ドライブトレイン関連 2005年度のドライブトレイン関連の売上高は、前期に比べ17.3%増の 9,016億円となりました。これは主にアイシン・エィ・ダブリュのオートマチック トランスミッション(AT)と無段変速機(CVT) 、アイシン・エーアイのマニュ アルトランスミッション(MT)の売上が好調に推移したことによるものです。 ATの当期の販売台数は506万台でシェアは世界No.1です。 レクサス「GS450h」 あらゆる用途に合わせたトランスミッションを開発・提供 ドライブトレイン関連分野においては、省燃費指向の高まりなど、市場ニー ズは大きく変化しつつあります。こうしたなかで、多段変速トランスミッションや、 無段変速機 (CVT) 、オートメーテッド マニュアルトランスミッション、ハイブリッ ド駆動ユニットなど、市場におけるドライブトレインのバリエーションは多様 化・高機能化が進みつつあります。アイシンは、こうした市場ニーズに迅速に応 えていくため、つねに時代の先を見越した技術開発に取り組むとともに、世界 中の自動車メーカーへの拡販を積極的に取り組んでいます。アイシンは、ATで の世界NO.1シェアを確固たるものとしつつ、すべてのドライブトレイン分野に おいて世界NO.1メーカーをめざしていきます。 後輪駆動車用ハイブリッドシステム 最新技術を導入した世界初の後輪駆動車用ハイブリッドシステムを開発 ATの専門メーカー、アイシン・エィ・ダブリュは、世界初となる後輪駆動車用 (FR) ハイブリッドシステムを開発し、市場投入しました。この商品は、動力分割 機構、モーター、2段変速式リダクション機構などの主要ユニットを組み込みな がら小型化を達成し、高級乗用車にふさわしい動力性能と高速性能および燃 費性能の向上を同時に実現しました。FRレイアウトに適したコンパクトサ フォルクスワーゲン「パサート」 イズを実現した本製品は、レクサス 「GS450h」 に搭載されています。 6速AT・MTを世界の自動車メーカーの多彩な車種に拡販 2005年度は乗用車用6速ATの拡販活動を積極的に展開し、前輪駆動 (FF)車・FR車ともに、コンパクトサイズからラージサイズまでの、幅広いトル クと容量の車に採用が拡大しています。2005年度は新たに、FF車では、 フォルクスワーゲン「パサート」 、 「ジェッタ」 、ボルボ「XC90」など、FR車で は、レクサス「GS」 、 「SC」 、 「IS」 、マツダ「ロードスター」 、アウディ 「Q7」など に採用されました。ATは単体としての性能はもとより、エンジンや車両との マッチングが重要であり、アイシンは日本以外にも米国と欧州にATのテク 中容量FF6速AT 24 事業紹介 経営戦略 事業紹介 社会との関わり ニカルセンターを設置しています。世界の顧客の要望に迅速に対応できる 関連会社 財務データ トヨタ「アベンシス」 体制を活かし、今後もグローバル市場でのビジネス拡大に取り組んでいき ます。 一方、MTの専門メーカー、アイシン・エーアイでは、新開発の3軸タイプギヤ トレイン構造により、従来の2軸タイプよりも、重量・体積ともに約30%の軽 量・コンパクト化を達成した高容量FF6速MTを開発し、 トヨタ 「アベンシス」 、 「カローラ」 、 「RAV4」 、マツダ「mazda5」 、 「mazda6」 、三菱「グランディス」 、 「エクリプス」 などに採用されました。日本・北米ではATが9割以上を占めてい ますが、欧州ではMTが8割を占めており、今後はBRICs*市場での拡大が見 込まれます。 高容量FF6速MT 燃費・環境を考慮したドライブトレインシステムを積極的に開発 アイシンは、 ドライブトレインの専門メーカーとして、CVTやオートメーテッド マニュアルトランスミッションなど、環境性能を重視した次世代のドライブトレ インシステムの開発にも積極的に取り組んでいます。CVTはATで培った制御 技術を活かし、最適な変速比で低燃費と加速性能を両立させたコンパクトタ イプの商品を、 トヨタ 「ラクティス」 、 「ベルタ」向けに供給を開始しました。また、 MTに自動変速機能を付加したオートメーテッド マニュアルトランスミッション は、欧州での搭載車種が増加傾向にあります。 トヨタ「ラクティス」 このようにアイシンは、多 様 化・高 機 能 化が進むドライブトレイン関 連 分野において、6速のAT・MTやCVT、ハイブリッドシステムなど、フルラ インナップ化をはかり、市場ニーズに応えていくとともに、他の真似ので きない技 術・ノウハウを確 立し、技 術 開 発 の強 化と供 給 体 制 の拡 充に取 り組んでいきます。 *BRICs: Brazil、Russia、India、China CVT AISIN REPORT 2006 25 ブ レ ー キ 及 び シャシ ー 関 連 2005年度のブレーキ及びシャシー関連の売上高は、前期に比べ14.3%増 の4,252億円となりました。これは主にアドヴィックスのブレーキシステムなら びにブレーキコンポーネントの売上が国内外で好調に推移したことによるもの です。 レクサス「GS」 安全性と信頼性を重視した技術開発 自動車の基本性能を担うブレーキ及びシャシー関連分野においては、より 高い次元での安全性能を発揮させるため、個々のコンポーネントの性能向上 に加え、これらを統合制御したトータルシステムとしての技術開発が重要性を 増しています。そのため、アイシンは、ブレーキ及びシャシー関連分野のグロー バルトップサプライヤーとして電子制御技術、自動車評価技術等、ブレーキ システムの技術ポテンシャルを世界No.1のレベルに高めるとともに、ABS やブレーキアシスト、 トラクションコントロール、エレクトロニック スタビリティ コントロール (ESC) など、より安全で信頼性の高いシステム商品の開発に努め ています。 電動アクティブスタビライザー システム アクティブセーフティを追求し、システム製品を開発 2005年度、 トヨタ自動車と共同で、世界初となる 「電動アクティブスタビラ イザーシステム」 を開発しました。これは車両のスタビライザー・バーの中間に、 応答性のよい電動モーターのアクチュエーターを設け、通常走行時の乗り心地 と旋回時のロール抑制を高次元で両立するもので、レクサス 「GS」の日本仕様 に採用されています。この技術は、 1989年にトヨタ 「セリカ」 に供給した「油圧式 レクサス「IS」 アクティブ・サスペンション」に始まるアイシン精機の「走行姿勢制御技術」の発 展型です。 また、アドヴィックスでは、ブレーキブースターやアクチュエーター、ディス クブレーキなどの各種ブレーキコンポーネントを組み合わせ、車両の特性に 応じた最適なブレーキシステムとして提案しています。2005年度はレクサ ス「GS」 、 「 IS」 、GM「ハマー3」などのブレーキシステムを開発、システム提 案を拡大しています。 ブレーキシステムのインテリジェント化が進む中で、アドヴィックスは、プリク ラッシュ・セーフティに対応したブレーキシステムやハイブリッド車用回生ブレー キに協調したシステムなど、高機能ブレーキシステムの開発を強化し、より高い 安全性能の実現に向け、新たな市場の創造に取り組んでいきます。 ブレーキシステム (イメージ図) 26 事業紹介 経営戦略 事業紹介 社会との関わり 関連会社 財務データ ボディ関連 2005年度のボディ関連の売上高は、前期に比べ19.4%増の3,795億円と なりました。これは主にアイシン精機のパワースライドドアシステムや体重検知 センサーなどの売上が好調に推移したことによるものです。 多様化するユーザーの視点から発想した商品開発 トヨタ「エスティマ」 ボディ関連分野においては、安全性、快適・利便性、使い易さ、開放感など、 ユーザーニーズは多様化しています。アイシンは、こうしたニーズを先取りし、メ カトロニクス技術や電子技術など、これまで培ってきた幅広い技術を活用し、 ユーザーの視点から発想した価値ある新商品をタイムリーに市場投入し、 グローバル市場での事業拡大をめざします。 ユーザーフレンドリーな商品で市場を創造 2005年度は、ユーザーに快適・利便性を提供する新コンセプトの商品と して、電動格納シートを市場投入しました。電動格納シートは、ミニバンな どのシートを簡単に床下に格納し、 広い収納スペースを確保することができ、 トヨタ「エスティマ」 「シエナ(北米) 」に採用されました。また、アイシンが提 電動格納シート 供するパワースライドドアシステムは、駆動部を薄いドア内部およびステッ プ部に取り付けられるよう、軽量・コンパクトに設計し、車両への搭載性に 優れているのが特長であり、ミニバンから軽自動車にまで採用が拡大してい ます。2005年度には、新たにトヨタ「エスティマ」や日産「セレナ」 、スズキ 「エブリィワゴン」に採用されました。 このようにアイシンは、ユーザーの快適・利便性の向上、安全性追求の観 点から、ユーザーフレンドリーな商品を他社に先駆けて開発し、市場に提案 する「市場創造型」の事業展開を図っていきます。 スズキ「エブリィワゴン」 パワースライドドアシステム AISIN REPORT 2006 27 エンジン関連 2005年度のエンジン関連の売上高は、前期に比べ13.7%増の1,974億円 となりました。これは主にアイシン精機のエンジンフロントモジュールなどのア ルミ部品、ならびにアイシン高丘のタイ拠点などでの販売拡大によるものです。 