千葉大学工学同窓会々報 38

平成23年12月1日発行 第38号
千葉大学工学同窓会々報 38
2011
建築学科
都市環境システム学科
デザイン学科
機械工学科
メディカルシステム工学科
電気電子工学科
ナノサイエンス学科
共生応用化学科
画像科学科
情報画像学科
東京高等工芸学校のローソクバッジと千葉大学のシンボルマーク(P.28)
【目 次】
1
工学同窓会会長挨拶
2
3〜4
工学部長挨拶
建築学科(Ⅱ部会:木材・建築・デザイン工学科建築系)
5〜6
都市環境システム学科(Ⅹ部会:都市環境システム)
7〜8
デザイン学科(Ⅰ部会:図案・彫刻・造形・意匠・デザイン工学科意匠系)
9〜10
機械工学科(Ⅲ部会:金属・精機・機械・機械第二・電子機械工学科機械系)
11
12〜13
メディカルシステム工学科(Ⅺ部会:メディカルシステム)
電気電子工学科(Ⅳ部会:電気・電子・電気電子・電子機械工学科電機系)
14
15〜17
ナノサイエンス学科(Ⅻ部会:ナノサイエンス)
共生応用化学科(Ⅴ・Ⅸ部会:工業・合成・応用化学・機能材料・物質工学)
18〜20
画像科学科(Ⅵ・Ⅶ部会:写真・印刷・画像・画像応用・情報画像工学科画像系)
21〜22
23
24〜27
28〜30
情報画像学科(Ⅷ部会:情報・情報画像工学科情報系)
東高芸の会、高潮展、凡展
平成22年度工学同窓会事業報告
寄付者一覧
会員便り、平成23年度総会・懇親会報告
千葉大学工学同窓会
ホームページ http://chiba-kougaku-dosokai.jp/
ご 挨 拶
会長挨拶
犬 養 俊 輔 SHUNSUKE INUKAI
北 村 彰 英 AKIHIDE KITAMURA
工学同窓会会長 千葉大学工学部長 生年月日/昭和22年7月1日
出 生 地/東京都
卒業年度/昭和45年千葉大学工学部印刷工学科卒業
生年月日/昭和24年9月23日
出 生 地/東京都目黒区
卒業年度/昭和49年東北大学理学部化学科卒業
昭和55年筑波大学大学院博士課程化学専攻修了
理学博士(筑波大学)
私は自由でのんびりした千葉大学の校風が大好きで
テナンスを行っていく。制作には千葉大工学部卒業生
す。伸び伸びと過させて頂いた大学生活4年間の中で、
が起業している会社にお願いする。来年早々、完成予
じっくりと人間としての生き方を学び人生観をしっか
定で進めています。
りと作り上げる事が出来ました。社会に出てからも有
イ:年1回の会報を2回にします。1回は今迄通り全員
形、無形で卒業生の先輩、同級生、後輩に多々お世話
に郵送。もう1回は年会費を払って頂いている会員の
に成り卒業後のサラリーマン時代、独立後の経営者時
みに郵送して費用の大きい部分を占めている郵送料を
代に沢山の方々に助けられて今日の私が有ります。
節約する。会報の費用を細かく分析した結果、今迄の
印刷費、発送費に無駄な部分も有り、この様な形でな
最近になり、画像応用工学同窓会長や千葉大学経済
ら2回発行しても今迄の1回発行分と費用的には余り
人クラブの会長等の役職を頂く機会に恵まれて居りま
変わらないのでは、との試算に成りました。
すが、大好きな千葉大学のお手伝いに成る事ならと力
ウ:次回総会には千葉大学卒業生の歌手を呼んで会場
不足かなと思いつつ喜んで引き受けさせて頂いて居り
を賑やかにします。
ます。工学部同窓会長は各学科2年ごとの持ち回りと
エ:次回総会は千葉大学工学部卒業生が専務取締役を
成っていますが、短期間の中で少しでもお役に立てれ
している浦安ブライトンホテルで今迄より若干安い費
ばと思い先日の同窓会総会にて出席者の方に同窓会に
用で行う準備を始めました。
関するアンケートを取らせて頂き今後の同窓会運営の
参考にさせて頂こうと考えました。
他にも御指摘のあったアーカイブの件等アンケート
の御意見を今回で全て解決出来た訳では有りません
主なアンケートの内容は
が、やれる所から解決して行く事と早急で大きな改革
①アーカイブ資料の保存に力を入れて欲しい。
には無理も生じるので、今回はアンケートを参考にさ
②ホームページを多少お金を使ってでも充実させ、継
せて頂きながら若干の改革に取り組ませて頂く事に決
続的にちゃんとしたものにして欲しい。
めました。アンケートの⑦の同窓会役員の大多数が教
③学部、学生への支援をもっと会報などで宣伝すれば
職員に関しては北村幹事長に検討課題としてお預けし
寄付も増えるのでは。
ましたので可能であれば次回総会で報告出来るかもし
④ビジネスインキュベーションにつなげる交流会、講
れません。
演会を行って欲しい。
⑤会報の発行が年1回だけなので会としてのコミュニ
■経歴
ケーションが不足している。
昭和45年3月千葉大学工学部印刷工学科卒業
⑥アトラクションを入れてにぎやかにして欲しい。
昭和45年4月三晃印刷㈱入社
⑦工学同窓会の役員は大多数が大学の教職員ですが、
昭和55年2月㈱養誠社設立、代表取締役就任
退職後の企業人を起用してはいかがでしょうか。
㈱養誠社を㈱帆風に社名変更
代表取締役就任 現在に至る
主な御意見は以上ですが、その他にもいくつかの御意
見を頂きました。
先日、千葉大教授で有り工学同窓会の幹事長の北村
先生とアンケートに基いて打ち合わせをさせて貰い、
以下の方針を決定し、実行していく事に致しました。
ア:新規にホームページの充実を画り、定期的なメン
1
シナジーコミュニケーションズ㈱ 取締役
㈱ugo 取締役
㈱SIMC 取締役
クレアテック㈱ 取締役会長
財産権や倫理に配慮しつつ獲得した知識・技能・態
度等を総合的に活用することができる。
この4月から工学部長を務めています。共生応用化学科
に所属していますが、最近5年間は工学部を兼務とし、普
遍教育センター長、さらには大学本部の理事・副学長を
本務としていました。5年ぶりの工学部への復帰というこ
とになります。よろしくお願いいたします。
世の中では教育問題が常に話題になっています。以前
はゆとり教育で代表される、初等・中等教育が話題の中
心でしたが、最近は就職問題も絡めた高等教育、すなわ
ち大学教育の在り方が話題になることが多くなっていま
す。どのような教育を行っているのか、という声にこた
えるために千葉大学工学部では教育の基盤となる3方針を
策定しました。学位授与の方針、教育課程編成・実施の
方針、学生受け入れの方針です。一般に日本の大学は入
学すれば4年後には卒業できると思われています。また、
卒業時に渡される卒業証書も、もらえるのはうれしいの
ですが、形式的なものと思いがちです。実際には、卒業
証書は工学士という学位を与えたことを証明するもので、
千葉大学が質の保証をしているのです。このことを明確
にするために、
次のような学位授与の方針を策定しました。
この学位授与の方針に沿った教育を行うのが教育課程
編成・実施の方針であり、さらには、教育を受ける学生
を選抜するのが学生受け入れの方針ということになりま
す。今後はこれらの方針に沿って、教育改善を推進して
いきます。
これら教育の3方針と合わせて、そもそも千葉大学工学
部はどうあるべきなのかという命題は常に考える価値が
あります。日本が将来にわたって技術立国の地位を維持
するためには優れた人材を育成する必要があり、世界を
先導する研究を行う必要がある、という考えが基本にな
ると思っています。このような考えから、工学部は大学
の中でも重要な立場に置かれるわけです。こと千葉大学
工学部においては、世界を先導する研究を行っている教
員のもとに優秀な学生が集まり世界的教育拠点が形成さ
れる、との認識のうえに教育研究を行い、さらなる発展
を図る所存です。今後ともご支援のほど、よろしくお願
いいたします。
工学部の学位授与の方針
千葉大学工学部は、以下を修得した学生に対して、学
位を授与します。
〇「自由・自立の精神」
工学技術者として自己の目標を設定し、その実現に
おいて新しい知識や能力の継続的な獲得に努め、社会
規範を遵守し、常に自己の評価検証を意識する姿勢を
身につけている。
〇「地球規模的な視点からの社会とのかかわりあい」
工学の社会的、文化的位置づけを理解し、技術の
開発において、グローバルな視点や地域の視点から
持続的な社会の発展のために積極的に関与できる。
〇「普遍的な教養」
多様な文化・価値観の存在や人類や社会が直面す
る課題と工学とのかかわりを認識し、それらを技術
の開発・発展に対して生かす姿勢を身につけている。
〇「専門的な知識・技術・技能」
工学に関連して解決すべき問題を発見し、その解
決に必要な情報や知識をもとに多面的な視点から論
理的に分析し、解決することができる。
〇「高い問題解決能力」
工学上の問題解決のために、情報通信技術を利用
し、外国人を含む他者と協調・協働し、さらに知的
3月11日に起きた東日本大震災は、千葉大学にも大き
な影響を及ぼしました。翌日、3月12日は後期日程の学
部入学試験の予定でしたが、交通機関がマヒしており、
また余震も頻発したため延期を余儀なくされました。結
局、試験を行うことはできなく、センター試験の成績を
基本に合格を出すという異例の事態になりました。
キャンパスを歩いても、一見すると建物などに大きな
被害は見られませんが、それでもガラスが割れたり天井
板が落ちたりと、千葉大学全体では約1億円の被害総額に
なっています。
痛恨の極みは人的被害です。工学部ではありませんが、
入学予定の学生2名が行方不明になりました。残念です。
ご家族が被災された学生の数は全学で150余名、工学部
に限っても23名にのぼります。また、工学部では1名の
教員が被災されました。千葉大学では授業料免除等のほ
かに、SEEDS基金被災学生支援金制度を設け、経済支援を
行っています。また工学部学生と教員に対しては、工学
同窓会ならびに工学部後援会において義援金の予算を計
上していただきました。ここに厚く御礼を申し上げます。
あらためて、このたびの大震災で被災された方々にお
見舞い申し上げるとともに、犠牲となられた方々のご冥
福をお祈りいたします。
2
建
築
学
科
【文科省による文教施設の被災度区分調査】
■ 東日本大震災に対する学科内での取り組み
方の節電状況の調査委員会が立ち上がっており、それ
る先進的な研究として注目されている「植物工場」を
2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震
文科省から委託を受けて日本建築学会の耐震性能等
に協力して宗方准教授および宗方研究室は千葉県の
組み合わせて提案しています。2012年9月にはこの
により東北3県を中心として関東・東北の広範囲にわ
小委員会により東北3県(岩手・宮城・福島)及び関
JR及び京成の駅舎の節電状況の調査を行いました。
計画に基づく住宅をマドリッドに建設し、その住宅を
たって大きな地震被害、津波被害がありました。震災
東3県(茨城・栃木・千葉)の文教施設における被災
計画系においても中山教授が浦安市や八千代市の病院
対象とした公開2次審査により、デザイン性、省エネ
当日の西千葉キャンパス付近も震度5弱の揺れに襲わ
度区分判定調査が行われ、建築学科からは和泉教授、
において、計画停電による困窮調査を行いました。
性、快適性、市場性他合計10項目(十種競技)で順
れ、地面がうねるような感覚を何度も感じるほどでし
中村准教授、柏崎助教、秋田助教、島田助教が参加し
た。本震度重なる余震の中、揺れが治まった頃から各
ました。関東3県では、主に小中学校・高等学校等の
部署で建物の損傷状況と学生・職員・教員の安否確認
校舎、
屋内運動場等に関して現地調査を行ったところ、
工学部建築学科を中心に進められている次世代の
後の建築や社会のあり方を学ぶことにありますが、先
が行われ、工学部関係においては工学部棟の一部で渡
上記の初動調査の場合と同様、液状化現象や地盤の不
ソーラー住宅千葉大学案が、ソーラーデカスロンヨー
進技術を広く社会に提示、普及することも求められて
り通路のジョイント部分でコンクリートの剥落、居室
同沈下による被害が主に見られました。これらの被害
ロッパ2012に、日本で初めて唯一選定されました。
います。
の壁の亀裂などが確認されました。それらの被害は建
に対する復旧方法も含め、現地では様々な検討が行わ
本学では、住宅を様々な技術が結実される総合技術
物において致命的なものではなく、また既に耐震補強
れました。またこれらの調査には和泉・秋田研究室、
として捉え、本大会を、日本発の高度な技術と優れた
を施している工学部15 ~ 17号棟や、比較的新しい自
高橋・大網研究室の学生も参加することもあり、学生
環境性能を兼ね備えた洗練された住空間と日本の環境
然科学系総合研究棟、工学部総合研究棟などでは被害
にとっては地震被害の現実と建築構造の今後のあり方
先端技術を提案する場とすると同時に、日本の住宅産
はほとんど見られませんでした。更には改修工事中で
について考える貴重な経験となりました。
業や環境産業などの発展に寄与し、また、なによりも
ある附属図書館の工事現場においても、クレーンなど
東北3県に関しては構造要素の座屈・破断や接合部
東日本大震災の震災復興後の住宅のあり方を考えるた
の重機が倒壊するようなことがなかったことはせめて
での被害のみならず、津波被害、地盤被害、非構造材
めのプロジェクトにしたいと考えております。
もの幸いといえます。
の被害など多岐にわたり調査を行い、速やかな復旧が
今回の大震災による被害調査や復興支援は、震災発
なされる手助けとなるよう最善を尽くしました。また
生直後から関係省庁・各学会等団体により計画され、
これらの調査においては、関東地方の各大学の研究者
プロジェクトの広報も得点となります。以下に本プ
各地で進められてきました。建築学科においても、教
だけでなく東北地方や近畿地方の研究者とも共同して
ロジェクトの詳しい内容が公開されています。ご賛同
員・学生が学科や大学の枠を超えてそういった活動に
現地調査や検討を行っており、それぞれの専門分野に
参加しておりますので、その一部を紹介いたします。
おける今後の問題点と対応策についても活発に議論が
交わされました。
【関東地方の被害に関する初動調査】
日本建築学会関東支部の地震災害調査WGにより1
位が決定します。本大会の目的は、次世代を担う学生
が中心に次世代住宅のモデルを立案・実現する中で今
■ ソーラーデカスロンヨーロッパ2012
お願い
頂ける方は、facebookの「いいね」の投票をお願いし
プロジェクト案:今後、計画の進行に伴い、デザインが変更される場合
があります。
ます。
http://www.facebook.com/ChibaUniSDE2012
千葉大学は、この度2012年9月にスペインのマド
http://omotenashi-house.jp/jp
リッドで開催されるソーラー・デカスロン(ソーラー
都6県の初動調査が行われ、建築学科からは和泉教授、
十種競技)
・ヨーロッパ2012(以下、SDE)において、
高橋教授、中村准教授、秋田助教(関東支部地震災害
■ 新任教員自己紹介
次世代のソーラー住宅を建設し、総合的な性能等を競
調査連絡会の千葉支所幹事)、島田助教が参加しまし
中村友紀子 准教授
います。競技はその規定にもあるように、学生を中心
た。調査は震災後1 ヶ月後の4月下旬に行われ、①千
2011年1月1日付で建築学コース
に各種の検討、主催者との協議、設計、建設をおこな
葉港湾部(船橋市・習志野市)、②利根川流域(我孫
の准教授に着任いたしました。神奈
い、建設された住宅の性能を競うものです。現在、工
子市、香取市)
、③印旛沼周辺(佐倉市・成田市)の
川県出身で、学部・修士課程は横浜
学部建築学科を中心として、医学部、園芸学部、教育
3つの地域の被害を確認してきました。いずれも湖沼
国立大学で、博士課程を東京大学地
学部など他の学部の協力を得て、全学をあげての組織
や水田の埋立地に立地していたために発生した液状化
震研究所で過ごしました。大学院修
体制を構築し、協賛企業・団体と連携し、2012年の建
現象や、地盤の不同沈下による建物基礎部の亀裂・破
了後に新潟へ赴任し、前職は新潟大
設に向けプロジェクトを進めています。
損、または屋根の落下や塀の倒壊といった被害が主で
写真:福島県における津波被害
あり、構造要素の座屈や破断といった振動被害は見ら
この他にも、液状化現象による被害が甚大であった
れませんでした。
浦安市において被害調査のボランティアスタッフに建
築学科の学生が数名参加しました。
この震災により発生した原発事故による電力不足に
伴い、西千葉キャンパスにおいても3~4月に計画停
電が実施されました。
また7~9月の夏期期間は全キャンパスで−15%の
節電を実施するため、各教員・研究室において節電の
取り組みが行われています。こういった中、建築学会
の光環境委員会の活動の一環として、震災後の関東地
写真:我孫子市における液状化現象
3
学・講師です。11年ぶりに関東地方へ戻ってきました。
ソーラー・デカスロン(SD)は、アメリカ(ワシ
千葉大学では、大変恵まれた環境で過ごさせて頂いて
ントン)大会は2002年より5回の開催歴があり、ヨー
おり、有り難く思っています。専門はRC造を主とす
ロッパ(マドリッド)大会(SDE)は2010年に続き、
る建物を対象とした耐震工学です。地震時の建物応答
今回で2回目の開催になります。2010年秋に書類一
評価法や地震動強さと建物被害との関係、地震被災後
次審査にて応募数33チーム(47大学)から世界15カ
の各種判定指標間との相互関係の分析等を行ってきま
国、20チームが選抜され、日本で初めて、唯一の参
した。少しでも建物の地震被害低減につながるような
加になります。
教育・研究活動を行っていければと考えています。ど
応募案は、日本の伝統的な家屋をベースに、軒の深
うぞよろしくお願いいたします。
い縁側や大きく開放できる窓、畳や障子など、日本の
文化を織り込んだ計画となっています。屋根にはソー
ラーパネルを設置し、屋内には、千葉大学で行ってい
4
都市環境システム学科
借り手を待つのです。借り手がつくと、不動産屋自身が
■ 卒業生から
■ 都市環境システム学科だより
と思います。また研究室の学生メンバーからも続々と
平成22年度から23年度にかけての最大の出来事は
まで7 ~ 8時間歩いた者もいたようです。
3月11日に起こりました東日本大震災とその後の原子
今回の震災の影響により、全学の卒業式と入学式は
私が工学部都市環境システム学科に在籍した4年間
の楽しいまちを取り戻すという仕組みを考えました。
力発電所の事故でありましょう。同窓生の方々並びに
中止となりましたが、例年通りのけやき会館における
で、最も印象に残った授業についてお話したいと思いま
さっそく私たちは「鳩の街商店街」の空き店舗で、
その関係の方々の中にも直接の被害や間接的な影響を
学科ならびにコースとしての卒業式、同じく入学式は
す。それは、3年前期の『環境プランニング演習2』で
シャッターを開けて掃除をしながら『えんのしたのねこ
受けられた方もおられると思います。心よりお見舞い
無事行われました。ただし謝恩会は残念ながら中止と
した(担当は、北原理雄先生)
。演習は、1年から3年ま
不動産』=通称「えんねこ不動産」という架空の不動産
申し上げます。
なってしまいました。
で計5回。その主たる目的は、各地の「まちづくり」の
屋を開きました。不動産屋は架空のものですが、店舗は
