自動車関係１自動車購入方法（１）新車購入の場合トヨタ(スバル車も販売)，日産，ホンダ，マツダ，いすゞ，三菱の日本車及びベンツ，BMW，VW の独車については，それぞれの代理店が当地にあるので，これらの代理店を通じて購入することができます。代理店で店頭購入する場合，車種や在庫は少なく，購入まで半年程度かかる場合もありますが，在庫があれば，比較的短期間で入手可能です。（２）中古車購入の場合ア当地での中古車購入年式が古く（2000 年以降），走行距離が 10 万ｋｍを超えた様な車でも US ＄7,000～8,000 程度はかかり，US$10,000 以上の値段を付けていることも珍しくありません。月刊誌（「LOWDOWN」「The Agent」），及び新聞広告に中古車情報が掲載されています。また，ディーラーが販売する車との比較は必要であるものの，程度の良い車も多少はあります。現地購入であるだけに車の修理，パーツの入手等心配な面もあるので，購入前に十分に確認して下さい。市内のカーショップで取り寄せまでに時間が掛かる場合もありますが入手可能な部品は多くあります。イ日本での中古車購入・輸送日本からダーバン港までの輸送は下記 JAM を始めとする中古車輸送販売会社に依頼することが可能です。対応やサービス，輸送費用等にはバラツキがあるのが実情です。日本から輸送する場合，通常で 1 か月半から 2 か月かかり，状況次第（港の混雑度，港での通関手続き，国境での通関手続き等）では，2 か月以上要する場合があるので，早めの発注・輸送手続きが必要となります。（３）購入する車種の選定市内及び幹線道路を走るだけなら 2WD のセダンでも問題ありませんが，路地や店舗の前，または，地方に行く場合等，幹線道路から外れる時には，未舗装ないし舗装不十分の悪路が多いため，最低地上高の高い RV タイプの方が安心です（4W D であれば，なお望ましい）。なお，車にはハンドル・ロック等盗難防止装置をつけることもご検討下さい。２自動車購入後の諸手続き（１）車両の登録・ナンバープレート車両のクリアランスを終えると市交通局よりナンバーの入った車両登録証（ホワイトブック）が発行されます。新車及び日本からの輸送中古車については，通常はディーラーや輸送を請け負った業者がここまでの手続きを代行してくれます。発行された車両登録証をもとにナンバープレートを作成します。値段は２枚で約 180 クワチャです。（２）車両保険自動車保険は，ザンビア国営保険会社（Zambia State Insurance Corporati on）の安価な保険，掛金は高くなるが比較的保証が手厚い Professional Insuran ce 社の保険等があります。保険会社所定の申込用紙（Private Vehicle Certific ate Form）を提出し，掛金を支払えばすぐに加入できます。盗難保険については，当地で自動車の盗難が多いことから保険料は非常に高額です。当国で加入する保険では事故を起こしても保険金の限度額が低いので，海外安全保険の自動車事故に対する保証を付保してくることをお勧めします。会社によっては，日本等外国での保険会社や日本の警察が発行する無事故証明（英語版もあり）があれば保険料が割引になるので，ザンビア国営保険会社以外の保険会社への加入を考えている場合は，参考にして下さい。（３）運転免許証運転免許証の書換手続き及び必要種類ザンビアの運転免許証は市交通局にて申請書，当地では入国後３０日以内であれば，有効な日本の運転免許証と国際運転免許証を携行することで運転することができます。ザンビアの運転免許証を取得するには，滞在許可証が求められます。市交通局にて筆記試験後，健康診断をし，運転免許証申請書，各種ＩＤ，日本の運転免許証と当館領事事務所発行の英文証明書を提出し，書類審査が終了後，手数料を支払い実地試験後，３ヶ月間有効の仮の免許証が発行されます。３ヶ月間以内に運転免許証を取得することができます。この免許証はＳＡＤＣ（南部アフリカ開発共同体）内の全ての国で有効であり，有効期限は５年です。運転免許証を保持していない場合，当地において実地試験を受けて新規に運転免許証を取得することも可能です。３自動車運転の留意事項（１）常時携帯書類：運転免許証，ID カード，登録証の写し（保険証券の写し）（２）自動車に常時備え付ける機材ア事故表示三角板イブースターケーブルウジャッキアップ（３）交通事情及び交通マナールサカ市内の交通事情及び運転マナーは劣悪です。邦人も多く交通事故にあっています。当地ではライトの破損等整備不良の車が多く，夜間，思わぬところで路肩駐車（立ち往生）していることや，飲酒運転，スピードの出し過ぎ，無理な割り込みや車線変更を行うドライバーが多いので，事故の巻き添えにあわないように十分注意する必要があります。特にマイクロバス（通称ミニバス）は，急発進・停止することや，方向指示器を出さずに急に車線変更することがあるので特に注意して下さい。また，夜目には歩行者や自転車の姿や路肩の駐車車両が分かりにくく注意が必要です。