平成 27 年度事業計画 - 公益社団法人日本フラワーデザイナー協会 (NFD)

平 成 27 年 度 事 業 計 画
(平成27年4月1日~平成28年3月31日)
平成27年度の NFD の社会貢献事業のひとつ、全国障害者スポーツ大会の花束制作を今
年は和歌山県で行います。この事業は今回で12回目になります。NFD の最初の社会貢献
事業であり、今後も続けていく予定です。卒業生応援プロジェクトはあと3年続けますが、
そろそろ終わった後のことを考えておかねばなりません。NFD として3年後に被災地と
学校に何が残せるのか?しっかりとしたプランを立てなければなりません。NFD one leaf
fund の助成金は平成28年度事業から100万円アップし400万円にしました。花の宅配便事
業は平成26年度から始めた盲学校の子供たちがお花を触って理科の勉強やフラワーデザイ
ンの体験レッスンをする事業です。昨年度31校に行きましたが今年も30校で実施します。
多くの会員に感動と楽しさを経験していただきたいと思っています。花の宅配便事業ボラ
ンティア募集にぜひご参加をお願いいたします。
京都市勧業館(みやこめっせ)での日本フラワーデザイン大賞2016は平成28年2月27日
〜28日です。出品する会員の負担を考え、2日間開催にいたしました。
同時に第2回アジア・フラワーデザイナーズフォーラム、第11回NFD全国高校生フラワー
デザインコンテスト、花ファッションデモやブース展示も併催いたします。
フラワーデザイナー資格検定試験や関連する講習会事業、講師・公認校事業はより魅力
的で身につく事業にするべく各部が努力をしておりますので多くの皆様のご参加をお待ち
しています。
平成25年度から始めたディプロマ事業はウエディングフラワーコース560名、高校生フ
ラワーデザインコース218名のインストラクターが登録し、ウエディングフラワーコース
のディプロマは507名に発行しました。平成27年度4月から始めたプリザーブドフラワー
コースは、217名のインストラクターが誕生し、秋にも再度開催の予定です。それぞれ、
資格検定試験に必要な単位に絡ませ、3級受験者へのアプローチを図っています。今年度、
新たに「フラワーデザイナーのためのガーデニングコース」を加えてディプロマ事業の充
実を図る予定です。
今年度を含め、あと2年間約6,000万円の赤字予算を組んだあとは、少しずつ黒字転換
を図る計画で進めて参ります。様々な経費節減が限界に近くなった今、平成27年度は抜本
的な組織と制度の見直しを検討して参りたいと考えていますので、ご協力をよろしくお願
い申し上げます。
理事長 渕 昌 子
総務部(花の図書委員会を含む)
会員管理システムとホームページを活用して、会員数や各種資格の更新の動向に注意し
ながら、会員サービスの充実を図り、迅速な情報公開やクレーム対応ができる体制を整え
ます。諸規程やマニュアルの合理性、現状との整合性について引き続き検証を行い、公益
法人としてのコンプライアンスの強化を図ります。
東日本大震災後、平成26年度年会費の支援を行った会員に対し、平成27年度をもって、
会費支援を終了する案内を送付し、今年度支援を希望する会員向けの寄附金募集を行って
います。
NFD ライブラリーの蔵書構成、閲覧、貸し出し、レファレンスなどの充実を図ります。
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財務部
月次報告を迅速に行うと共に、決算見込額を定期的に予測していきます。また、近い将
来の財務状況を予測し、それを踏まえ、公益法人としてクリアすべき要件を満たしつつ協
会の財産を増やしていく方向性を検討していきます。
助成審査委員会
近年 NFD one leaf fund の応募件数は減少傾向でありましたが、平成27年度の応募は前
年より件数を伸ばすことができました。昨年より PR 先を再検討した結果による増加と思
われます。今年もさらに PR 先を増やし、認知度をアップするように取り組んでいきます。
また平成28年度の助成金事業の募集を、助成金総額を300万円から400万円に増額し、平成
27年8月31日(月)締切りにて実施しています。
会員組織部
4月~6月開催の支部総会への本部役員出向は、昨年出向のなかった支部へ業務執行理
事が出向し、本部施策の説明と会員の方々との質疑応答に充分な時間を取りました。
第15回全国障害者スポーツ大会は10月24日~26日に和歌山県で開催され、NFD の社会
貢献事業として12回目となる花束制作は開催日の前日から3日間で約3,000個を制作予定
です。開催県及び近県の多くの会員・一般ボランティアの方々のご参加をよろしくお願い
します。
7月~8月に全国7カ所でブロック別支部研修会を行います。
「国産花きイノベーション推進事業」の中には、NFD に関連した事業もありますが、各
県により条件は様々です。
企画広報部
月刊『フラワーデザイナー』誌はカットテープ付き封筒で開け易く、宛名ラベルを再剥
離ラベルにすることで分別しやすい工夫を施しました。人気企画「Flower Buzz」は、専
門家の全面協力により内容を更に充実。ファッションに関する連載は、執筆者を桑沢デザ
