「清川あさみ|美女採集」展

NEWS LETTER
OMOTESANDO HILLS PRESS
Vol.12 (2012 年 2 月発行)
文化
人
環境
商業
ニュースレター「OMOTESANDO HILLS PRESS」は、
『文化』『環境』『人』『商業』の4つの視点から
表参道ヒルズの 今 をお届けします。
「清川あさみ|美女採集」展
アーティスト・清川あさみ インタビュー
©Leslie Kee
黒木メイサ×馬 (2009)
photo:Kaz ARAHAMA
写真に刺繍を施した作品で注目されるアーティスト、清川あさみ。昨年、水戸で発表し大好評を得た
「美女採集」展を携えて、東京初進出となる作品展をゴールデンウィークに表参道ヒルズで開催。
自身初の男性をモチーフにした作品も発表する。その斬新な手法、唯一無二の世界観を放つ作品に
込められた想いとは。誰もが魅了される清川作品の背景に迫った。
―人気モデルから、アーティストへ転身
文化服装学院在学中にスカウトされ、読者モデルの先駆けとしてファッション誌で人気を誇っていた
清川あさみ。当時からモデル活動と並行して糸や布を素材にした個性的な作品を発表し、雑誌で
特集が組まれるなど、アーティストとしての活動に注目が集まっていた。「モデルを続けることで作品
作 りを疎 かにしたくなかったんです。学 校 を卒 業 するタイミングで、自 分 に合 っている 作 る側 に
まわることにしました」。そんな想いから、表に立つ職業から一転、アーティスト人生をスタートさせる。
―裏側にある不安定さや暗い部分、全てを抱えて変化していく女性の美しさを、永久保存したい
衣装や空間デザイン、映像、広告、イラストレーションなど幅広い分野で創作活動を展開している
中でもライフワークとなっているのが、美女たちを動植物に見立てて 採集 し、写真に CG 加工や
刺繍を施したシリーズ『美女採集』。モデルの人選から撮影ディレクション、アートワークまで全てを
手掛けるこの作品群は、2011 年 11 月より約 3 ヶ月間、水戸芸術館で発表され、連日大勢の人々が
詰めかけて話題を呼んだ。「女性を題材にするのは、今まで女性の表側、裏側を沢山見てきて、女性
だけでアートになると確信したから。登場するモデルさんは、生き方に興味がある人たち。彼女たちの
本質を表現したいと思っています」。そう語る彼女が 採集 したのは、日本屈指の女優や今をときめく
アイドル、アーティストたち。その美 しさの裏 側 に秘 めた不 安 定 さや暗 い部 分 、全 てを抱 えて常 に
変 化 を遂げていく女 性 の美 しさを、絵 画 のように永 久 に保 存 していきたい、そんなイメージを元 に
鋭い洞察力で美女たちの本質を浮き彫りにしている。
―直感のままに縫う一針が、作品に重みや存在感を与えていく
「新しい手法を模索していたときに、写真の上に糸がのっかっているのを見て、縫ってみようと思った」
そんな直感から、写真に針を入れるアイディアは生まれた。「最初は人の写真に針を入れる怖さを
感じることもありました。でも次第に、糸を入れることで作品の重みや存在感が増すようになったんです。
それまで身に付けてきた表現が、ひとつに結実した感覚を覚えました」と話す。
― 採集 は、まず撮影スタッフの 採集 から
美女に合わせて、毎回撮影スタッフのキャスティングを変え、現場
の空気感を大切にしながら作業は進められる。衣装は、モデルの
内面から得られるインスピレーションのままに、布きれに近い状態
から手作業でオートクチュールに仕上げていく。そして、印刷された
写真をしばらく見つめて完成イメージを思い描くと、迷うことなく
一針を刺し込む。刺繍をよく見ると、素材や色を少しずつ変え、
構造的で計算し尽くされた緻密な作業が施されているのがわかる。
時には、これをスキャンして CG 加工を施し、また印刷して刺繍する、
という気の遠くなる作業を繰り返す。こうして生み出される作品は、
平面であるはずの写真を逸脱した立体感を持ち、人の手の温もり
すら感じさせる独特な世界観を放っている。
©Masako Nagano
―もっと女性を知るために、男性も
「最初は単純に面白い、きれいなものだけを作ってきました。でも、だんだん、世の中で何が求められて
いるか、自分が本当に作りたいものは何か、じっくりと考えながら作るようになったんです」。作品づくりを
始めてから 12 年。少しずつ創作への向き合い方も変化してきた。今回の作品展では、清川あさみの過去、
そして現在の作品が一堂に介し、その軌跡を辿ることができる。『美女採集』からは約 100 点。他にも、今回
のために手掛けた完全新作が登場する。「これまで美女だけで 100 人以上を作品にしてきたけれど、もっと
女性を知るために男性も知らないと、と思いました」と語るように、
自身初となる 男性 をテーマにした作品も発表する。撮影では、
男性モデルの涙を見て 男の美しさ を見出し、女性とは異なる
アプローチで縫うため、京都まで糸を探しに行った。女性の美しさ
を知り尽くした彼女が、男の美しさの本質をどのように描き出した