運転マナーのみならず道路状況も悪く，舗装道路の路肩が崩れ道路幅が狭くなっていることや，車道に大きな穴が開いていることも多く，降雨時にはそこに水が溜まり，気が付かずに落ちてスタック，パンク等してしまうことがあるので，運転の際には注意を要します。日本と同じ左側通行ですが，Roundabout や優先の違い等あるので，最初は慣れた人に助手席に乗ってもらって運転を始めることをお勧めします。また，当館領事・警備班より，交通ルールについて記した資料を配布しています。４交通違反及び交通事故（１）交通違反罰金スピード違反の取り締まりが時々行われています。シートベルト着用に関して当地でも着用は義務であり，１０歳未満の子供は後部座席で可能な限りチャイルドシートの使用，もしくはシートベルトの着用が義務付けられています。（２）交通事故の場合速やかに警察に届け出ることが肝要です（48 時間以内に警察に届けない場合，事故届けは受理されなくなるのでご注意下さい。）保険会社に保険を請求する場合には，警察から事故証明書，病院からメディカルレポートを発行してもらい，両書類を添付する必要があります。自動車の修理には部品取り寄せに時間がかかるため数か月を要することがあります。（３）その他歩行者をはねた場合等，負傷者がいる場合は，まず人命救助を最優先し，警察及び救急車を呼び病院へ搬送する手続きを行って下さい。ただし，運転手が周りの住人等に取り囲まれ集団暴行に遭う事例があるので周囲に注意して対応することが求められます。５自動車の保守ガソリンスタンドからガソリン，ディーゼルがなくなることがあるので，日頃からこまめに補給する必要があります。未舗装の悪路が多く，雨期には道路が浸水するので，タイヤの点検も重要です。ザンビアのガソリンは不純物が多く，エンジンオイルやオイルフィルターは定期的に（日本よりも早いペースで）交換することをお勧めします。なお，効外に出るとガソリンスタンドは極端に少なくなるのでご留意下さい。（１）自動車修理工場ア日産／SUNDAT MOTOR SALES イ電話：+260(211)228778／228779／225254／229851 住所：Plot 6247 Kabelenga Road，P.O.Box 31092 トヨタ（スバル）／TOYOTA ZAMBIA Ltd. 電話：+260(211)229103～229113 /+260(211)378052～9 住所：Cairo Road, Northend, P.O.Box 33438 /Nangwenya Road,Massmedi a ウホンダ／HONDA ZAMBIA Ltd. 電話：+260(211)214287 住所：Kalambo Road, P.O.Box 31269 エ三菱・日産／SOUTHERNCROSS MOTORS Ltd. 電話：+260(211)844778/9,844780/81 住所：14100 Kafue Road, P.O.Box 33670 オいすゞ,SUZUKI／ACTION AUTO Ltd. 電話：+260(211)221076,225277 住所：Corner of Luashiya & Great North Road カその他の修理工場・UNITED PANEL BEATERS 電話：+260(211)236930,236565 住所：4525 Kabelenga Road ・AUTO WORLD 電話：+260(211)237716／237719 住所：1572, Freedom Way ・TOP GEAR 電話：+260(211)222444,225015 住所：1656 Panganani Road ・BMW・マツダ(PITATUS) 電話：+260(211)260252 住所：Leopards Hill Road ・Ceylon Auto 電話：+260(211)966-762608 住所：Misisi,Kafue road （２）運転・整備に係る現地の特殊事情当国で出回っている車輌部品はそのほとんどが中古品です。更に部品によっては国外から調達せざるを得ず，調達までに相当の日数を要すると共に金額が嵩みます。直射日光が強いため，車の塗装やワイパーブレードなどのゴム製部分が傷みやすい傾向があります。雨期が始まる前に状態をチェックして，必要に応じてワイパーブレードの交換をすることをお勧めします（長い乾期の後ワイパーが劣化しているのことがよくあります）。また，乾期には砂塵が激しく，塗装が傷み易い傾向があります。少し郊外へ出ると未舗装道路が多く，タイヤへの衝撃が強くなることからチューブレス式のタイヤを使用することも一案です。６レンタカー運転手付きのレンタカーの場合，ルサカ市内のみの借り上げで 1 日約 ZMW650(U SD95)程度します。市外に出る場合は，3km 当たり約 ZMW6(USD1)の課金で利用出来る。また，ガソリンは満タンにして返却しなければならない。アフリカリンクという邦人経営のレンタカー会社もあります。７自動車の売却方法としては，ショッピングモール等に貼り紙をしたり，車両に直接貼り紙をしたり，新聞広告に掲載して購入者を募る方法が一般的です。購入者が決まったら，車両売却の書類を準備します。後は購入者が手続きを行います。