プロフィール - ジャパン・アーツ

ドイツ・カンマー・フィルハーモニー
管弦楽団
Die Deutsche Kammerphilharmonie Bremen
<パーヴォ・ヤルヴィ プロフィール>
グラミー賞受賞者パーヴォ・ヤルヴィは、現在、パリ管弦楽団の音楽監督として2期目の任に就
いているが、同職としての契約は、すでに2015/2016シーズン末まで延長されることが決
まっている。今シーズン中は同管弦楽団を率いてアジア・ツアーを行い、東京、横浜、福岡、宮崎、
北京、ソウルで公演した。なお、フランスにおける音楽文化への際立った貢献により、フレデリッ
ク・ミッテラン文化・通信大臣からフランス芸術文化勲章(シュヴァリエ)を授与されている。
シンシナティ交響楽団でも音楽監督としての職務を全うし大成功を収めた。昨シーズンに同ポス
トを退くまでに、多数のツアーやテラーク・レーベルからの16枚のCDリリースといった業績を
残した。こうした偉業が評価され、現在はシンシナティ響の桂冠音楽監督に任命されている。
フランクフルト放送交響楽団(hr交響楽団)の音楽監督としては、中国、台湾、日本へのツア
ーの他、BBCプロムス、ラインガウ音楽祭、アムステルダム・コンセルトヘボウ(ホール)の「ロ
ベコ・サマー・シリーズ」といったヨーロッパの主要音楽祭へ出演している。同交響楽団とは、現
在、ソニー(RCA RED SEAL)でブルックナーの交響曲全曲録音が進行中である他、ニ
ールセンの交響曲の全曲録音にも取り組んでいる。
2004年からはドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団の芸術監督を務め、ベートーヴェ
ンの交響曲のコンサートや録音では、一般聴衆や批評家など各方面から非常に高い評価を得ている。
なお、ベートーヴェンの交響曲については、全曲がソニー(RCA RED SEAL)からリリ
ースされており、このうち交響曲第2番と第6番のCDは、2010年のエコー・クラシック賞(指
揮者賞)を、交響曲第3番と第8番のCDは、2007年のドイツ・レコード批評家賞といった権
威ある賞を受賞した。カンマーフィルとのコラボレーションでは、シャンゼリゼ劇場、ボン・ベー
トーヴェン・ハレ(ホール)
、ザルツブルク音楽祭、およびワルシャワ・イースター音楽祭で、ベー
トーヴェンの交響曲の全曲演奏を行った。現在は、シューマンの交響曲についても同様の全曲演奏
を目指した活動に着手している。
パーヴォ・ヤルヴィは、指揮者としてのキャリアを開始した当初より、アルヴォ・ペルト、エリ
ッキ=スヴェン・トゥール、レポ・スメラ、エドゥアルド・トゥービンといったエストニア出身の
現代作曲家による優れた作品の演奏を、自身にとっての優先課題としている。また、エストニア国
立交響楽団とパルヌ(エストニア)におけるヤルヴィ・サマー・フェスティバルの芸術顧問も務め
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ている。
客演指揮者としては、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、フィルハーモニア管弦楽団、ウィ
ーン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ドレスデン国立歌劇場
管弦楽団、ニューヨーク・フィルハーモニック、クリーヴランド管弦楽団、シカゴ交響楽団などと
定期的に共演を重ねている。
<ドイツ・カンマー・フィルハーモニー管弦楽団 プロフィール>
ドイツ・カンマー・フィルハーモニー管弦楽団は、世界屈指の室内オーケストラであり、現在世
界的に注目される指揮者、パーヴォ・ヤルヴィが 2004 年から芸術監督を務めている。
ヤルヴィの就任以降、大きな成功を収めている同オーケストラについて、2005 年 8 月の米ニュー
ヨーク・タイムズ紙は「この夏の一大事件」、独ディ・ヴェルト紙は「現代で最高の透明感と感受性
を備えたオーケストラ」と絶賛し、また国際的オーケストラとしての存在感を決定付けた 2004 年 8
月のザルツブルク公演を評して、ウィーン・スタンダード紙は「昨夏のザルツブルク音楽祭におけ
る最高の驚き」と表現した。2007 年 8 月には、ニューヨーク・サン紙は「今日の信頼できるベート
ーヴェン・オーケストラ」と書いた。
ドイツ・カンマー・フィルとヤルヴィの関心は、現在その大部分がベートーヴェンの交響曲に向
けられており、このベートーヴェンへの強いこだわりが、熱烈な支持を集める源になっている。こ
のコンビによるコンサートでは、耳に馴染んだこれらの名曲が常に生気と説得力に満ちた新しい形
で提示されるのである。彼らが始動させた交響曲全曲を演奏し最新の 5.1 DSD テクノロジーを採用
してレコーディングを行う「ベートーヴェン・プロジェクト」は、2008 年にボンの国際ベートーヴ
ェン音楽祭の開幕コンサートで 9 番を演奏するまで継続する。また、同プロジェクトによる CD 第 1
作となった 3 番と 8 番は、ドイツの年間批評家賞を受賞した。
ドイツ・カンマー・フィルは、パーヴォ・ヤルヴィをはじめとする著名指揮者、および世界の一
流ソリストの共演を得て、世界各地の主要音楽祭とコンサートホールに出演している。また 2005 年
