ドライブトレイン関連

事業概況
ドライブトレイン関連
自動車関連
2004年3月期のドライブトレイン関連の売上高は、前期に比べ13.0%増の6,738億円となりました。これは主にアイ
シン・エィ・ダブリュのオートマチックトランスミッション(AT)
、アイシン・エーアイのマニュアルトランスミッション
(MT)の販売が好調に推移したことによるものです。ATの当期の販売台数は402万台で、専門メーカーとして世界
No.1のシェアを継続しています。
● 新たなドライブトレインユニットの開発
ドライブトレイン関連分野においては、省燃費やイージードライブ
指向の高まりなど、市場ニーズは大きく変化しつつあります。こうし
たなかで、多段変速トランスミッションや、無段変速機(CVT)
、オー
トメーテッド マニュアル トランスミッション、ハイブリッド駆動ユニット
など、市場におけるドライブトレインのバリエーションは多様化・高
機能化が進みつつあります。アイシンは、こうした市場ニーズに迅速
プジョー「407」に搭載された新開発の「FF6速AT」
に応えていくため、新たなドライブトレインユニットの開発に積極的
に取り組んでいます。
● 世界のカーメーカーに評価されるアイシン製品
2004年3月期は新タイプの前輪駆動車用(FF)6速AT、後輪駆動車
用(FR)6速ATを新たに開発し、市場に投入しました。新タイプの
FF6速AT、FR6速ATは共に2機種目となり、6速ATのラインナップの
充実により、幅広いトルク、容量の車に搭載できるようになりました。
トヨタ「セルシオ」に搭載された新開発の「FR6速AT」
また、アイシンの6速ATは、発進・加速などの動力性能の向上と低燃
費を同時に実現するとともに、徹底したコンパクト化により、車への
搭載性に優れているのが大きな特長です。
こうした商品性能の高さが評価され、昨年度は、FF6速ATがプジョー
「407」やフォルクスワーゲン「ゴルフ」などに、また、FR6速ATがトヨ
タ「セルシオ」
、
「クラウン」に新たに搭載されました。プジョーとは初
の取引となります。また、6速以外にもFF4速ATが初めて欧州フォード
シフトフィーリング向上により、スポーティーな走りを実現した
「FR6速MT」
「フィエスタ」
、
「フュージョン」に搭載され、ATの顧客は35社となりま
した。
ATは単体としての性能はもとより、エンジンや車両とのマッチン
ドライブトレイン関連 売上高
(億円)
8,000
6,000
グが重要であり、アイシンは日本以外にも米国、欧州にATのテクニ
6,738
4,743
5,162
5,259
カルセンターを設置しています。世界の顧客の要望に迅速に対応で
5,964
きる体制を活かし、今後もグローバル市場でのビジネス拡大に取り
4,000
組んでいきます。
2,000
一方MTにおいては、6速MTの拡販に取り組んできた結果、マツ
0
20
’00
事業紹介編
’01
’02
’03
’04
ダ「ロードスター」に続き、
「RX-8」に搭載されました。また、海外市
場においても、新たに、GMのピックアップトラック「シボレー コロ
ラド」
、
「GMC キャニオン」
、さらにロシアのGM-AVTOVAZ「シボレー
Niva」への納入を開始しました。GMとのMTの取引は初めてとなり
ます。
CVTについてはATで培った制御技術を活かし、最適な変速比で
低燃費と加速性能を両立させたコンパクトタイプの商品を、トヨタ
「ヴィッツ」に続き
「シエンタ」にも供給を開始しました。また、アイシン・
エィ・ダブリュとロバート・ボッシュ
〔ドイツ〕
、ボッシュオートモーティブ
ATで培った制御技術を活用した「CVT」
システム〔東京都〕の3社で、合弁会社シーヴイテック
〔愛知県渥美郡〕
を設立し、2003年よりCVTのキーパーツとなる金属ベルトの生産、
供給を開始し、CVTの一貫生産体制を充実させています。
● 独自の技術・ノウハウで世界No.1シェアを維持
環境に対する意識の高まりとともに、トヨタ「プリウス」に代表され
るハイブリッドカーが、世界の市場から高い評価を受け、今後とも需
要拡大が予想されます。アイシンはドライブトレインの専門メーカー
