写真の中央が1位の平賀大地さん、右側が2位の南本竜一 左側が3位の

写真の中央が1位の平賀大地さん、右側が2位の南本竜一
左側が3位の武田雄陽さんです。
優勝の平賀さんから忠さんへのメールです。
そのままやり取りを公開いたします。参考にしてみてください。
皆様、お久し振りでございます。
岩手、花巻の平賀 大地です。この暑さと、渇水で渓流は厳しい状況ですね。
さて、今回の第6回 Japan cup カヌーリバーシーバス in 雄物川 にて、優勝という結果に結び付いた経
緯(作戦(^^;)について、ご説明させて頂きます。
1:誰よりも先にポイントを打つべし
シーバスについては、経験も浅くまだまだ素人の僕と、一度もシーバスを釣った事のない会社の同僚との
参加。去年の話しですが、初参加にて僕は 3 位入賞でした。
午前の部では、カヌーに苦戦し、二人とも全く魚からのコンタクトはなし、周りの状況はポツポツながら、先
頭をきる金野 ドスコイペアなど キャッチしておりました。その時、気付いた事が(何よりも大会では重要な
要素) 誰よりも、先にポイントを打ったものに、釣果が伴うという事です。午後の部は、それに徹して、金野
ペアと先頭の取り合いでしたが、2本だして 3 位入賞を果たしました。とてもシンプルです。
どんな魚にも、勿論時合いというものも存在しますが、ルアーに関していうと、やる気のある魚は、しっかり
とつき場を把握し、しっかりとキャストが決まれば一投で反応してくると思います。
また、レンジだったりルアーサイズだったりと、魚の機嫌に合わせる事も重要ですが、いずれ人が流した後
はオールで水面をバシャバシャしますし、確実に場荒れし 魚を出すのは至難の技です。出せるとしても、
せいぜい前の人が打っていない対岸くらいでしょう。
2:流れのきいたストラクチャーを打つべし!!
やる気のある魚は、一投という話をしましたが、僕らが狙った、やる気のある魚とは、流れのきいた 岩盤・
テトラ・シェードなど、流下してくるベイトを身を潜め、待ち構えれるような日中でも補食を意識しているシー
バスがつきそうなポイント。去年の大会で、ヒントをくれた金野ペアに感謝ではありますが、
1:誰よりも先にポイントを打つべし!!と、
2:流れのきいたストラクチャーを打つべし!! に徹した事が、優勝という結果に結び付きました。
ちなみに、キャッチ、バラシ、チェイスを合わせると他を圧倒し二人で実に15匹の魚を反応させました。
昼食の時に、周りの参加者はというと、[全くアタリもないよ。] [魚っ気ないねぇ。] との事。
まんまと作戦が大ハマリと内心ニヤニヤ┐('~`;)┌草野さん、須藤さん、斎藤さん、すみませんでした。
僕は、勝ちに徹してしまいました(T_T)
最後に反省点ですが、バラシが多かったです。
ほぼ素人なもので、シーバスアングラーの方からすると、当たり前の事なのかもしれませんが、忠さん頂
いたアドバイス[純正フックよりも、番手をあげる]と[鬼アワセ3回]を肝に、来年も優勝目指します!!
この報告に対して忠さん(大会審査委員長)からのメッセージです。
忠:さすがビックマウス師匠、オメデトウゴザイマスッ
大地君が狙った1:誰よりも先にポイントを打つべし!!と、2:流れのきいたストラクチャーを打つべし!! でほ
ぼ正解です。それにフックセレクトとアワセを完璧にしたらもっと
キャッチできると思います。
さて、忠さんは毎年大会審査委員長として監視&救助カヌーに乗っております。毎年思うのは
「あーあ、皆さんポイントを潰しまくり・・・あれじゃ付いているシーバスも逃げちゃうし、釣れるものも釣れ
ないよ」という思い。
大地君が言う通り、日中のシーバスは流れの効いたところ、深み、そしてストラクチャーや岩盤に付いて
います。なぜならそこに小魚が付いているからです。川の真ん中に小魚は常時定位していません。流れ
がきついからです。だからゴミの後ろや岩盤のキワ、なんらかの物で流れが緩くなっている所に小魚が
集まります。5~6月にサクラマス狙いなどで川に入ったときに小魚を見つけることはありませんか?そ
れも自分が立っているその下流の緩流帯で。つまりベイトフィッシュがそこに居るのです。夕方や夜は警
戒心も薄れ、浅場にベイトフィッシュが集まります。そこを一網打尽でシーバスが食べるのです。
釣りはシーバスに限らずサクラマス、イワナ、ヤマメなど対象魚の生態を知ると攻略がしやすくなります。
サクラマスなどを普通に釣れるアングラーであればリバーシーバスはさほど難しくありません。シーバス
が釣れる所も大体決まっています。そのポインを潰さず(ミスキャストで岸にルアーを引っ掛け回収に・・
ポイント潰し。岩盤に引っ掛ける、そし回収・・ポイント潰し。ヤブの岸にカヌーを近づけすぎる・・ポイント
潰し。しまいには釣れるポイントの真上をカヌーで流下・・ポイント潰し)岸から 20~30m位にカヌーが流
下するように操作し、ミスキャストや飛距離調整のサミングを的確に行えば、今大会の距離、時間であ
れば、上手な方が攻めれば1艇で 15 本キャッチは硬いでしょう。残念ながらパートナーズDVD【リバー
シーバスⅡ】のカヌー編で忠さんが解説しておりますが、大会参加者の殆どの方がDVDを観てないから
そのような釣りをしてしまうのでしょう。
「釣れるポイントを把握する」「ポイントを潰さない・・他の人が潰すようなら先にやる(上手に流下できたら
後の人にも釣れる可能性が残りますが、ポイント把握や魚の生態を理解できない初心者にグチャグチャ
に流下されたら・・大会中にはまず無理ですね)」が基本。
その先は「チェスした魚を掛ける」「ヒットしたらバラさない」をしたら、飛躍的に釣果がUPします。
素人の私には奥の深いお話です。大勢の参加者で競う大会ではならのアドバイスと思います。
来年に向けて、このことを参考にして見てください。
【忠さんのホーページ】http://www.cna.ne.jp/~chu/
の中のアメブロ【fish book】http://ameblo.jp/chu3007/より転載