平 成 28 年 度 事 業 計 画 (平成28年4月1日~平成29年3月31日) 概 況 東日本大震災の復興支援事業の「卒業生応援プロジェクト」は 5 年目になります。今年 度も約300校に14,000個のコサージを贈る予定です。 3 年目となる盲学校の生徒の皆さまに花に触れていただく「花の宅配便事業」も継続し て実施します。今年度は盲学校のみではなく、希望により、ろう学校にも輪を拡げ、実施 いたします。第3回「花検定」は平成28年 9 月 4 日に、会場を 5 か所(札幌・東京・名古屋・ 大阪・福岡)に増やして開催します。今回より 1 級を実施、1 級~ 5 級の全級が整いました。 新たな社会貢献事業の「NFD 花の日」は、NFD の設立総会が行われた12月10日または その前後に、全国の NFD 会員の皆さま一人ひとりが、それぞれの地域で花に気持ちを託 してお届けする事業です。お花を通じて元気をつけていただき、一人でも多くの方々に喜 んでいただけることを願っております。 ディプロマ事業にNFDインドアガーデニングコースが増え、現在 4 つのディプロマコー スとして充実しました。平成28年度も新たなディプロマ事業を企画検討いたしております。 NFD 講師の指導により、会員・一般に広く、楽しみ学んでいただく修了証事業です。修 了時希望者には修了証が付与できます。皆さまに、よりお花に興味を持っていただけるよ う更に充実させてまいります。 平成28年度の第12回 NFD 全国高校生フラワーデザインコンテストは、関東、関西開催 のコンテストに出展が難しい地域、特に遠隔地の高校生が多数応募できるよう、フォト作 品によるコンテスト開催となります。 今年度も、組織改革をすすめ、業務執行体制の確立とデザイン・技術・理論の更なる強 化を進めて行きたいと考えております。 NFD は、平成29年は50周年を迎える年となります。本年平成28年12月より 1 年間を「創 立50周年イヤー」として、魅力ある事業を展開し、更なるフラワーデザインの普及に努め てまいります。 皆さまのご理解、ご協力を、どうぞよろしくお願い申し上げます。 理事長 河 合 透 総務部(花の図書委員会を含む) 平成28年度は関連規程や規則に則った運営を行い、会員の在籍継続を促進し退会者を減 らしてゆく体制作りを目指します。同時に諸規程の現状との整合性について検証を行い、 引き続きコンプライアンスの強化に努めます。 「NFD栄誉賞(内山錦吾賞・池田孝二賞) 」と「NFD特別名誉本部講師」をそれぞれ新設し、 前者では組織と技術の発展に尽力いただいた方を表彰、後者においては他の講師や会員の 模範となる方に称号を付与します。 平成29年の創立50周年に向け、 「創立50周年記念式典・パーティー」を来年 1 月10日(火) に品川プリンスホテルにおいて開催を予定、その他フラワー殿堂入りされた新規 2 名を加 えた 7 名のお名前を花ファッションハウス内に刻み顕彰します。 - 35 - 平成28年 4 月14日に発生した熊本地震により被災されました方々には心よりお見舞い申 し上げます。NFDとして会員向け(被災地域の会員の各種支援のために活用) 、一般向け(被 災地域の花き関連支援のために活用)二つの義援金口座を開設しました。皆さまのお心を よろしくお願いします。 花の図書については、会員満足度向上、社会貢献を目指し、平成28年度も引き続き図書 の収集および貸出・閲覧サービス、レファレンスサービスを行います。「フラワーデザイ ナー・本の虫」において図書の紹介を予定しています。 財務部 財務状況を四半期ごとに報告し、今後の財務状況の予測、公益法人の要件をクリアでき るかなどを定期的に検証していきます。 平成28年 6 月からは会員マイページから決済する全ての請求について、従来の決済方法 に加えてクレジットカード決済が使用できる予定です。クレジットカード決済は決済時の 手数料はかかりません。今後も多くの方の利便性を高める体制を検討してまいります。 マイナンバー制度の導入については情報漏洩等がないように適切に対応を整えておりま す。今後、法定調書にマイナンバーの記載が必要な方に対しては番号の取得を依頼するこ ととなりますのでご協力をお願いします。 助成運営委員会 NFD one leaf fund の認知度を上げることを目標とし、PR 先を新たに検討していきま す。