「公共建築設備改修工事の積算マニュアル」講習会の質問及び回答 No. 1 2 頁 46 48 49 116 項目番号 Ⅱ.2.(1) 2)(6) 3)(6) 4)(3) 質 問 回 答 質問者 ①電気設備工事及び機械設備工事の発注において、労務費の比率が著しく少ない工事を単 独で発注する場合の率の低減がありますが、「著しく少ない」の定義で、どのような工種 がありますか? ①「労務費の比率が著しく少ない工事」の定義は特に定められていません。通常の設備工事とは 異なり、システム的に関連性が少なく高価な機器単体を設置するだけで完了する工事等が考えら れます。 1 ②さらに「比率が著しく少ない」とは、どのくらいの比率割合なのか目安はありますか? ご教示をお願いします。 ②「比率が著しく少ない」という比率割合は特に定めらていません。 「表3-3-8 既存分電盤予備回路接続費」の複合単価作成例がありますが、その他率が16% 分電盤施工費のその他率は、電灯設備(照明器具、配線器具)を適用せず、動力設備(制御盤 となっています。16%というのは、12%~20%の中間値(工種・電灯設備?)という解釈 等)に準ずるとしています。 したがって、「表3-3-8 既設分電盤予備回路接続費」のその他率は10~18%の中間値14%に訂 Ⅲ.3.(1) 5) ① ⅱ) でよろしいのでしょうか。 正し 表3-3-8 ます。 (別表Ⅲ-1) 別表Ⅲ-1 表3-3-8 既設分電盤予備回路接続費 2 既設分電盤予備 回路に接続 名 称 電 そ の 既設1P20A分岐回路に接続 摘要・規格 1回路当たり 単位 所要量 補正率 単 価 0.50 19,300. 工 2P 30A 人 0.264 他 (労)×14% 式 1 117 備 考 2,547.6 356.66 計 3 金 額 2,900 円 2,547.6 ×0.14 2,904.26 別に発行されている「平成23年基準 公共建築工事積算基準の解説(設備工事編)」の P230「表2-1-26 分電盤施工費」の複合単価作成例では、その他率14%となっており、 Ⅲ.3.(1) 5) ① ⅱ) 10%~18%(工種 受変電設備?)の中間値という解釈で作られていると思われます。分 電盤への接続のみということで、分電盤のその他率を採用せずに他の工種という解釈をし 表3-3-9 ている。また、改修工事ということで、その他率を補正している等の考え方がございまし たら、ご教授ください。(併せて、分電盤へのその他率の適用工種もお教えいただければ 幸いです。) 「表3-3-9 既設制御盤予備回路接続費」のその他率は動力設備(制御盤等)10~18%の中間値 14%に訂正します。 (別表Ⅲ-2) 別表Ⅲ-2 表3-3-9 既設制御盤予備回路接続費 既設制御盤予備 回路に接続 名 称 電 そ の 計 既設200V 11kW Y-△分岐回路に接続 摘要・規格 単位 所要量 補正率 単 価 工 3P 60A(14㎜²) 人 0.558 1.00 19,300. 他 (労)×14% 式 1 1回路当たり 金 額 10,769.4 1,507.72 12,277.12 12,300 円 備 考 0.5×2 10,769.4 ×0.14 2 計 12,277.12 「公共建築設備改修工事の積算マニュアル」講習会の質問及び回答 No. 4 頁 130 項目番号 Ⅲ.3.(2) 1) ⑦ 表3-3-27 質 問 回 答 質問者 「表3-3-27①② 通信用器具撤去費」の複合単価作成例がありますが、その他率が両方とも16%となってい ます。①に関しては、撤去ということで、12%~20%(工種 撤去?)の中間値であると 思われますが、②に関しては、取外し・再取付ということで、P57「表2-3-1 電気設備工 事の「その他」率」注2の文が適用され、10~18%(工種 テレビ共同受信設備)の中間値 である14%になると思われるのですが、16%としている理由等ございましたら、ご教授く ださい。 「表3-3-27① 通信用器具撤去費 パラボラアンテナ(再使用しない)」のその他率は撤去12~ 20%の中間値16%のとしています。 「表3-3-27② 通信用器具撤去費 パラボラアンテナ(取外し再取付)」のその他率は取外しを 行う製品等に対応する工種を適用することになっているため、テレビ共同受信設備(テレビアン テナ等)10~18%の中間値14%に訂正します。 (別表Ⅲ-3) (講習会の中で、P246の解説をしていただいた際に、配管を再使用する場合と再使用しな い場合のその他率がP.58「表2-3-2 機械設備工事の「その他」率」注2 の文が適用さ れ、率自体が変わるという説明がありましたので、電気設備と機械設備で同じ文章でも解 釈の違い等あれば併せてご教授ください。) 別表Ⅲ-3 表3-3-27② 通信用器具撤去費 別表Ⅲ-1 2 取外し再取付費 パラボラアンテナ 表3-3-8 既設分電盤予備回路接続費 テレビアンテナ 900φ 既設分電盤予備 名 称 回路に接続 摘要・規格 取外し再取付け 既設1P20A分岐回路に接続 単位 所要量 補正率 1組当たり 単 価 電 名 称 工 取外し 摘要・規格 人 単位 0.9 所要量 0.40 補正率 19,300. 単 価 6,948. 金 額 電電 再取付 2P 30A 人 人 0.9 0.264 1 0.50 19,300. 19,300. 17,370. 2,547.6 (労)×20% (労)×14% 式 式 11 (労)×14% 式 1 工工 総そ 合 調の 整 費他 そ の 計 他 3,474. 356.66 2,900 円 備 考 備 考 17,370. ×0.14 ×0.20 2,547.6 2,904.26 (6,948+17,370 3,890.88 +3,474) 計 ×0.14 31,682.88 ・既設機器の再取付について Ⅲ.3.