当学科の教員、在校生に関しましては、幸いにも人
私事ばかりで恐縮ですが、当学科の同窓生の皆様に
実態調査で、仕組みや成り立ち、展開の仕方を肌で学ぶ
実際に大家さんと書類契約し、
家賃を払って借りました。
的な被害はありませんでしたが、何人かの方が家屋の
も、今回の震災の経験は是非忘れないように心に刻み
ことにあります。私たちは、毎回の課題に対して、個人
ここは30年間営業を続けた八百屋さんで、そこからは
被害を被ってしまいました。また大学の各研究室に関
込んで頂きたいと思います。折あれば皆様方の貴重な
やグループでフィールドに出て調査、分析を繰り返し、
次々と珍しい道具が出てきたので、お店の前に並べまし
しましては、地震によって物が倒れたり、棚から落ち
経験や近況報告を当学科に是非お寄せ下さい。学科の
その地域にとって有効と思われる新たな提案をするこ
た。すると、
通りがかった近所の人から声がかかります。
たりということはありましたが、幸いにして教育や研
窓口のアドレス([email protected])にお願いい
とを求められるのでした。最も実践的で、力の入る科目
そこへまた人が寄って来てと、このまちの歴史が古い道
究に支障が出るほどのことはありませんでした。
たします。またこの会報が出ます頃には、震災や津波
です。
具を媒介に語られていきます。そのうち、あちこちから
私自身も3月11日の午後3時前には、丁度西千葉駅
による被害地域の復旧、原子力発電所のトラブル対応
この年の演習地は、墨田区・向島。課題は、
『安心と
写真や資料が集まったり、差し入れが来たりと、次々に
構内のペリエ西千葉の本屋におりました。いつものよ
や放射能汚染による避難地域の状況が一段落している
安全のまちづくり』でした。課題をどんな風に切り取る
予想もしない面白ことが起こりました。大家さんも大い
うに雑誌を棚から取ろうとしましたら、ぐらっと揺れ
ことを強く望みます。
か、まずは現場を歩き、写真や文章で気になったことを
に乗り気で、家賃の分は、焼き芋を売って稼ぎなさいと、
て取れなかったので、最初は自分が貧血か何かになっ
震災以外のトピックスとしましては、平成23年度
記録していきます。学問は、すでに記述された情報を読
焼き芋を焼く手ほどきをしてくれました。場所を得たこ
たのかと思いました。その後揺れがいっそう激しくな
よりA、Bコース体制から完全にAコース一般枠+社会
み込むことも大事ですが、自分の足で何度も歩き、身体
とで充実した日々が続きました。最終的には、
「十六夜
りましたので地震だとわかりました。本屋の向かいの
人枠体制に一本化されました。ただしBコースの過年
で獲得していく情報が基本なのだと思える瞬間でもあ
の宴」と名付けた宴(うたげ)を企画し、当日、たくさ
マクドナルドやはなまるうどんの店員さんは急いで屋
度生はまだ在籍していますので、引き続き該当する教
りました。同じポイントでも、時間によって気づく事柄
んの方が、えんねこ不動産に集って、向島の将来につい
外に避難していました。私自身は屋外が良いか、この
育カリキュラムは継続しています。また今年度より大
に変化が出たり、情報量が増すことで記憶が定着し、次
て語り合うことが出来ました。そして私たちは、この場
まま残ったほうが良いか迷いましたが、線路の下の建
学院に社会人枠卒業生を受け入れるべく、教育研究カ
第に向島の全体像が、浮かんでくるようになるのです。
所で地域の人々の話を伺う中で、よそ者である自分たち
物であるので、まず崩れることはあるまいと思い、そ
リキュラムを整備中です。
しかし、それでもなお、課題を解く切り口がみつかり
のフィールドワークがいかに甘いものであったかを思
の場所に残りました。
また三年次編入社会人枠募集に関しましては、放送
ません。週末の土、日を利用しての調査は10回を超え
い知ることになります。前述の旅館にしても、こちらの
揺れが治まりましたら、研究室や学生が心配になり
大学と連携して、
放送大学科目群認証制度に基づく
「工
ていました。6週目、気になる建物がありました。売り
思いとは別に、
「残してほしくない」
「
、街の汚点だ」と思っ
ましたので、急いで自分の部屋に戻りました。工学部
学基礎」の認証を取得した者は高校卒業後最短二年間
物件の小さな旅館で、
名前を「桜井旅館」と言いました。
ている意見もあることを知ります。
新棟の前では大坪先生や廣瀬先生が表に出ており、ビ
で受験資格が得られるのですが、枠を広げる目的で、
永井荷風の『墨東綺譚』を彷彿とさせるようなたたずま
この日に至るずっと以前から、北原先生は、この地域
ルの高層階は揺れがかなり大きかったようでした。自
今回新たに「環境科学の基礎」の認証を取得した者も
いです。客のふりをして、中を見せてもらうと、小さな
に地盤をつくり、静かに学生を見守って下さっていまし
室(16号棟3階)では扇風機が棚から落ちたり、本
受験資格が得られることとしました。
部屋がいくつもありました。昔、浅草の遊郭一帯が火事
た。また、いよいよ困った時には、すかさず飛んできて
が少し床に散乱していましたが、たいした被害ではあ
この一年間も教員ならびに学生の受賞や活動が多く
にあったため、その機能が移ってきた名残だそうです。
助けて下さいました。そのことも含めて、この授業を通
りませんでした。また大学に来ていない研究室の学生
学科HPに取り上げられていますので、ご覧下さい。
不動産屋いわく「壊して新築を建てるつもり」
。ならば、
して、どれだけ多くのことを学んだでしょうか。忘れが
達にメールで安否確認をとったりしていました。
(http://www.tu.chiba-u.ac.jp/)
壊される前に、一日だけこの旅館を使って何か出来ない
たく大切な時間を持つことが出来ました。
その日の午後から夕刻にかけて何をしていたかはあ
昨年度の中井先生に引き続き、今年度は山崎先生が
かと考えました。建物の記憶を共有することが、安全と
私の現在の活動も、すべてこの延長線上にあり、出逢
まり記憶に無いのですが、夜帰宅しようとしましたら
サバティカル研修によりスゥエーデン王立工科大学
安心に結びつかないか検討しようというわけです。旅館
いと発見の日々が続いています。
たいへんなことになっていました。私の自宅は杉並区
(KTH)
、マドリード工科大学、インペリアルカレッジ
を貸してもらえないか相談すると、
「1日の家賃に50万
にあり、大学には自家用車で通勤していますが、当日
(英国)等にて研修中です。
円を払うなら貸す」との返事。こちらの意図を詳しく伝
無事のメールが届きましたが、中には外出先から自宅
学科長(教授)中込秀樹
通りに灯りがあふれ、人が集まり、結果的に安全で安心
都市環境システム学科5期生 西田直海
は電車はもちろんのこと、高速道路も全て通行止めで
以上ご報告しましたように、震災等の逆風にも関わ
えるほど、
「建物を大事にする」→「建物を遺す」→「営
した。パソコンで渋滞情報を確認しましたが、夜中の
らず教員ならびに学生一同ますます元気に日々を過ご
業妨害」という図式となり、理解が得られません。不動
12時を過ぎても、あらゆる道路が大渋滞を示す真っ
しております。同窓生の皆様のますますのご発展を祈
産屋は青砥の業者であり、私たちは「地元愛がない業者
赤となっています。それでもと思い、午前2時過ぎに
るとともに、機会がありましたら是非指導教員や在学
が街を壊すのではないか」と反発したものです。
大学の正門から車で出ましたら、大学のまわりも既に
時の担任に近況等をお知らせ下さい。
そんな中で「私たちが不動産屋になって街に寄り添う
大渋滞で国道へすらも出られませんでした。30分程
ようなシステムを作ればいい」と思いつきました。それ
渋滞の中にいましたが、あきらめて大学の自分の部屋
が、
『地域密着型移動式不動産システム』の提案です。
に戻って朝まで過ごすことにしました。
この不動産屋は、閉店した店舗のシャッターを開け、そ
翌朝7時頃に再度大学を出発しましたが、やはり大
の場所で地域の人々のニーズを探りつつ、店舗の新しい
渋滞は続いており、家に着きましたのは昼過ぎだった
運営方法やリノベーションなどを模索、提案をしながら
5
次の空き店舗に移り、
次々と店舗に借り手を探すことで、
思い出に残る授業
6
デ ザ イ ン 学 科
■ デザイン学科だより
に関わる多様な応用研究型プログラムを植物デザイニ
■ 会員からの蔵書寄付
本年度は、平成20年に行われました工学部の改組
ングプログラムとして位置づけ、応用研究をマネージ
昨年度は昭和35年(学部8回生)にご卒業された
ます。素晴らしい書籍をご寄贈いただき、そして現役
から4年目となります。そのため、平成24年3月に
できる未来のリーダーを育成することを目的としてお
城臺一徳様より、140件を超える大変貴重なデザイン
の教員および学生との交流の機会もお与えいただいた
は、初めての「デザイン学科」の卒業生が出ることに
ります。本プログラムは、3つの拠点で行われていま
関連の書籍をご寄贈いただきました。H.リード氏の
「モ
ことを心から感謝致しております。いただいた書籍は、
なります。卒業生は、工業意匠学科からデザイン工学
すが、一番大きな拠点は、千葉大学の一番新しキャン
科、そしてデザイン学科へと、新たなる名前とともに、
パスである、柏の葉キャンパスの「環境健康フィール
ダンアートの哲学」を始めとし、城臺様が学生時代、
偶然にも進められていました工学部2号棟の改修工事
歴史が受け継がれることになります。同窓生の皆様に
ド科学センター」です。柏の葉キャンパスには、多種
現役時代を共に過ごされてきた雰囲気のある書籍群で
により新しく改修された2号棟2階教室前ロビーに、
は、当座は慣れない名前となりますが、どうか暖かく
多様な植物工場と、植物環境デザイニングプログラム
す。
『後輩の学生諸君の勉強の足しにしてもらえるな
できるだけ多くの学生が閲覧できる環境を整備する予
見守っていただけることを切にお願いいたします。
用のスタジオがあります。不慣れな場所ではあります
らば本望です。できるだけ多くの学生が接することが
定となっています。3月11日の震災もあり、この予定
さて、昨年の大きな変動としましては、デザイン科
が、新たな緑のキャンパスをご覧いただければと思い
できるように。
』とのことでしたので、恐れながらも
はいまだに実施されていませんが、今年度中には適切
学専攻としては初めての試みとして、園芸学研究科と
ます。
ご厚意に甘えさせていただくこととしました。今年の
な管理ができると同時に学生のデザイン、アートへの
共同で、日中韓等の大学間交流を通じた高度専門職業
最後に、
デザイン科の異動についてお知らせします。
1月14日金曜日に本学科意匠形態学研究室の田内助教
さらなる興味、関心を誘発するような空間の整備に努
人育成事業(キャンパス・アジア)
「植物環境デザイ
平成22年度には、植田憲先生と寺内文雄先生が教授
と修士学生が城臺様のご自宅に伺わせていただき、段
めたいと思っています。この場をお借りして今一度、
ニングプログラム―分野融合型プロフェッショナルス
に昇進されました。また平成23年度には、佐藤公信
ボール10箱にもなる貴重な書籍と図書目録をいただ
城臺一徳様に御礼の意を示させていただきたいと思い
クールの創成」を獲得し、更なる飛躍を目指して様々
先生が教授に、小野健太先生が准教授に、同じく小山
いてまいりました。その際に、城臺様と田内助教との
ます。どうもありがとうございます。
な活動を行っています。この植物環境デザイニングプ
慎一先生が准教授に昇任されました。これからも、教
間で深遠なるデザインとアートのとても楽しげな談義
ログラムは、主に日中韓の学生が一丸となって教育・
員一同「デザイン学」の進歩と発展に向けて、従来に
がなされていたことを同伴した学生からも伺っており
研究を行うものです。本プログラムでは、都市におけ
も増して努力する所存ですので、意匠系同窓生の皆様
る環境園芸デザインのプロフェッショナルを育成する
におかれましても、より一層のご鞭撻とともに、従前
ために、実践型プログラムを推進し、研究成果である
の通りのご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。
「植物による環境への貢献」を通じ、人々のクオリティ・
(前年度デザイン学科長
/デザイン科学専攻長 久保光徳)
(平成23年度デザイン学科長
オブ・ライフ(QOL)の向上を目指すものです。植物
/デザイン科学専攻長 渡邉誠)
■ 工学部2号棟リノベーション
デザイン学科の建物が学生の提案によって改修され
ました。かつて新棟と呼ばれたビルも30年経って老
朽化が目立ち改修の運びとなったのを機会として、学
生の視点による新しい空間提案を取り入れようと「工
学部2号棟利用者参加型リノベーション計画デザイン
コンペティション」を実施しました。デザイン、
建築、
都市環境からの学生混成を条件に9チーム計60人よ
り参加があり、各チームは現地詳細確認、利用者ヒア
リングなどのリサーチを実施し、それぞれ異なる着眼
点からプロポーザルを行いました。提案と実現可能性
を厳正に審査した結果として選ばれたチームが、施設
部と教員の指導の下、実施設計・監理と半年以上の長
す。また、展示ケースや映写機能などを備え、ちょっ
期に渡る、学生にとってきわめてタフなプロジェクト
としたプレゼンテーションなどが可能で、卒業生の方
を完遂し、無事に竣工となりました。改修範囲はおも
による作品紹介やカジュアルトークなども行えます。
に建物内のパブリックエリアで、とくに1階2階の
機会がありましたら新しくなった2号棟へぜひお立ち
ホールは明るく開放的になって利用者にたいへん好評
寄りください。
です。提案のねらいどおり、集まってミーティングし
(コンテクスチャルデザイン研究室 樋口孝之)
たり、時間を過ごしたり、よいかたちで使われていま
前年度の卒業制作展会場風景
7
8
機
械
工
■ 復興に向けて機械工学科のなすべきこと
学
科
学科長 森吉泰生
森田 昇 教授
3月11日の大震災は機械
このたび富山大学より本学
工学科にも多大な影響を及ぼ
に異動となり、9年ぶりに古
しました。機械工学科の教員
巣の加工物理学教育研究分野
に戻って参りました。ご縁を
や学生が多く入居する14号
頂き、富山大学に単身赴任し
棟は耐震改修を行っていませ
て9年間、学内や北陸地域の
んでしたが、なんとか堪え忍
方々に支えられながら、お陰
びました。教職員や学生で怪
様で楽しく充実した仕事をす
我をする人がでなかったの
ることができましたし、地方
は、不幸中の幸いでした。その後、計画停電の影響も
大学ならではの様々な貴重な経験と数多くの成果を得
あり、入学式、講義予定、研究などにも支障が出まし
ることができました。その経験と実績を活かして、本
たが、
半年たって落ち着いてきました。今回の震災で、
学におきましても微力ながら新たな決意のもとに教育
と研究に専心努力を致す所存ですので、本学ならびに
日本の物作り産業は多大な被害をうけました。今後の
同窓会の皆様方におかれましては、今後とも相変わら
復興では、機械技術者が多数必要とされ、教職員は在
ぬご指導ご鞭撻を賜わりますようよろしくお願い申し
学生の教育に一層尽力すると同時に、多くの卒業生が
上げます。
活躍してくれることを願っています。
ところで、久しぶりの千葉大学は組織も環境も大き
教職員の異動として、4月から3人の教員と1人の
く発展・拡充しており、やはり首都圏を代表する総合
技術職員が着任されました。加工・要素教育研究領域
大学としての優位を感じざるを得ません。今後は、千
に富山大学から森田昇教授が、環境・熱流体エネルギー
葉大学の立地環境とスケールメリットを活かして、よ
教育研究領域に日本大学から武居昌宏教授が、システ
り創造的で競争的な教育研究活動を通じて、未知の世
界に踏み込むフロンティア精神と自らの道を切り拓く
ム・制御・生体工学教育研究領域に理化学研究所/J
チャレンジ精神が旺盛な技術者・研究者を育成し、本
STから菅原路子特任准教授が着任されました。技術
学の発展に尽くしていきたいと考えておりますので、
職員として高松勇介さんが着任されました。また、野
どうぞご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
波健蔵教授は、研究担当理事から経営戦略室長に異動
され、引き続き千葉大学の発展のためにご尽力頂いて
機械系教員・学生の授賞
(2010〜2011)
おります。前野一夫教授には評議員、副研究科長とし
2010年7月、坪田健一准教授 JACM Award for Young
てご尽力頂いております。
析の両面からマルチフィジクス問題へアプローチして
■ 着任のご挨拶
■ 着任のご挨拶 Investigators in Computational Mechanics 2010
おります。今後は、基礎研究だけではなく、医工学応
武居昌宏 教授
用にも発展させられるよう、研究の幅を広げていきた
この度、2011年4月1日付け
いと考えております。機械系の学生にとっては、生物
で、千葉大学大学院工学研究
に関する問題に馴染みが薄いかもしれませんが、異分
科人工システム科学専攻機械
野を自らかきわけて前へ進む向上心や開拓心を身に着
系コースの教授として着任い
けてもらいつつ、生物・生命の神秘に少しでも興味を
たしました武居昌宏と申しま
持ってもらえるよう、教育面でも努力する所存です。
す。このような世界をリード
同窓の皆様におかれましては、ご支援、ご指導、ご
する大学の教員になれたこと
鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
を 光 栄 に 存 じ ま す。 私 は、
1995年3月に早稲田大学大学院理工学研究科材料及
■ 着任のご挨拶
び資源工学専門分野博士課程を修了し、その後、日本
大学理工学部機械工学科助手、専任講師、助教授(准
藤原大悟 助教
教授)
、教授として、16年間流体工学に関する学生の
こ の 度、2011年1月1日 付
教育、および、混相流の計測と計算について研究をし
でロボット工学教育研究分野
て参りました。またこの間の2007年には英国ロイヤ
の助教に着任しました藤原大
ルソサイティによるリーズ大学客員研究員として海外
悟と申します。2005年3月に
研修をいたしました。研究につきましては、混相流、
博士号(工学)を取得し、そ
可視化計測、画像処理とシミュレーションをキーワー
の 後2005年4月 か ら2010年
ドとして、特に、流体可視化計測法のひとつであるプ
12月まで三菱重工業(株)名
ロセス・トモグラフィー法のハードウェアとソフト
古屋航空宇宙システム製作所
ウェアの基礎開発、不適切逆問題の解法、混相流工学
に勤務し、防衛航空機及び民間航空機の設計や研究開
への応用、および、その産業への応用について、機械
発、飛行試験作業等に従事していました。
工学、電気工学、ソフトウェア工学、数学の世界的な
専門分野は、航空機・飛翔体の航空力学と飛行制御
専門家たちと共同研究を重ねてきました。また最近は
です。固定翼機や回転翼機、大型機や小型機を対象と
工学教育にも力を入れて、アジアの工学教育の水準を
し、制御則設計のための飛行運動モデリング、無人機
上げることを奉職としております。
自律飛行の制御則や制御システムの設計手法、有人航
