.5以上
8.5以下
2mg/L以下
25mg/L以下
7.5mg/L以下
1,000MPN/
100mL以下
B
水道3級、水産2級及びC以下
の欄に掲げるもの
6.5以上
8.5以下
3mg/L以下
25mg/L以下
5mg/L以下
5,000MPN/
100mL以下
C
水産3級、工業用水1級及びD
以下の欄に掲げるもの
6.5以上
8.5以下
5mg/L以下
50mg/L以下
5mg/L以下
-
D
工業用水2級、農業用水及びE
の欄に掲げるもの
6.0以上
8.5以下
8mg/L以下
100mg/L以下
2mg/L以下
-
E
工業用水3級、環境保全
6.0以上
8.5以下
10mg/L以下
ごみ等の浮遊が
認められないこと
2mg/L以下
-
※ 基準値は、日間平均値とする。
表 14.3(b) 生活環境項目における環境基準(河川イ、湖沼ウ)
類型 項目
水生生物の生息状況の適応性
基 準 値
全亜鉛
生物A
イワナ、サケマス等比較的低温域を好む水生生物及びこれらの餌生物が生息
する水域
0.03mg/L 以下
生物特A
生物Aの水域のうち、生物Aの欄に掲げる水生生物の産卵場(繁殖場)又は
幼稚仔の生育場として特に保全が必要な水域
0.03mg/L 以下
生物B
コイ、フナ等比較的高温域を好む水生生物及びこれら餌生物が生息する水域
0.03mg/L 以下
生物特B
生物Bの水域のうち、生物Bの欄に掲げる水生生物の産卵場(繁殖場)又は
幼稚仔の生育場として特に保全が必要な水域
0.03mg/L 以下
※ 基準値は年間平均値とする。
- 156 -
表 14.7 上乗せ排水基準
許容限度
区 域
BOD mg/L
COD
mg/L
日間
平均
最大
日間
平均
最大
日間
平均
最大
畜 産 業 、 旅 館 業
60
80
60
80
80
120
繊
業
50
80
50
80
80
120
下水道終末処理施設
20
30
20
30
70
90
そ の 他 の も の
30
40
30
40
70
90
工場または事業場
(適用年月日)
河北潟水域
(昭和 52 年 6 月 10 日)
維
工
SS
mg/L
14.2.3 水環境・湖沼環境保全に係る社会的基盤整備の動向
近年の環境意識の高まりや価値観の多様化に伴い、水環境・湖沼環境を含めた生態系保全
及び自然再生に係る法的・社会的基盤整備が推進されている。次に主な動向を示す。
(1) 「生物多様性基本法」の制定
平成 20 年 6 月、生物多様性の保全及びその恵沢を将来にわたって享受できる自然と共
生する社会を実現し、地球環境の保全に寄与することを目的として「生物多様性基本法」
が制定された。生物多様性の保全と持続可能な利用をバランスよく推進することを基本原
則として、13 項目の基本的施策が定められている。
なお、国は「生物多様性国家戦略」の策定義務があり、地方公共団体は単独、または共同
での地方版戦略の策定が努力義務規定となっている。
(2) 「生物多様性民間参画ガイドライン」の公表
平成 21 年 8 月、事業者が生物多様性の保全と持続可能な利用のための活動を自主的に
行う際の指針となる「生物多様性民間参画ガイドライン」が公表された。これは第 3 次生
物多様性国家戦略や生物多様性基本法に基づき、企業等の事業者が様々な場面で生物多様
性に影響を与えていると同時に、生物多様性の保全と持続可能な利用を社会経済的な仕組
みの中に組み込んでいく上で重要な役割を担っているという認識のもと、企業の自主的な
活動の指針として策定されたものである。
(3) 「亜鉛含有量の排水基準」の見直し
平成 18 年 4 月の中央環境審議会からの答申「水生生物の保全に係る排水規制等の在り
方について(答申)」を受けて、平成 18 年 11 月に亜鉛含有量の排水基準が従前の 5 mg/ か
ら 2 mg/ へと強化されている。
(4) 「湖沼水質保全特別措置法」の改正
平成 18 年 4 月、「湖沼水質保全特別措置法」が改正され、既設の事業場等に対する負荷
- 162 -
量規制の適用、農地、市街地等からの流出水に係る対策の実施の推進、湖辺環境の保護の
ための措置の導入、計画期間の柔軟化、計画の策定手続における指定地域の住民の意見聴
取に係る規定等が整備された。
また、同法の改正に先立ち、平成 18 年 1 月に「湖沼水質保全基本方針」が変更されてい
る。
(5) 「水環境戦略タスクフォース報告」の取りまとめ
平成 22 年 1 月、環境大臣政務官が主催する「水環境戦略タスクフォース」が設置され、
今後、水環境を取り巻く現状や課題に対する環境省の取組みが取りまとめられる見通しで
ある。
- 163 -
14.3 水質測定結果
石川県では、公共用水域の水質汚濁の状況を常時監視するため、毎年、水質汚濁防止法に
基づく「水質測定計画」を作成し、同計画に基づく水質測定を実施している。表 14.8∼表
14.12 に河北郡市の各測定地点における生活環境項目の測定結果を示す。
河北潟の水質については、依然として環境基準は未達成となっており、汚濁が激しい状況
となっている。
なお、健康項目の測定結果については、
全ての測定地点において環境基準を満たしている。
表 14.8 水質測定結果(BOD、または COD)
単位;mg/L
種別
河川
湖沼
水系名
地点名
BOD、またはCOD (75%値)
類型
H16
H17
H18
H19
環境基準
H20
津幡川上流
津幡川橋
A
1.3
1.2
1.1
1.8
1.2
2
津幡川下流
住ノ江橋
B
1.7
1.8
1.5
3.4
1.6
3
能瀬川
谷内向橋
A
1.1
1.3
0.9
1.4
1.3
能瀬川
浦能瀬橋
A
2.7
1.9
1.6
2.6
2.2
宇ノ気川上流 環衛橋
A
1.0
0.8
0.7
1.0
1.0
宇ノ気川下流 宇ノ気川橋
B
2.4
3.5
1.9
2.7
2.5
1.6
1.8
1.3
1.3
1.8
※2
大野川支川大谷川
宇ノ気川合流点前
河北潟
大根布放水路前
B
8.8
8.5
8.5
8.4
8.3
河北潟
河北潟中央
B
8.3
8.2
8.3
8.4
8.3
河北潟
森下川河口地先
B
7.9
8.9
7.6
8.9
7.7
無(B)
2
3
5
※1 網掛け部分は基準値を満たしていないものを示す。
※2 「宇ノ気川合流点前」の類型は設定されていないが、類型Bに相当するものと考え、測定結果を評価した。
出典;公共用水域及び地下水の水質測定結果報告書(石川県)
表 14.9 水質測定結果(SS)
単位;mg/L
種別
河川
湖沼
水系名
地点名
SS (平均値)
類型
H16
H17
H18
H19
環境基準
H20
津幡川上流
津幡川橋
A
10
7
8
9
8
津幡川下流
住ノ江橋
B
9
7
6
7
6
能瀬川
谷内向橋
A
7
9
5
8
9
能瀬川
浦能瀬橋
A
6
8
6
9
6
宇ノ気川上流 環衛橋
A
9
7
6
6
4
宇ノ気川下流 宇ノ気川橋
B
11
13
9
14
9
※2
大野川支川大谷川
宇ノ気川合流点前
9
15
6
9
8
河北潟
大根布放水路前
B
19
21
23
25
28
河北潟
河北潟中央
B
21
25
21
25
27
河北潟
森下川河口地先
B
25
17
16
20
19
無(B)
25
15
※1 網掛け部分は基準値を満たしていないものを示す。
※2 「宇ノ気川合流点前」の類型は設定されていないが、類型Bに相当するものと考え、測定結果を評価した。
出典;公共用水域及び地下水の水質測定結果報告書(石川県)
- 164 -
表 14.10 水質測定結果(大腸菌群類)
単位;MPN/100mL
種別
河川
水系名
地点名
類型
H16
H17
H18
H19
環境基準
H20
津幡川上流
津幡川橋
A
16,000
14,000
9,500
9,300
8,000
1,000
津幡川下流
住ノ江橋
B
18,000
20,000
18,000
14,000
15,000
5,000
能瀬川
谷内向橋
A
30,000
42,000
16,000
14,000
15,000
能瀬川
浦能瀬橋
A
12,000
13,000
8,000
18,000
5,900
宇ノ気川上流
環衛橋
A
33,000
16,000
18,000
32,000
14,000
宇ノ気川下流
宇ノ気川橋
大野川支川大谷川 宇ノ気川合流点前
湖沼
大腸菌群類 (平均値)
B
35,000
60,000
16,000
39,000
12,000
無(B)※2
28,000
53,000
16,000
21,000
13,000
5,300
1,000
5,000
河北潟
大根布放水路前
B
4,500
7,600
2,200
11,000
河北潟
河北潟中央
B
3,000
6,700
2,300
2,200
4,200 基準なし
河北潟
森下川河口地先
B
11,000
12,000
2,600
7,000
4,900
※1 網掛け部分は基準値を満たしていないものを示す。
※2 「宇ノ気川合流点前」の類型は設定されていないが、類型Bに相当するものと考え、測定結果を評価した。
出典;公共用水域及び地下水の水質測定結果報告書(石川県)
表 14.11 水質測定結果(全窒素;T-N)
単位;mg/L
種別
河川
湖沼
水系名
地点名
類型
全窒素 (平均値)
H16
H17
H18
H19
H20
津幡川下流
住ノ江橋
B
0.83
1.0
0.80
0.94
1.1
能瀬川
浦能瀬橋
A
0.73
0.80
0.60
0.71
0.75
環境基準(=目標値)※
基準なし
宇ノ気川下流 宇ノ気川橋
B
2.7
2.3
1.2
1.3
1.3
河北潟
大根布放水路前
B
1.9
1.8
1.4
1.6
1.4 (平成17年度)※
1.0
河北潟
河北潟中央
B
1.1
1.3
1.0
1.1
1.1
↓
河北潟
森下川河口地先
B
0.95
1.0
0.81
0.95
1.0 (平成25年度)※
0.6
※「河北潟流域生活排水対策推進計画」による目標値を示す。(=農業用水としての水質確保、ワカサギ等の魚類が生息
できる水質の保全をめざした値;平成17年度の目標は湖沼類型Ⅴ、平成25年度の目標値は湖沼類型Ⅳに相当する。)
なお、網掛けは平成25年度の目標値(環境基準;湖沼類型Ⅳ)を満たしていないものを示す。
出典;公共用水域及び地下水の水質測定結果報告書(石川県)
表 14.12 水質測定結果(全リン;T-P)
単位;mg/L
種別
河川
湖沼
水系名
地点名
類型
全燐 (平均値)
H16
H17
H18
H19
H20
津幡川下流
住ノ江橋
B
0.066
0.079
0.073
0.096
0.11
能瀬川
浦能瀬橋
A
0.055
0.056
0.053
0.064
0.061
環境基準(=目標値)
基準なし
宇ノ気川下流 宇ノ気川橋
B
0.22
0.16
0.10
0.14
0.12
河北潟
大根布放水路前
B
0.14
0.14
0.13
0.12
0.12 (平成17年度)※
河北潟
河北潟中央
B
0.10
0.11
0.097
0.094
0.097
0.1
↓
※
河北潟
森下川河口地先
B
0.092
0.079
0.076
0.086
0.087 (平成25年度)
0.05
※「河北潟流域生活排水対策推進計画」による目標値を示す。(=農業用水としての水質確保、ワカサギ等の魚類が生息
できる水質の保全をめざした値;平成17年度の目標は湖沼類型Ⅴ、平成25年度の目標値は湖沼類型Ⅳに相当する。)
なお、網掛けは平成25年度の目標値(環境基準;湖沼類型Ⅳ)を満たしていないものを示す。
出典;公共用水域及び地下水の水質測定結果報告書(石川県)
- 165 -
14.4 啓発・環境保全活動等
現在、本地域において実施されている主な啓発・環境保全活動等を次に示す。最近の特徴
としては、住民・事業者・行政のみでなく、NPO(特定非営利活動法人)等、新たな活動主体の
社会的役割、機動力・影響力等にも期待が集まっており、これらの活動団体に対する補助・
支援等の充実が図られる等、取組みの 実効性 に重点を置いた仕組みづくりが始められつ
つある。
14.4.1 行政の取組
(1) 河北潟流域生活排水対策推進計画のフォローアップ
平成 7 年 3 月の「河北潟流域生活排水対策重点地域」の指定を受けて策定された「河北潟
流域生活排水対策推進計画」の円滑な推進、関係行政市町の連携強化を目的として、平成
8 年 6 月、「河北潟水質浄化連絡協議会」が発足している。同協議会の構成団体は指定地域
と同様、金沢市と河北郡市(=当時は河北郡 5 町)であり、自然観察会や生物調査、シンポ
ジウムの実施、小中学生を対象とした河北潟水質浄化に関するポスター募集、広報誌「河
北潟ニュース」の発行等、広域的な広報・啓発活動を推進している。また、河北潟に生態系
活用水質浄化施設を設置し、ホテイアオイ、ウォーターレタス、葦、菖蒲等の水生植物を
活用した浄化機能の研究等も行っている。また、平成 19 年 2 月には、「河北潟流域生活
排水対策推進計画 中間年次報告書」が取りまとめられている。
(2) 啓発活動・環境教育
河北郡市の各市町では、生活排水対策に対する住民の関心や意識の啓発を図るため、環
境講座を通じた教育、関連パンフレットや水切りネットの配付等の啓発活動を行っている。
また、河北郡市の学校では、河北潟を教材とした環境教育が推進されている。主に総合
学習の時間を活用して河北潟の水質浄化、潟の自然とのふれあい等をテーマにした体験学
習を行い、子供達への環境啓発を行っている。
14.4.2 住民、民間団体等の取組
(1) 河北潟自然再生協議会の設立
平成 13 年 7 月、民間の様々な主体による河北潟の保全活動の連携強化・統合等を目的
に「河北潟自然再生協議会」が設立されている。同協議会には、NPO 法人、ボランティア
団体の他、地域の町会や漁協等、計 23 団体が参加しており、河北潟クリーン作戦の実施、
河北潟周辺の水質・生物調査、自然観察会や親水レクリエーション活動の開催、広報誌等
の発行等が行われている。また、行政とのより良い協働・連携体制の在り方等、活動に係
る推進体制についても議論されている。
(2) 河北潟湖沼研究所等の活動
河北潟の自然保護を目的とした民間の活動もみられる。中でも NPO 法人である「河北
潟湖沼研究所」が地域をリードする形で活動を展開しており、河北潟の環境保全に必要な
調査・研究の実施の他、河北潟自然観察会(偶数月の第 1 日曜日に実施)やフォトコンテス
トの実施、広報誌「かほくがた」の発行を通じた広報・啓発活動を行っている。
(3) 石川工業高等専門学校等の活動
石川工業高等専門学校では、河北潟フォーラムの開催、自然再生プロジェクトの実施等、
- 166 -
地域住民、NPO 団体、企業、行政が一体となって取り組み、河北潟の環境改善につなが
る啓蒙活動を推進している。
- 167 -
第15章 生活排水処理に係る基本方針
15.1 基本的な考え方
15.1.1 背景
近年の公共用水域の水質汚濁、富栄養化は生活水準の向上や生活様式の変化による水質汚
濁負荷の増大、水辺の開発・人工化による自然浄化能力の低下等、人の社会経済活動に起因
している。また、現在の便利で快適な生活は水と人との関わりを見えにくくし、水と人との
ふれあいや水文化の喪失等を招いているとも言われる。このような状況を改善し、地域の水
環境を良好なものとするためには、我々一人ひとりが生活排水対策の重要性を認識し、日常
の行動を水質汚濁負荷の少ない、水環境にやさしいものに改善することが重要である。
河北郡市の水環境に目を向けると、地域のシンボルである河北潟の汚濁状況は改善の兆し
が見えず、更なる対策を講じる必要がある。また、環境意識の高まりや価値観の多様化に伴
い、水質保全のみでなく、水辺の生態系への配慮、水辺景観や親水空間の保全・創造等、地
域の水環境の魅力を多面的にとらえ、総合的に保全・創造するための対策が必要といえる。
生活排水処理施設の整備に係る近年の法整備としては、平成 17 年に「浄化槽法」の改正が
あり、法の目的として「公共用水域等の水質保全」の明示、浄化槽からの放流水に係る水質基
準の創設、浄化槽設置後等の水質検査(7 条検査)の検査時期の見直し、適正な維持管理を確
保するための都道府県の監督規定の強化が追加された。
また、平成 17 年 4 月に施行された地域再生法においては、農林水産省、国土交通省、環
境省所管の汚水処理施設の整備を効率的に行うため、道路や港の事業と同様に「地域再生」
という枠組の中で、事業間での融通や年度間での事業量の変更が可能な予算制度として「汚
水処理施設整備交付金」が創設された。
このような状況をふまえ、本計画においては対象区域における施設整備計画や処理・再資
源化計画を明らかにするとともに、地域の水環境を健全で魅力的なものとするための施策等
について総合的に定めることとする。また、
計画の推進にあたっては、住民・事業者・行政等、
すべての主体の自発的かつ積極的な参加によって実施することを目指すものとする。
15.1.2 基本理念
本計画における基本理念として次の 2 点を設定する。
基本理念1 ∼すべての主体の参加による生活排水対策の徹底∼
人間活動が及ぼす水環境への負荷の影響をすべての主体が認識し、様々な側面から
生活排水対策を推進・徹底する。
基本理念2 ∼地域の水環境を健全かつ魅力的にする総合的な取組の推進∼
水質保全のみでなく、水辺の生態系への配慮、水辺景観や親水空間の保全・創造等、
地域の水環境を健全で魅力的なものとすべく総合的に取組を推進する。
- 168 -
15.1.3 基本方針
生活排水処理に係る基本方針を次のとおり定める。地域のシンボルである河北潟の汚濁状
況は著しいものであるが、その対症療法に止まらず、水辺の生態系への配慮、水辺景観や親
水空間の保全・創造等につながる施策を総合的・長期的視点で推進するものとする。
①地域特性をふまえた合理的かつ効率的な生活排水施設整備計画を立案するとと
もに、同計画に基づく施設整備を計画的に推進し、生活排水衛生処理区域の拡大
を図る。
②下水道及び農業集落排水施設等の集合処理施設への早期接続、浄化槽の適正管理
の徹底等、住民及び事業者も生活排水処理施設整備に積極的に協力する。
③し尿処理施設については、その他生活排水処理施設及び隣接施設との連携、共同
処理を検討し、合理的かつ経済的な施設整備を行う。
④し尿等の処理に伴って発生する汚泥の再資源化・有効利用に関する検討を積極的
に行う。
⑤河北潟及び河川等、地域の水環境の魅力を多面的に捉え、保全・創造するための
施策を総合的に推進する。
⑤行政や民間団体等が密接に連携・調整を図り、情報の共有化、関連施策の統一化・
効率化を図る。
- 169 -
15.2 施策体系
15.2.1 施策体系図
図 15.1 に本計画における施策体系図を示す。
図 15.1 生活排水処理基本計画 施策体系図
15.2.2 主体別施策体系
図 15.2∼図 15.4 に個別計画を推進するための主体別(住民・事業者・行政)の責任・役割を整
理する。
- 170 -
- 171 -
- 169 -
図 15.2 施策体系図(住民)
- 172 -
- 170 -
図 15.3 施策体系図(事業者)
- 173 -
- 171 -
図 15.4 施策体系図(行政)
第16章 生活排水処理量の予測
16.1 予測手順、フロー
16.1.1 予測手順
将来における生活排水処理量は次式によって求めることとする。
計画年間処理量(定住人口分)=計画処理人口×計画 1 人 1 日平均排出量×365(日)
計画年間処理量=計画年間処理量(定住人口分)+計画年間処理量(非定住人口分)
次に予測手順及び主な実施事項をまとめる。なお、「河北郡市クリーンセンター」、「河北
郡市リサイクルプラザ」等の生活排水量については、別途考慮することとする。
(1) 行政区域内人口の予測
(2) 計画処理人口の予測
① 汲み取り人口、単独処理浄化槽人口の予測
② 農業集落排水水洗化人口の予測
③ 合併処理浄化槽人口の予測
④ 下水道水洗化人口の予測
⑤ 処理形態別人口の取りまとめ、補正
⑥ 生活排水衛生処理率の取りまとめ
⑦ 汚水処理人口普及率(施設整備率)の取りまとめ
(3) 計画 1 人 1 日平均排出量の設定
(4) 計画年間処理量(非定住人口分)の予測
① 大型合併浄化槽汚泥処理量の予測
(5) 計画年間処理量の取りまとめ
(6) 計画処理量の設定
① 月最大変動係数の設定
② 計画処理量の設定
③ 処理(流入)水質の算出
16.1.2 予測フロー
図 16.1 に生活排水処理量に係る予測フローを示す。
- 174 -
- 175 -
- 175 -
図 16.1 生活排水処理量に係る予測フロー
(3) 予測結果
表 16.2 に単独処理浄化槽人口の予測結果を示す。
表 16.1 に汲み取り人口の予測結果を、
なお、【資料編】第 4 章 図 4.1∼図 4.2 に各市町における推計結果の詳細を示す。
表 16.1 汲み取り人口の予測結果
単位;人
年 度
かほく市
津幡町
内灘町
H11
4,019
4,824
597
H12
3,573
3,973
663
H13
H14
3,052
3,005
3,214
3,169
712
579
2,937
3,029
411
2,313
2,897
380
H17
2,203
2,526
403
H18
1,376
1,917
398
H19
1,453
1,908
318
H20
1,190
1,608
245
H21
966
1,497
205
H22
788
1,340
165
H23
H24
638
514
1,199
1,073
131
103
H25
412
960
80
H26
329
859
62
H27
262
769
48
208
688
37
165
615
28
130
551
21
H31
103
493
16
H32
81
441
12
H33
H34
64
50
395
353
9
7
H35
40
316
5
H36
31
283
4
H37
25
253
3
H15
H16
H28
H29
H30
実
績
予
測
結
果
- 177 -
表 16.2 単独処理浄化槽人口の予測結果
単位;人
年 度
かほく市
津幡町
内灘町
H11
13,082
15,879
3,156
H12
12,236
15,596
2,861
H13
11,346
15,259
2,538
10,061
13,509
2,391
9,149
12,503
2,261
H14
H15
H16
実
績
8,347
11,734
1,908
H17
7,417
10,701
1,592
H18
6,354
10,292
1,294
H19
5,532
8,935
1,282
H20
5,072
8,443
1,214
H21
4,505
7,759
1,010
H22
4,007
7,148
895
H23
3,563
6,586
792
H24
3,169
6,068
702
H25
2,818
5,590
622
H26
2,506
5,150
550
2,229
4,745
487
1,982
4,371
432
1,762
4,027
382
1,567
3,710
338
H31
1,394
3,418
300
H32
1,239
3,149
265
H33
1,102
2,901
235
H34
980
2,673
208
H35
871
2,463
184
H36
775
2,269
163
H37
689
2,090
144
H27
H28
H29
H30
予
測
結
果
- 178 -
(2) 予測結果
表 16.6 に農業集落排水水洗化人口の予測結果を示す。また、【資料編】第 4 章 表 4.1
∼表 4.3 に各市町における処理区毎の予測結果を示す。
表 16.6(a) 農業集落排水水洗化人口の予測結果(かほく市)
処理区
H21
H22
H23
H24
H25
H26
H27
H28
H29
H30
H31
H32
H33
単位;人
H34
H35
H36
H37
95
95
95
95
94
94
94
94
94
94
93
93
93
93
92
92
92
二ッ屋
550
550
549
548
547
547
546
545
544
543
541
540
539
538
536
535
533
八野
152
152
151
151
151
151
151
150
150
150
149
149
149
148
148
148
147
瀬戸町
207
206
206
206
206
205
205
205
204
204
203
203
202
202
201
201
200
箕打
野寺
37
37
37
37
37
37
37
37
37
36
36
36
36
36
36
36
36
中沼
681
680
679
679
677
676
675
674
673
672
670
669
667
665
664
662
660
黒川
106
106
106
105
105
105
105
105
105
104
104
104
104
103
103
103
103
元女
84
84
84
84
83
83
83
83
83
83
83
82
82
82
82
82
81
長柄町
554
554
553
552
551
550
550
549
548
546
545
544
543
542
540
539
537
若緑
100
100
100
99
99
99
99
99
99
98
98
98
98
98
97
97
97
夏栗
157
157
156
156
156
156
155
155
155
155
154
154
154
153
153
152
152
内高松
536
536
535
534
533
533
532
531
530
529
528
526
525
524
523
521
520
宇ノ気第1
554
554
553
552
551
550
550
549
548
546
545
544
543
542
540
539
537
宇ノ気第2
784
783
782
781
780
779
777
776
774
773
771
770
768
766
764
762
760
宇ノ気第3
440
440
439
439
438
437
437
436
435
434
433
432
431
430
429
428
427
水洗化人口 合計 5,037 5,034 5,025 5,018 5,008 5,002 4,996 4,988 4,979 4,967 4,953 4,944 4,934 4,922 4,908 4,897 4,882
表 16.6(b) 農業集落排水水洗化人口の予測結果(津幡町)
処理区
H21
H22
H23
H24
H25
H26
H27
H28
H29
H30
H31
H32
H33
単位;人
H34
H35
H36
H37
富田
97
97
98
98
98
98
98
97
97
97
96
96
95
95
94
93
92
刈安
572
574
575
576
576
576
575
574
572
570
568
565
561
557
553
548
543
竹橋
342
343
344
344
344
344
344
343
342
341
340
338
336
333
331
328
324
河合
124
124
125
125
125
125
125
124
124
124
123
122
122
121
120
119
118
笠野第1
229
237
240
241
241
241
240
240
239
238
237
236
235
233
231
229
227
上大田
135
135
140
142
142
142
142
142
141
141
140
139
138
137
136
135
134
興津
107
107
111
115
116
116
116
115
115
115
114
114
113
112
111
110
109
76
91
102
108
113
117
121
123
125
125
124
123
123
122
121
120
119
365
439
489
520
545
563
581
598
602
600
598
594
591
587
582
577
571
34
34
34
34
34
34
34
34
34
34
34
34
33
33
33
33
32
種
笠野第2
原
※
水洗化人口 合計 2,081 2,181 2,258 2,303 2,334 2,356 2,376 2,390 2,391 2,385 2,374 2,361 2,347 2,330 2,312 2,292 2,269
※ 小規模集合排水施設(自治省管轄)を示す。農業集落排水施設の1処理区と同様の扱いで水洗化人口の予測を行った。
- 183 -
- 185 -
1,386
1,408
1,429
H26
1,449
H27
1,469
H28
1,505
H30
1,505
H31
1,505
H32
1,505
H33
1,505
H34
1,505
H35
1,505
H36
1,505
H37
整備人口(補正後)
−
1,332
−
1,311
1,344
−
1,365
−
1,386
−
1,408
−
1,429
−
1,449
−
1,469
−
5,619
5,037
4,857
5,034
整備人口(補正後)※2
補正係数 ※1
(平成20年度を1とした場合)
行政区域内人口−下水道・農業集落排水
水洗化人口
農業集落排水処理人口
H24
H25
H26
H27
H28
4,247
5,025
3,720
5,018
3,275
5,008
2,862
5,002
2,510
4,996
2,187
4,988
25,887 26,374 26,777 27,141 27,441 27,710
35,159 35,112 35,060 35,005 34,947 34,885
H23
H30
H32
1,481
H33
1,471
H34
1,459
H35
1,902
4,979
1,655
4,967
1,430
4,953
1,235
4,944
1,062
4,934
918
4,922
807
4,908
27,938 28,128 28,294 28,422 28,525 28,597 28,635
711
4,897
640
4,882
28,652 28,643
34,260 34,165
H37
単位;人
1,432
H36
1,446
34,819 34,750 34,677 34,601 34,521 34,437 34,350
H29
H31
1,490
923
787
0
97
85
74
65
57
674
0
576
0
500
0
447
0
396
0
361
0
26,219 26,327 26,413 26,475 26,534 26,577
26,893 26,903 26,913 26,922 26,930 26,938
110
43
37
32
28
24
21
336
0
314
0
300
0
290
0
283
0
280
0
279
0
26,610 26,639 26,659 26,676 26,689 26,698 26,705
26,946 26,953 26,959 26,966 26,972 26,978 26,984
49
17
277
0
275
0
26,712 26,719
26,989 26,994
18
119
70
59
51
43
38
34
30
27
25
24
23
22
21
21
21
21
- 183 -
21
1.00000 0.58492 0.49873 0.42712 0.36502 0.31686 0.28327 0.25095 0.22877 0.21293 0.19899 0.19011 0.18378 0.17934 0.17744 0.17681 0.17554 0.17427
1,578
0
26,095
25,140 25,947
下水道水洗化人口
0
26,882
26,718 26,870
行政区域内人口
167
126
整備人口(補正後)
146
※2
補正係数
(平成20年度を1とした場合)
1,498
1.00000 0.87401 0.75548 0.66060 0.57863 0.50941 0.44517 0.39042 0.34018 0.29585 0.25743 0.22243 0.19210 0.16519 0.14279 0.12552 0.11059 0.09955
6,429
行政区域内人口−下水道・農業集落排水
水洗化人口
※1
4,889
農業集落排水処理人口
25,312
23,975 24,588
下水道水洗化人口
H22
35,203
H21
35,293 35,244
H20
実績
行政区域内人口
項 目
1,505
表 16.8(b) 合併処理浄化槽人口の予測結果(かほく市、内灘町)
1,488
−
※1 補正係数は平成20年度における生活排水非衛生処理人口(=行政区域内人口−下水道、農業集落排水水洗化人口)を基準(=1)とした場合における各年度の減少率を示す。
※2 整備人口(補正後)は平成20年度の整備人口(実績)に補正係数を乗じたもの。
内灘町
かほく市
各市町
1,488
H29
1.00000 0.99554 0.99024 0.98412 0.97715 0.96937 0.96074 0.95130
1,365
H25
補正係数 ※
1,344
H24
37,520 37,520 37,633 37,715 37,765 37,784 37,773 37,730 37,656 37,551 37,415 37,248 37,050 36,821 36,560 36,269 35,946 35,593
1,332
1,311
H23
単位;人
行政区域内人口
整備人口
H22
※ 補正係数は平成30年度における行政区域内人口を基準(=1)とした場合の各年度の人口増減を示す。
津幡町
H21
H20
実績
表 16.7(a) 合併処理浄化槽人口の予測結果(津幡町)
- 194 -
H26
H27
H28
H29
H30
H31
H32
H33
H34
H35
H36
H37
- 192 -
25,947 26,095 26,219 26,327 26,413 26,475 26,534 26,577 26,610 26,639 26,659 26,676 26,689 26,698 26,705 26,712 26,719
H25
内灘町
H24
25,328 26,452 27,416 28,275 29,058 29,726 30,282 30,660 30,966 31,191 31,342 31,435 31,472 31,447 31,364 31,229 31,049
H23
津幡町
H22
24,588 25,312 25,887 26,374 26,777 27,141 27,441 27,710 27,938 28,128 28,294 28,422 28,525 28,597 28,635 28,652 28,643
H21
単位;人
かほく市
市町名
表 16.12 下水道水洗化人口の予測結果
16.2.8 汚水処理人口普及率の取りまとめ
表 16.18 に今後の汚水処理人口普及率の状況を取りまとめる。
平成 20 年度末における河北郡市全体の汚水処理人口普及率は 95.8%となっており、今後
順調に施設整備が進めば、平成 37 年度には 100%となる見込みである。なお、平成 20 年
度末における石川県全体の汚水処理人口普及率は 87.3%である。
- 211 -
- 212 -
35,244
34,372
97.5
29,294
5,078
35,293
34,376
97.4
29,291
5,085
(人)
(人)
汚水衛生処理整備率 (%)
(人)
農業集落排水処理整備人口(人)
92.5
30,946
2,413
1,332
26,870
26,757
99.6
26,757
91.6
30,630
2,413
1,311
26,718
26,589
99.5
26,589
(人)
汚水衛生処理整備率 (%)
(人)
農業集落排水処理整備人口(人)
合併処理浄化槽整備人口 (人)
(人)
(人)
行政区域内人口
汚水衛生処理人口
汚水衛生処理整備率 (%)
(人)
汚水衛生処理人口
−
99,634
95,820
96.2
86,997
7,491
1,332
−
−
99,531
95,319
95.8
86,510
7,498
1,311
農業集落排水処理整備人口(人)
合併処理浄化槽整備人口 (人)
(人)
(人)
汚水衛生処理整備率 (%)
(人)
農業集落排水処理整備人口(人)
合併処理浄化槽整備人口 (人)
下水道整備人口
下水道整備人口
汚水衛生処理人口
−
34,691
34,354
(人)
下水道整備人口
−
37,520
−
37,520
合併処理浄化槽整備人口 (人)
行政区域内人口
組合全体 行政区域内人口
内灘町
津幡町
下水道整備人口
汚水衛生処理人口
かほく市 行政区域内人口
H21
H20
(実績)
1,344
7,494
87,448
96.6
96,286
99,718
−
−
26,787
99.6
26,787
26,882
1,344
2,419
31,358
93.3
35,121
37,633
−
5,075
29,303
97.7
34,378
35,203
H22
1,365
7,493
87,872
97.0
96,730
99,767
−
−
26,817
99.7
26,817
26,893
1,365
2,427
31,745
94.2
35,537
37,715
−
5,066
29,310
97.8
34,376
35,159
H23
1,386
7,489
88,268
97.4
97,143
99,780
−
−
26,846
99.8
26,846
26,903
1,386
2,430
32,108
95.1
35,924
37,765
−
5,059
29,314
97.9
34,373
35,112
H24
1,408
7,479
88,632
97.8
97,519
99,757
−
−
26,875
99.9
26,875
26,913
1,408
2,430
32,444
96.0
36,282
37,784
−
5,049
29,313
98.0
34,362
35,060
H25
1,429
7,472
88,764
98.0
97,665
99,700
−
−
26,903
99.9
26,903
26,922
1,429
2,430
32,551
96.4
36,410
37,773
−
5,042
29,310
98.1
34,352
35,005
H26
1,449
7,464
88,866
98.2
97,779
99,607
−
−
26,930
100.0
26,930
26,930
1,449
2,427
32,629
96.8
36,505
37,730
−
5,037
29,307
98.3
34,344
34,947
H27
1,469
7,449
88,933
98.4
97,851
99,479
−
−
26,938
100.0
26,938
26,938
1,469
2,420
32,680
97.1
36,569
37,656
−
5,029
29,315
98.4
34,344
34,885
H28
表 16.18 汚水処理人口普及率
1,488
7,432
88,970
98.6
97,890
99,316
−
−
26,946
100.0
26,946
26,946
1,488
2,414
32,704
97.5
36,606
37,551
−
5,018
29,320
98.6
34,338
34,819
H29
1,505
7,414
88,975
98.8
97,894
99,118
−
−
26,953
100.0
26,953
26,953
1,505
2,407
32,700
97.9
36,612
37,415
−
5,007
29,322
98.8
34,329
34,750
H30
1,498
7,389
88,948
98.9
97,835
98,884
−
−
26,959
100.0
26,959
26,959
1,498
2,395
32,669
98.2
36,562
37,248
−
4,994
29,320
99.0
34,314
34,677
H31
1,490
7,367
88,889
99.1
97,746
98,617
−
−
26,966
100.0
26,966
26,966
1,490
2,383
32,608
98.5
36,481
37,050
−
4,984
29,315
99.1
34,299
34,601
H32
1,481
7,344
88,800
99.3
97,625
98,314
−
−
26,972
100.0
26,972
26,972
1,481
2,369
32,520
98.8
36,370
36,821
−
4,975
29,308
99.3
34,283
34,521
H33
1,471
7,310
88,676
99.5
97,457
97,975
−
−
26,978
100.0
26,978
26,978
1,471
2,350
32,401
99.1
36,222
36,560
−
4,960
29,297
99.5
34,257
34,437
H34
1,459
7,282
88,522
99.7
97,263
97,603
−
−
26,984
100.0
26,984
26,984
1,459
2,333
32,254
99.4
36,046
36,269
−
4,949
29,284
99.7
34,233
34,350
H35
1,446
7,251
88,333
99.8
97,030
97,195
−
−
26,989
100.0
26,989
26,989
1,446
2,313
32,077
99.7
35,836
35,946
−
4,938
29,267
99.8
34,205
34,260
H36
1,432
7,213
88,107
100.0
96,752
96,752
−
−
26,994
100.0
26,994
26,994
1,432
2,290
31,871
100.0
35,593
35,593
−
4,923
29,242
100.0
34,165
34,165
H37
16.3 計画 1 人 1 日平均排出量の設定
過去 5 年間(平成 16 年度∼平成 20 年度)における各市町の 1 人 1 日平均排出量の実績を
整理し、計画 1 人 1 日平均排出量を表 16.19 のとおり設定する。
表 16.18 1 人 1 日平均排出量の実績及び計画 1 人 1 日平均排出量
単位;L/人・日
市町名
かほく市
項 目
H16
H17
H20
計画1人1日平均排出量
(H16∼H20平均値)
1.401
1.441
1.951
1.497
1.715
1.601
単独浄化槽汚泥
0.750
0.771
1.044
0.801
0.916
0.856
1.200
1.200
農業集落排水汚泥
1.021
1.226
0.894
1.028
1.106
1.055
し尿
1.366
1.387
1.600
1.446
1.449
1.450
単独浄化槽汚泥
0.734
0.741
0.855
0.774
0.778
0.776
農業集落排水汚泥
0.573
0.720
0.985
0.812
1.359
0.890
し尿
1.283
1.187
1.684
1.121
1.294
1.314
単独浄化槽汚泥
0.688
0.634
0.904
0.600
0.692
0.704
−
−
1.200
合併浄化槽汚泥
内灘町
H19
し尿
合併浄化槽汚泥
津幡町
H18
1.200
合併浄化槽汚泥
農業集落排水汚泥
1.200
−
−
- 213 -
−
1.200
−
16.4 生活排水計画年間処理量(非定住人口分)の予測
組合のし尿処理施設は定住人口由来のし尿・浄化槽汚泥のみでなく、非定住人口に由来す
る大型合併処理浄化槽汚泥も搬入されるため、同処理量の予測を行う。
(1) 予測方法
図 16.4 に過去 10 年間(平成 11 年度∼平成 20 年度)における大型合併処理浄化槽汚泥の
搬入実績を示す。
同図をみると、各市町とも搬入量のばらつき方は概ね同等といえるため、
搬入実績の平均値を算出し、同値を将来における計画年間処理量とする。
1,000
900
800
汚泥搬入量[KL]
700
600
かほく市
500
400
津幡町
300
200
内灘町
100
0
H11
H12
H13
H14
H15
H16
H17
H18
H19
H20
図 16.4 大型合併処理浄化槽汚泥の搬入実績
(2) 予測結果
表 16.20 に大型合併処理浄化槽汚泥の搬入実績及び計画年間処理量を示す。
表 16.19 大型合併処理浄化槽汚泥の搬入実績及び計画年間処理量
単位;kL
H11
H12
H13
H14
H15
H16
H17
H18
H19
H20
計画年間処理量
(H16∼H20平均)
かほく市
440.00 505.00 237.00 373.00 215.60 134.89 269.74 125.51 319.45 312.35
232
津幡町
253.00 360.00 386.00 304.00 647.54 336.31 619.39 405.95 534.79 464.74
472
内灘町
901.00 891.00 878.00 884.00 829.98 923.75 740.32 799.47 811.68 765.32
808
- 214 -
16.5 生活排水処理量の取りまとめ
16.2 項∼16.4 項に基づき、表 16.21 及び図 16.5 に各市町及び組合全体における生活排水
計画年間処理量を示す。
- 215 -
表 16.20(a) 生活排水計画年間処理量(かほく市)
単位;kL/年
年度
単独浄化槽
汚泥排出量
し尿排出量
合併浄化槽
汚泥排出量
農業集落排水
汚泥排出量
大型合併浄化槽
汚泥排出量
排出量
合 計
H11
2,017
3,522
18
1,293
440
7,290
H12
1,661
3,044
31
1,503
505
6,744
H13
1,549
3,077
142
1,616
237
6,621
H14
1,374
2,458
188
1,778
373
6,171
H15
1,310
2,190
207
1,855
216
5,777
H16
1,183
2,286
163
1,896
135
5,663
H17
1,161
2,092
157
2,288
270
5,968
H18
980
2,422
148
1,642
126
5,318
H19
794
1,617
124
1,854
319
4,707
H20
745
1,696
73
1,974
312
4,800
H21
563
1,409
64
1,940
232
4,208
H22
453
1,236
55
1,938
232
3,914
H23
365
1,097
48
1,935
232
3,677
H24
295
975
42
1,932
232
3,476
H25
237
870
37
1,928
232
3,304
H26
188
771
32
1,926
232
3,149
H27
148
685
28
1,924
232
3,017
H28
117
603
25
1,921
232
2,898
H29
91
530
21
1,917
232
2,791
H30
72
465
19
1,913
232
2,701
H31
56
406
16
1,907
232
2,617
H32
42
353
14
1,904
232
2,545
H33
32
306
12
1,900
232
2,482
H34
25
266
11
1,895
232
2,429
H35
20
235
9
1,890
232
2,386
H36
15
208
8
1,886
232
2,349
H37
12
188
7
1,880
232
2,319
排出量 (kL/年)
2,500
2,000
し尿排出量
1,500
単独浄化槽
汚泥排出量
合併浄化槽
汚泥排出量
1,000
農業集落排水
汚泥排出量
大型合併浄化槽
汚泥排出量
500
0
H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 H31 H32 H33 H34 H35 H36 H37
図 16.5(a) 生活排水計画年間処理量(かほく市)
- 216 -
表 16.21(b) 生活排水計画年間処理量(津幡町)
単位;kL/年
年度
し尿排出量
単独浄化槽
汚泥排出量
合併浄化槽
汚泥排出量
農業集落排水
汚泥排出量
大型合併浄化槽
汚泥排出量
排出量
合 計
H11
2,693
4,749
372
260
253
8,327
H12
2,263
4,768
435
201
360
8,027
H13
1,962
4,994
473
252
386
8,067
H14
1,747
3,983
502
235
304
6,771
H15
1,465
3,233
544
241
648
6,130
H16
1,444
3,142
555
278
336
5,755
H17
1,281
2,901
574
366
619
5,741
H18
1,119
3,211
578
505
406
5,819
H19
1,010
2,532
583
417
535
5,078
H20
854
2,407
588
702
465
5,016
H21
782
2,186
583
539
472
4,562
H22
666
1,915
589
565
472
4,207
H23
565
1,678
598
585
472
3,898
H24
478
1,465
607
597
472
3,619
H25
403
1,263
617
605
472
3,360
H26
335
1,085
626
611
472
3,129
H27
277
927
635
616
472
2,927
H28
234
805
643
619
472
2,773
H29
196
698
652
620
472
2,638
H30
166
604
659
618
472
2,519
H31
141
528
656
615
472
2,412
H32
118
460
653
612
472
2,315
H33
99
398
649
608
472
2,226
H34
84
345
644
604
472
2,149
H35
70
299
639
599
472
2,079
H36
59
259
633
594
472
2,017
H37
49
224
627
588
472
1,960
3,000
2,500
排出量 (kL/年)
し尿排出量
2,000
単独浄化槽
汚泥排出量
合併浄化槽
汚泥排出量
1,500
農業集落排水
汚泥排出量
1,000
大型合併浄化槽
汚泥排出量
500
0
H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 H31 H32 H33 H34 H35 H36 H37
図 16.5(b) 生活排水計画年間処理量(津幡町)
- 217 -
表 16.21(c) 生活排水計画年間処理量(内灘町)
単位;kL/年
年度
単独浄化槽
汚泥排出量
し尿排出量
合併浄化槽
汚泥排出量
大型合併浄化槽
汚泥排出量
排出量
合 計
H11
386
1,097
140
901
2,524
H12
298
691
155
891
2,035
H13
360
690
146
878
2,074
H14
291
644
156
884
1,975
H15
199