(1) 5) ① ⅱ) 天井改修工事等に伴い、照明器具や通信器具を取外し再取付する場合、墨出し分や吊りボ 表3-3-7 ルトの取付分について雑材料、労務費を低減できるとありますが、これらの具体的な低減 Ⅲ.3.(1) 5) ② 率をご教授下さい。 低減率(補正率)についての特段の定めはありません。 蛍光灯器具の線ぴ取付及びシステム天井取付を参考に補正率を0.7と想定しました。 配線の引き替えによる配線用遮断器等への接続は接続個所ごとに計上することができます。 116 ・盤類予備回路結線費について 別表Ⅲ-2 Ⅲ.3.(1) 5) ① ⅱ) 分電盤の幹線用ケーブルの引き替え時など、配線用遮断器の一次側に接続する場合も計上 表3-3-8 の必要はありますか?その他一次側、二次側共に接続がある場合は2回路分計上するので 表3-3-9 既設制御盤予備回路接続費 すか。 117 既設200V 11kW Y-△分岐回路に接続 1回路当たり 12,300 円 ・既設制御盤予備回路接続費について 接続電線サイズの許容電流の直近下位を定格電流をとして選定します。 回路に接続 Ⅲ.3.(1) 5) ① ⅱ) 「接続電線サイズより、分岐開閉器容量を決定する」とありますが、具体的な選定方法を また既設制御盤から電動機への配線工事は制御盤接続費と電動機結線費を計上します。 表3-3-9 ご教授下さい。(電線の許容電流値の直近下位?) 既設制御盤から電動機への配線工事 名 称 摘要・規格 単位 所要量 補正率 単 価 金 額 備 考 がある場合は、制御盤接続費と電動機結線とを計上するということでしょうか。 116 5 118 6 1回路当たり 金 額 31,700 円 3 3 既設制御盤予備 7 電 8 118 Ⅲ.3.(1) 5) ② 工 3P 60A(14㎜²) 人 0.558 ・改造工事時の消防立会検査費について そ の 他 (労)×14% 式 1 部分的な自動火災報知設備の改造工事で数個感知器等を増設するような軽微な場合も消防 立会検査費は1工事分計上の必要はありますか。 計 9 127 Ⅲ.3.(2)2.(1) ロ. ・撤去工事における「新営工事の労務歩掛りに対する乗率」について 弱電系の盤類(通信盤、表示盤、自火報盤)についても「分電盤、端子盤」の項目を参照 してよろしいでしょうか? 1.00 19,300. 10,769.4 3 0.5×2 改修工事における立会検査費は、火災報知受信機の更新(撤去・新設)を行う場合に必要と考え 1,507.72 10,769.4 ×0.14 ます。 3 12,277.12 通信盤(端子盤)は「分電盤、端子盤」の乗率、表示盤及び自火報盤(受信機)は「通信用器具」の 乗率を適用します。 3 「公共建築設備改修工事の積算マニュアル」講習会の質問及び回答 No. 10 11 12 頁 - 271 272 項目番号 質 問 回 答 質問者 ・防火区画貫通処理について 改造工事で既設防火区画壁を金属管で貫通する場合は壁はつり+金属管用貫通処理で計上 するでよろしいでしょうか。PF管又はケーブルで貫通する場合も同様でよろしいでしょう か。 はつり補修と防火区画貫通処理は区分して計上します。 ケーブルについても同様です。 Ⅳ.6.(2) 1) ③b ④b フロンガス破壊処理費の算出方法? 1. 基本料金 5. 処理費 2. 機材運搬費 6. 機材使用料 3. 書類作成費 7. 容器代等 4. 回収料金 金額の算出にあたっては、機器製造者やフロン類回収業者等の見積りによります。統一された書 式はありません。したがって、設計図書の内容を確認の上、必要な項目及び金額を記載した見積 書を収集し、見積作成者にヒアリング等を行い適正な価格を算出します。 Ⅳ.6.(2) 2)① 見積りに、設計図書に記載されている資機材は原則として全ての製造業者から、記載され ていない資機材は3社以上から収集を行う。→ 全ての製造業者とはどういうことを指すの か。全ての製造業者を把握するのが困難な場合の対応はどう考えるのか。見積りに、設計 図書に・・・ 文章のかかり方を御教示ください。よろしくお願いいたします。 「見積りに、設計図書に・・・」を「見積りについては、設計図書に・・・」に訂正します。 「設計図書に記載されている資機材は原則としてすべての製造業者から・・・・」とは、特記仕 様書等の設計図書に製造者の記載がある資機材をいいます。その場合は、原則として記載された すべての製造者から見積りを収集することを指しています。 - 別表Ⅲ-1 表3-3-8 既設分電盤予備回路接続費 既設分電盤予備 回路に接続 名 称 電 そ の 既設1P20A分岐回路に接続 摘要・規格 1回路当たり 単位 所要量 補正率 単 価 0.50 19,300. 工 2P 30A 人 0.264 他 (労)×14% 式 1 金 額 備 考 2,547.6 356.66 計 2,900 円 2,547.6 ×0.14 2,904.26 別表Ⅲ-2 表3-3-9 既設制御盤予備回路接続費 既設制御盤予備 回路に接続 名 称 電 そ の 計 既設200V 11kW Y-△分岐回路に接続 摘要・規格 単位 所要量 補正率 単 価 工 3P 60A(14㎜²) 人 0.558 1.00 19,300. 他 (労)×14% 式 1 1回路当たり 金 額 10,769.4 1,507.72 12,277.12 12,300 円 備 考 0.5×2 10,769.4 ×0.14 3 4 5
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