として、ハイブリッド車用の駆動システムについても商品開発を行っ
ています。この開発中のシステムは、発電用、駆動用の2つのモーター
を同時に制御する独自のシステムであり、2004年夏に発売されるフォー
ドの「エスケープ ハイブリッド」に供給を開始する予定です。
このようにアイシンは、多様化・高機能化が進むドライブトレイン
関連分野において、6速ATやCVT、ハイブリッド駆動システムなどフ
発電用、駆動用の2つのモーターを同時に
制御する「ハイブリッドシステム」
ルラインナップ化をはかり、市場ニーズに応えていくとともに、他の
真似の出来ない技術・ノウハウを確立し、世界No.1のシェアを常に
維持できるよう技術開発を強化していきます。
AISIN ANNUAL REPORT 2004
21
ブレーキ及びシャシー関連
自動車関連
2004年3月期のブレーキ及びシャシー関連の売上高は、前期に比べ21.9%増の3,430億円となりまし
た。これは主にアドヴィックスのブレーキシステムならびにブレーキコンポーネントの販売が国内外で好
調に推移したことによるものです。
● 安全性を追求した技術のグローバルスタンダードをめざして
緑:ESC装着車
赤:ESC非装着車
自動車の基本性能を担うブレーキ及びシャシー関連分野において
は、ディスクブレーキやアンチロック ブレーキ システム(ABS)
とい
った個々のコンポーネントだけでなく、これらを統合したトータルブレ
ーキシステムとしての供給能力が重要であり、サプライヤーにはより
高度な技術対応力が求められています。アイシンは、こうしたニーズ
ドリフトアウト時
に応えうるブレーキシステムサプライヤーをめざし、アドヴィックス
スピン時
〔愛知県刈谷市〕
を設立しました。
コーナリング時の車輌安定性を確保する
「横滑り防止装置(ESC)
」
今後ブレーキの技術は、ABSやブレーキアシストといった制御ブ
レーキの進展とともに、エレクトロニック スタビリティ コントロール
(ESC)のような車両運動制御、さらにはステアリング制御など、さま
ざまな制御デバイスとの連携を通じて、より高い次元での安全性能
を発揮する方向に進化していくことが予想されます。アイシンはこう
した技術領域でリーダーシップを発揮して、グローバルスタンダード
技術を獲得できるよう、技術開発に積極的に取り組んでいます。
● 世界シェアの拡大に向けて
2004年3月期、アイシンは新タイプのESCを開発し、市場投入しま
した。このシステムは作動時の静粛性を高め、操作フィーリングを向
ESCに用いられる「静粛ブレーキモジュレーター」
上させるとともに、ブレーキの制御適用領域を拡大し、簡素なシス
テム構成で高機能を実現させたのが特長です。すでにトヨタ「セルシ
オ」など多くの車種に搭載されています。また、ブレーキシステムの
インテリジェント化が進むなかで、プリクラッシュセーフティーやハ
イブリッド車用回生ブレーキに協調したシステムの商品化にも取り
組んでいます。
(億円)
ブレーキ及びシャシー関連 売上高
4,000
このように、アイシンはキーとなる電子制御技術、評価技術を駆
3,430
2,815
3,000
ブレーキシステムサプライヤーとして世界シェアの拡大をめざします。
2,137
2,000
1,343
1,621
1,000
0
22
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事業紹介編
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’02
使し、先進のブレーキ及びシャシーシステムの開発を強化するなど、
’03
’04
ボディ関連
自動車関連
2004年3月期のボディ関連の売上高は、前期に比べ11.2%増の2,862億円となりました。これは主に
アイシン精機のパワースライドドアシステムや体重検知センサー、シートアジャスターなどの販売が好調に
推移したことによるものです。
● 常にユーザーニーズを先取りした商品開発
ボディ関連分野においては、安全性、快適・利便性、使い易さ、デ
ザイン性など、さまざまなユーザーニーズが潜在しており、自動車に