トヨタ「マークX」 燃費・出力・排ガス性能を向上させるためのキー技術を開発 エンジン関連分野においては、世界各国で燃費・排ガス規制が大幅に強化さ れ、自動車の低エミッション・省燃費の早期実現に向けたさまざまな取り組み が行われています。アイシンは、エンジン周りの機能部品や鋳造製品を幅広く 手掛けており、これらの要素技術を活かし、可変バルブタイミング機構 (VVT) などの低エミッション化技術や、ステンレス製エキゾーストマニホールドなどの 軽量化技術など、燃費・出力・排ガス性能を高めるキー技術の積極的な開発に 取り組んでいます。 エンジンの軽量化を実現し、低燃費の実現に貢献 エンジンフロントモジュール 2005年度は、昨年度から販売している、軽量化・低コスト化を図ったエン ジンフロントモジュールがトヨタ 「マークX」 に搭載されました。これは、エンジ ン本体前面のタイミングチェーンカバーに、オイルポンプやウォーターポンプな どの機能部品を一体化させたモジュールシステムで、エンジンの軽量化に貢献 しています。また、得意先からの受注増によりシリンダーヘッドカバーの売上が 拡大しており、レクサス 「GS」 、 「I S」 、 トヨタ 「マークX」 に新たに採用されていま す。海外においては、タイのアイシン高丘の拠点でトヨタ 「IMVシリーズ」向けに レクサス「IS」 エンジン機能部品の販売が拡大しています。 アイシンは、エンジントータルの視点から、省燃費、低エミッション化に貢献 できる技術開発を強化し、個々のコンポーネントからモジュールまで競争力あ る商品群の拡大に取り組んでいきます。一方、将来のクリーンエネルギー車の 本命とされる燃料電池自動車に関わる技術革新に確実に対応するために、燃 料電池ユニット、制御機器などにおけるキー技術の開発を強化していきます。 シリンダーヘッドカバー 28 事業紹介 経営戦略 事業紹介 社会との関わり 関連会社 財務データ 情報関連他 2005年度の情報関連他の売上高は、前期に比べ8.5%増の1,232億円と なりました。アイシン・エィ・ダブリュのカーナビゲーションシステム、ならびにア イシン精機の駐車アシストシステムなどの売上が好調に推移したことによるも のです。カーナビゲーションシステムの当期の販売台数は100万台で世界トッ プクラスのシェアを継続しています。 ITSの進展とともにビジネスチャンスが拡大 情報関連分野においては、 I TSの進展とともに、車とその周辺インフラのイ ンターフェイスにより、これまで以上に安全性、利便性に優れた商品を提供す ることが可能となり、ビジネス機会が急速に広がりつつあります。 アイシンは、エレクトロニクスや画像処理技術など、最先端の技術を活かし、 カーナビゲーションシステムをはじめ、さまざまな情報関連機器やシステムの カーナビゲーションシステム 商品化に積極的に取り組み、これまでにない新たな付加価値の提供をめざして いきます。 カーナビゲーションシステムの最新機種を続々と投入 2005年度、様々な新機能を搭載したカーナビゲーションシステムを開発・ 市場投入しました。DVD地図ディスクとDVDビデオを差し替えてもルート案 内可能なマップメモリー機能を搭載した機種や、 1つのディスプレイで同時に 運転席と助手席へ異なる映像を表示可能にした、世界初のデュアルナビなど、 利便性を追求した製品を市場へ投入しました。また、海外においてもカーナ ビゲーションシステムのニーズは高まっており、簡易地図の表示が可能な欧 州向けDVDターン・バイ・ターンナビや、 1DIN*サイズの小スペースにオー トヨタ「プリウス」 ディオ・ビジュアル・ナビゲーションの機能を集約した、世界初の1DIN HDD ナビなどの新製品を投入し、グローバル市場での拡販活動を通じて、売上 拡大に取り組んでいます。 また、縦列駐車や車庫入れ後退時のステアリング操作を支援するインテリ ジェントパーキングアシストに、駐車区画線の自動認識機能を追加して操作性 を向上させ、 トヨタ 「プリウス」 に採用されました。 このように、アイシンはカーナビゲーションシステムを核に、画像処理技術を 用いた周辺システムの拡充を図っており、情報関連分野でのビジネス拡大に 取り組んでいきます。 *1DI N:カーオーディオやカーナビを取り付けるコンソールの規格サイズ インテリジェント パーキング アシスト AISIN REPORT 2006 29 粗形材関連 粗形材関連は、アルミダイキャスト製品や鋳鉄製品、樹脂成形品、プレス部品 など、アイシンのそれぞれの商品分野で原材料となる要素部品です。アイシン は、この分野での技術・工法開発にも積極的に取り組み、各商品の競争力やグ ループ全体での付加価値拡大につながっています。主に、アイシン高丘が鋳鉄 製品、アイシン化工が樹脂成形・化成品、アイシン軽金属がアルミダイキャスト 製品、そしてアイシン精機がプレス部品とアルミダイキャスト製品を担当してい ます。 (売上高については自動車関連分野の各々の製品に含まれています。 ) マツダ「ロードスター」 新たな技術を積極的に導入 粗形材関連分野においては、製品の機能・性能・強度を確保しつつ、小型・軽 量化や低コスト化を実現していくことが求められており、アイシンは、さまざま な分野の粗形材技術を有している強みを活かし、材質置換や新工法・新材料な ど、新たな技術導入に積極的に取り組んでいます。 新工法・新素材を開発 2005年度、アイシン高丘では、ダイクエンチ工法により軽量・低コスト化を ダイクエンチ工法軽量 バンパーリーンフォースメント 図ったバンパーリーンフォースメントが、マツダ「ロードスター」 に搭載されまし た。ダイクエンチ工法は、加熱した鋼板をプレス成形しながら同時に冷却する もので、強度の向上を図るとともに、低コスト、軽量化と、ボディに合わせた柔 軟な形状の成形を同時に実現した画期的な工法です。高い強度により乗員の 安全性を向上しつつ、軽量な車体で自動車の燃費向上や材料の節約にも貢献 します。また、アイシン化工の高性能塗布型制振材は、スプレー方式により従 来難しかった自動車のフロア部等の複雑な形状の表面にも制振材を塗布する ことが可能です。水系塗料を用いることにより環境にやさしく、車両重量の軽 トヨタ「プリウス」 減化に貢献する塗布型制振材は、 トヨタ 「プリウス」 に採用され、自動車の風切 音やタイヤノイズを削減し、車内の静粛性を向上します。この他、アルミダイ キャスト製品やアルミ押出製品、マグネダイキャスト製品、鉄鋳製品などが粗 形材関連分野の中心的な商品です。これらの粗形材は、エンジン周りや、 トラ ンスミッション、ブレーキ、車体部品など、主要商品の構成部品に使用される とともに、シリンダーヘッドカバーやトランスミッションケース、ベアリングキ ャップなど、粗形材単品としても国内外で販売しています。 高性能塗布型制振材 30 事業紹介 経営戦略 事業紹介 社会との関わり 関連会社 財務データ 住生活関連機器 その他 2005年度の住生活関連機器 その他の売上高は、前期に比べ12.6%増の 936億円となりました。これは主にガスヒートポンプエアコン(GHP)の拡販 やシャワートイレの売上拡大によるものです。 価値ある商品の開発強化 住生活関連機器 その他ではGHPやガスエンジン コージェネレーション システム、ベッド・寝装具、シャワートイレ、ミシン、リフォームサービス、介護・ 福祉機器を取り扱っています。今後、環境問題の進展や高齢化などの社会構 造の変化にともない、省エネルギーや健康で快適な暮らしに対するニーズは 高まってくると予想されます。アイシンは、こうしたニーズを先取りし、社会や お客様にとって価値のある商品の開発に取り組んでいます。 ベッド事業40周年を機に、事業ブランドを一新 ALEX 2005年度、ベッドでは、自動車技術を応用し、アルミニウムをフレーム部分 に使用した国内メーカー唯一のベッド 「ALEX」 シリーズや、2005年度「グッド デザイン賞(通 称:Gマーク)」を受 賞した当 社 の最 高 級シリーズ のベッド 「FIORETTO (フィオレット) 」 などを開発し市場投入しました。また、スプリング マットレスの「トヨタベッド」と、ジェルなどアイシン独自素材を用いたマットレス の 「ASLEEP」 という両ブランドで販売してきたベッド事業の 「商品ブランド」 を、 ベッド事業40周年を機に「ASLEEP」に統一しました。シャワートイレでは、機 能・メカ・デザインなど、もっともシンプルなシャワートイレを追求した新商品を 開発しました。 GHPは1986年の販売開始から販売実績を積み重ねてきた結果、2005 年5月には累計出荷100万馬力(約93,000台)を達成しました。また、 2005年6月に大型の25馬力を発売し、業界No.1の室外機バリエーションを GHP (25馬力) 充実させ、韓国を始めとする海外市場で販売を拡大しています。ガスエンジン コージェネレーションシステムは、GHPの技術をベースに開発した商品で、ガ スエンジンと発電機を搭載し、電気とお湯を供給するシステムです。高効率で 経済性に優れ、中小の事業所や店舗など業務用としての拡販に努めています。 家庭用燃料電池 コージェネレーションシステム アイシンは、さらに環境にやさしい商品の実用化をめざし、ガスエンジン コージェネレーションシステムにかわる次世代の商品として、家庭用燃料電 池コージェネレーションシステムや色素増感型太陽電池などの開発に取り組 んでいます。 AISIN REPORT 2006 31
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