このような経験や今後の仕事が、本学の発展に貢献
空機の耐故障制御手法等の検討を、研究と設計の両面
できれば、非常にうれしく思います。同窓生の皆様に
から行ってきました。今後は、これまでの研究を継続
おかれましては、今後ともどうか、ご支援、ご指導、
発展させ、より高度な技術を目指すと同時に、技術基
ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
盤を固めて産業界への技術移転や実用化を促進し、制
御技術と航空システムを通じて防災・減災や安全・安
9月、
森吉泰生教授 小型エンジン国際会議 優秀論文賞
教育研究に関して、4月からCSPC(千葉大学サ
10月、
齋藤祐一郎君(小林研M1)
日本材料学会・関東
イエンスパークセンター)がJST予算で整備され、
支部学生研究交流会 優秀講演発表賞
機械工学科の多くの教員がこの施設を活用していま
2011年2月、坪田健一准教授 日本機械学会第23回計
す。国際交流も盛んになっています。上海交通大学と
算力学講演会 優秀講演賞
千葉大学の国際共同研究センターが7月からスタート
3月、
森吉泰生教授・山田客員教授・窪山達也特任助教
しました。
センター長には本学科の劉浩教授が就任
(兼
千葉大学工学部地域社会連携賞
3月、
後藤俊介君(森吉研D1)
自動車技術会大学院研
担)されました。バイオメカニクスを基盤とした基礎
究奨励賞
研究から応用研究までの学際的な研究教育拠点であ
3月、
藤田恭平君(森吉研M2)
、永吉将人君(森吉研
り、産学連携、人材育成を目的とします。
M1)自動車技術会関東支部学術講演会BestPaper賞
日本の復興のため、機械工学科の力が今まで以上に
4月、
森吉泰生教授 日本機械学会フェロー認定
必要とされています。同窓の皆様におかれましては、
5月、
三 科 博 司 准 教 授 日 本 ト ラ イ ボ ロ ジ ー 学 会
一層のご支援とご鞭撻のほど、宜しくお願い申し上げ
Tribology Online The Best Paper Award
ます。
心社会の構築に貢献したいと考えています。
■ 着任のご挨拶
教育は私自身初めての経験ですが、社会人経験を生
菅原路子 特任准教授
かし、技術者としてのスタートラインに立つため最低
この度、4月1日付けでテ
限必要な基礎的知識とセンス、そして社会人としての
ニュアトラック准教授とし
マナーをしっかり身につけさせ、自立心を持ち、周囲
て着任いたしました、菅原
と協調し、積極的に自らを向上させることのできる人
路子と申します。生物機械
材を育成したいと考えています。
工学分野において、劉浩教
同窓の皆様のご指導、ご鞭撻を宜しくお願い申し上
授らのご指導のもと、研究
げます。
教育活動に携わらせていた
だいております。
専門分野は生体工学、特に細胞の運動に関するメカ
ニズム解明とその医工学応用です。細胞の運動メカニ
ズムに対して、力学の観点からはもとより、細胞内部
における蛋白質の化学反応にも着目し、実験と数値解
9
10
メディカルシステム工学科
電気電子工学科
機関を含めて、5カ国8研究教育機関間の国際協力、医
■ 学科紹介 卒業生 就職、進学状況
本学科は、一学年40名程度の少人数教育により、
工の学際連携によって、次世代リハビリテーションシ
ステムを実現するための学問体系の構築を目指して、
第二回次世代リハビリテーション医工学シンポジウム
2
(シンガポール)、I R−千葉大学JSPS共同ワークショッ
プ2010(シンガポール、写真)、2010 3T−in−3A国際
シンポジウム(中国)、千葉大学国際医工学セミナー
を開催したほか、国際共同協力活動も積極的に行った。
(兪 文偉)
医療・福祉・健康に関する基礎から実践までをカバー
する密度の高い教育を推進しております。特に、フロ
ンティアメディカル工学研究開発センターとは従来に
も増して連携を強化しており、工学系教員だけでは実
施が困難な高いレベルの医学系教育も可能になってい
ます。
平成22年度においては、千葉大学サイエンスパー
クセンター内に最新鋭のX線CTやX線撮像装置などの
機器が整備され、本格的に稼働を始めました。病院に
おける診療の制約を全く受けずに、自由に医工学の共
同研究にこのような機器を利用できる大学は全国でも
ごく限られており、当学科の教員も積極的に参画して
います。今後、大きな成果が期待されるところです。
平成22年度の卒業生の進路ですが、卒業生の70%
が博士前期課程に進学しました。この年、メディカル
システムコースの博士前期課程及び後期課程を希望す
る他大学生や留学生が例年になく多かったため、入学
試験は高い倍率となりました。その一方で、厳しいと
言われた就職活動は順調に推移し、浜松ホトニクス、
東芝インフォメーションシステムズ、システムロード、
日立メディコ、日機装、八千代エンジニアリングなど
に就職することができました。
(学科Web URL: http://www.tms.chiba-u.jp/)
(学科長 山本悦治)
■ 前野創一君(学部4年生、田村研究室)が、
ライフサポート学会奨励賞を受賞
ライフサポート学会は、福祉工学、生活・生命支援
工学分野の研究および情報交換を行う学会として設立
され、その趣旨に鑑み、ライフサポート学会奨励賞と
して人格、学業ともに優秀で、関連分野の発展に積極
的に取り組んだ学生を表彰しています。メディカルシ
ステム工学科では、卒業研究「指尖容積脈波を利用し
たストレス評価方法の提案」を行った前野創一君が受
賞し、平成23年3月5日、第20
回ライフサポート学会フロン
ティア講演会でその研究内容
を発表するとともに、表彰を
受けました。
■ 新任教員自己紹介
中口俊哉 准教授
2010年10月 に メ デ ィ カ ル シ ス
テムコースに着任しました中口俊
哉です。研究は医療教育・訓練シ
ステム、診断・治療支援システム、
生体特性計測などに取り組んでお
ります。学生時代に専攻した電気
電子工学と、前任の融合科学研究科 知能情報コースで
培った情報・画像工学の知見を生かし、今後さらに守
備範囲を広げて本学の医工学研究の発展に貢献したい
と考えております。皆様今後ともご指導、ご鞭撻のほ
ど宜しくお願いいたします。
(田村 俊世)
■ 石井琢郎君(五十嵐研究室)が学長表彰
並びに研究科長表彰
メディカルシステムコースで学
業に勤しむ石井琢郎君が修士課程
における学業優秀者に選ばれ、学
長と研究科長から表彰の栄誉に浴
しました。石井君は修士2年間に
英文論文2編、国際・国内学会発
表6編、国内特許出願1件の業績を挙げており、昨夏に
はイスラエル・ヘブライ大学に滞在して研鑽を積むな
ど、今後国際的に活躍することを予見させる人材に成
長しております。これは彼の才能だけでなく、それを
育む多くの教員やスタッフの組織力あってのことと存
じます。今後とも皆様のご指導・ご鞭撻をよろしくお
願い申し上げます。
(五十嵐 辰男)
研究室URL:http://nlab.tms.chiba-u.jp
■ 日本学術振興会アジア・アフリカ学術基盤形成事業
次世代リハビリテーション医工学国際研究教育拠点の
形成について
H22年度は、本学科の教員が中心となっている日本
学術振興会アジア・アフリカ学術基盤形成事業「次世
代リハビリテーション医工学国際研究教育拠点の形
成」の2年目である。千葉大学、上海交通大学(中国)、
Ngee Ann Polytechnic(シンガポール)の三つの拠点
11
■ 電気電子工学科便り
■ 残間忠直先生の着任のご挨拶
学科長 劉 康志
平成23年4月1日付けで大学院
新生電気電子工学科が発足して
工学研究科人工システム科学専攻
4年目になり、1期目の卒研生が研
電気電子系コースシステム・制御
究室に配属され、卒業研究に勤し
分野に着任しました。名古屋大学
んでいるところです。やっと本来
大学院を2000年に修了(博士(工
の電気電子工学科の姿に回復で
学)
)した後、三重大学工学部に
き、大変うれしく思います。
てこれまで助手・准教授と勤めてまいりました。
今年最大の出来事は、何と言っても、3月11日に起
専門分野は、システム制御です。なかでも最近はク
きた東日本大地震と福島第一の原発事故です。被災さ
リーンエネルギー自動車に応用されるモータの制御や
れた方には謹んでお見舞い申し上げます。一日も早く
ネットワークを介する位置決め制御や小型ロボットの
復興できることを期待しています。また、震災の影響
追従制御などの最適化に取り組んでおります。本学の
で企業の採用も遅れ、まだ就職が決まらない学生もい
学生のポテンシャルの高さや熱意もさることながら、
ます。是非同窓生の皆様方のご支援をよろしくお願い
教職員の皆様の教育研究水準の高さに圧倒される毎日
申し上げます。
です。これからも周囲の方々の温かいご支援を賜り、
さて、学科の近況ですが、まず自然科学研究科長な
微力ではございますが精一杯努力してまいります。今
どを歴任された島倉信先生が定年退職されました。こ
後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
れまでに本学科を支えてきたベテランの方が年を追う
ごとに退職され、世代交代が進んでいるところです。
世代交代をスムーズに行い、本学科をより発展させて
■ 中村雅一先生の転出のご挨拶
いくために、
学科の教職員一同が日々努力しています。
約10年半にわたって在籍した千
今年4月1日付けでシステム設計教育研究分野の准
葉大学を退職し、平成23年5月に奈
教授として、三重大学より新進気鋭の残間忠直先生が
良先端科学技術大学院大学
着任されました。残間先生は電気システムの制御で活
(NAIST)
・物質創成科学研究科に特
躍されている方です。今後、本学科においてますます
任教授として赴任致しました。千
ご活躍されることを期待しております。
葉大在職中には、独立行政法人化、
大学の最重要な使命は人材育成であることを肝に銘
電子機械工学科から電気電子工学科への改組、21世
じ、本学科では教育の改善を絶えず進めています。特
紀COEやグローバルCOEの運営など、めまぐるしい変
に、学生の主体性・積極性を引き出すようにさまざま
化を経験させて頂きました。教職員の皆様だけでなく
に創意工夫しています。例えば、
今年1回目となる「音
学生の方々にもいろいろな面で助けられ、有意義な時
づくりコンペ」では、学生にスピーカを作らせ、音の
間を過ごすことができたと思っております。同窓生の
良さを競わせました。
皆様にもこの場をお借りして御礼申し上げます。
その他に、嬉しいニュースとして、学部と大学院の
NAISTで は「 グ リ ー ン デ バ イ ス 研 究 室 」(web:
入試倍率が順調に上がってきています。
これによって、
http://mswebs.naist.jp/LABs/greendevice/)を主宰す
より質の高い学生が進学してくれることが期待でき、
る立場になり、忙しい日々を送っております。研究室
本学科の発展には追い風になります。
名だけでなく周りの環境も緑にあふれており、合宿気
さらに、
過去一年間に本学科の教員が、
電気学会フェ
分で院生たちと研究に没頭できる環境です。OB/OG
ロー、市村学術賞(貢献賞)
、安藤博記念学術奨励賞、
の皆さんも、お近くに来られる際には是非お立ち寄り
国内外の学術会議表彰などを多数受賞されました。
下さい。
以上、ご報告と共に、同窓生の皆様には引き続き本
学科を応援していて頂けるようお願い申し上げます。
12
ナノサイエンス学科
の帰属意識の強さと、博士前期課程の学生定員の巨大
■ 定年退職するに当たって思うこと
島倉 信
2011年3月末をもって、定年退職いたしました。
さ(学部定員の約70%)は、自然科学研究科を解体
千葉大学工業短期大学部電気工学科の助手として千葉
後時折「6年一貫教育」という言葉を耳にしましたが、
大学に赴任したのが1974年2月1日で、短大の廃止
学部と大学院の教育理念を明確にすることこそ重要で
にともない2年後には工学部に配置換えとなりました
あり、学部での専門基礎教育の徹底こそ研究を主体と
が、37年2ケ月の間千葉大学で過ごしたことになり
した大学への一歩ではないでしょうか。
ます。この間、多少なりとも千葉大学に貢献できたの
話は変わりますが、これまで地殻変動の電磁気的予
ではないかと思っています。総合メディア基盤セン
測可能性に関する観測的研究を行うため、房総半島の
ターの新設、ギガネットワークの設置、スーパーコン
鋸南町勝山、館山市、沼田市で電磁波の観測を行って
ピュータの導入、また大学院自然科学研究科への博士
きました。
そう簡単に結果の出る問題ではありません。
前期課程の設置と区分制大学院(博士5年の課程)へ
沼田、勝山での観測は、いずれも3月11日の東北地
の改組などです。これらの実現には多くの時間を割く
方太平洋沖地震の震源域を含む広い領域での電波擾乱
ことになりましたが、ある意味充実した時間でもあり
を 対 象 と し た 観 測 で し た が、 電 磁 気 的 プ リ カーサ
の方向に向かわせ、現在の組織となっています。改組
ました。
勤しんで参りました。大学院も、最初は、工学研究科、
すぐに自然科学研究科ができて、多様性科学専攻という、
工、理、園芸と他の学部も含めた複合教員集団の専攻に
所属しました。この斬新な教員集団での思いがあって、
現在も融合科学研究科におります。
教育面での思い出は、転任直後に課外活動部会の委員
長やら飛び級の準備と実施、物理教員集団等でのお手伝
を通して、学内の多くの先生にご援助いただいたことで
す。地域連携では、ベンチャービジネスラボ関連で県内
外の企業の方々や、他大学のベンチャー関連の先生と知
り合いになり、大いに教えていただきました。これは今
でも本学の学部・大学院講義のご援助につながっており
ます。研究面では、日本物理学会の世話人から始まって、
領域の代表やらシンポジウムのお世話等奔走したことが
思い出されます。国際連携活動では、
「なのはな量子伝
導国際シンポジウム」を西千葉で10回程度開催でき、国
内外から量子伝導関連の先生・研究者の方々を多数招待
し、ご講演いただき、いろいろとご指導いただき、本学
のナノサイエンス分野の教育研究進展に多少なりとも貢
献できたものと思います。そして、
融合科学研究科になっ
てから本格化した国際連携講義科目の新設や修士英語プ
ログラム開講のための強力なサポート体制構築に役立っ
たと思います。
ご存知のように、現在大震災を含め、日本の大学はま
さに厳しい環境におかれております。このような状況で
定年を迎えますのは、大変に複雑な思いですが、教職員
皆さんのご努力により、更なる発展が有りうると信じて
います。幸いにも、我々寄合所帯の団塊とは異なり、現
在中堅で活躍の先生は、少数精鋭かつ強力です。この難
局を乗り越え、本学を持続的に発展させる力がみられま
す。日本の得意技、ナノサイエンスは千葉にて盛り立て
ていく、これをぜひともお願いいたします。
■ ナノサイエンス学科の紹介
学科長 石井久夫
平成20年4月の工学部改組に伴い、新しく発足したナ
ノサイエンス学科では、1期生のうち34名がこの春に卒
業研究のため研究室に配属されました。また、3月には1
期生の大石君が早期卒業し、ナノサイエンス学科と連携
している融合科学研究科ナノ物性コースに進学しまし
た。写真は学位記授与の様子です。震災直後のため祝賀
会などは開きませんでしたが、当学科最初の卒業生かつ
同窓会メンバーの門出をささやかに祝いました。
(precursor)を見出すには至っていません。これまで
ただ一つの棘は、千葉大学にとって大学院自然科学
電波擾乱を惹き起こす領域を見出すため、様々な到来
研究科の廃止と4研究科の設置が真にあるべき姿だっ
方位測定法を検討してきましたが、これまでと違って
たのか、という疑念です。
時間的制約がないためゆったりとした気分で思考でき
37年という時間は、千葉大学が発足しておおよそ
るためか、「なぜ気が付かなかったのか」と思える事
65年であることを思えば、決して短い時間ではあり
柄を発見し、驚くことしばしばです。成果だけが求め
ません。1945年生まれなので、戦後日本の社会状況
られる喧騒な大学から、思考に十分な時間が取れる静
の変化とともに生きてきたということでしょうか。戦
かな大学になれないものでしょうか。
後間もなく新たな教育制度が発足し、新制大学が設置
千葉大学は現在、沼田市から市有地を無償で電波の
されました。中学生の頃には、工学部に多くの新学科
観測地として借用しています。新たな到来方位観測法
が創設され、また工業高等専門学校が新設されていま
については、理論的確かさが実証される必要がありま
す。これは日本の高度経済成長期と符合しています。
す。沼田市とはこれまで以上に連携を深め、新たな到
その後1960年代中ごろには大学院の充実が図られ、
来方位観測法の確立を目指したいと思っています。こ
千葉大学にも大学院工学研究科(修士課程)が設置さ
れにより、簡単な観測システムで地球大気圏での放電
れています。戦後の新制大学の設置が第1次高等教育
現象の発生頻度分布地図を准実時間で作成したいとの
改革とすれば、60年代半ばの大学院の新設と充実は
夢が実現できるのではないかと思っています。
第2次高等教育改革でしょうか。大学院自然科学研究
科は20数年前に後期3年博士課程の大学院として発
新4年生となった1期生たちの進路は学科としての大き
な関心事です。現在のところ、就職するのは若干名で、
ほとんどが大学院を志望しており、4年生34名中30名と
早期卒業希望の3年生2名がナノ物性コースを受験してお
ります。彼らが卒業研究を終えて無事卒業することで、
学年進行も終了し、ナノサイエンス学科も一人前の学科
の仲間入りとなります。
教員に関しましては、学科発足時から物理数学を中心
に熱心な講義をしてくださった植田毅准教授が東京慈恵
会医科病院の教授として転出されました。ナノサイエン
ス学科は教員数が少ないので、植田先生には非常勤講師
として引き続き授業を担当していただいております。
以上、学科の近況をご報告させていただきました。意
欲あふれる学生を送り出してゆけるよう、教員一同、教
育・研究に励んで参りますので、ご支援のほどよろしく
お願いいたします。
■ 追悼 岡本紘先生
去る6月11日、享年69歳でお亡くなりになりました。
先生は、平成4年、新設の機能材料工学科の教授として
着任され、量子構造半導体光材料工学分野の研究室を立
ち上げられました。以来12年余りの間、千葉大学で教育、
研究に邁進されました。学科改組に伴い、物質工学科、
電子機械工学科と所属が変わりましたが、一貫して、超
高速光デバイスに関する基礎研究を進められ、学術的に
も多大な貢献をなされました。研究室では、パワーと存
在感のある先生でした。戦略を立てて、強靭に突き進む
姿に、薫陶を受けた多くの学生や私たちスタッフは多く
のことを学んだと思います。先生は釣りがお好きで、研
究室で鴨川に行ったり、鹿児島や仙台での学会後に近く
の波止場でご一緒に釣りをしたりしたこともありまし
た。その時の普段とは違う一面もとても印象的でした。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
(松末俊夫、坂東弘之 記)
■ ナノサイエンス学科のますますのご発展を!