のか。ぜひ会場で確かめていただきたい。
「表参道ヒルズは、私にとって常に刺激を与えてくれる場所。初めて
訪れたオープン当時、表参道ヒルズの空間に惹かれたのを覚えて
います。久しぶりの東京の個展が表参道ヒルズで、光栄です。
作品はどれもインパクトと人間らしさにこだわったもの。来場される
方々には、ワクワクドキドキしながら見て欲しいですね。写っている
被写体と自分を重ね合わせても面白いかも」と目を輝かせた。
今後も色々と面白いことを考えているという。次 はどんな直 感
が彼女を動かし、私たちに驚きを与えてくれるのか。美しき
アーティスト・清川あさみから、目が離せない。
danshi_01
model/金子 ノブアキ
■「清川あさみ|美女採集」展 開催概要
期
間 : 4 月 27 日(金)∼5 月 6 日(日)
時
間 : 11:00∼21:00 ※4月30日(月)∼20:00、最終日∼18:00
場
所 : 表参道ヒルズ 本館B3F スペース オー
入
場 : 無料
主
催 : 森ビル株式会社(表参道ヒルズ)
特別協賛: ハーゲンダッツ ジャパン株式会社
問 合 せ : 03-3497-0310 (総合インフォメーション)
清川あさみ プロフィール
糸を使ったアーティストとして写真に刺繍を施すなど、その独特な世界感は幅広い年齢層にファンを持つ。また、
数々のCDジャケットや広告のアートディレクターとしても活躍中。旬な女優を動植物に変身させる『美女採集』
(FRaU/講談社)、『すばる』(集英社)の表紙ビジュアルを著名作家と制作するなど連載も多数。主な著書に
『AKB48×美女採集』(講談社)、絵本『銀河鉄道の夜』、『もうひとつの場所』(リトルモア)など。2010年度VOCA
展入賞。主な展覧会はグループ展「Stitch by Stitch 針と糸で描くわたし」(2009年/東京都庭園美術館)、個展
「清川あさみ|美女採集」(2011-2012年/水戸芸術館)など。最新著書は個展公式カタログ『COLLECTING
An Asami Kiyokawa Documentary』(求龍堂)。
<公式HP>http://www.asamikiyokawa.com/
表参道ヒルズとは
表参道ヒルズは、日本のファッション、文化の中心としてトレンドを発信し続けてきたストリート・表参道の新たな核
として 2006 年 2 月に誕生した、世界に類をみない文化商業施設です。
本館中央の 6 層(地下 3 階∼地上 3 階)の吹抜け空間や、それを螺旋状に囲むように表参道の坂とほぼ同じ
勾配(約 3 度)を持つ長さ 700mの スパイラルスロープ (第二の表参道)、吹抜け空間中央(地下1階∼地下
3 階)の大階段、そして大階段につながる地下 3 階には約 550 ㎡の広さを持つスペース オーが配置されて
います。約 250mのファサードを構え、延床面積 34,061 ㎡、約 100 の専門店が集う商業施設、38 戸の住宅、
全 196 台の駐車場で構成された複合施設です。
所在地
代表電話番号
URL
営業時間
休館日
アクセス
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 4-12-10
03-3497-0310 (総合インフォメーション)
www.omotesandohills.com
ショッピング・サービス
11:00∼21:00
日曜∼20:00
レストラン
11:00∼23:30(L.O.22:30) 日曜∼22:30(L.O.21:30)
カフェ
11:00∼22:30(L.O.21:30) 日曜∼22:00(L.O.20:30)
※一部営業時間が異なる店舗もあります。
※日曜日が祝日、休日の前日の場合、営業時間は通常と同じになります。
※三連休の最終日は日曜日の営業時間と同じになります。
無休(年 3 日休館日あり)
東京メトロ銀座線、千代田線、半蔵門線「表参道駅」A2 出口より徒歩 2 分
東京メトロ千代田線、副都心線「明治神宮前<原宿>駅」5 出口より徒歩 3 分
JR山手線「原宿駅」表参道口より徒歩 7 分
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内容に関してのお問合せ、アーティスト顔写真または作品画像をご入用の際には、下記までご連絡下さい。
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このインタビュー記事は、本文をご自由にご利用下さい。
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ご取材頂ける際には、下記までお問合せ下さい。
本件に関する報道関係の方のお問合せ先
表参道ヒルズPR事務局:木暮・高橋
TEL 03−5775−1560 FAX 03−3403−0436
森ビル株式会社 表参道ヒルズ運営室 セールスプロモーショングループ:戸澤・北川
TEL 03−3497−0292 FAX 03−3497−0318