584
146
830
1,759
H16
178
479
138
924
1,719
H17
179
378
96
740
1,393
H18
249
435
100
799
1,583
H19
133
285
81
812
1,311
H20
117
310
52
765
1,245
H21
70
182
31
808
1,091
H22
55
158
26
808
1,047
H23
43
137
22
808
1,010
H24
34
119
19
808
980
H25
26
105
17
808
956
H26
21
95
15
808
939
H27
16
85
13
808
922
H28
13
79
12
808
912
H29
11
74
11
808
904
H30
9
70
11
808
898
H31
7
67
10
808
892
H32
6
66
10
808
890
H33
5
65
9
808
887
H34
4
64
9
808
885
H35
4
64
9
808
885
H36
3
64
9
808
884
H37
2
64
9
808
883
900
800
排出量 (kL/年)
700
し尿排出量
600
単独浄化槽
汚泥排出量
500
400
合併浄化槽
汚泥排出量
300
大型合併浄化槽
汚泥排出量
200
100
0
H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 H31 H32 H33 H34 H35 H36 H37
図 16.5(c) 生活排水計画年間処理量(内灘町)
- 218 -
表 16.21 生活排水計画年間処理量(組合全体)
単位;kL/年
年度
し尿排出量
単独浄化槽
汚泥排出量
合併浄化槽
汚泥排出量
農業集落排水
汚泥等排出量
大型合併
浄化槽汚泥
排出量
排出量
合 計
汚泥量
合 計
排出量全体に
占める汚泥の
割合(%)
H11
5,096
9,368
530
1,553
1,594
18,141
13,045
71.9
H12
4,222
8,503
621
1,704
1,756
16,806
12,584
74.9
H13
3,871
8,761
761
1,868
1,501
16,762
12,891
76.9
H14
3,412
7,084
847
2,013
1,561
14,917
11,505
77.1
H15
2,974
6,007
897
2,095
1,694
13,667
10,693
78.2
H16
2,805
5,907
855
2,175
1,395
13,137
10,332
78.6
H17
2,621
5,370
827
2,655
1,629
13,102
10,481
80.0
H18
2,348
6,067
827
2,147
1,331
12,720
10,372
81.5
H19
1,937
4,433
788
2,271
1,666
11,096
9,159
82.5
H20
1,716
4,413
713
2,676
1,542
11,060
9,344
84.5
H21
1,415
3,777
678
2,479
1,512
9,861
8,446
85.7
H22
1,174
3,309
670
2,503
1,512
9,168
7,994
87.2
H23
973
2,912
668
2,520
1,512
8,585
7,612
88.7
H24
807
2,559
668
2,529
1,512
8,075
7,268
90.0
H25
666
2,238
671
2,533
1,512
7,620
6,954
91.3
H26
544
1,951
673
2,537
1,512
7,217
6,673
92.5
H27
441
1,697
676
2,540
1,512
6,866
6,425
93.6
H28
364
1,487
680
2,540
1,512
6,583
6,219
94.5
H29
298
1,302
684
2,537
1,512
6,333
6,035
95.3
H30
247
1,139
689
2,531
1,512
6,118
5,871
96.0
H31
204
1,001
682
2,522
1,512
5,921
5,717
96.6
H32
166
879
677
2,516
1,512
5,750
5,584
97.1
H33
136
769
670
2,508
1,512
5,595
5,459
97.6
H34
113
675
664
2,499
1,512
5,463
5,350
97.9
H35
94
598
657
2,489
1,512
5,350
5,256
98.2
H36
77
531
650
2,480
1,512
5,250
5,173
98.5
H37
63
476
643
2,468
1,512
5,162
5,099
98.8
5,000
4,500
4,000
し尿排出量
排出量 (kL/年)
3,500
単独浄化槽
汚泥排出量
3,000
合併浄化槽
汚泥排出量
2,500
2,000
農業集落排水
汚泥等排出量
1,500
大型合併浄化槽
汚泥排出量
1,000
500
0
H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 H31 H32 H33 H34 H35 H36 H37
図 16.5 生活排水計画年間処理量(組合全体)
- 219 -
16.6 計画処理量の設定
16.6.1 月最大変動係数の設定
表 16.22 に過去 5 年間(平成 16 年度∼平成 20 年度)におけるし尿・汚泥等の搬入実績に基
づいて算出した月最大変動係数を示す。なお、月最大変動係数とは各年度の月平均処理量を
1 として各月の処理量を示したものである。過去 5 年間における平均値は 1.406 となってお
り、施設への搬入状況はバラツキが大きいことがわかる。
また、表 16.22 に基づき、月最大変動係数を表 16.23 のとおり設定する。なお、計画月最
大変動係数は過去 5 年間(平成 16 年度∼平成 20 年度)の月最大変動係数の平均値とした。
表 16.23 計画月最大変動係数
年 度
月最大変動係数
H16
1.331
H17
1.439
H18
1.432
- 220 -
H19
1.405
H20
1.424
計画月最大変動係数
(H16∼H20平均)
1.406
- 221 -
月
4
5
6
7
8
9
10
H16
11
12
1
2
3
合計
平均
4
5
6
7
8
9
10
H17
11
12
1
2
3
合計
平均
4
5
6
7
8
9
10
H18
11
12
1
2
3
合計
平均
年
度
262.00
202.00
257.00
244.00
209.00
215.00
221.00
244.00
360.00
155.00
187.00
249.00
2,805.00
233.75
246.00
209.00
233.00
254.00
246.00
175.00
182.00
202.00
282.00
170.00
186.00
236.00
2,621.00
218.42
232.00
222.00
198.00
232.00
236.00
161.00
174.00
194.00
267.00
122.00
138.00
172.00
2,348.00
195.67
し尿
(kl)
単独・合併
処理浄化槽
汚泥 (kl)
642.77
727.01
722.91
572.69
536.89
614.74
570.05
490.37
466.25
411.75
314.65
692.45
6,762.53
563.54
669.98
800.89
898.64
601.70
565.31
487.98
464.87
343.35
321.90
231.47
314.87
495.94
6,196.90
516.41
629.16
729.68
1,067.52
751.35
619.15
565.57
548.21
472.54
418.29
316.72
353.63
421.87
6,893.69
574.47
大型合併
浄化槽
汚泥 (kl)
171.60
174.21
241.17
237.32
145.46
170.35
15.78
21.07
85.45
49.42
0.00
83.12
1,394.95
116.25
158.21
183.52
164.03
147.05
87.89
155.42
89.05
127.48
94.49
0.00
165.28
257.03
1,629.45
135.79
62.22
117.57
92.03
122.11
82.53
110.04
82.52
66.94
186.44
117.02
107.68
183.83
1,330.93
110.91
1,197.00
1,286.00
1,457.00
1,244.00
1,095.00
1,220.00
909.00
1,089.00
1,015.00
796.00
638.00
1,269.00
13,137.00
1,094.75
1,205.00
1,361.00
1,571.00
1,246.00
1,055.00
1,070.00
867.00
1,137.00
850.00
601.00
1,041.00
1,176.00
13,102.00
1,091.83
1,055.00
1,267.00
1,518.00
1,283.00
1,086.00
1,031.00
944.00
948.00
1,075.00
667.00
784.00
1,140.00
12,720.00
1,060.00
合 計
(kl)
1.093
1.175
1.331
1.136
1.000
1.114
0.830
0.995
0.927
0.727
0.583
1.159
−
1.000
1.104
1.247
1.439
1.141
0.966
0.980
0.794
1.041
0.779
0.550
0.953
1.077
−
1.000
0.995
1.195
1.432
1.210
1.025
0.973
0.891
0.894
1.014
0.629
0.740
1.075
−
1.000
月変動係数
1.432
1.439
1.331
月最大
変動係数
月
4
5
6
7
8
9
10
H19
11
12
1
2
3
合計
平均
4
5
6
7
8
9
10
H20
11
12
1
2
3
合計
平均
年
度
178.20
179.74
182.31
183.57
188.32
126.96
145.33
147.31
214.81
105.65
132.65
151.65
1,936.50
161.38
163.65
155.86
142.25
164.87
131.48
135.19
111.19
129.96
205.49
91.23
132.66
151.90
1,715.73
142.98
し尿
(kl)
単独・合併
処理浄化槽
汚泥 (kl)
651.89
663.19
617.69
492.55
473.24
341.85
494.72
316.01
332.77
215.39
239.53
382.81
5,221.64
435.14
636.02
556.71
678.03
574.93
351.02
464.29
350.24
275.42
345.11
173.40
228.83
492.51
5,126.51
427.21
大型合併
浄化槽
汚泥 (kl)
126.86
99.13
258.44
109.74
84.65
165.96
113.07
118.27
196.67
76.11
70.35
246.67
1,665.92
138.83
170.44
140.29
146.47
142.05
100.45
109.22
91.02
128.23
148.19
60.58
107.91
197.56
1,542.41
128.53
表 16.22 し尿・汚泥等搬入量 月最大変動係数 (組合全体)
農村集落
排水汚泥
(kl)
116.63
177.78
229.92
182.99
195.65
210.91
92.17
322.56
91.30
178.83
134.35
241.43
2,174.52
181.21
126.81
162.59
269.33
236.25
147.80
242.60
121.08
453.17
139.61
198.53
372.85
184.03
2,654.65
221.22
127.62
192.75
154.45
170.54
140.32
185.39
129.27
203.52
191.27
110.26
182.69
359.30
2,147.38
178.95
農村集落
排水汚泥
(kl)
174.28
210.57
234.52
160.10
72.20
56.97
349.46
479.66
60.02
196.51
147.19
129.95
2,271.43
189.29
159.97
243.32
162.65
133.87
139.72
417.56
10.36
293.12
601.83
175.65
87.75
249.94
2,675.74
222.98
1,135.23
1,157.63
1,298.96
952.96
826.41
700.74
1,112.58
1,072.25
816.27
594.66
591.72
914.08
11,095.49
924.62
1,134.08
1,101.18
1,135.40
1,022.72
730.67
1,135.26
572.81
837.73
1,312.62
501.86
559.15
1,094.91
11,060.39
921.70
合 計
(kl)
1.228
1.252
1.405
1.031
0.894
0.758
1.203
1.160
0.883
0.643
0.640
0.989
−
1.000
1.230
1.195
1.232
1.110
0.793
1.232
0.621
0.909
1.424
0.544
0.607
1.188
−
1.000
月変動係数
1.424
1.405
月最大
変動係数
16.6.2 計画処理量の設定
表 16.24 に中間目標年次(平成 26 年度)における計画処理量を示す。計画処理量はし尿等
の搬入状況に応じた余裕を持たせるため、日平均処理量に月最大変動係数を乗じたものとな
る。
また、中間目標年次の時点における必要な施設規模(能力)は、平成 26 年度から 7 年を超
えない範囲内の計画処理量に基づくこととなるが、し尿等の搬入量自体は漸減傾向にあるた
め、平成 26 年度が施設規模設定年次に相当することとなる。
表 16.24 計画処理量
規模
設定
年次
項 目
年間平均処理量(kL/年)
かほく市
津幡町
内灘町
合 計
日平均
※1
処理量
(kL/日)
計画
月最大
変動係数
計画
※2
処理量
(kL/日)
し 尿
188
335
21
544
1.490
2.095
単独処理浄化槽汚泥
771
1,085
95
1,951
5.345
7.515
32
626
15
673
1.844
1,926
611
2,537
6.951
232
472
808
1,512
4.142
5.824
合 計
3,149
3,129
939
7,217
19.772
27.800
※1
8.627
8.573
2.572
19.772
H26
合併処理浄化槽汚泥
農業集落排水汚泥
大型合併処理浄化槽汚泥
日平均処理量
(kL/日)
1.406
計画月最大変動係数
計画処理量
※2
(kL/日)
―
12.130
12.054
3.616
27.800
1.406
2.593
9.773
―
―
―
―
―
―
―
―
―
※1 規模設定年次における年平均処理量÷施設稼動日数(365日)によって算出。
※2 規模設定年次における日平均処理量×計画月最大変動係数によって算出。
一方、「河北郡市浄化センター」では、し尿等と合わせて「河北郡市クリーンセンター」、「河
北郡市リサイクルプラザ」等、組合敷地内施設からの生活排水を受け入れ、処理しているた
め、表 16.24 に示した計画処理量に加え、組合敷地内施設からの生活排水量を考慮しておく
必要がある。
【資料編】第 4 章 表 4.6 に過去 3 年間(平成 19 年度∼平成 21 年度)の組合敷地内施設か
らの日別生活排水量を、
【資料編】第 4 章 図 4.3 にその度数分布を示す。
組合敷地内施設からの生活排水量の平均値は 11.6[kL/日]であるが、バラツキが極めて大
きい。この現象は雨水や消雪水等の流入による影響が疑われるため、原因を究明し、生活排
水量(圧送量)の安定化を図るべく対策を講ずるものとする。その上で、「河北郡市浄化セン
ター」の更新方法に見合った処理方法を想定しておくこととする。
- 222 -
16.6.3 処理(流入)水質の算出
し尿及び浄化槽汚泥処理の量及び性状に基づき、河北郡市浄化センターにおける処理(流
入)水質を算出すると、表 16.25 のとおりとなる。
表 16.25 河北郡市浄化センター 処理(流入)水質
浄化槽汚泥※
し 尿
計画処理量
(KL/日)
性状
(mg/L)
実績平均値
計画処理量
(KL/日)
し尿処理全体
性状
(mg/L)
実績平均値
計画処理量
(KL/日)
流入水質
(mg/L)
実績平均値
より算出
BOD
7,140
4,820
4,995
COD
4,920
4,900
4,902
SS
2.095
18,160
25.705
13,080
27.800
13,463
T−N
3,400
838
1,031
T−P
350
114
132
※農業集落排水汚泥、大型合併浄化槽汚泥も含む
- 223 -
第17章 生活排水処理計画
17.1 基本方針
生活排水処理計画に係る基本方針を次のとおり定める。
基本方針 ( 生活排水処理 )
地域に見合った生活排水処理施設の計画的かつ効率的な整備、適正な
地域に見合った生活排水処理施設の計画的かつ効率的な整備、適正な
維持管理に努める。
維持管理に努める。
生活排水処理施設の整備は最も有効な生活排水処理対策であるため、計画的かつ迅速に整
備を推進する必要があるが、施設整備には多くの経費と時間を要することから、地域特性及
び各種生活排水処理施設の特徴を勘案し、経済的かつ効率的な施設配置、事業化手法等につ
いて十分に検討の上、最適な方法を採用することが重要である。なお、各市町における施設
整備は既存の計画等に基づいて推進されることとなるが、施設整備を効率的かつ経済的に行
う上で勘案すべき事業メニュー、事業化手法等を注視し、必要に応じて整備計画・手法の変
更を検討すべきである。
また、施設整備後の適正な維持管理の徹底も重要であり、特に浄化槽の管理主体は住民や
事業者等、個人であることが多く、維持管理が不十分なものも見られることから、住民等に
対する広報・啓発活動を行うとともに、浄化槽の維持管理を徹底・効率化するための仕組みづ
くりとして、県及び各市町との連携を図りつつ、組織的な維持管理体制の構築に努める必要
がある。
更に今後は面的整備のみでなく、処理の質的向上を図るため、高度処理の導入等について
も積極的に検討し、河北潟をはじめ、地域の水質改善に努めることとする。
表 17.1 に生活排水処理に係る目標(生活排水衛生処理率)を示す。
表 17.1 生活排水処理に係る目標(生活排水衛生処理率)
組合全体
将 来 目 標
現 在
(平成20年度)
中間目標年次
(平成26年度)
目標年次
(平成37年度)
(人)
99,531
99,700
96,752
(人)
95,319
97,665
96,752
(%)
95.8
98.0
100.0
下水道
(人)
86,510
88,764
88,107
農業集落排水施設
(人)
7,498
7,472
7,213
合併処理浄化槽
(人)
1,311
1,429
1,432
生活排水非衛生処理人口
(人)
17,772
7,463
1,720
単独処理浄化槽
(人)
14,729
6,494
1,605
汲み取り
(人)
3,043
969
115
行政区域内人口
生活排水衛生処理人口
生活排水衛生処理率
※
※ 生活排水衛生処理人口/行政区域内人口
- 224 -
17.2 具体的施策
17.2.1 住民の責任・役割
(1) 生活排水処理施設の整備促進
① 下水道・農業集落排水処理施設等(集合処理施設)への早期接続
下水道及び農業集落排水処理施設等、集合処理区域内の家庭は処理施設への早期接
続を図る。
② 合併処理浄化槽(個別処理施設)の設置
集合処理区域外の家庭は合併処理浄化槽の設置に努める。
平成 13 年 4 月施行の浄化槽法改正をふまえ、単独処理浄化槽を設置している家庭
は速やかに合併処理浄化槽への転換を図る。
合併処理浄化槽の設置・転換にあたっては助成制度等を有効に活用する。
(2) 生活排水処理施設の適正管理
① 生活排水の汚濁防止による負荷軽減
汚物(ごみ・油等)の流出防止、ディスポーザーの設置・使用の自粛、合成洗剤の使用
低減等に努め、汚濁負荷そのものの軽減を図る。
【具体的な配慮行動は第 19 章 表
19.1 を参照】
② 浄化槽の適正管理
浄化槽の清掃・汚泥の抜き取りを適正な頻度で実施し、浄化機能の維持に努める。
浄化槽法に基づく法定検査、保守点検等を必ず受検し、浄化槽の処理性能の確認、
適正な補修等を行う(表 17.2 参照)。
日頃より、浄化槽からの放流水の色や臭気等に注意し、異常があれば保守点検業者
に連絡する。
表 17.2 浄化槽法に基づく維持管理
項 目
実 施 事 項
保守点検(法10条)
浄化槽の運転状況の点検や各設備の調整・修理、消毒薬の補充、機能検査等
を行う。4ヶ月に1度以上の頻度で実施するものとし、保守点検依頼先は浄
化槽法に基づく、保守点検業県知事登録業者とする。
清掃(法10条)
汚泥やスカム(かす)の引き抜き、浄化槽内の清掃を行う。年1回以上の頻度
で実施するものとし、清掃依頼先は浄化槽清掃業許可業者とする。
法定検査
法7条検査
浄化槽使用開始後、3∼8ヶ月の間に受検し、放流水質の測定等を行う。
検査依頼先は県知事指定検査機関とする。
法11条検査
7条検査実施後、年1回程度の頻度で定期的に受検し、放流水質の測定等を
行う。検査依頼先は県知事指定検査機関とする。
(3) 高度処理の普及促進
① 高度処理型浄化槽の設置検討
窒素やリン、BOD の更なる除去が可能な高度処理型浄化槽の設置を検討する(表
17.3 参照)。
- 225 -
表 17.3 高度処理型浄化槽の用件
一般的なタイプ
高度処理型
窒素・燐除去型
BOD高度処理型
BOD除去率
90% 以上
97% 以上
BOD濃度
20mg/L 以下
5mg/L 以下
窒素濃度
−
20mg/L 以下
−
リン濃度
−
1mg/L 以下
−
出典;浄化槽普及促進ハンドブック
17.2.2 事業者の責任・役割
(1) 生活排水処理施設の整備促進
① 下水道・農業集落排水処理施設等(=集合処理施設)への早期接続
下水道及び農業集落排水処理施設等、集合処理区域内の事業所は処理施設への早期
接続を図る。
② 合併処理浄化槽(個別処理施設)の設置
集合処理区域外の事業所は合併処理浄化槽の設置に努める。
平成 13 年 4 月施行の浄化槽法改正をふまえ、単独処理浄化槽を設置している事業
所は速やかに合併処理浄化槽への転換を図る。
(2) 生活排水処理施設の適正管理
① 処理施設の受入基準の遵守
事業用水を下水道等の集合処理施設に排除する場合は、受入基準及び流域の上乗せ
基準を遵守する。
特に、水質汚濁防止法に基づく特定事業場においては、水質測定等を徹底し、受入
基準に適合しない排水を排除しないようにする他、独自基準の設定等に努める。
② 浄化槽の保守点検業者、清掃業者による広報・啓発の推進
浄化槽の清掃業者や保守点検業者は自らの事業活動を通じ、浄化槽の適正管理の意
義及び日常における具体的維持管理方法等について、住民等に広報・啓発を行う。ま
た、住民等への点検結果報告を確実に行い、浄化槽設置者の維持管理意識の向上を
促す。
(3) 高度処理の普及促進
① 高度処理型浄化槽の設置検討
窒素やリン、BOD の更なる除去が可能な高度処理型浄化槽の設置を検討する。
17.2.3 行政の責任・役割
(1) 生活排水処理施設の整備促進
① 適正な施設整備計画の立案と計画的な施設整備の推進
下水道及び農業集落排水施設、合併処理浄化槽等、本地域に見合った生活排水施設
の配置・整備計画を立案する。その際、地域特性、各種生活排水処理施設の特徴、水
質改善効果(整備効果)、経済性等を勘案し、十分な検討を行うべきである(表 17.4 参
照)。なお、各市町における施設整備は既存の計画等に基づいて推進されることとな
- 226 -
るが、施設整備を効率的かつ経済的に行う上で勘案すべき事業メニュー、事業化手
法等を注視し、必要に応じて整備計画・手法の変更を検討すべきである。また、生活
排水処理施設は下水道から合併処理浄化槽まで、事業の管轄が各省庁にまたがり、
計画策定時期、計画手法等も異なることから、関連施設との整合、連絡・調整の充実
を図る必要がある。
表 17.4 生活排水処理施設の特徴
項 目
公共下水道事業
農業集落排水施設
大規模集合処理方式。
管渠によって汚水を収集し、処
理場で一括処理する。
施設の規模
維持管理及び
水質改善効果
水環境への影響
経済性
整備計画の柔軟性
行政が維持管理するため、安定した処理水質を確保できる。ま
た、処理場の改修・拡張により、高度処理への対応も可能。
Q;日最大汚水量(m3/日)
※管理棟、沈砂池ポンプ、
反応槽、最終沈殿池、
塩素混和池、汚泥濃縮
設備等
【管渠】
Cp=7.5×L
Cp;管渠建設費(万円)
L=管渠延長(m)
【処理場】
Mst=47.8×Q10.501
Mst;処理場維持管理費
(万円/年)
Q1;日平均汚水量
(m3/日)
※運転費(人件費を含む)、
薬品代、電気代等
【管渠】
80円/(m・年)
※内訳
清掃費18円/(m・年)
調査費18円/(m・年)
維持管理費
耐用年数
(経済比較時
に参考とな
るもの)
法令
合併処理浄化槽
個別処理方式。
各家庭の敷地内に浄化槽を設置
し、生活排水を個別処理する。
管渠が不要。各戸に駐車場1台分
程度の敷地が必要。また、各戸
毎に維持管理が必要。
設置主体毎に維持管理が必要と
なるため、管理が不十分な浄化
槽においては安定した処理水質
が確保できない場合がある。
河川上流部で取水された生活排水が処理施設から集中的に排水さ 各戸から排水されるという形態
れることから、上流部の河川水量の低下等に起因する水環境(水循 が整備後も変化しないため、水
環境(水循環、生態系等)に与える
環、生態系等)への影響が懸念される。
影響が小さい。
市街化区域等、人口密度の高い まとまった集落等、人口密度の 家屋が点在した区域では集合処
区域では処理効率が高い。
高い区域では処理効率が高い。 理よりも処理効率が高い。
整備対象区域を定め、処理施設や管渠を整備していくことから、 各戸毎に整備するため、整備計
計画の見直し・変更が困難。このため、計画策定段階での十分な検 画に柔軟性を持たせることがで
討と、適切かつ定期的な見直しが必要である。
きる。
【処理場】
Ct=493×Q0.676
Ct;処理場建設費(万円)
建設費
中小規模集合処理方式。
管渠によって汚水を収集し、処
理場で一括処理する。
管渠;50年、処理場;23年
(地方公営企業法)
【処理場】
Y=1,118.6×X0.414
+0.874×X+1,102.7
Y;建設費(万円)
X;計画人口(人)
※ばっ気槽、沈殿槽、汚泥
濃縮貯留槽、上屋、流量
調整槽等
【管路施設】
Y=6.2×L
Y;建設費(万円)
L=延長(m)
※積算構成;自然流下方式
【BOD除去型合併処理浄化槽】
5人槽;88.8万円/基
7人槽;102.6万円/基
※本体費用(55%)
※付属機器設備類費用(5%)
※設置工事費用(40%)
【処理場】
Y=1.97×X0.845
Y;維持管理費(万円/年)
X;計画人口(人)
※保守点検費、薬品代、
水質検査費、電気代等
※汚泥引抜、処分に係る
費用を含む
【管路施設】
24円/(m・年)
【BOD除去型合併処理浄化槽】
5人槽;6.5万円/(基・年)
7人槽;8.1万円/(基・年)
※保守点検費用
(薬品代を含む)
※清掃費用
(汚泥濃縮を行う場合も
含む)
※法定検査費用
※電気代
管渠;50年、処理場;23年
(財務省令等)
7年
(国庫補助事業実施要綱)
管渠;50年∼120年
使用実績 処理場(土木構造物);50年∼70年
処理場(機械電気設備);15年∼35年
通常は1年∼5年程度。
通常は3年∼20年程度。
事業規模が大きいため、末端部 比較的早期に投資効果が望め
供用開始時期
の供用開始が遅れる。
る。
躯体;30年∼
機器設備類;7∼15年程度
1週間∼10日程度で設置可能で、
すぐに処理効果が望める。
出典;「生活排水処理施設整備計画策定マニュアル(平成14年3月)」より抜粋
- 227 -
生活排水処理施設に係る整備計画に基づき、地域の処理施設整備を計画的に推進す
る。
合併処理浄化槽は、中小市町村においては有効な施設整備手法である場合も多く、
整備に係る助成制度の充実や庁内間の整合も図られつつあることから、下水道等、
集合処理施設以外の経済的かつ効率的な施設整備手法の 1 つとして、積極的に導入
する。
既設の農業集落排水施設の中には稼動から 20 年以上経過しているものもあるため、
今後の施設更新に係る基本方針等について検討を始めておく必要がある。その際、
施設整備及び維持管理の合理化・効率化に考慮し、下水道への接続等についても検討
することとする。
② 施設整備を促進する指導・啓発の推進
下水道等への接続促進、合併処理浄化槽の設置促進を図るため、地区説明会の開催
や巡回指導等による指導・啓発を実施する。
③ 施設整備を促進する助成制度の整備・充実
高度処理型浄化槽設置に対する助成制度の創設等、施設整備の推進を促す助成制度
の整備・拡充を図る。
(2) 生活排水処理施設の適正管理
① 下水道・農業集落排水処理施設(集合処理施設)の適正管理
下水処理施設、農業集落排水施設等の補修・点検、環境モニタリング等を定期的に実
施し、処理機能の維持、公害防止・環境対策の徹底に努める。
処理施設の効率的な運営に努め、維持管理費の削減を図る。
② 浄化槽(=個別処理施設)の適正管理の促進
個人設置の浄化槽の適正管理を徹底するため、住民及び事業者に対する十分な情報
提供や広報・啓発活動を行う。また、不適正な管理状態のものについては県及び各市
町と連携を図り、改善指導を行う。
清掃業者や保守・点検業者が法定点検の受験手続きを代行する一括契約、浄化槽設置
者による維持管理組織の運営等、円滑かつ効率的な維持管理のための体制の提案・
整備に努める。
③ 事業所に対する指導・監視の徹底
県及び各市町と連携を図り、事業所への立入検査等による監視・指導を行い、排水基
準の遵守、処理施設の適正管理を促す。
(3) 高度処理の普及促進
① 集合処理施設における高度処理の導入検討
下水処理施設等に対する高度処理の導入を検討・提案する。
② 高度処理型浄化槽の普及促進
高度処理型浄化槽の設置に対する助成制度の創設を検討し、環境意識の高い住民や
事業者の自主的な行動を促進・支援する。
(4) 情報管理、活用の推進
① モニタリングデータの整理・活用
公共用水域の水質調査結果、各処理施設における維持管理データ等を整理・蓄積し、
- 228 -
現状把握、効果的な生活排水対策の立案、対策の効果の測定・評価等に活用する。
② 生活排水処理に係る情報の収集・管理体制の構築
所轄省庁等を問わず、水環境に関わる行政組織が密接に連携・調整を図り、情報の共
有化を図る。
汲み取り及び浄化槽世帯に係る情報等、行政のみで正確な情報整理が難しいものに
ついては、収集・運搬業者等の協力を得て整理を行う。
- 229 -
第18章 し尿・汚泥等処理計画
18.1 基本方針
し尿・汚泥等処理計画に係る基本方針を次のとおり定める。
基本方針 ( し尿・汚泥等処理 )
し尿等の量的・質的変化、し尿処理施設の更新等を見据え、処理体制の
し尿等の量的・質的変化、し尿処理施設の更新等を見据え、処理体制の
安定化、効率化・合理化を図る。
安定化、効率化・合理化を図る。
し尿及び浄化槽汚泥は下水道等の普及に伴う量の減少、並びに浄化槽汚泥の増大等、量的・
質的変化が想定されることから、これらをふまえて衛生的かつ安定的な処理を維持するとと
もに、収集・運搬及び処理の効率化・合理化を図る必要がある。また、循環型社会形成の観点
から、汚泥等の再資源化・有効利用方策等についても取り組む姿勢が必要である。
「河北郡市浄化センター」は老朽化による施設の更新時期を迎えているため、現在は先述の
課題に対してソフト面での対策のみでなく、ハード面(施設整備面)でのアプローチが必要な
時期といえる。このため、本計画では「河北郡市浄化センター」の更新に係る基本的事項につ
いても示し、方向性を明確化するものとする。
なお、住民はし尿・汚泥等の処理に対して直接的には関与しないものの、収集・運搬の効率
化への協力等を通じてし尿処理体制を支えるものとする。
18.2 具体的施策
18.2.1 住民の責任・役割
(1) し尿等の収集・運搬の効率化
① 収集・運搬の効率化への協力
し尿及び浄化槽汚泥の計画的かつ効率的な収集・運搬に協力する。具体的には、余裕
をもって点検、収集・運搬等を依頼し、収集・運搬業者の収集・運搬効率の向上、し尿
処理施設への搬入量の変動抑制に協力する。
② 汚泥等の再資源化、有効利用の促進
循環型社会形成の観点から、「石川県リサイクル認定製品」等の再資源化・再生品の利
用促進に努める。
18.2.2 事業者の責任・役割
(1) し尿等の収集・運搬の効率化
① 効率的な収集・運搬の実施
し尿・浄化槽汚泥の収集・運搬(許可)業者は、収集・運搬効率の向上、施設への搬入量
の変動抑制のため、計画的な収集・運搬に努める。今後は下水道等の整備によってし
尿等の収集先が減少していくことから、将来的な収集・運搬体制の在り方についても
- 230 -
検討するものとする。また、収集車(バキューム車)の臭気対策についても取り組む。
(2) 汚泥等の再資源化、有効利用の促進
① 再資源化物の原料としての利用促進
汚泥及び焼却灰等を原料とする製品の製造に努める。
② 再資源化・再生品の利用促進
循環型社会形成の観点から、「石川県リサイクル認定製品」等、再資源化・再生品の利
用促進に努める。
18.2.3 行政の責任・役割
(1) し尿等の収集・運搬の効率化
① 効率的な収集・運搬の実施
し尿・浄化槽汚泥の収集・運搬の実施主体である許可業者とともに、計画的かつ効率
的な収集・運搬体制の整備・検討に努める。
(2) 合理的かつ効率的なし尿処理の推進
② し尿処理施設の適正な運営、維持管理
し尿処理施設において衛生的かつ安定的な処理を維持するとともに、収集・運搬及び
処理の効率化・合理化、維持管理費の低減等に配慮する。
「河北郡市浄化センター」は老朽化が進んでいることから、公害防止対策及び処理機
能の点検・維持に努めるとともに、定期的な点検・補修の実施、各種モニタリング(放
流水・悪臭等の測定、汚泥等の性状調査等)による監視を徹底する。
③ し尿等の量的・質的変化に対応した適正処理の推進
下水道等の整備・普及に伴う量の減少、並びに浄化槽汚泥の増大等、量的・質的変化
を勘案し、適正処理の維持に努める。
④ し尿処理に関する情報の整理・把握、活用
し尿等の搬入量や性状等のデータ等、関連情報を整理・把握するとともに、同情報を
し尿処理の計画的推進のために有効活用する。具体的には、し尿処理施設の機能維
持、施設更新に係る検討等を行う際の根拠資料とする。
し尿等の搬入量は下水道や農業集落排水施設等の整備状況による影響を受けるため、
生活排水処理関連部局との情報交換・調整を定期的に行い、計画的な処理の推進に努
める。
し尿等の計画的な処理の推進にあたって必要となる情報の内、汲み取り・浄化槽に関
する情報(処理世帯・処理人口等)は、行政のみで正確に把握しにくいため、収集・運
搬業者等の協力を得て、できる限り正確な把握・整理に努める。
⑤ し尿処理施設の更新
今後に控える「河北郡市浄化センター」の更新を見据え、新施設の整備方針を検討し、
明確化する。具体的には、今後のし尿・浄化槽汚泥の量的・質的変化等をふまえ、下
水処理施設等の既存関連施設との連携、有効活用・共同処理等も考慮の上、現在考え
られる最適な事業化方針、処理体系、処理方式等を定めることとする。
(3) 汚泥等の再資源化・有効利用の推進
① 再資源化・再生品の利用促進
- 231 -
「石川県リサイクル認定製品」等、環境に配慮した製品の積極的な購入、公共事業等
における優先的使用に努める。
② 再資源化・有効利用方策の検討
し尿汚泥は当面「河北郡市広域汚泥焼却センター」の余力を活用した処理を継続する。
中長期的には、し尿等の搬入量や性状、再資源化方策の実現性等を考慮の上、「河北
郡市浄化センター」の更新計画と併せて合理的かつ経済的な再資源化・有効利用方策
を検討するものとする。なお、下水汚泥焼却灰については、その性状等を継続的に
監視するとともに、「河北郡市広域汚泥焼却灰中間貯留場」を経由した再資源化・有効
利用方策を併せて検討していく。
- 232 -
18.3 「河北郡市浄化センター」の更新に係る検討
「河北郡市浄化センター」は昭和 52 年 6 月の竣工から 31 年が経過し、施設の更新に係る
検討が必要な時期を迎えている。「河北郡市浄化センター」の更新については、「生活排水処
理関連施設連携方針検討業務報告書 平成 19 年 3 月」において検討しているが、ここでは、
本計画上の予測結果をふまえて施設更新に係る前提条件、基本的事項を改めて検討・整理す
る。
18.3.1 施設更新にあたって考えられる整備方針
「河北郡市浄化センター」の更新にあたっては、望まれる処理機能、事業化手法等によって
次に示す複数の考え方ができる。
【考えられる更新施設】
(a) 汚泥再生処理センター
(b) 従来型し尿処理施設
(c) 下水道投入施設
(d) 下水処理施設との共同整備(=MICS 事業の活用)
(1) 汚泥再生処理センター
① 施設概要
汚泥再生処理センター
とは、し尿及び浄化槽汚泥と生ごみ等の有機性廃棄物を併
せて処理し、資源の再生を行う施設であり、平成 9 年度から国庫補助の対象施設となっ
ている。平成 13 年 5 月の「食品リサイクル法」の施行に伴い、生ごみ等の再資源化施設
として期待も高まったが、その建設・運営にあたって生ごみの受入れや再資源化・再生品
の需要確保等が課題になることが多く、全国的に老朽化したし尿処理施設から汚泥再生
処理センターへの更新は低調な状況が続いている。この対策として、受入条件の面では
生ごみ以外の有機性廃棄物でも可とし、再資源化の面でも汚泥の助燃剤化、リン回収を
新たな再資源化メニューとして追加する等、採択要件が緩和されている。助燃剤化につ
いては、「汚泥再生処理センターから発生する汚泥を加工することで、熱回収(焼却)施設
の燃料として利用することが可能なもの又は熱回収施設における使用燃料の節約に資す
るものをいう」と定義されており、助燃剤として再資源化する場合、汚泥の含水率を 70%
以下にすることとなっている。
このような状況をふまえ、「河北郡市浄化センター」を汚泥再生処理センターとして更
新することが河北郡市において馴染むものであるかを再度示す。なお、近年は関連施設
との連携・合理化、社会的コストの最小化、地方の裁量・自主性の強化等が求められてお
り、循環型社会形成推進交付金制度の採択要件等も変わってきていることから、今後も
これらの動向を注視していくこととする。
- 233 -
② 汚泥の再資源化方法と本地域への適用可能性
表 18.1 に汚泥の代表的な再資源化方法を示す。河北郡市は農緑地が多く、汚泥の量自
体はそれ程多くないことから、比較的コストが小さい
堆肥化 が最も有利かつ現実的
な再資源化方法と考えられるが、現在、生ごみ等の有機性廃棄物は「河北郡市クリーンセ
ンター」における処理対象物として位置付けているため、住民による分別排出、収集・運
搬体制等に係る課題が生じることとなる。
表 18.1 汚泥の再資源化方法
堆肥化
炭 化
焼 却
最適な地域特性
農緑地の多い地域
比較的どこでも
比較的どこでも
製品利用
肥料、土壌改良材
肥料、土壌改良材
脱臭剤、融雪剤
土壌改良
建設資材
必要とする敷地面積
大
中
中
初期投資コスト
小
大
大
維持管理コスト
小
大
大
CO2発生量
小
中
大
必要な環境対策
臭気対策
排ガス対策
排ガス対策
処理後の生成物
有機肥料
炭+灰(無機肥料)
焼却灰
処理後の体積
原料の50%
原料の20%∼24%
原料の6%
処理後の重量
原料の35%
原料の10%∼12%
原料の4%
前処理の有無
なし
造粒等
なし
数10分
数10秒
30∼90日
処理時間
※
土壌環境基準
土壌環境基準※
土壌環境基準※
肥料取締法
※重金属に係る土壌環境基準としてはカドミウム、鉛、六価クロム、砒素、総水銀、セレンの
6項目が設定されている。
関連法令
また、「河北郡市浄化センター」では、過去に消化汚泥を原料とする堆肥を試作したも
のの、試作した堆肥は表 18.2 のとおり肥料取締法上の基準を満たしておらず、堆肥化に
適さない性状であった。
表 18.2 し尿等汚泥堆肥(試作品) 性状分析結果
測定項目
H10.9.17
H11.9.8
H12.9.6
H13.9.5
H14.9.4
平均値
肥料取締法
規制値
カドミウム
(mg/kg)
1.9
1.7
0.36
0.47
0.43
0.97
5 以下
ヒ素
(mg/kg)
3.5
3.0
4.7
1.2
2.9
3.1
50 以下
水銀
(mg/kg)
2.4
2.5
4.4
6.4
5.0
4.1
2 以下
含水率
(%)
11.3
15.7
5.4
※ 網掛け部分は規制値を満たしていないものを示す。
7.9
20.3
12.1
−
出典;河北郡市浄化センター 計量証明書
堆肥の製造は浄化槽汚泥等への重金属類の混入を極力低減させ、堆肥化事業を推進す
ることも施策として考えられるが、平成 11 年 7 月の「肥料取締法」の改正によって汚泥
- 234 -
肥料は普通肥料に位置付けられ、化学肥料等と同様に様々な規制(審査・登録制度の導入、
植害試験等の実施、生産業者保証票の添付による品質表示の義務付け等)が課せられるこ
とを勘案すると、堆肥の品質管理等に多大な労力と負担を強いられることが予想され、
加えて現在、「ゆうきの里」において生産されている堆肥が既に供給過剰気味であること
を考慮しても堆肥の需要や流通面の課題が生じるものと考えられる。
なお、し尿汚泥を焼却処理するのであれば、現状どおり「河北郡市広域汚泥焼却センタ
ー」における処理を継続することが考えられ、その場合、新たな設備投資は不要なため、
財政的には負担が軽減される。
(2) 従来型し尿処理施設
再資源化機能を持たずし尿等の処理機能のみを備える 従来型し尿処理施設 として更
新することが考えられる。
但し、従来型し尿処理施設の整備に対する補助等財政支援は平成 10 年度から廃止され
ているため、「河北郡市浄化センター」を従来型し尿処理施設として更新する場合は単独事
業として行う必要があり、財政的な課題が伴うこととなる。また、今後の下水道等の整備・
普及の進展によってし尿等の搬入量が減少することから、従来型し尿処理施設への投資は
将来的に合理性に欠けたものとなる可能性がある。
(3) 下水道投入施設
今後の下水道等の整備・普及の進展によってし尿等搬入量の減少、し尿処理施設の規模
縮小が予想されることから、下水処理施設の余力の活用を前提として必要最小限の機能
を備える 下水道投入施設 として河北郡市浄化センターを更新することが考えられる。
① 施設概要
下水道投入施設とは、下水道への排水基準を遵守し、かつ下水処理施設に対して量的・
質的に影響を及ぼし得ない範囲においてし尿等を下水道に投入する施設であり、下水道
法でいう「除害施設」としてし尿等の簡易な処理を行うものである。よって、「河北郡市浄
化センター」を下水道投入施設として更新する場合には、し尿等の最終的な処理を既存の
下水処理施設が担う処理体系となることから、設備の簡素化が可能となる他、関連施設
との連携による合理化につながるといえる。
② 下水道投入先
下水道投入施設の投入先としては、一箇所の下水道へ一括投入する方法と、各市町の
し尿等を各市町の下水処理施設へ投入する方法が考えられる。
各市町の下水処理施設へ投入する方法は責任の所在を明確にする意味では有意義であ
り、搬送距離が短くなるといったメリットもあるが、収集・運搬ルートの改変が伴うこと、
広域化の時勢に逆行すること、施設整備・運営に係るスケールメリットに欠けること等と
いったデメリットがある。
- 235 -
③ 下水道に係る排水基準
し尿処理施設においてし尿等(処理水)を下水道投入する場合、「水質汚濁防止法」は直
接的に適用されないが、代わって「下水道法」を遵守しなければならない。
し尿処理施設は「水質汚濁防止法」第 2 条第 2 項、「水質汚濁防止法施行令」第 1 条にお
いて特定施設に定められており、し尿処理施設が下水道を使用する場合に設置する事業
場は「下水道法」第 12 条の二に定められる特定事業場となる。
表 18.3∼表 18.6 にし尿等(処理水)の投入にあたって遵守すべき排水基準を示す。
表 18.3 特定事業場からの排水基準(1/2)
項
目
基準値
カドミウム及びその化合物
0.1
mg/L 以下
シアン化合物
1
mg/L 以下
有機燐化合物
1
mg/L 以下
鉛及びその化合物
0.1
mg/L 以下
六価クロム及びその化合物
0.5
mg/L 以下
砒素及びその化合物
0.1
mg/L 以下
水銀及びアルキル水銀その他の水銀化合物
0.005 mg/L 以下
アルキル水銀化合物
検出されないこと
PCB
0.003 mg/L 以下
トリクロロエチレン
0.3
mg/L 以下
テトラクロロエチレン
0.1
mg/L 以下
ジクロロメタン
0.2
mg/L 以下
四塩化炭素
0.02
mg/L 以下
1,2−ジクロロエタン
0.04
mg/L 以下
1,1−ジクロロエチレン
0.2
mg/L 以下
シス−1,2−ジクロロエチレン
0.4
mg/L 以下
1,1,1−トリクロロエタン
3
mg/L 以下
1,1,2−トリクロロエタン
0.06
mg/L 以下
1,3−ジクロロプロペン
0.02
mg/L 以下
チウラム
0.06
mg/L 以下
シマジン
0.03
mg/L 以下
チオベンカルブ
0.2
mg/L 以下
ベンゼン
0.1
mg/L 以下
0.1
mg/L 以下
セレン及びその化合物
10
230
8
15
mg/L 以下
mg/L 以下
mg/L 以下
mg/L 以下
フェノール類
5
mg/L 以下
銅及びその化合物
3
mg/L 以下
亜鉛及びその化合物
2
mg/L 以下
鉄及びその化合物(溶解性)
10
mg/L 以下
マンガン及びその化合物(溶解性)
10
mg/L 以下
ほう素及びその化合物
ふっ素及びその化合物
(海域以外)
(海域)
(海域以外)
(海域)
- 236 -
表 18.3 特定事業場からの排水基準(2/2)
項
目
基準値
2
クロム及びその化合物
10
ダイオキシン類
mg/L 以下
pg-TEQ/L 以下
表 18.4 特定事業場からの排水基準を定める条例の基準
項
目
基準値
アンモニア性窒素、亜硝酸性窒素
及び硝酸性窒素含有量
380 mg/L 未満
水素イオン濃度
水素指数 5 を超え 9 未満
BOD
600 mg/L 未満(5 日間平均)
SS
600 mg/L 未満
ノルマルヘキサン抽出物質含有量
鉱油類含有量
動植物油脂類含有量
5 mg/L 以下
30 mg/L 以下
240 mg/L 未満
窒素含有量※
燐含有量
32 mg/L 未満
※
※ 窒素及び燐含有量については、投入先の下水処理施設において排水基準が適用され
る場合に限って該当する。
表 18.5 除害施設の設置等に関する条例の基準
項
目
基準値
温度
45℃以上であるもの
水素イオン濃度
水素指数 5 以下又は 9 以上であるもの
ノルマルヘキサン抽出物質含有量
鉱油類含有量
動植物油脂類含有量
5 mg/L を超えるもの
30 mg/L を超えるもの
220 mg/L 以上であるもの
沃素消費量
表 18.6 除害施設の設置等に関する条例の基準
項
目
基準値
温度
45℃未満
アンモニア性窒素、亜硝酸性窒素
及び硝酸性窒素含有量
380 mg/L 未満
水素イオン濃度
水素指数 5 を超え 9 未満
BOD
600 mg/L 未満(5 日間平均)
SS
600 mg/L 未満
ノルマルヘキサン抽出物質含有量
鉱油類含有量
動植物油脂類含有量
5 mg/L 以下
30 mg/L 以下
240 mg/L 未満
窒素含有量
32 mg/L 未満
燐含有量
条例により当該公共下水道、または当該流域下水
道からの放流水に関する排水基準が定められた
もの
(BODに類似する項目及び大腸菌群数を除く)
- 237 -
当該排水基準に係る数値
(4) 下水処理施設との共同整備(MICS事業の活用)
下水道投入施設の他、下水道事業との連携によるし尿処理体系の簡素化・合理化を図る
整備手法として、「汚水処理施設共同整備事業(平成 7 年 3 月 31 日 都下公発第 12 号、
以下、MICS 事業という。)」の活用についても検討する。
MICS 事業とは、処理人口及び処理水量の 2 分の 1 以上を下水道が整備対象としてい
る地域において下水道以外の汚水処理施設も含めた複数施設において共同利用できる施
設を下水道事業として整備するものであり、本地域においては河北郡市の各市町におい
て実施する場合でも、河北郡市全体として実施する場合でも要件(下水道事業による処理
人口が 2 分の 1 以上)を満たしている。なお、MICS 事業によって整備可能な施設は次の
とおりであり、MICS 事業による施設の建設、改築、維持管理等は原則として下水道担
当部局が行うこととなる。
【MICS 事業対象施設】
○共同水質検査施設
○移動式汚泥処理施設
○汚泥運搬施設
○共同汚泥処理処分施設
○その他共同で施設を利用するための施設
MICS 事業の対象事業の内、汚泥の共同処理に係る部分については、対象施設及びシ
ステム構成を考えやすいが、本地域では平成 7 年度に「河北郡市広域汚泥焼却センター」
が建設されており、同施設の余力を活用したし尿汚泥の処理を既に行っている。このた
め、本地域における MICS 事業の実施意義は 水処理系における下水処理施設との共同
整備が有効な場合
に限定されることとなる。
水処理系における MICS 事業の対象施設は その他共同で施設を利用するための施設
の項目に該当するものであり、これまでの補助採択例としては、汚水調整槽、消化槽等
が挙げられるが、事業メニューとして適当なシステム構成であれば、MICS 事業として
採択の道は開かれている。
(5) PFI手法の導入可能性
「生活排水処理関連施設連携方針検討業務報告書 平成 19 年 3 月」に係る協議等の過程
において PFI(Private Finance Initiative)手法の導入可能性について調査・検討してい
るが、「河北郡市浄化センター」の更新にあたっては、下水道投入施設等を考えており、「河
北郡市浄化センター」の更新・運営はそれ程大きな事業規模にならないことから、民間の
ノウハウの効果的な活用、VFM(Value for Money)の向上にも限度があると考えた。一
方、その後 汚泥再生処理センター への PFI 手法の導入事例は僅かながら増加してい
