Ⅵ.研究活動 1.附置研究所・研究センターの活動状況 (1)仏教文化研究所 〈平成 19(2007)年度活動報告〉 本研究所は、昭和 52 年、仏教思想の研究ならびに仏教文化の興隆に寄与するため設置した。 (ア)連続公開講座 総合テーマ :「浄土教を学ぶ ─ 親鸞聖人と七高僧 ─ 」 時間 :14:40 〜 16:10 場所 : 5号館グリーンホール 実施日 テーマ 講師・出演者 参加人数 5月18日 親鸞聖人からみた龍樹菩薩 渡辺 了生 龍谷大学非常勤講師 200 6月22日 親鸞聖人と道綽禅師 徳永 大信 九州龍谷短期大学 名誉教授 200 7月13日 源信僧都と天台浄土教 末木文美士 東京大学大学院教授 200 9月28日 親鸞聖人と善導大師 二階堂行寿 新宿・専福寺住職 200 10月19日 曇鸞大師と東アジア浄土教の形成 藤丸 智雄 本願寺教学伝道研究所 常任研究員 200 11月30日 親鸞聖人と法然聖人とのであい 山崎 龍明 武蔵野大学 仏教文化研究所 所長 200 (イ)年一回特別公開講座 時間 :13:30 〜 15:00 場所 : 5号館グリーンホール 実施日 3月24日 テーマ 親鸞とその妻恵信 ─ 今、学ぶべきこと ─ 講師・出演者 山崎龍明 武蔵野大学 仏教文化研究所 所長 参加人数 200 (ウ)その他研究活動 (a)研究員定例研究発表 時間 :16:30 〜 18:00 場所 : 仏教文化研究所 実施日 テーマ 発表者 4月27日 年間研究計画、行事計画会議 5月25日 親鸞における「いのり」の問題をめぐって 山崎 龍明 6月15日 近世宗外古記録に見る真宗教団 古賀 克彦 7月6日 十牛図を読む 中田 峰彦 9月21日 仏教徒は他宗教・他宗派を同等の道として受容できるか ? (Can Buddhists Accept Other Religions and Buddhist Schools as Equal Paths?) ケネス田中 10月12日 終末期における痛みの捉え方 ─ 浄土教から見る日本のケアの現状と課題 ─ 今井 ─ 85 ─ 崇史 12月21日 清沢満之と章炳麟 ─ 他力と自力の論理 ─ 陳 継 東 1月18日 ポーランドにおける仏教 村石 (b)研究員特別研究会 タイトル:「ビハーラケアとスピリチュアルケア」 講 師:武蔵野大学看護学部教授 種村健二朗 日 時:3月 28 日(金)16:00 〜 17:30 場 所:6号館2階 第5会議室 参加者:研究員・聴講者(40 名) (c)研修生育成指導 ①研修生定例会 日 時 : 毎週金曜日 昼休み(12:20 〜 13:00) 場 所 : 仏教文化研究所 活 動 : ゼミ形式の研究発表・ディスカッション中心 参加者 : 毎回(研修生・専任研究員)20 名前後 ②研修生特別勉強会 ◆「仏教の多様性に学ぶ」 高橋審也(本学教授) 日 時 : 7月2日(月)5 限 場 所 : 仏教文化研究所 参加者 :15 名 ◆「親鸞聖人の生涯をビジュアル(伝絵)に学ぶ」 石上和敬(本学准教授) 日 時 :11 月2日(金)5 限 場 所 : 仏教文化研究所 参加者 :20 名 ③摩耶祭での研修生研究発表 ◆小冊子『ラトナ』製作・配布 ◆研究発表展示 ④研修生合宿 ◆築地本願寺合宿 日 時 : 6月 16 日(土)〜 17 日(日) 場 所:浄土真宗本願寺派本願寺築地別院 参加者:引率者9名・研修生 31 名 計 40 名 ◆夏合宿 日 時 : 8月5日(日)〜6日(月) 場 所 : 塩山 見 学 : 城址公園・善光寺・恵林寺など 参加者:引率者4名・研修生6名 計 10 名 (d)その他 ①学生礼拝行事補助奨励(毎週月曜日昼) ②関係図書・関係冊子の充実整理 ─ 86 ─ 恵照 ③他大学・研究機関との交流(紀要・各情報の交換等) ④外部一般市民からの問合わせ対応 (エ)研究等に係わる学内刊行物 (a)研究所紀要・年報 ①武蔵野大学仏教文化研究所紀要第 24 号発刊 (オ)研究所構成員 顧 問 : 沼田智秀 研究員 :山崎龍明(所長)・池田行信・今井崇史・石上和敬・岩佐准光・牛田博子・小笠原博慧・ 小野澤眞・加藤千絵・河津優司・古賀克彦・小森英明・佐藤裕之・志茂田典子・鈴木聖 子・高橋審也・高山秀嗣・多田修・田中教照・ケネス田中・陳継東・中田峰彦・西本照 真・新田智道・藤井隆道・藤丸智雄・本多静芳・前田壽雄・松本賀都子・宮本義宣・村石 恵照・村松賢子・山口善久・山崎龍法・渡邊了生・渡辺浩希(肩書略) 計 36 名 (内訳)専任研究員 :11 名 TA : 1名 非常勤研究員 :24 名 研修生 : 大学生 31 名 大学院生 3 名(TA含む) 計 34 名 〈平成 20(2008)年度活動報告〉 (ア)連続公開講座 総合テーマ :「世界に広がる親鸞思想」 時間 :13:30 〜 15:00 場所 : 5号館グリーンホール 実施日 テーマ 講師・出演者 参加人数 5月30日 社会にかかわる浄土真宗 徳永 道雄 京都女子大学 名誉教授 200 6月27日 私と親鸞 毛 丹 青 立命館大学 非常勤講師 200 7月18日 ヨーロッパの妙好人たち ─ 世界に響きわたる仏法の働き ─ 佐々木惠精 前京都女子大学 教授 200 9月19日 三人の米国開教使の生涯 乗元 恵三 北米毎日新聞社 元社長 200 10月17日 ドイツ人と浄土真宗 京都女子大学 非常勤講師 200 11月14日 ネパールで親鸞を学ぶ 攝護寺住職 200 ラングナー寺本 ベッティーナ 佐々木鴻昭 ─ 87 ─ (イ)年一回特別公開講座 時間 :14:00 〜 16:00 場所 : 8201教室 実施日 10月25日 テーマ 仏教と環境危機 ─ 私たちには何がで きるか ! 講師・出演者 参加人数 大河内秀人 浄土宗見樹院・寿光院住職 園部 昌克 ㈱日本環境保全研究所代表取締役社長 前岡 慶映 武蔵野大学仏教文化研究所研修生 夏井 志保 武蔵野大学人間関係学部環境学科2年 100 (ウ)その他研究活動 (a)研究員定例研究発表 時間 :16:30 〜 18:00 場所 : 仏教文化研究所 実施日 テーマ 発表者 4月25日 年間研究計画、行事計画会議 5月23日 菩薩としてのゴータマ・ブッダ 高橋 6月20日 釈道安に見る仏教と戦争・平和の問題 多田 修 7月25日 神社の建築 河津 優司 9月26日 Engaged Buddhismの定義 大來 尚順 10月31日 浄土教と自然 ─ 初期無量寿経を中心として ─ 藤丸 智雄 11月28日 浄土と穢土 ─ <悲華経>概観 ─ 石上 和敬 1月16日 「仏教再生論」の諸相 小森 英明 審也 (b)研究員特別研究会 タイトル :「近代日本の仏教者におけるインド体験 ─ 南条文雄と高楠順次郎を中心に ─ 」 講 師 : 小川原正道(慶應義塾大学法学部准教授) 日 時 : 3月 27 日(金) 16:00 〜 17:30 場 所 : 6号館2階 第5会議室 (C)研修生育成指導 ①研修生定例会 日 時 : 毎週金曜日 昼休み(12:20 〜 13:00) 場 所 : 仏教文化研究所 活 動 : ゼミ形式の研究発表・ディスカッション中心 参加者 : 毎回(研修生・専任研究員)20 名前後 ②研修生特別勉強会 ◆「パーリ語で献華偈・献灯偈・献香偈を歌う」 石上和敬(本学准教授) 日 時 : 6月 30 日(月)5限 場 所 : 仏教文化研究所 参加者 : 28 名 ③摩耶祭での研修生研究発表 ◆小冊子『ラトナ』製作・配布 ◆研究発表展示 ─ 88 ─ ④研修生合宿 ◆築地本願寺合宿 日 時 : 6月 14 日(土)〜 15 日(日) 場 所 : 浄土真宗本願寺派本願寺築地別院 参加者 : 引率者7名・研修生 20 名 計 27 名 ◆夏合宿 日 時 : 9月 14 日(日)〜 15 日(月) 場 所 : 長野県戸隠「宿坊 武井旅館」 見 学 : 善光寺・戸隠奥社・中社、戸隠下社にて太々神楽鑑賞 参加者 : 引率者5名・研修生 15 名 計 20 名 (d)その他 ①学生礼拝行事補助奨励(毎週月曜日昼) ②関係図書・関係冊子の充実整理 ③他大学・研究機関との交流(紀要・各情報の交換等) ④外部一般市民からの問合わせ対応 ⑤研究所リーフレット作成 ⑥研究所ホームページ開設 (エ)研究等に係る学内刊行物 (a)研究所紀要・年報 ①武蔵野大学仏教文化研究所紀要第 25 号発刊 (オ)研究所構成員 顧 問 : 沼田智秀 研究員 :ケネス田中(所長)・李 仁之・池田行信・今井崇史・石上和敬・牛田博子・大來尚順・ 小野沢真・河津優司・古賀克彦・小松美奈子・小森英明・佐藤裕之・志茂田典子・鈴木聖 子・高橋審也・高山秀嗣・多田修・田中教照・田中ケアリー・種村健二朗・陳継東・中田 峰彦・西本照真・新田智道・藤井隆道・藤丸智雄・本多静芳・前田壽雄・松本賀都子・村 石恵照・山崎龍明・渡邊了生・渡辺浩希(肩書略) 計 34 名 (内訳)専任研究員 :13 名 非常勤研究員 :21 名 研修生:大学生 24名 大学院生 4名 計28名 〈平成 21(2009)年度活動報告〉 (ア)連続公開講座 総合テーマ:「仏教の生きる力と感動」 講師 : ケネス田中(武蔵野大学教授)/ ケアリー田中(武蔵野大学非常勤講師) 時間 :13:30 〜 15:00 場所 : 5号館グリーンホール 実施日 5月9日 テーマ 参加人数 人生は凸凹だ(一切皆苦) 150 ─ 89 ─ 5月30日 人生は無常だ(諸行無常) 150 10月3日 人生は縁起だ(諸法無我) 120 11月14日 人生は素晴らしい(涅槃寂静) 150 (イ)シンポジウム(全2回) 総合テーマ:「仏教の先端と現代」 時間 :13:30 〜 16:50 場所 : 5号館グリーンホール 実施日 テーマ 7月4日 死ぬ苦しみからの解放と人間の 成長 ─ スピリチュアルケア 10月31日 講師・出演者 宗教とメディア ―メディアは、宗教について何 を伝えてきたのか 参加人数 大下 大圓 飛騨千光寺住職 渡辺 孝子 前埼玉医科大学教授 鍋島 直樹 龍谷大学教授 種村健二朗 武蔵野大学教授 石井 研士 國學院大學教授 江田 昭道 教学伝道研究センター研究員 西出 勇志 MXテレビ報道部編集長 藤丸 智雄 教学伝道研究センター研究員 150 100 (ウ)年一回特別公開講座 時間 :14:00 〜 16:00 場所 : 8201教室 実施日 10月24日 テーマ 講師・出演者 仏前結婚式と学生の結婚観 参加人数 ケネス田中 政治経済学部教授 石上 和敬 薬学部准教授 久保川みのり 環境学部2年 200 呉 冰 文学部4年 小野寺香織 人間関係学部2年 稲 荷 咲 人間関係学部4年 (エ)その他研究活動 (a)研究員定例研究発表会 時間 :16:30 〜 18:00 場所 : 仏教文化研究所 実施日 テーマ 発表者 4月24日 辞令交付、年度初頭会議 5月22日 一遍による中世時衆の成立 ─ 一向衆から時衆へ 小野澤 眞 6月26日 南宋茅子元の『円融四土選仏図』 張 欣 7月24日 曇鸞の往生思想の基底にある「時と因果」の構造 渡邊 了生 9月25日 「人間ブッダの神格化」についての一考察 ― 仏伝の研究史を振り返りつつ 新田 智通 11月27日 慈悲と智慧の社会福祉 李 仁 之 12月25日 仏陀銀行の実践とBNN (仏教NGOネットワーク) 本多 静芳 1月22日 親鸞論の諸相 池田 行信 ─ 90 ─ (b)研究員特別研究会 タイトル :「金剛と般若」 講 師 : 渡辺章悟(東洋大学印度哲学科教授) 日 時 : 3月 26 日(金)16:30 〜 18:00 場 所 : 7号館5階 会議室 参加者 : 研究員・聴講者(40 名) (c)共同研究 ①共同研究開始事前合宿 日 時 : 3月8日(月)〜9日(火) 場 所 : 長野県諏訪市湖岸通り4- 1-43「かたくら 諏訪湖ホテル」 参加者 : 専任・非常勤研究員(16 名) (d)研修生育成指導 ①研修生定例会 日 時 : 毎週火曜日 昼休み(12:20 〜 13:00) 場 所 : 仏教文化研究所 活 動 : ゼミ形式の研究発表・ディスカッション中心 参加者 : 毎回(研修生・専任研究員)20 名前後 ②研修生特別勉強会 ◆「気功・太極拳・健康体操」 李仁之(本学教授) 日 時 : 7月 21 日(火)5限 場 所 : 仏教文化研究所 参加者 :10 名 ◆「英語の発音と歌の指導」 田中ケアリー(本学非勤講師) 日 時 : 1月 12 日(火)5限 場 所 :6501 教室 参加者 :15 名 ③摩耶祭での研修生研究発表 ◆小冊子『ラトナ』製作・配布 ◆研究発表展示 ④研修生合宿 ◆築地本願寺合宿 日 時 : 6月 20 日(土)〜 21 日(日) 場 所 : 浄土真宗本願寺派本願寺築地別院 参加者 : 引率者6名・研修生 :23 名 計 29 名 ◆夏合宿 日 時 : 9月 17 日(木)〜 18 日(金) 場 所 : 埼玉県秩父郡荒川村大字上田野 1743「民宿 すぎの子」 見 学 : 秩父観音霊場(13 番)慈眼寺、秩父神社、三峰神社 参加者 : 引率者4名・研修生 :12 名 計 16 名 ◆春合宿 ─ 91 ─ 日 時 : 3月 22 日(月)〜 23 日(火) 場 所 : 神奈川県藤沢市片瀬海岸「旅館 紀伊国屋」 見 学 : 長谷寺、佐助稲荷神社、宇賀福神社、建長寺、江ノ島弁才天 参加者 : 引率者5名・研修生 :15 名 計 20 名 (e)その他 ①学生礼拝行事補助奨励(毎週月曜日昼) ②関係図書・関係冊子の充実整理 ③他大学・研究機関との交流(紀要・各情報の交換等) ④外部一般市民からの問合わせ対応 ⑤研究所ホームページの充実 (オ)研究等に係る学内刊行物 (a)研究所紀要・年報 ①武蔵野大学仏教文化研究所紀要 第 26 号発刊 (カ)研究所構成員 顧 問 : 沼田智秀 研究員 :ケネス田中(所長)・池田行信・今井崇史・石上和敬・岩田真美・牛田博子・江田昭道・ 大來尚順・大澤公嗣・小野澤眞・河津優司・古賀克彦・小松美奈子・小森英明・佐藤裕 之・志茂田典子・鈴木聖子・高橋審也・高山秀嗣・多田修・田中教照・田中ケアリー・田 村晃徳・種村健二朗・張欣・陳継東・爪田一壽・中田峰彦・西本照真・新田智道・藤井隆 道・藤丸智雄・本多静芳・前田壽雄・松本賀都子・村石恵照・山崎龍明・李 仁之・渡邊 了生・渡辺浩希・和田ジェームス (内訳)専任研究員 15 名 非常勤研究員 26 名 計 41 名 研修生:大学学部生 29名 大学院生 3名 計32名 平成 22 年度も上記に準じ運営委員会で決定する事業計画・活動を行う予定。 (2)能楽資料センター 〈平成 19(2007)年度活動報告〉 (ア)構成員 羽田昶(センター長・教授) リチャード・エマート(教授)・並木宏衛(教授)・松村武夫(教授)・山本證(教授)・池田英悟 (非常勤講師)・児玉竜一(非常勤講師)・西哲生(非常勤講師)・三浦裕子(非常勤講師)・別府 真理子(非常勤嘱託職員) (イ)運営の方針 新規事業・継続事業の計画および実施をセンター会議で協議の上決定した。 ─ 92 ─ (ウ)センター会議の開催 センター会議は平成 19 年4月から平成 20 年3月までに合計8回を開催した。 (エ)公開講座・狂言鑑賞会の開催 【公開講座】 本年度は「モノに見る能の世界」の共通テーマのもとに、全4回の講演を行った。 なお、例年通り聴講は無料とした。 時間 :14:40 〜 16:10 場所 : 学生会館グリーンホール 第1回 第2回 実施日 演 題 6月14日 能舞台 7月5日 第3回 9月27日 第4回 10月18日 講師・聞き手 三浦 裕子 本学講師 能楽資料センター研究員 梅若 靖記 能楽師・シテ方観世流 羽田 昶 本学教授 能楽資料センター長 長島 茂 能楽師・シテ方喜多流 佐々木多門 能楽師・シテ方喜多流 能装束 作り物 リチャード・ エマート 能 面 別府真理子 参加人数 300 341 210 本学教授 能楽資料センター研究員 能楽資料センター研究室員 270 【狂言鑑賞会】 平成 17 年度から継続して年に一度の狂言鑑賞会を開催している。17、18 年度は狂言方大蔵流の 山本家が公演、今年度は和泉流野村家に依頼し、重要無形文化財各個指定(人間国宝)の野村万作 師に出演いただいた。 なお本公演は CS 伝統文化放送が収録、2008 年4月、5月に歌舞伎チャンネルにて放映。 