足しています。その後、理工園3研究科(修士課程)を
廃止し、自然科学研究科(博士課程)は区分制大学院
空電(雷)観測システムを
開発中(左)
に改組されました。区分制大学院は2年間で修了可能
であり、かつ3年から入学可能な5年制の博士課程で
す。漸く「本来の姿?」の大学院が千葉大学に設置さ
れたとの思いは私だけではなかったと思います。しか
しながら、自然科学研究科を構成する専攻と学部を構
成する学科の編成が異なるため、学部と大学院の運営
は複雑なものとならざるを得ませんでした。大学院・
学部の運営の複雑さを解消し、かつ研究の推進と大学
院教育、学部教育の充実を図るべく千葉大学でも大学
落雷(右)
院組織の模索が始まりました。先生方の学部・学科へ
13
落合勇一
私が工学部の助教授に着任しま
したのは、今から20年前の平成4
年の3月、筑波大学物質工学系講師
からの転任でした。当時の西千葉
キャンパスは、今のように高い建
物は多くなく、緑が豊かでした。
当時高層の自然科学研究棟1号館の
仮住まい以来、機能材料工学科を
経て、物質工学科、電子機械工学科、そしてナノサイエ
ンス学科と名前は変わりましたが、基礎応用含め量子伝
導一筋の教育研究でした。以来、研究室所属の学生さん
と、皆元気でかつ真剣にナノサイエンスの研究テーマに
14
共生応用化学科
■ 共生応用化学科近況
取りやめるという異常な事態も頻繁に見られまし
共生応用化学の学科長に今年4月より拝命してお
■ 中平隆幸先生のご退職によせて
エピソードが語られたことも、先生のお人柄がうかが
た。福島原発事故の悪影響がこのような形となって
中平隆幸先生は平成23年3月末日をもって定年退職
えるのではないかと思います。研究室の学生は中平先
ります。共生応用化学科は、現在、14の研究室に
現れました。とにかく、4月まで研究どころでは無
を迎えられました。本学に着任された昭和49年から
生の熱意への感謝を込めて、2月17日には趣向を凝ら
加えて廃棄物管理施設が加わり、実質15の研究室
い状況が続きました。
37年間の長きにわたる懇切丁寧なご指導ご鞭撻に対
した追いコンを開催してくれました。中平先生の似顔
で学生の教育研究を行っています。学科の教員は、
5月26日には、松韻会が開催され当学科関連で
して、改めて感謝申し上げます。
絵が描かれたケーキや着任された年のワインなどを記
教授14名、准教授13名、助教9名、特任准教授1
は、原田義也先生、堀善夫先生、上松敬禧先生、杉
2月22日に行われました中平先生の最終講義「研究
念品として贈呈し、感傷的な余韻を感じつつ、先生の
名の37名に加えて、技術専門職員、技術職員各1名、
田和之先生、服部豪夫先生の5名がご出席され、往
回顧 −私のやってきたこと、やれなかったこと−」
永年の労をねぎらうことができました。厳しくも情熱
学科事務員2名が学科の運営を様々な角度から支援
年と変わらないお元気なスピーチを披露されていま
では、東京大学卒業後に進学されたイェール大学での
をもって学問に臨む伝統を継承できるよう、今後も研
しています。
した。
隣接基間相互作用の実証、ミシガン州立大学での隣接
究室一丸で精進する所存です。
3月11日の東北沖地震の影響は当学科にも起こ
7月3日には後援会が開催され、当学科では30
発色団間の励起エネルギー平衡、そして本学における
中平先生は退職後しばらくゆっくりと過ごされると
りました。2年生の学生1名が、家を津波で失うと
名の学部生の保護者が参加されました。就職状況な
光エネルギー捕集・伝達ならびに電荷分離に関する研
伺っておりますが、健康に留意され、今後のますます
いう被害を受けています。さらに、震源に近い大学
どに関心を持たれているようで、質問が集中しまし
究について、当時の時代背景とともに紹介していただ
のご健勝とご活躍を祈念いたします。
に比較すれば小さいものかもしれませんが、建物の
た。ところで、この学科紹介で、平成22年度の日
被害も甚大でした。例えば、6号棟5階の3年生用
経新聞社主催 テクノルネサンスジャパン「企業に
とどめておりましたが、多くのOB・OGに出席してい
学生実験室の実験器具収納棚が、壁から剥がれ殆ど
研究開発してほしい未来の夢 アイデア・コンテス
ただきました。最終講義終了後には、中平先生のお計
のガラス器具が破損しました。さらに毎年4月初め
ト」で「東レ賞」受賞した修士2年生の阿保芙美奈
らいにより松韻会館でミニ同窓会を開催することもで
に行っている入学前の新入生オリエンテーション合
さん、松丸晃久君にコンテストの報告をしてもらい
きました。
宿を中止しました。また、計画停電の影響も多大で
ました。当学科出身の大学院生は、平成21年と連
私は平成15年から本学で中平先生のもと教育研究
した。カリキュラムの変更を余儀なくされ、普段静
続してこのコンテストで受賞しています。
かな土曜日の午後も授業が組み込まれ、賑やかな学
8月6日にはオープンキャンパスが行われまし
生の往来が7月16日まで見られました。学生にとっ
た。朝9時から夕方の5時近くまで4回に分けて学
ては少々不便な勉学環境を強いられた学期でした。
科説明会を行いました(写真)。参加者は207名で、
教員にとっても、研究環境への影響は計り知れな
昨年の251名、一昨年の174名と200名前後で推移
いものがありました。3月の日本化学会を始め、多
しています。参加者には、受験生だけでなく保護者
くの学会が中止に追い込まれました。さらには、留
が夫婦揃って参加する光景も見られました。中には
学生の多くが突然帰国したり、関西方面に避難する
受験生より熱心に説明に聞き入るご両親もいらっ
という事態が頻繁におこりました。教員は、3月か
しゃいました。
ら4月にかけて学生の安否確認に追われました。研
(島津省吾 記)
きました。華美を嫌い質素を旨とする中平先生のご意
(谷口竜王 記)
向を尊重し、最終講義の案内はホームページ上のみに
活動に携わってきましたが、研究室のゼミで学生が読
み切れていない文献を紹介したり、解釈が不十分な実
験データを報告したりした際に、中平先生が鋭く指摘
なさる姿勢が印象に残っています。東日本大震災の影
響で6月7日に行われた学科送別会で、多くの先生か
ら大学運営における中平先生の厳格な姿勢についての
しい未来の夢アイデア・コンテスト:東
レ賞最優秀賞(温度応答性高分子を用い
た砂漠の緑化大作戦)
宮武知己 H22 工業英検文部科学大臣賞
増渕茉奈美 H22.11 第22回化学とマイクロナノシス
テム研究会 Poster Award(ピコリットル
秤取アレイ構造を利用した多重脂質膜
チューブの作製)
大理伸哉
H22.11 3rd International Congress on
Ceramics:Good Poster Presentation
Award for Young Researcher(Effect of
the Starting Materials on the
Microstructure of Ce-TZP/BaAl12O 19
Composites)
岡山玲子 H22.12 2010年度炭素材料学会論文賞
(活性炭表面上の窒素が銅(Ⅱ)イオン
の吸着に及ぼす影響、雑誌炭素No.242号)
山田絵海 H23.6 第23回化学とマイクロ・ナノシス
テム研究会:Poster Award(微細構造を
有するハイドロゲル基材作製のための
モールディング法の開発)
■ 学生の受賞(平成22年8月以降)
(敬称略)
野口拓也
H22.8 日本化学会第4回関東支部大会:
学生講演賞(バツビツール酸修飾された
オリゴチオフェン超分子素子による一次
元ナノ構造の構築)
遠山 郁 H 2 2 . 1 0 T h e 1 4 t h I n t e r n a t i o n a l
Conference on Miniaturized Systems for
Chemistry and Life Sciences(MicroTAS
2010)
: Young Researcher Poster Award
(Isolation of Cell Nucleus by Short-Time
Chemical Treatment in Carrier-Medium
Exchange Microchannels)
菅谷紗里 H22 第3回企業に開発してほしい未来の
夢アイデア・コンテスト:村田製作所賞
最優秀賞(ガスセンサー付きIC−TAGで「お
いしい!」プロジェクト)
、テクノルネ
サンス・ジャパン賞(食品品質可視化シー
ル)
阿保芙美奈,松丸晃久 H22 第3回企業に開発してほ
究生として、4月から入学を予定していた留学生が、
15
16
画
像
科
学
科
情 報 画 像 学 科
■ 渡邊昭次先生ご逝去
その研究成果を国内・国外の学術雑誌に約300
編発表されました。先生は、生前のご功績によ
り従四位瑞宝小綬章を受けられました。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
(藤田力記)
本学名誉教授渡邊昭次先生におかれまして
は、病気療養中のところ平成22年11月24日にご
逝去されました。先生は、テニスとタンゴを趣
味とされた明朗快活なお人柄で、ユニ-クな授
業で多くの学生に強いインパクトを与えられま
した。研究に関しては、自ら実験を続けられ、
■ 野崎文男先生とのお別れ
私が助手で着任当初、先生から、
「君は一人
で論文を書けるのか?」
「いいえ、一人では」
と答えると、
「この世界は論文が書けないと生
きていけないよ」と厳しく言われました。執筆
論文には先生に目を通してもらいましたが、す
べて真っ赤になって戻ってくるわけです。
「取
捨選択しなさい」という指導以外はありません
でした。今、同じ立場に立つようになって、そ
の指導でよかったのだと納得しています。謹ん
でご冥福をお祈りいたします。
(佐藤智司記)
80歳の誕生日を目前にした平成23年7月18日
未明のことです。野崎文男先生が急逝されまし
た。就寝前に意識を無くされ、そのまま息を引
き取られたそうです。最近、腰を悪くしていた
そうですが、お元気にされていたそうです。看
護する間もなく眠るような突然のお別れだった
そうです。先生は、平成9年3月に千葉大学を退
官して、平成14年3月まで敬愛大学で教鞭をと
られていましたが、アメリカ、ハンガリーなど
かつて研究留学していた地を再訪問するなどし
て海外旅行も楽しんでいたそうです。
■ 共生応用化学科 ・ 専攻就職状況報告
今春(H22年度)の当学科卒業生123名(9月卒を含む)のう
りました。その要因は、昨今の厳しい就職状況に加えて、
ち、就職した学生は21名、大学院に進学した学生は91名(本
大学院進学希望者が増加したことにあると考えられます。
学大学院75名、他大学大学院16名)でした。就職率は約
化学・材料系の就職では、大企業を中心に修士修了生の求
17%、大学院進学率は約74%になります。残り11名のうち
人数が多く、専門性も生かせると考えて、取り敢えず大学
7名は、院試に不合格となった学生で、研究生等になって再
院進学を希望する学生も散見されます。今後、H19年度に
受験(他大学を含む)も考えているようです。学部就職学生
学科定員を減らした影響が少しずつ出て来て、卒業生が1割
の就職先は、化学・医薬3名、金属1名、輸送機器1名、情報・
程度減少して行くものと予想されますが、社会情勢の変化
通信2名、食品2名、建設・エンジニアリング2名、サービ
に対応して学部と大学院の学生定員のバランスを考える必
ス業4名、公務員4名など多岐に渡っています。
要もあるのではないかと思います。
同じく大学院共生応用化学専攻博士前期課程(修士)修了
最近は、就職学生の活動期間が驚くほど長くなっていま
生73名のうち、就職は68名、博士後期課程進学は4名(いず
す。多くの学生が、2年しかない大学院前期課程の途中の半
れも本学共生応用化学専攻)、進路未定者は1名で、就職率
年以上を就職活動に費やしている現状は、学生・企業の双
は約93%でした。修士就職学生の就職先の業種は、化学・
方にとって不幸なことだと思います。定見もなく就職活動
医薬34名、鉄鋼・非鉄金属8名、電気・輸送・精密機器7名、
を始める学生の側にも問題がありますが、優秀な学生を早
鉱業2名、エンジニアリング3名、公務員5名、公的試験研
くから囲い込もうとする企業側の論理にも一定の歯止めが
究機関3名などでした。そのほとんどが、化学・材料などの
必要であるように感じます。
専門性を考慮した採用と考えられ、多くは知名度の高い大
今年度は、震災の影響も加わり、就職状況はさらに厳し
企業あるいはその関連会社でした。
いように感じます。8月末現在でも就活中の学生が少なから
ここ数年の就職の傾向に大きな変化はありませんが、
ずおります。なお一層の学生支援に努める所存です。
(関 実 記)
H22年度は学部卒に少々多くの進路未定者を出す結果とな
17
■ 画像科学科の近況
■ 情報画像学科の近況
画像科学科 学科長 久下謙一
未曾有の大震災が東日本各地を襲いました。この大
震災により尊い生命を落とされた方々に哀悼の意を表
しますとともに、被災された方々に謹んでお見舞い申
し上げます。被災者の方々の生活が一日も早く復旧・
復興することを願ってやみません。
この地震では千葉大西千葉地区でも大きな揺れがあ
り、皆屋外へ避難しました。その後も揺れが断続的に
続いたため、長時間の屋外待避を余儀なくされました。
幸い画像科学科には人的被害はなく、物的被害も軽微
にすみました。むしろその後の計画停電、また電力削
減で不自由な生活が続いています。
放射線の測定も続けていますが、バックグラウンド
よりわずかに高い程度まで下がり、落ち着いてきてい
ます。一時国外へ脱出していた外国人留学生もほとん
ど戻ってきました。
さて、このような大事件がありましたが、画像科学
科も4年目の完成年度をむかえ、第1期の入学生が卒
業研究に取りかかっています。それぞれ研究室に配属
されて、これまでの教室での全員まとまった授業から、
個別の研究室へと場所を変えながらも、日夜勉学にい
そしんでいます。
これまでとはひと味違う、画像を愛する卒研生が誕
生しています。新しい卵をさらに育てていくべく、教
員一同決意を新たにしているところです。
【学科教職員の動向】
今年4月から新たに今泉祥子助教に加わっていただ
きました。フレッシュな風を吹き込んでもらっていま
す。活発な女子学生も増えている中、その先達として
大いに活躍が期待されます。
【画像科学科の取り組み】
アクティブな学科はアクティブな学生からというこ
とで、今年も引き続き入口戦略として、高校生や高専
生への働きかけを強めています。
今年も夏休みにサマースクールを開催しました。何
かをやるだけでなく、やったことをまとめて発表する
