看護部ラダー研修 ~社会資源の活用について~

財団法人名古屋国際センター
外国人医療受診サポートボランティア研修2010
豊田市(H21.7.1現在)
保見団地
約3,000人の外国人居住区
人口: 424,019人
外国人登録者数:
16,226人
面積: 918.47k㎡
高齢化率:16.5%
外国人率:3.8%
平成22年10月10日(日)
於:名古屋国際センター
病床数:606床
愛知県厚生連 豊田厚生病院
医療ソーシャルワーカー 杉村龍也
常勤通訳:3名(ポルトガル語、スペイン語)
院内表記:日本語とポルトガル語
外国人受診状況:16,949人以上(H20年度)
 受診・入院・退院など医療機関を利用する
にあたって生じる生活問題に対し、社会保
障の分野から個別相談対応する専門職。
 主に病院に勤務している。
 医療機関の仕組み
 主な業務
 介護保険制度について
 医療保険制度について
 受診にあたり活用できる社会保障制度に
ついて
・受診・受療援助
・退院援助
・医療費・生活費の相談
・心理・社会的処遇に関わる相談
etc

保険点数
※保険診療における請求額を決める点数。厚生労働省によって定められて
いる。
※1点あたりの単価は10円である。

 外国人支援において特に気をつけてほし
いことについて
保険診療
※公的医療保険を利用して医療機関にかかる際の診療行為のこと。
※厚生労働省によって治療内容・診療内容が決められている。
※医療(診療)行為の一つ一つには診療報酬による点数評価(保険点数)
がされる。
※窓口請求は、70歳未満の場合には、総医療費の3割負担となる。

 事例紹介
 医療機関とは一般的に保険医療機関を指す。
↓↓↓
 医療機関の受診には、医療保険制度の加入が
原則!!
 保険未加入でも受診可能だが、自由診療とな
るため高額な医療費請求をされる。
自由診療
※公的医療保険を利用せずに医療機関にかかる際の診療行為のこと。
※厚生労働省によって定められた保険点数に左右されないため、医療機関
の都合で請求額が決まる。
※窓口請求は、医療機関の都合で決めた医療費を支払う必要がある。
※交通事故が原因のケガなどは自由診療となるため、自賠責保険加入と任
意保険加入が必要になる。
1
財団法人名古屋国際センター
 診療所:病床数19床以下の医療機関
 病院:病床数20床以上の医療機関
外国人医療受診サポートボランティア研修2010
外来受診の流れ
①受付:
保険証確認、診察券作成、カルテ作成
②診察科窓口:
病床数200床以上の医療機関に初診で受診す
ると特定療養費がかかります。
↓↓
病院ごとに違いがあります!