会 場:雪頂講堂 日 時:平成 19 年 12 月 20 日(木) A公演――13 時〜 14 時 30 分 B公演――15 時〜 16 時 40 分 演目等:A公演――「清水」野村万作・深田博治 「貰聟」石田幸雄・高野和憲・野村万之介 B公演――「八句連歌」野村万作・石田幸雄 「舟渡聟」野村万之介・高野和憲・深田博治 (オ) 「能楽資料センター紀要」第 19 号の発行 □資料紹介 「梅若六郎家蔵『門入性名年月扣』翻刻および人名解説(五)」 初代梅若実資料研究会 「英語能 不毛の松」 リチャード・エマート(解題) グレッグ・ジオバニー(原文) 加賀谷真子(翻訳) □研究ノート 「大坂勧進能興行の地 ─ 大蓮寺前・西高津新地について ─ 」 池田英悟 「夢幻能前シテの問答」 羽田昶 ─ 93 ─ □時 評 「文化勲章、人間国宝、各賞受賞そのほか ― 二〇〇七年の能楽界」 西 哲生 □活動記録 平成 19 年度武蔵野大学能楽資料センター公開講座 平成 19 年度武蔵野大学能楽資料センター狂言鑑賞会 □彙 報 (カ)その他 録音・録画・図書などの資料収集、本学学生や外部閲覧者への対応などを、日常業務として行っ ている。 〈平成 20(2008)年度活動報告〉 (ア)構成員 羽田昶(センター長・教授) リチャード・エマート(教授)・並木宏衛(教授)・松村武夫(教授)・小塚高志(講師)・池田英 悟(非常勤講師)・児玉竜一(非常勤講師)・西哲生(非常勤講師)・三浦裕子(非常勤講師)・別 府真理子(非常勤嘱託職員) (イ)運営の方針 新規事業・継続事業の計画および実施をセンター会議で協議の上決定した。 (ウ)センター会議の開催 センター会議は平成 20 年4月から平成 21 年3月までに合計5回を開催した。 (エ)公開講座・狂言鑑賞会の開催 【公開講座】 本年度は「能と源氏物語」の共通テーマのもとに、全4回の講演を行った。なお、例年通り聴講 は無料とした。 時間 :14:40 〜 16:10 場所 : 学生会館グリーンホール 実施日 演 題 講師・聞き手 参加人数 第1回 6月12日 平安朝と中世の美意識 松村 武夫 本学教授・能楽資料 センター研究員 490 第2回 7月17日 女君たちの恋の思い出 山中 玲子 法政大学能楽研究所 教授 437 第3回 9月25日 歌から見た源氏物語と能 水原 紫苑 歌人 407 浅見 真州 能楽師・シテ方観世流 第4回 10月30日 謡い舞う源氏の世界 羽田 昶 本学教授・能楽資料 センター長 410 【狂言鑑賞会】 平成 19 年度に引き続き、和泉流野村家に依頼し、重要無形文化財各個指定(人間国宝)の野村 万作氏と、知名度の高い野村萬斎氏に出演いただいた。 なお本公演は C S 伝統文化放送が収録、平成 21 年5月、6月に歌舞伎チャンネルにて放映。 ─ 94 ─ 会 場:雪頂講堂 日 時:平成 20 年 12 月 19 日(金) A公演――13 時〜 14 時 40 分 B公演――15 時 10 分〜 16 時 40 分 演目等:A公演――解説 三浦裕子 「佐渡狐」石田幸雄・竹山悠樹・高野和憲 「悪太郎」野村萬斎・野村万之介・野村万作 B公演――解説 羽田昶 「磁 石」野村万之介・深田博治・月崎晴夫 「寝音曲」野村万作・石田幸雄 (オ) 「能楽資料センター紀要」第 20 号の発行 □論 文 「能を詠んだ土岐善麿の歌」 羽田昶 □資料紹介 「翻刻 金春又右衛門流太鼓方『鈴木家系図記』」 三浦裕子 「「梅若六郎家蔵『門入性名年月扣』翻刻および人名解説」人名索引・補遺」 初代梅若実資料研究会 □時 評 「新たな人間国宝、文化功労者、芸術院会員 ― 2008 年の能楽界」 西哲生 □活動記録 平成 20 年度武蔵野大学能楽資料センター公開講座 平成 20 年度武蔵野大学能楽資料センター狂言鑑賞会 □彙 報 (カ)その他 録音・録画・図書などの資料収集、本学学生や外部閲覧者への対応などを、日常業務として行っ ている。 〈平成 21(2009)年度活動報告〉 (ア)構成員 センター長 : 羽田昶(教授) 研 究 員 :リチャード・エマート(教授) ・並木宏衛(教授) ・松村武夫(教授) ・小塚高志(講師) ・ 池田英悟(非常勤講師) ・児玉竜一(非常勤講師) ・西哲生(非常勤講師) ・三浦裕子(非 常勤講師) 研究室員 : 別府真理子(常勤嘱託職員) (イ)運営の方針 新規事業・継続事業の計画および実施をセンター会議で協議の上決定した。 (ウ)センター会議の開催 センター会議は平成 21 年4月から平成 22 年3月までに合計9回を開催した。 ─ 95 ─ (エ)公開講座・狂言鑑賞会の開催 【公開講座】 本年度は共通テーマ「仏教と能」とし、全4回の講演を行った。参加者は、のべ約 1400 名。な お、例年通り聴講は無料とした。 時間 :14:40 〜 16:10 場所 : 5号館グリーンホール 実施日 演 題 講師・聞き手 参加人数 第1回 7月2日 能に描かれた仏教 石井 倫子氏 日本女子大学教授 380 第2回 7月23日 西本願寺と能 竹本 幹夫氏 早稲田大学教授 演劇博物館長 386 宝生 閑氏 第3回 10月1日 僧に扮する ─ ワキ方芸談 能楽師 ワキ方宝生流宗家 聞き手 西 哲生氏 能楽評論家 能楽資料センター研究員 第4回 10月29日 「音楽」に見る能と仏教 三浦 裕子氏 本学講師 能楽資料センター研究員 360 257 【狂言鑑賞会】 平成 19 年度、20 年度に引き続き、和泉流野村家に依頼し、重要無形文化財各個指定(人間国宝) の野村万作氏と、知名度の高い野村萬斎氏に出演いただいた。 なお本公演は CS 伝統文化放送が収録、平成 22 年3月、4月に歌舞伎チャンネル(CS 放送)にて 放映。 平成 21 年度能楽資料センター狂言鑑賞会 会 場:6号館雪頂講堂 日 時:平成 21 年 10 月 27 日(火) A公演――13 時〜 14 時 30 分 B公演――15 時〜 16 時 30 分 演目等:A公演――解説 三浦裕子 「千鳥」野村萬斎・竹山悠樹・石田幸雄 「呂蓮」野村万作・野村万之介・月崎晴夫 B公演――解説 羽田昶 「富士松」野村万之介・石田幸雄 「二人大名」野村万作・高野和憲・深田博治 (オ) 「能楽資料センター紀要」第 21 号の発行 「能楽資料センター紀要」第 21 号(173 ページ)を平成 22 年3月 31 日に発行した。 掲載内容は以下のとおり。 □論 文 「夢幻能前シテ老翁の性格をめぐって」 池田英悟 「「能は演劇である」ことの再確認」 羽田昶 □資料紹介 「翻刻 久米美術館所蔵の能楽社関係資料四点」 三浦裕子 「英語能 聖フランシス」 リチャード・エマート(解題) アーサー・リトル(原文) 青井陽治 、 ダン ・ ケニー(翻訳) ─ 96 ─ □時 評 「人間国宝、雪号、記念能追善能―2009 年の能楽界」 西哲生 □書 評 「佐渡能楽史序説 ― 現存能舞台三五棟 ― 」 三浦裕子 □活動記録 平成 21 年度武蔵野大学能楽資料センター公開講座 平成 21 年度武蔵野大学能楽資料センター狂言鑑賞会 □彙 報 (カ)その他 録音・録画・図書などの資料収集、本学学生や外部閲覧者への対応などを、日常業務として行っ ている。 (3)心理臨床センター 〈平成 19(2007)年度活動報告〉 (ア)センター構成 一 般 相 談 部 門 ─ 成人心理相談一般。有料。専任教員及び相談員。修士実習生。 子ども相談部門 ─ 子ども相談。有料。専任教員及び相談員。修士実習生。 (イ)センター施設 面接室 5室 グループ面接室 1室 プレイルーム 3室 観察室(ビデオルーム)1室 事務室 1室 電話相談室 1室 教員研究室 1室 (ウ)センター構成員(平成 19 年度末現在) センター長 : 小西聖子 (教授) 専任教員 :小西聖子(教授)、春原由紀(教授)、藤森和美(教授)、大山みち子(准教授)、 辻惠介(准教授)、白井明美(助教) 相 談 員: 一 般 相 談 部 門:市原わかゆ、木村弓子、笹川真紀子、福田恵美 、 吉田博美、高橋麻奈、 中島涼子、橋爪きょう子、野口普子、永末貴子 子ども相談部門 : 伊藤美花、古市志麻、三山岳、氷室綾、工藤直人 (エ)活動報告 (a)相談活動 一 般 相 談 部 門 : 心理カウンセリング。犯罪被害などによる心的外傷反応の心理治療。 子ども相談部門 : 親子関係の問題、子どもの不登校などの相談。 (b)相談受付(平成 19 年3月末日現在) ─ 97 ─ 一 般 相 談 部 門:月 ・ 火 ・ 木 ・ 金 11 時〜 17 時 水曜日のみ 14 時〜 20 時(ただし祝日は除く) 子ども相談部門:火 11 時〜 17 時、水 12 時〜 18 時 < 平成 19 年度相談受理件数 > ①一般相談部門 電話相談 (延べ) 843 件(うち新件 229 件) 面接相談 (延べ) 1100 件(うち新件 107 件) 合計件数 (延べ) 1945 件 ②子ども相談部門 電話相談 (延べ) 0 件(うち新件 0 件) 面接相談 (延べ) 535 件(うち新件 27 件) 合計件数 562 件 (延べ) (c)大学院生実習実施状況 平成 13 年4月より、大学院人間社会専攻臨床心理学コースは臨床心理士第1種指定大学院とな り、当センターが実習機関としての役割も担っている。 < 相談実習 > 臨床心理実習及び臨床心理基礎実習の一環として、大学院生(M1・M2)を5つのグループに分 け、各グループごと、週1回1日ずつの実習を行った。実習の内容は、心理臨床の仕事に携わる専 門家としての心構えを学ばせ、基本的な姿勢が身に付いてきたところで、ケースカンファレンスに 参加させたり、面接相談への陪席をさせ、自身でケースを担当させることが可能と思われる実習生 については、相談ケースを受け持たせた。 < 事例検討会参加 > 外部の臨床心理士を招いたグループ・スーパーヴィジョンや、通常のケースカンファレンスにも 適宜参加させた。また、実習生に対する教育的な意味合いから、終結した相談事例についての研修 的な検討会も実施した。 < 学外実習 > ・薫風会山田病院 ・広尾心理臨床相談室 ・全国交通事故遺族の会 総会 ・東京ウィメンズプラザ見学 ・青木クリニック見学 ・児童養護施設(船形学園) 等 (d)社会教育活動 犯罪被害後、事故・災害の被害者や遺族の心理と援助者の対応、暴力や虐待の被害者の心理的ダ メージ等については、臨床経験に基づく専門知識が求められている。当センターでは、多くの研 修、講演の要請に応えて社会教育活動を行っている。以下に例を挙げる。 < 平成 19 年度の講演・研修先 > ・関東管区警察学校、警察大学校 ・検察庁、法務省(矯正研修所等)、警察庁 ・都道府県精神保健福祉センター ・地域女性センター ─ 98 ─ ・東京都福祉局 ・家庭裁判所、裁判所諸機関研修所、保護司研修など ・保健所 等 (e)研究活動 当センターの教員、相談員は臨床活動とともに研究活動も行っている。教員、相談員が座長・シ ンポジスト・指定討論者等として参加した学会の一部を以下に挙げる。 ・日本心理臨床学会 ・日本ブリーフサイコセラピー学会 ・日本トラウマティックストレス学会 ・日本社会精神医学会 ・日本犯罪学会 など (f)その他の活動 ・ニュースレター発行(年1回) ・運営委員会(月1回) ・研究会等:月2回、新規相談ケースのケースカンファレンスを行っている。また必要に応じて 随時ケースカンファレンス、スーパービジョンを実施している。 〈平成 20(2008)年度活動報告〉 (ア)センター構成 一 般 相 談 部 門 ─ 成人心理相談一般。有料。専任教員及び相談員。修士実習生。 子ども相談部門 ─ 子ども相談。有料。専任教員及び相談員。修士実習生。 (イ)センター施設 面接室 5室 グループ面接室 1室 プレイルーム 3室 観察室(ビデオルーム)1室 事務室 1室 電話相談室 1室 教員研究室 1室 (ウ)センター構成員(平成 20 年度末現在) センター長:小西聖子 (教授) 専 任 教 員:小西聖子(教授)、春原由紀(教授)、藤森和美(教授)、大山みち子(教授)、 辻惠介(准教授)、白井明美(助教) 相 談 員: 一 般 相 談 部 門:市原わかゆ、木下留美子、木村弓子、笹川真紀子、佐野恵子、澁谷美穂子、武 山麻奈、中島涼子、野口普子、橋爪きょう子、福田恵美、本田りえ、吉田博美 子ども相談部門:赤城美佳、伊藤美花、上原由紀、高梨朋美、氷室綾、古市志麻、宮川千春、三 山岳 ─ 99 ─ (エ)活動報告 (a)相談活動 一 般 相 談 部 門:心理カウンセリング。犯罪被害などによる心的外傷反応の心理治療。 PTSD 認知行動療法 子ども相談部門:親子関係の問題、子どもの不登校などの相談。DV母子コンカレントグループ (b)相談受付(平成 20 年3月末日現在) 一 般 相 談 部 門: 月 ・ 火 ・ 木 ・ 金 11 時〜 17 時 水曜日のみ 14 時〜 20 時(ただし祝日は除く) 子ども相談部門 : 火 11 時〜 17 時、水 12 時〜 18 時 < 平成 20 年度相談受理件数 > ①一般相談部門 電話相談 (延べ) 1128件 (うち新件 228件) 面接相談 (延べ) 1422件 (うち新件 88件) 合計件数 (延べ) 2550件 ②子ども相談部門 電話相談 (延べ) 0件 (うち新件 0件) 面接相談 (延べ) 626件 (うち新件 208件) 合計件数 (延べ) 626件 (c)大学院生実習実施状況 平成 13 年4月より、大学院人間社会専攻臨床心理学コースは臨床心理士第1種指定大学院とな り、当センターが実習機関としての役割も担っている。 < 相談実習 > 臨床心理実習及び臨床心理基礎実習の一環として、大学院生(M1・M2)を5つのグループに分 け、各グループごと、週1回1日ずつの実習を行った。実習の内容は、心理臨床の仕事に携わる専 門家としての心構えを学ばせ、基本的な姿勢が身に付いてきたところで、ケースカンファレンスに 参加させたり、面接相談への陪席をさせ、自身でケースを担当させることが可能と思われる実習生 については、相談ケースを受け持たせた。 < 事例検討会参加 > 外部の臨床心理士を招いたグループ・スーパーヴィジョンや、通常のケースカンファレンスにも 適宜参加させた。また、実習生に対する教育的な意味合いから、終結した相談事例についての研修 的な検討会も実施した。 < 学外実習 > ・薫風会山田病院 ・広尾心理臨床相談室 ・原宿カウンセリングセンター ・東京女子医科大学附属女性生涯健康センター ・あいクリニック神田・神田カウンセリングセンター ・全国交通事故遺族の会 総会 ・東京ウィメンズプラザ見学 ・青木クリニック見学 ・With You さいたま見学 ─ 100 ─ ・児童養護施設 見学 等 (d)社会教育活動 犯罪被害後、事故・災害の被害者や遺族の心理と援助者の対応、暴力や虐待の被害者の心理的ダ メージ等については、臨床経験に基づく専門知識が求められている。当センターでは、多くの研 修、講演の要請に応えて社会教育活動を行っている。以下に例を挙げる。 < 平成 20 年度の講演・研修先 > ・関東管区警察学校、警察大学校 ・検察庁、法務省(矯正研修所等) ・警察庁 ・都道府県精神保健福祉センター ・地域女性センター ・東京都福祉局 ・家庭裁判所、裁判所諸機関研修所、保護司研修など ・保健所 等 (e)研究活動 当センターの教員、相談員は臨床活動とともに研究活動も行っている。教員、相談員が座長・シ ンポジスト・指定討論者等として参加した学会の一部を以下に挙げる。 ・日本心理臨床学会 ・日本ブリーフサイコセラピー学会 ・日本トラウマティックストレス学会 ・日本社会精神医学会 ・日本犯罪学会 など (著 書) ・ 「学級と学童保育で行う特別支援教育の原点 ; 発達障害をもつ小学生の理解と支援」 金子書房 2008 (学術論文) ・ 「DVに曝されたこどもたちへの援助 ─ コンカレントプログラムへの実践 ─ 」 武蔵野大学心 理臨床センター紀要 2008 ・ 「統合学童保育の巡回相談に求められる支援ニーズ : 都内自治体への質問紙調査から」 発達心 理学研究 2008 (学会発表) ・ 「ドメスティック・バイオレンスに曝された母子に対する同時並行グループプログラムの試み (その1)プログラムの概要と子どもに関する有効性」 日本子ども虐待防止学会第 14 回学術 集会 2008 ・ 「ドメスティック・バイオレンスに曝された母子に対する同時並行グループプログラムの試み (その2)子どもグループについて」 日本子ども虐待防止学会第 14 回学術集会 2008 ・ 「保育機関における心理臨床的援助ニーズ : 保育者を対象とした調査から」 日本心理臨床学会 第 27 回大会発表論文集 2008 ・ 「学童保育特別支援児童育成における職員間の連携(1): 正規職員が果たす役割」 日本発達 心理学会第 20 回大会発表論文集 2008 ─ 101 ─ ・ 「学童保育特別支援児童育成における職員間の連携(2): 保育現場の特徴から見た職員間の連 携」 日本発達心理学会第 20 回大会発表論文集 2008 ・ 「学童保育特別支援児童育成における職員間の連携(3): 非正規職員が抱える職員間の連携」 日本発達心理学会第 20 回大会発表論文集 2008 (その他、シンポジウムなど) ・ 「特別支援教育における連携と支援の質を問う」 日本発達心理学会第 20回大会発表論文集 2008 (f)その他の活動 ・ニュースレター発行(年1回) ・運営委員会(月1回) ・研究会等 : 月2回、新規相談ケースのケースカンファレンスを行っている。