るため、 下水道投入施設
等への導入可能性と比較し、精査・再評価することは有意義
と考えられる。
- 238 -
18.3.2 し尿処理施設の更新に係る体系案
「河北郡市浄化センター」の更新については、「生活排水処理関連施設連携方針検討業務報
告書 平成 19 年 3 月」において検討し、現在は表 18.7 に示す2案に絞り込んでいる。なお、
同検討後、循環型社会形成推進交付金制度を活用した下水道投入施設の整備事例が他市町村
に見られるようになったが、「河北郡市浄化センター」については、汚泥等の有効利用方法に
課題があり、適用が困難である見通しに変わりはない。
表 18.7(a) 体系案 A
概
要
概略ブロックフロー
本体系案は構成市町のし尿等を組合
敷地内に建設する下水道投入施設にお
いて処理した後に、処理水を「津幡町浄
化センター」へ通ずる管渠へ圧送・放流
するものである。その際、下水道投入施
設は特定事業場の扱いとして下水道放
流基準を満たす水質とする。
下水道投入施設における脱水汚泥は
「河北郡市広域汚泥焼却センター」にお
いて焼却処理する。
課
題
・ 補助金や交付金等の財源的な優遇措置がないため、イニシャル・ランニングコストの比較から、有効
性を立証する必要がある。
表 18.7(b) 体系案 B
概
要
概略ブロックフロー
本体系案は構成市町の下水道終末処
理施設に各々し尿等を受け入れる受
入・投入所を建設し、し尿等を下水道終
末処理施設において処理するものであ
る。なお、「かほく市は南部浄化センタ
ー」において市全域のし尿等を受け入
れるものとする。
各受入・投入所の建設にあたっては、
本来下水道終末処理施設が受け入れる
べき下水道処理区域内のし尿等に加
え、処理区域外のし尿等を受け入れる
ものとして、構成市町が各々MICS 事
業を適用できる可能性がある。
課
題
・ 事前協議等によって MICS 事業としての採否、補助対象範囲を明らかにする必要がある。
・ 前処理設備等は MICS 事業に該当しないため、各下水道終末処理施設の隣接地、あるいは各浄化セ
ンターの一部用地を買収するか、目的外使用の許可を得て下水道終末処理施設の敷地内に整備する必
要がある。
・ 組合としての負担は軽減されるが、一般論では、施設の分散によって臭気対策等を含め、スケールメ
リットに欠けることとなる他、広域化の時勢に逆行する体系案である。
・ 現在、「河北郡市浄化センター」において処理している組合敷地内の生活排水を別途処理するため、敷
地内への大型合併処理浄化槽の設置が必要となる。
- 239 -
18.3.3 各体系案における処理能力検証
ここでは、表 18.7 に示した各体系案について、し尿等の投入量及び投入水質が各下水道
終末処理施設の処理能力(余力)上、支障を来すことがないかを検証する。
(1) 前提条件の設定
① し尿等の処理方式
《体系案 A》
「凝集脱水+希釈」、または「脱水+凝集分離+希釈」の採用を想定する。
《体系案 B》
「除渣+直接投入(投入量調整)」の採用を想定する。
② 希釈倍率
《体系案 A》
下水道使用料の上昇を抑えるため、希釈倍率の上限を 5 とする。
《体系案 B》
BOD の基準値 600mg/l に対する表 16.26 の濃度の比率(8.33 倍)とする。
③ 下水道投入水質
《体系案 A》
下水道投入水質の保証値を表 18.8 のとおりとする。
表 18.8 水質の保証値
項
目
基準値
BOD
600 mg/L 未満(5 日間平均)
SS
600 mg/L 未満
窒素含有量
240 mg/L 未満
32 mg/L 未満
燐含有量
④ 下水道投入量
《体系案 A》
139[m3/日]程度が排出されるものと想定する。
※計画処理量 27.80[kL/日]における希釈倍率上限 5 から算定。
《体系案 B》
表 16.24 における各市町の計画処理量から、次のとおりとする。
「かほく市南部浄化センター」; 12.13 [kL/日] (BOD 基準換算量 101.0[m3/日])
「津幡町浄化センター」
; 12.05 [kL/日] (BOD 基準換算量 100.3[m3/日])
「内灘町浄化センター」
;
3.62 [kL/日] (BOD 基準換算量
30.1[m3/日])
※BOD 基準換算量は構成市町のし尿等発生量に、BOD の基準値 600mg/l に対
する表 16.25 の濃度の比率(8.33 倍)を乗じたもの。
- 240 -
⑤ 組合敷地内生活排水の処理方法
《体系案 A》
更新した施設の処理工程上、希釈槽の前段へ投入することを想定する。
《体系案 B》
組合敷地内に大型合併処理浄化槽(75 人槽クラス)を新たに設置し、処理水は公共用
水域へ放流する。
(2) 各体系案の検証
① 体系案 A の検証
表 18.9 に体系案 A の検証結果を示す。
表 18.9 体系案 A の検証(酸素供給能力 BOD 基準)
体系案A
年度
し尿等
投入量
(kL/年)
①=予測値
H26
10,147
希釈
倍率
投入量
(倍)
3
(m /日)
津幡町浄化センター
必要酸素量 処理人口※1
(kg-O2/日)
3
(人)
計画処理能力※1 酸素量の余裕分
3
(m /日)
(m /日)
(kg-O2/日)
酸素量の
過不足
判定※3
(kg-O2/日)
③=①×② ④=③×0.6×
⑥=計画値
⑦=計画値 ⑧=(200×⑦−B×
⑤=計画値
⑨=⑧−④
(日平均汚水量) (日最大汚水量)
A
÷365
⑥)×A÷1000
②
5.0
139.0
133.4
34,700
14,200
17,900
※2
1.6
kg-O2/kg-BOD
津幡町浄化センター流入水BOD(H16∼H20平均)
131
mg/L
A
SOR
B
流入水量※1
2,751.7
2,618.3
○
※1 下水道事業認可計画より
※2 下水道事業団のOD法標準設計基準より(流入水質のBOD;200mg/L、SS;200mg/L、T-N;35mg/L、MLSS濃度、4,000mg/Lとした場合)
※3 判定基準は酸素量の過不足量による
(酸素量が不足する場合は×、0∼1,000(kg-O2/日)の場合は△、1,000(kg-O2/日)以上の場合は○と表記)
② 体系案 B の検証
表 18.10 に体系案 B の検証結果を示す。
表 18.10(a) 「かほく市南部浄化センター」に係る検証(酸素供給能力 BOD 基準)
体系案B
年度
し尿等
投入量
(kL/年)
①=予測値
H26
A
B
4,427
希釈
倍率
投入量
(倍)
3
②
8.33
(m /日)
かほく市南部浄化センター
必要酸素量 処理人口※1
(kg-O2/日)
流入水量※1
3
(人)
(m /日)
計画処理能力※1 酸素量の余裕分
3
(m /日)
(kg-O2/日)
酸素量の
過不足
判定※3
(kg-O2/日)
③=①×② ④=③×0.6×
⑥=計画値
⑦=計画値 ⑧=(200×⑦−B×
⑤=計画値
⑨=⑧−④
(日平均汚水量) (日最大汚水量)
A
÷365
⑥)×A÷1000
101.0
97.0
23,650
12,300
15,200
※2
1.6
kg-O2/kg-BOD
かほく市南部浄化センター流入水BOD(H16∼H20平均)
221
mg/L
SOR
514.7
417.7
△
※1 下水道事業認可計画より
※2 下水道事業団のOD法標準設計基準より(流入水質のBOD;200mg/L、SS;200mg/L、T-N;35mg/L、MLSS濃度、4,000mg/Lとした場合)
※3 判定基準は酸素量の過不足量による
(酸素量が不足する場合は×、0∼1,000(kg-O2/日)の場合は△、1,000(kg-O2/日)以上の場合は○と表記)
- 241 -
表 18.10(b) 「津幡町浄化センター」に係る検証(酸素供給能力 BOD 基準)
体系案B
年度
し尿等
投入量
(kL/年)
①=予測値
H26
4,398
希釈
倍率
投入量
(倍)
3
(m /日)
津幡町浄化センター
必要酸素量 処理人口※1
(kg-O2/日)
計画処理能力※1 酸素量の余裕分
3
(人)
3
(m /日)
(m /日)
(kg-O2/日)
酸素量の
過不足
判定※3
(kg-O2/日)
③=①×② ④=③×0.6×
⑥=計画値
⑦=計画値 ⑧=(200×⑦−B×
⑤=計画値
⑨=⑧−④
(日平均汚水量) (日最大汚水量)
A
÷365
⑥)×A÷1000
②
8.33
100.4
96.4
34,700
14,200
17,900
※2
1.6
kg-O2/kg-BOD
津幡町浄化センター流入水BOD(H16∼H20平均)
131
mg/L
A
SOR
B
流入水量※1
2,751.7
2,655.3
○
※1 下水道事業認可計画より
※2 下水道事業団のOD法標準設計基準より(流入水質のBOD;200mg/L、SS;200mg/L、T-N;35mg/L、MLSS濃度、4,000mg/Lとした場合)
※3 判定基準は酸素量の過不足量による
(酸素量が不足する場合は×、0∼1,000(kg-O2/日)の場合は△、1,000(kg-O2/日)以上の場合は○と表記)
表 18.10(c) 「内灘町浄化センター」に係る検証(酸素供給能力 BOD 基準)
体系案B
年度
し尿等
投入量
(kL/年)
①=予測値
H26
A
B
1,321
希釈
倍率
投入量
(倍)
3
②
8.33
(m /日)
内灘町浄化センター
必要酸素量 処理人口※1
(kg-O2/日)
流入水量※1
3
(人)
(m /日)
計画処理能力※1 酸素量の余裕分
3
(m /日)
(kg-O2/日)
酸素量の
過不足
判定※3
(kg-O2/日)
③=①×② ④=③×0.6×
⑥=計画値
⑦=計画値 ⑧=(200×⑦−B×
⑤=計画値
⑨=⑧−④
(日平均汚水量) (日最大汚水量)
A
÷365
⑥)×A÷1000
30.2
28.9
28,000
14,700
18,300
※2
1.6
kg-O2/kg-BOD
内灘町浄化センター流入水BOD(H16∼H20平均)
259
mg/L
SOR
-235.7
-264.6
×
※1 下水道事業認可計画より
※2 下水道事業団のOD法標準設計基準より(流入水質のBOD;200mg/L、SS;200mg/L、T-N;35mg/L、MLSS濃度、4,000mg/Lとした場合)
※3 判定基準は酸素量の過不足量による
(酸素量が不足する場合は×、0∼1,000(kg-O2/日)の場合は△、1,000(kg-O2/日)以上の場合は○と表記)
表 18.9 及び表 18.10 の検証結果は、体系案 B において「内灘町浄化センター」の余裕がな
くなってきていること、並びに「かほく市南部浄化センター」についても十分な余裕はなくな
ってきていることを示している。これは両施設の能力的余裕が元々少なかったことに加え、
近年、し尿等の BOD が上昇していることに起因する。
- 242 -
18.3.4 施設更新に係る事業化スケジュール
「河北郡市浄化センター」の更新については、以上の検討結果や「河北郡市浄化センター」
の運営・維持管理状況等をふまえ、方針や事業化スケジュールの決定を急ぐ必要がある。
表 18.11 に事業化スケジュール(案)を示す。
表 18.11 「河北郡市浄化センター」の更新に係る事業化スケジュール(案)
工 種
平成22年度
平成23年度
方針等決定
計画・設計等
測量、地質調査(既存資料の補完調査)
生活環境影響調査
都市計画決定事前協議、申請
下水道事業変更認可申請、実施設計等
下水道投入施設等 建設工事
供用開始
- 243 -
平成24年度
平成25年度
平成26年度
第19章 水環境保全・参加推進計画
19.1 基本方針
水環境保全・参加推進計画に係る基本方針を次のとおり定める。
基本方針 ( 水環境保全・参加推進 )
地域の水環境への理解と愛着に根ざした、すべての主体による総合的な
地域の水環境への理解と愛着に根ざした、すべての主体による総合的な
取組によって地域の水環境を健全化する。
取組によって地域の水環境を健全化する。
水質汚濁を防止するためには、生活排水処理施設の整備等と併せ、日々の暮らしや事業活
動から生じる汚濁負荷自体の軽減を図ることが極めて重要であり、それは処理施設の負荷軽
減、処理に係るエネルギーや資源の低減等にも寄与する。このため、水環境に対する人々の
理解や愛着を育むための情報提供、環境教育を充実させ、家庭や地域での自主的な取組を促
進するとともに、組織的な活動への発展を支援する仕組み・体制づくりを進める必要がある。
さらに今後は、単なる水質改善のみでなく、生態系の保全、周辺の土地利用に対する配慮、
快適な水辺空間の創造、森林や農地の保全等、地域の水環境の健全性を多面的に捉え、保全・
創造のための取組を総合的に推進していく必要がある。
本地域は閉鎖性水域である河北潟を有しているが、全国的に見ても汚濁が著しいため、早
急に浄化対策を推進する必要がある。また、閉鎖性水域の水質改善は通常の生活排水対策の
みでは十分に対処できないことから、有効な対策を効果的に実施していくともに、地域の貴
重な水資源として、水や自然とのふれあい、環境教育の場としても有効活用できるよう保全・
創造することとする。
なお、水環境に限らず、環境保全に係る広報・啓発活動、組織的活動等については、各市
町の関連部局が窓口となって実施しているものも多いことから、本組合としても提案及び協
力・連携を図っていくものとする。また、管轄省庁等を問わず、各市町の水環境関連部局が
密接に連携・調整を図れる体制を整備し、情報の共有化、水関連施策の統一的かつ効率的な
推進を図っていくこととする。
19.2 具体的施策
19.2.1 住民の責任・役割
(1) 広報(情報公開)・啓発(環境教育)活動による環境意識の向上
① 環境関連情報の積極的受信、活用
水環境保全をはじめとする環境問題に関心を持ち、積極的な情報受信に努めるとと
もに、家族や親しい者同士で情報の共有化を図る。
受信した環境情報は、日常生活や環境保全活動において有効に活用する。
② 環境教育による意識啓発の推進
学校教育及び生涯学習等における環境学習の機会を有効に活用する。
- 244 -
公民館や図書館等、公共施設の機能を有効に活用し、自主的な環境学習を行う。
(2) 水環境に配慮した具体的取組の実践
① 水環境に配慮した暮らしの実践・定着化
日頃より、水環境に配慮した行動を推進・定着化させ、家庭からの汚濁負荷の軽減に
努める。
表 19.1 水環境に配慮した日常行動(住民)
分
類
台所対策
環 境 配 慮 行 動
・三角コーナーや目の細かいストレーナ等を設置し、調理くずや食べ
残し等を流さない。
・廃油は流さず、古新聞やボロ布等にしみこませ、ごみとして処分す
る他、廃油石けん等をつくり、再利用する。
・米のとぎ汁や豆や麺類等のゆで汁は洗剤の代わりに利用したり、庭
木や畑等へ散水したりする。
・汚れのひどい食器は紙等で拭き取ってから洗う。
・ディスポーザー等、水環境への負荷を増大させる機器を使用しない。
洗濯・入浴対策
・洗濯はなるべくまとめて行い、粉石けんや無リン洗剤等、生物分解
性の高いものを使用する。
・洗剤類は計量カップ等の使用により使い過ぎを防ぐ。シャンプーや
リンス等も適量を使用する。
浄化槽の管理
・浄化槽の清掃・汚泥の抜き取りを適正な頻度で実施し、浄化機能の
維持に努める。
・浄化槽法に基づく法定検査、保守点検等を受検し、浄化槽の処理性
能の確認、適正な補修等を行う。
・閉鎖性水域である河北潟の富栄養化対策として、窒素やリンの除去
が可能な高度処理型浄化槽の設置を検討する。
その他
・河川や湖にごみ等を捨てないようにする。
・生活排水処理、汚泥等の収集・運搬等には多くのエネルギーや資源
を消費することを理解し、排水を少なく(=節水の推進)する。(節水
コマの使用、水の出しっぱなし防止、風呂の残り湯の再利用等)
・側溝・排水路の清掃を定期的に行う。また、周辺の街路等の清掃も
心がけ、河川や用排水路へのごみの流入を防ぐ。
・水質汚濁防止やリサイクル等、環境に配慮した製品を積極的に利用
する。
② 組織的な水環境保全活動への参加
水への親しみ、水環境への理解を深めるため、水辺でのイベントや自然観察会等に
参加する。
河北潟や河川等のクリーンキャンペーン、側溝・排水路の清掃活動等、地域の身近な
水環境保全活動に参加する。
- 245 -
水環境保全を目的とするNPO等の団体活動、ボランティア活動等に積極的に参加
し、地域の組織的な水環境保全活動の活性化に努める。
「水質浄化推進委員」等の活動リーダーは地域の水環境保全活動を組織化し、牽引
役となるよう努める。また、その他の一般住民はリーダーに協力する。
19.2.2 事業者の責任・役割
(1) 広報(情報公開)・啓発(環境教育)活動による環境意識の向上
① 環境関連情報の積極的受・発信、活用
水質汚濁防止に関する技術・設備等の情報を積極的に受信し、事業活動における水質
汚濁防止対策等に活用する。
行政等が実施する水環境関連情報の整理・取りまとめに協力し、情報提供等を行う。
② 社員への環境教育の推進
社員に対する環境教育を行い、水環境の保全をはじめ、環境配慮に努める。
(2) 水環境に配慮した具体的取組の実践
① 水環境にやさしい事業活動の推進
日頃より、水環境に配慮した事業活動を推進し、事業所からの汚濁負荷の軽減に努
める。
表 19.2 水環境に配慮した事業活動(事業者)
分
類
工場等
環 境 配 慮 行 動
・製造工程等、事業活動から発生する汚水は適切に処理し、汚濁した
ままの状態で外に出さない。
・関係法令及び排水基準等を遵守するだけでなく、独自の排水基準の
設定等により、積極的に汚濁負荷の低減を図る。
農林業
・農薬・肥料等の適正使用に努める。
・側条施肥田植機の使用等、肥料の流出防止に努める。
・農地・森林の適正管理、自然的水路の保全等に努める。
建設業
・開発事業を実施する場合は、周辺の水辺環境、周辺環境の調査を十
分に行い、水質保全及び水辺の生態系の保全に配慮する。
一般事務活動
・日常の事務活動における水質汚濁負荷の軽減、節水の推進に努める。
全般
・汚濁負荷の低減やリサイクルに配慮した製品を積極的に利用する。
・水環境保全への取組を環境分野全体に拡げ、環境活動評価プログラ
ム活動、ISO14001 シリーズの認証取得等に取り組む。
② 水環境配慮型商品の開発・販売
水質汚濁の軽減や水質保全に結びつく商品の開発、提供を行うとともに、消費者の
商品選択に必要な情報の提供に努める。
③ 関連イベント等への参加・協賛
河北潟や河川等のクリーンキャンペーン、自然観察会等、水環境関連イベントに参
- 246 -
加・協賛することによって、事業者として、自らのもてる知識や技術等を提供し、地
域の水環境保全活動を支援する。
19.2.3 行政の責任・役割
(1) 広報(情報公開)・啓発(環境教育)活動による環境意識の向上
① 関連情報のタイムリーな提供、質的充実
広報誌「組合だより」やパンフレット等において、水環境保全に係る情報提供を充実
させる。また、副読本・専門誌等の配布を通じて住民啓発を行い、家庭等での水環境
配慮行動の促進に努める。
水質保全を呼びかける看板やポスターを設置し、住民啓発を行う。
地域に向けて提供する情報については、住民及び事業者のニーズ、環境教育的な観
点、実際の取組への波及効果等を勘案し、関連イベントの開催情報、自主的な活動
を行っている団体等の活動報告等、内容的な充実を図るとともに、タイムリーな提
供に努める。
② 環境教育による意識啓発の推進
学校教育の場において水辺とのふれあい、水環境保全活動の機会を充実させ、次世
代を担う子供達の環境教育を推進する。
生涯学習等における環境講座の充実、図書館における環境関連図書の増設等、適切
な教材の整備や提供を行い、住民の自発的な環境学習を促進する。
(2) 水環境に配慮した具体的取組の実践
① 住民・事業者に対する支援・助成の充実
住民及び民間団体等が自主的に行う水環境保全活動やイベント等に対し、支援・協力
を行う。また、事業者に対しては、水質汚濁防止のための技術的指導(講習会の開催
等)を行う。
住民及び事業者の具体的取組・活動を支援する助成制度の整備・充実を図る。具体的
には、合併処理浄化槽の設置助成のみでなく、高度処理型浄化槽の設置、組織的な
水環境保全活動等に対しても助成制度の創設等を検討する。
② 参加・体験型の活動の場・機会の充実
「河北潟水辺のフォトコンテスト」等、住民が水辺と親しみ、水環境への理解を深め
る契機となるイベントや活動を継続・企画し、参加を呼びかける。
河北潟や河川等のクリーンキャンペーン、側溝・排水路の清掃活動等、組織的な水環
境保全活動を企画し、参加を呼びかける。
水辺の保全活動や水質調査(パックテスト等)、自然観察会等、地域の水辺を利用し
た啓発型の参加の場や機会の充実を図り、水環境保全の具体的取組の活性化に結び
つける。
地域の水環境に係る施策及び計画の策定にあたっては、行政内部の合意のみで行わ
ず、住民や事業者を交えた懇談会等を開催し、住民や事業者の意見を反映できる体
制をつくることによって施策等の推進に対する参加・協力を求める。
③ 環境リーダーの設置・育成
住民参加による水環境保全活動を活性化するため、水環境の保全・監視活動等を率先
- 247 -
して行う「水質浄化推進委員」等を設置・育成する。
④ 水環境に係る監視測定、調査・研究の推進
水質浄化や生態系の保全に係る調査・研究を行い、効果的な対策の立案・推進に活用
する。また、調査・研究結果については広報誌やパンフレット等を通じて住民等に広
く広報し、水環境への理解、具体的取組の促進を図る。
湖沼の水質浄化に関する対策及び技術動向のチェック、先進地視察等を行い、河北
潟の水環境保全に活用する。
(3) 多面的かつ総合的な観点による水環境の保全・創造
① 水辺の生態系の保全
水質調査のみでなく、水生生物等に関する調査も定期的に実施し、水辺の生態系の
保全に努める。
自然のままの用排水路の維持、多自然型工法による水辺の整備を行い、自然浄化機
能の向上、水辺の生態系の保全等に努める。また、開発行為等を行う際は、必要に
応じてビオトープを設置し、継続的に適正管理していく。
② 水辺景観の保全、親水性の向上
河北潟や河川等の美しい水辺景観の保全、創造に努める。また、親水公園やビオト
ープ等、地域住民が水辺とのふれあいを楽しめる安全な親水空間を整備する。
公共施設等の未利用地は水やみどりと親しめる空間として整備し、地域住民の身近
な憩いの場とする。
③ 森林・農地の保全、開発事業における配慮
森林・農地の保全に努め、それらの持つ水源涵養機能、水質浄化機能の向上を図る。
開発行為等を行う際は環境負荷の軽減、生態系の保全等に十分配慮する。特に、流
域 10km 圏内の開発行為は水環境に大きな影響を及ぼすことに留意する。
④ 閉鎖性水域(河北潟)の保全
富栄養化の原因である窒素やリンを削減するため、下水処理施設等への高度処理の
導入を検討する。また、高度処理型浄化槽の家庭等への普及を促進するため、PR
の実施、助成制度の創設等を検討する。
湖沼水の浄化施設(生物的・化学的)の設置を検討する。また、ヨシやホテイアオイ等
の水生生物を用いた既存の自然浄化施設において、濁りの除去、窒素やリンの吸収
除去等の植生浄化、実験・研究等を継続する。
汚濁物質が沈降した底質からの栄養分の流出等を防止するため、底泥の性状や堆積
情報等の把握を行い、浚渫、覆砂作業を実施する。
今後の湖沼の浄化対策としては、汚濁物質を物理・化学的に削減・除去するこれまで
の対策に加え、生物間の相互作用を含めた湖沼生態系の構造・機能が有効に働く環境
の創造・維持、さらに、湖沼全体としての多面的な健全性(水とのふれあい・水生生物
との共生等)の観点もふまえた総合的な対策を推進する。
(4) 水環境保全活動に係る連携強化
① 民間活動に対する支援・連携強化
自主的な活動を行っている NPO やボランティア団体、事業所等に対し、情報提供
や支援を行う。また、それらの活動団体との連携を強化し、実践活動の輪を広げる。
- 248 -
行政として、活動団体同士が交流を深める場や機会を設け、各々の活動の連携の機
会を提供する。
② 行政間の調整・連携体制の構築
関係省庁等を問わず、各市町の水環境関連部局が密接に連携・調整を図れる体制を整
備することによって、情報の共有化、水関連施策の統一的かつ効率的な推進を図る。
③ 流域等、広域的連携の推進
水質保全対策を効果的に推進するため、河北潟流域全体が一体となったクリーンキ
ャンペーンの開催等、広域的な取組を推進する。
広域的な取組を円滑に進めるための枠組として、流域の関係機関が調整・協議するた
めの体制を整備し、広域的な調査・研究、指針や推進体制の検討等を行う。
- 249 -
- 84 -
240.8
168.9
60.3
43.5
無色ガラスびん
茶色ガラスびん
その他ガラスびん
廃乾電池、廃蛍光管
20.3
52.2
25.2
479.6
164.5
121.7
122.5
25.3
965.0
22,200
24,104
99,634
21年
25.0
530.4
168.6
120.8
120.0
25.1
941.5
22,007
23,938
99,718
22年
25.0
542.7
168.2
120.7
123.9
25.2
924.2
21,941
23,871
99,767
23年
24.9
549.0
170.2
120.6
125.7
25.2
906.6
21,875
23,797
99,780
24年
24.9
553.5
172.1
120.2
127.3
25.2
888.5
21,804
23,716
99,757
25年
24.8
557.3
171.5
120.0
128.7
25.2
870.1
21,731
23,628
99,700
26年
24.7
559.5
171.0
119.5
129.6
25.2
851.5
21,654
23,535
99,607
27年
24.6
561.3
170.3
119.1
130.5
25.0
832.4
21,572
23,436
99,479
28年
24.5
562.5
169.5
118.8
131.0
24.9
813.1
21,486
23,331
99,316
29年
24.4
562.7
168.8
118.2
131.6
24.9
793.5
21,396
23,220
99,118
30年
24.3
561.9
168.0
117.7
131.7
24.9
773.8
21,303
23,105
98,884
31年
24.1
562.6
167.1
117.1
131.8
24.6
753.9
21,204
22,985
98,617
32年
24.0
561.5
166.2
116.6
131.8
24.6
733.7
21,101
22,860
98,314
33年
23.9
560.2
165.3
116.1
131.6
24.3
713.5
20,995
22,730
97,975
34年
23.8
557.5
164.4
115.4
131.3
24.2
693.1
20,886
22,596
97,603
35年
23.6
556.4
163.4
114.8
131.0
24.1
672.7
20,772
22,458
97,195
36年
23.5
553.2
162.4
114.3
130.5
23.8
652.3
20,656
22,316
96,752
37年
39.8
63.1
190.6
235.3
60.6
100.0
39.6
62.8
189.7
234.1
59.9
99.5
39.5
62.6
189.2
233.5
60.2
99.3
39.4
62.5
188.8
232.9
60.1
99.1
39.3
62.4
188.2
232.3
60.0
98.9
39.1
62.1
187.6
231.4
59.9
98.5
39.0
61.9
186.7
230.6
59.8
98.2
38.8
61.7
186.1
229.6
59.5
97.8
38.7
61.4
185.2
228.7
59.4
97.4
38.5
61.1
184.3
227.7
59.1
97.1
38.3
60.9
183.4
226.4
58.8
96.6
38.2
60.5
182.4
225.4
58.5
96.2
38.0
60.1
181.4
224.2
58.3
95.7
37.8
59.8
180.3
222.9
58.1
95.2
37.6
59.6
179.2
221.6
57.7
94.6
37.3
59.2
178.0
220.3
57.4
94.2
37.1
58.9
176.8
218.9
57.0
93.5
693.9
669.2
786.1
683.8
704.7
723.2
736.8
746.7
753.6
758.1
760.5
761.7
761.9
761.2
759.9
758.3
756.1
753.8
751.4
748.8
1,226.4 1,139.8 1,160.9 1,194.5 1,203.2 1,216.5 1,229.3 1,241.0 1,252.8 1,263.3 1,273.3 1,283.0 1,291.9 1,300.5 1,308.6 1,316.2 1,323.4 1,330.2 1,336.5 1,342.7
639.6 1,105.8 1,099.0 1,096.6 1,093.7 1,090.4 1,086.8 1,082.9 1,078.7 1,074.2 1,069.5 1,064.6 1,059.5 1,054.1 1,048.6 1,042.9 1,037.0 1,031.0
39.3
64.4
182.9
238.4
73.8
110.4
32,379
30,976
30,149
30,126
※公用ごみとは、海岸清掃ごみ、災害ごみ、泥類、草類等
総ごみ量
29,941
29,874
29,796
29,707
29,609
29,502
29,387
29,265
29,137
29,003
28,863
28,717
28,567
28,412
28,252
28,088
拠点・集団回収(公共関与) 2,835.5 2,495.7 2,264.4 2,348.6 2,310.0 2,282.2 2,256.1 2,231.6 2,208.3 2,186.1 2,165.0 2,144.8 2,125.4 2,106.8 2,088.8 2,071.4 2,054.6 2,038.5 2,022.6 2,007.4
粗大ごみ
その他不燃ごみ
40.8
64.6
173.6
241.4
89.7
120.5
1,562.6 1,230.0
100.2
アルミ缶
※
131.6
公用ごみ
28.1
52.5
129.5
128.1
52.5
25.3
900.8
23,280
24,589
99,531
20年
単位; t/年
3,534.3 3,100.4 2,509.5 2,989.8 2,987.8 2,997.4 3,005.7 3,012.5 3,018.2 3,022.4 3,025.6 3,027.9 3,029.2 3,029.5 3,029.2 3,027.9 3,026.0 3,023.3 3,019.9 3,016.0
スチール缶
不燃物
29.8
58.1
新聞、雑誌・雑がみ
廃食用油
56.6
113.2
130.4
134.9
その他プラスチック製
容器包装
PETボトル
61.2
62.7
段ボール
25.5
24.7
1,074.9 1,049.2
23,251
24,711
99,278
19年
紙パック
高カロリーごみ
23,874
25,316
可燃物
普通ごみ
99,101
18年
計画収集人口[人]
年 度
実 績
表 5.7 ごみ量予測結果のまとめ
38,000
36,000
34,000
32,000
30,000
28,000
26,000
24,000
22,000
20,000
18,000
16,000
14,000
12,000
10,000
8,000
6,000
4,000
2,000
0
18
年
- 85 -
33
年
32
年
31
年
30
年
29
年
28
年
27
年
図 5.6 ごみ量予測結果のまとめ
37
年
36
年
35
年
34
年
26
年
25
年
24
年
23
年
22
年
21
年
20
年
19
年
ご み 量 [t/年]
普通ごみ
高カロリーごみ
紙パック
段ボール
PETボトル
その他プラスチック製容器包装
新聞、雑誌・雑がみ
廃食用油
スチール缶
アルミ缶
無色ガラス
茶色ガラス
その他ガラス
廃乾電池・廃蛍光管
公用ごみ
その他不燃ごみ
粗大ごみ
拠点・集団回収(公共関与)
第6章 排出抑制計画
6.1 基本方針
発生抑制・排出抑制、ごみの減量化に係る基本方針を次のとおり定める。
基本方針 ( 発生抑制・排出抑制 )
ごみの発生原因、抑制につながる仕組みを考え・行動し、社会・経済構造の
ごみの発生原因、抑制につながる仕組みを考え・行動し、社会・経済構造の
最上流からの変革・改善に寄与し、ごみの発生抑制・排出抑制を推進する。
最上流からの変革・改善に寄与し、ごみの発生抑制・排出抑制を推進する。
ごみの発生・排出自体を抑制することは、ごみを作り出さないために最も優先すべき考え
方であり、本計画においても国の数値目標を考慮した定量目標(減量化目標、削減比率)を設
定している。同目標を達成するため、地域におけるすべての人々が身近な暮らしの中でごみ
の発生原因を追及・改善し、ごみを発生させないライフスタイル、事業活動への転換を図る
ことによって最上流側から社会・経済構造の改革に取り組むこととする。
6.2 具体的施策
6.2.1 住民の責任・役割
(1) 物や資源の浪費防止、消費・購入行動の見直し
① 消費・購入の必要性の見直し
買い物をする際に購入の必要性(本当に必要なものか、今あるもので代用できないか
等)を十分に検討し、無駄な物を購入しないようにする。
物質的な豊かさに依存した暮らしを見直し、資源や物を浪費しないライフスタイル
を模索する。
物質的な豊かさに依存した暮らしを見直し、資源や物を浪費しないライフスタイル
を模索する。
② リース・レンタル制度の活用
物の使用頻度、所有の必要性等を勘案し、リース・レンタル制度を有効に活用する。
③ エコクッキングの実践
日頃の食生活を見直し、食品の食べ残し、買い過ぎによる廃棄等がないようにする。
また、エコクッキングを実践し、調理くず等を出さないようにする。
(2) 包装廃棄物の削減
① 過剰包装の回避
簡易包装商品、ばら売り商品を選択・購入することや、レジ等において過剰包装を
断ること等によってすぐにごみとなる不用な包装廃棄物の発生抑制に努める。
② 繰り返し利用可能な容器の選択
リターナブルびん、詰め替え品等、繰り返し利用可能な容器を使用した商品を選択・
購入する。
- 86 -
③ マイバック運動等への参加
スーパーマーケット等の包装廃棄物(買い物袋等)の排出抑制を図るため、買い物の
際には買い物袋(マイバック)を持参する。
(3) ごみの排出を抑制する商品の普及促進
① 使い捨て商品等の利用抑制
使い捨て型の商品を避け、詰め替え品や長持ちする商品を選択・購入し、ごみの排
出を少なくするよう努める。
② エコマーク商品等の利用促進
商品を選択する際は、エコマーク商品(製造工程等において環境負荷やごみの発生等
の低減に配慮された商品)等の選択・購入に努める。
(4) 物の長期使用の促進
① 修理等による長期利用
壊れた家電・家具・衣類等は簡単に捨てず、修理してできるだけ長く使うようにする。
② リユース(再使用)の推進による物のライフサイクルの延長
物を捨てる前にリユース(再使用)を検討し、安易なごみの排出を抑制する。
・自分の生活の中で再使用できないか
ex; 古着等のリフォーム、別用途での利用
・自分以外の人が再使用できないか
ex; 親しい者同士での譲渡・交換
フリーマーケット、リサイクルショップ等へ
フリーマーケット、リサイクルショップ等を上手く利用し、再使用の機会を増やす。
雑誌・インターネットによる売買情報等、新たなリユース品市場に参加する。
6.2.2 事業者の責任・役割
(1) 包装廃棄物の削減
① 過剰包装の自粛と新しい価値観に基づくサービスの提供
簡易包装商品、ばら売り商品等、不用な包装廃棄物が排出されにくい商品の製造・
販売を促進する。
商品包装に対する自主基準等の設定によって包装廃棄物の発生抑制に努めるとと
もに、顧客に対して包装の必要性を確認する等、新しい価値観に基づくサービスの
提供に努める。
② 繰り返し利用可能な容器への転換
使い捨て容器からリターナブル容器等、繰り返し利用可能な容器への転換を図る。
③ マイバック運動等の推進
レジ袋への課金、マイバック持参者への特典付与、独自のイベントとの連携等によ
って消費者のニーズ等をふまえたマイバック運動を展開する。
④ 流通用梱包材の削減
流通用梱包材については、その使用量を極力抑えた梱包方法を導入するとともに、
回収・再利用等が可能な梱包材の使用・開発に努める。
(2) ごみの排出を抑制する商品の普及促進
① 商品製造過程における発生抑制
商品の製造工程等を見直し、規格外品や副産物が少ない工程に改変することによっ
- 87 -
てごみの発生を抑制する。
② 使い捨て商品等の製造・販売抑制
使い捨て商品等の製造・販売を抑制し、詰め替え商品や長持ちする商品等、ごみの
排出が少ない商品を製造・販売する。
③ ごみの排出抑制に配慮した商品の開発・販売
物や資源の節約、ごみの排出抑制の視点から既存の製造商品を見直し、新しい視点
に基づく商品の開発・販売に取り組む。
(3) 物の長期利用の促進
① 長寿命商品の開発・販売
耐久性が高い商品の開発・販売を推進する。
② 修理・メンテナンス体制の整備・充実
共通部品の使用、修理・保守作業がしやすい商品設計等に努めるとともに、保証期
間の延長、修理・メンテナンス体制の整備等を行い、物が長期利用されやすい体制
を整備・充実する。
6.2.3 行政の責任・役割
(1) 住民・事業者等に対する指導・支援の強化
① 事業者に対する指導の強化
多量にごみを排出する事業者に対しては、自己処理の徹底、条例等の整備を図ると
ともに、「減量化計画書」の作成指導、管理者設置制度の導入、排出量に応じた料金
徴収による経済的負担の付与、受入許容量の設定等を行う。
中小事業者に対しても多量排出事業者と同様、減量化に係る指導等を徹底するとと
もに、取組に関する情報提供、近隣事業者や同業者同士による連携体制の構築を支
援する。
流通業者・販売業者に対しては、製品等の過剰包装の自粛を指導するとともに、消
費者からの要望に応じて簡易包装等、包装材の省略を選択できるサービスの提供等
を求めていく。
ごみの減量化に対する努力が不十分な事業者に対しては、直接持込ごみの受入拒否
等、ペナルティを検討する。
② ごみの減量活動、設備導入等に関する情報提供・支援
地域で自主的に行われている住民・事業者・民間団体等によるごみの減量活動等に
対する情報提供・支援を行い、地域におけるごみの減量活動を活性化する。
事業系ごみの減量化・再資源化に取り組む事業者等に対して税制面での優遇措置や
低利融資制度等に係る情報提供を行う。
③ 庁内におけるごみ減量活動の推進
物の過剰消費の抑制、グリーン購入等によって庁内におけるごみの発生抑制を図る。
- 88 -
第7章 再資源化・有効利用計画
7.1 基本方針
再資源化・有効利用計画に係る基本方針を次のとおり定める。
基本方針 ( 再資源化・有効利用 )
再資源化・有効利用方策の費用対効果を見極めた上で、その推進体制・仕組
再資源化・有効利用方策の費用対効果を見極めた上で、その推進体制・仕組
みづくりを進め、取組・活動の輪を広げる。
みづくりを進め、取組・活動の輪を広げる。
ごみの再資源化・有効利用を推進するためには、ごみの分別排出、適正排出を徹底すると
ともに、拠点・集団回収の活性化、活動のための拠点整備、資源物の回収ルートの整備等を
併せて行い、組織的かつ循環可能なリサイクル活動を展開する必要がある。
また、本当の意味でリサイクル活動を地域に根付かせるためには、ごみを捨てる際の分別
等を徹底するのみではなく、回収された資源物のその後の再資源化・再商品化にも着目し、
すべての主体(住民・事業者・行政)が再生品等の流通・利用の促進に努めることによって資源
循環の輪を形成することが重要である。
7.2 具体的施策
7.2.1 住民の責任・役割
(1) ごみ分別の徹底
① 分別の精度向上
「ごみカレンダー」、「家庭ごみの分け方・出し方」等に従った分別の徹底・精度向上に
努め、再資源化率の向上及び適正処理の推進に協力する。
「容器包装リサイクル法」、「家電リサイクル法」、「資源有効利用促進法」等のリサイ
クル関連法の趣旨及び内容を理解し、分別排出及び再資源化の推進に努める。また、
パソコンのリサイクル等、製造等事業者によるリサイクルシステムについて理解し、
製造業等の再資源化ルートに乗せるよう協力する。
② ごみ分別マナーの遵守
容器の中身を洗浄後に排出する等、再資源化・有効利用時の効率や品質を考慮し、
ごみの分別マナーを遵守する。
③ ポイ捨て・不法投棄の防止
ごみ拾いや清掃活動等に参加することによって地域の環境美化に努めるとともに、
ポイ捨てや不法投棄の実状を認識し、その撲滅に協力する。
④ 生ごみの堆肥化の推進
生ごみ処理機、コンポスト容器等に対する助成制度を有効に活用し、生ごみの堆肥
化に取り組む。
- 89 -
(2) 再生品の市場形成促進
再生品の市場形成を促進するため、トイレットペーパー等をはじめとする再生品の
選択・購入に努める。
環境意識が高い事業者、販売店(エコショップ等)を支持・利用する。
(3) リサイクルが容易な商品の普及促進
リサイクルが容易な商品(リサイクルしやすい素材を使用したもの、素材毎に分別が
可能なもの等)、エコマーク商品等の積極的な利用に努めるとともに、リサイクル及
び処理が困難な商品の使用を控える。
(4) 地域リサイクル活動の活性化
① 拠点・集団回収への参加
学校や町内会等による資源物の集団回収等に積極的に参加し、資源回収量の増加に
努めるとともに、活動を継続する。
集団回収等の主催者は集団回収等に取り組む団体等の実施スケジュールの計画化
及び定期化に努め、住民が気軽に参加できるよう配慮する。
販売店等が実施する紙パック、白色トレイ等の店舗拠点回収に積極的に参加する。
② 関連イベント等への参加
フリーマーケット等、リサイクル関連イベントに積極的に参加する。
地域における草の根的な団体活動への参加、ごみ及び環境関連イベントの企画・運
営等、住民側からも能動的にリサイクル活動の普及・拡大に取り組む。
7.2.2 事業者の責任・役割
(1) ごみ分別の徹底
① ごみ分別の推進
分別品目及びルール等を従業員に周知徹底し、事業所全体の取組に拡大する。
② 不法投棄等の防止、自らの責任による処理・再資源化の推進
再資源化ルートの整備、マニュフェスト制度の適正運用等によって自らの責任でご
みの再資源化・適正処理に努め、不法投棄につながらないようにする。
ごみ拾い、清掃活動等、地域の環境美化活動に参加・協賛する。
(2) 再生品の市場形成促進
再生原料等の使用拡大に努める。
事務用品、コピー用紙等の業務用品については、再生品への転換を図る。
再生品を製造・販売している場合は積極的にPR活動を行う。
(3) リサイクルが容易な商品の普及促進
① リサイクルが容易な製品の開発・販売
リサイクルしやすい素材の使用、素材別の分別等によって有効利用が容易な製品設
計、開発・販売に努める。
② 再生品、エコマーク商品等の製造・販売
再生品やエコマーク、グリーンマーク商品等の積極的な製造・販売に努める。
③ リサイクルマーク等の識別表示の徹底
容器包装の分別を容易にする識別表示、環境ラベルの表示(再生原料を使用した商品
- 90 -
表示等)を徹底する。
乾電池等、容器包装以外の製品等についても再資源化が促進されるよう分別排出方
法等の識別表示を徹底する。
(4) リサイクル技術・設備等の普及促進
① リサイクル技術・設備等の導入検討
各々の事業活動に導入可能なリサイクル技術・設備等の情報を積極的に収集し、計
画的な導入を検討する。
② 生ごみ(食品残さ)の堆肥化、飼料化の推進
食品関連事業者は食品リサイクル法の趣旨をふまえ、肥料化やメタン発酵等、生ご
み(食品残さ)の再資源化に取り組む。
(5) 地域リサイクル活動の活性化
① 店舗拠点回収・店頭回収の充実
販売店は自主的、
かつ積極的に店舗拠点回収(紙パック・白色トレイ・PET ボトル等)、
その他資源物等の店頭回収(自転車、家電品、電池等)に取り組む。
② 関連イベント・活動等の開催・協賛
フリーマーケットや環境フェア等、ごみ及び環境に関するイベントの開催・協賛等
を積極的に行う。
(6) 安定的なリサイクルルートの構築
① 使用済製品の自主的回収の推進
住民等に対し、「容器包装リサイクル法」、「家電リサイクル法」、「資源有効利用促
進法」等によってリサイクルシステムが確立している製品の回収を呼び掛けるとと
もに、それ以外の再資源化物の自主回収にも積極的に取り組む。
販売ルートを利用した店頭回収(自転車、家電品、電池等)、指定引き取り場所にお
ける回収等、品目に応じたリサイクルルートを適切に運用し、使用済製品の回収を
適正に行う。
② 事業者同士の連携による再資源化ルートの形成
ごみの相互利用や共同処理等、事業者間の連携を活かした再資源化ルートの形成に
努める。
7.2.3 行政の責任・役割
(1) 地域における再資源化方針の明確化
① 再資源化が可能な廃棄物の更なる再資源化の推進
「容器包装リサイクル法」等に基づき、容器包装廃棄物の再資源化を継続して推進す
る。
容器包装以外の廃棄物についても再資源化・有効活用に取り組む。
② 民間活用の推進
本地域における既存の再資源化ルートを基盤として、リサイクル関連の民間業者(=
収集・運搬業者、回収業者、資源再生業者)を積極的に活用していくとともに、より
経済的な体制の整備を図る。
- 91 -
(2) ごみ分別の徹底
① 分別体制の周知徹底
分別体制(=分別品目の分類や回収方法等)の周知徹底を図るため、住民等に配付す
る「ごみカレンダー」、「家庭ごみの分け方・出し方」等を分かりやすいものとする。
また、組合が処理を行わない処理困難物、家電 4 品目、パソコン等の処理方法につ
いても明示し、住民等への周知徹底を図る。特に、新たなリサイクルシステムを運
用する場合は有効に機能するよう広報・啓発活動を徹底する。
② ポイ捨て・不法投棄等への監視強化
「家電リサイクル法」、「資源有効利用促進法」によるパソコンリサイクルの義務化、
ごみの有料化(指定袋)等による不法投棄への影響が懸念されるため、不法投棄の多
発箇所に防止フェンス・看板等を設置するとともに、保健所や警察等とも連携した
パトロール体制を構築する。
ごみ拾い・清掃活動等の地域環境美化活動を企画・開催するとともに、マナーを向上
させるための方策を住民と共に協議・検討し、地域全体として環境意識の向上を図
る。
(3) 再生品の市場形成促進
① 再生品等の利用促進
再生品、エコマーク商品等を取り扱うエコショップ等の情報を広報誌やホームペー
ジで紹介し、住民等による利用を促進する。
② グリーン購入の推進
グリーン購入法等に基づき、「石川県リサイクル認定製品」等、環境に優しい商品の
積極的な購入、公共事業等による優先的使用に努める。
(4) リサイクル技術・設備等の普及促進
① リサイクル技術・設備等に関する情報提供、導入促進
リサイクル技術・設備等に関する勉強会を開催し、事業者等に参加を呼びかけると
ともに、設備導入にあたっての補助制度(国・県等)の紹介等を行う。
② 生ごみの再資源化に関する補助制度の充実
一般家庭等に対する生ごみ処理機、コンポスト容器等の助成制度を充実させ、生ご
みの再資源化を促進する。
食品関連事業者に対しては、食品リサイクル法の動向等を周知徹底し、生ごみの再
資源化を指導するとともに、業務用コンポスト機やその他再資源化設備の導入に係
る補助制度等について情報提供を行う。
(5) 地域リサイクル活動の活性化
① 集団回収等への助成等の充実
集団回収実施団体への助成制度を充実させる他、優良団体への表彰制度等を整備す
るとともに、同制度をPRすることによって住民等がリサイクル活動に参加する機
会の拡充に努める。
資源回収業者の確保等、集団回収に関する協力、アドバイスを行うことによって一
部の自治会・町内会等で実施されている集団回収を全域レベルまで拡大させる。ま
た、活動状況、回収量等のモニタリングを行う。
- 92 -
消費者グループやボランティアグループが実施する不用品交換会やフリーマーケ
ット等に対し、会場や保管場所の確保等について支援・協力する。
② 施設の効率的運用による再資源化・省エネ化の推進
施設の効率的運用によってごみ処理工程等における再資源化、省エネ化を推進する。
なお、啓発・学習等については、その機能の有効な活用方策等についても十分に考
慮する。
③ リサイクル協力店に対する支援
簡易包装やマイバッグ持参運動等によるごみの減量活動、店舗拠点回収・店頭回収
等によるリサイクル活動等に積極的に取り組んでいる販売店、あるいは環境負荷が
少ない商品(エコ商品)、再生品の品揃えを充実させている販売店等について住民等
へ情報提供を行う。また、店舗拠点回収・店頭回収等については、ごみ・再資源化の
流れを把握するためにも回収量やルート等のモニタリングを行う。
④ 表彰制度等の活用
事業者等に対しては、環境保全活動が継続的、かつ計画的に実施・改善されるよう
ISO14001 シリーズやエコアクション 21(環境活動評価プログラム)等の認証取得は
もとより、各種表彰制度等への応募を促し、環境保全活動の更なる活性化を図る。
(6) 安定的なリサイクルルートの構築
① リサイクル関連事業者の支援・育成
収集・運搬業者、回収業者、資源再生業者等、リサイクル関連業者の活用及び育成、
協働・連携体制の構築を図り、地域における再資源化の促進及び効率化を図る。
新たなリサイクル事業の拡充、起業化を促進・支援する。
② 資源物回収ルートの審査等
缶(金属類を含む)、ガラスびん、紙パック、段ボール、その他紙製容器包装、PET
ボトルの既存回収ルートについて、関連業者(=運搬業者、回収業者、資源再生業者)
の適格性を厳重に審査するとともに、適正に再商品化等の処理が行われていること
を確認する。また、引取価格の相場等を調査の上、ルートの妥当性、経済性等を再
検討する。但し、資源物の再商品化にあたっては再生資源市場の不安定さ等から逆
有償や回収の滞り等が生じ得るため、関連業者との協議を十分に行い、資源物の安
定的な流通を確保しつつ、より効率的、かつ経済的なルートを確立する。
資源物の再商品化等の状況については、住民に対して適切に情報提供を行う。
その他、事業者が自主的に回収している資源物の再商品化等ルートの確保・構築に
関しても支援・指導を行い、事業者の自主的な再資源化活動を促進する。
- 93 -
第8章 広報・啓発、参加推進計画
8.1 基本方針
広報・啓発・参加推進計画に係る基本方針を次のとおり定める。
基本方針 ( 広報・啓発・参加推進 )
すべての主体の環境意識の醸成、参加・取組、パートナーシップの構築に
すべての主体の環境意識の醸成、参加・取組、パートナーシップの構築に
つながる情報発信、支援等を行い、活動・協働を活性化する。
つながる情報発信、支援等を行い、活動・協働を活性化する。
ごみ問題への取組を活性化し、永続的に地域に根付かせるためには、それらの取組を推進
するすべての主体(住民・事業者・行政)に精神的な基盤が必要であり、その精神的基盤に支え
られた取組を継続・活性化するための工夫や仕組みづくりが不可欠である。平成 15 年 10 月
に「環境教育推進法」が制定されて以来、学校及び職場等における環境教育の機会・内容の充
