平成23年度 第1回 奥州市水道事業運営審議会 会議録

平成 23 年度第1回奥州市水道事業運営審議会
会議の名称
平成 23 年度第1回奥州市水道事業運営審議会
開催日時
平成 23 年8月 24 日(水)
開催場所
奥州市役所 3階 講堂
公開の可否
水道部経営課
傍聴者数
事務局(庶務)
会議録
午前 10 時~午前 11 時 45 分
可
1人
(内、報道関係 0 人)
公表しなかった理由
市長等
小沢奥州市長(所用により中座)
内田新一会長、佐藤英耕委員、及川幸男委員、小澤和枝委員、菅
委
員
出
原昭委員、鈴木弥栄子委員、千田祐委員、徳山伸一委員
(以上8人)
席
者
小野寺正幸水道部長、菊池契経営課長、高橋司工務課長兼江刺分
水道部
(事務局)
室長、菊池恒四郎工務課長補佐兼江刺分室長補佐、千葉裕幸工務
課長補佐、千葉政喜工務課長補佐、及川清経営課長補佐
(以上7人)
欠
菊池直喜委員、及川昭委員、坂本公子委員、菅原真弓委員、菅原
席
委
員
者
善文委員、三浦トシ子委員、峯エイ委員
(以上7人)
報告
(1)水道業務の民間委託の実施状況について
(2)水道部お客様センターの移転及び水道部分室の廃止について
議
題
(3)東日本大震災における水道施設の被害状況について
協議
(1)平成 22 年度水道事業の決算について
① 奥州市水道事業会計決算
② 奥州市簡易水道事業特別会計決算
主な発言要旨
別紙のとおり
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平成 23 年度第1回水道事業運営審議会議での主な発言要旨
開会
・ 小野寺水道部長が定刻(午前 10 時)に開会の宣言を行ない、司会を務めた。
・ 水道事業運営審議会委員7人が欠席である旨を告げた。
小沢市長あいさつ
・ 水道事業にご理解とご協力をいただき感謝申し上げます。
・ 本日は、昨年度から実施いたしました水道業務(水道料金等収納業務・水道施設維持管理
業務)の包括的民間委託の実施状況、そして東日本大震災における水道施設の被害状況等
についてご説明申し上げるとともに、
平成 22 年度の水道事業決算がまとまりましたので、
ご報告し水道事業経営に対するご意見をお伺いしたいと考えています。
・ 委員の皆様には、率直なご意見をお願いし、安心・安全な水道事業運営に役立てて行きた
いと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
会長あいさつ
・ 震災での復旧作業や、今年の夏は暑さも厳しく渇水等で水道部も大変だったと思います。
・ また、社会問題となっている放射能については、水道は安全との事です。
・ 水道業務の委託状況の報告や平成 22 年度の決算について協議を行いますので、ご意見を
お願いします。
報告
・ 内田会長が議長となり進行した。
(1)水道業務の民間委託の実施状況について事務局より説明を求め、資料に基づき菊池経
営課長及び高橋工務課長が説明を行った。
・ 説明後、会長が委員に対して質疑を求めた。
=千田祐委員=
質問:
江刺分室長の勤務場所及びその管理はどの様になっているのか?
回答(菊池経営課長)
: 工務課長と江刺分室長は兼務しており、通常は胆沢総合支所の水道
部に勤務している。江刺分室については、江刺分室長補佐が常時管理している。
質問:
漏水の減免対策はどの様になっているのか?
回答(菊池経営課長)
: 毎月月末に検針を行なっており、その際に漏水を発見することが多
い。発見した場合は、修繕したことを確認し、漏水量の 1/2 を減免している。
=佐藤英耕委員=
質問:
常習的に滞納者がいるようだが、口座振替を推奨しているのか?
回答(菊池経営課長)
: 滞納者や新たに水道利用者に対しては、口座振替を行なうよう指導
を行なっている。また、口座振替を行なっている方でも、残高不足で滞納者となる場合
がある。
また、水道利用者の8割が口座振替、2割が納付書納付となっている。納付書納付の
うち4割程度の方がコンビニエンスストアでの納付となっている。
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質問:
未収となっている水道料金は、翌年度には納入されるのか?
回答(菊池経営課長)
:
水道事業会計は3月 31 日で会計を締めるので、その際の収納率は
97.21%であるが、簡易水道事業特別会計と同じ5月末では 99.5%となっている。未収
になっている水道料金については、翌年度以降も収納に努めている。
=菅原昭委員=
質問:
未納の方は、給水停止を行なっているのか?
回答(菊池経営課長):
給水停止してから納入するという常習的な滞納者もいるが、督促、
催告、停水予告を行い、定期的に給水停止を行っている。
質問:
未納となってから給水停止までの期間はどの程度か?