また、審査委員のメンバーを一新し、異なる視点から採用がなされることとなりこ れまでとは違った社会貢献事業に寄与できると思われます。 また、平成29年度の助成金総額は300万円を上限とし、平成28年 8 月31日締め切りで 実施しています。 会員組織部 今年度より会員への統一した情報提供の一環として全支部総会にて DVD による本部施 策説明を行います。 7 月には東京にて全国53支部長が一堂に会する全国支部長会議を開催します。 「第16回全国障害者スポーツ大会」は岩手県にて開催されます。今回で13回目となる花 束制作は10月21日〜23日まで同県、近隣の会員、広く一般のボランティア参加を呼びかけ 沢山の手で想いを込めた花束を制作します。 「国産花きイノベーション推進事業」は会員個人として多くの皆さまに携わっていただ けるよう本部でもバックアップしてまいります。 企画広報催事部 企画広報 月刊誌『フラワーデザイナー』は春夏秋冬( 4 ・ 7 ・10・ 1 月)発行となり、回数は 減りますが、その分ページ数を増やし、企画や情報量の豊富な季刊誌を目指します。 6 月には日本フラワーデザイン大賞2016入賞作品集を発刊。 花ファッション誌編纂 秋号 9 月と春号 3 月に発刊することで、引き続き、一般のフラワーデザインファン層 の読者獲得を目指します。 『フラワーデザイナー』の発刊回数が減る分、会員向けには『花 fashion』の折り込みにて、必要な情報をお知らせしていきます。 - 36 - 催事委員会 9 月に第12回 NFD 全国高校生フラワーデザインコンテスト(フォト) を開催。 NFD50周年を記念したデモツアーを 3 月に第 1 回目として仙台で開催し、来年度へと 続けていく予定です。 技術部 今年度より開始した新規事業「エキスパートゼミ」では、初めての試みとして NFD 本 部講師以上を対象として開催します。アレンジメントコース・花束コースを設定し、更な る向上を目指し充実度を高める講習会を提案します。 「指導者スキルアップゼミ」は、今までの「指導者実力養成ゼミ」を再検討、リニュー アルをして開催します。構成学は3級にて実施し、2級・1級は季節の花を中心にテーマ に適した魅力ある花材の組み合わせを紹介します。 平成28年 4 月より本部主催・フラワーデザイナー資格検定試験の審査について、文部科 学省の検定試験の評価ガイドラインに基づき、全国レベルで審査基準の統一が図れるよう 「主任審査員制度」を設けました。本部主催の試験において1名は主任審査員が審査を行 うこととし審査基準の統一を目指します。また、本部試験実施都道府県以外でも条件が整 えば本部試験が実施できるよう前向きに検討します。 事業部 技術研究委員会 人気のにしいたかこゼミ、ウルズラ・ヴェゲナーゼミに加え、今年度は新たに、なか やまれいこプレミアムゼミを開催。また、既存のディプロマインストラクターコースは ウエディングフラワー、プリザーブドフラワー、高校生ためのフラワーデザインの 3 コー スで実施します。ウエディングフラワーインストラクターコースのスキルアップとして、 トレンドを組み込んだウエディングフラワートレンドレクチャー&デモを開催します。 e ラーニングは 4 月 1 日から、クレジット決済の導入により、申込み後すぐに視聴 できるように新たにスタートしました。講師更新や公認校更新にも対応しています。ま た、今年度も NFD オリジナルカレンダーを製作します。 公認校・講師委員会 平成28年度は、公認校対象事業を増やしました。新しい講師を起用し、今までとは違っ た内容で公認校の皆さまのレッスンアイテムとしてご活用いただける様々なバリエー ションを提案します。 また、平成27年度に制定しました公認校への救済制度など新しい施策の浸透を願い該 当者にご案内を送付する予定です。特に、今まで止むを得ず公認校の資格更新ができな かったスクールに対する救済制度は、ご活用いただけますようにと願っています。 NFD 講師対象事業としては、昨年度好評を得た事業を違う地域や地方開催へと企画 しました。年間事業予定を年度初めに告知することにより、全国の会員の皆さまがご自 分のスケジュールの中に受講予定をお入れいただけますようにと思います。これからも 会員の皆さまに望まれる事業内容、日程を検討します。 