また必要に応じて 随時ケースカンファレンス、スーパービジョンを実施している。 〈平成 21(2009)年度活動報告〉 (ア)センター構成 心理臨床センター 一 般 相 談 部 門 ─ 成人心理相談一般。有料。兼任教員及び相談員。臨床心理学コース実習生。 子ども相談部門 ─ 子ども相談。有料。兼任教員及び相談員。臨床心理学コース実習生。 (イ)センター施設 面接室 5室 グループ面接室 1室 プレイルーム 3室 観察室(ビデオルーム)1室 事務室 電話相談室 1室 1室 教員研究室 1室 (ウ)センター構成員(平成 21 年度末現在) センター長:小西聖子(教授) 兼 任 教 員:小西聖子(教授)、春原由紀(教授)、藤森和美(教授)、大山みち子(教授)、 辻惠介(准教授) 相 談 員: 一 般 相 談 部 門:磯部花映、市原わかゆ、木村弓子、笹川真紀子、佐野恵子、澁谷美穂子、 中島涼子、野口普子、橋爪きょう子、福田恵美、本田りえ、宮崎可奈、吉田博美 子ども相談部門:赤城美佳、伊藤美花、上原由紀、高梨朋美、氷室綾、古市志麻、宮川千春、 宮田聖子 (エ)活動報告 (a)相談活動 一 般 相 談 部 門:心理カウンセリング。犯罪被害などによる心的外傷反応の心理治療。 ─ 102 ─ 子ども相談部門:親子関係の問題、子どもの不登校などの相談。 (b)相談受付(平成 21 年3月末日現在) 一 般 相 談 部 門:月 ・ 火 ・ 木 ・ 金 11 時〜 17 時 水曜日のみ 14 時〜 20 時(ただし祝日は除く) 子ども相談部門:火 11 時〜 17 時、水 12 時〜 18 時 < 平成 21 年度相談受理件数 > ①一般相談部門 電話相談 (延べ) 1511 件(うち新件 70 件) 面接相談 (延べ) 1143 件(うち新件 207 件) 合計件数 (延べ) 2654 件 ②子ども相談部門 電話相談 (延べ) 0 件(うち新件 0 件) 面接相談 (延べ) 668 件(うち新件 12 件) 合計件数 (延べ) 668 件 (c)大学院生実習実施状況 平成 13 年4月より、大学院人間社会専攻臨床心理学コースは臨床心理士第1種指定大学院とな り、当センターが実習機関としての役割も担っている。 < 相談実習 > 臨床心理実習及び臨床心理基礎実習の一環として、大学院生(M1・M2)を5つのグループに分 け、各グループごと、週1回1日ずつの実習を行った。実習の内容は、心理臨床の仕事に携わる専 門家としての心構えを学ばせ、基本的な姿勢が身に付いてきたところで、ケースカンファレンスに 参加させたり、面接相談への陪席をさせ、自身でケースを担当させることが可能と思われる実習生 については、相談ケースを受け持たせた。 < 事例検討会参加 > 外部の臨床心理士を招いたグループ・スーパーヴィジョンや、通常のケースカンファレンスにも 適宜参加させた。また、実習生に対する教育的な意味合いから、終結した相談事例についての研修 的な検討会も実施した。 < 学外実習 > ・薫風会山田病院 ・広尾心理臨床相談室 ・原宿カウンセリングセンター ・東京女子医科大学附属女性生涯健康センター ・森病院 ・全国交通事故遺族の会 総会 ・千葉県警 見学 ・鑑別所 見学 ・東京ウィメンズプラザ見学 ・青木クリニック見学 ・With You さいたま見学 等 (d)社会教育活動 犯罪被害後、事故・災害の被害者や遺族の心理と援助者の対応、暴力や虐待の被害者の心理的ダ ─ 103 ─ メージ等については、臨床経験に基づく専門知識が求められている。当センターでは、多くの研 修、講演の要請に応えて社会教育活動を行っている。以下に例を挙げる。 平成 21 年度の講演・研修先 ・ 関東管区警察学校、警察大学校 ・検察庁、法務省(矯正研修所等) ・警察庁 ・都道府県精神保健福祉センター ・地域女性センター ・東京都福祉局 ・家庭裁判所、裁判所諸機関研修所、保護司研修など ・保健所 等 (e)研究活動 当センターの教員、相談員は臨床活動とともに研究活動も行っている。教員、相談員が座長・シ ンポジスト・指定討論者等として参加した学会の一部を以下に挙げる。 ・日本心理臨床学会 ・日本ブリーフサイコセラピー学会 ・日本トラウマティックストレス学会 ・日本社会精神医学会 ・日本犯罪学会 など (f)その他の活動 ・運営委員会(月1回) ・研究会等 : 月2回、新規相談ケースのケースカンファレンスを行っている。また必要に応じて 随時ケースカンファレンス、スーパービジョンを実施している。 (4)外国語教育研究センター 〈平成 19(2007)年度研究活動等報告〉 本年度も昨年に引き続き、各学部より英語担当専任教員1名ずつ(文学部=小菅和也、現代社会 学部=高瀬貴美子、人間関係学部=古家聡)、その他の外国語担当専任教員1名ずつ(フランス語 =久富健、日本語=堀井恵子、韓国語=李昌圭、中国語=陳継東)が運営委員として、また、セン ター長として古家聡が学長より委嘱を受けた。 主な活動としては、昨年設置された外国語ルームを積極的に活用するため、ネイティブ・スピー カーによる無料英会話講座を毎週水曜日に開催し、また、外国語学習に関して学生が気軽に相談で きるように、毎週金曜日に教育経験者のアドバイザーによる相談窓口を設けた。また、国際交流課 による留学生の学習相談の場としても、外国語ルームは機能している。短期語学研修に関する業務 としては、カナダ、オーストラリア、韓国、中国における語学研修の企画と運営を行い、下記のと おりの参加者を得た。なお、英語研修の日程(学習時間)を考慮した場合、クィーンズランド大学 英語研修は3単位とすべきことが本センターの運営委員会の要望により教養教育部会でも了承さ れ、人間関係学部同様、文学部と現代社会学部においても3単位の「海外語学研修科目」が設置さ れることになった。 ─ 104 ─ (ア)運営委員 センター長 : 古家聡 運営委員 : 李昌圭、小菅和也、高瀬貴美子、陳継東、久富健、堀井恵子 (イ)運営委員会の開催 第1回運営委員会 平成19年6月4日(月) 第2回運営委員会 平成19年7月30日(月) 第3回運営委員会 平成19年12月17日(月) (ウ)活動報告 (a)1306 第5マルチメディア教室(CALL 教室)の管理・運営 ① 学内 PC 教室からアルクネットアカデミーへのアクセス開始(後期) ② 授業補助及び開放補助 (b)外国語ルーム支援活動 ①外国人講師による無料英会話開催(5月 16 日より) 日時 : 水曜日4時限目 ②英語学習アドバイザーによる学習相談(7月6日より) 日時 : 金曜日 午後2時〜5時 (c)短期語学研修実施 研修名 研修期間 研修日数 引率者 参加数 カナダ・ビクトリア大学 英語研修 8月4日〜9月2日 30日間 伊良部祥子 16名 韓国・漢陽大学校 韓国語研修 8月18日〜8月27日 10日間 李 昌圭 20名 オーストラリア・西オーストラリア大学 英語研修 2月9日〜3月17日 38日間 マイケル・エドワーズ 21名 オーストラリア・クィーンズランド大学 英語研修 2月15日〜3月9日 24日間 伊良部祥子 21名 中国・大連外国語学院 中国語研修 2月24日〜3月8日 14日間 陳 継東 11名 (d)その他 ①教材作成 ②視聴覚資料の貸出 ③ E.S.S. の部活動支援 ④学習相談 (エ)海外語学研修実施大学から本学訪問 (a)平成 19 年4月 27 日(金) カナダ・ビクトリア大学から短期語学研修責任者、アヴリル・テイラー氏とマーク・バヴィン 氏来校 (b)平成 19 年5月 16 日(水) ─ 105 ─ オーストラリア・西オーストラリア大学から短期語学研修責任者、ビアンカ・パニッツァ氏と ミリー・インゲイト氏来校 (c)平成 19 年 10 月 24 日(水) オーストラリア・クィーンズランド大学から短期語学研修責任者、ディヴィド・ネルソン氏と レネー ・ ウィントン氏来校 (オ)平成 20 年度の事業計画 (a)アルクネットアカデミーのバージョンアップ (b)外国語ルームの充実 ①外国人講師による無料英会話開催 ②英語学習アドバイザーによる学習相談 (c)短期語学研修の実施 ①カナダ・ビクトリア大学英語研修 ②オーストラリア・西オーストラリア大学英語研修 ③オーストラリア・クィーンズランド大学英語研修 ④韓国・漢陽大学校韓国語研修 ⑤中国・大連外国語学院中国語研修 (d)有明キャンパス新校舎における外国語教育関連施設および設備等についての審議 〈平成 20(2008)年度研究活動等報告〉 本年度も昨年に引き続き、各学部より英語担当専任教員1名ずつ(文学部=R . A . ポールソン、 現代社会学部=高瀬貴美子、人間関係学部=古家聡)、その他の外国語担当専任教員1名ずつ(フ ランス語=久富健、日本語=堀井恵子、韓国語=李昌圭、中国語=陳継東)が運営委員として、ま た、センター長として古家聡が学長より委嘱を受けた。 主な活動としては、外国語ルームを積極的に活用するため、ネイティブ・スピーカーによる無料 英会話講座を毎週水曜日に開催し、また、外国語学習に関して学生が気軽に相談できるように、毎 週金曜日に学校教育経験者のアドバイザーによる相談窓口を設けている。また、国際交流課による 留学生の学習相談の場としても、外国語ルームは機能している。短期語学研修に関する業務として は、カナダ、オーストラリア、韓国における語学研修の企画と運営を行い、下記のとおりの参加者 を得た。なお、クィーンズランド大学英語研修は、平成 20 年度より3単位となり、人間関係学部 同様、文学部と現代社会学部においても3単位の「海外語学研修科目」が設置された。 (ア)運営委員 センター長 : 古家聡 運営委員 : 李昌圭、高瀬貴美子、陳継東、久富健、堀井恵子、R . A . ポールソン (イ)運営委員会の開催 第1回運営委員会 平成20年 4月24日(月) 第2回運営委員会 平成20年 6月 9日(月) 第3回運営委員会 平成20年12月22日(月) ─ 106 ─ (ウ)活動報告 (a)1306 第5マルチメディア教室(CALL 教室)の管理・運営 ① 留学生へのアルクネットアカデミー日本語コース説明会(4月9日) ② 授業補助および学習支援 (b)外国語ルーム支援活動 ① 外国人講師による無料英会話開催(5月7日より) 日時 : 水曜日4時限目 ② 英語学習アドバイザーによる学習相談(4月 18 日より) 日時 : 金曜日 午後0時〜3時 ③ 語学資料貸出 ④ 国際交流課による留学生カウンセリングおよび留学生語学講座 (c)短期語学研修実施 研修期間 研修日数 引率者 参加数 カナダ・ビクトリア大学 英語研修 研修名 8月6日〜9月6日 32日間 マイケル・エドワーズ 13名 韓国・漢陽大学校 韓国語研修 8月23日〜9月1日 10日間 小西 啓史 18名 オーストラリア・西オーストラリア大学 英語研修 2月7日〜3月16日 38日間 鈴木 洋子 20名 オーストラリア・クィーンズランド大学 英語研修 2月13日〜 3月8日 24日間 マイケル・エドワーズ 15名 (d)その他 ① 教材作成 ② 視聴覚資料の貸出 ③ 学習相談 ④ 外国語活動支援 (エ)海外語学研修実施大学から本学訪問 (a)平成 20 年5月 13 日(火) カナダ・ビクトリア大学から短期語学研修責任者、アヴリル・テイラー氏とドン・メリング氏 来校 (b)平成 20 年9月5日(金) オーストラリア・西オーストラリア大学から短期語学研修責任者、ビアンカ・パニッツァ氏と オリヴィエ・シャープネイ氏来校 (c)平成 20 年 10 月6日(月) オーストラリア・クィーンズランド大学から短期語学研修担当者、アーロン・ポント氏来校 (オ)外国語教育研究センターへの視察 12 月 22 日(月)青森公立大学より香取真理准教授来校 ─ 107 ─ (カ)平成 21 年度の事業計画 (a)アルクネットアカデミーのバージョンアップ (b)外国語ルームの充実 ① 外国人講師による無料英会話開催 ② 英語学習アドバイザーによる学習相談 ③ 短期語学研修の実施 ◆カナダ・ビクトリア大学英語研修 ◆オーストラリア・西オーストラリア大学英語研修 ◆オーストラリア・クィーンズランド大学英語研修 ◆韓国・漢陽大学校韓国語研修 ◆中国・大連外国語学院中国語研修 〈平成 21(2009)年度研究活動等報告〉 本年度も昨年に引き続き、各学部より英語担当専任教員1名ずつ(文学部=R . A . ポールソン、 政治経済学部=高瀬貴美子、環境学部=櫻井千佳子、人間関係学部=古家聡)、その他の外国語担 当専任教員1名ずつ(フランス語=久富健、日本語=堀井恵子、韓国語=李昌圭、中国語=陳継 東)が運営委員として、また、センター長として古家聡が学長より委嘱を受けた。 主な活動としては、昨年同様、外国語ルームを積極的に活用するために、(ア)英会話無料講座 (毎週水曜日4時限目 マーク・ショーラム先生) (イ)英語学習アドバイザー(毎週金曜日午後 12 時〜3時 田中祥子先生)を実施し、英会話無料講座、英語学習アドバイザーともに学生に好評で あった。 また、この外国語ルームは、徐々に認知されてきたせいか、昨年以上に、国際交流課の留学生カ ウンセリングや留学生と日本人学生との相互学習の場としても使用されるようになった。 短期語学研修に関する業務としては、カナダ、オーストラリア、韓国における語学研修の企画と 運営を行い、下記のとおりの参加者を得た。 なお、運営委員会を、結局、1回しか開催しなかったのは、年度途中で教養教育部の中に外国語 委員会が設置され、そのメンバーと外国語教育研究センターの運営委員が重なっているため、どち らかと言えば、教育面での協議や検討は外国語委員会で行うことになったからである。 (ア)運営委員 センター長 : 古家聡 運営委員 : 李昌圭、櫻井千佳子、高瀬貴美子、陳継東、久富健、堀井恵子、R . A . ポールソン (イ)運営委員会の開催 第1回運営委員会 平成 21 年5月 25 日(月) (ウ)活動報告 (a)1306 第5マルチメディア教室(CALL 教室)の管理・運営 ① アルクネットアカデミー学習支援 ② 授業補助および開放時学習支援 ─ 108 ─ (b)外国語ルーム支援活動 ① 外国人講師による無料英会話開催(4月 15 日より) 日時 : 水曜日4時限目 ② 英語学習アドバイザーによる学習相談(4月 17 日より) 日時 : 金曜日 午後0時〜3時 ③ 語学資料貸出 ④ 国際交流課による留学生カウンセリングおよび留学生語学講座 (c)短期語学研修実施 研修名 研修期間 研修日数 引率者 参加数 8月5日〜8月22日 18日間 小西 啓史 17名 オーストラリア・西オーストラリア大学 2月6日〜3月15日 英語研修 38日間 古家 聡 16名 オーストラリア・クィーンズランド大学 2月12日〜3月7日 英語研修 24日間 P.A.C. オコーノ 13名 韓国・漢陽大学校 韓国語研修 (d)その他 ① 教材作成 ② 視聴覚資料の貸出 ③ 学習相談 ④ 外国語活動支援 (エ)海外語学研修実施大学から本学訪問 (a)平成 21 年5月 12 日(火) カナダ・ビクトリア大学から短期語学研修責任者、アヴリル・テイラー氏とモーリーン・マク ドナルド氏来校 (b)平成 21 年 10 月 30 日(金) オーストラリア・西オーストラリア大学から短期語学研修責任者、ビアンカ・パニッツァ氏と マシュー・ケテル氏来校 (5)情報システムセンター 〈平成 19(2007)年度活動報告〉 (ア)教育部門委員会の委員 センター次長 :味村一樹 矢内秋生、佐藤佳弘、高橋晃、風袋宏幸、金山はつみ、牧田道徳、標拓哉、志村清美 (イ)コンピュータ学習相談室スタッフ 専任 志村清美 TA 黒河内利臣、鈴木将永、京谷みゆき、小竹道江、加曽利陽子、大木麻由、吉田哲郎、獅 ─ 109 ─ 倉薫、花塚千恵美、許海波、于梅、陳哲 学生SA 佐藤美佳、木下明子、鈴木杏奈、袖山真美、篠田裕樹、陳倩、安萍、家山佳之、打田大 輔、鎌田結以、相澤祐希、青柳まゆり、鎌形美帆 (ウ)コンピュータ学習相談室 開室時間 平日 9時 00 分〜 20 時 00 分 土曜 9時 00 分〜 14 時 30 分 休日 日曜・祭日 (エ)業務内容 (a)授業アシスタント (b)学生相談窓口 (c)開放時間指導員 (d)講座インストラクター (e)教室内システムの管理 (f)授業教材作成支援 (g)パソコン講座企画・運営 (オ)活動報告 4月 新入生への学内メール配布 利用説明会の実施 接続支援 1年生対象コンピュータ活用1・2 必修授業実施 Alc サーバ(英語学習コンテンツ用)設定変更 学内全パソコンと接続可能 5月 e ラーニングシステムを使った「個人情報保護法」の学習開始 新入生必修 8月 動画による「Excel 操作テストの解答と解説」作成開始 9月 図書館3階 コンピュータルーム新設 60 台設置 土曜開放時間延長 1月 20 年度新入生対象「コンピュータ学習支援サイト」開設 2月 「中国語版 コンピュータルーム利用の手引き」 「PC一般教養」冊子完成 3月 20 年度中学入学者対象「パソコン講習会」開講 参加者約 170 名 1109 教室パソコン入れ替え (カ)新規活動 (a)印刷システムの変更 (b)パソコン操作の動画マニュアル作成・企画 (c)学生 SA によるパソコン講習会開催 (キ)今年度発行した News Wave タイトル Vol.35 9月 15 日発行 ●図書館に新しいパソコン室ができました ●印刷制限枚数 増やせます ! ●もっと使えるパソコン情報 ─ 110 ─ ●よくある質問 ! Vol.36 10 月 23 日発行 ● あなたは無駄遣いしていませんか…? ● 2007 年前期各教室プリンタの利用状況報告 ● 貴方の携帯で簡単エコ実現 !! ● ネットショッピング節約術 〈平成 20(2008)年度活動報告〉 (ア)教育部門委員会の委員 センター次長 : 味村一樹 矢内秋生、佐藤佳弘 (イ)コンピュータ学習相談室スタッフ 専任 志村清美 TA 鈴木将永 *、京谷みゆき *、小竹道江 *、加曽利陽子 *、 大木麻由、吉田哲郎、花塚千恵美、陳哲、安萍、于国欣、黄讃淑 学生SA 袖山真美、陳倩、家山佳之、打田大輔、相澤祐希、 小野田拓夢、森口慶彦、大竹智子、横山沙希、澤田望美 (* インストラクター兼務) (ウ)コンピュータ学習相談室 開室時間 平日 9時 00 分〜 20 時 00 分 土曜 9時 00 分〜 14 時 30 分 休日 日曜・祭日 (エ)業務内容 (a)授業アシスタント (b)学生相談窓口 (c)開放時間指導員 (d)講座インストラクター (e)教室内システムの管理 (f)授業教材作成支援 (g)パソコン講座企画・運営 (オ)活動報告 4月 新入生への学内メール配布 情報教育ガイダンスの実施 1年生対象コンピュータ活用ⅠA・ⅠB 必修授業の実施 新科目コンピュータ活用Ⅱ 選択授業の実施 初心者対象パソコン講習会の実施 5月 e ラーニングシステムを使った「個人情報保護法」の学習開始 新入生必修 ─ 111 ─ 9月 7102 教室と 7104 教室の教卓にコントロールパソコンを増設 ネットワーク負荷軽減のための各種設定変更実施 10 月 本学学生用 Web メールシステム「GraceMail」から「Gmail」へ移行 1月 21 年度新入生対象「コンピュータ学習支援サイト」開設 1年生対象パソコン検定3級試験の実施 2月 再履修者対象コンピュータ活用ⅠA・ⅠB再授業実施 学内ネットワークの設定変更(サーバの増設 ユーザプロファイルの廃止など) 動画による「コンピュータルーム利用の手引き」作成 3月 21 年度中学新入生対象「パソコン講習会」開講 参加者約 170 名 e ラーニングシステムを使った「Windows 活用」 「ネットワーク活用」の学習開始 (カ)新規活動 (a)情報教育非常勤講師との情報交換会 (b)Web 版「コンピュータ利用の手引き」作成 (c)メディア授業「コンピュータ活用Ⅱ(情報活用力)」の管理・運営 (キ)今年度発行した News Wave タイトル 発行なし 〈平成 21(2009)年度活動報告〉 (ア)教育部門委員会の委員 センター次長 : 高森秀蔵 佐藤佳弘 (イ)コンピュータ学習相談室スタッフ 専任 志村清美 TA 京谷みゆき *、小竹道江 *、加曽利陽子 *、大木麻由 *、 花塚千恵美 *、安萍、森口慶彦、石井聡一郎、鈴木杏奈 SA 相澤祐希、澤田望美、中山史衣、村井升美、渋谷奈美、中村ユイ (* インストラクター兼務) (ウ)コンピュータ学習相談室 開室時間 平日 9時 00 分〜 20 時 00 分 土曜 9時 00 分〜 14 時 30 分 休日 日曜・祭日 (エ)業務内容 (a)授業アシスタント (b)学生相談窓口 (c)開放時間指導員 ─ 112 ─ (d)講座インストラクター (e)教室内システムの管理 (f)授業教材作成支援 (g)パソコン講座企画・運営 (オ)活動報告 4月 新入生への学内メール配布 情報教育ガイダンスの実施 1年生対象コンピュータ活用ⅠA・ⅠB 必修授業の実施 情報科目コンピュータ活用Ⅱ 選択授業の実施 初心者対象パソコン講習会の実施 5月 e ラーニングシステムを使った「個人情報保護法」の学習 新入生必修 6月 コンピュータ学習相談室主催「Photoshop 講座」 「ビデオ作成講座」 「Word 活用講座」実施 1月 1年生対象パソコン検定3級試験の実施 3月 22 年度中学新入生対象「パソコン講習会」開講 参加者約 150 名 (カ)新規活動 (a)コンピュータルームでの情報教育ガイダンスの実施 (b)ビデオ解説付き「Excel 模擬問題と解答」の作成 (c)メディア教材「情報活用力」の配信 (キ)今年度発行した News Wave タイトル Vol.37 9月 28 日発行 ●Office2007 で作成したファイルを Office2003 で開くために ●ウィルス対策 基本の3か条 ●おしらせ Vol.38 12 月 19 日発行 ●『Office2007』を『Office2003』に変身させるソフト ●USB ウィルス大発生 ! その簡単予防法 ! ●ちょっとした工夫で問題解決 (6)武蔵野文学館 本学の文学部は、昭和 25(1950)年短期大学文科国文専攻 ・ 英文専攻の設置、昭和 40(1965)年 文学部設置以来すでに半世紀を数える。このあたりで文学部の歴史と研究活動を総括し、これを学 院の将来に生かす必要がある。 さらには武蔵野地域および周辺の文学者 ・ 文学作品の研究と資料収集を目的とし、その成果を一 般に公開する 「 武蔵野文学館 」 を設立し地域社会に役立てようという構想を持つようになり、特に 竹田日出夫先生は機会をとらえてはその必要性を述べられ実現に尽力した。これを受けて平成 17 (2005)年 10 月には武蔵野文学館開設の要望書を学院に提出した。当面の要望としての、準備室の ─ 113 ─ 設立、「 武蔵野文学館 」 の商標登録などとともに、その目的として、 1)武蔵野地域および周辺の文学者、並びに文学作品の研究と資料収集。 2)本学に関係した文学者、並びに文学研究者の資料収集とその研究。 3)文学部の歴史と研究業績の総括。 4)その他(公開講座。資料 ・ 研究成果の公開など) とまとめた。 その結果、「 武蔵野文学館 」 設立が決まり、すでに商標登録もされている。 (武蔵野大学国文学会誌『武蔵野日本文学』第十六号掲載「武蔵野文学館」開設について 松村武夫 記 より抜粋) 〈平成 21 年度 活動報告〉 (ア)構 成 員 名 誉 館 長 : 大河内昭爾 顧 問 : 秋山駿、阿刀田高、黒井千次、 館 研 長 : 並木宏衛 究 員 : 今浜通隆、小西和信、佐藤公、杉﨑夏夫、★土屋忍、中村剛、★羽田昶、 ★廣瀬裕之、堀井恵子、前原祥子、★松村武夫、宮川健郎、村澤慶昭、山崎龍明、 山本富美子、示村陽一(★印は、運営委員) 非常勤研究員 : 井上弘美、林あまり 客員研究員 : 小 林責、小林矩子、鷹谷るり子、竹田日出夫、槌田満文、野口存彌、原川恭一、 星野晃一、増田正造、松本徹、松本治久、三田誠広、山蔦恒、山本證 (イ)土岐善麿・秋山駿・黒井千次の「全著作年譜」作成に向けて 第1回 報告会 日 時 平成 21 年6月 22 日(月) 午後3時〜午後7時 場 所 武蔵野校舎演習室 報 告 深澤希望(院卒・卒業生) 「土岐善麿について」 小柳しおり(院卒・卒業生) 「黒井千次について」 清塚なづな(院卒・卒業生) 「秋山駿について」 ※平成 21 年6月 26 日 ML作成 第2回 報告会 日 時 平成 21 年7月 27 日(月) 午後3時〜午後7時 場 所 武蔵野校舎演習室 報 告 深澤希望(院卒・卒業生) 「土岐善麿について」 小柳しおり(院卒・卒業生) 「黒井千次について」 山本真也子(大学院生) 「秋山駿について」 第3回 報告会 日 時 平成 21 年9月7日(月) 午後3時〜午後7時 場 所 武蔵野校舎演習室 報 告 藤井真理子(院卒・卒業生) 「土岐善麿について」 小柳しおり(院卒・卒業生) 「黒井千次について」 ─ 114 ─ 山本真也子(大学院生) 「秋山駿について」 第4回 報告会 日 時 平成 21 年9月 27 日(日)午後1時半〜午後5時 場 所 武蔵野校舎演習室 報 告 深澤希望(院卒・卒業生) 「土岐善麿について」 小柳しおり(院卒・卒業生) 「黒井千次について」 山本真也子(大学院生) 「秋山駿について」 第5回 報告会 日 時 平成 21 年 11 月2日(月)午後3時〜午後5時半 場 所 武蔵野校舎演習室 報 告 藤井真理子(院卒・卒業生) 「土岐善麿について」 前島瞳(学部4年生) 「黒井千次について」 山本真也子(大学院生) 「秋山駿について」 第6回 研究会 日 時 平成 21 年 12 月 28 日(月)午後6時〜午後9時 場 所 早稲田奉仕園会議室 発表題目 小柳しおり(院卒・卒業生) 「『たまらん坂』と武蔵野」 井上悠(大学院生) 「土岐善麿と武蔵野」 山本真也子(大学院生) 「秋山駿と武蔵野」 (以上、企画・運営・司会・とりまとめ・指導は土屋忍准教授による) ※上記の報告会・研究会の成果報告として、平成 22 年度の摩耶祭にて企画展示を行う予定である。 (7)政治経済研究所 本研究所は、平成 20 年に設置され、政治・法律および経済に関する理論および実態を調査研究 し、研究会、講演会などの開催をはじめ国内外の大学または研究機関・研究者との人的交流および 共同事業、私立大学学術研究高度化推進事業、外部機関との共同プロジェクトを推進していく。 〈平成 20(2008)年度活動報告〉 (ア)構成員 顧 問:堀江湛、岩井克人 所 長:寺崎修 主 任:中村孝文 運 営 委 員:齋藤英里、荒木義修 研 究 員:浅川公紀、石原真三子、上田谷恒久、大阿久博、鈴木英明、竹之内一幸、走尾正敬、 藤原千賀、永田尚三、上原渉、烏谷昌幸、佐々木将人、古谷英恵 客員研究員:青木裕子、飯島昇藏、石坂芳男、石上智康、岩井奉信、小川原正道、川崎勝、小此木 政夫、後藤新、小沼明生、小松章、斉藤尚、篠原梓、下條慎一、斯波照雄、清水惠、 鈴木眞志、仙頭靖夫、高田宏史、髙村壽一、西立野園子、坂野潤治、樋口圀彦、本田 雅俊、升味準之輔、宮内正喜、吉國眞一、四方田雅史、渡部淳 ─ 115 ─ (イ)活動報告 (a)政治経済研究所運営委員会の実施 平成 20 年4月から平成 21 年3月までに合計5回実施した。 (b)シンポジウムの開催 政治経済研究所開設記念シンポジウム「企業活動の理論と実践」を開催した。 開催日時 : 平成 20 年 11 月1日(土) 13:30 〜 16:30 会 場 : 武蔵野大学 雪頂講堂 ・第1部「会社はこれからどうなるのか」 講演者 : 岩井克人(東京大学経済学部教授) ・第2部「ぐるなび NO. 1サイトへの道」 講演者 : 滝久雄(株式会社ぐるなび取締役会長) ・質疑応答 司会者 : 髙村壽一(武蔵野大学名誉教授、前副学長) 質問者 : 小松章(一橋大学大学院商学研究科教授) 石原真三子(武蔵野大学政治経済学部教授) 応答者 : 岩井克人、滝久雄 (c) 「武蔵野大学政治経済研究所年報」の発行 「武蔵野大学政治経済研究所年報」第1号を平成 21 年3月 31 日に発行した。 掲載内容はⅥ研究活動 ─ 2. 研究等に係る学内刊行物 ─(3)研究所紀要・年報に掲載。 (d) 「武蔵野大学政治経済研究所通信」の発行 「武蔵野大学政治経済研究所通信」第1号を平成 20 年9月1日に発行した。 掲載内容は以下のとおり。 ・政治経済研究所の開設にあたって… …………… 寺崎修(武蔵野大学 学長) ・政治経済研究所がめざすもの……………………… 中村孝文(武蔵野大学 政治政治経済学部長) ・政治経済研究所構成員一覧 〈平成 21(2009)年度活動報告〉 (ア)構成員 顧 所 主 問 : 前年より変更なし 長 : 前年より変更なし 任 : 前年より変更なし 運 営 委 員 : 前年より変更なし 研 究 員 : 前年より変更なし 客員研究員 : 田中治男、藤井達夫、村田玲、四方田雅史が新規加入 (イ)活動報告 (a)講演会の開催 政治経済研究所講演会「政権交代と日本政治の行方」を開催した。 開催日時 : 平成 21 年 11 月 10 日(火) 14:40 〜 16:50 会 場 : 武蔵野大学 1号館 1102 教室 ─ 116 ─ 講 師 : 岩井 奉信(日本大学法学部教授) (b) 「武蔵野大学政治経済研究所年報」の発行 「武蔵野大学政治経済研究所年報」第2号を平成 22 年3月 31 日に発行した。 掲載内容はⅥ研究活動 ─ 2. 研究等に係る学内刊行物 ─(3)研究所紀要・年報に掲載。 (c) 「武蔵野大学政治経済研究所通信」の発行 「武蔵野大学政治経済研究所通信」第2号を平成 21 年4月1日に発行した。 掲載内容は以下のとおり。 ・会社はこれからどうなるのか…………… 岩井 克人(武蔵野大学 政治経済研究所客員研究員) ・ぐるなび№1サイトへの道……………… 滝 久雄(株式会社ぐるなび取締役会長・創業者) ・講演会・質疑応答 「武蔵野大学政治経済研究所通信」第3号を平成 21 年 10 月1日に発行した。 掲載内容は以下のとおり。 ・米国の金融・経済危機対応の波紋… …………………… 浅川 公紀(武蔵野大学政治経済学部教授) ・経済学の科学性―物理学者の批判に想う―… ……… 齋藤 英里(武蔵野大学政治経済学部教授) ・政治経済研究所構成員一覧 (8)環境研究所 本研究所は、平成 20 年に文科省委託事業として環境学部が取り組んできた、産学連携事業「も のづくり技術者人材育成―エコマニュファクチャリングエキスパート育成事業」において開設され たリエゾンオフィス ;EMB(エコマニュファクチャリング・ビューロー)における活動を引き継 ぐかたちで活動を本格化する。 当該の文科省事業は平成 20 年度に委託事業として開始され、21 年度は補助金事業として運営し、 22 年度までを予定している。したがって、本環境研究所として独立した本格的な活動に移行する のは、平成 23 年度を予定している。 さらに環境学部では、同じく「社会人学び直しニーズ対応教育推進プログラム ─ 環境マネジメ ント専門家養成講座」を平成 19 年から3カ年間委託事業として行ってきた。この事業は千代田区 の推進する千代田エコシステム(以下CES、地域版環境マネジメントシステム)の監査員養成講 座であり、これまで約 50 名が監査員としての名簿登録をしている。 本講座の実施主体は環境学部専任教員および環境研究所研究員、その他外部講師である。 