からは、レジデントオーケストラとしてボンの国際ベートーヴェン音楽祭を支え、常に聴衆を沸か
せている。この源となっているのは、オーケストラを規律する室内楽的アプローチである。各楽団
員があたかも室内楽の演奏に臨むかのごとき高度な自発性を持ち寄ることで、時として指揮者不在
でも最高のコンサートを成立させることができるのである。
また、サビーネ・マイヤー、ヴィクトリア・ムローヴァ、ハインツ・ホリガー、オリ・ムストネ
ン、エレーヌ・グリモー、ハインリヒ・シフ、クリスチャン・テツラフなどの世界的ソリストたち
が、長期にわたる実り多い交流を維持している。
レパートリーはバロックから現代音楽まで幅広く、創立以来、特定ジャンルのスペシャリストを
招いて演奏することが伝統にもなっている。ハインツ・ホリガーやピエール・ブーレーズと共演す
ることと、トン・コープマン、トレヴァー・ピノック、マルク・ミンコフスキらの古楽指揮者を迎
えることは、同オーケストラではごく自然に両立するのである。また、ジャンルを越えたクロスオ
ーバー・プロジェクトにも継続的に取り組んでいる。
ドイツ・カンマー・フィルは、優秀な音楽学生が集まって 1980 年に創設された。音楽のみならず
人格的な向上をも目指した彼らは、その最適な手法として、各メンバーの自発性に訴える自由な組
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織運営を採用した。1983 年の国連での演奏会、ギドン・クレーメルの招きで参加した 1984/85 年の
ロッケンハウス音楽祭など、試金石というべき初期の大舞台を成功させ、その後急速に高まる国際
的名声の基礎を築いている。なお、プロの室内オーケストラとして組織編成されたのは 1987 年のこ
とである。
1992 年に自由ハンザ都市ブレーメンに本拠を構えたドイツ・カンマー・フィルは、今やこの町の
音楽シーンには欠かせない存在となっている。毎年 2 つの定期公演シリーズと室内楽シリーズ、ス
ペシャルコンサート、夏の野外音楽祭(Sommer in Lesmona)で演奏する他、1998 年以降はブレーメ
ン音楽祭でもクラウス・マリア・ブランダウアー等と音楽劇場公演に出演するなど、重要な役割を
担っている。
歴代の首席客員指揮者、および芸術監督には、マリオ・ヴェンザゴ、ハインリヒ・シフ、イルジ
ー・ビエロフラーヴェク、トマス・ヘンゲルブロックらの名が並ぶ。また、1999 年から 2003 年にか
けては、ダニエル・ハーディングが音楽監督を務めた。
1990 年以降は、ウィンド・ソロイスツ・オブ・ドイツ・カンマー・フィルハーモニーも常設アン
サンブルとして活動し、ドイツ国内外で多くのツアーを展開している。
CD 録音も数多く、ドイツ・グラモフォン、テルデック、BMG、ヴァージンクラシックス、デッカ、
ベルリンクラシックス、ペンタトーンなど、権威あるレーベルによって多様なレパートリーが収録
されている。
創設以来、教育事業にも力を注ぎ、コンサート入門やワークショップの開催、および各種学校や
成人教育機関とのコラボレーションなどに取り組んでいる。
現在、同オーケストラは企業として運営されており、楽団員それぞれが共同経営者として、財政
面についても全面的責任を担っている。同楽団の助成金依存率がわずか 40%にとどまり、残り 60%を
楽団自らの収入で賄っている事実を考えると、この運営手法は特筆に値する。
芸術活動と並存した企業活動の追及は、高パフォーマンス集団の研究家として著名なザールブリ
ュッケン大学のクリスチャン・ショルツ教授の指導によって実現した。この分野の研究成果をもと
に考案されたマネジメントツール「5 秒モデル」を採用し、オーケストラ企業として継続的な活動効
率の最適化を目指している。またショルツ教授とともに、5 秒モデルの導入に関心を持つビジネス
界・産業界の企業幹部向けにマネジメントトレーニングも実施している。
創立 25 年を迎えたドイツ・カンマー・フィルがこのような大成功に至る背景には、クラフトフー
ズ社、ブレーメン貯蓄銀行、Kaefer Isoliertechnik 社という主要スポンサーを筆頭に、取引先や出
資者からの惜しみない支援があった。また、ブレーメン市の全面的な協力がなければ、活動そのも
のが成立しなかったであろう。その他数多くの後援者たちから提供される活動支援と寄付金に支え
られ、今後も音楽的な目標に向かってたゆまぬ努力を続けていくことができるのである。
*プロフィールの一部を使用する場合、日数が経過している場合は、ジャパン・アーツの校正チェックを
お受け頂きますようお願い申し上げます。
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Die Deutsche Kammerphilharmonie
Bremen
The Deutsche Kammerphilharmonie Bremen is one of the world's leading orchestras, captivating audiences
everywhere with its unique style of music-making. The Estonian conductor Paavo Järvi has been the
orchestra's Artistic Director since 2004.