実、環境教育の場となる自然環境等の保全・整備等が進められているが、現況や背景をふま
え、本計画では、広報(情報公開)・啓発(環境教育)活動の更なる充実による地域全体としての
環境意識の醸成・かさ上げを図るとともに、取組を支える制度づくり、補助・支援等の充実等
にも併せて取り組み、地域におけるすべての主体の参加・協力による循環型社会の構築をめ
ざすものとする。
8.2 具体的施策
8.2.1 住民の責任・役割
(1) 広報(情報公開)・啓発(環境教育)活動による環境意識の向上
① 環境関連情報の積極的受信・活用
ごみ問題をはじめとする環境問題に関心を持ち、積極的な情報受信に努めるととも
に、家族や親しい者同士で情報の共有化を図る。
ケーブルテレビ、インターネット情報、広報誌、地域情報誌、ごみカレンダー、関
連パンフレット・チラシ等に目を通し、地域の環境情報の積極的な受信・活用に努め
る。
受信した環境情報は日常生活や環境保全活動における有効活用、実践に努める。
② 環境学習による意識啓発の推進
学校教育及び生涯学習等における環境学習の機会を有効に活用する。
公民館や図書館等、公共施設の機能を有効に活用し、自主的な環境学習を行う。
③ 関連イベント等への参加
フリーマーケット、ごみ減量に係るキャンペーン活動、環境フェアやシンポジウム
等、ごみの減量・再資源化及び環境保全に係るイベントに参加する。
(2) 人材及び組織づくりの推進
① 環境家計簿等の活用
- 94 -
環境家計簿等のツールを活用して消費活動(物の購入量等)、ごみ排出量等をチェッ
クし、ごみを出さない環境にやさしい生活を常に意識する。
環境配慮意識が高い消費者(グリーンコンシューマー)として、環境配慮の観点から
事業者等を評価・支持することによって事業者の環境配慮行動を促進する。
② 組織的な活動への参加
集団回収等に継続的に参加し、地域の組織的なごみ減量・再資源化活動の活性化に
努めるとともに、地域コミュニティの再興・醸成を図る契機とする。
環境保全団体等の活動に参加し、地域の環境保全活動及び環境教育等の企画・運営
にチャレンジする。
③ リーダーを中心とする組織的活動の推進
「河北郡市ごみ処理等対策促進協議会」の委員等は環境保全活動のリーダーとして
地域における活動を組織化し、牽引役となるよう努める。また、その他の一般住民
はリーダーに協力する。
(3) すべての主体による地域環境行政の運営
地域運営及び環境づくりの主体としての役割・責任を自覚し、環境行政及び政策決
定への参加に努める。
行政が開催する地域説明会や講演会等に積極的に参加し、質疑・意見交換等を行う。
環境関連の計画立案等に積極的に参加するとともに、計画実行段階における参加・
協力を行う。
8.2.2 事業者の責任・役割
(1) 広報(情報公開)・啓発(環境教育)活動による環境意識の向上
① 環境関連情報の積極的受・発信及び活用
事業活動におけるごみの減量化・リサイクル対策を推進するため、関連情報の受信
に努める。
ケーブルテレビ、ホームページ、広報誌、地域情報誌、パンフレット・チラシ等を
活用し、ごみ問題及び環境に配慮した事業活動における取組成果(事業所で実施して
いる環境配慮活動の内容及びその成果、環境に配慮した商品等)をPRする。
行政等が行う環境情報の整理・取りまとめに協力し、情報提供等を行う。
② 関連イベント等への参加・協賛
フリーマーケット、ごみ減量に係るキャンペーン活動、環境フェア、シンポジウム、
フォーラム等に参加・協賛する。
(2) 人材及び組織づくりの推進
① ごみ減量化計画、マニュアル等の作成と実践
ごみ減量化計画、マニュアル等を作成し、従業員に周知徹底することによって事業
所全体の計画的な取組とする。その際、目標値や管理担当者を明確にする等の工夫
をする。
ごみ問題への取組を環境全体に対する取組に広げ、ISO14001 シリーズやエコアク
ション 21(環境活動評価プログラム)等の認証取得にも取り組む。
② 従業員に対する環境教育の推進
- 95 -
環境関連の技術や知識を高める研修・講習会等に自主的に参加する他、全従業員に
対して環境教育を浸透させる。
③ 事業者相互の情報網、連携関係の構築
事業者相互の交流や連携を図り、ごみ及び環境に関する共同事業・活動を企画・実施
する。
(3) すべての主体による地域環境行政の運営
地域運営及び環境づくりの主体としての役割・責任を自覚し、環境行政及び政策決
定に参加する。
行政が開催する地域説明会や講演会、あるいは環境関連の計画立案等に積極的に参
加し、行政及び住民との交流・連携を深めつつ、地域の環境保全活動に参加・協力す
る。
8.2.3 行政の責任・役割
(1) 広報(情報公開)・啓発(環境教育)活動による環境意識の向上
① 環境情報のタイムリーな提供、質的充実
地域のごみ及び環境に関するデータや情報を整理・モニタリングし、地域の環境情
報として取りまとめておく。
必要に応じてリサイクル関連法の改正内容等に関する住民説明会等を開催し、意識
高揚、協力に対する理解を求めていく。
関連イベント等の開催情報やリサイクル関連法の周知等、提供する情報については、
住民及び事業者のニーズ、環境教育的な観点、実際の取組への波及効果等を勘案し、
内容的な充実を図るとともに、タイムリーな提供に努める。
【提供する環境情報】
①地域の環境情報、データ等(ごみ排出量、資源回収量等)
②ごみ及び環境関連法及び法規制遵守のための対策情報
③地域の環境計画(環境基本計画、一般廃棄物処理基本計画等)に関する情報
④行政のごみ処理・再資源化事業、率先行動計画等の進捗状況の報告
⑤ごみの減量化・リサイクルに関する取組を支援・活性化するための情報
(例)・ごみ及び環境に係るイベント、勉強会、実践的活動等の開催情報
・不用品交換情報(住民が不用となった物品の情報をデータ化して蓄積)
・エコショップ、リサイクル協力店等の情報
・地域の民間団体、事業者等の活動の紹介
② 広報・地域情報誌、ホームページ等を活用した広報・啓発活動の推進
広報誌、地域情報誌、パンフレット・チラシ等による広報・啓発活動を継続・充実さ
せる。また、ごみの減量化及びリサイクルに関する特集、リサイクルマニュアル、
副読本、専門誌等の配布等を通じて住民の意識高揚を図る。
ホームページの逐次更新、ケーブルテレビや地域ラジオ局の活用等、新しい情報提
供の場の整備・充実、コミュニケーション機能(=情報相互交換機能)の拡充を図る。
- 96 -
③ 公共施設等を活用した広報・啓発活動の推進
ごみ処理施設、公民館、図書館等の公共施設を活用した広報・啓発活動を推進する。
(例)・ごみ処理施設見学会の充実
・環境情報等を入手するためのパソコンの設置
・体験型の啓発・学習機能の充実
・掲示板等を使った広報活動の推進
・環境関連図書コーナーの設置・充実 等
ごみ処理施設見学会を定期的に実施し、住民等の施設への理解及び有効活用、環境
啓発を促す。
④ 学校教育及び生涯学習、勉強会等を通じた広報・啓発活動の推進
環境に配慮したライフスタイルの形成には、特に幼少期における学習が果たす役割
が大きいため、学校教育を通じた環境学習の機会を積極的に提供する。また、学校
教育における環境教育の質的充実を図るため、教員等に対する情報提供についても
検討する。
生涯学習等における環境講座等の実施内容については、実践的な学習プログラムを
系統的、かつ継続的に推進する。
⑤ 参加・体験型の活動の場や機会の充実
フリーマーケット、ごみ減量化に係るキャンペーン活動等、ごみ問題を考える契機
となるPR型のイベントを定期的に企画・開催するとともに、環境フェア、シンポ
ジウム、フォーラム、体験教室等、ごみ問題に関する意識向上、取組の活性化に寄
与する啓発型の参加の場や機会の充実を図る。
ごみ減量化・リサイクルに関する取組を地域の祭り、伝統行事等に組み込み、住民
の気軽な参加を促す。
(例)・地域イベントにおける環境関連の出し物及び展示の実施
・箸や皿を持参するフードコーナーの運営 等
イベント等参加者へのアンケート、モニタリング等を行い、その結果を今後のイベ
ントの企画・運営に生かすことによって成果が期待できるものに改善していく。
リサイクル活動の一環としてイメージキャラクターやシンボルマーク等を効果的
に活用し、人々が楽しみながら活動するための工夫をする。
(2) 人材及び組織づくりの推進
① 助成・補助制度の見直し、充実
既存の助成制度について、助成方法や助成金額等の見直し・充実を図るとともに、
必要に応じて新たな制度等の創設を検討し、住民及び事業者の活動を支援する。
認知度が低い補助制度等については、地域に広くPRし、取組の普及を促す。
消費者グループやボランティアグループが実施する不用品交換会やフリーマーケ
ット等、住民等が自主的に主催するイベントに対して会場や保管場所の確保等につ
いて支援・協力する。
先進的な活動を行っている事業者及び団体の活動を注視し、情報提供や支援を行う
他、活動情報等を住民等に積極的に広報する。
② 認定・表彰制度等の活用
- 97 -
「石川県リサイクル製品認定制度」等の各種制度について、県と協力しつつ、住民等
に対する情報提供を積極的に行い、利用の拡大と制度の活性化を図る。
環境負荷が低い商品を販売している販売店を「エコショップ」として認定する等、広
く住民に周知する。
容器包装廃棄物の分別排出優良地区等に対する表彰制度の創設について検討し、分
別精度の向上等に対する動機付けを図る。また、県等の表彰制度との整合性等に配
慮しつつ、先進的・意欲的な活動を展開している団体及び事業者等に対する表彰制
度の整備、あるいは推薦等についても検討し、各種制度の効果的活用と組織的活動
の活性化を図る。
③ 活動リーダーの設置・育成
フリーマーケットの開催等、リサイクルに有効な活動を率先して行うリサイクルリ
ーダーを育成し、住民参加によるリサイクルを促進する。また、活動を維持・拡大
するため、リサイクルリーダーを個人レベルではなく、組織化して位置づけ、ネッ
トワーク化を図る。
④ 交流・ネットワークの構築
活動団体等が交流する場を設け、コミュニケーションの形成、連携の機会を提供し、
活動の輪の拡充に努める。
(3) すべての主体による地域環境行政の運営
① 開かれた地域環境行政の推進
環境政策の決定、行政計画の策定等を行政内部の合意のみで行わず、住民や事業者
を交えた懇談会等を開催することによって住民や事業者の意見を反映できる体制
にするとともに、環境政策及び計画推進に対する参加・協力を求める。
② 民間資金・活力の利活用検討
必要に応じて、PFI(Private Finance Initiative)、指定管理者制度等の導入、利活用
について検討を行う。
(4) 行政による率先行動の推進
① 職員の啓発及び率先行動計画の推進
住民、事業者等に積極的な取組を求めるため、行政として率先行動を推進する。具
体的には、職員に対する環境教育を推進するとともに、「率先行動計画」を立案し、
庁舎内の分別収集等によるごみの減量化・再資源化、グリーン購入による再生品等
の利用を促進する。また、計画の実施結果を公表し、住民等から評価を受ける。
「社団法人いしかわ環境パートナーシップ県民会議」等の活動に参加し、住民・事業
者・行政のネットワークを構築する。
グリーン購入については、「グリーン購入いしかわネットワーク」を通じた意見・情
報交換を行うとともに、新たなグリーン購入の取組を検討し、ネットワーク等へ提
案することによって周辺団体の意識向上、物品調達の活性化を図る。
② 行政間(各市町・組合)の協力・連携体制の強化
行政間のコミュニケーションを活性化し、地域におけるごみの減量化・再資源化及
び適正処理・処分に係る方針等を統一するとともに、施策の推進等にあたって協調・
連携を図る。
- 98 -
第9章 収集・運搬計画
9.1 基本方針
収集・運搬計画に係る基本方針を次のとおり定める。
基本方針 ( 収集・運搬 )
再資源化・有効利用方策や処理・処分体系に適合し、かつ合理化・効率化、環
再資源化・有効利用方策や処理・処分体系に適合し、かつ合理化・効率化、環
境影響に配慮した収集・運搬体制を構築する。
境影響に配慮した収集・運搬体制を構築する。
ごみの収集・運搬は衛生面から滞ることが許されない基本的な行政サービスの一つであり、
人員及びコストの投入が最も大きい部分でもあるため、常に安定的で効率的な体制を維持す
るとともに、周辺環境への負荷が少ない体制を整備することが必要である。また、本計画は
ごみの適正排出
が前提、かつポイントとなるため、住民・事業者一人ひとりの協力が重
要である。
なお、本地域における計画収集ごみの収集・運搬については、基本的に各市町の事務範囲
であるが、ごみの中間処理、最終処分を担う組合は収集・運搬体制によって直接的な影響を
受けるため、地域における再資源化方針、
中間処理体系等に適合した効率的な体制を検討し、
各市町に提案・働き掛けを行っていく必要がある。
9.2 具体的施策
9.2.1 住民の責任・役割
(1) 安定的で効率的な収集・運搬の推進
① ごみ量の削減
家庭から排出されるごみ量の減少によって収集・運搬に係る作業及び経費等が低減
されることを認識し、ごみの排出抑制に努める。
② ごみの排出マナーの遵守
「ごみカレンダー」、「家庭ごみの分け方・出し方」等に基づき、排出曜日及び排出時
間、分別ルールを守ったごみ出しを行い、ごみの収集・運搬の円滑化、効率化に協
力する。
③ 計画収集の有効活用
ごみの収集・運搬方法として最も効率的な計画収集を有効に活用し、直接持込等を
頻繁に行わないようにする。
9.2.2 事業者の責任・役割
(1) 安定的で効率的な収集・運搬の推進
① ごみ量の削減
事業所から排出されるごみ量の削減によって収集・運搬に係る作業及び経費等が低
- 99 -
第10章 中間処理計画
10.1 基本方針
中間処理計画に係る基本方針を次のとおり定める。
基本方針 ( 中間処理 )
施設の合理的、かつ効率的な運営・維持管理を徹底するとともに、社会的
施設の合理的、かつ効率的な運営・維持管理を徹底するとともに、社会的
コストや中長期的なコストミニマムに配慮した処理体系を構築する。
コストや中長期的なコストミニマムに配慮した処理体系を構築する。
従来の中間処理では、ごみの衛生処理・減容化、再資源化率の向上、最終処分量の削減等
が重視されてきたが、今日では、これらに加えてエネルギーの高効率回収、ストックマネジ
メントによる施設の長寿命化・延命化、機能保全コストの最小化等が求められている。
組合では、「河北郡市クリーンセンター」の供用開始以来、再資源化率は向上しているもの
の、施設の運営・維持管理費の上昇に苦慮しており、今日も維持管理費の各種低減策を講じ
ているところである。機能保全コスト、維持管理費の低減・最小化は直接的な社会要請であ
る一方、温室効果ガス排出量等とも深くかかわる課題であるため、中間処理計画において他
市町村等とのごみ処理経費の比較・分析を行う他、施設整備に係る中長期的な見通しを立て
ることとする。
なお、中間処理計画では、ごみ処理の事業主体である行政のみを対象として施策を設定し
ているが、ごみ問題のつながりや関連性(「第 4 章 ごみ処理に係る基本方針」 図 4.1 参照)を
ふまえ、中間処理計画がその他個別計画における住民、事業者等の取組や責務を基盤として
いることに留意が必要である。
10.2 具体的施策
10.2.1 行政の責任・役割
(1) 受入管理の徹底
① 受入時の監視・指導の徹底
処理施設へのごみの受入時には、分別等が十分になされているか等、搬入物のチェ
ックを行い、適正処理・再資源化に支障を来さないようにする。
② 受入情報等の整理・活用
処理施設におけるごみの受入量及び性状等のデータ整理にあたっては、単なる現状
把握に止まらず、処理機能の維持・確保等を検討する際の根拠資料として有効に活用
できるよう配慮する。
(2) 再資源化・効率化を重視した処理の推進
① 処理・再資源化機能の適正な維持
処理施設におけるごみの受入量及びその性状、搬入形態等をふまえ、処理・再資源化
に必要な機能を適正に発揮し、かつ効率的な施設運営が可能となるよう適正に維持
- 103 -
管理する。
② 再資源化・有効利用を見据えた資源回収の推進
中間処理工程で回収される資源物については、その後の再資源化・有効利用に支障を
来さない状態(形状、純度等)での回収に努める。
③ 省エネルギー化に配慮した維持管理
施設の貯留機能を活用した平準化・調整、運転形態による熱効率の変化等、あらゆる
要素について考慮し、省エネルギー化につながる運転を行う。また、機器の適正な
メンテナンスによって過負荷等が発生しないよう維持管理を行う。
(3) 安全で効率的な処理の推進
① 労働安全衛生に配慮した維持管理費の推進
施設の運転・点検・清掃等が安全、かつ衛生的に行えるよう粉じん・臭気、騒音・振動、
照度等に配慮し、運転要員の適正な作業環境、作業性等を確保する。
② 監視・制御技術の有効活用
処理の安定性・安全性を考慮しつつ、処理工程の効率化、制御及び監視の合理化によ
って省力化、維持管理費の低減を図る。
③ ごみ量及びごみ質の変化に対応可能な処理体制の整備
ごみ量及びごみ質の変化等に対して柔軟、かつ効率的に対応可能な施設運用、処理
体制の整備等を行う。また、それを想定した設備・機器等の維持管理を行う。
④ エネルギー等の有効活用
施設において発生する熱エネルギー等の回収及び有効活用を推進する。
⑤ 民間活用の推進
「民間活用」の観点から、缶、紙パック、古紙類については、既存の収集・回収ルート
を活用した再資源化を継続し、中間処理及び再資源化の効率化、施設の負荷軽減を
図る。但し、委託料金、引取単価の動向によっては、より経済的なルートを選択す
る。
(4) 環境負荷の少ない処理の推進
① 公害防止・環境対策設備・機器等の適正な維持管理
ダイオキシン類対策をはじめ、騒音・振動、悪臭、排水等に係る対策設備・機器等を
適正に維持管理し、周辺環境への負荷を可能な限り抑える。
② 環境負荷の低減に配慮した補修等の推進
設備・機器の補修等にあたっては、廃材の再資源化や適正処理の他、環境に配慮した
資機材等の優先的利用を推進する。
(5) 処理施設を活用した啓発活動の推進
① 施設機能・設備の充実
住民及び事業者、小・中学生等を対象とした施設見学会や 親子ごみ探検ツアー 等
を定期的に開催し、施設の役割及び概要、施設における環境配慮活動等を説明する
ことによって住民等へのPR、環境啓発に努める。
河北郡市リサイクルプラザにおいて体験教室等を定期的に開催する他、展示品や展
示コンテンツが新たな意識啓発、情報発信となるよう内容の工夫、メンテナンスを
継続的、かつタイムリーに行う。
- 104 -
② 自然エネルギー設備の効果的活用
河北郡市リサイクルプラザへ設置した太陽光発電設備、風力発電設備のデータ蓄積
に努める他、啓発・学習等において有効に活用する。
③ 施設利用に係る利便性の向上
施設利用に係るアクセス(交通・利便性)を向上させるための施策を検討する。
- 105 -
10.3 ごみ処理経費の比較・分析
表 10.1 に他市町村とのごみ処理経費の比較を示す。
ここでいう「ごみ処理経費」とは、全てのごみの処理(収集・運搬、最終処分を含む)、施設の
維持管理に要した費用であり、環境省ホームページの「一般廃棄物処理事業実態調査結果」
(http://www.env.go.jp/recycle/waste_tech/ippan/index.html)に計上されている「処理及び維
持管理費」である。なお、「建設改良費」は「ごみ処理経費」には含めなかった。
また、比較対象は次の視点のもと、抽出を行った。
① 行政区域内人口が 6 万人∼12 万人程度であること。
② 可燃ごみの処理施設が 90[t/日]∼150[t/日]程度の規模で、かつ全連続運転(24h 運転)で
あること。また、可燃ごみの処理施設があまり古くないこと。
③ ①及び②を満たす RDF 製造施設を保有する市町村等を数箇所抽出すること。
④ 焼却(熱回収)施設に溶融機能を備える市町村等を全抽出箇所の半数程度にすること。
⑤ 一部事務組合は分担金等の計上のされ方に不明な点があるため、市町村から抽出する
こと。
表 10.1 に示すとおり、
組合の「1 人あたりのごみ処理経費」は、14,915[円/人・年]であるが、
これと他市町村との比較から、概ね次のことが言える。
① RDF 製造施設を保有する市町村(伊賀市、廿日市市)は「1 人あたりのごみ処理経費」が
概ね同等であるが、他方式と比較して決して安価とは言えない。
② 伊賀市や廿日市市とは、収集・運搬費のウェイトが異なる等、内訳に差異が認められる
ため、こういった類似都市の詳細を確認することは処理・維持管理費の低減策を検討す
る上で、有意義と考えられる。
③ 焼却(熱回収)施設に溶融機能を備える市町村は、溶融機能を備えない市町村よりも「1
人あたりのごみ処理経費」が明らかに高価である。
なお、「一般廃棄物処理事業実態調査結果」のデータベースは市町村等毎に経費の積算方法
や分類方法等が多少なりとも異なると考えられ、これは「一般廃棄物会計基準、一般廃棄物
処理有料化の手引き及び市町村における循環型社会づくりに向けた一般廃棄物処理システ
ムの指針の策定について(環廃対第 070628001 号、平成 19 年 6 月 28 日)」によって通知・公表
された「一般廃棄物会計基準」の意義に通ずるものと言える。一方、「平成 20 年度一般廃棄物
会計基準の普及促進業務報告書(平成 21 年 3 月)」によれば、「一般廃棄物会計基準」に基づい
た財務書類の作成について、「既に作成済み」が 1.3%、「作成中である」が 2.3%、「作成する
予定であるが、まだ作成していない」が 18.3%、「作成する予定はない」が 78.1%といった状
況であるが、類似都市との比較を厳密に行い、その比較・分析に基づいて施策等を定めるの
であれば、より多くの市町村等が「一般廃棄物会計基準」を採用すべきであることを鑑み、同
基準の適用を試みることとする。
- 106 -
表 10.1 ごみ処理経費の比較(平成20年度実績)
都道府県名
市町村等名称
行政区域内
人 口
①
1人あたり
ごみ処理経費
灰処理方式
可燃ごみ
可燃ごみ処理
処理方式
施設規模
焼却灰
(人)
処理及び維持管理費 (人件費+処理費+車両購入費+委託費+調査研究費)
合計
②÷①
②
(円/人・年)
(千円)
人件費 (一般職+収集運搬+中間処理+最終処分)
処理費 (収集運搬費+中間処理費+最終処分費)
車両等購入費 委託費 (収集運搬費+中間処理費+最終処分費+その他)
一般職
収集運搬
中間処理
最終処分
合計
収集運搬費
中間処理費
最終処分費
(千円)
(千円)
(千円)
(千円)
(千円)
(千円)
(千円)
(千円)
収集運搬費
中間処理費
最終処分費
その他
(千円)
(千円)
(千円)
(千円)
組合分担金
調査研究費
(千円)
(千円)
飛灰
(t/日)
(千円)
(千円)
(千円)
石川県
河北郡市
広域事務組合
99,539 固形燃料化
119.5
―
―
14,915
1,484,576
216,368
72,606
0
138,610
5,152
726,668
0
707,619
19,049
0
216,605
182,245
34,360
0
0
324,935
0
三重県
伊賀市
99,208 固形燃料化
135
―
―
16,609
1,647,706
166,074
83,359
70,982
9,421
2,312
644,586
79,562
564,705
319
0
728,584
341,907
370,673
8,182
7,822
108,462
0
広島県
廿日市市
117,496 固形燃料化
102
―
―
14,029
1,648,364
43,311
13,716
0
29,595
0
247,110
2,397
234,080
10,633
0
1,357,943
320,357
998,028
36,449
3,109
0
0
岩手県
北上市
93,992
焼却
ストーカ式
105
無し
薬剤
7,504
705,332
62,783
59,072
3,711
0
0
201,018
34,755
157,312
8,951
0
441,531
182,398
243,366
15,767
0
0
0
秋田県
大館市
81,162
焼却
ストーカ式
90
溶融
薬剤
12,950
1,051,058
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1,051,058
210,065
801,376
39,617
0
0
0
埼玉県
朝霞市
125,220
焼却
ストーカ式
120
薬剤
薬剤
10,114
1,266,519
112,218
112,218
0
0
0
249,070
0
249,070
0
0
905,231
474,651
275,968
148,839
5,773
0
0
千葉県
八街市
75,550
焼却
ストーカ式
125
溶融
その他
11,681
882,486
68,802
68,802
0
0
0
306,429
2,433
258,866
45,130
6,684
500,571
197,223
248,973
54,375
0
0
0
新潟県
南魚沼市
61,999
ガス化溶融
シャフト式
110
溶融
その他
18,092
1,121,681
184,549
135,360
0
45,676
3,513
440,064
0
431,688
8,376
0
497,068
144,387
301,543
51,138
0
0
0
富山県
射水市
94,851
焼却
流動床式
138
無し
セメント・薬剤
11,828
1,121,917
96,099
96,099
0
0
0
92,881
0
77,334
15,547
0
932,937
209,475
723,462
0
0
0
0
石川県
加賀市
74,708
焼却
流動床式
160
無し
セメント・薬剤
13,669
1,021,192
86,459
86,459
0
0
0
594,784
0
567,527
27,257
0
339,949
300,534
31,447
7,968
0
0
0
岐阜県
高山市
94,335
焼却
ストーカ式
100
無し
薬剤
10,383
979,454
234,073
73,918
12,320
123,196
24,639
109,380
1,303
88,381
19,696
0
636,001
265,589
359,754
10,658
0
0
0
岐阜県
中津川市
82,776
ガス化溶融
流動床式
98
溶融
薬剤
11,897
984,799
314,568
53,546
114,624
139,123
7,275
348,729
66,530
268,884
13,315
0
321,502
84,788
228,262
8,452
0
0
0
静岡県
島田市
102,946
ガス化溶融
シャフト式
148
溶融
薬剤
14,827
1,526,411
430,784
88,960
288,937
38,645
14,242
366,814
50,559
284,302
31,953
10,395
718,418
162,220
359,616
2,364
194,218
0
0
愛知県
東海市
106,109
焼却
ストーカ式
160
溶融
セメント固化
11,819
1,254,136
145,847
145,847
0
0
0
500,231
0
476,962
23,269
0
608,058
322,743
280,273
5,042
0
0
0
愛知県
知多市
84,639
ガス化溶融
回転式
130
溶融
セメント・薬剤
16,306
1,380,152
270,909
120,101
103,538
32,071
15,199
563,639
11,709
551,930
0
8,306
534,672
128,258
361,646
43,444
1,324
0
2,626
兵庫県
三木市
82,736
焼却
流動床式
117
無し
セメント・薬剤
11,996
992,539
332,594
49,532
230,109
34,278
18,675
296,926
30,252
255,535
11,139
0
363,019
115,804
236,053
9,217
1,945
0
0
奈良県
桜井市
61,884
ガス化溶融
流動床式
150
溶融
薬剤
23,469
1,452,331
514,327
98,073
275,076
141,178
0
210,792
60,366
141,037
9,389
3,282
723,930
15,931
696,676
11,323
0
0
0
徳島県
阿南市
78,905
焼却
ストーカ式
120
溶融
薬剤
19,296
1,522,584
605,462
271,218
243,932
90,312
0
677,482
122,317
543,919
11,246
31,138
208,502
2,834
195,204
10,464
0
0
0
愛媛県
四国中央市
93,870
焼却
ストーカ式
150
無し
薬剤
9,111
855,249
89,170
89,170
0
0
0
204,695
5,773
198,922
0
0
561,384
195,208
366,176
0
0
0
0
※1 環境省「一般廃棄物処理事業実態調査結果」には、河北郡市広域事務組合の収集運搬委託費182,245[千円]が計上されていないため、加算した。
出典; 環境省「一般廃棄物処理事業実態調査結果」 http://www.env.go.jp/recycle/waste_tech/ippan/index.html
※2 環境省「一般廃棄物処理事業実態調査結果」には、河北郡市広域事務組合の石川北部アール・ディ・エフ広域処理組合分担金324,935[千円]が計上されていないため、加算した。
- 107 -
10.4 省エネ法等への対応
10.4.1 省エネ法等への対応状況
「エネルギーの使用の合理化に関する法律(昭和 54 年 6 月 22 日 法律第 49 号)」(以下、省
エネ法という。)は石油危機を契機に「我が国のエネルギーをめぐる経済的社会的環境に応じ
た燃料資源の有効な利用の確保」と「工場・事業場、輸送、建築物、機械器具についてのエネ
ルギーの使用の合理化を総合的に進めるための必要な措置を講ずる」こと等を目的に制定さ
れ、その後、内外のエネルギー情勢の変化等に合わせて計 5 回の法改正が行われ、今日に至
っている。
「河北郡市クリーンセンター」はエネルギー使用量(原油換算値)が 3,000kL 以上であり、第
一種エネルギー管理指定工場に指定されているため、毎年度、定期報告書及び中長期計画書
を提出している。表 10.2 に平成 20 年度のエネルギー使用量を、表 10.3 に平成 20 年度の
RDF 製造量を示す。
表 10.2 「河北郡市クリーンセンター」のエネルギー使用量
エネルギー使用量
数 値
熱 量
灯 油
1,503
kL
55,160
GJ
電 気
6,430
MWh
62,327
GJ
―
117,487
GJ
―
3,031
kL
合 計 [GJ]
原油換算 [kL]
≡A
表 10.3 RDF 製造量
平成 20 年度
RDF 製造量 [千 t]
11.5
≡B
表 10.2 の A 及び表 10.3 の B に基づくエネルギーの使用に係る原単位(A÷B)の推移を表
10.4 にまとめる。
平成 18 年度以降はエネルギーの使用に係る原単位を毎年度 1%以上低減できており、設
備・機器や運転方法の改変等が成果に結び付いている。
表 10.4 エネルギーの使用に係る原単位の推移
エネルギーの使用に係る原単位
(A÷B)
[L/t]
対前年度比
[%]
平成 17 年度
平成 18 年度
平成 19 年度
平成 20 年度
278.9
270.6
267.0
263.6
―
97.0
98.7
98.7
なお、「地球温暖化対策の推進に関する法律(平成 10 年 10 月 9 日 法律第 117 号)」(以下、
温対法という。)に基づくエネルギー起源の二酸化炭素排出量は省エネ法上の定期報告書を
活用した報告が温対法上の報告と見なされ、平成 20 年度は表 10.5 のとおり報告している。
- 108 -
エネルギー起源の二酸化炭素排出量はエネルギーの使用に係る原単位と同義となるため、
平成 18 年度以降は毎年度 1%以上低減できていることとなる。
表 10.5 エネルギー起源の二酸化炭素排出量
平成 20 年度
7,310 t-CO2
エネルギー起源の CO2 排出量
※1 灯油の CO2 排出量算定係数は 2.49[t-CO2/kL]
※2 電力の CO2 排出量算定係数は 0.555[t-CO2/MWh]
10.4.2 改正省エネ法への対応
エネルギー消費量が大幅に増加している業務部門及び家庭部門における省エネルギー対
策をより一層推進するため、平成 20 年 5 月 30 日に省エネ法が改正され、平成 22 年 4 月 1
日から施行される。よって、今後も省エネルギー対策を講ずることはもとより、表 10.6 に
示す書類作成・手続き等を進める必要がある。
(1) 改正の概要
① 1 年度間のエネルギー使用量の集計単位が工場・事業場単位から事業者単位(企業単位)
に変わり、事業者全体(本社、工場、支店、営業所、店舗等)の 1 年度間のエネルギー使
用量(原油換算値)が 1,500kL 以上であれば、そのエネルギー使用量を事業者単位で国
へ届け出て、特定事業者の指定を受けなければならない。
② フランチャイズチェーン事業等の本部とその加盟店との間の約款等の内容が経済産業
省令で定める条件に該当する場合、その本部が連鎖化事業者となり、加盟店を含む事
業全体の 1 年度間のエネルギー使用量(原油換算値)が合計して 1,500kL 以上の場合に
は、その使用量を本部が国に届け出て、本部が特定連鎖化事業者の指定を受けなけれ
ばならない。
③ 特定事業者、または特定連鎖化事業者は「エネルギー管理統括者」、「エネルギー管理企
画推進者」をそれぞれ 1 名選任しなければならない。
(2) 提出書類
表 10.6 に提出書類の摘要や提出期日等をまとめる。
- 109 -
表 10.6 省エネ法の改正に伴う提出書類等
書類名称
摘 要
エネルギー使用状況届出書
事業者の前年度のエネルギー使用量
が原油換算で 1,500kL 以上である場
合に提出。
個別の工場や事業場等、事業所単位
で 1,500kL 以上の場合には、当該工
場・事業場のエネルギー使用量を事
業者全体のエネルギー使用量の内訳
として記載。
エネルギー管理統括者/エネ 特定事業者、または特定連鎖化事業
ルギー管理企画推進者選任 者は「エネルギー管理統括者」、「エネ
届出書
ルギー管理企画推進者」をそれぞれ
1 名選任し、本社の所在地を管轄す
る経済産業局に提出。
エネルギー管理者/エネルギ 「 第一 種エ ネルギ ー管 理指 定工 場
ー管理員選任届出書
等」、または「第二種エネルギー管理
指定工場等」を有している場合には、
当該工場・事業場毎に「エネルギー管
理者」、または「エネルギー管理員」
を選任し、本社の所在地を管轄する
経済産業局に取りまとめて提出。
中長期計画書
特定事業者、または特定連鎖化事業
者は本社の所在地を管轄する経済産
業局と、工場・事業場が行う事業の所
管省庁に提出。
「 第一 種エ ネルギ ー管 理指 定工 場
等」、または「第二種エネルギー管理
指定工場等」を有している場合には、
その計画を併せて取りまとめ、1 つ
の計画書として提出。
定期報告書
特定事業者、または特定連鎖化事業
者は本社の所在地を管轄する経済産
業局と、工場・事業場が行う事業の所
管省庁に提出。
「 第一 種エ ネルギ ー管 理指 定工 場
等」、または「第二種エネルギー管理
指定工場等」を有している場合には、
事業者全体の定期報告書の内訳とし
て当該工場・事業場のエネルギー使
用量等の情報を記載して提出。
- 110 -
提出期日
5 月末日
(平成 22 年度は 7 月末日)
事由が生じた日以降の
7月末日
事由が生じた日以降の
7月末日
毎年7月末日
(平成 22 年度は 11 月末日)
毎年7月末日
(平成 22 年度は 11 月末日)
10.5 施設整備に係る見通し
10.5.1 処理状況フローの試算
図 10.1 に平成 20 年度の処理状況フロー(実績)を、図 10.2 に中間目標年次の前年度(平成
29 年度)における処理状況フローを、図 10.3 に中間目標年次(平成 30 年度)における処理状
況フローを示す。
なお、試算にあたっては、実績、並びに表 5.7 及び図 5.6 に基づき、次の条件を設定した。
① 「河北郡市リサイクルプラザ」において回収するスクラップ類(金属くず)の量は、(不燃
ごみ+粗大ごみ)×33.0%とする。
② 「河北郡市リサイクルプラザ」から発生する不燃物の量は、(不燃ごみ+粗大ごみ)×
44.2%とする。
③ 高カロリーごみ残渣(高カロリーごみ焼却灰)の発生量は高カロリーごみ量の 18.1%と
する。
④ 石川北部 RDF センター(RDF 専用焼却施設)から搬入される残渣(溶融飛灰)の発生量は、
RDF 製造量を可燃ごみ量の 51%とした上で、その 8.1%とする。
⑤ 平成 30 年度の熱回収施設における可燃ごみ及び高カロリーごみの残渣の発生量は、
(可
燃ごみ+高カロリーごみ)×12%とする。
⑥ 「河北郡市リサイクルプラザ」において破砕処理した木質ごみは平成 29 年度までは最
終処分場の覆土材として利用するが、平成 30 年度からは熱回収施設において処理する
ものとし、その残渣(焼却灰)の発生量は木質ごみ量を可燃ごみ量の 2.3%とした上で、
その 12%とする。
⑦ 「河北郡市リサイクルプラザ」から発生する不燃物は、平成 30 年度から焼却処理によっ
て可燃分を減容するものとし、その残渣発生量を不燃物量の 35%とする。
※1
拠点・集団回収量
総資源化量
4,558 t
16.3%
(15.1%)
2,264 t
直接資源化量
処理後資源化量
374 t
1.3%
1,920 t
6.9%
排 出 量
計画処理量
中間処理量
27,884 t
27,884 t
100.0%
26,871 t
96.4%
RDF量
※2
11,519 t
57.7%
(53.3%)
処理後最終処分量
減量化量
自家処理量
直接最終処分量
0t
0.0%
640 t
2.3%
1,931 t
6.9%
11,501 t
41.2%
最終処分量
2,571 t
9.2%
※1 総資源化量の( )内の%表示値は排出量と拠点・集団回収量を合わせた量に対する再資源化率を表す。
※2 RDF量の%表示値はRDF量を再資源化量に算入した場合の総資源化率を、( )内の%表示値は排出量と拠点・集団回収量を
合わせた量に対する総資源化率を表す。
図 10.1 処理状況フロー(平成 20 年度)
- 111 -
総資源化量※1
拠点・集団回収量
5,016 t
18.5%
(17.1%)
2,145 t
直接資源化量
処理後資源化量
938 t
3.5%
1,933 t
7.1%
排 出 量
計画処理量
中間処理量
27,120 t
27,120 t
100.0%
25,108 t
92.6%
RDF量
※2
10,958 t
58.9%
(54.6%)
処理後最終処分量
1,939 t
7.1%
減量化量
自家処理量
直接最終処分量
0t
0.0%
1,074 t
4.0%
10,279 t
37.9%
最終処分量
3,013 t
11.1%
※1 総資源化量の( )内の%表示値は排出量と拠点・集団回収量を合わせた量に対する再資源化率を表す。
※2 RDF量の%表示値はRDF量を再資源化量に算入した場合の総資源化率を、( )内の%表示値は排出量と拠点・集団回収量を
合わせた量に対する総資源化率を表す。
図 10.2 処理状況フロー(平成 29 年度)
総資源化量※1
拠点・集団回収量
4,501 t
16.7%
(15.4%)
2,125 t
排 出 量
27,011 t
直接資源化量
処理後資源化量
938 t
3.5%
1,438 t
5.3%
計画処理量
中間処理量
処理後最終処分量
27,011 t
100.0%
25,004 t
92.6%
3,040 t
11.3%
減量化量
自家処理量
直接最終処分量
0t
0.0%
1,070 t
4.0%
20,527 t
76.0%
最終処分量
4,109 t
15.2%
※1 総資源化量の( )内の%表示値は排出量と拠点・集団回収量を合わせた量に対する再資源化率を表す。
図 10.3 処理状況フロー(平成 30 年度)
平成 29 年度及び平成 30 年度の直接資源化量は古紙類の回収量増加によって同等の増加が
見込める。しかし、平成 29 年度までは破砕処理した木質ごみを最終処分場の覆土材として
利用するのに対し、平成 30 年度からは熱回収施設において処理することを想定しているた
め、再資源化率は低下することとなる。
なお、最終処分量(率)については、「11.3.2 最終処分量(率)に係る考察」において触れるこ
ととする。
- 112 -
10.5.2 施設規模及び発電効率
(1) 施設規模の概算
ここでは、中間目標年次(平成 30 年度)を基準とした場合の熱回収(焼却)施設の規模を概
算する。なお、施設規模は平成 30 年度から 7 年を超えない範囲内で設定することとなる
が、表 5.7 及び図 5.6 に示したとおり焼却処理対象物は微減傾向にあるため、平成 30 年
度が施設規模設定年次となる。
施設規模=計画年間日平均処理量÷実稼働率÷調整稼働率
=(可燃ごみ+高カロリーごみ+木質ごみ+不燃物)÷365÷実稼働率÷調整稼働率
=(21,396.1+793.5+492.1+907.8)÷365÷(280/365)÷0.96
=88 [t/日]
この時の稼働率、並びにその逆数は各々次のとおりとなる。
稼 働 率={(21,396.1+793.5+492.1+907.8)÷365÷88}×100=73.4 [%]
88÷(21,396.1+793.5+492.1+907.8)×365=1.36
稼働率の逆数(1.36)は実際の月最大変動係数よりも大きいため、当該月に停止日(補修点
検日)を設けないよう計画することによって賄えることとなる。
なお、以上の概算は排出抑制や再資源化が表 5.7 及び図 5.6 の予測どおりに進んだ場合
に適用できるものである。
(2) 高効率発電に係る要件
内閣に設置された地球温暖化対策推進本部が平成 14 年 3 月 19 日に決定した「地球温暖
化対策推進大綱」では、廃棄物分野に関連する施策として、廃棄物の発生抑制、再利用、
再生利用の推進による廃棄物焼却量の抑制を図りつつ、燃やさざるを得ない廃棄物からの
エネルギーを有効活用する廃棄物発電やバイオマスエネルギー活用等により、化石燃料の
使用量の抑制を推進するとしている。更に平成 20 年 3 月 25 日に閣議決定された「廃棄物
処理施設整備計画」では、廃棄物処理施設の整備にあたっては、温室効果ガスの排出抑制
に配慮することが極めて重要との認識に立ち、平成 24 年度にごみ焼却施設の総発電能力
を約 2,500MW まで向上させることを目標としている。
このような背景のもと、廃棄物分野において更なる温暖化対策を推進するため、高効率
ごみ発電を行う施設に対して循環型社会形成推進交付金の交付率を 1/2 とする拡充支援が
平成 21 年度から平成 25 年度までの時限措置として開始されるとともに、高効率ごみ発電
を推進すべく「高効率ごみ発電施設整備マニュアル(平成 21 年 3 月)」が取りまとめられて
いる。
表 10.7 に施設規模毎の発電効率に係る交付要件、並びに発電効率の算出における前提
条件をまとめる。また、図 10.4 に交付要件と発電効率の実績との関係を示す。
- 113 -
表 10.7 施設規模毎の発電効率に係る交付要件
施設規模[t/日]
発電効率[%]
100 以下
12
前提条件
100 超、150 以下
14
ごみの低位発熱量
; 8,800kJ/kg
150 超、200 以下
15.5
燃焼空気比
; 1.4∼1.5
200 超、300 以下
17
蒸気条件
; 400℃、4MPaG
300 超、450 以下
18.5
復水器形式
; 空冷式
450 超、600 以下
20
排ガス処理
; 乾式
600 超、800 以下
21
触媒用排ガス再加熱
; なし
800 超、1,000 以下
22
1,000 超、1,400 以下
23
1,400 超、1,800 以下
24
1,800 超
25
(180℃程度の低温触媒採用)
白煙防止条件
; なし
出典; 環境省資料
図 10.4 交付要件と発電効率実績との関係
表 10.7 の前提条件については、所定の発電効率を達成できれば、必ずしも全てを満た
す必要はないとされているものの、前提条件は可能な限り熱ロスを抑え、効率を高める思
想のもと設定されているものであるため、所定の発電効率を達成するためには、概ね前提
条件に沿うことになると考えられる。また、「高効率ごみ発電施設整備マニュアル(平成 21
年 3 月)」に示されているとおり、排水(プラント排水、生活排水)については、処理・再利用
を行いつつ、余剰分は系外への放流を検討すべきであり、クローズドシステムでは所定の
- 114 -
発電効率を達成できないものと考えられる。
いずれにしても、中間目標年次(平成 30 年度)における施設規模は 100[t/日]以下となる
見通しであるため、発電設備設置の費用対効果、更なる高効率化技術の導入可能性等を含
め、詳細な調査・検討を進めることとする。
また、外部への熱供給分を発電量に換算して発電効率を算出する考え方は現時点におい
て認められていないものの、熱供給に対する評価方法については、検討の余地があるとさ
れているため、交付要件の改変・拡充、更には温暖化対策に係る政策動向等について今後
も注視していくものとする。
- 115 -
第11章 最終処分計画
11.1 基本方針
最終処分計画に係る基本方針を次のとおり定める。
基本方針 ( 最終処分 )
適正な受入・維持管理を徹底し、周辺環境に配慮することはもとより、排出
適正な受入・維持管理を徹底し、周辺環境に配慮することはもとより、排出
抑制・再資源化の更なる促進によって最終処分場の延命化を図る。
抑制・再資源化の更なる促進によって最終処分場の延命化を図る。
最終処分場への可燃物及び資源物の埋立を抑制し、処分場の延命化を図るとともに、周辺
環境に配慮した適正管理を行う。更に住民等からの信用・信頼の向上、地域との調和を図るた
め、情報公開の推進、有効な跡地利用方策の検討等を行うことも重要である。
なお、最終処分計画は中間処理計画と同様、ごみ処理の事業主体である行政のみを対象と
して施策を設定しているが、住民及び事業者等の取組を基盤とするものであることに留意が
必要である。
11.2 具体的施策
11.2.1 行政の責任・役割
(1) 受入管理の徹底
① 受入時の監視・指導の徹底
最終処分場の延命化を図るため、中間処理不適物のみ受け入れることを徹底する。
最終処分量の低減、汚染物質の混入防止による周辺環境の保全等を目的として埋立廃
棄物の受入時に事前書類確認、目視確認、抜き取り検査等を実施する。可燃物及び資
源物等の混入が確認された場合、選別が容易なものは選別後、中間処理不適物のみ受
け入れるものとし、選別が困難である場合や可燃物及び資源物等が多量に含まれる場
合には、中間処理施設への搬入を指導する。
② 受入情報等の活用
受入量及び性状等の情報については、単なる現状把握に止めることなく、最終処分場
の機能確保、跡地管理・跡地利用等に関する検討を行う際の根拠資料として有効活用
する。
(2) 埋立計画の見直し
① 減量化目標との対比・評価
減量化目標に基づく最終処分見込み量と実際の処分量を比較し、ごみの減量化・資源
化に係る取組の進捗状況を評価し、更なる取組の推進に反映する。
② 最終処分量・性状に応じた埋立方法の検討
埋立処分されるごみの種類や 1 日あたりの埋立処分量等を勘案し、
埋立計画を見直す。
- 116 -
(3) 最終処分場の適正管理
① 施設設備の適正管理
しゃ水工、貯留構造物等の各設備について、その機能が支障なく発揮されるよう維持
管理を行う。
浸出水の水量及び水質の変動に対して各設備を調整するとともに、その機能が支障な
く発揮されるよう維持管理を行う。
② 環境モニタリングの推進
周辺環境における騒音・振動、悪臭、地下水水質、放流先水質等の定期的なモニタリ
ング及びデータ整理・評価等を実施し、周辺環境へ与える影響を最小限に保つ。
浸出水処理施設が適切に維持管理され、処理水が放流基準等を満たしていることを確
認するため、定期的な水質分析及びデータ整理・評価等を実施し、より適切な運営管
理に利用する。
しゃ水工の健全性に係る評価を主目的として、地下水の水質分析及びデータ整理・評
価等を実施する。
(4) 跡地利用の検討
① 「旧河北郡最終処分場」における維持管理・跡地利用状況の検証
「旧河北郡最終処分場」の近隣住民の要望等に配慮し、浸出水処理施設の維持管理、定
期的な環境モニタリング(放流水・地下水調査)を継続する。なお、今後は必要に応じて
施設の完全廃止に向けた検討及び準備等を行っていくものとする。
近年の最終処分場の跡地利用方法としては、緑地還元のみでなく、地域還元・環境教
育等をコンセプトとしたスポーツ施設や老人ホーム等の建設、ビオトープ等の環境施
設の設置が行われる事例も見られるが、「旧河北郡最終処分場」は立地等の条件から高
度利用は難しく、現状の利用が妥当と考えられる。しかしながら、今後も地域住民の
ニーズ等をふまえた検証を継続するものとし、必要に応じてかほく市に対し、利活用
に係る提案・働き掛けを行うこととする。
② 供用中の最終処分場における跡地利用の検討
供用中の最終処分場については、将来的な跡地利用方法を見据えて埋立計画等の立
案・見直しを図る。
現在までの管理情報を整理・把握し、現時点において跡地利用方法の検討を行ってお
くとともに、今後の埋立状況に応じて適宜見直しを行う。
(5) 情報公開の推進
廃棄物処理法に基づいて搬入管理記録、施設管理記録、埋立管理記録、モニタリング
記録等を最終処分場に備え置き、関係者に縦覧する。
維持管理の透明化、信頼性を高めるため、縦覧以外の公開方法(広報、インターネッ
ト等)についても検討する。
中間処理施設(啓発施設)におけるPR、施設見学会の開催等を通じて地域住民等から
の信用・信頼の向上を図る。
- 117 -
11.3 最終処分量に係る見通し
11.3.1 残余容量の試算
表 11.1 及び図 11.1 に最終処分場残余容量の試算結果を示す。なお、試算にあたっては、
「10.5.1 処理状況フローの試算」の条件と同一とした。
表 11.1 に示すとおり、「河北郡市灰埋立場」は平成 29 年度から平成 30 年度に掛けて埋立容
積の 45,000[m3]に達する見通しである。表 11.1 では、覆土量を埋立容量の 1/3 としているた
め、覆土量を減らすことによって多少の延命化を図ることはできるが、平成 29 年度、あるい
は平成 30 年度に向けて対応方針等の検討に着手する必要がある。
「河北郡市最終処分場」については、平成 37 年度時点でも残余容量が 60%の見通しである。
但し、最終処分量の実績に現れているとおり、 公用ごみ の搬入量はバラツキが極めて大き
く、不法投棄ごみ等の予期せぬものを多量に受け入れなければならないケースも実際に生じ
ていることから、比較的搬入量の平準化が可能な泥類、草類等については、計画的な搬入に
努める必要がある。また、海岸清掃ごみについては、平成 21 年 7 月 15 日に公布・施行され
た「美しく豊かな自然を保護するための海岸における良好な景観及び環境の保全に係る海岸