〈平成 21(2009)年度活動報告〉 (ア)構成員 所 長 : 矢内秋生 研 究 員 : 宇賀神博、門多真理子、佐々木重邦、野田浩二、村松陸雄、三澤勝己 客員研究員 : 塩澤豊志、横山隆壽 EMB非常勤研究員 : 松田貴嗣 (イ)活動報告 (a)社会人学び直しニーズ対応教育推進プログラム「環境マネジメント専門家養成講座」実施のための ─ 117 ─ 講師派遣 研究所担当講師:矢内秋生、佐々木重邦、野田浩二、塩澤豊志、他外部講師 前期・後期の2期、修了生を輩出 千代田区の推進するCES(千代田エコシステム)監査員として登録 (b)シンポジウム 平成 21 年 11 月8日、千代田区民ホール 時間 13:00 〜 16:30 基調講演 : いま、わたしたちへ…低炭素社会の実現に向けて 講 師 : ペオ・エクベリ氏(本学非常勤講師) パネルディスカッション : 次世代へ描く環境都市ビジョン パネリスト :鈴木美奈子氏(千代田区参事)、影山嘉宏氏(東京電力環境部長) 大森正之氏(明治大学政治経済学部教授) コーディネータ : 矢内秋生(環境学部教授・環境研究所長) (c)EMBによる産学連携企業の開拓 学部学生へのOJT(On the Job Training)紹介 (9)薬学研究所 薬学研究所は、平成 15 年度1研究室(分析生命化学研究室)からスタートし、平成 16 年度には 10 研究室(物理化学、環境化学、薬化学、生薬化学、一般用医薬品学、合成化学、薬理学、遺伝 子学、免疫学、機能形態学)、平成 17 年度には6研究室(微生物学、薬物療法学、安全性学、製剤 学、臨床薬剤学、生薬療法学)、平成 18 年度には1研究室(医薬品情報学)が加わった。さらに、 平成 19 年度には「特定寄付研究部門」として、東京大学名誉教授の梅澤喜夫氏を客員教授として 招聘し、産学連携研究を推進している。 各研究室の教員は、薬学部において薬学教育に携わるとともに、薬学研究所の研究員を兼務し、 薬学の基礎並びに応用研究に携わっている。 〈平成 19 年度研究活動の概況〉 (ア)薬学研究所運営委員会 薬学研究所には、研究所の運営に関わる事項を協議するために、薬学研究所運営委員会が設置さ れている。平成 19 年度は以下の日時で 12 回にわたり会議を行い、研究所が円滑に運営されるよう に種々の協議等を行った。 第1回 4月26日(木) 16:00〜17:00 第2回 5月23日(水) 16:00〜17:00 第3回 6月27日(水) 16:00〜17:00 第4回 7月18日(水) 10:30〜11:20 第5回 8月28日(火) 16:00〜17:15 第6回 9月27日(木) 16:05〜17:15 第7回 10月24日(水) 16:00〜17:00 第8回 11月13日(火) 13:00〜13:45 第9回 12月11日(火) 13:00〜14:00 第10回 1月15日(火) 13:00〜14:00 ─ 118 ─ 第11回 2月12日(火) 13:00〜14:00 第12回 3月12日(水) 16:00〜16:30 薬学研究所運営委員会委員 今井一洋(所長)、阿部和穂、市瀬浩志、楯直子、渡辺恵史、 土方貴雄、山下直美 各教授 平成 19 年度私立大学等経常費補助金(研究施設・設備等運営支援) 研究経費予定(申請)額 16,085 千円に対して 補助金額 6,358 千円(平成 20 年2月 20 日内定) (イ)武蔵野大学薬学研究所「ハイテク・リサーチ・センター」 平成 16 年4月に採択された文部科学省の「ハイテク・リサーチ・センター整備事業」 (プロジェ クト名 : 老年性疾患に関する分子基盤研究と治療法に関する研究)が4年目を迎えた。 平成 19 年度武蔵野大学薬学研究所のハイテク・リサーチ・センター整備事業に関する経費の補 助金額並びに執行状況、活動内容は次のとおり。 (a)平成 19 年度私立大学等経常費補助金(私立大学教育研究高度化推進特別補助) 研究経費予定(申請)額 115,481 千円に対して 補助金額 57,770 千円(平成 20 年2月 20 日内定) (b)平成 19 年度研究経費執行状況 研究経費執行額 108,183,603 円(平成 20 年3月 31 日付) (C)ハイテク・リサーチ・センターの活動内容の概要 ハイテク ・ リサーチ ・ センター整備事業の4年目にあたり、研究中間成果を一般公開するととも に、研究プロジェクトに関係する学外研究者による招待講演を行い、学外から評価していただくこ とを目的として、第2回公開シンポジウムを開催した。 平成16〜20年度 文部科学省 「ハイテク・リサーチ・センター」整備事業 武蔵野大学薬学研究所 ハイテク・リサーチ・センタープロジェクト 第2回公開シンポジウム 『分子で探る老化現象』 日 時 平成20年3月7日(金)13:00〜17:35 場 所 武蔵野大学5号館グリーンホール 主 催 武蔵野大学薬学研究所ハイテク・リサーチ・センター 協 賛 日本薬学会、日本薬理学会、日本分析化学会、日本薬学会関東支部 13:00〜13:05 開会の辞 齋藤諦淳 武蔵野大学学長 13:05〜13:30 ハイテク・リサーチ・センター整備事業の研究中間報告 今井一洋 研究代表者(武蔵野大学薬学研究所長) (司会 土方貴雄) 13:30〜14:15 招待講演1 「新規プロテオーム解析法(FD-LC-MS/MS法)の開発と応用」 ─ 老化関連タンパク質を中心として ─ 今井一洋 先生(武蔵野大学薬学研究所) (座長 楯直子) 14:15〜15:00 招待講演2 「老化関連分子KlothoとFGF23特異的受容体機構」 ─ 119 ─ 山崎雄司 先生(キリンファーマ研究本部・探索研・腎臓グループ) (座長 渡辺恵史) 15:00〜16:00 休憩及び学内研究成果ポスター示説 16:00〜16:45 招待講演3 「細胞老化による心血管病」 小室一成 先生(千葉大学大学院医学研究員・循環病態医科学) (座長 山下直美) 16:45〜17:30 招待講演4 「脳の老化および神経変性疾患とプロテオーム解析」 戸田年総 先生(東京都老人総合研究所) (座長 阿部和穂) 17:30〜17:35 閉会の辞 齋藤洋 武蔵野大学薬学部長 18:00〜 懇親会 充実した内容に多くの聴講者が訪れた。休憩時間には、プロジェクトに参加する各研究室の成果 を発表したパネル展示を多くの参加者が訪れ、活発な質疑応答が行われた。シンポジウム後に開か れた懇親会では、聴講者と開催者、シンポジストらが交流を深めた。 (ウ)その他、研究資金の獲得状況 薬学研究所における研究経費は主に外部資金の獲得によって賄われている。 上記のハイテク・リサーチ・センター整備事業以外で、平成 19 年度に学外から獲得した研究資 金は次のとおり。 (a)平成 19 年度科学研究費補助金 ① 文部科学省交付分 若手研究(B)5件 合計金額 7,000,000 円 ② 日本学術振興会交付分 基盤研究(S)1件 合計金額 8,300,000 円 基盤研究(B)1件 合計金額 5,100,000 円 基盤研究(C)4件 合計金額 4,700,000 円 若手研究(スタートアップ) 1件 合計金額 1,290,000 円 (b)平成 19 年度厚生労働科学研究費補助金 3件、合計金額(配分額)3,600,000 円 (c)平成 19 年度奨学寄付金 17 件、合計金額 19,594,905 円 (d)平成 19 年度受託研究費 5件、合計金額 11,517,900 円 (e)平成 19 年度共同研究費(受託研究費に準ずる) 2件、1,000,000 円 〈平成 20 年度研究活動の概況〉 (ア)薬学研究所運営委員会 薬学研究所には、研究所の運営に関わる事項を協議するために、薬学研究所運営委員会が設置さ れている。平成 20 年度は以下の日時で 13 回にわたり会議を行い、研究所が円滑に運営されるよう に種々の協議等を行った。 ─ 120 ─ 第1回 4月 9日(木) 10:00〜11:00 第2回 5月14日(水) 9:30〜10:00 第3回 6月25日(水) 10:00〜11:00 第4回 7月15日(火) 16:00〜17:20 第5回 8月25日(月) 16:00〜16:50 第6回 9月25日(木) 16:30〜18:00 第7回 10月16日(木) 15:00〜16:05 第8回 11月11日(火) 13:30〜14:25 第9回 11月20日(木) 17:00〜18:10 第10回 12月 8日(月) 16:00〜16:55 第11回 1月15日(木) 16:00〜16:50 第12回 2月12日(水) 16:00〜16:45 第13回 3月 4日(水) 11:00〜12:10 薬学研究所運営委員会委員 :今井一洋(所長)、阿部和穂、市瀬浩志、渡辺恵史、土方貴雄、 山下直美 各教授 (イ)武蔵野大学薬学研究所「ハイテク・リサーチ・センター」 平成 16 年4月に採択された文部科学省の「ハイテク・リサーチ・センター整備事業」 (プロジェ クト名 : 老年性疾患に関する分子基盤研究と治療法に関する研究)が5年目を迎えた。 平成 20 年度武蔵野大学薬学研究所のハイテク・リサーチ・センター整備事業に関する経費の補 助金額及び活動内容は次のとおり。 (a)平成 20 年度私立大学等経常費補助金(私立大学教育研究高度化推進特別補助) 研究経費予定(申請)額 99,634 千円 補助金額 49,800 千円 (b)ハイテク・リサーチ・センターの活動内容の概要 ハイテク ・ リサーチ ・ センター整備事業の5年目にあたり、研究中間成果を一般公開するととも に、研究プロジェクトに関係する学外研究者による招待講演を行い、学外から評価していただくこ とを目的として、第3回公開シンポジウムを開催した。 平成 16 〜 20 年度 文部科学省 ハイテク ・ リサーチ ・ センター 整備事業 武蔵野大学薬学研究所 ハイテク ・ リサーチ ・ センタープロジェクト 第3回公開シンポジウム 『老年性疾患に関する分子基盤研究と治療法の開発 : まとめと展望』 日時 平成 21 年2月 27 日(金)9:20 〜 17:10 場所 武蔵野大学5号館グリーンホール 主催 武蔵野大学薬学研究所ハイテク ・ リサーチ ・ センター 協賛 日本薬学会、日本薬理学会、日本分析化学会、日本薬学会関東支部 9:20 〜 9:30 開会の辞 寺崎修 武蔵野大学学長 9:30 〜 9:40 研究成果総括 今井一洋 研究代表者(武蔵野大学薬学部長) (司会 市瀬浩志) ─ 121 ─ 9:40 〜 12:15 研究成果報告(1) (進行 阿部和穂) 研究ユニット1 ・生命分析化学研究室(教授 今井一洋) 研究ユニット2 ・物理化学研究室(教授 楯直子) 研究ユニット3 ・環境化学研究室(教授 安藤正典) 研究ユニット4 ・合成化学研究室(教授 高村則夫) 10:10 〜 11:00 休憩 11:00 〜 12:15 研究成果報告(2) (進行 土方貴雄) 研究ユニット5 ・薬化学研究室(教授 幸田光復) 研究ユニット6 ・生薬化学研究室(教授 市瀬浩志) ・生薬療法学研究室(教授 油田正樹) ・微生物学研究室(教授 上野孝治) 研究ユニット7 ・一般用医薬品学研究室(教授 齋藤洋) 13:15 〜 13:55 特別講演 武蔵野大学薬学研究所 遺伝子学研究室 教授 岡孝己 「膵ガン細胞の正常化を目指して〜膵島 A 細胞への分化誘導とその調節因 子〜」 (座長 山下直美) 13:55 〜 14:55 研究成果報告(3) (進行 渡辺恵史) 研究ユニット8 ・薬理学研究室(教授 阿部和穂) ・薬物療法学研究室(教授 山下直美) ・安全性学研究室(教授 氷見敏行) ・医薬品情報学研究室(教授 大室弘美) 14:55 〜 15:55 休憩及びポスター発表(全プロジェクト) 15:55 〜 16:55 研究成果報告(4) (進行 楯直子) 研究ユニット9 ・遺伝子学研究室(教授 岡孝己) ・臨床薬剤学研究室(教授 河田登美枝) 研究ユニット 10 ・機能形態学研究室(教授 土方貴雄) 研究ユニット 11 ・免疫学研究室(教授 渡辺恵史) ・製剤学研究室(教授 大塚誠) 16:55 〜 17:10 老年性疾患に関する分子基盤研究と治療法の開発 : 今後の展望 山下直美 武蔵野大学薬学研究所長 17:30 〜 懇親会 充実した内容に多くの聴講者が訪れた。休憩時間には、プロジェクトに参加する各研究室の成果 を発表したパネル展示を多くの参加者が訪れ、活発な質疑応答が行われた。シンポジウム後に開か れた懇親会では、聴講者と開催者、シンポジストらが交流を深めた。 ─ 122 ─ (ウ)その他、研究資金の獲得状況 薬学研究所における研究経費は主に外部資金の獲得によって賄われている。 上記のハイテク・リサーチ・センター整備事業以外で、平成 20 年度に学外から獲得した研究資 金は次のとおり。 (a)平成 20 年度科学研究費補助金 ① 文部科学省交付分 若手研究(B)2件 合計金額 2,000,000 円 ② 日本学術振興会交付分 基盤研究(B)1件 合計金額 1,600,000 円 基盤研究(C)4件 合計金額 5,700,000 円 若手研究(スタートアップ) 1件 合計金額 1,290,000 円 (b)平成 20 年度厚生労働科学研究費補助金 4件、合計金額(配分額)4,300,000 円 (c)平成 20 年度奨学寄付金 8件、合計金額 11,022,250 円 (d)平成 20 年度受託研究費 2件、合計金額 6,178,725 円 (e)平成 20 年度共同研究費(受託研究費に準ずる) 4件、5,200,000 円 (f)平成 20 年度研究助成金 3件、3,800,000 円 〈平成 21 年度研究活動の概況〉 (ア)薬学研究所運営委員会 薬学研究所には、研究所の運営に関わる事項を協議するために、薬学研究所運営委員会が設置さ れている。平成 21 年度は以下の日時で 11 回にわたり会議を行い、研究所が円滑に運営されるよう に種々の協議等を行った。 第1回 平成21年 4月 8日(水) 11:00〜11:50 第2回 平成21年 4月28日(火) 16:00〜17:15 第3回 平成21年 5月25日(月) 12:45〜13:35 第4回 平成21年 6月16日(火) 16:30〜17:10 第5回 平成21年 7月27日(月) 15:00〜15:40 第6回 平成21年 9月14日(月) 16:30〜17:10 第7回 平成21年11月 9日(月) 16:00〜17:00 第8回 平成21年12月 8日(火) 11:00〜12:00 第9回 平成22年 1月12日(木) 11:00〜12:00 第10回 平成22年 2月 2日(火) 11:00〜11:40 第11回 平成22年 3月 9日(火) 11:00〜11:40 薬学研究所運営委員会委員:山下直美(所長)、阿部和穂、市瀬浩志、今井一洋、棚元憲一、 渡辺恵史、土方貴雄 各教授 ─ 123 ─ (イ)平成 21 年度武蔵野大学薬学研究所 研究発表会・講演会(研究成果合同発表会) 薬学部専任教員、客員教授、客員研究員、特別研究員、実習助手、非常勤嘱託(研究補助員)、 特別研究学生に加え7名の大学院生、186 名の薬学部生が参加、下記の日程で行われた。 平成 22 年度3月2日(火)12:45 〜 17:20 12:45 開会挨拶 (山下直美教授・薬学研究所長) 研究発表 (発表8分 + 質疑2分) (座長 : 渡辺恵史教授) (12:50) 安井 英子 合成化学研究室 講師 (13:00) 赤石 樹泰 薬理学研究室 講師 (13:10) 湯浅 勝敏 機能形態学研究室 講師 (座長 : 阿部和穂教授) (13:20) 嶋田 努 生薬療法学研究室 助教 (13:30) 田口 貴章 生薬化学研究室 助教 (13:40) 内野 智裕 製剤学研究室 助教 (座長 : 土方貴雄教授) (13:50) 川口真以子 安全性学研究室 助教 (14:00) 河村 剛至 免疫学研究室 助教 (14:10) 吉田ルシア幸子 医薬品情報学研究室 (14:20-30) 休 憩 (進行 : 棚元憲一教授) 研究室紹介 (発表8分 質疑なし) (14:30) 室井 正志 環境衛生学研究室 准教授 (14:38) 水岸貴代美 薬物療法学研究室 講師 (14:46) 河西亜希子 物理化学研究室 研究員 (14:54) 福内 友子 薬化学研究室 助教 (15:02) 越山 暁代 生命分析化学研究室 助教 (15:10) 宮田 茂雄 臨床薬剤学研究室 助教 (15:18) 田部井陽介 微生物学研究室 助教 (15:26-45) コーヒーブレイク (2階食堂) (進行 : 市瀬浩志教授) 特別講演1 (15:45) 伊藤 清美 薬物動態学研究室 教授 棚元 憲一 環境衛生学研究室 教授 高村 則夫 合成化学研究室 教授 特別講演2 (16:15) (座長 : 今井一洋教授) 最終講演 (16:45) 17:15 閉会挨拶 (市瀬浩志教授・実行責任者) 18:00 交流会 (2階食堂) (ウ)その他、研究資金の獲得状況 薬学研究所における研究経費は主に外部資金の獲得によって賄われている。 