対する嗜好の移り変わりとともに、それらを先取りし、特長ある商品
をいち早く市場投入していくことが求められます。
アイシンはこれまで培ってきたメカトロニクス技術などの幅広い技
トヨタ「ラウム」に搭載された
「センターピラーレス ドアロッキングシステム」
術を活用し、ユーザーニーズを具現化した価値ある新商品の開発に
積極的に取り組んでいます。
● 快適性・利便性・安全性を追求
2004年3月期にはユーザーに快適・利便性を提供する新商品とし
て、
センターピラーレス ドアロッキングシステムを市場投入しました。
これは、助手席と後部座席ドア間の柱をなくして乗り降りが楽な大
開口ドアを実現したもので、トヨタのユニバーサルデザインカーとし
て発売された「ラウム」に搭載されました。
エアバッグ作動時の乗員安全性を確保する
「体重検知センサー」
また、体重検知センサーを開発し、拡販に取り組んできました。
このシステムは助手席搭乗者の体重を検知し、幼児や子供に対する
エアバッグ作動時の弊害を防止するもので、米国での法規制に対応
した商品として、トヨタの北米車を中心に搭載車種が増えています。
アイシンは他にも、パワースライドドアシステムやパワーバックド
アシステム、電子キー用ドアロックシステムなど、快適・利便性、安
全性を追求した商品を他社に先駆けて開発し、市場を拡大してきま
した。今後も、ユーザーフレンドリーな商品を開発し市場に提案す
リモコン操作で楽にドアの開閉ができる
「パワースライドドア」、
「パワーバックドア」
ボディ関連 売上高
(億円)
2,862
3,000
2,226
2,000
る「市場創造型」の事業展開をはかっていきます。
2,375
2,575
1,851
1,000
0
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エンジン関連
自動車関連
2004年3月期のエンジン関連の売上高は、前期に比べ16.5%増の1,537億円となりました。これは主
にアイシン精機の可変バルブタイミング機構(VVT)
、ウォーターポンプならびにアイシン高丘のエキゾー
ストマニホールドなどの販売が国内外で好調に推移したことによるものです。ウォーターポンプの当期の
販売数は約530万個で、専門メーカーとして世界No.1のシェアを継続しています
● 環境技術を活かし社会に貢献
エンジン関連分野においては、世界各国での燃費・排ガス規制が
大幅に強化され、自動車の低エミッション・省燃費の早期実現に向け
たさまざまな取り組みが行われています。
アイシンは、エンジン周りの機能部品や鋳造部品を幅広く手掛けて
おり、これらの要素技術を活かし、VVTをはじめとした低エミッション
化技術や軽量化を実現したステンレス製エキゾーストマニホールド
部品を集約することで軽量化、低コスト化をはかった
「エンジンフロントモジュール」
など、燃費・出力・排ガス性能を高めるキー技術の積極的な開発に
取り組んでいます。
● 競争力のある商品の開発を強化
2004年3月期はVVTの拡販に取り組んできました。VVTはエンジン
吸排気バルブの開閉タイミングを制御し、エンジンの燃焼効率を最
適化することにより、燃費や排ガス抑制に効果を発揮する商品です。
2003年8月からGM「キャデラックCTS」に納入を開始し、これで海外
燃費効率や排ガス抑制に効果を発揮する「VVT」
メーカーとの取引は、ルノー、ボルボ、BMW、豪州フォードに次い
で5社目となりました。
また、VVTと同様に、排ガス対策に効果のある商品として、ホット
エンドモジュールの拡販にも取り組んでいます。これは、ステンレス
のエキゾーストマニホールドと触媒を一体化した排気モジュールで、
排ガス効果に加えて軽量化やコスト優位性が評価され、富士重工業
「レガシィ」に搭載されました。
軽量でコスト優位性が高い「ホットエンドモジュール」
このように、アイシンはエンジントータルの視点で、省燃費、抵エ
ミッション化に貢献できる技術開発を強化し、個々のコンポーネント
からモジュールまで競争力ある商品群の拡大に取り組んでいきます。
エンジン関連 売上高
(億円)
1,537