日本の医療は、国民皆保険制度によって成り立っている。
日本の医療機関への受診は、公的医療保険の加入を前提としている。
医療保険制度の強制加入は、国民が低負担で医療機関にかかることがで
きる日本の社会保障制度の一環である。
※外国人でも1年以上の在留資格を持つ人や雇用労働者であれば、公的医
療保険制度加入の必要があります。
③診察:
診察券・カルテ提出、問診表記入
医師による診察、必要に応じ検査や処置→場合によっては入院
④診察終了:
次回予約を行い、必要書類や処方箋などを受け取る。
⑤会計窓口:
会計に関する書類を提出し、支払いを行い領収証を発行してもらう。
(支払いと引き換えで処方箋をだされる場合も有り)
④薬局窓口:
処方箋を提出し、薬をもらう。
※院外処方の場合は、保険調剤薬局に処方箋を提出し、薬と引き
換えに薬代を支払う。
医療保険制度の仕組み
~医療機関で提示される保険証~
70歳未満
保険者名
公的医療保険
★国民健康保険(窓口 市町村)・・・・・・・・非雇用労働者(自営業)など
★全国健康保険協会(窓口 各都道府県支部)・・小規模事業所の雇用労働者など
★組合管掌健康保険(窓口 各健康保険組合)・・一般企業の雇用労働者など
★後期高齢者医療(窓口 市町村)・・・・・・・75歳以上の人
高額療養費制度と限度額適用認定証①
3割
自己負担 30万円
7割
保険負担 70万円
月に支払う医療費のうち、法で決められた自己負担額以上の支払い
をした場合には、払い戻しを受けることができる。(高額療養費制度)
※窓口で30万円を支払い、後で約21万円が払い戻しされる
事前に手続きできれば、法で決められた自己負担額を超えての医療
費請求が無くなる。(限度額適用認定証)
※窓口での請求が、約9万円になる
※前期高齢者および後期高齢者は、特に手続きしなくても限度額適用認
定証と同じ扱いです。【最初から一定額を超えての請求は出ません】
70~74歳
国民健康保険
国民健康保険
高齢受給者証
全国健康保険協会
全国健康保険協会
高齢受給者証
組合管掌健康保険
組合管掌健康保険
高齢受給者証
負担割合
3割
現役
現役【一般】の人の場合(1ヶ月に100万円の治療を受けたら)
通常の保険証以外にも
高齢受給者証の確認が必要
75歳以上
1割 OR
後期高齢者医療
3割
前期高齢者
後期高齢者
高額療養費制度と限度額適用認定証②
法で決められた自己負担額(自己負担限度額)とは・・・
<70歳未満>
区分
自己負担限度額
上位所得者
【月収56万円以上】
150,000円+(総額の医療費-500,000円)×1%
一般
80,100円+(総額の医療費-267,000円)×1%
低所得者
【住民税非課税世帯】
35,400円
<70歳以上>
区分
自己負担限度額
現役並み所得者
【3割負担の人】
80,100円+(総額の医療費-267,000円)×1%
一般
44,400円
低所得者Ⅱ
24,600円
低所得者Ⅰ
15,000円
2
財団法人名古屋国際センター
外国人医療受診サポートボランティア研修2010
医療保険制度に加入するメリット

外国人の公的医療保険制度の加入について
①保険診療の自己負担(3割)
※自由診療(保険証無し)だと保険診療の3倍以上の請求をされます。
在留資格の確認が必要!!
※どんな目的での入国なのか?在留資格の期間がどのくらいあるの
か?がポイントになります。
※観光ビザ等(短期滞在)での入国は、公的医療保険加入の対象には
なりません。
②出産育児一時金 ⇒ 直接支払制度あり
※分娩(出産)や人工妊娠中絶(妊娠85日以上)を行った場合に、所
定の手続きをすれば42万円支給されます。(42万円のうち、3万円は
産科医療補償制度)
③海外療養費
※被保険者期間中に日本国外で医療機関にかかった場合、所定の手続
きをすれば、一部については加入する医療保険から払い戻しを受ける
ことができます。
国民健康保険への加入・・・1年以上の在留資格が必要で、
基本的に就業ビザでないこと。
就業ビザ(働くことが目的)での入国は、基本的に雇用労働者の
ための医療保険である全国健康保険協会や組合管掌健康保険へ加入
することになります。
④埋葬料・葬祭費
※被保険者が亡くなった場合に、埋葬を行った家族に対して支払われ
ます。(加入する保険により金額に違い有り)

査証(ビザ)とは・・・(外務省HPより)
※ 「査証」は英語でVISA(ビザ)と呼ばれ、今日では日本語と共に英語名でも親しまれています。日本国政府の発給する
査証は、「外務省設置法」に基づき外務省の在外公館において発給されるものです。査証は在外公館でしか取得できず、日
本に到着した後に国内で取得しようとしてもできません。
※「査証」とは、我が国に入国しようとする外国人の入国及び滞在が差し支えないことの判断を示すものです。なお、査証
そのものが入国(滞在)許可を保証するものではなく、空港又は海港における上陸申請のための要件の1つとされているこ
とに御留意願います。
※大半の国は我が国同様外国人が入国するためには、査証とは別に出入国管理当局の許可を得なければならない制度をとっ
ています。
※我が国は2008年2月現在、62の国・地域との間に一般査証免除措置を実施しています。これらの諸国・地域人(一般旅
券所持者)は、我が国への商用、会議、観光、親族・知人訪問等を目的とする在留資格「短期滞在」に該当する場合には査
証を取得することなく上陸申請を行うことができます。ただし、日本で報酬を受ける活動に従事する場合には査証が必要で
あり、また、それぞれの措置に定める期間を超えての滞在は適用外となりますので査証取得が必要です。
※我が国の査証は7区分あり、そのうち就業査証は14の種類に分かれますが、この就業査証を取得し入国した場合には、当
然のことながら就労することができます。
医療保険制度に加入するメリット
(全国健康保険協会・組合管掌健康保険のみ)
⑤傷病手当金
※病気・ケガにより仕事を休んだ場合に、今までもらっていた給料(標準報
酬月額)の3分の2が医療保険から支給されます。最長1年半まで。
※労務丌能、病気療養中、仕事を4日以上休む、給料の支払いが無いこと、
の4つの条件を満たす必要があります。