回答(菊池経営課長)
: 先ほど説明した手順を踏むので、3ヶ月目で給水停止を行っている。
質問:
督促状発送時には、督促料金も加算されるのか?
回答(菊池経営課長)
:
お見込みのとおりです。
=内田会長=
・ 他に質問が無いことから、以上をもって水道業務の民間委託の実施状況については了承す
ることとします。
・ 引き続き(2)水道部お客様センターの移転及び水道部分室の廃止について事務局より説
明を求め、菊池経営課長が資料に基づき説明を行った。
・ 説明後、会長が委員に対して質疑を求めた。
<会場から、
「なし」との声>
=内田会長=
・ 質問が無いことから、以上をもって水道部お客様センターの移転及び水道部分室の廃止に
ついては了承することとします。
・ 引き続き(3)東日本大震災における水道施設の被害状況について事務局より説明を求め、
高橋工務課長が資料に基づき説明を行った。
・ 説明後、会長が委員に対して質疑を求めた。
=千田祐委員=
質問:
地震災害ではかなりの修繕や工事を行なっていると思われるが、国や県の補助はあ
るのか?
回答(高橋工務課長)
:
現在、県と協議を進めており、概ね 58 件、2,700 万円程度の申請
を行なう予定である。ただし、沿岸部の被害が大きく、災害査定はこれからとなって
いる。
質問:
補助は、工事が終わった段階で申請するのか?
回答(高橋工務課長)
: 修繕工事は緊急的に実施しているので、工事や修繕が完了した時点
での申請となる。また、実際の申請は、国庫補助基準に基づく積算となるので、実際
の発注費とは異なる。
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質問:
地震災害による修繕が多額だと思われるが、水道料金の値上げを行なうことなく経
営が行なえるのか?
回答(小野寺水道部長)
:
平成 23 年度は赤字決算が見込まれるものの、今回の災害に限っ
ては、料金値上げには直接つながらないと見込んでいる。
=佐藤英耕委員=
質問:
今回は初めてなので仕方ないとしても、放射能事故が有った場合、時間が経過しな
いうちに測定できるよう、測定器を準備しておく必要があるのではないか?
また、直ぐに測定できない場合でも、採水しておき放射能事故があった時点の測定
が行なえるようマニュアル等で定めておく必要はないか?
回答(高橋工務課長)
:今回の放射能事故に関しては、国が調査場所を指定して検査を行なっ
ている。奥州市では3箇所で調査を行なったが、何れも異常は無かった。
今後の対応に関しては、県等と協議を行ないながら進めて行きたい。
=内田会長=
・ 他に質問が無いことから、以上をもって東日本大震災における水道施設の被害状況につい
ては終了することとします。
・ 引き続き協議に入ります。
協議
・ それでは、
(1)平成 22 年度水道事業の決算について事務局より説明をお願いします。
・ 小野寺水道部長が資料に基づき説明を行った。
・ 説明後、会長が委員に対して質疑を求めた。
=菅原昭委員=
質問:
公債費の関係では、借り換えを行うなどの努力を行なっているようだが、いまだ元
金や利息が高額である。まだ4%程度の利息もあるようだが、更に軽減するよう努めて
はどうか?
回答(小野寺水道部長)
:
平成 23 年度においても借り換えを実施し、5%のものが1%程
度に減少する見込である。ただし、公庫資金を利用しているため、むやみに繰上償還を
行なっても補償金が賦課されるため、国の制度に併せて行っていく必要がある。
=千田祐委員=
質問:
庁舎建設積立金の使途は?
回答(菊池経営課長)
: 旧水沢水道事業所から引継いできた基金である。今後の水道部の組
織体制や事務所の取り扱い等を検討した上で取り扱いを定めたいと考えている。
=及川幸男委員=
質問: 合併時の予測とは裏腹に人口が減少している。また、平成 26 年度からは胆沢ダムか
らの本格受水が開始されると思われるが、将来の水道経営の見通しはどうか?
回答(小野寺水道部長)
:
平成 20 年度に料金改定を行った時と比較すると、大幅に人口が
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減少している。経済状況も思わしくなく、企業や商店での使用水量が大幅に減少して
いる。各家庭においては、節水意識の高揚により使用水量が減少している。また、平
成 26 年度から開始される胆沢ダムからの本格受水と同時に基本料金が高額になる事
から、平成 23 年度に経営計画の見直しを行う予定である。
=内田会長=
・ 他にご意見が無いようですので、以上をもって平成 22 年度水道事業の決算について承認
することとします。
・ これをもちまして本日の水道事業運営審議会の協議を終了いたします。
閉会
・ その他の案件や協議は無く、午前 11 時 45 分に小野寺水道部長が閉会を宣言し、審議会
を終了した。
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