速報:ハーバード大学と合同シンポジウムを開催 2015 年 5 月 7 日、昭和女子大学は米国マサチューセッツ州のハーバー シンポジウムは坂東学長の挨拶で幕を開いた。 ド大学で、同大学ウェザーヘッド国際問題研究所日米関係プログラム、ラ 最初に野田議員による基調講演。戦後の女性の社会進出の進歩を評価す イシャワー日本研究所との合同シンポジウム「グローバル化と日本の女性 る一方で政界での遅れを指摘し、少子高齢化・人口減少といった現代的課 の進歩:70 年そしてこれから」を開催した。 題の解決には、女性の活躍と安心して子育てできる社会基盤が不可欠であ 各国で戦後 70 年間を総括する様々なイベントが計画されるなか、本学 り、一層の政治的指導力が必要だと訴えた。 では日本女性たちの地位向上と進歩の歴史を振り返り、これからグローバ 続いて 2 部構成によるシンポジウム。 ルに活躍するに必要な諸策を考える日米合同シンポジウムを検討していた。 第 1 部では終戦からこれまでの日本を総括し、第 2 部でこれからの展望 そして、本学海外キャンパス・昭和ボストンと交流があり、坂東眞理子学 について意見を交換した。スーザン・ファー教授をモデレーターに、坂東 長とも親交の深いハーバード大学ライシャワー日本研究所スーザン・ファー 学長、岩男名誉教授、マルガリータ・エステべス・アベ准教授の 3 人が戦 教授に共催を持ち掛け、同大学における今回のシンポジウムが実現した。 後 70 年の女性の役割の変化について意見を交換した。 ■登壇者 第 2 部ではメアリ・ブリントン教授をモデレーターに、八代特命教授、 基調講演 野田聖子 衆議院議員 キャシー松井氏、グレン・S・フクシマ氏の 3 人で、女性の政策決定への シンポジウム第 1 部 参加を活性化するための諸策を検討した。 スーザン・ファー ハーバード大学教授(モデレーター) 坂東眞理子 昭和女子大学学長 会場となったハーバード大学の大教室は、同大の学生や研究者、昭和女 岩男寿美子 慶應義塾大学名誉教授 子大学の学生ら合計 150 人以上の聴衆を集めた。立ち見が出るほど盛況 マルガリータ・エステべス・アベ シラキュース大学准教授 で聴講者からの質問や意見も多く、4 時間にわたるシンポジウムは成功を シンポジウム第 2 部 収めた。 メアリ・ブリントン ハーバード大学教授(モデレーター) 姫野総領事の閉会の挨拶で、昭和女子大学・ハーバード大学初の合同シ 八代尚宏 昭和女子大学特命教授 ンポジウムの幕は閉じた。 グレン・S・フクシマ元日米商工会議所会頭 終了後、ハーバード大学から東京キャンパスでの共催の提案があり、引 キャシー松井ゴールドマンサックス証券チーフストラテジスト き続き両大学間で連携をはかりながら、様々なシンポジウムを開催する計 閉会挨拶 姫野 勉 在ボストン総領事 画である。
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