在留資格とは・・・(辞書より)
※在留資格(ざいりゅうしかく)とは、外国人が日本に入国・在留して行うことのできる活動等を類型化したもので、詳細
は出入国管理及び難民認定法(入管法)とその下位命令(施行規則)により規定されている。現在は計27種類の在留資格
が定められ、それぞれに該当要件・付不される在留期間等が公表されているが、実際の許否判断については入国管理局・地
方入国管理局の最上級行政庁である法務大臣の裁量によるものとされているため、その詳細(通達等)は公開されていない。
※『在留資格認定証明書』とは、外国人が上陸審査の際に我が国で行おうとする活動が虚偽のものでなく、かつ、入管法上
のいずれかの在留資格(短期滞在の在留資格を除く)に該当する活動である等の上陸の条件に適合していることを証明する
ために、法務省所管の各地方入国管理当局において事前に交付される証明書のことで、英語では “Certificate of
Eligibility” と言います。
⑥出産手当金
※出産のため労務に服さない期間(給料等の保障がない)に、出産日前42
日から出産後56日まで、出産月前4ヶ月間で一番高い給料月の標準報酬日
額の3分の2が日払い計算で支払われます。

外国人登録とは・・・(辞書より)
※日本に90日以上在留する外国人は、「外国人登録法」という法律によって外国人登録をすることが義務づけられていま
す。外国人登録は、日本へ入国後90日以内に行う必要があります。登録する場所は、居住地域の市区町村役場です。
※外国人登録をすると、「外国人登録証明書(外国人登録証)」が発行されますので、外出する時には、旅券(パスポー
ト)の代わりに必ず「外国人登録証」を常時持って歩かなければなりません。警察官など官公庁の行政官に「外国人登録証
明書を見せてください」と言われたら、出して見せる義務があります。外国人登録証は毎日持って歩くので、紛失や盗難の
可能性もあります。登録番号は必ず別の紙に書き写し、保管しておいてください。旅券(パスポート)についても同じです。
~母子保健に関するもの~
①入院助産制度(児童福祉法)
※保健上必要があるにもかかわらず、経済的理由で入院助産が困難な方に対
し、分娩費用等を援助する制度。
※事前(出産3ヶ月前)に市役所に申請が必要であり、申請が認められれば
指定施設での入院、分娩に対し援助を受けることができる。
※児童福祉の推進のための法律であるため、保険未加入やオーバーステイで
あっても利用できる。
②母子健康手帳(母子保健法)
※妊娠が確認された妊婦には、母子健康手帳が交付される。
※母子健康手帳の交付の際に、妊婦検診や乳幼児健診、予防接種等の受診補
助券をもらうことが出来る。
※保険未加入やオーバーステイであっても利用できる。
③養育医療(母子保健法)
※未熟児として出生し、その養育に入院による療養が必要な場合には、その
医療に関わる費用の補助を受けることができる。
※保険未加入やオーバーステイであっても、この制度の対象となる。
~母子保健に関するもの~
④育成医療(自立支援医療 - 障害者自立支援法)
※身体に障害のある児童が、外科的な治療等により、その障害を軽減し日常生活
を容易に送ることが出来る医療に対し公費による補助を行うもの。
※保険未加入やオーバーステイでも利用の対象となっている。
~障害者に関するもの~
①障害者医療(自治体による助成)
※身体障害者手帳、療育手帳、精神保健福祉手帳を所持している人に対し、その
障害の内容や等級等に応じて医療費の自己負担分を助成する制度。
※県や市町村によって助成内容に違いがあるため、確認が必要。
※対象者には「障害者医療受給者証」が交付される。
②精神通院公費(自立支援医療 - 精神保健福祉法)
※精神に障害があり、定期的な通院医療を受ける必要がある人に対し、その通院
医療費の自己負担分に対し助成を行うもの。
3
財団法人名古屋国際センター
~低所得者に関するもの~
①生活保護(生活保護法)
※憲法25条(生存権)を保障した法律であり、外国人にも準用される。
※厚生労働大臣が定めた最低生活費に満たない場合には、法の対象とな
る。ただし、短期滞在やオーバーステイの人は法の対象外となる。
※医療費の他、生活費や住宅費なども支給される。
外国人医療受診サポートボランティア研修2010
~難病施策に関するもの~
①特定疾患医療給付事業
※治療方法の確立していない難病について、治療費に補助を行うことで治療
方法の研究・確立を支援するもの。
※県ごとに指定病名が一部異なる。愛知県では47疾患が指定されている。
※医師に作成してもらった診断書を保健所に申請し、認められれば医療費の
補助を受けることができる。ただし、状態により全額補助か一部自己負担か
に分かれる。
~公衆衛生に関するもの~
①感染症法
※適正医療(37条の2)と勧告入院(37条)に分かれる。
※勧告入院の場合は、保険加入の有無や在留資格に関わらず、結核療養
所への入院をする必要がある。
※適正医療は、医療費の95%までが保険+公費となり、5%が自己負担に
なる。ただし、結核に関わる医療のみ。
※医療保険が優先される。
今まで紹介したのは、ほんの一部です。個別の条件や病
名などにより利用できる制度は他にもあります。
是非一度、医療ソーシャルワーカーに相談しましょう!!
なにか解決の糸口が見つかるかもしれません。