平成 21 年度に学外から獲得した助成金、研究資金は次のとおり。 (a)平成 21 年度私立大学等経常費補助金(先端的学術研究推進特別補助) ①研究施設 研究経費(申請)78,000 千円 補助金額 39,000 千円 ─ 124 ─ ②大型設備 申請額 5,592 千円 補助金額 2,796 千円 (b)平成 21 年度私立学校施設整備費補助金(私立学校教育研究装置等施設整備費) ①X線分析組込型走査型電子顕微鏡システム 事業経費 44,875 千円 補助金額 22,437 千円 ②リアルタイムPCRシステム 事業経費 7,088 千円 補助金額 4,725 千円 ③高画質型実験動物用X線CT装置 事業経費 34,965 千円 補助金額 23,310 千円 ④ハイブリッドフーリエ変換型LC/MSシステム 事業経費 126,525 千円 補助金額 63,262 千円 (c)平成 21 年度科学研究費補助金 ①文部科学省交付分 若手研究(B)3件 合計金額 4,940,000 円 ②日本学術振興会交付分 基盤研究(C)9件 合計金額 13,910,000 円 若手研究(スタートアップ) 1件 合計金額 1,560,000 円 (d)平成 21 年度厚生労働科学研究費補助金 6件、合計金額(配分額)7,500,000 円 (e)平成 21 年度奨学寄付金 9件、合計金額 9,360,000 円 (f)平成 21 年度受託研究費 5件、合計金額 14,299,856 円 (g)平成 21 年度共同研究費(受託研究費に準ずる) 3件、2,800,000 円 (h)平成 21 年度研究助成金 5件、10,000,000 円 (10)臨床薬学センター 本センターは、薬学部実務実習及び実習施設を円滑、効果的に運営・管理することを目的とし て、(1)実務実習の基本に関する事項(2)実習プログラムに関する事項(3)実習教員に関す る事項(4)巡回指導に関する事項(5)実習教材に関する事項(6)模擬保険薬局・病院薬局実 習室の運営管理に関する事項(7)臨床薬学教育の研究に関する事項(8)その他臨床薬学教育に 関する事項の業務を行う目的で設置された。 〈平成 19(2007)年度活動報告〉 (ア)構成及び運営 (a)構成員 センター長 : 油田正樹(兼生薬療法学研究室・教授) 専任教員 :小清水治太(講師)、根岸健一(講師)、藤本麻理(講師)、渡邊美智留(講師)、 ─ 125 ─ 小島可寿子(特任講師)、吉井智子(特任講師) 薬学部事務室 : 阿部秀行(室長) (b)センター会議 原則として毎週火曜日 10:00 より開催 ※構成員、協力者 : 臨床薬剤学研究室 河田登美枝(教授)・三原潔(准教授) (イ)活動報告 (a)早期体験実習 薬学部1年生に対する実務実習プログラムの一環として、早期体験保険薬局実習・病院薬局実習 を以下の通り実施した。 対 象 者 : 薬学部1年生 147 名 引 率 者 : 臨床薬学センター教員 13 名(のべ)、薬学部教員6名 実習期間 : 平成 19 年5月〜7月・2時間×2回 / 1人 実習施設 : 保険薬局5施設 15 店舗、病院薬局6施設 (b)実務実習 社会のニーズに応え得る実践的な薬剤師を育成するために、平成 19 年度卒業予定の学生を対象 に、3年次後期から4年次前期にかけて、保険薬局実習、病院薬局実習、インターンシップを以下 の通り実施した。 【保険薬局実習】 対象者 : 薬学部3・4年生 113 名 実習施設 :116 施設 実習期間 参加人数 2月5日〜3月4日 1名 3月5日〜4月1日 20名 4月2日〜4月29日 35名 5月7日〜6月3日 22名 6月4日〜7月1日 29名 7月2日〜7月29日 6名 【病院薬局実習】 対象者 : 薬学部3・4年生 113 名 実習施設 :113 施設 巡回者 : 臨床薬学センター教員 39 名(のべ)、薬学部教員 18 名 実習期間 参加人数 2月13日〜3月9日 3名 2月26日〜3月23日 2名 3月5日〜3月30日 3名 4月2日〜4月27日 22名 5月7日〜6月1日 29名 6月4日〜6月29日 29名 7月2日〜7月27日 20名 8月6日〜8月31日 5名 ─ 126 ─ 【インターンシップ】 対 象 者 : 薬学部3・4年生 8名 実習期間 : 平成 19 年2月〜8月・2週間 / 1人 実習施設 : 1施設 (c)事前実習(臨床薬剤学実習1・2) 3年生後期(平成 19 年9月1日〜 11 月8日)に臨床薬剤学研究室と連携し実習を実施した。 対 象 者 : 薬学部3年生 116 名 実習期間 : 平成 19 年9月 18 日〜 11 月8日 実習施設 : 模擬保険薬局・模擬病院薬局(8号館1階) (d)懇談会 本学で実施された保険薬局実習並びに病院薬局実習にて学生を受入れた 223 施設(保険薬局 106 施設、病院薬局 117 施設)に対して、情報交換を目的とした懇談会を以下のとおり開催した。 名 称 : 平成 19 年度「武蔵野大学薬学部 病院・薬局との懇談会」 日 時 : 平成 19 年 11 月 17 日(土)17:30 〜 20:00 場 所 : 京王プラザホテル(新宿)5F エミネンスホール 参加者 :125 名 式次第 : 【プレゼンテーション】司会 : 根岸 健一 講師 ・開会の辞 ─ 齋藤 洋 薬学部長 ・武蔵野大学紹介 ─ 高村 則夫 薬学科長 ・実務実習に関する報告 ─ 河田 登美枝 教授 【懇親会】司会 : 阿部 秀行 薬学部事務室長 ・来賓挨拶 ─ 伊賀 立二(社)日本病院薬剤師会会長 ─ 工藤 義房(社)日本薬剤師会副会長 ・乾 杯 ─ 石井 正彦(社)東京都薬剤師会西武支部長 ・演 奏 ─ 武蔵野大学管弦楽団 ・中 締 め ─ 油田 正樹 臨床薬学センター長 (e)OSCEトライアル 平成 21 年度から本格実施となる薬学共用試験 OSCE(客観的臨床能力試験)の準備の一環として、 武蔵野大学 OSCE トライアルを以下のとおり実施した。 名 称 : 武蔵野大学薬学部 第1回 OSCE トライアル 日 時 : 平成 19 年 12 月9日(日)11:00 〜 17:00 場 所 : 武蔵野大学8号館 課 題 : 薬剤交付、患者応対、調剤鑑査、注射剤混合、計量調剤(水剤)、計量調剤(散剤) 対象者 : 薬学部3年生 116 名 評価者 : 82 名(学内評価者 44 名、学外評価者 38 名) 模 擬 患 者 : 24 名(むささき会 7名、客員研究員 6名、地域住民他 11 名) 実施補助者 :37 名(学内職員) アルバイト :44 名 ─ 127 ─ (ウ)臨床薬学教育研究 (a)学会報告 ①「模擬カルテと模擬患者による臨床に即した事前学習の試み」 日本医療薬学会第 17 年会(2007 年9月 29 日、群馬) ②「早期体験実習がもたらす効果に関する調査」 日本薬学会第 128 年会(2008 年3月 27 日、横浜) ③「小グループ制による効果的な調剤実習の構築」 日本薬学会第 128 年会(2008 年3月 27 日、横浜) (b)その他 学術論文1報、学会発表3件 〈平成 20(2008)年度活動報告〉 (ア)構成及び運営 (a)構成員 センター長:油田正樹(兼生薬療法学研究室・教授) 専 任 教 員:小清水治太(講師)、根岸健一(講師)、藤本麻理(講師)、 渡邊美智留(講師)、小島可寿子(特任講師)、吉井智子(特任講師) 薬学部事務室 : 茅根文夫(副参事) (b)センター会議 原則として毎週火曜日 10:00 より開催 ※構成員、協力者 : 臨床薬剤学研究室 河田登美枝(教授)・三原潔(准教授) (イ)活動報告 (a)早期体験実習 薬学部1年生に対する実務実習プログラムの一環として、早期体験保険薬局実習・病院薬局実習 を以下の通り実施した。 対 象 者:薬学部1年生 140 名 引 率 者:臨床薬学センター教員 13 名(のべ), 薬学部教員5名 実習期間:平成 19 年5月〜7月・2時間×2回 / 1人 実習施設:保険薬局5施設 16 店舗 , 病院薬局6施設 (b)実務実習 社会のニーズに応え得る実践的な薬剤師を育成するために、平成 20 年度卒業予定の学生を対象 に、3年次後期から4年次前期にかけて、保険薬局実習、病院薬局実習、インターンシップを以下 の通り実施した。 【保険薬局実習】 対象者 : 薬学部3・4年生 106 名 実習施設 :138 施設 実習期間 参加人数 2月4日〜3月2日 10名 3月3日〜3月30日 37名 3月31日〜4月25日 1名 ─ 128 ─ 4月7日〜5月4日 23名 5月7日〜5月30日 3名 5月12日〜6月8日 1名 6月2日〜6月29日 29名 7月7日〜8月3日 2名 【病院薬局実習】 対象者 : 薬学部3・4年生 106 名 実習施設 :72 施設 巡回者 : 臨床薬学センター教員 51 名(のべ)、薬学部教員 15 名(のべ) 実習期間 2月4日〜2月29日 参加人数 1名 3月3日〜3月28日 7名 4月7日〜5月2日 22名 5月7日〜5月30日 33名 6月2日〜6月27日 35名 7月7日〜8月1日 8名 【インターンシップ】 対 象 者:薬学部3・4年生 4名 実習期間:平成 20 年2月〜8月・2週間 / 1人 実習施設:1施設 (c)事前実習(臨床薬剤学実習1・2) 3年生後期に臨床薬剤学研究室と連携し実習を実施した。 対 象 者 : 薬学部3年生 1名 実習期間 : 平成 20 年 11 月4日〜 11 月 21 日 実習施設 : 模擬保険薬局・模擬病院薬局(8号館1階) (d)懇談会 本学で実施された保険薬局実習並びに病院薬局実習にて学生を受入れた 210 施設(保険薬局 138 施設、病院薬局 72 施設)に対して、情報交換を目的とした懇談会を以下のとおり開催した。 名 称 : 平成 20 年度「武蔵野大学薬学部 病院・薬局との懇談会」 日 時 : 平成 20 年 11 月1日(土)17:30 〜 20:00 場 所 : 京王プラザホテル(新宿)5F エミネンスホール 参加者 :131 名 式次第 : 【プレゼンテーション】司会 : 根岸 健一 講師 ・開会の辞 ─ 今井 一洋 薬学部長 ・武蔵野大学紹介 ─ 高村 則夫 薬学科長 ・実務実習に関する報告 ─ 河田 登美枝 教授 ・連絡事項 ─ 阿部 秀行 薬学部事務室長 【懇親会】司会 : 阿部 秀行 薬学部事務室長 ・来賓挨拶 ─ 山本 信夫(社)日本薬剤師会副会長 ─ 中島 克佳 実習生受入先代表(東京大学医学部附属病院薬剤部副薬剤部長) ・乾 杯 ─ 石井 正彦(社)東京都薬剤師会西武支部長 ─ 129 ─ ・演 奏 ─ 武蔵野大学管弦楽団 ─ 今井 一洋 薬学部長 ・中 締 め ─ 油田 正樹 臨床薬学センター長 (ウ)臨床薬学教育研究 (a)総説・論文 ①「薬学教育6年制とこれからの展望」 薬学教育6年制に対応する実務実習事前学習の構築 : 武蔵野大学の試み 医薬ジャーナル ,2008,44(6),1495-1501. ②その他 学術論文1報、学会発表 11 件 〈平成 21(2009)年度活動報告〉 (ア)構成及び運営 (a)構成員 センター長 : 油田正樹(兼生薬療法学研究室・教授) 専 任 教 員 :三原潔(准教授)小清水治太(講師)、根岸健一(講師)、藤本麻理(講師)、渡邊 美智留(講師)、小島可寿子(特任講師)、吉井智子(特任講師)、山田奈穂子(み なし専任講師)、荒井博行(みなし専任講師)、武田直子(みなし専任講師)、田村 祐輔(みなし専任講師)、加藤眞由美(みなし専任講師) 薬学部事務室:茅根文夫(副参事)、折田友紀 (b)センター会議 原則として毎週火曜日 10:00 より開催 (イ)活動報告 (a) 早期体験実習 薬学部1年生に対する実務実習プログラムの一環として、早期体験保険薬局実習・病院薬局実習 を以下の通り実施した。受け入れ先、日時、参加学生数、引率者は以下のとおりであった。 対 象 者:薬学部1年生 149 名 引 率 者:臨床薬学センター教員 16 名(のべ)、薬学部教員4名 実習期間:平成 21 年5月~7月・2時間×2回/1人 実習施設:保険薬局 5 施設 14 店舗、病院薬局6施設 (b)SGD及び発表会 薬学部1年生に対する実務実習プログラムの一環として、平成 21 年 5 月~平成 21 年 7 月に早期体 験病院・保険薬局実習を実施後、7 月 21 日(火)3 ~ 4 時限に SGD( スモールグループディスカッシ ョン ) 及び発表会を行った。(学生数 149 名) SGD のグループ分け 1 班 8502 教室 日本調剤 ㈱山手薬局 学生 10 名(担当教員:小島可寿子 武田直子) 2 班 8502 教室 ㈱ファーコス 学生 10 名(担当教員:小島可寿子 武田直子) ─ 130 ─ 3 班 8502 教室 JR 東京総合病院薬剤部 学生 10 名(担当教員:小島可寿子 武田直子) 4 班 8502 教室 順天堂大学医学部附属浦安病院薬剤科 学生 10 名(担当教員:小島可寿子 武田直子) 5 班 1206 教室 日本調剤 ㈱山手薬局 学生 10 名(担当教員:根岸健一 藤本麻理) 6 班 1206 教室 日本調剤 ㈱北里薬局 学生 10 名(担当教員:根岸健一 藤本麻理) 7 班 1206 教室 順天堂大学医学部附属順天堂医院薬剤部 学生 10 名(担当教員:根岸健一 藤本麻理) 8 班 1206 教室 東京女子医科大学病院薬剤部 学生 10 名(担当教員:根岸健一 藤本麻理) 9 班 1207 教室 日本調剤 ㈱山手薬局 学生 9名(担当教員:三原 潔 渡邊美智留) 10 班 1207 教室 日本調剤 ㈱北里薬局 学生 10 名(担当教員:三原 潔 渡邊美智留) 11 班 1207 教室 JR 東京総合病院薬剤部 学生 10 名(担当教員:三原 潔 渡邊美智留) 12 班 1207 教室 杏林大学医学部付属病院薬剤部 学生 10 名 ( 担当教員 : 三原 潔 渡邊美智留) 13 班 1210 教室 日本調剤 ㈱北里薬局 学生 10 名(担当教員:吉井智子 小清水治太) 14 班 1210 教室 ㈱田無薬品 学生 10 名(担当教員:吉井智子 小清水治太) 15 班 1210 教室 順天堂大学医学部附属順天堂医院薬剤部 学生 10 名(担当教員:吉井 智子 小清水治太) 発表会のグループ分け 1~8班 8201教室 学生80名(担当教員:小島可寿子 武田直子 根岸健一 藤本麻理) 9~15班 8301教室 学生79名(担当教員:三原 潔 渡邊美智留 吉井智子 小清水治太) 上記の2グループに分け、1~4班が各5分間発表したあと4班まとめての質問を受け、5~8 班が各5分間発表したあと4班まとめて質問を受けた。9 ~ 15 班も同様に行った。 (c)実務実習 薬学部では社会のニーズに応え得る実践的な薬剤師を育成するために、平成 21 年度卒業予定の 13 名の学生を対象に、4 年次前期に保険薬局実習(4 週間)および病院薬局実習(4 週間)を以下の とおり実施した。 【保険薬局実習】 実習施設:15 施設 実習期間 参加人数 2月2日~3月1日 1名 3月2日~3月29日 4名 4月27日~5月31日 2名 6月1日~6月28日 4名 6月8日~7月5日 2名 【病院薬局実習】 実習施設:6 施設 巡回者:臨床薬学センター教員 5 名(のべ) ─ 131 ─ 実習期間 参加人数 4月27日~5月29日 5名 5月11日~6月5日 2名 6月1日~6月26日 5名 6月8日~7月3日 1名 (d)OSCE薬学共用試験 (Objective Structured Clinical Examination:客観的臨床能力試験 ) 実施 平成21年12月23日 OSCE本試験実施(128名受験、127名合格) 平成22年2月18日 OSCE再試験実施( 1名受験、 1名合格) 再試者が1名でたが、最終的に全員合格した。 