ところまでやることで、単に珍しいものを見たという
物見遊山のサマースクールではなく、何をどうすれば
よいのかを深く考えるサマースクールにしています。
昨年テレビで放送されたこともあり、今年は16名とい
う昨年の倍の参加がありました。
前学科長以来、高専への働きかけを強めた結果、今
年は推薦選抜、学力選抜とも応募者があり、志願者0
から脱却しました。画像関連の学科のある高専がほと
んど皆無の中で、画像をやりたいという目的を持った
高専生が集まるようになりました。すこしずつ知名度
が上向いているかなというところです。
学科の取り組みや最新情報などは下記の学科ホーム
ページに記載されておりますので、お時間がありまし
たら是非ご覧いただきたく、お願いいたします。
(画像科学科URL:http://www.tp.chiba-u.jp/)
情報画像学科 学科長 黒岩眞吾
まず教員の異動を紹介いたしますと、眞鍋佳嗣教授
が2010年10月着任され、物理情報工学領域で新しい研
究室を立ち上げられました。また2010年4月には3名
の助教と1名の技術職員が着任されました。梅澤猛助
教が大澤教授の研究室で、矢田紀子助教が眞鍋教授の
研究室で、篠崎隆宏助教が黒岩の研究室で各々、研究
を開始しました。和田淳技術職員(3月に退職された加
藤技術職員の後任)も、この4月に刷新された教育用計
算システムの運用で大忙しの毎日です。現在の学科の
構成メンバーは以下の通りです。
【情報処理工学領域】
[教 授]
伊藤秀男、松葉育男、阪田史郎、黒岩眞吾、
井宮淳(総合メディア基盤センター)
、大澤
範高
[准教授]
北神正人、須鎗弘樹、岸本渡、堀内靖雄、今
泉貴史(総合メディア基盤センター)
、川本一
彦(総合メディア基盤センター)
、関屋大雄
[助 教]
難波一輝、森康久仁、小室信喜、篠崎隆宏、
梅澤猛
【物理情報工学領域】
[教 授]
矢口博久、富永昌治、眞鍋佳嗣
[准教授]
津村徳道、堀内隆彦
[助 教]
溝上陽子、平井経太、矢田紀子
また、技術専門職員として、斎藤了一、和田淳。さ
らに、環境リモートセンシング研究センターから、久
世宏明教授、ヨサファット・テトォコ・スリ・スマンティ
ヨ准教授、本多嘉明准教授、梶原康司講師、斎藤尚子
助教にもご協力いただき、総勢33名のメンバーで教育
研究に従事しています。
今年3月には、旧学科(情報画像工学科)最後の4年
生を送り出し、4月からは新学科(情報画像学科)の学
生が卒業研究を開始しました。従来に比べ、専門性の
高い教育を受けた学生達が、コンピュータを駆使し、
情報画像分野の最先端の課題に取り組んでいます。ま
た、今年度からは、3年次後期に新しい演習科目を開講
し、
「研究する心」や研究開発能力の強化を図っていま
す。強制されない環境で、なお学び続けることのでき
る力が学生諸子の未来を拓くと考えております。
入学状況として、90名の1年生と8名の編入生が入学
しました。震災の影響で後期試験では例年と異なる選
抜方法となりました。また、来年の前期試験では理科
が物理・化学の2科目必須になります。
就職に関しても新学科最初の年で、8月20日現在ま
でに1,137社から求人票が届けられています。これは、
本学の画像・情報分野の諸先輩方が多方面の分野で活
躍されていることによる賜物であり、教員一同大変感
謝しております。
今後も、研究教育の充実を図るとともに、研究を通
じての社会貢献に教職員一同邁進していきますので、
変わらぬご支援・ご指導のほどよろしくお願い申し上
げます。
(http://www.tj.chiba-u.jp/)
18
眞鍋佳嗣 教授
術に関しての研究や、計算機で生成したコンピュータ
2010年10月 付 け で 着 任 い た
グラフィックスと現実世界を融合する複合現実感技術
しました眞鍋佳嗣と申します。
などの研究をしてまいりました。千葉大学では、これ
1995年に大阪大学基礎工学研究
までの研究成果を活かしつつ、さらに新しい画像計測
科博士後期課程を修了、同年大阪
技術の開発や応用についての研究に取り組みたいと考
大学基礎工学部助手、1999年か
えております。今後、千葉大学から情報画像分野で活
ら奈良先端科学技術大学院大学情
躍する人材を輩出できるように教育研究に精進する所
報科学研究科准教授ののち、現在に至っております。
存でございます。何卒よろしくお願いいたします。
これまで、物体の色や形状、質感などの画像計測技
梅澤 猛 助教
主に分散データ処理やモバイルエージェント技術を応
2011年4月1日 付 で、 融 合 科
用した、実世界指向コンピューティングの研究に従事、
学研究科情報科学専攻知能情報
モバイルデバイス向けアプリケーションや携帯電話端末
コースに助教として着任致しま
を利活用したシステムなど先端技術の実用的展開を意識
した。2007年に慶應義塾大学大
した研究に取り組んでいます。近年の急速な技術発展に
学院理工学研究科博士課程を修
加え、インターネットに代わる新世代ネットワークの到
了 し、2011年3月 ま で の 独 立 行
来を控え、情報工学を取り巻く環境は大きく変容しよう
政法人情報通信研究機構専攻研究員を経て現在に至っ
としています。来るべき情報工学新世代に向け、常に未
ております。
来志向で教育・研究に邁進する所存でございます。
篠崎隆宏 助教
助教を経まして、現在に至っております。大学院時代
2011年4月1日付で融合科学研
より、統計的モデル化に基づいた話し言葉音声認識の
究科情報科学専攻知能情報コース
研究を様々な観点から行っています。また近年は話者
に助教として着任いたしました篠
認識で用いられる技術を応用した距離動画像による人
崎隆宏と申します。2004年3月に
物認証の研究なども行っています。長期的にはより柔
東京工業大学大学院情報理工学研
軟で自律的な新しい情報処理の枠組みを実現したいと
究科博士後期課程を修了後、米ワ
考えており、教育では新しいことに挑戦する楽しさを
シントン大学で研究員を2年半ほど努めました。その
伝え体験してもらえるよう取り組んでいく所存でござ
後京都大学特任助教、東京工業大学特別研究員および
います。何卒宜しくお願い致します。
矢田紀子 助教
化計算法を用いた視覚情報処理のモデル化と、画像処
2011年4月 付 け で 融 合 科 学 研
理手法の提案などに関するテーマについて行ってきま
究科情報科学専攻知能情報コース
した。
に助教として着任しました。私は
今後は、卒業後に国際的に活躍できる研究者・技術
2008年3月 に 横 浜 国 立 大 学 大 学
者の育成を念頭に教育を行うとともに、これまでに
院環境情報学府情報メディア環境
行ってきた研究分野を活かして、人間の知覚モデルを
学専攻博士課程後期修了し、その
利用したカラー画像中の物体認識や画像の画質・質感
後3年間、同大学院で特任教員(研究教員)に従事し
評価の定量化といった研究テーマに取り組み、千葉大
ました。この間の研究はニューラルネットワークや進
学の発展の一助になるよう精進して行く所存です。
今泉祥子 助教
研究科博士後期課程に在籍、本年3月に修了して現在
2011年4月1日付で画像マテリ
に至ります。専門は情報工学で、ディジタルコンテン
アルコースに助教として着任いた
ツの著作権保護に関する研究に従事しています。
しました。2003年文部科学省勤
ここに辿り着くまでに随分と遠回りをしてきたよう
務、2005年東京都立大学大学院
にも感じますが、これまでに経験してきたことのすべ
工学研究科修士課程修了を経て、
てが自分にとってかけがえのない財産であることを実
出身地である新潟県に就職し、工
感しています。これからも、
たくさんの『新しいこと』
業技術総合研究所の研究員として6年間勤務いたしま
に臆せず、前向きに取り組んでいきたいと思っていま
した。在職中、首都大学東京大学院システムデザイン
す。どうぞよろしくお願いいたします。
19
ノベーション、MOT・MOS』
(JSR(株)鴨志田洋一 氏)
が行われました。また、実務面からの産学連携という切
り口から、特別企画講演『産学連携・知的財産機構(千
葉大TLO)の最近の活動報告』
(産学連携・知的財産機構
村上武志 特任教授/知的財産マネージャー)が行われま
した。
小林範久画像科学科学科長の第1部終了挨拶に続き、
場所を大ホールからレセプションホールに移し、27件に
も及ぶ画像科学科・情報画像学科及びその関連研究室の
研究成果がポスターで説明されました(技術交流会第2
部)
。同時刻・同場所でミキサー形式の懇親会が開催され、
“産” と “学” との活発な意見交換がなされました。参加
人数は、一般参加者77名、学科教職員50名、学生61名
で合計188名であり、盛会のうちに終了しました。
■ 第4回情報画像産学技術交流会報告
平成22年12月20日(月)に、千葉大学けやき会館1
階の大ホール及び3階のレセプションホールにおいて、
第4回情報画像産学技術交流会を開催しました。
画像科学科・情報画像学科(主催)が、画像工学同窓
会及び千葉大学産学連携・知的財産機構の共催にて、
「学
科の教育研究内容を広く社会に公開すると同時に産業界
からの社会的要望などに関する意見交換を行う場を設け
産学の交流を図る」をテーマに、大学教員、TLO、企業
の立場から考えることとしました。
技術交流会第1部では、富永昌二情報画像学科学科長
の開会挨拶、及び星野勝義実行委員会委員長の交流会概
要説明に引き続き、“学” 側からの産学連携(研究面)に
対する考え方に関する基調講演『未来を創るイメージン
グ材料技術-プリンティングから電子ペーパーまで-』
(画像科学科 北村孝司 教授)および “産” 側からの考え
方に関する特別講演『産学連携と事業変貌を実現するイ
第4回情報画像産学技術交流会実行委員長 星野勝義
技術交流会第2部(ポスターの部)の様子
技術交流会第1部(講演の部)の様子
キロ近くに及んで多くの名所を案内してもらい、タイの
文化に触れるとても有意義な休日を過ごしました。こう
した経験を通して、双方の学生は(私も含め)
、お互い
により仲良くなることができました。
私の帰国後も、学生は、国際会議に参加したり、プロ
ジェクトの成果発表を行ったり、25日間のショートス
テイを全うして帰国しました。学生にとっては、異国の
文化に触れ、会話をし、お互いを知る、大変貴重な経験
だったとともに、私自身にとっても、チュラロンコン大
学での多くの先生、学生、研究者の方々との出会いは、
今後とも大切にしたい大切な繋がりとなりました。10
月から11月にかけては、千葉大学がチュラロンコン大
学からの学生を受け入れます。現地で受けた厚いもてな
しを思いながら、先生方や学生たちとともに、どのよう
なもてなしができるだろうかと考えているところです。
来年度以降も、このような国際交流が続けられるよう努
めてまいりたいと思っております。
(今泉祥子記)
■ 第2回チュラロンコン大学
−千葉大学学生ワークショップ報告
本プログラムは、画像分野における情報科学専攻の学
生の派遣と、先方の学生の受入れを交互に行い、学生を
主体とした日・タイ学生共同ワークショップを行う国際
交流プログラムで、日本学生支援機構(JASSO)の留学
生交流支援制度に採択されました。チュラロンコン大学
ではプリンティングおよび写真、製紙実習設備を使った
実習、千葉大学ではイメージング技術を中心とした実習・
実験などを 日・タイ学生合同チームで行います。実習
を通して、互いの交流を学術的、文化的に深化させるこ
とが目的です。平成23年8月3日~ 27日にかけて、情報
科学専攻の学生12名がチュラロンコン大学に赴き、現
地の学生とともに活動しました。私は、この派遣期間の
うち、初日から10日間を学生とともに過ごしました。
最初の1週間、学生はチュラロンコンの学生とともに
講義を受けたり、グループに分かれてプロジェクトワー
キングを行ったり、企業見学に赴いたりと充実した毎日
を送っていました。また、自身の研究や日本文化につい
て紹介する場面では、予定時間を大幅に超えて、慣れな
い英語で自分の思いを伝え、質疑にも懸命に対応してい
ました。私も、滞在期間中の1コマで講演の機会を頂き、
著作権保護技術についての研究を紹介しました。大変よ
い経験をさせて頂き、感謝しております。
休日には、チュラロンコンの学生が観光をアレンジし
てくれました。最初の休日には、2か所の水上マーケッ
トやその途中の寺院、Cat centerなど、総移動距離300
20
東 高 芸 の 会
■ 第38回高潮展報告/第40回高潮展のこと
せください。また、現在ご出品中の皆様には、更にご
第38回高潮展は、震災と原発事故の影響から、3月
自愛頂き、40回展に向けて、力作をお願い致します
から8月に会期を移し、O美術館での開催となりまし
とともに、この期にあたり、絵画愛好のご友人に高潮
た。暑いさなか、ご来場頂きました皆様、そして展覧
展へのご出品をお薦め頂ければ幸いです。
会の開催に、ご尽力頂きました出品者の皆様に、誌面
ごあいさつ
をお借りしてあつく御礼申上げます。
■ 事務局長退任のご挨拶
「東高芸の会」は、千葉大学工学部の前身である東
りました。掲載されている文章の中には戦前、戦中の
今回の展示作品については、来場者から「精進の跡
京高等工芸学校 (旧制、以下東高芸と略称) の、工
軍務経験や外地での抑留生活の思い出話があります。
がうかがえる」といった声を多くお聞きしました。ま
会誌は、2011年5月に第28号が発行されましたが、
第34回展から今回の38回展まで、皆様のお励まし
芸図案科付属工芸彫刻部を1936年(昭和11年)3月
た、一新された会場の展示レイアウトも、今回の成功
とご鞭撻によって、なんとか次期事務局長への引き継
に卒業した石井華一氏を中心とする有志によって、
記載されている在籍会員数は57名(最年少者が満80
に大きく寄与したと言えるでしょう。ベテラン出品者
歳)
、寄稿者は14名でした。発足当時の会員数は200
ぎまで漕ぎ着けられた事、誠に感謝に堪えません。
1996年
(昭和71年)に発足した任意団体です。会誌
「東
に加えて今回は、2名の新しい仲間が加わり、高潮展
名あまり、15年という歳月が流れました。
在任中には、会場の変更、元代表 赤穴宏先生ご逝去、
高芸」を同年9月に創刊、10月20日に第1回懇親会
の新戦力としてのご活躍をお願い致します。
を開催したのをはじめとして活動を続け、現在に至っ
「東高芸の会のきまり」
(会則)には、
「母校の歴史
会長人事、画集やCDの発行など、めまぐるしい動き
扨、高潮展は、再来年に第40回展をむかえます。
の度毎に、親身なご協力に接した事、併せて御礼申上
ております。
と伝統と功績とを後世に伝えるよう活動します」との
世話人会ではすでに、第40回展の企画検討が始まっ