One of the many highlights of the ensemble's collaboration with Paavo Järvi has been their Beethoven
Project, on which the conductor and orchestra concentrated for six years. Their Beethoven interpretations
have been acclaimed worldwide by audiences and critics alike as benchmark performances. They have thrilled
listeners in Paris, Tokyo, Strasbourg, Warsaw, at the Salzburg Festival and the Beethovenfest Bonn with the
complete cycle of nine Beethoven symphonies. The cycle was recorded on RCA and enthusiastically
acclaimed by critics throughout the world. The TV and DVD documentary of the Beethoven Project
produced by Deutsche Welle and Unitel was also greeted with a positive response, receiving numerous
awards. The Deutsche Kammerphilharmonie Bremen recently added a recording of Overtures (October
2014/RCA) to its Beethoven cycle.
Following the Beethoven Project The Deutsche Kammerphilharmonie Bremen and Paavo Järvi focused on
Robert Schumann's symphonic works with equal success. After sensational triumphs in Tokyo and Saint
Petersburg, in 2012 the Schumann cycles were also acclaimed at the Beethoven Festival in Warsaw and
Vienna's Konzerthaus. The third and last CD of the Schumann cycle – symphony no. 4 and the concert piece
of 4 horns – received the renowned Diaposon d’Or, an important french music award. Also the TV/DVD
documentary about the Schumann Project, produced by Deutsche Welle in cooperation with Unitel, arte and
Radio Bremen, was presented with several awards.
The latest project of The Deutsche Kammerphilharmonie Bremen – after Beethoven and Schumann – is the
German composer Johannes Brahms.
For many years, the orchestra has cultivated close musical friendships with such internationally renowned
soloists and conductors as Christian Tetzlaff, Maria João Pires, Viktoria Mullova, Hélène Grimaud, Janine
Jansen, Igor Levit, David Fray, Hilary Hahn, Pekka Kuusisto, Martin Grubinger, Heinrich Schiff, Trevor
Pinnock and Sir Roger Norrington. February 2016 – Please destroy all previous material.
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The orchestra members devote themselves with strong personal commitment to their joint projects with the
Bremen East Comprehensive School, where the ensemble's rehearsal rooms are now located. The unique
collaboration that has resulted has been recognized with numerous awards from the beginning, including the
Zukunftsaward (Future Award) as "best social innovation" in 2007 and the ECHO Classical Award in 2012.
With these projects, the musicians pursue the goal of encouraging individual development through music –
especially, but not only in an educationally disadvantaged environment. The Minister of State for Culture has
designated the Deutsche Kammerphilharmonie Bremen's Future Lab as a model project.
In 2008 the Deutsche Kammerphilharmonie Bremen received the prestigious German Founders Award in
the special award category for its successful combination of entrepreneurship and culture. In 2009 three of
the orchestra's CD releases won ECHO Classical Awards. The
Deutsche Kammerphilharmonie Bremen was honoured with the German Record Critics' Certificate of
Special Merit in 2010 for its complete discography ranging from Bach to Ruzicka. The same year Paavo Järvi
received the ECHO Klassik Award as Conductor of the Year for the Beethoven recordings.
The Deutsche Kammerphilharmonie Bremen is Orchestra in Residence at the Elbphilharmonie
Concerts in Hamburg, “Orchestra of the year” 2016 of Deutschlandradio Kultur and Festival Orchestra
of “Kissinger Sommer”.
2015/16 season only. Please contact Japan Arts if you wish to edit this biography.
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