３階東棟は乳児内科の病棟です。日々多職種と協力しながら患者さん・ご家族に寄り添い、子どもの成長や頑張りを支援しています。また経管栄養・中心静脈栄養気管切開・人工呼吸器などの医療的ケアを必要とする患者さんが、在宅での生活へとスムーズに移行できるように支援しているのも特徴です。そのような３階東棟について２年目看護師となった私たち３人が、病棟の新人看護師支援体制について紹介したいと思います。新人教育の方法として、チーム制を導入しています。チーム制とは、新人看護師１人に対して実地指導者だけでなく、リーダー、教育係、2・3 年目のスタッフ、 5 年目以上のスタッフがそれぞれ役割を持って、新人看護師の成長をサポートしていく体制です。（下図参照）もちろん自分のチームのスタッフだけでなく他チームのスタッフにも、分からないことや疑問に思ったことはすぐに質問が出来る環境です。このチーム制があることで見守りの体制が整い、新人看護師は安心してステップアップしていくことができます。私たち 3 人も新人看護師の時はこのチーム制に支えられ、2 年目看護師になることができました。まだまだ成長途中の私たちではありますが、今後はチームのメンバーの一人として新人看護師をサポートしていきたいと思います。リーダー：チーム全体のまとめ役。実地指導者と一緒に、新人看護師の進捗状況を把握し指導方法の検討を行います実地指導者：新人看護師の一番の理解者。技術・知識・態度の教育支援と精神的支援を行います教育係：チームメンバーへの広報役。リーダー、実地指導者と共に、指導方法を検討してその内容をメンバーに伝えます。新人看護師の技術・知識・態度の教育支援と実地指導者の精神的支援を行います 2・3 年目看護師：新人看護師の相談役 5 年目以上看護師：新人看護師の教育役リーダー実地指導者新人看護師教育係 2.3 年目看護師 5 年目以上看護師新人看護師が孤立しないように、みんなでサポートをし常に声かけができるようにチームワークを大切にしています新人看護師の人数だけ、チームがあります。スタッフは必ずどこかのチームに所属します。 2 年目になり、私たち 3 人がどのように感じたかをお伝えします。この１年間本当にあっという間でした。就職当初は何も出来ず不安の毎日でしたが、先輩看護師はみんな丁寧にわかりやすく教えてくれるので、この１年間で自分自身大きく成長出来ました。楽しいことばかりじゃないし、体力的にも精神的にもしんどいこともありますが、毎日可愛い子ども達の笑顔に癒されながら日々働いています。昨年は看護師としても社会人としても 1 年目の年で、毎日ドキドキしながら業務を行っていました。しかしチーム制があったことで、実地指導者さん以外の方にも見守られているという意識が強く、安心して業務に取り組むことができました。最近は今まで以上に重症度の高い患者さんを受け持つようになり、アセスメントの難しさから日々悩みながらケアを行っていますが、3 階東棟の先輩方に教えて頂いた基本を元に、これからも患者さんのニーズにあったケアを提供していきたいと思います。最初は分からない事だらけでしたが、実地指導者さんだけでなく、日々の業務でペアになる先輩スタッフの方々に適宜手技の確認やわからないこと、疑問に思ったことを聞ける環境でした。また、チーム全体で 1 年目スタッフの技術の習得状況の確認、困っていることなどを発表する場があり、チーム全体で 1 年目スタッフのステップアップを支援していただき、日々成長することが出来ました。