イン研究所講師の西原明世さんへと変更。巻末には NFD の半年分の予定が分かる「NFD
カレンダー」をレイアウト。切り取り線に沿って切り離すことで、持ち運びし易くなりま
した。
NFD パンフレットもロゴの桜をモチーフにリニューアル。NFD ホームページも4月よ
りシンプルでわかりやすくアップデートしました。昨年11月からスタートした新規事業、
「eラーニング」については、「会員向け無料コース」に限り、会員専用ホームページにロ
グイン後、お申し込み手続き不要でご覧いただけるように変更しました。この機会に、ぜ
ひご覧ください。
花ファッション誌編集委員会
『花 fashion』Vol.6春夏号を4月10日に発行しました。Vol.7秋冬号の発行を10月に予
定しています。
催事部
第10回 NFD 全国高校生フラワーデザインコンテストは「フォト作品」で開催します。第
65回関東東海花の展覧会は群馬県支部が担当いたします。
日本フラワーデザイン大賞2016は、
とき
テーマを「花の季」とし2月27日~28日京都市勧業館(みやこめっせ)において2日間の
開催となります。また、第11回 NFD 全国高校生フラワーデザインコンテストを2月28日に
同時開催いたします。
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技術部
資格検定検討委員会
指導者実力養成ゼミは本年度より各級のABコースが3日間で同時に受講できる会場(東
京のみ)を設定しました。地方の受験者の減少に伴い本部試験の地方での開催が減少しま
した。一方で平成27年4月からフラワーデザイナー資格検定試験受験条件の在籍期間の制
限が無くなり、受験者数が増加傾向にあります。
技術研究委員会
昨年に引き続き、資格検定試験以外のデザイン理論の構築を行います。eラーニングの
内容の充実、番組数の増加に取り組み、更なる充実をはかります。ディプロマ取得者のス
キルアップを手助けする事業を始めます。6月に「花の教科書」を発刊いたします。また、
NFD カレンダーの販売を始めます。
公認校・講師委員会
公認校主宰者対象事業としては、昨年開催した「レッスンアイテム応用ゼミ」に引き続
き、平成27年度は選択テーマを企画しました。実習やデモンストレーションを通してデザ
インのバリエーションを、日々のレッスンアイテムとして提案します。
また、昨年より、公認校更新時のカウント対象事業に「指導者実力養成ゼミ」と「審査
基準統一研修会」などを加え、東京・大阪以外の主宰者でも参加しやすい環境を整えました。
NFD 講師対象事業としては、昨年人気の講習会を継承しつつ、新たに日本フラワーデ
ザイン大賞関連(ブライダルブーケ・フレームデザイン)の講習会を企画し、新しい企画
としてパソコン教室や外国人デザイナーによる講習会も企画しています。
花ファッション委員会
平成27年度は引き続き「わかりやすいトレンドの発信」
、
「内外への周知・伝達」を委員
会目標とします。好評のシーズナルレッスンはオータム、スプリングに加えクリスマスを
開催します。
2016花ファッショントレンドは10月発刊予定の花 fashion 誌上で発表し、平成28年1月
には東京・大阪でより身近に感じられるトレンド発表デモンストレーション、2月の日本
フラワーデザイン大賞2016ではトレンド展示、場内デモンストレーションを予定していま
す。
専門委員会
国際交流委員会
平成27年度のバルバドスでの WAFA インターナショナルセミナーは6月に開催されま
すが、会員の参加者は残念ながら無く、代表で役員1名が出席し出展をします。
「アジア・
デザイナーズフォーラム」は日本フラワーデザイン大賞時に今後も開催予定。経済成長目
覚しいアジアの各国とのフラワーデザインを通じての国際交流とフラワーデザインの新た
な普及に向けて事業を続けていきます。
花とともに委員会(復興支援委員会含む)
「卒業生応援事業」は4年目となります。今年度も約300校に14,000個のコサージを被災
地の子どもたちに届けます。
花とともに普及事業「コサージに愛を込めて」は全国8カ所で開催します。
「花の宅配便」
事業は全国30校で実施する予定です。
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新規事業委員会
平成27年度後半には新たに「フラワーデザイナーのためのガーデニングコース」ディプ
ロマ事業を計画しています。NFD の歴史47年の中で、FD 理論・FD 技術は研究され研鑽
され現在の NFD を作り上げてきました。しかし、花と植物の知識、デザインされた庭や
コンテナガーデンの知識や技術などは、これからの課題ではないでしょうか?花検定にあ
る知識を実践する機会にもなると考えます。またウエディングフラワーコース、高校生フ
ラワーデザインコース、プリザーブドフラワーコースにもステップアップとフォローの機
会を作っていく計画です。
花検定委員会
第2回花検定試験を11月23日に4会場(東京・大阪・名古屋・福岡)で実施予定です。
今回の検定試験は2級から5級までとし、それに伴い5級編のテキストの制作、事前講
習会を開催する予定です。
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