1,600
1,200
1,082
1,158
1,190
1,319
に関わる技術革新に確実に対応するために、燃料電池ユニット、制
御機器などにおけるキー技術の開発を強化していきます。
800
400
0
24
一方、将来のクリーンエネルギー車の本命とされる燃料電池自動車
’00
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情報関連
自動車関連
2004年3月期の情報関連の売上高は、前期に比べ3.6%増の759億円となりました。これは主に
アイシン・エィ・ダブリュのカーナビゲーションシステム、ならびにアイシン精機の駐車支援システムなど
の販売が好調に推移したことによるものです。カーナビゲーションシステムの当期の販売台数は71万台で
世界No.1のシェアを継続しています。
● 最先端技術で新たなビジネスチャンスが拡大
情報関連分野においては、ITSの進展とともに、車とその周辺イン
フラのインターフェイスにより、これまで以上に安全性、利便性に優
れた商品を提供することが可能となり、ビジネス機会が急速に広が
りつつあります。
アイシンはエレクトロニクスや画像処理技術など、最先端の技術
を活かし、カーナビゲーションシステムをはじめ、さまざまな情報関
連デバイスやシステムの商品化に積極的に取り組み、これまでにな
欧州を網羅したアウディ向け
カーナビゲーションシステム
い新たな付加価値を提供しています。
2004年3月期は新たに5機種のナビゲーションシステムを市場投入
しました。特に、欧州向けDVDナビは欧州20ヶ国を網羅し、現地5ヶ
国語の表示や音声案内機能を持ち、アウディ
「A3」
、
「A4」
、
「A6」に搭
載されました。また北米においても、GM向けに供給を開始していま
す。このように、日本市場はもとより、欧州、北米においてもカーナ
ビゲーションのニーズは高まっており、グローバル市場での拡販活
動を通じて、売上拡大に取り組んでいます。
トヨタ「プリウス」に搭載された
「インテリジェント パーキング アシスト」
● 世界初の駐車支援システムを商品化
ユーザーの駐車操作を支援するインテリジェント パーキング アシ
ストをトヨタ自動車と共同開発し、トヨタ「プリウス」に搭載されまし
た。このシステムは従来の駐車アシストシステムを進化させたもの
で、ディスプレイ上で駐車位置を指定することにより、後退時のステ
アリング操作を支援する世界初のシステムです。車庫入れや縦列駐
車にも対応しており、ユーザーからも高い評価を得ています。
このように、アイシンはカーナビゲーションシステムを核に、画像
情報関連 売上高
(億円)
733
800
759
関連分野でのビジネス拡大に取り組んでいきます。
602
600
405
処理技術を用いた周辺システムの拡充をはかっており、今後も情報
457
400
200
0
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AISIN ANNUAL REPORT 2004
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粗形材関連
自動車関連
粗形材関連は、プレス製品やアルミダイキャスト製品、鋳鉄製品、樹脂成形品などの要素部品です。アイシン
は、この分野での技術・工法開発にも積極的に取り組み、各商品の競争力向上やグループ全体での付加価値
の向上をはかっています。主に、アイシン高丘が鋳鉄製品、アイシン化工が樹脂成形・化成品、アイシン軽金
属がアルミダイキャスト製品、
そしてアイシン精機がプレス製品とアルミダイキャスト製品を担当しています。
(売上高については、アイシングループ内の内部取引により相殺されています。
)
● 新工法の積極的な開発
粗形材関連分野においては、燃費向上をねらいに製品の機能・耐
久性を確保しつつ、軽量化を実現するという難しい課題を抱えてい
ますが、アイシンは、さまざまな分野の粗形材技術を有している強み
を活かし、こうした課題解決に積極的に取り組んでいます。
車の側突時の安全性を確保する補強材の
「ルーフリーンフォースメント」