漂着物等の処理等の推進に関する法律(平成 21 年 7 月 15 日 法律第 82 号)」(海岸漂着物処理
推進法)に基づき、地方公共団体の責務を全うしつつ、平成 30 年度に向けた施設整備に係る
検討と併せて、海岸漂着物(海岸清掃ごみ)のより適切な処理・処分方法を検討するものとする。
11.3.2 最終処分量(率)に係る考察
「10.5.1 処理状況フローの試算」において設定した条件では、平成 30 年度以降の最終処分
量(率)が若干増加することとなり、これを解消するためには、焼却(熱回収)施設を整備する際
に溶融機能を併せて備え、生成されるスラグを有効利用するしか方法はない。しかし、「10.3
ごみ処理経費の比較・分析」に示したとおり、溶融機能の付加はごみ処理経費の上昇を招き、
100[t/日]程度の施設規模では、それが顕著に現れるため、慎重な検討を要する。
一方、熱回収施設を整備する際には、原則として溶融機能を備えることとされているが、
最終処分場の残余容量が 15 年分以上ある場合には、溶融機能を備えなくてもよい旨の事務連
絡が平成 15 年 12 月 16 日に通知されており、これが溶融機能を備えない計画とする場合の
拠り所となっている。
表 11.1 に示したとおり、「河北郡市最終処分場」は平成 30 年度時点でも、その後 15 年分以
上の残余容量が見込め、「河北郡市灰埋立場」についても平成 29 年度、あるいは平成 30 年度
に向けて対応方針等を固めれば、 残余容量 15 年分以上 の条件に対して見通しがたつもの
と考えられる。
以上を鑑み、ごみ処理経費の低減を最優先するものとして、「10.5.1 処理状況フローの試
算」及び「11.3.1 残余容量の試算」に示した最終処分量及び残余容量を想定しておくこととす
る。
- 118 -
※3
※4
※5
※6
[t]
[t]
[t]
[t]
④
可燃ごみ・高カロリーごみ残渣 ⑤
⑥
⑦
RDF専焼炉残渣
木質残渣
不燃物残渣
累計 [ m3 ]
2,490
1,380
1,110
2,571
―
―
―
1,005
189
737
640
20年
1,440
230
1,210
2,072
518
1,554
3,022
―
―
―
909
170
843
1,099
22年
2,084
521
1,563
3,028
―
―
―
906
167
857
1,097
23年
2,094
523
1,570
3,030
―
―
―
904
164
869
1,094
24年
2,100
525
1,575
3,031
―
―
―
901
161
879
1,090
25年
2,105
0
18年
500
1,000
1,500
2,000
2,500
3,000
3,500
4,000
4,500
5,000
19年
20年
21年
526
1,579
3,029
―
―
―
898
157
887
1,087
26年
1,456
364
1,092
1,439
360
1,080
1,432
358
1,074
1,424
356
1,068
1,415
354
1,062
1,407
352
1,055
22年
23年
24年
25年
2,108
527
1,581
3,025
―
―
―
895
154
893
1,083
27年
2,109
527
1,582
3,019
―
―
―
891
151
899
1,079
28年
1,398
350
1,049
1,389
347
1,042
2,110
527
1,582
3,013
―
―
―
888
147
904
1,074
29年
1,141
285
856
4,109
318
59
2,663
0
0
0
1,070
30年
1,136
284
852
4,092
319
59
2,649
0
0
0
1,065
31年
1,380
345
1,035
4,053
1,013
3,040
4,036
1,009
3,027
27年
28年
29年
30年
31年
32年
33年
34年
35年
※9 体積換算係数は、1.0[ m3/t ]とした。
※7 体積換算係数は、0.8[ m3/t ]とした。
※8 覆土量は埋立容量の1/3とした。
図 11.1 最終処分場残余容量の検証
26年
RDF専焼炉残渣の発生量はRDF製造量を可燃ごみの51%とした上で、その8.1%とした。
可燃ごみ・高カロリーごみ残渣の発生量は、(可燃ごみ+高カロリーごみ)×12%とした。
木質残渣の発生量は木質量を可燃ごみの2.3%とした上で、その12%とした。
不燃物は、平成30年度から焼却処理によって可燃分を減容するものとし、その残渣発生量を不燃物量の35%とした。
※2 高カロリーごみ残渣の発生量は高カロリーごみ量の18.1%とした。
※3
※4
※5
※6
2,065
516
1,549
3,028
―
―
―
917
175
830
1,106
21年
表 11.1 最終処分場残余容量の検証
1,130
283
848
4,073
320
59
2,635
0
0
0
1,059
32年
1,124
281
843
4,053
321
58
2,620
0
0
0
1,054
33年
1,118
280
839
4,033
322
58
2,605
0
0
0
1,049
34年
1,112
278
834
4,012
322
58
2,590
0
0
0
1,043
35年
1,106
277
830
3,991
323
57
2,573
0
0
0
1,037
36年
1,100
275
825
3,969
324
57
2,557
0
0
0
1,031
37年
4,018
1,004
3,013
3,999
1,000
2,999
3,980
995
2,985
3,959
990
2,970
3,938
985
2,954
3,917
979
2,938
36年
37年
公用ごみ
不燃物
高カロリーごみ残渣
RDF専焼炉残渣
可燃ごみ・高カロリーごみ残渣
木質残渣
不燃物残渣
28,554 29,655 31,096 32,552 33,991 35,423 36,846 38,262 39,669 41,067 42,456 43,836 47,888 51,924 55,942 59,941 63,921 67,880 71,818 75,735
1,101
31
1,070
※1 不燃物の発生量は、(不燃ごみ+粗大ごみ)×44.2%とした。
河北郡市灰埋立場
0
198
198
[ m3 ] ※8
覆 土
合計 [ m3 ]
6,205
2,378
3,827
3,058
―
―
―
873
176
779
1,230
19年
実 績
23,219 29,424 31,915 33,980 36,051 38,136 40,229 42,329 44,435 46,543 48,652 50,762 51,903 53,038 54,169 55,293 56,411 57,524 58,630 59,730
3,003
[ m3 ] ※9
累計 [ m3 ]
合計 [ m3 ]
[ m ] ※8
445
[ m3 ] ※7
3
2,740
2,558
[t]
―
―
―
0
③+④+⑤+⑥+⑦
河北郡市最終処分場
覆 土
合 計
※2
[t]
③
高カロリーごみ残渣
①+②
995
[t]
②
182
1,563
※1
[t]
①
18年
不燃物
年 度
公用ごみ
最終処分量 [t/年]
- 119 -
第12章 その他計画
12.1 不法投棄対策
河北郡市では、 子ども不法投棄合同パトロール を実施する等、不法投棄の未然防止に取
り組んでいるところであるが、今後も自治会等と一体となった啓発活動により、パトロール
の強化、連絡体制の構築、街灯の設置等を行い、不法投棄を未然に防止するものとする。津
幡町では、「津幡町不法投棄物の防止に関する措置要綱(津幡町告示第 5 号、平成 14 年 2 月 5
日)」を定めているため、同要綱との整合を図る他、早急な対応が可能となるよう郵便局等と
の提携によって連絡体制を構築する等、早期発見・早期対処の視点から、より効果的な方法を
検討し、体制の強化・充実を図るものとする。また、必要に応じてごみ投棄マップの作成や広
報等を行うこととする。
12.2 災害廃棄物対策
各市町の「地域防災計画」に基づいて担当班等を編成し、対処するものとするが、大規模災
害、あるいは清掃施設被災のために清掃活動、災害廃棄物の処理等が困難な場合に備え、周
辺地域や県等との連絡・連携体制を構築し、広域的処理体制の確保を図るものとする。また、
災害廃棄物の収集・運搬にあたって車輌が不足する場合には、民間業者の協力も得るものとす
る。
災害廃棄物の内、リサイクル可能なものはリサイクル、可燃ごみは「河北郡市クリーンセン
ター」において処理、家具等の粗大ごみは「河北郡市リサイクルプラザ」において破砕処理、適
正処理困難物は委託処理、それ以外のごみは埋立処分することを原則とするが、災害廃棄物
の適正かつ円滑な処理体制、仮置場(一時集積場所)等の配置、復旧時における減災対策等、各
市町と調整の上、定める必要があることから、「震災廃棄物対策指針 平成 10 年 10 月 厚生省
生活衛生局水道環境部環境整備課」、「水害廃棄物対策指針 平成 17 年 6 月 環境省大臣官房廃
棄物・リサイクル対策部廃棄物対策課」、「石川県災害廃棄物処理指針(平成 18 年 3 月 石川県)」
及び「市町災害廃棄物処理業務マニュアル(平成 18 年 3 月 石川県)」等に基づき、詳細な検討
を加えていくこととする。
12.3 計画の進行管理
本計画を着実に進めていくためには、ごみ量、再資源化率、ごみ処理経費等の計数管理を
行うとともに、施策等の取組状況を点検・評価する仕組みが必要である。
今後は本計画の内容や進捗状況等について、ホームページへの掲載、パブリックコメント
の募集等を実施し、方針・方向性の検証、新たな施策・改善策等の立案・展開、計画のフォロー
アップ・進行管理等に活かしていくこととする。
- 120 -
第13章 生活排水処理の概況
13.1 処理体系
図 13.1 に河北郡市における生活排水の処理体系を示す。
現在、河北郡市の生活排水は下水道、農業集落排水処理施設(小規模集合集落排水処理施
設を含む)、合併処理処理浄化槽、単独処理浄化槽によって処理されており、そのうち農業
集落排水汚泥、浄化槽汚泥及び汲み取りし尿を「河北郡市浄化センター」において処理してい
る。
- 121 -
- 122 -
- 122 -
図 13.1 河北郡市における生活排水の処理体系(平成 21 年度現在)
13.2 河北郡市浄化センター
13.2.1 施設概要
表 13.1 に「河北郡市浄化センター」の施設概要を示す。また、【資料編】第 3 章 図 3.1 に
処理フローを、図 3.2 に施設全体配置図を示す。
なお、本し尿処理施設は老朽化が進んでいることから、施設の更新に係る検討が必要であ
る。
表 13.1 河北郡市浄化センター 施設概要
施設名称
河北郡市浄化センター
所在地
石川県河北郡津幡町字能瀬ナ 73 番地 3
処理能力
120 kL/日(全量し尿)
主処理
処理方式
; 嫌気性消化、活性汚泥法
高度処理; 回転円板法
汚泥処理; 脱水、乾燥、焼却
臭気処理; 燃焼、または活性炭吸着
竣工年次
昭和 52 年度(1977 年度)
- 123 -
13.2.2 維持管理状況
表 13.2 に「河北郡市浄化センター」の運転状況を、表 13.3 に維持管理費を、表 13.4 に過
去 3 年間(平成 18 年度∼平成 20 年度)における主要な補修状況を示す。
表 13.2 河北郡市浄化センター 運転状況
H16
項 目
H17
H18
H19
H20
重油
(L)
114,213
82,415
56,335
35,198
35,545
電力
(kwh)
688,830
692,294
639,439
610,261
580,985
凝集剤
(kg)
739.2
695.2
730.2
696.4
528.6
滅菌剤
(kg)
1,820
1,820
1,740
1,135
985
5.333
3.635
1.418
0.881
0.627
プロパン
3
(m )
出典;河北郡市浄化センター資料
表 13.3 河北郡市浄化センター 維持管理費
単位;千円
項 目
H16
H17
H18
H19
H20
人件費
41,649
41,927
27,680
27,667
31,557
燃料費
5,087
5,376
3,912
3,121
2,285
光熱水費
9,293
9,456
8,948
8,464
8,642
消耗品費
10,615
8,358
5,953
4,251
4,493
3,881
2,950
2,176
2,037
1,951
修繕料
9,056
7,617
6,962
3,355
3,199
役務費
268
296
241
389
354
委託料
6,113
5,843
4,159
3,824
4,464
0
0
0
0
5,871
38
38
38
38
0
82,119
78,911
57,893
51,109
60,865
内、機器部品・消耗機材等
備品購入費
公課費
合 計
出典;河北郡市浄化センター資料
- 124 -
13.3 し尿等の収集・運搬状況
し尿及び浄化槽汚泥の収集・運搬は許可業者を活用しており、現在の収集・運搬車輌は最大
積載量 2.7∼3.7tのバキューム車である。
し尿処理施設の使用料及び収集・運搬料は施設使用条例において表 13.5 のとおり定めて
いる。
表13.5 し尿処理施設使用料及び収集・運搬委託料
改正年月日
項 目
S51.9.1 S53.4.1 S54.4.1 S56.1.1 S59.4.1
H1.4.1
H6.4.1
H9.7.1
H20.4.1
∼現在
使用料
(円/kL)
112
112
112
112
112
117
120
120
120
収集・運搬
委託料
(円/kL)
3,100
3,400
3,500
3,700
4,300
4,400
5,200
5,600
6,200
出典;施設使用条例
- 126 -
13.4 し尿等搬入量
13.4.1 年間搬入量
表 13.6 及び図 13.2 に河北郡市浄化センターへのし尿等の年間搬入量を示す。また、【資
料編】第 3 章 表 3.1 及び図 3.3 に各市町の年間搬入量を示す。
なお、し尿等の搬入量全体に占める浄化槽汚泥及び農集汚泥の割合は年々増加傾向にあり、
平成 20 年度における割合は 84.5%となっている。
表 13.6 年間搬入量(組合全体)
単独・合併
大型合併処理
処理浄化槽汚泥 浄化槽汚泥
(kL/年)
(kL/年)
し 尿
(kL/年)
年度
農業集落排水
汚泥
(kL/年)
合 計
(kL/年)
全体に占める
汚泥の割合
(%)
H11
5,096.00
9,898.00
1,594.00
1,553.00
18,141.00
71.9
H12
4,222.00
9,124.00
1,756.00
1,704.00
16,806.00
74.9
H13
3,871.00
9,522.00
1,501.00
1,868.00
16,762.00
76.9
H14
3,412.00
7,931.00
1,561.00
2,013.00
14,917.00
77.1
H15
2,974.00
6,903.68
1,693.12
2,095.20
13,666.00
78.2
H16
2,805.00
6,762.53
1,394.95
2,174.52
13,137.00
78.6
H17
2,621.00
6,196.90
1,629.45
2,654.65
13,102.00
80.0
H18
2,348.00
6,893.69
1,330.93
2,147.38
12,720.00
81.5
H19
1,936.50
5,221.64
1,665.92
2,271.43
11,095.49
82.5
H20
1,715.73
5,126.51
1,542.41
2,675.74
11,060.39
84.5
出典; 河北郡市浄化センター投入室日報
14,000
12,000
排出量 (kL/年)
10,000
し尿
8,000
6,000
単独・合併浄化槽
汚泥
4,000
大型合併浄化槽
汚泥
2,000
農業集落排水汚
泥
0
H11
H12
H13
H14
H15
H16
H17
H18
H19
H20
図 13.2 年間搬入量(組合全体)
13.4.2 月別搬入量
表 13.7 に「河北郡市浄化センター」へのし尿等の月別搬入量を示す。また、【資料編】第 3
章 表 3.2 に各市町別の月別搬入量を示す。
- 127 -
表 13.7 月別搬入量(組合全体)
単位;kL
年
度
H11
H12
H13
H14
H15
月
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
合計
平均
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
合計
平均
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
合計
平均
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
合計
平均
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
合計
平均
し尿
568.00
421.00
463.00
426.00
452.00
373.00
381.00
361.00
681.00
246.00
366.00
358.00
5,096.00
424.67
434.00
390.00
367.00
322.00
377.00
299.00
302.00
342.00
534.00
260.00
291.00
304.00
4,222.00
351.83
313.00
356.00
301.00
385.00
364.00
247.00
327.00
318.00
460.00
261.00
236.00
303.00
3,871.00
322.58
342.00
322.00
279.00
372.00
299.00
231.00
202.00
283.00
407.00
192.00
244.00
239.00
3,412.00
284.33
254.00
242.00
243.00
240.00
266.00
243.00
214.00
211.00
403.00
167.00
241.00
250.00
2,974.00
247.83
単独・合併処理 大型合併
浄化槽汚泥 浄化槽汚泥
1,072.00
1,034.00
1,231.00
928.00
710.00
829.00
756.00
678.00
674.00
575.00
617.00
794.00
9,898.00
824.83
1,054.00
1,223.00
1,400.00
913.00
928.00
886.00
578.00
548.00
468.00
257.00
438.00
431.00
9,124.00
760.33
959.00
1,059.00
1,397.00
986.00
877.00
660.00
649.00
567.00
492.00
389.00
551.00
936.00
9,522.00
793.50
1,178.00
1,042.00
829.00
736.00
493.00
603.00
565.00
368.00
690.00
360.00
506.00
561.00
7,931.00
660.92
812.51
846.00
682.24
656.51
677.77
500.17
595.03
397.73
379.50
411.02
504.29
440.91
6,903.68
575.31
126.00
153.00
122.00
107.00
148.00
136.00
103.00
183.00
119.00
154.00
122.00
121.00
1,594.00
132.83
126.00
198.00
125.00
160.00
145.00
177.00
175.00
181.00
131.00
79.00
118.00
141.00
1,756.00
146.33
182.00
123.00
108.00
127.00
72.00
111.00
93.00
117.00
160.00
73.00
131.00
204.00
1,501.00
125.08
115.00
104.00
140.00
119.00
102.00
136.00
69.00
247.00
113.00
166.00
85.00
165.00
1,561.00
130.08
216.09
207.79
156.97
139.88
85.52
156.18
111.87
125.79
105.37
96.60
120.81
170.25
1,693.12
141.09
農村集落
排水汚泥
0.00
134.00
176.00
141.00
147.00
190.00
97.00
152.00
93.00
149.00
110.00
164.00
1,553.00
129.42
0.00
187.00
175.00
202.00
129.00
202.00
53.00
260.00
122.00
35.00
199.00
140.00
1,704.00
142.00
89.00
285.00
91.00
222.00
81.00
151.00
129.00
212.00
88.00
146.00
159.00
215.00
1,868.00
155.67
72.00
124.00
199.00
187.00
82.00
144.00
337.00
260.00
140.00
207.00
190.00
71.00
2,013.00
167.75
77.40
143.21
177.79
210.61
194.71
172.65
222.10
148.48
189.13
179.38
161.90
217.84
2,095.20
174.60
合 計
1,766.00
1,742.00
1,992.00
1,602.00
1,457.00
1,528.00
1,337.00
1,374.00
1,567.00
1,124.00
1,215.00
1,437.00
18,141.00
1,511.75
1,614.00
1,998.00
2,067.00
1,597.00
1,579.00
1,564.00
1,108.00
1,331.00
1,255.00
631.00
1,046.00
1,016.00
16,806.00
1,400.50
1,543.00
1,823.00
1,897.00
1,720.00
1,394.00
1,169.00
1,198.00
1,214.00
1,200.00
869.00
1,077.00
1,658.00
16,762.00
1,396.83
1,707.00
1,592.00
1,447.00
1,414.00
976.00
1,114.00
1,173.00
1,158.00
1,350.00
925.00
1,025.00
1,036.00
14,917.00
1,243.08
1,360.00
1,439.00
1,260.00
1,247.00
1,224.00
1,072.00
1,143.00
883.00
1,077.00
854.00
1,028.00
1,079.00
13,666.00
1,138.83
単位;kL
年
度
H16
H17
H18
H19
H20
- 128 -
月
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
合計
平均
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
合計
平均
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
合計
平均
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
合計
平均
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
合計
平均
し尿
262.00
202.00
257.00
244.00
209.00
215.00
221.00
244.00
360.00
155.00
187.00
249.00
2,805.00
233.75
246.00
209.00
233.00
254.00
246.00
175.00
182.00
202.00
282.00
170.00
186.00
236.00
2,621.00
218.42
232.00
222.00
198.00
232.00
236.00
161.00
174.00
194.00
267.00
122.00
138.00
172.00
2,348.00
195.67
178.20
179.74
182.31
183.57
188.32
126.96
145.33
147.31
214.81
105.65
132.65
151.65
1,936.50
161.38
163.65
155.86
142.25
164.87
131.48
135.19
111.19
129.96
205.49
91.23
132.66
151.90
1,715.73
142.98
単独・合併処理 大型合併
浄化槽汚泥 浄化槽汚泥
642.77
727.01
722.91
572.69
536.89
614.74
570.05
490.37
466.25
411.75
314.65
692.45
6,762.53
563.54
669.98
800.89
898.64
601.70
565.31
487.98
464.87
343.35
321.90
231.47
314.87
495.94
6,196.90
516.41
629.16
729.68
1,067.52
751.35
619.15
565.57
548.21
472.54
418.29
316.72
353.63
421.87
6,893.69
574.47
651.89
663.19
617.69
492.55
473.24
341.85
494.72
316.01
332.77
215.39
239.53
382.81
5,221.64
435.14
636.02
556.71
678.03
574.93
351.02
464.29
350.24
275.42
345.11
173.40
228.83
492.51
5,126.51
427.21
171.60
174.21
241.17
237.32
145.46
170.35
15.78
21.07
85.45
49.42
0.00
83.12
1,394.95
116.25
158.21
183.52
164.03
147.05
87.89
155.42
89.05
127.48
94.49
0.00
165.28
257.03
1,629.45
135.79
62.22
117.57
92.03
122.11
82.53
110.04
82.52
66.94
186.44
117.02
107.68
183.83
1,330.93
110.91
126.86
99.13
258.44
109.74
84.65
165.96
113.07
118.27
196.67
76.11
70.35
246.67
1,665.92
138.83
170.44
140.29
146.47
142.05
100.45
109.22
91.02
128.23
148.19
60.58
107.91
197.56
1,542.41
128.53
農村集落
排水汚泥
116.63
177.78
229.92
182.99
195.65
210.91
92.17
322.56
91.30
178.83
134.35
241.43
2,174.52
181.21
126.81
162.59
269.33
236.25
147.80
242.60
121.08
453.17
139.61
198.53
372.85
184.03
2,654.65
221.22
127.62
192.75
154.45
170.54
140.32
185.39
129.27
203.52
191.27
110.26
182.69
359.30
2,147.38
178.95
174.28
210.57
234.52
160.10
72.20
56.97
349.46
479.66
60.02
196.51
147.19
129.95
2,271.43
189.29
159.97
243.32
162.65
133.87
139.72
417.56
10.36
293.12
601.83
175.65
87.75
249.94
2,675.74
222.98
合 計
1,193.00
1,281.00
1,451.00
1,237.00
1,087.00
1,211.00
899.00
1,078.00
1,003.00
795.00
636.00
1,266.00
13,137.00
1,094.75
1,201.00
1,356.00
1,565.00
1,239.00
1,047.00
1,061.00
857.00
1,126.00
838.00
600.00
1,039.00
1,173.00
13,102.00
1,091.83
1,051.00
1,262.00
1,512.00
1,276.00
1,078.00
1,022.00
934.00
937.00
1,063.00
666.00
782.00
1,137.00
12,720.00
1,060.00
1,131.23
1,152.63
1,292.96
945.96
818.41
691.74
1,102.58
1,061.25
804.27
593.66
589.72
911.08
11,095.49
924.62
1,130.08
1,096.18
1,129.40
1,015.72
722.67
1,126.26
562.81
826.73
1,300.62
500.86
557.15
1,091.91
11,060.39
921.70
出典; 河北郡市浄化センター投入室日報
13.5 処理汚泥発生量
表 13.8 に「河北郡市浄化センター」の処理において発生する消化汚泥量を、表 13.9 に余剰
汚泥量を示す。
- 129 -
- 130 -
月
4
5
6
7
8
9
10
H16
11
12
1
2
3
合計
平均
4
5
6
7
8
9
10
H17
11
12
1
2
3
合計
平均
4
5
6
7
8
9
10
H18
11
12
1
2
3
合計
平均
年
度
処理量
(kL)
130
110
110
100
110
85
80
90
80
80
50
110
1,135
95
80
90
100
130
140
100
100
80
130
120
100
130
1,300
108
100
110
100
80
70
80
80
70
80
90
130
90
1,080
90
脱水濃度
乾物含有量
(kg)
(g/m3)
39,640
5,153
40,580
4,464
38,450
4,230
38,160
3,816
40,880
4,497
37,810
3,214
37,840
3,027
39,270
3,534
39,430
3,154
37,920
3,034
40,160
2,008
41,990
4,619
472,130
44,750
39,344
3,729
42,120
3,370
40,970
3,687
38,820
3,882
38,320
4,982
37,190
5,207
37,720
3,772
38,080
3,808
38,910
3,113
39,920
5,190
41,900
5,028
42,920
4,292
39,880
5,184
476,750
51,514
39,729
4,293
41,250
4,125
38,880
4,277
37,690
3,769
37,540
3,003
36,300
2,541
37,160
2,973
35,910
2,873
36,170
2,532
36,190
2,895
36,030
3,243
36,870
4,793
35,820
3,224
445,810
40,247
37,151
3,354
乾物重量
(kg)
700
600
600
600
400
500
400
500
400
400
300
600
6,000
500
400
500
600
700
800
600
600
400
700
700
600
700
7,300
608
550
605
550
400
400
400
300
165
330
220
170
280
4,370
364
−
−
80
−
−
80
−
−
80
水分
(%)
回収率
(%)
13.6
13.4
14.2
15.7
8.9
15.6
13.2
14.1
12.7
13.2
14.9
13.0
−
13.5
11.9
13.6
15.5
14.1
15.4
15.9
15.8
12.9
13.5
13.9
14.0
13.5
−
14.1
13.3
14.1
14.6
13.3
15.7
13.5
10.4
6.5
11.4
6.8
3.5
8.7
−
11.0
月
4
5
6
7
8
9
10
H19
11
12
1
2
3
合計
平均
4
5
6
7
8
9
10
H20
11
12
1
2
3
合計
平均
年
度
80
110
100
80
80
80
60
80
70
70
80
90
980
82
90
80
80
80
70
90
60
64
64
64
64
64
870
73
処理量
(kL)
表 13.8 消化汚泥発生量
乾物重量
(kg)
200
200
200
300
220
220
330
220
−
300
220
220
2,630
239
220
170
220
220
220
280
150
180
180
−
−
−
1,840
204
−
−
80
−
−
80
水分
(%)
回収率
(%)
6.5
5.1
5.4
10.4
7.8
8.2
15.8
8.1
0.0
12.0
7.5
6.6
−
7.8
6.6
6.0
7.7
7.7
9.3
8.9
7.4
8.0
7.8
0.0
0.0
0.0
−
5.8
出典; 河北郡市浄化センター資料
脱水濃度
乾物含有量
(kg)
(g/m3)
38,180
3,054
35,430
3,897
37,320
3,732
35,970
2,878
35,130
2,810
33,570
2,686
34,760
2,086
34,080
2,726
−
−
35,710
2,500
36,860
2,949
36,970
3,327
393,980
32,645
35,816
2,968
36,970
3,327
35,600
2,848
35,880
2,870
35,550
2,844
33,910
2,374
34,770
3,129
33,890
2,033
35,160
2,250
35,930
2,300
−
−
−
−
−
−
317,660
23,976
35,296
2,664
- 131 -
月
4
5
6
7
8
9
10
H16
11
12
1
2
3
合計
平均
4
5
6
7
8
9
10
H17
11
12
1
2
3
合計
平均
4
5
6
7
8
9
10
H18
11
12
1
2
3
合計
平均
年
度
処理量
(kL)
384
463
699
620
545
527
468
359
389
524
337
434
5,749
479
597
608
716
590
541
474
400
351
490
630
406
917
6,720
560
568
910
994
981
622
548
759
573
407
413
339
599
7,713
643
濃 度
固形物含有量
(kg)
(g/m3)
15,100
5,798
16,000
7,408
14,400
10,066
13,200
8,184
13,100
7,140
12,600
6,640
14,000
6,552
14,800
5,313
16,300
6,341
11,500
6,026
12,000
4,044
11,900
5,165
164,900
78,676
13,742
6,556
12,400
7,403
14,500
8,816
16,100
11,528
14,600
8,614
12,300
6,654
9,200
4,361
10,100
4,040
11,200
3,931
14,700
7,203
8,700
5,481
6,200
2,517
8,400
7,703
138,400
78,251
11,533
6,521
8,700
4,942
11,500
10,465
12,000
11,928
10,500
10,301
9,300
5,785
10,800
5,918
10,100
7,666
9,600
5,501
14,400
5,861
14,000
5,782
10,800
3,661
10,200
6,110
131,900
83,919
10,992
6,993
固形物量
(kg)
5,515
6,923
9,352
7,550
6,550
5,886
5,959
4,637
5,899
5,071
3,509
4,363
71,214
5,935
6,731
8,312
10,918
7,641
5,844
3,717
3,392
3,485
6,648
4,951
2,243
6,945
70,827
5,902
4,241
9,337
10,684
9,283
4,985
4,848
5,854
4,811
5,317
5,338
3,310
5,306
73,314
6,110
脱水ケーキ量
(t)
35.9
45.0
60.8
49.1
42.6
38.3
38.7
30.1
38.4
33.0
22.8
28.4
463.1
38.6
43.8
54.0
71.0
49.7
38.0
24.2
22.1
22.7
43.2
32.2
14.6
45.1
460.4
38.4
27.6
60.7
69.4
60.3
31.2
31.5
38.0
31.3
34.6
34.7
21.5
34.5
475.3
39.6
水分
(%)
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
−
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
−
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.0
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
−
84.6
月
4
5
6
7
8
9
10
H19
11
12
1
2
3
合計
平均
4
5
6
7
8
9
10
H20
11
12
1
2
3
合計
平均
年
度
処理量
(kL)
826
829
786
591
552
291
321
394
343
238
260
279
5,710
476
376
420
481
476
369
260
248
207
324
224
191
366
3,942
329
表 13.9 余剰汚泥発生量
濃 度
固形物含有量
(kg)
(g/m3)
9,800
8,095
9,800
8,124
12,900
10,139
16,500
9,752
15,400
8,501
12,700
3,696
15,900
5,104
15,000
5,910
17,300
5,934
15,300
3,641
14,200
3,692
14,100
3,934
168,900
76,522
14,075
6,377
14,300
5,377
14,700
6,174
16,300
7,840
14,800
7,045
14,000
5,166
16,300
4,238
18,300
4,538
16,900
3,498
18,500
5,994
16,700
3,741
13,600
2,598
9,700
3,550
184,100
59,759
15,342
4,980
脱水ケーキ量
(t)
47.6
47.3
60.6
58.0
50.6
19.7
29.3
35.4
35.5
21.2
22.1
23.7
450.9
37.6
31.8
36.6
47.6
43.0
30.6
25.2
27.5
21.5
37.1
23.7
15.7
20.8
360.8
30.1
水分
(%)
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
−
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
84.6
85.0
84.6
84.6
−
84.7
出典; 河北郡市浄化センター資料
固形物量
(kg)
7,327
7,273
9,318
8,929
7,782
3,036
4,505
5,442
5,454
3,263
3,402
3,641
69,372
5,781
4,885
5,624
7,315
6,608
4,700
3,870
4,242
3,308
5,702
3,549
2,415
3,193
55,411
4,618
13.6 各種測定結果
13.6.1 収集し尿等の性状
(1) し尿
表 13.10 及び図 13.3 にし尿の性状分析結果を示す。
表 13.10 し尿 性状分析結果
測定項目
H16.7.20
7.9
5,800
2,800
4,300
1,900
210
0.05未満
0.1未満
1.0未満
0.041
0.05未満
0.015
0.023
0.05未満
0.03未満
2,000
pH
BOD
COD
SS
T-N
T-P
カドミウム及びその化合物
シアン化合物
有機りん化合物
鉛及びその化合物
六価クロム化合物
ヒ素及びその化合物
総水銀
アルキル水銀化合物
PCB
塩化物イオン
10,000
10,000
8,000
8,000
COD(mg/ )
BOD(mg/ )
単位;mg/L
し 尿
H17.7.21
H18.7.11
H19.7.5
H20.7.16
8.0
7.8
6.3
7.8
6,100
9,200
9,200
5,400
4,100
5,200
8,100
4,400
11,000
34,000
32,000
9,500
4,500
3,500
4,000
3,100
290
410
480
360
0.009
0.014
0.005
0.006
0.1未満
0.1未満
0.1未満
0.1未満
1.0未満
0.5未満
0.5未満
0.1未満
0.047
0.015
0.046
0.072
0.05未満
0.05未満
0.05未満
0.05未満
0.014 0.005未満
0.026
0.012
0.0066
0.0076
0.0049
0.0032
0.005未満 0.0005未満 0.005未満 0.005未満
0.003未満 0.003未満 0.003未満 0.003未満
2,100
2,000
3,300
3,100
出典;河北郡市浄化センター 計量証明書
6,000
4,000
2,000
6,000
4,000
2,000
0
0
H17
H18
年度
H19
H20
H16
40,000
5,000
30,000
4,000
T-N(mg/ )
SS(mg/ )
H16
20,000
10,000
0
H18
年度
H19
H20
H18
年度
H19
H20
3,000
2,000
1,000
0
H16
T-P(mg/ )
H17
H17
H18
年度
H19
H20
H16
H17
600
500
400
300
200
100
0
H16
H17
H18
年度
H19
H20
図 13.3 し尿 性状分析結果(主要項目)
- 132 -
(2) 浄化槽汚泥
表 13.11 及び図 13.4 に浄化槽汚泥の性状分析結果を示す。
表 13.11 浄化槽汚泥 性状分析結果
測定項目
H16.7.21
7.1
3,900
3,600
9,400
810
99
0.005未満
0.1未満
1.0未満
0.12
0.05未満
0.039
0.0077
0.05未満
0.03未満
1,700
pH
BOD
COD
SS
T-N
T-P
カドミウム及びその化合物
シアン化合物
有機りん化合物
鉛及びその化合物
六価クロム化合物
ヒ素及びその化合物
総水銀
アルキル水銀化合物
PCB
塩化物イオン
10,000
8,000
8,000
6,000
COD(mg/ )
BOD(mg/ )
単位;mg/L
浄化槽汚泥
H17.7.22
H18.7.12
H19.7.5
H20.7.16
6.7
6.4
8.0
6.4
4,200
9,300
2,300
4,400
3,800
7,400
5,400
4,300
11,000
24,000
10,000
11,000
720
1,000
810
850
91
210
98
72
0.008
0.092
0.022
0.006
0.1未満
0.1未満
0.1未満
0.1未満
1.0未満
0.5未満
0.5未満
0.5未満
0.048
0.29
0.006
0.082
0.05未満
0.05未満
0.05未満
0.05未満
0.013
0.011
0.007
0.015
0.0036
0.0075
0.0060
0.0058
0.005未満 0.005未満 0.005未満 0.005未満
0.003未満 0.003未満 0.003未満 0.003未満
190
180
66
85
出典;河北郡市浄化センター 計量証明書
6,000
4,000
2,000
0
2,000
0
H16
H17
H18
年度
H19
H20
30,000
25,000
20,000
15,000
10,000
5,000
0
T-N(mg/ )
SS(mg/ )
4,000
H16
H17
H18
年度
H19
H20
H16
H17
H18
年度
H19
H20
H16
H17
H18
年度
H19
H20
1,200
1,000
800
600
400
200
0
T-P(mg/ )
250
200
150
100
50
0
H16
H17
H18
年度
H19
H20
図 13.4 浄化槽汚泥 性状分析結果(主要項目)
- 133 -
13.6.2 放流水質測定結果
表 13.12 に河北郡市浄化センターの放流水質調査結果(生活環境項目 1;主要な調査項目)
を示す。また、【資料編】第 3 章 表 3.3∼表 3.4 にその他水質測定結果(生活環境項目 2、健
康項目)を示す。
表 13.12(a) 放流水質調査結果(生活環境項目 1)
測定項目
測定年月日
H16
H17
pH
(mg/L)
BOD
(mg/L)
COD
(mg/L)
SS
(mg/L)
平成 16 年度
大腸菌群数 ヘキサン抽出物
2
(個/㎝ )
(mg/L)
T-N
(mg/L)
T-P
(mg/L)
4/21
7.6
2.7
3.9
6.0
N.D.
N.D.
23.0
2.4
5/19
7.6
2.4
6.1
8.4
N.D.
N.D.
14.0
1.5
6/2
7.6
1.3
9.6
5.8
N.D.
N.D.
17.0
3.5
7/7
7.5
2.7
5.3
3.4
N.D.
N.D.
26.0
3.0
8/4
7.6
1.7
2.8
2.1
N.D.
N.D.
17.0
2.2
9/8
7.6
9.0
8.8
10.0
N.D.
N.D.
18.0
2.0
10/6
7.8
1.3
1未満
4.0
N.D.
N.D.
20.0
2.6
11/10
7.8
1未満
1未満
2.4
N.D.
N.D.
6.3
0.9
塩化物イオン
(mg/L)
−
23.0
−
26.0
−
19.0
−
21.0
12/8
7.7
0.8
5.4
7.6
N.D.
N.D.
29.0
3.1
1/12
7.6
2.3
4.4
8.0
N.D.
N.D.
7.0
1.0
2/2
7.4
1未満
3.8
N.D.
N.D.
N.D.
16.0
1.9
3/2
7.6
1.2
4.0
5.4
N.D.
N.D.
21.0
1.8
21.0
7.6
2.3
4.7
5.7
−
−
17.9
2.2
21.0
平均値
−
16.0
−
出典;河北郡市浄化センター資料
- 134 -
表 13.12(b) 放流水質調査結果(生活環境項目 1)
測定項目
測定年月日
H17
H18
pH
(mg/L)
BOD
(mg/L)
COD
(mg/L)
SS
(mg/L)
平成 17 年度
大腸菌群数 ヘキサン抽出物
2
(個/㎝ )
(mg/L)
T-N
(mg/L)
T-P
(mg/L)
4/27
7.6
1.4
7.8
14.0
N.D.
N.D.
18.0
2.3
5/11
7.5
N.D.
7.5
7.8
N.D.
N.D.
18.0
2.3
6/8
7.8
1.9
9.0
9.3
N.D.
N.D.
25.0
2.9
7/6
7.4
1.8
5.6
1.7
N.D.
N.D.
33.0
2.1
8/3
7.3
2.0
7.8
8.9
N.D.
N.D.
31.0
3.2
9/7
7.6
3.7
9.8
8.6
N.D.
N.D.
16.0
2.1
10/5
7.6
2.2
10.0
8.3
N.D.
N.D.
12.0
2.0
11/2
7.7
2.4
5.2
6.5
N.D.
N.D.
8.5
1.4
塩化物イオン
(mg/L)
−
18.0
−
28.0
−
19.0
−
20.0
12/7
7.6
1.5
8.4
16.0
N.D.
N.D.
17.0
2.9
1/11
7.6
5.8
8.3
10.0
N.D.
N.D.
19.0
2.1
2/8
7.4
4.3
15.0
18.0
N.D.
1.4
27.0
3.5
3/8
7.6
1.0
7.7
8.3
N.D.
N.D.
13.0
2.2
30.0
7.6
2.4
8.5
9.8
−
−
19.8
2.4
23.5
平均値
−
26.0
−
出典;河北郡市浄化センター資料
表 13.12(c) 放流水質調査結果(生活環境項目 1) 平成 18 年度
測定項目
測定年月日
H18
H19
pH
(mg/L)
BOD
(mg/L)
COD
(mg/L)
SS
(mg/L)
大腸菌群数 ヘキサン抽出物
2
(個/㎝ )
(mg/L)
T-N
(mg/L)
T-P
(mg/L)
塩化物イオン
(mg/L)
4/19
7.2
1.2
5.7
8.5
N.D.
−
19.0
2.4
33.0
5/10
7.4
4.0
6.4
7.0
N.D.
−
24.0
3.6
29.0
6/7
7.3
1.3
5.9
3.9
N.D.
−
31.0
3.8
28.0
7/5
7.4
24.0
13.0
8.6
N.D.
−
36.0
3.2
27.0
8/9
7.6
1.3
5.2
7.5
N.D.
−
14.0
2.2
17.0
9/6
7.8
1.7
3.7
3.5
N.D.
−
19.0
2.1
21.0
10/4
7.4
2.4
3.4
2.3
N.D.
−
23.0
2.0
21.0
11/8
7.6
1.3
5.1
6.3
N.D.
−
10.0
1.5
16.0
12/6
7.4
1.0
6.3
6.4
N.D.
−
28.0
3.3
27.0
1/10
7.5
3.1
8.4
13.0
N.D.
−
16.0
2.4
23.0
2/7
7.5
6.0
13.0
17.0
N.D.
−
16.0
2.3
21.0
3/7
7.5
1.2
3.4
2.9
N.D.
