FR鋼に対する対火災安全性チェックシート

ナディアパーク/2階イベントスペース
FR鋼に対する対火災安全性チェックシート
チェック者 会社名:
様式-1
記入日:平成 年 月 日
氏名:
℡:
イベント
イベント名称:
期間:
情 報
概 要:ショー・展示会・販売会・その他( )
機材搬入: 頃開始
機材撤去: 頃完了
判定(1) ●イベントを行うスペースの各面から最短距離(床面)を記入してください
範
囲
入口パイプ柱からの最短距離: 4
m ≧4.0m ⇒ 判定
OK
(a)
信託棟側壁面からの最短距離:
3
m ≧1.8m ⇒ 判定
OK
(b)
公共棟側壁面からの最短距離:
3
m ≧1.8m ⇒ 判定
OK
(c)
6.6 m ≧2.0m ⇒ 判定
OK
(d)
北側1階へのエスカレータから
の最短距離:
判定(2)
●イベントに使用する機材・物品について記入してください
(※FR鋼の対火災安全性の検討で想定した発熱量 : 17,120MJ)
火
災
荷
重
発
熱
量
(1)架設ステージ(高さ2m:スチール足場+木下地コンパネを想定)
⇒ステージ面積:
400 MJ/㎡ =
㎡ 0 MJ ‥①
(2)架設展示パネル(高さ2m:コンパネフラッシュ板を想定)
⇒パネルの長さ:
m 300 MJ/m =
0 MJ ‥②
35 MJ/セット =
0 MJ ‥③
180 MJ/脚 =
0 MJ ‥④
(3)机
⇒折りたたみ机:
セット ⇒ソ フ ァ ー:
脚 (4)物品の詰まったダンボール(重さ10kg程度の大型箱を想定)
個 260 MJ/個 =
⇒木 材 類:
kg 20 MJ/kg =
0 MJ
⇒繊 維 類:
kg 26 MJ/kg =
0 MJ
⇒紙 類:
kg 19 MJ/kg =
0 MJ
⇒ポリエチレン類:
kg 40 MJ/kg =
0 MJ
⇒搬 入 数:
0 MJ ‥⑤
(5)その他
0 MJ
⇒鉄・コンクリート・ガラス類・電気機器類・難燃製品類:
⇒その他:
kg MJ/kg =
0 MJ
kg MJ/kg =
0 MJ
kg MJ/kg =
0 MJ
(5) 小計∑
0 MJ ‥ ⑥
(6)総計
①+②+③+④+⑤+⑥=
総 合
判 定
0 MJ≦17,120MJ⇒判定
●(a)∼(e)がすべて「OK」か否か確認してください。
⇒総合判定:
(e)
『FR鋼に対する対火災安全性チェックシート』について
1/3
1.はじめに
本チェックシートは、イベントスペースで催されるイベントが、FR鋼の対火災安全性の
範囲内であることをチェックし、イベントによりFR鋼の対火災安全性に問題が生じない
ことを確認するためのものである。
2.FR鋼の対火災安全性を確保するための条件
①範囲
火災時の架構の安全性を確保するため、FR鋼は鋼材温度600℃以下としなければ
ならない。よって鋼材温度600℃以下とするためのイベントスペース内とする。
②火災荷重(発熱量)
イベントスペース内の総火災荷重(発熱量の総量)は、想定した火源の発熱量総量
以下、すなわちイベントスペースに設置される機材・備品の発熱量総量≦17,120MJ
(メガジュール)でなければならない。
3.チェックシート内の設定値に対する解説
①範囲
ペデストリアンデッキ入口パイプ柱からの最短距離≧4.0m
ビジネスセンタービル(信託棟)側壁面からの最短距離≧1.8m
デザインセンタービル(公共棟)側壁面からの最短距離≧1.8m
北側1階へのエスカレータからの最短距離≧2.0m
②火災荷重
(1)架設ステージ
設定条件:幅9m
奥行き4mの特設ステージ
構成材料:スチール足場+木下地コンパネ2枚
可燃物:木材(ベニア12.7mm;発熱量18.8MJ/Kg)
可燃物量総重量:740.7kg(ステージ36.0㎡、パネル25.2㎡)
単位面積当たりの発熱量
740.7
18.8/36=386.81MJ/㎡ → 400MJ/㎡ とする
(2)架設展示パネル
設定条件:高さ2m
長さ10m
構成材料:コンパネフラッシュ板
可燃物:木材(ベニア12.7mm;発熱量18.8MJ/Kg)
可燃物量総重量:152.4kg(パネル20.0㎡)
単位長さ当たりの発熱量
152.4
18.8/10=286.51MJ/m → 300MJ/m とする
(3)机・椅子
●折りたたみ机
設定条件:幅0.5m
幅2m程度のスチール製(天板;合板)折りたたみ机
構成材料:鉄、合板(パーティクルボード)
2/3