一項があります。具体的な活動の手始めとして、芝浦
げます。
会誌創刊号のまえがきには、
「豊かな生活、文化の
て居ります。ご希望などございましたら事務局宛お寄
の校舎跡地に「東高芸ここにありき」の記念碑を東高
新しい事務局長には信頼のおける鈴木成治さん(意
中に、生きがいを求めて活躍している高齢者の多い昨
今です。健康と長寿をモットーに、心と技能・知識の
芸、東京工専、千葉大学工学部同窓生それぞれの有志
交流を計り、楽しく明るい未来を開いていきたいと思
による寄付金で建立し、さらに港区教育委員会に要請
います」とあります。
して「東京高等工藝学校創設の地」の標示柱を設置し
1921年(大正10年)12月芝浦に創設された東高芸
ましたが、これに関しては、千葉大学工学同窓会会報
は、1944年4月に東京工業専門学校(以下東京工専と
37号紙上で、角田幸紀会長にご紹介いただきました
略称)と改称されたのち戦火で焼失、芝浦から千葉県
ので、詳細は省略します。
松戸の陸軍工兵学校跡に移転を余儀なくされ、1949
会員が所有しているさまざまな貴重な資料が、死亡
年5月に新制大学の千葉大学工芸学部として再発足し
とともに散逸、滅却されるのを防ごうと、工学同窓会
たものの、2年足らず後の1951年4月に工学部と改
にアーカイブ部門を設けることを、
「東高芸の会」の
称改組されました。その結果「工芸」の二字をはじめ
活動の一つとして提案しております。
図案、彫刻、造形、木材、精密など東高芸の伝統ある
ここ数年で、会員数が急激に減少しましたが、私た
各学科の文字が消えました。孤独感と危機感を抱いた
ちの努力を理解し、引き継ごうとする若い方々からの
70歳代、80歳代の卒業生が、千葉大学工学部の先輩
接触を受けるようになりました。会員の平均年齢86
として、
「実利と美との融合」という母校建学の精神
歳という「東高芸の会」を存続させるために、若い世
を伝承しようとしたのです。会誌創刊号の寄稿者42
代も受け入れる時がきたようですので、近日中に会則
名の中には彫刻部1回生(1925年3月卒業)の亀井武
を変えて、千葉大学工学部ご出身の皆さんも会員にお
夫氏や、同部2回生の大須賀 力氏もおられました。
迎えしたいと準備を進めております。よろしくお願い
ハガキ大の用紙に手書きの原稿を2枚ずつそのまま複
いたします。
写、ホチキスでとじた全くの手作りが創刊号と第2号
伊東祐義(96歳、1936年3月工芸図案科卒業)
宮智英之助
匠1963)が就任致します。従前に
もまして新事務局へのご協力を宜し
くお願い致します。
永い間有難うございました。
---------------------------------------------------新事務局長 鈴木成治
TEL 045-983-0958
〒227-0062
横浜市青葉区青葉台1-11-1 2-705
[email protected]
----------------------------------------------------
第 38 回 高潮展 平成 23 年 8 月 20 日 於:O 美術館
■ 凡展
今秋「第22回凡展」を10月11日
(火)から10月16日(日)までの6
日間、開催いたします。会場は前回
と同じ、中央区日本橋浜町の「好文
で、第3号からは業者に発注したオフセット印刷にな
画廊」です。
毎回50名を超える出展者があり、
内容は絵画とそれ以外の作品とがほ
ぼ 半 々 で、 写 真、CG、 書、 立 体 造
形などのユニークな作品群が、この
凡展を特徴付けています。
会期中は、出展者を中心に、それ
ぞれのクラスの集いや、先輩・後輩
が出会う楽しい交流の場ともなって
います。
21
第 21 回 凡展 平成 22 年 10 月 4 日 於:好文画廊
工学部同窓生の方はどなたでも出展いただけます。
凡展代表
森 崇(専建3回卒)
諸兄姉もお仲間になりませんか。
凡展事務局 鈴木 捷夫(大建9回卒)
同窓会皆様の日頃のご協力を感謝しておりますとと
〒330-0052
埼玉県さいたま市本太3-21-18
もに、
今後もご支援くださいますようお願い致します。
TEL/FAX 048-882-3961
22
寄付者一覧
平成 22 年度工学同窓会事業報告
平成22年4月1日から平成23年3月31日までの事業
■ 30口 ■
茂出木敏雄
(Ⅳ)
小川 圭一
(Ⅶ)
平成22年度
報告です。
千葉大学工学同窓会 決算
■収入の部
1.工学同窓会報の編集・発行
例年通りのスケジュールで準備し、会員に発送しま
費 目
した。印刷部数は25,000部でした。
(単位:円)
予 算①
決 算②
①-②
前年度繰越金
2,107,782
2,107,782
0
入会金
6,470,000
6,470,000
0
平成22年11月19日(金)東京駅八重洲北口・サピ
会費
3,000,000
2,686,000
314,000
アタワー内東京ステーションコンファレンス4階にお
寄付金
3,300,000
2,964,000
336,000
いて総会・懇親会が開催されました。例年とほぼ同数
総会参加費
84,000
99,000
△15,000
利息・雑収入
10,000
6,330
3,670
14,971,782
14,333,112
638,670
2.平成22年度総会・懇親会報告
の106名の方々にご参加いただきました。総会では、
角田幸紀会長の議長のもと、平成21年度の事業・収
合 計
支決算・会計監査報告がされました。また、平成22
年度の事業計画案・予算案が説明されました。また、
■支出の部
平成23・24年度の役員が紹介されました。
費 目
引き続いて、同じ会場で懇親会が開催されました。
(単位:円)
予 算①
決 算②
①-②
野口 博名誉会長(工学研究科長兼工学部長、当時)
会報編集発行
4,630,000
4,668,657
△38,657
からのご挨拶、工学部最新情報のご紹介をいただいた
入学・卒業記念品費
1,100,000
964,530
135,470
後、平成22年度の学生支援を受けた、学生フォーミュ
総会経費
1,200,000
1,049,312
150,688
ラ、IGEM、ロボコン、東京デザイナーズウィーク学
名簿管理費
210,000
210,000
0
HP制作費
60,000
50,400
9,600
部会・支部活動補助費
950,000
821,000
129,000
工学部賛助金
600,000
600,000
0
校友会費
150,000
150,000
0
1,000,000
1,000,000
0
非常勤講師援助費
440,000
390,000
50,000
会議費
150,000
124,991
25,009
渉外費
200,000
180,308
19,692
学内懇親会費
180,000
178,000
2,000
50,000
10,000
40,000
500,000
445,162
54,838
交通費
70,000
68,640
1,360
運営費
400,000
400,000
0
事務員費
1,200,000
1,222,500
△22,500
3.卒業生・新入生への記念品の贈呈
消耗品費
100,000
32,260
67,740
例年、卒業生・新入生には記念品を贈呈し、工学同
データ管理費
100,000
59,100
40,900
窓会をアピールしております。平成22年度の卒業生
事務室備品費
50,000
0
50,000
には、男性597名にネクタイピン、女性139名にリン
雑費
20,000
37,120
△17,120
0
0
0
予備費
1,671,132
0
1,671,132
繰越金
0
生展への参加学生が、その成果について、会員の皆さ
まにプレゼンテーションを行いました。
学生援助費
慶弔費
郵送通信費
総会・懇親会の様子
グを贈呈いたしました。また、平成23年度の新入生
特別会計繰入金
659名に多色ペンを贈呈いたしました。
合計
23
14,971,782
1,611,782 △1,611,782
14,333,112
638,670
■ 22口 ■
鈴木 廣信
(Ⅳ)
■ 20口 ■
田村 昭
(Ⅳ)
渡邉 光恭
(Ⅳ)
岡田歩久登 (電機)
■ 13口 ■
下山 高
(Ⅲ)
■ 12口 ■
柿倉 功児
(Ⅵ)
■ 11口 ■
町田 進 (職員)
■ 10口 ■
榊 陽 (職員)
大津 豊
(Ⅰ)
内藤 亮一 (Ⅱ)
平林 義正
(Ⅱ)
小泉 勝也
(Ⅱ)
佐藤 智祐
(Ⅱ)
桑田 昭
(Ⅱ)
吉田 司
(Ⅱ)
森田 宏夫
(Ⅱ)
山田 雅敏
(Ⅱ)
田中 務
(Ⅱ)
小西 四郎
(Ⅲ)
大角 忠
(Ⅲ)
坂戸 和朗
(Ⅲ)
大川 陽康
(Ⅲ)
杉田 康治
(Ⅲ)
松谷 貫司
(Ⅲ)
菱木 行雄
(Ⅲ)
英 聖一
(Ⅲ)
小島 誠二
(Ⅲ)
松谷 正明
(Ⅲ)
機六会 S33機械(Ⅲ)
坂 篁一
(Ⅳ)
寺川 隆成
(Ⅳ)
角田 幸紀
(Ⅳ)
浦田 雄治
(Ⅳ)
柏村 博之
(Ⅳ)
伊藤 一郎
(Ⅴ)
川嶋 一夫
(Ⅴ)
田中 秀典
(Ⅴ)
白バラ会S40化学
(Ⅴ)
根本 鋭雄
(Ⅶ)
後藤 慎一
(Ⅶ)
中川 英文
(Ⅶ)
原田 澂
(Ⅶ)
鈴木 重敏
(Ⅶ)
武田 圭二 (電機)
近藤 都 (情報)
(注)特は特別会員(現旧職員、ただし正会員は除く)、( )内は所属部会
平成22年度(平成22年4月1日〜平成23年3月31日)
■ 9口 ■
宮崎 清 (職員)
上松 敬禧 (職員)
大久保雄司 (Ⅱ)
渡辺 正 (Ⅱ)
大倉 優 (Ⅱ)
秋元 和之 (Ⅱ)
押川 定道 (Ⅲ)
浦山 茂 (Ⅲ)
江川 𣳾義 (Ⅲ)
三浦 邦夫 (Ⅲ)
西村 亮 (Ⅲ)
加茂坂鉄男 (Ⅲ)
中村 能裕 (Ⅲ)
池和田 暁 (Ⅳ)
萬力 正博 (Ⅳ)
鈴木 智博 (Ⅳ)
中富 仁 (Ⅳ)
吉田 俊夫 (Ⅴ)
大多和保彦 (Ⅴ)
山崎信一郎 (Ⅴ)
近藤 隆明 (Ⅴ)
平塚 政宏 (Ⅴ)
片山 亮吾 (Ⅶ)
近藤 親平 (物工)
■ 8口 ■
緒方 一裕 (Ⅲ)
■ 7口 ■
笠井 肇 (Ⅰ)
笠井 嘉 (Ⅰ)
■ 6口 ■
成毛喜一郎
松山 巖
(Ⅳ)
(Ⅹ)
■ 5口 ■
蜂屋 弘之 (職員)
塚田 永久 (Ⅰ)
中澤 文隆 (Ⅰ)
白金 茂 (Ⅱ)
椎名 國雄 (Ⅱ)
柳澤 正信 (Ⅱ)
小西 葉月 (Ⅱ)
田邉 宏志 (Ⅱ)
飯田 益三 (Ⅲ)
川俣 正 (Ⅲ)
川羽田 貢 (Ⅲ)
田辺 照男 (Ⅲ)
大上 登 (Ⅲ)
藤代 裕 (Ⅲ)
飯沼 敏夫 (Ⅲ)
石田 大志 (Ⅲ)
福丸 健一 (Ⅲ)
大久保泰秀 (Ⅲ)
種村 陽亜 (Ⅳ)
田中 敏光 (Ⅳ)
綱島 壽雄 (Ⅳ)
福部 國弘 (Ⅳ)
大塚 正善 (Ⅳ)
24
鈴木 孝志 (Ⅳ)
三宅 正高 (Ⅳ)
砂原 三利 (Ⅴ)
樋口 治雄 (Ⅴ)
福山賛次郎 (Ⅴ)
鈴木 健一 (Ⅴ)
山本 芳正 (Ⅵ)
樋口 武 (Ⅵ)
鈴木 英夫 (Ⅵ)
田中 博 (Ⅶ)
古屋幸一郎 (Ⅶ)
林 賢太郎 (情報)
■ 4口 ■
谷内 健 (Ⅰ)
和田 精二 (Ⅰ)
加藤 照子 (Ⅰ)
川瀬 修一 (Ⅱ)
田中 四郎 (Ⅱ)
大森 昭二 (Ⅱ)
大木 康次 (Ⅱ)
中野清一郎 (Ⅱ)
富田 純 (Ⅱ)
柳澤 朋夫 (Ⅱ)
中善寺多加敏 (Ⅱ)
前島 力 (Ⅱ)
菅野 良司 (Ⅱ)
小林 孝至 (Ⅱ)
若松 永 (Ⅱ)
森 勝一 (Ⅱ)
橋本 克巳 (Ⅲ)
山下 實 (Ⅲ)
永野 俊男 (Ⅲ)
林 忠雄 (Ⅲ)
伊田 信 (Ⅲ)
鈴木 喬 (Ⅲ)
小泉 龍一 (Ⅲ)
河合栄一郎 (Ⅲ)
白坂 昇 (Ⅲ)
五十嵐 実 (Ⅲ)
上田 忠成 (Ⅲ)
飯島 章 (Ⅲ)
小林 貞彦 (Ⅲ)
壱岐 良輔 (Ⅲ)
矢野 宏 (Ⅲ)
桑田 毅 (Ⅲ)
永野 務 (Ⅲ)
山下 義智 (Ⅳ)
宮本 正憲 (Ⅳ)
中台 照幸 (Ⅳ)
椿 桂三 (Ⅳ)
近岡 宏 (Ⅳ)
蓮見 彰良 (Ⅳ)
荒井 秀雄 (Ⅳ)
飯塚 矩規 (Ⅳ)
大滝 正道 (Ⅳ)
篠崎 国雄 (Ⅳ)
佐藤 次市 (Ⅳ)
清水洋太郎 (Ⅳ)
莇 伸一 (Ⅳ)
岡本 勇三 (Ⅳ)
永井 良一
中野 和則
渡邉 仁
後藤 卓也
小川 忠良
乗越 厚生
川野 亮一
森 元
若松 信哉
山田 郁雄
増田 啓司
梁田 賢悦
浜谷 輝
佐々木健一
大谷 博之
西嶋 孝之
松尾 廣一
河辻 輝之
野原 昭光
土屋 元彦
山田 溪
入山 隆
森田 章嗣
山口 弘
井下 広
岩田 克彦
正田 章
中島 宣英
阿宗 大輔
氏家 康
阿賀 雄一
(Ⅳ)
(Ⅳ)
(Ⅴ)
(Ⅴ)
(Ⅴ)
(Ⅴ)
(Ⅴ)
(Ⅴ)
(Ⅴ)
(Ⅴ)
(Ⅴ)
(Ⅴ)
(Ⅴ)
(Ⅴ)
(Ⅴ)
(Ⅴ)
(Ⅴ)
(Ⅴ)
(Ⅵ)
(Ⅵ)
(Ⅵ)
(Ⅵ)
(Ⅵ)
(Ⅵ)
(Ⅶ)
(Ⅶ)
(Ⅶ)
(Ⅶ)
(Ⅸ)
(Ⅸ)
(デ)
■ 3口 ■
室木 巧 (職員)
馬場 直志 (職員)
宇賀 洋子 (Ⅰ)
豊口 協 (Ⅰ)
廣川 美恵 (Ⅰ)
高橋 正 (Ⅰ)
中村 穣 (Ⅰ)
甲斐 茂 (Ⅰ)
小嶋 清 (Ⅱ)
中野 順夫 (Ⅱ)
山根 昭 (Ⅱ)
岩堀 道男 (Ⅱ)
小川三之助 (Ⅱ)
保坂 徹郎 (Ⅱ)
堀井 義夫 (Ⅱ)
山田 憲司 (Ⅱ)
石橋 文男 (Ⅱ)
伊藤 文男 (Ⅱ)
浦島 茂 (Ⅱ)
高橋 八朗 (Ⅱ)
久保寺 淳 (Ⅱ)
鈴木 聡 (Ⅱ)
室伏 毅 (Ⅱ)
萱沼 金治 (Ⅱ)
小幡 敏夫 (Ⅱ)
榎本 良治 (Ⅲ)
石田 昌彦 (Ⅲ)
近田 隆愛 (Ⅲ)
藤木 二幸 (Ⅲ)
塩原 巌 (Ⅲ)
金山 進 (Ⅲ)
頼 錦鐘 (Ⅲ)
島田 雅吉 (Ⅲ)
福田聡三郎 (Ⅲ)
千葉 春樹 (Ⅲ)
斎藤 茂樹 (Ⅲ)
山澤 智仁 (Ⅲ)
坂本 和也 (Ⅲ)
廣瀬 喜明 (Ⅲ)
内田 彰 (Ⅲ)
杉田 明彦 (Ⅲ)
阿波野康彦 (Ⅲ)
佐藤 龍夫 (Ⅳ)
戸田 暉良 (Ⅳ)
上羽 譲一 (Ⅳ)
沓掛 正一 (Ⅳ)
比田井 裕 (Ⅳ)
山岸 正尚 (Ⅳ)
高橋 勉 (Ⅳ)
柳田 利幸 (Ⅴ)
小林 敬和 (Ⅴ)
反保 一雄 (Ⅴ)
関口 洋一 (Ⅴ)
稲木 秀次 (Ⅴ)
山野井 博 (Ⅴ)
馬養 友之 (Ⅴ)
酒井 功 (Ⅴ)
芝田 浩 (Ⅴ)
鈴木 淳 (Ⅴ)
地曳 広志 (Ⅴ)
平賀 祐二 (Ⅵ)
大森 雅久 (Ⅵ)
亀岡 勇 (Ⅶ)
野村 蔚 (Ⅶ)
大野 仁 (Ⅶ)
芝木 儀夫 (Ⅶ)
小野 正和 (Ⅶ)
海老沢正男 (Ⅶ)
加藤 俊造 (Ⅶ)
福島信太郎 (Ⅹ)
石川 孝夫 (デ)
岡田 幸一 (電機)
■ 2口 ■
音丸 (職員)
森田 耕次 (職員)
久保 宏子 (職員)
水澤 伸也 (職員)
荒井 正隆 (Ⅰ)
江口 信男 (Ⅰ)
福崎多恵子 (Ⅰ)
佐渡山安彦 (Ⅰ)
古森 亮二 (Ⅰ)
関 壮一 (Ⅰ)
足立 和彦 (Ⅰ)
伊藤 文隆 (Ⅰ)
関 直之 (Ⅰ)
佐藤 信晴 (Ⅰ)
岡田 優 (Ⅰ)
木村 護
秋岡 敏郎
安逹 知明
田上 重雄
笠原金太郎
得田 隆
坂野 一郎
石渡喜久治