花ファッション委員会 好評のシーズナルレッスンはオータム、クリスマス、スプリングを実施します。2017 年の花ファッショントレンドは9月に花 fashion 誌上にて発表、 1 月にトレンド発表デ モンストレーションを予定しています。 『フラワーデザイナー』では、新たに花ファッションページ「one up design(ワンナッ - 37 - プデザイン)」を設け、より解りやすい、レッスンや生活に取り入れやすいトレンドの 発信をしていきます。 9 月にトルコ・アンタルヤ国際園芸博覧会にて政府展示に協力し、花ファッションデ ザインチームメンバーが日本館で「実りの秋の百花繚乱」をテーマにブース展示を行い ます。 一般の方々や花業界に広く NFD の花のトレンド「花ファッショントレンド」を広め るため、これまで以上に積極的に異業種などと協力していきます。 内外への発信強化により花ファッショントレンドのさらなる普及に努めます。 専門委員会 国際交流委員会 5 月に北京で開催の第18回中国国際花卉園芸博覧会への正式招聘を受け、NFD とし て役員出向・デモンストレーターを派遣しました。 トルコ・アンタルヤ国際園芸博覧会~ EXPO2016 ANTALYA( 4 月23日~10月30日) に政府出展として花ファッションデザインチームが日本政府館の展示を9月13日~30日 まで行う予定として準備中です。 台湾はFマーク資格検定試験、講師新規登録講習会への対応、講師紹介及び総会への 役員出向等を予定しています。 日本を代表する NFD として国際交流を進めながら、日本(和)のデザインの素晴ら しさを発信してまいります。 新規事業委員会 平成28年度は「NFD インドアガーデニングコースインストラクター講習会」を 9 月 から10月にかけてと来春 3 月に開催。秋の花材を使った講習を実施後、春と秋の作品を 写真に収めたテキストを来春までに発行する予定です。その他、公認校はもとより、個々 に活動されている講師の方々へ新たなプログラムを提案し、フラワーデザインのさらな る普及、FD 人口拡大のために、これまでの常識にとらわれない、新たな事業を推進し てまいります。計画がまとまり次第、随時お知らせします。 IT 委員会 協会ホームページのリニューアル、SNS の活用により支部活動の告知や報告による会 員相互の交流を深めるとともに、広く一般へ NFD の魅力を知っていただくために、花 ファッショントレンドや、卒業生応援プロジェクト、NFD 花の日などでの公益事業の 様子等、タイムリーな情報発信により、NFD の広報活動を充実させていきます。 花とともに委員会 「卒業生応援プロジェクト」 平成29年 3 月で 5 回目となります。もっと簡単に素敵なコサージが作れたらと検討を 重ねています。多くの会員の皆さまのご協力があってこそ実現可能な事業です。今年度 も昨年同様の約14,000個の制作を予定しています。引き続きご協力をお願いします。 「もっと知ろう NFD!」 NFD 本部と会員が一つの目標に向かい話し、語り合う貴重な機会として、より会員 に密着した実施方法での継続を考えてまいります。 「花の宅配便」 今までの盲学校とともに、希望される、ろう学校にも拡げていきます。 「NFD 花の日」 - 38 - 二年目となります今年は50周年イヤーが始まる日となりますので、より多くの会員の 皆さまが参加しそれぞれの地域で実施され、素敵な NFD の記念日になることを願いな がら、広く広報してまいります。 花検定運営委員会 第 3 回花検定を 9 月 4 日(日)に新たに札幌を加え東京・名古屋・大阪・福岡の全国 5 か所で実施予定です。また、今回から 2 級合格者を対象とした 1 級試験を開始します。 昨年に引き続き花検定実施日に合わせ、小学校・中学校・高等学校内で検定を実施し ていただけるモデル実施校を募集し、花検定のさらなる普及を目指します。 資格検定試験基準改正委員会 現行の資格検定試験の課題等の更なる検証を引き続き行い、現代に合ったスタイルで、 かつ確かな理論や技術を継承し、中長期に向け、誰もが受験できる試験制度の確立を目指 す必要があります。今年度は、新制度実現に向け種々協議、検討を推進します。 - 39 -
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