なお、評価者養成の一環ならびに他大学との相互補助の目的で、他大学 OSCE へ本学教員を評価 者として派遣した。また、OSCE 評価者に対する説明会と模擬患者に対する説明会を実施した。他 大学(帝京大学)OSCE のモニター員を派遣した。 〈OSCE 評価者に対する説明会〉 ○平成 21 年 11 月 21 日、23 日、12 月 3 日 外部評価者(薬局・病院薬剤師、他大学教員)に対して講習会実施 (担当者:三原潔、小清水治太、小島可寿子、根岸健一、藤本麻理、吉井智子、渡邊美智留) ○平成 21 年 12 月 19 日 明治薬科大学において本学の課題評価講習会実施 (担当者:三原潔、小清水治太、小島可寿子、根岸健一、藤本麻理、吉井智子、渡邊美智留) 〈模擬患者に対する説明会〉 ○平成 21 年 11 月 20 日、11 月 27 日、12 月 2 日、12 月 4 日、12 月 5 日、12 月 12 日 領域1模擬患者講習会実施 (担当者:藤本 麻理、小清水治太、渡辺美智留) ○平成 21 年 11 月 27 日、12 月 4 日、12 月 12 日 領域5模擬患者講習会実施 (担当者:藤本 麻理、渡邊 美智留) 〈他大学へ OSCE 評価者派遣〉 日本薬科大学……小島可寿子、藤本麻理(本試験:平成 21 年 12 月 6 日) 明治薬科大学……小清水治太、越山暁代、森内 寛(本試験:平成 21 年 12 月 19 日) 赤石樹泰、田口貴章、嶋田 努、宮田茂雄、河田登美枝 湯浅勝敏、内野智裕、加藤眞由美、大塚 誠、山田奈穂子 福内友子、伊藤清美、三原 潔、田部井陽介、馬場本絵美 田村祐輔、楯 直子 東京薬科大学……藤本麻理(本試験:平成 21 年 12 月 20 日) 藤本麻理(再試験:平成 22 年 2 月 16 日) 星 薬 科 大 学……伊藤清美、安井英子(本試験:平成 22 年 1 月 23 日) 〈他大学へ OSCE モニター員派遣〉 帝 京 大 学……藤本麻理(本試験:平成 22 年 1 月 10-11 日) 帝 京 大 学……藤本麻理(本試験:平成 22 年 2 月 28 日) ─ 132 ─ (11)薬学教育支援センター 本センターは薬剤師国家試験および共用試験対策に関するサポート業務を行う部署として平成 19 年4月に発足した。 薬学教育並びに国家試験対策を円滑、効果的に運営・管理することを目的として設置され、 (1)在学生及び卒業生に対する薬学教育に関する事項、 (2)在学生及び卒業生に対する国家試験対策等の企画・運営に関する事項、 (3)国家試験対策等の授業・セミナー及び薬学総合演習に関するスケジュール等の作成事項、 (4)外部業者の行う補講・講習会・模擬試験等への対応及び評価に関する事項、 (5)配属教員への成績等情報提供に関する事項、 (6)その他薬学教育及び国家試験対策に関する事項、 の各業務を行っている。 〈平成 19(2007)年度活動報告〉 (ア)構成員 セ ン タ ー 長:齋藤 洋(学部長) 副センター長:高村則夫(学科長) 専 任:西丸 宏(講 師) (イ)活動報告 国家試験対策関連の以下の業務を行った。 (a)国家試験対策スケジュールの調整・運用 国家試験 ・ 共用試験対策委員会と協力して、第1期生(平成 16 年度入学生)に対する国家試験 対策スケジュール(各先生による総合講義、予備校講習、模擬試験等の日程調整)を作成し、ス ケジュール進行および管理を担当した。 (b)授業サポート 薬学演習セミナー(4年前期、非カリキュラム講義)および薬学総合演習(4年後期)につい て、出欠管理等の授業サポートを行った。また 11 月〜2月に実施した薬学総合演習試験(計3 回)の問題取りまとめ及び印刷製本を行った。 (c)国家試験過去問による理解度確認試験の実施(4月〜9月) 各種講義内容の理解度を確認するため、過去問による試験を4〜6月には成績不振者を対象と して、7月及び9月には全生徒を対象として実施し、強化を要する科目を検討するための材料と した。 (d)学習相談・学生からの質問への応対 〈平成 20(2008)年度活動報告〉 (ア)構成員 セ ン タ ー 長:今井一洋(学部長) 副センター長:高村則夫(学科長) 専 任:西丸 宏(講 師) ─ 133 ─ (イ)活動報告 薬剤師国家試験および共用試験対策については、国家試験 ・ 共用試験対策委員会と協力して、以 下の諸活動を行っている。 (a)国家試験対策講習会の企画・運営 各学年について、外部予備校による国家試験対策講習会企画 ・ 運営を行った。 2年生 春期 3月 5日間 夏期 9月 5日間 春期 3月 5日間 夏期 8月 10日間 秋期 9月〜11月 15日間 冬期・直前 12月〜3月 34日間 3年生 4年生 (b)学内講義に関するサポート業務 薬学演習セミナー(4年前期、非カリキュラム講義)および薬学総合演習(4年後期)につい て、講義スケジュールの作成および調整を行った。また薬学総合演習の単位認定試験である薬学 総合演習試験(計5回)について、試験問題の一部作成・取りまとめを行ったほか、採点・成績 管理および単位認定に関する資料の作成を行った。 (c)学習相談・学生からの質問への応対 〈平成 21(2009)年度活動報告〉 (ア)構成員 セ ン タ ー 長:今井一洋(学部長) 副センター長:高村則夫(学科長) 専 任:西丸 宏(講 師)、大河原晋(助 教) (イ)活動報告 薬剤師国家試験および共用試験対策については、国家試験 ・ 共用試験対策委員会と協力して、以 下の諸活動を行っている。 (a)国家試験対策講習会の企画・運営 各学年について、外部予備校による国家試験対策講習会企画 ・ 運営を行った。 ● 共用試験ならびに薬剤師国家試験対策セミナーを以下のとおり開催した。 対象 期間 講師 科目 薬学部春期講習会 2年生(新3年生) 平成21年3月 (5日間) 薬学ゼミナール 全教科 薬学部春期講習会 3年生(新4年生) 平成21年3月 (5日間) 薬学ゼミナール 全教科 国家試験対策講習会補習 4年制4年生 平成21年7月 (8日間) 薬学ゼミナール 全教科 平成21年度4年生 夏期講習会(CBT) 6年制4年生 平成21年8月 (9日間) 薬学ゼミナール 全教科 平成21年度3年生 夏期講習会 3年生 平成21年9月 (5日間) 薬学ゼミナール 全教科 ─ 134 ─ 平成21年度後期 国家試験対策講習会 科目等履修生(平成21年3月、 9月卒業生)、4年制4年生 平成21年9月〜 平成22年2月 薬学ゼミナール 全教科 CBT統一模擬試験 6年制4年生 平成21年10月 (1日) テコム 全教科 CBT統一模擬試験 6年制4年生 平成21年11月 (1日) 薬学ゼミナール 全教科 薬学部特別講習会 (CBT) 6年制4年生 平成21年12月 (8日間) 薬学ゼミナール 全教科 ● CBT本試験並びに再試験の実施 本試験 平成22年1月7日(木) 再試験 平成22年2月26日(金) 受験者全員が合格となった。 ● 第 95 回薬剤師国家試験結果について 平成 21 年度の結果は以下のとおりである。 ・総数 受験者:40名 合格者:27名 (内、新卒 受験者:16名 合格者:9名) (b)学内講義に関するサポート業務 薬学演習セミナー(4年前期、非カリキュラム講義)および薬学総合演習(4年後期)について、 講義スケジュールの作成および調整を行った。また薬学総合演習の単位認定試験である薬学総合演 習試験(計4回)について、試験問題の一部作成・取りまとめを行ったほか、採点・成績管理およ び単位認定に関する資料の作成を行った。 (c)学習相談・学生からの質問への応対 (12)学院体育センター(大学体育) 〈平成 19(2007)年度の活動概要〉 (ア)公開講座 硬式テニス教室( 大学附属幼稚園の母の会からの要請を受けて、体育研究室が例年開催している教室) 対 象:本学院の幼稚園に入園または卒園した園児の母親 実施期間:6月〜翌年の1月末 木曜日 9:00 〜 10:30 実施場所:裏テニスコート3面 開催回数:18 回 延べ参加人数 約 360 名 (イ)学生の運動欲求に対する支援(施設開放) 授業やクラブ活動以外で運動やスポーツ活動を希望する学生に対して、運動施設や用具の貸出し 等のサービスを例年通り行った。各施設の使用者は、以下の通りであった。 平成 16 年度から男女共学になったことに伴い、運動・スポーツ活動に対する欲求も年々上昇し、 下記のような体育施設の使用状況を示した。ここ数年、前年度の約1. 2倍以上の使用が認められ た。使用の男女比を見ると男子が約7割を占めていることから、使用数の増加は共学になったこと による男子学生の影響が大きいことが考えられる。その中でも、テニスコートの使用が約半数を占 めているのが特徴的である。 ─ 135 ─ これらの状況は、中高の教育環境エリアとの関わりにより松芝園グランドと第1体育館を除いた 他の体育施設(第2体育館、第3体育場、裏テニス・バレーコート)に限った結果である。 平成19年度 一般学生(授業、クラブ活動以外)による体育施設使用状況(人数) 利用人数 4月 男 子 学 生 女 子 学 生 合 計 312 5月 321 6月 7月 312 318 8月 150 9月 195 10月 366 11月 319 12月 288 1月 195 2月 129 51 167 157 106 62 94 169 136 120 36 47 363 488 469 424 212 289 535 455 408 231 176 3月 合計 % 71 2,976 71.8% 21 1,166 28.2% 92 4,142 体育施設別人数 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 第 2 体 育 館 118 174 170 101 45 68 133 122 135 72 43 第 3 体 育 館 24 14 33 47 23 0 5 30 15 24 4 テニスコート 175 215 148 196 121 184 287 237 185 128 129 バレーコート 46 85 118 80 23 37 110 66 73 7 0 3月 合計 % 16 1,197 28.9% 0 219 5.3% 61 2,066 49.9% 15 660 15.9% (ウ)学生への対応(体育研究室)について 研究室には、様々な用件(授業やクラブ活動に関すること、運動用具・施設使用に関すること 等)で来室する学生が多い。特に男子学生の入学によりその対応が急増しているが、学生生活への 支援活動の一端として、できる限り要望に応えるよう努力してきた。 しかしながら、体育施設が中高との共有のため大学生の要求に充分応えられないのが実状である。 (エ)学院体育連絡部の業務 本学院体育センター規程第6条により、定期的に運営委員会(毎週月曜日放課後)を開催し、体 育センター規程第3条にある事項、特に体育活動の指導・援助及び施設の管理・運営の任にあたっ た。運営委員会は、中高と大学それぞれ2名、計4名で開催した。なお、体育センター会議は、5 月に1回開催し学院全体の体育活動の運営・管理について検討した。 〈平成 20(2008)年度の活動概要〉 (ア)公開講座 硬式テニス教室(継続開催講座) 対 象:本学院の幼稚園に入園または卒園した園児の母親 実施期間:6月〜翌年の1月末 木曜日 9:00 〜 10:30 実施場所:裏テニスコート3面 開催回数:21 回 延べ参加人数 約 400 名 (イ)学生の運動欲求に対する支援(施設の一般開放) 授業やクラブ活動以外で運動やスポーツ活動を希望する学生に対して、運動施設や用具の貸出し 等一般開放によるサービスを行った。施設使用状況は、下記の通りであった。 昨年度に比べ、利用者総数においては少し減少気味であったが、共学になって以来約 4000 名前 後の学生が施設を利用していることが分かる。また、施設別に見るとテニスコートの利用が少し減 っているが、第2体育館やバレーコートの利用者が多くなっている傾向が見られる。 ─ 136 ─ 更に今年の施設利用での特徴は、学科やゼミ等の単位で親睦のためのスポーツ大会を開きたい旨 の要望が多く出てきたことである。体育科としては、喜ばしいことであるが、問題は、本学の体育 施設が中高との共有施設であるために全てに対応できない状況を抱えていることである。 平成20年度 一般学生(授業、クラブ活動以外)による体育施設使用状況(人数) 利用人数 4月 男 子 学 生 310 5月 361 6月 7月 316 8月 285 9月 44 128 10月 11月 315 12月 360 221 1月 156 2月 3月 22 42 合計 2,560 女 子 学 生 159 229 162 89 16 54 178 176 113 34 24 14 1250 合 計 469 590 478 374 60 182 493 536 334 190 46 56 3,810 (昨年度:4,142) 体育施設別人数 4月 第2体育館 162 5月 151 6月 7月 181 8月 114 9月 15 69 10月 11月 161 12月 1月 2月 206 125 90 1 3月 8 合計 1,283 第3体育館 25 22 9 17 3 14 24 14 13 15 10 2 168 テニスコート 174 214 161 200 36 66 133 154 97 50 35 55 1,375 バレーコート 108 203 127 43 6 33 175 154 99 35 0 1 984 (ウ)学生への対応(研究室)について 研究室には、様々な用件(授業やクラブ活動に関すること、運動用具・施設使用に関すること 等)で来室する学生が多い。特に男子学生の入学によりその対応が急増しているが、学生生活への 支援活動の一端として、できる限り要望に応えるよう努力してきた。 そのため、土曜日においても学生への対応ができるような研究室体制をとっている。 (エ)学院体育連絡部の業務 本学院体育センター規程第6条により、定期的に運営委員会(毎週月曜日昼休み)を開催し、体 育センター規程第3条にある事項、特に体育活動の指導・援助及び施設の管理・運営の任にあたっ た。運営委員会は、中高と大学それぞれ2名、計4名で開催した。 〈平成 21(2009)年度の活動概要〉 (ア)公開講座 硬式テニス教室(継続開催講座) 対 象:本学院の幼稚園に入園または卒園した園児の母親 実施期間:6月第1週〜翌年の1月末まで 木曜日 9:00 〜 10:30 実施場所:裏テニスコート3面 開催回数:23 回 延べ参加人数 約 500 名 (イ)学生の運動欲求に対する支援(施設の一般開放) 授業やクラブ活動以外で運動やスポーツ活動を希望する学生に対して、運動施設や用具の貸出し 等一般開放によるサービスを行った。施設使用状況は、下記の通りであった。 昨年度に比べ、利用者総数においては少し増加傾向が見られ、共学になって以来約 4000 名前後 の学生が施設を利用していることが分かる。また、施設別に見るとテニスコートの利用が少し減っ ているが、第2体育館やバレーコートの利用者が多くなっている傾向が見られる。男女別に見ると ─ 137 ─ 使用者数の約6、7割は男子学生が占めていることがうかがえる。 更にここ数年、施設利用の特徴として、学科やゼミあるいは各クラブ等を単位として親睦を目的 としたスポーツ大会を開きたい旨の要望が多くなてきたことである。体育センターとしては、可能 な限り使用できるよう相談に応じているが、問題は、本学の体育施設が中高との共有施設であるた めに全てに対応できない状況を抱えていることである。 平成21年度 一般学生(授業、クラブ活動以外)による体育施設使用状況(人数) 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 合計 第2体育館 170 180 202 122 10 70 182 219 130 82 16 12 1,401 第3体育館 32 20 19 18 0 10 25 20 10 20 16 3 193 テニスコート 168 222 170 198 43 60 140 150 112 48 20 43 1,374 バレーコート 123 235 140 62 18 53 180 182 108 40 6 10 1,157 合 計 493 657 531 400 71 193 527 571 366 190 58 68 4,125 (昨年) (469) (590) (478) (374) (60) (182) (493) (536) (334) (190) (46) (56) (3,810) (ウ)学生への対応(研究室)について 研究室には、様々な用件(授業やクラブ活動に関すること、運動用具・施設使用に関すること 等)で来室する学生が多い。