小菅 雅夫
紺野 五郎
西山 正春
林 敵一
山川 章三
広岡栄一郎
安生 満
佐々木利哉
秦 孝一
阿部 三朗
小幡 和夫
杉山 高嗣
安藤 伸治
安原 嘉彦
岸田 敬三
細谷 善次
渡辺 俊男
大林 和彦
大和田明
正法地紀之
中島 將好
野村 幸彦
三田村隆司
金森 秀高
坂口 守夫
田口 裕一
金沢 健蔵
川口 登
後藤 誠
高橋 一允
横田 正之
吉沢 輝三
小林 貞夫
黒田 満男
渡辺 泰男
川村 泰夫
竹内 嘉彦
大桃 利正
高久 広樹
石井 量久
松崎 徹
吉川 祐司
菊池 繁男
菅 重夫
矢後 勝
石井 友博
越智 英明
中山 友弘
小堀 賢
加藤 宏一
佐藤 光徳
山辺 佳世
山﨑 眞詠
冨島 誠司
石橋 実
後藤 秀和
橋本 孝紀
(Ⅰ)
(Ⅰ)
(Ⅰ)
(Ⅰ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
安田征一郎
徳弘 吉秀
堀 保
東 隆義
渡辺 光雄
清水 茂
幡 好明
長谷川貞三
荒川 修
寄水 義雄
山下 雅央
鹿島 完
塩﨑 進
鈴木 繁
石母田 達
窪澤 芳郎
小泉 和男
桜井 吾郎
佐藤 博
田口 芳美
石川 博彦
昼間 健治
滝沢 暁
田代 賢一
溝尾 久
上田 知行
市野 正雄
河田 進
中野 一郎
福田 忠夫
湯本 良
斎藤 晴朗
島崎 克弥
陶山 安三
林 侑孝
中村 雅勇
三上 正樹
橋本 茂男
藤田 尚美
戸原 武之内教男
岩渕 松治
久力 正一
桑名 一隆
中山 勝弘
鈴木 圭作
関 知耻忠
高梨晋一郎
諸橋 久重
広瀬 次郎
山口 正明
梶川 清
蝿庭 正信
吉沼 幹夫
覚張 文夫
山崎 秀夫
角 達矢
園部 一之
飯島 勉
七条 将徳
安西 政徹
柴田 健一
斎下 誠一
井出 正人
礒島 博
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅱ)
(Ⅲ)
(Ⅲ)
(Ⅲ)
(Ⅲ)
(Ⅲ)
(Ⅲ)
(Ⅲ)
(Ⅲ)
(Ⅲ)
(Ⅲ)
(Ⅲ)
(Ⅲ)
(Ⅲ)
(Ⅲ)
(Ⅲ)
(Ⅲ)
(Ⅲ)
(Ⅲ)
(Ⅲ)
(Ⅲ)
(Ⅲ)
(Ⅲ)
(Ⅲ)
(Ⅲ)
(Ⅲ)
(Ⅲ)
(Ⅲ)
(Ⅲ)
(Ⅲ)
(Ⅲ)
(Ⅲ)
(Ⅲ)
(Ⅲ)
(Ⅲ)
(Ⅲ)
(Ⅲ)
(Ⅲ)
(Ⅲ)
(Ⅲ)
(Ⅲ)
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望月 重克
三代川滋則
照井 隆
出口 伸幸
山田 浩司
斎藤 英司
川添健一郎
山口 優
三中 英治
安達 博一
杉山 周作
友定 英貴
富山 武史
塩原 正美
池村 重生
伊藤 喬
田村 重雄
早川順次郎
長田 正造
田中 重信
西田 誠夫
河合 士郎
堀 健次郎
本橋 昭二
水内 清
津田 達
青山 宏一
赤井 康亮
天野 譯溥
豊田 純男
高山 建三
櫛渕 光彦
田村 和男
石原 亮
金沢 一良
坂下 茂男
石坂 允
大池 高保
柏木 昇
佐藤 雅生
柴 忠敏
下田 重道
鈴木 信二
細町 武彦
米須 清英
岩瀬 充
牛尾 洋二
後藤 良男
真島 和
末石 元晴
根崎 一信
花香郁太郎
大津 博
蔭山 之雄
榎並 誠
高橋 敏
御園 信行
田口 忠
神田 憲治
仁田 昇
佐々木一人
今田 伸司
佐藤 光一
杉本 和英
木村 千秋
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25
村上 武志
武田 広也
池田 千里
加藤 洋一
山本 一広
丹野 雅行
三浦眞由美
岩瀬 俊夫
草野 祐一
斉藤 填
白井 栄
稲澤 義明
橘 宗昭
伊倉賢一郎
杉山 武
野村 明
栗原 信介
石本 亮治
山口 進介
後藤 晴司
松葉 浩充
市村 善彦
静谷 英夫
三平 忠宏
上條 堅次
千村 秀夫
鳥居 秀康
奥山 敏樹
佐野 道雄
田辺 敏夫
小高 幸治
清水 朗
森元 忠夫
浅見 栄二
斉藤 宏
石丸 貞冬
小泉 幹夫
嶋根 義憲
有田 潔
小林 敬古
野口 英夫
府中 裕一
篠田 次男
宮沢 孝明
田中 幸博
山崎 泰洋
川嶋 静雄
北山 五郎
鈴木 康浩
瀬戸 潔
佐藤 陽輔
加藤 秀之
菅原 理二
池永淳一郎
高橋 雅樹
蕪木 健二
堀内 文夫
江越 壽雄
蛭海 進
梅原 幸彦
奥貫 信
織間 勇
久保 走一
関根慶治郎
大久保 周
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(Ⅵ)
(Ⅵ)
(Ⅵ)
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(Ⅵ)
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小松 康世 (Ⅵ)
武田市太郎 (Ⅵ)
井沢 清 (Ⅵ)
地引 勝 (Ⅵ)
手塚 辰保 (Ⅵ)
村越 位光 (Ⅵ)
廻谷 勝三 (Ⅵ)
斉藤 光範 (Ⅵ)
柏倉 良而 (Ⅵ)
佐野 和雄 (Ⅵ)
斉藤 延夫 (Ⅵ)
矢口 浩 (Ⅵ)
浅井 禎和 (Ⅵ)
和田 政也 (Ⅵ)
徳江 雅宏 (Ⅵ)
安斉 孝之 (Ⅵ)
佐藤 樹 (Ⅵ)
中村 勝利 (Ⅵ)
篠田 豊 (Ⅵ)
鈴木 章方 (Ⅵ)
照井 與泰 (Ⅵ)
山本 衛
(Ⅵ・Ⅶ)
岸本 靖彦
(Ⅵ・Ⅶ)
近藤 尚子
(Ⅵ・Ⅶ)
今泉 大作
(Ⅵ・Ⅶ)
江川 好古 (Ⅶ)
川又 健一 (Ⅶ)
佐久間 悌 (Ⅶ)
高宮 敬二 (Ⅶ)
上曽 秀孝 (Ⅶ)
沼野 博文 (Ⅶ)
三浦 英徳 (Ⅶ)
戸田 文夫 (Ⅶ)
横澤 佑治 (Ⅶ)
柳川 明夫 (Ⅶ)
龝谷 久人 (Ⅶ)
小出 敏明 (Ⅶ)
清水 忠 (Ⅶ)
岡本 実 (Ⅶ)
平山 巌 (Ⅶ)
中村 幹 (Ⅶ)
水戸 良太 (Ⅶ)
伊東 郁男 (Ⅶ)
田林 勲 (Ⅶ)
小泉 徹 (Ⅶ)
山田 秀夫 (Ⅶ)
瀬戸山寛之 (Ⅸ)
垣生 知則 (Ⅸ)
原 安雄 (Ⅹ)
岡野 直美 (Ⅹ)
清水いそ江 (Ⅹ)
本多 誠 (Ⅹ)
田中 和広 (Ⅹ)
甲山 貴章(電機)
湯川康太郎(電機)
小林 航(電機)
齋藤 亮(電機)
岩倉 大輔(電機)
今井 基雄(電機)
氏原 芳朗(電機)
森谷 俊之(電機)
堀江 幸二(情報)
吉田 淳(情報)
宮崎 陽介(物工)
鈴木 敬一(物工)
五郡 維甫(共生)
具志堅麻里奈
(共生)
一ツ柳 彩(共生)
■ 1口 ■
服部 岑生(職員)
漆間 伸司(職員)
鳥居 今子(職員)
橋 亮(職員)
大川 幹男(職員)
白井 稜一(職員)
堀尾京一郎 (Ⅰ)
田辺 雄次 (Ⅰ)
孫福 剛久 (Ⅰ)
大堀 治宣 (Ⅰ)
香西 一雄 (Ⅰ)
中嶋 昭彦 (Ⅰ)
大井 義雄 (Ⅰ)
鹿野 喜保 (Ⅰ)
八鳥 治久 (Ⅰ)
古澤 誠一 (Ⅰ)
小林 康人 (Ⅰ)
出村 慶次 (Ⅰ)
山田 卓生 (Ⅰ)
菊地 孝夫 (Ⅰ)
高橋 和靖 (Ⅰ)
西光 昭夫 (Ⅰ)
藤田 勉 (Ⅰ)
田鎖 和哉 (Ⅰ)
丸山 和子 (Ⅰ)
溝部 正次 (Ⅰ)
前川 健 (Ⅰ)
岩佐 直利 (Ⅰ)
桜井 秀紀 (Ⅰ)
山西 一彰 (Ⅰ)
祝井 正人 (Ⅰ)
太田 史朗 (Ⅰ)
小竹 修 (Ⅰ)
桂 雅彦 (Ⅰ)
小城 浩之 (Ⅰ)
中澤 守 (Ⅰ)
中村麻日奈 (Ⅰ)
宇田川信学 (Ⅰ)
岡本 浩志 (Ⅰ)
小内 朝子 (Ⅰ)
内田 大 (Ⅰ)
川出 純子 (Ⅰ)
廣川美津雄 (Ⅰ)
岡田 明 (Ⅰ)
澤田 均 (Ⅰ)
川添 集朗 (Ⅰ)
境野 広志 (Ⅰ)
小内 克彦 (Ⅰ)
富岡 慶 (Ⅰ)
冨松 陸郎 (Ⅰ)
本郷 伸彦 (Ⅰ)
武藤 栄希 (Ⅰ)
渡辺 昇 (Ⅰ)
池田 訓江 (Ⅰ)
安井 敏 (Ⅰ)
鹿久保
よ(Ⅰ)
小関理恵子 (Ⅰ)
川瀬 英司 (Ⅰ)
藤江 彰 (Ⅰ)
宮沢 彰博 (Ⅰ)
戸谷 一雄
皆上 義和
鍵和田 務
栗山 孟
山際 延夫
榎本 茂治
岡田 成一
金子誠之助
本田 俊介
白岩 堅
山﨑 正昭
福島 良介
三瓶 和夫
髙木 哲夫
山本 諭
和田 文吾
梨本 昌
鈴木 貞寛
松本 明
赤塚 巌
尾上 孝一
野口 伸
野澤 守
小黒 貞夫
堂 健二
小池 弘志
進藤 正二
平井 利一
浅野 盛治
鎌形 良男
川村 尚夫
鈴木 忠道
関沢 俊二
筒井 肇
大美賀久夫
大山 弘
小山 嘉弘
富永 慶宇
矢作 茂
石垣 修亨
高野 正道
但田 沆
畑野 肇
尾川 正昭
保田 新治
川田 暢子
丹羽 正徳
尹 好晃
吉田 龍生
北 清一郎
榑林 和夫
清水 四郎
伊藤 彰一
三川 光司
渡辺 実
伊東 正人
今関 一美
加藤由紀子
上坂 省二
村上 隆
村中 恭一
森本 健二
鈴木 達雄
山添 和彦
齋藤 光哲
(Ⅰ)
(Ⅰ)
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(Ⅱ)
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真柴 正徳
内田 和弘
小口 眞治
小松 淳
寺田 岳彦
高橋 浩
古戸 睦子
越田 英一
戸村 賢治
清水 英世
瀬戸 守
布施 肇
松本 和浩
伊藤 明子
吉田 英雄
大谷 由佳
大石 康人
室 英治
山脇 康弘
橋本 康夫
笹谷 輝雄
立道 郁生
竹田 知平
前原 信達
桧垣 歩
室殿 一哉
太田 達見
菅野 弘
佐藤 健一
小久保信一
引地 健彦
浅井 毅人
野口 修
長坂 信
瀬川二三男
池田 康久
船井 洋一
本多 賢吉
尾形 廣信
藤田 壽夫
萩屋 憲彦
長岐 真澄
桐谷 治孝
藤本 匡
森 敏章
高木 巌
石井 公雄
北 節雄
佐藤 喜雄
福島 輝雄
藤崎 五郎
高尾 新生
内村 喜之
森崎 徳則
高須 芳雄
大平 昌正
國米 基己
安藤嘉三郎
佐々木敏也
川本 聡
稲葉 嘉郎
亀井 義新
岸並 昭
土肥 清一
福田 奎佑
(Ⅱ)
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山田 長義
髙橋 利夫
増田 康雄
谷口 武知
原 啓明
中村 元樹
西島 賢司
宮嶋 實
山崎 良夫
内山 常和
仲田 潔
細井 信生
大野 信夫
山下 曻
伊藤 威信
高橋 茂
戸澤 孝壽
山口 智之
吉井 純
佐々木三郎
三田 邦夫
三谷 喜朗
加藤 實男
日野 俊昭
本間 貞雄
松井 雅男
新井 敏夫
大津 亘
相馬 一朗
森本 敏夫
音山 芳徳
小出 富夫
谷本 信雄
福島 成次
小和田 茂
伊集院 忠
石橋 範宣
大林 憲次
小川 惠也
安慶田 弘
伊藤 健一
田頭 扶
徳屋 友彦
渡辺 紀之
石井千世紀
岡村 泰昌
増田 正巳
小林 曉
谷口 光政
小口 博義
細川 晏宏
小久保重暢
小林 亮一
鈴木 則道
田川 正洋
本忠 瑞穂
松本 理
溝部 正彦
池田克登志
田中 章順
山崎 英昭
山田 干城
遠藤 誠久
坂本 初男
瀬谷 圭一
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26
上田 俊弘
市川 浩伸
岩佐 弘志
三宅 伸治
中村 良太
根本 一郎
遠藤 修
園田 治朗
安藤 裕之
小川 秀司
小出 均
長浜 孝夫
根岸 廣介
和田 侯衞
桑原 健郎
鈴木 洋一
鈴木 幹人
小西 保彦
小野原 勉
高杉 暢人
浅野 賢治
千葉 俊和
日向 武夫
山岸 祐二
野老 秀光
塚越 一基
菅谷 隆
山本 賀彦
大塚 宏史
横井 学
小田桐成人
吉野 耕司
大森 一樹
内田 英男
日下 俊輔
箕輪 栄作
守山 剛
脇田 康之
菊池 健二
有我 祐一
石原 充洋
仲岸 優
松田 竜彦
近藤 信雄
佐藤 雄三
平原 一豊
山田 陽二
田中 穂積
宮澤 芳幸
鈴木 誠
永田 朗
森田 芳行
井上 浩一
白鳥 正光
川口 晃
鵜沢新太郎
志村 洋二
加藤 次雄
山口 幸一
山根 和敏
松崎 幹康
渡辺 信彦
福田 昭
綾部 正明
高木 滋
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(Ⅳ)
町田 啓喜
森屋 泰治
下知 一皓
瀬川 繁
坂田孝三郎
山﨑 數彦
小林 一博
田中 昌
山本 義夫
西塚 晶彦
草深 博好
山上 晃
茂木 節雄
小泉 正治
田口 濶
長澤 宏和
畔上 栄輔
倉上 一郎
尾崎 元昭
酒井 紀典
中島 利夫
吉岡 武志
塩田 美彦
中村 紀雄
山田 隆之
安西 大成
小西 寛
新郷 善興
丹羽 一寿
酒井 洋
須加 文雄
清水 淳次
鈴木 秀一
田辺 喜彦
西野 忠
見月 真人
植木 綋二
坪井 良雄
平沢 一夫
塚本 允孜
荒井 俊雄
槙 一光
川崎 恭一
武内 寿
三木 克巳
矢野 靖史
吉田 生雄
岩田 春久
石渡 音也
永地 康人
植田 義明
茂木 稔
半田 英一
橋本 聡
斉藤 鉄弥
古川 秀樹
田内洋一郎
鈴木 高徳
斉藤 恭之
古市 佳男
坂原 義夫
木村 輝彦
大塚 秀樹
杉下 雄一
長野 浩俊
(Ⅳ)
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滝澤 明広
安部 敦
海老原正行
越塚 則幸
薄葉 光弘
階上 保
赤石 朋子
土谷 理人
河井 寛記
岡部 真也
行武哲太郎
玉虫 彰弘
宮原 一敏
田島 好和
相沢 喬
上野 文男
川村 正夫
鹿野 隆
岡本 浩
高須 伸夫
須川 学
片岡 良彦
須賀 章
尾上 浩三
上野 豊
市原 勲
石渡 隆男
鏡 誠一郎
芳賀 光雄
金子 啓三
山崎 和次
宇梶 次男
塩原 秀夫
田中 淳美
大和田英昭
三枝 赳夫
伊東新太郎
栗林 敏郎
小柳 登
友森 隆洋
村田 正行
石塚 洋
松永 得雄
鯨井 駿男
武内 芳夫
三友 護
飯島 健二
成川 攻
山田 信彦
稲葉 稔
髙橋 徹
前田 満
森田 一夫
木下 俊一
細井 映司
熊野 清彦
小暮 春男
小島 信夫
中山 和良
小山 正泰
野地 隆司
岩田 顕
熊手 精一
腰山 伊彦
内藤 季和
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野崎 隆生
藤巻 和彦
新田 勝久
横尾 朗
戸田 雅也
佐久間隆司
長尾 輝哉
関根 均
小林 智
山本 晋介
田中 恵紳
兜 美昭
中野 睦子
田中 聖之
大原 美絵
清水 健一
三田菜穂子
滝澤 文彦
内藤富次郎
堀 雅樹
須賀 純一
松岡 進
多田 克利
北谷 純治
塚本 洋司
岩瀬 章代
須藤 昌
杉浦 一雄
笠嶋 照子
佐藤 栄司
石井 尚文
野田 浩章
須貝 友彦
竹田 和俊
森本 純一
斉藤 清高
村田 潔
齋田 正之
石塚 聡
砂原 一夫
稲葉 隆之
高月 健一
林 日出夫
岡本 芳浩
三浦 恵美
中澤 大地
境 祐司
片野 彰
仙頭 準
善場 研也
高澤 祐
天和 哲男
湯原久仁子
岡田 貢
鈴木 利男
原 誠
廣瀬 昌三
内田美恵子
荒川 光男
山本 之彦
吉田 勝郎
小宮 孝雄
設楽 清
影山 雅英
高柳 英麿
(Ⅴ)
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高橋 恭介 (Ⅵ)
水谷 清久 (Ⅵ)
山田 義彦 (Ⅵ)