介護保険の対象者
第1条(目的)
①1号保険者・・・65歳以上
この法律は、加齢に伴って生ずる心身の変化に起因する疾病等
により要介護状態となり、入浴、排せつ、食事等の介護、機能訓
練並びに看護及び療養上の管理その他の医療を要する者等につい
て、これらの者が尊厳を保持し、その有する能力に応じ自立した
日常生活を営むことができるよう、必要な保健医療サービス及び
福祉サービスに係る給付を行うため、国民の共同連帯の理念に基
づき介護保険制度を設け、その行う保険給付等に関して必要な事
項を定め、もって国民の保健医療の向上及び福祉の増進を図るこ
とを目的とする。
②2号保険者・・・40~64歳

介護保険が利用できる人
①1号保険者であり、要介護(要支援)状態である人
②2号保険者であり、加齢に伴う疾患により要介護(要支援)状態で
ある人
法で定められた疾患のみが対象
1.がん末期、2.関節リウマチ、3.筋委縮性側索硬化症、4.後縦靭帯骨化症、5.骨折を伴う骨粗鬆症
6.初老期認知症、7.進行性核上性麻痺・大脳皮質基底核変性症及びパーキンソン病
8.脊髄小脳変性症、9.脊柱管狭窄症、10.早老症(ウェルナー症候群など)11.多系統委縮症
12.DM性神経障害・腎症・網膜症、13.脳血管疾患、14.閉塞性動脈硬化症、15.慢性閉塞性肺疾患
16.両側変形性膝関節症・股関節症(著しい変形を伴うもの)
介護保険法によるサービス

訪問介護

訪問看護

福祉用具購入費の支給
→ポータブルトイレ・特殊尿器・入浴補助用具・簡易浴槽・移動用リフト
の釣り具

福祉用具レンタル
→車いす・電動ベッド・エアーマット・移動用リフト・徘徊感知器・手す
り・スロープ・歩行器・歩行補助杖など

通所介護(デイサービス)

通所リハビリテーション(デイケア)

