浜野喜史の 今 をお伝えします! 今夏の参議院選挙においては、小林正夫議員が、党内比例得票最多となる 270,285 人もの仲間 の後押しで、3 選を果たしました。皆さんのご協力・ご努力に心から敬意を表します。 小林議員と私は、電力関連産業をはじめとする職場の皆さん強力なご支援で国政に送り出してい ただいております。皆様方のご意見や情報を基に、政治・行政のあり方を正していくことが、私た ちに与えられた役割だと認識しています。皆様方の考えが、私の活動の源泉です。 皆さまのお声をお寄せください。お待ち申しております。 平成 28 年 9 月 最近の国会活動 ∼第 192 回臨時国会に向けて 第 192 回臨時国会は、9 月下旬に開会予定です。まだ未定ではありますが、私は先の通常国会 と同じく議院運営委員会の理事を務める見込みです。また、引き続き、環境委員会と震災復興・原 子力問題特別委員会にも所属希望を出しています。 議院運営委員会理事とは 議院運営委員会理事会は、テレビで中継される予算委員会などとは異なる地味な存在ですが、院 の運営全般に関わる大きな権限を持っています。とりわけ、本会議の審議日程や議案の設定を担っ ており、議院運営委員会理事会の了承がなければ、予算や法案など、どんなに重要な案件であって も審議に入ることさえできません。他にも、通常国会においては、北朝鮮の核実験への非難・抗議 声明など、与野党を超えて賛同を求める決議も行いました。 国民の原子力への信頼回復のために 当選以来所属している環境委員会と震災復興・原子力問題 特別委員会では、原子力規制委員会・規制庁への質問を通じ て、科学的・技術的見地に立った公正な原子力規制行政の実 現を求めています。職場がどんなに努力を重ねても、原子力 規制委員会がきちんと職責を果たし、丁寧な説明を行ってい かなければ国民の原子力への信頼は回復しません。 先の通常国会で取り上げた主な課題をご紹介します。 日本原電敦賀発電所の敷地内破砕帯評価に新たな問題 この評価書については、以前から何度も取り上げてい ます。 これまでは、事業者の意見を聞くことなく評価書が取 りまとめられたり、有識者が文案を最終的に了承した記 録が残っていないなどのずさんな作成プロセスの問題 を追及してきました。先の国会での質疑を通じて、有識 者からの提起もなしに、事務局が発電所の将来を左右し かねないもっとも重要な結論部分の書き換えの提案を 行ったばかりか、その書き換えの材料としてきたピアレ ビュアーのコメントは、今回の評価の対象である 2 号機ではなく、1 号機に関するコメントであっ たことなど、新たな問題が判明しました。 (討議資料) 北陸電力志賀発電所の敷地内破砕帯(シーム)評価にも疑問 この評価書も、事業者の科学的な調査結果を踏まえることなく「(断層が)活動したと解釈する のが合理的」とする結論が取りまとめられています。今後、新たに適合性審査で議論されることに なりますが、評価書をもとに審査を行うのではなく、事業者と十分なコミュニケーションを取りな がら、白紙の状態から科学的・総合的な審査を行うべきであると指摘しています。 原子力発電所の 40 年運転制限の見直しに向けて 現在、原子力発電所は運転開始から 40 年経てば原則的に停止しなければなりません。この 40 年という年数に科学的根拠はなく、国会審議においても「規制委が専門的な観点から検討する」と いう趣旨の説明がされています。ところが、規制委発足から 3 年が過ぎても全く議論は行われて いません。さらには、田中俊一委員長は本年 4 月に記者会見で「40 年は法律で決められた条件だ から、議論してもしょうがない」という趣旨の発言をしています。私はこの明らかな問題発言を問 い、「今後の検討課題である」旨を改めて田中委員長に確認しました。 関西電力高浜発電所の運転差し止めへの責任ある見解を求める 3 月 9 日に、大津地裁は高浜発電所の運転を差し止める仮処分決定を下しました。決定は世界最 高レベルとされる新規制基準を「公共の安寧の基礎とはいえない」とするなど、これまでの原子力 規制行政そのものが否定されています。「新規制基準に責任ある原子力規制員会として、国民に説 明する義務があるのではないか」と田中委員長に見解を問いましたが、「司法の判断であり、コメ ントできない」と逃げの答弁が繰り返され、質問時間切れとなりました。そこで、後日、原子力規 制庁に資料要求を行い、司法判断には踏み込まない形で仮処分決定文における事実誤認を明確にし た文書を引き出しました。 現実的・実効的な地球温暖化対策の推進を主張 先の国会では、地球温暖化対策の推進に関する法律の改正案 に関する審議が行われました。私 は環境省に「地球温暖化対策として、原子力の活用をしっかりと位置づけるべき」と指摘しました。 また、多くの方から懸念が示されている計画内の「2050 年に温室効果ガスを 80%削減」とい う長期目標や、排出量取引制度についても問題を示し、科学的知見の蓄積を踏まえて目標設定を見 直すことや、経済・産業活力を維持・強化しつつ、イノベーションを生み出していくことの重要性 を主張しました。 真正面からの取り組みを続けます 今の我が国は、人口減少時代の入り口に立ち、大きな転機を迎えています。 このような時こそ、先人の築き上げた優れた社会・制度を次世代に継承していくために、人気取 りに陥ることなく、変えることばかりを訴えることなく、非現実的な理想に走ることなく、責任あ る政策を遂行していくことが必要です。 私も、任期の折り返しを迎えました。引き続き、皆さまから御意見を頂きながら、真正面からの 取り組みを進めてまいります。 浜野喜史、こんな人です 昭和 35 年 12 月 21 日兵庫県生まれ、神戸大学経済学部卒業 昭和 58 年 4 月 関西電力株式会社入社 平成 9 年 6 月 関西電力労働組合本部書記長 平成 11 年 9 月 全国電力関連産業労働組合総連合事務局長 平成 17 年 9 月 全国電力関連産業労働組合総連合会長代理 平成 25 年 7 月 参議院議員初当選 現在は環境委員会・東日本大震災復興及び原子力問題特別委員会委員、 議院運営委員会理事。 お問い合わせ・ご連絡は下記にお願いいたします。 浜野喜史事務所 (電話)0365500521 (FAX)0365510521 〒100-8962 東京都千代田区永田町 211 参議院議員会館 521 号室
© Copyright 2024 Paperzz