新井 靖久 (Ⅵ)
田邉 功 (Ⅵ)
今井 幹雄 (Ⅵ)
河野 功 (Ⅵ)
三村 一俊 (Ⅵ)
豊田 芳州 (Ⅵ)
中島 淳哉 (Ⅵ)
成田 英雄 (Ⅵ)
大沢 慎一 (Ⅵ)
平野 長愛 (Ⅵ)
山崎 孝 (Ⅵ)
加藤 秀雄 (Ⅵ)
小坂 敬臣 (Ⅵ)
丸山 良克 (Ⅵ)
諸岡 征之 (Ⅵ)
山田 信之 (Ⅵ)
青木 隆男 (Ⅵ)
木村 信之 (Ⅵ)
冨山 昌史 (Ⅵ)
中塚木代春 (Ⅵ)
石田 浩男 (Ⅵ)
白鳥真太郎 (Ⅵ)
金子 茂 (Ⅵ)
安藤 啓子 (Ⅵ)
寺沢 賢一 (Ⅵ)
秋葉 斉 (Ⅵ)
花畑 雅之 (Ⅵ)
小田 透 (Ⅵ)
小出 哲司 (Ⅵ)
吉岡 正臣 (Ⅵ)
福田 信 (Ⅵ)
渡辺 幸保 (Ⅵ)
井上 充夫 (Ⅵ)
末光 裕治 (Ⅵ)
山田 英治 (Ⅵ)
緒方 俊文 (Ⅵ)
池田 一恵 (Ⅵ)
宮田 弘幸 (Ⅵ)
井場 芳明 (Ⅵ)
山髙 卓 (Ⅵ)
川堀 昌樹 (Ⅵ)
岡本 道夫 (Ⅵ)
田村 知久 (Ⅵ)
金盛 正樹 (Ⅵ)
川端 茂樹 (Ⅵ)
広瀬 祐三 (Ⅵ)
雄倉 保嗣 (Ⅵ)
末光 尚志 (Ⅵ)
久保 敬司 (Ⅵ)
田村 嘉廣 (Ⅵ)
山本 芳孝 (Ⅵ)
熱田 進 (Ⅵ)
市來 逸彦 (Ⅵ)
奥田 晃作 (Ⅵ)
久野 治 (Ⅵ)
野久保昌良 (Ⅵ)
菅原 大作 (Ⅵ)
土屋 俊夫 (Ⅵ)
野崎 和夫 (Ⅵ)
大橋 康男 (Ⅵ)
中村 甚継 (Ⅵ)
佐藤 直也
(Ⅵ・Ⅶ)
鈴木 慎也
(Ⅵ・Ⅶ)
宮脇 修三
(Ⅵ・Ⅶ)
金木 真人
(Ⅵ・Ⅶ)
玉井奈津子
(Ⅵ・Ⅶ)
吉川 和寿
(Ⅵ・Ⅶ)
荒木 祐一
(Ⅵ・Ⅶ)
菅原 勝彦
(Ⅵ・Ⅶ)
大沢 俊介
(Ⅵ・Ⅶ)
渋谷 岳人
(Ⅵ・Ⅶ)
坂口 朋子
(Ⅵ・Ⅶ)
海野 元弘
(Ⅵ・Ⅶ)
酒井 伸和
(Ⅵ・Ⅶ)
増井 保夫 (Ⅶ)
根岸 佐雄 (Ⅶ)
別処 宏 (Ⅶ)
飯田 均 (Ⅶ)
伊藤 忠彦 (Ⅶ)
金子 実 (Ⅶ)
齋藤駿一郎 (Ⅶ)
竹原 悟 (Ⅶ)
國分 守信 (Ⅶ)
笹田 実 (Ⅶ)
當麻 守彦 (Ⅶ)
長谷川泰政 (Ⅶ)
木下 堯博 (Ⅶ)
横山 弘 (Ⅶ)
蛯原富司也 (Ⅶ)
平本 泰章 (Ⅶ)
森 貞介 (Ⅶ)
小熊 敬 (Ⅶ)
菱山 幹夫 (Ⅶ)
三浦 祥司 (Ⅶ)
西 邦夫 (Ⅶ)
田口 英明 (Ⅶ)
松島 淳 (Ⅶ)
安達 昭三 (Ⅶ)
平田 忠 (Ⅶ)
樋口 宗治 (Ⅶ)
久保田 豪 (Ⅶ)
柏原 克昭 (Ⅶ)
加瀬 元 (Ⅶ)
野中 通敬 (Ⅶ)
河野 幸司 (Ⅶ)
宮坂 敦彦 (Ⅶ)
田口 慎一 (Ⅶ)
程谷 隆 (Ⅶ)
中島 昭博 (Ⅶ)
荒井 義朗 (Ⅶ)
山内 亮一 (Ⅶ)
今井 栄一 (Ⅶ)
原口 米夫 (Ⅶ)
村田 憲治 (Ⅶ)
高野 正秀 (Ⅶ)
手塚 景二 (Ⅶ)
山口 収一 (Ⅶ)
佐藤 晴邦 (Ⅶ)
松川 正男 (Ⅶ)
矢場荘一郎 (Ⅶ)
川口 匡 (Ⅶ)
斉藤 芳彦 (Ⅶ)
下川原厚男 (Ⅶ)
新宮領 慧 (Ⅶ)
緑川 文男 (Ⅶ)
山村 隆 (Ⅶ)
村上 博高 (Ⅶ)
27
川島 誠
岡松 暁夫
仙波 季長
鈴木 敦
梨本 一昭
清水 一郎
中村 威
小村 博史
本間 誠
岩田 耕平
永田 智久
喜多村 淳
松井 孝雄
内田 敏夫
玉虫 幸雄
安田 博司
堀口 泰正
李 岩
金 東君
蛯原 貞夫
百瀬 巖
天野 高男
武田 文雄
定田 明
井野 長英
高橋 愛
倉持 匠弘
岩佐 洋
佐々木 宏
大塚 武
石川 潤
中島雄一郎
西岡 潤二
河野 晃
福永 博哉
柳 昭男
若園裕太郎
安藤 賢孝
石原 礼子
白石 雅士
江田 隆正
大木 登
神保 勲
神子澤幹子
古月 美惠
山口 京子
秋元 文江
倉員 知子
塚田 秀雄
吉井 孝子
高林 健太
花澤あゆみ
柳川 勝
岩井 玲子
岡田 和之
塚越愛樹彦
弓田 博
海田 悠作
佐藤 剛史
根塚 隼人
松本 崇
佐々木和也
杉崎 義浩
島田 侑子
照井 丈大
(Ⅶ)
(Ⅶ)
(Ⅶ)
(Ⅶ)
(Ⅶ)
(Ⅶ)
(Ⅶ)
(Ⅶ)
(Ⅶ)
(Ⅶ)
(Ⅶ)
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(Ⅶ)
(Ⅶ)
(Ⅶ)
(Ⅶ)
(Ⅶ)
(Ⅶ)
(Ⅶ)
(Ⅶ)
(Ⅶ)
(Ⅶ)
(Ⅷ)
(Ⅷ)
(Ⅷ)
(Ⅷ)
(Ⅷ)
(Ⅷ)
(Ⅸ)
(Ⅸ)
(Ⅸ)
(Ⅸ)
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(Ⅹ)
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(Ⅹ)
(Ⅹ)
(Ⅹ)
(Ⅹ)
(Ⅹ)
(Ⅹ)
(Ⅹ)
(Ⅹ)
(Ⅹ)
(デ)
(デ)
(デ)
石井 敬悟 (デ)
堀内 英仁 (デ)
杉山 史剛 (デ)
日谷 有城 (デ)
右田 周平 (デ)
和泉澤亜矢 (デ)
小島 洋介(電機)
小林 修平(電機)
田邊 大介(電機)
小佐野智之(電機)
兒玉 崇(電機)
米地 正大(電機)
片平 武史(電機)
丸門 直登(電機)
庄司 貴臣(電機)
須藤 修司(電機)
平野 正泰(電機)
細野 亮平(電機)
峯岸 寛典(電機)
森山 貴司(電機)
荒井 大輔(電機)
岡田 直久(電機)
藤 恵介(電機)
能登谷哲史(電機)
保屋野貴匡(電機)
山村 朋大(電機)
勝亦 敏樹(電機)
渡邉 直孝(情報)
井上真太朗(情報)
宮本 正和(情報)
横川 直紀(情報)
本多 里志(情報)
高橋真奈美(情報)
田中茂登子(物工)
和光 一紀(物工)
大野 裕介(物工)
藤川 徹(物工)
黒田恵理子(物工)
道端 あい(物工)
猪部 亮仁(物工)
笹原 雄一(物工)
成瀬 義朗(物工)
山下 範之(物工)
湯本 昇(物工)
大橋 泰子(共生)
西村 仁宏(共生)
小林 俊貴(共生)
坂本 圭亮(共生)
原 憲太(共生)
疋田 敏勝(共生)
五十嵐茂幸(共生)
田中 裕人(共生)
酒井 大輔(共生)
今泉 遼太 (メ)
春田 修(会友)
会 員 便 り
色」は使い果たしていましたので、ガス放電管の放
■ 遙かな思い出「ローソク・バッジ」
電気通信 2回 越川純男
千葉大学が東京高等工芸学校
(以下東京高芸)を
電色から
「ピンク色」に決めました。その2年後に設
吸収合併して60年が経ちました。その間OBで工学
る」
ところから
「黒色」
にしました。
立した
「化学科」は
「化学的にカーボンが安定してい
部・意匠学科赤穴教授の考案になる男女学生共用の
現代は千葉大のホーム・ページを開けば
「楕円
「千葉大・楕円バッジ」が入選・
バッジに付いての説明文」がありますが、東京高芸
決定されて
「こちらも早60年」
設立時の大正時代には、その様な便利な物は無く、
になります。
当時の関係者は勿論、赤穴先生すら鬼籍に入られま
東京高芸時代は、校章はありましたが
「その略章
した。ここまでの事情もOBの志茂先生・川田先生や
はありません」でした。しかし、各学科には
「ローソ
久保先生など多くの先生方を煩わせました。が、所
ク・バッジ」といわれる
「蛍雪の功」ならぬ
「ローソク
詮当事者ではありませんので、
「科の色」
が正しいか
の光で開いた本を」シルエットにし
の確認で精一杯でした。
たバッジで、その色彩で各科を表す
この
「ローソク・バッジ」は創立28年東京工専の最
「襟章」
。その形から
「ローソク・バッ
後の学生まで使われていまして、現物は機械科・電
ジ」と言われましたシンプルで上品
通科それぞれのOB数名がお持ちです。最近では写真
な襟章が用いられました。
科の坂口先生がお世話された純銀の地金に七宝焼
そして、その色に
「虹の七色」
が使われ、設置順に
きの
「紫色のローソク・バッジ」
を見たのが最後です。
割り当てられました。即ち
「赤色」を意匠科に。
「橙
赤穴先生は、ご自身は
「赤」
のを学生時代に使われ
色」を彫刻科に、
「黄色」は木材の色から木材科に。
ましたので、
「楕円バッジ」
が採用された折り、
「色違
「緑色」は緑青?から金属科、
「精密」は
「創立時の教
いにして千葉大の各学部の襟章に」と希望されたそ
官が東北大でコバルトの研究をされていた」ところ
うですが、当局の合意が得られず、先生も断念・了解
から
「青色」を採られ、
「白色」は印刷紙の白から
「印
されたそうです。
このバッジもシンプルで好評です。
刷科」が採りました。写真科は
「紫色」を採りまし
終わりに、調査に当たってお世話になった先輩・
た。後に彫刻科は廃科になりましたが、
「橙色」は何
後輩の方々にお礼申し上げます。有難う御座いまし
故か二度と使われませんでした。
た。またお読み頂きました皆様方にもお礼申し上げ
その後
「電気通信科」が置かれましたが、最早
「七
ます。
■ S40年
(1965年)
機械工学科卒業生の
同窓会を開催しました
研究室では材料研究、加工技術、測定評価技術等
2011年5月14日、
西千葉の千葉大
「けやき会館」
高度の測定機器やCPUによるシミュレーション
前に機械工学科を卒業後46年を経た20名の同級生
技術が活用されていて、我々のハードな実験設備に
が集まり同窓会を開催しました。
よる研究から進化した研究内容で驚かされました。
工学部同窓会室のお世話で機械工学科の小山教
見学時には当時の卒業研究や卒業後の仕事の経
授に研究室を案内して頂きました。
験から多くの熱心な質問が出て時間が足らないく
久し振りで母校を訪れ当日も震災の影響で学生
らいでした。
の授業が行われており活気が見られ卒業時には小
学内見学後は西千葉駅西口のすし料理屋で懇親
さかったキャンパス内の樹木が大きく成長し森に
会を開き、昔話や近況に話が咲き盛会に終わりまし
なっており驚かされました。
たこと、工学部同窓会室の甘利様と小山教授にお礼
我々はS35年に入学し、稲毛、松戸、西千葉と校舎
申し上げます。
の研究内容の説明を受けましたが、当時と異なり、
が変わり、西千葉校舎へは4年次に松戸から初めて
文責 S40年機械工学科卒業 石川 正彦
移ってきた当時と隔世の感があ
り、記念植樹の木も区別できませ
んでした。
小山教授も我々と同じ学科を
5年後に卒業され、同じ恩師に学
ばれたことで話題も共通のもの
があり親しくいくつか研究室を
案内して頂きました。
小山教授と工学部校舎前で
28
すし料理屋で懇親会
平成23年度 総会・懇親会報告
懇親会の様子
総 会
犬養会長から事業計画の説明
議事は滞りなく進行いたしました
司会の北村幹事長
懇 親 会
北村彰英工学部長からご挨拶をいただきました
富永昌二融合科学研究科長のご発声で乾杯
司会の多和田由美子さん
(都市環境システム学科・平成14年卒)
29
30
総会・懇親会のご案内
会場が、浦安ブライトンホテルに変わります。
平成24年度の総会・懇親会を下記の通り開催致し
ます。皆様、お誘いあわせの上、是非ご参加下さい
ますよう、ご案内申し上げます。
■JR京葉線・武蔵野線
「新浦安駅」
直結
■東京方面からのアクセス
①首都高速湾岸線を浦安で降り200m先の立体交差点を上り 鉄鋼団地 方面に右折、京葉線高架手前
を左折して1.4km
■千葉方面からのアクセス
②首都高速湾岸線を浦安で降り1ツ目の信号を 鉄鋼団地 方面に左折、京葉線高架手前を左折して1.4km
■湾岸市川方面からのアクセス
③国道357号より 入船 方面に左折、浦安市街からの道に合流して、すぐの 美浜 交差点を右折し1ツ目
の信号を左折、更に1ツ目の信号を左折
●東西線浦安駅からのバスのご案内
東京ベイシティ交通バスの2系統
(舞浜駅行き)
で6ツ目の
「新浦安駅北口」
下車
3系統
(マリナイースト21行き)
で6ツ目の
「新浦安駅」
下車が便利です。
記
日時:平成24年5月25日(金)
受 付 午後5:00より
総 会 5:30〜6:00
懇親会 6:00〜8:00
会場:浦安ブライトンホテル
1階フィーストの間
千葉県浦安市美浜1の9
電話 047-355-7777
会費:3,000円(当日受付にて申し受けます)
●出席のお申し込みは、同封のはがきで、5月7日
(月)
までに必着するようにお願い致します。
電車で:
●当ホテルは、
JR京葉線・武蔵野線
「新浦安駅」
直結
JR「新浦安駅」
から歩いて1分。
JR「東京駅」
より快速で約17分
JR京葉線
「海浜幕張駅」
より快速で約12分
ペデストリアンデッキで直結して
いますので、ステーションプロム
JR武蔵野線・総武線
「西船橋駅」
より快速で約9分
ナードからホテル・アトリウムま
地下鉄日比谷線「八丁堀駅」よりJR線乗り換え快速で約15分
地下鉄有楽町線「新木場駅」よりJR線乗り換え各駅停車で約9分 で、そのままお越しになれます。
会費納入とご寄付のお願い
●年会費納入のお願い
平成5年度の総会で会則が改正され、平成6年度より、特別会員(同校、同学部現旧教官、ただし正会員を除く)
以外の正会員ならびに会友の皆様に、年会費1,
000円を納入していただくことになっております。諸般の事情をご
理解下さり、会費をご納入下さいます様、何卒、お願い申し上げます。
年会費は 1,000円です。
●ご寄付のお願い
工学同窓会の運営が安定的に行えますよう、会費に併せまして、皆様からのご寄付をいただければ幸いです。ホーム
ページの充実、工学部資料室設置への協力など、毎年の運営費以外の事業費に充てられればと思います。
●年会費およびご寄付のご送金は
両方とも、同封いたしました郵便振替用紙にてお願いいたします。
なお毎年この振込用紙が同封されますが、すでに本年度分の年会費を前納されている方は必要ありません。
事務局からのお願い ── おたより募集と住所等変更連絡のお願い
●会員の皆様からのおたよりを募集しています。
同窓生の皆様のための会報とするため、編集委員会では、会員の皆様からのおたよりを随時募集しております。
同期会の報告や、皆様の近況、お仕事ぶりなどのお便りを、是非、事務局までお寄せ下さい。誌面の許す限り、
掲載させていただきたいと思います。
●住所、勤務先、電話番号などが変わられた方はお知らせ下さい。
これらに変更がありました際には、お手数ですが、同封のはがき、またはFAXで、同窓会事務局までご一報下さい。
●当同窓会では、会員名簿の管理、発行は㈱サラトに委託しております。最近、㈱サラト以外の業者からも、名簿刊
行の案内がありますが、これは当会とは一切関係ありませんので、ご注意下さい。
会報編集委員:柴 史之(委員長)
、小原康弘、池尻隆史、小林謙一、小圷成一、掛川一幸、宮川信一、
難波一輝、檜垣泰彦、大沼一彦、解良 聡
発行 千葉大学工学同窓会 〒263-8522 千葉市稲毛区弥生町1-33 千葉大学工学部松韻会館内
事務担当 甘利 節子 電話/ FAX 043-254-6358(月火木金10時〜16時)
E-mail:[email protected]
印刷 株式会社サラト 〒670-0948 兵庫県姫路市北条宮の町172番地 電話079-284-1380 FAX079-224-7746