訪問入浴

住宅改修費の助成

ショートステイ

介護保険は他のサービスより優先
施設入所
難病居宅生活支援事業
身体障害者福祉法 介護保険法
障害者自立支援法※介護保険でカバーで
きるサービスは、まず
介護保険を利用するこ
とが原則です。
医療法
ヘルパー
訪問看護
福祉用具など
→介護療養型医療施設・介護老人保健施設・介護老人福祉施設・グループ
ホーム・有料老人ホーム

おむつ購入費の支給(豊田市のみ 月額3,000円)
4
財団法人名古屋国際センター
Eさん
52歳
女性
外国人医療受診サポートボランティア研修2010
Eさんの状況を確認

国籍:ブラジル
在留資格:永住
家族:夫(ブラジル人)との2人暮らし
公的保険:未加入
仕事:派遣会社(月収20万弱)
病名:卵巣腫瘍




当院通訳より相談
「卵巣腫瘍のため、すぐにでも手術が必要。医療保険未加
入なので医療費の相談にのってほしい。」
「医師からは最低でも医療費が90万円はかかると言われ
た。」

日本に来て約6年。日系2世。
現在勤めている会社へは、日本に来てすぐに勤め始めた。
(月~金 1日8時間+残業)
夫とは再婚同士で、それぞれ子どもは独立した家庭を持っている。
(経済的援助×)
勤めている会社では、海外旅行保険(民間保険)に加入している。この海外旅行
保険は、医療機関の領収書と引き換えに、その全額を支給される。
夫は国民健康保険に加入している。
経済的な余裕は無い。
医師に病状を確認




巨大卵巣腫瘍で手術が必要。悪性か良性かはこれから評価。
悪性か良性かにかかわらず、早急に手術が必要。→たとえ悪性であっても早期が
んであれば手術でまとめて取りきれる可能性があるため。
一般的な卵巣摘出術であれば、9万点(90万円)くらいかかる。悪性であり、お
腹の中で転移や浸潤があれば、化学療法などが必要で、もっと医療費がかかる可
能性がある。
経過が順調であれば、2週間の入院で、退院後も働ける可能性は十分にある。
確認した状況より考えられる選択肢

本人には、通訳を通して選択肢①~③を説明するが、会社に説明で
きるほどの理解は得られない。
↓↓↓

本人にMSWから会社へ直接交渉しても良いという了解を得て、会
社と交渉をする。
↓↓↓

交渉の結果、会社が窓口負担を肩代わりして海外旅行保険を利用す
ることとなる。

また、治療の経過が長引くようであれば、社会保険加入も考えてく
れることとなる。
①現在の会社での社会保険加入


在留資格を満たす一定時間以上の雇用労働者であるため、本来であれば社会保険の加
入者でなければならない。
にもかかわらず、社会保険の加入をさせていないような会社であるため、会社との交
渉の結果、本人が解雇される可能性や社会保険加入を拒否される場合がある。
②現在の会社を辞めて国民健康保険加入


日本に来て6年間は公的医療保険未加入であるため、国民健康保険に加入するために
は滞納している保険料を支払わなければならない。
会社から離職票を発行してもらう必要がある。
③海外旅行保険(民間保険)での対応



窓口請求が支払えるのであれば、確実に払い戻しを受けることができるので民間保険
での対応は可能。
本人には自由診療の窓口負担を払う能力が無い。
会社が窓口負担を肩代わりできるのであれば、本人の負担がなくなる。

わからないことは、わかるまで聞く。
→専門用語などは特に伝わりにくいものです。わかりやすく伝えることが大切
です。

通訳する際に、自分の言葉に置き換えて通訳しない。
→表現を変えると意味が変わることがあります。

病院内で知りえた個人情報は、絶対に漏えいしない。
→通訳をする上で結果として知ることになる診療内容などの医療情報は、あく
まで個人のものです。たとえ知り合いであっても、本人の了解なしに情報を
漏らさないように気をつけて下さい。

困りごとがあったら、外国人支援機関を活用しましょう!
→中小規模の病院では、医療ソーシャルワーカーが居ない医療機関がたくさん
あります。
→外国人支援機関には情報や人脈があります。対応方法を一緒に考えてくれる
はずです。
5