可燃物:木材(パーティクルボード12.7mm;発熱量11.6MJ/Kg)
可燃物量総重量:34.8kg(天板部3kg)
1セット当たりの発熱量
35MJ/セット とする
●ソファー
設定条件:つめもの椅子
構成材料:ウレタン、塩化ビニールなど
可燃物:塩化ビニール(発熱量18MJ/Kg)
可燃物量総重量:10.0kg
1脚当たりの発熱量
180MJ/脚 とする
(4)物品の詰まったダンボール
設定条件:重さ10kg程度の中身が詰まった大型ダンボール箱
中身については、実際に詰められる可能性のあるもので最も火災荷重の
大きな繊維類(衣料品など)を想定
構成材料:ダンボール、繊維類
可燃物:ダンボール(発熱量13.04MJ/Kg)、繊維類(発熱量25.0MJ/Kg)
可燃物量総重量:10.0kg(うちダンボール0.5kg)
1個当たりの発熱量
16.04
0.5+25
9.5=255.02 → 260MJ/個 とする
(5)その他
●木材類
(アカガシ、アカマツ、イス、オーク、カツラ、クリ、クロマツ、ケヤキ、ツガ、モミ、サワグルミ、サワラ、ジイ、シオジ
シラカシ、スギ、ヒノキ、ホオノキ、ナラ、ブナ)
発熱量平均値:18.29MJ/kg
標準偏差 :1.14MJ/kg
1kg当たりの発熱量
18.29+1.14=19.43 → 20MJ/kg とする
●繊維類
(綿100%、麻100%、レーヨン100%、毛100%、ナイロン100%、アクリル100%
ポリエステル85%+麻15%、ポリエステル80%+麻20%、ポリエステル65%+綿35%
ポリエステル40%+麻60%、ポリエステル35%+アセテート65%、アクリル80%+毛20%
毛80%+レーヨン20%)
発熱量平均値:20.32MJ/kg
標準偏差 :4.94MJ/kg
1kg当たりの発熱量
20.32+4.94=25.28 → 26MJ/kg とする
●紙類
3/3
(セルロース、新聞紙、段ボール箱)
発熱量平均値:16.84MJ/kg
標準偏差 :1.10MJ/kg
1kg当たりの発熱量
16.84+1.10=17.94 → 19MJ/kg とする
●ポリエチレン類(高分子材料)
(ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリイソブチレン、ポリブタディエン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル
ポリ塩化ビニリデン、ポリフッ化ビニリデン、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリロニトリル、ポリオキシメチレン
ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、デルローストリアセテート、ナイロン-6,6、イソブテン)
発熱量平均値:27.62MJ/kg
標準偏差 :11.64MJ/kg
1kg当たりの発熱量
27.62+11.64=39.26 → 40MJ/kg とする
●発熱量を0として取り扱う機器・備品
発熱量が極めて小さい材料や着火点の高い材料については、発熱量総量の計算
の中では、発熱量を0として取り扱う。具体的には、下記に示すような不燃性/
難燃性の素材/製品/備品を対象とする。
素材:鉄、コンクリート、アルミ、ステンレス、ガラス、レンガ、タイルなど
機器:電気機器類(照明、音響、画像、配線)、通信機器類、乗用車(ガソリンがほ
ぼ空の状態)など
備品:商品陳列用のワゴン(スチール製)、パイプ椅子、スチール足場など
●その他
使用する機材・備品の発熱量を個々に計算する。
4.FR鋼の対火災安全性の確認アクションフロー
(1)『FR鋼に対する対火災安全性チェックシート(様式-1)』に所定の事項を記載する
(2)火災荷重の個々の判定を行う
判定(1):イベントスペース範囲内で行われるか否かの判定(判定(a)
(d))
判定(2):イベントで使用する機器備品類の発熱量総量が想定した条件以下
か否かの判定(判定(e))
(3)総合判定を行う
総合判定:判定(1)および判定(2)の個々の判定結果(判定(a)
(e))がすべて
OKであるか否かの判定
(4)確認・修正作業
◎総合判定がOKであれば、FR鋼の対火災安全性に対する確認作業は完了
●総合判定がNGであれば、NGの判定項目の改善を行うべくイベント内容の見直
しを行い、再度(1)から確認作業を行い判定する
(5)ナディアパーク管理室へ提出