2004年3月期には、ダイクエンチ工法による軽量・低コストなルー
フリーンフォースメントやドアビームを開発し、トヨタ「プリウス」
、
ダイハツ「タント」
、マツダ「アクセラ」など多くの車種に搭載されま
した。ダイクエンチ工法とは、加熱した鋼板をプレス成形しながら同
時に冷却し、高張力鋼板に匹敵する強度を確保するとともに、低コ
スト、軽量化を同時に実現した画期的な工法で、さらに応用製品の拡
大に取り組んでいます。また、車の振動を吸収する塗布型制振材や、
材料歩留まり・コストを大幅に改善した新工法のAT用湿式摩擦材な
ど、新工法の開発にも積極的に取り組んでいます。
アルミダイキャストの「トランスミッションケース」
● 粗形材のグローバルな供給体制を強化
アルミダイキャストやアルミ押し出し、マグネダイキャスト、鉄鋳
物などの製品は粗形材関連分野の中心的な商品です。これらの粗形
材は、エンジン周りや、
トランスミッション、ブレーキ、車体部品など、
主要商品の構成部品に使用されるとともに、ヘッドシリンダーカバー
やトランスミッションケース、ベアリングキャップなど粗形材単品とし
ても国内外でビジネスを行っています。特にASEANでは、トヨタが
世界戦略車と位置づけている新型多目的車の生産に対応するため、
インドネシアのAT インドネシアの鋳鉄ラインを増強し、生産能力の
増強をはかっています。
このように、アイシンは新工法、新材料の開発や粗形材の薄肉化、
加工レス化などの要素技術の強化をはかるとともに、グローバルな
車のフロア部分に使用され、車の振動を吸収する
「塗布型制振材」
26
事業紹介編
供給体制の整備をはかり、競争力の強化に取り組んでいきます。
住生活、エネルギー、福祉機器など
住生活関連他
2004年3月期の住生活関連他の売上高は、前期に比べ7.6%増の726億円となりました。これは主にガ
スヒートポンプエアコン(GHP)などの拡販によるものです。
● 社会構造の変化を先取りし、快適な暮らしを提案
環境問題の進展や、高齢化などの社会構造の変化に伴い、今後、
省エネルギー化や健康・快適な暮らしに対するニーズが高まってくる
と予想されます。アイシンはこれらを先取りし、社会やお客様に喜ん
寝返りをスムーズにサポートする
「スーパーフレックス フィット マットレス」
でいただける商品の提供を通じ、事業拡大に取り組んでいます。
2004年3月期は、ベッド、ミシン、GHPなどにおいて新たなコンセ
プトの商品を開発し市場投入しました。ベッドでは、新開発の樹脂
弾性体を使用し、快適な寝心地を実現するとともに、寝返りをスムー
ズにサポートする「スーパーフレックス フィット マットレス」の販売を
開始しました。ミシンでは、ミシン本体に裁縫箱として使える小物入
れなどを組み合わせ、一体収納できるオールインワンタイプのミシン
「QBシリーズ」の販売を開始しました。
国内外での市場拡大を続ける
「GHP」
● 海外での販促活動を積極的に展開
GHPは2002年より本格的に海外での販売活動を開始しています。
特に韓国市場において、学校や民間施設をターゲットに拡販をはか
り、トップシェアを獲得しています。また、ガスエンジン コージェネ
レーションシステムは、GHPの技術をベースに開発した商品で、ガ
スエンジンと発電機を搭載し、電気とお湯を供給するシステムです。
高効率で経済性に優れ、中小の事業所や店舗など業務用としての拡
販に努めています。
アイシンは、さらに環境にやさしい商品の実用化をめざし、ガスエン
地球にやさしい商品として注目される
「家庭用燃料電池 コージェネレーションシステム」
ジン コージェネレーションシステムにかわる次世代の商品として、燃
料電池を使った家庭用コージェネレーションシステムの開発に取り
組んでいます。
住生活関連他 売上高
(億円)
1,000
750
582
660
656
675
’01
’02
’03
726
500
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0
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