NEWS RELEASE 2009 年 9 月 10 日 ブリティッシュ・カウンシル ‐ 報道関係者各位 ‐ 日本人受験者、アジア 16 ヵ国中、スピーキングにおいて優秀な成績を収める 2008 年 IELTS 試験にて、日本はスピーキングでアジア第 7 位 2008 年の IELTS 総受験者数 140 万名のうち、日本人受験者数は 7,000 名でした。日本はアジア 16 ヵ 国中、総合スコアで 8 位となり、中国や韓国より上位となりました。また、日本人はスピーキングより、リー ディング、ライティング能力が優れているという一般通念に反して、スピーキングでは 7 位を獲得し、リー ディング(9 位)、リスニング(10 位)、ライティング(11 位)を含む4セクション中、スピーキングにおいて最 も高い順位を獲得する結果となりました。IELTS(アイエルツ)は International English Language Testing System の略称で、英国、米国、オーストラリア等の大学への留学、海外移住に採用されている、 世界で認められた英語能力評価試験です。 日本人受験者の平均総合スコアは 5.79 と 16 ヵ国中、中間に位置し、各セクションの平均スコアはリスニ ング 5.89、リーディング 5.86、ライティング 5.35、スピーキング 5.80 となっています。2007 年との比較で は、リスニングとスピーキングのスコアがそれぞれ 0.11、0.04 伸びています。平均総合スコアが最も高か った国はマレーシアで 6.71、韓国は 5.74、中国は 5.45 という結果になりました。 ブリティッシュ・カウンシルの小川真路 は「IELTS は実質的な英語能力を測る試験として、日本でも受験者 数が増えつつあります。IELTS は現実の場面に即して英語能力を評価する世界で最も優れた試験である ため、試験で高いスコアを獲得した受験者は自信を持って英語での会話ができ、早く留学先の授業に慣 れることができます。IELTS は留学や海外移住の試験としては世界で最も受験者数が多く、特にインドや 中国では圧倒的な普及率を誇っています。日本の受験者数も世界の傾向に合わせ、今後も伸びるものと 期待しています。」と述べています。 2008 年には、IELTS の受験者数は留学や海外移住を目的とする試験としては世界最大数の 140 万人 を突破しました。このうち 4 分の 3 は大学・大学院への入学を目的としています。IELTS は、大学への留 学、海外移住、英語能力の認定などに必要な英語能力を評価する最も優れた試験として、125 カ国の 6,000 以上の機関に採用されています。近年では、米国の大学による採用が増えており、2009 年 8 月 31 日現在 IELTS を採用している大学は 2,000 校以上となっています。 IELTS のパメラ・バクスターは「2009 年も IELTS 受験者数や採用機関が増加すると見込んでいます。昨 今の経済危機で留学や海外移住によって、新しい機会を得ようとする人が増えることが予想されます。そ の結果、新しい国の受験者がスコアのトップに躍り出てくることも考えられます。」と述べています。 お問合せ ブリティッシュ・カウンシル 試験部 小川真路 T: (03)3235 1901 E: [email protected] 1 NEWS RELEASE 2009 年 9 月 10 日 ブリティッシュ・カウンシル 注:リリース内で言及されているスコアは、出身国別の 2008 年アカデミック IELTS 受験者の総合平均スコア及び、 各セクションのスコアです IELTS について IELTS(アイエルツ)は International English Language Testing System の略称で、留学や海外移住に 必要な英語力を評価する試験として、世界で最も受験者数が多い試験である。世界中で信頼性と公平性 が認められており、現在、英国、米国、オーストラリア、ニュージーランドなど 167 カ国、約 6000 の教育機 関、国際機関、政府機関が、現実に即した英語のコミュニケーションを図る信頼性のある指標として、 IELTS を採用している。昨年の受験者数は 140 万人で、英語能力試験のグローバルリーダーの役割を 果たしている。IELTS は、125 ヶ国においてブリティッシュ・カウンシル、IDP:IELTS オーストラリア、ケン ブリッジ ESOL により共同運営されている。 IELTS は合格・不合格を設けず、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングそれぞれの能力を 1 から 9 のバンドスコアで評価する。1 は英語を全く解さない者、9 はネイティブ並みに流暢に英語を操る 者となっており、4セクションのスコアを全て加味して平均総合スコアを計算している。 ブリティッシュ・カウンシルについて ブリティッシュ・カウンシルは英国の公的な国際文化交流機関です。1934 年に英国政府により設 立され、世界 100 カ国以上で活動を展開し、イラク、アフガニスタン、ジンバブエ、ミャンマーなど を含め、世界中で年間 1 億 2800 万人と関わっています。日本では東京、大阪にセンターを開設。 日本で唯一 IELTS を運営する他、英語コースの開講、英国留学情報の提供、芸術全般、科学な ど最新の英国文化紹介を行っています。 www.britishcouncil.or.jp 添付資料: アジア16ヵ国の 2008 年 IELTS 平均スコア比較表 1 2 3 4 5 6 7 8 8 9 10 11 12 13 14 15 出身国 マレーシア フィリピン 香港 スリランカ インドネシア ミャンマー ベトナム 日本 インド 韓国 タイ ネパール パキスタン 台湾 バングラデシュ 中国 リスニング 7.04 6.94 6.65 6.39 6.10 6.09 5.68 5.89 6.04 5.92 5.84 5.96 5.73 5.68 5.60 5.50 リーディング ライティング スピーキング 6.92 6.17 6.45 6.51 6.25 6.81 6.64 5.77 5.93 5.88 5.78 6.28 6.24 5.50 5.86 6.04 5.61 5.82 5.99 5.56 5.72 5.86 5.35 5.80 5.58 5.51 5.77 5.89 5.29 5.60 5.80 5.29 5.67 5.43 5.42 5.61 5.41 5.45 5.79 5.80 5.24 5.66 5.25 5.33 5.66 5.70 5.12 5.25 出典:CAMBRIDGE ESOL : RESEARCH NOTES : ISSUE 36 / MAY 2009 2 総合 6.71 6.69 6.31 6.15 5.99 5.95 5.80 5.79 5.79 5.74 5.71 5.67 5.66 5.66 5.52 5.46
© Copyright 2024 Paperzz