特に男子学生の入学によりその対応が急増しているが、学生生活への 支援活動の一端として、できる限り要望に応えるよう努力してきた。 (エ)学外団体への施設貸し出し 西東京市ソフトテニス連盟主催 ジュニア養成講習会 対象 : 小・中学生 約 30 名 5月に2日間 8月に3日間 計5日間(裏テニスコート3面) (オ)学院体育連絡部の業務 本学院体育センター規程第6条により、定期的に運営委員会(毎週月曜日午後)を開催し、体育 センター規程第3条にある事項、特に体育活動の指導・援助及び施設の管理・運営の任にあたっ た。運営委員会は、中高と大学それぞれ2名、計4名で開催した。 (13)子育て支援室 〈平成 19(2007)年度活動報告〉 少子高齢、人口減少社会が現実のものとなり、これまで以上に子育て家庭への援助、保護者支援 の必要性が社会的に重要課題として認識されている。幼稚園、保育所、認定こども園、子育て支援 センターなど様々な場においても、子育て支援活動が要請されている。このような流れの中、保育 者養成においても、保護者が子育てを担えるよう援助、示唆を与えることのできる能力および実践 力の養成が求められている。 現在、子育て支援として、厚生労働省の子育て支援政策により、親子の交流の場の提供としての ひろば事業や、就労支援およびレスパイト ・ ケアのための保育事業が展開されている。しかし、保 護者が子育てを実践していく力を育てる 「 養育力エンパワーメント 」 という視点での子育て支援策 は、未開拓の分野である。 本学子育て支援室の目的は、この 「 養育力エンパワーメント 」 を主目的とした子育て支援活動を ─ 138 ─ 行うと同時に、保育者を目指す学生が親子と直接ふれあうことのできる実践の場を確保し、保護者 対応に関する資質向上を図ることである。 本学の武蔵野校舎に設置された 「 児童学科子育て支援室 」 という場を活用して保護者の養育力エ ンパワーメントを目的とした保護者支援活動を展開することで、そこに関わる学生、保護者、園児 とその弟妹、幼稚園と大学の教員といった多様な関係性に基づく相互作用による教育効果が期待さ れる。 これまでの活動としては、平成 17 年度より、附属幼稚園保護者と園児の弟妹を主たる対象とし て、学生の参加の下、養育力エンパワーメントをねらいとした講演会やワークショップ、学習会の 開催、および、ひろば事業的な開室を試行してきている。 (ア)運 営 養育力エンパワーメント活動の企画 ・ 実施に関して、運営委員会の協議の上、運営する。 運営委員 : 武山隆子、高橋一行、榎田二三子、義永睦子 (イ)子育て支援室の施設内容 ・プレイルーム①(絵本コーナー、玩具コーナー、授乳コーナー) ・プレイルーム②(ワークショップ室、談話室、視聴覚室として、多目的に使用) ・プレイルーム③(ワークショップ室、談話室、視聴覚室として、多目的に使用) ・事務室 ・ 学習室(読書コーナー) (ウ)活動報告 (a)「 子育て支援室 」 の玩具の整備 「 子育て支援室 」 の利用者にとっては、子育ての勉強の場 ・ 相談の場 ・ 情報交流の場・子どもの遊 びの場となり、学生達にとっては、子育てに関する情報収集や子どもを知る学びの場、子どもと直 に接する場になる。教員や学生は勿論、利用者と利用者の子どもに、安全に活動してもらえるよう に環境整備および玩具の整備を行う必要があった。 平成 17、18 年度においては、0歳から1、2歳の子どもを想定して子育て支援室の環境構成、 および、ごっこ遊び領域の玩具の整備を行ってきた。一方、「 子育て支援室 」 のこれまでの活動と 利用者の状況から、保護者と共に来室する園児の弟妹の年齢層は、乳児から3歳まで、各年齢にま たがることが明らかとなった。 平成 19 年度は、これまで不足していた領域の、2、3歳児向けの玩具の補充を行った。今回特 に力を入れた玩具の領域は、手指の操作を促進するもので、「 積み木 」 や 「 穴あきチーズ(ねずみ を穴に通して遊ぶ)」 などがある。選定に当たっては、安全性に配慮し、また、自然素材により育 てられる情緒の豊かさをねらいとして、木や布の素材を中心に玩具をそろえた。 さらに、音楽領域の玩具の整備として、乳幼児も扱える楽器を補充した。乳幼児は、音に敏感で あり、動物の泣き声や鳥の声等にも反応を示す。また、運動とリズムが一体になってくる時期でも ある。これらの発達状況にふさわしい楽器としては、打楽器が有効と考えられている。叩いたり・ 振ったり・こすったりして音を出すことができるような楽器が数多くある中で、今回は、次の視点 から楽器を購入した。 ① 安全性が考えられている楽器、②木で作られている楽器、③面白い音がでる楽器、④大人と ─ 139 ─ 一緒にコミュニケーションができるような楽器。 なお、子育て支援室の広さでは運動遊びを展開するには無理があるので、運動領域の玩具およ び遊具は特に補充していない。 (b)保護者エンパワーメント活動のプログラムの企画および実施 平成 17、18 年度に引き続き、保護者が子育てという生活の中で多面的な力を発揮、形成できる ようになるという視点で附属幼稚園保護者を対象にワークショップ活動を行った。 平成 16 年度学院特別研究(代表 榎田)から、保護者が求めている養育力として体力や忍耐力、 子どもを理解する力などがあげられていたことを受け、平成 19 年度は下記のようなワークショッ プが企画され、実施された。 企画および実施については、ゼミ単位で行ったものと、教員主体で行ったものの両方がある。 実施日 プログラム 企画・実施者 10月11日 「親子ワークショップ-元気っ子、お母さん 集まれ!」 児童学科3年 榎田ゼミ 10月18日 「親子ワークショップ-楽しいハロウィンの館へようこそ! 」 児童学科3年 榎田ゼミ 11月29日 「食育系ワークショップ-手前味噌を食する会」 担当教員 榎田 1月17日 「子育て支援勉強会-脳の知識から子どもの遊びを拓こう」 講師:阿部 一佳 教授 (元筑波大学教授、尚美学園大学教授) 担当教員 武山 2月28日 「食育系ワークショップ-手前味噌作り」 担当教員 榎田 2月19日 「運動系ワークショップ-動かそ か・ら・だ」 担当教員 武山 (c)子育て支援室活動の報告書の作成 ① 子育て支援室活動報告書の作成の目的と対象 子育て支援室活動の趣旨と平成 17 年度から 19 年度の3年間の子育て支援室の活動をお知ら せする目的で、「 子育て支援室活動報告 - はじめの一歩 -」(カラー、A4判 16 ページ)の作成 を行った。配布対象は、附属幼稚園保護者、大学教員、大学の各部署、近隣の行政機関であ る。 ② 子育て支援室活動報告書の構成 「 子育て支援室活動報告 - はじめの一歩 -」 の内容構成に当たっては、「 子育て支援室 」 のコン セプトである、「 養育力エンパワーメント 」 の趣旨を伝えるため、下記の7つの柱を立て、子 育て支援室の場と活動を写真入りで紹介した。 1)「 子育て支援室について 」 子育て支援室の趣旨、すなわち、子育て中の保護者の養育力エンパワーメントと、保護者、 子ども、学生の相互交流による学びについて、また、これまでの歩みについて、概説した。 2)子育て支援室の環境構成 保護者のみでも、親子でも利用可能である子育て支援室の環境構成、および、保護者の学 びとりフレッシュの場としての機能について解説した。 3)「 わくわく学ぶ 」 保護者の学習の場としての子育て支援室の活動を、講演会、勉強会などを中心に紹介し た。日常生活の具体的な出来事を 「 学習 」 という視点から再構成することで、子育てにおい ても新たな学びや気づきにつながっていったことを報告した。 4)「 わいわい楽しむ 」 保護者活動の活性化の場としての子育て支援室の活動を、食育系ワークショップ(味噌作 ─ 140 ─ り、鍋パーティ)、フリートークを中心に紹介した。普段の生活の中でひとりではなかなか できないことを保護者グループの活動により実現し、保護者の自発性も促進され、保護者同 士の交流、親と子の交流、親子と学生の交流も進んだことを報告した。 5)「 遊ぶ・語る・学ぶ 」 保護者、子ども、学生の交流の場としての子育て支援室の活動を、親子遊びワークショッ プ(小麦粉粘土、ハロウィン、手作りおもちゃ)を中心に紹介した。保護者、子ども、学生 の相互交流の中で、保護者の自発性創造性が発揮され、また、学生が保護者の会話や感想か ら子育ての様子を実地に学んだりする姿が見られたことを報告した。 6)「 ほっと、リフレッシュ 」 保護者のリフレッシュの場としての子育て支援室の活動を、運動系ワークショップ、上映 会の様子を中心に紹介した。伸びる、ひねる、揺れる、など普段あまり行わない身体の動き を体験したり、日常から離れて美しい映像を見たりすることでリフレッシュし、さらにその ことが、改めて日常の生活や子育てを振返る機会となったことを報告した。 7)子育て支援室の本の紹介 保護者の 「 心を耕す 」(想像の翼を広げる、命を考える、心の持ちようを考える、広い世 界に目を向ける、自らの力を呼び覚ます、などの)絵本を中心に紹介した。 〈平成 20(2008)年度活動報告〉 本学子育て支援室では、「養育力エンパワーメント」を主目的とした子育て支援活動を行うと同 時に、保育者を目指す学生が親子と直接ふれあうことのできる実践の場を確保し、保護者対応に関 する資質向上を図ることを目的とし、平成 17 年度より、附属幼稚園保護者と園児の弟妹を主たる 対象として、学生の参加の下、講演会やワークショップ、学習会の開催とひろば事業的な開室を試 行してきている。 平成 20 年度は、ほぼ年間を通して定期的に「ひろば」活動を開催することができた。また、3 年次の児童学演習授業(ゼミ活動)と連動してのワークショップの開催を増やすことができた。毎 年継続して行っている「食育系ワークショップ - 味噌作り」では、保護者がワークショップに主体 的にかかわり、保護者の成長、エンパワーメントの表れが見られた。 (ア)運営委員 武山隆子(代表)、髙橋一行、榎田二三子、義永睦子 (イ)子育て支援室運営委員会の開催 年間活動計画の立案、子育て支援室環境整備、運営に関する協議、および研究活動のため、運営 委員会を年間 10 回開催した。 (ウ)活動内容 (a) 「子育て支援室」の環境および玩具の整備 運営委員が担当する「ひろば」を、ほぼ年間を通して定期的に開催できたため、子どもと保護者 がより過ごしやすいようにと、子育て支援室の環境を下記のように整備した。 ・ 「ひろば」やゼミ学生主催の遊び場が開催されるときは、いつ来ても同じような環境が整えられ、 ─ 141 ─ 親子が安心し落ちついて活動できるように配慮した。また使用頻度の低い授乳室を事務スペース の中に移動し、遊びコーナーを広げた。 ・ワークショップ開催時は、保護者とともに来室した子どもたちが安心感を得られるように遊びコ ーナーはそのままに、多目的空間をワークショップ内容に合わせてレイアウトするよう配慮し た。また、ワークショップスペースと遊びコーナーを子どもが自由に行き来し保護者の姿を確認 できるように、大型積み木などの玩具を配置した。またワークショップに参加する保護者の傍ら でも子どもが安心して過ごすことができるようなワークショップのスペースのレイアウトに配慮 した。 ・子育て支援室の空間を有効に使うため、多目的に使用していた空間に、ままごとコーナーを移設 し、ごっこ遊びが充実してできるよう配置変えをした。 ・探索活動の盛んな1歳代の子どもの玩具が少なかったため、自分の行為の結果が見られるような 玩具をそろえた。 ・ゼミ活動の遊び場や摩耶祭における赤ちゃん広場のために学生が手作りした玩具も、行事終了後 に子育て支援室の玩具として配置した。 (b)保護者エンパワーメント活動の企画および実施 平成 17 年度より、保護者が子育てという生活の中で多面的な力を発揮、形成できるようになる という視点で附属幼稚園保護者を対象にワークショップ活動を行っている。 ① 実施したエンパワーメント活動 平成 16 年度学院特別研究(代表 榎田)から、保護者が求めている養育力として体力や忍耐 力、子どもを理解する力などがあげられていたことを受け、平成 20 年度は下記のようなワーク ショップを企画、実施した。 保護者エンパワーメント活動は、ゼミ単位で行ったものと、教員主導で行ったものの両者である。 実施日 プログラム 企画・実施者 6月2日 6月9日 6月30日 7月7日 「親子ワークショップ―遊び場」 児童学科3年 榎田ゼミ 5月19日 5月26日 「エコワークショップ―myエコバッグ・箸袋を作ろう」 児童学科3年 義永ゼミ 6月23日 「エコワークショップ―ソルトキャンドルを作ろう」 児童学科3年 義永ゼミ 12月5日 「食育系ワークショップ―手前味噌を食する会」 担当教員 榎田 2月27日 「食育系ワークショップ―手前味噌作り」 担当教員 榎田 「ひろば活動―みんなのひろば」 担当教員 武山 髙橋一行 榎田 義永 5月〜7月 月1回、 9月〜2月 月2回 ② 参加者数(延べ人数) 保護者(延べ)155 人、子ども(延べ)112 人、学生(延べ)89 人、教員(延べ)48 人 〈平成 21(2009)年度活動報告〉 平成 21 年度は、これまでの活動に加え、ワークショップおよび「ひろば」活動において利用対 象者を地域の0、1、2、3歳児とその保護者まで拡大し、運営を行った。 ─ 142 ─ (ア)運 営 養育力エンパワーメント活動の企画・実施に関して、運営委員会の協議の上、運営する。 平成 21 年度は、年間活動計画の立案、子育て支援室環境整備、運営に関する協議のため、運営 委員会を随時開催した。 運営委員 : 武山隆子(代表)、榎田二三子、義永睦子 (イ)子育て支援室の施設内容 平成 20 年度に同じ。 (ウ)活動内容 (a)子育て支援室の環境および玩具の整備 平成 20 年度に同じ。 (b)保護者エンパワーメント活動の企画および実施 ①実施したエンパワーメント活動 保護者が子育てという生活の中で多面的な力を発揮、形成できるようになるという視点で、附属 幼稚園保護者および地域の0、1、2、3歳児とその保護者を対象にワークショップ活動およびひ ろば活動を行った。ワークショップは、外部講師によるもの、ゼミ単位で行ったもの、教員主体で 行ったものがある。 実施日 プログラム 企画・実施者 7月2日、9日 運動系ワークショップ―動かそ か・ら・だ 担当教員 武山 12月5日 食育系ワークショップ―手前味噌を食する会 担当教員 榎田 2月27日 食育系ワークショップ―手前味噌作り 担当教員 榎田 11月5日 音楽ワークショップ―秋の夜長を音楽で 講師:飯村孝夫先生 声楽家、二期会会員 3月5日 お話ワークショップ―語りと遊びのワークショップ 講師:廣田弘子先生 チビと山賊主催 5月25日、 6月8日、22日、 7月6日 親子ワークショップ―遊び場 児童学科3年榎田ゼミ 6月1日 運動系ワークショップ―ヨガ・ワークショップ 児童学科3年義永ゼミ 6月15日 食育系ワークショップ―ヘルシー!レインボー ☆白玉パーティ 児童学科3年義永ゼミ 6月29日 手作りワークショップ―飾ろう・残そう・メモリ アル 児童学科3年義永ゼミ 7月13日 食育系ワークショップ―ぐりとぐらのホットケー キパーティ 児童学科3年義永ゼミ 9月30日 運動系ワークショップ―フラダンス 児童学科4年義永ゼミ 10月30日 手作りワークショップ―手作りアロマせっけん 児童学科4年義永ゼミ 11月23日 食育系ワークショップ―ポパンプキャロット 児童学科4年義永ゼミ 5〜7月 月1回 9〜2月 月2回 ひろば活動(9:30〜13:30) 担当教員 武山、榎田 義永 ②参加者数(延べ人数) 保護者 230 人、子ども 225 人、学生 152 人、教員 55 人 ─ 143 ─
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