−
22.0
3.0
21.0
7.5
4.0
6.6
7.2
−
−
21.5
2.7
23.7
平均値
出典;河北郡市浄化センター資料
- 135 -
表 13.12(d) 放流水質調査結果(生活環境項目 1)
測定項目
測定年月日
H19
H20
pH
(mg/L)
BOD
(mg/L)
COD
(mg/L)
SS
(mg/L)
平成 19 年度
大腸菌群数 ヘキサン抽出物
2
(個/㎝ )
(mg/L)
T-N
(mg/L)
T-P
(mg/L)
塩化物イオン
(mg/L)
4/19
7.6
3.3
4.0
4.1
100未満
−
19.0
3.2
24.0
5/19
7.4
1.0
4.1
2.9
100未満
−
22.0
2.9
22.0
6/6
7.6
1.0
9.4
9.9
100未満
−
19.0
2.5
19.0
7/4
7.4
1.1
4.0
2.9
100未満
−
29.0
3.3
26.0
8/8
7.6
1.3
5.3
8.2
100未満
−
16.0
2.7
21.0
9/5
7.7
2.1
8.2
11.0
100未満
−
16.0
2.1
34.0
10/3
7.6
2.0
8.8
12.0
100未満
−
29.0
3.6
24.0
11/7
7.6
1.3
11.0
17.0
100未満
−
19.0
2.5
20.0
12/5
7.3
1.8
5.9
2.2
100未満
−
48.0
4.3
36.0
1/9
7.7
2.1
6.7
13.0
100未満
−
9.6
1.3
15.0
2/6
7.5
1.0
5.4
4.2
100未満
−
20.0
2.1
21.0
3/5
7.4
1.6
6.6
10.0
100未満
−
21.0
2.6
25.0
7.5
1.6
6.6
8.1
−
−
22.3
2.8
23.9
平均値
出典;河北郡市浄化センター資料
表 13.12(e) 放流水質調査結果(生活環境項目 1)
測定項目
測定年月日
H20
H21
pH
(mg/L)
BOD
(mg/L)
COD
(mg/L)
SS
(mg/L)
平成 20 年度
大腸菌群数 ヘキサン抽出物
2
(個/㎝ )
(mg/L)
T-N
(mg/L)
T-P
(mg/L)
塩化物イオン
(mg/L)
4/16
7.4
2.4
6.6
5.7
100未満
−
30.0
3.4
25.0
5/14
7.5
2.2
3.8
3.6
100未満
−
25.0
5.8
23.0
6/4
7.6
1.0
5.0
4.3
100未満
−
27.0
3.1
27.0
7/2
7.4
2.2
6.0
9.1
100未満
−
14.0
2.6
20.0
8/6
7.6
1.6
3.9
5.9
100未満
−
17.0
2.6
20.0
9/3
7.4
5.4
4.8
4.3
100未満
−
29.0
2.9
25.0
10/8
7.5
1.0
3.6
2.6
100未満
−
29.0
3.0
15.0
11/5
7.5
1.9
6.8
9.5
100未満
−
24.0
2.7
20.0
12/3
7.6
2.9
9.7
13.0
100未満
−
16.0
1.8
20.0
1/7
7.6
7.2
6.6
13.0
100未満
−
9.1
1.3
25.0
2/4
7.6
2.1
8.8
14.0
100未満
−
9.8
1.6
18.0
3/4
7.4
1.0
3.6
5.6
100未満
−
16.0
2.0
25.0
7.5
2.6
5.8
7.6
−
−
20.5
2.7
21.9
平均値
出典;河北郡市浄化センター資料
- 136 -
13.7 農業集落排水処理施設等
13.7.1 施設概要
本地域では、津幡町、旧高松町、旧宇ノ気町において農業集落排水処理施設の整備が計画・
推進されている。表 13.13 に各市町における農業集落排水施設の概要を示す。
表 13.13(a) 農業集落排水処理施設の概要(かほく市)
処理区
名
計画
人口
平成20年度
整備人口
(実績)
計画汚水量
(日平均)
箕打
150人
95人
40.5 m3
ソイルシステム-Ⅰ型
二ッ屋
990人
557人
268 m3
八野
230人
152人
62.1 m3
瀬戸町
310人
209人
83.7 m3
野寺
90人
37人
24.3 m3
中沼
910人
682人
245.7 m3
黒川
150人
106人
40.5 m3
元女
130人
85人
35.1 m3
長柄町
920人
561人
248.4 m3
若緑
150人
101人
40.5 m3
夏栗
370人
159人
99.9 m3
内高松
990人
542人
宇ノ気第1
1,150人
(森)
事業年度
供用開始
年次
BOD 20mg/L S59∼S60
年度
SS 50mg/L
S61年度
流量調節−嫌気性ろ床−接触ばっき BOD 20mg/L S61∼S62
年度
SS 50mg/L
JARUS-Ⅲ型
H1年度
BOD 20mg/L S62∼H1
年度
SS 50mg/L
H1年度
BOD 20mg/L S63∼H1
年度
SS 50mg/L
H2年度
BOD 20mg/L S63∼H1
年度
SS 50mg/L
H2年度
流量調節−嫌気性ろ床−接触ばっき BOD 20mg/L H1∼H4
年度
SS 50mg/L
JARUS-Ⅲ型
H4年度
BOD 20mg/L H3∼H4
年度
SS 50mg/L
H5年度
BOD 20mg/L H4∼H5
年度
SS 50mg/L
H6年度
流量調節−嫌気性ろ床−接触ばっき BOD 20mg/L H3∼H6
年度
SS 50mg/L
JARUS-Ⅲ型
H6年度
BOD 20mg/L H6∼H7
年度
SS 50mg/L
H7年度
BOD 20mg/L H6∼H7
年度
SS 50mg/L
H7年度
267.3 m3
流量調節−嫌気性ろ床−接触ばっき BOD 20mg/L H8∼H10
年度
SS 50mg/L
JARUS-Ⅲ型
H10年度
561人
311.0 m3
流量調節−嫌気性ろ床−接触ばっき BOD 20mg/L H1∼H5
年度
SS 50mg/L
JARUS-Ⅲ型
H6年度
宇ノ気第2
1,160人
(狩鹿野)
793人
314.0 m3
BOD 20mg/L H6∼H11
年度
SS 50mg/L
H10年度
宇ノ気第3
(気屋)
445人
154.0 m3
BOD 20mg/L H8∼H10
年度
SS 50mg/L
H11年度
570人
処理方式
処理水質
嫌気性ろ床−接触ばっき
JARUS-Ⅴ型
嫌気性ろ床−接触ばっき
JARUS-Ⅴ型
沈殿分離−接触ばっき
JARUS-Ⅰ型
沈殿分離−接触ばっき
JARUS-Ⅰ型
沈殿分離−接触ばっき
JARUS-Ⅰ型
沈殿分離−接触ばっき
JARUS-Ⅰ型
沈殿分離−接触ばっき
JARUS-Ⅰ型
連続流入間欠ばっき方式
JARUS-XIV型
連続流入間欠ばっき方式
JARUS-XIV型
出典;かほく市農業集落排水施設パンフレット 等
- 137 -
表 13.13(b) 農業集落排水処理施設の概要(津幡町)
処理区
名
計画
人口
平成20年度
整備人口
(実績)
計画汚水量
(日平均)
富田
110人
98人
29.7 m3
刈安
840人
578人
227.0 m3
竹橋
940人
345人
254.0 m3
河合
290人
125人
78.3 m3
笠野第1
400人
241人
132.0 m3
上大田
220人
142人
59.4 m3
興津
200人
116人
54.0 m3
種
180人
126人
48.6 m3
笠野第2
850人
608人
230.0 m3
110人
34人
22.0 m3
原
※
処理水質
(放流水)
処理方式
接触ばっき方式
JARUS-Ⅰ型
接触ばっき方式
JARUS-Ⅲ型
流量調整槽前置嫌気ろ床併用
接触ばっき方式
JARUS-Ⅲ型
沈殿分離槽前置接触ばっき方式
JARUS-Ⅰ型
沈殿分離槽前置接触ばっき方式
JARUS-Ⅰ型
沈殿分離槽前置接触ばっき方式
JARUS-Ⅰ型
沈殿分離槽及び接触ばっき方式
JARUS-S型
接触ばっき方式(担体流動)
連続流入間欠ばっ気方式
JARUS-XIVG型
接触ばっき方式
事業年度
供用開始
年次
BOD 20mg/L H4∼H5
年度
SS 50mg/L
H5年度
BOD 20mg/L H5∼H7
年度
SS 50mg/L
H8年度
BOD 20mg/L H8∼H9
年度
SS 50mg/L
H9年度
BOD 20mg/L H8∼H10
年度
SS 50mg/L
H11年度
BOD 20mg/L H11∼H13
H14年度
年度
SS 50mg/L
BOD 20mg/L H12∼H14
H15年度
年度
SS 50mg/L
BOD 20mg/L H13∼H15
H16年度
年度
SS 50mg/L
BOD 20mg/L H17∼H19
H20年度
年度
SS 50mg/L
BOD 15mg/L H18∼H20
H21年度
年度
SS 15mg/L
BOD 20mg/L H6∼H7
年度
SS 50mg/L
H8年度
※ 小規模集合排水処理施設を示す。
出典;津幡町農業集落排水施設パンフレット 等
- 138 -
13.7.2 整備状況
表 13.14 に農業集落排水施設に係る整備人口及び水洗化人口の推移を示す。なお、かほく
市の実績データについては、経年変化が明らかでなかったため、平成 20 年度時点での状況
のみを示す。
表 13.14(a) 農業集落排水施設 整備人口及び水洗化率(かほく市)
処理区名
箕打
二ツ屋
八野
瀬戸町
野寺
項 目
H20
整備人口(人)
95
水洗化人口(人)
95
処理区名
中沼
項 目
H20
整備人口(人)
682
水洗化人口(人)
682
処理区名
夏栗
項 目
H20
整備人口(人)
159
水洗化人口(人)
158
水洗化率(%)
100.0
水洗化率(%)
100.0
水洗化率(%)
99.4
整備人口(人)
557
整備人口(人)
106
整備人口(人)
542
水洗化人口(人)
545
水洗化人口(人)
106
水洗化人口(人)
459
水洗化率(%)
97.8
整備人口(人)
152
水洗化人口(人)
152
黒川
元女
内高松
水洗化率(%)
100.0
水洗化率(%)
84.7
整備人口(人)
85
整備人口(人)
561
水洗化人口(人)
宇ノ気第1
80
水洗化人口(人)
(森)
544
水洗化率(%)
100.0
水洗化率(%)
94.1
水洗化率(%)
97.0
整備人口(人)
209
整備人口(人)
561
整備人口(人)
793
水洗化人口(人)
208
水洗化率(%)
99.5
整備人口(人)
37
水洗化人口(人)
33
水洗化率(%)
89.2
長柄町
若緑
水洗化人口(人)
宇ノ気第2
526
水洗化人口(人)
(狩鹿野)
水洗化率(%)
93.8
整備人口(人)
101
水洗化人口(人)
水洗化率(%)
99
98.0
水洗化率(%)
99.0
整備人口(人)
445
宇ノ気第3
水洗化人口(人)
(気屋)
合 計
417
水洗化率(%)
93.7
整備人口(人)
5,085
水洗化人口(人)
4,889
水洗化率(%)
- 139 -
785
96.1
表 13.14(b) 農業集落排水施設 整備人口及び水洗化率(津幡町)
処理区名
富田
刈安
竹橋
河合
項 目
興津
種
合 計
H14
H15
H16
H17
H18
H19
H20
95
93
94
88
92
95
97
98
98
水洗化人口(人)
89
87
88
89
88
92
95
97
98
98
水洗化率(%)
96.7
91.6
94.6
94.7
100.0
100.0
100.0
100.0
100.0
100.0
整備人口(人)
676
651
641
630
625
609
605
602
589
578
水洗化人口(人)
453
458
502
529
544
542
544
543
539
537
水洗化率(%)
67.0
70.4
78.3
84.0
87.0
89.0
89.9
90.2
91.5
92.9
整備人口(人)
422
413
414
403
399
380
373
376
356
345
水洗化人口(人)
232
287
325
325
326
326
328
326
327
311
水洗化率(%)
55.0
69.5
78.5
80.6
81.7
85.8
87.9
86.7
91.9
90.1
整備人口(人)
180
173
172
165
149
144
140
133
128
125
53
87
113
148
143
143
138
131
126
123
水洗化率(%)
29.4
50.3
65.7
89.7
96.0
99.3
98.6
98.5
98.4
98.4
整備人口(人)
−
−
−
252
243
242
237
234
236
241
−
−
−
84
100
124
181
177
186
193
水洗化率(%)
−
−
−
33.3
41.2
51.2
76.4
75.6
78.8
80.1
整備人口(人)
−
−
−
−
162
157
152
141
141
142
水洗化人口(人)
−
−
−
−
77
108
110
133
134
135
水洗化率(%)
−
−
−
−
47.5
68.8
72.4
94.3
95.0
95.1
整備人口(人)
−
−
−
−
−
132
129
123
118
116
水洗化人口(人)
−
−
−
−
−
49
93
109
107
107
水洗化率(%)
−
−
−
−
−
37.1
72.1
88.6
90.7
92.2
整備人口(人)
−
−
−
−
−
−
−
−
−
126
水洗化人口(人)
−
−
−
−
−
−
−
−
−
18
水洗化率(%)
−
−
−
−
−
−
−
−
−
14.3
整備人口(人)
−
−
−
−
−
−
−
−
−
608
−
−
−
−
−
−
−
−
−
12
−
−
−
−
−
−
−
−
−
2.0
水洗化人口(人)
水洗化率(%)
原
H13
92
笠野第2 水洗化人口(人)
※
H12
整備人口(人)
笠野第1 水洗化人口(人)
上大田
H11
整備人口(人)
56
52
50
44
38
39
35
35
35
34
水洗化人口(人)
14
16
19
19
19
24
21
22
22
27
水洗化率(%)
25.0
30.8
38.0
43.2
50.0
61.5
60.0
62.9
62.9
79.4
整備人口(人)
1,426
1,384
1,370
1,588
1,704
1,795
1,766
1,741
1,701
2,413
水洗化人口(人)
841
935
1,047
1,194
1,297
1,408
1,510
1,538
1,539
1,561
水洗化率(%)
59.0
67.6
76.4
75.2
76.1
78.4
85.5
88.3
90.5
64.7
※ 小規模集合排水処理施設(自治省管轄)を示す。
- 140 -
13.8 合併処理浄化槽
13.8.1 整備状況
表 13.15 に各市町における合併処理浄化槽人口の推移を示す。
河北郡市において合併処理浄化槽を積極的に整備しているのは津幡町のみであり、「合併
処理浄化槽設置整備事業」によって平成 30 年度までに 1,505 人の整備を完了することとな
っている。一方、その他の市町では明確な整備計画はない。
表 13.15 合併処理浄化槽人口の実績
各市町
H11
H12
H13
H14
H15
H16
H17
H18
単位;人
H19
H20
41
70
324
430
472
371
358
339
282
167
津幡町
850
994
1,081
1,147
1,241
1,266
1,310
1,320
1,332
1,342
内灘町
320
353
333
356
334
316
219
228
186
119
かほく市
出典;石川の廃棄物処理、河北郡市各市町ヒアリング
13.8.2 合併処理浄化槽の整備に係る補助制度等の動向
(1) 浄化槽整備事業
浄化槽整備事業には、市町村が浄化槽の設置・改築を行う者に対してその費用の一部を
助成する「浄化槽整備設置事業(個人設置型)」と、市町村自らが設置主体となって浄化槽の
面的整備を行う事業に対して国庫助成を行う「浄化槽市町村整備推進事業(市町村設置
型)」の事業メニューがある。
近年、市町村にとっても交付税措置のメリットがあり、住民等の費用負担が少ない「浄
化槽市町村整備推進事業(市町村設置型)」を導入する自治体が増えており、石川県下では
平成 21 年現在、七尾市、輪島市、珠洲市、羽咋市、能登町において同事業メニューによ
る浄化槽整備事業が実施されている。
表 13.16 に国庫助成対象となる浄化槽の要件を、図 13.5 に「浄化槽整備設置事業(個人
設置型)」と「浄化槽市町村整備推進事業(市町村設置型)」との比較を示す。
表 13.16 国庫助成対象となる浄化槽の要件
一般的なタイプ
高度処理型
窒素・燐除去型
BOD高度処理型
BOD除去率
90% 以上
97% 以上
BOD濃度
20mg/L 以下
5mg/L 以下
窒素濃度
−
20mg/L 以下
−
リン濃度
−
1mg/L 以下
−
出典;浄化槽普及促進ハンドブック
- 141 -
出典;浄化槽普及促進ハンドブック
図 13.5 「浄化槽設置整備事業」と「浄化槽市町村整備推進事業」の比較
(2) 国の支援措置の充実・強化のための助成制度の見直し
① 浄化槽整備区域促進特別モデル事業の実施
「浄化槽整備区域促進特別モデル事業」は浄化槽の普及を図るため、全国の先駆的な事
例となりうる事業を選定し、モデル事業としてその取組を支援することを目的としてお
り、平成 21 年度から 3 年間、助成率は 1/2 として試行的に行っている。
採択数については、それぞれのメニュー毎に 10 市町村以内としている(「低炭素社会
対応型浄化槽集中整備事業」においては、平成 21 年度補正予算で追加採択している)
。
表 13.17 に浄化槽整備区域促進特別モデル事業の事業内容を示す。
表 13.17 浄化槽整備区域促進特別モデル事業の事業内容
名 称
設置主体
事業内容
市町村が、浄化槽整備区域内の特定の区域(500人以上)におけ
浄化槽集中整備事業
市町村設置型
る浄化槽汚水処理人口普及率を、整備計画に基づき3年以内で
70%以上又は30ポイント以上向上を達成する事業
市町村が、浄化槽整備区域内であって、特に水質保全を図る必
要のある特定の区域(300人以上)について、整備計画に基づき
高度処理型浄化槽集中整備事業 市町村設置型
3年以内で概ね全域を高度処理型浄化槽により整備を行う事業
市町村が、浄化槽整備区域内の特定の区域において、整備計画
市町村設置型、
単独処理浄化槽集中転換事業
に基づき3年以内で直近の基数から30%以上又は50基以上の単
※
個人設置型
独処理浄化槽を合併処理浄化槽へ転換する事業
市町村が、整備計画に基づき3年以内で、市町村が定める災害
時の避難所となる施設(学校、公民館等の施設)のうち、浄化
防災拠点浄化槽集中整備事業
市町村設置型
槽で整備すべき特定の区域について概ね全数を整備する事業
(50人槽を超える規模)
浄化槽整備区域内の特定の区域において、低炭素社会対応型浄
低炭素社会対応型浄化槽
市町村設置型、 化槽による区域内普及率を、整備計画に基づき3年以内で30ポ
集中整備事業
個人設置型
イント以上又は100基以上向上させる事業
※ 「単独処理浄化槽集中転換事業」の個人設置型は平成21年度補正予算において実施
出典;浄化槽普及促進ハンドブック
- 142 -
② 単独処理浄化槽の撤去費の助成対象化
単独処理浄化槽は生活雑排水を未処理のまま放流し、更にし尿由来の汚濁負荷の低減
も不十分であることから、水質保全の観点からも問題となっている。
平成 12 年に浄化槽法が改正され、単独処理浄化槽の新設が原則禁止となり、既設の
単独処理浄化槽についても浄化槽等に転換する旨の努力義務規定が設けられた。しかし
ながら、平成 19 年度末現在において、全国に約 560 万基の単独処理浄化槽が残ってお
り、できるだけ早期に合併処理浄化槽へ転換することが必要である。
このため、平成 18 年度から交付金の助成制度が見直され、単独処理浄化槽の撤去費
についても助成対象となった。助成対象となる単独処理浄化槽は浄化槽整備区域内で、
使用開始後 30 年以内のものであり、合併処理浄化槽の工事費用と単独浄化槽の撤去費
用が現行の基準額(市町村設置型;5 人槽の場合 83.7 千円)を超える場合は、最大 9 万
円を加えた額を基準額となっている。
- 143 -
13.9 下水道
13.9.1 施設概要
表 13.18 に河北郡市における下水処理施設の概要を、図 13.6 に各施設の全体配置図を示
す。各施設とも処理方式としてオキシデーションディッチ法(OD 法)を採用している。
なお、「津幡町浄化センター」は放流先が河北潟であることから、上乗せ排出基準等の強化
に備え、リンの除去を目的とした高度処理施設の増設が計画されているが、整備年次等につ
いては未定である。
表 13.18 下水処理施設の概要
(a)津幡処理区
(b)かほく市-北部処理区
事業着手年月日
昭和56年2月25日
事業着手年月日
昭和58年2月4日
供用開始年月日
平成2年4月1日
供用開始年月日
平成2年10月1日
全体計画年次
平成37年度
全体計画年次
平成37年度
全体計画人口
41,000人
全体計画人口
7,210人
事業認可年次(最新)
平成25年度
事業認可年次(最新)
平成19年度
排除方式
分流式
排除方式
分流式
施設名称
津幡町浄化センター
施設名称
かほく市北部浄化センター
処理方式
オキシデーションディッチ法
処理方式
オキシデーションディッチ法
放流先
河北潟東部承水路
放流先
放流先環境基準
放流先環境基準
湖沼B 湖沼Ⅳ
(c)かほく市-南部処理区
日本海(河北沿岸海域)
海域A
(d)内灘処理区
事業着手年月日
昭和57年3月12日
事業着手年月日
昭和54年10月17日
供用開始年月日
平成3年4月1日
供用開始年月日
平成元年4月1日
全体計画年次
平成37年度
全体計画年次
平成27年度
全体計画人口
24,190人
全体計画人口
35,000人
事業認可年次(最新)
平成19年度
事業認可年次(最新)
平成14年度
排除方式
分流式
排除方式
分流式
施設名称
かほく市南部浄化センター
施設名称
内灘町浄化センター
処理方式
オキシデーションディッチ法
処理方式
オキシデーションディッチ法
放流先
放流先環境基準
日本海(河北沿岸海域)
海域A
放流先
放流先環境基準
- 144 -
日本海(河北沿岸海域)
海域A
沈ポ
砂ン
池プ
棟
最終
沈殿池
管
理
棟
オキシデーションディッチ
汚泥
処理棟
高度処理施設
塩素混和池
吐口
河北潟東部
放水路
既 設
全体計画
図 13.6(a) 下水処理施設 全体配置図(津幡町浄化センター)
最終沈殿池
着水井
管
理
棟
オキシデーションディッチ
塩素注入棟
汚泥処理棟
調整池
北部排水路を経て
日本海へ
既 設
全体計画
図 13.6(b) 下水処理施設 全体配置図(かほく市北部浄化センター)
- 145 -
日本海へ
汚泥貯留
タンク
オキシデーションディッチ
最終口沈澱池
管理棟
塩素混和池 沈砂 池
濃縮タンク
脱水機棟
最終口沈澱池
オキシデーションディッチ
ポンプ室
既 設
全体計画
図 13.6(c) 下水処理施設 全体配置図(かほく市南部浄化センター)
日本海
吐口
ドラムスクリーン室
返送汚泥ポンプ室
濃縮タンク
分配槽
オキシデーションディッチ
最終
沈澱池
最終沈澱池
塩素滅菌室
汚泥
処理
棟
返送汚泥
ポンプ室
オキシデーションディッチ
既 設
全体計画
図 13.6(d) 下水処理施設 全体配置図(内灘町浄化センター)
13.9.2 整備状況
表 13.19 に下水道整備人口に係る各市町の実績、将来計画を示す。なお、内灘町では下水
道整備がほぼ完了しており、将来計画を持たないため、実績のみを示す。
- 146 -
- 147 -
実 績
行政区域内人口
整備人口 (実績)
整備人口 (実績-単年度)
水洗化人口
水洗化率
将 来 計 画
整備人口 (計画)
整備人口 (計画-単年度)
- 145 -
∼H1
H2
H3
H4
H5
H6
H7
H8
H9
H10
H11
H12
H13
H14
H15
H16
H17
H18
H19
H20
(人) 24,189 24,593 24,962 25,442 25,733 25,903 26,070 26,158 26,265 26,343 26,512 26,569 26,665 26,813 26,839 26,927 26,817 26,805 26,805 26,718
(人) 10,105 11,478 12,921 13,896 16,249 17,967 19,237 20,806 23,146 23,401 23,509 24,323 24,889 25,411 25,720 26,089 26,385 26,509 26,645 26,589
(人) 10,105 1,373 1,443
975 2,353 1,718 1,270 1,569 2,340
255
108
814
566
522
309
369
296
124
136
-56
(人) 6,097 8,511 9,376 10,678 13,579 14,458 16,000 16,715 20,395 21,614 22,439 22,692 23,082 23,487 23,833 24,323 24,603 24,885 25,019 25,140
(%)
60.3 74.2 72.6 76.8 83.6 80.5 83.2 80.3 88.1 92.4 95.4 93.3 92.7 92.4 92.7 93.2 93.2 93.9 93.9 94.6
出典; 内灘町下水道課資料
表 13.19(c) 下水道整備に係る人口の実績 (内灘町)
H21
H22
H23
H24
H25
H26
H27
H28
H29
H30
H31
H32
H33
H34
H35
H36
H37
(人) 31,744 32,858 33,972 35,086 36,200 36,600 37,000 37,400 37,800 38,200 38,600 39,000 39,400 39,800 40,200 40,600 41,000
(人) 1,114 1,114 1,114 1,114 1,114
400
400
400
400
400
400
400
400
400
400
400
400
出典; 津幡町下水道課資料
(人)
(人)
(人)
(人)
(%)
∼H2
H3
H4
H5
H6
H7
H8
H9
H10
H11
H12
H13
H14
H15
H16
H17
H18
H19
H20
26,776 27,529 28,359 28,824 29,844 30,917 32,011 33,191 33,829 34,392 35,324 35,676 35,975 36,234 36,390 36,551 36,897 37,212 37,520
3,205 4,184 4,785 5,722 6,713 8,652 9,530 11,066 12,726 18,664 19,704 21,418 23,178 24,220 25,496 27,137 28,611 29,776 30,630
3,205
979
601
937
991 1,939
878 1,536 1,660 5,938 1,040 1,714 1,760 1,042 1,276 1,641 1,474 1,165
854
579 1,095 2,029 2,835 3,718 4,666 6,037 6,989 8,920 12,012 13,842 15,094 16,975 18,182 19,162 20,621 21,963 23,628 24,712
18.1 26.2 42.4 49.5 55.4 53.9 63.3 63.2 70.1 64.4 70.2 70.5 73.2 75.1 75.2 76.0 76.8 79.4 80.7
表 13.19(b) 下水道整備に係る人口の実績及び将来計画 (津幡町)
H21
H22
H23
H24
H25
H26
H27
H28
H29
H30
H31
H32
H33
H34
H35
H36
H37
(人) 29,400 29,499 29,598 29,697 29,796 29,895 30,000 30,140 30,280 30,420 30,560 30,700 30,842 30,984 31,126 31,268 31,400
(人)
109
99
99
99
99
99
105
140
140
140
140
140
142
142
142
142
132
出典; かほく市上下水道課資料
将 来 計 画
整備人口 (計画)
整備人口 (計画-単年度)
実 績
行政区域内人口
整備人口 (実績)
整備人口 (実績-単年度)
水洗化人口
水洗化率
∼H3
H4
H5
H6
H7
H8
H9
H10
H11
H12
H13
H14
H15
H16
H17
H18
H19
H20
(人) 34,552 34,598 34,800 34,857 35,094 35,281 35,359 35,382 35,427 35,467 35,509 35,347 35,411 35,377 35,383 35,399 35,261 35,293
(人) 9,295 10,566 12,024 13,303 15,618 15,982 17,559 18,571 19,544 20,873 21,696 23,225 24,400 26,162 27,752 28,267 29,069 29,291
(人) 9,295 1,271 1,458 1,279 2,315
364 1,577 1,012
973 1,329
823 1,529 1,175 1,762 1,590
515
802
222
(人) 1,221 2,897 5,275 6,899 8,749 10,314 11,764 12,569 13,907 14,914 15,838 16,774 17,741 19,258 20,293 22,295 23,052 23,975
(%)
13.1 27.4 43.9 51.9 56.0 64.5 67.0 67.7 71.2 71.5 73.0 72.2 72.7 73.6 73.1 78.9 79.3 81.9
実 績
行政区域内人口
整備人口 (実績)
整備人口 (実績-単年度)
水洗化人口
水洗化率
表 13.19(a) 下水道整備に係る人口の実績及び将来計画 (かほく市)
13.9.3 下水汚泥発生量等
【資料編】第 3 章 表 3.5 に河北郡市における下水汚泥発生量を示す。
現在、各下水処理施設で発生した下水汚泥は「河北郡市広域汚泥焼却センター」に集めて焼
却処理し、同焼却灰は「河北郡市焼却灰中間貯留場」に搬入・貯留している。なお、下水汚泥
焼却灰を原料とするインターロッキングブロック等の製品は「石川県リサイクル認定製品」
の認定を受けている。
一方、「河北郡市クリーンセンター」の稼動後、「河北郡市浄化センター」のし尿汚泥(消化
汚泥、余剰汚泥)を「河北郡市広域汚泥焼却センター」において焼却処理している。し尿汚泥
は下水汚泥と分離焼却し、し尿汚泥焼却灰は「河北郡市灰埋立場」へ搬出している。
13.9.4 下水処理施設 水質調査結果
【資料編】第 3 章 表 3.6∼表 3.9 及び図 3.4∼図 3.6 に各下水処理施設における水質調査
結果を示す。
- 148 -
13.10 処理形態別人口
次の考え方に基づき、過去 10 年間における処理形態別人口の実績を整理する。
(1) 下水道水洗化人口、農業集落排水水洗化人口等
下水道水洗化人口、農業集落排水水洗化人口等の集合処理人口については、施設使用料
の徴収等の関係から、行政において正確な処理世帯・人口を把握できるものと考えられる。
そのため、各市町が把握している処理人口データをそのまま使用した。
(2) 合併処理浄化槽人口
合併処理浄化槽人口については、助成制度等が整備されているため、行政において比較
的正確な処理人口が把握できるものと考えられる。そのため、各市町が把握している処理
人口データをそのまま使用した。
(3) 汲み取り人口、単独処理浄化槽人口
単独処理浄化槽人口及び汲み取り人口については、正確な処理人口の把握が困難であっ
た。そのため、し尿等搬入量の実績とし尿等の排出原単位(1 人 1 日平均排出量;文献値)
を用い、処理人口を算出した。
(4) その他
(3)によって算出した単独処理浄化槽人口及び汲み取り人口を処理形態別人口の合計が
行政区域内人口となるよう補正した。
表 13.20 に処理形態別人口の実績(補正後)を示す。なお、処理形態別人口の実績整理に係
る詳細については、【資料編】第 3 章「3.5 処理形態別人口の取りまとめ」に示す。
表 13.20(a) 処理形態別人口の実績(補正後) かほく市
単位;人
年 度
H11
H12
H13
H14
H15
H16
H17
H18
H19
H20
区 分
生活排水 衛生処理人口
生活排水衛生処理率〔%〕
公共下水道
合併処理浄化槽
農業集落排水施設
コミュニティ・プラント
生活排水 非衛生処理人口
単独処理浄化槽
汲み取り
行政区域内人口 (実績)
18,326 19,658 21,111 22,281 23,325 24,717 25,763 27,669 28,276 29,031
51.7%
55.4%
59.5%
63.0%
65.9%
69.9%
72.8%
78.2%
80.2%
82.3%
13,907 14,914 15,838 16,774 17,741 19,258 20,293 22,295 23,052 23,975
41
70
324
430
472
371
358
339
282
167
4,378
4,674
4,949
5,077
5,112
5,088
5,112
5,035
4,942
4,889
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
17,101 15,809 14,398 13,066 12,086 10,660
9,620
7,730
6,985
6,262
13,082 12,236 11,346 10,061
4,019
3,573
3,052
3,005
9,149
8,347
7,417
6,354
5,532
5,072
2,937
2,313
2,203
1,376
1,453
1,190
35,427 35,467 35,509 35,347 35,411 35,377 35,383 35,399 35,261 35,293
- 149 -
表 13.20(b) 処理形態別人口の実績(補正後) 津幡町
単位;人
年 度
H11
H12
H13
H14
H15
H16
H17
H18
H19
H20
区 分
13,689 15,755 17,203 19,297 20,702 21,759 23,324 24,688 26,369 27,469
生活排水 衛生処理人口
生活排水衛生処理率〔%〕
39.8%
44.6%
48.2%
53.6%
57.1%
59.8%
63.8%
66.9%
70.9%
73.2%
12,012 13,842 15,094 16,975 18,182 19,162 20,621 21,963 23,628 24,712
公共下水道
合併処理浄化槽
850
994
1,081
1,147
1,241
1,266
1,310
1,320
1,332
1,342
農業集落排水施設
827
919
1,028
1,175
1,279
1,331
1,393
1,405
1,409
1,415
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
コミュニティ・プラント
20,703 19,569 18,473 16,678 15,532 14,631 13,227 12,209 10,843 10,051
生活排水 非衛生処理人口
15,879 15,596 15,259 13,509 12,503 11,734 10,701 10,292
単独処理浄化槽
4,824
汲み取り
3,973
3,214
3,169
3,029
2,897
2,526
1,917
8,935
8,443
1,908
1,608
34,392 35,324 35,676 35,975 36,234 36,390 36,551 36,897 37,212 37,520
行政区域内人口 (実績)
表 13.20(c) 処理形態別人口の実績(補正後)
内灘町
単位;人
年 度
H11
H12
H13
H14
H15
H16
H17
H18
H19
H20
区 分
生活排水 衛生処理人口
生活排水衛生処理率〔%〕
公共下水道
22,759 23,045 23,415 23,843 24,167 24,639 24,822 25,113 25,205 25,259
85.8%
86.7%
87.8%
88.9%
90.0%
91.5%
92.5%
93.7%
94.0%
94.5%
22,439 22,692 23,082 23,487 23,833 24,323 24,603 24,885 25,019 25,140
320
353
333
356
334
316
219
228
186
119
農業集落排水施設
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
コミュニティ・プラント
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
3,753
3,524
3,250
2,970
2,672
2,288
1,995
1,692
1,600
1,459
3,156
2,861
2,538
2,391
2,261
1,908
1,592
1,294
1,282
1,214
597
663
712
579
411
380
403
398
318
245
合併処理浄化槽
生活排水 非衛生処理人口
単独処理浄化槽
汲み取り
行政区域内人口 (実績)
26,512 26,569 26,665 26,813 26,839 26,927 26,817 26,805 26,805 26,718
- 150 -
表 13.20 処理形態別人口の実績(補正後) 組合全体
単位;人
年 度
H11
H12
H13
H14
H15
H16
H17
H18
H19
H20
区 分
生活排水 衛生処理人口
生活排水衛生処理率〔%〕
公共下水道
54,774 58,458 61,729 65,421 68,194 71,115 73,909 77,470 79,850 81,759
56.9%
60.0%
63.1%
66.7%
69.2%
72.1%
74.8%
78.2%
80.4%
82.1%
48,358 51,448 54,014 57,236 59,756 62,743 65,517 69,143 71,699 73,827
合併処理浄化槽
1,211
1,417
1,738
1,933
2,047
1,953
1,887
1,887
1,800
1,628
農業集落排水施設
5,205
5,593
5,977
6,252
6,391
6,419
6,505
6,440
6,351
6,304
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
コミュニティ・プラント
生活排水 非衛生処理人口
単独処理浄化槽
汲み取り
行政区域内人口 (実績)
41,557 38,902 36,121 32,714 30,290 27,579 24,842 21,631 19,428 17,772
32,117 30,693 29,143 25,961 23,913 21,989 19,710 17,940 15,749 14,729
9,440
8,209
6,978
6,753
6,377
5,590
5,132
3,691
3,679
3,043
96,331 97,360 97,850 98,135 98,484 98,694 98,751 99,101 99,278 99,531
- 151 -
13.11 1 人 1 日平均排出量
表 13.21 に過去 5 年間(平成 16 年度∼平成 20 年度)における収集し尿等の搬入量及び処理
形態別人口の実績に基づいて算出した 1 人 1 日平均排出量を示す。
表 13.21 1 人 1 日平均排出量
単位;L/人・日
市町名
かほく市
項 目
H16
H17
H20
1.401
1.441
1.951
1.497
1.715
単独浄化槽汚泥
0.750
0.771
1.044
0.801
0.916
1.200
農業集落排水汚泥
1.021
1.226
0.894
1.028
1.106
し尿
1.366
1.387
1.600
1.446
1.449
単独浄化槽汚泥
0.734
0.741
0.855
0.774
0.778
1.200
合併浄化槽汚泥
内灘町
H19
し尿
合併浄化槽汚泥
津幡町
H18
農業集落排水汚泥
0.573
0.720
0.985
0.812
1.359
し尿
1.283
1.187
1.684
1.121
1.294
単独浄化槽汚泥
0.688
0.634
0.904
0.600
0.692
−
−
1.200
合併浄化槽汚泥
農業集落排水汚泥
−
- 152 -
−
−
第14章 水環境・水質保全の状況
14.1 河川・湖沼等の概況
14.1.1 河北潟の概況
河北潟はかほく市(=旧宇ノ気町)、津幡町、内灘町に接する湖沼(閉鎖性水域)であり、か
つては、日本海の海水が入り込む東西 4km、南北 8km の大きな汽水湖であったが、昭和
38 年に始まった国営事業によって 6 割程度が干拓され、潟の面積は 596ha となったものの、
現在も石川県下最大の湖沼である。
河北潟の水深は平均 2.2m と比較的浅く、深いところでも 5m 程度となっている。また、
昭和 55 年には海水の逆流防止及び水位調整を目的として防潮水門が設置されたため、現在
は完全な淡水湖となっている。
河北潟では釣りを楽しめる他、周辺は野鳥の宝庫となっており、ハクチョウ、ガン、カモ等
の渡り鳥の他、希少種等も多く見ることができる。
図 14.1 に河北潟の周辺図を、表 14.1 に河北潟の諸元を示す。
図 14.1 河北潟周辺図
表 14.1 河北潟の諸元
潟面積
596 ha
水 深
平均
最大
2.2 m
5.0 m
潟容量
流域面積
流域人口
127,000 人
(平成19年度末)
出典;北陸農政局及び石川県資料
13,094 千m3 276.12 km2
- 153 -
14.1.2 河北潟の自然的要件
河北潟は水が滞留するという湖沼本来の閉鎖的な特性を有しており、流入河川水に含まれ
る窒素、リン等の栄養塩類の蓄積により植物プランクトン等の増殖をもたらす、いわゆる富
栄養化が生じている湖沼である。富栄養化によって潟の中で植物プランクトンが異常に繁殖
し、水質が一層悪化することとなり、利水面や自然環境面において支障を来たすことが予想
される。なお、昭和 55 年に農業用水等の利水目的から設置された防潮水門は潟水の滞留性・
閉鎖性を高める一因と考えられている。
今後の湖沼の浄化対策としては、汚濁物質を物理・化学的に削減・除去するこれまでの対策
に加え、生物間の相互作用を含めた湖沼生態系の構造・機能が有効に働く環境の創造・維持、
さらに、湖沼全体としての多面的な健全性(水とのふれあい・水生生物との共生等)の観点も
ふまえた総合的な対策を推進する必要があり、環境技術実証事業などが実施されている。
14.1.3 河北潟を取り巻く社会的要件
(1) 「河北潟流域生活排水対策推進計画」の概要
平成 7 年 3 月、河北郡市(当時は河北郡 5 町)と金沢市を含めた河北潟流域は水質汚濁防
止法第 18 条の 6 に基づく「河北潟流域生活排水対策重点地域」に指定され、平成 8 年 3 月
に「河北潟流域生活排水対策推進計画」が策定され、平成 19 年 2 月に中間年次報告書が取
りまとめられた。現在は第2期として生活排水対策が推進されている。表 14.2 に計画の
概要を示す。
表 14.2 「河北潟流域生活排水対策推進計画」の概要
構成市町村
旧河北郡5町〔=かほく市(旧高松町、旧七塚町、旧宇ノ気町)、 津幡町、内灘町〕、
金沢市
策定年月
平成8年3月
(1)スローガン
“水鳥が群れ、魚が躍り、人がやすらぐ悠遊空間”
(2)基本方針
①生活排水施設の整備促進
②流入する汚濁負荷の削減
・生活排水、事業系農業系排水対策の推進
・窒素とリンの削減
・直接浄化の推進
計
画
の
目
標
③水質浄化推進体制の整備
・啓発活動の推進
・広域的な取組の推進
(3)計画目標年次
平成25年 (中間目標年次;平成17年)
(4)目標水質 中間 COD 6mg/L 以下
目標
年次 全窒素 1.0mg/L 以下
(H17) 全リン 0.1mg/L 以下
COD 5mg/L 以下
計画
年次 全窒素 0.6mg/L 以下
(H25)
全リン 0.05mg/L 以下
(農業用基準)
(水質環境基準湖沼Ⅴ類型に相当)
(水質環境基準湖沼Ⅴ類型に相当)
(水質環境基準湖沼B類型に相当)
(水質環境基準湖沼Ⅳ類型に相当)
(水質環境基準湖沼Ⅳ類型に相当)
出典; 河北潟流域生活排水対策推進計画
- 154 -
(2) 河北潟干拓地に係る土地利用等について
国営干拓事業(2011 年 3 月を以って事業完了予定)によって造成された 河北潟干拓地
は総面積が 1,359ha であり、主に麦や大豆、野菜等の畑作を中心とした農地、牧場・牧草
地として利用されている。未耕作地も少なくはないが、それらの土地は草原性の野生生物
の生息環境となっており、周辺の生態系において重要な機能を果たしている。
なお、同干拓地では「河北潟干拓地農業振興活性化特区」が指定され、特区内における農
地取得規制の緩和、食品関連産業等の誘致等の推進により、干拓地農業と食品関連産業の
連携・融合による地域の活性化が図られているが、一方でこのような土地利用に係る環境
変化が河北潟の水環境悪化につながるのではないかとの懸念もある。
- 155 -
14.2 水質に係る関係法令、社会的基盤
14.2.1 環境基準
「環境基本法」第 16 条では、公共用水域の水質保全を目的として環境基準を定めている。
表 14.3 に生活環境の保全に関する環境基準(以下、生活環境項目における環境基準という。)
を、表 14.4 に人の健康の保護に関する環境基準(以下、健康項目における環境基準という。)
を示す。
なお、近年の動向として注目すべき点は、平成 21 年 11 月に健康項目として、 1,4‐ジ
オキサン が追加されたことであり(表 14.4 参照)、平成 22 年 4 月 1 日から適用となる。1,4
‐ジオキサンは抽出・精製・反応用溶剤として広く用いられている合成有機化合物であり、発
がん性の可能性がある物質である。
表 14.3(a) 生活環境項目における環境基準(河川ア)
水素イオン
濃度
(pH)
生物化学的
酸素要求量
(BOD)
基 準 値
浮遊
物質量
(SS)
溶存
酸素量
(DO)
大腸菌
群数
項目
利用目的
の適応性
類型
AA
水道1級、自然環境保全及びA
以下の欄に掲げるもの
6.5以上
8.5以下
1mg/L以下
25mg/L以下
7.5mg/L以下
50MPN/
100mL以下
A
水道2級、水産1級、水浴及びB
以下の欄に掲げるもの
6.5以上
8.5以下
2mg/L以下
25mg/L以下
7.5mg/L以下
1,000MPN/
100mL以下
B
水道3級、水産2級及びC以下
の欄に掲げるもの
6.5以上
8.5以下
3mg/L以下
25mg/L以下
5mg/L以下
5,000MPN/
100mL以下
C
水産3級、工業用水1級及びD
以下の欄に掲げるもの
6.5以上
8.5以下
5mg/L以下
50mg/L以下
5mg/L以下
-
D
工業用水2級、農業用水及びE
の欄に掲げるもの
6.0以上
8.5以下
8mg/L以下
100mg/L以下
2mg/L以下
-
E
工業用水3級、環境保全
6.0以上
8.5以下
10mg/L以下
ごみ等の浮遊が
認められないこと
2mg/L以下
-
※ 基準値は、日間平均値とする。
表 14.3(b) 生活環境項目における環境基準(河川イ、湖沼ウ)
類型 項目
水生生物の生息状況の適応性
基 準 値
全亜鉛
生物A
イワナ、サケマス等比較的低温域を好む水生生物及びこれらの餌生物が生息
する水域
0.03mg/L 以下
生物特A
生物Aの水域のうち、生物Aの欄に掲げる水生生物の産卵場(繁殖場)又は
幼稚仔の生育場として特に保全が必要な水域
0.03mg/L 以下
生物B
コイ、フナ等比較的高温域を好む水生生物及びこれら餌生物が生息する水域
0.03mg/L 以下
生物特B
生物Bの水域のうち、生物Bの欄に掲げる水生生物の産卵場(繁殖場)又は
幼稚仔の生育場として特に保全が必要な水域
0.03mg/L 以下
※ 基準値は年間平均値とする。
- 156 -
表 14.7 上乗せ排水基準
許容限度
区 域
BOD mg/L
COD
mg/L
日間
平均
最大
日間
平均
最大
日間
平均
最大
畜 産 業 、 旅 館 業
60
80
60
80
80
120
繊
業
50
80
50
80
80
120
下水道終末処理施設
20
30
20
30
70
90
そ の 他 の も の
30
40
30
40
70
90
工場または事業場
(適用年月日)
河北潟水域
(昭和 52 年 6 月 10 日)
維
工
SS
mg/L
14.2.3 水環境・湖沼環境保全に係る社会的基盤整備の動向
近年の環境意識の高まりや価値観の多様化に伴い、水環境・湖沼環境を含めた生態系保全
及び自然再生に係る法的・社会的基盤整備が推進されている。次に主な動向を示す。
(1) 「生物多様性基本法」の制定
平成 20 年 6 月、生物多様性の保全及びその恵沢を将来にわたって享受できる自然と共
生する社会を実現し、地球環境の保全に寄与することを目的として「生物多様性基本法」
が制定された。生物多様性の保全と持続可能な利用をバランスよく推進することを基本原
則として、13 項目の基本的施策が定められている。
なお、国は「生物多様性国家戦略」の策定義務があり、地方公共団体は単独、または共同
での地方版戦略の策定が努力義務規定となっている。
(2) 「生物多様性民間参画ガイドライン」の公表
平成 21 年 8 月、事業者が生物多様性の保全と持続可能な利用のための活動を自主的に
行う際の指針となる「生物多様性民間参画ガイドライン」が公表された。これは第 3 次生
物多様性国家戦略や生物多様性基本法に基づき、企業等の事業者が様々な場面で生物多様
性に影響を与えていると同時に、生物多様性の保全と持続可能な利用を社会経済的な仕組
みの中に組み込んでいく上で重要な役割を担っているという認識のもと、企業の自主的な
活動の指針として策定されたものである。
(3) 「亜鉛含有量の排水基準」の見直し
平成 18 年 4 月の中央環境審議会からの答申「水生生物の保全に係る排水規制等の在り
方について(答申)」を受けて、平成 18 年 11 月に亜鉛含有量の排水基準が従前の 5 mg/ か
ら 2 mg/ へと強化されている。
(4) 「湖沼水質保全特別措置法」の改正
平成 18 年 4 月、「湖沼水質保全特別措置法」が改正され、既設の事業場等に対する負荷
- 162 -
量規制の適用、農地、市街地等からの流出水に係る対策の実施の推進、湖辺環境の保護の
ための措置の導入、計画期間の柔軟化、計画の策定手続における指定地域の住民の意見聴
取に係る規定等が整備された。
また、同法の改正に先立ち、平成 18 年 1 月に「湖沼水質保全基本方針」が変更されてい
る。
(5) 「水環境戦略タスクフォース報告」の取りまとめ
平成 22 年 1 月、環境大臣政務官が主催する「水環境戦略タスクフォース」が設置され、
今後、水環境を取り巻く現状や課題に対する環境省の取組みが取りまとめられる見通しで
ある。
- 163 -
14.3 水質測定結果
石川県では、公共用水域の水質汚濁の状況を常時監視するため、毎年、水質汚濁防止法に
基づく「水質測定計画」を作成し、同計画に基づく水質測定を実施している。表 14.8∼表
14.12 に河北郡市の各測定地点における生活環境項目の測定結果を示す。
河北潟の水質については、依然として環境基準は未達成となっており、汚濁が激しい状況
となっている。
なお、健康項目の測定結果については、
全ての測定地点において環境基準を満たしている。
表 14.8 水質測定結果(BOD、または COD)
単位;mg/L
種別
河川
湖沼
水系名
地点名
BOD、またはCOD (75%値)
類型
H16
H17
H18
H19
環境基準
H20
津幡川上流
津幡川橋
A
1.3
1.2
1.1
1.8
1.2
2
津幡川下流
住ノ江橋
B
1.7
1.8
1.5
3.4
1.6
3
能瀬川
谷内向橋
A
1.1
1.3
0.9
1.4
1.3
能瀬川
浦能瀬橋
A
2.7
1.9
1.6
2.6
2.2
宇ノ気川上流 環衛橋
A
1.0
0.8
0.7
1.0
1.0
宇ノ気川下流 宇ノ気川橋
B
2.4
3.5
1.9
2.7
2.5
1.6
1.8
1.3
1.3
1.8
※2
大野川支川大谷川
宇ノ気川合流点前
河北潟
大根布放水路前
B
8.8
8.5
8.5
8.4
8.3
河北潟
河北潟中央
B
8.3
8.2
8.3
8.4
8.3
河北潟
森下川河口地先
B
7.9
8.9
7.6
8.9
7.7
無(B)
2
3
5
※1 網掛け部分は基準値を満たしていないものを示す。
※2 「宇ノ気川合流点前」の類型は設定されていないが、類型Bに相当するものと考え、測定結果を評価した。
出典;公共用水域及び地下水の水質測定結果報告書(石川県)
表 14.9 水質測定結果(SS)
単位;mg/L
種別
河川
湖沼
水系名
地点名
SS (平均値)
類型
H16
H17
H18
H19
環境基準
H20
津幡川上流
津幡川橋
A
10
7
8
9
8
津幡川下流
住ノ江橋
B
9
7
6
7
6
能瀬川
谷内向橋
A
7
9
5
8
9
能瀬川
浦能瀬橋
A
6
8
6
9
6
宇ノ気川上流 環衛橋
A
9
7
6
6
4
宇ノ気川下流 宇ノ気川橋
B
11
13
9
14
9
※2
大野川支川大谷川
宇ノ気川合流点前
9
15
6
9
8
河北潟
大根布放水路前
B
19
21
23
25
28
河北潟
河北潟中央
B
21
25
21
25
27
河北潟
森下川河口地先
B
25
17
16
20
19
無(B)
25
15
※1 網掛け部分は基準値を満たしていないものを示す。
※2 「宇ノ気川合流点前」の類型は設定されていないが、類型Bに相当するものと考え、測定結果を評価した。
出典;公共用水域及び地下水の水質測定結果報告書(石川県)
- 164 -
表 14.10 水質測定結果(大腸菌群類)
単位;MPN/100mL
種別
河川
水系名
地点名
類型
H16
H17
H18
H19
環境基準
H20
津幡川上流
津幡川橋
A
16,000
14,000
9,500
9,300
8,000
1,000
津幡川下流
住ノ江橋
B
18,000
20,000
18,000
14,000
15,000
5,000
能瀬川
谷内向橋
A
30,000
42,000
16,000
14,000
15,000
能瀬川
浦能瀬橋
A
12,000
13,000
8,000
18,000
5,900
宇ノ気川上流
環衛橋
A
33,000
16,000
18,000
32,000
14,000
宇ノ気川下流
宇ノ気川橋
大野川支川大谷川 宇ノ気川合流点前
湖沼
大腸菌群類 (平均値)
B
35,000
60,000
16,000
39,000
12,000
無(B)※2
28,000
53,000
16,000
21,000
13,000
5,300
1,000
5,000
河北潟
大根布放水路前
B
4,500
7,600
2,200
11,000
河北潟
河北潟中央
B
3,000
6,700
2,300
2,200
4,200 基準なし
河北潟
森下川河口地先
B
11,000
12,000
2,600
7,000
4,900
※1 網掛け部分は基準値を満たしていないものを示す。
※2 「宇ノ気川合流点前」の類型は設定されていないが、類型Bに相当するものと考え、測定結果を評価した。
出典;公共用水域及び地下水の水質測定結果報告書(石川県)
表 14.11 水質測定結果(全窒素;T-N)
単位;mg/L
種別
河川
湖沼
水系名
地点名
類型
全窒素 (平均値)
H16
H17
H18
H19
H20
津幡川下流
住ノ江橋
B
0.83
1.0
0.80
0.94
1.1
能瀬川
浦能瀬橋
A
0.73
0.80
0.60
0.71
0.75
環境基準(=目標値)※
基準なし
宇ノ気川下流 宇ノ気川橋
B
2.7
2.3
1.2
1.3
1.3
河北潟
大根布放水路前
B
1.9
1.8
1.4
1.6
1.4 (平成17年度)※
1.0
河北潟
河北潟中央
B
1.1
1.3
1.0
1.1
1.1
↓
河北潟
森下川河口地先
B
0.95
1.0
0.81
0.95
1.0 (平成25年度)※
0.6
※「河北潟流域生活排水対策推進計画」による目標値を示す。(=農業用水としての水質確保、ワカサギ等の魚類が生息
できる水質の保全をめざした値;平成17年度の目標は湖沼類型Ⅴ、平成25年度の目標値は湖沼類型Ⅳに相当する。)
なお、網掛けは平成25年度の目標値(環境基準;湖沼類型Ⅳ)を満たしていないものを示す。
出典;公共用水域及び地下水の水質測定結果報告書(石川県)
表 14.12 水質測定結果(全リン;T-P)
単位;mg/L
種別
河川
湖沼
水系名
地点名
類型
全燐 (平均値)
H16
H17
H18
H19
H20
津幡川下流
住ノ江橋
B
0.066
0.079
0.073
0.096
0.11
能瀬川
浦能瀬橋
A
0.055
0.056
0.053
0.064
0.061
環境基準(=目標値)
基準なし
宇ノ気川下流 宇ノ気川橋
B
0.22
0.16
0.10
0.14
0.12
河北潟
大根布放水路前
B
0.14
0.14
0.13
0.12
0.12 (平成17年度)※
河北潟
河北潟中央
B
0.10
0.11
0.097
0.094
0.097
0.1
↓
※
河北潟
森下川河口地先
B
0.092
0.079
0.076
0.086
0.087 (平成25年度)
0.05
※「河北潟流域生活排水対策推進計画」による目標値を示す。(=農業用水としての水質確保、ワカサギ等の魚類が生息
できる水質の保全をめざした値;平成17年度の目標は湖沼類型Ⅴ、平成25年度の目標値は湖沼類型Ⅳに相当する。)
なお、網掛けは平成25年度の目標値(環境基準;湖沼類型Ⅳ)を満たしていないものを示す。
出典;公共用水域及び地下水の水質測定結果報告書(石川県)
- 165 -
14.4 啓発・環境保全活動等
現在、本地域において実施されている主な啓発・環境保全活動等を次に示す。最近の特徴
としては、住民・事業者・行政のみでなく、NPO(特定非営利活動法人)等、新たな活動主体の
社会的役割、機動力・影響力等にも期待が集まっており、これらの活動団体に対する補助・
支援等の充実が図られる等、取組みの 実効性 に重点を置いた仕組みづくりが始められつ
つある。
14.4.1 行政の取組
(1) 河北潟流域生活排水対策推進計画のフォローアップ
平成 7 年 3 月の「河北潟流域生活排水対策重点地域」の指定を受けて策定された「河北潟
流域生活排水対策推進計画」の円滑な推進、関係行政市町の連携強化を目的として、平成
8 年 6 月、「河北潟水質浄化連絡協議会」が発足している。同協議会の構成団体は指定地域
と同様、金沢市と河北郡市(=当時は河北郡 5 町)であり、自然観察会や生物調査、シンポ
ジウムの実施、小中学生を対象とした河北潟水質浄化に関するポスター募集、広報誌「河
北潟ニュース」の発行等、広域的な広報・啓発活動を推進している。また、河北潟に生態系
活用水質浄化施設を設置し、ホテイアオイ、ウォーターレタス、葦、菖蒲等の水生植物を
活用した浄化機能の研究等も行っている。また、平成 19 年 2 月には、「河北潟流域生活
排水対策推進計画 中間年次報告書」が取りまとめられている。
(2) 啓発活動・環境教育
河北郡市の各市町では、生活排水対策に対する住民の関心や意識の啓発を図るため、環
境講座を通じた教育、関連パンフレットや水切りネットの配付等の啓発活動を行っている。
また、河北郡市の学校では、河北潟を教材とした環境教育が推進されている。主に総合
学習の時間を活用して河北潟の水質浄化、潟の自然とのふれあい等をテーマにした体験学
習を行い、子供達への環境啓発を行っている。
14.4.2 住民、民間団体等の取組
(1) 河北潟自然再生協議会の設立
平成 13 年 7 月、民間の様々な主体による河北潟の保全活動の連携強化・統合等を目的
に「河北潟自然再生協議会」が設立されている。同協議会には、NPO 法人、ボランティア
団体の他、地域の町会や漁協等、計 23 団体が参加しており、河北潟クリーン作戦の実施、
河北潟周辺の水質・生物調査、自然観察会や親水レクリエーション活動の開催、広報誌等
の発行等が行われている。また、行政とのより良い協働・連携体制の在り方等、活動に係
る推進体制についても議論されている。
(2) 河北潟湖沼研究所等の活動
河北潟の自然保護を目的とした民間の活動もみられる。中でも NPO 法人である「河北
潟湖沼研究所」が地域をリードする形で活動を展開しており、河北潟の環境保全に必要な
調査・研究の実施の他、河北潟自然観察会(偶数月の第 1 日曜日に実施)やフォトコンテス
トの実施、広報誌「かほくがた」の発行を通じた広報・啓発活動を行っている。
(3) 石川工業高等専門学校等の活動
石川工業高等専門学校では、河北潟フォーラムの開催、自然再生プロジェクトの実施等、
- 166 -
地域住民、NPO 団体、企業、行政が一体となって取り組み、河北潟の環境改善につなが
る啓蒙活動を推進している。
- 167 -
第15章 生活排水処理に係る基本方針
15.1 基本的な考え方
15.1.1 背景
近年の公共用水域の水質汚濁、富栄養化は生活水準の向上や生活様式の変化による水質汚
濁負荷の増大、水辺の開発・人工化による自然浄化能力の低下等、人の社会経済活動に起因
している。また、現在の便利で快適な生活は水と人との関わりを見えにくくし、水と人との
ふれあいや水文化の喪失等を招いているとも言われる。このような状況を改善し、地域の水
環境を良好なものとするためには、我々一人ひとりが生活排水対策の重要性を認識し、日常
の行動を水質汚濁負荷の少ない、水環境にやさしいものに改善することが重要である。
河北郡市の水環境に目を向けると、地域のシンボルである河北潟の汚濁状況は改善の兆し
が見えず、更なる対策を講じる必要がある。また、環境意識の高まりや価値観の多様化に伴
い、水質保全のみでなく、水辺の生態系への配慮、水辺景観や親水空間の保全・創造等、地
域の水環境の魅力を多面的にとらえ、総合的に保全・創造するための対策が必要といえる。
生活排水処理施設の整備に係る近年の法整備としては、平成 17 年に「浄化槽法」の改正が
あり、法の目的として「公共用水域等の水質保全」の明示、浄化槽からの放流水に係る水質基
準の創設、浄化槽設置後等の水質検査(7 条検査)の検査時期の見直し、適正な維持管理を確
保するための都道府県の監督規定の強化が追加された。
また、平成 17 年 4 月に施行された地域再生法においては、農林水産省、国土交通省、環
境省所管の汚水処理施設の整備を効率的に行うため、道路や港の事業と同様に「地域再生」
という枠組の中で、事業間での融通や年度間での事業量の変更が可能な予算制度として「汚
水処理施設整備交付金」が創設された。
このような状況をふまえ、本計画においては対象区域における施設整備計画や処理・再資
源化計画を明らかにするとともに、地域の水環境を健全で魅力的なものとするための施策等
について総合的に定めることとする。また、
計画の推進にあたっては、住民・事業者・行政等、
すべての主体の自発的かつ積極的な参加によって実施することを目指すものとする。
15.1.2 基本理念
本計画における基本理念として次の 2 点を設定する。
基本理念1 ∼すべての主体の参加による生活排水対策の徹底∼
人間活動が及ぼす水環境への負荷の影響をすべての主体が認識し、様々な側面から
生活排水対策を推進・徹底する。
基本理念2 ∼地域の水環境を健全かつ魅力的にする総合的な取組の推進∼
水質保全のみでなく、水辺の生態系への配慮、水辺景観や親水空間の保全・創造等、
地域の水環境を健全で魅力的なものとすべく総合的に取組を推進する。
- 168 -
15.1.3 基本方針
生活排水処理に係る基本方針を次のとおり定める。地域のシンボルである河北潟の汚濁状
況は著しいものであるが、その対症療法に止まらず、水辺の生態系への配慮、水辺景観や親
水空間の保全・創造等につながる施策を総合的・長期的視点で推進するものとする。
①地域特性をふまえた合理的かつ効率的な生活排水施設整備計画を立案するとと
もに、同計画に基づく施設整備を計画的に推進し、生活排水衛生処理区域の拡大
を図る。
②下水道及び農業集落排水施設等の集合処理施設への早期接続、浄化槽の適正管理
の徹底等、住民及び事業者も生活排水処理施設整備に積極的に協力する。
③し尿処理施設については、その他生活排水処理施設及び隣接施設との連携、共同
処理を検討し、合理的かつ経済的な施設整備を行う。
④し尿等の処理に伴って発生する汚泥の再資源化・有効利用に関する検討を積極的
に行う。
⑤河北潟及び河川等、地域の水環境の魅力を多面的に捉え、保全・創造するための
施策を総合的に推進する。
⑤行政や民間団体等が密接に連携・調整を図り、情報の共有化、関連施策の統一化・
効率化を図る。
- 169 -
15.2 施策体系
15.2.1 施策体系図
図 15.1 に本計画における施策体系図を示す。
図 15.1 生活排水処理基本計画 施策体系図
15.2.2 主体別施策体系
図 15.2∼図 15.4 に個別計画を推進するための主体別(住民・事業者・行政)の責任・役割を整
理する。
- 170 -
- 171 -
- 169 -
図 15.2 施策体系図(住民)
- 172 -
- 170 -
図 15.3 施策体系図(事業者)
- 173 -
- 171 -
図 15.4 施策体系図(行政)
第16章 生活排水処理量の予測
16.1 予測手順、フロー
16.1.1 予測手順
将来における生活排水処理量は次式によって求めることとする。
計画年間処理量(定住人口分)=計画処理人口×計画 1 人 1 日平均排出量×365(日)
計画年間処理量=計画年間処理量(定住人口分)+計画年間処理量(非定住人口分)
次に予測手順及び主な実施事項をまとめる。なお、「河北郡市クリーンセンター」、「河北
郡市リサイクルプラザ」等の生活排水量については、別途考慮することとする。
(1) 行政区域内人口の予測
(2) 計画処理人口の予測
① 汲み取り人口、単独処理浄化槽人口の予測
② 農業集落排水水洗化人口の予測
③ 合併処理浄化槽人口の予測
④ 下水道水洗化人口の予測
⑤ 処理形態別人口の取りまとめ、補正
⑥ 生活排水衛生処理率の取りまとめ
⑦ 汚水処理人口普及率(施設整備率)の取りまとめ
(3) 計画 1 人 1 日平均排出量の設定
(4) 計画年間処理量(非定住人口分)の予測
① 大型合併浄化槽汚泥処理量の予測
(5) 計画年間処理量の取りまとめ
(6) 計画処理量の設定
① 月最大変動係数の設定
② 計画処理量の設定
③ 処理(流入)水質の算出
16.1.2 予測フロー
図 16.1 に生活排水処理量に係る予測フローを示す。
- 174 -
- 175 -
- 175 -
図 16.1 生活排水処理量に係る予測フロー
(3) 予測結果
表 16.2 に単独処理浄化槽人口の予測結果を示す。
表 16.1 に汲み取り人口の予測結果を、
なお、【資料編】第 4 章 図 4.1∼図 4.2 に各市町における推計結果の詳細を示す。
表 16.1 汲み取り人口の予測結果
単位;人
年 度
かほく市
津幡町
内灘町
H11
4,019
4,824
597
H12
3,573
3,973
663
H13
H14
3,052
3,005
3,214
3,169
712
579
2,937
3,029
411
2,313
2,897
380
H17
2,203
2,526
403
H18
1,376
1,917
398
H19
1,453
1,908
318
H20
1,190
1,608
245
H21
966
1,497
205
H22
788
1,340
165
H23
H24
638
514
1,199
1,073
131
103
H25
412
960
80
H26
329
859
62
H27
262
769
48
208
688
37
165
615
28
130
551
21
H31
103
493
16
H32
81
441
12
H33
H34
64
50
395
353
9
7
H35
40
316
5
H36
31
283
4
H37
25
253
3
H15
H16
H28
H29
H30
実
績
予
測
結
果
- 177 -
表 16.2 単独処理浄化槽人口の予測結果
単位;人
年 度
かほく市
津幡町
内灘町
H11
13,082
15,879
3,156
H12
12,236
15,596
2,861
H13
11,346
15,259
2,538
10,061
13,509
2,391
9,149
12,503
2,261
H14
H15
H16
実
績
8,347
11,734
1,908
H17
7,417
10,701
1,592
H18
6,354
10,292
1,294
H19
5,532
8,935
1,282
H20
5,072
8,443
1,214
H21
4,505
7,759
1,010
H22
4,007
7,148
895
H23
3,563
6,586
792
H24
3,169
6,068
702
H25
2,818
5,590
622
H26
2,506
5,150
550
2,229
4,745
487
1,982
4,371
432
1,762
4,027
382
1,567
3,710
338
H31
1,394
3,418
300
H32
1,239
3,149
265
H33
1,102
2,901
235
H34
980
2,673
208
H35
871
2,463
184
H36
775
2,269
163
H37
689
2,090
144
H27
H28
H29
H30
予
測
結
果
- 178 -
(2) 予測結果
表 16.6 に農業集落排水水洗化人口の予測結果を示す。また、【資料編】第 4 章 表 4.1
∼表 4.3 に各市町における処理区毎の予測結果を示す。
表 16.6(a) 農業集落排水水洗化人口の予測結果(かほく市)
処理区
H21
H22
H23
H24
H25
H26
H27
H28
H29
H30
H31
H32
H33
単位;人
H34
H35
H36
H37
95
95
95
95
94
94
94
94
94
94
93
93
93
93
92
92
92
二ッ屋
550
550
549
548
547
547
546
545
544
543
541
540
539
538
536
535
533
八野
152
152
151
151
151
151
151
150
150
150
149
149
149
148
148
148
147
瀬戸町
207
206
206
206
206
205
205
205
204
204
203
203
202
202
201
201
200
箕打
野寺
37
37
37
37
37
37
37
37
37
36
36
36
36
36
36
36
36
中沼
681
680
679
679
677
676
675
674
673
672
670
669
667
665
664
662
660
黒川
106
106
106
105
105
105
105
105
105
104
104
104
104
103
103
103
103
元女
84
84
84
84
83
83
83
83
83
83
83
82
82
82
82
82
81
長柄町
554
554
553
552
551
550
550
549
548
546
545
544
543
542
540
539
537
若緑
100
100
100
99
99
99
99
99
99
98
98
98
98
98
97
97
97
夏栗
157
157
156
156
156
156
155
155
155
155
154
154
154
153
153
152
152
内高松
536
536
535
534
533
533
532
531
530
529
528
526
525
524
523
521
520
宇ノ気第1
554
554
553
552
551
550
550
549
548
546
545
544
543
542
540
539
537
宇ノ気第2
784
783
782
781
780
779
777
776
774
773
771
770
768
766
764
762
760
宇ノ気第3
440
440
439
439
438
437
437
436
435
434
433
432
431
430
429
428
427
水洗化人口 合計 5,037 5,034 5,025 5,018 5,008 5,002 4,996 4,988 4,979 4,967 4,953 4,944 4,934 4,922 4,908 4,897 4,882
表 16.6(b) 農業集落排水水洗化人口の予測結果(津幡町)
処理区
H21
H22
H23
H24
H25
H26
H27
H28
H29
H30
H31
H32
H33
単位;人
H34
H35
H36
H37
富田
97
97
98
98
98
98
98
97
97
97
96
96
95
95
94
93
92
刈安
572
574
575
576
576
576
575
574
572
570
568
565
561
557
553
548
543
竹橋
342
343
344
344
344
344
344
343
342
341
340
338
336
333
331
328
324
河合
124
124
125
125
125
125
125
124
124
124
123
122
122
121
120
119
118
笠野第1
229
237
240
241
241
241
240
240
239
238
237
236
235
233
231
229
227
上大田
135
135
140
142
142
142
142
142
141
141
140
139
138
137
136
135
134
興津
107
107
111
115
116
116
116
115
115
115
114
114
113
112
111
110
109
76
91
102
108
113
117
121
123
125
125
124
123
123
122
121
120
119
365
439
489
520
545
563
581
598
602
600
598
594
591
587
582
577
571
34
34
34
34
34
34
34
34
34
34
34
34
33
33
33
33
32
種
笠野第2
原
※
水洗化人口 合計 2,081 2,181 2,258 2,303 2,334 2,356 2,376 2,390 2,391 2,385 2,374 2,361 2,347 2,330 2,312 2,292 2,269
※ 小規模集合排水施設(自治省管轄)を示す。農業集落排水施設の1処理区と同様の扱いで水洗化人口の予測を行った。
- 183 -
- 185 -
1,386
1,408
1,429
H26
1,449
H27
1,469
H28
1,505
H30
1,505
H31
1,505
H32
1,505
H33
1,505
H34
1,505
H35
1,505
H36
1,505
H37
整備人口(補正後)
−
1,332
−
1,311
1,344
−
1,365
−
1,386
−
1,408
−
1,429
−
1,449
−
1,469
−
5,619
5,037
4,857
5,034
整備人口(補正後)※2
補正係数 ※1
(平成20年度を1とした場合)
行政区域内人口−下水道・農業集落排水
水洗化人口
農業集落排水処理人口
H24
H25
H26
H27
H28
4,247
5,025
3,720
5,018
3,275
5,008
2,862
5,002
2,510
4,996
2,187
4,988
25,887 26,374 26,777 27,141 27,441 27,710
35,159 35,112 35,060 35,005 34,947 34,885
H23
H30
H32
1,481
H33
1,471
H34
1,459
H35
1,902
4,979
1,655
4,967
1,430
4,953
1,235
4,944
1,062
4,934
918
4,922
807
4,908
27,938 28,128 28,294 28,422 28,525 28,597 28,635
711
4,897
640
4,882
28,652 28,643
34,260 34,165
H37
単位;人
1,432
H36
1,446
34,819 34,750 34,677 34,601 34,521 34,437 34,350
H29
H31
1,490
923
787
0
97
85
74
65
57
674
0
576
0
500
0
447
0
396
0
361
0
26,219 26,327 26,413 26,475 26,534 26,577
26,893 26,903 26,913 26,922 26,930 26,938
110
43
37
32
28
24
21
336
0
314
0
300
0
290
0
283
0
280
0
279
0
26,610 26,639 26,659 26,676 26,689 26,698 26,705
26,946 26,953 26,959 26,966 26,972 26,978 26,984
49
17
277
0
275
0
26,712 26,719
26,989 26,994
18
119
70
59
51
43
38
34
30
27
25
24
23
22
21
21
21
21
- 183 -
21
1.00000 0.58492 0.49873 0.42712 0.36502 0.31686 0.28327 0.25095 0.22877 0.21293 0.19899 0.19011 0.18378 0.17934 0.17744 0.17681 0.17554 0.17427
1,578
0
26,095
25,140 25,947
下水道水洗化人口
0
26,882
26,718 26,870
行政区域内人口
167
126
整備人口(補正後)
146
※2
補正係数
(平成20年度を1とした場合)
1,498
1.00000 0.87401 0.75548 0.66060 0.57863 0.50941 0.44517 0.39042 0.34018 0.29585 0.25743 0.22243 0.19210 0.16519 0.14279 0.12552 0.11059 0.09955
6,429
行政区域内人口−下水道・農業集落排水
水洗化人口
※1
4,889
農業集落排水処理人口
25,312
23,975 24,588
下水道水洗化人口
H22
35,203
H21
35,293 35,244
H20
実績
行政区域内人口
項 目
1,505
表 16.8(b) 合併処理浄化槽人口の予測結果(かほく市、内灘町)
1,488
−
※1 補正係数は平成20年度における生活排水非衛生処理人口(=行政区域内人口−下水道、農業集落排水水洗化人口)を基準(=1)とした場合における各年度の減少率を示す。
※2 整備人口(補正後)は平成20年度の整備人口(実績)に補正係数を乗じたもの。
内灘町
かほく市
各市町
1,488
H29
1.00000 0.99554 0.99024 0.98412 0.97715 0.96937 0.96074 0.95130
1,365
H25
補正係数 ※
1,344
H24
37,520 37,520 37,633 37,715 37,765 37,784 37,773 37,730 37,656 37,551 37,415 37,248 37,050 36,821 36,560 36,269 35,946 35,593
1,332
1,311
H23
単位;人
行政区域内人口
整備人口
H22
※ 補正係数は平成30年度における行政区域内人口を基準(=1)とした場合の各年度の人口増減を示す。
津幡町
H21
H20
実績
表 16.7(a) 合併処理浄化槽人口の予測結果(津幡町)
- 194 -
H26
H27
H28
H29
H30
H31
H32
H33
H34
H35
H36
H37
- 192 -
25,947 26,095 26,219 26,327 26,413 26,475 26,534 26,577 26,610 26,639 26,659 26,676 26,689 26,698 26,705 26,712 26,719
H25
内灘町
H24
25,328 26,452 27,416 28,275 29,058 29,726 30,282 30,660 30,966 31,191 31,342 31,435 31,472 31,447 31,364 31,229 31,049
H23
津幡町
H22
24,588 25,312 25,887 26,374 26,777 27,141 27,441 27,710 27,938 28,128 28,294 28,422 28,525 28,597 28,635 28,652 28,643
H21
単位;人
かほく市
市町名
表 16.12 下水道水洗化人口の予測結果
16.2.8 汚水処理人口普及率の取りまとめ
表 16.18 に今後の汚水処理人口普及率の状況を取りまとめる。
平成 20 年度末における河北郡市全体の汚水処理人口普及率は 95.8%となっており、今後
順調に施設整備が進めば、平成 37 年度には 100%となる見込みである。なお、平成 20 年
度末における石川県全体の汚水処理人口普及率は 87.3%である。
- 211 -
- 212 -
35,244
34,372
97.5
29,294
5,078
35,293
34,376
97.4
29,291
5,085
(人)
(人)
汚水衛生処理整備率 (%)
(人)
農業集落排水処理整備人口(人)
92.5
30,946
2,413
1,332
26,870
26,757
99.6
26,757
91.6
30,630
2,413
1,311
26,718
26,589
99.5
26,589
(人)
汚水衛生処理整備率 (%)
(人)
農業集落排水処理整備人口(人)
合併処理浄化槽整備人口 (人)
(人)
(人)
行政区域内人口
汚水衛生処理人口
汚水衛生処理整備率 (%)
(人)
汚水衛生処理人口
−
99,634
95,820
96.2
86,997
7,491
1,332
−
−
99,531
95,319
95.8
86,510
7,498
1,311
農業集落排水処理整備人口(人)
合併処理浄化槽整備人口 (人)
(人)
(人)
汚水衛生処理整備率 (%)
(人)
農業集落排水処理整備人口(人)
合併処理浄化槽整備人口 (人)
下水道整備人口
下水道整備人口
汚水衛生処理人口
−
34,691
34,354
(人)
下水道整備人口
−
37,520
−
37,520
合併処理浄化槽整備人口 (人)
行政区域内人口
組合全体 行政区域内人口
内灘町
津幡町
下水道整備人口
汚水衛生処理人口
かほく市 行政区域内人口
H21
H20
(実績)
1,344
7,494
87,448
96.6
96,286
99,718
−
−
26,787
99.6
26,787
26,882
1,344
2,419
31,358
93.3
35,121
37,633
−
5,075
29,303
97.7
34,378
35,203
H22
1,365
7,493
87,872
97.0
96,730
99,767
−
−
26,817
99.7
26,817
26,893
1,365
2,427
31,745
94.2
35,537
37,715
−
5,066
29,310
97.8
34,376
35,159
H23
1,386
7,489
88,268
97.4
97,143
99,780
−
−
26,846
99.8
26,846
26,903
1,386
2,430
32,108
95.1
35,924
37,765
−
5,059
29,314
97.9
34,373
35,112
H24
1,408
7,479
88,632
97.8
97,519
99,757
−
−
26,875
99.9
26,875
26,913
1,408
2,430
32,444
96.0
36,282
37,784
−
5,049
29,313
98.0
34,362
35,060
H25
1,429
7,472
88,764
98.0
97,665
99,700
−
−
26,903
99.9
26,903
26,922
1,429
2,430
32,551
96.4
36,410
37,773
−
5,042
29,310
98.1
34,352
35,005
H26
1,449
7,464
88,866
98.2
97,779
99,607
−
−
26,930
100.0
26,930
26,930
1,449
2,427
32,629
96.8
36,505
37,730
−
5,037
29,307
98.3
34,344
34,947
H27
1,469
7,449
88,933
98.4
97,851
99,479
−
−
26,938
100.0
26,938
26,938
1,469
2,420
32,680
97.1
36,569
37,656
−
5,029
29,315
98.4
34,344
34,885
H28
表 16.18 汚水処理人口普及率
1,488
7,432
88,970
98.6
97,890
99,316
−
−
26,946
100.0
26,946
26,946
1,488
2,414
32,704
97.5
36,606
37,551
−
5,018
29,320
98.6
34,338
34,819
H29
1,505
7,414
88,975
98.8
97,894
99,118
−
−
26,953
100.0
26,953
26,953
1,505
2,407
32,700
97.9
36,612
37,415
−
5,007
29,322
98.8
34,329
34,750
H30
1,498
7,389
88,948
98.9
97,835
98,884
−
−
26,959
100.0
26,959
26,959
1,498
2,395
32,669
98.2
36,562
37,248
−
4,994
29,320
99.0
34,314
34,677
H31
1,490
7,367
88,889
99.1
97,746
98,617
−
−
26,966
100.0
26,966
26,966
1,490
2,383
32,608
98.5
36,481
37,050
−
4,984
29,315
99.1
34,299
34,601
H32
1,481
7,344
88,800
99.3
97,625
98,314
−
−
26,972
100.0
26,972
26,972
1,481
2,369
32,520
98.8
36,370
36,821
−
4,975
29,308
99.3
34,283
34,521
H33
1,471
7,310
88,676
99.5
97,457
97,975
−
−
26,978
100.0
26,978
26,978
1,471
2,350
32,401
99.1
36,222
36,560
−
4,960
29,297
99.5
34,257
34,437
H34
1,459
7,282
88,522
99.7
97,263
97,603
−
−
26,984
100.0
26,984
26,984
1,459
2,333
32,254
99.4
36,046
36,269
−
4,949
29,284
99.7
34,233
34,350
H35
1,446
7,251
88,333
99.8
97,030
97,195
−
−
26,989
100.0
26,989
26,989
1,446
2,313
32,077
99.7
35,836
35,946
−
4,938
29,267
99.8
34,205
34,260
H36
1,432
7,213
88,107
100.0
96,752
96,752
−
−
26,994
100.0
26,994
26,994
1,432
2,290
31,871
100.0
35,593
35,593
−
4,923
29,242
100.0
34,165
34,165
H37
16.3 計画 1 人 1 日平均排出量の設定
過去 5 年間(平成 16 年度∼平成 20 年度)における各市町の 1 人 1 日平均排出量の実績を
整理し、計画 1 人 1 日平均排出量を表 16.19 のとおり設定する。
表 16.18 1 人 1 日平均排出量の実績及び計画 1 人 1 日平均排出量
単位;L/人・日
市町名
かほく市
項 目
H16
H17
H20
計画1人1日平均排出量
(H16∼H20平均値)
1.401
1.441
1.951
1.497
1.715
1.601
単独浄化槽汚泥
0.750
0.771
1.044
0.801
0.916
0.856
1.200
1.200
農業集落排水汚泥
1.021
1.226
0.894
1.028
1.106
1.055
し尿
1.366
1.387
1.600
1.446
1.449
1.450
単独浄化槽汚泥
0.734
0.741
0.855
0.774
0.778
0.776
農業集落排水汚泥
0.573
0.720
0.985
0.812
1.359
0.890
し尿
1.283
1.187
1.684
1.121
1.294
1.314
単独浄化槽汚泥
0.688
0.634
0.904
0.600
0.692
0.704
−
−
1.200
合併浄化槽汚泥
内灘町
H19
し尿
合併浄化槽汚泥
津幡町
H18
1.200
合併浄化槽汚泥
農業集落排水汚泥
1.200
−
−
- 213 -
−
1.200
−
16.4 生活排水計画年間処理量(非定住人口分)の予測
組合のし尿処理施設は定住人口由来のし尿・浄化槽汚泥のみでなく、非定住人口に由来す
る大型合併処理浄化槽汚泥も搬入されるため、同処理量の予測を行う。
(1) 予測方法
図 16.4 に過去 10 年間(平成 11 年度∼平成 20 年度)における大型合併処理浄化槽汚泥の
搬入実績を示す。
同図をみると、各市町とも搬入量のばらつき方は概ね同等といえるため、
搬入実績の平均値を算出し、同値を将来における計画年間処理量とする。
1,000
900
800
汚泥搬入量[KL]
700
600
かほく市
500
400
津幡町
300
200
内灘町
100
0
H11
H12
H13
H14
H15
H16
H17
H18
H19
H20
図 16.4 大型合併処理浄化槽汚泥の搬入実績
(2) 予測結果
表 16.20 に大型合併処理浄化槽汚泥の搬入実績及び計画年間処理量を示す。
表 16.19 大型合併処理浄化槽汚泥の搬入実績及び計画年間処理量
単位;kL
H11
H12
H13
H14
H15
H16
H17
H18
H19
H20
計画年間処理量
(H16∼H20平均)
かほく市
440.00 505.00 237.00 373.00 215.60 134.89 269.74 125.51 319.45 312.35
232
津幡町
253.00 360.00 386.00 304.00 647.54 336.31 619.39 405.95 534.79 464.74
472
内灘町
901.00 891.00 878.00 884.00 829.98 923.75 740.32 799.47 811.68 765.32
808
- 214 -
16.5 生活排水処理量の取りまとめ
16.2 項∼16.4 項に基づき、表 16.21 及び図 16.5 に各市町及び組合全体における生活排水
計画年間処理量を示す。
- 215 -
表 16.20(a) 生活排水計画年間処理量(かほく市)
単位;kL/年
年度
単独浄化槽
汚泥排出量
し尿排出量
合併浄化槽
汚泥排出量
農業集落排水
汚泥排出量
大型合併浄化槽
汚泥排出量
排出量
合 計
H11
2,017
3,522
18
1,293
440
7,290
H12
1,661
3,044
31
1,503
505
6,744
H13
1,549
3,077
142
1,616
237
6,621
H14
1,374
2,458
188
1,778
373
6,171
H15
1,310
2,190
207
1,855
216
5,777
H16
1,183
2,286
163
1,896
135
5,663
H17
1,161
2,092
157
2,288
270
5,968
H18
980
2,422
148
1,642
126
5,318
H19
794
1,617
124
1,854
319
4,707
H20
745
1,696
73
1,974
312
4,800
H21
563
1,409
64
1,940
232
4,208
H22
453
1,236
55
1,938
232
3,914
H23
365
1,097
48
1,935
232
3,677
H24
295
975
42
1,932
232
3,476
H25
237
870
37
1,928
232
3,304
H26
188
771
32
1,926
232
3,149
H27
148
685
28
1,924
232
3,017
H28
117
603
25
1,921
232
2,898
H29
91
530
21
1,917
232
2,791
H30
72
465
19
1,913
232
2,701
H31
56
406
16
1,907
232
2,617
H32
42
353
14
1,904
232
2,545
H33
32
306
12
1,900
232
2,482
H34
25
266
11
1,895
232
2,429
H35
20
235
9
1,890
232
2,386
H36
15
208
8
1,886
232
2,349
H37
12
188
7
1,880
232
2,319
排出量 (kL/年)
2,500
2,000
し尿排出量
1,500
単独浄化槽
汚泥排出量
合併浄化槽
汚泥排出量
1,000
農業集落排水
汚泥排出量
大型合併浄化槽
汚泥排出量
500
0
H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 H31 H32 H33 H34 H35 H36 H37
図 16.5(a) 生活排水計画年間処理量(かほく市)
- 216 -
表 16.21(b) 生活排水計画年間処理量(津幡町)
単位;kL/年
年度
し尿排出量
単独浄化槽
汚泥排出量
合併浄化槽
汚泥排出量
農業集落排水
汚泥排出量
大型合併浄化槽
汚泥排出量
排出量
合 計
H11
2,693
4,749
372
260
253
8,327
H12
2,263
4,768
435
201
360
8,027
H13
1,962
4,994
473
252
386
8,067
H14
1,747
3,983
502
235
304
6,771
H15
1,465
3,233
544
241
648
6,130
H16
1,444
3,142
555
278
336
5,755
H17
1,281
2,901
574
366
619
5,741
H18
1,119
3,211
578
505
406
5,819
H19
1,010
2,532
583
417
535
5,078
H20
854
2,407
588
702
465
5,016
H21
782
2,186
583
539
472
4,562
H22
666
1,915
589
565
472
4,207
H23
565
1,678
598
585
472
3,898
H24
478
1,465
607
597
472
3,619
H25
403
1,263
617
605
472
3,360
H26
335
1,085
626
611
472
3,129
H27
277
927
635
616
472
2,927
H28
234
805
643
619
472
2,773
H29
196
698
652
620
472
2,638
H30
166
604
659
618
472
2,519
H31
141
528
656
615
472
2,412
H32
118
460
653
612
472
2,315
H33
99
398
649
608
472
2,226
H34
84
345
644
604
472
2,149
H35
70
299
639
599
472
2,079
H36
59
259
633
594
472
2,017
H37
49
224
627
588
472
1,960
3,000
2,500
排出量 (kL/年)
し尿排出量
2,000
単独浄化槽
汚泥排出量
合併浄化槽
汚泥排出量
1,500
農業集落排水
汚泥排出量
1,000
大型合併浄化槽
汚泥排出量
500
0
H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 H31 H32 H33 H34 H35 H36 H37
図 16.5(b) 生活排水計画年間処理量(津幡町)
- 217 -
表 16.21(c) 生活排水計画年間処理量(内灘町)
単位;kL/年
年度
単独浄化槽
汚泥排出量
し尿排出量
合併浄化槽
汚泥排出量
大型合併浄化槽
汚泥排出量
排出量
合 計
H11
386
1,097
140
901
2,524
H12
298
691
155
891
2,035
H13
360
690
146
878
2,074
H14
291
644
156
884
1,975
H15
199
584
146
830
1,759
H16
178
479
138
924
1,719
H17
179
378
96
740
1,393
H18
249
435
100
799
1,583
H19
133
285
81
812
1,311
H20
117
310
52
765
1,245
H21
70
182
31
808
1,091
H22
55
158
26
808
1,047
H23
43
137
22
808
1,010
H24
34
119
19
808
980
H25
26
105
17
808
956
H26
21
95
15
808
939
H27
16
85
13
808
922
H28
13
79
12
808
912
H29
11
74
11
808
904
H30
9
70
11
808
898
H31
7
67
10
808
892
H32
6
66
10
808
890
H33
5
65
9
808
887
H34
4
64
9
808
885
H35
4
64
9
808
885
H36
3
64
9
808
884
H37
2
64
9
808
883
900
800
排出量 (kL/年)
700
し尿排出量
600
単独浄化槽
汚泥排出量
500
400
合併浄化槽
汚泥排出量
300
大型合併浄化槽
汚泥排出量
200
100
0
H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 H31 H32 H33 H34 H35 H36 H37
図 16.5(c) 生活排水計画年間処理量(内灘町)
- 218 -
表 16.21 生活排水計画年間処理量(組合全体)
単位;kL/年
年度
し尿排出量
単独浄化槽
汚泥排出量
合併浄化槽
汚泥排出量
農業集落排水
汚泥等排出量
大型合併
浄化槽汚泥
排出量
排出量
合 計
汚泥量
合 計
排出量全体に
占める汚泥の
割合(%)
H11
5,096
9,368
530
1,553
1,594
18,141
13,045
71.9
H12
4,222
8,503
621
1,704
1,756
16,806
12,584
74.9
H13
3,871
8,761
761
1,868
1,501
16,762
12,891
76.9
H14
3,412
7,084
847
2,013
1,561
14,917
11,505
77.1
H15
2,974
6,007
897
2,095
1,694
13,667
10,693
78.2
H16
2,805
5,907
855
2,175
1,395
13,137
10,332
78.6
H17
2,621
5,370
827
2,655
1,629
13,102
10,481
80.0
H18
2,348
6,067
827
2,147
1,331
12,720
10,372
81.5
H19
1,937
4,433
788
2,271
1,666
11,096
9,159
82.5
H20
1,716
4,413
713
2,676
1,542
11,060
9,344
84.5
H21
1,415
3,777
678
2,479
1,512
9,861
8,446
85.7
H22
1,174
3,309
670
2,503
1,512
9,168
7,994
87.2
H23
973
2,912
668
2,520
1,512
8,585
7,612
88.7
H24
807
2,559
668
2,529
1,512
8,075
7,268
90.0
H25
666
2,238
671
2,533
1,512
7,620
6,954
91.3
H26
544
1,951
673
2,537
1,512
7,217
6,673
92.5
H27
441
1,697
676
2,540
1,512
6,866
6,425
93.6
H28
364
1,487
680
2,540
1,512
6,583
6,219
94.5
H29
298
1,302
684
2,537
1,512
6,333
6,035
95.3
H30
247
1,139
689
2,531
1,512
6,118
5,871
96.0
H31
204
1,001
682
2,522
1,512
5,921
5,717
96.6
H32
166
879
677
2,516
1,512
5,750
5,584
97.1
H33
136
769
670
2,508
1,512
5,595
5,459
97.6
H34
113
675
664
2,499
1,512
5,463
5,350
97.9
H35
94
598
657
2,489
1,512
5,350
5,256
98.2
H36
77
531
650
2,480
1,512
5,250
5,173
98.5
H37
63
476
643
2,468
1,512
5,162
5,099
98.8
5,000
4,500
4,000
し尿排出量
排出量 (kL/年)
3,500
単独浄化槽
汚泥排出量
3,000
合併浄化槽
汚泥排出量
2,500
2,000
農業集落排水
汚泥等排出量
1,500
大型合併浄化槽
汚泥排出量
1,000
500
0
H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 H31 H32 H33 H34 H35 H36 H37
図 16.5 生活排水計画年間処理量(組合全体)
- 219 -
16.6 計画処理量の設定
16.6.1 月最大変動係数の設定
表 16.22 に過去 5 年間(平成 16 年度∼平成 20 年度)におけるし尿・汚泥等の搬入実績に基
づいて算出した月最大変動係数を示す。なお、月最大変動係数とは各年度の月平均処理量を
1 として各月の処理量を示したものである。過去 5 年間における平均値は 1.406 となってお
り、施設への搬入状況はバラツキが大きいことがわかる。
また、表 16.22 に基づき、月最大変動係数を表 16.23 のとおり設定する。なお、計画月最
大変動係数は過去 5 年間(平成 16 年度∼平成 20 年度)の月最大変動係数の平均値とした。
表 16.23 計画月最大変動係数
年 度
月最大変動係数
H16
1.331
H17
1.439
H18
1.432
- 220 -
H19
1.405
H20
1.424
計画月最大変動係数
(H16∼H20平均)
1.406
- 221 -
月
4
5
6
7
8
9
10
H16
11
12
1
2
3
合計
平均
4
5
6
7
8
9
10
H17
11
12
1
2
3
合計
平均
4
5
6
7
8
9
10
H18
11
12
1
2
3
合計
平均
年
度
262.00
202.00
257.00
244.00
209.00
215.00
221.00
244.00
360.00
155.00
187.00
249.00
2,805.00
233.75
246.00
209.00
233.00
254.00
246.00
175.00
182.00
202.00
282.00
170.00
186.00
236.00
2,621.00
218.42
232.00
222.00
198.00
232.00
236.00
161.00
174.00
194.00
267.00
122.00
138.00
172.00
2,348.00
195.67
し尿
(kl)
単独・合併
処理浄化槽
汚泥 (kl)
642.77
727.01
722.91
572.69
536.89
614.74
570.05
490.37
466.25
411.75
314.65
692.45
6,762.53
563.54
669.98
800.89
898.64
601.70
565.31
487.98
464.87
343.35
321.90
231.47
314.87
495.94
6,196.90
516.41
629.16
729.68
1,067.52
751.35
619.15
565.57
548.21
472.54
418.29
316.72
353.63
421.87
6,893.69
574.47
大型合併
浄化槽
汚泥 (kl)
171.60
174.21
241.17
237.32
145.46
170.35
15.78
21.07
85.45
49.42
0.00
83.12
1,394.95
116.25
158.21
183.52
164.03
147.05
87.89
155.42
89.05
127.48
94.49
0.00
165.28
257.03
1,629.45
135.79
62.22
117.57
92.03
122.11
82.53
110.04
82.52
66.94
186.44
117.02
107.68
183.83
1,330.93
110.91
1,197.00
1,286.00
1,457.00
1,244.00
1,095.00
1,220.00
909.00
1,089.00
1,015.00
796.00
638.00
1,269.00
13,137.00
1,094.75
1,205.00
1,361.00
1,571.00
1,246.00
1,055.00
1,070.00
867.00
1,137.00
850.00
601.00
1,041.00
1,176.00
13,102.00
1,091.83
1,055.00
1,267.00
1,518.00
1,283.00
1,086.00
1,031.00
944.00
948.00
1,075.00
667.00
784.00
1,140.00
12,720.00
1,060.00
合 計
(kl)
1.093
1.175
1.331
1.136
1.000
1.114
0.830
0.995
0.927
0.727
0.583
1.159
−
1.000
1.104
1.247
1.439
1.141
0.966
0.980
0.794
1.041
0.779
0.550
0.953
1.077
−
1.000
0.995
1.195
1.432
1.210
1.025
0.973
0.891
0.894
1.014
0.629
0.740
1.075
−
1.000
月変動係数
1.432
1.439
1.331
月最大
変動係数
月
4
5
6
7
8
9
10
H19
11
12
1
2
3
合計
平均
4
5
6
7
8
9
10
H20
11
12
1
2
3
合計
平均
年
度
178.20
179.74
182.31
183.57
188.32
126.96
145.33
147.31
214.81
105.65
132.65
151.65
1,936.50
161.38
163.65
155.86
142.25
164.87
131.48
135.19
111.19
129.96
205.49
91.23
132.66
151.90
1,715.73
142.98
し尿
(kl)
単独・合併
処理浄化槽
汚泥 (kl)
651.89
663.19
617.69
492.55
473.24
341.85
494.72
316.01
332.77
215.39
239.53
382.81
5,221.64
435.14
636.02
556.71
678.03
574.93
351.02
464.29
350.24
275.42
345.11
173.40
228.83
492.51
5,126.51
427.21
大型合併
浄化槽
汚泥 (kl)
126.86
99.13
258.44
109.74
84.65
165.96
113.07
118.27
196.67
76.11
70.35
246.67
1,665.92
138.83
170.44
140.29
146.47
142.05
100.45
109.22
91.02
128.23
148.19
60.58
107.91
197.56
1,542.41
128.53
表 16.22 し尿・汚泥等搬入量 月最大変動係数 (組合全体)
農村集落
排水汚泥
(kl)
116.63
177.78
229.92
182.99
195.65
210.91
92.17
322.56
91.30
178.83
134.35
241.43
2,174.52
181.21
126.81
162.59
269.33
236.25
147.80
242.60
121.08
453.17
139.61
198.53
372.85
184.03
2,654.65
221.22
127.62
192.75
154.45
170.54
140.32
185.39
129.27
203.52
191.27
110.26
182.69
359.30
2,147.38
178.95
農村集落
排水汚泥
(kl)
174.28
210.57
234.52
160.10
72.20
56.97
349.46
479.66
60.02
196.51
147.19
129.95
2,271.43
189.29
159.97
243.32
162.65
133.87
139.72
417.56
10.36
293.12
601.83
175.65
87.75
249.94
2,675.74
222.98
1,135.23
1,157.63
1,298.96
952.96
826.41
700.74
1,112.58
1,072.25
816.27
594.66
591.72
914.08
11,095.49
924.62
1,134.08
1,101.18
1,135.40
1,022.72
730.67
1,135.26
572.81
837.73
1,312.62
501.86
559.15
1,094.91
11,060.39
921.70
合 計
(kl)
1.228
1.252
1.405
1.031
0.894
0.758
1.203
1.160
0.883
0.643
0.640
0.989
−
1.000
1.230
1.195
1.232
1.110
0.793
1.232
0.621
0.909
1.424
0.544
0.607
1.188
−
1.000
月変動係数
1.424
1.405
月最大
変動係数
16.6.2 計画処理量の設定
表 16.24 に中間目標年次(平成 26 年度)における計画処理量を示す。計画処理量はし尿等
の搬入状況に応じた余裕を持たせるため、日平均処理量に月最大変動係数を乗じたものとな
る。
また、中間目標年次の時点における必要な施設規模(能力)は、平成 26 年度から 7 年を超
えない範囲内の計画処理量に基づくこととなるが、し尿等の搬入量自体は漸減傾向にあるた
め、平成 26 年度が施設規模設定年次に相当することとなる。
表 16.24 計画処理量
規模
設定
年次
項 目
年間平均処理量(kL/年)
かほく市
津幡町
内灘町
合 計
日平均
※1
処理量
(kL/日)
計画
月最大
変動係数
計画
※2
処理量
(kL/日)
し 尿
188
335
21
544
1.490
2.095
単独処理浄化槽汚泥
771
1,085
95
1,951
5.345
7.515
32
626
15
673
1.844
1,926
611
2,537
6.951
232
472
808
1,512
4.142
5.824
合 計
3,149
3,129
939
7,217
19.772
27.800
※1
8.627
8.573
2.572
19.772
H26
合併処理浄化槽汚泥
農業集落排水汚泥
大型合併処理浄化槽汚泥
日平均処理量
(kL/日)
1.406
計画月最大変動係数
計画処理量
※2
(kL/日)
―
12.130
12.054
3.616
27.800
1.406
2.593
9.773
―
―
―
―
―
―
―
―
―
※1 規模設定年次における年平均処理量÷施設稼動日数(365日)によって算出。
※2 規模設定年次における日平均処理量×計画月最大変動係数によって算出。
一方、「河北郡市浄化センター」では、し尿等と合わせて「河北郡市クリーンセンター」、「河
北郡市リサイクルプラザ」等、組合敷地内施設からの生活排水を受け入れ、処理しているた
め、表 16.24 に示した計画処理量に加え、組合敷地内施設からの生活排水量を考慮しておく
必要がある。
【資料編】第 4 章 表 4.6 に過去 3 年間(平成 19 年度∼平成 21 年度)の組合敷地内施設か
らの日別生活排水量を、
【資料編】第 4 章 図 4.3 にその度数分布を示す。
組合敷地内施設からの生活排水量の平均値は 11.6[kL/日]であるが、バラツキが極めて大
きい。この現象は雨水や消雪水等の流入による影響が疑われるため、原因を究明し、生活排
水量(圧送量)の安定化を図るべく対策を講ずるものとする。その上で、「河北郡市浄化セン
ター」の更新方法に見合った処理方法を想定しておくこととする。
- 222 -
16.6.3 処理(流入)水質の算出
し尿及び浄化槽汚泥処理の量及び性状に基づき、河北郡市浄化センターにおける処理(流
入)水質を算出すると、表 16.25 のとおりとなる。
表 16.25 河北郡市浄化センター 処理(流入)水質
浄化槽汚泥※
し 尿
計画処理量
(KL/日)
性状
(mg/L)
実績平均値
計画処理量
(KL/日)
し尿処理全体
性状
(mg/L)
実績平均値
計画処理量
(KL/日)
流入水質
(mg/L)
実績平均値
より算出
BOD
7,140
4,820
4,995
COD
4,920
4,900
4,902
SS
2.095
18,160
25.705
13,080
27.800
13,463
T−N
3,400
838
1,031
T−P
350
114
132
※農業集落排水汚泥、大型合併浄化槽汚泥も含む
- 223 -
第17章 生活排水処理計画
17.1 基本方針
生活排水処理計画に係る基本方針を次のとおり定める。
基本方針 ( 生活排水処理 )
地域に見合った生活排水処理施設の計画的かつ効率的な整備、適正な
地域に見合った生活排水処理施設の計画的かつ効率的な整備、適正な
維持管理に努める。
維持管理に努める。
生活排水処理施設の整備は最も有効な生活排水処理対策であるため、計画的かつ迅速に整
備を推進する必要があるが、施設整備には多くの経費と時間を要することから、地域特性及
び各種生活排水処理施設の特徴を勘案し、経済的かつ効率的な施設配置、事業化手法等につ
いて十分に検討の上、最適な方法を採用することが重要である。なお、各市町における施設
整備は既存の計画等に基づいて推進されることとなるが、施設整備を効率的かつ経済的に行
う上で勘案すべき事業メニュー、事業化手法等を注視し、必要に応じて整備計画・手法の変
更を検討すべきである。
また、施設整備後の適正な維持管理の徹底も重要であり、特に浄化槽の管理主体は住民や
事業者等、個人であることが多く、維持管理が不十分なものも見られることから、住民等に
対する広報・啓発活動を行うとともに、浄化槽の維持管理を徹底・効率化するための仕組みづ
くりとして、県及び各市町との連携を図りつつ、組織的な維持管理体制の構築に努める必要
がある。
更に今後は面的整備のみでなく、処理の質的向上を図るため、高度処理の導入等について
も積極的に検討し、河北潟をはじめ、地域の水質改善に努めることとする。
表 17.1 に生活排水処理に係る目標(生活排水衛生処理率)を示す。
表 17.1 生活排水処理に係る目標(生活排水衛生処理率)
組合全体
将 来 目 標
現 在
(平成20年度)
中間目標年次
(平成26年度)
目標年次
(平成37年度)
(人)
99,531
99,700
96,752
(人)
95,319
97,665
96,752
(%)
95.8
98.0
100.0
下水道
(人)
86,510
88,764
88,107
農業集落排水施設
(人)
7,498
7,472
7,213
合併処理浄化槽
(人)
1,311
1,429
1,432
生活排水非衛生処理人口
(人)
17,772
7,463
1,720
単独処理浄化槽
(人)
14,729
6,494
1,605
汲み取り
(人)
3,043
969
115
行政区域内人口
生活排水衛生処理人口
生活排水衛生処理率
※
※ 生活排水衛生処理人口/行政区域内人口
- 224 -
17.2 具体的施策
17.2.1 住民の責任・役割
(1) 生活排水処理施設の整備促進
① 下水道・農業集落排水処理施設等(集合処理施設)への早期接続
下水道及び農業集落排水処理施設等、集合処理区域内の家庭は処理施設への早期接
続を図る。
② 合併処理浄化槽(個別処理施設)の設置
集合処理区域外の家庭は合併処理浄化槽の設置に努める。
平成 13 年 4 月施行の浄化槽法改正をふまえ、単独処理浄化槽を設置している家庭
は速やかに合併処理浄化槽への転換を図る。
合併処理浄化槽の設置・転換にあたっては助成制度等を有効に活用する。
(2) 生活排水処理施設の適正管理
① 生活排水の汚濁防止による負荷軽減
汚物(ごみ・油等)の流出防止、ディスポーザーの設置・使用の自粛、合成洗剤の使用
低減等に努め、汚濁負荷そのものの軽減を図る。
【具体的な配慮行動は第 19 章 表
19.1 を参照】
② 浄化槽の適正管理
浄化槽の清掃・汚泥の抜き取りを適正な頻度で実施し、浄化機能の維持に努める。
浄化槽法に基づく法定検査、保守点検等を必ず受検し、浄化槽の処理性能の確認、
適正な補修等を行う(表 17.2 参照)。
日頃より、浄化槽からの放流水の色や臭気等に注意し、異常があれば保守点検業者
に連絡する。
表 17.2 浄化槽法に基づく維持管理
項 目
実 施 事 項
保守点検(法10条)
浄化槽の運転状況の点検や各設備の調整・修理、消毒薬の補充、機能検査等
を行う。4ヶ月に1度以上の頻度で実施するものとし、保守点検依頼先は浄
化槽法に基づく、保守点検業県知事登録業者とする。
清掃(法10条)
汚泥やスカム(かす)の引き抜き、浄化槽内の清掃を行う。年1回以上の頻度
で実施するものとし、清掃依頼先は浄化槽清掃業許可業者とする。
法定検査
法7条検査
浄化槽使用開始後、3∼8ヶ月の間に受検し、放流水質の測定等を行う。
検査依頼先は県知事指定検査機関とする。
法11条検査
7条検査実施後、年1回程度の頻度で定期的に受検し、放流水質の測定等を
行う。検査依頼先は県知事指定検査機関とする。
(3) 高度処理の普及促進
① 高度処理型浄化槽の設置検討
窒素やリン、BOD の更なる除去が可能な高度処理型浄化槽の設置を検討する(表
17.3 参照)。
- 225 -
表 17.3 高度処理型浄化槽の用件
一般的なタイプ
高度処理型
窒素・燐除去型
BOD高度処理型
BOD除去率
90% 以上
97% 以上
BOD濃度
20mg/L 以下
5mg/L 以下
窒素濃度
−
20mg/L 以下
−
リン濃度
−
1mg/L 以下
−
出典;浄化槽普及促進ハンドブック
17.2.2 事業者の責任・役割
(1) 生活排水処理施設の整備促進
① 下水道・農業集落排水処理施設等(=集合処理施設)への早期接続
下水道及び農業集落排水処理施設等、集合処理区域内の事業所は処理施設への早期
接続を図る。
② 合併処理浄化槽(個別処理施設)の設置
集合処理区域外の事業所は合併処理浄化槽の設置に努める。
平成 13 年 4 月施行の浄化槽法改正をふまえ、単独処理浄化槽を設置している事業
所は速やかに合併処理浄化槽への転換を図る。
(2) 生活排水処理施設の適正管理
① 処理施設の受入基準の遵守
事業用水を下水道等の集合処理施設に排除する場合は、受入基準及び流域の上乗せ
基準を遵守する。
特に、水質汚濁防止法に基づく特定事業場においては、水質測定等を徹底し、受入
基準に適合しない排水を排除しないようにする他、独自基準の設定等に努める。
② 浄化槽の保守点検業者、清掃業者による広報・啓発の推進
浄化槽の清掃業者や保守点検業者は自らの事業活動を通じ、浄化槽の適正管理の意
義及び日常における具体的維持管理方法等について、住民等に広報・啓発を行う。ま
た、住民等への点検結果報告を確実に行い、浄化槽設置者の維持管理意識の向上を
促す。
(3) 高度処理の普及促進
① 高度処理型浄化槽の設置検討
窒素やリン、BOD の更なる除去が可能な高度処理型浄化槽の設置を検討する。
17.2.3 行政の責任・役割
(1) 生活排水処理施設の整備促進
① 適正な施設整備計画の立案と計画的な施設整備の推進
下水道及び農業集落排水施設、合併処理浄化槽等、本地域に見合った生活排水施設
の配置・整備計画を立案する。その際、地域特性、各種生活排水処理施設の特徴、水
質改善効果(整備効果)、経済性等を勘案し、十分な検討を行うべきである(表 17.4 参
照)。なお、各市町における施設整備は既存の計画等に基づいて推進されることとな
- 226 -
るが、施設整備を効率的かつ経済的に行う上で勘案すべき事業メニュー、事業化手
法等を注視し、必要に応じて整備計画・手法の変更を検討すべきである。また、生活
排水処理施設は下水道から合併処理浄化槽まで、事業の管轄が各省庁にまたがり、
計画策定時期、計画手法等も異なることから、関連施設との整合、連絡・調整の充実
を図る必要がある。
表 17.4 生活排水処理施設の特徴
項 目
公共下水道事業
農業集落排水施設
大規模集合処理方式。
管渠によって汚水を収集し、処
理場で一括処理する。
施設の規模
維持管理及び
水質改善効果
水環境への影響
経済性
整備計画の柔軟性
行政が維持管理するため、安定した処理水質を確保できる。ま
た、処理場の改修・拡張により、高度処理への対応も可能。
Q;日最大汚水量(m3/日)
※管理棟、沈砂池ポンプ、
反応槽、最終沈殿池、
塩素混和池、汚泥濃縮
設備等
【管渠】
Cp=7.5×L
Cp;管渠建設費(万円)
L=管渠延長(m)
【処理場】
Mst=47.8×Q10.501
Mst;処理場維持管理費
(万円/年)
Q1;日平均汚水量
(m3/日)
※運転費(人件費を含む)、
薬品代、電気代等
【管渠】
80円/(m・年)
※内訳
清掃費18円/(m・年)
調査費18円/(m・年)
維持管理費
耐用年数
(経済比較時
に参考とな
るもの)
法令
合併処理浄化槽
個別処理方式。
各家庭の敷地内に浄化槽を設置
し、生活排水を個別処理する。
管渠が不要。各戸に駐車場1台分
程度の敷地が必要。また、各戸
毎に維持管理が必要。
設置主体毎に維持管理が必要と
なるため、管理が不十分な浄化
槽においては安定した処理水質
が確保できない場合がある。
河川上流部で取水された生活排水が処理施設から集中的に排水さ 各戸から排水されるという形態
れることから、上流部の河川水量の低下等に起因する水環境(水循 が整備後も変化しないため、水
環境(水循環、生態系等)に与える
環、生態系等)への影響が懸念される。
影響が小さい。
市街化区域等、人口密度の高い まとまった集落等、人口密度の 家屋が点在した区域では集合処
区域では処理効率が高い。
高い区域では処理効率が高い。 理よりも処理効率が高い。
整備対象区域を定め、処理施設や管渠を整備していくことから、 各戸毎に整備するため、整備計
計画の見直し・変更が困難。このため、計画策定段階での十分な検 画に柔軟性を持たせることがで
討と、適切かつ定期的な見直しが必要である。
きる。
【処理場】
Ct=493×Q0.676
Ct;処理場建設費(万円)
建設費
中小規模集合処理方式。
管渠によって汚水を収集し、処
理場で一括処理する。
管渠;50年、処理場;23年
(地方公営企業法)
【処理場】
Y=1,118.6×X0.414
+0.874×X+1,102.7
Y;建設費(万円)
X;計画人口(人)
※ばっ気槽、沈殿槽、汚泥
濃縮貯留槽、上屋、流量
調整槽等
【管路施設】
Y=6.2×L
Y;建設費(万円)
L=延長(m)
※積算構成;自然流下方式
【BOD除去型合併処理浄化槽】
5人槽;88.8万円/基
7人槽;102.6万円/基
※本体費用(55%)
※付属機器設備類費用(5%)
※設置工事費用(40%)
【処理場】
Y=1.97×X0.845
Y;維持管理費(万円/年)
X;計画人口(人)
※保守点検費、薬品代、
水質検査費、電気代等
※汚泥引抜、処分に係る
費用を含む
【管路施設】
24円/(m・年)
【BOD除去型合併処理浄化槽】
5人槽;6.5万円/(基・年)
7人槽;8.1万円/(基・年)
※保守点検費用
(薬品代を含む)
※清掃費用
(汚泥濃縮を行う場合も
含む)
※法定検査費用
※電気代
管渠;50年、処理場;23年
(財務省令等)
7年
(国庫補助事業実施要綱)
管渠;50年∼120年
使用実績 処理場(土木構造物);50年∼70年
処理場(機械電気設備);15年∼35年
通常は1年∼5年程度。
通常は3年∼20年程度。
事業規模が大きいため、末端部 比較的早期に投資効果が望め
供用開始時期
の供用開始が遅れる。
る。
躯体;30年∼
機器設備類;7∼15年程度
1週間∼10日程度で設置可能で、
すぐに処理効果が望める。
出典;「生活排水処理施設整備計画策定マニュアル(平成14年3月)」より抜粋
- 227 -
生活排水処理施設に係る整備計画に基づき、地域の処理施設整備を計画的に推進す
る。
合併処理浄化槽は、中小市町村においては有効な施設整備手法である場合も多く、
整備に係る助成制度の充実や庁内間の整合も図られつつあることから、下水道等、
集合処理施設以外の経済的かつ効率的な施設整備手法の 1 つとして、積極的に導入
する。
既設の農業集落排水施設の中には稼動から 20 年以上経過しているものもあるため、
今後の施設更新に係る基本方針等について検討を始めておく必要がある。その際、
施設整備及び維持管理の合理化・効率化に考慮し、下水道への接続等についても検討
することとする。
② 施設整備を促進する指導・啓発の推進
下水道等への接続促進、合併処理浄化槽の設置促進を図るため、地区説明会の開催
や巡回指導等による指導・啓発を実施する。
③ 施設整備を促進する助成制度の整備・充実
高度処理型浄化槽設置に対する助成制度の創設等、施設整備の推進を促す助成制度
の整備・拡充を図る。
(2) 生活排水処理施設の適正管理
① 下水道・農業集落排水処理施設(集合処理施設)の適正管理
下水処理施設、農業集落排水施設等の補修・点検、環境モニタリング等を定期的に実
施し、処理機能の維持、公害防止・環境対策の徹底に努める。
処理施設の効率的な運営に努め、維持管理費の削減を図る。
② 浄化槽(=個別処理施設)の適正管理の促進
個人設置の浄化槽の適正管理を徹底するため、住民及び事業者に対する十分な情報
提供や広報・啓発活動を行う。また、不適正な管理状態のものについては県及び各市
町と連携を図り、改善指導を行う。
清掃業者や保守・点検業者が法定点検の受験手続きを代行する一括契約、浄化槽設置
者による維持管理組織の運営等、円滑かつ効率的な維持管理のための体制の提案・
整備に努める。
③ 事業所に対する指導・監視の徹底
県及び各市町と連携を図り、事業所への立入検査等による監視・指導を行い、排水基
準の遵守、処理施設の適正管理を促す。
(3) 高度処理の普及促進
① 集合処理施設における高度処理の導入検討
下水処理施設等に対する高度処理の導入を検討・提案する。
② 高度処理型浄化槽の普及促進
高度処理型浄化槽の設置に対する助成制度の創設を検討し、環境意識の高い住民や
事業者の自主的な行動を促進・支援する。
(4) 情報管理、活用の推進
① モニタリングデータの整理・活用
公共用水域の水質調査結果、各処理施設における維持管理データ等を整理・蓄積し、
- 228 -
現状把握、効果的な生活排水対策の立案、対策の効果の測定・評価等に活用する。
② 生活排水処理に係る情報の収集・管理体制の構築
所轄省庁等を問わず、水環境に関わる行政組織が密接に連携・調整を図り、情報の共
有化を図る。
汲み取り及び浄化槽世帯に係る情報等、行政のみで正確な情報整理が難しいものに
ついては、収集・運搬業者等の協力を得て整理を行う。
- 229 -
第18章 し尿・汚泥等処理計画
18.1 基本方針
し尿・汚泥等処理計画に係る基本方針を次のとおり定める。
基本方針 ( し尿・汚泥等処理 )
し尿等の量的・質的変化、し尿処理施設の更新等を見据え、処理体制の
し尿等の量的・質的変化、し尿処理施設の更新等を見据え、処理体制の
安定化、効率化・合理化を図る。
安定化、効率化・合理化を図る。
し尿及び浄化槽汚泥は下水道等の普及に伴う量の減少、並びに浄化槽汚泥の増大等、量的・
質的変化が想定されることから、これらをふまえて衛生的かつ安定的な処理を維持するとと
もに、収集・運搬及び処理の効率化・合理化を図る必要がある。また、循環型社会形成の観点
から、汚泥等の再資源化・有効利用方策等についても取り組む姿勢が必要である。
「河北郡市浄化センター」は老朽化による施設の更新時期を迎えているため、現在は先述の
課題に対してソフト面での対策のみでなく、ハード面(施設整備面)でのアプローチが必要な
時期といえる。このため、本計画では「河北郡市浄化センター」の更新に係る基本的事項につ
いても示し、方向性を明確化するものとする。
なお、住民はし尿・汚泥等の処理に対して直接的には関与しないものの、収集・運搬の効率
化への協力等を通じてし尿処理体制を支えるものとする。
18.2 具体的施策
18.2.1 住民の責任・役割
(1) し尿等の収集・運搬の効率化
① 収集・運搬の効率化への協力
し尿及び浄化槽汚泥の計画的かつ効率的な収集・運搬に協力する。具体的には、余裕
をもって点検、収集・運搬等を依頼し、収集・運搬業者の収集・運搬効率の向上、し尿
処理施設への搬入量の変動抑制に協力する。
② 汚泥等の再資源化、有効利用の促進
循環型社会形成の観点から、「石川県リサイクル認定製品」等の再資源化・再生品の利
用促進に努める。
18.2.2 事業者の責任・役割
(1) し尿等の収集・運搬の効率化
① 効率的な収集・運搬の実施
し尿・浄化槽汚泥の収集・運搬(許可)業者は、収集・運搬効率の向上、施設への搬入量
の変動抑制のため、計画的な収集・運搬に努める。今後は下水道等の整備によってし
尿等の収集先が減少していくことから、将来的な収集・運搬体制の在り方についても
- 230 -
検討するものとする。また、収集車(バキューム車)の臭気対策についても取り組む。
(2) 汚泥等の再資源化、有効利用の促進
① 再資源化物の原料としての利用促進
汚泥及び焼却灰等を原料とする製品の製造に努める。
② 再資源化・再生品の利用促進
循環型社会形成の観点から、「石川県リサイクル認定製品」等、再資源化・再生品の利
用促進に努める。
18.2.3 行政の責任・役割
(1) し尿等の収集・運搬の効率化
① 効率的な収集・運搬の実施
し尿・浄化槽汚泥の収集・運搬の実施主体である許可業者とともに、計画的かつ効率
的な収集・運搬体制の整備・検討に努める。
(2) 合理的かつ効率的なし尿処理の推進
② し尿処理施設の適正な運営、維持管理
し尿処理施設において衛生的かつ安定的な処理を維持するとともに、収集・運搬及び
処理の効率化・合理化、維持管理費の低減等に配慮する。
「河北郡市浄化センター」は老朽化が進んでいることから、公害防止対策及び処理機
能の点検・維持に努めるとともに、定期的な点検・補修の実施、各種モニタリング(放
流水・悪臭等の測定、汚泥等の性状調査等)による監視を徹底する。
③ し尿等の量的・質的変化に対応した適正処理の推進
下水道等の整備・普及に伴う量の減少、並びに浄化槽汚泥の増大等、量的・質的変化
を勘案し、適正処理の維持に努める。
④ し尿処理に関する情報の整理・把握、活用
し尿等の搬入量や性状等のデータ等、関連情報を整理・把握するとともに、同情報を
し尿処理の計画的推進のために有効活用する。具体的には、し尿処理施設の機能維
持、施設更新に係る検討等を行う際の根拠資料とする。
し尿等の搬入量は下水道や農業集落排水施設等の整備状況による影響を受けるため、
生活排水処理関連部局との情報交換・調整を定期的に行い、計画的な処理の推進に努
める。
し尿等の計画的な処理の推進にあたって必要となる情報の内、汲み取り・浄化槽に関
する情報(処理世帯・処理人口等)は、行政のみで正確に把握しにくいため、収集・運
搬業者等の協力を得て、できる限り正確な把握・整理に努める。
⑤ し尿処理施設の更新
今後に控える「河北郡市浄化センター」の更新を見据え、新施設の整備方針を検討し、
明確化する。具体的には、今後のし尿・浄化槽汚泥の量的・質的変化等をふまえ、下
水処理施設等の既存関連施設との連携、有効活用・共同処理等も考慮の上、現在考え
られる最適な事業化方針、処理体系、処理方式等を定めることとする。
(3) 汚泥等の再資源化・有効利用の推進
① 再資源化・再生品の利用促進
- 231 -
「石川県リサイクル認定製品」等、環境に配慮した製品の積極的な購入、公共事業等
における優先的使用に努める。
② 再資源化・有効利用方策の検討
し尿汚泥は当面「河北郡市広域汚泥焼却センター」の余力を活用した処理を継続する。
中長期的には、し尿等の搬入量や性状、再資源化方策の実現性等を考慮の上、「河北
郡市浄化センター」の更新計画と併せて合理的かつ経済的な再資源化・有効利用方策
を検討するものとする。なお、下水汚泥焼却灰については、その性状等を継続的に
監視するとともに、「河北郡市広域汚泥焼却灰中間貯留場」を経由した再資源化・有効
利用方策を併せて検討していく。
- 232 -
18.3 「河北郡市浄化センター」の更新に係る検討
「河北郡市浄化センター」は昭和 52 年 6 月の竣工から 31 年が経過し、施設の更新に係る
検討が必要な時期を迎えている。「河北郡市浄化センター」の更新については、「生活排水処
理関連施設連携方針検討業務報告書 平成 19 年 3 月」において検討しているが、ここでは、
本計画上の予測結果をふまえて施設更新に係る前提条件、基本的事項を改めて検討・整理す
る。
18.3.1 施設更新にあたって考えられる整備方針
「河北郡市浄化センター」の更新にあたっては、望まれる処理機能、事業化手法等によって
次に示す複数の考え方ができる。
【考えられる更新施設】
(a) 汚泥再生処理センター
(b) 従来型し尿処理施設
(c) 下水道投入施設
(d) 下水処理施設との共同整備(=MICS 事業の活用)
(1) 汚泥再生処理センター
① 施設概要
汚泥再生処理センター
とは、し尿及び浄化槽汚泥と生ごみ等の有機性廃棄物を併
せて処理し、資源の再生を行う施設であり、平成 9 年度から国庫補助の対象施設となっ
ている。平成 13 年 5 月の「食品リサイクル法」の施行に伴い、生ごみ等の再資源化施設
として期待も高まったが、その建設・運営にあたって生ごみの受入れや再資源化・再生品
の需要確保等が課題になることが多く、全国的に老朽化したし尿処理施設から汚泥再生
処理センターへの更新は低調な状況が続いている。この対策として、受入条件の面では
生ごみ以外の有機性廃棄物でも可とし、再資源化の面でも汚泥の助燃剤化、リン回収を
新たな再資源化メニューとして追加する等、採択要件が緩和されている。助燃剤化につ
いては、「汚泥再生処理センターから発生する汚泥を加工することで、熱回収(焼却)施設
の燃料として利用することが可能なもの又は熱回収施設における使用燃料の節約に資す
るものをいう」と定義されており、助燃剤として再資源化する場合、汚泥の含水率を 70%
以下にすることとなっている。
このような状況をふまえ、「河北郡市浄化センター」を汚泥再生処理センターとして更
新することが河北郡市において馴染むものであるかを再度示す。なお、近年は関連施設
との連携・合理化、社会的コストの最小化、地方の裁量・自主性の強化等が求められてお
り、循環型社会形成推進交付金制度の採択要件等も変わってきていることから、今後も
これらの動向を注視していくこととする。
- 233 -
② 汚泥の再資源化方法と本地域への適用可能性
表 18.1 に汚泥の代表的な再資源化方法を示す。河北郡市は農緑地が多く、汚泥の量自
体はそれ程多くないことから、比較的コストが小さい
堆肥化 が最も有利かつ現実的
な再資源化方法と考えられるが、現在、生ごみ等の有機性廃棄物は「河北郡市クリーンセ
ンター」における処理対象物として位置付けているため、住民による分別排出、収集・運
搬体制等に係る課題が生じることとなる。
表 18.1 汚泥の再資源化方法
堆肥化
炭 化
焼 却
最適な地域特性
農緑地の多い地域
比較的どこでも
比較的どこでも
製品利用
肥料、土壌改良材
肥料、土壌改良材
脱臭剤、融雪剤
土壌改良
建設資材
必要とする敷地面積
大
中
中
初期投資コスト
小
大
大
維持管理コスト
小
大
大
CO2発生量
小
中
大
必要な環境対策
臭気対策
排ガス対策
排ガス対策
処理後の生成物
有機肥料
炭+灰(無機肥料)
焼却灰
処理後の体積
原料の50%
原料の20%∼24%
原料の6%
処理後の重量
原料の35%
原料の10%∼12%
原料の4%
前処理の有無
なし
造粒等
なし
数10分
数10秒
30∼90日
処理時間
※
土壌環境基準
土壌環境基準※
土壌環境基準※
肥料取締法
※重金属に係る土壌環境基準としてはカドミウム、鉛、六価クロム、砒素、総水銀、セレンの
6項目が設定されている。
関連法令
また、「河北郡市浄化センター」では、過去に消化汚泥を原料とする堆肥を試作したも
のの、試作した堆肥は表 18.2 のとおり肥料取締法上の基準を満たしておらず、堆肥化に
適さない性状であった。
表 18.2 し尿等汚泥堆肥(試作品) 性状分析結果
測定項目
H10.9.17
H11.9.8
H12.9.6
H13.9.5
H14.9.4
平均値
肥料取締法
規制値
カドミウム
(mg/kg)
1.9
1.7
0.36
0.47
0.43
0.97
5 以下
ヒ素
(mg/kg)
3.5
3.0
4.7
1.2
2.9
3.1
50 以下
水銀
(mg/kg)
2.4
2.5
4.4
6.4
5.0
4.1
2 以下
含水率
(%)
11.3
15.7
5.4
※ 網掛け部分は規制値を満たしていないものを示す。
7.9
20.3
12.1
−
出典;河北郡市浄化センター 計量証明書
堆肥の製造は浄化槽汚泥等への重金属類の混入を極力低減させ、堆肥化事業を推進す
ることも施策として考えられるが、平成 11 年 7 月の「肥料取締法」の改正によって汚泥
- 234 -
肥料は普通肥料に位置付けられ、化学肥料等と同様に様々な規制(審査・登録制度の導入、
植害試験等の実施、生産業者保証票の添付による品質表示の義務付け等)が課せられるこ
とを勘案すると、堆肥の品質管理等に多大な労力と負担を強いられることが予想され、
加えて現在、「ゆうきの里」において生産されている堆肥が既に供給過剰気味であること
を考慮しても堆肥の需要や流通面の課題が生じるものと考えられる。
なお、し尿汚泥を焼却処理するのであれば、現状どおり「河北郡市広域汚泥焼却センタ
ー」における処理を継続することが考えられ、その場合、新たな設備投資は不要なため、
財政的には負担が軽減される。
(2) 従来型し尿処理施設
再資源化機能を持たずし尿等の処理機能のみを備える 従来型し尿処理施設 として更
新することが考えられる。
但し、従来型し尿処理施設の整備に対する補助等財政支援は平成 10 年度から廃止され
ているため、「河北郡市浄化センター」を従来型し尿処理施設として更新する場合は単独事
業として行う必要があり、財政的な課題が伴うこととなる。また、今後の下水道等の整備・
普及の進展によってし尿等の搬入量が減少することから、従来型し尿処理施設への投資は
将来的に合理性に欠けたものとなる可能性がある。
(3) 下水道投入施設
今後の下水道等の整備・普及の進展によってし尿等搬入量の減少、し尿処理施設の規模
縮小が予想されることから、下水処理施設の余力の活用を前提として必要最小限の機能
を備える 下水道投入施設 として河北郡市浄化センターを更新することが考えられる。
① 施設概要
下水道投入施設とは、下水道への排水基準を遵守し、かつ下水処理施設に対して量的・
質的に影響を及ぼし得ない範囲においてし尿等を下水道に投入する施設であり、下水道
法でいう「除害施設」としてし尿等の簡易な処理を行うものである。よって、「河北郡市浄
化センター」を下水道投入施設として更新する場合には、し尿等の最終的な処理を既存の
下水処理施設が担う処理体系となることから、設備の簡素化が可能となる他、関連施設
との連携による合理化につながるといえる。
② 下水道投入先
下水道投入施設の投入先としては、一箇所の下水道へ一括投入する方法と、各市町の
し尿等を各市町の下水処理施設へ投入する方法が考えられる。
各市町の下水処理施設へ投入する方法は責任の所在を明確にする意味では有意義であ
り、搬送距離が短くなるといったメリットもあるが、収集・運搬ルートの改変が伴うこと、
広域化の時勢に逆行すること、施設整備・運営に係るスケールメリットに欠けること等と
いったデメリットがある。
- 235 -
③ 下水道に係る排水基準
し尿処理施設においてし尿等(処理水)を下水道投入する場合、「水質汚濁防止法」は直
接的に適用されないが、代わって「下水道法」を遵守しなければならない。
し尿処理施設は「水質汚濁防止法」第 2 条第 2 項、「水質汚濁防止法施行令」第 1 条にお
いて特定施設に定められており、し尿処理施設が下水道を使用する場合に設置する事業
場は「下水道法」第 12 条の二に定められる特定事業場となる。
表 18.3∼表 18.6 にし尿等(処理水)の投入にあたって遵守すべき排水基準を示す。
表 18.3 特定事業場からの排水基準(1/2)
項
目
基準値
カドミウム及びその化合物
0.1
mg/L 以下
シアン化合物
1
mg/L 以下
有機燐化合物
1
mg/L 以下
鉛及びその化合物
0.1
mg/L 以下
六価クロム及びその化合物
0.5
mg/L 以下
砒素及びその化合物
0.1
mg/L 以下
水銀及びアルキル水銀その他の水銀化合物
0.005 mg/L 以下
アルキル水銀化合物
検出されないこと
PCB
0.003 mg/L 以下
トリクロロエチレン
0.3
mg/L 以下
テトラクロロエチレン
0.1
mg/L 以下
ジクロロメタン
0.2
mg/L 以下
四塩化炭素
0.02
mg/L 以下
1,2−ジクロロエタン
0.04
mg/L 以下
1,1−ジクロロエチレン
0.2
mg/L 以下
シス−1,2−ジクロロエチレン
0.4
mg/L 以下
1,1,1−トリクロロエタン
3
mg/L 以下
1,1,2−トリクロロエタン
0.06
mg/L 以下
1,3−ジクロロプロペン
0.02
mg/L 以下
チウラム
0.06
mg/L 以下
シマジン
0.03
mg/L 以下
チオベンカルブ
0.2
mg/L 以下
ベンゼン
0.1
mg/L 以下
0.1
mg/L 以下
セレン及びその化合物
10
230
8
15
mg/L 以下
mg/L 以下
mg/L 以下
mg/L 以下
フェノール類
5
mg/L 以下
銅及びその化合物
3
mg/L 以下
亜鉛及びその化合物
2
mg/L 以下
鉄及びその化合物(溶解性)
10
mg/L 以下
マンガン及びその化合物(溶解性)
10
mg/L 以下
ほう素及びその化合物
ふっ素及びその化合物
(海域以外)
(海域)
(海域以外)
(海域)
- 236 -
表 18.3 特定事業場からの排水基準(2/2)
項
目
基準値
2
クロム及びその化合物
10
ダイオキシン類
mg/L 以下
pg-TEQ/L 以下
表 18.4 特定事業場からの排水基準を定める条例の基準
項
目
基準値
アンモニア性窒素、亜硝酸性窒素
及び硝酸性窒素含有量
380 mg/L 未満
水素イオン濃度
水素指数 5 を超え 9 未満
BOD
600 mg/L 未満(5 日間平均)
SS
600 mg/L 未満
ノルマルヘキサン抽出物質含有量
鉱油類含有量
動植物油脂類含有量
5 mg/L 以下
30 mg/L 以下
240 mg/L 未満
窒素含有量※
燐含有量
32 mg/L 未満
※
※ 窒素及び燐含有量については、投入先の下水処理施設において排水基準が適用され
る場合に限って該当する。
表 18.5 除害施設の設置等に関する条例の基準
項
目
基準値
温度
45℃以上であるもの
水素イオン濃度
水素指数 5 以下又は 9 以上であるもの
ノルマルヘキサン抽出物質含有量
鉱油類含有量
動植物油脂類含有量
5 mg/L を超えるもの
30 mg/L を超えるもの
220 mg/L 以上であるもの
沃素消費量
表 18.6 除害施設の設置等に関する条例の基準
項
目
基準値
温度
45℃未満
アンモニア性窒素、亜硝酸性窒素
及び硝酸性窒素含有量
380 mg/L 未満
水素イオン濃度
水素指数 5 を超え 9 未満
BOD
600 mg/L 未満(5 日間平均)
SS
600 mg/L 未満
ノルマルヘキサン抽出物質含有量
鉱油類含有量
動植物油脂類含有量
5 mg/L 以下
30 mg/L 以下
240 mg/L 未満
窒素含有量
32 mg/L 未満
燐含有量
条例により当該公共下水道、または当該流域下水
道からの放流水に関する排水基準が定められた
もの
(BODに類似する項目及び大腸菌群数を除く)
- 237 -
当該排水基準に係る数値
(4) 下水処理施設との共同整備(MICS事業の活用)
下水道投入施設の他、下水道事業との連携によるし尿処理体系の簡素化・合理化を図る
整備手法として、「汚水処理施設共同整備事業(平成 7 年 3 月 31 日 都下公発第 12 号、
以下、MICS 事業という。)」の活用についても検討する。
MICS 事業とは、処理人口及び処理水量の 2 分の 1 以上を下水道が整備対象としてい
る地域において下水道以外の汚水処理施設も含めた複数施設において共同利用できる施
設を下水道事業として整備するものであり、本地域においては河北郡市の各市町におい
て実施する場合でも、河北郡市全体として実施する場合でも要件(下水道事業による処理
人口が 2 分の 1 以上)を満たしている。なお、MICS 事業によって整備可能な施設は次の
とおりであり、MICS 事業による施設の建設、改築、維持管理等は原則として下水道担
当部局が行うこととなる。
【MICS 事業対象施設】
○共同水質検査施設
○移動式汚泥処理施設
○汚泥運搬施設
○共同汚泥処理処分施設
○その他共同で施設を利用するための施設
MICS 事業の対象事業の内、汚泥の共同処理に係る部分については、対象施設及びシ
ステム構成を考えやすいが、本地域では平成 7 年度に「河北郡市広域汚泥焼却センター」
が建設されており、同施設の余力を活用したし尿汚泥の処理を既に行っている。このた
め、本地域における MICS 事業の実施意義は 水処理系における下水処理施設との共同
整備が有効な場合
に限定されることとなる。
水処理系における MICS 事業の対象施設は その他共同で施設を利用するための施設
の項目に該当するものであり、これまでの補助採択例としては、汚水調整槽、消化槽等
が挙げられるが、事業メニューとして適当なシステム構成であれば、MICS 事業として
採択の道は開かれている。
(5) PFI手法の導入可能性
「生活排水処理関連施設連携方針検討業務報告書 平成 19 年 3 月」に係る協議等の過程
において PFI(Private Finance Initiative)手法の導入可能性について調査・検討してい
るが、「河北郡市浄化センター」の更新にあたっては、下水道投入施設等を考えており、「河
北郡市浄化センター」の更新・運営はそれ程大きな事業規模にならないことから、民間の
ノウハウの効果的な活用、VFM(Value for Money)の向上にも限度があると考えた。一
方、その後 汚泥再生処理センター への PFI 手法の導入事例は僅かながら増加してい
るため、 下水道投入施設
等への導入可能性と比較し、精査・再評価することは有意義
と考えられる。
- 238 -
18.3.2 し尿処理施設の更新に係る体系案
「河北郡市浄化センター」の更新については、「生活排水処理関連施設連携方針検討業務報
告書 平成 19 年 3 月」において検討し、現在は表 18.7 に示す2案に絞り込んでいる。なお、
同検討後、循環型社会形成推進交付金制度を活用した下水道投入施設の整備事例が他市町村
に見られるようになったが、「河北郡市浄化センター」については、汚泥等の有効利用方法に
課題があり、適用が困難である見通しに変わりはない。
表 18.7(a) 体系案 A
概
要
概略ブロックフロー
本体系案は構成市町のし尿等を組合
敷地内に建設する下水道投入施設にお
いて処理した後に、処理水を「津幡町浄
化センター」へ通ずる管渠へ圧送・放流
するものである。その際、下水道投入施
設は特定事業場の扱いとして下水道放
流基準を満たす水質とする。
下水道投入施設における脱水汚泥は
「河北郡市広域汚泥焼却センター」にお
いて焼却処理する。
課
題
・ 補助金や交付金等の財源的な優遇措置がないため、イニシャル・ランニングコストの比較から、有効
性を立証する必要がある。
表 18.7(b) 体系案 B
概
要
概略ブロックフロー
本体系案は構成市町の下水道終末処
理施設に各々し尿等を受け入れる受
入・投入所を建設し、し尿等を下水道終
末処理施設において処理するものであ
る。なお、「かほく市は南部浄化センタ
ー」において市全域のし尿等を受け入
れるものとする。
各受入・投入所の建設にあたっては、
本来下水道終末処理施設が受け入れる
べき下水道処理区域内のし尿等に加
え、処理区域外のし尿等を受け入れる
ものとして、構成市町が各々MICS 事
業を適用できる可能性がある。
課
題
・ 事前協議等によって MICS 事業としての採否、補助対象範囲を明らかにする必要がある。
・ 前処理設備等は MICS 事業に該当しないため、各下水道終末処理施設の隣接地、あるいは各浄化セ
ンターの一部用地を買収するか、目的外使用の許可を得て下水道終末処理施設の敷地内に整備する必
要がある。
・ 組合としての負担は軽減されるが、一般論では、施設の分散によって臭気対策等を含め、スケールメ
リットに欠けることとなる他、広域化の時勢に逆行する体系案である。
・ 現在、「河北郡市浄化センター」において処理している組合敷地内の生活排水を別途処理するため、敷
地内への大型合併処理浄化槽の設置が必要となる。
- 239 -
18.3.3 各体系案における処理能力検証
ここでは、表 18.7 に示した各体系案について、し尿等の投入量及び投入水質が各下水道
終末処理施設の処理能力(余力)上、支障を来すことがないかを検証する。
(1) 前提条件の設定
① し尿等の処理方式
《体系案 A》
「凝集脱水+希釈」、または「脱水+凝集分離+希釈」の採用を想定する。
《体系案 B》
「除渣+直接投入(投入量調整)」の採用を想定する。
② 希釈倍率
《体系案 A》
下水道使用料の上昇を抑えるため、希釈倍率の上限を 5 とする。
《体系案 B》
BOD の基準値 600mg/l に対する表 16.26 の濃度の比率(8.33 倍)とする。
③ 下水道投入水質
《体系案 A》
下水道投入水質の保証値を表 18.8 のとおりとする。
表 18.8 水質の保証値
項
目
基準値
BOD
600 mg/L 未満(5 日間平均)
SS
600 mg/L 未満
窒素含有量
240 mg/L 未満
32 mg/L 未満
燐含有量
④ 下水道投入量
《体系案 A》
139[m3/日]程度が排出されるものと想定する。
※計画処理量 27.80[kL/日]における希釈倍率上限 5 から算定。
《体系案 B》
表 16.24 における各市町の計画処理量から、次のとおりとする。
「かほく市南部浄化センター」; 12.13 [kL/日] (BOD 基準換算量 101.0[m3/日])
「津幡町浄化センター」
; 12.05 [kL/日] (BOD 基準換算量 100.3[m3/日])
「内灘町浄化センター」
;
3.62 [kL/日] (BOD 基準換算量
30.1[m3/日])
※BOD 基準換算量は構成市町のし尿等発生量に、BOD の基準値 600mg/l に対
する表 16.25 の濃度の比率(8.33 倍)を乗じたもの。
- 240 -
⑤ 組合敷地内生活排水の処理方法
《体系案 A》
更新した施設の処理工程上、希釈槽の前段へ投入することを想定する。
《体系案 B》
組合敷地内に大型合併処理浄化槽(75 人槽クラス)を新たに設置し、処理水は公共用
水域へ放流する。
(2) 各体系案の検証
① 体系案 A の検証
表 18.9 に体系案 A の検証結果を示す。
表 18.9 体系案 A の検証(酸素供給能力 BOD 基準)
体系案A
年度
し尿等
投入量
(kL/年)
①=予測値
H26
10,147
希釈
倍率
投入量
(倍)
3
(m /日)
津幡町浄化センター
必要酸素量 処理人口※1
(kg-O2/日)
3
(人)
計画処理能力※1 酸素量の余裕分
3
(m /日)
(m /日)
(kg-O2/日)
酸素量の
過不足
判定※3
(kg-O2/日)
③=①×② ④=③×0.6×
⑥=計画値
⑦=計画値 ⑧=(200×⑦−B×
⑤=計画値
⑨=⑧−④
(日平均汚水量) (日最大汚水量)
A
÷365
⑥)×A÷1000
②
5.0
139.0
133.4
34,700
14,200
17,900
※2
1.6
kg-O2/kg-BOD
津幡町浄化センター流入水BOD(H16∼H20平均)
131
mg/L
A
SOR
B
流入水量※1
2,751.7
2,618.3
○
※1 下水道事業認可計画より
※2 下水道事業団のOD法標準設計基準より(流入水質のBOD;200mg/L、SS;200mg/L、T-N;35mg/L、MLSS濃度、4,000mg/Lとした場合)
※3 判定基準は酸素量の過不足量による
(酸素量が不足する場合は×、0∼1,000(kg-O2/日)の場合は△、1,000(kg-O2/日)以上の場合は○と表記)
② 体系案 B の検証
表 18.10 に体系案 B の検証結果を示す。
表 18.10(a) 「かほく市南部浄化センター」に係る検証(酸素供給能力 BOD 基準)
体系案B
年度
し尿等
投入量
(kL/年)
①=予測値
H26
A
B
4,427
希釈
倍率
投入量
(倍)
3
②
8.33
(m /日)
かほく市南部浄化センター
必要酸素量 処理人口※1
(kg-O2/日)
流入水量※1
3
(人)
(m /日)
計画処理能力※1 酸素量の余裕分
3
(m /日)
(kg-O2/日)
酸素量の
過不足
判定※3
(kg-O2/日)
③=①×② ④=③×0.6×
⑥=計画値
⑦=計画値 ⑧=(200×⑦−B×
⑤=計画値
⑨=⑧−④
(日平均汚水量) (日最大汚水量)
A
÷365
⑥)×A÷1000
101.0
97.0
23,650
12,300
15,200
※2
1.6
kg-O2/kg-BOD
かほく市南部浄化センター流入水BOD(H16∼H20平均)
221
mg/L
SOR
514.7
417.7
△
※1 下水道事業認可計画より
※2 下水道事業団のOD法標準設計基準より(流入水質のBOD;200mg/L、SS;200mg/L、T-N;35mg/L、MLSS濃度、4,000mg/Lとした場合)
※3 判定基準は酸素量の過不足量による
(酸素量が不足する場合は×、0∼1,000(kg-O2/日)の場合は△、1,000(kg-O2/日)以上の場合は○と表記)
- 241 -
表 18.10(b) 「津幡町浄化センター」に係る検証(酸素供給能力 BOD 基準)
体系案B
年度
し尿等
投入量
(kL/年)
①=予測値
H26
4,398
希釈
倍率
投入量
(倍)
3
(m /日)
津幡町浄化センター
必要酸素量 処理人口※1
(kg-O2/日)
計画処理能力※1 酸素量の余裕分
3
(人)
3
(m /日)
(m /日)
(kg-O2/日)
酸素量の
過不足
判定※3
(kg-O2/日)
③=①×② ④=③×0.6×
⑥=計画値
⑦=計画値 ⑧=(200×⑦−B×
⑤=計画値
⑨=⑧−④
(日平均汚水量) (日最大汚水量)
A
÷365
⑥)×A÷1000
②
8.33
100.4
96.4
34,700
14,200
17,900
※2
1.6
kg-O2/kg-BOD
津幡町浄化センター流入水BOD(H16∼H20平均)
131
mg/L
A
SOR
B
流入水量※1
2,751.7
2,655.3
○
※1 下水道事業認可計画より
※2 下水道事業団のOD法標準設計基準より(流入水質のBOD;200mg/L、SS;200mg/L、T-N;35mg/L、MLSS濃度、4,000mg/Lとした場合)
※3 判定基準は酸素量の過不足量による
(酸素量が不足する場合は×、0∼1,000(kg-O2/日)の場合は△、1,000(kg-O2/日)以上の場合は○と表記)
表 18.10(c) 「内灘町浄化センター」に係る検証(酸素供給能力 BOD 基準)
体系案B
年度
し尿等
投入量
(kL/年)
①=予測値
H26
A
B
1,321
希釈
倍率
投入量
(倍)
3
②
8.33
(m /日)
内灘町浄化センター
必要酸素量 処理人口※1
(kg-O2/日)
流入水量※1
3
(人)
(m /日)
計画処理能力※1 酸素量の余裕分
3
(m /日)
(kg-O2/日)
酸素量の
過不足
判定※3
(kg-O2/日)
③=①×② ④=③×0.6×
⑥=計画値
⑦=計画値 ⑧=(200×⑦−B×
⑤=計画値
⑨=⑧−④
(日平均汚水量) (日最大汚水量)
A
÷365
⑥)×A÷1000
30.2
28.9
28,000
14,700
18,300
※2
1.6
kg-O2/kg-BOD
内灘町浄化センター流入水BOD(H16∼H20平均)
259
mg/L
SOR
-235.7
-264.6
×
※1 下水道事業認可計画より
※2 下水道事業団のOD法標準設計基準より(流入水質のBOD;200mg/L、SS;200mg/L、T-N;35mg/L、MLSS濃度、4,000mg/Lとした場合)
※3 判定基準は酸素量の過不足量による
(酸素量が不足する場合は×、0∼1,000(kg-O2/日)の場合は△、1,000(kg-O2/日)以上の場合は○と表記)
表 18.9 及び表 18.10 の検証結果は、体系案 B において「内灘町浄化センター」の余裕がな
くなってきていること、並びに「かほく市南部浄化センター」についても十分な余裕はなくな
ってきていることを示している。これは両施設の能力的余裕が元々少なかったことに加え、
近年、し尿等の BOD が上昇していることに起因する。
- 242 -
18.3.4 施設更新に係る事業化スケジュール
「河北郡市浄化センター」の更新については、以上の検討結果や「河北郡市浄化センター」
の運営・維持管理状況等をふまえ、方針や事業化スケジュールの決定を急ぐ必要がある。
表 18.11 に事業化スケジュール(案)を示す。
表 18.11 「河北郡市浄化センター」の更新に係る事業化スケジュール(案)
工 種
平成22年度
平成23年度
方針等決定
計画・設計等
測量、地質調査(既存資料の補完調査)
生活環境影響調査
都市計画決定事前協議、申請
下水道事業変更認可申請、実施設計等
下水道投入施設等 建設工事
供用開始
- 243 -
平成24年度
平成25年度
平成26年度
第19章 水環境保全・参加推進計画
19.1 基本方針
水環境保全・参加推進計画に係る基本方針を次のとおり定める。
基本方針 ( 水環境保全・参加推進 )
地域の水環境への理解と愛着に根ざした、すべての主体による総合的な
地域の水環境への理解と愛着に根ざした、すべての主体による総合的な
取組によって地域の水環境を健全化する。
取組によって地域の水環境を健全化する。
水質汚濁を防止するためには、生活排水処理施設の整備等と併せ、日々の暮らしや事業活
動から生じる汚濁負荷自体の軽減を図ることが極めて重要であり、それは処理施設の負荷軽
減、処理に係るエネルギーや資源の低減等にも寄与する。このため、水環境に対する人々の
理解や愛着を育むための情報提供、環境教育を充実させ、家庭や地域での自主的な取組を促
進するとともに、組織的な活動への発展を支援する仕組み・体制づくりを進める必要がある。
さらに今後は、単なる水質改善のみでなく、生態系の保全、周辺の土地利用に対する配慮、
快適な水辺空間の創造、森林や農地の保全等、地域の水環境の健全性を多面的に捉え、保全・
創造のための取組を総合的に推進していく必要がある。
本地域は閉鎖性水域である河北潟を有しているが、全国的に見ても汚濁が著しいため、早
急に浄化対策を推進する必要がある。また、閉鎖性水域の水質改善は通常の生活排水対策の
みでは十分に対処できないことから、有効な対策を効果的に実施していくともに、地域の貴
重な水資源として、水や自然とのふれあい、環境教育の場としても有効活用できるよう保全・
創造することとする。
なお、水環境に限らず、環境保全に係る広報・啓発活動、組織的活動等については、各市
町の関連部局が窓口となって実施しているものも多いことから、本組合としても提案及び協
力・連携を図っていくものとする。また、管轄省庁等を問わず、各市町の水環境関連部局が
密接に連携・調整を図れる体制を整備し、情報の共有化、水関連施策の統一的かつ効率的な
推進を図っていくこととする。
19.2 具体的施策
19.2.1 住民の責任・役割
(1) 広報(情報公開)・啓発(環境教育)活動による環境意識の向上
① 環境関連情報の積極的受信、活用
水環境保全をはじめとする環境問題に関心を持ち、積極的な情報受信に努めるとと
もに、家族や親しい者同士で情報の共有化を図る。
受信した環境情報は、日常生活や環境保全活動において有効に活用する。
② 環境教育による意識啓発の推進
学校教育及び生涯学習等における環境学習の機会を有効に活用する。
- 244 -
公民館や図書館等、公共施設の機能を有効に活用し、自主的な環境学習を行う。
(2) 水環境に配慮した具体的取組の実践
① 水環境に配慮した暮らしの実践・定着化
日頃より、水環境に配慮した行動を推進・定着化させ、家庭からの汚濁負荷の軽減に
努める。
表 19.1 水環境に配慮した日常行動(住民)
分
類
台所対策
環 境 配 慮 行 動
・三角コーナーや目の細かいストレーナ等を設置し、調理くずや食べ
残し等を流さない。
・廃油は流さず、古新聞やボロ布等にしみこませ、ごみとして処分す
る他、廃油石けん等をつくり、再利用する。
・米のとぎ汁や豆や麺類等のゆで汁は洗剤の代わりに利用したり、庭
木や畑等へ散水したりする。
・汚れのひどい食器は紙等で拭き取ってから洗う。
・ディスポーザー等、水環境への負荷を増大させる機器を使用しない。
洗濯・入浴対策
・洗濯はなるべくまとめて行い、粉石けんや無リン洗剤等、生物分解
性の高いものを使用する。
・洗剤類は計量カップ等の使用により使い過ぎを防ぐ。シャンプーや
リンス等も適量を使用する。
浄化槽の管理
・浄化槽の清掃・汚泥の抜き取りを適正な頻度で実施し、浄化機能の
維持に努める。
・浄化槽法に基づく法定検査、保守点検等を受検し、浄化槽の処理性
能の確認、適正な補修等を行う。
・閉鎖性水域である河北潟の富栄養化対策として、窒素やリンの除去
が可能な高度処理型浄化槽の設置を検討する。
その他
・河川や湖にごみ等を捨てないようにする。
・生活排水処理、汚泥等の収集・運搬等には多くのエネルギーや資源
を消費することを理解し、排水を少なく(=節水の推進)する。(節水
コマの使用、水の出しっぱなし防止、風呂の残り湯の再利用等)
・側溝・排水路の清掃を定期的に行う。また、周辺の街路等の清掃も
心がけ、河川や用排水路へのごみの流入を防ぐ。
・水質汚濁防止やリサイクル等、環境に配慮した製品を積極的に利用
する。
② 組織的な水環境保全活動への参加
水への親しみ、水環境への理解を深めるため、水辺でのイベントや自然観察会等に
参加する。
河北潟や河川等のクリーンキャンペーン、側溝・排水路の清掃活動等、地域の身近な
水環境保全活動に参加する。
- 245 -
水環境保全を目的とするNPO等の団体活動、ボランティア活動等に積極的に参加
し、地域の組織的な水環境保全活動の活性化に努める。
「水質浄化推進委員」等の活動リーダーは地域の水環境保全活動を組織化し、牽引
役となるよう努める。また、その他の一般住民はリーダーに協力する。
19.2.2 事業者の責任・役割
(1) 広報(情報公開)・啓発(環境教育)活動による環境意識の向上
① 環境関連情報の積極的受・発信、活用
水質汚濁防止に関する技術・設備等の情報を積極的に受信し、事業活動における水質
汚濁防止対策等に活用する。
行政等が実施する水環境関連情報の整理・取りまとめに協力し、情報提供等を行う。
② 社員への環境教育の推進
社員に対する環境教育を行い、水環境の保全をはじめ、環境配慮に努める。
(2) 水環境に配慮した具体的取組の実践
① 水環境にやさしい事業活動の推進
日頃より、水環境に配慮した事業活動を推進し、事業所からの汚濁負荷の軽減に努
める。
表 19.2 水環境に配慮した事業活動(事業者)
分
類
工場等
環 境 配 慮 行 動
・製造工程等、事業活動から発生する汚水は適切に処理し、汚濁した
ままの状態で外に出さない。
・関係法令及び排水基準等を遵守するだけでなく、独自の排水基準の
設定等により、積極的に汚濁負荷の低減を図る。
農林業
・農薬・肥料等の適正使用に努める。
・側条施肥田植機の使用等、肥料の流出防止に努める。
・農地・森林の適正管理、自然的水路の保全等に努める。
建設業
・開発事業を実施する場合は、周辺の水辺環境、周辺環境の調査を十
分に行い、水質保全及び水辺の生態系の保全に配慮する。
一般事務活動
・日常の事務活動における水質汚濁負荷の軽減、節水の推進に努める。
全般
・汚濁負荷の低減やリサイクルに配慮した製品を積極的に利用する。
・水環境保全への取組を環境分野全体に拡げ、環境活動評価プログラ
ム活動、ISO14001 シリーズの認証取得等に取り組む。
② 水環境配慮型商品の開発・販売
水質汚濁の軽減や水質保全に結びつく商品の開発、提供を行うとともに、消費者の
商品選択に必要な情報の提供に努める。
③ 関連イベント等への参加・協賛
河北潟や河川等のクリーンキャンペーン、自然観察会等、水環境関連イベントに参
- 246 -
加・協賛することによって、事業者として、自らのもてる知識や技術等を提供し、地
域の水環境保全活動を支援する。
19.2.3 行政の責任・役割
(1) 広報(情報公開)・啓発(環境教育)活動による環境意識の向上
① 関連情報のタイムリーな提供、質的充実
広報誌「組合だより」やパンフレット等において、水環境保全に係る情報提供を充実
させる。また、副読本・専門誌等の配布を通じて住民啓発を行い、家庭等での水環境
配慮行動の促進に努める。
水質保全を呼びかける看板やポスターを設置し、住民啓発を行う。
地域に向けて提供する情報については、住民及び事業者のニーズ、環境教育的な観
点、実際の取組への波及効果等を勘案し、関連イベントの開催情報、自主的な活動
を行っている団体等の活動報告等、内容的な充実を図るとともに、タイムリーな提
供に努める。
② 環境教育による意識啓発の推進
学校教育の場において水辺とのふれあい、水環境保全活動の機会を充実させ、次世
代を担う子供達の環境教育を推進する。
生涯学習等における環境講座の充実、図書館における環境関連図書の増設等、適切
な教材の整備や提供を行い、住民の自発的な環境学習を促進する。
(2) 水環境に配慮した具体的取組の実践
① 住民・事業者に対する支援・助成の充実
住民及び民間団体等が自主的に行う水環境保全活動やイベント等に対し、支援・協力
を行う。また、事業者に対しては、水質汚濁防止のための技術的指導(講習会の開催
等)を行う。
住民及び事業者の具体的取組・活動を支援する助成制度の整備・充実を図る。具体的
には、合併処理浄化槽の設置助成のみでなく、高度処理型浄化槽の設置、組織的な
水環境保全活動等に対しても助成制度の創設等を検討する。
② 参加・体験型の活動の場・機会の充実
「河北潟水辺のフォトコンテスト」等、住民が水辺と親しみ、水環境への理解を深め
る契機となるイベントや活動を継続・企画し、参加を呼びかける。
河北潟や河川等のクリーンキャンペーン、側溝・排水路の清掃活動等、組織的な水環
境保全活動を企画し、参加を呼びかける。
水辺の保全活動や水質調査(パックテスト等)、自然観察会等、地域の水辺を利用し
た啓発型の参加の場や機会の充実を図り、水環境保全の具体的取組の活性化に結び
つける。
地域の水環境に係る施策及び計画の策定にあたっては、行政内部の合意のみで行わ
ず、住民や事業者を交えた懇談会等を開催し、住民や事業者の意見を反映できる体
制をつくることによって施策等の推進に対する参加・協力を求める。
③ 環境リーダーの設置・育成
住民参加による水環境保全活動を活性化するため、水環境の保全・監視活動等を率先
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して行う「水質浄化推進委員」等を設置・育成する。
④ 水環境に係る監視測定、調査・研究の推進
水質浄化や生態系の保全に係る調査・研究を行い、効果的な対策の立案・推進に活用
する。また、調査・研究結果については広報誌やパンフレット等を通じて住民等に広
く広報し、水環境への理解、具体的取組の促進を図る。
湖沼の水質浄化に関する対策及び技術動向のチェック、先進地視察等を行い、河北
潟の水環境保全に活用する。
(3) 多面的かつ総合的な観点による水環境の保全・創造
① 水辺の生態系の保全
水質調査のみでなく、水生生物等に関する調査も定期的に実施し、水辺の生態系の
保全に努める。
自然のままの用排水路の維持、多自然型工法による水辺の整備を行い、自然浄化機
能の向上、水辺の生態系の保全等に努める。また、開発行為等を行う際は、必要に
応じてビオトープを設置し、継続的に適正管理していく。
② 水辺景観の保全、親水性の向上
河北潟や河川等の美しい水辺景観の保全、創造に努める。また、親水公園やビオト
ープ等、地域住民が水辺とのふれあいを楽しめる安全な親水空間を整備する。
公共施設等の未利用地は水やみどりと親しめる空間として整備し、地域住民の身近
な憩いの場とする。
③ 森林・農地の保全、開発事業における配慮
森林・農地の保全に努め、それらの持つ水源涵養機能、水質浄化機能の向上を図る。
開発行為等を行う際は環境負荷の軽減、生態系の保全等に十分配慮する。特に、流
域 10km 圏内の開発行為は水環境に大きな影響を及ぼすことに留意する。
④ 閉鎖性水域(河北潟)の保全
富栄養化の原因である窒素やリンを削減するため、下水処理施設等への高度処理の
導入を検討する。また、高度処理型浄化槽の家庭等への普及を促進するため、PR
の実施、助成制度の創設等を検討する。
湖沼水の浄化施設(生物的・化学的)の設置を検討する。また、ヨシやホテイアオイ等
の水生生物を用いた既存の自然浄化施設において、濁りの除去、窒素やリンの吸収
除去等の植生浄化、実験・研究等を継続する。
汚濁物質が沈降した底質からの栄養分の流出等を防止するため、底泥の性状や堆積
情報等の把握を行い、浚渫、覆砂作業を実施する。
今後の湖沼の浄化対策としては、汚濁物質を物理・化学的に削減・除去するこれまで
の対策に加え、生物間の相互作用を含めた湖沼生態系の構造・機能が有効に働く環境
の創造・維持、さらに、湖沼全体としての多面的な健全性(水とのふれあい・水生生物
との共生等)の観点もふまえた総合的な対策を推進する。
(4) 水環境保全活動に係る連携強化
① 民間活動に対する支援・連携強化
自主的な活動を行っている NPO やボランティア団体、事業所等に対し、情報提供
や支援を行う。また、それらの活動団体との連携を強化し、実践活動の輪を広げる。
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行政として、活動団体同士が交流を深める場や機会を設け、各々の活動の連携の機
会を提供する。
② 行政間の調整・連携体制の構築
関係省庁等を問わず、各市町の水環境関連部局が密接に連携・調整を図れる体制を整
備することによって、情報の共有化、水関連施策の統一的かつ効率的な推進を図る。
③ 流域等、広域的連携の推進
水質保全対策を効果的に推進するため、河北潟流域全体が一体となったクリーンキ
ャンペーンの開催等、広域的な取組を推進する。
広域的な取組を円滑に進めるための枠組として、流域の関係機関が調整・協議するた
めの体制を整備し、広域的な調査・研究、指針や推進体制の検討等を行う。
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